国土交通省(国交省)は3月4日、搭乗者数抑制について、3月14日から緩和することを発表しました。
緩和されるのは、航空会社に要請している搭乗者数抑制。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミックの影響で、検疫の確実な実施を図るため、行っている抑制です。
3月14日以降の到着便の搭乗者数については、
・本邦航空会社は1週間あたり12,250名以下(変更前の現在は1週間あたり8,750名以下)
・外国航空会社は1便あたり110名以下(変更前の現在は1便あたり120名以下かつ週平均1便あたり100名以下)
にするとしています。(発表に細かくは書いていませんが、国際線に関する事項と思われます)
搭乗者数抑制の緩和は3月1日に行われたばかりですが、世界の感染状況も、日本国内の感染状況も、空港検疫での感染確認状況すらも2%前後の超高率の罹患率が続いて一切改善していない中で、立て続けに緩和が行われることになりました。
年度末・年度初めに間に合うように、とにかく急いでいるのでしょうか。
国内ではまん延防止措置が延長になっているのに、日本国内よりも感染状況の悪い水際対策は緩和する、極めて異常で異様な対応が続いています。
隔離措置を強化したうえでなら、入国者数を増やしても、感染拡大防止という観点では特に問題はないです。しかし、入国者の感染状況が国内よりも酷い今、隔離措置を緩和した中で、入国者数を増やすのは本当に危険です。
■水際対策に伴う搭乗者抑制要請の変更について(国交省公式サイト)
https://www.mlit.go.jp/koku/koku_tk4_000017.html
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