超絶ブラックな人種差別明白な入国状況
法務省は25日、出入国管理統計の2022年1月分の月報を発表しました。2022年1月の日本への入国者数は76,667人で、外国人29,736人・協定該当者7,206人が入国していたことが判明しました。
■総合
2022年1月の入国者数は日本人39,725人・外国人29,736人・協定該当者7,206人=合計76,667人でした。前年(2021年)12月(84,540人)に比べて約8千人弱減・9.3%減です。
前年1月は9日以降入国者全員を対象に検査が始まり、外国人新規入国が「原則」停止され、一部の国で強制隔離も始まった時期です。
2022年の1月は1か月通じて、外国人新規入国の「原則」停止、入国者全員を対象に検査、一部の国は強制隔離も実施されていたため、入国規制を嫌う、不要不急入国者はやや減少したと考えられます。
全体の入国者は減っています。前月と比べると、日本人は4万5千人弱も爆減(前月比-53.0%)、外国人は6千人弱減少(前月比-20.0%)しています。
日本人は、12月から1月の変化割合は、昨年度と同レベルの爆減でした(人数はいずれも増加)。また、出国者数を見ると、日本人は74,982人もいます。日本人は、外国人のように新規入国禁止などの措置を受けていませんから、昨年も今年も同じように、世界で感染が悪化していても、気にもせずに一時帰国した日本人が多かったとみられます。
2022年1月は、空港検疫での陽性者が爆増しました。特に上旬は米軍関係者と思われる陽性者入国が爆増、下旬は南アジア諸国からの陽性者入国が爆増しています。
12月〜年末年始にかけての日本国内の感染者急増を入国者のせいだという意見が多いですが、そうだとすると、12月については、その原因の多くは、一時帰国した日本人自身(在留邦人)だったということになります。
昨年も全く同じことを書きましたが、日本国内では帰省すら憚られていた状況でしたから、そういう動きからすると、海外との不要不急の行き来は控えたいところでした。
毎回毎回長期休暇で在留邦人の不要不急一時帰国でウイルスが密輸、巻き散らかされ、彼らが国外に去った後に国内では感染が爆増する悪循環を、毎回毎回馬鹿みたいに繰り返しているのがはっきりしてしまいました。
また、協定該当者(=米軍関係者)も昨年比+3,616人も急増。入国者の9.4%が米軍関係者でした。当時、米軍基地からオミクロン株が拡大した事で大騒ぎとなっていましたが、出国時に検査していない人が入国者全体も1割もいるのなら、当然、10%近いバカ高い罹患率になることも頷けます。1月の空港検疫での異次元爆増の最大の原因は米軍とはっきり言えそうです。南部アフリカ諸国は即入国停止状態にできる実力を持っているのに、12月の段階で問題になっていていたにもかかわらず、米国に対しては一切対策をしなかったわけですから、これは完全に人災ですね。
それにしても、南部アフリカだけ即入国停止状態にすることや外国人の新規入国を全面禁止にすることは人種差別との批判が非常に強かったわけですが、そんななかでも米国籍者だけはフリー入国とは、二枚舌過ぎる対応で、国が率先して本当に超絶ブラックな人種差別をしていたことがはっきりしてしまいました。自民族が正義だと他民族を武力で蹂躙する情報統制国も顔面真っ青で、赤っ恥な、ホワイトな所が全くない、情報統制国以下の人種差別が、露わになりましたね。外国人の新規入国全面禁止という大嘘情報に、過半数の日本人が歓喜して鼻高々だった「日本人のイメージ変えちゃおうぜ」な人種差別が、国民をあざ笑うかのように実行されていたことになります。
一方で、外国人は昨年比-25,982人と急減。外国人は、昨年1月はベトナムを中心に駆け込み入国とみられる事例が爆増していましたので、入国規制が効果を発揮したと言えます(新規入国禁止後も禁止告知日までに許可されていた人は入国出来ていたため、駆け込み入国が可能でした)。
■空港別
最も入国者が多かった空港は成田国際で39,818人(前年比-7,068人、全入国者の52%(前年比+4P))。
東京国際(羽田)は24,678人(前月比+6,966人、同32%(前年比-2P))。
関西国際(関空)は8,613人(前月比-6,053人、同11%(前年比-2P))。一気に人数が減りました。
中部国際は2,107人(同2.7%)、福岡は1,133人(同1.5%)でした。
入国者が全員米軍関係者と思われるのが、三沢、横田、嘉手納。合わせて265人おり、その多くが検査なしで入国したものとみられます。
定期便就航5空港から入国している米軍関係者は6,969人います。この人たちは検査はしていますが、米国からの入国者は25日着以降は全員が3日間強制隔離対象なのに、米軍関係者は強制隔離対象外だったとみられます。入国者全体の10%近くがリスクを抱えたまま空港外へ出ていたことになります。
■外国籍者の在留資格別
外国人入国者29,736人のうち、再入国は27,721人でした。新規入国は一時停止されましたが、2,015人は新規入国でした。
在留資格別でみると、永住者が6,794人、日本人・永住者の配偶者は3,114人、定住者1,594人、特別永住者497人など、元からの日本在住者がほとんど。家族滞在も3,486人(うち新規入国125人)いました。
外国人新規入国一時停止で人材が入国できないことが問題となっています。
学生関係は、留学1,258人(うち新規入国15人)など。技能実習(1号イ〜3号ロ合計)は511人(全員再入国)でした。
細かい分野別では、技術・人文知識・国際業務6,740人(うち新規入国21人)、経営・管理886人(うち新規入国5人)、技能644人(全員再入国)などで、専門家の再入国はそれなりにいた印象です。
短期滞在は699人(全員新規入国)いました。
■外国籍者の国籍別
外国籍者は国籍別の人数が出ています。その国から来たかどうかは分かりませんが、国籍別をみてみます。
トップは中国で3,063人。米国2,744人、韓国2,672人、インド2,617人、フィリピン2,413人と続いています。
毎週金曜日に厚労省から発表されている検体数を見ると、米国、インドなどが多いです。
■朗報!超詳細!!テーブルデータ公開開始!!!
分析記事は出しませんが、2022年1月分から、入国外国人についての超詳細なテーブルデータの公開が始まりました。
国籍(注:14日間直前滞在国ではない)や性別、年齢、在留資格などを空港別に検索ができます。
どの空港から、どの県居住の、どの国の人が、どんな属性の人が多く入国しているのかを確認できます。
欲を言えば、地位協定該当・非該当、14日間直前滞在国や検査の陽性・陰性、(個人情報保護の観点から無理でしょうが受け入れ責任企業名)などの情報がリンクされていると、感染防止に役立てられると思うのですが、、、。
入国日本人についても、詳細を公開してほしい所ですが、無理でしょうね。
どこまで感染防止に役立つかは分かりませんが、一つの参考にしたいですね。
空港検疫での国籍別の感染状況については、詳細を別途アップします。
<2022年1月入国者数>
入国者計 76,667人(前年 84,540人/△9.3%)
日 本 人 39,725人(前年 25,232人/+57.4%)
外 国 人 29,736人(前年 55,718人/△46.6%)
協定該当者 7,206人(前年 3,590人/+100.7%)
<2022年1月空港別入国者数> 日本人・外国人・協定該当者の3分類
<空港>
三 沢 240人(外国人 0人、協定該当者 237人)
成田国際39,818人(外国人17,180人、協定該当者3,585人)
東京国際24,678人(外国人 7,575人、協定該当者2,828人)
中部国際 2,107人(外国人 950人、協定該当者 0人)
関西国際 8,613人(外国人 3,497人、協定該当者 519人)
福 岡 1,133人(外国人 532人、協定該当者 37人)
<軍用飛行場>
横 田 4人(外国人 0人、協定該当者 0人)
嘉 手 納 21人(外国人 1人、協定該当者 0人)
※新千歳は出国が79人いました。チャーター便が飛んだものとみられます。
<2022年1月外国籍者の国籍別入国者数 上位15位>
◆:前年1月は1月8日迄入国時検査が対象外だった国(14日間自主隔離は必須)
矢印は、前年1月と比較したときの人数増減状況
中 国◆3,063↓激減(前年比-9,013)
米 国 2,744↑急増(前年比+1,111)
韓 国◆2,672↓急減(前年比-966)
イ ン ド 2,617↑急増(前年比+1,545)
フィリピン 2,413↓急減(前年比-619)
ネパール 1,687↑
ブラジル 1,576↑
パキスタン 986↓
フランス 932↑
タ イ◆ 864↓
台 湾◆ 826↓
スリランカ◆ 726
英 国 705
インドネシア 617↓
ベトナム◆ 531↓超激減(前年比-19,587)
■出入国管理統計統計表(法務省公式サイト)
http://www.moj.go.jp/isa/policies/statistics/toukei_ichiran_nyukan.html
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