外務省は1日、感染症危険情報レベルを大幅に引き下げました。
レベルが変更されたのは、レベル3(渡航は止めてください。(渡航中止勧告))だった106か国・地域。レベル2(不要不急の渡航はやめてください。)へ引き下げられました。
「各国・地域の実情を総合的に勘案した上で、今般、感染症危険情報レベルを見直す」としています。
引き下げが行われたのは、インド、インドネシア、カンボジア、スリランカ、タイ、ネパール、パキスタン、バングラデシュ、東ティモール、フィリピン、ブータン、ミャンマー、マレーシア、モルディブ、モンゴル、フィジー、米国、カナダ、アルゼンチン、アンティグア・バーブーダ、ウルグアイ、エクアドル、エルサルバドル、ガイアナ、キューバ、コスタリカ、コロンビア、スリナム、セントクリストファー・ネービス、チリ、ドミニカ国、ドミニカ共和国、トリニダード・トバゴ、ニカラグア、パナマ、バハマ、パラグアイ、バルバドス、ブラジル、ベネズエラ、ベリーズ、ペルー、ボリビア、ホンジュラス、メキシコ、アイスランド、アイルランド、アゼルバイジャン、アルバニア、アンドラ、イタリア、ウズベキスタン、英国、オーストリア、オランダ、カザフスタン、北マケドニア、キプロス、ギリシャ、クロアチア、コソボ、サンマリノ、ジョージア、スイス、スウェーデン、スペイン、スロベニア、セルビア、タジキスタン、チェコ、デンマーク、ドイツ、ノルウェー、バチカン、ハンガリー、フィンランド、フランス、ベルギー、ポーランド、ポルトガル、マルタ、モナコ、モンテネグロ、ラトビア、リトアニア、リヒテンシュタイン、ルーマニア、ルクセンブルク、アラブ首長国連邦、イスラエル、イラン、オマーン、カタール、クウェート、サウジアラビア、トルコ、バーレーン、ヨルダン、カーボベルデ、セーシェル、チュニジア、ボツワナ、モザンビーク、モーリシャス、モロッコ、ルワンダの106か国・地域です。
2月から3月にかけて、空港検疫では、レベル2のベトナムや韓国などからの入国者の陽性事例が激増しており、レベル3とレベル2の指定基準の不明瞭さが際立っていました。
欧州や東南アジアを中心に現地感染の酷さはまだまだ継続しています。しかし、多くの国で渡航中止勧告が解かれたため、日本人の海外渡航者が増加するとみられるほか、水際対策に伴う入国時の各種制約に対する反発も強まるものとみられます。
今回の変更により、感染症危険情報レベルがレベル3以上の国は、56か国に減少。世界最悪の感染状況の韓国などはレベル引き上げは行われず、ドイツや米国などはレベルが引き下げられています。一方で、感染が小康状態のアフリカ諸国はレベル3が継続しているところが多く見られる状況です。
■各国に対する感染症危険情報の発出(レベルの引下げ及び維持)(外務省公式サイト)
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pchazardspecificinfo_2022T038.html#ad-image-0
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