イカロス出版は4月30日、月刊エアライン第42巻第6号(2022年5月号、定価1,430円)を発売しました。「ニッポンの空港」と称し、82ページに及ぶ特集で、全国の空港を取り上げています。旅行が憚られるコロナ禍、誌上で全国の空港を旅してみませんか?
日本には全部で97の空港があります。しかし、定期的運航便の飛ばない空港はあまり注目されず、なかなか全空港を網羅する特集や書籍が出版されていません。
そんな中で「全85空港(プラス11)」として大々的に特集が組まれたことから、休止中空港を除いた?全空港(96空港)をほぼ初めて網羅したとみられる特集・書籍として期待の内容になっています。
一部の離島では来島自粛を求めているところもあってなかなか全国の空港訪問は出来ず、不要不急の旅行が憚られるコロナ禍。空港になかなか行けない代わりに、誌上で全国の空港を旅してみませんか?
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ということで、空港マニヤとしては絶対に逃がせないと取り上げた特集だったのですが、、、。
今回の特集は、全97空港のうち、定期的運航便が飛んでいる85空港を「全85空港」と表現して取り上げていました。これに「(プラス11)」としていたので、定期的運航便の飛んでいない空港が特集されていると思ったのですが、、、。
何故か千歳と大分県央の2空港が抜けており、代わりに、休止中の礼文が写真入りで入り、何故か空港ではない広島へリポートが取り上げられています。千歳は新千歳と一体のようなものですし、記事でも新千歳の項目の中で言及されているのでまだマシ。しかし、航空会社の常駐もない空港が取り上げられる中、大分空港との間で貸し切り飛行も可能な大分県央飛行場が取り上げられないという非常に残念な事態になっていましました。
広島へリポートは元空港ということで取り上げたのだと思うのですが、それなら、弟子屈や移転空港は仕方ないにしても、枕崎も取り上げてくれないとなんとなく不公平感が漂います。
別空港の写真が掲載されているのが何か所もあるなど、校閲も間に合っていないようでした。
何年後になるか分かりませんが、次の特集には、コンプリートなものが出ることを期待するとしましょう、、、。
来月号辺り、大分県央飛行場・九州航空を大々的に特集組んで、離島路線を除くと結構珍しい同一県内航空路線がある空港として、航空ファンに対してぜひPRしてもらいたいですね。
ちなみに、大分県央飛行場のある豊後大野は温泉県なのに温泉がないからとサウナでPRしています。イヤイヤ、豊後大野は国内でも珍しい97か所しかない大空へ行ける拠点です。温泉やサウナと同じく、ほっこり天にも昇る気分を味わえます。湯〜園地みたいにサウナフライトできるチャンスですよ(4月1日じゃなくてごめんなさい)!
◆特集されている空港(掲載順)
(2ページ)東京国際、成田国際、関西国際、大阪国際、中部国際、新千歳、福岡、那覇
(1ページ)函館、仙台、名古屋(県営名古屋表記)、出雲、北九州、鹿児島、下地島、新石垣(石垣表記)
(2/3ページ)新潟、神戸、広島、岡山、福江、熊本、奄美、宮古、与那国
(1/2ページ)稚内、紋別、女満別、中標津、釧路、帯広、旭川、札幌(丘珠表記)、青森、三沢、秋田、大館能代、花巻、福島、山形、庄内、百里(茨城表記)、大島、八丈島、富山、能登、小松、静岡、松本、南紀白浜、但馬、鳥取、美保(米子表記)、隠岐、石見、山口宇部、岩国、高松、徳島、松山、高知、佐賀、長崎、対馬、壱岐、大分、宮崎、種子島、屋久島、北大東・南大東(区切り線なし)
(1/2ページ 3レター表記無)調布
(1/3ページ)利尻、奥尻、三宅島、天草、喜界、久米島、粟国、多良間
(1/3ページ 3レター表記無)新島、神津島、徳之島、沖永良部、与論
(枠外1/2ページ 3レター表記無)福井
(枠外1/3ページ 3レター表記有)礼文
(枠外1/3ページ 3レター表記無)佐渡、八尾、岡南、波照間
(枠外1/6ページ 3レター表記無・写真無)小値賀、上五島、慶良間、伊江島
◆なぜか特集されている空港以外の施設(掲載順)
(枠外1/3ページ)広島へリポート
◆なぜか特集されていない空港
(0ページ)千歳(新千歳の項目で言及有)、大分県央
■月刊エアライン(イカロス出版公式サイト)
https://www.ikaros.jp/sales/list.php?tidx=2
■大分県央飛行場空港概要(日本空港情報館ブログ内紹介ページ)
https://johokotu.seesaa.net/article/146267923.html
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ラベル:雑誌