◇空港検疫(週間速報)4月2週目
検体百人超なのに罹患率3%超の危険国やっとなくなる
5か月ぶりに罹患率1%下回る
外国籍者の罹患率が大幅改善
厚生労働省(厚労省)は5月6日、空港検疫での新型コロナウイルス感染症検査状況の4月2週目(4月10日〜4月16日)分の速報値を発表しました。
厚労省の速報は、週間の検体数と陽性者数を、日本国籍者、外国籍者別に、滞在国ごとに出した非常に細かいデータです。2020年11月11日以降毎週金曜日に過去4週間分が発表されています。5月6日の公表で、2020年10月4日〜2022年4月16日分が公表されたことになります。
速報のため、日々の発表のデータとかなりのズレが生じてる場合もありますが、分析に活用できます。
■[罹患状況推移分析] 5か月ぶりに罹患率1%下回る
2020年
10/04-10/10 検体12,421・陽性57=罹患率0.46%(日本国籍0.46%:外国籍0.46%)
10/11-10/17 検体 7,364・陽性24=罹患率0.33%(日本国籍0.29%:外国籍0.34%)
10/18-10/24 検体12,213・陽性46=罹患率0.38%(日本国籍0.39%:外国籍0.37%)
10/25-10/31 検体17,833・陽性47=罹患率0.26%(日本国籍0.22%:外国籍0.29%)
<11/01〜入国者の多い低感染国9か国が検査解除>
11/01-11/07 検体10,589・陽性84=罹患率0.79%(日本国籍0.75%:外国籍0.83%)
11/08-11/14 検体10,823・陽性89=罹患率0.82%(日本国籍0.54%:外国籍1.02%)
11/15-11/21 検体11,627・陽性79=罹患率0.68%(日本国籍0.52%:外国籍0.79%)
11/22-11/28 検体13,789・陽性90=罹患率0.65%(日本国籍0.61%:外国籍0.65%)
11/29-12/05 検体14,226・陽性89=罹患率0.63%(日本国籍0.50%:外国籍0.74%)
12/06-12/12 検体16,488・陽性86=罹患率0.52%(日本国籍0.43%:外国籍0.64%)
12/13-12/19 検体18,554・陽性74=罹患率0.40%(日本国籍0.28%:外国籍0.62%)
12/20-12/26 検体18,835・陽性98=罹患率0.52%(日本国籍0.51%:外国籍0.54%)
12/27-01/02 検体13,123・陽性83=罹患率0.63%(日本国籍0.49%:外国籍0.75%)
2021年
01/03-01/09 検体14,098・陽性76=罹患率0.54%(日本国籍0.23%:外国籍0.72%)
<01/09〜全入国者検査開始>
01/10-01/16 検体21,399・陽性67=罹患率0.31%(日本国籍0.31%:外国籍0.31%)
01/17-01/23 検体22,678・陽性41=罹患率0.18%(日本国籍0.31%:外国籍0.15%)
01/24-01/30 検体10,076・陽性25=罹患率0.25%(日本国籍0.12%:外国籍0.37%)
01/31-02/06 検体10,435・陽性20=罹患率0.19%(日本国籍0.13%:外国籍0.27%)
02/07-02/13 検体 9,423・陽性19=罹患率0.20%(日本国籍0.15%:外国籍0.26%)
02/14-02/20 検体 9,523・陽性19=罹患率0.20%(日本国籍0.11%:外国籍0.28%)
02/21-02/27 検体11,779・陽性23=罹患率0.20%(日本国籍0.22%:外国籍0.17%)
02/28-03/06 検体14,086・陽性29=罹患率0.21%(日本国籍0.16%:外国籍0.26%)
03/07-03/13 検体14,467・陽性27=罹患率0.19%(日本国籍0.14%:外国籍0.25%)
03/14-03/20 検体17,879・陽性49=罹患率0.27%(日本国籍0.20%:外国籍0.41%)
03/21-03/27 検体14,040・陽性42=罹患率0.30%(日本国籍0.15%:外国籍0.48%)
03/28-04/03 検体14,615・陽性70=罹患率0.48%(日本国籍0.24%:外国籍0.81%)
04/04-04/10 検体12,694・陽性62=罹患率0.49%(日本国籍0.16%:外国籍0.85%)
04/11-04/17 検体11,974・陽性74=罹患率0.62%(日本国籍0.40%:外国籍0.90%)
04/18-04/24 検体11,268・陽性60=罹患率0.53%(日本国籍0.26%:外国籍0.89%)
04/25-05/01 検体13,039・陽性95=罹患率0.73%(日本国籍0.29%:外国籍1.30%)
05/02-05/08 検体11,551・陽性82=罹患率0.71%(日本国籍0.25%:外国籍1.29%)
05/09-05/15 検体12,891・陽性50=罹患率0.39%(日本国籍0.23%:外国籍0.59%)
05/16-05/22 検体11,644・陽性39=罹患率0.33%(日本国籍0.33%:外国籍0.34%)
05/23-05/29 検体13,680・陽性32=罹患率0.23%(日本国籍0.19%:外国籍0.29%)
05/30-06/05 検体16,066・陽性40=罹患率0.25%(日本国籍0.14%:外国籍0.41%)
06/06-06/12 検体16,515・陽性17=罹患率0.10%(日本国籍0.08%:外国籍0.14%)
06/13-06/19 検体16,771・陽性44=罹患率0.26%(日本国籍0.18%:外国籍0.39%)
06/20-06/26 検体16,536・陽性45=罹患率0.27%(日本国籍0.19%:外国籍0.41%)
06/27-07/03 検体22,338・陽性60=罹患率0.27%(日本国籍0.24%:外国籍0.32%)
07/04-07/10 検体23,362・陽性79=罹患率0.34%(日本国籍0.38%:外国籍0.29%)
07/11-07/17 検体32,329・陽性97=罹患率0.30%(日本国籍0.44%:外国籍0.22%)
07/18-07/24 検体35,885・陽性67=罹患率0.19%(日本国籍0.33%:外国籍0.13%)
07/25-07/31 検体24,273・陽性89=罹患率0.37%(日本国籍0.50%:外国籍0.24%)
08/01-08/07 検体21,987・陽性94=罹患率0.43%(日本国籍0.33%:外国籍0.57%)
08/08-08/14 検体19,809・陽性78=罹患率0.39%(日本国籍0.37%:外国籍0.42%)
08/15-08/21 検体25,444・陽性101=罹患率0.40%(日本国籍0.38%:外国籍0.40%)
08/22-08/28 検体20,067・陽性69=罹患率0.34%(日本国籍0.30%:外国籍0.38%)
08/29-09/04 検体18,832・陽性86=罹患率0.46%(日本国籍0.32%:外国籍0.60%)
09/05-09/11 検体17,834・陽性78=罹患率0.44%(日本国籍0.29%:外国籍0.58%)
09/12-09/18 検体16,952・陽性56=罹患率0.33%(日本国籍0.19%:外国籍0.49%)
09/19-09/25 検体16,964・陽性56=罹患率0.33%(日本国籍0.13%:外国籍0.48%)
09/26-10/02 検体21,484・陽性71=罹患率0.33%(日本国籍0.17%:外国籍0.49%)
10/03-10/09 検体17,264・陽性43=罹患率0.25%(日本国籍0.10%:外国籍0.40%)
10/10-10/16 検体18,780・陽性46=罹患率0.24%(日本国籍0.23%:外国籍0.26%)
10/17-10/23 検体19,305・陽性45=罹患率0.23%(日本国籍0.19%:外国籍0.27%)
10/24-10/30 検体20,038・陽性34=罹患率0.17%(日本国籍0.13%:外国籍0.21%)
10/31-11/06 検体21,718・陽性58=罹患率0.27%(日本国籍0.27%:外国籍0.27%)
11/07-11/13 検体21,462・陽性47=罹患率0.22%(日本国籍0.18%:外国籍0.26%)
11/14-11/20 検体21,739・陽性45=罹患率0.21%(日本国籍0.16%:外国籍0.26%)
11/21-11/27 検体24,309・陽性46=罹患率0.19%(日本国籍0.16%:外国籍0.22%)
11/28-12/04 検体28,216・陽性71=罹患率0.25%(日本国籍0.20%:外国籍0.33%)
12/05-12/11 検体29,138・陽性86=罹患率0.30%(日本国籍0.28%:外国籍0.32%)
12/12-12/18 検体30,643・陽性167=罹患率0.54%(日本国籍0.56%:外国籍0.48%)
12/19-12/25 検体27,769・陽性321=罹患率1.16%(日本国籍1.22%:外国籍0.94%)
12/26-01/01 検体17,094・陽性494=罹患率2.89%(日本国籍2.11%:外国籍4.05%)※
01/02-01/08 検体21,488・陽性1,135=罹患率5.28%(日本国籍5.00%:外国籍5.54%)
01/09-01/15 検体20,185・陽性1,087=罹患率5.39%(日本国籍4.14%:外国籍6.42%)
01/16-01/22 検体16,973・陽性1,051=罹患率6.19%(日本国籍3.33%:外国籍8.84%)
01/23-01/29 検体16,342・陽性745=罹患率4.56%(日本国籍2.57%:外国籍6.90%)
01/30-02/05 検体15,382・陽性604=罹患率3.93%(日本国籍2.72%:外国籍5.30%)
02/06-02/12 検体16,881・陽性357=罹患率2.11%(日本国籍1.65%:外国籍2.53%)
02/13-02/19 検体18,436・陽性380=罹患率2.06%(日本国籍1.74%:外国籍2.37%)
02/20-02/26 検体20,729・陽性395=罹患率1.91%(日本国籍1.70%:外国籍2.14%)
02/27-03/05 検体26,014・陽性393=罹患率1.51%(日本国籍1.15%:外国籍1.95%)
03/06-03/12 検体32,360・陽性476=罹患率1.47%(日本国籍1.04%:外国籍2.04%)
03/13-03/19 検体44,626・陽性615=罹患率1.38%(日本国籍0.98%:外国籍1.89%)
03/20-03/26 検体51,546・陽性702=罹患率1.36%(日本国籍1.05%:外国籍1.62%)
03/27-04/02 検体63,169・陽性821=罹患率1.30%(日本国籍0.99%:外国籍1.51%)
04/03-04/09 検体62,997・陽性725=罹患率1.15%(日本国籍0.99%:外国籍1.25%)
04/10-04/16 検体63,038・陽性541=罹患率0.86%(日本国籍0.97%:外国籍0.79%)
・検体数(発表値)
日本人:22,959件 前週比-1,112件の急減。2週連続減少。
外国人:40,079件 前週比+1,152件の急増。10週連続増加。
合 計:63,038件 前週比+40件の微増。
日外比率は前週1:1.62→今週1:1.75で、外国籍者が急増を続けています。
検査対象が全入国者になっています。検査数(≒入国者)の多さは、前週同様に米国、ベトナム、中国(香港・澳門含む)、フィリピン、インドネシアの順でした。
・陽性数(発表値)
日本人:223人 前週比-15人と減少。2週連続減少。
外国人:318人 前週比-169人と急減。2週連続減少。
合 計:541人 前週比-184人と急減。2週連続減少。
日外比率は前週1:2.05→今週1:1.43で、外国籍者への偏り傾向が一気に鈍化しています。
・罹患率(計算値)
日本人:0.97% 前週比-0.02Pと微減(改善)。
外国人:0.79% 前週比-0.46Pと減少(改善)。
合 計:0.86% 前週比-0.29Pと減少(改善)。
前週と比べると、日本国籍者は、検体数が5%減少に対して陽性者数は6%減少。外国籍者は検査数が3%増加に対して陽性者数は35%減少。
この結果、罹患率は、日本国籍者は横ばいに近い微減(改善)、外国籍者一気の減少(改善)でした。
全体の罹患率は前週1.15%→今週0.86%と減少(改善)。
オミクロン株の影響が出始めた昨年12月12日の週以来、5か月ぶりにやっと1%(100人に1人陽性)を切りました。
■[陽性者数多い国分析] 58か国とさらに増加で多め続く/欧州増加中/20人超7か国も
今週陽性者が確認されたのは、前週に続いて陽性者が出ているベトナム9、米国・、英国・、タイ16、韓国11、フランス23、豪州7、フィリピン17、ドイツ20、スイス18、インドネシア14、イタリア17、スペイン18、カナダ18、スリランカ13、インド16、シンガポール11、カンボジア5、アラブ首長国連邦(UAE)18、フィンランド1、パキスタン16、ロシア17、ミャンマー4、マレーシア10、ベルギー7、ニュージーランド1、オーストリア1、モンゴル4、マルタ3、ハンガリー2、ネパール1、中国(香港・澳門含む)8、チェコ1、イスラエル4、アイルランド4などを含めて58か国(前週比+7)からの入国者に陽性者が出ました。多めが続いており、なかなか減ってきません。
トルコが14週ぶり、サウジアラビアが7週ぶり、ルーマニア、オーストリアが5週ぶりに陽性者が出ませんでした。
陽性者数の多さは、この順番に、日本国内で撒き散らす人数の多い(日本国内へのウイルス密輸件数が多い)危険な国ランキングと考えて頂ければ良いと思います。
[ベトナム] この週は強制隔離たった3日間
最悪の国は、9週前から爆増が始まったベトナムで173人(前週比-134)。異常状態ですが、かなり人数は減っています。
日本国籍者は検体610件(前週比-35)/陽性2人(前週比-14)、外国籍者は検体6,328件(前週比+318)/陽性171人(前週比-120)。陽性が多いのに、どんどん入国者数が増えています。
罹患率は、日本国籍者が前週2.48%→今週0.33%、外国籍者が前週4.84%→今週2.70%です。陽性人数は非常に多いですが、検体数も非常に多いので、全体の罹患率は2%台です。
[米 国] この週は強制隔離なし!!!!!
悪化が続いている米国は57人(前週比+13)と一気に50人超えとなってしまいました。6週連続増加です。
日本国籍者は検体6,121件(前週比+484)/陽性40人(前週比+15)、外国籍者は検体2,839件(前週比-249)/陽性17人(前週比-2)。
罹患率は、日本国籍者が前週0.44%→今週0.65%、外国籍者が前週0.62%→今週0.60%。陽性人数は非常に多いですが、検体数も非常に多いので、罹患率は薄まっています。1%台を切ったまま0.6%台です。
[英 国] この週は強制隔離なし!!!!!
英国もまだ悪い状況が続いており35人(前週比-4)でした。減少になりましたが、まだ30人超えの異常状態です。
日本国籍者は検体1,136件(前週比-383)/陽性28人(前週比+2)、外国籍者は検体550人(前週比+19)/陽性7人(前週比-6)。
罹患率は、日本国籍者が前週1.71%→今週2.46%、外国籍者が前週2.45%→今週1.27%。日本国籍者が一気に悪くなっています。陽性人数は多いですが、検体数も多いので、罹患率は薄まっています。全体の罹患率は2%台です。
[韓 国] この週は強制隔離たった3日間
韓国が34人(前週比-33人)と一気に半減。やっと減少になりましたが、まだ30人超えの異常状態です。
日本国籍者は検体510件(前週比-7)/陽性6人(前週比-4)、外国籍者は検体2,375人(前週比-236)/陽性28人(前週比-29)。外国籍者が大幅改善しています。
罹患率は、日本国籍者が前週1.93%→今週1.18%、外国籍者が前週2.18%→今週1.18%です。陽性人数は多いですが、検体数も多いので、罹患率は薄まっています。全体の罹患率は1%台です。
[タ イ] この週は強制隔離なし!!!!!
最も陽性人数が増えたのがタイで34人(前週比+14)。再び悪化して30人を超えました。
日本国籍者は検体2,217件(前週比-1,174)/陽性18人(前週比+4)、外国籍者は検体1,106件(前週比-45)/陽性16人(前週比+10)。検体数が大幅減少の中、陽性者数が急増しており、危険です。
罹患率は、日本国籍者が前週0.41%→今週0.81%、外国籍者が前週0.52%→今週1.45%です。陽性人数は多いですが、検体数も非常に多いので、罹患率は薄まっています。全体の罹患率は1%台です。
[フランス] この週は強制隔離なし!!!!!
32人(前週比±0)で横ばい。30人超えの多い状態が続いています。
日本国籍者は検体702件(前週比+16)/陽性26人(前週比+6)、外国籍者は検体472件(前週比-28)/陽性6人(前週比-6)。
罹患率は、日本国籍者が前週2.92%→今週3.70%、外国籍者が前週2.40%→今週1.27%。日本国籍者が3%を超えてしまいました。陽性人数は多いですが、検体数も多いので、罹患率は薄まっています。全体の罹患率は2%台です。
[豪 州] この週は強制隔離なし!!!!!
24人(前週比+11)と一気に悪化しました。
日本国籍者は検体1,160件(前週比-30)/陽性19人(前週比+8)、外国籍者は検体417人(前週比+16)/陽性5人(前週比+3)。
罹患率は、日本国籍者が前週0.92%→今週1.64%、外国籍者が前週0.50%→今週1.20%。陽性人数は多いですが、検体数も多いので、罹患率は薄まっています。全体の罹患率は1%台です。
20人以上は7か国(前週比±0)で横ばいです。
[フィリピン] この週は強制隔離なし!!!!!
13人(前週比+4)と10人超えとなりました。今年に入ってから低めが続いていましたが、少し出始めた印象です。
日本国籍者は検体1,040件(前週比+147)/陽性6人(前週比+3)、外国籍者は検体3,615人(前週比-136)/陽性7人(前週比+1)。
罹患率は、日本国籍者が前週0.34%→今週0.58%、外国籍者が前週0.16%→今週0.19%。陽性人数は多いですが、検体数も非常に多いので、全体の罹患率は1%を切って0.2%台でした。
[ドイツ] この週は強制隔離なし!!!!!
前週に倍増し多い状態が続いているドイツが12人(前週比-8)。
日本国籍者は検体908件(前週比+67)/陽性10人(前週比-4)、外国籍者は検体433人(前週比-68)/陽性2人(前週比-4)。
罹患率は、日本国籍者が前週1.66%→今週1.10%、外国籍者が前週1.12%→今週0.46%。陽性人数は多いですが、検体数も多いので、全体の罹患率は1%を切って0.8%台でした。
[スイス] この週は強制隔離なし!!!!!
多い状況が続いており、10人(前週比±0)。
日本国籍者は検体423件(前週比+73)/陽性7人(前週比-2)、外国籍者は検体144人(前週比+5)/陽性3人(前週比+2)。
罹患率は、日本国籍者が前週2.57%→今週1.65%、外国籍者が前週0.72%→今週2.08%。外国籍者が一気に悪化しています。陽性人数は多いですが、検体数も多いので、罹患率は薄まっています。全体の罹患率は1%台です。
10人超えは以上の10か国(前週比-4)。減少しました。
東南アジア各国は引き続き爆増しています。また、欧米が増加気味になっているが一目瞭然です。いずれも非常に危険な地域と言えそうです。
[その他の国]
10人未満は、9人が2か国。イタリア(前週比-3)、インドネシア(前週比-2)です。ともに10人未満となりました。
イタリアは、日8・外1。罹患率は、検体数が多めのため、全体では1%台で収まっています。
インドネシアは、日3・外6。罹患率は、検体数が非常に多いため、全体では0.2%台です。
8人だったのはカナダ(前週比-9)、スペイン(前週比-2)の2か国。ともに10人未満となりました。特にカナダは半減とだいぶ改善しています。
カナダは、日7・外1。罹患率は、検体数が多いため、全体では0.9%台です。
スペインは、日4・外4。罹患率は、外国籍者は3%台。全体でも2%台とまだ危険です。
スリランカ(前週比-2)の1か国が7人でした。
スリランカは、日0・外7。外国籍者に偏っています。罹患率は、検体数が多めのため、全体では0.8%台です。
6人の国はなく、5人はインド(前週比-5)の1か国。10人未満となりました。
インドは、日1・外4。罹患率は、検体数が多いため、全体では0.3%台です。
アラブ首長国連邦(UAE)(前週比-3)、カンボジア(前週比±0)、シンガポール(前週比-3)の3か国が4人でした。
UAEは、日3・外1。罹患率は、検体数が多めのため、全体では0.7%台です。
カンボジアは、日1・外3。罹患率は、検体数が多めのため、全体では0.5%台です。
シンガポールは、日3・外1。罹患率は、検体数が多いため、全体では0.3%台です。
3人はパキスタン(前週比-2)、フィンランド(前週比-1)、南アフリカ(前週比皆増)の3か国。
パキスタンは、日0・外3。外国籍者に偏っています。罹患率は、全体では0.9%台です。
フィンランドは、日1・外2。罹患率は、外国籍者は3%台。全体は2%台とまだ危険です。
南アフリカは、日2・外1。罹患率は、日本国籍者は3%台。全体は3%台と危険な状況です。
2人の国は14か国。エジプト(前週比皆増)、オーストリア(前週比+1)、キプロス(前週比皆増)、スウェーデン(前週比皆増)、セネガル(前週比皆増)、ニュージーランド(前週比-2)、ブルガリア(前週比皆増)、ベルギー(前週比-1)、ポルトガル(前週比皆増)、マレーシア(前週比-3)、ミャンマー(前週比+1)、モーリタニア(前週比皆増)、ラオス(前週比皆増)、ロシア(前週比±0)。
キプロス、セネガル、ニュージーランド、ブルガリア、ベルギー、モーリタニアは2人とも日本国籍者。マレーシア、ミャンマー、ラオス、ロシアは2人とも外国籍者。残り4か国は日外1人ずつ。
残り22か国は1人です。
アイスランド、アイルランド、アルゼンチン、イスラエル、オマーン、ドミニカ国、パラオ、マルタ、モンゴル、リトアニア、レバノンが日本国籍者、
ウズベキスタン、ケニア、チェコ、中国(香港・澳門含む)、トンガ、ネパール、ハンガリー、バングラデシュ、ブラジル、ペルー、モルディブが外国籍者でした。
全体の陽性人数は減少。全体の国数は増えましたが、1人、2人の単発発生が非常に多く、特定国への集中傾向は変わらない印象です。
相変わらず、東南アジアと欧米が目立ちます。
特記[台湾][トルコ][ポーランド][デンマーク][オランダ][メキシコ][グアム]
台湾、トルコ、ポーランド、デンマーク、オランダ、メキシコ、グアムは、検体数が100件以上ですが、陽性者は0人です。
台湾は今週検体数が4週ぶりに1千件を切ったとはいえ、変わらず0人が継続しています。素晴らしいです。
これだけ世界でオミクロン株が流行していても、ゼロコロナ国からは、入国者数が多くても全然陽性者が出ていないです。
結局、やろうと思えばいくらでも低減できることが分かります。ゼロにはならなくても、もっと少人数に抑えることはできるはずです。
いくらウィズコロナでも、少ない数に抑えようとする努力はすべきと思うのですが、、、。
■[罹患率高い国分析] 1%超えは58か国中35か国と増加
罹患率1%超えが35か国(前週比+4)と増加。うち罹患率10%超えは4か国(前週比+4)です。一部の国への集中傾向は変わりませんが、全体的に横ばいから減少気味になりつつある印象です。
・検体数100人以上または陽性者数10人以上の国には◆印をつけました。◆印付きの国は特に危険な国家と言えるかと思います。(◆◆は検体1千件超)
・国名の後ろの( )数字は、この週の各国から入国時の強制隔離日数を示しています(途中から指定は(数字→数字)で表示。一部地域のみの指定は*を付けています。(3(0))はホテル不足起因の強制隔離免除国)。
罹患率の高さは、この順番に、航空機内や空港検疫で密輸ウイルスを撒き散らす危険の多い(機内クラスターの危険が大きく、空港検疫で捕捉されやすい)危険な国ランキングと考えて頂ければ良いと思います。
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[10%超えの超異常/超危険国・地域]
最悪 [阿州]モーリタニア(0) 40.00%(検体5件中2人陽性=全員日本国籍者)
[中米]ドミニカ国(0) 33.33%(検体3件中1人陽性=日本国籍者検体1件中1人陽性)
[中東]キプロス(0) 25.00%(検体8件中2人陽性=日本国籍者検体7件中2人陽性)
[大洋]トンガ(0) 14.29%(検体7件中1人陽性=全員外国籍者)
二桁割合の超異常国は4か国(前週比+4)でした。
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[1%超えの異常/危険国・地域]
[欧州]ブルガリア(0) 9.52%(検体21件中2人陽性=日本国籍者検体11件中2人陽性)
[阿州]セネガル(0) 6.90%(検体29件中2人陽性=日本国籍者検体19件中2人陽性)
[欧州]リトアニア(0) 6.25%(検体16件中1人陽性=日本国籍者検体5件中1人陽性)
[中東]レバノン(0) 5.88%(検体17件中1人陽性=日本国籍者検体7件中1人陽性)
[中東]オマーン(0) 5.26%(検体19件中1人陽性=日本国籍者検体17件中1人陽性)
[南亜]モルディブ(0) 5.26%(検体19件中1人陽性=外国籍者検体3件中1人陽性)
[欧州]マルタ(0) 5.00%(検体20件中1人陽性=日本国籍者検体19件中1人陽性)
[東南]ラオス(0) 3.28%(検体61件中2人陽性=外国籍者検体44件中2人陽性)
[欧州]アイスランド(0) 3.13%(検体32件中1人陽性=日本国籍者検体17件中1人陽性)
[阿州]南アフリカ(0) 3.09%(検体97件中3人陽性=日本国籍者検体63件中2人陽性)
[大洋]パラオ(0) 3.03%(検体33件中1人陽性=日本国籍者検体29件中1人陽性)
▲自動的に機内の全員が濃厚接触者となる超危険な罹患率(3%以上)▲
[欧州]◆◆フランス(0) 2.73%(検体1,174件中32人陽性=日本国籍者検体702件中26人陽性)
[欧州]◆フィンランド(0) 2.61%(検体115件中3人陽性=外国籍者検体53件中2人陽性)
[東南]◆◆ベトナム(3) 2.49%(検体6,938件中173人陽性=外国籍者検体6,328件中171人陽性)
[欧州]ポルトガル(0) 2.38%(検体84件中2人陽性=日本国籍者検体39件中1人陽性)
[阿州]エジプト(3) 2.30%(検体87件中2人陽性=日本国籍者検体37件中1人陽性)
[欧州]◆◆英 国(0) 2.08%(検体1,686件中35人陽性=日本国籍者検体1,136件中28人陽性)
[欧州]◆スペイン(0) 2.07%(検体387件中8人陽性=外国籍者検体125件中4人陽性)
[阿州]ケニア(0) 2.00%(検体50件中1人陽性=外国籍者検体18件中1人陽性)
[欧州]◆イタリア(0) 1.95%(検体461件中9人陽性=日本国籍者検体281件中8人陽性)
[南米]アルゼンチン(0) 1.85%(検体54件中1人陽性=日本国籍者検体33件中1人陽性)
[欧州]◆スイス(0) 1.76%(検体567件中10人陽性=外国籍者検体144件中3人陽性)
[大洋]◆◆豪 州(0) 1.52%(検体1,577件中24人陽性=日本国籍者検体1,160件中19人陽性)
[欧州]◆スウェーデン(0) 1.44%(検体139件中2人陽性=外国籍者検体65件中1人陽性)
[中東]◆イスラエル(0) 1.43%(検体70件中1人陽性=日本国籍者検体31件中1人陽性)
[欧州]チェコ(0) 1.37%(検体73件中1人陽性=外国籍者検体29件中1人陽性)
▲オミクロン前の空港検疫の最悪の時の瞬間罹患率(約1.2%)=2020年11月の外人新規入国解禁・低感染国無検査化による濃化(自動的悪化)直後▲
[東亜]◆◆韓 国(3) 1.18%(検体2,885件中34人陽性=外国籍者検体2,375件中28人陽性)
[欧州]◆アイルランド(0) 1.14%(検体88件中1人陽性=日本国籍者検体51件中1人陽性)
[欧州]◆オーストリア(0) 1.12%(検体179件中2人陽性=外国籍者検体63件中1人陽性)
[大洋]◆ニュージーランド(0) 1.06%(検体188件中2人陽性=日本国籍者検体132件中2人陽性)
[東南]◆◆タ イ(0) 1.02%(検体3,323件中34人陽性=外国籍者検体1,106件中16人陽性)
▲搭乗者数上限100人搭乗だと自動的に機内に2人以上陽性がいる危険な罹患率(1%以上)▲
▼日本の第六波で最悪の時の罹患率(約0.7%)▼
▼オミクロン前の空港検疫の罹患率平均(約0.3〜0.4%)▼
▼日本の第五波で最悪の時の罹患率(約0.2%)▼
1%(100人に1人陽性)超えは以上の35か国(前週比+4)でやや増加しています。各国の罹患率は改善気味ですが、率が高くなる国も多い印象です。
今週は、3%以上に検体100件以上の国はありませんでした。少人数入国の国で、単発的に出た国が多かったと推定されます。
欧州は変わらず罹患率の高い国が多く危険です。
陽性者発生も1%未満だったのは、22か国(前週比+2)でした。
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[連続で10%超えの超異常国] 0か国(前週比±0)
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[連続で1%超えの異常国] 13か国(前週比-8)
マルタ、◆◆フランス、◆フィンランド、◆◆ベトナム、◆◆英国、◆スペイン、◆イタリア、◆スイス、◆イスラエル、チェコ、◆◆韓国、◆アイルランド、◆ニュージーランド
「2週連続で1%超の異常な国」は13か国(前週比-8)で一気に減ってきました。
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[先週1%超え→今週1%未満]
◆カナダ、◆パキスタン、◆◆ドイツ、ハンガリー
[先週10%超え→今週陽性0人]
該当なし
[先週1%超え→今週陽性0人]
ベラルーシ、イラク、◆トルコ、ルーマニア、モロッコ、◆グアム、チリ、コロンビア、サウジアラビア、ノルウェー、カタール、ウクライナ
※注意:検体数=入国者数ではありませんので、実際の罹患率は出ている数字より高いはずです。
■[航空便利用者数分析] 総利用者数は微減も八万人台
合計の利用者数は87,058人(前週比-932人)と10週ぶりの減少。減少量は少なく、8万人超が続いています。1日の入国期限が1万人程ですから、第三国間乗り継ぎ需要が増えているものと推定されます。
最多は米国便で21,312人(前週比+54)で7週連続の増加。ベトナム便が8,933人(前週比+113)、フィリピン便が8,534人(前週比-225)、タイ便が6,842人(前週比-1,234)の急減で続いています。
今週は、大きな動きはあまり見られず、増加国、減少国半々の印象でした。
増加している国:最も人数が増えたのは、シンガポール便5,903人(前週比+757)。インドネシア便3,773人(前週比+495)、韓国便4,981人(前週比+422)、インド便2,675人(前週比+417)などが続いています。千人超の急増便は0か国(前週比-2)でついに消滅しました。
皆増した国:ギリシャ便(9人)。チャーター便と推定されます。
減少している国:最も人数が減ったのは、タイ便。中国便4,808人(前週比-464)、ドイツ便1,820人(前週比-458)などが続いています。
皆減した国:ミャンマー便(-164)。
利用者数の多いニューカレドニアからの検体数は13件(日10・外3)でした。
毎週データは更新されているようですので、今後も注視していきます。
■週間速報内容
2022/04/10-2022/04/16
全検査
合計 検体63,038/陽性541 0.86%↓急減
日本 検体22,959/陽性223 0.97%
外国 検体40,079/陽性318 0.79%↓急減
検体数の多い国
米 国:合計 検体8,960、陽性57=0.64%
日本国籍 検体6,121 陽性40=0.65%/外国籍 検体2,839 陽性17=0.60%
ベトナム:合計 検体6,938、陽性173=2.49%
日本国籍 検体 610 陽性 2=0.33%/外国籍 検体6,328 陽性171=2.70%
中 国:合計 検体6,439、陽性 1=0.02%
日本国籍 検体 656 陽性 0=0%/外国籍 検体5,783 陽性 1=0.02%
フィリピン:合計 検体4,655、陽性13=0.28%
日本国籍 検体1,040 陽性 6=0.58%/外国籍 検体3,615 陽性 7=0.19%
インドネシア:合計 検体3,812、陽性 9=0.24%
日本国籍 検体 534 陽性 3=0.56%/外国籍 検体3,278 陽性 6=0.18%
罹患率の高い国
モーリタニア:合計 検体 5、陽性 2=40.00%
日本国籍 検体 5 陽性 2=40.00%/外国籍 検体 0 陽性 0=0%
ドミニカ国:合計 検体 3、陽性 1=33.33%
日本国籍 検体 1 陽性 1=100.00%/外国籍 検体 2 陽性 0=0%
キプロス:合計 検体 8、陽性 2=25.00%
日本国籍 検体 7 陽性 2=28.57%/外国籍 検体 1 陽性 0=0%
ト ン ガ:合計 検体 7、陽性 1=14.29%
日本国籍 検体 0 陽性 0=0%/外国籍 検体 7 陽性 1=14.29%
ブルガリア:合計 検体 21、陽性 2=9.52%
日本国籍 検体 11 陽性 2=18.18%/外国籍 検体 10 陽性 0=0%
■毎日の個別発表との誤差状況(4月10日〜4月16日)
(A)週間発表(今回の滞在国・地域ごとの検査実績発表):541人
(B)毎日発表:498人中非公表0人(複数国滞在者37人=モーリタニア/セネガル2、米国/カナダ2、フランス/英国/イタリア、モルディブ/イタリア、英国/イタリア、フランス/ドイツ、英国/スウェーデン、フィリピン/米国、アルゼンチン/米国、オーストラリア/シンガポール、フランス/英国6、イタリア/ドイツ、アイルランド/米国、フランス/ベルギー/ポルトガル、ドイツ/フランス、スペイン/フランス、米国/英国、ベルギー/フランス、フランス/スペイン、ドイツ/フランス/スペイン、スイス/フランス、ドミニカ国/米国/パラオ、英国/フランス/スイス、ドイツ/イタリア、エジプト/英国、タイ/シンガポール、ドイツ/英国/イタリア、レバノン/イスラエル、米国/カナダ、スリランカ/タイ)541
今週も複数国滞在者が多くいました。
欧州が多いのは相変わらずですが、大陸間移動者も増えています。欧州便減便のせいで米国経由での入国が増えているのか、米国と欧州の組み合わせも増えています。
モルディブ/イタリア、フィリピン/米国、ドミニカ国/米国/パラオなどは明らかに別大陸を異動して意図的に滞在してますね。
現地感染が最悪の状態です。入国前に動き回るのは止めてほしいものです。
(誤差が出ている国)Aが超過していると非公表の可能性有
誤差はありませんでした。
■新型コロナウイルス感染症の検査実績について(空港検疫)(厚生労働省公式サイト)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00201.html
■水際対策に係る新たな措置について(厚生労働省公式サイト)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00209.html
2022年05月07日
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