◇空港検疫(週間速報)4月3週目
2週連続で罹患率1%下回る
国数多い状態は続く
罹患率 日本国籍者横ばい、外国籍者大幅改善続く
厚生労働省(厚労省)は5月6日、空港検疫での新型コロナウイルス感染症検査状況の4月3週目(4月17日〜4月23日)分の速報値を発表しました。
厚労省の速報は、週間の検体数と陽性者数を、日本国籍者、外国籍者別に、滞在国ごとに出した非常に細かいデータです。2020年11月11日以降毎週金曜日に過去4週間分が発表されています。5月6日の公表で、2020年10月4日〜2022年4月23日分が公表されたことになります。
速報のため、日々の発表のデータとかなりのズレが生じてる場合もありますが、分析に活用できます。
■[罹患状況推移分析] 2週連続罹患率1%下回る 外国籍者の陽性減少目立つ
2020年
10/04-10/10 検体12,421・陽性57=罹患率0.46%(日本国籍0.46%:外国籍0.46%)
10/11-10/17 検体 7,364・陽性24=罹患率0.33%(日本国籍0.29%:外国籍0.34%)
10/18-10/24 検体12,213・陽性46=罹患率0.38%(日本国籍0.39%:外国籍0.37%)
10/25-10/31 検体17,833・陽性47=罹患率0.26%(日本国籍0.22%:外国籍0.29%)
<11/01〜入国者の多い低感染国9か国が検査解除>
11/01-11/07 検体10,589・陽性84=罹患率0.79%(日本国籍0.75%:外国籍0.83%)
11/08-11/14 検体10,823・陽性89=罹患率0.82%(日本国籍0.54%:外国籍1.02%)
11/15-11/21 検体11,627・陽性79=罹患率0.68%(日本国籍0.52%:外国籍0.79%)
11/22-11/28 検体13,789・陽性90=罹患率0.65%(日本国籍0.61%:外国籍0.65%)
11/29-12/05 検体14,226・陽性89=罹患率0.63%(日本国籍0.50%:外国籍0.74%)
12/06-12/12 検体16,488・陽性86=罹患率0.52%(日本国籍0.43%:外国籍0.64%)
12/13-12/19 検体18,554・陽性74=罹患率0.40%(日本国籍0.28%:外国籍0.62%)
12/20-12/26 検体18,835・陽性98=罹患率0.52%(日本国籍0.51%:外国籍0.54%)
12/27-01/02 検体13,123・陽性83=罹患率0.63%(日本国籍0.49%:外国籍0.75%)
2021年
01/03-01/09 検体14,098・陽性76=罹患率0.54%(日本国籍0.23%:外国籍0.72%)
<01/09〜全入国者検査開始>
01/10-01/16 検体21,399・陽性67=罹患率0.31%(日本国籍0.31%:外国籍0.31%)
01/17-01/23 検体22,678・陽性41=罹患率0.18%(日本国籍0.31%:外国籍0.15%)
01/24-01/30 検体10,076・陽性25=罹患率0.25%(日本国籍0.12%:外国籍0.37%)
01/31-02/06 検体10,435・陽性20=罹患率0.19%(日本国籍0.13%:外国籍0.27%)
02/07-02/13 検体 9,423・陽性19=罹患率0.20%(日本国籍0.15%:外国籍0.26%)
02/14-02/20 検体 9,523・陽性19=罹患率0.20%(日本国籍0.11%:外国籍0.28%)
02/21-02/27 検体11,779・陽性23=罹患率0.20%(日本国籍0.22%:外国籍0.17%)
02/28-03/06 検体14,086・陽性29=罹患率0.21%(日本国籍0.16%:外国籍0.26%)
03/07-03/13 検体14,467・陽性27=罹患率0.19%(日本国籍0.14%:外国籍0.25%)
03/14-03/20 検体17,879・陽性49=罹患率0.27%(日本国籍0.20%:外国籍0.41%)
03/21-03/27 検体14,040・陽性42=罹患率0.30%(日本国籍0.15%:外国籍0.48%)
03/28-04/03 検体14,615・陽性70=罹患率0.48%(日本国籍0.24%:外国籍0.81%)
04/04-04/10 検体12,694・陽性62=罹患率0.49%(日本国籍0.16%:外国籍0.85%)
04/11-04/17 検体11,974・陽性74=罹患率0.62%(日本国籍0.40%:外国籍0.90%)
04/18-04/24 検体11,268・陽性60=罹患率0.53%(日本国籍0.26%:外国籍0.89%)
04/25-05/01 検体13,039・陽性95=罹患率0.73%(日本国籍0.29%:外国籍1.30%)
05/02-05/08 検体11,551・陽性82=罹患率0.71%(日本国籍0.25%:外国籍1.29%)
05/09-05/15 検体12,891・陽性50=罹患率0.39%(日本国籍0.23%:外国籍0.59%)
05/16-05/22 検体11,644・陽性39=罹患率0.33%(日本国籍0.33%:外国籍0.34%)
05/23-05/29 検体13,680・陽性32=罹患率0.23%(日本国籍0.19%:外国籍0.29%)
05/30-06/05 検体16,066・陽性40=罹患率0.25%(日本国籍0.14%:外国籍0.41%)
06/06-06/12 検体16,515・陽性17=罹患率0.10%(日本国籍0.08%:外国籍0.14%)
06/13-06/19 検体16,771・陽性44=罹患率0.26%(日本国籍0.18%:外国籍0.39%)
06/20-06/26 検体16,536・陽性45=罹患率0.27%(日本国籍0.19%:外国籍0.41%)
06/27-07/03 検体22,338・陽性60=罹患率0.27%(日本国籍0.24%:外国籍0.32%)
07/04-07/10 検体23,362・陽性79=罹患率0.34%(日本国籍0.38%:外国籍0.29%)
07/11-07/17 検体32,329・陽性97=罹患率0.30%(日本国籍0.44%:外国籍0.22%)
07/18-07/24 検体35,885・陽性67=罹患率0.19%(日本国籍0.33%:外国籍0.13%)
07/25-07/31 検体24,273・陽性89=罹患率0.37%(日本国籍0.50%:外国籍0.24%)
08/01-08/07 検体21,987・陽性94=罹患率0.43%(日本国籍0.33%:外国籍0.57%)
08/08-08/14 検体19,809・陽性78=罹患率0.39%(日本国籍0.37%:外国籍0.42%)
08/15-08/21 検体25,444・陽性101=罹患率0.40%(日本国籍0.38%:外国籍0.40%)
08/22-08/28 検体20,067・陽性69=罹患率0.34%(日本国籍0.30%:外国籍0.38%)
08/29-09/04 検体18,832・陽性86=罹患率0.46%(日本国籍0.32%:外国籍0.60%)
09/05-09/11 検体17,834・陽性78=罹患率0.44%(日本国籍0.29%:外国籍0.58%)
09/12-09/18 検体16,952・陽性56=罹患率0.33%(日本国籍0.19%:外国籍0.49%)
09/19-09/25 検体16,964・陽性56=罹患率0.33%(日本国籍0.13%:外国籍0.48%)
09/26-10/02 検体21,484・陽性71=罹患率0.33%(日本国籍0.17%:外国籍0.49%)
10/03-10/09 検体17,264・陽性43=罹患率0.25%(日本国籍0.10%:外国籍0.40%)
10/10-10/16 検体18,780・陽性46=罹患率0.24%(日本国籍0.23%:外国籍0.26%)
10/17-10/23 検体19,305・陽性45=罹患率0.23%(日本国籍0.19%:外国籍0.27%)
10/24-10/30 検体20,038・陽性34=罹患率0.17%(日本国籍0.13%:外国籍0.21%)
10/31-11/06 検体21,718・陽性58=罹患率0.27%(日本国籍0.27%:外国籍0.27%)
11/07-11/13 検体21,462・陽性47=罹患率0.22%(日本国籍0.18%:外国籍0.26%)
11/14-11/20 検体21,739・陽性45=罹患率0.21%(日本国籍0.16%:外国籍0.26%)
11/21-11/27 検体24,309・陽性46=罹患率0.19%(日本国籍0.16%:外国籍0.22%)
11/28-12/04 検体28,216・陽性71=罹患率0.25%(日本国籍0.20%:外国籍0.33%)
12/05-12/11 検体29,138・陽性86=罹患率0.30%(日本国籍0.28%:外国籍0.32%)
12/12-12/18 検体30,643・陽性167=罹患率0.54%(日本国籍0.56%:外国籍0.48%)
12/19-12/25 検体27,769・陽性321=罹患率1.16%(日本国籍1.22%:外国籍0.94%)
12/26-01/01 検体17,094・陽性494=罹患率2.89%(日本国籍2.11%:外国籍4.05%)※
01/02-01/08 検体21,488・陽性1,135=罹患率5.28%(日本国籍5.00%:外国籍5.54%)
01/09-01/15 検体20,185・陽性1,087=罹患率5.39%(日本国籍4.14%:外国籍6.42%)
01/16-01/22 検体16,973・陽性1,051=罹患率6.19%(日本国籍3.33%:外国籍8.84%)
01/23-01/29 検体16,342・陽性745=罹患率4.56%(日本国籍2.57%:外国籍6.90%)
01/30-02/05 検体15,382・陽性604=罹患率3.93%(日本国籍2.72%:外国籍5.30%)
02/06-02/12 検体16,881・陽性357=罹患率2.11%(日本国籍1.65%:外国籍2.53%)
02/13-02/19 検体18,436・陽性380=罹患率2.06%(日本国籍1.74%:外国籍2.37%)
02/20-02/26 検体20,729・陽性395=罹患率1.91%(日本国籍1.70%:外国籍2.14%)
02/27-03/05 検体26,014・陽性393=罹患率1.51%(日本国籍1.15%:外国籍1.95%)
03/06-03/12 検体32,360・陽性476=罹患率1.47%(日本国籍1.04%:外国籍2.04%)
03/13-03/19 検体44,626・陽性615=罹患率1.38%(日本国籍0.98%:外国籍1.89%)
03/20-03/26 検体51,546・陽性702=罹患率1.36%(日本国籍1.05%:外国籍1.62%)
03/27-04/02 検体63,169・陽性821=罹患率1.30%(日本国籍0.99%:外国籍1.51%)
04/03-04/09 検体62,997・陽性725=罹患率1.15%(日本国籍0.99%:外国籍1.25%)
04/10-04/16 検体63,038・陽性541=罹患率0.86%(日本国籍0.97%:外国籍0.79%)
04/17-04/23 検体64,145・陽性491=罹患率0.77%(日本国籍0.90%:外国籍0.69%)
・検体数(発表値)
日本人:22,464件 前週比-495件の減少。3週連続減少。
外国人:41,681件 前週比+1,601件の急増。11週連続増加。
合 計:64,145件 前週比+1,106件の急増。2週連続増加。
日外比率は前週1:1.75→今週1:1.86で、外国籍者が急増を続けています。
検査対象が全入国者になっています。検査数(≒入国者)の多さは、前週同様に、米国、ベトナム、中国(香港・澳門含む)、フィリピン、インドネシアの順でした。
・陽性数(発表値)
日本人:202人 前週比-21人と減少。3週連続減少。
外国人:289人 前週比-29人と減少。3週連続減少。
合 計:491人 前週比-50人と減少。3週連続減少。
日外比率は前週1:1.43→今週1:1.43で、前週同様の比率でした。
・罹患率(計算値)
日本人:0.90% 前週比-0.07Pと微減(改善)。
外国人:0.69% 前週比-0.10Pと減少(改善)。
合 計:0.77% 前週比-0.09Pと減少(改善)。
前週と比べると、日本国籍者は、検体数が2%減少に対して陽性者数は9%減少。外国籍者は検査数が4%増加に対して陽性者数は9%減少。
この結果、罹患率は、日本国籍者は微減(改善)、外国籍者は減少(改善)でした。
全体の罹患率は前週0.86%→今週0.77%と減少(改善)。
2週連続で1%(100人に1人陽性)を切りました。
■[陽性者数多い国分析] 50か国と減少も多め続く/欧州多い状況続く/20人超5か国も
今週陽性者が確認されたのは、前週に続いて陽性者が出ているベトナム10、米国・、韓国12、タイ17、フランス24、英国・、シンガポール12、豪州8、ドイツ21、スリランカ14、パキスタン17、スペイン19、フィリピン18、モンゴル5、カナダ19、インドネシア15、インド17、マレーシア11、ベルギー8、イタリア18、ミャンマー5、南アフリカ1、ブラジル1、スイス19、カンボジア6、アラブ首長国連邦(UAE)19、ラオス1、ブルガリア1、パラオ1、ネパール2、チェコ2、スウェーデン1、オーストリア2、エジプト1、ウズベキスタン1、イスラエル5などを含めて50か国(前週比-8)からの入国者に陽性者が出ました。多めが続いており、なかなか減ってきません。
ロシアが18週ぶり、中国(香港・澳門含む)が9週ぶり、アイルランドが5週ぶりに陽性者が出ませんでした。
陽性者数の多さは、この順番に、日本国内で撒き散らす人数の多い(日本国内へのウイルス密輸件数が多い)危険な国ランキングと考えて頂ければ良いと思います。
[ベトナム] この週は強制隔離たった3日間
最悪の国は、10週前から爆増が始まったベトナムで154人(前週比-19)。異常状態ですが、人数は減少傾向になっています。
日本国籍者は検体1,100件(前週比+490)/陽性8人(前週比+6)、外国籍者は検体7,794件(前週比+1,466)/陽性146人(前週比-25)。陽性が多いのに、どんどん入国者数が増えています。
罹患率は、日本国籍者が前週0.33%→今週0.73%、外国籍者が前週2.70%→今週1.87%です。陽性人数は非常に多いですが、検体数も非常に多いので、罹患率は薄まっています。全体の罹患率は1%台です。
[米 国] この週は強制隔離なし!!!!!
悪化が続いている米国は81人(前週比+24)と一気に80人超え。7週連続増加です。非常に危険になってきました。
日本国籍者は検体6,088件(前週比-33)/陽性64人(前週比+24)、外国籍者は検体3,237件(前週比+397)/陽性17人(前週比±0)。
罹患率は、日本国籍者が前週0.65%→今週1.05%、外国籍者が前週0.60%→今週0.53%。日本国籍者が検体数が非常に多いのに1%を超えてしまいました。陽性人数は非常に多いですが、検体数も非常に多いので、罹患率は薄まっています。1%台を切ったまま0.8%台です。
[韓 国] この週は強制隔離たった3日間
少し減り始めたかと思われた韓国が40人(前週比+6人)と再び増加。異常状態からなかなか離脱できません。
日本国籍者は検体691件(前週比+181)/陽性8人(前週比+2)、外国籍者は検体2,232人(前週比-143)/陽性32人(前週比+4)。
罹患率は、日本国籍者が前週1.18%→今週1.16%、外国籍者が前週1.18%→今週1.43%です。陽性人数は多いですが、検体数も非常に多いので、罹患率は薄まっています。全体の罹患率は1%台です。
[タ イ] この週は強制隔離なし!!!!!
35人(前週比+1)。30人超が連続。
日本国籍者は検体1,503件(前週比-714)/陽性20人(前週比+2)、外国籍者は検体1,160件(前週比-54)/陽性15人(前週比-1)。検体数が大幅減少の中、陽性者数が増加しており、危険です。
罹患率は、日本国籍者が前週0.81%→今週1.33%、外国籍者が前週1.45%→今週1.29%です。日本国籍者が検体数が非常に多いのに1%を超えてしまいました。陽性人数は多いですが、検体数も非常に多いので、罹患率は薄まっています。全体の罹患率は1%台です。
[フランス] この週は強制隔離なし!!!!!
22人(前週比-10)でやっと減少をはじめたものの、まだ20人超えの多い状態が続いています。
日本国籍者は検体796件(前週比+94)/陽性13人(前週比-13)、外国籍者は検体397件(前週比-75)/陽性9人(前週比+3)。
罹患率は、日本国籍者が前週3.70%→今週1.63%、外国籍者が前週1.27%→今週2.27%。日本国籍者はなんとか3%を下回りました。陽性人数は多いですが、検体数も多いので、罹患率は薄まっています。全体の罹患率は1%台です。
20人以上は5か国(前週比-2)で減少です。
[英 国] この週は強制隔離なし!!!!!
14人(前週比-21)と一気に減少しました。まだ10人超えですが、異常状態は脱しましたでしょうか。
日本国籍者は検体660件(前週比-476)/陽性8人(前週比-20)、外国籍者は検体448人(前週比-102)/陽性6人(前週比-1)。検体数が大幅に減ったことも影響しているとみられ、まだまだ油断はできない状況です。
罹患率は、日本国籍者が前週2.46%→今週1.21%、外国籍者が前週1.27%→今週1.34%。陽性人数は多いですが、検体数も多いので、罹患率は薄まっています。全体の罹患率は1%台です。
[シンガポール] この週は強制隔離なし!!!!!
一気に増加し12人(前週比+8)。
日本国籍者は検体1,042件(前週比+187)/陽性10人(前週比+7)、外国籍者は検体587人(前週比+163)/陽性2人(前週比+1)。
罹患率は、日本国籍者が前週0.35%→今週0.96%、外国籍者が前週0.24%→今週0.34%。陽性人数は多いですが、検体数も多いので、罹患率は薄まっています。全体の罹患率は1%を切って0.7%台でした。
[豪 州] この週は強制隔離なし!!!!!
12人(前週比-12)と半減。前々週レベルに戻りました。
日本国籍者は検体748件(前週比-412)/陽性12人(前週比-7)、外国籍者は検体341人(前週比-76)/陽性0人(前週比-5)。検体数が大幅に減ったことも影響しているとみられ、まだまだ油断はできない状況です。(下記の通り日本国籍者は罹患率ほど変わらず)
罹患率は、日本国籍者が前週1.64%→今週1.60%、外国籍者が前週1.20%→今週0%。陽性人数は多いですが、検体数も多いので、罹患率は薄まっています。全体の罹患率は1%台です。
[ドイツ] この週は強制隔離なし!!!!!
多い状態が続いているドイツは11人(前週比-1)。
日本国籍者は検体571件(前週比-337)/陽性6人(前週比-4)、外国籍者は検体459人(前週比+26)/陽性5人(前週比+3)。検体数が大幅に減ったことも影響しているとみられ、まだまだ油断はできない状況です。
罹患率は、日本国籍者が前週1.10%→今週1.05%、外国籍者が前週0.46%→今週1.09%。陽性人数は多いですが、検体数も多いので、罹患率は薄まっています。全体の罹患率は再び1%を超えました。
[スリランカ] この週は強制隔離なし!!!!!
11人(前週比+4)と再び10人超えとなりました。
日本国籍者は検体24件(前週比-29)/陽性0人(前週比±0)、外国籍者は検体639人(前週比-102)/陽性11人(前週比+4)。
罹患率は、日本国籍者が前週0%→今週0%、外国籍者が前週0.94%→今週1.72%。陽性人数は多いですが、検体数も多いので、罹患率は薄まっています。全体の罹患率は1%台です。
10人超えは以上の10か国(前週比±0)。横ばいでした。
東南アジア各国、欧米各国は引き続き多い状態が続いています。いずれも非常に危険な地域と言えそうです。
[その他の国]
10人未満は、9人が1か国。パキスタン(前週比+6)です。
パキスタンは、日0・外9。外国籍者への偏りが続いています。罹患率は、外国籍者は3%台の危険状態。全体では2%台です。
8人だったのは、スペイン(前週比±0)の1か国。
スペインは、日8・外0。日本国籍者へ偏りました。罹患率は、全体では1%台です。
フィリピン(前週比-6)の1か国が7人でした。10人未満となりました。
フィリピンは、日5・外2。罹患率は、検体数が非常に多いため、全体では0.1%台です。
6人だったのは、カナダ(前週比-2)、モンゴル(前週比+5)の2か国でした。
カナダは、日5・外1。罹患率は、検体数が多いため、全体では0.7%台です。
モンゴルは急増で日5・外1。罹患率は、日本国籍者が6%と非常に危険です。全体では1%台です。
5人はインド(前週比±0)、インドネシア(前週比-4)の2か国。
インドは、日1・外4。罹患率は、検体数が多いため、全体では0.3%台です。
インドネシアは、日1・外4。罹患率は、検体数が非常に多いため、全体では0.1%台です。
チュニジア(前週比皆増)、ベルギー(前週比+2)、マレーシア(前週比+2)の3か国が4人でした。
チュニジアは、日4・外0。日本国籍者に偏っています。罹患率は、日本国籍者は22%台の超危険状態。全体でも21%台で超危険です。
ベルギーは、日3・外1。罹患率は、全体では2%台です。
マレーシアは、日4・外0。日本国籍者に偏っています。罹患率は、検体数が多めのため、全体では0.4%台です。
3人はイタリア(前週比-6)の1か国。
イタリアは、日1・外2。罹患率は、検体数が多めのため、全体では0.6%台です。
2人の国は9か国。アラブ首長国連邦(UAE)(前週比-2)、オランダ(前週比皆増)、カンボジア(前週比-2)、スイス(前週比-8)、トルコ(前週比皆増)、ブラジル(前週比+1)、南アフリカ(前週比-1)、ミャンマー(前週比±0)、ルーマニア(前週比皆増)。スイスが10人未満となりました。
オランダ、南アフリカ、ルーマニアは2人とも日本国籍者。カンボジア、ミャンマーは2人とも外国籍者。残り4か国は日外1人ずつ。
残り20か国は1人です。
オーストリア、スロバキア、チェコ、ノルウェー、パラオ、ボリビアが日本国籍者、
アフガニスタン、イスラエル、イラン、ウズベキスタン、エジプト、キューバ、グアム、サウジアラビア、スウェーデン、台湾、デンマーク、ネパール、ブルガリア、ラオスが外国籍者でした。
全体の陽性人数は減少。全体の国数も減っています。1人、2人の単発発生が多いですが、特定国への集中傾向は変わらない印象です。
相変わらず、東南アジアと欧米が目立ちます。
特記[中国(香港・澳門含む)][バングラデシュ][ロシア][フィンランド][ポーランド][メキシコ][ペルー][ニュージーランド]
中国(香港・澳門含む)、バングラデシュ、ロシア、フィンランド、ポーランド、メキシコ、ペルー、ニュージーランドは、検体数が100件以上ですが、陽性者は0人です。
メキシコは2週連続。
台湾が、昨年2021年2月28日着以来、実に1年2か月ぶりに陽性者が出ました。
これだけ世界でオミクロン株が流行していても、ゼロコロナ国をはじめ、一部の国からは、入国者数が多くても全然陽性者が出ていないです。
結局、やろうと思えばいくらでも低減できることが分かります。ゼロにはならなくても、もっと少人数に抑えることはできるはずです。
いくらウィズコロナでも、少ない数に抑えようとする努力はすべきと思うのですが、、、。
■[罹患率高い国分析] 1%超えは50か国中30か国と減少
罹患率1%超えが30か国(前週比-5)と減少。うち罹患率10%超えは2か国(前週比-2)です。一部の国への集中傾向は変わりませんが、全体的に横ばいから減少気味になりつつある印象です。
・検体数100人以上または陽性者数10人以上の国には◆印をつけました。◆印付きの国は特に危険な国家と言えるかと思います。(◆◆は検体1千件超)
・国名の後ろの( )数字は、この週の各国から入国時の強制隔離日数を示しています(途中から指定は(数字→数字)で表示。一部地域のみの指定は*を付けています。(3(0))はホテル不足起因の強制隔離免除国)。
罹患率の高さは、この順番に、航空機内や空港検疫で密輸ウイルスを撒き散らす危険の多い(機内クラスターの危険が大きく、空港検疫で捕捉されやすい)危険な国ランキングと考えて頂ければ良いと思います。
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[10%超えの超異常/超危険国・地域]
最悪 [阿州]チュニジア(0) 21.05%(検体19件中4人陽性=日本国籍者検体18件中4人陽性)
[中米]キューバ(0) 20.00%(検体5件中1人陽性=外国籍者検体2件中1人陽性)
二桁割合の超異常国は2か国(前週比-2)でした。
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[1%超えの異常/危険国・地域]
[欧州]ルーマニア(0) 4.76%(検体42件中2人陽性=日本国籍者検体24件中2人陽性)
[中東]アフガニスタン(0) 4.35%(検体23件中1人陽性=外国籍者検体19件中1人陽性)
[大洋]パラオ(0) 3.33%(検体30件中1人陽性=日本国籍者検体27件中1人陽性)
▲自動的に機内の全員が濃厚接触者となる超危険な罹患率(3%以上)▲
[中東]◆パキスタン(3) 2.98%(検体302件中9人陽性=外国籍者検体264件中9人陽性)
[欧州]スロバキア(0) 2.27%(検体44件中1人陽性=日本国籍者検体39件中1人陽性)
[南米]ボリビア(0) 2.27%(検体44件中1人陽性=日本国籍者検体17件中1人陽性)
[欧州]◆ベルギー(0) 2.15%(検体186件中4人陽性=日本国籍者検体134件中3人陽性)
[欧州]ブルガリア(0) 2.08%(検体48件中1人陽性=外国籍者検体47件中1人陽性)
[欧州]ノルウェー(0) 1.92%(検体52件中4人陽性=日本国籍者検体26件中1人陽性)
[東南]ラオス(0) 1.85%(検体54件中1人陽性=外国籍者検体36件中1人陽性)
[欧州]◆◆フランス(0) 1.84%(検体1,193件中22人陽性=外国籍者検体397件中9人陽性)
[中東]サウジアラビア(**) 1.82%(検体55件中1人陽性=外国籍者検体14件中1人陽性)
[阿州]南アフリカ(0) 1.74%(検体115件中2人陽性=日本国籍者検体42件中2人陽性)
[東南]◆◆ベトナム(3) 1.73%(検体8,894件中154人陽性=外国籍者検体7,794件中146人陽性)
[南亜]◆スリランカ(3) 1.66%(検体663件中11人陽性=外国籍者検体639件中11人陽性)
[欧州]チェコ(0) 1.52%(検体66件中1人陽性=日本国籍者検体42件中1人陽性)
[中東]イラン(0) 1.47%(検体68件中1人陽性=外国籍者検体55件中1人陽性)
[欧州]◆スペイン(0) 1.42%(検体565件中8人陽性=日本国籍者検体425件中8人陽性)
[東亜]◆◆韓 国(3) 1.37%(検体2,923件中40人陽性=外国籍者検体2,232件中32人陽性)
[阿州]エジプト(3) 1.35%(検体74件中1人陽性=外国籍者検体36件中1人陽性)
[欧州]デンマーク(0) 1.35%(検体74件中1人陽性=外国籍者検体42件中1人陽性)
[東南]◆◆タ イ(0) 1.31%(検体2,663件中35人陽性=日本国籍者検体1,503件中20人陽性)
[欧州]◆◆英 国(0) 1.26%(検体1,108件中14人陽性=外国籍者検体448件中6人陽性)
▲オミクロン前の空港検疫の最悪の時の瞬間罹患率(約1.2%)=2020年11月の外人新規入国解禁・低感染国無検査化による濃化(自動的悪化)直後▲
[中東]◆トルコ(3) 1.12%(検体178件中2人陽性=外国籍者検体57件中1人陽性)
[東亜]◆モンゴル(0) 1.11%(検体541件中6人陽性=日本国籍者検体74件中5人陽性)
[大洋]◆◆豪 州(0) 1.10%(検体1,089件中12人陽性=日本国籍者検体748件中12人陽性)
[中東]イスラエル(0) 1.10%(検体91件中1人陽性=外国籍者検体59件中1人陽性)
[欧州]◆◆ドイツ(0) 1.07%(検体1,030件中11人陽性=外国籍者検体459件中5人陽性)
▲搭乗者数上限100人搭乗だと自動的に機内に2人以上陽性がいる危険な罹患率(1%以上)▲
▼日本の第六波で最悪の時の罹患率(約0.7%)▼
▼オミクロン前の空港検疫の罹患率平均(約0.3〜0.4%)▼
▼日本の第五波で最悪の時の罹患率(約0.2%)▼
1%(100人に1人陽性)超えは以上の30か国(前週比-5)で減少しました。各国の罹患率は改善気味ですが、率が高くなる国も多い印象です。
今週も、2週連続で3%以上に検体100件以上の国はありませんでした。少人数入国の国で、単発的に出た国が多かったと推定されます。
欧州は変わらず罹患率の高い国が多く危険です。
陽性者発生も1%未満だったのは、20か国(前週比-2)です。
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[連続で10%超えの超異常国] 0か国(前週比±0)
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[連続で1%超えの異常国] 14か国(前週比+1)
パラオ、ブルガリア、ラオス、◆◆フランス、南アフリカ、◆◆ベトナム、チェコ、◆スペイン、◆◆韓国、エジプト、◆◆タイ、◆◆英国、◆◆豪州、イスラエル
「2週連続で1%超の異常な国」は14か国(前週比+1)で下げ止まりました。
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[先週1%超え→今週1%未満]
◆イタリア、◆スイス、◆スウェーデン、◆オーストリア、
[先週10%超え→今週陽性0人] →いずれも単発国と判明
モーリタニア、ドミニカ国、キプロス、トンガ
[先週1%超え→今週陽性0人]
セネガル、リトアニア、レバノン、オマーン、モルディブ、マルタ、アイスランド、◆フィンランド、ポルトガル、ケニア、アルゼンチン、◆アイルランド、◆ニュージーランド、
※注意:検体数=入国者数ではありませんので、実際の罹患率は出ている数字より高いはずです。
■[航空便利用者数分析] 総利用者数は増加 八万人台
合計の利用者数は89,152人(前週比+2,094人)。再び増加に転じています。3週連続8万人超が続いています。1日の入国期限が1万人程ですから、第三国間乗り継ぎ需要が増えているものと推定されます。
最多は米国便で20,975人(前週比-337)で8週ぶりの減少。ベトナム便が10,717人(前週比+1,784)で急増、フィリピン便が9,051人(前週比+517)で続いています。
今週も増加国、減少国半々の印象でした。
増加している国:最も人数が増えたのは、ベトナム便。中国(香港・澳門含む)便6,018人(前週比+1,210)、フィリピン便、マレーシア便1,948人(前週比+420)などが続いています。千人超の急増便は2か国(前週比+2)です。
皆増した国:ミャンマー便(262人)、ウズベキスタン便(4人)。
減少している国:最も人数が減ったのは、フィンランド便341人(前週比-553)。豪州便1,038人(前週比-424)などが続いています。
皆減した国:ギリシャ便(-9)。
利用者数の多いニューカレドニアからの検体数は2件(日2・外0)でした。
毎週データは更新されているようですので、今後も注視していきます。
■週間速報内容
2022/04/17-2022/04/23
全検査
合計 検体64,145/陽性491 0.77%
日本 検体22,464/陽性202 0.90%
外国 検体41,681/陽性289 0.69%↓
検体数の多い国
米 国:合計 検体9,325、陽性81=0.87%
日本国籍 検体6,088 陽性64=1.05%/外国籍 検体3,237 陽性17=0.53%
ベトナム:合計 検体8,894、陽性154=1.73%
日本国籍 検体1,100 陽性 8=0.73%/外国籍 検体7,794 陽性146=1.87%
中 国:合計 検体6,817、陽性 0=0%
日本国籍 検体 790 陽性 0=0%/外国籍 検体6,027 陽性 0=0%
フィリピン:合計 検体4,468、陽性 7=0.16%
日本国籍 検体1,074 陽性 5=0.47%/外国籍 検体3,394 陽性 2=0.06%
インドネシア:合計 検体4,258、陽性 5=0.12%
日本国籍 検体1,013 陽性 1=0.10%/外国籍 検体3,245 陽性 4=0.12%
罹患率の高い国
チュニジア:合計 検体 19、陽性 4=21.05%
日本国籍 検体 18 陽性 4=22.22%/外国籍 検体 1 陽性 0=0%
キューバ:合計 検体 5、陽性 1=20.00%
日本国籍 検体 3 陽性 0=0%/外国籍 検体 2 陽性 1=50.00%
ルーマニア:合計 検体 42、陽性 2=4.76%
日本国籍 検体 24 陽性 2=8.33%/外国籍 検体 18 陽性 0=0%
アフガニスタン:合計 検体 23、陽性 1=4.35%
日本国籍 検体 4 陽性 0=0%/外国籍 検体 19 陽性 1=5.26%
パラオ:合計 検体 30、陽性 1=3.33%
日本国籍 検体 27 陽性 1=3.70%/外国籍 検体 3 陽性 0=0%
■毎日の個別発表との誤差状況(4月17日〜4月23日)
(A)週間発表(今回の滞在国・地域ごとの検査実績発表):491人
(B)毎日発表:474人中非公表0人(複数国滞在者15人=米国/オランダ、オランダ/ベルギー、スロバキア/オーストリア、フランス/キューバ、シンガポール/米国/カナダ、タイ/シンガポール/マレーシア、英国/フランス、米国/タイ、アフガニスタン/アラブ首長国連邦、スリランカ/シンガポール、英国/ベルギー、フランス/ドイツ、オランダ/ベルギー、ドイツ/英国/スウェーデン、イラン/トルコ)491
今週も複数国滞在者が多くいました。
欧州が多いのは相変わらずですが、大陸間移動者も増えています。欧州便減便のせいで米国経由での入国が増えているのか、米国と欧州の組み合わせも増えています。
フランス/キューバ、シンガポール/米国/カナダ、米国/タイなどは明らかに別大陸を異動して意図的に滞在してますね。
入国前に動き回るのは止めてほしいものです。
(誤差が出ている国)Aが超過していると非公表の可能性有
米 国:(A)81人/(B)82人 Bが1人超過
グアム:(A)1人/(B)0人 Aが1人超過
(A)のグアムは(B)では米国にに含まれると推定されます。
この結果、誤差はありませんでした。
■新型コロナウイルス感染症の検査実績について(空港検疫)(厚生労働省公式サイト)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00201.html
■水際対策に係る新たな措置について(厚生労働省公式サイト)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00209.html
2022年05月07日
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