◇空港検疫(週間速報)4月4週目
[罹患率]3週連続で1%下回り0.6%台へ
[国籍別]外人改善、邦人の方が悪い状態続く
[陽性国]国数多い状態は続く 複数国は邦人ばかり
厚生労働省(厚労省)は5月13日、空港検疫での新型コロナウイルス感染症検査状況の4月4週目(4月24日〜4月30日)分の速報値を発表しました。
厚労省の速報は、週間の検体数と陽性者数を、日本国籍者、外国籍者別に、滞在国ごとに出した非常に細かいデータです。2020年11月11日以降毎週金曜日に過去4週間分が発表されています。5月13日の公表で、2020年10月4日〜2022年4月30日分が公表されたことになります。
速報のため、日々の発表のデータとかなりのズレが生じてる場合もありますが、分析に活用できます。
■[罹患状況推移分析] 3週連続罹患率1%下回る 外国籍者次々改善、日本国籍者の方が悪い状態続く
2020年
10/04-10/10 検体12,421・陽性57=罹患率0.46%(日本国籍0.46%:外国籍0.46%)
10/11-10/17 検体 7,364・陽性24=罹患率0.33%(日本国籍0.29%:外国籍0.34%)
10/18-10/24 検体12,213・陽性46=罹患率0.38%(日本国籍0.39%:外国籍0.37%)
10/25-10/31 検体17,833・陽性47=罹患率0.26%(日本国籍0.22%:外国籍0.29%)
<11/01〜入国者の多い低感染国9か国が検査解除>
11/01-11/07 検体10,589・陽性84=罹患率0.79%(日本国籍0.75%:外国籍0.83%)
11/08-11/14 検体10,823・陽性89=罹患率0.82%(日本国籍0.54%:外国籍1.02%)
11/15-11/21 検体11,627・陽性79=罹患率0.68%(日本国籍0.52%:外国籍0.79%)
11/22-11/28 検体13,789・陽性90=罹患率0.65%(日本国籍0.61%:外国籍0.65%)
11/29-12/05 検体14,226・陽性89=罹患率0.63%(日本国籍0.50%:外国籍0.74%)
12/06-12/12 検体16,488・陽性86=罹患率0.52%(日本国籍0.43%:外国籍0.64%)
12/13-12/19 検体18,554・陽性74=罹患率0.40%(日本国籍0.28%:外国籍0.62%)
12/20-12/26 検体18,835・陽性98=罹患率0.52%(日本国籍0.51%:外国籍0.54%)
12/27-01/02 検体13,123・陽性83=罹患率0.63%(日本国籍0.49%:外国籍0.75%)
2021年
01/03-01/09 検体14,098・陽性76=罹患率0.54%(日本国籍0.23%:外国籍0.72%)
<01/09〜全入国者検査開始>
01/10-01/16 検体21,399・陽性67=罹患率0.31%(日本国籍0.31%:外国籍0.31%)
01/17-01/23 検体22,678・陽性41=罹患率0.18%(日本国籍0.31%:外国籍0.15%)
01/24-01/30 検体10,076・陽性25=罹患率0.25%(日本国籍0.12%:外国籍0.37%)
01/31-02/06 検体10,435・陽性20=罹患率0.19%(日本国籍0.13%:外国籍0.27%)
02/07-02/13 検体 9,423・陽性19=罹患率0.20%(日本国籍0.15%:外国籍0.26%)
02/14-02/20 検体 9,523・陽性19=罹患率0.20%(日本国籍0.11%:外国籍0.28%)
02/21-02/27 検体11,779・陽性23=罹患率0.20%(日本国籍0.22%:外国籍0.17%)
02/28-03/06 検体14,086・陽性29=罹患率0.21%(日本国籍0.16%:外国籍0.26%)
03/07-03/13 検体14,467・陽性27=罹患率0.19%(日本国籍0.14%:外国籍0.25%)
03/14-03/20 検体17,879・陽性49=罹患率0.27%(日本国籍0.20%:外国籍0.41%)
03/21-03/27 検体14,040・陽性42=罹患率0.30%(日本国籍0.15%:外国籍0.48%)
03/28-04/03 検体14,615・陽性70=罹患率0.48%(日本国籍0.24%:外国籍0.81%)
04/04-04/10 検体12,694・陽性62=罹患率0.49%(日本国籍0.16%:外国籍0.85%)
04/11-04/17 検体11,974・陽性74=罹患率0.62%(日本国籍0.40%:外国籍0.90%)
04/18-04/24 検体11,268・陽性60=罹患率0.53%(日本国籍0.26%:外国籍0.89%)
04/25-05/01 検体13,039・陽性95=罹患率0.73%(日本国籍0.29%:外国籍1.30%)
05/02-05/08 検体11,551・陽性82=罹患率0.71%(日本国籍0.25%:外国籍1.29%)
05/09-05/15 検体12,891・陽性50=罹患率0.39%(日本国籍0.23%:外国籍0.59%)
05/16-05/22 検体11,644・陽性39=罹患率0.33%(日本国籍0.33%:外国籍0.34%)
05/23-05/29 検体13,680・陽性32=罹患率0.23%(日本国籍0.19%:外国籍0.29%)
05/30-06/05 検体16,066・陽性40=罹患率0.25%(日本国籍0.14%:外国籍0.41%)
06/06-06/12 検体16,515・陽性17=罹患率0.10%(日本国籍0.08%:外国籍0.14%)
06/13-06/19 検体16,771・陽性44=罹患率0.26%(日本国籍0.18%:外国籍0.39%)
06/20-06/26 検体16,536・陽性45=罹患率0.27%(日本国籍0.19%:外国籍0.41%)
06/27-07/03 検体22,338・陽性60=罹患率0.27%(日本国籍0.24%:外国籍0.32%)
07/04-07/10 検体23,362・陽性79=罹患率0.34%(日本国籍0.38%:外国籍0.29%)
07/11-07/17 検体32,329・陽性97=罹患率0.30%(日本国籍0.44%:外国籍0.22%)
07/18-07/24 検体35,885・陽性67=罹患率0.19%(日本国籍0.33%:外国籍0.13%)
07/25-07/31 検体24,273・陽性89=罹患率0.37%(日本国籍0.50%:外国籍0.24%)
08/01-08/07 検体21,987・陽性94=罹患率0.43%(日本国籍0.33%:外国籍0.57%)
08/08-08/14 検体19,809・陽性78=罹患率0.39%(日本国籍0.37%:外国籍0.42%)
08/15-08/21 検体25,444・陽性101=罹患率0.40%(日本国籍0.38%:外国籍0.40%)
08/22-08/28 検体20,067・陽性69=罹患率0.34%(日本国籍0.30%:外国籍0.38%)
08/29-09/04 検体18,832・陽性86=罹患率0.46%(日本国籍0.32%:外国籍0.60%)
09/05-09/11 検体17,834・陽性78=罹患率0.44%(日本国籍0.29%:外国籍0.58%)
09/12-09/18 検体16,952・陽性56=罹患率0.33%(日本国籍0.19%:外国籍0.49%)
09/19-09/25 検体16,964・陽性56=罹患率0.33%(日本国籍0.13%:外国籍0.48%)
09/26-10/02 検体21,484・陽性71=罹患率0.33%(日本国籍0.17%:外国籍0.49%)
10/03-10/09 検体17,264・陽性43=罹患率0.25%(日本国籍0.10%:外国籍0.40%)
10/10-10/16 検体18,780・陽性46=罹患率0.24%(日本国籍0.23%:外国籍0.26%)
10/17-10/23 検体19,305・陽性45=罹患率0.23%(日本国籍0.19%:外国籍0.27%)
10/24-10/30 検体20,038・陽性34=罹患率0.17%(日本国籍0.13%:外国籍0.21%)
10/31-11/06 検体21,718・陽性58=罹患率0.27%(日本国籍0.27%:外国籍0.27%)
11/07-11/13 検体21,462・陽性47=罹患率0.22%(日本国籍0.18%:外国籍0.26%)
11/14-11/20 検体21,739・陽性45=罹患率0.21%(日本国籍0.16%:外国籍0.26%)
11/21-11/27 検体24,309・陽性46=罹患率0.19%(日本国籍0.16%:外国籍0.22%)
11/28-12/04 検体28,216・陽性71=罹患率0.25%(日本国籍0.20%:外国籍0.33%)
12/05-12/11 検体29,138・陽性86=罹患率0.30%(日本国籍0.28%:外国籍0.32%)
12/12-12/18 検体30,643・陽性167=罹患率0.54%(日本国籍0.56%:外国籍0.48%)
12/19-12/25 検体27,769・陽性321=罹患率1.16%(日本国籍1.22%:外国籍0.94%)
12/26-01/01 検体17,094・陽性494=罹患率2.89%(日本国籍2.11%:外国籍4.05%)※
01/02-01/08 検体21,488・陽性1,135=罹患率5.28%(日本国籍5.00%:外国籍5.54%)
01/09-01/15 検体20,185・陽性1,087=罹患率5.39%(日本国籍4.14%:外国籍6.42%)
01/16-01/22 検体16,973・陽性1,051=罹患率6.19%(日本国籍3.33%:外国籍8.84%)
01/23-01/29 検体16,342・陽性745=罹患率4.56%(日本国籍2.57%:外国籍6.90%)
01/30-02/05 検体15,382・陽性604=罹患率3.93%(日本国籍2.72%:外国籍5.30%)
02/06-02/12 検体16,881・陽性357=罹患率2.11%(日本国籍1.65%:外国籍2.53%)
02/13-02/19 検体18,436・陽性380=罹患率2.06%(日本国籍1.74%:外国籍2.37%)
02/20-02/26 検体20,729・陽性395=罹患率1.91%(日本国籍1.70%:外国籍2.14%)
02/27-03/05 検体26,014・陽性393=罹患率1.51%(日本国籍1.15%:外国籍1.95%)
03/06-03/12 検体32,360・陽性476=罹患率1.47%(日本国籍1.04%:外国籍2.04%)
03/13-03/19 検体44,626・陽性615=罹患率1.38%(日本国籍0.98%:外国籍1.89%)
03/20-03/26 検体51,546・陽性702=罹患率1.36%(日本国籍1.05%:外国籍1.62%)
03/27-04/02 検体63,169・陽性821=罹患率1.30%(日本国籍0.99%:外国籍1.51%)
04/03-04/09 検体62,997・陽性725=罹患率1.15%(日本国籍0.99%:外国籍1.25%)
04/10-04/16 検体63,038・陽性541=罹患率0.86%(日本国籍0.97%:外国籍0.79%)
04/17-04/23 検体64,145・陽性491=罹患率0.77%(日本国籍0.90%:外国籍0.69%)
04/24-04/30 検体68,473・陽性450=罹患率0.66%(日本国籍0.77%:外国籍0.58%)
・検体数(発表値)
日本人:28,928件 前週比+6,464件の爆増。4週ぶり増加。
外国人:39,545件 前週比-2,136件の急減。12週ぶり減少。
合 計:68,473件 前週比+4,328件の急増。3週連続増加。
日外比率は前週1:1.86→今週1:1.37で、日本国籍者が急増をし始めました。
検査対象が全入国者になっています。検査数(≒入国者)の多さは、前週同様に、米国、ベトナム、中国(香港・澳門含む)、フィリピン、インドネシアの順でした。
・陽性数(発表値)
日本人:222人 前週比+20人と増加。4週ぶり増加。
外国人:228人 前週比-61人と減少。4週連続減少。
合 計:450人 前週比-40人と減少。4週連続減少。
日外比率は前週1:1.43→今週1:1.02で、外国籍者が一気に改善し、差がほぼなくなりました。
・罹患率(計算値)
日本人:0.77% 前週比-0.13Pと減少(改善)。
外国人:0.58% 前週比-0.11Pと減少(改善)。
合 計:0.66% 前週比-0.11Pと減少(改善)。
前週と比べると、日本国籍者は、検体数が29%増加に対して陽性者数は10%増加。外国籍者は検査数が5%減少に対して陽性者数は21%減少。
この結果、罹患率は、日本国籍者、外国籍者ともに減少(改善)でした。
全体の罹患率は前週0.77%→今週0.66%と減少(改善)。
3週連続で1%(100人に1人陽性)を切りました。
■[陽性者数多い国分析] 54か国と再び増加/欧州多い状況続く/20人超4か国まで減少
今週陽性者が確認されたのは、前週に続いて陽性者が出ているベトナム11、米国・、英国・、タイ18、フランス25、韓国13、インド18、モンゴル6、シンガポール13、ドイツ22、カナダ20、オランダ1、豪州9、フィリピン19、スリランカ15、イタリア19、アラブ首長国連邦(UAE)20、マレーシア12、スペイン20、ベルギー9、インドネシア16、ラオス2、ブラジル2、台湾1、スイス20、カンボジア7、ミャンマー6、南アフリカ2、ブルガリア2、パキスタン18、ノルウェー1、ネパール3、デンマーク1、スウェーデン2、サウジアラビア1、オーストリア3、アフガニスタン1などを含めて54か国(前週比+4)からの入国者に陽性者が出ました。多めが続いており、なかなか減ってきません。
イスラエルが6週ぶりに陽性者が出ませんでした。
陽性者数の多さは、この順番に、日本国内で撒き散らす人数の多い(日本国内へのウイルス密輸件数が多い)危険な国ランキングと考えて頂ければ良いと思います。
[ベトナム] この週は強制隔離28日着までたった3日間、29日着から無し
最悪の国は、11週前から爆増が始まったベトナムで135人(前週比-19)。異常状態ですが、人数は減少傾向になっています。
日本国籍者は検体1,414件(前週比+314)/陽性13人(前週比+5)、外国籍者は検体8,916件(前週比+1,122)/陽性122人(前週比-24)。陽性が多いのに、どんどん入国者数が増えています。
罹患率は、日本国籍者が前週0.73%→今週0.92%、外国籍者が前週1.87%→今週1.37%です。陽性人数は非常に多いですが、検体数も非常に多いので、罹患率は薄まっています。全体の罹患率は1%台です。
この週後半の5月29日着から強制隔離が何故か解除されており、捉えられた陽性人数がぐっと減る要因になっています。
[米 国] この週は強制隔離なし!!!!!
悪化が続いている米国は77人(前週比-4)。8週ぶりに減少でした。それでも微減に近く、非常に危険な状態には変わりがありません。
日本国籍者は検体6,672件(前週比+584)/陽性57人(前週比-7)、外国籍者は検体2,833件(前週比-404)/陽性20人(前週比+3)。
罹患率は、日本国籍者が前週1.05%→今週0.85%、外国籍者が前週0.53%→今週0.71%。日本国籍者は1%を下回りました。陽性人数は非常に多いですが、検体数も非常に多いので、罹患率は薄まっています。1%台を切ったまま0.8%台の横ばいです。
[英 国] この週は強制隔離なし!!!!!
22人(前週比+8)と再び悪化。前週異常状態は脱した可能性について言及しましたが、結局脱していませんでした。
日本国籍者は検体962件(前週比+302)/陽性17人(前週比+9)、外国籍者は検体364人(前週比-84)/陽性5人(前週比-1)。
罹患率は、日本国籍者が前週1.21%→今週1.77%、外国籍者が前週1.34%→今週1.37%。陽性人数は多いですが、検体数も多いので、罹患率は薄まっています。全体の罹患率は1%台です。
[タ イ] この週は強制隔離なし!!!!!
21人(前週比-14)。一気に3分の1が減りましたが、まだ20人超の危険状態です。
日本国籍者は検体2,610件(前週比+1,107)/陽性12人(前週比-8)、外国籍者は検体970件(前週比-190)/陽性9人(前週比-6)。
罹患率は、日本国籍者が前週1.33%→今週0.46%、外国籍者が前週1.29%→今週0.93%です。日外ともに1%を切りました。陽性人数は多いですが、検体数も非常に多いので、罹患率は薄まっています。全体の罹患率は再び1%台を切り0.5%台です。
20人以上は4か国(前週比-1)でジリジリ減少を続けています。
[フランス] この週は強制隔離なし!!!!!
19人(前週比-3)で2週連続の減少ですが、まだ20人近い多い状態が続いています。
日本国籍者は検体883件(前週比+87)/陽性12人(前週比-1)、外国籍者は検体391件(前週比-6)/陽性7人(前週比-2)。
罹患率は、日本国籍者が前週1.63%→今週1.36%、外国籍者が前週2.27%→今週1.79%。陽性人数は多いですが、検体数も多いので、罹患率は薄まっています。全体の罹患率は1%台です。
[韓 国] この週は強制隔離たった3日間
韓国は19人(前週比-21)と半減。異常状態から離脱しつつある状況でしょうか。それでもまだ20人近い陽性者が出ています。
日本国籍者は検体861件(前週比+170)/陽性2人(前週比-6)、外国籍者は検体2,254人(前週比+22)/陽性17人(前週比-15)。
罹患率は、日本国籍者が前週1.16%→今週0.23%、外国籍者が前週1.43%→今週0.75%です。日外ともに1%を切りました。陽性人数は多いですが、検体数も非常に多いので、罹患率は薄まっています。全体の罹患率はやっと1%台を切り0.6%台です。
ベトナムよりも陽性者数、罹患率、就航空港数ともに少ないですが、3日間隔離解除はついにベトナムよりも遅くなりました。
[インド] この週は強制隔離なし!!!!!
一気に増加して10人超えとなったのがインドで13人(前週比+8)。
日本国籍者は検体595件(前週比+52)/陽性6人(前週比+5)、外国籍者は検体1,009人(前週比+78)/陽性7人(前週比+3)。
罹患率は、日本国籍者が前週0.18%→今週1.01%、外国籍者が前週0.43%→今週0.69%。日本国籍者が1%を超えてしまいました。陽性人数は多いですが、検体数も多いので、罹患率は薄まっています。全体の罹患率は1%を切って0.8%台でした。
[モンゴル] この週は強制隔離なし!!!!!
同じく一気に増加して10人超えとなったのがモンゴルで11人(前週比+5)。
日本国籍者は検体88件(前週比+14)/陽性8人(前週比+3)、外国籍者は検体261人(前週比-206)/陽性3人(前週比+2)。検体数が減少する中で、陽性者数が増えるという極めて危険な状況です。
罹患率は、日本国籍者が前週6.76%→今週9.09%、外国籍者が前週0.21%→今週1.15%。日本国籍者は著しく悪い9%台。外国籍者が1%を超えてしまいました。日外で差がありすぎで、日本人特有の罹患しやすい環境があるのでしょうか。全体の罹患率は3%超えの危険な状況です。
[シンガポール] この週は強制隔離なし!!!!!
多い状態が続くシンガポールは11人(前週比-1)。
日本国籍者は検体1,676件(前週比+634)/陽性11人(前週比+1)、外国籍者は検体445人(前週比-142)/陽性0人(前週比±0)。
罹患率は、日本国籍者が前週0.96%→今週0.66%、外国籍者が前週0.34%→今週0%。日外で差がありすぎで、日本人特有の罹患しやすい環境があるのでしょうか。陽性人数は多いですが、検体数も多いので、罹患率は薄まっています。全体の罹患率は1%を切って0.5%台でした。
[ドイツ] この週は強制隔離なし!!!!!
同じく多い状態が続いているドイツは10人(前週比-1)。
日本国籍者は検体771件(前週比+200)/陽性10人(前週比+4)、外国籍者は検体469人(前週比+10)/陽性0人(前週比-5)。
罹患率は、日本国籍者が前週1.05%→今週1.30%、外国籍者が前週1.09%→今週0%。日外で差がありすぎで、日本人特有の罹患しやすい環境があるのでしょうか。陽性人数は多いですが、検体数も多いので、罹患率は薄まっています。全体の罹患率は1%を切って0.8%台でした。
[カナダ] この週は強制隔離なし!!!!!
カナダが悪化して10人(前週比+4)。
日本国籍者は検体976件(前週比+314)/陽性10人(前週比+5)、外国籍者は検体208人(前週比+8)/陽性0人(前週比±0)。
罹患率は、日本国籍者が前週0.76%→今週1.02%、外国籍者が前週0.50%→今週0%。日本国籍者が1%を超えてしまいました。日外で差がありすぎで、日本人特有の罹患しやすい環境があるのでしょうか。陽性人数は多いですが、検体数も多いので、罹患率は薄まっています。全体の罹患率は1%を切って0.8%台でした。
10人超えは以上の11か国(前週比+1)。増加です。
東南アジア各国、欧米各国は引き続き多い状態が続いています。いずれも非常に危険な地域と言えそうです。
[その他の国]
10人未満は、9人、8人の国はなく、7人が2か国。豪州(前週比-5)、オランダ(前週比+5)です。豪州は10人未満となりました。
豪州は、日6・外1。罹患率は、検体数が多いため、全体では0.6%台です。
オランダは、日6・外1。罹患率は、日本国籍者が1%を超えており、全体では1%台です。
6人だったのは、アラブ首長国連邦(UAE)(前週比+4)、イタリア(前週比+3)、スリランカ(前週比-5)、フィリピン(前週比-1)の4か国でした。スリランカは10人未満となりました(29日着から強制隔離が解除され、検体数が激減していると推定)。
UAEは、日5・外1。罹患率は、日外とも1%を超えており、全体では1%台です。
イタリアは、日6・外0。日本国籍者に偏りました。罹患率は、日本国籍者が1%を超えており、全体では1%台です。
スリランカは、日1・外5。罹患率は、日本国籍者が1%を超えていますが、検体数が多めため、全体では0.9%台です。
フィリピンは、日1・外5。罹患率は、検体数が非常に多いため、全体では0.1%台です。
5人はスペイン(前週比-3)、マレーシア(前週比+1)の2か国。
スペインは、日5・外0。日本国籍者への偏りが続いています。罹患率は、日本国籍者が1%を超えており、全体では1%台です。
マレーシアは、日5・外0。日本国籍者への偏りが続いています。罹患率は、検体数が多めのため、全体では0.4%台です。
インドネシア(前週比-1)、ベルギー(前週比±0)の2か国が4人でした。
インドネシアは、日2・外2。罹患率は、検体数が非常に多いため、全体では0.1%台です。
ベルギーは、日3・外1。罹患率は、全体では2%台です。
3人はハンガリー(前週比皆増)、ラオス(前週比+2)の2か国。
ハンガリーは、日2・外1。罹患率は、日本国籍者は3%台、外国籍者は4%台の危険状態。全体でも3%台で危険です。
ラオスは、日0・外3。外国籍者への偏りが続いています。罹患率は、外国籍者は8%台の危険状態。全体でも6%で危険です。
2人の国は9か国。ガーナ(前週比皆増)、カンボジア(前週比±0)、スイス(前週比±0)、セルビア(前週比皆増)、台湾(前週比+1)、フィンランド(前週比皆増)、ブラジル(前週比±0)、メキシコ(前週比皆増)、ロシア(前週比皆増)。
ガーナ、セルビア、フィンランド、メキシコは2人とも日本国籍者。カンボジア、台湾、ブラジルは2人とも外国籍者。残り2か国は日外1人ずつ。
残り22か国は1人です。
アイルランド、オーストリア、カタール、サウジアラビア、ザンビア、ジブチ、スウェーデン、ソロモン諸島、中国(香港・澳門含む)、ノルウェー、バーレーン、リヒテンシュタインが日本国籍者、
アフガニスタン、デンマーク、ニュージーランド、ネパール、パキスタン、フィジー、ブルガリア、マリ、南アフリカ、ミャンマーが外国籍者でした。
全体の陽性人数は減少。一方で、全体の国数は増加しました。1人、2人の単発発生が多いためと思われますが、一部の特定国への集中傾向は変わらない印象です。
相変わらず、東南アジアと欧米が目立ちます。
国数増加については、日本国籍者による発現が少し増えている印象でしょうか。
特記[バングラデシュ][トルコ][ウズベキスタン][ポーランド][グアム]
バングラデシュ、トルコ、ウズベキスタン、ポーランド、グアムは、検体数が100件以上ですが、陽性者は0人です。
バングラデシュとポーランドは2週連続。ペルーが検体数100件を下回りましたが、検体数99件で2週連続陽性者はいませんでした。
これだけ世界でオミクロン株が流行していても、ゼロコロナ国をはじめ、一部の国からは、入国者数が多くても全然陽性者が出ていないです。
結局、やろうと思えばいくらでも低減できることが分かります。ゼロにはならなくても、もっと少人数に抑えることはできるはずです。
いくらウィズコロナでも、少ない数に抑えようとする努力はすべきと思うのですが、、、。
■[罹患率高い国分析] 1%超えは54か国中29か国と微減
罹患率1%超えが29か国(前週比-1)と減少。うち罹患率10%超えは3か国(前週比+1)です。一部の国への集中傾向は変わりませんが、全体的に横ばいから減少気味になっている印象です。
・検体数100人以上または陽性者数10人以上の国には◆印をつけました。◆印付きの国は特に危険な国家と言えるかと思います。(◆◆は検体1千件超)
・国名の後ろの( )数字は、この週の各国から入国時の強制隔離日数を示しています(途中から指定は(数字→数字)で表示。一部地域のみの指定は*を付けています。(3(0))はホテル不足起因の強制隔離免除国)。
罹患率の高さは、この順番に、航空機内や空港検疫で密輸ウイルスを撒き散らす危険の多い(機内クラスターの危険が大きく、空港検疫で捕捉されやすい)危険な国ランキングと考えて頂ければ良いと思います。
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[10%超えの超異常/超危険国・地域]
最悪 [欧州]リヒテンシュタイン(0) 50.00%(検体2件中1人陽性=日本国籍者検体1件中1人陽性)
[阿州]マ リ(0) 20.00%(検体5件中1人陽性=外国籍者検体3件中1人陽性)
[大洋]ソロモン諸島(0) 20.00%(検体5件中1人陽性=全員日本国籍者)
二桁割合の超異常国は3か国(前週比+1)でした。
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[1%超えの異常/危険国・地域]
[阿州]ジブチ(0) 6.67%(検体15件中1人陽性=全員日本国籍者)
[阿州]ガーナ(0) 6.06%(検体33件中2人陽性=日本国籍者検体21件中2人陽性)
[東南]ラオス(0) 6.00%(検体50件中3人陽性=外国籍者検体37件中3人陽性)
[中東]バーレーン(0) 5.88%(検体17件中1人陽性=日本国籍者検体17件中1人陽性)
[欧州]セルビア(0) 5.71%(検体35件中2人陽性=日本国籍者検体30件中2人陽性)
[欧州]ブルガリア(0) 3.70%(検体27件中1人陽性=外国籍者検体11件中1人陽性)
[欧州]ハンガリー(0) 3.57%(検体84件中3人陽性=外国籍者検体24件中1人陽性)
[大洋]フィジー(0) 3.57%(検体28件中1人陽性=外国籍者検体7件中1人陽性)
[阿州]ザンビア(0) 3.33%(検体30件中1人陽性=日本国籍者検体22件中1人陽性)
[東亜]◆モンゴル(0) 3.15%(検体349件中11人陽性=日本国籍者検体88件中8人陽性)
▲自動的に機内の全員が濃厚接触者となる超危険な罹患率(3%以上)▲
[中東]アフガニスタン(0) 2.50%(検体40件中1人陽性=全員外国籍者)
[欧州]◆ベルギー(0) 2.09%(検体191件中4人陽性=日本国籍者検体131件中3人陽性)
[欧州]◆オランダ(0) 1.67%(検体419件中7人陽性=日本国籍者検体306件中6人陽性)
[欧州]◆◆英 国(0) 1.66%(検体1,326件中22人陽性=日本国籍者検体962件中17人陽性)
[欧州]ノルウェー(0) 1.61%(検体62件中1人陽性=日本国籍者検体48件中1人陽性)
[阿州]南アフリカ(0) 1.56%(検体64件中1人陽性=外国籍者検体26件中1人陽性)
[欧州]◆フィンランド(0) 1.52%(検体132件中2人陽性=日本国籍者検体91件中2人陽性)
[中東]カタール(0) 1.49%(検体67件中1人陽性=日本国籍者検体47件中2人陽性)
[欧州]◆◆フランス(0) 1.49%(検体1,274件中19人陽性=外国籍者検体391件中7人陽性)
[中亜]◆ロシア(3) 1.32%(検体151件中2人陽性=日本国籍者検体34件中2人陽性)
[東南]◆◆ベトナム(3→0) 1.31%(検体10,330件中135人陽性=外国籍者検体8,916件中122人陽性)
[欧州]アイルランド(0) 1.30%(検体77件中1人陽性=日本国籍者検体54件中1人陽性)
[中東]◆アラブ首長国連邦(0) 1.29%(検体464件中6人陽性=日本国籍者検体370件中5人陽性)
▲オミクロン前の空港検疫の最悪の時の瞬間罹患率(約1.2%)=2020年11月の外人新規入国解禁・低感染国無検査化による濃化(自動的悪化)直後▲
[欧州]◆イタリア(0) 1.17%(検体513件中6人陽性=日本国籍者検体335件中5人陽性)
[欧州]◆スペイン(0) 1.15%(検体435件中5人陽性=日本国籍者検体303件中5人陽性)
[欧州]デンマーク(0) 1.06%(検体94件中1人陽性=外国籍者検体37件中1人陽性)
▲搭乗者数上限100人搭乗だと自動的に機内に2人以上陽性がいる危険な罹患率(1%以上)▲
▼日本の第六波で最悪の時の罹患率(約0.7%)▼
▼オミクロン前の空港検疫の罹患率平均(約0.3〜0.4%)▼
▼日本の第五波で最悪の時の罹患率(約0.2%)▼
1%(100人に1人陽性)超えは以上の29か国(前週比-1)で減少しました。各国の罹患率は改善気味ですが、率が高くなる国も多い印象です。
今週も、3週ぶりに3%以上に検体100件以上の国が出ましたが、ギリギリで1か国のみ。少人数入国の国で、単発的に出た国が多かったと推定されます。
欧州は変わらず罹患率の高い国が多く危険です。
陽性者発生も1%未満だったのは、25か国(前週比+5)です。
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[連続で10%超えの超異常国] 0か国(前週比±0)
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[連続で1%超えの異常国] 10か国(前週比-4)
ラオス、ブルガリア、◆モンゴル、アフガニスタン、◆◆英国、ノルウェー、南アフリカ、◆◆フランス、◆◆ベトナム、◆スペイン
「2週連続で1%超の異常な国」は10か国(前週比-4)でだいぶ減ってきました。
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[先週1%超え→今週1%未満]
◆パキスタン、サウジアラビア、◆スリランカ、◆◆韓国、◆◆タイ、◆トルコ、◆◆豪州、◆◆ドイツ
[先週10%超え→今週陽性0人] →いずれも単発国と判明
チュニジア、キューバ
[先週1%超え→今週陽性0人]
ルーマニア、パラオ、スロバキア、ボリビア、チェコ、イラン、エジプト、イスラエル
※注意:検体数=入国者数ではありませんので、実際の罹患率は出ている数字より高いはずです。
■[航空便利用者数分析] 総利用者数九万人台まで増加
合計の利用者数は95,701人(前週比+6,549人)。2週連続増加。ついに9万人を突破しました。1日の入国期限が1万人程ですから、第三国間乗り継ぎ需要が増えているものと推定されます。陽性入国者が増えない一方で航空利用者は増加するということで、航空会社にも日本にも良い傾向ですね。
最多は米国便で21,776人(前週比+801)で再び増加。ベトナム便が12,716人(前週比+1,999)で急増続き、フィリピン便が9,466人(前週比+415)で続いています。
今週は増加国が多く出ました。
増加している国:最も人数が増えたのは、ベトナム便。タイ便7,733人(前週比+956)、シンガポール便6,446人(前週比+830)、米国便、フィリピン便、インドネシア便4,378人(前週比+409)などが続いています。千人超の急増便は1か国(前週比-1)です。
皆増した国:カンボジア便(1人)、カザフスタン便(4人)。
減少している国:最も人数が減ったのは、モンゴル便325人(前週比-174)。インド便2,710人(前週比-143)などが続いています。
皆減した国:ウズベキスタン便(-4)。
利用者数の多いニューカレドニア便(1,062人)からの検体数は7件(日2・外5)でした。
毎週データは更新されているようですので、今後も注視していきます。
■週間速報内容
2022/04/24-2022/04/30
全検査
合計 検体68,473/陽性450 0.66%↓急減
日本 検体29,928/陽性222 0.77%↓急減
外国 検体39,545/陽性228 0.58%↓急減
検体数の多い国
ベトナム:合計 検体10,330、陽性135=1.31%
日本国籍 検体1,414 陽性13=0.92%/外国籍 検体8,916 陽性122=1.37%
米 国:合計 検体9,505、陽性77=0.81%
日本国籍 検体6,672 陽性57=0.85%/外国籍 検体2,833 陽性20=0.71%
中 国:合計 検体6,975、陽性 1=0.01%
日本国籍 検体 910 陽性 1=0.11%/外国籍 検体6,065 陽性 0=0%
フィリピン:合計 検体4,488、陽性 6=0.13%
日本国籍 検体1,290 陽性 1=0.08%/外国籍 検体3,198 陽性 5=0.16%
インドネシア:合計 検体3,884、陽性 4=0.10%
日本国籍 検体1,888 陽性 2=0.11%/外国籍 検体1,996 陽性 2=0.10%
罹患率の高い国
リヒテンシュタイン:合計 検体 2、陽性 4=50.00%
日本国籍 検体 1 陽性 1=100.00%/外国籍 検体 1 陽性 0=0%
マ リ:合計 検体 5、陽性 1=20.00%
日本国籍 検体 2 陽性 0=0%/外国籍 検体 3、陽性 1=33.33%
ソロモン諸島:合計 検体 5、陽性 1=20.00%
日本国籍 検体 5 陽性 1=20.00%/外国籍 検体 0 陽性 0=0%
ジブチ:合計 検体 15、陽性 1=6.67%
日本国籍 検体 15 陽性 1=6.67%/外国籍 検体 0 陽性 0=0%
ガーナ:合計 検体 33、陽性 2=6.06%
日本国籍 検体 21 陽性 2=9.52%/外国籍 検体 12 陽性 0=0%
■毎日の個別発表との誤差状況(4月24日〜4月30日)
(A)週間発表(今回の滞在国・地域ごとの検査実績発表):450人
(B)毎日発表:419人中非公表0人(複数国滞在者26人=フランス/スペイン、フランス/ベルギー、中国/シンガポール、フランス/オランダ、ベルギー/スイス、英国/米国/アラブ首長国連邦、英国/米国、英国/フランス/ベルギー、オランダ/ドイツ、セルビア/フランス、オーストリア/オランダ/イタリア、英国/フランス、シンガポール/マレーシア2、イタリア/リヒテンシュタイン、米国/カナダ3、サウジアラビア/バーレーン、フィンランド/イタリア/フランス2、アラブ首長国連邦/英国、ドイツ/イタリア、ノルウェー/ドイツ/オランダ、アイルランド/英国、米国/ベルギー)451
今週も複数国滞在者が多くいました。
欧州が多いのは相変わらずですが、大陸間移動者も増えています。欧州便減便のせいで米国経由での入国が増えているのか、米国と欧州の組み合わせも増えています。
どうも日本国籍者が多いようです。母国にウイルスを持ち込んで汚染することになります。入国前に動き回るのは止めてほしいものです。
・日本国籍者確定 20人:フランス/スペイン、中国/シンガポール、オランダ/ドイツ、セルビア/フランス、オーストリア/オランダ/イタリア、シンガポール/マレーシア2、イタリア/リヒテンシュタイン、米国/カナダ3、サウジアラビア/バーレーン、フィンランド/イタリア/フランス2、ドイツ/イタリア、ノルウェー/ドイツ/オランダ、アイルランド/英国
・外国籍者確定 1人:
・国籍確定できず 5人:フランス/オランダ、英国/米国/アラブ首長国連邦、英国/米国、英国/フランス、アラブ首長国連邦/英国
(フランス/ベルギー、英国/フランス/ベルギー、ベルギー/スイス、米国/ベルギーは3人日本国籍、1人外国籍)
(誤差が出ている国)Aが超過していると非公表の可能性有
韓 国:(A)19人/(B)20人 Bが1人超過
誤差は韓国の1人のみでした。
■新型コロナウイルス感染症の検査実績について(空港検疫)(厚生労働省公式サイト)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00201.html
■水際対策に係る新たな措置について(厚生労働省公式サイト)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00209.html
2022年05月14日
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