戦慄!すり抜け事例が爆増中!
東京都は5日間で32人確認
人口の0.06%の海外渡航者が陽性者の1%超!!!
6月1日以降、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)について空港検疫すり抜け事例が爆増しています。
東京都発表の海外渡航者事例が一気に爆増し始めています。
人口のわずか0.06%の海外渡航者が、陽性者の1.06%を占めるという極めて異常な事態になっています。
東京都発表分の海外渡航者事例
6月1日:5人(全陽性2,415人中の確認済1,487人中)
6月2日:3人(全陽性2,335人中の確認済 888人中)
6月3日:7人(全陽性2,111人中の確認済 791人中)
6月4日:10人(全陽性2,071人中の確認済 873人中)
6月5日:7人(全陽性1,584人中の確認済 610人中)
→5日間で32人(全陽性10,516人中の確認済4,649人中=0.69%)
6月1日に水際対策が大幅緩和となり、現地感染状況が悪かったり空港検疫での陽性事例が多かったりするのに、入国時に検査も隔離もない国が爆増しています。検査対象となる国が適切に設定されていれば問題ないのですが、米国やドイツ、フランスなどといった感染の悪い国が軒並み指定を逃れており、すり抜け爆増するのではないかと推定されています。
既に、空港検疫の発表数字ではどのデータを見てもすり抜けが爆増していると推定される状況です。そのような中で、すり抜けた後居住地で発生する事例も爆増しているデータが出てきました。
東京都から発表された海外渡航者事例が、一気に爆増し始めています。
東京都は、海外渡航者事例の人数だけは公表されているので、すり抜け事例のトレンドを推定できます。
6月1日以降、東京都の海外渡航者事例は5日間で32人(6.4人/日)も確認。東京都の陽性者(確認済)に占める割合は0.69%と異常に高い数値となっています。
しかも、6月1日以降のすり抜けが捉えられていると考えられる6月3日以降の3日間だけで考えると24人(8人/日)、1.06%とさらに悪化しています。
5月の東京都の海外渡航者事例は、以下のページでも記事にしました。
https://johokotu.seesaa.net/article/488630424.html
5月は平均で3.4人/日、0.29%でしたから倍以上。最も状況の悪かった今年1月でも平均で5.4人/日、0.25%でしたから非常に危険であることが分かります。
東京都発表は、毎日半数以上は確認中で、実際の半分も捉えられていません。実際には、倍以上の海外渡航者がいる可能性があるので注意が必要です。
きちんとした東京都居住の入国者数は分かりませんが、先月までの空港検疫の陽性事例では東京都居住者は約4割を占めていることから推定できます。6月以降の入国は2万人/日ですから、毎日8000人程度の海外渡航者が東京都に供給されていると推定されます。それでも、東京都の人口は約1400万人ですから、全体に占める割合は0.06%に過ぎません。
人口全体の0.06%しかいないのに、陽性者の比率が1.06%とは、実に17倍危険という極めて恐ろしい状況になっています。
東京都がだいたい4割なので、日本全国では、毎日「"少なくとも"」20人程度のすり抜け陽性事例が生じている計算になります。
東京都の感染状況は、爆発するところまではいっていませんでしたが、しばらくは感染爆発への備えが必要かもしれませんね。
COVID-19は、海外ではただの風邪と変わらない扱いになっているところも多いですが、日本国内では、いまだ2類相当の危険な感染症と認定されています。
■これまでの報道発表(東京都公式サイト)
https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/index.html
2022年06月06日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバック