◇空港検疫(週間速報)5月3週目
[罹患率]6週連続で1%下回るも0.8%台止まり
[国籍別]邦人悪化止まらず1%超え続く
[陽性国]国数多い状態は続く、陽性率高い国が青国ばかり
[旅客数]入国7万制限の中11万人到着
厚生労働省(厚労省)は6月3日、空港検疫での新型コロナウイルス感染症検査状況の5月3週目(5月15日〜5月21日)分の速報値を発表しました。
厚労省の速報は、週間の検体数と陽性者数を、日本国籍者、外国籍者別に、滞在国ごとに出した非常に細かいデータです。2020年11月11日以降毎週金曜日に過去4週間分が発表されています。今回は4日遅れの火曜日発表でした。5月31日の公表で、2020年10月4日〜2022年5月21日分が公表されたことになります。
速報のため、日々の発表のデータとかなりのズレが生じてる場合もありますが、分析に活用できます。
■[罹患状況推移分析] 6週連続罹患率1%下回るも日本国籍者悪化止まらず
2020年
10/04-10/10 検体12,421・陽性57=罹患率0.46%(日本国籍0.46%:外国籍0.46%)
10/11-10/17 検体 7,364・陽性24=罹患率0.33%(日本国籍0.29%:外国籍0.34%)
10/18-10/24 検体12,213・陽性46=罹患率0.38%(日本国籍0.39%:外国籍0.37%)
10/25-10/31 検体17,833・陽性47=罹患率0.26%(日本国籍0.22%:外国籍0.29%)
<11/01〜入国者の多い低感染国9か国が検査解除>
11/01-11/07 検体10,589・陽性84=罹患率0.79%(日本国籍0.75%:外国籍0.83%)
11/08-11/14 検体10,823・陽性89=罹患率0.82%(日本国籍0.54%:外国籍1.02%)
11/15-11/21 検体11,627・陽性79=罹患率0.68%(日本国籍0.52%:外国籍0.79%)
11/22-11/28 検体13,789・陽性90=罹患率0.65%(日本国籍0.61%:外国籍0.65%)
11/29-12/05 検体14,226・陽性89=罹患率0.63%(日本国籍0.50%:外国籍0.74%)
12/06-12/12 検体16,488・陽性86=罹患率0.52%(日本国籍0.43%:外国籍0.64%)
12/13-12/19 検体18,554・陽性74=罹患率0.40%(日本国籍0.28%:外国籍0.62%)
12/20-12/26 検体18,835・陽性98=罹患率0.52%(日本国籍0.51%:外国籍0.54%)
12/27-01/02 検体13,123・陽性83=罹患率0.63%(日本国籍0.49%:外国籍0.75%)
2021年
01/03-01/09 検体14,098・陽性76=罹患率0.54%(日本国籍0.23%:外国籍0.72%)
<01/09〜全入国者検査開始>
01/10-01/16 検体21,399・陽性67=罹患率0.31%(日本国籍0.31%:外国籍0.31%)
01/17-01/23 検体22,678・陽性41=罹患率0.18%(日本国籍0.31%:外国籍0.15%)
01/24-01/30 検体10,076・陽性25=罹患率0.25%(日本国籍0.12%:外国籍0.37%)
01/31-02/06 検体10,435・陽性20=罹患率0.19%(日本国籍0.13%:外国籍0.27%)
02/07-02/13 検体 9,423・陽性19=罹患率0.20%(日本国籍0.15%:外国籍0.26%)
02/14-02/20 検体 9,523・陽性19=罹患率0.20%(日本国籍0.11%:外国籍0.28%)
02/21-02/27 検体11,779・陽性23=罹患率0.20%(日本国籍0.22%:外国籍0.17%)
02/28-03/06 検体14,086・陽性29=罹患率0.21%(日本国籍0.16%:外国籍0.26%)
03/07-03/13 検体14,467・陽性27=罹患率0.19%(日本国籍0.14%:外国籍0.25%)
03/14-03/20 検体17,879・陽性49=罹患率0.27%(日本国籍0.20%:外国籍0.41%)
03/21-03/27 検体14,040・陽性42=罹患率0.30%(日本国籍0.15%:外国籍0.48%)
03/28-04/03 検体14,615・陽性70=罹患率0.48%(日本国籍0.24%:外国籍0.81%)
04/04-04/10 検体12,694・陽性62=罹患率0.49%(日本国籍0.16%:外国籍0.85%)
04/11-04/17 検体11,974・陽性74=罹患率0.62%(日本国籍0.40%:外国籍0.90%)
04/18-04/24 検体11,268・陽性60=罹患率0.53%(日本国籍0.26%:外国籍0.89%)
04/25-05/01 検体13,039・陽性95=罹患率0.73%(日本国籍0.29%:外国籍1.30%)
05/02-05/08 検体11,551・陽性82=罹患率0.71%(日本国籍0.25%:外国籍1.29%)
05/09-05/15 検体12,891・陽性50=罹患率0.39%(日本国籍0.23%:外国籍0.59%)
05/16-05/22 検体11,644・陽性39=罹患率0.33%(日本国籍0.33%:外国籍0.34%)
05/23-05/29 検体13,680・陽性32=罹患率0.23%(日本国籍0.19%:外国籍0.29%)
05/30-06/05 検体16,066・陽性40=罹患率0.25%(日本国籍0.14%:外国籍0.41%)
06/06-06/12 検体16,515・陽性17=罹患率0.10%(日本国籍0.08%:外国籍0.14%)
06/13-06/19 検体16,771・陽性44=罹患率0.26%(日本国籍0.18%:外国籍0.39%)
06/20-06/26 検体16,536・陽性45=罹患率0.27%(日本国籍0.19%:外国籍0.41%)
06/27-07/03 検体22,338・陽性60=罹患率0.27%(日本国籍0.24%:外国籍0.32%)
07/04-07/10 検体23,362・陽性79=罹患率0.34%(日本国籍0.38%:外国籍0.29%)
07/11-07/17 検体32,329・陽性97=罹患率0.30%(日本国籍0.44%:外国籍0.22%)
07/18-07/24 検体35,885・陽性67=罹患率0.19%(日本国籍0.33%:外国籍0.13%)
07/25-07/31 検体24,273・陽性89=罹患率0.37%(日本国籍0.50%:外国籍0.24%)
08/01-08/07 検体21,987・陽性94=罹患率0.43%(日本国籍0.33%:外国籍0.57%)
08/08-08/14 検体19,809・陽性78=罹患率0.39%(日本国籍0.37%:外国籍0.42%)
08/15-08/21 検体25,444・陽性101=罹患率0.40%(日本国籍0.38%:外国籍0.40%)
08/22-08/28 検体20,067・陽性69=罹患率0.34%(日本国籍0.30%:外国籍0.38%)
08/29-09/04 検体18,832・陽性86=罹患率0.46%(日本国籍0.32%:外国籍0.60%)
09/05-09/11 検体17,834・陽性78=罹患率0.44%(日本国籍0.29%:外国籍0.58%)
09/12-09/18 検体16,952・陽性56=罹患率0.33%(日本国籍0.19%:外国籍0.49%)
09/19-09/25 検体16,964・陽性56=罹患率0.33%(日本国籍0.13%:外国籍0.48%)
09/26-10/02 検体21,484・陽性71=罹患率0.33%(日本国籍0.17%:外国籍0.49%)
10/03-10/09 検体17,264・陽性43=罹患率0.25%(日本国籍0.10%:外国籍0.40%)
10/10-10/16 検体18,780・陽性46=罹患率0.24%(日本国籍0.23%:外国籍0.26%)
10/17-10/23 検体19,305・陽性45=罹患率0.23%(日本国籍0.19%:外国籍0.27%)
10/24-10/30 検体20,038・陽性34=罹患率0.17%(日本国籍0.13%:外国籍0.21%)
10/31-11/06 検体21,718・陽性58=罹患率0.27%(日本国籍0.27%:外国籍0.27%)
11/07-11/13 検体21,462・陽性47=罹患率0.22%(日本国籍0.18%:外国籍0.26%)
11/14-11/20 検体21,739・陽性45=罹患率0.21%(日本国籍0.16%:外国籍0.26%)
11/21-11/27 検体24,309・陽性46=罹患率0.19%(日本国籍0.16%:外国籍0.22%)
11/28-12/04 検体28,216・陽性71=罹患率0.25%(日本国籍0.20%:外国籍0.33%)
12/05-12/11 検体29,138・陽性86=罹患率0.30%(日本国籍0.28%:外国籍0.32%)
12/12-12/18 検体30,643・陽性167=罹患率0.54%(日本国籍0.56%:外国籍0.48%)
12/19-12/25 検体27,769・陽性321=罹患率1.16%(日本国籍1.22%:外国籍0.94%)
12/26-01/01 検体17,094・陽性494=罹患率2.89%(日本国籍2.11%:外国籍4.05%)※
01/02-01/08 検体21,488・陽性1,135=罹患率5.28%(日本国籍5.00%:外国籍5.54%)
01/09-01/15 検体20,185・陽性1,087=罹患率5.39%(日本国籍4.14%:外国籍6.42%)
01/16-01/22 検体16,973・陽性1,051=罹患率6.19%(日本国籍3.33%:外国籍8.84%)
01/23-01/29 検体16,342・陽性745=罹患率4.56%(日本国籍2.57%:外国籍6.90%)
01/30-02/05 検体15,382・陽性604=罹患率3.93%(日本国籍2.72%:外国籍5.30%)
02/06-02/12 検体16,881・陽性357=罹患率2.11%(日本国籍1.65%:外国籍2.53%)
02/13-02/19 検体18,436・陽性380=罹患率2.06%(日本国籍1.74%:外国籍2.37%)
02/20-02/26 検体20,729・陽性395=罹患率1.91%(日本国籍1.70%:外国籍2.14%)
02/27-03/05 検体26,014・陽性393=罹患率1.51%(日本国籍1.15%:外国籍1.95%)
03/06-03/12 検体32,360・陽性476=罹患率1.47%(日本国籍1.04%:外国籍2.04%)
03/13-03/19 検体44,626・陽性615=罹患率1.38%(日本国籍0.98%:外国籍1.89%)
03/20-03/26 検体51,546・陽性702=罹患率1.36%(日本国籍1.05%:外国籍1.62%)
03/27-04/02 検体63,169・陽性821=罹患率1.30%(日本国籍0.99%:外国籍1.51%)
04/03-04/09 検体62,997・陽性725=罹患率1.15%(日本国籍0.99%:外国籍1.25%)
04/10-04/16 検体63,038・陽性541=罹患率0.86%(日本国籍0.97%:外国籍0.79%)
04/17-04/23 検体64,145・陽性491=罹患率0.77%(日本国籍0.90%:外国籍0.69%)
04/24-04/30 検体68,473・陽性450=罹患率0.66%(日本国籍0.77%:外国籍0.58%)
05/01-05/07 検体69,831・陽性565=罹患率0.81%(日本国籍1.00%:外国籍0.63%)
05/08-05/14 検体83,082・陽性763=罹患率0.92%(日本国籍1.34%:外国籍0.64%)
05/15-05/21 検体79,888・陽性697=罹患率0.87%(日本国籍1.36%:外国籍0.55%)
・検体数(発表値)
日本人:31,666件 前週比-1,733件の急減。4週ぶり減少。
外国人:48,222件 前週比-1,461件の急減。2週ぶり減少。
合 計:79,888件 前週比-3,194件の急減。6週ぶり減少。
日外比率は前週1:1.49→今週1:1.52で、日外の差が微妙ながら拡がりました。
検査対象が全入国者になっています。検査数(≒入国者)の多さは、米国、ベトナム、中国(香港・澳門含む)、フィリピン、ネパールの順でした。
・陽性数(発表値)
日本人:432人 前週比-15人と減少。4週ぶり減少。
外国人:265人 前週比-51人と急減。3週ぶり減少。
合 計:697人 前週比-66人と急減。3週ぶり減少。
日外比率は前週1:0.70→今週1:0.61で、日外の差がさらに拡がりました。外国籍者が一気に改善したまま、3週連続で日本国籍者の方が人数が多くなりました。いよいよ圧倒的に日本国籍者の方が悪くなっています。
・罹患率(計算値)
日本人:1.36% 前週比+0.02Pと微増(悪化)。
外国人:0.55% 前週比-0.09Pと減少(改善)。
合 計:0.87% 前週比-0.05Pと減少(改善)。
前週と比べると、日本国籍者は、検体数が5%減少に対して陽性者数は3%減少。外国籍者は検体数が3%減少に対して陽性者数は16%減少。
この結果、罹患率は、日本国籍者は微増(悪化)、外国籍者は減少(改善)でした。日本国籍者は3週連続で悪化しています。
全体の罹患率は前週0.92%→今週0.87%と減少(改善)。
6週連続で1%(100人に1人陽性)は下回っています。
■[陽性者数多い国分析] 59か国と微減止まり/欧州多い状況続く/20人超7か国も10人超は15か国で増加
今週陽性者が確認されたのは、前週に続いて陽性者が出ている米国・、ベトナム14、フランス28、スペイン23、ドイツ25、英国・、タイ21、シンガポール16、豪州12、インド21、カナダ23、ブラジル5、フィリピン22、韓国16、イタリア22、スイス23、台湾4、オランダ4、アラブ首長国連邦(UAE)23、ネパール4、スウェーデン5、マレーシア15、ベルギー12、インドネシア19、ポルトガル1、アイルランド3、モンゴル9、メキシコ1、パキスタン21、トルコ2、オーストリア6、イスラエル2、フィンランド3、ニュージーランド1、中国(香港・澳門含む)3、スリランカ18、エチオピア1、エジプト2などを含めて59か国(前週比-1)からの入国者に陽性者が出ました。多めが続いており、なかなか減ってきません。
カンボジアが10週ぶり、ミャンマーが9週ぶり、南アフリカが5週ぶりに陽性者が出ませんでした。
陽性者数の多さは、この順番に、日本国内で撒き散らす人数の多い(日本国内へのウイルス密輸件数が多い)危険な国ランキングと考えて頂ければ良いと思います。
[米 国] この週は強制隔離なし!!!!!
252人(前週比+8)。3週連続最悪。悪化が続いており、異常に超危険な状態です。
日本国籍者は検体9,676件(前週比-249)/陽性195人(前週比+24)、外国籍者は検体4,541件(前週比-20)/陽性57人(前週比-16)。入国者は減ったものの、陽性者は増えています。
罹患率は、日本国籍者が前週1.72%→今週2.02%、外国籍者が前週1.60%→今週1.26%。ついに日本国籍者が2%を突破しました。陽性人数は非常に多いですが、検体数も非常に多いので、罹患率は薄まっています。それでも全体の罹患率は3週連続で1%を超えてしまいました。強制隔離がないため、この大人数で1%超えは、非常に多くのすり抜けが発生しているものと推定されます。異常に危険です。
[ベトナム] この週は強制隔離なし!!!!!
14週前から爆増中のベトナムは83人(前週比-25)。再び百人を切ったものの、異常に危険な状況には変わりません。
日本国籍者は検体1,284件(前週比+124)/陽性3人(前週比-8)、外国籍者は検体10,634件(前週比+995)/陽性80人(前週比-17)。
罹患率は、日本国籍者が前週0.95%→今週0.23%、外国籍者が前週1.01%→今週0.75%です。陽性人数は非常に多いですが、検体数も非常に多いので、罹患率は薄まっています。全体の罹患率は0.7%台でした。
3週前に強制隔離が解除されており、単に強制隔離後陽性の発覚が減って、すり抜けが増えただけの可能性があります。
[フランス] この週は強制隔離なし!!!!!
40人(前週比+11)。連続増加。40人台になってしまい、異常に危険な状態です。
日本国籍者は検体1,182件(前週比+44)/陽性35人(前週比+10)、外国籍者は検体603件(前週比-31)/陽性5人(前週比+1)。
罹患率は、日本国籍者が前週2.20%→今週2.96%、外国籍者が前週0.63%→今週0.83%。日本国籍者は引き続き2%超え。日外で差がありすぎで、日本人特有の罹患しやすい環境があるのでしょうか。陽性人数は多いですが、検体数も多いので、罹患率は薄まっています。全体の罹患率は2%台に悪化しています。強制隔離がないため、この大人数で1%超えは、非常に多くのすり抜けが発生しているものと推定されます。異常に危険です。
フランスは、欧州複数国滞在者が多いです。おそらくは飛行機の乗り継ぎの関係もいると思われますが、そうではなく仕事や旅行で動き回った人たちだと、人々の衛生観念がかなり低下したことを示す非常に危険な兆候です。
[スペイン] この週は強制隔離なし!!!!!
悪化し続けているスペインは38人(前週比+14)。30人台となり、異常に危険な状態です。
日本国籍者は検体575件(前週比+119)/陽性27人(前週比+9)、外国籍者は検体218人(前週比-41)/陽性11人(前週比+5)。
罹患率は、日本国籍者が前週3.95%→今週4.70%、外国籍者が前週2.32%→今週5.05%。日本国籍者は4%超、外国籍者は5%超の異常に危険な状況です。日外の差がなくなりました。全体の罹患率は4%台と危険な状態です。3%以上は機内全員濃厚接触者になる危険な罹患率。この大人数で4%超とは、異常に危険過ぎます。
スペインは直行便もないため、欧州複数国滞在者が多いです。そうではなく仕事や旅行で動き回った人たちだと、人々の衛生観念がかなり低下したことを示す非常に危険な兆候です。また、スペインは、英国などと異なり、普段旅行での行き来が多い国です。旅行需要で浮かれて動き回った人による持ち込みではないか心配です。
[ドイツ] この週は強制隔離なし!!!!!
29人(前週比+8)。急増が続いています。非常に危険な状況です。
日本国籍者は検体1,576件(前週比+417)/陽性22人(前週比+3)、外国籍者は検体670人(前週比-154)/陽性7人(前週比+5)。
罹患率は、日本国籍者が前週1.64%→今週1.40%、外国籍者が前週0.24%→今週1.04%。日外ともに1%を超えてしまいました。陽性人数は多いですが、検体数も多いので、罹患率は薄まっています。全体の罹患率は1%台です。
ドイツは、欧州複数国滞在者が多いです。おそらくは飛行機の乗り継ぎの関係もいると思われますが、そうではなく仕事や旅行で動き回った人たちだと、人々の衛生観念がかなり低下したことを示す非常に危険な兆候です。
[英 国] この週は強制隔離なし!!!!!
25人(前週比-5)とやや改善。それでも20人台で、非常に危険な状況には変わりありません。上下を繰り返しており、異常状態を脱したかはもう少し見極めが必要な印象です。
日本国籍者は検体1,147件(前週比-145)/陽性19人(前週比-3)、外国籍者は検体592人(前週比-53)/陽性6人(前週比-2)。
罹患率は、日本国籍者が前週1.70%→今週1.66%、外国籍者が前週1.24%→今週1.01%。日外ともに1%超。陽性人数は多いですが、検体数も多いので、罹患率は薄まっています。全体の罹患率は1%台です。
[タ イ] この週は強制隔離なし!!!!!
21人(前週比-26)。検体数減少も影響し半減以下に減りました。それでも20人台で、非常に危険な状態です。
日本国籍者は検体2,115件(前週比-1,034)/陽性13人(前週比-21)、外国籍者は検体1,174件(前週比-481)/陽性8人(前週比-5)。
罹患率は、日本国籍者が前週1.08%→今週0.61%、外国籍者が前週0.79%→今週0.68%です。日本国籍者は1%を切りました。陽性人数は多いですが、検体数も非常に多いので、罹患率は薄まっています。全体の罹患率は0.6%台です。
20人以上は7か国(前週比-3)と減少しました。欧米各国の悪化が目立ちます。
[シンガポール] この週は強制隔離なし!!!!!
多い状態が続くシンガポールは16人(前週比-1)。危険な状態が続いています。
日本国籍者は検体1,382件(前週比-306)/陽性10人(前週比-2)、外国籍者は検体854人(前週比-74)/陽性6人(前週比+1)。
罹患率は、日本国籍者が前週0.71%→今週0.72%、外国籍者が前週0.54%→今週0.70%。陽性人数は多いですが、検体数も多いので、罹患率は薄まっています。全体の罹患率は0.7%台でした。
[豪 州] この週は強制隔離なし!!!!!
多い状態が続く豪州は16人(前週比-5)。危険な状態が続いています。
日本国籍者は検体905件(前週比-272)/陽性11人(前週比±0)、外国籍者は検体452人(前週比-159)/陽性5人(前週比-5)。
罹患率は、日本国籍者が前週0.93%→今週1.22%、外国籍者が前週1.64%→今週1.11%。日本国籍者が1%を超えてしまいました。外国籍者も1%超。陽性人数は多いですが、検体数も多いので、罹患率は薄まっています。全体の罹患率は1%台です。
[インド] この週は強制隔離なし!!!!!
多い状態が続くインドは14人(前週比-8)。危険な状態が続いています。
日本国籍者は検体507件(前週比+38)/陽性3人(前週比-7)、外国籍者は検体1,378人(前週比-42)/陽性11人(前週比-1)。
罹患率は、日本国籍者が前週2.13%→今週0.59%、外国籍者が前週0.85%→今週0.80%。日本国籍者は1%を下回りました。陽性人数は多いですが、検体数も多いので、罹患率は薄まっています。全体の罹患率は1%を切って0.7%台です。
[カナダ] この週は強制隔離なし!!!!!
多い状態が続くカナダは13人(前週比-1)。危険な状態が続いています。
日本国籍者は検体842件(前週比-130)/陽性9人(前週比-2)、外国籍者は検体260人(前週比-52)/陽性4人(前週比+1)。
罹患率は、日本国籍者が前週1.13%→今週1.07%、外国籍者が前週0.96%→今週1.54%。外国籍者が1%を超えてしまいました。日本国籍者も1%超。陽性人数は多いですが、検体数も多いので、罹患率は薄まっています。全体の罹患率は1%台でした。
[ブラジル] この週は強制隔離なし!!!!!
前週から急に増え始めてきたブラジルは11人(前週比-3)。連続して危険な状態です。
日本国籍者は検体244件(前週比+73)/陽性5人(前週比-1)、外国籍者は検体456人(前週比-85)/陽性6人(前週比-2)。
罹患率は、日本国籍者が前週3.51%→今週2.05%、外国籍者が前週1.48%→今週1.32%。日本国籍者はまだ2%超えの危険な状況。陽性人数は多いですが、検体数も多いので、罹患率は薄まっています。全体の罹患率は1%台でした。
[フィリピン] この週は強制隔離なし!!!!!
10人(前週比+3)。増加傾向で、危険な状態です。
日本国籍者は検体1,301件(前週比-252)/陽性6人(前週比+1)、外国籍者は検体3,683人(前週比+105)/陽性4人(前週比+2)。
罹患率は、日本国籍者が前週0.32%→今週0.46%、外国籍者が前週0.05%→今週0.11%。陽性人数は多いですが、検体数が非常に多いので、罹患率は薄まっています。全体の罹患率は0.2%台でした。
[韓 国] この週は強制隔離 5月16日までたった3日間、5月17日以降無し
10人(前週比-12)と一気に半減以下となりました。危険な状況には変わりありません。
日本国籍者は検体1,011件(前週比+184)/陽性1人(前週比-7)、外国籍者は検体2,810人(前週比-1,181)/陽性9人(前週比-5)。
罹患率は、日本国籍者が前週0.97%→今週0.10%、外国籍者が前週0.35%→今週0.32%です。陽性人数は多いですが、検体数も非常に多いので、罹患率は薄まっています。全体の罹患率は0.2%台です。
今週強制隔離が解除されており、単に強制隔離後陽性の発覚が減って、すり抜けが増えただけの可能性があります。
[イタリア] この週は強制隔離なし!!!!!
多い状態が続く10人(前週比-2)。危険な状態が続いています。
日本国籍者は検体465件(前週比-100)/陽性7人(前週比-2)、外国籍者は検体288人(前週比-72)/陽性3人(前週比±0)。
罹患率は、日本国籍者が前週1.59%→今週1.51%、外国籍者が前週0.83%→今週1.04%。外国籍者が1%を超えてしまいました。日本国籍者も1%超。陽性人数は多いですが、検体数も多いので、罹患率は薄まっています。全体の罹患率は1%台でした。
10人超えは以上の15か国(前週比+1)。増加が続いています。
東南アジア各国、欧米各国は引き続き多い状態が続いています。いずれも非常に危険な地域と言えそうです。
なんとなくですが、3週連続で、陽性人数の多い国は、日本国籍者の悪化が目立っている印象です。
[その他の国]
10人未満のその他の国の状況です。
9人:1か国 スイス(前週比+2)
スイスは、日7・外2。日本国籍者への偏りがストップしました。罹患率は、日外とも1%超え。検体数が多めのため、全体では1%台です。
8人:1か国 台湾(前週比-1)
台湾は、日3・外5。コロナ対策優等生も3週前からついにパンデミックの影響が出始めています。罹患率は、検体数が多めのため、全体では0.8%台です。
7人:2か国 UAE(前週比+5)、オランダ(前週比+4)
UAEは、日6・外1。罹患率は、日本国籍者は1%超え。検体数が多めのため、全体では1%台です。
オランダは、日6・外1。日本国籍者への偏りがストップしました。罹患率は、日本国籍者は1%超え。検体数が多めのため、全体では1%台です。
6人:2か国 スウェーデン(前週比+2)、ネパール(前週比-3)
スウェーデンは、日4・外2。罹患率は、日外ともに2%超で、全体では2%台です。
ネパールは、日0・外6。外国籍者に偏っています。罹患率は、検体数が非常に多いため、全体では0.1%台です。
5人:3か国 インドネシア(前週比-1)、ベルギー(前週比-1)、マレーシア(前週比-1)
インドネシアは、日1・外4。罹患率は、検体数が非常に多いため、全体では0.1%台です。
ベルギーは、日3・外2。罹患率は、日本国籍者は1%超、外国籍者は2%超。検体数が多めのため、全体では1%台です。
マレーシアは、日2・外3。罹患率は、検体数が非常に多いため、全体では0.4%台です。
4人:2か国 アイルランド(前週比+2)、ポルトガル(前週比+1)
アイルランドは、日3・外1。罹患率は、日外ともに2%超で、全体では2%台です。
ポルトガルは、日4・外0。日本国籍者に偏っています。罹患率は、日本国籍者は5%超の危険状態。全体では3%台の危険状態です。
3人:4か国 トルコ(前週比-1)、パキスタン(前週比-4)、メキシコ(前週比皆増)、モンゴル(前週比皆増)
トルコは、日3・外0。日本国籍者に偏っています。罹患率は、日本国籍者は2%超で、全体では1%台です。
パキスタンは、日1・外2。非常に珍しく外国籍者への偏りがストップしました。罹患率は、日本国籍者は2%超。検体数が多めなので、全体では0.6%台です。
メキシコは、日3・外0。日本国籍者に偏っています。罹患率は、日本国籍者は1%超。検体数が多めなので、全体では0.7%台です。
モンゴルは、日1・外2。罹患率は、日本国籍者は1%超で、全体では1%台です。
2人:2か国 イスラエル(前週比+1)、オーストリア(前週比-1)
オーストリアは2人とも日本国籍者。イスラエルは日外1人ずつ。
1人:27か国
(日本国籍者)アンドラ、ウズベキスタン、エストニア、エチオピア、カタール、ギリシャ、キルギス、チェコ、中国(香港・澳門含む)、ノルウェー、パナマ、バハマ、フィンランド、モロッコ、ラトビア、リトアニア
(外国籍者)エジプト、合衆国領有小離島、スリランカ、ドミニカ共和国、ニジェール、ニュージーランド、バーレーン、バングラデシュ、ブータン、ラオス、レバノン
全体の国数は微減。一方で、人数が多い国は増えました。今週は特に1人の国が多かったです。1人、2人の単発発生と特定国への集中に二極化気味になってきている印象です。
相変わらず、東南アジアと欧米が目立ちます。
特記[カンボジア][ミャンマー][ロシア][ポーランド][デンマーク][ペルー][グアム]
カンボジア、ミャンマー、ロシア、ポーランド、デンマーク、ペルー、グアムは、検体数が100件以上ですが、陽性者は0人です。
デンマークが3週連続、ペルー・グアムが2週連続陽性者はいませんでした。
これだけ世界でオミクロン株が流行していても、ゼロコロナ国をはじめ、一部の国からは、入国者数が多くても全然陽性者が出ていないです。
結局、やろうと思えばいくらでも低減できることが分かります。ゼロにはならなくても、もっと少人数に抑えることはできるはずです。
いくらウィズコロナでも、少ない数に抑えようとする努力はすべきと思うのですが、、、。
■[罹患率高い国分析] 1%超えは59か国中36か国/スペイン・ポルトガル大人数で3%超の超危険
罹患率1%超えが36か国(前週比-1)と微減。うち罹患率10%超えは2か国(前週比-3)です。一部の国への集中傾向は変わりませんが、全体的に横ばいから減少気味になっている印象です。少し増加に転換しつつあるでしょうか。
それにしても、罹患率が高い危険国に「青」国多くありませんか?
罹患率は0.5%を超えると自動的に機内に1人は陽性者がいることになります。機内全員濃厚接触者になる3%超は、単発国でなければ有無を言わさず「赤」指定すべきでしょうし、1%超も「赤」指定でも良いくらい。少なくとも「黄」指定程度は当たり前のような気がするのですが、なぜか「青」国ばかりですね。
現地感染の陽性率は、検査体制が整っていない国だと低く出てしまいます。一方で5月31日迄の空港検疫(入国時検査)の結果はごまかしようがないので、本来は空港検疫の陽性率を基に危険国を設定すべきです。しかし、結果を見る限りでは、どうも空港検疫の結果は、青黄赤指定に全く考慮していないように見えます。
・検体数100人以上または陽性者数10人以上の国には◆印をつけました。◆印付きの国は特に危険な国家と言えるかと思います。(◆◆は検体1千件超、◆◆◆は検体1万件超)
・国名の後ろの( )数字は、この週の各国から入国時の強制隔離日数を示しています(途中から指定は(数字→数字)で表示。一部地域のみの指定は*を付けています。(3(0))はホテル不足起因の強制隔離免除国)。
「青」「黄」「赤」の表示は、6月1日からの区分予定です。(今回の期間は無関係)
罹患率の高さは、この順番に、航空機内や空港検疫で密輸ウイルスを撒き散らす危険の多い(機内クラスターの危険が大きく、空港検疫で捕捉されやすい)危険な国ランキングと考えて頂ければ良いと思います。
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[10%超えの超異常/超危険国・地域]
最悪 [阿州]ニジェール(0) (黄)100.00%(検体1件中1人陽性=全員外国籍者)
[南亜]ブータン(0) (黄)11.11%(検体9件中1人陽性=外国籍者検体5件中1人陽性)
二桁割合の超異常国は2か国(前週比-3)でした。
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[1%超えの異常/危険国・地域]
[欧州]ラトビア(0) (青)9.09%(検体11件中1人陽性=日本国籍者検体4件中1人陽性)
[欧州]リトアニア(0) (青)8.33%(検体12件中1人陽性=日本国籍者検体5件中1人陽性)
[欧州]アンドラ(0) (黄)7.69%(検体13件中1人陽性=日本国籍者検体12件中1人陽性)
[中東]レバノン(0) (黄)7.69%(検体13件中1人陽性=外国籍者検体9件中1人陽性)
[北米]合衆国領有小離島(0*) (青*)7.14%(検体14件中1人陽性=外国籍者検体8件中1人陽性)
[欧州]エストニア(0) (青)6.67%(検体15件中1人陽性=日本国籍者検体10件中1人陽性)
[中米]パナマ(0) (青)5.88%(検体17件中1人陽性=日本国籍者検体4件中1人陽性)
[欧州]◆スペイン(0) (青)4.79%(検体793件中38人陽性=外国籍者検体218件中11人陽性)
[中亜]キルギス(0) (青)4.00%(検体25件中1人陽性=日本国籍者検体11件中1人陽性)
[中東]バーレーン(0) (青)3.33%(検体30件中1人陽性=外国籍者検体18件中1人陽性)
[欧州]◆ポルトガル(0) (黄)3.31%(検体121件中4人陽性=日本国籍者検体68件中4人陽性)
[中米]ドミニカ共和国(0) (青)3.13%(検体32件中1人陽性=外国籍者検体26件中1人陽性)
▲自動的に機内の全員が濃厚接触者となる超危険な罹患率(3%以上)▲
[阿州]エチオピア(0) (青)2.70%(検体37件中1人陽性=日本国籍者検体19件中1人陽性)
[欧州]◆アイルランド(0) (青)2.63%(検体152件中4人陽性=日本国籍者検体105件中3人陽性)
[欧州]◆スウェーデン(0) (青)2.46%(検体244件中6人陽性=日本国籍者検体147件中4人陽性)
[欧州]◆◆フランス(0) (青)2.24%(検体1,785件中40人陽性=日本国籍者検体1,182件中35人陽性)
[欧州]◆ベルギー(0) (青)1.81%(検体276件中5人陽性=外国籍者検体100件中2人陽性)
[北米]◆◆◆米 国(0) (青)1.77%(検体14,217件中252人陽性=日本国籍者検体9,676件中195人陽性)
[欧州]ギリシャ(0) (青)1.72%(検体58件中1人陽性=日本国籍者検体29件中1人陽性)
[中米]バハマ(0) (黄)1.67%(検体60件中1人陽性=日本国籍者検体55件中1人陽性)
[東南]ラオス(3) (青)1.64%(検体61件中1人陽性=外国籍者検体49件中1人陽性)
[南米]◆ブラジル(0) (青)1.57%(検体700件中11人陽性=日本国籍者検体244件中5人陽性)
[欧州]◆スイス(0) (青)1.51%(検体595件中9人陽性=日本国籍者検体405件中7人陽性)
[欧州]◆◆英 国(0) (青)1.44%(検体1,739件中25人陽性=日本国籍者検体1,147件中19人陽性)
[中東]◆イスラエル(0) (青)1.37%(検体146件中2人陽性=日本国籍者検体58件中1人陽性)
[欧州]◆オランダ(0) (青)1.36%(検体516件中7人陽性=日本国籍者検体355件中6人陽性)
[欧州]◆イタリア(0) (青)1.33%(検体753件中10人陽性=日本国籍者検体465件中7人陽性)
[欧州]◆◆ドイツ(0) (青)1.29%(検体2,246件中29人陽性=日本国籍者検体1,576件中22人陽性)
▲オミクロン前の空港検疫の最悪の時の瞬間罹患率(約1.2%)=2020年11月の外人新規入国解禁・低感染国無検査化による濃化(自動的悪化)直後▲
[北米]◆◆カナダ(0) (青)1.18%(検体1,102件中13人陽性=外国籍者検体260件中4人陽性)
[大洋]◆◆豪 州(0) (青)1.18%(検体1,357件中16人陽性=日本国籍者検体905件中11人陽性)
[中東]◆トルコ(0) (黄)1.17%(検体257件中3人陽性=日本国籍者検体147件中3人陽性)
[中東]◆アラブ首長国連邦(0) (青)1.05%(検体666件中7人陽性=日本国籍者検体488件中6人陽性)
[中東]カタール(0) (青)1.03%(検体97件中1人陽性=日本国籍者検体64件中1人陽性)
[東亜]◆モンゴル(0) (青)1.01%(検体297件中3人陽性=日本国籍者検体64件中1人陽性)
▲搭乗者数上限100人搭乗だと自動的に機内に2人以上陽性がいる危険な罹患率(1%以上)▲
▼日本の第六波(オミクロン後)で最悪の時の罹患率(約0.7%)▼
▼オミクロン前の空港検疫の罹患率平均(約0.3〜0.4%)▼
▼日本の第五波(オミクロン前)で最悪の時の罹患率(約0.2%)▼
1%(100人に1人陽性)超えは以上の36か国(前週比-1)で微減でした。各国の罹患率は改善気味ですが、率が高くなる国も多い印象です。
2週連続で3%以上に検体100件以上の国が出ました。スペイン2、ポルトガルです。欧州は変わらず罹患率の高い国が多く危険ですが、だいぶ悪化してきた印象です。
陽性者発生も1%未満だったのは、23か国(前週比±0)です。
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[連続で10%超えの超異常国] 0か国(前週比±0)
-
[連続で1%超えの異常国] 16か国(前週比-3)
◆スペイン、◆ポルトガル、エチオピア、◆アイルランド、◆スウェーデン、◆◆フランス、◆ベルギー、◆◆◆米国、◆ブラジル、◆スイス、◆◆英国、◆イタリア、◆◆ドイツ、◆◆カナダ、◆◆豪州、◆トルコ
「2週連続で1%超の異常な国」は16か国(前週比-3)で減少です。
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[先週1%超え→今週1%未満]
◆パキスタン(赤)、◆フィンランド(青)、◆◆インド(黄)、◆オーストリア(青)、◆◆◆ベトナム(黄)
[先週10%超え→今週陽性0人] →いずれも単発国(それほど危険でない国と推定)と判明
サウスジョージア・サウスサンドウィッチ諸島(青*)、マリ(黄)、ジブチ(青)、プエルトリコ(青*)、モナコ(青)
[先週1%超え→今週陽性0人]
アルゼンチン(青)、サウジアラビア(黄)、◆南アフリカ(青)、マルタ(黄)、ナイジェリア(青)、アフガニスタン(青)、ニューカレドニア(青*)、モルディブ(黄)、ケニア(青)、ウクライナ(黄)、ルーマニア(青)
※注意:検体数=入国者数ではありませんので、実際の罹患率は出ている数字より高いはずです。
■[航空便利用者数分析] 総利用者数11万人突破続く
合計の利用者数は113,875人(前週比+2,176)。5週連続増加。1日の入国期限が1万人程=週間7万人程ですから、第三国間乗り継ぎ需要が増えているものと推定されます。ウイルス密輸する陽性入国者が増えない一方で航空利用者は増加するということで、航空会社にも日本にも良い傾向ですね。
最多は米国便で32,223人(前週比+2,487)で爆増。ベトナム便が14,125人(前週比+632)、フィリピン便が10,471人(前週比+122)の1万人超で続いています。
今週は減少国が多めでした。いずれも小幅変化が多い印象でした。
増加している国:最も人数が増えたのは、米国便。ベトナム便、インドネシア便4,215人(前週比+489)などが続いています。千人超の急増便は1か国(前週比-2)です。
皆増した国:アゼルバイジャン便(1人)、イタリア便(1人)、ウズベキスタン便(4人)、カンボジア便(5人)。いずれもチャーター便とみられます。
減少している国:最も人数が減ったのは、豪州便1,088人(前週比-282)。シンガポール便6,854人(前週比-279)などが続いています。
皆減した国:該当なし。
利用者数の多いニューカレドニア便(1,031人)からの検体数は日外ともに20人減少の8件(日7・外1)でした。
毎週データは更新されているようですので、今後も注視していきます。
■週間速報内容
2022/05/15-2022/05/21
全検査
合計 検体79,888/陽性697 0.87%
邦人 検体31,666/陽性432 1.36%
外人 検体48,222/陽性265 0.55%
検体数の多い国
(青)米 国:合計 検体14,217、陽性252=1.77%
日本国籍 検体9,676 陽性195=2.02%/外国籍 検体4,541 陽性57=1.26%
(黄)ベトナム:合計 検体11,918、陽性83=0.70%
日本国籍 検体1,284 陽性 3=0.23%/外国籍 検体10,634 陽性80=0.75%
(青)(黄)中 国:合計 検体5,539、陽性 1=0.02%
日本国籍 検体 729 陽性 1=0.14%/外国籍 検体4,810 陽性 0=0%
(青)フィリピン:合計 検体4,984、陽性10=0.20%
日本国籍 検体1,301 陽性 6=0.46%/外国籍 検体3,683 陽性 4=0.11%
(黄)ネパール:合計 検体4,269、陽性 6=0.14%
日本国籍 検体 35 陽性 0=0%/外国籍 検体4,234 陽性 6=0.14%
罹患率の高い国
(黄)ニジェール:合計 検体 1、陽性 1=100.00%
日本国籍 検体 0 陽性 0=0%/外国籍 検体 1 陽性 1=100.00%
(黄)ブータン:合計 検体 9、陽性 1=11.11%
日本国籍 検体 4 陽性 0=0%/外国籍 検体 5 陽性 1=20.00%
(青)ラトビア:合計 検体 11、陽性 1=9.09%
日本国籍 検体 4 陽性 1=25.00%/外国籍 検体 7 陽性 0=0%
(青)リトアニア:合計 検体 12、陽性 1=8.33%
日本国籍 検体 5 陽性 1=20.00%/外国籍 検体 7 陽性 0=0%
(黄)アンドラ:合計 検体 13、陽性 1=7.69%
日本国籍 検体 12 陽性 1=8.33%/外国籍 検体 1 陽性 0=0%
(黄)レバノン:合計 検体 13、陽性 1=7.69%
日本国籍 検体 4 陽性 0=0%/外国籍 検体 9 陽性 1=11.11%
■毎日の個別発表との誤差状況(5月15日〜5月21日)
(A)週間発表(今回の滞在国・地域ごとの検査実績発表):697人
(B)毎日発表:613人中非公表0人(複数国滞在者66人(うち3か国18人)=UAE/英国、UAE/シンガポール、UAE/フランス、アンドラ/フランス、イタリア/オランダ、イタリア/スウェーデン、イタリア/ドイツ、イタリア/フランス、インド/タイ、英国/フランス2、オーストリア/カナダ、オランダ/ドイツ2、シンガポール/ニュージーランド、スイス/ドイツ、スウェーデン/スペイン3、スペイン/ドイツ3、スペイン/フランス6、スペイン/ベルギー、ドイツ/フィンランド、ドイツ/フランス2、ドイツ/モンゴル、フランス/ポルトガル、フランス/モロッコ、米国/カナダ5、米国/ドミニカ共和国、米国/パナマ、米国/バハマ、米国/ブラジル3、米国/台湾、米国/中国、アイルランド/英国/フランス2、UAE/スペイン/フランス、インド/ウズベキスタン/キルギス、英国/オランダ/ドイツ、英国/オランダ/フランス、英国/ドイツ/フランス、英国/ドイツ/ベルギー、エストニア/ラトビア/リトアニア、オーストリア/ドイツ/フランス、オランダ/ドイツ/ベルギー、スイス/スウェーデン/ドイツ、スイス/スペイン/フランス4、スイス/フランス/ポルトガル、米国/英国/ベルギー)697
今週も複数国滞在者が多くいました。
欧州が多いのは相変わらずですが、大陸間移動者も増えています。欧州便減便のせいで米国経由での入国が増えているのか、米国と欧州の組み合わせも増えています。欧州の中でも、フランス、ドイツは乗り継ぎ拠点になっているせいか複数国が非常に多いです。
傾向を読み取る際の参考になる例としては、エストニア/ラトビア/リトアニアは3か国滞在した1人による陽性ですが、いずれの国も検体数が少ないので、罹患率を押し上げる原因になっています。複数国滞在者が増えれば増えるほど、空港検疫の結果を単純に読めなくなってしまうのが痛い所です。
(誤差が出ている国)Aが超過していると非公表の可能性有
米 国:(A)252人/(B)253人 Bが1人超過
合衆国領有小離島:(A)1人/(B)0人 Aが1人超過
合衆国領有小離島は今回発表の集計では米国に含まれるとみられます。
この結果、誤差は出ませんでした。
■検疫に関するデータ(厚生労働省公式サイト)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/border_data.html
→6月1日以降、掲載ページがまた変更されています。
2022年06月04日
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