◇空港検疫(週間速報)5月4週目
[罹患率]7週連続で1%下回るもギリギリの0.9%台
[国籍別]邦人悪化止まらず1%超え続く
[陽性国]陽性率高い国が青国ばかり、米は2%まで悪化の危険状態・強制隔離無は悪手過ぎます
[旅客数]入国7万制限の中8万人到着
厚生労働省(厚労省)は6月10日、空港検疫での新型コロナウイルス感染症検査状況の5月4週目(5月22日〜5月28日)分の速報値を発表しました。
※6月1日以降、全入国者検査ではなくなりましたので、今回発表分が国別感染状況を正確に推定できる最後のデータとなります。
厚労省の速報は、週間の検体数と陽性者数を、日本国籍者、外国籍者別に、滞在国ごとに出した非常に細かいデータです。2020年11月11日以降毎週金曜日に過去4週間分が発表されています。6月10日の公表で、2020年10月4日〜2022年5月28日分が公表されたことになります。
速報のため、日々の発表のデータとかなりのズレが生じてる場合もありますが、分析に活用できます。
■[罹患状況推移分析] 7週連続罹患率1%下回るも日本国籍者悪化止まらず
2020年
10/04-10/10 検体12,421・陽性57=罹患率0.46%(日本国籍0.46%:外国籍0.46%)
10/11-10/17 検体 7,364・陽性24=罹患率0.33%(日本国籍0.29%:外国籍0.34%)
10/18-10/24 検体12,213・陽性46=罹患率0.38%(日本国籍0.39%:外国籍0.37%)
10/25-10/31 検体17,833・陽性47=罹患率0.26%(日本国籍0.22%:外国籍0.29%)
<11/01〜入国者の多い低感染国9か国が検査解除>
11/01-11/07 検体10,589・陽性84=罹患率0.79%(日本国籍0.75%:外国籍0.83%)
11/08-11/14 検体10,823・陽性89=罹患率0.82%(日本国籍0.54%:外国籍1.02%)
11/15-11/21 検体11,627・陽性79=罹患率0.68%(日本国籍0.52%:外国籍0.79%)
11/22-11/28 検体13,789・陽性90=罹患率0.65%(日本国籍0.61%:外国籍0.65%)
11/29-12/05 検体14,226・陽性89=罹患率0.63%(日本国籍0.50%:外国籍0.74%)
12/06-12/12 検体16,488・陽性86=罹患率0.52%(日本国籍0.43%:外国籍0.64%)
12/13-12/19 検体18,554・陽性74=罹患率0.40%(日本国籍0.28%:外国籍0.62%)
12/20-12/26 検体18,835・陽性98=罹患率0.52%(日本国籍0.51%:外国籍0.54%)
12/27-01/02 検体13,123・陽性83=罹患率0.63%(日本国籍0.49%:外国籍0.75%)
2021年
01/03-01/09 検体14,098・陽性76=罹患率0.54%(日本国籍0.23%:外国籍0.72%)
<01/09〜全入国者検査開始>
01/10-01/16 検体21,399・陽性67=罹患率0.31%(日本国籍0.31%:外国籍0.31%)
01/17-01/23 検体22,678・陽性41=罹患率0.18%(日本国籍0.31%:外国籍0.15%)
01/24-01/30 検体10,076・陽性25=罹患率0.25%(日本国籍0.12%:外国籍0.37%)
01/31-02/06 検体10,435・陽性20=罹患率0.19%(日本国籍0.13%:外国籍0.27%)
02/07-02/13 検体 9,423・陽性19=罹患率0.20%(日本国籍0.15%:外国籍0.26%)
02/14-02/20 検体 9,523・陽性19=罹患率0.20%(日本国籍0.11%:外国籍0.28%)
02/21-02/27 検体11,779・陽性23=罹患率0.20%(日本国籍0.22%:外国籍0.17%)
02/28-03/06 検体14,086・陽性29=罹患率0.21%(日本国籍0.16%:外国籍0.26%)
03/07-03/13 検体14,467・陽性27=罹患率0.19%(日本国籍0.14%:外国籍0.25%)
03/14-03/20 検体17,879・陽性49=罹患率0.27%(日本国籍0.20%:外国籍0.41%)
03/21-03/27 検体14,040・陽性42=罹患率0.30%(日本国籍0.15%:外国籍0.48%)
03/28-04/03 検体14,615・陽性70=罹患率0.48%(日本国籍0.24%:外国籍0.81%)
04/04-04/10 検体12,694・陽性62=罹患率0.49%(日本国籍0.16%:外国籍0.85%)
04/11-04/17 検体11,974・陽性74=罹患率0.62%(日本国籍0.40%:外国籍0.90%)
04/18-04/24 検体11,268・陽性60=罹患率0.53%(日本国籍0.26%:外国籍0.89%)
04/25-05/01 検体13,039・陽性95=罹患率0.73%(日本国籍0.29%:外国籍1.30%)
05/02-05/08 検体11,551・陽性82=罹患率0.71%(日本国籍0.25%:外国籍1.29%)
05/09-05/15 検体12,891・陽性50=罹患率0.39%(日本国籍0.23%:外国籍0.59%)
05/16-05/22 検体11,644・陽性39=罹患率0.33%(日本国籍0.33%:外国籍0.34%)
05/23-05/29 検体13,680・陽性32=罹患率0.23%(日本国籍0.19%:外国籍0.29%)
05/30-06/05 検体16,066・陽性40=罹患率0.25%(日本国籍0.14%:外国籍0.41%)
06/06-06/12 検体16,515・陽性17=罹患率0.10%(日本国籍0.08%:外国籍0.14%)
06/13-06/19 検体16,771・陽性44=罹患率0.26%(日本国籍0.18%:外国籍0.39%)
06/20-06/26 検体16,536・陽性45=罹患率0.27%(日本国籍0.19%:外国籍0.41%)
06/27-07/03 検体22,338・陽性60=罹患率0.27%(日本国籍0.24%:外国籍0.32%)
07/04-07/10 検体23,362・陽性79=罹患率0.34%(日本国籍0.38%:外国籍0.29%)
07/11-07/17 検体32,329・陽性97=罹患率0.30%(日本国籍0.44%:外国籍0.22%)
07/18-07/24 検体35,885・陽性67=罹患率0.19%(日本国籍0.33%:外国籍0.13%)
07/25-07/31 検体24,273・陽性89=罹患率0.37%(日本国籍0.50%:外国籍0.24%)
08/01-08/07 検体21,987・陽性94=罹患率0.43%(日本国籍0.33%:外国籍0.57%)
08/08-08/14 検体19,809・陽性78=罹患率0.39%(日本国籍0.37%:外国籍0.42%)
08/15-08/21 検体25,444・陽性101=罹患率0.40%(日本国籍0.38%:外国籍0.40%)
08/22-08/28 検体20,067・陽性69=罹患率0.34%(日本国籍0.30%:外国籍0.38%)
08/29-09/04 検体18,832・陽性86=罹患率0.46%(日本国籍0.32%:外国籍0.60%)
09/05-09/11 検体17,834・陽性78=罹患率0.44%(日本国籍0.29%:外国籍0.58%)
09/12-09/18 検体16,952・陽性56=罹患率0.33%(日本国籍0.19%:外国籍0.49%)
09/19-09/25 検体16,964・陽性56=罹患率0.33%(日本国籍0.13%:外国籍0.48%)
09/26-10/02 検体21,484・陽性71=罹患率0.33%(日本国籍0.17%:外国籍0.49%)
10/03-10/09 検体17,264・陽性43=罹患率0.25%(日本国籍0.10%:外国籍0.40%)
10/10-10/16 検体18,780・陽性46=罹患率0.24%(日本国籍0.23%:外国籍0.26%)
10/17-10/23 検体19,305・陽性45=罹患率0.23%(日本国籍0.19%:外国籍0.27%)
10/24-10/30 検体20,038・陽性34=罹患率0.17%(日本国籍0.13%:外国籍0.21%)
10/31-11/06 検体21,718・陽性58=罹患率0.27%(日本国籍0.27%:外国籍0.27%)
11/07-11/13 検体21,462・陽性47=罹患率0.22%(日本国籍0.18%:外国籍0.26%)
11/14-11/20 検体21,739・陽性45=罹患率0.21%(日本国籍0.16%:外国籍0.26%)
11/21-11/27 検体24,309・陽性46=罹患率0.19%(日本国籍0.16%:外国籍0.22%)
11/28-12/04 検体28,216・陽性71=罹患率0.25%(日本国籍0.20%:外国籍0.33%)
12/05-12/11 検体29,138・陽性86=罹患率0.30%(日本国籍0.28%:外国籍0.32%)
12/12-12/18 検体30,643・陽性167=罹患率0.54%(日本国籍0.56%:外国籍0.48%)
12/19-12/25 検体27,769・陽性321=罹患率1.16%(日本国籍1.22%:外国籍0.94%)
12/26-01/01 検体17,094・陽性494=罹患率2.89%(日本国籍2.11%:外国籍4.05%)※
01/02-01/08 検体21,488・陽性1,135=罹患率5.28%(日本国籍5.00%:外国籍5.54%)
01/09-01/15 検体20,185・陽性1,087=罹患率5.39%(日本国籍4.14%:外国籍6.42%)
01/16-01/22 検体16,973・陽性1,051=罹患率6.19%(日本国籍3.33%:外国籍8.84%)
01/23-01/29 検体16,342・陽性745=罹患率4.56%(日本国籍2.57%:外国籍6.90%)
01/30-02/05 検体15,382・陽性604=罹患率3.93%(日本国籍2.72%:外国籍5.30%)
02/06-02/12 検体16,881・陽性357=罹患率2.11%(日本国籍1.65%:外国籍2.53%)
02/13-02/19 検体18,436・陽性380=罹患率2.06%(日本国籍1.74%:外国籍2.37%)
02/20-02/26 検体20,729・陽性395=罹患率1.91%(日本国籍1.70%:外国籍2.14%)
02/27-03/05 検体26,014・陽性393=罹患率1.51%(日本国籍1.15%:外国籍1.95%)
03/06-03/12 検体32,360・陽性476=罹患率1.47%(日本国籍1.04%:外国籍2.04%)
03/13-03/19 検体44,626・陽性615=罹患率1.38%(日本国籍0.98%:外国籍1.89%)
03/20-03/26 検体51,546・陽性702=罹患率1.36%(日本国籍1.05%:外国籍1.62%)
03/27-04/02 検体63,169・陽性821=罹患率1.30%(日本国籍0.99%:外国籍1.51%)
04/03-04/09 検体62,997・陽性725=罹患率1.15%(日本国籍0.99%:外国籍1.25%)
04/10-04/16 検体63,038・陽性541=罹患率0.86%(日本国籍0.97%:外国籍0.79%)
04/17-04/23 検体64,145・陽性491=罹患率0.77%(日本国籍0.90%:外国籍0.69%)
04/24-04/30 検体68,473・陽性450=罹患率0.66%(日本国籍0.77%:外国籍0.58%)
05/01-05/07 検体69,831・陽性565=罹患率0.81%(日本国籍1.00%:外国籍0.63%)
05/08-05/14 検体83,082・陽性763=罹患率0.92%(日本国籍1.34%:外国籍0.64%)
05/15-05/21 検体79,888・陽性697=罹患率0.87%(日本国籍1.36%:外国籍0.55%)
05/22-05/28 検体78,884・陽性761=罹患率0.96%(日本国籍1.47%:外国籍0.55%)
・検体数(発表値)
日本人:35,571件 前週比+3,903件の急増。2週ぶり増加。
外国人:43,313件 前週比-4,910件の急減。2週連続減少。
合 計:78,884件 前週比-1,007件の急減。2週連続減少。
日外比率は前週1:1.52→今週1:1.22で、日外の差が一気に縮まりました。
検査対象が全入国者になっています。検査数(≒入国者)の多さは、米国、ベトナム、中国(香港・澳門含む)、フィリピン、タイの順でした。
・陽性数(発表値)
日本人:523人 前週比+91人と急増。2週ぶり増加。
外国人:238人 前週比-27人と急減。2週連続減少。
合 計:761人 前週比+64人と急増。2週ぶり増加。
日外比率は前週1:0.61→今週1:0.46で、どんどん日外の差が拡がっています。外国籍者は改善気味のまま、4週連続で日本国籍者の方が人数が多くなりました。もう完全に日本国籍者の方が悪くなっています。
・罹患率(計算値)
日本人:1.47% 前週比+0.11Pと急増(悪化)。
外国人:0.55% 前週比±0.00Pと横ばい。
合 計:0.96% 前週比+0.09Pと増加(悪化)。
前週と比べると、日本国籍者は、検体数が12%増加に対して陽性者数は21%増加。外国籍者は検体数が10%減少に対して陽性者数は10%減少。
この結果、罹患率は、日本国籍者は急増(悪化)、外国籍者は横ばいでした。日本国籍者は4週連続で悪化しています。
全体の罹患率は前週0.87%→今週0.97%と増加(悪化)。
7週連続で1%(100人に1人陽性)は下回ったものの、すぐそこまで迫る悪い状態です。
■[陽性者数多い国分析] 64か国と増加/米国危険過ぎ/欧米減らぬまま南アジアや中東、中南米増え始め?/20人超6か国・10人超14か国
今週陽性者が確認されたのは、前週に続いて陽性者が出ている米国・、ベトナム15、タイ22、英国・、フランス29、豪州13、ドイツ26、スペイン24、ブラジル6、シンガポール17、アラブ首長国連邦(UAE)24、パキスタン22、インド22、オランダ5、台湾5、スイス24、韓国17、イタリア23、ポルトガル2、カナダ24、モンゴル10、マレーシア16、トルコ3、アイルランド4、メキシコ2、フィリピン23、オーストリア7、インドネシア20、フィンランド4、ネパール5、ベルギー13、バングラデシュ1、ノルウェー1、ニュージーランド2、中国(香港・澳門含む)4、スリランカ19、スウェーデン6、エジプト3、ドミニカ共和国1、カタール1、ウズベキスタン1、イスラエル3などを含めて64か国(前週比+5)からの入国者に陽性者が出ました。多めが続いており、なかなか減ってきません。
陽性者数の多さは、この順番に、日本国内で撒き散らす人数の多い(日本国内へのウイルス密輸件数が多い)危険な国ランキングと考えて頂ければ良いと思います。
[米 国] この週は強制隔離なし!!!!!
299人(前週比+47)。4週連続最悪。悪化が続いており、異常に超危険な状態です。
日本国籍者は検体10,868件(前週比+1,192)/陽性241人(前週比+46)、外国籍者は検体4,057件(前週比-484)/陽性58人(前週比+1)。陽性者は増えて続けているなか、入国者も増えるという危険状態。ついに日本国籍者は1万人を突破しました。
罹患率は、日本国籍者が前週2.02%→今週2.22%、外国籍者が前週1.26%→今週1.43%。日本国籍者は2週連続2%突破で数値はさらに悪化。陽性人数は非常に多いですが、検体数も非常に多いので、罹患率は薄まっています。それでも全体の罹患率は4週連続で1%超え。ついに2%台になってしまいました。強制隔離がないため、この大人数で2%超えは、非常に多くのすり抜けが発生しているものと推定されます。異常に危険です。今すぐ強制隔離をかけるべき、第一候補の国です。
[ベトナム] この週は強制隔離なし!!!!!
15週前から爆増中のベトナムが2番目で59人(前週比-24)。ジリジリ数が落ちてきてはいるものの、まだ50人超で異常に危険な状況には変わりません。
日本国籍者は検体1,538件(前週比+254)/陽性9人(前週比+6)、外国籍者は検体9,185件(前週比-1,449)/陽性50人(前週比-30)。
罹患率は、日本国籍者が前週0.23%→今週0.59%、外国籍者が前週0.75%→今週0.54%です。陽性人数は非常に多いですが、検体数も非常に多いので、罹患率は薄まっています。全体の罹患率は0.5%台でした。
4週前に強制隔離が解除されており、単に強制隔離後陽性の発覚が減って、すり抜けが増えただけの可能性があります。
[タ イ] この週は強制隔離なし!!!!!
45人(前週比+24)。再びの倍増で40人台となり、非常に危険な状態です。
日本国籍者は検体2,753件(前週比+638)/陽性33人(前週比+20)、外国籍者は検体1,303件(前週比+129)/陽性12人(前週比+4)。
罹患率は、日本国籍者が前週0.61%→今週1.20%、外国籍者が前週0.68%→今週0.92%です。日本国籍者は再び1%を超えました。陽性人数は多いですが、検体数も非常に多いので、罹患率は薄まっています。全体の罹患率は再び1%を超えました。
強制隔離がないため、この大人数で1%超えは、非常に多くのすり抜けが発生しているものと推定されます。異常に危険です。
[英 国] この週は強制隔離なし!!!!!
28人(前週比+3)とやや増加。20人台で、非常に危険な状況には変わりありません。数週間に渡り上下を繰り返しており、異常状態を脱し切れてはいないようですね。
日本国籍者は検体1,282件(前週比+135)/陽性25人(前週比+6)、外国籍者は検体546人(前週比-46)/陽性3人(前週比-3)。
罹患率は、日本国籍者が前週1.66%→今週1.95%、外国籍者が前週1.01%→今週0.55%。外国籍者は1%台を脱出したものの、日本国籍者は2%近い悪い状況です。陽性人数は多いですが、検体数も多いので、罹患率は薄まっています。全体の罹患率は1%台です。
[フランス] この週は強制隔離なし!!!!!
26人(前週比-14)。減少はしたもののまだ20人台で、非常に危険な状態です。
日本国籍者は検体1,214件(前週比+32)/陽性19人(前週比-16)、外国籍者は検体532件(前週比-71)/陽性7人(前週比+2)。
罹患率は、日本国籍者が前週2.96%→今週1.57%、外国籍者が前週0.83%→今週1.32%。外国籍者が1%を超えてしまいました。陽性人数は多いですが、検体数も多いので、罹患率は薄まっています。全体の罹患率は1%台です。
フランスは、欧州複数国滞在者が多いです。おそらくは飛行機の乗り継ぎの関係もいると思われますが、そうではなく仕事や旅行で動き回った人たちだと、人々の衛生観念がかなり低下したことを示す非常に危険な兆候です。
[豪 州] この週は強制隔離なし!!!!!
多い状態が続く豪州は21人(前週比+5)。20人台となってしまい、非常に危険な状態です。
日本国籍者は検体855件(前週比-50)/陽性11人(前週比±0)、外国籍者は検体500人(前週比+48)/陽性10人(前週比+5)。
罹患率は、日本国籍者が前週1.22%→今週1.29%、外国籍者が前週1.11%→今週2.00%。外国籍者が2%台となってしまいました。日本国籍者も1%超。陽性人数は多いですが、検体数も多いので、罹患率は薄まっています。全体の罹患率は1%台です。
20人以上は6か国(前週比-1)と減少しました。欧米各国の悪化が目立ちます。
[ドイツ] この週は強制隔離なし!!!!!
19人(前週比-10)。10人台となったものの、多めが続いています。危険な状況です。
日本国籍者は検体1,578件(前週比+2)/陽性14人(前週比-8)、外国籍者は検体669人(前週比-1)/陽性5人(前週比-2)。
罹患率は、日本国籍者が前週1.40%→今週0.89%、外国籍者が前週1.04%→今週0.75%。日外ともに1%下回りました。陽性人数は多いですが、検体数も多いので、罹患率は薄まっています。全体の罹患率は0.8%台です。
ドイツは、欧州複数国滞在者が多いです。おそらくは飛行機の乗り継ぎの関係もいると思われますが、そうではなく仕事や旅行で動き回った人たちだと、人々の衛生観念がかなり低下したことを示す非常に危険な兆候です。
[スペイン] この週は強制隔離なし!!!!!
悪化気味のスペインは19人(前週比-19)。一気に半減しましたが、10人台で危険な状態です。
日本国籍者は検体473件(前週比-102)/陽性15人(前週比-12)、外国籍者は検体174人(前週比-44)/陽性4人(前週比-7)。
罹患率は、日本国籍者が前週4.70%→今週3.17%、外国籍者が前週5.05%→今週2.30%。日本国籍者はまだ3%超、外国籍者は2%超の異常に危険な状況です。全体の罹患率は2%台後半と危険な状態です。強制隔離がないため、この大人数で2%超えは、多くのすり抜けが発生しているものと推定されます。異常に危険です。スペインは罹患率が高い状況がずっと続いており、今すぐ強制隔離をかけるべき、第二候補の国といった印象です。
スペインは直行便もないため、欧州複数国滞在者が多いです。そうではなく仕事や旅行で動き回った人たちだと、人々の衛生観念がかなり低下したことを示す非常に危険な兆候です。また、スペインは、英国などと異なり、普段旅行での行き来が多い国です。旅行需要で浮かれて動き回った人による持ち込みではないか心配です。
[ブラジル] この週は強制隔離なし!!!!!
2週前から急に増え始めてきたブラジルは16人(前週比+5)。連続して危険な状態です。
日本国籍者は検体123件(前週比-121)/陽性8人(前週比+3)、外国籍者は検体594人(前週比+138)/陽性8人(前週比+2)。
罹患率は、日本国籍者が前週2.05%→今週6.50%、外国籍者が前週1.32%→今週1.35%。日本国籍者は6%超の非常に危険な状況。陽性人数は多いですが、検体数も多いので、罹患率は薄まっています。全体の罹患率は2%台でした。強制隔離がないため、この大人数で2%超えは、多くのすり抜けが発生しているものと推定されます。異常に危険です。
[シンガポール] この週は強制隔離なし!!!!!
多い状態が続くシンガポールは16人(前週比±0)。危険な状態が続いています。
日本国籍者は検体1,815件(前週比+433)/陽性13人(前週比+3)、外国籍者は検体863人(前週比+9)/陽性3人(前週比-3)。
罹患率は、日本国籍者が前週0.72%→今週0.72%、外国籍者が前週0.70%→今週0.35%。陽性人数は多いですが、検体数も多いので、罹患率は薄まっています。全体の罹患率は0.6%台でした。
日本国籍者は3週連続0.7%台が続いていますので、これが現地感染の割合なのでしょうか。
[アラブ首長国連邦] この週は強制隔離なし!!!!!
UAEは15人(前週比+8)。一気に倍増。検体数は減っているのに陽性者は増えている危険な状態です。
日本国籍者は検体454件(前週比-34)/陽性10人(前週比+4)、外国籍者は検体162人(前週比-16)/陽性5人(前週比+4)。
罹患率は、日本国籍者が前週1.23%→今週2.20%、外国籍者が前週0.56%→今週3.09%。日本国籍者は2%、外国籍者は3%を一気に超え危険。陽性人数は多いですが、検体数も多めなので、罹患率は薄まっています。それでも全体の罹患率は2%台の危険な状態でした。
強制隔離がないため、この大人数で2%超えは、多くのすり抜けが発生しているものと推定されます。異常に危険です。
[パキスタン] この週は強制隔離たった3日間のみ!!!!!
パキスタンが急に増え始めてきました。11人(前週比+8)。一気に危険な状態になっています。
日本国籍者は検体26件(前週比-19)/陽性2人(前週比+1)、外国籍者は検体404人(前週比-32)/陽性9人(前週比+7)。
罹患率は、日本国籍者が前週2.22%→今週7.69%、外国籍者が前週0.46%→今週2.23%。日本国籍者は7%超の以上に危険な状態。外国籍者も一気に2%を超えました。陽性人数は多いですが、検体数も多めなので、罹患率は薄まっています。それでも全体の罹患率は2%台の危険な状態でした。
[インド] この週は強制隔離なし!!!!!
多い状態が続くインドは11人(前週比-3)。連続で減少したもののまだ2桁人数で危険な状態が続いています。
日本国籍者は検体574件(前週比+67)/陽性7人(前週比+4)、外国籍者は検体1,214人(前週比-164)/陽性4人(前週比-7)。
罹患率は、日本国籍者が前週0.59%→今週1.22%、外国籍者が前週0.80%→今週0.33%。日本国籍者は再び1%を超えました。陽性人数は多いですが、検体数も多いので、罹患率は薄まっています。全体の罹患率は1%を切って0.6%台です。
[オランダ] この週は強制隔離なし!!!!!
オランダが10人(前週比+3)と2桁陽性で、危険な状態です。オランダは、1人、2人の時もあった翌週に10人近くなるなど、人数の上下が非常に激しく油断できない国です。
日本国籍者は検体399件(前週比+44)/陽性9人(前週比+3)、外国籍者は検体167人(前週比+6)/陽性1人(前週比±0)。
罹患率は、日本国籍者が前週1.69%→今週2.26%、外国籍者が前週0.62%→今週0.60%。日本国籍者は2%を超え危険な状態です。陽性人数は多いですが、検体数も多めなので、罹患率は薄まっています。全体の罹患率は1%台です。
10人超えは以上の14か国(前週比-1)。減少に転じました。
南アジア/中東が少し増え始めたでしょうか。東南アジアと欧米各国は引き続き多い状態が続いています。いずれも非常に危険な地域と言えそうです。
なんとなくですが、4週連続で、陽性人数の多い国は、日本国籍者の悪化が目立っている印象です。そして、日本国籍者の多い国は強制隔離に甘い印象です。
[その他の国]
10人未満のその他の国の状況です。
9人:4か国 イタリア(前週比-1)、韓国(前週比-1)、スイス(前週比±0)、台湾(前週比+1)
イタリアと韓国が10人を下回りました。
イタリアは、日5・外4。罹患率は、外国籍者が1%超え。検体数が多めのため、全体では1%台です。
韓国は、日1・外8。韓国は、日本国籍者でも現地に親戚がいる人が多い(=日外で生活スタイルに大きな違いがない)と思うのですが、不思議と外国籍者に偏り気味です。罹患率は、検体数が非常に多いため、全体では0.2%台です。強制隔離がなくなったばかりですので、3日後陽性者がすり抜けだけの可能性はあります。
スイスは、日8・外1。相変わらず日本国籍者に偏り気味です。罹患率は、日本国籍者が1%超え。検体数が多めのため、全体では1%台です。
台湾は、日3・外6。コロナ対策優等生も4週前からついにパンデミックの影響が出始めています。罹患率は、外国籍者が1%超え。検体数が多めのため、全体では0.9%台です。
8人:2か国 カナダ(前週比-5)、ポルトガル(前週比+4)
カナダが10人を下回りました。
カナダは、日8・外0。日本国籍者に偏っています。罹患率は、検体数が非常に多いため、全体では0.7%台です。
ポルトガルは、日6・外2。日本国籍者への偏りがストップしました。罹患率は、日本国籍者は6%超、外国籍者は4%超の非常に危険な状態。全体では5%台の非常に危険な状態です。
7人:1か国 モンゴル(前週比+4)
モンゴルは、日3・外4。罹患率は、日本国籍者は5%超の非常に危険な状態。外国籍者も1%超え。全体では2%台の危険な状態です。
6人:3か国 アイルランド(前週比+2)、トルコ(前週比+3)、マレーシア(前週比+1)
アイルランドは、日6・外0。日本国籍者に偏っています。罹患率は、日本国籍者は5%超の非常に危険な状態。全体では3%台の非常に危険な状態です。
トルコは、日6・外0。日本国籍者に偏っています。罹患率は、日本国籍者は2%超の危険な状態で、全体では1%台です。
マレーシアは、日4・外2。罹患率は、検体数が非常に多いため、全体では0.4%台です。
5人:5か国 アルゼンチン(前週比皆増)、インドネシア(前週比±0)、オーストリア(前週比+3)、フィリピン(前週比-5)、メキシコ(前週比+2)
フィリピンが10人を下回りました。
アルゼンチンは、日2・外3。罹患率は、日本国籍者は9%超、外国籍者7%超の非常に危険な状態。全体では8%台の非常に危険な状態です。
インドネシアは、日4・外1。罹患率は、検体数が非常に多いため、全体では0.1%台です。
オーストリアは、日3・外2。罹患率は、日外ともに1%超え。全体では1%台です。
フィリピンは、日3・外2。罹患率は、検体数が非常に多いため、全体では0.1%台です。
メキシコは、日5・外0。連続して日本国籍者に偏っています。罹患率は、日本国籍者は1%超。検体数が多めなので、全体では1%台です。
4人:4か国 サウジアラビア(前週比皆増)、ネパール(前週比-2)、フィンランド(前週比+3)、モナコ(前週比皆増)
サウジアラビアは、日3・外1。罹患率は、日本国籍者は3%超、外国籍者2%超の危険な状態。全体では3%台の非常に危険な状態です。
ネパールは、日0・外4。連続して外国籍者に偏っています。罹患率は、検体数が非常に多いため、全体では0.1%台です。
フィンランドは、日0・外4。外国籍者に偏っています。罹患率は、外国籍者は5%の非常に危険な状態。全体では2%台の危険な状態です。
モナコは、日4・外0。日本国籍者に偏っています。罹患率は、日本国籍者は9%超の非常に危険な状態。全体では8%台の非常に危険な状態です。
3人:4か国 カンボジア(前週比皆増)、ノルウェー(前週比+2)、バングラデシュ(前週比+2)、ベルギー(前週比-2)
カンボジアは、日1・外2。罹患率は、検体数が多めのため、全体では0.5%台です。
ノルウェーは、日1・外2。罹患率は、日本国籍者は1%超、外国籍者は3%超の非常に危険な状態。全体では2%台の危険な状態です。
バングラデシュは、日3・外0。日本国籍者に偏っています。罹患率は、日本国籍者は2%超の危険な状態。検体数が多めのため、全体では0.4%台です。
ベルギーは、日3・外0。日本国籍者に偏っています。罹患率は、日本国籍者は1%超。検体数が多めのため、全体では0.9%台です。
2人:9か国 アンギラ(前週比皆増)、エクアドル(前週比皆増)、エジプト(前週比+1)、クウェート(前週比皆増)、スウェーデン(前週比-4)、スリランカ(前週比+1)、中国(香港、澳門含む)(前週比+1)、ニュージーランド(前週比+1)、ポーランド(前週比皆増)
アンギラ、エクアドル、クウェート、スウェーデンは2人とも日本国籍者、エジプト、ポーランドは2人とも外国籍者。その他3か国は日外1人ずつ。
1人:18か国
(日本国籍者)アルバニア、イスラエル、ウズベキスタン、オマーン、カザフスタン、カタール、コスタリカ、コロンビア、シント・マールテン(オランダ領)、スヴァールバル諸島およびヤンマイエン島、セントルシア、ドミニカ共和国、ハンガリー、リヒテンシュタイン
(外国籍者)ギニア、グアム、デンマーク、ブルガリア
全体の国数は増加。今週は1人の国が少し減っています。ばらけてきた印象です。
相変わらず、東南アジアと欧米が目立ちますが、南アジア〜中東の人数が増えているのと、中南米の単発が増えてきています。
特記[ミャンマー][ロシア][チェコ][ギリシャ][ペルー]
ミャンマー、ロシア、チェコ、ギリシャ、ペルーは、検体数が100件以上ですが、陽性者は0人です。
ペルーが3週連続、ミャンマーとロシアが2週連続陽性者はいませんでした。
これだけ世界でオミクロン株が流行していても、ゼロコロナ国をはじめ、一部の国からは、入国者数が多くても全然陽性者が出ていないです。
結局、やろうと思えばいくらでも低減できることが分かります。ゼロにはならなくても、もっと少人数に抑えることはできるはずです。
いくらウィズコロナでも、少ない数に抑えようとする努力はすべきと思うのですが、、、。
■[罹患率高い国分析] 1%超えは64か国中40か国/サウジアラビア・ポルトガル・アイルランド大人数で3%超の超危険、スペインも3%近いまま
罹患率1%超えが40か国(前週比+4)と増加。うち罹患率10%超えは8か国(前週比+6)です。一部の国への集中傾向は変わりませんが、全体的に横ばいから減少気味になっている印象です。少し増加に転換しつつあるでしょうか。
それにしても、罹患率が高い危険国に「青」国多くありませんか?
罹患率は0.5%を超えると自動的に機内に1人は陽性者がいることになります。機内全員濃厚接触者になる3%超は、単発国でなければ有無を言わさず「赤」指定すべきでしょうし、1%超も「赤」指定でも良いくらい。少なくとも「黄」指定程度は当たり前のような気がするのですが、なぜか「青」国ばかりですね。
現地感染の陽性率は、検査体制が整っていない国だと低く出てしまいます。一方で5月31日迄の空港検疫(入国時検査)の結果はごまかしようがないので、本来は空港検疫の陽性率を基に危険国を設定すべきです。しかし、結果を見る限りでは、どうも空港検疫の結果は、青黄赤指定に全く考慮していないように見えます。
・検体数100人以上または陽性者数10人以上の国には◆印をつけました。◆印付きの国は特に危険な国家と言えるかと思います。(◆◆は検体1千件超、◆◆◆は検体1万件超)
・国名の後ろの( )数字は、この週の各国から入国時の強制隔離日数を示しています(途中から指定は(数字→数字)で表示。一部地域のみの指定は*を付けています。(3(0))はホテル不足起因の強制隔離免除国)。
「青」「黄」「赤」の表示は、6月1日からの区分予定です。(今回の期間は無関係)
罹患率の高さは、この順番に、航空機内や空港検疫で密輸ウイルスを撒き散らす危険の多い(機内クラスターの危険が大きく、空港検疫で捕捉されやすい)危険な国ランキングと考えて頂ければ良いと思います。
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[10%超えの超異常/超危険国・地域]
最悪 [欧州]スヴァールバル諸島およびヤンマイエン島(0) (青*)100.00%(検体1件中1人陽性=全員日本国籍者)
[中米]アンギラ(0) (青*)66.67%(検体3件中2人陽性=全員日本国籍者)
[中米]シント・マールテン(オランダ領)(0) (青*)50.00%(検体2件中1人陽性=全員日本国籍者)
[欧州]リヒテンシュタイン(0) (黄)33.33%(検体3件中1人陽性=日本国籍者検体1件中1人陽性)
[阿州]ギニア(0) (黄)20.00%(検体5件中1人陽性=外国籍者検体1件中1人陽性)
[中米]セントルシア(0) (黄)16.67%(検体6件中1人陽性=日本国籍者検体5件中1人陽性)
[中東]クウェート(0) (黄)12.50%(検体16件中2人陽性=日本国籍者検体14件中2人陽性)
[南米]エクアドル(0) (青)12.50%(検体16件中2人陽性=日本国籍者検体11件中2人陽性)
二桁割合の超異常国は8か国(前週比+6)でした。島しょ国を中心に一気に増えています。
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[1%超えの異常/危険国・地域]
[南米]アルゼンチン(0) (青)8.33%(検体60件中5人陽性=日本国籍者検体22件中2人陽性)
[欧州]モナコ(0) (青)8.33%(検体48件中4人陽性=日本国籍者検体43件中4人陽性)
[欧州]アルバニア(0) (赤)7.69%(検体13件中1人陽性=日本国籍者検体6件中1人陽性)
[南米]コスタリカ(0) (青)7.14%(検体14件中1人陽性=日本国籍者検体9件中1人陽性)
[欧州]◆ポルトガル(0) (黄)5.80%(検体138件中8人陽性=日本国籍者検体92件中6人陽性)
[欧州]ブルガリア(3) (青)4.00%(検体25件中1人陽性=外国籍者検体11件中1人陽性)
[中東]オマーン(0) (黄)3.85%(検体26件中1人陽性=日本国籍者検体22件中1人陽性)
[中米]ドミニカ共和国(0) (青)3.57%(検体28件中1人陽性=日本国籍者検体12件中1人陽性)
[欧州]◆アイルランド(0) (青)3.35%(検体179件中6人陽性=日本国籍者検体107件中6人陽性)
[中東]◆サウジアラビア(0) (黄)3.33%(検体120件中4人陽性=日本国籍者検体78件中3人陽性)
[南米]コロンビア(0) (青)3.23%(検体31件中1人陽性=日本国籍者検体14件中1人陽性)
▲自動的に機内の全員が濃厚接触者となる超危険な罹患率(3%以上)▲
[欧州]◆スペイン(0) (青)2.94%(検体647件中19人陽性=日本国籍者検体473件中15人陽性)
[欧州]◆ノルウェー(0) (青)2.68%(検体112件中3人陽性=外国籍者検体54件中2人陽性)
[南亜]◆パキスタン(3) (赤)2.56%(検体430件中11人陽性=日本国籍者検体26件中2人陽性)
[中東]◆アラブ首長国連邦(0) (青)2.44%(検体616件中15人陽性=外国籍者検体162件中5人陽性)
[東亜]◆モンゴル(0) (青)2.42%(検体289件中7人陽性=日本国籍者検体60件中3人陽性)
[南米]◆ブラジル(0) (青)2.23%(検体717件中16人陽性=日本国籍者検体123件中8人陽性)
[欧州]◆フィンランド(0) (青)2.06%(検体194件中4人陽性=外国籍者検体80件中4人陽性)
[北米]◆◆◆米 国(0) (青)2.00%(検体14,925件中299人陽性=日本国籍者検体10,868件中241人陽性)
[中央]カザフスタン(0) (黄)1.96%(検体51件中1人陽性=日本国籍者検体36件中1人陽性)
[中東]◆トルコ(0) (黄)1.85%(検体324件中6人陽性=日本国籍者検体202件中6人陽性)
[阿州]◆エジプト(3) (黄)1.85%(検体108件中2人陽性=外国籍者検体49件中2人陽性)
[欧州]◆オランダ(0) (青)1.77%(検体566件中10人陽性=日本国籍者検体399件中9人陽性)
[欧州]◆オーストリア(0) (青)1.74%(検体287件中5人陽性=外国籍者検体114件中2人陽性)
[大洋]◆◆豪 州(0) (青)1.55%(検体1,355件中21人陽性=外国籍者検体500件中10人陽性)
[欧州]◆◆英 国(0) (青)1.53%(検体1,828件中28人陽性=日本国籍者検体1,282件中25人陽性)
[欧州]◆◆フランス(0) (青)1.49%(検体1,746件中26人陽性=日本国籍者検体1,214件中19人陽性)
[欧州]◆スイス(0) (青)1.36%(検体661件中9人陽性=日本国籍者検体521件中8人陽性)
[大洋]◆ニュージーランド(0) (青)1.28%(検体156件中2人陽性=外国籍者検体47件中1人陽性)
▲オミクロン前の空港検疫の最悪の時の瞬間罹患率(約1.2%)=2020年11月の外人新規入国解禁・低感染国無検査化による濃化(自動的悪化)直後▲
[中米]◆メキシコ(0) (青)1.18%(検体424件中5人陽性=日本国籍者検体337件中5人陽性)
[東南]◆◆タ イ(0) (青)1.11%(検体4,056件中45人陽性=日本国籍者検体2,753件中33人陽性)
[欧州]◆イタリア(0) (青)1.05%(検体855件中9人陽性=外国籍者検体289件中4人陽性)
▲搭乗者数上限100人搭乗だと自動的に機内に2人以上陽性がいる危険な罹患率(1%以上)▲
▼日本の第六波(オミクロン後)で最悪の時の罹患率(約0.7%)▼
▼オミクロン前の空港検疫の罹患率平均(約0.3〜0.4%)▼
▼日本の第五波(オミクロン前)で最悪の時の罹患率(約0.2%)▼
1%(100人に1人陽性)超えは以上の40か国(前週比+4)で増加でした。各国の罹患率は改善気味ですが、率が高くなる国も多い印象です。
3週連続で3%以上に検体100件以上の国が出ました。サウジアラビア、ポルトガル2、アイルランドです。スペインは3%超えは脱したものの、ギリギリの2.94%です。欧州は変わらず罹患率の高い国が多く危険なうえ、だいぶ悪化してきた印象です。
陽性者発生も1%未満だったのは、24か国(前週比+1)でした。
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[連続で10%超えの超異常国] 0か国(前週比±0)
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[連続で1%超えの異常国] 15か国(前週比-1)
◆ポルトガル、ドミニカ共和国、◆アイルランド、◆スペイン、◆アラブ首長国連邦、◆モンゴル、◆ブラジル、◆◆◆米国、◆トルコ、◆オランダ、◆◆豪州、◆◆英国、◆◆フランス、◆スイス、◆イタリア
「2週連続で1%超の異常な国」は15か国(前週比-1)で減少です。
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[先週1%超え→今週1%未満]
◆スウェーデン(0) (青)、◆ベルギー(0) (青)、◆イスラエル(0) (青)、◆◆ドイツ(0) (青)、◆◆カナダ(0) (青)、カタール(0) (青)
[先週10%超え→今週陽性0人] →いずれも単発国(それほど危険でない国と推定)と判明
ニジェール(0) (黄)、ブータン(0) (黄)
[先週1%超え→今週陽性0人]
[欧州]ラトビア(0) (青)、リトアニア(0) (青)、アンドラ(0) (黄)、レバノン(0) (黄)、合衆国領有小離島(0*) (青*)、エストニア(0) (青)、パナマ(0) (青)、キルギス(0) (青)、バーレーン(0) (青)、エチオピア(0) (青)、ギリシャ(0) (青)、バハマ(0) (黄)、ラオス(3) (青)
※注意:検体数=入国者数ではありませんので、実際の罹患率は出ている数字より高いはずです。
■[航空便利用者数分析] 総利用者数一気に減少し8万人台
合計の利用者数は87,183人(前週比-26,692)。6週ぶり減少。爆減しました。それでも8万人台。1日の入国期限が1万人程=週間7万人程ですから、第三国間乗り継ぎ需要が増えているものと推定されます。ウイルス密輸する陽性入国者が増えない一方で航空利用者は増加するということで、航空会社にも日本にも良い傾向ですね。
最多は米国便で25,410人(前週比-6,813)で爆減。ベトナム便が11,408人(前週比-2,717)、フィリピン便が7,800人(前週比-2,671)で続いています。
今週は減少国ばかりでした。
増加している国:最も人数が増えたのは、ニューカレドニア便1,102人(前週比+71)。増加した便は4か国のみでした。
皆増した国:該当無し
減少している国:最も人数が減ったのは、米国便。ベトナム便、フィリピン便、中国便2,820人(前週比-2,168)、タイ便6,980人(前週比-2,077)などが続いています。9か国が千件超えの減少でした。
皆減した国:ニュージーランド便(134人)、ミャンマー便(104人)、オーストリア便(98人)、パラオ便(7人)、カンボジア便(5人)、ウズベキスタン便(4人)、アゼルバイジャン便(1人)、イタリア便(1人)。
利用者数の多いニューカレドニア便からの検体数は日外ともに5件(日3・外2)でした。
毎週データは更新されているようですので、今後も注視していきます。
■週間速報内容
2022/05/22-2022/05/28
全検査
合計 検体78,884/陽性761 0.96%↑
邦人 検体35,571/陽性523 1.47%↑急悪化
外人 検体43,313/陽性238 0.55%
検体数の多い国
(青)米 国:合計 検体14,925、陽性299=2.00%[多人数高率の危険国]
日本国籍 検体10,868 陽性241=2.22%/外国籍 検体4,057 陽性58=1.43%
(黄)ベトナム:合計 検体10,723、陽性59=0.55%
日本国籍 検体1,538 陽性 9=0.59%/外国籍 検体9,185 陽性50=0.54%
(青)(黄)中 国:合計 検体5,185、陽性 2=0.04%
日本国籍 検体 727 陽性 1=0.14%/外国籍 検体4,458 陽性 1=0.02%
(青)フィリピン:合計 検体4,560、陽性 5=0.11%
日本国籍 検体1,342 陽性 3=0.22%/外国籍 検体3,218 陽性 2=0.06%
(青)タ イ:合計 検体4,056、陽性45=1.11%[多人数高率の危険国]
日本国籍 検体2,753 陽性33=1.20%/外国籍 検体1,303 陽性12=0.92%
罹患率の高い国
(青*)スヴァールバル諸島およびヤンマイエン島:合計 検体 1、陽性 1=100.00%
日本国籍 検体 1 陽性 1=100.00%/外国籍 検体 0 陽性 0=0%
(青*)アンギラ:合計 検体 3、陽性 2=66.67%
日本国籍 検体 3 陽性 2=66.67%/外国籍 検体 0 陽性 0=0%
(青*)シント・マールテン(オランダ領):合計 検体 2、陽性 1=50.00%
日本国籍 検体 2 陽性 1=50.00%/外国籍 検体 0 陽性 0=0%
(黄)リヒテンシュタイン:合計 検体 3、陽性 1=33.33%
日本国籍 検体 1 陽性 1=100.00%/外国籍 検体 2 陽性 0=0%
(黄)ギニア:合計 検体 5、陽性 1=20.00%
日本国籍 検体 4 陽性 0=0%/外国籍 検体 1 陽性 1=100.00%
■毎日の個別発表との誤差状況(5月22日〜5月28日)
(A)週間発表(今回の滞在国・地域ごとの検査実績発表):761人
(B)毎日発表:678人中非公表0人(複数国滞在者71人(うち3か国12人)=アイルランド/英国3・UAE/英国・UAE/クウェート・UAE/シンガポール・UAE/ドイツ3・UAE/パキスタン・UAE/フランス2・イタリア/ポーランド・インドネシア/サウジアラビア・英国/スイス・英国/セントルシア・英国/フランス・英国/ポーランド・英国/ポルトガル・オランダ/スペイン・オランダ/ドイツ3・カザフスタン/カタール・カナダ/タイ・シンガポール/マレーシア・スイス/フランス2・スイス/リヒテンシュタイン・スペイン/タイ・スペイン/フランス・デンマーク/フィンランド・ドイツ/フランス・ドイツ/ベルギー・ドイツ/ポルトガル・フランス/ベルギー・フランス/モナコ3・ブルガリア/韓国・米国/イタリア・米国/英国・米国/エクアドル・米国/オーストリア・米国/カナダ3・米国/コスタリカ・米国/コロンビア・米国/ドイツ・米国/ドミニカ共和国・米国/ブラジル2・米国/メキシコ3・米国/中国2・韓国/スイス・アイルランド/英国/オランダ・UAE/オマーン/サウジアラビア・アルバニア/スペイン/ドイツ・インドネシア/シンガポール/マレーシア・英国/オランダ/フランス・オランダ/ベルギー/モンゴル・スペイン/ドイツ/フランス2・米国/インド/シンガポール・米国/英国/イタリア・米国/英国/オランダ・韓国/タイ/ノルウェー)761
今週も複数国滞在者が多くいました。
欧州が多いのは相変わらずですが、大陸間移動者も増えています。欧州便減便のせいで米国経由での入国が増えているのか、米国と欧州の組み合わせも増えています。欧州の中でも、フランス、ドイツは乗り継ぎ拠点になっているせいか複数国が非常に多いです。
複数国滞在者が増えれば増えるほど、空港検疫の結果を単純に読めなくなってしまうのが痛い所です。
(誤差が出ている国)Aが超過していると非公表の可能性有
米 国:(A)299人/(B)300人 Bが1人超過
英 国:(A)28人/(B)30人 Bが2人超過
オランダ:(A)10人/(B)11人 Bが1人超過
ノルウェー:(A)3人/(B)4人 Bが1人超過
アンギラ:(A)2人/(B)0人 Aが2人超過
スヴァールバル諸島およびヤンマイエン島:(A)1人/(B)0人 Aが1人超過
シント・マールテン(オランダ領):(A)1人/(B)0人 Aが1人超過
グアム:(A)1人/(B)0人 Aが1人超過
アンギラは今回発表の集計では英国、スヴァールバル諸島およびヤンマイエン島は今回発表の集計ではノルウェー、シント・マールテン(オランダ領)は今回発表の集計ではオランダ、グアムは今回発表の集計では米国に含まれるとみられます。
この結果、誤差は出ませんでした。
アンギラ、シント・マールテン(オランダ領)は実際には中米の感染傾向が反映されるのに、欧州の一部として集計されるのは、感染傾向が読み取りにくくなるだけですね。
■検疫に関するデータ(厚生労働省公式サイト)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/border_data.html
2022年06月14日
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