戦慄!すり抜け事例が爆増中!
空港検疫大幅緩和から2週間
陽性減で安心になってきたはずの東京都
海外渡航者陽性確認が超加速中、週間103人も!
15日は29人の海外渡航者陽性を確認!
人口僅か0.06%の海外渡航者が陽性者の2.39%!
あなたの地元は大丈夫ですか?
空港検疫大幅緩和から2週間
陽性減で安心になってきたはずの東京都
海外渡航者陽性確認が超加速中、週間103人も!
15日は29人の海外渡航者陽性を確認!
人口僅か0.06%の海外渡航者が陽性者の2.39%!
あなたの地元は大丈夫ですか?
空港検疫が大幅緩和された6月1日以降、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)について空港検疫すり抜け事例が爆増しています。
例えば、陽性者数が1か月連続で減少し、安心な状況になりつつある東京都を見てみると、海外渡航者事例「だけ」が一気に爆増し始めており、その爆増スピードがさらに加速しています。空港検疫大幅緩和から2週間たった15日には一日の確認数が29人達するという超異常事態になっています。
ここ1週間は、海外渡航者の陽性が103人も確認され、人口のわずか0.06%の海外渡航者が、陽性者の2.39%を占めるという極めて異常事態になっています。
東京都発表分の海外渡航者事例
6月1日:5人(全陽性2,415人中の確認済1,487人中)
6月2日:3人(全陽性2,335人中の確認済 888人中)
6月3日:7人(全陽性2,111人中の確認済 791人中)
6月4日:10人(全陽性2,071人中の確認済 873人中)
6月5日:7人(全陽性1,584人中の確認済 610人中)
→5日間で32人(全陽性10,516人中の確認済4,649人中=0.69%)
6月6日:3人(全陽性1,013人中の確認済 348人中)
6月7日:10人(全陽性1,800人中の確認済 637人中)
6月8日:16人(全陽性1,935人中の確認済 766人中)
6月9日:13人(全陽性1,876人中の確認済 713人中)
6月10日:4人(全陽性1,600人中の確認済 607人中)
→5日間で46人(全陽性8,224人中の確認済3,071人中=1.50%)
6月11日:11人(全陽性1,526人中の確認済 632人中)
6月12日:13人(全陽性1,546人中の確認済 656人中)
6月13日:11人(全陽性 960人中の確認済 348人中)
6月14日:19人(全陽性1,528人中の確認済 611人中)
6月15日:29人(全陽性2,015人中の確認済 708人中)
→5日間で83人(全陽性7,575人中の確認済2,955人中=2.81%)
6月16日:16人(全陽性1,819人中の確認済 753人中)
東京都は、海外渡航者事例の人数だけは公表されているので、すり抜け事例のトレンドを推定できます。
6月1日以降、東京都の海外渡航者事例は完全に増加傾向。6月15日には1日で29人の陽性(=708人中/陽性者の4.10%占める)を確認しました。
6月16日迄の1週間は103人(14.7人/日)、2.39%とどんどん悪化しています。
5月の東京都の海外渡航者事例は、以下のページでも記事にしました。
https://johokotu.seesaa.net/article/488630424.html
6月13日までの状況は、以下のページでも記事にしました。
https://johokotu.seesaa.net/article/488883219.html
これらの記事でもふれたとおり、海外からの入国者は、人口全体の0.06%しかいません。
そのような中で陽性者の比率が2.39%とは、単純計算で実に国内より約40倍も危険という極めて恐ろしい状況になっています。
東京都発表は、毎日半数以上は確認中で、実際の半分も捉えられていません。実際には、倍以上の海外渡航者がいる可能性があるので注意が必要です。
※例えば15日発表分は、2,015人の陽性者のうち行動歴などの詳細が確認済だったのは708人だけ。詳細未確認の人の中に同じ割合で海外渡航者がいるのだとすると、15日には82人の海外渡航者がいたことになります。
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■状況はオミクロン株拡大期よりも危険
今回のすり抜け急拡大で気を付けたいのは、「海外渡航者の状況が、最も危険だった今年1月頃(オミクロン株拡大期)よりも危険」という点です。
「多少人数が増えたからと言って、全体に占める人数は少数だし、危険度は1月頃と大して変わらなくね?」という意見の人もいるでしょう。しかし、それは油断でしかありません。
今、確認されているすり抜け陽性者の多くは、
・入国時に検査無し
・自宅までの移動に公共交通機関使用可能
・自主隔離期間がなく、帰宅後周辺を歩き回ることが出来る
からです。
1月に入国した人たちは、仮に入国時検査ですり抜けていたとしても、入国後14日間は日本国内で他者と接触することがほぼありませんでした(当然自主隔離等を守らない人もいたでしょうが、それは極少数と考えて良いでしょう)。
つまり、自宅に戻ってから発症したとしても、国内にいる人にウイルスを撒き散らすことはほぼありませんでした。(実態としては、なぜか家族と濃厚接触してしまい、その家族が国内に撒き散らす事例は結構あったと推定されますが、、、)
ところが、今は、入国者が大手を振って日本国内を歩きまわれます。
同じ人数陽性者が確認されたなら、今は、日本国内へウイルスを撒き散らしている危険度が何倍も増加しているわけです。
東京都の陽性者数は今、減少を続けています。
単純に考えると、今、東京都で陽性になっている人は、東京都内にずっと住み続けている人(2類相当の危険地域にいる人)同士によるウイルス拡大は既にほぼゼロで、ほとんどが入国者(風邪と同程度と認識されている地域にいた人)から東京都内にずっと住み続けている人にウイルスをばらまかれたことが原因である可能性すらあるということです。
世界の多くの国では、オミクロン株が急拡大した後、限りなくゼロに近くなるぐらいまで急改善していることが多いです。ところが、日本はそうなっておらず、なかなか下がり切りません。日本の場合、ピーク緩和を目的とした対策も多いですから、それが効果を発揮しているのかもしれませんが、すり抜け入国者によるウイルス密輸・ばらまきが一因になっている可能性が非常に高い状況です。
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あなたの地元は、全体の陽性者数が減少の中で、海外渡航者が爆増していませんか?海外渡航歴有無しについて発表されていないところも多いですし、報道機関も含め集計するのが大変なので、誰もこんな数字に注目はしていませんが、余裕があれば眺めてみてください。
「#空港検疫をPCRに戻してください」と活動するぐらいなら、「#空港検疫すり抜けの実態を公表してください」の方が先だと思うのですが、、、。
東京都の感染状況は、爆発するところまではいっていませんし、2週間経って水際緩和の影響が出ている頃。国内の陽性者数は減少傾向ですから、正常性バイアスに罹って「それほど問題なかったね」と言いたいところでしたが、細かく見ていくと、まだしばらくは感染爆発への備えが必要かもしれませんね。梅雨の高温多湿が効果を発揮してくれているのだと良いのですが、、、。
COVID-19は、海外ではただの風邪と変わらない扱いになっているところも多いですが、日本国内では、いまだ2類相当の危険な感染症と認定されています。
■これまでの報道発表(東京都公式サイト)
https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/index.html