◇空港検疫(週間速報)6月2週目
[罹患率]罹患率再び1%超え
[国籍別]邦人悪化止まらず3%超の激悪化
[陽性国]越国・基国は陽性20人超
[旅客数]入国14万制限の中12万人級到着
青国でも検査有=有症状?が結構発生
黄国でも検査無=すり抜けが多数発生
厚生労働省(厚労省)は6月24日、空港検疫での新型コロナウイルス感染症検査状況の6月2週目(6月5日〜6月11日)分の速報値を発表しました。
※6月1日以降、全入国者検査ではなくなりました。入国者数の推定が出来なくなりましたので、今週からは、検体数と罹患状況を同じ記事で更新していきます。
厚労省の速報は、週間の検体数と陽性者数を、日本国籍者、外国籍者別に、滞在国ごとに出した非常に細かいデータです。2020年11月11日以降毎週金曜日に過去4週間分が発表されています。6月24日の公表で、2020年10月4日〜2022年6月11日分が公表されたことになります。
速報のため、日々の発表のデータとかなりのズレが生じてる場合もありますが、分析に活用できます。
■[罹患状況推移分析] 罹患率再び1%超え
検体大幅減の日本人は3%超え危険状態
2020年
10/04-10/10 検体12,421・陽性57=罹患率0.46%(日本国籍0.46%:外国籍0.46%)
10/11-10/17 検体 7,364・陽性24=罹患率0.33%(日本国籍0.29%:外国籍0.34%)
10/18-10/24 検体12,213・陽性46=罹患率0.38%(日本国籍0.39%:外国籍0.37%)
10/25-10/31 検体17,833・陽性47=罹患率0.26%(日本国籍0.22%:外国籍0.29%)
<11/01〜入国者の多い低感染国9か国が検査解除>
11/01-11/07 検体10,589・陽性84=罹患率0.79%(日本国籍0.75%:外国籍0.83%)
11/08-11/14 検体10,823・陽性89=罹患率0.82%(日本国籍0.54%:外国籍1.02%)
11/15-11/21 検体11,627・陽性79=罹患率0.68%(日本国籍0.52%:外国籍0.79%)
11/22-11/28 検体13,789・陽性90=罹患率0.65%(日本国籍0.61%:外国籍0.65%)
11/29-12/05 検体14,226・陽性89=罹患率0.63%(日本国籍0.50%:外国籍0.74%)
12/06-12/12 検体16,488・陽性86=罹患率0.52%(日本国籍0.43%:外国籍0.64%)
12/13-12/19 検体18,554・陽性74=罹患率0.40%(日本国籍0.28%:外国籍0.62%)
12/20-12/26 検体18,835・陽性98=罹患率0.52%(日本国籍0.51%:外国籍0.54%)
12/27-01/02 検体13,123・陽性83=罹患率0.63%(日本国籍0.49%:外国籍0.75%)
2021年
01/03-01/09 検体14,098・陽性76=罹患率0.54%(日本国籍0.23%:外国籍0.72%)
<01/09〜全入国者検査開始>
01/10-01/16 検体21,399・陽性67=罹患率0.31%(日本国籍0.31%:外国籍0.31%)
01/17-01/23 検体22,678・陽性41=罹患率0.18%(日本国籍0.31%:外国籍0.15%)
01/24-01/30 検体10,076・陽性25=罹患率0.25%(日本国籍0.12%:外国籍0.37%)
01/31-02/06 検体10,435・陽性20=罹患率0.19%(日本国籍0.13%:外国籍0.27%)
02/07-02/13 検体 9,423・陽性19=罹患率0.20%(日本国籍0.15%:外国籍0.26%)
02/14-02/20 検体 9,523・陽性19=罹患率0.20%(日本国籍0.11%:外国籍0.28%)
02/21-02/27 検体11,779・陽性23=罹患率0.20%(日本国籍0.22%:外国籍0.17%)
02/28-03/06 検体14,086・陽性29=罹患率0.21%(日本国籍0.16%:外国籍0.26%)
03/07-03/13 検体14,467・陽性27=罹患率0.19%(日本国籍0.14%:外国籍0.25%)
03/14-03/20 検体17,879・陽性49=罹患率0.27%(日本国籍0.20%:外国籍0.41%)
03/21-03/27 検体14,040・陽性42=罹患率0.30%(日本国籍0.15%:外国籍0.48%)
03/28-04/03 検体14,615・陽性70=罹患率0.48%(日本国籍0.24%:外国籍0.81%)
04/04-04/10 検体12,694・陽性62=罹患率0.49%(日本国籍0.16%:外国籍0.85%)
04/11-04/17 検体11,974・陽性74=罹患率0.62%(日本国籍0.40%:外国籍0.90%)
04/18-04/24 検体11,268・陽性60=罹患率0.53%(日本国籍0.26%:外国籍0.89%)
04/25-05/01 検体13,039・陽性95=罹患率0.73%(日本国籍0.29%:外国籍1.30%)
05/02-05/08 検体11,551・陽性82=罹患率0.71%(日本国籍0.25%:外国籍1.29%)
05/09-05/15 検体12,891・陽性50=罹患率0.39%(日本国籍0.23%:外国籍0.59%)
05/16-05/22 検体11,644・陽性39=罹患率0.33%(日本国籍0.33%:外国籍0.34%)
05/23-05/29 検体13,680・陽性32=罹患率0.23%(日本国籍0.19%:外国籍0.29%)
05/30-06/05 検体16,066・陽性40=罹患率0.25%(日本国籍0.14%:外国籍0.41%)
06/06-06/12 検体16,515・陽性17=罹患率0.10%(日本国籍0.08%:外国籍0.14%)
06/13-06/19 検体16,771・陽性44=罹患率0.26%(日本国籍0.18%:外国籍0.39%)
06/20-06/26 検体16,536・陽性45=罹患率0.27%(日本国籍0.19%:外国籍0.41%)
06/27-07/03 検体22,338・陽性60=罹患率0.27%(日本国籍0.24%:外国籍0.32%)
07/04-07/10 検体23,362・陽性79=罹患率0.34%(日本国籍0.38%:外国籍0.29%)
07/11-07/17 検体32,329・陽性97=罹患率0.30%(日本国籍0.44%:外国籍0.22%)
07/18-07/24 検体35,885・陽性67=罹患率0.19%(日本国籍0.33%:外国籍0.13%)
07/25-07/31 検体24,273・陽性89=罹患率0.37%(日本国籍0.50%:外国籍0.24%)
08/01-08/07 検体21,987・陽性94=罹患率0.43%(日本国籍0.33%:外国籍0.57%)
08/08-08/14 検体19,809・陽性78=罹患率0.39%(日本国籍0.37%:外国籍0.42%)
08/15-08/21 検体25,444・陽性101=罹患率0.40%(日本国籍0.38%:外国籍0.40%)
08/22-08/28 検体20,067・陽性69=罹患率0.34%(日本国籍0.30%:外国籍0.38%)
08/29-09/04 検体18,832・陽性86=罹患率0.46%(日本国籍0.32%:外国籍0.60%)
09/05-09/11 検体17,834・陽性78=罹患率0.44%(日本国籍0.29%:外国籍0.58%)
09/12-09/18 検体16,952・陽性56=罹患率0.33%(日本国籍0.19%:外国籍0.49%)
09/19-09/25 検体16,964・陽性56=罹患率0.33%(日本国籍0.13%:外国籍0.48%)
09/26-10/02 検体21,484・陽性71=罹患率0.33%(日本国籍0.17%:外国籍0.49%)
10/03-10/09 検体17,264・陽性43=罹患率0.25%(日本国籍0.10%:外国籍0.40%)
10/10-10/16 検体18,780・陽性46=罹患率0.24%(日本国籍0.23%:外国籍0.26%)
10/17-10/23 検体19,305・陽性45=罹患率0.23%(日本国籍0.19%:外国籍0.27%)
10/24-10/30 検体20,038・陽性34=罹患率0.17%(日本国籍0.13%:外国籍0.21%)
10/31-11/06 検体21,718・陽性58=罹患率0.27%(日本国籍0.27%:外国籍0.27%)
11/07-11/13 検体21,462・陽性47=罹患率0.22%(日本国籍0.18%:外国籍0.26%)
11/14-11/20 検体21,739・陽性45=罹患率0.21%(日本国籍0.16%:外国籍0.26%)
11/21-11/27 検体24,309・陽性46=罹患率0.19%(日本国籍0.16%:外国籍0.22%)
11/28-12/04 検体28,216・陽性71=罹患率0.25%(日本国籍0.20%:外国籍0.33%)
12/05-12/11 検体29,138・陽性86=罹患率0.30%(日本国籍0.28%:外国籍0.32%)
12/12-12/18 検体30,643・陽性167=罹患率0.54%(日本国籍0.56%:外国籍0.48%)
12/19-12/25 検体27,769・陽性321=罹患率1.16%(日本国籍1.22%:外国籍0.94%)
12/26-01/01 検体17,094・陽性494=罹患率2.89%(日本国籍2.11%:外国籍4.05%)※
01/02-01/08 検体21,488・陽性1,135=罹患率5.28%(日本国籍5.00%:外国籍5.54%)
01/09-01/15 検体20,185・陽性1,087=罹患率5.39%(日本国籍4.14%:外国籍6.42%)
01/16-01/22 検体16,973・陽性1,051=罹患率6.19%(日本国籍3.33%:外国籍8.84%)
01/23-01/29 検体16,342・陽性745=罹患率4.56%(日本国籍2.57%:外国籍6.90%)
01/30-02/05 検体15,382・陽性604=罹患率3.93%(日本国籍2.72%:外国籍5.30%)
02/06-02/12 検体16,881・陽性357=罹患率2.11%(日本国籍1.65%:外国籍2.53%)
02/13-02/19 検体18,436・陽性380=罹患率2.06%(日本国籍1.74%:外国籍2.37%)
02/20-02/26 検体20,729・陽性395=罹患率1.91%(日本国籍1.70%:外国籍2.14%)
02/27-03/05 検体26,014・陽性393=罹患率1.51%(日本国籍1.15%:外国籍1.95%)
03/06-03/12 検体32,360・陽性476=罹患率1.47%(日本国籍1.04%:外国籍2.04%)
03/13-03/19 検体44,626・陽性615=罹患率1.38%(日本国籍0.98%:外国籍1.89%)
03/20-03/26 検体51,546・陽性702=罹患率1.36%(日本国籍1.05%:外国籍1.62%)
03/27-04/02 検体63,169・陽性821=罹患率1.30%(日本国籍0.99%:外国籍1.51%)
04/03-04/09 検体62,997・陽性725=罹患率1.15%(日本国籍0.99%:外国籍1.25%)
04/10-04/16 検体63,038・陽性541=罹患率0.86%(日本国籍0.97%:外国籍0.79%)
04/17-04/23 検体64,145・陽性491=罹患率0.77%(日本国籍0.90%:外国籍0.69%)
04/24-04/30 検体68,473・陽性450=罹患率0.66%(日本国籍0.77%:外国籍0.58%)
05/01-05/07 検体69,831・陽性565=罹患率0.81%(日本国籍1.00%:外国籍0.63%)
05/08-05/14 検体83,082・陽性763=罹患率0.92%(日本国籍1.34%:外国籍0.64%)
05/15-05/21 検体79,888・陽性697=罹患率0.87%(日本国籍1.36%:外国籍0.55%)
05/22-05/28 検体78,884・陽性761=罹患率0.96%(日本国籍1.47%:外国籍0.55%)
05/29-05/31 検体30,514・陽性403=罹患率1.32%(日本国籍1.86%:外国籍0.83%)3日間
<05/31全入国者検査終了>
06/01-06/04 検体 4,896・陽性 35=罹患率0.71%(日本国籍1.09%:外国籍0.67%)4日間
06/05-06/11 検体 7,400・陽性101=罹患率1.36%(日本国籍3.88%:外国籍0.95%)
(前週比は6月1日〜6月4日4日間分を7日間換算した数値との比較)
・検体数(発表値)
日本人:1,058件 前週比+96の増加
外国人:6,342件 前週比-1,264の爆減
合 計:7,400件 前週比-1,168の爆減
日外比率は前週1:7.90→今週1:5.99で、異常な偏りが続いています。
検査対象が全入国者になっています。検査数(≒入国者)の多さは、前週と同じで、ベトナム、ネパール、インド、パキスタン、スリランカの順でした。
・陽性数(発表値)
日本人: 41人 前週比+31の急増
外国人: 60人 前週比+9の増加
合 計:101人 前週比+40の急増
日外比率は前週1:4.83→今週1:1.46で、異常な偏りがなくなりました。
・罹患率(計算値)
日本人:3.88% 前週比+2.79Pと爆増(悪化)。
外国人:0.95% 前週比+0.28Pと急増(悪化)。
合 計:1.36% 前週比+0.65Pと急増(悪化)。
この結果、罹患率は、日本国籍者、外国籍者ともに増加(悪化)でした。日本国籍者は3%を超えている超危険状態です。
全体の罹患率は前週0.71%→今週1.36%と急増(悪化)。前々週が1.32%でしたので、元に戻った印象でしょうか。
陽性者数が爆減しています。特にここ数週間陽性者数が多かった日本国籍者は爆減。外国籍者が1.46倍も陽性者が出ているので、ぱっと見日本国籍者は改善しているように見えますが、検体数は外国籍者が5.99倍もいるため、日本国籍者の方が状況は著しく悪いです。
■[検体数]千件超は2週連続3か国のみ
黄国で検査対象外の入国者も多い?
(前週比は6月1日〜6月4日4日間分を7日間換算した数値との比較)
◆最 多 ベトナム:3,326件(前週比-556)=5月末まで(推定9,079件)と比較し-63.4%の急減。
◆二番目 ネパール:1,464件(前週比-540)=5月末まで(推定2,254件)と比較し-35.0%の急減。
◆三番目 イ ン ド:1,026件(前週比-10)=5月末まで(推定1,526件)と比較し-32.8%の急減。
◆四番目 パキスタン: 578件(前週比-22)=5月末まで(推定362件)と比較し+59.7%の急増。赤国ですので、入国者全員検査対象です。入国者が増加していることが分かります。
◆五番目 スリランカ: 164件(前週比-169)=5月末まで(推定476件)と比較し-65.5%の急減。
100件以上だったのは上記の5か国のみ、千件超は2週連続3か国(前週比±0)でした。
6月1日から提供座席数制限が1万人から2万人に2倍に増加しており、単純に検体数は2倍になるはずです。
赤国のパキスタンは、5月31日までは3日間強制隔離国ですので、6月1日を境にした検査状態変化はありません。つまり、入国者数の増加がそのまま検体数増加になります。いまのところ入国者数の増加状況が推定できる唯一の国です。
増加しているのは明らかですが、まだ2倍にはなっていない状況です(1.6倍程度)。
一部検査無しの人もいる黄国は、減った分は検査未対象者と推定できます。
ベトナムとスリランカは6割強の減少。入国者がパキスタン同様に1.5倍になっているのだとすると、検査対象は入国者の4人に1人程度(=0.4/1.5)と推定できます。
ネパール、インドは3割強の減少。同じく入国者がパキスタン同様に1.5倍になっているのだとすると、検査対象は入国者の2人に1人程度(=0.7/1.5)と推定できます。
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■検体数の変化状況
<入国者の多い国>
◆米 国
5月5週目3日間:7,316件(7日間換算で17,071)
6月1週目4日間:2件(7日間換算で4)
6月2週目7日間:51件
◆ベトナム
5月5週目3日間:3,891件(7日間換算で9,079)
6月1週目4日間:2,218件(7日間換算で3,882)
6月2週目7日間:3,326件
◆フィリピン
5月5週目3日間:2,172件(7日間換算で5,068)
6月1週目4日間:4件(7日間換算で7)
6月2週目7日間:10件
◆タ イ
5月5週目3日間:1,619件(7日間換算で3,778)
6月1週目4日間:16件(7日間換算で28)
6月2週目7日間:35件
◆中 国(◆香港、◆澳門 含む)
5月5週目3日間:1,515件(7日間換算で3,535)
6月1週目4日間:0件(7日間換算で0)
6月2週目7日間:1件
◆韓 国
5月5週目3日間:1,447件(7日間換算で3,376)
6月1週目4日間:3件(7日間換算で5)
6月2週目7日間:3件
◆シンガポール
5月5週目3日間:1,323件(7日間換算で3,087)
6月1週目4日間:13件(7日間換算で23)
6月2週目7日間:15件
◆ネパール
5月5週目3日間:966件(7日間換算で2,254)
6月1週目4日間:1,145件(7日間換算で2,004)
6月2週目7日間:1,464件
◆インドネシア
5月5週目3日間:895件(7日間換算で2,088)
6月1週目4日間:0件(7日間換算で0)
6月2週目7日間:3件
◆英 国
5月5週目3日間:731件(7日間換算で1,706)
6月1週目4日間:1件(7日間換算で2)
6月2週目7日間:13件
◆ドイツ
5月5週目3日間:685件(7日間換算で1,598)
6月1週目4日間:5件(7日間換算で9)
6月2週目7日間:15件
◆インド
5月5週目3日間:654件(7日間換算で1,526)
6月1週目4日間:592件(7日間換算で1,036)
6月2週目7日間:1,026件
◆フランス
5月5週目3日間:641件(7日間換算で1,496)
6月1週目4日間:3件(7日間換算で5)
6月2週目7日間:11件
◆豪 州
5月5週目3日間:496件(7日間換算で1,157)
6月1週目4日間:1件(7日間換算で2)
6月2週目7日間:5件
◆カナダ
5月5週目3日間:462件(7日間換算で1,078)
6月1週目4日間:0件(7日間換算で0)
6月2週目7日間:1件
<デルタ株等で10日間隔離経験国>※インド、インドネシア、ネパールは上述
◆アフガニスタン
5月5週目3日間:12件(7日間換算で28)
6月1週目4日間:2件(7日間換算で4)
6月2週目7日間:3件
◆キルギス
5月5週目3日間:16件(7日間換算で37)
6月1週目4日間:3件(7日間換算で5)
6月2週目7日間:0件
◆ザンビア
5月5週目3日間:6件(7日間換算で14)
6月1週目4日間:0件(7日間換算で0)
6月2週目7日間:0件
◆スリランカ
5月5週目3日間:204件(7日間換算で476)
6月1週目4日間:190件(7日間換算で333)
6月2週目7日間:164件
◆パキスタン
5月5週目3日間:155件(7日間換算で362)
6月1週目4日間:343件(7日間換算で600)
6月2週目7日間:578件
◆バングラデシュ
5月5週目3日間:249件(7日間換算で581)
6月1週目4日間:0件(7日間換算で0)
6月2週目7日間:2件
◆モルディブ
5月5週目3日間:14件(7日間換算で33)
6月1週目4日間:4件(7日間換算で7)
6月2週目7日間:5件
<オミクロン株で10日間隔離経験国>※ザンビアは上述
◆アンゴラ
5月5週目3日間:1件(7日間換算で2)
6月1週目4日間:0件(7日間換算で0)
6月2週目7日間:24件
◆エスワティニ
5月5週目3日間:0件(7日間換算で0)
6月1週目4日間:0件(7日間換算で0)
6月2週目7日間:0件
◆コンゴ民主共和国
5月5週目3日間:2件(7日間換算で5)
6月1週目4日間:2件(7日間換算で4)
6月2週目7日間:3件
◆ジンバブエ
5月5週目3日間:3件(7日間換算で7)
6月1週目4日間:2件(7日間換算で4)
6月2週目7日間:2件
◆ナミビア
5月5週目3日間:0件(7日間換算で0)
6月1週目4日間:1件(7日間換算で2)
6月2週目7日間:3件
◆ボツワナ
5月5週目3日間:1件(7日間換算で2)
6月1週目4日間:1件(7日間換算で2)
6月2週目7日間:18件
◆マラウイ
5月5週目3日間:6件(7日間換算で14)
6月1週目4日間:0件(7日間換算で0)
6月2週目7日間:0件
◆南アフリカ
5月5週目3日間:37件(7日間換算で86)
6月1週目4日間:1件(7日間換算で2)
6月2週目7日間:1件
◆モザンビーク
5月5週目3日間:12件(7日間換算で28)
6月1週目4日間:0件(7日間換算で0)
6月2週目7日間:0件
◆レソト
5月5週目3日間:0件(7日間換算で0)
6月1週目4日間:0件(7日間換算で0)
6月2週目7日間:0件
青国(◆)は、検査不要国です。このため、唯一有症状の場合に、入国時検査になると推定されます。
入国者数は分かりませんが、検体数を見てみると、欧米が十人単位で検体が出ている国があります。超安全な青国扱いなのに有症状者が多い国ということであり、非常に危険です。
黄国(◆)は、アフリカの一部で検体数が増えている国がみられます。入国者が増えているかもしれません。
◆◆◆は6月1日以降の国分けの色を示したものです。(中国は、本土と香港は青、澳門は黄)
それにしてもアフリカは入国者数少ないのに黄国が多いですね。入国者数が少ないということはすり抜けられても国内への影響は少ないのですが、、、。ウイルスを入れない検疫の考え方を優先するなら、入国者の多い国こそ積極的に赤、黄気味に指定すべきもので、この指定一つとってみても、検疫は二の次であることが分かります。
この青黄赤指定は、陽性率で判断しているとか検査の信用度で分類しているとかいった報道もありました。実際には現地感染や空港検疫での感染状況(罹患率)にもあっておらず、検査の信頼度は図りようがないので、基準が不明確です。
上記のような分析をしてみると、細かくは見ていませんが、何となく、日本国籍者の多い国は優先的に青、外国籍者の多い国は優先的に黄や赤としているように見えます。まさか人種で判断してないですよね、、、。
■[陽性者数多い国分析] 19か国と倍増
青国も続々陽性者発生
越国、基国 検査無も多数と推定のなか陽性20人超
(前週比は6月1日〜6月4日4日間分を7日間換算した数値との比較)
今週陽性者が確認されたのは、前週に続いて陽性者が出ているベトナム18、パキスタン25、インド25、米国・、サウジアラビア3、フィジー1、ネパール8などを含めて19か国(前週比+10)からの入国者に陽性者が出ました。急に増えました。青国が原則検査無しになりましたので、爆減していますが、欧米を中心に再び増加傾向です。原則検査が必要ないのに、普通に陽性者がいる(しかも有症状)わけですから、それだけ危険ということですね。
ドイツが29週ぶりに陽性者が出ませんでした。
陽性者数の多さは、この順番に、日本国内で撒き散らす人数の多い(日本国内へのウイルス密輸件数が多い)危険な国ランキングと考えられました。しかし、今週発表分からは、単純にそうならなくなりました。
[ベトナム] この週は強制隔離なし!!!!!
18週前から爆増中のベトナムは25人(前週比-3)。ジリジリ数が落ちてきてはいるものの、まだ20人超で非常に危険な状況です。
・日本人:検体 323件(前週比 +41)/陽性 4人(前週比+4)/前週0%→今週1.24%
・外国人:検体3,003件(前週比-597)/陽性21人(前週比-7)/前週0.78%→今週0.70%
日本国籍者が急激に悪化して1%を超えてしまいました。陽性人数は非常に多いですが、検体数も非常に多いので、罹患率は薄まっています。全体の罹患率は0.7%台でした。
検体数が6割以上減っており、検査対象になっていない人が相当いるとみられます。検査している国なのに、すり抜けが相当増えている可能性があります。
[パキスタン] この週は強制隔離3日間
3日後陽性も計上されるパキスタンは23人(前週比+16)。急増でした。非常に危険な状況です。
・日本人:検体 92件(前週比+19)/陽性 8人(前週比 +6)/前週2.38%→今週8.70%
・外国人:検体486件(前週比-41)/陽性15人(前週比+10)/前週1.00%→今週3.09%
日外ともに急激に悪化しており、日本国籍者は8%超、外国籍者は3%超えの異常に危険な状態。全体の罹患率は3%台後半の異常に悪い状態です。
20人以上だったのは2か国(前週比+1)でした。
[インド] この週は強制隔離なし!!!!!
多い状態が続くインドは11人(前週比-3)。相変わらず10人超の危険な状態です。
・日本人:検体302件(前週比 +8)/陽性 1人(前週比-1)/前週0.60%→今週0.33%
・外国人:検体724件(前週比-18)/陽性10人(前週比-2)/前週1.65%→今週1.38%
外国籍者は1%を超えたままです。陽性人数は多いですが、検体数も多いので、罹患率は薄まっています。全体の罹患率は1%超えです。
ベトナムの数値と比べると、検体数は4割減程度。検査対象になっていない人が相当いるとみられますが、入国者に占める割合は、ベトナム程多くはないようです。検査している国なのに、すり抜けが増えている可能性はあります。
[トルコ] この週は強制隔離なし!!!!!
トルコが皆増の10人(前週比+10)。いきなり10人超の危険な状態です。
・日本人:検体48件(前週比+3)/陽性9人(前週比+9)/前週0%→今週18.75%
・外国人:検体33件(前週比-6)/陽性1人(前週比+1)/前週0%→今週3.03%
日外ともに急激に悪化しており、日本国籍者はなんと18%超、外国籍者は3%超えの異常に危険な状態。全体の罹患率は12%超の以上に危険な状況です。
トルコの検体数は5月末まで(推定364件)と比較し-77.7%の急減で、検査対象でない人がかなり多いと推定されます。そのようななかでここまで多数の陽性者が出ているのは危険です。
7日間換算した時に10人超えは以上の4か国(前週比+2)。
検査国でも黄国ならば相当のすり抜けが出ている可能性があり、赤国以外特徴が全く読めなくなってしまっています。
[その他の国]
10人未満のその他の国の状況です。
9人:0か国
8人:1か国 タイ(前週比+8)
タイは、日3・外5。罹患率は、日本国籍者は15%超、外国籍者は33%超の異常に危険な状態。全体では22%台で異常に危険な状態です。
7人:0か国
6人:1か国 米国(前週比+4)
米国は、日2・外4。罹患率は、日本国籍者は18%超、外国籍者は10%の異常に危険な状態。全体では11%台で異常に危険な状態です。
5人:0か国
4人:1か国 イタリア(前週比+4)
イタリアは、日4・外0。日本国籍者に偏っています。罹患率は、日本国籍者は50%超の異常に危険な状態。全体では40%台で異常に危険な状態です。
3人:0か国
2人:2か国 オーストリア(前週比+2)、サウジアラビア(前週比±0)
オーストリアは2人とも日本国籍者、サウジアラビアは2人とも外国籍者でした。
1人:10か国
(日本国籍者)英国、豪州、ギリシャ、スウェーデン、フィジー、フランス、ポルトガル、マルタ
(外国籍者)ネパール、モンゴル
■[罹患率高い国分析] 1%超えは19か国中17か国
青国は検査すると陽性になる印象
(前週比は6月1日〜6月4日4日間分を7日間換算した数値との比較)
罹患率1%超えが17か国(前週比+10)。うち罹患率10%超えは11か国(前週比+6)です。
・検体数100人以上または陽性者数10人以上の国には◆印をつけました。◆印付きの国は特に危険な国家と言えるかと思います。
「青」「黄」「赤」の表示は、6月1日からの区分です。
罹患率の高さは、この順番に、航空機内や空港検疫で密輸ウイルスを撒き散らす危険の多い(機内クラスターの危険が大きく、空港検疫で捕捉されやすい)危険な国ランキングと考えられました。しかし、今週発表分からは、単純にそうならなくなりました。
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[10%超えの超異常/超危険国・地域]
最悪 (青)[欧州]オーストリア66.67%(検体3件中2人陽性=全員邦人)
(青)[東亜]モンゴル:50.00%(検体2件中1人陽性=全員外人)
(青)[欧州]スウェーデン:50.00%(検体2件中1人陽性=邦人 検体1件中1人陽性)
(青)[欧州]イタリア:40.00%(検体10件中4人陽性=邦人 検体8件中4人陽性)
(青)[欧州]ギリシャ:25.00%(検体4件中1人陽性=全員邦人)
(青)[東南]タ イ:22.86%(検体35件中8人陽性=外人 検体15件中5人陽性)
(黄)[中東]サウジアラビア:20.00%(検体10件中2人陽性=外人 検体3件中2人陽性)
(青)[大洋]豪 州:20.00%(検体5件中1人陽性=邦人 検体3件中1人陽性)
(黄)[欧州]マルタ:14.29%(検体7件中1人陽性=全員邦人)
(黄)[中東]トルコ:12.35%(検体81件中10人陽性=邦人 検体48件中9人陽性)
(青)[北米]米 国:11.76%(検体51件中6人陽性=邦人 検体11件中2人陽性)
二桁割合の超異常国は11か国(前週比+6)でした。青国は有症状者などごく少数しか検査しないため、罹患率が跳ね上がっています。
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[1%超えの異常/危険国・地域]
(青)[欧州]フランス:9.09%(検体11件中1人陽性=邦人 検体6件中1人陽性)
(青)[欧州]英 国:7.69%(検体13件中1人陽性=邦人 検体8件中1人陽性)
(黄)[欧州]ポルトガル:5.88%(検体17件中1人陽性=邦人 検体6件中1人陽性)
(赤)[南亜]◆パキスタン:3.98%(検体578件中23人陽性=邦人 検体92件中8人陽性)
▲自動的に機内の全員が濃厚接触者となる超危険な罹患率(3%以上)▲
(赤)[大洋]フィジー:2.27%(検体44件中1人陽性=邦人 検体36件中1人陽性)
▲オミクロン前の空港検疫の最悪の時の瞬間罹患率(約1.2%)=2020年11月の外人新規入国解禁・低感染国無検査化による濃化(自動的悪化)直後▲
(黄)[南亜]◆◆インド:1.07%(検体1,026件中11人陽性=外人 検体724件中10人陽性)
▲搭乗者数上限100人搭乗だと自動的に機内に2人以上陽性がいる危険な罹患率(1%以上)▲
▼日本の第六波(オミクロン後)で最悪の時の罹患率(約0.7%)▼
▼オミクロン前の空港検疫の罹患率平均(約0.3〜0.4%)▼
▼日本の第五波(オミクロン前)で最悪の時の罹患率(約0.2%)▼
1%(100人に1人陽性)超えは以上の17か国(前週比+10)でした。
3%以上で検体100件以上の国が出ました。パキスタンです。
陽性者発生も1%未満だったのは、2か国(前週比±0)でした。
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[連続で10%超えの超異常国] 2か国(前週比+2)
サウジアラビア、米国、
[連続で1%超えの異常国] 3か国(前週比-2)
◆パキスタン、フィジー、◆インド
「2週連続で1%超の異常な国」は5か国(前週比±0)で横ばいです。
※注意:検体数=入国者数ではありませんので、実際の罹患率は出ている数字より高いはずです。
■[航空便利用者数分析] 総利用者数 12万人超続く
1万人超は米国、越国、比国の3か国
(前週比は6月1日〜6月4日4日間分を7日間換算した数値との比較)
航空到着便利用者数:124,323人(前週比-1,948)
3週ぶりの減少。前週12万人を超えたまま2週連続12万人超えです。1日の入国期限が2万人程=週間14万人程ですが、まだそこまで増えていなかったと推定されます。
最多は米国便で40,941人(前週比+3,621)で爆増。ベトナム便が12,238人(前週比+130)、フィリピン便が10,373人(前週比-1,384)で続いています。一万人超は異常の3か国でした。
今週は減少国ばかりでした。
増加している国:最も人数が増えたのは、米国便。ポーランド便218人(前週比+218)、フィンランド便963人(前週比+148)と続いています。
皆増した国:ポーランド便(218人)、フィジー便(42人)、カザフスタン便(2人)
減少している国:最も人数が減ったのは、フィリピン便。中国(香港・澳門含む)便4,947人(前週比-1,323)、韓国便5,743人(前週比-1,005)と続いています。
皆減した国:該当無し。
利用者数の多いニューカレドニア便からの検体数は日外ともに0件でした。(フランス扱いの青国とみられます)
毎週データは更新されているようですので、今後も注視していきます。
■週間速報内容
2022/06/05-2022/06/11
全検査
合計 検体7,400/陽性101 1.36%↑急増(悪化)
邦人 検体1,058/陽性 41 3.88%↑爆増(爆悪化)
外人 検体6,342/陽性 60 0.95%↑
検体数の多い国
(黄)ベトナム:合計 検体3,326、陽性25=0.75%
日本人 検体 323、陽性 4=1.24%
外国人 検体3,003、陽性21=0.70%
(黄)ネパール:合計 検体1,464、陽性1=0.07%
日本人 検体 12、陽性 0=0%
外国人 検体1,452、陽性 1=0.07%
(黄)イ ン ド:合計 検体1,026、陽性11=1.07%
日本人 検体 302、陽性 1=0.33%
外国人 検体 724、陽性10=1.38%
(赤)パキスタン:合計 検体578、陽性23=3.98% <急激悪化>
日本人 検体 92、陽性 8=8.70%
外国人 検体 486、陽性15=3.09%
(黄)スリランカ:合計 検体164、陽性0=0%
日本人 検体 8、陽性 0=0%
外国人 検体 156、陽性 0=0%
罹患率の高い国
(青)オーストリア:合計 検体3、陽性2=66.67%
日本人 検体 3、陽性 2=66.67%
外国人 検体 0、陽性 0=0%
(青)モンゴル:合計 検体2、陽性1=50.00%
日本人 検体 0、陽性 0=0%
外国人 検体 2、陽性 1=50.00%
(青)スウェーデン:合計 検体2、陽性1=50.00%
日本人 検体 2、陽性 1=50.00%
外国人 検体 0、陽性 0=0%
(青)イタリア:合計 検体10、陽性4=40.00%
日本人 検体 8、陽性 4=50.00%
外国人 検体 2、陽性 0=0%
(青)ギリシャ:合計 検体4、陽性1=25.00%
日本人 検体 4、陽性 1=25.00%
外国人 検体 0、陽性 0=0%
■毎日の個別発表との誤差状況(6月5日〜6月7日)
(A)週間発表(今回の滞在国・地域ごとの検査実績発表):101人
(B)毎日発表:87人中非公表0人(複数国滞在者14人(うち3か国0人)=イタリア/オーストリア、オーストリア/スウェーデン、ベトナム/タイ、イタリア/トルコ2、タイ/パキスタン5、タイ/ベトナム2、フランス/ポルトガル、イタリア/マルタ)101
(誤差が出ている国)Aが超過していると非公表の可能性有
該当無し
この結果、誤差は出ませんでした。
■検疫に関するデータ(厚生労働省公式サイト)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/border_data.html
2022年06月25日
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