コロナ禍です。どうも、新型コロナウイルス感染症のPCR検査で陽性でも確信犯的に飛行機利用をされている方がいるようです。できるだけ空いている区間・便を利用するなど自衛しましょう。
こんな記事がありました。
■沖縄「観光客が陽性」増加 検査結果待たずに飛行機搭乗か 広がる困惑(テレビ朝日公式サイト)
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000265101.html
沖縄行く前に陰性確認をしても、現地で陽性となるのだから、やはりコロナ対策は難しいですね。
7日前にPCR陰性確認、7日間どこにも出かけず、出発直前に陰性確認したうえで旅行に出かけるなどの対策が必要そうです。
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機内の空気は入れ替わっても普通に感染しますよ、、、???
さて、こういう記事が出ると、「飛行機は5分に1回は空気が入れ替わるので安全なはずだ」と言う方が必ず現れます(航空会社の公式サイトなどでも紹介されています)。
しかし、これ、「マスクなんて意味ないぞ」と批判を浴びるマスク着用で「マスクをしていれば飛沫を直接浴びずに済むので安全なはずだ」と同程度かそれ以下の意味しか持ちません。
よく考えれば、5分間はウイルスに暴露され、そのあとの5分間もウイルスに暴露され、そのまたあとの5分間もウイルスに暴露され、、、ですから、、、2時間も同じ機内にいればねえ、、、。
それこそ「機内の換気なんて意味ないぞ」と言われてしまうわけです。
(私はマスクも機内換気も必要と考えているので、意味ないぞとは決して思わないのですが、、、)
飛行機に乗られるようでしたら、注意した方が良いです。
なぜこんなことを言うかというと、
何度か取り上げていますが、すでに2020年3月の時点で、2時間程度の航空機内でのウイルス拡散事例が報告されているからです。
そして、それが全然知られていないんですね。
https://johokotu.seesaa.net/article/478570058.html
これ、現在の変異株よりも感染力が何十分の一とされている初期株の感染事例です。
それでも機内感染が広がるわけですから、現在の変異株だと、危険度は著しくアップしています。
日本はかなり長い期間、入国者に対する検査を徹底していました。なので、航空機内で感染症が拡散するかしないかのデータは膨大に蓄積されています。だから、本当は、そのリスクも分かるはずなんです。
しかし、詳細データは開示されず、専門家やジャーナリスト等が誰も分析していないので、機内感染している事例がどのくらいあるのかは全く不明です。
それでも、入国者に対する検査の結果を見ると、「明らかに機内感染してるよな」という事例が非常にたくさん見られます。公共航空機内はリスクが高い場所の一つと推定できる結果ばかりなんです。
上記の通り、航空機内でのウイルス拡散事例は実際に確認されてしまっているので、航空便を利用される際は、注意した方が良いですね。
普段から、空港の話題を取り上げている身からすると、さっさとコロナ禍は終わってほしいですし、1人でも多くの人に航空を利用してもらって、赤字を解消してほしい所です。
しかし、実態としては、なかなか航空機内での対策が難しい印象で、何とも残念です。
沖縄行きたいけど、8割が県外の人と言われてしまうと、ぜい弱な医療リソースの事を考えると、まだ行ける段階でないのかもしれませんね。(鹿児島本土までなら何とか公共交通使わずに帰ってこられるから何とかなるけど、北海道と沖縄はね、、、)
ラベル:感染症