2022年08月25日

検疫_条件付で陰性証明不要化へ

◇空港検疫 黄国・赤国含め条件付きで出国前72時間以内の検査証明提出不要化へ

厚生労働省(厚労省)は25日、新型コロナウイルス感染症パンデミックに伴う水際対策に関して、9月7日午前0時入国分から、出国前検査証明提出を見直すと発表しました。

今回の発表は、「水際対策強化に係る新たな措置(31)」として発表されました。
9月7日午前0時入国分から、オミクロン株(B.1.1.529 系統の変異株)が支配的となっている国・地域(現時点で全世界の国・地域)からの入国者を対象に、ワクチン接種証明書を保持している場合に、出国前72時間以内の検査証明の提出を求めないことにするとしています。
青国だけでなく、黄国や赤国も含めた運用です。

現在は、海外で出発するのに先立って、認定された検査を受け、陰性にならないと入国が出来ませんでした。このため、日本への渡航が非常にハードルの高いものになっていました。
ただ、日本へ入国しようとする人は基本的に全員出発72時間前までに陰性を確認された比較的安全な集団のはずなのに、空港検疫の検査では、今まで一度も日本国内の罹患率より低くなったことはなく、ここ数日も3倍以上の罹患率で推移している異常な危険な状態が続いています。結局陰性確認後に罹患する事例が相次いでいると推定される事態になっており、その有効性を疑問視する声も挙がっていました。

なお、今回の措置により、入国者の一部は、入国の移動に当たり1度も検査せずに入国できることになるため、国内へのさらなるウイルス密輸が懸念されます。
無検査での日本へのウイルス密輸は、昨年末から今年1月にかけて、米軍関係者の入国の際に特例的に認められていたことが判明しています。この際には、国内へのウイルス密輸が相次ぎ、国内での感染拡大につながる異常事態になっていました。

出国前検査陰性証明保持の見直し (要旨)(厚生労働省公式サイト)
https://www.mhlw.go.jp/content/000980075.pdf
ラベル:検疫 感染症
posted by johokotu at 22:00| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ◇COVID-19関連 | 更新情報をチェックする
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