◇空港検疫 航空会社に要請している搭乗者数抑制を9月7日からさらに緩和へ
国土交通省(国交省)は9月1日、搭乗者数抑制について、9月7日からさらに緩和することを発表しました。
緩和されるのは、航空会社に要請している搭乗者数抑制。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミックの影響で、検疫の確実な実施を図るため、行っている抑制です。
9月7日以降の到着便の搭乗者数については、
・本邦航空会社は1週間あたり87,500名以下(変更前の現在は1週間あたり35,000名以下)
・外国航空会社は各社1週間あたり3,000名以下または週間運航便数×200名以下(変更前の現在は1便あたり平日(月〜木)190名以下・週末(金土日祝)160名以下)
にするとしています。(発表に細かくは書いていませんが、国際線に関する事項と思われます)
日本の航空会社は倍増以上に対して、外国の航空会社は微増です。日本の経済対策としては全然構わないですが、外国人の新規入国だけを制限していた当時のように差別と言われないか心配です。
搭乗者数抑制の緩和は3月に2度、4月と6月にそれぞれ1度行われています。空港検疫での感染確認状況は、ベトナムからの入国者に陽性者が異常に大量に出続け、原則検査のない国からも異常なことに陽性者が連続して出現中。感染状態が日本国内よりも明らかに悪いままの中で、さらに緩和が行われることになりました。
日本国内では、空港検疫のわずか3分の1程度の割合しか陽性者がいないにもかかわらず、世界最悪などと叫ばれ、そんな中で医療崩壊状態が続き、分類も二類感染症相当のまま。そんな中で、日本国内よりも感染状況の悪い水際の対策を先に緩和する、極めて異常で異様で異質な対応が続いています。
隔離措置を強化したうえでなら、入国者数を増やしても、感染拡大防止という観点では特に問題はないです。しかし、入国者の感染状況が国内よりも酷い今、隔離措置を緩和した中で、入国者数を増やすのは本当に危険です。
入国者増やすのは良いんですが、常に緩和の順番が真逆なんですよね、、、。
■水際対策に伴う搭乗者抑制要請の変更について(国交省公式サイト)
https://www.mlit.go.jp/koku/koku_tk4_000017.html
2022年09月02日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバック