◆◆◆◆戦慄!!危険!!◆◆◆◆
検疫すり抜け9月も陽性多数
東京都だけでも少なくとも287人も陽性者
東京都だけでも少なくとも入国者の0.026%
異常な急激悪化で毎日海外渡航者を確認
入口の空港が日本へのウイルス攻撃の拠点に
検疫すり抜け9月も陽性多数
東京都だけでも少なくとも287人も陽性者
東京都だけでも少なくとも入国者の0.026%
異常な急激悪化で毎日海外渡航者を確認
入口の空港が日本へのウイルス攻撃の拠点に
新型コロナウイルス密輸を空港検疫で捕捉できず、日本国内で新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を発症する事例が各地で多発しています。東京都では9月は26日までで少なくとも287人確認され、入国者の0.026%は都内居住のすり抜け陽性者となっています。
※東京都の海外渡航者事例人数の公表が9月26日発表分をもって終了しました。記事として取り上げるのは今回がラストです。
■26日間で287人・すり抜け率0.026%
東京都 海外渡航者陽性 最低でも287人
空港検疫すり抜け率 最低でも0.026%
東京都は海外渡航歴有(いわゆる空港検疫すり抜け者)の陽性確認事例を、毎日発表の中で、人数だけ公表しています。
この公表は9月27日以降停止されてしまいましたが、26日までは毎日発表されました。
その結果、9月の26日間で「”少なくとも”」287人も確認されました。
前月と比べて−120人で減少はしたものの、多い状態が続いています。
異常に異常に多くのすり抜けがいました。
※「”少なくとも”」としたのは、東京都の発表人数のうち、毎日の発表では、ほぼ陽性者の濃厚接触者として検査した分程度しか、内容が把握できていないためです。東京都の発表は、毎日だいたい陽性者の半数以上が「確認中」です。このため、実際には海外渡航者が出ている人数の倍程度いる可能性があります。
9月の入国者数は6日迄が2万人/日、7日からが5万人/日が上限でしたので、9月26日までの26日間は最多でも112万人程度と推定されます。入国月と東京都での確認月は完全一致はしませんが、この数値を用いると、東京都で陽性確認されたすり抜け患者は、入国者数の0.026%(=287/112万)を占めていることになります。
前月と比較すると、-0.04Pで減少はしたものの、多い状態が続いています。
強制隔離対象国が激減しており、すり抜け危機となっていますが、まだまだ多めが続いています。
今月は特に下旬が悪かった印象です。水際対策緩和ですり抜けが増えてしまったでしょうか。
(オミクロン株以降が主流のため、感染→発症→検査→発覚までは14日より短く、7日程度と考えられます。)
■9月も多い状態続き、東京都民のリスクは悪いまま
「入国者が増えているから陽性者が多めなのは当たり前だ!」という意見もあるとは思います。
しかし、東京都の人口は大きな変動がありませんので、比較をするときに空港検疫を基にしたすり抜け率を用いるのはほぼ無意味です。すり抜けについては、人数が減らないとリスク軽減には一切ならないからです。
例えば、
・10,000,000人入国で100人すり抜ける場合(=すり抜け率0.001%)と、
・1,000人入国で100人すり抜ける場合(=すり抜け率10%)
で考えると、一見、前者の方が1万倍安全なように見えます。しかし、東京都の人口は1300万人ほどでほとんど変化がありませんので、前者でも後者でも結局東京都のリスクは同じです。
つまり、空港検疫でどんなに陽性人数や罹患率が改善しても、すり抜け「”人数”」が減らないと、国内まん延は防げないということになります。
9月は8月よりも海外渡航者の陽性者数が減ったので、少し安心材料かもしれませんが、多い状態には変わりはなく、東京都のリスクは高いままです。
水際対策がいかに大切かが良く分かります。
一方、「状況を確認できた陽性者数」に占める「海外渡航者」の割合で見てみると、
5月は0.29%だったものが、
6月上旬1.01%、6月中旬2.94%、6月下旬3.60%、
7月上旬1.49%、7月中旬0.48%、7月下旬0.20%、
8月上旬0.18%、8月中旬0.21%、8月下旬0.33%、
9月は上旬0.38%、9月中旬0.40%、9月下旬0.68%、
感染者が急増して薄まったことで下がっていた割合が、再びジリジリ上がり始めています。
東京都の市中の感染は減ってきているのですが、市中の感染の減っているスピードに比べると、入国者起因は減るスピードが鈍いと言えそうです。
9月の入国者数は、6日迄が2万人/日、7日からが5万人/日が上限です。そのうち東京都居住者がどのくらいいるかの正確なデータは公表されていませんが、空港検疫での陽性者数の都道府県別割合だと、だいたい6割を占めていますので、6日までは1.2万人/日、7日以降は3万人/日いると考えられます。
この数値を用いると、単純計算で罹患率は、
「元から東京都にいる都民」=0.061%((223,809-287人)/(14,036,936人×26日))
「海外渡航者」=0.043%(287人/(12,000人×6日+30,000人×20日))72000
となります。
8月同様に、海外渡航者の方が安全な人たちになりました。
単純比較では、海外渡航者の方が安全な印象です。
しかし、223,809人中のうち71%に当たる158,511人は詳細未確認なので、海外渡航者が出ている数字の三倍いる可能性があり、実態は海外渡航者の方が危険である可能性があります。
よく「東京都内にも感染者はいるのだから、入国者を検査したり、隔離したりしてもほとんど意味がない。」という意見の方がいらっしゃいますが、そうでないことがよく分かります。
リスクの低い人たちにマスク着用や手指消毒と言った基本的な感染対策をほぼ強制に近い形で呼びかけながら、リスクの高い人たちは野放しという謎の感染対策が続いています。
■二次感染は不明なので要注意
東京都の場合、公表されているのは海外渡航歴有の人数だけ。しかも、毎日だいたい陽性者の半数以上は「確認中」ですので、実際には海外渡航者が出ている人数の倍程度いる可能性はあります。
※単純計算で、詳細未確認者の中に同割合で入国者が含まれているのだとすると、9月東京都には入国者ですり抜け者が990人はいたことになります。
その後追っかけ発表は一切なく、人種や渡航目的、隔離中の外出状況などは当然のように非公表ですが、個人特定に関係ない項目も含め、何も詳細は公表されません。
このため、287人を起因とする濃厚接触二次感染がどれだけあったのかは全く分かりません。
入国者起因の感染者は287人を超えて相当数がいるものと推定されます。要注意ですね。
それにしても日本の水際対策は、「すり抜けは非常に珍しい事例だ」という考えがあるのか、外国人の新規入国を拒否するだけで、地位協定該当者や日本国籍者に対して全然強制隔離を強化する様子はなく、結局3月以降は隔離期間が大幅緩和。ついに6月1日からほぼ解禁状態です。
報道機関もほとんど取り上げていませんが、正直、オミクロン株の国内での超拡大は、水際対策の特に隔離・他人との接触回避の面が機能していなかったことによるところが大きいことが、非常に明白になってしまいました。
結果を見れば一目瞭然
入国者は「”絶対に”」隔離しないとダメなんです
入国者は「”絶対に”」隔離しないとダメなんです
空港検疫でのすり抜けは必ず発生します。
入国者が家族と接触しなけりゃ、家族に感染は拡がりません。
入国者が友人と接触しなけりゃ、友人に感染は拡がりません。
入国者が他人と接触しなけりゃ、他人に感染は拡がりません。
家族が入国者と接触しなけりゃ、家族に感染は拡がりません。
友人が入国者と接触しなけりゃ、友人に感染は拡がりません。
他人が入国者と接触しなけりゃ、他人に感染は拡がりません。
入国者が国内で接触しなけりゃ、国内に感染は拡がりません。
入国時検査の陽性・陰性は関係ありません。
入国時に検査するかしないかは関係ありません。
超人能力を持った選手かVIPか下々の者かは関係ありません。
変異株かどうかも関係ありません。
ワクチンを打ったか打たなかったかは関係ありません。
哺乳綱サル目ヒト科ヒト属ヒトなら入国者の属性には全く関係ありません。
(もしかしたら馬鹿なイエローモンキーは違う?馬鹿は風邪ひかないもんね)
入国者は油断して国内にウイルスを密輸している場合ではないです。
国内居住者は油断して自らウイルスをもらいに行っている場合ではないです。
受入者は油断して受け取ったウイルスを国内にばらまいている場合ではないです。
油断して入国後少なくとも7日以内に他人と接触しウイルスを授受している場合ではないです。
入国者が家族と接触しなけりゃ、家族に感染は拡がりません。
入国者が友人と接触しなけりゃ、友人に感染は拡がりません。
入国者が他人と接触しなけりゃ、他人に感染は拡がりません。
家族が入国者と接触しなけりゃ、家族に感染は拡がりません。
友人が入国者と接触しなけりゃ、友人に感染は拡がりません。
他人が入国者と接触しなけりゃ、他人に感染は拡がりません。
入国者が国内で接触しなけりゃ、国内に感染は拡がりません。
入国時検査の陽性・陰性は関係ありません。
入国時に検査するかしないかは関係ありません。
超人能力を持った選手かVIPか下々の者かは関係ありません。
変異株かどうかも関係ありません。
ワクチンを打ったか打たなかったかは関係ありません。
哺乳綱サル目ヒト科ヒト属ヒトなら入国者の属性には全く関係ありません。
(もしかしたら馬鹿なイエローモンキーは違う?馬鹿は風邪ひかないもんね)
入国者は油断して国内にウイルスを密輸している場合ではないです。
国内居住者は油断して自らウイルスをもらいに行っている場合ではないです。
受入者は油断して受け取ったウイルスを国内にばらまいている場合ではないです。
油断して入国後少なくとも7日以内に他人と接触しウイルスを授受している場合ではないです。
■東京都で確認されている海外渡航歴有事例(2021年以降発表分)
[2021年]
1月31日間:27人
2月28日間:7人※2/28分の発表は公表無し
3月31日間:12人
4月30日間:22人
5月31日間:18人
6月30日間:15人
7月31日間:51人
8月31日間:51人
9月30日間:12人
10月31日間:10人
11月30日間:5人(112人中)
12月31日間:54人(全陽性701人中の確認中以外314人中=海外渡航者割合17.2%)
[2022年]
1月31日間:168人(全陽性194,719人中の確認中以外66,812人中=海外渡航者割合0.25%)
2月28日間:95人(全陽性416,405人中の調査中以外158,033人中=海外渡航者割合0.06%)
3月31日間:87人(全陽性256,857人中の確認済98,915人中=海外渡航者割合0.09%)
4月30日間:104人(全陽性188,112人中の確認済66,807人中=海外渡航者割合0.16%)
5月31日間:107人(全陽性101,755人中の確認済36,702人中=海外渡航者割合0.29%)
6月30日間:584人(全陽性58,614人中の確認済22,881人中=海外渡航者割合2.55%)
7月31日間:681人(全陽性536,082人中の確認済144,382人中=海外渡航者割合0.47%)
8月31日間:407人(全陽性759,118人中の確認済176,468人中=海外渡航者割合0.23%)
(左から発表日、陽性者合計、詳細確認済人数、海外渡航者数、調査中人数)
9月1日 14,451 3,712 15 10,739
9月2日 12,413 3,312 12 9,101
9月3日 12,561 3,579 11 8,982
9月4日 9,635 2,627 11 7,008
9月5日 7,296 1,979 8 5,317
9月6日 9,486 2,571 11 6,915
9月7日 13,568 3,796 26 9,772
9月8日 10,640 3,128 7 7,512
9月9日 9,240 2,769 11 6,471
9月10日 9,988 3,099 3 6,889
上旬 109,278 30,572 115 78,706 0.38%
上旬10日115人(全陽性109,278人中の確認済30,572人中=海外渡航者割合0.38%)
9月11日 7,750 2,204 9 5,546
9月12日 5,654 1,770 6 3,884
9月13日 8,855 2,490 11 6,365
9月14日 10,593 3,125 12 7,468
9月15日 8,825 2,777 6 6,048
9月16日 8,636 2,652 17 5,984
9月17日 8,018 2,690 9 5,328
9月18日 8,077 2,559 6 5,518
9月19日 4,069 1,384 6 2,685
9月20日 3,794 1,002 8 2,792
中旬 74,271 22,653 90 51,618 0.40%
中旬10日90人(全陽性74,271人中の確認済22,653人中=海外渡航者割合0.40%)
9月21日 7,059 2,089 21 4,970
9月22日 8,850 2,948 12 5,902
9月23日 7,559 2,196 13 5,363
9月24日 4,855 1,348 11 3,507
9月25日 5,621 1,565 8 4,056
9月26日 6,316 1,927 17 4,389
9月27日
9月28日
9月29日
9月30日
下旬 40,260 12,073 82 28,187 0.68%
下旬6日82人(全陽性40,260人中の確認済12,073人中=海外渡航者割合0.68%)
→9月26日間:287人(全陽性223,809人中の確認済65,298人中=海外渡航者割合0.44%)
※注意:東京都の発表は、毎日だいたい陽性者の半数以上が「確認中」です。このため、実際には海外渡航者が出ている人数の倍程度いる可能性があります。(だいたい毎日発表では、濃厚接触で陽性になった人ばかりしか捉えられておらず、新規感染者はほぼ確認中状況です。)
※注意:東京都の発表は、入国者の濃厚接触による陽性は海外渡航者には分類されません。このため、実際には海外渡航者関係の陽性が発表されている人数より著しく多くいる可能性があります。