2022年12月29日

空港鉄道 年越し羽田と福岡のみ

□空港アクセス鉄道 年越し臨時列車は羽田と福岡のみ

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミックの影響で、多くの鉄道会社で中止されてきた年越し終夜運転や臨時列車の運行。令和五年元旦に空港アクセス鉄道で実施するのは、臨時列車の運行のみで、東京国際空港(羽田空港)と福岡空港のみとなります。

空港アクセス鉄道で、令和四年大晦日から令和五年元旦にかけて年越しの臨時列車運行を行うのは、東京モノレールと福岡市交通局のみとなります。
東京モノレールは、羽田線で、元日の始発を繰り上げます。3時台・4時台に臨時列車(空港快速)1.5往復を運行する予定です。
福岡市交通局は、大晦日の終電車を繰り下げます。空港線全線で午前2時台まで約30分間隔で臨時列車を運行する予定です。
終夜運転を実施する会社はありません。

このほか、空港最寄駅発着の終夜運転があるのが、調布飛行場と岩国飛行場(岩国錦帯橋空港)。
調布では、最寄駅の調布駅を通る京王電鉄が京王線の新宿-調布-高尾山口間で約1時間間隔で終夜運転を実施します。
岩国では、最寄駅の岩国駅を通る西日本旅客鉄道(JR西日本)が山陽本線の広島-岩国間で3往復の臨時列車を予定しています。

一方で、電気代の高騰や人員不足などを背景に、例年終夜運転を行ってきたのを取り止める会社も。
Osaka Metroでは、今年度から終夜運転を廃止。八尾空港最寄駅の八尾南駅発着の終夜運転がなくなります。

コロナ前は毎年終電車の繰り下げを行ってきた京浜急行電鉄は、羽田が24時間空港にもかかわらず、今年も増発はありません。
成田国際空港へ乗り入れる京成電鉄は今年終夜運転を復活しますが、例年通り京成成田駅より都心側のみで、空港への乗り入れはありません。

24時間空港のうち、鉄道アクセスがあるのは新千歳、東京国際、中部国際、関西国際の4空港。鉄道アクセスがある24時間開館の空港は成田国際空港がありますが、いずれの空港とも、今年も終夜運転は実現しませんでした。
終夜運転については、COVID-19パンデミックの影響で中止されたのち、今年から再開するところも複数社出ていますが、空港アクセス鉄道に関しては、変化がほとんどないですね。

そもそも、航空会社では、元旦の旅客輸送便の発着は、羽田などごく一部の空港の国際線に限られています。

年末年始ダイヤについてのお知らせ 年末年始期間に羽田空港のご利用に合わせた臨時列車を運転(東京モノレール公式サイト)
http://www.tokyo-monorail.co.jp/news/pdf/press_20221201.pdf
「年越し参り」には地下鉄でどうぞ!◆年越し臨時列車を運行します◆(福岡市交通局公式サイト)
https://subway.city.fukuoka.lg.jp/topics/detail.php?id=1681
posted by johokotu at 01:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ◆その他の話題 | 更新情報をチェックする
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