■熊本空港(阿蘇くまもと空港) 1月5日から国際線再開へ 2年10か月ぶり
熊本国際空港は26日、韓国のティーウェイ航空(TWB)が熊本-ソウル(仁川)線を来年1月5日に新規就航すると発表しました。熊本発着の国際線は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミックの影響で、2020年3月11日に長期欠航となって以降、実に2年10か月ぶりになります。
TWBが新規就航するのは熊本-ソウル(仁川)線で、来年1月5日から週3往復するとしています。
熊本発着の国際線定期便は、COVID-19パンデミックの影響で、2020年3月11日以降長期欠航が続いています。定期便は実に2年10か月ぶりの運航となります。
国内では既に8空港で国際線が再開しており、1月4日に広島発着、1月17日に新潟発着、1月18日に仙台発着、4月1日に小松発着の国際線が再開されることが決まっています。このまま再開が行われれば、国内10空港目の国際線再開となります。
COVID-19パンデミック前の地方空港に就航する国際線は、中国や韓国からの就航が多く、熊本も例外ではありませんでしたが、2020年3月以降、なぜか中国と韓国のみは到着空港を成田国際(成田)と関西国際(関空)に強制限定されました(2020年冬以降は、原則成田・関空とし、許可取れれば他空港も就航可能にする運用に変更)。このため、中国や韓国よりも現地感染者・感染率の悪い国の到着空港制限が全く行われずに他空港で次々国際線が再開する中、熊本をはじめとする地方空港は取り残された状態になっていました。
国際線を巡っては、10月11日に各空港の就航制限をほぼ緩和しており、そこから3か月も遅れとなるものの、やっと再開が実現します。
それにしても、6月に国際線再開が高らかに宣言されてから、実際の再開まで半年もかかってしまいました。そして、日本国内の経済対策優先で就航再開を急いだにもかかわらず、福岡などに続いて、また、本邦社ではなく、日本経済にはあまり寄与しない外国社による就航から再開ですね。
■熊本〜ソウル(仁川)線 国際線定期便運航再開のお知らせ(熊本国際空港公式サイト)
https://www.kumamoto-airport.co.jp/info/%e7%86%8a%e6%9c%ac%ef%bd%9e%e3%82%bd%e3%82%a6%e3%83%ab%ef%bc%88%e4%bb%81%e5%b7%9d%ef%bc%89%e7%b7%9a%e3%80%80%e5%9b%bd%e9%9a%9b%e7%b7%9a%e5%ae%9a%e6%9c%9f%e4%be%bf%e9%81%8b%e8%88%aa%e5%86%8d%e9%96%8b/
2022年12月28日
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