■百里飛行場(茨城空港) 3月26日から国際線定期便再開へ 3年ぶり
茨城空港利用促進等協議会は24日、台湾のTigerair Taiwan(TTW)により百里(茨城)-台北(桃園)線の3月26日からの航空券の販売が開始されたと発表しました。このまま運航が再開すると、茨城発着の国際線定期便は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミックの影響で、2020年3月19日に長期欠航となって以降、実に3年ぶりになります。
TTWが再開するのは茨城-台北(桃園)線で、3月26日から週2往復するとしています。
茨城発着の国際線定期便は、COVID-19パンデミックの影響で、2020年3月19日以降長期欠航が続いています。定期便は実に3年ぶりの運航となります。
国内では既に12空港で国際線が再開しており、3月26日に静岡発着と岡山発着、4月1日に小松発着の国際線が再開されることが決まっています。このまま再開が行われれば、静岡、岡山と並んで国内13空港目の国際線再開となります。
COVID-19パンデミック前の地方空港に就航する国際線は、中国や韓国からの就航が多く、茨城も例外ではありませんでしたが、2020年3月以降、なぜか中国と韓国のみは到着空港を成田国際(成田)と関西国際(関空)に強制限定されました(2020年冬以降は、原則成田・関空とし、許可取れれば他空港も就航可能にする運用に変更)。このため、中国や韓国よりも現地感染者・感染率の悪い国の到着空港制限が全く行われずに他空港で次々国際線が再開する中、茨城をはじめとする地方空港は取り残された状態になっていました。
国際線を巡っては、昨年10月11日に各空港の就航制限をほぼ緩和しており、そこから5か月も遅れとなるものの、やっと再開が実現します。
それにしても、昨年6月に地方空港からの国際線再開が高らかに宣言されてから、実際の再開まで半年もかかってしまいました。そして、日本国内の経済対策優先で就航再開を急いだにもかかわらず、福岡などに続いて、また、本邦社ではなく、日本経済にはあまり寄与しない外国社による就航から再開ですね。
■茨城-台北線 航空券販売開始(茨城空港利用促進等協議会公式サイト)
https://www.ibaraki-airport.net/post-230124092457/
2023年01月25日
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