2023年02月28日

3月は夏ダイヤで増便加速

□新型コロナウイルス感染症の航空への影響 3月は夏ダイヤでさらに増便加速 地方空港一気に再開、米国線の増便も目立つ

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による中国武漢封鎖から3年2か月、パンデミックから3年になる2023年3月は、夏ダイヤ開始でさらに増便が加速する予定です。

パンデミック以降全世界で航空便の欠航が広がりましたが、日本国内も2022年後半以降は復便傾向が続いています。2023年3月もその傾向は変わらず、再開路線が出てくる予定です。

国内線
冬ダイヤ以降の欠航は、2022年10月末以降成田国際発着のANA2路線、日本航空(JAL)2路線のみ。コロナ理由の減便もほとんどない、ほぼ通常の状況です。
ANA、スプリング・ジャパン、Peach Aviation(APJ)は、そもそものダイヤで減便、期間運休を大量に発生させており、欠航扱いにはなっていない状況です。
2023年3月は、夏ダイヤへの切り替わりの就航、運休などがある以外は、COVID-19関係で直接的に大きな動きはない予定です。

なお、夏ダイヤから、JALがCOVID-19の影響で長期欠航していた2路線は復活しないまま運休、APJはさらに運休を拡大するなどする予定です。

国際線
国際線は、国際線の就航規制がなくなったことから、路線が一気に再開し始めています。
2023年3月は、復便・増便が再び増加、夏ダイヤへの移行もあり、さらに増便が加速していく印象です。特に目立つ増便は、地方空港への韓国線・台湾線による再開と米国線の拡充です。

地方空港については、夏ダイヤ開始の3月26日から、百里(茨城)、静岡、岡山、松山の4空港で国際線再開が決定済。いずれも韓国線や台湾線が再開されます。
米国線は、夏ダイヤ開始に合わせて複数路線の新規就航・再開が決定済み。ANAが成田国際に臨時的に発着していた路線を東京国際(羽田)発着に戻すなど、羽田路線の増加が目立ちます。

現地感染悪化で突然の増便停止が出された香港線は、未だに制限がきつく欠航が継続。香港エクスプレスなどは細かく欠航便を設け続けています。

国際線の運航中路線は以下にまとめています。
https://johokotu.seesaa.net/article/496240345.html

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航空便が壊滅的だった一昨年、昨年に比べると、やっと平常に近付きつつある印象です。
日本国内ではまだ2類相当で外出自粛や万一の外出時の対策は欠かせませんが、国際線は運航に関する規制はなくなりました。そろそろ、復便しない路線の会社から、混雑空港の発着枠回収といった議論も出てくるかもしれません。
欠航するときは2か月ほどであっという間でしたから、平常運航に戻るのも2か月程度で一気に進むことを期待したいですが、まだ、ジリジリな印象ですね。
posted by johokotu at 21:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ◆その他の話題 | 更新情報をチェックする
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