◇水際措置見直し 中国本土・中国便・澳門便の全員検査終了へ
内閣官房、法務省、外務省、厚生労働省、国土交通省は27日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する水際措置見直しを発表しました。澳門直行便からの入国者全員に陰性証明の提出を義務付けや、中国本土・中国便・澳門便の全員検査などの臨時的な措置を終了します。
見直しは3月1日以降の入国者に対して実施されます。
■入国時に確認する証明書の変更
澳門からの直行便での入国者に対して、入国前72時間以内に受けた検査の陰性証明書の提出を義務付ける措置を終了し、
・澳門からの直行便での入国者は、「出国前 72 時間以内に受けた検査の陰性証明書」又は「ワクチンの接種証明書(3回)」のいずれかの提出
で入国できるようになります。
中国(香港・澳門除く)直行便からの入国者全員への陰性証明書の提出義務付けは継続されます。
■入国時の検査方法の変更
現在は、中国(香港・澳門除く)に渡航歴(7日以内)のある入国者と、中国(香港除く)または澳門からの直行旅客便での入国者に対して全員検査を実施していますが、3月1日以降は、
中国(香港・澳門除く)からの直行旅客便での入国者の最大20%程度のサンプル検査として入国時検査を実施するとしています。
米国などは、昨年夏の時点で、今回の中国の比ではない人数の大量の陽性者が出るなかで完全緩和に踏み切っていますが、今回はサンプルとは言え、中国だけは、有無を言わさない検査実施は残ることになりました。
サンプル検査の結果が悪かったときに空港検疫を即強化するのかも示されませんでした。
※全員検査でなくなりますので、日本空港情報館ブログも2月28日到着分で毎日取り上げを終了する予定です。
■到着空港限定措置の変更
中国便で到着空港を4国際空港に限定、中国便、香港便、澳門便で日本路線総便数の増便を禁止としていた臨時的措置を解除し、「中国(香港・澳門含む)からの直行旅客便について、検疫体制等を確認の上、成田国際空港、羽田空港、関西国際空港、中部国際空港以外の空港への到着を認めるとともに、増便を認めることとする。」としています。
中国本土路線は元々中国側の規制で便数が抑えられていたため大きな影響は出ていませんでしたが、ちょうど増便が始まっていた香港路線は大幅減便するなどかなり影響が出ていました。
規制内容は発表本文から少し分かりやすい表現に変えて記載しています。記載内容の正確な情報は、公式発表を必ずご確認ください。
■中国からの入国者・帰国者に対する水際措置の実施方法の変更(その4)(2023年3月1日以降適用)(外務省公式サイト)
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2023C012.html
2023年02月28日
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