■北九州空港 5月8日から国際線定期便再開へ 3年2か月ぶり
福岡県は24日、韓国のジンエアー(JNA)が北九州-ソウル(仁川)線を5月8日から再開すると発表しました。このまま運航が再開すると、北九州発着の国際線定期便は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミックの影響で、2020年3月11日に長期欠航となって以降、実に3年2か月ぶりになります。
JNAが再開するのは北九州-ソウル(仁川)線で、5月8日から週4往復するとしています。
北九州発着の国際線定期便は、COVID-19パンデミックの影響で、2020年3月11日以降長期欠航が続いています。定期便は実に3年2か月ぶりの運航となります。
国内では既に16空港で国際線が再開しており、4月1日に小松発着、4月2日に佐賀発着、5月10日に花巻発着の国際線が再開されることが決まっています。このまま再開が行われれば、国内19空港目の国際線定期便再開となります。
COVID-19パンデミック前の地方空港に就航する国際線は、中国や韓国からの就航が多く、北九州も例外ではありませんでしたが、2020年3月以降、なぜか中国と韓国のみは到着空港を成田国際(成田)と関西国際(関空)に強制限定されました(2020年冬以降は、原則成田・関空とし、許可取れれば他空港も就航可能にする運用に変更)。このため、中国や韓国よりも現地感染者・感染率の悪い国の到着空港制限が全く行われずに他空港で次々国際線が再開する中、北九州をはじめとする地方空港は取り残された状態になっていました。
国際線を巡っては、昨年10月11日に各空港の就航制限をほぼ緩和しており、そこから7か月も遅れとなるものの、やっと再開が実現します。
それにしても、昨年6月に地方空港からの国際線再開が高らかに宣言されてから、実際の再開まで1年近くもかかってしまいました。そして、日本国内の経済対策優先で就航再開を急いだにもかかわらず、福岡などに続いて、また、本邦社ではなく、日本経済にはあまり寄与しない外国社による就航から再開ですね。
■北九州空港に約3年ぶりの国際定期便が戻ってきます!〜ジンエアー 北九州−ソウル(仁川)線 運航再開〜(福岡県公式サイト)
https://www.pref.fukuoka.lg.jp/press-release/kitakyusyu-jin-unkosaikai.html
2023年03月30日
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