◇水際措置見直し 水際措置の実質終了を前倒しへ
内閣官房、法務省、外務省、厚生労働省、国土交通省は28日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する水際措置見直しを発表しました。5月8日に終了するとしていたCOVID-19に係る水際措置(臨時的な措置を含む)を前倒しして4月29日午前0時に実質的に終了します。
■陰性証明の不要化
全ての入国者に対して、「出国前72時間以内に受けた検査の陰性証明書」及び「ワクチンの接種証明書(3回)」のいずれも提出を求めないとしています。
ただし、有症状者などを対象とする入国時検査とCOVID-19陽性判明時の施設療養は5月8日午前0時まで継続するとしており、5月8日午前0時に感染症ゲノムサーベイランスを開始するとしています。
■サンプル検査の終了
中国(香港・マカオを除く)からの直行便での入国者に対して臨時的な措置として現在実施している「サンプル検査」等を、他の国・地域からの入国者と同様の有症状者への入国時検査に変更するとしています。
これらの措置により、4月28日をもって、特定国からの入国者を対象に実施してきた水際対策が実質的に終了されます。
日本国内は未だ二類相当のままで前倒しなど全くないのに、ウイルスを持ち込んでくる海外からの入国者の規制が先に終了することになります。そして、感染症危険情報は全世界がレベル1(十分注意してください)のままなのに、いきなりの規制終了です。
国民は我慢継続しているのに、外から入ってくる人は自由となり、最後の最後まで、何の根拠もない、ピント外れの水際対策となってしまった印象です。
規制内容は発表本文から少し分かりやすい表現に変えて記載しています。記載内容の正確な情報は、公式発表を必ずご確認ください。
■今後の水際措置について(2023年4月29日以降順次適用)(外務省公式サイト)
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2023C019.html
2023年04月28日
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