新石垣空港(南ぬ島石垣空港)に乗り入れている東運輸は5月25日、7月1日から新石垣空港-バスターミナル間のバスのうち系統10を大幅減便すると発表しました。
東運輸が発表したのは、新石垣空港を発着するバス系統10。現在12往復の同路線を7月1日から2往復に大幅減便するとしています。新しいダイヤでは、朝1便と昼1便となる予定です。
6月現在、新石垣空港から市内へは、系統4が日中30分間隔で29往復、系統10が日中90分間隔で12往復運行されています。
系統10は、元々準急便と鈍行便が合わせて約30分間隔で運行、系統4と15分ずらすことで、空港発の完全15分間隔を実現する系統でした。ただ、系統4と異なり、複数のリゾートホテルを経由するため、系統4白保線より時間がかかるルートになっています。このため利用が敬遠されたのか、平成30年には準急便が運休。さらに新型コロナウイルス感染症パンデミックの影響もあり、日中90分間隔に減便されていました。
残る2往復は朝と昼の1便ずつ。リゾートホテル経由のため、チェックアウト・チェックイン時刻を意識した設定なのかと思いきや、朝便は早朝、昼便は空港行が13時台・空港発が14時台で、少し微妙な時間帯の運行になる予定です。
今回の大幅減便については、「慢性的な運転手不足の中、公共交通を守るべく、運転手、事務員の時間外労働、休日出勤により運行を維持して参りましたが、このような対策にも限界がきており、現行のダイヤ継続が困難」と理由を明らかにしており、全国で急速悪化している公共交通維持の問題が浮き彫りとなってしまいました。
07/01
△東運輸 系統10 石垣空港-ANAインターコンチネンタル-バスターミナル(12→ 2)
■系統I空港線 大幅減便のお知らせ(東運輸公式サイト)
http://www.azumabus.co.jp/2023/05/25/%e7%b3%bb%e7%b5%b1%e2%91%a9%e7%a9%ba%e6%b8%af%e7%b7%9a%e5%a4%a7%e5%b9%85%e6%b8%9b%e4%be%bf%e3%81%ae%e3%81%8a%e7%9f%a5%e3%82%89%e3%81%9b/
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