■宮崎空港(宮崎ブーゲンビリア空港) 9月27日から国際線定期便再開へ 3年6か月ぶり
宮崎県は14日、アシアナ航空(AAR)が宮崎-ソウル仁川線を9月27日から再開すると発表しました。このまま再開が実現すると、宮崎発着の国際線定期便は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミックの影響で2020年3月31日に長期欠航となって以降、実に3年6か月ぶりの就航になります。
AARが再開するのは宮崎-ソウル仁川線で、9月27日から週3往復するとしています。
宮崎発着の国際線定期便は、COVID-19パンデミックの影響で、2020年3月31日以降長期欠航が続いています。定期便は実に3年6か月ぶりの運航となります。
国内では既に23空港で国際線定期便が再開。さらに1空港で国際線定期便が新規就航しています。8月には富山空港でも国際線定期便の再開が予定されており、このまま再開が実現すれば、国内26空港目の国際線定期便運航空港となります。
COVID-19パンデミック前の地方空港に就航する国際線は、中国や韓国からの就航が多く、宮崎も例外ではありませんでしたが、2020年3月以降、なぜか中国と韓国のみは到着空港を成田国際(成田)と関西国際(関空)に強制限定されました(2020年冬以降は、原則成田・関空とし、許可取れれば他空港も就航可能にする運用に変更)。このため、中国や韓国よりも現地感染者・感染率の悪い国の到着空港制限が全く行われずに他空港で次々国際線が再開する中、宮崎をはじめとする地方空港は取り残された状態になっていました。
国際線を巡っては、昨年10月11日に各空港の就航制限をほぼ緩和しており、そこから1年も遅れとなるものの、やっと再開が実現します。
それにしても、昨年6月に地方空港からの国際線再開が高らかに宣言されてから、実際の再開まで1年以上もかかってしまいました。そして、日本国内の経済対策優先で就航再開を急いだにもかかわらず、福岡などに続いて、また、本邦社ではなく、日本経済にはあまり寄与しない外国社による就航から再開ですね。
■国際定期便(ソウル線)の再開について(宮崎県わ公式サイト)
https://www.pref.miyazaki.lg.jp/sogokotsu/press/2023/07/20230703182928.html
2023年07月14日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバック