■長崎空港 10月30日から国際線定期便再開へ 3年8か月ぶり
長崎県は9月28日、中国東方航空(CES)が長崎-上海浦東線を10月30日から再開すると発表しました。このまま再開が実現すると、長崎発着の国際線定期便は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミックの影響で2020年3月10日に長期欠航となって以降、実に3年8か月ぶりの就航になります。
CESが再開するのは長崎-上海浦東線で、10月30日から週2往復するとしています。
長崎発着の国際線定期便は、COVID-19パンデミックの影響で、2020年3月10日以降長期欠航が続いています。定期便は実に3年8か月ぶりの運航となります。
国内では既に25空港で国際線定期便が再開。さらに1空港で国際線定期便が新規就航しています。10月下旬には美保飛行場(米子空港)でも国際線定期便の再開が予定されており、このまま再開が実現すれば、国内28空港目の国際線定期便運航空港となります。
COVID-19パンデミック前の地方空港に就航する国際線は、中国や韓国からの就航が多く、長崎も例外ではありませんでしたが、2020年3月以降、なぜか中国と韓国のみは到着空港を成田国際(成田)と関西国際(関空)に強制限定されました(2020年冬以降は、原則成田・関空とし、許可取れれば他空港も就航可能にする運用に変更)。このため、中国や韓国よりも現地感染者・感染率の悪い国の到着空港制限が全く行われずに他空港で次々国際線が再開する中、長崎をはじめとする地方空港は取り残された状態になっていました。
国際線を巡っては、昨年10月11日に各空港の就航制限をほぼ緩和しており、そこから1年も遅れとなるものの、やっと再開が実現します。
それにしても、昨年6月に地方空港からの国際線再開が高らかに宣言されてから、実際の再開まで1年以上もかかってしまいました。そして、日本国内の経済対策優先で就航再開を急いだにもかかわらず、福岡などに続いて、また、本邦社ではなく、日本経済にはあまり寄与しない外国社による就航から再開ですね。
■長崎・上海間の国際定期航空路線の再開について(長崎県公式サイト)
https://www.pref.nagasaki.jp/press-contents/624848/index.html
2023年10月01日
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