2024年09月15日

福岡_空港概要(奈多地区)

情報交通ホットライン/日本空港情報館/福岡空港(奈多地区)
日本空港情報館
福岡空港(奈多地区)

■施設の見どころ:◎◎◎== 大規模/空港本体から離れたヘリポート施設
■見学者への対応:===== パンフ 不明/案内所 無/展望デッキ 無/ファン向け展示 無/関係者以外立入禁止
■売店の充実度:===== 無/関係者以外立入禁止
■アクセスの状況:◎◎=== 鉄道 無(最寄駅から1.5キロ)/バス 有/目の前に線路はあるものの駅までは距離有り。


※就航路線は令和6年9月、そのほかの情報は特記以外令和5年11月現在のものです。
RJFH001.jpg
▲福岡空港(奈多地区)正面入口
RJFH002.jpg
▲福岡空港(奈多地区)滑走路・駐機場側
施設の特徴
(写真は令和5年11月撮影)
福岡県庁から北北西に8キロ強、博多湾と玄界灘の間の砂洲の中ほど(福岡市東区奈多)に、回転翼用施設(ヘリポート)があります。福岡空港から北北西へ約12キロも離れていますが、「福岡空港(奈多地区)」という福岡空港の施設のひとつです。
令和2年3月26日に福岡空港から回転翼機能の一部を移転し開設されました。
空港の一部施設のため、国交省の公共用ヘリポート一覧に分類されていません。しかし、ICAOコードは単独のRJFHが割り振られています。また、愛称である「奈多ヘリポート」が公にも大々的に使われています。

令和6年9月現在、定期的乗合便は、ありません。

ターミナルはなく、中心となるのは管制塔のある管理事務所です。開設と同時に設置された建物です。航空利用の際は各航空会社の事務所・格納庫を利用して搭乗することになります。
駐機方式はオープンエプロン方式、動線方式は1層方式です。ボーディングブリッジはなく、全便地上搭乗になります。
空港入口は区画の東側、各航空会社事務所の建物は全て東側にまとまっています。

敷地内への立ち入りは関係者以外禁止されています。一般人が近寄れるのは、正面入口がある東側の道路沿いと北側の福岡県道59号志賀島和白線(海の中道)沿いのみです。西側にも道路が面しているものの、封鎖されて立入禁止のため、NATAの文字がある滑走路には近づけません。滑走路や駐機場が面する北面と西面は目隠しフェンスが2メートルほどの高さがあり、撮影は手を伸ばすか脚立がないと難しいです。
※目隠しフェンスは非常に細いスリットがあるため、覗くだけなら北面から可能です。
RJFH004.jpg各航空会社事務所・格納庫
(写真は令和5年11月撮影)
各航空会社事務所の建物は全て東側にまとまっています。
消防、警察などの公的機関だけでなく、民間航空会社も拠点がありますが、遊覧飛行は行われていません。また、区画内は関係者以外は立入禁止となっていますので、一般利用者が利用することはほとんどないと思われます。

福岡空港(奈多地区)の真上は福岡空港の離着陸ルートに当たり、たくさんの飛行機が飛んでいきます。
RJFH003.jpg駐機場・滑走路
(写真は令和5年11月撮影)
建物が立ち並ぶ領域の西側に駐機場があり、スポットは19バース(中型ヘリ用)あります。
西側中央に滑走路(ヘリパッド)15/34があります。
安全施設として、コンパス修正場兼ホバリング場も整備されています。

西日本最大級のヘリポートですが、福岡空港本体と同様に、24時間運用なのに利用時間は7時〜21時に制限されています。飛行内容も、訓練飛行ですら原則禁止されており、制約は多いようです。
RJFH006.jpg地上アクセス施設(航空管制部前バス停)
(写真は令和5年11月撮影)
福岡空港(奈多地区)正面入口まで約250メートルの海の中道道路上に、航空管制部前バス停があります。

■航空管制部前バス停
・東行:21A系統天神行(和白経由)、21B系統天神行(イオンモール香椎浜経由)=西日本鉄道
・西行:21A系統志賀島小学校前行、21B系統大岳行=西日本鉄道
RJFH007.jpg周辺見どころ施設(福岡航空交通管制部)
(写真は令和5年11月撮影)
福岡空港(奈多地区)の奥に、日本国内の航空路を管制している福岡航空交通管制部や航空交通管理センターがあります。日本の航空の要です。
入口付近は一般車通行止、部外者立入禁止のため、通常、その建物は容易に見られません。
写真は、対岸の福岡アイランドシティから、わずかに見える建物を写したものです。
RJFH010.jpg周辺見どころ施設(雁の巣レクリエーションセンター)
(写真は令和5年11月撮影)
福岡空港(奈多地区)付近には、昭和11年から福岡第一飛行場(雁の巣飛行場)がありました。当時日本最大の国際空港で、大陸への航空便が離着陸する拠点でした。戦後米軍基地を経て、返還後は雁の巣レクリエーションセンターとして整備されています。
福岡空港(奈多地区)や前述の福岡航空交通管制部がある場所も福岡第一飛行場の跡地を活用しています。
雁の巣レクリエーションセンターには、グラウンドが多数整備され、休日などは試合をする人々で賑わっています。
RJFH011.jpg
▲福岡第一飛行場の痕跡 スロープ
RJFH012.JPG
▲福岡第一飛行場の痕跡 旧正面入口付近
周辺見どころ施設(福岡第一飛行場の痕跡)
(写真は令和5年11月撮影)
福岡第一飛行場の痕跡は、周辺にいくつか残っています。
最も目立つのは、東側に残っている水上機用のスロープです。
このほか、地割りがいくつか残っており、福岡空港(奈多地区)のすぐ西側で海の中道と斜めに交わる公園施設の管理用道路などはその一例。東側の住宅地内に飛行場正面入口だった通りも残っており、飛行場建設に関する石碑と球磨号遭難者慰霊碑があります。

■就航路線
令和6年9月現在、福岡空港(奈多地区)発着の定期的運航路線はありません。
※「情報交通ホットライン」は日本の空港を紹介する私設サイトです。
※福岡空港や福岡空港(奈多地区)の公式サイトではありません。

開設月日 2023.12.05
初調査日 2023.11.05
前調査日 2023.11.05

posted by johokotu at 12:00| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 福岡空港 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック