■中部国際空港(セントレア) 市中手荷物預かりのオフエアポートチェックイン実証実験を実施へ
名古屋鉄道(名鉄)は24日、中部国際空港、北海道エアポート、全日本空輸(ANA)、日本航空(JAL)、Airporter、エージーピー、次世代空港技術研究会等とオフエアポート・チェックインの実証実験を行うと発表しました。
8社が「オフエアポート・チェックイン推進プロジェクト」を立ち上げ、航空旅客の手荷物を市中で預かり、目的地の空港まで直送する実証実験を実施します。国土交通省の「共創モデル実証プロジェクト」を活用するとしています。
実施期間は、2月4日〜同11日。名鉄生活創研が運営する名鉄商店(名鉄百貨店本店)の店舗内に設置する受付ブースで手荷物を預け、新千歳空港で手荷物を受け取るサービスになります。
預けられた手荷物は、名鉄名古屋駅まで運搬されたのち、中部国際空港まで専用列車で輸送。その後、対象の航空便に積み込まれ、新千歳空港で返却されます。
対象となるのは、ANA715 便またはJAL3117 便(中部国際→千歳)利用でスマートフォンで搭乗手続きが可能な旅客です。
新千歳発中部国際行でも同様の実験を実施するとしていますが、新千歳側のサービス展開場所などの詳細は示されませんでした。
今回のサービスは、かつてシティチェックインと呼ばれていたサービスの手荷物特化版と言えます。シティチェックインは、テロ対策の観点から全国から姿を消しています。
実験に参加しているANAやJALはかつてシティチェックインを展開しており、全国でノウハウは残っているはずですので、実験などせずにいきなりサービス開始でも良かったのに、かなり慎重ですね。
今回は市中でのチェックイン作業が不要なこと(オンラインで利用者が適切な場所でチェックイン)、専用列車で輸送することなどかつてのシティチェックインにはなかった手順もいくつか見られます。サービス展開までたどりつくのか注目です。
■オフエアポート・チェックインの実証実験を実施します(名古屋鉄道公式サイト)
https://www.meitetsu.co.jp/profile/news/2023/__icsFiles/afieldfile/2024/01/24/24-01-24hpOAC.pdf
2024年01月24日
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