■能登空港(のと里山空港) 異例 早くも二か月先の三月下旬まで定期便欠航・臨時便特定便運航継続決定
ANAは7日、東京国際(羽田)-能登(のと里山)線について、定期便の欠航を3月28日まで延長すると発表しました。週3日運航している臨時便も3月28日まで延長します。
7日にANAが発表したのは、令和6年能登半島地震の影響による定期便の欠航と臨時便の設定。
定期便(1日2往復)の欠航、週3往復の臨時便運航とも、2月29日までの予定を3月28日までに延長するとしています。
地震災害に伴う定期便の欠航や臨時便の設定は、空港自体の復旧状況や周辺の高速交通機関の再開状況などに応じてきめ細かく対応するため、長くてもせいぜい1か月先くらいまでが普通です。早くも、2か月先まで予定を確定させてことは、かなり異例です。
また、復興需要もあり、旅客機が飛ばせるようになれば、それなりの便数を維持するのが普通ですが、2か月先まで週3往復だけという特定曜日のみの運航が継続することになりました。
少便数が2か月先まで決定したことは、移動する人が少ないことや、周囲の復旧状況が遅々として進んでいないことを意味しています。
極限られた地域のみの地震災害で、早くも既に世の関心は移っていますが、その実態はかなり過酷であることを示しているかのようです。
石川県では未だに能登方面への不要不急の移動は控えるよう要請中。ANAも羽田-能登線で能登復旧支援割を設定してはいるものの「現地受入状況を鑑み、レジャー目的での本運賃利用はお控えください。」と告知しているほど。1か月経ってもまだまだ復旧段階で、復興のフェーズに達していない厳しい状態が続いています。
■令和6年能登半島地震に伴う運休および臨時便の設定について(2月7日更新)(ANA公式サイト)
https://www.ana.co.jp/ja/jp/special-notice/000873.html?p1=top&p2=ja&p3=global
2024年02月08日
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