■下地島空港 5月29日から国際線定期便再開へ 4年3か月ぶり 残りは1空港に!
下地島空港の旅客ターミナルを運営する下地島エアポートマネジメントは12日、ジンエアー(JNA)が下地島-ソウル仁川線を5月29日から新規就航すると発表しました。このまま就航が実現すると、下地島発着の国際線定期便は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミックの影響で2020年2月7日に長期欠航となって以降、実に4年3か月ぶりの就航になります。
JNAが再開するのは下地島-ソウル仁川線で、5月29日から週5往復するとしています。
下地島発着の国際線定期便は、COVID-19パンデミックの影響で、2020年2月7日以降長期欠航が続いています。国際線定期便は実に4年3か月ぶりの運航となります。
国内では既に28空港で国際線定期便が再開済み。さらに1空港で国際線定期便が新規就航しています。このまま就航が実現すれば、国内30空港目の国際線定期便運航空港となります。そして、国際線定期便の長期欠航が続く空港が、ついに残り1か所のみ(新石垣)になります。
COVID-19パンデミック前の地方空港に就航する国際線は、中国や韓国からの就航が多く、下地島も例外ではありませんでしたが、2020年3月以降、なぜか中国と韓国のみは到着空港を成田国際(成田)と関西国際(関空)に強制限定されました(2020年冬以降は、原則成田・関空とし、許可取れれば他空港も就航可能にする運用に変更)。このため、中国や韓国よりも現地感染者・感染率の悪い国の到着空港制限が全く行われずに他空港で次々国際線が再開する中、下地島をはじめとする地方空港は取り残された状態になっていました。
日本国内のCOVID-19対策は、2023年5月8日にほぼ全面緩和。COVID-19関係の水際対策はそれを待てずに2023年4月29日に完全緩和されており、それから1年以上もかかってやっと国際線定期便の再開が実現します。
また、COVID-19関係の国際線を巡る各空港の就航制限は、それより早く2022年10月11日にほぼ緩和されており、それから1年半以上もかかってやっと国際線定期便の再開が実現します。
そもそも、2022年6月には、内閣総理大臣が地方空港からの国際線再開を高らかに宣言したにも関わらず、なぜか実際の国際線再開まで2年もかかってしまいました。
そして、日本国内の経済対策優先で就航再開を急いだにもかかわらず、また、本邦社ではなく、日本経済にはあまり寄与しない外国社による就航から再開ですね。
■韓国航空会社ジンエアー 宮古(下地島)=ソウル(仁川)線の開設を発表(下地島エアポートマネジメント公式サイト)
https://shimojishima.jp/wp-content/uploads/2024/03/press_20240312.pdf
2024年03月12日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバック