■小松飛行場 アクセスバスで自動運転開始
小松市、BOLDLY、ティアフォー、アイサンテクノロジー、損保ジャパンは9日、小松飛行場と小松駅(西日本旅客鉄道・16日よりIRいしかわ鉄道追加)を結ぶ自動運転バスの運行を開始しました。空港アクセスの路線バスでの自動運転車両本運行は日本で初めてとなります。
9日に始まったのは、小松飛行場と小松駅を結ぶ自動運転バスの運行。
ティアフォーの自動運転バス「Minibus」を使い、小松飛行場-小松駅間の公道を自動運転で走行するものです。公道の走行距離は4.4キロ。北鉄加賀バスが運行受託し、空港路線の快速便として毎日空港発5便、空港行6便が運行しています。運賃は280円。
今回運行開始した自動運転バスは、途中停留所はなく、小松飛行場-小松駅間ノンストップで所要時間は15分です。このため快速便と称しているものの、同じルートを走行し途中停留所がある通常便(運転士が運転する通常の路線バス)は所要時間12分で、実質快速ではないので注意が必要です。
また、立ちでの利用が認められておらず、満員で乗れないということもあり得るため、空港アクセスとして利用される際は、充分注意です。
自動運転バスは、既に国内様々なところで運行が行われています。
しかし、空港での自動運転バスは、実証実験として、福岡空港構内、東京国際空港島内での公道、北九州空港アクセスバスでの公道などで運行されている程度です。今回は、空港アクセスの路線バスでの自動運転車両本運行として、日本初となります。
この区間では、昨年10月23日から今年の3月3日まで自動運転の実証実験を行い、本運行開始に向けた準備を進めていました。
さあ、小松が注目の的になる日。話題の街へ、シン・幹線のバスを使いに、飛行機でひとっ飛びしてみませんか。
※航空ファンの皆さんに注意なのは、この自動運転バス運行開始で、EVバスが運行終了となっていること。小松駅や小松飛行場から石川県立航空プラザへのバスがなくなりました。空港から徒歩で訪れるよう告知されていますので、ご注意ください。
■石川県小松市で自動運転バスの通年運行を開始(BOLDLY公式サイト)
https://www.softbank.jp/drive/set/data/press/2024/shared/20240308_01.pdf
■自動運転バスの運行について(小松市公式サイト)
https://www.city.komatsu.lg.jp/soshiki/1028/rosenbasu/4/16580.html
2024年03月16日
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