2023年12月08日

舞い上がれ ないGOTO(2日目)

※本旅行記は2023年12月に訪問したものを2024年4月に公開したものです。


■2023.12.08 (福江)→上五島→(福江)

■意外と混んでるジェットフォイル
二日目の今日は、一日かけて中通島/頭ヶ島訪問です。
まずは朝一のジェットフォイルで中通島奈良尾港に向かいます。7時半発なので、福江港には7時に到着。往復ジェットフォイルか分からないので、とりあえず片道で購入しました。

定期船のジェットフォイル(九州商船07:30発奈良尾経由長崎行)は定刻に出発。朝早い船でしたが、飛行機より早く長崎市内まで行ける第1便のためか結構混んでいました。

中通島の奈良尾港までは30分で到着。着いたら、レンタカー屋へ送迎を受けました。

まずは、9:30に予約した頭ヶ島天主堂へ向かいます。頭ヶ島天主堂までは奈良尾港からは40キロほど。田舎道なので40分もあれば行けるでしょうから、少し時間が余っています。そこで、レンタカーの貸出を受けた後はいったん奈良尾港へ戻り、港の調査を行いました。
帰りの、最終便のジェットフォイルが空いているか確認したところ、満席近いとの返事。帰れなくなったらマズいと、すぐに帰りのきっぷを購入してしまいました。(これだったら福江で往復割引を適用させておくべきだった、、、)

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奈良尾港のターミナル内部。観光案内所が一階にあるほか、二階に売店がありました。



■時間がかかる島内移動
奈良尾港は8時半に出ました。
少し早過ぎる感じもしますが、頭ヶ島に早く着くようなら、上五島空港を見ることにして、先を急ぐことにしました。

ところが、島を北上するにつれて、少しずつ車が増えてきて、青方〜有川間はトロトロ。ほとんどの信号が赤と言えるくらい多くの信号につかまるなど流れが悪い状態が続きました。有川に着いた時には既に9時10分頃。有川から先は、だいぶ改修はされているものの、クネクネ道で速度は出せず、まっすぐ頭ヶ島天主堂に向かったにもかかわらず、奈良尾港から頭ヶ島までは一時間以上かかり、頭ヶ島天主堂到着は9時半を若干過ぎてしまいました
ハマンナ位は寄りたかったのに、とにかく時間がありませんでした。

頭ヶ島天主堂は非常に珍しい石造りの教会堂で、五島の教会群の中では最大の名所と言って良いでしょう。
着いたところでバスで来ていた団体とすれ違いましたが、同じ時間帯に他に予約していた人は無し。天主堂内にいた監視員信者が独り占めしたような状態で詳しく説明してくれたので、教会内でゆっくりすることができました。

※説明してくれた信者の方によると、朝のうちは、朝日に照らされたステンドグラスで教会内に珍しい形が浮かぶ時間帯でした。一日の中で最もオススメの時間帯らしいです。
さらに12月だったため、クリスマスに向けて特別な展示(降誕場面)をしていることなども教えてもらえました。
こういうことは説明してもらわないと分からないので、とてもありがたいものでした。


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午前中は逆光で眩しい光の中にある頭ヶ島天主堂。
石造りの教会は非常に珍しい存在です。



■上五島はやっぱり閉館中
頭ヶ島天主堂を出たあとは、すぐに上五島空港に向かいました。
ターミナルが開いているかもという淡い期待を抱いて訪問しましたが、エプロンで作業員が草刈りをしていたものの、ターミナルはやはり閉館していました
前回同様に展望デッキにだけは上れたので、軽く見学しました。

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上五島空港は閉館中ですが、入口に新しい看板が立っていました。
この位置より手前側が世界遺産地帯。古い生活道が横切りフットパスの一部です。
世界遺産の目の前なのに活用されない残念すぎる空港です。

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上五島空港展望デッキから。
この日は視程が非常に良く、佐世保方面まで見えていたと思います。
作業はしているのに、ターミナルの中には入れないとはなあ、、、。


上五島空港からは、時間調整も兼ねて最寄りの江ノ浜地区にある坂本龍馬ゆかりの地に寄り道しました。
ここが坂本龍馬のゆかりの地になっているのは、この沖の潮合崎付近でワイル・ウエフ号が遭難したためです。この船舶は、亀山社中/薩摩藩がグラバーから購入したもの。購入直後、薩長同盟親善もあって薩摩でお披露目するために、亀山社中の船員らを乗せ、ユニオン号に曳航され長崎から鹿児島に向かいます。ところが、甑島沖で暴風雨に遭って曳航を解かれたところ、強風で航行不能に。そのまま140キロほど流され、潮合崎沖で座礁沈没し、12人が亡くなったそうです。
寺田屋事件後鹿児島で療養していた龍馬が、この地に駆けつけ慰霊したことから、ゆかりの地となったものでした。
それにしても、いま五島列島に行くのも結構大変なのに、昔の人はいとも簡単に日本国内を飛び回っていますね、、、。(龍馬って、今で言ったら、政治家やってるトラック野郎経営者って感じでしょうか。)

その後は、有川の五島うどんの里で開店直後に入店して昼食を取りました。

※新上五島町の飲食店では、ちょうど11月25日〜12月24日に、五島列島で売り出し中の養殖マグロの特別メニューを出すキャンペーン(上五島養殖まぐろフェア)を展開していました。事前にネットで五島うどんの里でも特別メニューが提供されていることを確認していたので、それを頼もうと寄り道したのですが、11時の開店直後に行ったにもかかわらず、なぜか提供されていませんでした。
前日の夕食が急きょ海鮮のお店になり、同店名物のキビナゴか、より食べたいマグロかで迷ったため、マグロは明日食えるわと、食べていませんでした。ネットで大々的に宣伝していただけに、食べられないことになるとは思いもよりませんでした。


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後ろに見える島の上に上五島空港があります。
今ならいとも簡単に空から訪問出来るはずなのに、なぜか 舞い上がれ ない???
逆に飛び道具好きの龍馬の方が全国を簡単に飛び回ってますね〜。
そんな上五島空港は、高知に続く龍馬空港?



■世界遺産以外の教会に寄り道寄り道
昼食後は中通島の名所を回ります。
最北端まで行く余裕はなく最低限の名所のみを見てまわる方針に変更。中通島で最も有名な青砂ヶ浦教会をまず訪れ、その後は矢堅目公園へ。そのあとは奈良尾港に向かいながら雰囲気の良さそうな教会を厳選して訪れることにしました。
矢堅目からは、冷水教会旧鯛ノ浦教会大曽教会中ノ浦教会を回りました。
中ノ浦教会では、12月ならではで、当日夜に行われるクリスマスコンサートの練習中でした。

時間があれば若松島に上陸し、龍観山展望所や土井ノ浦教会位は寄りたかったですが、時間がなくパス。奈良尾港に近付き、なんとか間に合いそうだったので、最後に福見教会桐教会に寄って奈良尾港に着きました。

帰りのジェットフォイルは、長崎から福江に向かう地元高校生の団体が乗っていたために残席が少なかったようでした。
福江に着いたら、昨日同様に歩いて移動。前日に予約したステーキハウスで夕食を済ませました。

※12月の教会は一年で一番特別な時期。教会群を訪問するのにオススメです。
五島列島に多いカトリックの各教会では降誕場面の模型を手作りして飾り付けるほか、イルミネーションを実施する教会も多いです。そして、新上五島町の教会では、信者以外も参加可能なクリスマスコンサートを、毎週末持ち回りで行っていました。


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ステーキハウスに向かう途中で福江教会に寄ったら、
大規模にイルミネーションをしていました。


■今日の教訓!
[上五島]閉館中←行ってもターミナル内にはやっぱり入れません
船は意外と混んでいる←長崎からの利用者を考慮しよう
頭ヶ島天主堂行くなら朝←珍しい模様が見られます
養殖まぐろフェアは要注意←告知されていても提供無しの場合あり!
新上五島は移動に時間かかる←クネクネ道+信号待ち多し
教会は12月がオススメ←特別な展示やイルミを見られます

■実際の旅程
12/08 FRI
福 江市内06:30(徒  歩)→07:00福江港
福 江 港07:30(九州商船)→08:00奈良尾港/トヨタレンタカー
奈良尾 港08:30(レンタカー)→09:30頭ヶ島天主堂
頭ヶ島教会10:00(レンタカー)→10:15[上五島空港]
[上五島空港]10:30(レンタカー)→11:00五島うどんの里(昼食)
うどんの里12:00(レンタカー)→12:15青砂ヶ浦教会
青砂浦教会12:30(レンタカー)→12:45矢堅目公園
矢堅目公園13:00(レンタカー)→13:15冷水教会
冷 水教会13:30(レンタカー)→13:45旧鯛ノ浦教会
鯛ノ浦教会14:00(レンタカー)→14:15大曽教会
大 曽教会14:30(レンタカー)→14:45中ノ浦教会
中ノ浦教会15:00(レンタカー)→15:15福見教会
福 見教会15:30(レンタカー)→15:45桐教会
 桐 教会16:00(レンタカー)→16:15奈良尾港/トヨタレンタカー
奈良尾 港16:30(九州商船)→17:00福江港
福 江 港17:00(徒  歩)→17:30福江市内
SERENDIP HOTEL GOTO 泊

posted by johokotu at 21:00| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | ◆旅行記 | 更新情報をチェックする
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