□SJO 国内線路線の激減始まる 今後は一部期間除き1日1往復のみに
スプリング・ジャパン(SJO)は1日、成田国際(成田)-広島線の期間運休を始めました。10月に一度再就航予定であるものの、同社国内線の激減が始まりました。
SJOが9月1日から始めたのは、成田-広島線1日1往復の期間運休です。10月16日から週5+週5往復で再就航を予定していますが、10月27日に1日1往復に減便となり、12月14日からは再び運休となる予定です。
SJOの国内線は、新千歳-成田線と成田-広島線の2路線です。
新千歳-成田線も、8月まで1日2往復+週6往復だったものが、9月からは1日1往復に大幅減便されました。同路線は10月27日〜12月13日は運休予定になっています。
このため、8月まで1日3往復+週6往復あった国内線は、今後1日1往復のみ(10月16日〜10月26日のみ1日1往復+週5+週5往復運航)に大幅に減少することになります。
一方でSJOは、8月1日に、日本航空(JAL)からの運航受託の貨物機運航で混雑空港の東京国際空港に乗り入れを開始。同じくJALからの運航受託で成田-北京(首都)線週6往復を新規就航、成田-上海(浦東)線を週13往復増便。9月1日には成田-大連線を就航しています。
完全に国内線を切り捨てて、JALからの運航受託や国際線(中国路線)へシフトしている状況です。
SJOは、中国の春秋航空が、日本国内線を運航するために設立した日本法人で、2021年にJALの連結子会社になっています。
JALはグループ内に、格安航空(LCC)の国内線運航会社としてジェットスター・ジャパン(JJP)があり、商圏が完全に被っています。国内線はJJPに任せて、参入が難しい中国路線に元々中国と繋がりがあるSJOを使っているとみられますが、国内線を運航するために設立された会社だけに、国内線を大幅に切るのは残念なことですね。
貨物便や国際線増便で元気が良いと見られる中で国内線を激減させているため、利用者からの問い合わせも多いようで、運休時としては非常に珍しく追加運航はないとお知らせを出すほど異例の事態になっています。
■2024年10月26日までの国内線・国際線の販売につきまして(SJO公式サイト)
https://jp.ch.com/help/News/efdf4dd4fd84408298c802ab3c807168.Html
2024年09月02日
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