2024年10月01日

ホーェバーを追って(2日目)

※本旅行記は2024年10月初旬に訪問したものを2024年10月中旬に公開したものです。


■2024.10.01 宮崎→(旧鴨池)→鹿児島→東京国際→(自宅)

■M&mでユルさ爆発ひなたぬくぬくな宮崎

二日目の今日は、朝に宮崎空港を見たあと、鹿児島市内へ移動。旧鹿児島空港跡地と、旧空港ホーバー乗り場があった桜島桟橋、加治木港を見学し、鹿児島空港へ。鹿児島から東京に戻ります。

宮崎空港の開館時刻が6時半だったので、道の駅高岡を5時半に出発。宮崎空港には6時頃に着きました。
内外ともにも装飾以外はあまり変化がないように見え、見学は比較的スイスイでした。ただ、中央部の撮影を毎時00分に見られるからくり時計に合わせたのと、展望デッキが7時から、国際線出発口が8時からしか見えないことから、見学は8時過ぎまでかかりました。

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朝日が眩しい中、やってきましたブーゲンビリア空港。
開館までにまずは外回りを確認です。


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海沿いの空港のせいか、ウエルカム広場に救命艇が展示されていました。
なぜに(?_?)
実は販売代理店が宮崎空港ビル関連会社なのです。


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展望デッキの愛称名と展示機を写しに行ったら、
逆光過ぎて、眩しすぎ。


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展望デッキからひなたらくちんブリッジを写した1枚。だったのですが、
なんと、24時間後に左奥で不発弾が爆発。TVで同じ構図の映像を見ることになりました。
爆発場所は海岸沿いの防風林がちょうど切れる位置で、
戦時中は滑走路端より砂浜側。砂に埋まり80年間安定してたのに地震で動いたかな?


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ひなたらくちんブリッジとは?
小型機にも使えるロング搭乗橋です。
館内で宣伝もされていました。で、ひなたって何?


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実は、宮崎が、日向國だからひなたの国として売り出しているのです。
そして、ひなた=ぬくぬく。ということで、温水さん(宮崎出身)と座れます。
空港はお堅い印象も、宮崎空港はこういうユルさが沢山あって楽しいです。


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中央吹抜にはポケモンのキャラクターナッシーが登場。宮崎とコラボ中。
ちなみにエレベータの黄色光は宮崎空港ビルのMマークなんです。オシャレ。
温水ベンチもmマークバーガーのパロディでしょうし、宮崎でM&mはチョコっと大事。


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新しいものではないですが、オシャレと言えば、トイレのサインが代表格。
ゴルフとかサーフィンとか、他の空港では考えられん遊び心満載です。


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からくり時計も他の空港ではなかなかないですね。
航空利用以外でもいろいろ楽しめます。


オシャレで、遊び心満載の宮崎空港。そんな空港で、最大の遊び心と言えるのが愛称でした。
今年はちょうど愛称命名10周年。私もやっと訪問することができました。
そもそも空港をブーゲンビリアで埋め尽くしたのは、南国の雰囲気を出すという知恵から。地震で被害が大きかった日南海岸へ続く観光演出の起点がこの空港です。
新婚でなくてもぜひご訪問を!

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愛称に関する解説は到着ロビー脇にひっそりあります。


ということで、愛称一気見です。
(写真はクリックすると拡大します)

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(左)正面玄関前/(右)展望デッキ
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(左)正面玄関横/(右)1階国際線到着ロビー
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(左)1階国内線パタパタ/(右)1階国内線到着ロビー


■有効活用されて豪華増した鹿児島旧鴨池空港跡地

あまりゆっくりもしていられないので、8時過ぎに宮崎を出ました。
宮崎からは、国道269号線都城へ、都城からは国道10号線で鹿児島市内へと向かいました。

隼人まではほとんど信号待ちもなく順調だったのですが、隼人に入ってから、車が一気に増えて流れが悪くなりました。初めて鹿児島市内に来たときは、逃げ道のなくなる竜ヶ水付近で大渋滞に巻き込まれたので、この先の混雑は覚悟です。
ところが、逃げ道がなくなる重富の最後の信号をたまたま赤になるギリギリで通り抜けました。そのおかげで、前の車はぶっ飛ばしてサッサと視界からいなくなり、後ろは車がついてこなかったため、桜島を横目に見ながら、かなり快適ドライブに。なんとか目立った渋滞もなく鹿児島市内まで走り切れました。

鹿児島市内では、まずは米盛病院ヘリポートへ行きました。

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かつて海の中だった埋立地にある米盛病院ヘリポート。
周辺は商業施設が集中し、たくさんの人が行き来していました。
ヘリが止まっていたのですが、下から見るとあまり分からないですね。


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米盛病院は埋立地にありますが、すぐ北側にある河川の北側が元海岸線です。
坂本龍馬が新婚旅行で上陸した地点らしく、記念像がありました。
上五島に続き神出鬼没。愛称はせごどんじゃなくて龍馬ヘリポートで決まりですね。


続いて鹿児島県庁へ。
県庁は、旧鹿児島空港跡地に建っています。空港跡地を有効活用した代表例です。県庁をはじめ、後述の港湾施設、運動施設、ニュータウン、商業施設等に活用され、街として豪華増した感じです。

まずは資料室で空港関係の資料を物色しました。
今回、現空港開港直後に数年だけ運航された空港ホーバーの痕跡を探しに来ました。しかし、事前に情報がほぼありませんでした。
この資料室は現空港建設の際のアクセス検討の資料などが充実しているので、何かないかと探りに来たのです。しかし、アクセス検討の資料はおろか、何冊かあった空港の年誌等にもホーバーの情報は一切載っていませんでした。

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県庁の最上階には展望ホールがあります。
桜島も目の前。
もう少し引きで撮りたかったのですが、昼休憩時で職員でごった返していたため、狭い写真。


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残念なことに展望ホールは東側のみ。南側はワーケーション施設になり、
窓面はわずかで手前過ぎ。なんとか撮れた空港跡地です。
これから向かうターミナル跡地は手前のマンションで隠れていました。


県庁に続いては、ターミナル地区跡地へ。
前回来たときはタッチの差で格納庫撮影に間に合わず更地になっていました。
で、その更地に、スーパーマーケットニシムタの大きな店舗が出来ていました。

※このニシムタは、元々旧ターミナルを活用していた時代があります。新たに造り直したあと、なんと、店内に旧空港の写真をたくさん掲げました。
ただのスーパーマーケットであって、写真なんて営業には全く不要なものなのに、土地の歴史を取り上げるなんて、こういう心意気には感謝感激。店名からしてskymarketなので嬉しいですね。
が、カメラ小僧が多いのか、店内撮影禁止と大きく掲げています。写真の写真を撮りたかったのに、残念!。


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ターミナル地区を南西側から北向いて撮影。
ターミナル地区はほぼ全面がニシムタになりました。


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2009年12月訪問時と同じ画角の写真。
ニシムタの建物があるだけ、、、。
空港ターミナル地区の跡地とは全く分からないですね。


旧ターミナル跡地のあとは、そのすぐ東側にある鴨池港へ。
この港は、旧空港跡地付近にできた新港です(一部は元海の上のようです)。港繋がりがあると言えば言えますね。

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対岸の垂水との間を結ぶフェリーの発着場。


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鴨池港は、バスターミナル的性格もあり、多くのバスが発着しています。
その一つが、鹿児島空港行き!市内を結ぶバスの南端のバス停です。
ただ、コロナ以降運休中。新旧空港の繋がりを遺してほしいですね。


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鹿児島空港にあった鴨池空港の全景写真。写真中央にターミナル地区が見えます。
その手前に左上に伸びる斜めの道路から写したのが、上で貼った南西側からの写真。
その左の学校区画なども当時のままです。
鴨池港は、右側の弧を描く部分の右下、海の上でしょうか。


■鹿児島ホーバー基地跡地は分からず

チョコマカ寄り道したせいか、もう14時。
先を急ぎます。
鴨池からは、海岸沿いのルートを進みました。

途中で那覇行きのフェリー発着場があったので寄り道しました。
ターミナル自体はそれほど広くなく、自衛隊員が大勢いて撮影しづらかったので、そそくさと退散しました。

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航空便と競合になる那覇路線。
つまり、このターミナルは空港のライバルなのです。


定期的な航空便が飛んでいる種子島、屋久島、薩摩硫黄島、諏訪之瀬島、奄美、喜界、徳之島、沖永良部へ行ける各路線のフェリーターミナルがそれぞれあるのですが、ターミナルはバラバラ。ひとつ一つ寄っていると時間がないので、南埠頭訪問は断念しました。
訪問を優先した北埠頭も、一番手前の桜島桟橋のみに寄り道しました。

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軽くネットサーフィンしたところ、空港ホーバーの発着地だったのが桜島桟橋。
跡地っぽいものは見つからず。特徴的な建物です。


■加治木港でスロープ発見

ここからは加治木港へ向かいました。

鹿児島駅辺り〜加治木間は、昨日通った西大分駅辺り〜別府間によく似た感じですが、前者は半分片側一車線半分片側二車線、後者は全区間片側三車線なので、車の流れはかなり悪い感じでした。
加治木港周辺には駐車場がなく、街の中から歩いて港に向かいました。

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加治木本町から加治木港へ向かう一本道。
本町辺りの両側は田舎の小さな歓楽街でした。


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ベルトコンベアの下にスロープあったので、
おそらくそれだろうと撮影しておきました。
菱刈鉱山の金鉱石を積み出すコンベアらしいです。


■鹿児島空港はまた国際線に入れず

加治木港へは徒歩で向かったため、小一時間ロス。その後、鹿児島空港へ向かいました。
鹿児島は昨年にも来ているので撮影するものは少なく調査は素早く完了。夕食を食べてから搭乗し、帰京しました。

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さようなら、空港ホテル。
解体が進んでいました。


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国際線は増築済み。出っ張ってますね。


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国際線は利用時のみの開放です。
コロナ減便が続いているため、今回も中には入れませんでした。


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空港前面から南側を眺めた所。
JACが目立つ風景ですね。


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館内にはどこでも設置できる授乳室がありました。
もう少し入るとこ見えなくする立地なかったのかなあ、、、。


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各地の空港で増殖中のワークブースもありました。
写真は撮れませんでしたが、この横にソファが並ぶ一帯が有り、大勢休憩中でした。


■今日の教訓!
[宮崎]ひなたぬくぬくを楽しもう←日向國だもの
[宮崎]ユルさを楽しもう←堅くない展示がパタパタあるよ
[宮崎]毎時00分を楽しもう←からくり時計で日向を満喫
旧鴨池空港体感はニシムタにしたん←写真展示あり!
南国の玄関は加治木で体感←ビロウに桜島ドーンでホーバーを懐かしもう
[鹿児島]国際線は開館日注意←一部曜日・時間帯のみの開放

■実際の旅程
10/01 TUE
道の駅高岡05:00(レンタカー)→06:00[宮崎空港]
[宮崎空港]09:00(レンタカー)→12:00[米盛病院へリポート]
[米盛病院へリポート]12:15(レンタカー)→12:30旧鴨池空港跡地
旧鴨池空港跡地13:00(レンタカー)→14:00鹿児島本港
鹿児島本港14:30(レンタカー)→15:00加治木港
加 治 木港15:30(レンタカー)→16:00[鹿児島空港]
[鹿児島空港]19:15(JAL652便)→20:50[東京国際空港]
[東京国際空港]21:30(京急線)→22:00横浜駅
横 浜 駅22:00(自転車)→22:30自  宅


posted by johokotu at 21:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ◆旅行記 | 更新情報をチェックする
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