◆新年特集 2025年に行きたい空港はここだ!
毎年恒例、今年も新年から特集スタートです!
日本全国に空港は100近くも整備されています。その中から、今年注目されそうな空港を取り上げます。
(今年も正月からムリヤリダジャレにお付き合いくださいませ〜)
1.能登空港(のと里山空港)/石川県 中部地方
巳年に注目!
今年イチオシ空港は能登(のと里山)です。
昨年は地震の影響で一年厳しい状態が続きました。しかし、空港敷地内に復興支援者の仮設施設を整備し、地元の名店を集めた飲食店施設をオープンするなど地域の復興拠点として活躍しています。昨年末には就航便数が地震前に戻りました。厳しかった年が変わって、今年は復興が加速すると良いですね。
能登は、昇龍道の終着点。辰年から巳年に変わった2025年は、道がクネクネ、蛇にまつわる名所も点在する能登半島へ行ってみませんか。さあ、皆でゆめのと開けに能登の夜明けへ。
2.熊本空港(阿蘇くまもと空港)/熊本県 九州地方
巳年に注目!
熊本空港(阿蘇くまもと空港)では、昨秋そらよかエリアがオープンし、熊本地震後の創造的復興が全て完了しました。
このうちそらよかビジターセンターは、旧仮設ターミナルを再利用した施設で、館内には残り香もたくさん。SDGsを意識した施設として注目されています。
そんな脱皮したかのような新施設もある熊本。愛称にも入る阿蘇は龍神の土地ですが、龍は蛇に繋がり、熊本は蛇の名所が点在するエリアになっています。蛇行する白川が空港近くを流れ、福蛇の袴、阿蘇白水龍神權現、赤水蛇石神社、蛇の道など、蛇づくしのそらよかな旅を楽しめます。
巳年は熊より蛇なくまもんを探しに熊本へ行ってみませんか。SDGsも体験できますよ。
3.伊江島空港/沖縄県 沖縄地方
2025年に注目!
伊江島空港は、今年開港50周年を迎えます。が、実はこの空港は第二次世界大戦時に造成された旧陸軍飛行場を活用したものです。戦中は東洋一の規模があった重要拠点で、沖縄戦で米軍に占領されたのち、緑十字機が降り立った、終戦平和の中継地として知られています。
今年は戦後80年と平和の節目年。平和に観光客で賑わう美ら海の向こうに、日本の航空機がまだ土日の週12時間しか自由に降り立てない、不思議の国の、戦中のような空港があります。
今年見るなら、トランスオーシャンのジンベイよりも美ら海の
4.隠岐空港(隠岐世界ジオパーク空港)/島根県 中国地方
記念年の空港で目を引くのは隠岐です。今年開港60周年の還暦を迎える空港は、世界に誇る愛称がついてから10周年、新空港移転から20年目に突入します。
今年は朝から注目されるのが、
さあ、今年は、空港からジオパークを体感できる珍しい島で、とって隠岐の旅へ。
5.神戸空港(マリンエア)/兵庫県 近畿地方
ということで、ジブリの節子と言えば、八雲のセツより神戸でしょうか。今年は戦後80年。飛行機は、世界から火垂るを落としにくるものではなく、平和に人を運ぶものになり、世界と行き来できるようになりました。
神戸空港では、今年4月に第2ターミナルがオープンし、国際線の受け入れが始まります。戦後ホタルのような夜景で注目された神戸から飛行機で世界と行き来できるようになります。既に、国際線定期チャーター便(実質定期便)の運航が数社決まるなど、注目を集めています。
第2ターミナルは、駐機場に面していない珍しい立地で、搭乗はすべてバス輸送となる、特徴的な造りになる予定。じっくり見て回りたいですね。
今年は阪神淡路大震災から30年。空港もがんばるKOBEへ、皆で行こうべ。
6.女満別空港/北海道 北海道地方
女満別空港は、旧飛行場が1935年に開場してから90周年、新空港が1985年に移転開港してから40周年の記念年を迎えました。
旧飛行場は、航空機を使った海氷観測のために設けられたもので、観測開始90周年にもなります。
女満別では先月除雪隊の愛称がイーグルスイーパーズに決まりました。除雪もカーリングも華麗にスイープできれば、
7.福岡空港/福岡県 九州地方
建物の増改築では、3月に福岡で国際線ターミナルの増築が完成するのが大注目です。
今春供用開始となる滑走路増設にあわせて行われているターミナル改修で、国内線に続く完成です。
先月に1階アクセスホールがオープンし、到着エリア・アクセス交通待合の快適さが向上。ターミナル間無料連絡バスの所要時間が短縮し、利便性も上がっています。
今春オープンするのは出発エリアで、出国検査場を拡大して混雑緩和を目指すほか、出国待合エリアの商業施設が大幅に拡張される予定です。
世界へ飛ぶなら
8.東京国際空港(羽田空港)/東京都 関東地方
東京国際空港(羽田空港)は、昨年航空事故から始まりました。そして今年は、羽田を飛び立った航空機で起きた御巣鷹山墜落事故から40年となります。日本一多くの航空便が行き交う羽田は、安全啓発最前線の空港として注目されています。
そんな羽田では、今春、第2ターミナルの本館とサテライトが結ばれる予定です。固定橋スポットが増え、数ある航空便の利用もより快適になります。
異なる羽が羽田で共に翼となる。多くの便が飛んでいる羽田だからこそ、共に安全で快適な翼で飛んでいきたいですね。
9.関西国際空港(関空)/大阪府 近畿地方
2025年最大イベント大阪・関西万博の玄関空港である関西国際空港(関空)。数年に渡り続いてきた第1ターミナルのリノベーションが今年グランドオープンを迎えます。
一部工事が残るものの、今春、国際線出発保安検査場と国際線ラウンジの運用が開始されます。保安検査場は待ち行列管理のシステムを国内初導入して自動化する予定。ラウンジは、中央1か所に集約します。
空飛ぶクルマは間に合わず、関空から空飛んで万博に行くことは叶いませんが、
10.今年こそ全国すべての空港へ!
どこの空港も注目点はいっぱい。上記9空港以外にも日本には多くの空港があります。2025年は、少し遠くの少し気になる空港にも行ってみませんか。
今年も日本空港情報館ブログをお楽しみください〜