◆年末特集 2025年勝手に空港10大ニュース
2025年(令和7年)も最終日まで「情報交通ホットライン 日本空港情報館ブログ」をご覧いただきありがとうございます。
今年、空港利用者にとっての大きな出来事があった10空港を、当サイト管理人johokotuの独断と偏見に基づき、ピックアップしました。
一年の最後に、ほんの少しだけですが、今年の空港の動きを振り返ります。
1.石垣空港(南ぬ島石垣空港)/沖縄県 沖縄地方
5月 国際線発着が全空港で再開しやっとコロナ禍から解放!、9月 空港名称が石垣に変更!
今年最大の空港の話題は石垣空港(南ぬ島石垣空港)の名称変更でしょう。沖縄県が8月、国が9月に名称変更を実施し、開港から12年を経て、新石垣空港が石垣空港に変わりました。
そんな石垣では、コロナ禍以降運休が続いていた国際線定期便の運航が4月に再開しました。これにより、コロナ前に国際線定期便が就航していた全空港で国際線定期便が復活。コロナ禍の影響を最も受けた業界の完全復活を象徴する出来事となりました。
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2.帯広空港(とかち帯広空港)/北海道 北海道地方
5月 国際線定期便が初就航!
南の島に続いての国際線定期便の就航では、帯広(とかち帯広)が最も話題をさらったでしょうか。5月、韓国のエアロK航空が韓国・チョンジュ路線を新規就航しました。11月には2路線に拡大しています。
帯広では、これまで国際線チャーター便の運航はあったものの、国際線定期便の運航は開港から44年で初めてという歴史的な出来事でした。この就航で帯広は日本最東の国際線定期便就航空港になっています。
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3.青ヶ島場外離着陸場(青ヶ島ヘリポート)/東京都 関東地方
10月 空からなら日帰りが可能に!
就航便の変更でインパクトがあったのは、空港にも公共用ヘリポートにも非公共用ヘリポートにすら分類されていない青ヶ島場外離着陸場(青ヶ島ヘリポート)です。
10月、東邦航空が週1往復だけですが、八丈島-青ヶ島場外線で午後便の運航を始めました。わずか9席しかない機材のため予約は争奪戦ではありますが、既に運航されている午前便と組み合わせれば、青ヶ島に日帰り渡島できるようになりました。
青ヶ島は船の欠航率が高く、絶海の孤島と呼ばれるほど、渡島のハードルが高いことで知られています。ヘリでの日帰り可能化は、島の大きな期待を背負うものになりました。
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※日本空港情報館ブログでは未訪問の離着陸場です。
4.神戸空港(マリンエア)/兵庫県 近畿地方
4月 新ターミナルが誕生し、国際線チャーター便の運航がスタート!国内線も増枠!
施設関係で最も盛り上がったのは神戸空港(マリンエア)ではないでしょうか。4月、進入経路などが変更されて国内線の発着枠が40往復分から60往復分へ1.5倍に激増。新ターミナルとして第2ターミナルがオープンしました。今年新ターミナルができたのは神戸のみで、非常に稀有な存在となりました。
LCC向けでもないのに、エプロンに面しておらず全便バス輸送な上、店舗がほぼないという驚きの造りが話題になりました。この第2ターミナルからは国際線チャーター便の運航が始まって、就航希望が殺到。国際線はまるで定期便のごとく毎日運航する路線が大量就航しました。一方で、増枠された国内線は減便・減路線となり、内外の勢いの違いが注目を集めました。
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5.福岡空港/福岡県 九州地方
3月 国際線ターミナル出発エリア拡大、新滑走路運用開始!、12月国際線ターミナル改修完了!
施設では、福岡も、国際線ターミナルの増築・改修完成と新滑走路運用開始が行われ、注目されました。3月に新しい保安検査場ができるなど大幅増築し、12月に既存部分の改修が完了しました。
3月に行われた新滑走路の使用開始により、離着陸の容量が拡大し、航空便の運用にも余裕が生まれました。
国際線ターミナルは大幅に増築されて、ウォークスルー店舗がオープン。国内線連絡バスの専用乗降場や専用連絡道路も開通しました。
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6.東京国際空港(羽田空港)/東京都 関東地方
3月 第2ターミナルが一つに繋がる!青宙橋も開通!
増築では東京国際(羽田)の第2ターミナルも話題でしたでしょうか。離れていた本館とサテライトが繋がり、一つの大きなターミナルに変わりました。
北側にほぼ倍の長さに伸びましたが、増築されたのは搭乗待合室側だけ。南側は国際線専用化されて、国内線は北側に偏り、これまでの北端だった北ピアがほぼ中央になりました。保安検査場を抜けてから1キロ以上離れている搭乗口も出てきたことで、新しい室内用移動モビリティも登場したほどでした。
羽田では、3月には整備場駅前に青宙橋が開通し、対岸の羽田地区と行き来しやすくなるなど、話題が連続しました。
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7.大分空港(大分ハローキティ空港/SPACEPORT OITA)/大分県 九州地方
4月 期間限定で愛称にハローキティを追加!、7月 ホーバークラフト就航!
アクセス交通で注目を集めたのは、大分空港(大分ハローキティ空港/SPACEPORT OITA)です。7月、高速艇(船舶)のエアクッション艇(大分ではホーバークラフトと呼びます)による旅客定期便が就航しました。大分では16年ぶりに復活となる交通機関ですが、アジアで唯一、世界でも二例目となる、非常に珍しい就航となりました。
また、4月には、ハローキティに期間限定で大変身する愛称を追加。世界でこれまた2つしかないサンリオのテーマパーク(ハーモニーランド)への直行バスも新設され、珍しさで認知度を高めました。
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8.熊本空港(阿蘇くまモン空港)/熊本県 九州地方
10月 期間限定で愛称が阿蘇くまモン空港に変更!、バス新路線続々!
空港愛称では、熊本も、同県の公式キャラクターであるくまモンを使い、阿蘇くまモン空港に正式に変更されました。(大分は愛称追加ですが、熊本は愛称変更)
ターミナル館内は、くまモンにジャックされ、熊と安全に戯れられる空港として有名に。今年の漢字が「熊」だった2025年に最も合致した空港になりました。
熊本も大分同様にアクセス変更が話題に。10月には空港周辺地域を回るAIオンデマンドバスが新設されたほか、航空路線と完全競合する天草行きバスの発着も始まりました。
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9.札幌飛行場(札幌丘珠空港)/北海道 & 新千歳空港/北海道 & 大館能代空港(あきた北空港)/秋田県 & 秋田空港/秋田県 & 花巻空港(いわて花巻空港)/岩手県 & 庄内空港(おいしい庄内空港)/山形県 & 山形空港(おいしい山形空港)/山形県 北海道地方 東北地方
各地の空港で熊が出没し、一次運用停止事例も!
ということで「熊」。熊本は安心ですが、北海道、本州の空港は熊の生息域にあり、利用の際には注意が必要です。特に今年は、熊が空港敷地へ侵入する事例が多数発生し、一時運用が止まる事態も相次ぎました。
札幌、新千歳、大館能代、秋田、花巻、庄内、山形などで熊の空港敷地内侵入が発生。滑走路が閉鎖となり、航空便の遅延にも繋がる事態も起こりました。さらに、空港周辺での出没は、北海道全空港や青森、三沢など北日本にとどまらず、富山や松本、但馬、出雲、石見などでも確認されています。来年以降も、熊には充分注意して、空港を利用したいですね。
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10.大阪港バーティポート/大阪府 近畿地方
4月 供用開始
空港には分類されていませんが、航空系で今年大きな話題だったのが関西・大阪万博で目玉企画となるはずだった空飛ぶクルマとバーティポート。結局ただのデモ飛行だけになったものの、大阪ではバーティポートが残りました。
このうち、大阪港バーティポートは、大阪メトロが運営する離着陸場で、万博が終わっても搭乗体験などで一般公開が続いています。
今年はうまくいかなかったバーティポート。いよいよ始まる空飛ぶクルマ元年は来年になるのか、注目の夢への挑戦は続きます。
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※日本空港情報館ブログでは未訪問の離着陸場です。
2025年は、コロナ禍から完全に復活し、せっかく空港が賑わい出した一方、国内線は大赤字と騒がれ、秋以降は中国路線でケチがつくなど、浮き沈みの激しい一年でした。
来年はどんな年になるでしょうか。
来年も多くの人が空港に関心を持ってもらえることを願いつつ、2025年を締めくくりたいと思います。
今年も「情報交通ホットライン 日本空港情報館ブログ」を
ご覧いただきありがとうございました。
それでは、みなさま、良いお年をお迎えください。
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2025年12月31日
【特集】勝手に空港10大ニュース
2024年:能登・熊本・松山・広島・福岡・新潟・北大東/南大東・多良間/波照間・小松・東京国際/神戸/鹿児島/与論/波照間
2023年:熊本・高知・関西国際・福岡・東京国際・中部国際・秋田・中標津・波照間・日本全国全ての空港
2022年:諏訪之瀬島場外・関西国際・新石垣・成田国際・高松・東京国際・南紀白浜・長崎・福井・大分県央
2021年:佐賀・大島・鹿児島・粟国・オノミチ・大館能代・東京国際・中部国際・広島・福岡
2020年:東京国際・福岡・大阪国際・鹿児島・徳島・成田国際・与論・下地島・広島・稚内/旭川/女満別/釧路/帯広/新千歳/函館
2019年:下地島・中部国際・那覇・新千歳・青森・岩国・神戸・成田国際・南紀白浜・大分
2018年:新千歳/大阪国際/関西国際/広島・神戸/鳥取/高松・奄美・旭川・仙台・静岡・出雲・中部国際・大館能代・上五島
2017年:関西国際・宮崎・広島・中部国際・成田国際・石見・熊本・仙台・中標津・名古屋
2016年:オノミチ・熊本・那覇・仙台・福岡・札幌・静岡・沖永良部・成田国際・関西国際/大阪国際
2015年:成田国際・但馬・大島・静岡・隠岐・小松・宮古・関西国際・礼文・調布/広島/粟国/慶良間
2014年:那覇・東京国際・山形・佐渡・三宅島・成田国際・関西国際・薩摩硫黄島場外・阿見・庄内/山形/能登/鳥取/福江/宮崎
2013年:新石垣・枕崎・調布・東京国際・佐賀・高松・那覇・成田国際・美保・慶良間
