2024年09月14日

(韓)인천국제総合_空港概要

情報交通ホットライン/日本空港情報館/海外空港特別編 인천국제공항(大韓民国 仁川国際空港)
日本空港情報館 海外空港特別編
인천국제공항
(大韓民国 仁川国際空港)

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인천국제공항(大韓民国 仁川国際空港)

■空港の概要
大韓民国(韓国)の首都ソウルの西に隣接する仁川広域市にあるソウルの郊外型空港です。ソウル駅から50キロ弱西方にあります。
2001年、韓国の新しい玄関空港として完成しました。永宗島と龍遊島の間を埋め立てて造成された巨大な空港です。
中央にターミナルエリアとエプロンがあり、北北西-南南東方向に整備された3本の滑走路が東西で挟むように配置されています。滑走路は、西側に1本、東側に2本。中央はエプロンがあり、それを挟んで南・北・東のそれぞれに離れて空港機能施設があります。
旅客が利用する定期便が就航するターミナルは、南側に第1旅客ターミナル(Terminal1)、北側に第2旅客ターミナル(Terminal2)の2つが離れてあり、エプロン中央部にコンコース(搭乗棟)があります。
2024年9月14日現在、日本からの直行便は、ZIPAIR、Peach Aviation、AirJapan、大韓航空(Korean Air/KAL)、アシアナ航空(Asiana Airlines)、ジンエアー(Jin Air)、チェジュ航空(Jeju Air)、ティーウェイ航空(T'Way Airlines)、エアプサン(AIR BUSAN)、エアソウル(Air Seoul)、エアプレミア(Air Premia)、イースター航空(Eastar Jet)、エアロK(Aero K)、エチオピア航空(Ethiopian Airlines)により定期便24路線と、定期チャーター便2路線が就航しています。


■飛行場種別:(海外空港)
■滑走路延長:3,750m/3,750m/4,000m
■空港コード:ICN/RKSI


※就航路線は2024年9月14日、そのほかの情報は特記以外2018年3月現在のものです。
■撮影環境:入国審査場付近に撮影禁止の表示があった以外は撮影禁止の表示はなく、空港内・ターミナル周辺は基本的に撮影可能でした。ただし、韓国は、戦争中の国家であり、空港施設は撮影禁止とされているようです。
※空港は軍事施設との扱いのようですが詳細は不明でした。日本の外務省の海外安全情報では「軍事施設(その範囲は非常に広範囲にわたっているので注意が必要です),大統領官邸,警備兵等が警戒する重要施設及びその他撮影禁止表示のある区域や一部建造物の写真撮影は禁止されています。」とされています。
■日本からのアクセス:新千歳、青森、仙台、成田国際、東京国際、新潟、小松、静岡、中部国際、関西国際、美保(米子)、岡山、高松、松山、大分、福岡、北九州、熊本、宮崎、鹿児島、那覇、下地島から直行便が就航しています。日本からのアクセスは直行便でのアクセスが主流です。日本線は、KAL運航便のみ第2旅客ターミナル、それ以外の運航便は第1旅客ターミナル発着となります。
■路線活用のヒント:日本各地の地方都市から路線があり、国際線は日本から直行便がない路線も充実しています。このため、日本から乗り継ぎでの利用も見られます。特にアジア方面に強く、東南アジアのプーケット、チェンマイ、マレ、中央アジアのアルマトイ、アスタナ、テルアビブ、欧州だとバルセロナ等の路線があります。
韓国国内線は金浦国際空港からの発着がほとんどで、仁川国際空港からは国際線乗継専用便のみの運航です。
■乗り継ぎ方法:
・日本線から国際線への乗継、国際線から日本線への乗継:スルーチェックイン済の場合は、乗り継ぎ動線を利用できます。到着コンコースから(航空券がない場合は乗り継ぎカウンタを経由したうえで)専用の乗り継ぎ通路(オートトランスファーゲート/ATG)を通過します。ATG通過後、ターミナル移動がない場合は専用の乗り継ぎ保安検査を受け、出発搭乗待合室へ進みます。ターミナル移動がある場合には、ATG通過後、保安検査後エリア内で移動できる専用のシャトルトレインで各ターミナルへ移動し、再度ATGを通過後、専用の乗り継ぎ保安検査を受け、出発搭乗待合室へ進みます。
※シャトルトレインは、Terminal1-搭乗棟間とTerminal2-搭乗棟間を運行しており、Terminal1-Terminal2間を移動する際は搭乗棟で乗り継ぎになります。
・日本線から韓国国内線への乗継:仁川に就航している韓国国内線は国際線乗継専用便で、国際線扱いの便になっています。その場合の乗り継ぎは、スルーチェックイン済で国際線に乗り継ぐ場合と同じ経路になります。仁川での入国審査は不要です。
・韓国国内線から日本線への乗継:仁川に就航している韓国国内線は国際線乗継専用便で、国際線扱いの便になっています。その場合の乗り継ぎは、スルーチェックイン済で国際線に乗り継ぐ場合と同じ経路になります。出発空港で出国審査済のため、仁川での出国審査は不要です。
※金浦国際空港発便へ乗り継ぐの場合は、空港鉄道の一般列車でアクセスするかバス利用になります。
※乗り継ぐ航空会社により経路が異なる場合があります。航空会社に確認することをお勧めします。

■ターミナルエリア
ICN0-001.jpgターミナルエリア
(写真は2018年3月撮影、Terminal2に展示されていた空港全景)
空港中央付近は旅客が利用するエリアになります。
大きく南側と北側に分かれています。南側は、Terminal1を中心にした地区で、ホテルやカジノなどもあります。北側は、Terminal2を中心にした地区となっています。北側エリアは空港島北側から、南側エリアは空港島南側からアクセスできます。
このほか、旅客が利用しないエリアとして、東側に貨物地区があります。
→Terminal1詳細(未訪問)
Terminal2詳細
→コンコース(搭乗棟)(未訪問)

■地上アクセス施設
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▲Terminal2ののりば
無料シャトルバス
(写真は2018年3月撮影)
Terminal1とTerminal2の間は直線距離で約2.5キロ離れています。
両ターミナル間は徒歩で行けるような距離ではなく、無料シャトルバスか空港鉄道、タクシーなどを利用して行き来することになります。
無料シャトルバスは、Terminal1 8番→Terminal2 5番間で運行されています。両ターミナル間は直線距離で2.5キロですが、中央部にはエプロンがあり、一般道路は滑走路も避けて大きく迂回しているため、約14キロ走行する必要があります。このため、無料シャトルバスは、かなり速度を上げているにもかかわらず、20分ほどかかります。
無料シャトルバスの車両は超高床車が採用されており、出入口は5段ほどの階段状となっています。係員が手伝ってくれるわけでもなく、大きな荷物を持っての利用は不向きです。

保安検査後エリアでターミナル間を行き来する場合は、エプロン地下に整備されているシャトルトレインを利用します。Terminal1-搭乗棟間(所要時間約5分)とTerminal2-搭乗棟間(同約10分)で運行されています。
※シャトルトレインでは次便出発に関係のないターミナルへ行くことはできません。
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▲第2交通センターの鉄道窓口
地上アクセス施設(鉄道)
(写真は2018年3月撮影)
空港には、空港鉄道と仁川空港磁気浮上鉄道が乗り入れています(深夜運行はありません)。

空港鉄道は、ソウル駅を基点とする鉄道で、空港島には東側からつながっています。空港島内はTerminal1までで約12キロ、そこからさらにTerminal2まで約5.5キロ乗り入れており、東側(ソウル駅側)から、永宗駅、雲西駅、空港貨物庁舎駅、仁川国際空港第1ターミナル駅、仁川国際空港第2ターミナル駅の5駅が設けられています。永宗駅と雲西駅は、永宗島エリアの街の駅で、空港貨物庁舎駅以西の3駅が空港エリアとなります。
Terminal1は隣接する第1交通センターの地下1階、Terminal2に隣接する第2交通センターの地下1階に改札口があります。自動券売機もありますが、当日有効な航空券があると割引がある場合があるので、窓口で購入することをおススメします。一回券は保証金500ウォンが含まれており、到着駅の改札口付近にある専用の払い戻し機に入れると返金されます。
空港鉄道は一般鉄道と軌間が同じで全国各地へ直通できるため、KTXがソウル駅経由で一日数便乗り入れていましたが、2018年3月以降乗り入れが中止されています。
※車内にあるモニタでは韓日英中の4か国語で路線案内やニュース等が流れますが、乗車後すぐに(4か国語放送なのになぜかこの映像の時だけ)日本語なしの竹島絡みの政府広報が数分間にわたり流れますので、日本人には不快です(一方で、戦争相手の北朝鮮を揶揄するような政府広報は一切流れませんからなおさら、、、)。

仁川空港磁気浮上鉄道は、Terminal1隣接の第1交通センター2階を起点とし、空港島南西部龍遊島方面を結ぶリニアモーターカーです。南側エリアの各種施設へアクセスしやすく、長期駐車場、パラダイスシティ、龍遊島の親水公園、龍遊を結びます。龍遊は街の駅となります。
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▲第2交通センターのバス待合スペース
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▲第2交通センターのバスのりば
地上アクセス施設(バスのりば)
(写真は2018年3月撮影)
バスのりばはTerminal1は1階カーブサイド、Terminal2は隣接する第2交通センター地下1階にあります。
韓国国内各地へのバスが発着しています。ソウル市郊外へのバスと京畿道方面へのバスで大きく乗り場が分かれています。KALが運行するKALリムジンバスもあります(KAL利用者でなくても利用可能)。
バス路線により、Terminal1始発でTerminal2を経由するものと、Terminal2始発でTerminal1を経由するものがありますので要注意です(KALリムジンがTerminal1始発・終着)。
空港鉄道で直結するソウル駅からの地下鉄乗り継ぎは複雑。バスだと市内各地へ直接アクセスできる利点がありますが、市内中心部の渋滞は結構激しいです(大通りでも一方通行が多いので、直線距離で近くても大回りすることがあります)。
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▲Terminal2のタクシーのりば
地上アクセス施設(タクシーのりば)
(写真は2018年3月撮影)
タクシーのりばはTerminal1、Terminal2それぞれの1階カーブサイドにあります。
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▲Terminal2の短期駐車場
地上アクセス施設(駐車場)
(写真は2018年3月撮影)
各旅客ターミナルに隣接する交通センターに短期駐車場があります。長期駐車場は、Terminal1は交通センターの南側に、Terminal2はターミナルから1.5キロほど北方の離れた場所に設置されています。
それぞれの長期駐車場からは、それぞれのターミナルへ無料循環バスが運行しています。
各交通センターに駐車代行サービスの受付があり、長期駐車場へ運ぶサービスがあります。未承認のプライベート駐車代行業者による被害が頻繁に発生しているらしく、公式サイトでも注意喚起されています。
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▲Terminal2地区第二合同庁舎近くの駐輪場
地上アクセス施設(駐輪場)
(写真は2018年3月撮影)
とにかく広い空港ですので、自転車でアクセスする人はほとんどいないと思いますが、一応駐輪場も整備されています。

■日本からの就航路線(国際線)
就航先運航会社
( )内は共同運航による運航会社
新千歳[T1] JJA・TWB・JNA・AAR・ABL・ASV・ESR
[T2] KAL
青森[T2] KAL
仙台(仙台国際)[T1] AAR
成田国際(成田)[T1] TZP・AJX・AAR・JNA・TWB・JJA・ABL・ASV・APZ・ESR・EOK・ETH
[T2] KAL(JAL・AMX・CSA・DAL・KQA・THT)
東京国際(羽田)[T1] APJ・AAR
[T2] KAL
新潟[T2] KAL
富山(富山きときと)[T2] KAL*1
小松[T2] KAL
静岡(富士山静岡)[T1] JJA
中部国際(セントレア)[T1] AAR・JJA・JNA
[T2] KAL
関西国際(関空)[T1] APJ・AAR・JNA・JJA・TWB・ABL・ASV・ESR
[T2] KAL
美保(米子鬼太郎)[T1] ASV
岡山(岡山桃太郎)[T2] KAL
高松[T1] ASV・JNA
松山[T1] JJA
大分(SPACEPORT OITA)[T1] JJA
福岡[T1] AAR・JNA・TWB・ABL・JJA・ASV・ESR
[T2] KAL
北九州[T1] JNA
佐賀(九州佐賀国際)[T1] TWB
熊本(阿蘇くまもと)[T1] TWB
宮崎(宮崎ブーゲンビリア)[T1] AAR
鹿児島[T1]JJA
[T2] KAL
那覇[T1] JNA・JJA・TWB・AAR・ESR
[T2] KAL
下地島[T1] JNA
[T1]:第1旅客ターミナル発着
[T2]:第2旅客ターミナル発着
*1:定期チャーター便
*2:出発便のみ

日本路線就航路線変遷(2018年5月5日以降)
※2018年05月30日:TWB中部国際 就航
※2018年06月03日:ETH成田国際 就航
※2018年06月?*日:KAL那覇 JAL共同運航便化
※2018年07月21日:TWB中部国際 運休(7/20最終運航)・AAR旭川 就航
※2018年07月23日:TWB*i1旭川 就航(到着便は7/26〜)
※2018年07月24日:JNA*i1旭川 就航
※2018年07月31日:ESR百里 就航
※2018年08月08日:AAR旭川 運休(8/4最終運航)
※2018年08月11日:JJA*1東京国際 就航
※2018年08月19日:TWB*i1旭川 運休(出発便は8/19、到着便は8/16最終運航)
※2018年08月22日:JNA*i1旭川 運休(8/21最終運航)
※2018年08月27日:ASV(AAR)福岡 就航
※2018年08月*?日:KAL新千歳・KAL成田国際・KAL関西国際 DAL共同運航便化
※2018年09月21日:ASV(AAR)那覇 就航
※2018年10月03日:TWB中部国際 就航
※2018年10月29日:ASV(AAR)富山 運休(10/27最終運航)、ASV(AAR)山口宇部 就航
※2018年11月03日:JJA*1東京国際 運休(10/29最終運航)
※2018年11月26日:ASV(AAR)新千歳 就航
※2018年12月22日:JJA*1東京国際 就航
※2019年01月02日:KAL(JAL)大分 就航
※2019年01月19日:JJA*1東京国際 運休(1/14最終運航)
※2019年03月31日:KAL(JAL)大分・ASV(AAR)長崎 運休(3/29最終運航)
※2019年04月01日:ASV(AAR)山口宇部 運休(3/30最終運航)、ASV(AAR)富山・TWB鹿児島 就航
※2019年04月02日:JJA鹿児島 運休(3/30最終運航)
※2019年04月25日:APJ新千歳 就航
※2019年05月10日:JJA静岡 就航
※2019年06月01日:KAL旭川 就航
※2019年08月19日:TWB鹿児島 運休(8/16最終運航)、TWB大分・TWB佐賀・TWB熊本 運休(8/18最終運航)
※2019年09月01日:ESR新千歳・ASV(AAR)新千歳・ESR那覇・ASV(AAR)那覇 運休(8/31最終運航)
※2019年09月16日:TWB新千歳・ASV(AAR)富山 運休(9/14最終運航)、ASV(AAR)福岡 運休(9/15最終運航)
※2019年09月19日:ESR百里・ESR宮崎 運休(9/17最終運航)
※2019年09月24日:AAR(ANA)関西国際 運休(9/23最終運航)
※2019年09月29日:KAL(JAL)小松・KAL(JAL)鹿児島 運休(9/27最終運航)
※2019年09月30日:KAL旭川・ASV(AAR)静岡 運休(9/28最終運航)
※2019年10月01日:ASV(AAR)美保 運休(9/29最終運航)
※2019年10月27日:ASV(AAR)熊本 運休(10/24最終運航)、APJ新千歳 運休(10/26最終運航)
※2019年11月17日:KAL(JAL)小松・KAL(JAL・DAL・ETD)鹿児島 就航
※2019年12月01日:ESR新千歳 就航
※2019年12月03日:ESR宮崎・ESR那覇 就航
※2019年12月17日:ASV(ANA)広島 運休(12/15最終運航)
※2019年12月20日:JJA新千歳 運休(12/18最終運航)
※2020年01月01日:KAL(JAL・DAL・ETD)鹿児島 運休(12/28最終運航)
※2020年03月01日:ASV(AAR)成田国際・ASV(AAR)関西国際・ESR(TWB)福岡・APJ那覇 長期欠航
※2020年03月02日:APJ東京国際・ASV(AAR)高松・TWB那覇・JNA(KAL)那覇 長期欠航
※2020年03月03日:JNA新千歳 長期欠航
※2020年03月05日:ESR宮崎 長期欠航
※2020年03月06日:AAR(ANA)東京国際・ESR鹿児島 長期欠航
※2020年03月07日:ESR那覇 長期欠航
※2020年03月08日:KAL(JAL)青森・KAL(JAL)東京国際・KAL(JAL・CSA)新潟・KAL(JAL)小松・KAL(JAL・CSA)岡山・JNA(KAL)北九州・AAR(ANA)那覇・KAL(JAL)那覇 長期欠航
※2020年03月09日:AAR(ANA)新千歳・ESR新千歳・KAL(JAL・CSA・DAL)新千歳・JJA新千歳・AAR(ANA)仙台・AAR(ANA・ALK)成田国際・JNA成田国際・ESR成田国際・TWB成田国際・AAR(ANA・ETD・THY)中部国際・JJA中部国際・TWB中部国際・KAL(JAL・AFR・AZA・DAL・KLM)中部国際・APJ関西国際・AAR関西国際・ESR関西国際・JNA関西国際・TWB関西国際・AAR(ANA・ACA・THY)福岡・JJA福岡・JNA福岡・TWB福岡・KAL(JAL・CSA・DAL・KLM)福岡・JJA那覇 長期欠航
※2020年03月10日:JJA松山 長期欠航
※2020年03月11日:JJA静岡・KAL(JAL・DAL)関西国際・AAR(ANA)宮崎 長期欠航
※2020年05月01日:AAR成田国際 再開
※2020年05月17日:JJA成田国際 長期欠航
※2020年06月05日:JNA成田国際・JNA関西国際 再開
※2020年07月01日:AAR関西国際 再開
※2020年09月01日:KAL中部国際 再開(到着便のみ)
※2020年09月30日:KAL関西国際 再開
※2020年10月01日:KAL中部国際 長期欠航(再欠航)
※2020年10月14日:AAR福岡 再開(到着便のみ)
※2020年10月16日:TZP成田国際 就航
※2020年11月05日:TWB関西国際 再開
※2020年11月06日:TWB成田国際 再開
※2020年11月21日:JJA成田国際 再開
※2020年11月23日:AAR福岡 出発便再開
※2020年12月01日:JNA福岡 再開
※2020年12月03日:KAL福岡 再開
※2020年12月05日:TWB福岡 再開
※2020年12月14日:AAR中部国際 再開
※2021年01月19日:AAR福岡 長期欠航
※2021年01月27日:JNA成田国際 長期欠航
※2021年02月01日:KAL福岡 長期欠航
※2021年05月28日:TWB関西国際 長期欠航
※2021年06月01日?:JNA関西国際 長期欠航
※2021年06月05日:TWB成田国際 長期欠航
※2021年06月06日:TWB福岡 長期欠航
※2021年07月01日:AAR中部国際 長期欠航
※2021年09月13日:JJA関西国際 長期欠航
※2021年09月26日:JJA成田国際 長期欠航
※2021年11月05日:AAR福岡 再開
※2021年12月05日:ETH成田国際 長期欠航
※2022年02月01日?:JNA関西国際 再開
※2022年03月01日?:JJA関西国際 再開
※2022年03月27日:JNA成田国際・ETH成田国際 再開
※2022年04月01日:AAR中部国際 再開
※2022年05月04日:TWB関西国際 再開
※2022年05月05日:KAL*2福岡 再開
※2022年05月06日:TWB成田国際 再開
※2022年05月07日:JJA成田国際・TWB福岡 再開
※2022年05月19日:KAL*2福岡 到着便再開(KAL*2→KAL)
※2022年05月25日:ABL成田国際 就航
※2022年05月27日:ABL関西国際 就航
※2022年07月17日:KAL新千歳 再開
※2022年07月21日:TWB新千歳 就航
※2022年07月22日:ABL福岡 就航
※2022年08月02日:TWB那覇 再開
※2022年08月10日:JJA福岡 再開
※2022年08月16日:TWB那覇 長期欠航
※2022年08月18日:KAL新千歳 長期欠航
※2022年08月26日:KAL福岡 長期欠航
※2022年08月28日:APJ関西国際 再開
※2022年09月13日:TWB新千歳 長期欠航
※2022年09月27日:ASV成田国際 再開
※2022年10月14日:KAL福岡 再開
※2022年10月30日:JJA新千歳・APJ東京国際 再開
※2022年10月31日:ASV関西国際 再開
※2022年11月01日:ASV福岡 再開
※2022年11月03日:TWB新千歳 再開
※2022年11月22日:JJA中部国際 再開
※2022年11月23日:ASV高松 再開
※2022年12月01日:KAL新千歳・JNA新千歳・KAL那覇・JJA那覇・JNA那覇 再開
※2022年12月22日:TWB那覇 再開
※2022年12月23日:APZ成田国際 就航、AAR那覇 再開
※2023年01月04日:AAR新千歳 再開
※2023年01月05日:TWB熊本 就航
※2023年01月12日:KAL*1鹿児島 就航(4/24まで)
※2023年03月26日:JJA静岡・JJA松山 再開、KAL東京国際 再開(到着便は3/27〜)
※2023年04月28日:AAR仙台 再開
※2023年04月29日:AAR*1富山 就航(5/26まで)
※2023年05月01日:AAR東京国際 再開(到着便は5/2〜)
※2023年05月08日:JNA北九州 再開
※2023年06月22日:JJA大分 就航
※2023年06月23日:ABL新千歳 就航
※2023年07月07日:ASV新千歳 就航
※2023年07月13日:JJA広島 就航
※2023年08月01日:AAR東京国際 再開(到着便は8/2〜)
※2023年08月31日:ASV新千歳 運休
※2023年09月08日:TWB佐賀 就航
※2023年09月15日:JNA中部国際 就航
※2023年09月20日:ESR成田国際・ESR関西国際 就航
※2023年09月27日:AAR宮崎 再開
※2023年10月01日:AAR東京国際 運休(出発便は9/29・到着便は9/30最終運航)
※2023年10月25日:ASV美保 再開
※2023年10月29日:KAL岡山・ESR福岡・KAL鹿児島 再開
※2023年10月31日:KAL新潟 再開
※2023年12月28日:KAL小松 再開
※2024年01月01日:AAR東京国際 再開(到着便は1/2〜)
※2024年01月20日:KAL青森 再開、KAL大分 就航
※2024年02月22日:AJX成田国際 就航(初便は2/24〜)
※2024年04月01日:KAL大分 運休(3/30最終運航)
※2024年04月12日:KAL*1富山 就航(〜6/7まで)
※2024年04月13日:AAR*1富山 就航(〜5/28まで)
※2024年05月29日:JNA下地島 就航
※2024年05月30日:EOK成田国際 就航
※2024年07月01日:ESR新千歳 再開
※2024年07月18日:JNA高松 就航
※2024年07月19日:ESR那覇 再開
※2024年08月13日:AAR旭川 就航
※2024年09月03日:AAR旭川 運休(8/31最終運航)
※2024年09月14日:JJA鹿児島 就航

■空港所在地
空港所在地はクリック(Googleマップ)
■인천국제공항(韓国 仁川国際空港)についてもっと詳しく調べたい方のリンク集
인천국제공항(韓国 仁川国際空港)の公式サイト(日本語版あり)
※「情報交通ホットライン」は日本をはじめとする空港を紹介する私設サイトです。
※인천국제공항(韓国 仁川国際空港)の公式サイトではありません。

開設月日 2018.05.05
初調査日 2018.03.20
前調査日 2018.03.20
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2024年08月01日

(泰)สุวรรณภูมิ_空港概要

情報交通ホットライン/日本空港情報館/海外空港特別編 スワンナプーム国際空港(タイ王国)
日本空港情報館 海外空港特別編
ท่าอากาศยานสุวรรณภูมิ
(タイ王国 スワンナプーム国際空港)

BKK000.jpg
ท่าอากาศยานสุวรรณภูมิ(タイ王国 スワンナプーム国際空港)

■空港の概要
タイ王国の首都バンコク(タイ語略称:クルンテープ)東部にある都心型空港です。バンコクの王宮から30キロ程東方に位置しています。
2006年、バンコクの新しい玄関空港として完成しました。王国らしくプミポン国王が「黄金の土地」という意味で命名した巨大空港です。
旅客が利用する定期便が就航するターミナルは、空港中央の大きなターミナル一つです。
2024年8月1日現在、日本からの直行便は、日本航空、ANA、ZIPAIR、Peach Aviation、AirJapan、タイ国際航空(Thai International Airways)、タイ・エアアジアX(Thai AirAsia X)、タイ・ベトジェットエア(Thai Vietjet Air)により6路線が就航しています。


■飛行場種別:(海外空港)
■滑走路延長:4,000m/3,700m
■空港コード:BKK/VTBS

■施設の見どころ:◎◎◎◎◎ 大規模。大空間のターミナルは見所多数です。展示物もタイの雰囲気充分。管制塔は世界一の高さです。
■見学者への対応:◎◎◎◎= 案内所 有(日本語サービス有)/ターミナルパンフ 有(タイ語・英語)/送迎デッキ 無料(室内)/モニュメント 有
■売店の充実度:◎◎◎◎◎ 保安検査前、検査後の両エリアとも店舗が充実しています。
■アクセスの状況:◎◎◎◎= 鉄道 直結/バス 有(バス発着は専用ターミナルが別に有)
※就航路線は2024年8月1日、そのほかの情報は特記以外2017年6月現在のものです。

■撮影環境:入国審査場・出発保安検査場周辺は撮影禁止のサインあり。それ以外の空港内・ターミナル周辺は基本的に撮影可能でした。
広い空港ですが、旅客が立ち入りできるエリアとエプロンが直接面している窓ガラスが少なく、ターミナル内からの飛行機撮影はしづらい印象です。
空港内には警察官が多数配置されているので、不用意な撮影をしないように注意が必要です。
■日本からのアクセス:新千歳、成田国際、東京国際、中部国際、関西国際、福岡から直行便が就航。日本からは直行便でのアクセスが主流です。
■路線活用のヒント:国際線としてアジア路線が多数運航されています。タイ国内線も充実。乗り継ぎ利用は便利です。
■乗り継ぎ方法:
・日本線からタイ国内線への乗継:タイは最初の到着空港で入国審査、最終目的地で税関審査が行われます。
このため、スワンナプーム空港着→発の乗り継ぎでスルーチェックイン(最終地まで手荷物受託)済の場合は、この空港で一度手荷物を受け取る必要はありません。2階の到着コンコース東側のエリア(コンコースA、B、Cの三つのピアの結節点付近)にある乗り継ぎ専用通路で入国審査と保安検査のみを通過することになります。保安検査後は国内線エリア(コンコースAまたはB)なので、そのまま搭乗口へと進みます。
スルーチェックインしていない場合やドンムアン国際空港発便へ乗り継ぐ場合は、一旦到着ロビーに出るため、入国審査、手荷物受取、税関検査が必要です。スワンナブーム空港発便へは、1階到着ロビーから3階チェックインロビーへ上がり、チェックイン・手荷物再受託→A側の国内線出発保安検査→搭乗口となります。ドンムアン国際空港へは、1階到着ロビー外のバス乗り場から専用の連絡バスへの搭乗となります。
・タイ国内線から日本線への乗継:出国手続きは、各出発地空港で実施されます。
出発地空港で日本の到着空港までのスルーチェックイン済の場合、スワンナプーム国際空港で受託手荷物を受け取る必要はありません。2階の到着コンコース東側のエリア(コンコースA、B、Cの三つのピアの結節点付近)にある乗り継ぎ専用通路で保安検査のみを通過することになります。
スルーチェックインができていない場合は、一旦手荷物受取場で手荷物受け取り後、1階到着ロビーから3階チェックインロビーへ上がり、チェックイン・手荷物再受託→中央寄りの国際線保安検査→出国審査→搭乗口となります。
※国籍や乗り継ぐ航空会社により経路が異なる場合があります。航空会社によっては、到着便降機直後に乗り継ぎ客をまとめて誘導するサービスを提供しているので、航空会社に確認することをお勧めします。
※公式サイトで乗り継ぎ方法の解説有り(日本語も有)。

BKK001.jpg旅客ターミナルの特徴
(写真は2017年6月撮影)
ターミナル地区の中央に位置するキの字型をしたターミナルです。開業と同時に使用開始となりました。
旅客が利用するのは地下2階〜地上7階部分です。地下1階が鉄道連絡階、1階がタクシー乗り場、2階が到着エリア、3階が飲食店エリア、4階が出発エリア、5階が出発保安検査場、6階が航空会社窓口エリア、7階が展望デッキです。
駐機方式はフィンガー(ピア)方式、動線方式は多層方式です。各ピア部分はコンコースと呼ばれており、東側にA、B、C、西側にE、F、GのコンコースがそれぞれT字に延びています(T字を繋ぐ中央部分がDで全体でキの字型)。
館内のサインは、黒地に黄文字・白文字・青文字(タイ語と英語・中国語)が主流です。

■出発・到着施設
BKK002-4.jpg4階 ターミナル前面(出発階)
(写真は2017年6月撮影)
前面道路は4階レベルと2階レベル、1階レベルに接続しており、出発は4階になります。東側から西側への一方通行です。出入口は1-10まであります。
BKK003.jpg4階 チェックインロビー
(写真は2017年6月撮影)
ランド側は全域がチェックインロビーになっています。天井が高く、天窓と大きな梁が目立つ明るいロビーです。前面道路とロビーの間に下階からの吹き抜け空間があり、施設配置は関西国際の第1ターミナルに近い印象です。
エプロン寄りは、5階、6階、7階レベルにも施設(国際線出発保安検査場、展望デッキ、航空会社オフィス等)があります。
BKK004T.jpg4階 チケットカウンタ
(写真は2017年6月撮影)
チェックインロビーの奥側に航空会社のチケットカウンタがあります。エスカレータで上がった6階レベルにも複数の航空会社のチケットカウンタがあります。
写真はタイ国際航空(THA)のチケットカウンタです。
BKK05F.jpg6階 航空会社窓口エリア
(写真は2017年6月撮影)
4階チェックインロビー奥側中央付近のエスカレータで上がった先、6階に航空会社用のサービスカウンタがまとまったエリアがあります。日系キャリアは日本航空がカウンタを設けています。
BKK004.jpg4階 チェックインカウンタ
(写真は2017年6月撮影)
ランド側から見て左側(東側)からA-Wのアイランド式カウンタが並んでいます。
A、Bはフラッグキャリアのタイ国際航空(THA)の上級会員向けに特別な装飾のカウンタになっています。
共用カウンタで、国内線、国際線で分かれておらず、タイ王国国内線各社はA寄り(東側)のカウンタ、日系キャリアは中央付近のカウンタを使用することが多いようです。

※2024年02月09日:AJX 就航
BKK005D.jpg4階 国内線保安検査場
(写真は2017年6月撮影)
国内線の保安検査場入口は、4階Bカウンタの奥付近にあります。
すぐ隣にTHA上級会員・上級クラス専用の国際線保安検査場があります。
BKK005I.jpg5階 国際線保安検査場
(写真は2017年6月撮影)
チェックインカウンタ奥に国際線出国保安検査場入口があります。
ランド側から見て、中央の2番と右側(西側)の3番の2箇所に分散配置されています。優先レーンはチェックインロビーと同じ4階レベルで、一般レーンはエスカレータで上った5階レベルです。このほか、左端(東側)の国内線出発保安検査場脇にTHAの上級会員・上級クラス専用の国際線保安検査場があります。
一般レーンは、保安検査後、1階下に降りて出国手続となります。
BKK006-1.jpg
▲4階 コンコース通路部(写真はEFG分岐部付近)
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▲3階 コンコース通路部(写真はEFG分岐部付近)
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▲3階 コンコース先端(写真はE)
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▲3階 国内線・国際線共用コンコース(写真はA)
4階・3階 国際線出国エリア コンコース
(写真は2017年6月撮影)
エプロン側は全域に渡り出国エリアになります。かなり広い範囲に渡っています。
ピア(呼び名はコンコース)が、東西に分かれており、出国審査後の左方向(東側)がA、B、C、右方向(西側)がE、F、G、中央部がD。東西それぞれでT字型にコンコースが延び、その間をDエリアが結ぶ施設配置です。Dエリアは4階と3階の二層構造で、各コンコース先端側の通路部分は3階レベル。さらに各搭乗待合室は、通路から分離されており、各搭乗口ごとにさらに下の階に降りる構造となっています。
AとBは、国内線との共通運用となっており、手前で区切れるよう扉があります。日本線の出発が多い深夜時間帯は国際線用として開放されています。

丸いガラス屋根が全体を覆い、天井高く解放感あふれる空間となっています。

売店・免税店・サービス店はDエリア4階を中心に配置。飲食店はABC、EFGの結節点付近に多く見られます。各コンコースの先端側に店舗はありません。
ラウンジは、Dエリアを中心に点在。日系キャリアは日本航空(JAL)がEFGの付け根付近にサクララウンジを設置しています(ANAは航空会社向けの共用ラウンジ等を利用、Peach Aviationはラウンジ未提供)。

中央から、コンコースの先端部までは1キロ弱もありますが、動く歩道はないので、早めに向かうことをお勧めします。

※コンコースについては、ターミナルの拡張として、中央から南側に延びる新しいサテライトコンコースを設置する計画が進んでいます。
BKK007.jpg2階 国際線搭乗口
(写真は2017年6月撮影)
各搭乗口の待合スペースは、コンコース通路と搭乗口ごとに分離されています。
コンコース通路からスロープで1階降りるタイプです。各搭乗口部分は、待合スペース手前に搭乗券をチェックするカウンタがあるため、対象便以外の旅客は立ち入りできません。
BKK006T.jpg3階 乗り継ぎカウンタ
(写真は2017年6月撮影)
コンコースABCの分岐部付近とEFGの分岐部付近に乗り継ぎカウンタが設けられています。
ABC側にEASTの1か所、EFG側にWEST1とWEST2の2か所あります。
BKK008.jpg2階 到着コンコース・手荷物受取場
(写真は2017年6月撮影)
国内線、国際線ともに、到着客は上下動なく、2階レベルの平面移動で完結します。
国際線の入国審査場・手荷物受取場・税関は中央から西側(EFG)寄り、国内線はコンコースA・B使用で手荷物受取場は東側(ABC)寄りにあります。
手荷物受取場は、国内線は1-5、国際線は6-23を使用しています。
乗継ポイントは、国際線間はコンコースABC接続部とコンコースEFG接続部の2か所、タイ王国国内線と国際線間はABC接続部の1か所にあります。
BKK009D.jpg2階 国内線到着口
(写真は2017年6月撮影)
国内線到着エリアは、ランド側から見て左側(東側)にまとまっています。国内線は東側の到着口Aを使用しています。
到着案内は巨大なデジタルサイネージです。
BKK009I.jpg2階 国際線到着口
(写真は2017年6月撮影)
国際線到着エリアは、ランド側から見て右側(西側)と中央にまとまっています。国際線は中央の到着口Bと西側の到着口Cを使用しています。
到着案内は巨大なデジタルサイネージです。
BKK010.jpg2階 到着ロビー
(写真は2017年6月撮影)
2階はほぼ全域が到着ロビーとなっています。4階レベルまでの吹抜となっています。サービス店や観光案内系の窓口が多くあるのが特徴です。
国際線到着口前周辺は、到着客のみしか入れないように柵で区画されています。送迎客は中央付近の一部出入口・エリアの通行が禁止されていますので、要注意です(到着客も一度柵の外に出てしまうと戻れません)。3階や1階からのエスカレータ・エレベータも使用が制限されており、上下階から到着ロビーへは東側でのみしかできません。西側は制限されたエリアが広く、待ち合わせスペースは東側の3番出口付近に指定されています。10番の西端側は制限柵の外側部分がありますが、前面道路からのアクセスはできません。
BKK002-2.jpg2階 ターミナル前面(到着階)
(写真は2017年6月撮影)
到着は2階レベルにあり、前面道路が接続しています。4階同様に東側から西側への一方通行です。出入口は北側から1-10があります。4-10は外から入ることはできません。
3番出口外にドンムアン国際空港行無料バス乗り場があります。

■各種施設
BKK03F.jpg3階 店舗エリア
(写真は2017年6月撮影)
3階一般エリアは、2階からの吹き抜けがあるため、細長い領域となっています。売店や飲食店が集中している階層になっています。
ランド側から見て左側(東)寄りにメディカルセンター、中央やや右側(西)寄りにムスリム礼拝室があります。
BKK01F.jpg1階 タクシー待合エリア
(写真は2017年6月撮影)
1階はタクシーと一部のシャトルバスの待合エリアとなっています。
東西で大きく2つのエリアに分かれており、ランド側から見て左端(東)側にメディカルセンター、右端(西)側にフードコートMagic Food Pointがあります。
BKK002-1.jpg1階 ターミナル前面
(写真は2017年6月撮影)
広い歩道の前面が接続しています。出入口は東側区画に3、4、西側区画に7、8とそれぞれ2か所ずつ、合計4か所あります。中央に近い4番・7番出口前にタクシー乗り場が配置されています。
BKKB1F.jpgB1階 鉄道アクセスエリア
(写真は2017年6月撮影)
地下1階は鉄道(エアポートリンク)ののりばへのアクセスエリアとなっています。売店と飲食店が複数出店しています。鉄道駅側も合わせて両替所が最も多数あるエリアになっています。
BKK014.jpg7階 展望デッキ
(写真は2017年6月撮影)
展望デッキは屋内タイプのものが7階レベルにあります。4階チェックインロビー奥のエスカレータを上った6階の航空会社窓口エリアからスロープでさらに上った先にあります。
椅子もないただ広い空間。冷房の効きも悪く、とにかく暑いです。姉妹空港のパネルが設置されています。
BKK015.jpg7階 展望デッキからの眺め
(写真は2017年6月撮影)
屋根がすぐ上まで迫ってきており、梁が邪魔で眺めはよくありません。加えて二重ガラス越しの撮影になるため、反射を制御するのが難しいです。コンコースCとEがかろうじて見える程度です。
BKK011a.jpg売店・サービス店
(写真は2017年6月撮影)
ターミナル内は、保安検査の前エリア、後エリアともに多くの店舗があります。
地下1階と3階にコンビニエンスストアなどの売店、2階に携帯電話など、地下1階に両替所などのサービス店舗が多く出店しています。
写真は3階中央部の売店区画の様子。日本生まれの店舗もいくつか見られます。
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▲総合免税店舗(写真はコンコースE)
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▲ブランド店舗(写真はコンコースD)
免税店
(写真は2017年6月撮影)
保安検査後エリアには多数の免税店が出店しています。
出国審査場を出てすぐのコンコースD中央付近にはブランド店舗が集まっており、総合免税店舗や雑貨店舗などはDエリアの両端近くにあります。
総合免税店舗については、コンコースABC側とEFG側でほぼ同じような店舗展開となっており、ほぼ同じ商品を扱っています。このため、特定のブランド店を除けば、ABC(EFG)側利用者が反対側のEFG(ABC)側に買い物に行く必要はないと思われます。
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▲1階フードコートMagic Food Point
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▲3階検査後エリア店舗(写真はコンコースB)
飲食店
(写真は2017年6月撮影)
ターミナル内は、保安検査の前エリア、後エリアともに多くの店舗があります。日本食の店も多いのが特徴です。
保安検査前エリアは3階に多くの店舗があり、1階南端にフードコートMagic Food Pointがあります。
保安検査後エリアは中央部(コンコースD)周辺にも数店舗出店がありますが、コンコースBの手前とコンコースFの手前に集中的に出店しています。コンコースABC分岐部、EFG分岐部より先には自動販売機もほとんどないので、機内用に飲食物を購入する際は注意が必要です。
BKK016.jpg展示物など
(写真は2017年6月撮影)
目を引くのは、4階チェックインロビーに多数並んでいるヤック像でしょうか。館内には、仏教関係の展示物が多数見られ、近代的な建物の中にもタイらしさを感じられる建物になっています。
写真は出国待合室エリア中央にある神話乳海攪拌の展示です。ヒンドゥー教に通じる神話の展示です。
BKK017.jpgVAT手続窓口
(写真は2017年6月撮影)
海外からの旅行者は、一定額以上の買い物し、特定の条件を満たす場合、付加価値税(VAT)払い戻しを受けることが可能です。
4階西端にVAT手続窓口があり、一部のチェックインカウンタ周辺に自動手続機も設置されています。店舗で発行した手続き書類と商品を持って、この窓口・自動機で証明を受け、その証明書を出国審査後エリアコンコースDの東西にあるいずれかのサービスポイントで示すと払い戻しができます。
出国審査後エリアのサービスポイントでは、現品の提示は必要ないので、4階西端のVAT手続窓口で手続き後に受託手荷物として預けることが可能です。
BKK030.jpg日本とのつながり
(写真は2017年6月撮影)
スワンナプーム国際空港は、日本の国際協力機構(JICA)の資金援助で建設されており、日本と大きなつながりがある空港になっています。到着コンコースには記念パネルが掲げられています。
旅客ターミナルビルは、日本の竹中工務店と大林組、イタリアンタイデベロップメントの共同企業体により建設されています。

■アクセス施設
BKK022.jpg地上アクセス施設(エアポートレールリンク)
(写真は2017年6月撮影)
地下1階部分に、エアポートレールリンク スワンナプーム国際空港駅があります(ホームは地下2階)。
バンコク中心部のパヤータイ駅と空港を結ぶ路線で、パヤータイ駅まで7駅30分弱でアクセスできます。
途中駅で地下鉄に乗り換えができるマッカサン駅にバンコクシティエアターミナル(BCAT)が併設されていますが、利用されていません。
BKK024.jpg地上アクセス施設(タクシーのりば)
(写真は2017年6月撮影)
スワンナプーム国際空港からのアクセスは、タクシーも安価なため利用しやすいのが特徴です。
タクシーのりばは、1階4番出口前と7番出口前に専用スペースがあります。
専用スペースでは、利用するためのタクシーチケットが発行され、それを元に配車されます。利用の際には、メーター分の運賃のほかに空港乗入料50バーツがかかります。
BKK023.jpg地上アクセス施設(バスのりば)
(写真は2017年6月撮影)
地方都市などへ直接向かいたい場合はバスが便利です。
路線バス・長距離バスは離れたところにあるPublic Transport Centerで発着しており、旅客ターミナルからは2階6番出口前にあるバス停から空港内循環バスで向かう必要があります。路線バスで旅客ターミナルから発着しているのは、1階7番出口前からバンコク中心部のカオサン方面(S1系統)のみです。
このほか、チャーン島(KOH CHANG)行、パタヤ(PATTAYA)行・フアヒン(HUA HIN)行のチャーターバスが運行されており、1階8番出口付近に専用カウンタが設けられています。

■2階3番出口前:ドンムアン国際空港行 無料バス(SHUTTLE BUS)
■2階6番出口前:空港内循環バス(SHUTTLE BUS)Ordinary Route・Express Route
■1階7番出口前:S1系統サナームルアン(Sanamluang)行
■1階8番出口前:KOH CHANG行、PATTAYA行・HUA HIN行
BKK021.jpg地上アクセス施設(駐車場)
(写真は2017年6月撮影)
ターミナル前に立体駐車場のP2、P3、平面駐車場のP1、P4があります。
このほか、旅客ターミナルから離れたPublic Transport Center付近に長期駐車場(Long-term Car Park)があります。

■周辺施設
BKK020.jpg空港博物館(スワンナプーム・エアポート・ミュージアム)
(写真は2017年6月撮影)
P3駐車場屋上に2016年11月に空港博物館 スワンナプーム・エアポート・ミュージアムがオープンしました。
平日9時-12時と13時-16時のみの開館です。
BKK019.jpg庭園
(写真は2017年6月撮影)
ターミナルビルの両端外部にはそれぞれ広い庭園があります。
屋根が少し外側に飛び出ていますが、この部分は容易にロビーの拡張ができる範囲となっているそうです。
BKK018.jpg直結ホテル
(写真は2017年6月撮影)
Novotel Bangkok Suvarnabhumi Airport
空港直結ホテルとして、ターミナル地区の中央にNovotel Bangkok Suvarnabhumi Airportがあります。旅客ターミナルからは地下1階からエアポートレールリンクのスワンナプーム空港駅コンコースを通って行けます。
Louis' Tavern Transit hotel Dayrooms Suvarnabhumi Airport
乗り継ぎ旅客向けのトランジットホテルとして、保安検査後エリア4階コンコースGにLouis' Tavern Transit hotel Dayrooms Suvarnabhumi Airport(Miracle Transit Hotel)があります。搭乗待合室エリアにありますが、サウナやバーも併設されています。
BOXTEL
エアポートレールリンクのスワンナプーム空港駅コンコース地下1階に簡易型個室宿泊施設としてBOXTELがあります。スリーピングボックスと呼ばれる個室を提供するカプセルホテルのような存在です。

■日本からの就航路線(国際線)
就航先運航会社
( )内は共同運航による運航会社
新千歳THA・TAX
(経由便)仙台(仙台国際)*i11TVJ*i11
成田国際(成田)JAL・TZP・ANA・AJX・THA・TAX
東京国際(羽田)JAL(AAL・BKP)・ANA(ACA・ETH・THA・UAL)・THA
中部国際(セントレア)THA・TAX
関西国際(関空)JAL・APJ・THA・TAX
(経由便)関西国際(関空)*i11TVJ*i11
福岡TVJ・THA
*i1:出発便のみの運航
*i2:到着便のみの運航
*i3:定期チャーター便
*i11:台北桃園経由便

就航路線変遷(2017年06月20日以降)
※2017年10月29日:THA(JAL・ANA)関西国際・THA(JAL)福岡 JAL共同運航解消
※2019年10月29日:THA仙台 就航
※2020年03月01日:APJ那覇 長期欠航
※2020年03月03日:THA仙台 長期欠航
※2020年03月08日:JAL(ALK・BKP)中部国際 長期欠航
※2020年03月12日:THA(ANA)新千歳 長期欠航
※2020年03月19日:THA福岡 長期欠航
※2020年03月24日:JAL(ALK・BKP)関西国際 長期欠航
※2020年03月25日:THA(ANA・ACA)成田国際・THA(ANA)東京国際 長期欠航
※2020年03月26日:THA(ANA)関西国際 長期欠航
※2020年03月29日:JAL(AAL・BKP)成田国際・THA(ANA)中部国際 長期欠航、JAL(ALK・BKP)中部国際 運休
※2020年04月02日:ANA(ACA・DLH・JAI・THA・UAL)成田国際 長期欠航
※2020年07月04日:JAL成田国際 再開(出発便のみ)
※2020年09月01日:JAL関西国際 再開(出発便のみ)
※2020年09月10日:THA成田国際 再開(到着便のみ)
※2020年10月28日:TZP成田国際 再開(出発便のみ)
※2020年11月01日:THA関西国際 再開(到着便のみ)
※2020年11月03日:ANA成田国際 再開(出発便のみ)
※2021年01月10日:THA*i2関西国際 出発便再開
※2021年03月30日:THA東京国際 再開(到着便は3/31〜)
※2021年07月01日:THA中部国際 再開
※2021年09月02日:THA東京国際 長期欠航
※2022年07月01日:JAL*i1関西国際 到着便再開
※2022年07月02日:THA東京国際 再開
※2022年07月04日:TAX成田国際 就航
※2022年07月16日:TVJ福岡 就航
※2022年10月02日:TAX関西国際 就航
※2022年10月30日:THA福岡 再開
※2022年12月01日:TAX新千歳 就航
※2022年12月02日:THA新千歳 再開
※2022年12月27日:APJ関西国際 就航
※2023年03月16日:TVJ*i3那覇 就航
※2023年03月27日:TAX新千歳 運休(3/25最終運航)
※2023年04月30日:THA新千歳 運休(出発便は4/29・到着便は4/30最終運航)
※2023年05月08日:TVJ*i3那覇 運休
※2023年08月02日:THA新千歳 就航(到着便は8/3〜)
※2023年09月27日:TVJ*i11関西国際 就航
※2023年10月29日:TAX新千歳 就航
※2024年01月31日:TVJ*i11仙台 就航
※2024年02月09日:AJX成田国際 就航
※2024年04月28日:TAX新千歳 運休
※2024年07月04日:TAX新千歳 就航
※2024年08月01日:TAX中部国際 就航

■空港所在地
空港所在地はクリック(Googleマップ)
■ท่าอากาศยานสุวรรณภูมิ(タイ王国 スワンナプーム国際空港)についてもっと詳しく調べたい方のリンク集
ท่าอากาศยานสุวรรณภูมิ(タイ王国 スワンナプーム国際空港)の公式サイト(日本語版あり)
※「情報交通ホットライン」は日本をはじめとする空港を紹介する私設サイトです。
※ท่าอากาศยานสุวรรณภูมิ(タイ王国 スワンナプーム国際空港)の公式サイトではありません。

開設月日 2017.07.23
初調査日 2017.06.21
前調査日 2017.06.24
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2024年06月16日

(泰)ดอนเมือง_空港概要

情報交通ホットライン/日本空港情報館/海外空港特別編 ドンムアン国際空港(タイ王国)
日本空港情報館 海外空港特別編
ท่าอากาศยานดอนเมือง
(タイ王国 ドンムアン国際空港)

DMK000.jpg
ท่าอากาศยานดอนเมือง(タイ王国 ドンムアン国際空港)

■空港の概要
タイ王国の首都バンコク(タイ語略称:クルンテープ)北部にある都心型空港です。バンコク中心部にある王宮から20キロ程北東方に位置しています。
1914年に開港したバンコクの玄関空港です。2007年3月にドンムアン国際空港に名称変更しました。2006年、新しい国際空港(スワンナプーム国際空港)完成に伴い多くの便が移転しましたが、その後、格安航空会社(LCC)を中心に就航が続いています。2011年に大規模洪水の被害を受けて一時閉鎖されたものの、2016年にはLCC旅客数世界一の空港になるまで拡大しました。
滑走路は二本が南北方向に延びており、旅客ターミナル地区や貨物地区は西側一帯に細長く整備されています。
旅客が利用する定期便が就航するターミナルは、中央北側からターミナル1(TERMINAL1/T1)、ターミナル2(TERMINAL2/T2)の2つが並んでいます。また、南側の貨物地区にプライベートジェットターミナルがあります。
2024年6月16日現在、日本からの直行便は、タイ・エアアジア(Thai AirAsia)、タイ ライオンエアー(Thai Lion Air)により3路線が就航しています。
※2024年6月16日現在、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミックの影響で日本路線に大幅な欠航が生じています。
※2024年6月16日現在、COVID-19パンデミックの影響で日本路線が全便欠航中の航空会社:タイ・エアアジアX(Thai AirAsia X)、スクート・タイガーエア(Scoot Tigerair)、ノックエアー(Nok Air)


■飛行場種別:(海外空港)
■滑走路延長:3,700m/3,500m
■空港コード:DMK/VTBD

■施設の見どころ:◎◎◎== 大規模/何度も改修を重ねてきたターミナルで、T1は古い印象が残り、T2は新しく見えます。
■見学者への対応:◎◎◎== 案内所 有/ターミナルパンフ 無/送迎デッキ 有(室内)/モニュメント 有
■売店の充実度:◎◎◎◎= 保安検査前、検査後の両エリアとも店舗が充実しています。飲食店も多いです。
■アクセスの状況:◎◎◎◎= 鉄道 有(タイ国有鉄道 北本線 ドンムアン駅・SRT ダークレッドライン ドンムアン駅)/バス 有(路線バス、アクセスバスとも複数路線有)

※就航路線は2024年6月16日、そのほかの情報は特記以外2017年6月現在のものです。

■撮影環境:一般エリアのみの利用でしたが、空港内・ターミナル周辺は基本的に撮影可能でした。滑走路と東側の隣接道路の間には建物が密集しているため、ターミナル外周辺からの飛行機撮影はしづらいです。空港内には警察官が多数配置されているので、不用意な撮影には注意が必要です。
■日本からのアクセス:(2024年6月16日現在、COVID-19パンデミックの影響で大規模欠航中)新千歳、成田国際、中部国際、関西国際、広島、福岡から直行便が就航。日本からはLCCによる直行便でのアクセスが主流です。クアラルンプールなどを経由しての利用も見られます。日本線は、全てT1発着となります。
■路線活用のヒント:国際線としてアジア路線が多数運航。国内線はスワンナブーム空港発着では運航していない路線もあり、タイ王国各地へ乗り継ぎで利用するのが便利です。LCCの利用が多いため、リーズナブルに旅行したい場合はオススメ。
■乗り継ぎ方法:
・日本線からタイ王国国内線への乗継:タイ王国は最初の到着空港で入国審査、最終目的地で税関審査が行われます。最終目的地までスルーチェックイン済みの場合、手荷物を受け取らずに、専用の乗り継ぎホールを通過して次便の国内線へ乗り継げます(エアアジアグループのFly-Thruサービス等)。
スルーチェックインしていない場合やスワンナプーム国際空港発便へ乗り継ぐの場合は、入国審査・手荷物受取・税関審査が必要。到着口を出た後、ドンムアン国際空港発便へはT1からT2への移動が必要です。到着出口を出てから、左方向で徒歩5分程かかります。スワンナプーム国際空港発便への乗り継ぎは、無料バスがあります。
・タイ王国国内線から日本線への乗継:タイ王国は出発地空港で出国手続きが可能です。出発地空港で日本の到着空港までのスルーチェックインができれば、ドンムアン国際空港で受託手荷物を受け取る必要はありません。専用の乗り継ぎホールを通過して次便の国内線へ乗り継げます(エアアジアグループのFly-Thruサービス等)。出発地空港で出国手続きをしていない場合は、手荷物受取、T2からT1への移動、国際線チェックイン、出国手続きが必要です。
※国籍や乗り継ぐ航空会社により経路が異なる場合があります。航空会社によっては、到着便降機直後に乗り継ぎ客をまとめて誘導するサービスを提供しているので、航空会社に確認することをお勧めします。

■ターミナル1(TERMINAL1/T1)
DMKT1001.jpg旅客ターミナルの特徴
(写真は2017年6月撮影)
ターミナル地区の中央北側に位置するターミナルです。南北に広がるターミナルで、ランド側が西側、エプロン側が東側になります。
旅客が利用するのは地下1階-地上4階です。駐機方式はフィンガー(ピア)方式とフロンタル方式の複合方式、動線方式は多層方式です。
地下1階にP1駐車場、1階に到着ロビー、3階に出発ロビー、4階に一部飲食店と展望デッキがあります。2階の大部分は旅客は立ち入りできません。4階もランド側は航空会社事務所エリアで旅客は入れません。
スワンナプーム国際空港移転してからチャーター便用となっていましたが、2011年8月に国内線が移転。2012年10月には国際線定期便の使用が再開され、国際線、国内線共用となっていました。2015年12月に国内線がT2に移転した後、現在は国際線のみが発着しています。
館内のサインは、黒地に白文字・黄文字・青文字(タイ語、英語、中国語併記)が主流です。
DMKT1002-3.jpg3階 ターミナル前面
(写真は2017年6月撮影)
前面道路は3階レベルと1階レベルに接続しており、出発は3階になります。前面道路は北から南への一方通行で、出入口は北側から1-8があります。
DMKT1003.jpg3階 国際線チェックインロビー
(写真は2017年6月撮影)
ランド側は全域がチェックインロビーになっています。
天井が高いロビーですが、4階レベルが周囲をぐるりと囲っており、全体的に暗めです。
DMKT1004.jpg3階 国際線チェックインカウンタ
(写真は2017年6月撮影)
ランド側から見て左側から1-8のアイランド式カウンタがあります。
DMKT1005.jpg3階 国際線出国口・搭乗待合室
(写真は2017年6月撮影)
チェックインカウンタ奥に出国口があります。優先レーン併設。
案内は巨大なデジタルサイネージですが、入口と少しずれて設置されています。
搭乗改札は1-6、12、14、15、21-26があります。搭乗橋があるのが、北側のフロンタル式で12、14、15、中央付近のピアに21-26があります。
DMKT1008.jpg1階 国際線到着口・手荷物受取場
(写真は2017年6月撮影)
手荷物受取場、到着口は1階中央にあります。
到着案内は巨大なデジタルサイネージです。
DMKT1009.jpg1階 国際線到着ロビー
(写真は2017年6月撮影)
1階はほぼ全域が到着ロビーとなっています。2階レベルまでの吹抜となっており、2階は両端に少し上がれるのみです。
到着口前周辺は、到着客のみしか入れないように柵で区画されています。送迎客は中央付近の一部出入口・エリアの通行が禁止されていますので、要注意です(到着客も一度柵の外に出てしまうと戻れません)。
DMKT1002-1.jpg1階 ターミナル前面
(写真は2017年6月撮影)
到着は1階レベルにあり、前面道路が接続しています。3階同様に北側から南側への一方通行です。出入口は北側から1-8があります。中央付近にバス乗り場、T2寄りの8番出口前にタクシー乗り場が配置されています。
DMK014.jpg展望デッキ
(写真は2017年6月撮影)
展望デッキは屋内タイプのものがT1の4階にあります。ターミナルの南側、北側の2か所に分かれています。
広い空間に椅子だけが置かれています。
2つのデッキの間には飲食店街跡地があり、閉鎖されています。
DMK015.jpg展望デッキからの眺め
(写真は2017年6月撮影)
左側に20番台、右側に30番台のピアが見え、正面は22、24、26、31、33、35のエプロンがあります。
滑走路は21R/03L、その奥にゴルフ場の緑が見えます。21L/03R滑走路がその奥にあり、同時発着も眺めることができます。建物の端ではないので、見える範囲は狭いです。
ターミナルは滑走路の西側に位置しており、午後が順光条件です。高頻度で飛行機が離着陸しており、撮影チャンスは多いですが、ガラス越しの撮影になるため、反射を制御するのがやや難しいです。

■ターミナル2(TERMINAL2/T2)
DMKT2001.jpg旅客ターミナルの特徴
(写真は2017年6月撮影)
T1の南側に隣接するターミナルです。T1と同じく南北に広がるターミナルで、ランド側が西側、エプロン側が東側になります。南側はP2駐車場と接続しています。
両ターミナル間は、館内で繋がっており、一つの建物のようになっています。旅客が利用するのは地上1階〜4階です。駐機方式はフィンガー(ピア)方式、動線方式は多層方式です。
1階に到着ロビー、2階に通路、3階に出発ロビーがあります。4階は飲食店を中心とした店舗区域になっています。
スワンナプーム国際空港移転前は元々国際線として使われていたターミナルです。一度使用を終了して閉鎖された後、ロビーを改装、2015年12月24日に国内線用として再開されました。
館内のサインは、黒地に白文字・黄文字・青文字(タイ語、英語、中国語併記)が主流です。
DMKT2002-3.jpg3階 ターミナル前面
(写真は2017年6月撮影)
前面道路は3階レベルと1階レベルに接続しており、出発は3階になります。T1から連続した道路が北側から南側の一方通行となっています。出入口は北側から9-15(13欠番)があります。
DMKT2003.jpg3階 国内線チェックインロビー
(写真は2017年6月撮影)
ランド側は全域がチェックインロビーになっています。
4階まで吹き抜けとなっており、T1と違い照明がかなり明るくなっています。旅客も立ち入れる4階レベルが周囲をぐるりと囲んでいます。
DMKT2004.jpg3階 国内線チェックインカウンタ
(写真は2017年6月撮影)
ランド側から見て左側から9-15(13欠番)のアイランド式カウンタがあります。
このほか、奥側に各社の発券カウンタがあります。T1寄り(北側)にThai AirAsia、南側にThai Lion Air、THAI Smile(平成29年6月現在就航なし)、Kanairlines、Nok Airのカウンタが並んでいます。
DMKT2005.jpg3階 国内線出発口・搭乗待合室
(写真は2017年6月撮影)
チェックインカウンタ奥に出国口があります。優先レーン併設。かなり広い検査場で、ロビー側はガラス張りなのでぎりぎりまで送迎できます。
案内は巨大なデジタルサイネージが設置されています。
搭乗改札は30番台、40番台、50番台、70番台があります。搭乗橋があるのが、北側のピアに31-36、中央付近のピアに41-46、南側のピアに51-58があり、71-77はバスゲートとなります。
DMKT2007.jpg1階 国内線手荷物受取場
(写真は2017年6月撮影)
手荷物受取場は1階中央にあります。
DMKT2008.jpg1階 国内線到着口
(写真は2017年6月撮影)
到着口は1階中央にあります。到着案内は巨大なデジタルサイネージです。
DMKT2009.jpg1階 国内線到着ロビー
(写真は2017年6月撮影)
1階はほぼ全域が到着ロビーとなっています。2階レベルまでの吹抜となっており、2階は南北間を結ぶ通路があるのみです。
T1と異なり、到着口前周辺への立ち入り制限はありません。送迎客は、到着口より中には当然ながら入れませんが、到着ロビーはほぼ全域行き来できます。
DMKT2002-1.jpg1階 ターミナル前面
(写真は2017年6月撮影)
到着は1階レベルにあり、前面道路が接続しています。T1からの連続した車道で、北側から南側への一方通行です。出入口は北側から9-15(13欠番)あります。南側付近にバス乗り場が配置されています。

■各ターミナル共通
DMK010.jpg中央連絡通路・案内所
(写真は2017年6月撮影)
T1とT2の間は1階-4階で繋がっています。
3階連絡通路には空港インフォメーション(中央案内所)があります。
DMK011.jpg売店・サービス店
(写真は2017年6月撮影)
ターミナル内は、保安検査の前エリア、後エリアともに多くの店舗があります。
国際線搭乗待合室内には免税店も出店しています。
写真はT1の3階にあるタイ王室のロイヤルプロジェクトショップ。
DMK012.jpg飲食店
(写真は2017年6月撮影)
ターミナル内は、保安検査の前エリア、後エリアともに多くの店舗があります。
T2の4階を中心に多くの店舗が出店しており、日本食の店も多いのが特徴です。
写真はT1とT2の連絡通路部分4階にあるフードコート MAGIC GARDEN。
DMK016.jpg展示物など
(写真は2017年6月撮影)
仏教関係の展示物がいくつか見られます。
T1 3階北端付近には、1987年のターミナルオープンの記念碑があります。
写真はT1 3階国際線出発口脇にある展示。

■アクセス施設
DMK020.jpg地上アクセス施設(バスのりば)
(写真は2017年6月撮影)
後述のダークレッドラインの開業で、鉄道アクセスが格段に便利になりましたが、ドンムアン国際空港からの公共交通の代表格はバスでしょうか。
空港バスののりばは、各ターミナルの1階カーブサイドにあります。T1 6番出口前とT2 12番出口前にエアポートバス(BMTA)A1-A4、T1 7番出口前とT2 14番出口前にLimo Busののりばがあります。T1が始発でT2を経由して向かう形になるため、T1から乗車することをおススメします。
スワンナプーム国際空港との間に無料シャトルバスが運行されています。
このほか、空港前の国道に路線バスのバス停があり、多くの路線が運行されています。

空港バスは、日本でいえばリムジンバスのような存在ですが、A1-A4は路線バス仕様、Limo Busはやや小型のリムジンバス仕様となります。
A1とA2はBTSの最寄駅であるモーチット駅、MRTの最寄り駅であるチャトゥチャック公園駅にアクセス可能です(約15キロ)。駅近くまで高速道路を通るため、下道の激しい渋滞を避けてバンコク中心部へ行くのには便利です。
なお、2020年12月16日に空港ターミナル地区から滑走路を挟んだ反対側に新鉄道路線BTSスクンビット線が開業しており、路線バスの59系統を使えば、ワットプラシーマハタート駅へ行きやすくなっています。後述のドンムアン駅を除くと、同駅が空港ターミナル地区からバスで行ける最寄駅です(約9キロ)。できるだけ道路交通を利用したくない場合に使えますが、下道はとにかく渋滞が激しいので、高速道路を使うA1でモーチット駅に行くのと所要時間が変わらない可能性もあります。
※BTSスクンビット線にはタイ王国空軍博物館駅があり、同博物館への最寄駅になっています。

・BMTA:A1 チャトゥチャックバスターミナル(Chatuchak Bus Terminal)行、A2 戦勝記念塔(Victory Monument)行、A3 ルンピニー公園(Lumphini Park)行、A4 サーナム・ルアン(Sanam Luang)行
・Limo Bus:カオサン(Khao San)行、ルンピニー公園(Lumphini Park)行
DMK023-2.jpg
▲T1 1階
DMK023.jpg
▲第2駐車場1階
地上アクセス施設(タクシーのりば)
(写真は2017年6月撮影)
ドンムアン国際空港からのアクセスは、タクシーも安価なため利用しやすいのが特徴です。
タクシーのりばは、T1側は1階南端の8番出口前、T2側は南側に隣接するP2の1階部分に専用待合スペースがあります。
専用待合スペースでは、係員から利用するためのタクシーチケットが発行され、それを元に配車されます。利用の際には、メーター分の運賃のほかに空港乗入料50バーツがかかります。
DMK022.jpg地上アクセス施設(鉄道 地上駅)
(写真は2017年6月撮影)
ドンムアン国際空港の西側正面に、タイ国有鉄道(SRT)ノーザンライン・ノースイースタンライン ドンムアン駅(地上駅)があります。後述のSRTダークレッドラインの駅と同名ですが、両駅は離れています。

[SRT ノーザンライン・ノースイースタンライン ドンムアン駅]
空港とは、T1中央付近から国道を跨ぐ連絡通路で結ばれています。連絡通路へは、T1 1階6番出口付近にある専用階段・エレベータからアクセスできます。
ノーザンラインはバンコク クルンテープ(フワランポーン)とチェンマイを結ぶ路線で、アユタヤやピッサヌロークなどへもアクセスできます。日中1時間に1便程度の運行。
ノースイースタンラインはバンコク クルンテープ(フワランポーン)とノーンカーイ・ウボンラチャタニーを結ぶ路線で、アユタヤやナコーンラーチャシーマーなどへもアクセスできます。朝晩を中心に1時間に1便程度の運行。
バンコク中心部のクルンテープ(フワランポーン)駅まで22キロ程度ですが1時間弱かかります。早朝時間帯にも便があります。
日本だとバスより鉄道といった印象ですが、タイの国鉄は便数が少なく遅延も多いので、鉄道よりもバスやタクシーの選択という人が多いようです。
DMK024.jpg地上アクセス施設(鉄道 高架駅)
(写真は2017年6月撮影、建設工事時)
ドンムアン国際空港の西側正面やや南寄りに、SRT ダークレッドライン ドンムアン駅があります。前述のノーザンライン・ノースイースタンラインの駅と同名ですが、両駅は離れています。

[SRT ダークレッドライン ドンムアン駅]
空港とは、T2南端から国道を跨ぐ連絡通路で結ばれています。連絡通路へは、T2 2階南端からアクセスできます。
SRT ダークレッドラインは、2021年11月29日に開業(8月2日から同日まで無料暫定開業)した新しい路線です。バンスーとランシットを結ぶ路線です。日中20分間隔程度の運行。
路線は、地上線であるノーザンライン・ノースイースタンラインの上空に高架線で建設されています。(クルンテープ-バンスー-ドンムアン-ランシット→北部方面)2022年以降に、前述のノーザンライン・ノースイースタンラインも高架線側に切り替わる予定です。

ダークレッドラインの建設プロジェクトは、バンコク大量輸送網整備事業(レッドライン)の一環で行われています。円借款によって進められ、日本とも縁の深いものとなっています。
https://www.jica.go.jp/oda/project/TXXXIV-1/index.html(JICA公式サイトの計画紹介ページ)
DMK021.jpg地上アクセス施設(駐車場)
(写真は2017年6月撮影)
T1 地下1階にP1、T2の南側隣接地にP2があります。さらに、旧国内線ターミナルの前にも駐車場があります。
P2は駐車場棟として独立した建物となっています。1階-4階はT2と直結しています。1階部分にタクシー乗り場、2階には売店と飲食店も数店舗が出店しています。2階に旧国内線ターミナルへの連絡通路があります。
旧国内線ターミナル前の駐車場は、T2まで徒歩10分程度、さらにT1まで徒歩5分程度かかります。

■周辺施設
DMK025.jpg直結ホテル(Amari)
(写真は2017年6月撮影)
空港直結ホテルとして、国道と国鉄線を跨いだ先にAmariがあります。
鉄道駅に向かう連絡通路と同じ通路を通った先に入口が設けられています。

■旧国内線ターミナル
DMK030-00.jpg旧国内線ターミナル
(写真は2017年6月撮影)
T1、T2から500メートルほど南側に旧国内線ターミナルがあります。すでに閉鎖されたターミナルですが、ターミナル前で駐車場、ターミナル2階南端外でAVISレンタカーが営業しており、一部範囲に立ち入りできます。2006年のスワンナプーム国際空港への移転後もNok Airとワンツーゴー航空(One-Two-GO Airlines)の国内線が使用していましたが、2011年8月にT1へ移転し、使用を終了して閉鎖されました。
奥に見える管制塔は独特な形が目を引きます。
DMK030.jpg旧国内線ターミナル(連絡通路)
(写真は2017年6月撮影)
T2の2階と旧国内線ターミナルの間には長い連絡通路が整備されています。
中で見ると半円状チューブ型で冷房完備です。
DMK031.jpg旧国内線ターミナル(外観)
(写真は2017年6月撮影)
タイの建物らしい赤い屋根が目を引く大きなターミナルです。現在、前面道路の半分は、T2へのタクシーの待ち行列用に使用されています。
DMK032.jpg旧国内線ターミナル(前面)
(写真は2017年6月撮影)
前面道路は1階と2階で接続しています。2階部分は南半分のみの接続で、北半分は1階から屋根まで高い空間がある明るい空間です。
DMK033.jpg旧国内線ターミナル(2階連絡通路入口)
(写真は2017年6月撮影)
T2からの連絡通路はターミナル2階入口に接続しています。連絡通路を通って旧国内線ターミナル側で外に出る場合、この入口から、一度ターミナル内に入る必要があります。
旧ターミナルの建物内は、冷房が効いておらず暑いです。
DMK035.jpg旧国内線ターミナル(唯一入れる通路1)
(写真は2017年6月撮影)
上記2階入口から入ると工事用のフェンスに囲まれた仮設通路が続いています。閉鎖直前まで利用していたNok Airのサインがまだ残っていました。
DMK037.jpg旧国内線ターミナル(唯一入れる通路2)
(写真は2017年6月撮影)
工事用フェンスに囲まれた仮設通路を進むと、搭乗待合室内と思われるサインが残っていました。
DMK036.jpg旧国内線ターミナル(唯一入れる通路3)
(写真は2017年6月撮影)
仮設通路は、旧チェックインロビー部分の端の部分も通っており、独特な内装を垣間見ることができます。仮設通路はこの先の出入口で2階前面道路に出る形になります。
DMK034.jpg旧国内線ターミナル(1階内部の様子)
(写真は2017年6月撮影)
1階前面道路から扉の中を覗いた様子。サインなどはそのまま吊り下がっており、カウンターなどがそのまま残っています。入管か税関のカウンターなのか、よく見ると「カメラ禁止」のサインが見えます。

■日本からの就航路線(国際線)
就航先運航会社
( )内は共同運航による運航会社
(経由便)成田国際*i11*i12TLM*i11・AIQ*i12
福岡AIQ
那覇AIQ
(経由便)那覇*i11AIQ*i11
*i11:台北桃園 経由便
*i12:高雄 経由便

就航路線変遷(2017年7月16日以降)
※2017年07月25日:SCO成田国際・SCO関西国際 TGW運航に変更
※2018年04月11日:TAX新千歳 就航
※2018年06月01日:NCT成田国際 就航
※2018年10月29日:NCT関西国際 就航
※2018年10月30日:TAX中部国際 就航
※2018年11月07日:TLM成田国際 就航
※2019年02月15日:TLM福岡 就航(到着便は2/16〜)
※2019年03月08日:TLM中部国際 就航
※2019年03月28日:TLM関西国際 就航
※2019年07月04日:TAX福岡 就航
※2019年09月15日:TGW関西国際 運休(9/13最終運航)
※2019年10月27日:NCT新千歳 就航
※2019年12月18日:NOK広島 就航
※2020年03月08日:NOK広島 長期欠航
※2020年03月16日:TAX新千歳・TAX成田国際・TLM成田国際・TAX中部国際・TLM中部国際・TAX関西国際・TLM関西国際・TAX福岡・TLM福岡 長期欠航
※2020年03月22日:TGW成田国際 長期欠航
※2020年03月*?日:NCT新千歳・NCT成田国際・NCT関西国際 長期欠航
※2020年06月26日:[日本路線全休]NCT新千歳・NCT成田国際・NCT関西国際 運休(運航停止)
※2022年10月12日:[日本路線再開]AIQ福岡 就航
※2023年09月16日:TLM*i11成田国際 就航
※2024年04月02日:AIQ那覇 就航
※2024年04月15日:AIQ*i11那覇 就航
※2024年06月16日:AIQ*i12成田国際 就航

■空港所在地
空港所在地はクリック(Googleマップ)
■ท่าอากาศยานดอนเมือง(タイ王国 ドンムアン国際空港)についてもっと詳しく調べたい方のリンク集
ท่าอากาศยานดอนเมือง(タイ王国 ドンムアン国際空港)の公式サイト(日本語版あり)
※「情報交通ホットライン」は日本をはじめとする空港を紹介する私設サイトです。
※ท่าอากาศยานดอนเมือง(タイ王国 ドンムアン国際空港)の公式サイトではありません。

開設月日 2017.07.16
初調査日 2017.06.22
前調査日 2017.06.22
posted by johokotu at 12:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ■海外空港 | 更新情報をチェックする

2024年05月30日

(芬)Helsinki_空港概要

情報交通ホットライン/日本空港情報館/海外空港特別編 Helsinki-Vantaan lentoasema(フィンランド)
日本空港情報館 海外空港特別編
Helsinki-Vantaan lentoasema
(フィンランド ヘルシンキ ヴァンター空港)

HEL000.jpg
Helsinki-Vantaan lentoasema
(フィンランド ヘルシンキ ヴァンター空港)

■空港の概要
フィンランド ヴァンターにある国際空港です。フィンランドの首都ヘルシンキの中心部から16キロほど北方に位置する、郊外型配置に近い都市型空港です。
フィンランドの玄関空港で、日本から北極圏周りのルートではもっとも近いヨーロッパの国となっています。
旅客ターミナルは第1ターミナル(T1)と第2ターミナル(T2)の2つですが、T2のうちシェンゲン圏外路線の国際線が使用する西側エリアは連絡通路でつながった別棟のようなつくり、逆にT2東側エリアとT1は一体化して一つの建物のような造りになっています。
2024年5月30日現在、日本からは日本航空、フィンエアー(FINNAIR)により4路線が運航されています。
※ヘルシンキ空港を名乗る空港として、 ほかにマルミ空港があります。


■飛行場種別:(海外空港)
■滑走路延長:3,440m/3,060m/2,901m
■空港コード:HEL/EFHK


■施設の見どころ:◎◎◎◎◎ 大規模。大きいターミナルながら、乗り継ぎ経路が短く複雑な施設配置は少ないシンプルな造り。
■見学者への対応:◎◎◎◎◎ 案内所 有/ターミナルパンフ 有(雑誌、売店情報パンフなど(フィンランド語・英語・ロシア語・日本語・中国語併記))/送迎デッキ 有(別棟、屋外+屋内テラス)/モニュメント 多数/ファン向け展示 多め/The Finnish Aviation Photography association (FAP ry)が周辺のスポッティング案内図を配布。
■売店の充実度:◎◎◎◎= 出店の中心は保安検査後エリアで、保安検査前の一般エリアの店舗は少数。飲食店はカフェが多目。
■アクセスの状況:◎◎◎◎◎ 鉄道 接続/バス 有/路線バス 有(リムジンバスもあり)/2015年7月1日に鉄道開通

※就航路線は2024年5月30日、そのほかの情報は特記以外2012年11月現在のものです。
■撮影環境:空港内・ターミナル周辺は基本的に撮影が可能でした。ターミナルには展望デッキがなく、ガラスを避けての飛行機の撮影は、オフィス棟か周囲地域に行く必要があります。空港内に航空博物館があるほか、公式サイトでもスポッター向けの情報を発信しており、環境は抜群です。
■日本からのアクセス:日本からは、成田国際、東京国際、中部国際、関西国際から直行便が就航しています。このため、経由便ではなく、直行便でのアクセスが主流のようです。
■路線活用のヒント:フィンランド国内線、国際線(シェンゲン圏内路線、圏外路線)ともに多くの便が就航しています。東アジアから最も近いヨーロッパと宣伝されており、日本線から乗り継ぐことで、ヨーロッパ各地へのアクセスが容易です。乗り継ぎはよく考えられており、施設も運航ダイヤも短時間での乗継が可能になるよう工夫されています(東アジア路線が一気に到着し、欧州各地へ一気に飛び立つ)。このため、フィンランド以外の国への乗継利用も多くなっています。
ロシアが戦争を始めて上空を通れなくなった影響で、日本からの飛行距離が伸びています。このため、乗り継ぎの優位性が少し落ちています。
■乗り継ぎ方法:シェンゲン協定締結国のため、フィンランド国内線とシェンゲン圏内路線への乗り継ぎ/からの乗り継ぎは、この空港で入国審査/出国審査が必要です。シェンゲン圏外路線への乗り継ぎの場合は入国審査はありません(入国審査は最初に入国するシェンゲン圏外路線到着空港での審査)。
シェンゲン圏外路線の国際線はT2の西側エリア、フィンランド国内線とシェンゲン圏内路線はT2の東側エリアとT1を使用しています。
日本(シェンゲン圏外)から国内線やシェンゲン圏内路線に乗り継ぐの場合は、2つの経路があります。(1)ひとつは、途中までシェンゲン圏外路線に乗り継ぐ利用者が通るのと同じルートで、2階到着後、専用動線の保安検査を先に受けT2西側エリアの搭乗待合室に出たのち、T2東側エリアとの間の連絡通路で入国審査を受ける経路で、こちらは2階だけの平面移動で完結します。(2)もうひとつは、ヘルシンキが最終目的地の利用者が通るのと同じルートで、こちらは到着コンコースから1階へ降り、入国審査・手荷物受取後、T2 2階で再度出発手続きを受け、保安検査を受ける経路です。スルーチェックインが済んでいない場合はこちらの経路です。
日本からシェンゲン圏外国際線に乗り継ぐ場合は、スルーチェックインが済んでいれば、(1)の経路で保安検査を受けた後搭乗待合室に入れます(3)。いずれの場合もスルーチェックインを受けず日本路線で手荷物を預けているようであれば(2)の経路で一度入国が必要です(4)。
日本路線への乗り継ぎは、シェンゲン圏外国際線からの場合は(3)と同一経路です。フィンランド国内線とシェンゲン圏内路線からの場合は(1)の逆経路となり、T1またはT2東側エリアに到着後、T2西側エリアとの間の連絡通路で出国審査を受けてT2西側エリアの搭乗待合室に至ります(5)。スルーチェックインが済んでいないときは経路が異なり、シェンゲン圏外国際線からの場合(2)と同一経路、フィンランド国内線とシェンゲン圏内路線からの場合1階手荷物受取場経由で到着ロビーへ出た後にT2 2階から再度出発手続きを受け、保安検査を受ける経路です。いずれもT2東側エリアの搭乗待合室に一度入ったのち、(5)と同経路でT2西側エリアの搭乗待合室へと進みます。

■T1 第1ターミナル
HEL101.jpg旅客ターミナルの特徴
(写真は2012年11月撮影)
ターミナルの東側一帯が、第1ターミナル(T1)です。入口やロビーなどは連絡通路を除き第2ターミナル(T2)と分かれていますが、搭乗待合室はT2と一体化しています。主にフィンランド国内線が使用しています。
地上2階建て。駐機方式はフロンタル方式、動線方式は1・1/2層方式です。
1階にチェックインロビーと到着ロビー、2階に出発保安検査場と搭乗待合室があります。
館内サインは青地に黄文字で、フィンランド語と英語併記となっています。

2023年までの間に段階的に増築が行われています。(このページの情報は2012年訪問時(増築前)の情報になります。)
詳細な内容は公式サイトでも特設ページが設けられています。
https://www.finavia.fi/en/helsinki-airport-development-programme
HEL102.jpgターミナル前面
(写真は2012年11月撮影)
重厚感ある屋根と建物の特徴的な窓枠が目を引く前面です。単層のカーブサイドで、出入口は2か所。車道は2車線が接続しています。
HEL103.jpgチェックインロビー
(写真は2012年11月撮影)
1階ランド側から見て右側(南側)がチェックインロビーになっています。ランド側は2階までの吹き抜けとなっています。
ロビー中央に2階出発ロビーに上がる階段があります。
HEL104.jpgチェックインカウンタ
(写真は2012年11月撮影)
チェックインカウンタは、横に長く配置されています。T1は100番台のカウンタです。
手荷物受託のベルトが目立つカウンタです。
HEL105.jpg出発ロビー・出発口
(写真は2012年11月撮影)
出発口(保安検査場)は2階にあります。
HEL211.jpg搭乗待合室
(写真は2012年11月撮影)
2階エプロン側は搭乗待合室になっています。搭乗待合室は、T2エリアと一体化しており、横に広く展開しています。
搭乗口は、南東端が12番で、T2中央部にある24番までが一直線に並んでいます。T1側から搭乗待合室に入った場合、フィンランド国内線のみの利用でも、31番付近までは行き来できます。
16番搭乗口付近に乗り継ぎサービスカウンタが設置されています。
HEL107.jpg手荷物受取場 1
(写真は2012年11月撮影)
T1側には、1階に手荷物受取場1があります。天井は低いですが、明るい照明が照らしています。主にフィンランド国内線が使用しています。
HEL106.jpg到着口・到着ロビー
(写真は2012年11月撮影)
1階ランド側から見てT1区域の左側にあります。出口、ロビー空間ともあまり広くありません。

■T2 第2ターミナル
HEL201.jpg旅客ターミナルの特徴
(写真は2012年11月撮影)
第2ターミナル(T2)は、ターミナルの中央から西側一帯を占めています。ランド側との行き来は中央部のみでしか出来ず、西側エリアはランド側の出入口はありません。国際線が主に使用しており、西側エリアはシェンゲン圏外路線が発着します。
地下1階、地上3階建て(地下1階はP階と案内されています)。3階は中央部のみです。
駐機方式はフロンタル方式、動線方式は多層方式です。
2階にチェックインロビー・保安検査場・搭乗待合室、1階に手荷物受取場・到着ロビーがあります。3階は大部分がラウンジ、地下1階(P階)は中央部付近のごく狭い範囲でサービスフロアとなっています。
館内サインは青地に黄文字で、フィンランド語と英語が基本。一部のサインは日本語、中国語も併記とされています。
HEL202.jpgターミナル前面
(写真は2012年11月撮影)
ガラス壁面が目を引く前面。2階と1階が外部のカーブサイドとなっており、地下1階は駐車場に直接連絡しています。1階正面にバスレーンなどがあり、その下は駐車場になっています。
出入口は2階に大きく3か所、1階に大きく2か所、地下1階に大きく2か所です。
HEL203a.jpgチェックインロビー・出発ロビー
(写真は2012年11月撮影)
中央部の2階ランド側は、チェックインロビーと出発ロビーが広がっています。
ランド側から見て右側(中央部東)と左側(中央部西)に分かれています。中央部東付近は、高天井から自然光が降り注ぐ広々としたロビーで、中央に大きな出発保安検査場があり、チェックインロビーと出発ロビーが完全に一体化しています。一方、中央部西付近はランド側半分が高天井になっているチェックインロビーです。こちらは、チェックインロビーと出発ロビーが横にならんだ配置となっています。T1はチェックインロビーと出発ロビーが階層が分かれているので、様々な施設配置を見ることができます。
HEL204b.jpgチェックインカウンタ
(写真は2012年11月撮影)
中央部東付近は200番台前半、中央部西付近は200番台後半のカウンタが並びます。中央部付近は大部分をフィンエアーが使用しています。
ロビーに自動チェックイン機が多数点在しており、カウンタは、その多くが手荷物受託カウンタとなっています。
HEL205.jpg出発口
(写真は2012年11月撮影)
出発口は、2階中央部東付近の中央奥と中央部西付近の左(西)端にあります。
巨大な案内板が目印です。
HEL207-2.jpg出国審査場
(写真は2012年11月撮影)
日本の空港と大きく異なる動線として、出国審査場が搭乗待合室内にあることが挙げられます。
日本路線も含めシェンゲン圏外路線を利用する場合は、保安検査場を他の客と同様に通過し、一度フィンランド国内線・シェンゲン圏内路線用の搭乗待合室を経由し、その先にある出国審査場を通ることになります。
シェンゲン圏外路線の搭乗待合室は、T2の一番西側エリア、別棟のようになっている区画を使用しており、T2中央部側との境目に出国審査場が設けられています。搭乗口は、西側エリアの32番〜40番を使用します。
HEL206.jpg搭乗待合室
(写真は2012年11月撮影)
2階エプロン側が搭乗待合室です。T1(南東)側から一体化しており、北側エプロンに25番から31番までの搭乗口が並んでいます。
32番以降もそのまま同じ面に順番に並んでいますが、フィンランド国内線・シェンゲン圏内路線利用の場合は、32番以降のエリアには入場できません。
搭乗待合室には、多くの店舗が出店しています。
フィンランド国内線・シェンゲン圏内路線利用の場合は、到着客も混在します。手荷物受取場へ下がる階段は、2Aと2Bの2か所(自由に行けるT1側も含めれば3か所)に分かれているため、到着客向けの専用電光掲示板も設置されています。紛らわしいので要注意です。
HEL207.jpg搭乗口
(写真は2012年11月撮影)
T1側は東側のエプロンに面して南東端の12番から北東端の24番、T2側は北側のエプロンに面して北東端の25番から北西端の34番、西側のエプロンに面して北西端の35番から南西端の40番まであります。
12番から31番までは、フィンランド国内線・シェンゲン圏外路線向け、32番から40番まではシェンゲン圏外路線向け。
各搭乗口は、カウンタが小さく設けてあるだけのものが多いですが、場所により広く区画されている搭乗口もあります。
HEL209.jpg手荷物受取場・到着ロビー
(写真は2012年11月撮影)
1階にあります。
手荷物受取場は、中央部付近の2Aと、中央部西付近の2Bに分かれており、出口もバラバラです。
日本と同様に、到着口より前に受取場があり、一度出てしまうと逆流はできない配置です。

■共通施設など
HEL302.jpg
▲T1側保安検査場内
HEL301.jpg
▲T2側保安検査場内
HEL304.jpg
▲T2側保安検査場内
売店・免税店・サービス店
(写真は2012年11月撮影)
売店・免税店の多くは搭乗待合室内にあります。総合免税店はT2中央東側の出発口を入ってすぐの位置にあり、店舗が横に並んでいます。

サービス店は、薬局と理髪店程度。病院が第2ターミナル外にあります。
メインの免税店は、T1側、T2 中央東側、T2西側それぞれにあります。両替所は各所に点在しています。

2014年に大幅な店舗の入れ替えが行われています(調査時と出店店舗が大幅に異なるため、詳細店舗は記載しません)。公式サイトで検索ができます。
HEL303.jpg
▲T1 1階
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▲T1 2階搭乗待合室内
飲食店
(写真は2012年11月撮影)
飲食店はレストランよりもカフェが多い印象です。売店同様、保安検査後エリアが中心ですが、保安検査前の一般エリアにも複数店舗が出店しています。

2014年に大幅な店舗の入れ替えが行われています(調査時と出店店舗が大幅に異なるため、詳細店舗は記載しません)。公式サイトで検索ができます。
HEL309.jpgオフィスビル Lentäjäntie 1
(写真は2012年11月撮影)
T2わきに別棟オフィスビルのLentäjäntie 1があります。
FINNAIRの大きなサインが目立つ建物で、オフィスに関係がないと入れないように見えますが、航空利用者も入ることが出来る建物です。
Lentäjäntie 1 Cの6階にシーニックテラス(屋外+屋内、冬期は屋内のみ)があるほか、FINNAIRの免税店(フィンエアープラスショップ)が出店しています。

このほかにも一般利用者が利用できるビルとして、WTC(WORLD TRADE CENTER)などがあります。
HEL005.jpg地上アクセス施設(バスのりば)
(写真は2012年11月撮影)
各ターミナル前面にバスのりばがあります。各方面への路線バスが多数発着しています。
路線バスの場合、415N系統・615系統・617系統がヘルシンキ市内方面行き、562N系統がヴァンター市内方面行きです。
路線バスに加え、ヘルシンキ中央駅前まで直行するFINNAIRのシティバスも運行されています。約30分で所要時間が短く高頻度ですが、運賃は路線バスより若干高めです。
HEL310.jpg地上アクセス施設(鉄道)
(写真は2012年11月撮影)
2015年7月1日にヘルシンキ中央駅までを結ぶ鉄道Kehärata(Ring Rail Line)が開業しました。
ヘルシンキ中央駅を最南端に、ヘルシンキ郊外の住宅地などをハート型に結ぶ新規路線で、空港は最北端側で直結します。
日中10分間隔、最速120キロで運転されており、ヘルシンキ市内の他、ヴァンター市内やマルミ方面へも鉄道一本でアクセスできるようになりました。ヘルシンキまでCommuter train Pで約28分、Commuter train Iで約33分。
※写真は工事中の様子。2012年当時は、2014年に完成予定となっていました。
HEL004.jpg地上アクセス施設(駐車場)
(写真は2012年11月撮影)
各ターミナル前面に有料駐車場があります。T1前に丸い形が目を引くP3、T2前にP1とP2、少し離れた位置にP4A、P4B、P5の駐車場があります。また、ヒルトンホテル脇にも駐車場があります。
T1の9番のりば、T2の11番のりばから駐車場も含めた空港敷地内を回る無料連絡バスが運行されています。
HEL303.jpgアート作品など
(写真は2012年11月撮影)
館内にはアート作品が数多く展示されています。「Art Port」と宣伝されており、要望に応じてAirport Toursも実施されています。
37番搭乗口付近にArt Gallery: Sibelius & Images from Finlandがあるほか、壁面装飾や照明など空間を活用した作品が多数見られます。
航空関係の展示もいくつかあり、T2搭乗待合室にJunkers plane(搭乗口の写真に写り込んでいます)が飛んでいるほか、T1にAviation: Convair engine(写真)が展示されています。
作品は公式サイトでまとめて紹介されています。
HEL006.jpg
▲HILTON HELSINKI AIRPORT
HEL210.jpg
▲GLO
宿泊施設(HILTON HELSINKI AIRPORT・GLO)
(写真は2012年11月撮影)
空港には二つの宿泊施設があります。
目立つのは、T2前の歩道を南へ200メートルほど進んだところにあるHILTON HELSINKI AIRPORT。一棟ホテルとして整備されており、バー、レストランが入っています。
もうひとつは、T2のP階にGLO Hotel Helsinki - Vantaa Airportが入っています。こちらにもバーがあります。

保安検査場内には、Go Sleepという休憩ポッドが新たに設置されており、ちょっとした休憩ができます。

■日本からの就航路線(国際線)
就航先運航会社
( )内は共同運航による運航会社
成田国際(成田)FIN
東京国際(羽田)JAL・FIN
関西国際(関空)FIN
就航路線変遷(平成27年6月14日以降)
※2016年05月07日:FIN(JAL)福岡 就航
※2016年10月12日:FIN(JAL)福岡 運休(10/9最終運航)
※2017年04月28日:FIN(JAL)福岡 就航
※2017年11月01日:FIN(JAL)福岡 運休(10/29最終運航)
※2018年04月27日:FIN(JAL・BAW)福岡 就航
※2018年10月31日:FIN(JAL・BAW)福岡 運休(10/26最終運航)
※2019年04月26日:FIN(JAL・BAW)福岡 就航
※2019年10月29日:FIN(JAL・BAW)福岡 運休(出発便は10/26・到着便は10/27最終運航)
※2019年12月15日:FIN(JAL・BAW)新千歳 就航(到着便は12/16〜)
※2020年03月19日:FIN(JAL・BAW)新千歳・FIN(JAL・BAW)中部国際 長期欠航
※2020年03月23日:FIN(JAL・BAW)関西国際 長期欠航
※2020年03月26日:FIN(JAL・BAW)成田国際 長期欠航
※2020年03月29日:JAL(BAW・FIN)成田国際 運休(3/28最終運航)
※2020年07月01日:FIN成田国際 再開、JAL東京国際 就航
※2021年10月01日:FIN関西国際 再開(到着便は10/2〜)
※2022年02月27日:FIN成田国際・FIN関西国際 運休(ロシア侵略起因の運休)
※2022年03月03日:JAL東京国際 運休(ロシア侵略起因の運休)
※2022年03月09日:FIN成田国際 再開(到着便は3/12〜)
※2022年03月28日:JAL東京国際 再開
※2022年10月30日:FIN東京国際 再開(到着便は11/2〜)
※2023年03月26日:FIN関西国際 再開(到着便は3/27〜)
※2024年05月30日:FIN中部国際 再開(到着便は5/31〜)

■空港所在地
空港所在地はクリック(Googleマップ)
■Helsinki-Vantaan lentoasema(フィンランド ヘルシンキ ヴァンター空港)についてもっと詳しく調べたい方のリンク集
Helsinki-Vantaan lentoasema(フィンランド ヘルシンキ ヴァンター空港)の公式サイト△(Finavia公式サイト、フィンランド語・英語版のほか日本語版もあり)
※「情報交通ホットライン」は日本をはじめとする空港を紹介する私設サイトです。
※Helsinki-Vantaan lentoasema(フィンランド ヘルシンキ ヴァンター空港)の公式サイトではありません。

開設月日 2015.06.21
初調査日 2012.11.03
前調査日 2012.11.06
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2024年05月01日

(加)Vancouver総合_空港概要

情報交通ホットライン/日本空港情報館/海外空港特別編 Vancouver International Airport(カナダ)
日本空港情報館 海外空港特別編
Vancouver International Airport
(カナダ バンクーバー国際空港)

YVR000-2.jpg
Vancouver International Airport(カナダ バンクーバー国際空港)

■空港の概要
カナダブリティッシュコロンビア州(BC州)リッチモンドにある空港。隣接するバンクーバー市庁舎から9キロほど南西のシー島に位置する空港です。シー島はほぼ全域にわたり空港区域になっています。
中央にメインエリアがあり、東西に整備された2本の滑走路が南北で挟むように配置されています。南側にサウスエリア、東側には住宅街があります。メインエリア、サウスエリアとも貨物施設や整備施設が多く見られます。
旅客が利用する、定期便が就航するターミナルは、メインエリアにメインターミナル(国内線ターミナル、国際線エリア、USAエリアの3エリアあり)、サウスエリアにサウスターミナル、水上飛行機用ターミナル2棟(Harbour Air、Seair)、ヘリ用ターミナル(Helijet)があります。
2024年5月1日現在、日本からの直行便は日本航空、ANA、ZIPAIR、エア・カナダ(Air Canada)により3路線が就航しています。
※サウスエリアは、「Vancouver South」のほか「Richmond」と表現する航空会社もあるので要注意です。また、この空港以外にVancouver Airportを名乗る空港として、バンクーバー市街地に水上飛行場Vancouver Harbour Water Airport、南方のデルタ地区にBoundary Bay Airportがあります。


■飛行場種別:(海外空港)
■滑走路延長:3,030m/3,505m/2,225m
■空港コード:YVR/CYVR


※就航路線は2024年5月1日、そのほかの情報は特記以外2015年2月現在のものです。
■撮影環境:空港内・ターミナル周辺は基本的に撮影可能でした。展望デッキは、サウスエリアには屋外、メインターミナルは屋内のものしかありませんが、周辺に滑走路を見られる公園が複数整備されています(ただし、公園は駅から遠くアクセスは不便です)。
■日本からのアクセス:成田国際、東京国際、関西国際から直行便が就航しています。日本からのアクセスは直行便でのアクセスが主流です。日本線はすべて国際線ターミナル(国際線エリア)発着となります。
■路線活用のヒント:国際線は米国・メキシコなどの北米路線が充実しています。国内線はBC州を中心にカナダ各地への便が就航しています。日本からカナダへの最短都市であることから、バンクーバー経由でカナダ国内線への乗り継ぎ客も多く見られます。水上飛行機はBC州の島々への路線が充実しており、乗り継ぎの際に活用しやすくなっています。
■乗り継ぎ方法:日本からの場合、カナダ国内線、米国線、米国以外の他国国際線の方面により乗り継ぎ方法が異なります。
日本線からカナダ国内線への乗継の場合は、バンクーバーで入国手続きが必要です。中央2階の入国審査場、手荷物受取場へと進みます。出発時にスルーチェックイン済みの場合は、到着口を出ずに専用動線から手荷物の再受託、搭乗待合室へと進めます。スルーチェックイン済みでない場合、国内線ターミナル利用各社への乗り継ぎは、到着口を出た後、右正面のエスカレータで3階へ上ったのち、左奥方向へ進むと国内線ターミナルに到達できます。サウスエリア利用各社への乗り継ぎは、到着口を出た後、正面出口を出て左側4番柱からサウスターミナル行きの無料連絡バスでアクセスします。
日本線から米国線への乗継(出発時にスルーチェックイン済み)の場合は、バンクーバーでの入国は不要です。4階から分岐した専用動線が整備されており、「USA Connections」の掲示に沿って進むと、乗り継ぎの保安検査場部分で米国の税関・審査があります。手荷物を受け取る必要はありません。
日本線から米国以外の他国国際線への乗継(出発時にスルーチェックイン済み)の場合は、4階から分岐した専用動線が整備されており、「International Connections」の掲示に沿って進むと、乗り継ぎ保安検査場があります。手荷物を受け取る必要はありません。
※国籍や到着時刻により経路が異なる場合があります。公式サイト内で航空会社別の経路を検索できます。

■ターミナルエリア
YVR000.jpgメインエリア
(写真は2015年2月撮影)
空港中央付近はメインターミナルがある主要エリアになります。
メインターミナルは、国内線ターミナルと国際線ターミナル(国際線エリア・USAエリア)が一緒になった大きなターミナルで、ホテル(The Fairmont Vancouver Airport)も同居しています。
TransLink Canada Line YVR-Airport駅からアクセスできます。
空港入口に近いTempleton駅付近では、ショッピングセンターの造成工事が進んでいます。
メインエリア詳細
YVRS000.jpgサウスエリア
(写真は2015年2月撮影)
シー島の南側、フレーザー川沿いにサウスエリアがあります。
地域航空会社が使用しているサウスターミナルがあるほか、水上飛行機用のターミナルとしてHarbor AirとSeair、ヘリコプター定期便用としてHelijetのターミナルがそれぞれ設置されています。
サウスエリア詳細

■地上アクセス施設
YVRS031.jpgサウスターミナル連絡バス
(写真は2015年2月撮影)
サウスエリアはメインエリアから車で15分ほど離れた位置にあります。
サウスターミナル前→国際線ターミナル2階→国内線ターミナル2階→サウスターミナル前の間でターミナル連絡バス「South Terminal Courtesy Shuttle」が運行されています。両エリア間は徒歩で行けるような距離ではなく、連絡バスかタクシーなどを利用して行き来することになります。
連絡バスは、YVRとPacific Coastal Airlinesにより運行されており、航空便利用者は無料で利用できます。土曜日、日曜日は平日よりも運行便数が少ないので、要注意です。
サウスエリアはサウスターミナル前のみに停車します。水上飛行機用のターミナルからは少し離れており、サウスターミナル前ののりばからは徒歩5分〜10分ほど必要です。また、Helijetターミナルへはサウスターミナル前から徒歩20分ほどかかるため、メインエリアからはタクシーを利用して直行するのが無難です。
YVR016.jpg地上アクセス施設(駐車場)
(写真は2015年2月撮影)
メインターミナル前に一般有料駐車場(一部立体)、Sea Island Centre駅近くに有料のjetSet駐車場、サウスターミナル前に一般有料駐車場があります。
YVR024.jpg地上アクセス施設(レンタカー)
(写真は2015年2月撮影)
メインターミナル前の立体駐車場の1階にレンタカーカウンタがあります。
YVR017.jpg地上アクセス施設(TransLink Canada Line)
(写真は2015年2月撮影)
空港には、鉄道TransLinkのCanada Lineが乗り入れています。
Canada Lineはバンクーバーの中心再開発地区Waterfront駅を基点とする鉄道で、空港には東側からつながっています。空港島内は3キロほど乗り入れており、東側(Waterfront駅側)から、Templeton駅、Sea Island Centre駅、YVR-Airport駅の3駅が設けられています。
バンクーバー市庁舎へはBroadway-City Hall駅下車。空港南方のTsawwassenなどDelta方面へはBridgeport駅基点のバス路線があります。Burnaby方面、North Vancouver方面へは終点Waterfront駅でExpo LineやMillennium Line、Seabusに乗り換えができます。
平成27年6月現在、空港エリアの3駅から乗車する場合、通常のZone Fare(ゾーン運賃)とは別にYVR AddFare(YVR追加運賃=5加ドル)が加算されます。
※車内の放送ではVancouver International Airportの表現は使われず、「YVR」と表現しているので要注意です。

■その他の施設
YVR022.jpgアトリウム(GRAHAM CLARKE ATRIUM)
(写真は2015年2月撮影)
国内線ターミナルと国際線ターミナルの間に、ガラス張り空間のアトリウム「GRAHAM CLARKE ATRIUM」があり、空港の象徴的な場所となっています。
バンクーバー国際空港では、空港によりYVR Art Foundation(YVR美術財団)が設立されているほどで、館内に数多くのアート作品が展示されています。
YVR023.jpg庭園(CHESTER JOHNSON PARK)とシー島内の公園
(写真は2015年2月撮影)
国際線/USAターミナルとYVR-Airport駅との間に公園(CHESTER JOHNSON PARK)があります。公園入口にはトーテムポールK'san Totem Polesが設置されています。
シー島にはいくつかの公園が整備されており、北西端にはIona Beach Regional Park、北側にMcDonald Beach Parkがあるほか、東側に滑走路を眺められるFlight Path Parkがあります。
YVR025.jpg宿泊施設(The Fairmont Vancouver Airport Hotel)
(写真は2015年2月撮影)
メインターミナルのUSAエリア側に宿泊施設としてThe Fairmont Vancouver Airport Hotelがあります。

■周辺見どころ施設
YVR018.jpg周辺見どころ施設(市中にある自動チェックイン機)
(写真は2015年2月撮影)
Canada Lineのいくつかの駅には、自動チェックイン機が設置されています。
写真はBridgeport駅に設置されている自動チェックイン機です。

■日本からの就航路線(国際線)
就航先運航会社
( )内は共同運航による運航会社
成田国際(成田)JAL・TZP・ACA
東京国際(羽田)ANA
関西国際(関空)ACA
*1:ROUによる運航

就航路線変遷(2015年6月7日以降)
※2015年10月26日:ACA*1関西国際 運休(10/24最終運航)
※2016年05月14日:ACA*1関西国際 就航
※2016年10月30日:ACA*1関西国際 運休(10/29最終運航)
※2017年05月14日:ACA*1関西国際 就航
※2017年06月02日:ACA*1中部国際 就航
※2017年10月29日:ACA*1中部国際 運休(10/27最終運航)・ACA*1関西国際 運休(10/28最終運航)
※2018年05月13日:ACA*1関西国際 就航
※2018年06月03日:ACA*1中部国際 就航
※2018年10月28日:ACA*1中部国際 運休(10/26最終運航)・ACA*1関西国際 運休(10/27最終運航)
※2019年06月02日:ACA関西国際 就航
※2019年10月26日:ACA関西国際 運休(出発便は10/24・到着便は10/25最終運航)
※2020年03月21日:JAL(AAL・MAS)成田国際 長期欠航
※2020年03月29日:JAL成田国際 再開
※2020年04月09日:ACA(ANA・THA)成田国際 長期欠航
※2020年06月01日:ACA成田国際 再開
※2021年02月18日:ACA成田国際 長期欠航(出発便は2/17・到着便は2/18最終運航)
※2021年05月01日:ACA成田国際 再開(到着便は5/2〜)
※2022年03月02日:ANA成田国際 就航(到着便は3/3着〜)、ANA(ACA・UAL)成田国際 長期欠航(2/28最終運航)
※2023年03月26日:ANA成田国際 運休、ANA東京国際 就航
※2023年06月02日:ACA関西国際 就航
※2023年10月30日:ACA関西国際 運休(10/28最終運航)
※2024年03月13日:TZP成田国際 就航
※2024年05月01日:ACA関西国際 就航(到着便は5/2〜)

■空港所在地
空港所在地はクリック(Googleマップ)
■Vancouver International Airport(カナダ バンクーバー国際空港)についてもっと詳しく調べたい方のリンク集
Vancouver International Airport(カナダ バンクーバー国際空港)の公式サイト△(日本語版あり)
※「情報交通ホットライン」は日本をはじめとする空港を紹介する私設サイトです。
※Vancouver International Airport(カナダ バンクーバー国際空港)の公式サイトではありません。

開設月日 2015.06.07
初調査日 2015.02.21
前調査日 2015.02.21

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2024年01月28日

台北桃園_日本の入国審査実施へ

■(台湾)台北桃園空港 日本国内10空港への入国審査を実施へ

台湾台北の桃園国際空港は26日、2月に同空港で日本への事前入国審査を行うと発表しました。

実施されるのは、日本国内への入国審査を桃園国際空港内で行う事前手続き(プレクリアランス)。出発時刻の30分前まで、桃園国際空港内設置する窓口で、入国審査の一部の手続き(パスポート確認、顔写真撮影、指紋採取)を完了できるとしています。2005年〜2009年と昨年に引き続き行われるもので、今年は2月1日〜2月29日と、少し長めの1か月間にわたり行われます。
対象となるのは、日本国内10空港(旭川、函館、秋田、花巻、山形、仙台、福島、新潟、小松、高松)の到着便で、チャイナエアライン、Tigerair Taiwan、スターラックス航空の計12便に搭乗する短期滞在者としています。

日本国内では、コロナ明けで国際線の就航が急回復していますが、入国審査の人員など受け入れ態勢が整わずに、就航を断っている事例が多発しています。今回、日本の入国審査官が桃園国際空港に派遣されますが、10空港分を行うため、日本側の人員削減にも寄与するとみられます。
国際線の少ない空港では対応する入国審査員の数が少なく、外国籍者の入国待ち時間が長いことが課題となっています。今後、通年稼働につなげられるのか注目です。

対象空港発着の台北桃園便
・旭川:TTW
・函館:TTW、SJX(2/1就航)
・花巻:TTW
・仙台:TTW、SJX(ほかにEVA便あり)
・新潟:TTW
・小松:TTW(ほかにEVA便あり)
・高松:CAL
※対象10空港のうち、秋田(TTW)、山形(CAL)、福島(TTW)は定期チャーター便。

入境日本更便利! 臺日合作「入境事先確認」作業 2月份飛往日本10機場 可在桃園機場辦理預先審查(台北桃園空港公式サイト)=台湾語
https://www.taoyuan-airport.com/news/0BC53D69-2FBC-EE11-BBEC-0050569094FE?lang=ch

※日本側は、国土交通省と法務省が記者会見して発表したようですが、公式サイトでのプレスリリース公開が見当たりません。一部報道機関が報じているのみです。(ほとんどの日本人には関係ないから???)
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2023年10月28日

(米)Honolulu_空港概要

情報交通ホットライン/日本空港情報館/海外空港特別編 Daniel K. Inouye International Airport(米国)
日本空港情報館 海外空港特別編
Daniel K. Inouye International Airport
(米国 ホノルル ダニエル・K・イノウエ国際空港)

HNLTOP.jpg
Daniel K. Inouye International Airport(米国 ホノルル ダニエル・K・イノウエ国際空港)

■空港の概要
米国ハワイ州(HI州)オアフ島にある空港です。ホノルルのダウンタウンから7キロ程西方、真珠湾のすぐ南東側に位置しており、南側は太平洋に面しています。旅客ターミナル地区が北側、貨物地区が南東側等数か所に位置しています。西側にヒッカム空軍基地が広がっており、滑走路等が共用されています。
2017年4月にHonolulu International AirportからDaniel K. Inouye International Airportに名称が変更されました。
旅客が利用する定期便が就航するターミナルは、Terminal1、Terminal2、Terminal3の3つがあり、Terminal2に国際線到着ビル(INTERNATIONAL ARRIVALS BUILDING)が併設されています。また、南東側のラグーンドライブ沿いに、チャーター便などを手掛けるヘリコプター各社や水上飛行機用のターミナルがあります。
2023年10月28日現在、日本からの直行便は、ANA、日本航空、ZIPAIR、ハワイアン航空(Hawaiian Airlines)、ユナイテッド航空(United Airlines)、デルタ航空(Delta Air Lines)により5路線が就航しています。
※2023年10月28日現在、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミックの影響で日本路線に大幅な欠航が生じています。
※2023年10月28日現在、COVID-19パンデミックの影響で日本路線が全便欠航中の航空会社:エアージャパン、大韓航空(Korean Air)、エアアジアX(AirAsia X)


■飛行場種別:(海外空港)
■滑走路延長:3,749m/3,658m/2,743m/2,119m
■空港コード:HNL/PHNL

■施設の見どころ:◎◎◎◎◎ 大規模/窓が少なく外部と一体化したエリアや緑化エリアが広いです。内装は木板を多用しています。カートは有料。
■見学者への対応:◎◎=== 案内所 有(昼間でも無人時間帯あり)/ターミナルパンフ 無/送迎デッキ 無/モニュメント 多数
■売店の充実度:◎◎◎== 出店の中心は保安検査後エリアで、保安検査前の一般エリアにはほとんど店舗はありません。旅客の少ない時間帯等に閉店する店舗も多いです。
■アクセスの状況:◎◎== 鉄道 無/バス 有/路線バスは複数路線あります。2019年に鉄道開通予定(東カポレイ-空港-アラモアナ)。
※就航路線は2023年10月28日、そのほかの情報は特記以外2018年10月現在のものです。

■撮影環境:入国審査場・手荷物受取場・出発保安検査場周辺は撮影禁止のサインあり。それ以外の空港内・ターミナル周辺は基本的に撮影可能でした。展望デッキはありませんが、各コンコース部への連絡通路は窓ガラスのない空間で、駐機している飛行機の撮影が可能です。
米軍基地が隣接していますので、空港周辺での撮影は要注意(日本も米軍基地は撮影厳禁ですしネ)。
■日本からのアクセス:(2023年10月28日現在、COVID-19パンデミックの影響で大規模欠航中)新千歳、成田国際、東京国際、中部国際、関西国際、福岡から直行便が就航。日本からは直行便でのアクセスが主流です。日本線はTerminal2発着となります。
■路線活用のヒント:(2023年10月28日現在、COVID-19パンデミックの影響で大規模欠航中)国際線は太平洋離島路線が多数運航されており、ポリネシアやミクロネシア各地への乗り継ぎ利用が便利です。米国国内線はハワイ州各地への路線が充実しています。日本からハワイ州への直行便はほとんどの便がホノルル発着のため、ハワイ州各地へ乗り継ぎ拠点となっています。
■乗り継ぎ方法:(2023年10月28日現在、COVID-19パンデミックの影響で大規模欠航中)
・日本線から米国国内線への乗継:米国は最初の到着空港で入国審査・税関審査が行われます。スルーチェックイン(最終地まで手荷物受託)済の場合もこの空港で一度手荷物受取が必要です。入国審査・手荷物受取・税関の順に通過します。国際線の到着手続きは全てTerminal2の到着ビルで行われます。ハワイ州離島各地へはTerminal1またはTerminal3への移動が必要です。到着出口を出てから、Terminal1までは徒歩5分程、Terminal3までは徒歩20分程かかります。個人出口前の道路上からターミナル間連絡バスが発着していますが、Terminal1へは暑さや歩くのが気にならなければ徒歩を勧めます。Terminal3へは、急いでいなければ約20分間隔で運行する連絡バス(所要時間:T1→T3約10分/T2→T3約5分)利用が便利です。
・米国国内線から日本線への乗継:出発地空港で日本の到着空港までのスルーチェックインができれば、ホノルル空港で受託手荷物を受け取る必要はありません。米国は出国手続がないため、スルーチェックイン済なら搭乗待合室内のみの移動でも利用可能です(ターミナルが異なる場合も搭乗待合室内のWiki-Wiki Busで移動可能)。
※国籍や乗り継ぐ航空会社により経路が異なる場合がありますので、航空会社に確認することをお勧めします。


■Terminal1(旧・インターアイランドターミナル INTERISLAND TERMINAL)
HNL-T2-001.jpg旅客ターミナルの特徴
(写真は2015年11月撮影)
ターミナル地区の西側に位置するターミナルです。1993年7月新設。2018年6月にターミナル名称が、INTERISLAND TERMINAL(Terminal2)からTerminal1に変更されました。
南北に広がるターミナルで、ランド側が東側、エプロン側が西側になります。ハワイアン航空(HAWAIIAN AIRLINES/HAL)グループ(HALとOhana by Hawaiian)の日本線以外が出発、HALグループの米国国内線が到着しています。
地上7階建て。ランド側は駐車場と一体化しており、4階以上は駐車場となります。駐機方式はピア方式とフロンタル方式の併用、動線方式は多層方式です。
館内のサインは、灰地に白文字(英語のみ)が主流です。
※HALでも、日本発を含めた国際線の発着は、Terminal2利用となります。

※2018年06月01日:ターミナル名称変更(INTERISLAND TERMINAL(Terminal2)→Terminal1)
※2018年12月12日:ハワイアン航空日本線 一部旅行会社チェックインロビーをTerminal1からTerminal2に変更
※2018年12月19日:ハワイアン航空日本線 チェックインロビーをTerminal1からTerminal2に変更
HNL-T2-002arr.jpg1階 ターミナル前面(下層)
(写真は2015年11月撮影)
ランド側は駐車場と一体化しており、その真下部分に道路が接続しています。
1階は到着エリアで、出入口は7か所です。
ターミナルに直接4車線道路が接続しているほか、横断歩道で渡った先に交通島があり、2車線が接続しています。ターミナル間連絡バス(AIRPORT SHUTTLE/Wiki-Wiki Bus)の乗降場が設けられています。
HNL-T2-002dep.jpg2階 ターミナル前面(上層)
(写真は2015年11月撮影)
2階は出発エリアで、出入口は7か所です。
ターミナルに直接4車線道路が接続しているほか、横断歩道で渡った先に交通島があり、2車線が接続しています。交通島部分にTHE BUSのりばがあります。
HNL-T2-003.jpg2階 チェックインロビー・チェックインカウンタ
(写真は2015年11月撮影)
2階が出発エリアで、ランド側はほぼ全面に渡り、チェックインロビーとなっています。ロビー区域は左右に分かれており、右側(北側)がチェックインロビー2、左側(南側)がチェックインロビー3です。いずれも3階まで吹抜となった天井の高いロビーです。
チェックインカウンタは、壁面タイプです。チェックイン手続きが可能なカウンタは、ロビー3の南端側で、国際線も南端側を使用しています。ロビー3の北側とロビー2は、ロビー中央に自動チェックイン機を設置しており、カウンタは全面が手荷物受託になっています。ロビー2は4か所、ロビー3の北側は2か所に自動チェックイン機をまとめています。
中央部出入口外にEXPRESS CHECK-INと称し、自動チェックイン機が置かれています。
HNL-T2-004.jpg2階 出発保安検査場
(写真は2015年11月撮影)
出発保安検査場は、中央と南北両端にあります。中央がメインの検査場で、端側はファーストクラス利用者など一部利用者専用になっています。出発案内板は巨大なデジタルサイネージです。
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▲搭乗待合室外観(写真はAエリア)
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▲搭乗待合室内観(写真はBエリア)
2階 搭乗待合室
(写真は2018年10月撮影)
2階エプロン側は搭乗待合室となっています。米国国内線は出発・到着が混在する配置です。
ターミナル本館部分と南側のピア部分(マカイピア=Makai Pier/案内図での記載はほとんどありません)は自由に行き来でき、各コンコースに待合スペースが設けられています。
ターミナル本館部分とピア部分を結ぶ連絡通路は窓がない開放的な通路となっています。
3階部分にTerminal2側へのアクセス用にターミナル間連絡バスが運行しています。
ラウンジは、HAL運営のラウンジが2か所(Hawaiian Premier Club、The Plumeria Lounge)あります。
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▲搭乗口(写真は本館部分)
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▲搭乗口(写真はマカイピア)
2階 搭乗口
(写真は2018年10月撮影)
搭乗口は、ターミナル本館部分にA13番-A20番、マカイピアにB1番-B5番があります。
AエリアとBエリアはハワイ州内路線の便が出発します。このため、緊急の手荷物検査等が不要なため、区画化されているような搭乗口はありません。

※2018年06月01日:搭乗口番号変更(49番-53番→B1番-B5番、54番-61番→A13番-A20番)
HNL-NT1-008-1.jpg2階 米国国内線到着通路
(写真は2018年10月撮影)
2階搭乗待合室エリアは、米国国内線の出発・到着が混在しています。到着ロビーへと降りる専用階段が中央と南北端の3か所に設けられています。
HNL-T2-006.jpg1階 到着口
(写真は2017年12月撮影)
1階が到着エリアとなっており、到着口は中央と南北端の3か所です。HALグループの米国国内線が使用しています。
HNL-T2-007.jpg1階 手荷物受取場
(写真は2015年11月撮影)
手荷物受取場は到着口の外側にあります。1階南北に分かれており、北側が手荷物受取場B、南側が手荷物受取場Cです。
Bに3か所、Cに2か所のベルトがあります。
HNL-NT1-011.jpg1階 庭園
(写真は2018年10月撮影)
Terminal1保安検査場通過後エリアのターミナル本館部分とマカイピアの間に広がる三角地帯に庭園が設けられています。連絡通路途中にある階段を下りてアクセスできます。


■Terminal2(旧・オーバーシーズターミナル OVERSEAS TERMINAL)
HNL-T3-001.jpg旅客ターミナルの特徴
(写真は2015年11月撮影)
ターミナル地区の中央南側に位置するターミナルです。1962年8月新設。2018年6月にターミナル名称が、OVERSEAS TERMINAL(Terminal3)からTerminal2に変更されました。日本線は全便Terminal2発着です。
東西に広がるターミナルで、ランド側が北側、エプロン側が南側になります。
地上3階建て(一部7階)。旅客が利用するのは1階-3階部分のみです。駐機方式はピア方式、動線方式は多層方式です。
米国軍人の名前にちなみ、ジョン・ロジャース ターミナル(John Rodgers Terminal)という愛称があり、一部の案内板では「Main Terminal」と案内されています。
ランド側は、6エリアに分割されており、西端側から国際線到着エリア(INTERNATIONAL ARRIVALS BUILDING)、出発ロビー4・到着ロビーD、出発ロビー5・到着ロビーE、出発ロビー6・到着ロビーF、出発ロビー7・到着ロビーG、出発ロビー8・到着ロビーHが配置されています。
エプロン側は3つのピア(コンコース)が配置されており、西側からエバコンコース(Ewa Concourse/Cエリア)、セントラルコンコース(Central Concourse/Eエリア)、ダイヤモンドヘッドコンコース(Diamond Head Concourse/Gエリア)と命名されています。
館内のサインは、灰地に白文字(英語・日本語併記、一部韓国語・中国語併記あり)が主流です。

※2018年06月01日:ターミナル名称変更(OVERSEAS TERMINAL(Terminal3)→Terminal2)
※2018年12月12日:ハワイアン航空日本線 一部旅行会社チェックインロビーをTerminal1からTerminal2に変更
※2018年12月19日:ハワイアン航空日本線 チェックインロビーをTerminal1からTerminal2に変更
HNL-T3-002arr.jpg1階 ターミナル前面(下層)
(写真は2015年11月撮影)
ランド側は1階・2階それぞれに道路が接続しています。
1階は到着エリアで、出入口は各ロビーに設置されています。出入口と前面道路の間に空間があり、植栽があります。また、西端に団体用出口が設けられています(詳細は後述)。
ターミナルに直接2車線道路が接続しているほか、横断歩道で渡った先に交通島があり、2車線が接続しています。各ロビー前に、ターミナル間連絡バス(AIRPORT SHUTTLE/Wiki-Wiki Bus)の乗降場が設けられています。
HNL-NT2-002dep.jpg2階 ターミナル前面(上層)
(写真は2018年10月撮影)
2階は出発エリアで、出入口は各ロビーに設置されています。ターミナル入口には扉はなく、建物のギリギリまでチェックイン用の機器が置かれているため、外部と内部が一体になっているような造りになっています。
ターミナルに直接2車線道路が接続しているほか、横断歩道で渡った先に交通島があり、2車線が接続しています。交通島部分にTHE BUSのりばがあります。
HNL-T3-003.jpg2階 チェックインロビー
(写真は2015年11月撮影、写真はロビー8)
2階が出発エリアで、ロビー4-8のランド側はほぼ全面に渡り、チェックインロビーとなっています。いずれも柱がほとんどない広々としたロビーです。
HNL-T3-004.jpg2階 チェックインカウンタ
(写真は2015年11月撮影、写真はロビー4)
チェックインカウンタは、ロビーによってタイプが異なります。
ロビー4-6はアイランドタイプと壁面タイプの併用(4、5は分割タイプ、6は一体のアイランド)、ロビー7、8は壁面タイプです。
日本航空はロビー5、ANAはロビー4を使用しています。
HNL-NT2-005.jpg2階 出発保安検査場
(写真は2018年10月撮影、写真はCheckpoint4)
2階各チェックインロビー間に合計4か所の出発保安検査場があります。
出発案内板は巨大なデジタルサイネージです。
出発関係は、米国国内線と国際線は分離されておらず、直接的な出国審査はありません。米国国内線、国際線ともに同一の検査場で同一の検査を受けることになります(=液体物制限は米国国内線利用時も国際線と同一基準)。
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▲搭乗待合室外観(写真はGエリア)
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▲搭乗待合室内観(写真はEエリア)
2階 搭乗待合室
(写真は2018年10月撮影)
2階エプロン側は搭乗待合室となっています。米国国内線は出発・到着が混在する配置です。中央部分は連絡通路沿いに店舗が多数設置されており、各コンコースに待合スペースが設けられています。
ターミナル中央側と各コンコースを結ぶ連絡通路部分は窓がない開放的な通路となっており、両端のダイヤモンドヘッドコンコースとエバコンコースはターミナル間連絡バスの乗降場が接続しています。
ラウンジはダイヤモンドヘッドコンコースに1か所(UAL)、エバコンコースに1か所(QFA)あるほか、ターミナル中央2か所に複数航空会社のラウンジがまとまっています(3階(JAL・AAL)、1階(CAL・DAL・KAL))。航空会社だけでなくHISのLEALEAラウンジ、カードラウンジのIASSラウンジがあります。
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▲搭乗口(写真はEエリア)
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▲搭乗待合スペース(写真はCエリア)
2階 搭乗口
(写真は2018年10月・2015年11月撮影)
搭乗口は、ダイヤモンドヘッドコンコースにG1番-G10番、セントラルコンコースにE1番-E10番、エバコンコースにC1番-C9番、ターミナル中央のダイヤモンドヘッドコンコースとセントラルコンコースの間にF2番・F1番、ターミナル中央のセントラルコンコースとエバコンコースの間にD2番・D1番があります。
搭乗口手前の待合スペースは、一部の搭乗口はパーティションで囲われていて、区画化できるようになっています。

※2018年06月01日:搭乗口番号変更(6番-11番→G1番-G10番、12番・13番→F2番・F1番、14番-23番→E1番-E10番、24番・25番→D2番・D1番、26番-34番→C1番-C9番)
HNL-NT2-008-1.jpg2階 米国国内線到着通路
(写真は2018年10月撮影)
2階搭乗待合室エリアは、米国国内線の出発・到着が混在しています。到着ロビーへと降りる専用階段が4か所に設けられています。
HNL-T3-008INT.jpg1階 国際線到着口(個人旅客専用出口)
(写真は2015年11月撮影)
国際線の到着エリアは、Terminal2の西側にまとまっています。
到着エリアに近くない搭乗口到着の場合は、後述のWikiWikiバスで到着エリア3階に到着することになります。2階で入国審査、1階で手荷物受取場があります。
乗継客向けに、手荷物受取場と出口の間に再受託用の手荷物カウンタがあります。
出口は個人旅客専用出口と団体旅客専用出口の2か所に分かれており、個人旅客専用出口は前面道路に面したターミナル北側にあります。
個人出口から出た場合は、Terminal1は出口を出て左方面、Terminal3は右方向になります(Terminal3までは約20分間隔で運行する連絡バス利用をお勧めします)。

※入国審査場は2016年から一部に自動機(APC=Automated Passport Control)が導入されています。日本語など複数の言語に対応したタッチパネル端末です。条件を満たした入国者は利用できるほか、一般レーンに並んだ場合も状況に応じて誘導されることがあります。自動機で手続きが正しく完了し「○」印が付いていても、簡易的な有人ブースで確認が行われるため、さらに並ぶ必要があります。
HNL-T3-008GRP.jpg1階 国際線到着口(団体旅客専用出口)
(写真は2015年11月撮影)
Terminal2の西端側に団体旅客専用出口があり、ツアー会社のカウンタがまとまっています(ほぼ日本のツアー会社です)。
JTBやHISなど大手旅行会社でツアーを組んだ場合は、ここで送迎を受けることになります。
団体出口から出た場合は、Terminal1は出口を出て右斜め前方方面、Terminal3は右後ろに戻る方面になります(Terminal3までは連絡バス利用をお勧めします)。
HNL-T3-008DOM.jpg1階 米国国内線到着口・手荷物受取場
(写真は2015年11月撮影)
米国国内線の到着エリアは、1階の到着ロビーD-Hを使用しています(Dは閉鎖中)。
手荷物受取場は到着口の外側に配置されています。ベルトは傾斜タイプです。
HNL-T3-011.jpg1階 庭園(ハワイ庭園・日本庭園・中国庭園・朝鮮庭園)
(写真は2015年11月撮影)
Terminal2保安検査場通過後エリアのターミナル中央とセントラルコンコースの間に広がる三角地帯に庭園が設けられています。日本庭園のほか、ハワイ庭園、中国庭園、朝鮮庭園などが整備されています。愛称となっているJohn Rodgers Terminalに関する小さな記念碑があります。
セントラルコンコースへの連絡通路途中にある階段を下りてアクセスできます。
庭園脇にメディカルオフィスがあります。


■Terminal3
HNL-NT3-001.jpg旅客ターミナルの特徴
(写真は2018年10月撮影)
2018年5月に使用開始となった新しいターミナルです。Terminal2のランド側東端より700メートルほど東、Delta Cargoの建物付近にあります。Terminal1、Terminal2とは繋がっていない、離れた位置にある単独のターミナルです。MOKULELE AIRLINESが使用しています。
とても小さなターミナルで地上1階建て。実際には小さな事務所棟2棟の間に屋根を設けただけの建物です。
駐機方式は地上搭乗のフロンタル方式、動線方式は単層方式です。旅客は北側からアクセスすることになります。ターミナル出入口は東側、エプロンが南側にあります。

正面に道路が直接接続しており、ターミナル間連絡バス(AIRPORT SHUTTLE/Wiki-Wiki Bus)の乗降場が設けられています。

※2018年05月29日:Terminal3 供用開始(MOKULELE AIRLINES使用開始)
HNL-NT3-002.jpgチェックインロビー・搭乗待合室
(写真は2018年10月撮影)
とても小さなターミナルです。2棟の事務所棟に挟まれた部分に大屋根を設けた、壁のない風の通り抜けるロビーです。MOKULELE AIRLINESの簡易型手続きカウンタと若干のソファが設けられています。
店舗はなく、飲料自動販売機があるのみです。
HNL-NT3-003.jpg搭乗口
(写真は2018年10月撮影)
搭乗口は建物の北東側にあります。エプロンとの間はフェンスで、搭乗時に扉を開閉します。
保安検査等は通常時は実施されません。
HNL-NT3-004.jpg展望デッキ?
(写真は2018年10月撮影)
ターミナルと搭乗口の間にテーブルとベンチが設けられた一角があります。フェンス越しに駐機場を眺められます。


■各ターミナル共通
HNL-NT1NT2.jpg2階 Terminal1-Terminal2間連絡通路(検査場)
(写真は2018年10月撮影)
Terminal1-Terminal2間は搭乗待合室が繋がっていますが、区画は完全に分離されていて、間には検査場が設けられています。
Terminal1は主にハワイ州内路線、Terminal2は主にアメリカ本土線と国際線が発着しているため、自由に行き来はできません。ハワイアン航空国際線出発で利用する客がTerminal1からTerminal2に移動するパターンが多いでしょうか。
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▲WikiWikiバス乗降場
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▲WikiWikiバス
2階・3階 WikiWikiバス乗降場
(写真は2015年11月・2017年12月撮影)
3つのターミナルがあり、Terminal2も横に長いことから、無料連絡バス(Inter Terminal Shuttle Service/WikiWiki Bus)が運行されています。
ダイヤモンドヘッドコンコース、エバコンコースの2階に専用通路が接続しているほか、ターミナル中央3階に2か所の乗降場があります。
WikiWiki Busは、ダイヤモンドヘッドコンコースなどから国際線到着エリアへの輸送にも利用されます。
HNL001.jpg売店
(写真は2015年11月撮影)
ターミナル内は、搭乗待合室内を中心に多くの店舗が出店していますが、利用者が少ない時間帯は閉店となっている店も多く見られます。
ターミナル外にも店舗があり、Terminal2駐車場の北側、Terminal1駐車場の東側にレイスタンドが集中出店しています。
HNL002.jpg免税店
(写真は2015年11月撮影)
Terminal2の保安検査場通過後エリアに出店があります。総合免税店としてDFS GALLERIAが複数箇所に分散して出店しているほか、専門店が数店舗出店しています。
HNL003.jpg飲食店
(写真は2015年11月撮影)
ターミナル内は、搭乗待合室内を中心に出店しています。
飲食店はターミナル中央部にフードコートがあるほか、各コンコースにも点在しています。保安検査場通過前エリアは、Terminal2中央1階に1店舗(Snack Bar)、2階に2店舗(Starbucks、ATRIUM BAR)があるのみです。
HNL009.jpg売店(レイスタンド)
(写真は2017年12月撮影)
Terminal1前駐車場の北側にレイ販売店が集まったレイスタンドがあります。店前には専用の停車スペースがあります。
レイはハワイの定番ですが、日本への持ち込みは制限があるので要注意です。
HNL-001.jpgDaniel Ken Inouye氏
(写真は2018年10月撮影)
ホノルルの玄関空港であるDaniel K. Inouye International Airportは、人物名を正式名称として冠した空港です。空港名にもなっているDaniel Ken Inouye氏は、ハワイ生まれの日系二世で、第二次世界大戦中にアメリカ陸軍で活躍し、戦後は上院議員も務めた人物です。
空港内にはD1搭乗口付近に同氏を紹介する展示があります。

ハワイ出身で活躍した人物へのリスペクトはかなり強いようで、Daniel Ken Inouye氏の紹介展示の近くには、日本のプロ野球で活躍したWally Yonamine氏の紹介展示もあります。
HNL-020.jpgHAWAII NISEI VETERANS
(写真は2018年10月撮影/Terminal1の展示)
空港内には、第二次世界大戦時にアメリカ軍で貢献した日系アメリカ人(日系二世)の活躍を紹介する展示が多数あります。二世ベテランレガシーセンターが展開しているものです。
2018年にハワイへの日本人移民が150年を迎えており、注目度が増しています。
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▲ADMIN. BUILDING 2階中央のKALOKO
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▲エバコンコースのStar Compass
アート作品など
(写真は2015年11月撮影)
館内には複数のアート作品があります。
搭乗エリアに特に多く、多数の模型や空港に関するものも展示されています。
Terminal2はコンコース部に展示ケースで設置しているものが非常に多いです。Terminal1は待合スペースにハワイの航空に関する展示や壁面絵画などが多数掲げられています。

■交通アクセス施設
HNL005.jpg地上アクセス施設(バスのりば)
(写真は2015年11月撮影)
Terminal1前とTerminal2前に、公共バス(THE BUS)のりばがあります。
THE BUSには大きな荷物は持ち込めないため、タクシーや指定ホテルまで送迎可能なチャーター乗合サービス(Speedi Shuttleなど)を利用することをお勧めします。

・空港東部方面(19番系統・20番系統 Waikiki (Paki/Monsarrat) 行)
・空港西部方面(19番系統 Hickam AFB AMC Terminal行、20番系統 Pearlridge Shopping Center行)
・空港北部方面(31番系統 Tripler Medical Center行)
HNL004-2.jpg地上アクセス施設(レンタカー窓口)
(写真は2017年12月撮影)
Terminal2(Gエリア付近)前の立体駐車場1階にレンタカー窓口があります。入口側から、Budget、AVIS、Hertz、National、ADVANTAGEの5社のカウンタがあります。
HNL005-2.jpg地上アクセス施設(タクシー乗り場)
(写真は2017年12月撮影)
Terminal1前1階に1か所、Terminal2前に1階に3か所あります。
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▲Terminal2前立体駐車場
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▲Terminal3前平面駐車場
地上アクセス施設(駐車場)
(写真は2018年10月撮影)
Terminal1に一体化して立体駐車場、Terminal2前に2つの立体駐車場、Terminal3前に小さな平面駐車場があります。

Terminal2の立体駐車場は、ターミナルとの間に車道があり、跨道橋か1階の横断歩道を通ってアクセスする必要があります。

※2018年06月29日:コミューターターミナル前駐車場 閉鎖、Terminal3前平面駐車場 開業

■周辺の見どころ
HNL007.jpgオアフ島の飛行場群
(写真は2017年12月撮影)
オアフ島には非常に多くの飛行場があります。
ほとんどは米軍基地ですが、ダニエル・K・イノウエ国際空港のほか、隣接するHICKAM ARMY AIRFIELD、BARBERS POINT NAVAL AIR STATION(カラエロア空港 Kalaeloa Airport/南西部)、WHEELER ARMY AIRFIELD(西部中央)、MOKULEIA ARMY AIRFIELD(ディリンガム飛行場 DILLINGHAM AIRFIELD/北西部)、KANEOHE MARINE CORPS AIR STATION(東部)、BELLOWS AIR FORCE STATION(南東部)があります。
オーバーシーズターミナル2階中央の床面に描かれたオアフ島の飛行場展示には、溶けかかっている滑走路として、FORD ISLAND NAVAL AIR STATION(真珠湾内)、EWA MARINE CORPS AIR STATION(南西部)、HALEIWA FIGHTER STRIP(北西部)、KAHUKU POINT AIRFIELD(北部)、KUALOA ARMY AIRFIELD(東部)、完全に滑走路が分からなくなっているものとしてKIPAPA ARMY AIRFIELD、STANLRY ARMY AIRFIELD(いずれも西部中央)、FAIRWAY(南東部)が描かれています。

ちなみに、前述の通り、Terminal2の愛称はJohn Rodgers Terminalで、1947年までJohn Rodgers Airportという名称だったためか庭園にはJOHN RODGERS AIRPORTの石碑がありますが、現在は、空港名としてはカラエロア空港がJOHN RODGERS FIELDという愛称で呼ばれているので、間違えないよう注意が必要です。
HNL008.jpg
▲Terminal2の展示(全体計画パース)
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▲Terminal1の展示(Mauka Concourse計画パース)
改修計画
(写真は2015年11月・2018年10月撮影)
ダニエル・K・イノウエ国際空港では現在、ターミナルの改修計画が進んでいます。
東端側のダイヤモンドヘッドコンコースを延伸するほか、北西端側の旧コミューターターミナル部分に新コンコース(Mauka Concourse)を整備する計画です。
2018年6月に旧・コミューターターミナルを閉鎖し、工事区画化されています。

空港内では、Terminal1の北端側とTerminal2の中央コンコースに計画概要の掲示があり、ネット上には専用サイトも開設されています。
HAWAII AIRPORTS MODERNIZATION 公式サイト

■かつてあった見所
HNL-T2-003out.jpgかつてあった見どころ(旧・インターアイランドターミナル 1階 ドライブスルーチェックイン)
(写真は2017年12月撮影)
2018年4月まで旧・インターアイランドターミナルの北側1階に、ドライブスルーチェックインが設置されていました。
HALグループ専用で、車で乗り付けてチェックインができました。
※2018年05月01日:ドライブスルーチェックイン 閉鎖
HNL-T1-001.jpgかつてあった見所(旧・コミューターターミナル 旅客ターミナルの特徴)
(写真は2015年11月撮影)
旧・コミューターターミナルは、2018年6月1日に閉鎖されました。
ターミナル地区の北西側に位置していたターミナルです。1988年6月開業。2018年6月1日に閉鎖されました。
南北に広がるターミナルで、ランド側が東側、エプロン側が西側にありました。ハワイ州離島路線のうち、モクレレ航空(MOKULELE AIRLINES)が発着していました。
地上1階建て(一部2階)。旅客が利用するのは1階部分のみでした。駐機方式はフロンタル方式、動線方式は単層方式でした。
館内のサインは、灰地に白文字(英語のみ)が主流でした。

※2017年11月11日:アイランドエア(ISLAND AIR) 全便運休(11/10最終運航/運航停止)
※2018年05月29日:MOKULELE AIRLINES移転により施設利用停止
※2018年06月01日:コミューターターミナル 閉鎖
HNL-T1-002.jpgかつてあった見所(旧・コミューターターミナル 1階 ターミナル前面)
(写真は2015年11月撮影)
旧・コミューターターミナルは、2018年6月1日に閉鎖されました。
建物から屋根が張りだした前面でした。接続する車道はメインの通りからコミューターターミナル用に分離されていました。出入口は5か所(出発3、到着2)ありました。出発、到着各エリア前にターミナル間連絡バス(AIRPORT SHUTTLE/Wiki-Wiki Bus)の乗降場が設けられていました。
THE BUSの乗降場はなかったため、利用時にはインターアイランドターミナル2階への移動が必要でした。
HNL-T1-003.jpgかつてあった見所(旧・コミューターターミナル 1階 出発関係施設(チェックインロビー・チェックインカウンタ・保安検査場・搭乗待合室))(写真は平成27年11月撮影)
旧・コミューターターミナルは、2018年6月1日に閉鎖されました。
出発関係施設は、ランド側から見て右側(北側)に配置されていました。
チェックインロビー1が北端側にあり、搭乗待合室は中央部にありました。ロビーは、木板の張られた天井が目立ちました。チェックインカウンタは壁面タイプで、北端側にMOKULELE AIRLINESのカウンタがありました。保安検査場は、カウンタのすぐ南側にありました。
搭乗口は、62番以降が利用されており、エプロン側の出入口は71番〜80番がありました。
ラウンジは、ラナイ島のホテルFour Seasons Resort Lanai利用者専用ラウンジが搭乗待合室内に1か所(Four seasons)ありました。
※2017年11月11日:ISLAND AIR 全便運休(11/10最終運航/運航停止)
※2018年05月29日:MOKULELE AIRLINES 新しいTerminal3へ移転
HNL-T1-004.jpgかつてあった見所(旧・コミューターターミナル 1階 到着関係施設(到着口・手荷物受取場))
(写真は平成27年11月撮影)
旧・コミューターターミナルは、2018年6月1日に閉鎖されました。
到着関係施設は、ランド側から見て左側(南側)に配置されていました。
手荷物受取場Aがあり、ベルトは2か所配置されていました。受取場からはすぐに前面へ出る出口があり、到着ロビーのようなものはありませんでした。


■日本からの就航路線(国際線)
就航先運航会社
( )内は共同運航による運航会社
成田国際(成田)TZP・JAL・HAL・ANA
東京国際(羽田)ANA・JAL・HAL・DAL
中部国際(セントレア)JAL・HAL
関西国際(関空)JAL・HAL
福岡HAL
就航路線変遷(2015年12月23日以降)
※2017年04月01日:JAL(AAL・CPA)東京国際 運休(3/31最終運航)
※2017年06月01日:AJX(ANA・UAL)成田国際 運休(5/31最終運航)
※2017年06月28日:XAX関西国際 就航
※2017年10月29日:CAL成田国際 運休
※2017年12月19日:TGW関西国際 就航
※2017年12月21日:CAL成田国際 就航
※2018年01月08日:CAL成田国際 運休
※2018年03月15日:ANA東京国際 HAL共同運航解消
※2018年03月25日:AJX(ANA・UAL)成田国際 就航、HAL新千歳・HAL成田国際・HAL東京国際・HAL関西国際 JAL共同運航便化、JAL東京国際・JAL中部国際・JAL関西国際 HAL共同運航便化
※2019年05月01日:AJX(ANA・UAL)成田国際 運休(4/30最終運航)
※2019年05月08日:TGW関西国際 運休(5/7最終運航)、DAL福岡 運休(出発便は5/7・到着便は5/8最終運航)
※2019年11月27日:HAL福岡 就航(出発便は11/26〜・到着便は11/27〜)
※2020年03月25日:JAL(AAL・CPA・HAL)中部国際・JAL(AAL・CPA・HAL)関西国際 長期欠航
※2020年03月26日:HAL(JAL)新千歳・UAL(ANA・AAR)成田国際・HAL(JAL)成田国際・HAL(JAL)関西国際 長期欠航
※2020年03月27日:XAX関西国際・HAL福岡 長期欠航
※2020年03月?*日:KAL成田国際 長期欠航
※2020年03月29日:JAL(AAL・CPA・MAS・HAL)成田国際・ANA(UAL)成田国際・HAL(JAL)東京国際 長期欠航、DAL(HVN)成田国際 運休(3/28最終運航)、ANA(UAL)東京国際・DAL(HVN)東京国際 就航
※2020年04月?*日:DAL(HVN)東京国際・DAL中部国際・DAL関西国際 長期欠航
※2020年04月09日:JAL(HAL)東京国際 長期欠航
※2020年10月01日:HAL成田国際 再開(到着便は10/3〜)
※2020年10月06日:ANA成田国際 再開(到着便は10/5〜)
※2020年10月22日:ANA成田国際 長期欠航
※2020年11月07日:ANA東京国際 再開(到着便は11/6〜)
※2020年11月11日:JAL東京国際 再開
※2020年12月01日:JAL成田国際 再開
※2020年12月19日:JAL成田国際 長期欠航(到着便は12/18〜)、TZP成田国際 就航、HAL関西国際 再開(到着便は12/21〜)
※2020年12月21日:HAL東京国際 再開(到着便は12/23〜)
※2021年02月06日:HAL東京国際 長期欠航(到着便は2/8〜)
※2021年10月08日:JAL成田国際 再開(到着便10/7〜)
※2021年12月17日:UAL成田国際 再開(到着便12/18〜)
※2022年07月01日:ANA成田国際 再開
※2022年07月14日:JAL関西国際 再開(到着便7/15〜)
※2022年08月01日:JAL中部国際 再開、HAL東京国際 再開(到着便は8/2〜)
※2023年04月28日:HAL福岡 再開(到着便は4/30〜)
※2023年10月28日:DAL東京国際 就航(到着便は10/29〜)

■空港所在地
空港所在地はクリック(Googleマップ)
■Daniel K. Inouye International Airport(米国 ホノルル ダニエル・K・イノウエ国際空港)についてもっと詳しく調べたい方のリンク集
Daniel K. Inouye International Airport(米国 ホノルル ダニエル・K・イノウエ国際空港)の公式サイト(日本語版あり)
HAWAII AIRPORTS MODERNIZATION PROGRAMの公式サイト(英語のみ)
Honolulu Rail Transit Projectの公式サイト(英語のみ)

※「情報交通ホットライン」は日本をはじめとする空港を紹介する私設サイトです。
※Daniel K. Inouye International Airport(米国 ホノルル ダニエル・K・イノウエ国際空港)の公式サイトではありません。

開設月日 2015.12.23
初調査日 2015.11.29
前調査日 2018.10.17
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2023年06月28日

(豪)Cairns_空港概要

情報交通ホットライン/日本空港情報館/海外空港特別編 Cairns Airport(オーストラリア)
日本空港情報館 海外空港特別編
Cairns Airport
(オーストラリア ケアンズ空港)


CNS000.jpg
Cairns Airport(オーストラリア ケアンズ空港)

■空港の概要
オーストラリア連邦クイーンズランド州ケアンズにある空港です。ケアンズの中心部から7キロほど北方、ケアンズ市街地の北端付近に位置しています。
オーストラリア北東部の観光地として知られるグレートバリアリーフへの玄関空港となっています。
定期便が利用する第1ターミナル(国際線ターミナル)、第2ターミナル(国内線ターミナル)と、自家用機などが利用するゼネラル・アビエーションターミナルがあります。第1と第2は離れていますが、屋根付き通路で結ばれており、徒歩5分ほどで行き来ができます。
2023年6月28日現在、日本からの直行便はジェットスター航空、ヴァージン・オーストラリアにより3路線が就航しています。


■飛行場種別:(海外空港)
■滑走路延長:3,197m
■空港コード:CNS/YBCS


■施設の見どころ:◎◎=== 中規模。シンプルなターミナルです。アート作品が多数あり。
■見学者への対応:◎◎=== 案内所あり(国際線は係員がいない時間帯が多い模様)。ターミナルパンフなし。送迎デッキなし。モニュメント少々。ファン向け展示なし。
■売店の充実度:◎◎=== 売店・飲食店は国内線ターミナルの方が多め。海外空港らしく一般エリアの店舗は最低限です。
■アクセスの状況:◎==== 鉄道未接続/バス定期便なし/サン・パーム・トランスポートがシャトルサービスを提供(他に複数の会社がリムジンを提供)。


※就航路線は2023年6月28日、そのほかの情報は特記以外2013年10月現在のものです。
■撮影環境:日本同様に手荷物受取場や入国審査場エリア付近と、到着動線上は撮影禁止のサインが出ています。その他の空港内・周辺は基本的に撮影可能でした。
■日本からのアクセス:
成田国際、東京国際、関西国際から直行便が就航しています。日本からのアクセスは直行便でのアクセスが主流。このほか香港やポートモレスビーなどアジア経由でのアクセスも可能です。
■路線活用のヒント:
国際線はパプアニューギニア路線が充実。国内線はオーストラリア各地への便が就航しています。日本からオーストラリアへの最短都市であることから、ケアンズ経由でオーストラリア国内線への乗り継ぎ客も多く見られます。
■乗り継ぎ方法:
国際線からオーストラリア国内線への乗り継ぎは、ケアンズ空港での入国審査が必要です。到着口を出たあとは、ターミナル内を右端まで行き、外に出て徒歩約5分で国内線ターミナルに到達できます。足元の黄緑色の線に沿って歩けばターミナルに着けます。国内線ターミナルのチェックインカウンタは、国際線ターミナル側からだと一番奥側です。
カンタス航空利用の場合は、国際線ターミナル到着口を出るとすぐ左側にカンタス航空の乗り継ぎカウンタがあるので、大きな荷物はここで預けると身軽になれます。ケアンズ経由便利用の場合は、動きが異なり、国内区間でも国際線ターミナルから発着の場合があるので、事前にターミナルを確認しておくことをオススメします。
国内線から国際線への乗り継ぎは歩く距離がやや短く、こちらは水色の線に沿って歩けば国際線ターミナルに着けます。

SKYVIEW
CNS000a.jpg CNS000b-2.jpg
遊覧飛行時に左窓席から撮影。空港南東側上空。
ケアンズ自体はそれほど広範囲の都市ではなく、市街地北部からは徒歩でもアクセスできないことはありませんが、周辺は見ての通りマングローブの樹林地帯が広がっており、ワニの生息域となっていることから、周囲を散策することはお勧めしません。
滑走路の東側にターミナル地区があり、西側に小型機用エプロン地区があります。西側地区は主要道路の1号線に面しています。遊覧飛行は西側地区からの発着が多いようです。

■第1ターミナル(国際線ターミナル)
CNSi001.jpg旅客ターミナルの特徴
(写真は2013年10月撮影)
地上2階建て。駐機方式はフロンタル方式、動線方式は1・1/2層方式です。それほど大きなターミナルではなく、1階にチェックインロビーと到着ロビー、2階に搭乗待合室があるシンプルな造りです。
館内のサインは灰地に白文字のものが主流で、英語に日本語・中国語が併記されています。
ターミナルのイメージカラーは水色です。
カートは有料です。
CNSi002.jpgターミナル前面
(写真は2013年10月撮影)
せり出した白い屋根が目立つ前面です。2車線道路に停車帯2車線が接続しています。カーブサイドの一部には点字ブロックが敷かれています。床面には、第2ターミナルとの間に黄緑色の線が敷かれており、それに沿って歩くと第2ターミナルまで迷わず向かえます。
ターミナルへの出入口は出発側に3か所、到着側に3か所あります。
ターミナル左右に団体用バスのりばがあります。
CNSi003.jpgチェックインロビー
(写真は2013年10月撮影)
1階、ランド側から見て左側はほぼ全面に渡りチェックインロビーです。柱のない大屋根が目立つ広々とした吹抜空間となっています。絨毯敷きです。
CNSi004.jpgチェックインカウンタ
(写真は2013年10月撮影)
広範囲にカウンタが設置されています。特定の航空会社用ではないため、各便のチェックイン時間帯のみ開設されます。
CNSi005.jpg出発口
(写真は2013年10月撮影)
出発口は中央部2階にあります。ランド側の2階部分は中央部のみで、チェックインロビーから階段を上がってすぐのところにあります。
CNSi006.jpg出国待合室
(写真は2013年10月撮影)
2階エプロン側は全面に渡り出国待合室になっています。保安検査後はすぐに免税店があり、免税店を抜けた先に待合室がある配置です。中央に広い待合スペースがあり、左右に延びています。
3番搭乗口付近にリーフ・ラウンジ、航空会社サービスカウンタ、旅行者払戻制度(TRS)カウンタがあります。
CNSi007.jpg搭乗口
(写真は2013年10月撮影)
搭乗橋は1番-6番までで、6/6a番搭乗口は、地上搭乗の7番、8番と一緒になっています。それぞれの搭乗口に地上搭乗できるよう階段が設けられています。1番は複数スポットが一緒になっており、1/1a/1c/1d/1e番があります。
各搭乗口とも小さなカウンタが設けられているのみです。
CNSi008.jpg到着口
(写真は2013年10月撮影)
到着口は1か所です。世界各国の言葉で「ようこそ」という文字が描かれ、到着客を迎えています。
CNSi009.jpg到着ロビー
(写真は2013年10月撮影)
1階、ランド側から見て右側が到着ロビーエリアになっています。
チェックインロビーと同様に高天井の開放感あふれたロビーです。
到着口のすぐわきにインフォメーションがありバスチケットなどを手配できるほか、レンタカーカウンタ、両替所があります。
CNSi010.jpg団体集合場所・乗り継ぎカウンタ
(写真は2013年10月撮影)
到着ロビー、到着口を出てすぐ左側には団体集合場所と国内線乗り継ぎ手荷物カウンタがあります。
国内線乗り継ぎ手荷物カウンタは、カンタス航空が使用しています。日本人の利用が多いと思われるカンタス航空国内線への乗り継ぐ場合に利用できます。
CNSi011.jpg売店・免税店
(写真は2013年10月撮影)
売店・飲食店などは一般エリアにはほとんどなく、多くは出国待合室内にあります。
2階出国待合室に売店・免税店7店舗(GALERIE TROPICAL、world of chocolate/australian produce、JR Duty Free、Discover TNQ、PURELY merino、AUSTRALIAN MADE、RELAY、discover)があります。メインの免税店はJR Duty Freeです。
CNSi012.jpg飲食店
(写真は2013年10月撮影)
1階到着ロビーに飲食店1店舗(TRIB'S)、2階出国待合室に飲食店1店舗(TRIB'S)があります。
CNSi013.jpg熱帯雨林歩道
(写真は2013年10月撮影)
1階ランド側中央部に木々を集めた小さなガーデンがあり、熱帯雨林歩道(Rainforest walk)が整備されています。

■第2ターミナル(国内線ターミナル)
CNSd001.jpg旅客ターミナルの特徴
(写真は2013年10月撮影)
地上2階建てですが、旅客が利用するのはほぼ1階部分です。駐機方式はフロンタル方式、動線方式は単層方式です。国際線ターミナルよりも横に広いターミナルで、ランド側から見て左側に出発関係、中央に搭乗待合室、右側に到着関係の施設が配置されています。
第2は、到着客が到着後に搭乗待合室を通過する出発客と混在する構造で、到着手荷物受取場は一般エリアにある施設配置です。
館内のサインは灰地に白文字のものが主流で、日本語・中国語併記の国際線ターミナルと異なり、英語のみのサインです。
ターミナルのイメージカラーは黄緑色です。
CNSd002.jpgターミナル前面
(写真は2013年10月撮影)
長く整備された白い屋根が目立つ前面です。出発側、到着側それぞれに交通広場が整備されています。出発側は交通広場とは別に車道が接続しています。床面には、第1ターミナルとの間に水色の線が敷かれており、それに沿って歩くと第1ターミナルまで迷わず向かえます。
ターミナルへの出入口は出発側に3か所、到着側に4か所あります。
ターミナル左右に団体用バスのりばがあります。
CNSd003.jpgチェックインロビー・チェックインカウンタ
(写真は2013年10月撮影)
ランド側から見て左側はほぼ全面に渡りチェックインロビーとなっています。
チェックインカウンタは、特定の航空会社用ではありませんが、建物端側からカンタス航空、ジェットスター航空、Regional Express、タイガーエア、ヴァージン・オーストラリアなどが特定位置を使用しています。
出発保安検査場は建物中央側にあり、搭乗待合室は建物中央一帯を占めています。搭乗待合室は、売店・飲食店エリアとなっており、中央付近に両替所、20番搭乗口側にカンタス航空のサービスデスクとカンタス航空ラウンジ(Qantas Club)、ヴァージン・オーストラリアラウンジがあります。
搭乗橋は14番-22番まであり、搭乗口は大きく14番から17番、18番と19番、20番から22番の3か所に分かれて設置されています。2番のみ到着ホール側にゲートがあります。
CNSd009.jpg到着ホール(手荷物受取場)
(写真は2013年10月撮影)
ランド側から見て右側一帯が到着ホール(手荷物受取場)になっています。
到着口はチェックインカウンタ側、到着ホール側の両方にあります。手荷物受取場には1番-4番のベルトコンベアがあります。
CNSd012.jpg売店・飲食店
(写真は2013年10月撮影)
一般エリアには店舗はあまりなく、主に搭乗待合室内に出店しています。第1よりも店舗は充実しています。
一般エリアには、到着ホールに飲食店1店舗(skybury Coffee)があります。
搭乗待合室内には、売店12店舗(world of chocolate、Health + Beauty、Hub、NewsLink、Tech 2 Go、discover、AUSTRALIAN MADE、Surf Dive'n Ski、PURELY merino、VICTORIA'S SECRET、smiggle、Sunglass Hut)、飲食店8店舗(skybury Coffee、grinders coffee、HERO SUSHI、HeaLthy HaBits、La Porchetta、Blue Sky Brewery、THE COFFEE CLUB、HUNGRY JACK'S)が出店しています。

■その他施設
CNSi014.jpgアート作品
(写真は2013年10月撮影)
空港内にはいくつかのアート作品が設置されています。アボリジニーに関する作品が多く見られます。
最も目立つのは、第2ターミナル前面に設置されている石のモニュメントでしょうか。第1ターミナルチェックインカウンタ上部や到着ロビー上部にも作品が掲げられています。
CNS015.jpg地上アクセス施設(駐車場)
(写真は2013年10月撮影)
第1前、第2前それぞれに有料平面駐車場が設けられています。第2前は一部に屋根が付いています。
CNS016.jpg地上アクセス施設(バスのりば)
(写真は2013年10月撮影)
第1と第2の間に送迎バス用乗降場が設けられています。
CNS017.jpgゼネラル・アビエーションターミナル
(写真は2013年10月撮影)
西側地区にゼネラル・アビエーション用の小さなターミナルがあります。小さなトイレと待合スペースがあるだけの小さな建物です。遊覧飛行などで利用する場合があります。
航空会社によっては格納庫に事務所がある航空会社もあり、そこからの発着となります。

■日本からの就航路線(国際線)
就航先運航会社
( )内は共同運航による運航会社
成田国際(成田)JST
東京国際(羽田)VOZ
関西国際(関空)JST
就航路線変遷(2015年5月9日以降)
※2020年03月23日:JST(JAL・QFA)成田国際・JST(JAL・QFA)関西国際 長期欠航
※2022年07月20日:JST成田国際 再開(到着便は7/22〜)
※2022年07月26日:JST関西国際 再開(到着便は7/27〜)
※2023年06月28日:VOZ東京国際 就航

■空港所在地
空港所在地はクリック(Googleマップ)

■Cairns Airportについてもっと詳しく調べたい方のリンク集
Cairns Airportの公式サイト△(日本語版あり、多くの情報は英語版)
※「情報交通ホットライン」は日本をはじめとする空港を紹介する私設サイトです。
※Cairns Airportの公式サイトではありません。

開設月日 2015.05.10
初調査日 2013.09.26
前調査日 2013.10.01
posted by johokotu at 12:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ■海外空港 | 更新情報をチェックする

2023年03月16日

(韓)김포국제_空港概要

情報交通ホットライン/日本空港情報館/海外空港特別編 김포국제공항(大韓民国)
日本空港情報館 海外空港特別編
김포국제공항
(大韓民国 金浦国際空港)

GMP0-000.jpg
김포국제공항(大韓民国 金浦国際空港)

■空港の概要
大韓民国(韓国)の首都ソウル西部にある都心型空港です。ソウル駅から15キロ程西方、ソウル特別市と仁川広域市にまたがる位置にあります(旅客ビルはソウル特別市側)。
1939年、日本軍により建設された飛行場です。太平洋戦争後は米軍基地となり、1958年に民間も利用する国際空港になっています。韓国の表玄関でしたが、仁川国際空港開港で国際線が移転。現在は、一部国際線が再開された以外は、国内線を中心にした空港になっています。
滑走路は二本が北西-南東方向に延びており、旅客ターミナル地区や貨物地区は東側一帯に整備されています。
旅客が利用する定期便が就航するターミナルは、北側に国際線ターミナル、南側に国内線ターミナルの2つが離れてあります。
2023年3月16日現在、日本路線は、日本航空、ANA、大韓航空(Korean Air)、アシアナ航空(Asiana Airline)、チェジュ航空(Jeju Air)により2路線が就航しています。


■飛行場種別:(海外空港)
■滑走路延長:3,600m/3,200m
■空港コード:GMP/RKSS

■施設の見どころ:◎◎◎== 大規模/2つの旅客ターミナルは離れての配置。敷地内にショッピングモールあり。
■見学者への対応:◎◎◎◎= 案内所 有/ターミナルパンフ 有/送迎デッキ 有(韓国空港公社本社ビル内)/モニュメント 有
■売店の充実度:◎◎◎== 保安検査前、検査後の両エリアとも店舗が出店しています。(国際線出国待合室内は一般売店はありません)
■アクセスの状況:◎◎◎◎◎ 鉄道 有(空港鉄道仁川国際空港線、地下鉄5号線、地下鉄9号線)/バス 有(路線バス、アクセスバスとも複数路線有)
※就航路線は2023年3月16日、そのほかの情報は特記以外2018年3月現在のものです。

■撮影環境:(到着側は未確認)出発保安検査場付近に撮影禁止の表示があった以外は、空港内・ターミナル周辺は基本的に撮影可能でした。ただし、韓国は、戦争中の国家であり、空港施設は撮影禁止とされているようです。
※空港は軍事施設との扱いのようです。日本の外務省の海外安全情報では「軍事施設(その範囲は非常に広範囲にわたっているので注意が必要です),大統領官邸,警備兵等が警戒する重要施設及びその他撮影禁止表示のある区域や一部建造物の写真撮影は禁止されています。」とされています。
■日本からのアクセス:東京国際、関西国際から直行便が就航。日本からは直行便でのアクセスが主流です。日本線は、全て国際線旅客ターミナル発着となります。
■路線活用のヒント:ソウル周辺を目的地とする利用者が多いと思われます。韓国国内線は多数運航されていて、韓国国内全域へ飛べます。国際線は、日本線以外は北京線と上海線のみで乗継利用することはほとんどないと思われます。
■乗り継ぎ方法:
・日本線から韓国国内線への乗継:韓国は最初の到着空港で入国審査、税関審査が行われます。最終目的地までスルーチェックイン済みの場合も、手荷物を受け取っての検査が必要です。
国内線旅客ターミナルは離れた位置にあります。途中地下鉄駅を経由する地下道で歩いていくこともできます(所要時間約15分)が、1階5番から発着する無料シャトルバス(循環バス)が便利です(所要時間約10分、循環バスは貨物ターミナル行と旅客ターミナル行の2系統が運行されていますので注意)。
・韓国国内線から日本線への乗継:韓国は国際線出発空港で出国審査が行われます。出発地空港で日本の到着空港までの荷物も含めスルーチェックインができれば、手荷物を受け取る必要はありません。国内線ターミナルから国際線ターミナルへの移動、国際線チェックイン、出国手続きが必要です。
国際線旅客ターミナルは離れた位置にあります。途中地下鉄駅を経由する地下道で歩いていくこともできます(所要時間約15分)が、1階8番から発着する無料シャトルバス(循環バス)が便利です(所要時間約10分、循環バスは貨物ターミナル行と旅客ターミナル行の2系統が運行されていますので注意)。
※国籍や乗り継ぐ航空会社により経路が異なる場合があります。利用航空会社に確認することをお勧めします。

■国際線旅客ターミナル
GMPTI-001.jpg旅客ターミナルの特徴
(写真は2018年3月撮影)
ターミナル地区の北側に位置するターミナルです。南西-北東に広がるターミナルで、ランド側が南東側、エプロン側が北西側になります。韓国風の大屋根が目立つ外観です。
旅客が利用するのは地下1階-地上4階です。駐機方式はフロンタル方式、動線方式は多層方式です。
地下1階に駐車場・連絡通路、1階に到着ロビー、2階にチェックインロビー、3階に出発ロビー・ラウンジ、4階に飲食店があります。
館内のサインは、灰地に白文字(日本語、英語、中国語併記)、ピクト色付きが主流です。
GMPTI-002.jpg2階 ターミナル前面
(写真は2018年3月撮影)
前面道路は2階レベルと1階レベルに接続しており、出発は2階になります。前面道路は北から南への一方通行で、出入口は北側から1-3の3か所あります。
GMPTI-003.jpg2階 国際線チェックインロビー
(写真は2018年3月撮影)
2階ランド側は全域が国際線のチェックインロビーになっています。
カウンタがある一部を除き、4階レベルまで吹き抜けた天井が高いロビーです。
ランド側に両替などのサービス店舗が数店舗出店しています。
GMPTI-004.jpg2階 国際線チェックインカウンタ
(写真は2018年3月撮影)
壁面沿いにカウンタが並んでいます。3階に上がる階段で左右大きく二か所に分かれています。ANAは向かって右側(北側)、日本航空は向かって左側(南側)を使用しています。
チェックインカウンタには、珍しい設備として、手荷物の確認モニタがあります。手荷物を預けた後、受託手荷物がベルトを流れていったか利用客が各自が確認するものです。ここを自分が預けた手荷物が通過しない場合は、手荷物の中身確認が必要になるため、航空会社から呼び出しを受けます。必ず流れたことの確認が必要になります。
GMPTI-005.jpg3階 国際線出発ロビー
(写真は2018年3月撮影)
出発ロビーは、チェックインロビーから階段を上った3階にあります。かなり広大な空間で、大屋根までの大きな吹き抜け空間になっています。
GMPTI-005-2.jpg4階 国際線出発ロビー(待合スペース)
(写真は2018年3月撮影)
3階の出発ロビーには椅子がほとんどありませんが、出発ロビーから左側の階段を上った4階は出国検査前に利用できる待合スペースになっています。椅子が多数配置され、コンセントも設置されています。
GMPTI-006.jpg3階 国際線出国口
(写真は2018年3月撮影)
3階中央に出国口があります。優先レーン併設。
案内は小さなデジタルサイネージですが、入口と少しずれて設置されています。
GMPTI-007.jpg
▲北側 39番搭乗口付近
GMPTI-007-1.jpg
▲南側 中央付近
3階 国際線搭乗待合室
(写真は2018年3月撮影)
3階エプロン側は全面に渡り搭乗待合室になっています。
搭乗改札は、出国手続き後右方向(北側)に36-39の4か所、正面にR1、左方向(南側)に34と35の2か所の合計7か所があります。
北側は天井が低いエリアで、南側は天井の高い新しい内装のエリアになっています。中央付近に有料ラウンジ(SKY HUB LOUNGE)があります。
GMPTI-008.jpg1階 国際線到着口・手荷物受取場
(写真は2018年3月撮影)
手荷物受取場、到着口は1階中央北側にあります。
到着案内は大きめのデジタルサイネージです。
国際線の到着客は、3階の搭乗橋から階段で2階へ降り、入国手続等を経て1階へさらに降りるルートになります。
GMPTI-009.jpg1階 国際線到着ロビー
(写真は2018年3月撮影)
1階ランド側は北側全域が国際線到着ロビーとなっています。中央に案内所があるほか、飲食店と銀行、モバイルなどのサービス店が数店舗出店しています。
GMPTI-010.jpg1階 ターミナル前面
(写真は2018年3月撮影)
到着は1階レベルにあり、前面道路が接続しています。
2階同様に北側から南側への一方通行です。出入口は北側から1-3の3か所あります。3車線の道路を挟んで交通島があり、タクシーは交通島側、バスは建物側から発着します。
GMPTI-011.jpg売店・サービス店
(写真は2018年3月撮影)
ターミナル内は、保安検査の前エリア、後エリアともに店舗があります。
売店は少なく、保安検査前エリアは、3階に薬局、コンビニエンスストア(セブンイレブン)があるのみ、保安検査後の搭乗待合室内は38番搭乗口付近に専門店1店舗(BOOK & GIFT)があるのみです。BOOK & GIFTにはペットボトル飲料等の販売はありません(搭乗待合室では飲食店で買うしか方法無し)。
サービス店は、1階を中心にモバイルカウンタ(kt、LG U+、SK)やカジノ案内(PARADISE、SEVEN LUCK)のカウンタ、1階と2階に外貨両替(友利銀行、新韓銀行)などがあります。
写真は3階出発口脇の店舗の様子。
GMPTI-012.jpg飲食店
(写真は2018年3月撮影)
ターミナル内は、保安検査の前エリア、後エリアともに店舗があります。
売店よりは数は多いです。保安検査前エリアは、1階に2店舗(ZOO COFFE、DUNKIN DONUTS)、2階に1店舗(PARIS BAGUETTE)、4階に3店舗(CAFE DE Specialtea's、フードコートFESTIVAL、BISTRO HANEULCHAN)があります。保安検査後の搭乗待合室内は、3店舗(木曽屋、CAFFE TIAMO、마리짱)があります。
写真は保安検査前エリア4階にあるフードコートFESTIVAL。
GMPTI-013.jpg免税店
(写真は2018年3月撮影)
総合免税店は、保安検査後の搭乗待合室内に2店舗(LOTTE DUTY FREE、CITY DUTY FREE)が出店しています。
GMPTI-013-2.jpg市中免税店引渡しカウンタ
(写真は2018年3月撮影)
保安検査後の搭乗待合室内南端に市中免税店引渡しカウンタがあります。ソウル市内などにある市中免税店で購入した商品を受け取る窓口です。
一番奥にパッキングコーナーがあり、韓国から飛び立つ前に袋を破いてパッキングを捨てることができます(免税品は国外で消費することを前提に税金が免除になるため、日本では出国が完了するまで袋は破れないはず、、、)。
GMPTI-013-3.jpg税金還付カウンタ
(写真は2018年3月撮影)
保安検査前エリアは2階にチェックインロビーにカウンタがあります。また、保安検査後の搭乗待合室内中央に税金還付カウンタがあります。自動機も設置されています。
GMPTI-014.jpgターミナル内クリニックなど
(写真は2018年3月撮影)
4階待合スペース脇に一部のサービス施設があります。クリニック(EHWA MEDICAL CENTER)、授乳室、ラウンジ(W PREMIUM LOUNGE)があります。
航空会社ラウンジは保安検査前エリア3階に2か所(AAR、KAL)、有料ラウンジは保安検査後の搭乗待合室に1か所(SKY HUB LOUNGE)があります。なお、搭乗待合室には出入口に赤絨毯の敷かれたVIP待合室(VIP SUITES)があります。
GMPTI-015.jpgモニュメントなど
(写真は2018年3月撮影)
館内には、モニュメントなど展示物がいくつか見られます。
最も目立つのは、3階出発ロビーにある巨大な壺のような展示物「O」。撮影スポットとなっており、表面に人の顔を表示できるようです。
このほか、4階待合スペースに絵画フォトスポットが設けられています。
GMPTI-016.jpg航空安全ラウンジ
(写真は2018年3月撮影)
3階出発口脇に航空安全ラウンジがあります。航空の安全に関する情報展示を併設した待合スペースです。
飛行機に乗る前に、安全のしおりに書いてあるような内容を、より詳しく学べます。

■国内線旅客ターミナルビル
(未訪問)

■アクセス施設
GMP0-011.jpg地上アクセス施設(鉄道)
(写真は2018年3月撮影、国際線前地上入口)
空港鉄道仁川国際空港線とソウル地下鉄5号線、9号線の合計3路線が乗り入れています。いずれも地下線で整備されており、3路線とも国際線と国内線の間にあります。各ターミナルからは地下通路を通ってアクセスすることになります。
空港鉄道は各駅に停まる一般列車のみの発着で、ソウル駅-仁川国際空港間の一般鉄道です。
地下鉄は2路線とも終着地ではありません。5号線は、ソウル中心部を東西に結ぶ路線で、永登浦区庁、光化門、東大門歴史文化公園、オリンピック公園などへアクセスできます。9号線は、漢江の南岸を川に沿って東西を結ぶ路線で、国会議事堂、高速バスターミナル、綜合運動場などへアクセスできます。
GMP0-012.jpg地上アクセス施設(バスのりば)
(写真は2018年3月撮影、国際線前)
各ターミナルの1階カーブサイドにバスのりばがあります。
市内行・地方行の路線バス、仁川国際空港行のバス等が多数発着しています。
プラットホームには待合室も設けられており、バス券も発券できます。
GMP0-013.jpg地上アクセス施設(タクシーのりば)
(写真は2018年3月撮影、国際線前)
各ターミナルの1階カーブサイドにバスのりばがあります。
国際線側は交通島南端側にあります。のりばは大型専用、インターナショナル専用(外国語可能)などにより分かれています。配車スペースには係員が配置されており、案内を受けることが可能です。
GMP0-014.jpg地上アクセス施設(駐車場)
(写真は2018年3月撮影、国際線入口)
国際線旅客ターミナル前地下と、国内線旅客ターミナル前に駐車場があります。
GMP0-015.jpg地上アクセス施設(駐輪場)
(写真は2018年3月撮影)
駐輪場も設けられています。
写真は国際線旅客ターミナル前のものですが、かなり多くの自転車が詰め込まれています。

■その他施設
GMP0-009.jpgSKY CITY(ロッテモール)
(写真は2018年3月撮影)
空港敷地内ターミナルエリアの中央部にSKY CITYというショッピングモールがあります。ロッテモールを核として百貨店、スーパー、ホテル、映画館などがあります。
空港施設以外の施設としては、このロッテモールのほか、ウリドゥル病院、ゴルフ練習場などが設置されています。

■日本からの就航路線(国際線)
就航先運航会社
( )内は共同運航による運航会社
東京国際(羽田)JAL・ANA・KAL・AAR
関西国際(関空)JJA・AAR・KAL
就航路線変遷(2018年4月22日以降)
※2020年03月06日:AAR(ANA)関西国際 長期欠航
※2020年03月08日:KAL(JAL)関西国際 長期欠航
※2020年03月09日:JAL(KAL)東京国際・ANA(AAR)東京国際・AAR(ANA)東京国際・KAL(JAL)東京国際・JJA関西国際 長期欠航
※2022年06月29日:KAL東京国際・AAR東京国際 再開
※2022年06月30日:JAL東京国際 再開
※2022年07月01日:ANA東京国際 再開
※2022年10月30日:JJA関西国際 再開
※2023年01月13日:AAR関西国際 再開
※2023年03月16日:KAL関西国際 再開

■空港所在地
空港所在地はクリック(Googleマップ)
■김포국제공항(韓国 金浦国際空港)についてもっと詳しく調べたい方のリンク集
김포국제공항(韓国 金浦国際空港)の公式サイト(日本語版あり)
※「情報交通ホットライン」は日本をはじめとする空港を紹介する私設サイトです。
※김포국제공항(韓国 金浦国際空港)の公式サイトではありません。

開設月日 2018.04.22
初調査日 2018.03.21
前調査日 2018.03.21
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2023年02月28日

(韓)서울역CAT_施設概要

情報交通ホットライン/日本空港情報館/海外空港特別編 서울역 도심공항터미널(大韓民国)
日本空港情報館 海外空港特別編
서울역 도심공항터미널
(大韓民国 ソウル駅都心空港ターミナル)

SCAT000.jpg
서울역 도심공항터미널(大韓民国 ソウル駅都心空港ターミナル)

■施設の概要
大韓民国の首都ソウルの中心駅ソウル駅構内にあるシティエアターミナルです。ソウル駅西側の空港鉄道(A'REX)の駅舎地下2階に設置されています。
2023年2月28日現在、仁川国際空港出発便のうち、大韓航空(Korean Air/KAL)、アシアナ航空(Asiana Airlines/AAR)、チェジュ航空(Jeju Air/JJA)、ティーウェイ航空(T'Way Airlines/TWB)、イースター航空(Eastar Jet/ESR)、エアソウル(AirSeoul/ASV)の国際線利用者が、チェックインに加え、手荷物受託、出国審査を完了できます。手続き後は専用改札口から空港鉄道A'REXへ乗車できる施設になっています。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミックの影響で、2020年4月1日〜2022年5月29日に、直通列車の運行が休止され、チェックイン関係施設・直通列車関係施設が一時閉鎖されました。(一般列車は運行継続)


■飛行場種別:(海外 空港関連施設/シティエアターミナル)
■滑走路延長:-
■空港コード:-

■施設の見どころ:◎◎◎== シティエアターミナル。空港鉄道乗り場に併設された施設でチェックイン・手荷物受託・出国手続きまで完了可能。
■見学者への対応:◎==== 案内所 有/館内パンフ 無/展望デッキ 無/航空ファン向け展示 無
■売店の充実度:◎◎=== 売店・飲食店・両替所・案内所など有/駅構内には多数の売店等が出店
■アクセスの状況:◎◎== 鉄道 直結(ソウル駅)/バス 有/
※情報は特記以外2018年3月現在のものです。

■撮影環境:撮影禁止の表示等は見かけず、基本的に撮影可能でした。ただし、韓国は、戦争中の国家であり、地下鉄施設は撮影禁止とされているようです。
※地下鉄は軍事施設との扱いのようです。日本の外務省の海外安全情報では「軍事施設(その範囲は非常に広範囲にわたっているので注意が必要です),大統領官邸,警備兵等が警戒する重要施設及びその他撮影禁止表示のある区域や一部建造物の写真撮影は禁止されています。」とされています。
■日本からのアクセス:(2023年2月28日現在、COVID-19パンデミックの影響で大幅な欠航が生じています)仁川国際空港、金浦国際空港の二空港から、空港鉄道のA'REXで鉄道一本でアクセスできます。仁川へは、新千歳、青森、仙台、成田国際、東京国際(羽田)、新潟、富山、小松、静岡、中部国際、関西国際(関空)、美保、岡山、広島、高松、松山、福岡、北九州、大分、佐賀、長崎、熊本、宮崎、鹿児島、那覇から直行便が就航。金浦へは、羽田、関空から直行便が就航。
■路線活用のヒント:-
■乗り継ぎ方法:-

SCAT001.jpg施設の特徴
(写真は2018年3月撮影/2階コンコース側の入口)
ソウル駅の中で西側に設置されている施設です。2010年12月開業。
手続施設はA'REX駅舎の地下2階に集中しています。
SCAT002.jpg施設ロビー
(写真は2018年3月撮影)
A'REX駅舎の地下2階にロビーがあります。
航空会社チェックインカウンタのほか、出国手続カウンタ、鉄道カウンタ、旅行センター、外貨両替所、売店などが出店しています。
SCAT003.jpgチェックインカウンタ
(写真は2018年3月撮影)
ロビーの一番奥に航空会社チェックインカウンタがあります。
KAL、AAR、JJA、TWB、ESR、ASV運航便のうち、当日仁川空港を出発する国際線で利用できます(一部共同運航便でもチェックイン可能、米国便は一部チェックイン不可)。
朝5時過ぎから19時までオープンしています。
空港鉄道(直通列車/Express Train)乗車券購入後、このカウンタでチェックイン・手荷物受託の手続きをできます。

※2020年04月01日:COVID-19パンデミックに伴い施設利用一時停止
※2022年05月30日:COVID-19パンデミックに伴い施設利用再開
※2023年03月28日:ASV利用開始
SCAT004.jpg出国手続カウンタ
(写真は2018年3月撮影)
チェックインカウンタの左側に出国手続カウンタがあります。
チェックイン後、このカウンタで出国手続きを完了できます。ここで出国手続きが完了すると、仁川空港では、再度の手続きは不要なので、専用出国通路を利用できます。
このカウンタは7時オープンのため、7時までの早朝時間帯は出国手続きはできません(この場合、仁川空港の専用出国通路を利用できません)。

※2020年04月01日:COVID-19パンデミックに伴い施設利用一時停止
※2022年05月30日:COVID-19パンデミックに伴い施設利用再開
SCAT005.jpg鉄道発券カウンタ
(写真は2018年3月撮影)
出国手続カウンタの左側にあります。シティチェックイン利用には、まず鉄道乗車券を購入が必要です。カウンタのほか、自動券売機も設置されています。
※一部航空会社利用で割引がある場合があるので、閑散時はカウンタでの手続きをお勧めします。

※2020年04月01日:COVID-19パンデミックに伴い施設利用一時停止
※2022年05月30日:COVID-19パンデミックに伴い施設利用再開
SCAT006.jpg待合室と改札口
(写真は2018年3月撮影)
鉄道発券カウンタの左側に待合室(Express Train Lounge)、その奥に改札口があります。改札通過後ホームまでは直通エレベータのみでのアクセスになります。

※2020年04月01日:COVID-19パンデミックに伴い施設利用一時停止
※2022年05月30日:COVID-19パンデミックに伴い施設利用再開
SCAT007.jpgトラベルセンター
(写真は2018年3月撮影)
入口の一番近くにトラベルセンター(Travel Center)があります。ツアー・ホテル予約窓口と手荷物サービス窓口です。脇に税金還付(Tax Refund)自動機があります。

※2020年04月01日:COVID-19パンデミックに伴い施設利用一時停止
※2022年05月30日:COVID-19パンデミックに伴い施設利用再開
SCAT008.jpg直通列車プラットホーム
(写真は2018年3月撮影)
地下7階にあります。仁川空港までノンストップの直通列車、各駅停車の一般列車とも同じ階層にありますが、直通列車は地下2階の都心空港ターミナルの改札口から、一般列車は地下3階の改札口からしかアクセスできません。
直通列車も空港からの到着便は、地下3階の改札口からの出場となります。

※2020年04月01日:COVID-19パンデミックに伴い施設利用一時停止
※2022年05月30日:COVID-19パンデミックに伴い施設利用再開
SCAT009.jpg無料ホテルシャトルバス乗り場
(写真は2018年3月撮影)
1階にシャトルバス乗り場があります。西口入口を入った正面にあります。
ソウルの繁華街はソウル駅周辺から少し離れた位置にあります。東口側の複数のホテルが無料のシャトルバスを運行し、その発着場になっています。最も遠いホテルは、地下鉄で4駅程度の距離にあります。1時間に1本程度の運行。
これらホテルがある地域へは、地下鉄や路線バスを利用しない場合、タクシー利用が考えられます。ソウル駅前には東口、西口ともタクシー乗り場がありますが、タクシープールがなく、単に流しのタクシーがたまたま寄ってくる専用のりばとなっているため、待ち時間は長いです。配車アプリ(カカオタクシー)を使っている人も多く、待ってる間に予約されたタクシーがどんどん後から来た人を乗せていきます。
※東京駅から見た銀座、新橋、赤坂あたりにあるホテルを循環して送迎するような距離関係です。

■施設所在地
施設所在地はクリック(Googleマップ)
■서울역 도심공항터미널(韓国 ソウル駅都心空港ターミナル)についてもっと詳しく調べたい方のリンク集
서울역 도심공항터미널(韓国 ソウル駅都心空港ターミナル)の公式サイト(日本語版あり、空港鉄道公式サイト内)
※「情報交通ホットライン」は日本をはじめとする空港を紹介する私設サイトです。
※서울역 도심공항터미널(韓国 ソウル駅都心空港ターミナル)の公式サイトではありません。

開設月日 2018.04.15
初調査日 2018.03.20
前調査日 2018.03.20
posted by johokotu at 12:00| 東京 ☁| Comment(0) | ■海外空港 | 更新情報をチェックする

2022年10月21日

(台)臺北松山_空港概要

情報交通ホットライン/日本空港情報館/海外空港特別編 臺北松山機場(台湾)
日本空港情報館 海外空港特別編
臺北松山機場(台湾 台北松山空港)


TPE000.jpg
臺北松山機場(台湾 台北松山空港)

■空港の概要
台湾台北市にある1950年開港の台湾初の空港。台北の中心部に位置する都心型空港で、地下鉄が接続しているほか、徒歩でもアクセスできる非常に便利な空港です。
日本統治時代の1936年に台北飛行場として開場しており、第二次世界大戦中は旧日本海軍の飛行場になっています。戦後、台北の玄関空港となりましたが、1979年に一度国際線はすべて桃園国際空港(当時の中正国際空港)に移転。現在は台湾国内線中心の空港となっています。国際線は、中国との両岸航路と、日本路線がごく少数就航しています。
ターミナルは第1ターミナル(国際線・両岸航路用)と第2ターミナル(国内線用)が並んで建っています。外観が大きく異なる別々の建物ですが、館内でつながっています。
2022年10月21日現在、日本からの直行便は、ANA、日本航空、チャイナエアライン(中華航空)、エバー航空(長榮航空)により1路線が就航しています。


■飛行場種別:(海外空港)
■滑走路延長:2,605m
■空港コード:TPE/RCSS


■施設の見どころ:◎◎◎◎= 中規模。第1ターミナルは歴史的建造物。様々なコンセプトのエリアがあり、電子図書エリアや多数のアート作品など便利な見どころ、楽しめる見どころが多数です。
■見学者への対応:◎◎◎◎◎ 案内所あり。ターミナルパンフあり。送迎デッキ無料。モニュメント多数。ファン向け展示あり。
■売店の充実度:◎◎◎== 海外空港では珍しく一般エリアにも店舗が複数あります。
■アクセスの状況:◎◎◎◎◎ 鉄道直結(MRT文湖線松山機場駅)/バスあり/空港の前から台北市市街地が広がります。


※就航路線は2022年10月21日、そのほかの情報は特記以外2013年12月現在のものです。
■撮影環境:空港内・ターミナル周辺は基本的に撮影可能でした。
台湾は空港内撮影が厳禁の空港がほとんどで、写真撮影した日本人の拘束事例も過去にあります。ただ、この空港は展望デッキもあり、撮影に寛容に見えます。公式サイトで10大撮影スポットを紹介しているほか、展望デッキの禁止事項にもバーベキュー禁止などの項目はありますが撮影禁止の項目は記載がありません。また、案内所の方も特に禁止はしていないとの回答でした。
※法律で撮影禁止との話もあるようですので、注意するとすれば撮影禁止表示が多数掲げられている滑走路周辺と、日本でも撮影が禁止されている出入国審査場や保安検査場周辺でしょうか。
■日本からのアクセス:東京国際(羽田)から直行便が就航しています。日本から台北へは桃園空港の直行便が多数就航しており、羽田以外からの利用は多くないと思われます。
■路線活用のヒント:就航路線は、国際線はほとんどなく国内線と両岸航路(中国本土-台湾間)がメイン。乗り継ぎで利用する場合や台北で過ごした後に国内移動で活用するのに便利です。
■乗り継ぎ方法:日本路線から国際線への乗り継ぎはほぼないと思われます。台湾国内線への乗り継ぎは、入国審査場を通過し、到着ロビーに出たあと、右方向、第2ターミナルで通常の搭乗手続きとなります。ターミナルから外に出る必要はありません。

■第1ターミナル(国際線・両岸航路(中国線)用)
TPEi001.jpg旅客ターミナルの特徴
(写真は2013年12月撮影)
地上3階建て。駐機方式はフロンタル方式、動線方式は1・1/2層方式です。1階にチェックインロビーと到着ロビー、2階に搭乗待合室、3階に到着コンコースがあります。
橙色の屋根が目を引く重厚な外観のターミナルは、台湾市の歴史的建造物に指定されている文化遺産です。
館内のサインは灰地に白文字・黄文字のものが主流で、中国語に英語が併記されています。一部日本語・韓国語併記のサインもあります。出発動線や到着動線の主要な施設に関しては中国語に黄文字を使用しています。
TPEi002.jpgターミナル前面
(写真は2013年12月撮影)
せり出した高い屋根が目立つ前面です。ターミナルへの出入口は8か所あります。
4車線車路が接続しており、バスのりば用の交通島が2レーン設置されています。8つ設置されたバスのりばからは台北市内各地や周辺各地(桃園空港や林口、基隆など)への路線バス・高速バスが多数運行されています。
TPEi003.jpgチェックインロビー
(写真は2013年12月撮影)
1階、ランド側から見て右側にチェックインロビーがあります。ランド側は2階までの吹き抜けとなっています。
伝統的な建物のように見える外観とは打って変わって、チェックインロビーのランド側は近未来的な雰囲気があります。飛行機をイメージした内装で、天井板は飛行機の翼、壁面は航空機キャビンのイメージ、丸窓は航空機のジェットエンジンがモチーフになっているそうです。
床面は、光沢が美しいタイル張りで、台湾の名所や文化などの紹介がされています。
中央にインフォメーションが設置されています。
TPEi004.jpgチェックインカウンタ
(写真は2013年12月撮影)
チェックインカウンタはアイランド型を採用しています。3つのアイランドがあり、各面6か所にカウンタが設けられています。
2013年訪問時にはロビー奥にチャイナエアライン(CAL)、エバー航空(EVA)、遠東航空(FAT)、トランスアジア航空(TNA)のカウンタがありましたが、2020年8月現在、FAT、TNAは会社がなくなっています。

※2016年11月22日:TNA 運航停止
※2019年12月13日:FAT 運航停止
TPEi005.jpg出発ロビー
(写真は2013年12月撮影)
2階に出発ロビーがあります。ランド側は1階からの吹き抜け空間ですが、かなり広いスペースがあります。
出発ロビーは床面がカーペット敷きとなっています。ソファが多数設置されているほか、充電スペース、芸術創作展示スペースなどがあります。
TPEi006.jpg出発口
(写真は2013年12月撮影)
2階出発ロビー端に設置されています。橙色のサインが目立つ出発口です。出発案内は液晶モニタを採用しています。
出発口脇に書道作品「鳶飛魚躍」が掲げられています。
TPEi007.jpg出国待合室
(写真は2013年12月撮影)
2階エプロン側は全面に渡り出国待合室になっています。日本の待合室の感じに近く、待合スペースはエプロン側、売店・飲食店区画はランド側にまとまっています。場所により様々なテーマで異なるデザインがされており、思い思いに楽しめる特徴的な待合室になっています。
出国審査場を通過後、VIPラウンジ(航空会社貴賓室)があります。また、出国待合室用のインフォメーションも設置されています。
TPEi008.jpg搭乗口
(写真は2013年12月撮影)
搭乗橋は4番-9番と1階に下りた位置に8R番搭乗口があります。9番は国内線と共通使用の搭乗橋です。
TPEi009.jpg到着口
(写真は2013年12月撮影)
到着口は1階ターミナル中央部付近にあります。2階に入国審査場、1階に手荷物受取場が配置されています。
到着免税店が出店しており、台湾入国前に買い物が可能です。
搭乗橋から入国審査場までの間の到着コンコースには「蝶が舞う流域」としてアート作品を楽しめる空間になっています。
TPEi010.jpg到着ロビー
(写真は2013年12月撮影)
1階、ランド側から見て左側が到着ロビーエリアになっています。国内線も含めたターミナル全体では中央部付近になります。
チェックインロビー側と異なり、天井は低めです。
TPE018.jpg電子図書エリア/読書コーナー
(写真は2013年12月撮影)
出国審査場を入ってすぐの一帯は電子図書エリアになっています。また、読書コーナーも設置されています。
電子図書エリアには、インターネットコーナーやタブレット体験コーナー、オンラインでの新聞・雑誌閲覧コーナーなどがあります。

■第2ターミナル(国内線用)
TPEd001.jpg旅客ターミナルの特徴
(写真は2013年12月撮影)
国際線ターミナルに並ぶターミナルで、内部は1階ランド側と2階搭乗通路部分がつながり一体化しています。国際線ターミナルに比べ近代的な外観のターミナルで青いモザイクタイル壁面が目を引きます。
地上2階建て(一部3階建て)。駐機方式はフロンタル方式とオープンエプロン方式の併用、動線方式は単層方式に近い1・1/2層方式です。1階に出発・到着ロビー、搭乗待合室、3階に展望デッキがあります。
館内のサインは灰地に白文字・黄文字のものが主流で、中国語に英語が併記されています。出発動線や到着動線の主要な施設に関しては中国語に黄文字を使用しています。
TPEd002.jpgターミナル前面
(写真は2013年12月撮影)
波打つガラス屋根が目立つ前面です。ターミナルへの出入口は2か所あります。
2車線車路が接続しており、一般車用の交通島が設置されています。
TPEd003.jpgチェックインロビー
(写真は2013年12月撮影)
1階ランド側はほぼ全面に渡りロビー区域となっています。ロビー空間のほぼ中央にインフォメーションがあり、それを境にランド側から見て右側(手前側)に出発関係、左側(奥側)に到着関係の施設が配置されています。
第1ターミナルの場合階層により分離しているチェックインロビーと出発ロビーは、第2では一体化しています。
TPEd004.jpgチェックインカウンタ
(写真は2013年12月撮影)
チェックインカウンタはアイランド型を採用。これとは別に手荷物受託用カウンタが端に設けられています。
アイランドカウンタは2か所4面で、2013年訪問時には第1ターミナル側から立榮航空、FAT、マンダリン航空、TNAが使用していました。各社とも手荷物受託用にもカウンタを設けていましたが、2020年8月現在、FAT、TNAは会社がなくなっています。

※2016年11月22日:TNA 運航停止
※2019年12月13日:FAT 運航停止
TPEd005.jpg出発ロビー・出発口
(写真は2013年12月撮影)
出発口は出発ロビーの一番奥にあります。
出発保安検査場を抜けた先、1階エプロン側と2階の一部が搭乗待合室となっています。搭乗口は2階に搭乗橋用の9-11番、1階に地上搭乗用の12番と13番があります。VIPラウンジ(航空会社貴賓室)は搭乗待合室内に設置されています。
搭乗待合室にはアート作品が掲げられています。
TPEd009.jpg到着口
(写真は2013年12月撮影)
到着関係は1階ランド側から見て左奥、ターミナル端側にまとまっています。手荷物受取場、到着口、到着ロビーともに1階です。

■その他施設
TPE011.jpg売店・免税店
(写真は2013年12月撮影)
一般エリアにも比較的多くの店舗が出店しています。
第1ターミナルは、1階到着ロビーに2店舗(手信坊、新東陽)、チェックインロビーに1店舗(統一超商(セブンイレブンなど))、2階出発ロビーに5店舗(芸間店、裕珍馨、萬益食品、維格餅家、御奉茶品)、2階到着入国審査エリアに免税店2店舗(昇恒昌免税商店2店舗)、2階出国搭乗待合室に売店・免税店7店舗(昇恒昌免税商店2店、フェラガモ、TUMI、国立歴史博物館、台灣禮好、亜熱帯商店)・サービス店1店舗(功夫按摩小站)が出店しています。
第2ターミナルは、1階到着ロビーに2店舗(全家便利商店(ファミリーマート)、C'airshop)が出店しています。

両替所(銀行)・郵便局は、第1ターミナル2階出国待合室に1店舗(兆豊銀行)、1階到着手荷物受取場に2店舗(台湾銀行、兆豊国際商業銀行)、1階チェックインロビーに2店舗(台湾銀行、兆豊銀行)、1階到着ロビーに3店舗(台湾銀行、兆豊国際商業銀行、郵便局)があります。
旅行傷害保険窓口は、第1ターミナル1階チェックインロビーに1店舗(新光人壽)、第2ターミナル1階ロビーに1店舗(國泰人壽)があります。
このほか、第1ターミナル1階到着ロビーに電信サービス1店舗(中華電信)、宅配サービス1店舗(ヤマト運輸)があります。
TPE012.jpg飲食店
(写真は2013年12月撮影)
第1ターミナルは、1階チェックインロビーに2店舗(Subway、老董牛肉麺)、2階出発ロビーに2店舗(春水堂、星巴克(スターバックス))、2階出国待合室に2店舗(亜熱帯厨房、好餐厨房)が出店しています。
第2ターミナルは、2階に1店舗(摩斯漢堡(モスバーガー))、3階展望デッキに1店舗(伯朗珈琲館)、1階国内線搭乗待合室内に1店舗(伯朗珈琲館)が出店しています。
TPE013.jpg展望デッキ
(写真は2013年12月撮影)
第2ターミナル3階部分に無料展望デッキが設けられています。エプロン側はガラス張り、ウッドデッキタイプのデッキです。
1階両ターミナルの接続部付近に入口があります。
日本の空港展望デッキを参考にして造られたというデッキだそうで、楽しめる仕掛けがたくさん。入口は壁面に目立つ絵が描かれており、ワクワクしながら入場できるほか、3階出口付近に飛行機模型が展示されています。デッキには飛行機の案内板や無線放送が聞ける設備も設置されています。ゆったりと過ごせるため、飲食しながら楽しむ子供連れも多く見られます。
デッキ出口には無料の貸し出し傘が用意されています。
TPE014.jpg展望デッキからの眺め
(写真は2013年12月撮影)
ターミナルは滑走路の南側に設置されており、正面には基隆河を隔てて台北北部の街並みが展開します。ガラスが足元まである大きなものであるため、飛行機もはっきりと眺めることができます。
エプロン側はガラス張りのため、撮影にはあまり向きません。ターミナルビルは滑走路の中央付近に設置されており、飛行機が離陸する瞬間はやや斜めの撮影になることが多いようです。終日ほぼ順光です。
TPE019.jpg充電施設など
(写真は2013年12月撮影)
第1ターミナルを中心に充電施設やインターネットコーナーなどが充実しています。
TPE020.jpgタッチパネル式インフォメーション
(写真は2013年12月撮影)
第1、第2ともに案内所が設置されており、担当者が丁寧に案内してくれますが、加えて、タッチパネル式のインフォメーションが複数設置されており、自分でも様々な情報を入手できます。
日本の空港のように意見箱も設置されています。
TPE015.jpgアート作品
(写真は2013年12月撮影)
空港内には非常に多くのアート作品が設置されています。
TPE016.jpg地上アクセス施設(駐車場)
(写真は2013年12月撮影)
第1ターミナル前に平面駐車場(第1・第2)と立体駐車場(第3)、第2ターミナル前に大型車用駐車場が設置されています。
TPE021.jpg地上アクセス施設(MRT松山空港駅)
(写真は2013年12月撮影)
MRT文湖線松山機場駅が直結しています。
地下鉄駅で、第1ターミナルのカーブサイドに1番・2番、空港中央に3番出口があります。
TPE022.jpg図書館(松山インテリジェンス・ライブラリー)
(写真は2013年12月撮影)
MRT松山空港駅への地下通路途中に無人図書館「松山インテリジェンス・ライブラリー」があります。
入口は施錠されており、利用には悠遊カードや図書館利用カードが必要です。
TPE023.jpg都市の中の空港
(写真は2013年12月撮影)
台北松山空港は、台北市の市街地の中にあり、空港の目の前から多くの建物が建ち並んでいます。まさに都市の中の空港といった印象です。

■日本からの就航路線(国際線)
就航先運航会社
( )内は共同運航による運航会社
東京国際(羽田)ANA・JAL・CAL・EVA
就航路線変遷(2015年5月17日以降)
※2020年04月29日:JAL(CAL)東京国際 長期欠航
※2020年05月09日:ANA(EVA)東京国際 長期欠航
※2020年05月**日:CAL(JAL)東京国際・EVA(ANA)東京国際 長期欠航
※2020年08月03日:ANA東京国際 再開
※2020年10月03日:JAL東京国際 再開
※2022年05月04日:CAL東京国際 再開
※2022年10月21日:EVA東京国際 再開

■空港所在地
空港所在地はクリック(Googleマップ)

■臺北松山機場(台湾 台北松山空港)についてもっと詳しく調べたい方のリンク集
臺北松山機場(台湾 台北松山空港)の公式サイト△(日本語版)
※「情報交通ホットライン」は日本をはじめとする空港を紹介する私設サイトです。
※臺北松山機場(台湾 台北松山空港)の公式サイトではありません。

開設月日 2015.05.17
初調査日 2013.12.05
前調査日 2013.12.07
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2021年07月08日

日系が蒙新空港運営開始

日本企業がモンゴル・ウランバートル新空港の運営を開始

三菱商事と成田国際空港、日本空港ビルデング、JALUXの4社は4日、モンゴル国政府との合弁で設立したNew Ulaanbaatar International Airport LLC(NUBIA)を通じて、モンゴルの首都ウランバートル郊外で新空港チンギスハーン国際空港(新ウランバートル国際空港)の運営を開始しました。

4社が運営を開始したのは、チンギスハーン国際空港。モンゴル国トゥブ県フシグト谷(ウランバートル市の南西約50キロ)に出来た新空港です。日本政府からの資金協力(円借款)によって建設され、4日、旧空港から移転開港しました。
滑走路は3600m×45mが1本。梓設計・オリエンタルコンサルタンツグローバルJVが設計し、三菱商事・千代田化工建設JVが建設しています。

4社の出資で設立した特別目的会社Japan Airport Management LLCが、モンゴル国政府との合弁で設立したNUBIAに51.0%を出資。NUBIAはモンゴル国政府とのコンセッション契約に基づき、今後15年間新空港の運営を担うとしています。

日本からウランバートルへの直行便は、成田国際線をMIATモンゴル航空が運航しています。しかし、新型コロナウイルス感染症パンデミック以降は欠航中で、政府などが用意したチャーター便のみでの単発運航が続いています。
4日の初フライトは成田国際線でした。

モンゴル国 新ウランバートル国際空港の運営開始について(三菱商事公式サイト)
https://www.mitsubishicorp.com/jp/ja/pr/archive/2021/html/0000047389.html
チンギス・ハーン国際空港の開港式典(在モンゴル日本国大使館公式サイト)
https://www.mn.emb-japan.go.jp/itpr_ja/internationalairport0704.html


STAY HOME NOW, FLY LATER

posted by johokotu at 22:00| 東京 ☔| Comment(0) | ■海外空港 | 更新情報をチェックする

2019年08月12日

(米)Kahului_空港概要

情報交通ホットライン/日本空港情報館/海外空港特別編 Kahului Airport(米国)
日本空港情報館 海外空港特別編
Kahului Airport
(米国 カフルイ空港)

OGGT1001.jpg
Kahului Airport(米国 カフルイ空港)

■空港の概要
米国ハワイ州(HI州)マウイ島にある空港です。マウイ島最大の空港で、島の中北部カフルイに位置しています。ハワイ州で第2位の旅客数を誇ります。
2つの滑走路がV字にあり、V字に挟まれた空港区域の南西側に旅客ターミナル地区があります。また、東側には航空学校などがあります。
旅客が利用する定期便が就航するターミナルは、メインターミナル(Main Terminal)とコミューターターミナル(Commuter Terminal)との2つがあります。また、東側にプライベートジェット用のターミナルがあります。
2019年8月現在、日本からの直行便はありません。


■飛行場種別:(海外空港)
■滑走路延長:2,132m/1,521m
■空港コード:OGG/PHOG

■施設の見どころ:◎◎◎== 中規模/窓が少なく外部と一体化したエリアが広いです。カートは有料。
■見学者への対応:◎◎=== 案内所 有/ターミナルパンフ 無/送迎デッキ 無/アート作品 多数
■売店の充実度:◎◎◎== 出店の中心は保安検査後エリアで、保安検査前の一般エリアにはほとんど店舗はありません。
■アクセスの状況:◎◎== 鉄道 無/バス 有/路線バスは便数が少ないです。
※就航路線は2019年8月、そのほかの情報は特記以外2018年10月現在のものです。

■撮影環境:出発保安検査場周辺は撮影禁止のサインあり。それ以外の空港内・ターミナル周辺は基本的に撮影可能でした。展望デッキはありません。コンコースの一部は窓がありませんがほとんどはランド側で、駐機場側はガラスがあります。ターミナルから駐機している飛行機の撮影するのは難しい印象です。
■日本からのアクセス:直行便はありません。ホノルルのダニエル・K・イノウエ国際空港と多数の便が運航されており、日本からはホノルル乗継でのアクセスが主流です。
■路線活用のヒント:ハワイ州各地への便が充実しているほか、アメリカ本土便も運航されています。国際線はカナダ線のみで、この空港を利用する際は、最終目的地の場合が多いと思われます。
■乗り継ぎ方法:この空港での乗り継ぎ利用は、ハワイ州内間の場合とハワイ州内-アメリカ本土・カナダ間の行き来で活用できる程度です。カナダは出発空港でアメリカへの入国審査を済ませられ、アメリカは出国審査がないので、実質的にアメリカ国内線と同様の乗継が可能です。
搭乗待合室が出発・到着混在のため、スルーチェックイン(最終地まで手荷物受託)済ならば、搭乗待合室内のみの乗り継ぎで完結します。米国国内線と国際線は、ハワイ州内線とは発着エリアが異なる両端部に分離されており、途中保安検査があります。スルーチェックインしていない場合は、通常の到着動線で一度到着ロビーに出た後、左方のチェックインロビーで手続きし、通常の出発動線で移動が必要です。


■Main Terminal(メインターミナル)
OGGT1009.jpg旅客ターミナルの特徴
(写真は2018年10月撮影/手荷物受取場の建物)
東西方向に広がるターミナルで、ランド側が北側、エプロン側が南側になります。モクレレ航空(MOLULELE AIRLINES)とマカニカイエア(MAKANI KAI AIR)以外の多くの航空会社が発着しています。
地上2階建て。駐機方式はフロンタル方式、動線方式は単層方式に近い1・1/2層方式です。
ターミナルは、ランド側はチェックインロビーと手荷物受取場の2つの施設が離れてあり、間を通路状の到着ロビーが結んでいます。一方エプロン側はコンコースが左右(東西)に約800メートルに渡り長く延びています。
ランド側とエプロン側の建物は離れていますが、中央のCentral Buildingがランド側とエプロン側を結んでおり、エの字型に施設が配置されています。
館内のサインは、灰地に白文字(英語のみ)が主流です。
OGGT1002.jpg1階 ターミナル前面
(写真は2018年10月撮影)
ターミナルに直接3車線道路が接続しています。歩道部分は広いです。
到着手荷物受取場前の交通島にバスのりばがあります。各方面90分間隔の運行です。

■#3のりば(いずれもmaui bus)
・Kahului方面
 Route35・Route40 Queen Ka‘ahumanu Center行
・Ha'iku方面
 Route35 Haiku Marketplace行
・Makawao方面
 Route40 Kulamalu Town Ctr.(to Makawao)行
OGGT1003.jpg1階 チェックインロビー・チェックインカウンタ
(写真は2018年10月撮影)
ランド側から見て左側(西側)にチェックインロビーがあります。やや天井の高いロビーです。
チェックインカウンタは、壁面タイプです。西端側からUnited Airlines、Air Canadaのカウンタがあり、未使用のカウンタを挟んで、Alaska Airlines、WestJet、Virgin America、Delta Air Lines、American Airlines、Hawaiian Airlines・Ohana by Hawaiianのカウンタがあります。
OGGT1005.jpg1階 出発保安検査場
(写真は2018年10月撮影)
出発保安検査場はランド側中央付近にあります。チェックインロビーの左側に位置しています。出発案内板は液晶モニタです。
チェックインロビーと搭乗待合室の間の保安検査場は、米国国内線と国際線は分離されておらず、直接的な出国審査もありません。米国国内線、国際線ともに同一の検査場で同一の検査を受けることになります(=液体物制限は米国国内線利用時も国際線と同一基準)。
OGGT1006-1.jpg
▲搭乗待合室(中央広場部分)
OGGT1006.jpg
▲搭乗待合室(東側17番付近)
2階 搭乗待合室
(写真は2018年10月撮影)
出発保安検査場通過後すぐの階段を上った先が搭乗待合室エリアです。階段を上った先がCentral Buildingで中央に広場状の空間があります。そこから奥側左右にコンコースが伸びています。
搭乗口は飛び番号になっています(飛んでいる番号の口は非常出口扱い)。
保安検査後の階段を上って右方向(西側)に1、5、7、9、11、13、15番の搭乗口があります。ランド側のコンコースが外部との間に窓がないオープンな空間、エプロン側の待合室部分が壁に囲まれた空間になっています。1、5、7番がアメリカ本土・国際線用です。
左方向(東側)には17、19、21、23、27、29、33、35、39番の搭乗口があります。こちらはコンコースも含めて室内の待合室になっています。23、27、29、33、35、39番がアメリカ本土・国際線用です。
ラウンジは、17番付近にHAL運営のラウンジ(Hawaiian Premier Club Lounge)があります。
OGGT1006-2.jpg2階 アメリカ本土線・国際線用検査場
(写真は2018年10月撮影)
搭乗待合室エリアは中央付近をハワイ州内路線が使用しており、両端側をアメリカ本土線・国際線が使用しています。中央付近と、アメリカ本土線・国際線の使用エリアは分離されており、境目のコンコースの途中に検査場が設けられています。西側は9番搭乗口の先、東側は21番搭乗口の先にあります。
OGGT1007.jpg1階 到着口
(写真は2018年10月撮影)
到着客も搭乗待合室エリアを通って、Central Buildingの到着専用階段を下がって到着口へ向かう施設配置になっています。到着口は1階中央にあります。目の前の到着ロビーは外部と一体となった通路状のエリアです。到着案内板は液晶モニタです。
OGGT1008.jpg1階 手荷物受取場
(写真は2018年10月撮影)
1階ランド側から見て左側(東側/到着口を出てから右方向)にあります。やや天井の高い空間です。5か所のベルトがあります。
この空港で入国審査が必要な便は就航していないため、誰でも立ち入りできるエリアです。
手荷物受取場内に案内所、シャトルサービスの受付窓口(Roberts Hawaii)があります。
OGG011.jpg
▲売店(コンコース上)
OGG011-2.jpg
▲免税店(中央広場)
売店・免税店
(写真は2018年10月撮影)
売店・免税店は搭乗待合室内を中心に点在しています。

■保安検査前エリア
 ・チェックインロビー: 1店舗(KAHULUI TRADING COMPANY)
■保安検査後エリア
 ・15番搭乗口付近: 2店舗(FROM Hawaii WITH LOVE、MAUI MARKET)
 ・中央広場 付近: 4店舗(NEWS STAND、KAHULUI TRADING COMPANY2店舗、DFS GALLERIA)
 ・17番搭乗口付近: 1店舗(MAUI DIVERS JEWELRY)
OGG012.jpg飲食店
(写真は2018年10月撮影)
飲食店は搭乗待合室内を中心に点在しています。中央広場付近にフードコートのTHE TROPICAL LANDINGがあります。

■保安検査前エリア
 ・到着手荷物受取場: 1店舗(STARBUCKS)
■保安検査後エリア
 ・ 9番搭乗口付近: 1店舗(MAUI SNACK BAR)
 ・中央広場 付近: 6店舗(STARBUCKS、THE TROPICAL LANDING(Sammy's、BURGER KING、california PIZZA KITCHEN、The OLD PLANTATION STORE)、Frankly Gourmet)
 ・23番-39番搭乗口付近: 3店舗(Stinger Ray's、The OLD PLANTATION STORE、Kanaha Beer Kiosk)


■Commuter Terminal(コミューターターミナル)
OGGT2001.jpg旅客ターミナルの特徴
(写真は2018年10月撮影)
ターミナル地区の北東側に位置するターミナルです。メインターミナルから北東側へ300メートルほど進んだ先にあります。
南北に広がるターミナルで、ランド側が西側、エプロン側が東側になります。MOLULELE AIRLINESとMAKANI KAI AIRが発着しています。
地上1階建て。メインターミナルと異なるエプロンを使用しており、駐機方式は地上搭乗のフロンタル方式、動線方式は単層方式です。
前面道路は駐車場の出口通路になっており、ターミナル脇に料金精算機が設置されています。
館内のサインはほとんどありません。

ターミナル内に店舗はありません。
OGGT2003.jpgチェックインロビー・チェックインカウンタ
(写真は2018年10月撮影)
建物の中央はほぼ全体がチェックインロビーになっています。カウンタ数は8つありますが、使用しているのは4つのみで、ランド側から見て左端側をMOLULELE AIRLINES、右端側をMAKANI KAI AIRが使用しています。
OGGT2005.jpg搭乗待合室
(写真は2018年10月撮影)
搭乗待合室はランド側から見て右側にあります。
OGGT2006.jpg搭乗口
(写真は2018年10月撮影/写真はGATE1)
搭乗口は建物の両端側にあります。エプロンとの間はフェンスで、搭乗時に扉を開閉します。GATE1が左端側、GATE2が右端側にあります。搭乗待合室があるのがGATE2です。
保安検査等は通常時は実施されません。


■各ターミナル共通
OGG020b.jpg地上アクセス施設(レンタカー施設Conrac)
(写真は2018年10月撮影(建設時))
2019年5月15日に、駐車場西側に、新しいレンタカー施設(Consolidated Rent-A-Car facility=Conrac)とトラムが開業しました。Conracはレンタカー窓口と貸出車両の駐車スペース、給油所や洗車場などが整備されています。
Conracで貸し出しを受けられるレンタカー会社は、Advantage、Alamo、Avis、Budget、Dollar、Enterprise、EZ、Firefly、Hertz、National、 Payless、Thrifty、Zipcarの各社です。

トラムは、Main TerminalとConrac間を結ぶもので、到着エリア前-出発エリア前-Conracに乗降場があります。到着エリア前からConracまでの所要時間は約6分。乗車は無料で、午前5時〜午後11時までの運行です。
OGG016.jpg地上アクセス施設(団体バスのりば)
(写真は2018年10月撮影)
ターミナルの両端側に団体バスのりばがあります。
ツアー等で大型バスの送迎がある場合には、こののりばを利用することになります。
特に出発エリア側はBus Terminalとされています。写真のとおり、バス駐車スペースに屋根付き通路が接続のみですぐ脇が旅客ターミナルです。
OGG017.jpg地上アクセス施設(駐車場)
(写真は2018年10月撮影)
各ターミナル前に駐車場があります。
OGG013.jpgアート作品等
(写真は2018年10月撮影)
ターミナル内にはアート作品が所々に設置されています。
一番目立つのは到着ロビー付近に設置されている、MAUI RELEASING THE SUN(SHIGE YAMADA氏1992年製作)でしょうか。
このほか、チェックインロビーには、巨大壁画のKe Ala O Ka Mana(Sidney T.K. Yee氏1992年製作)、中央広場にはMaui Suspended(Carl Freedman氏1998年製作)があります。

チェックインロビーの端には、Voyaging Canoe Gardenが整備されています。
OGG014.jpgなぜOGG?
(写真は2018年10月撮影)
カフルイ空港の3レターコードはOGGです。空港名や島名のどこにもOもGも入っておらず、ちょっと謎めいたコードです。
このコードは、ハワイの航空に貢献したハワイアン航空の元パイロットJimmy Hogg氏の名前に由来しており、19番搭乗口付近に3レターコードの由来に関して詳細を解説する展示があります。
OGG020a.jpg
▲工事中のトラム
拡張計画
(写真は2018年10月撮影、写真は建設時)
カフルイ空港では現在、各所で改修計画が進んでいます。
訪問した2018年12月現在、最も目立っていたのは、Conracとトラムの工事でした。
OGG015.jpgかつてあった見どころ(旧・地上アクセス施設(レンタカー窓口))
(写真は2018年10月撮影)
2018年10月の訪問時には、レンタカー各社は旅客ターミナル区域から300メートルほど北西側の離れた位置にありました。このため、Main Terminalの北東側、Commuter Terminalの手前にレンタカーShuttle Pickupの建物があり、送迎車が発着していました。
Avis、Budget、National、Thrifty、Dollar、Alamo、Hertz、Enterpriseが窓口を設けていました。

Conracが2019年5月に完成し、一部のレンタカー会社を除き、そちらでの手続きに変わっています。
写真の建物はまだ残っていますので、注意が必要です。


■日本からの就航路線(国際線)
就航先運航会社
( )内は共同運航による運航会社
 (定期就航の日本路線はありません)

■空港所在地
空港所在地はクリック(Googleマップ)
■Kahului Airport(米国 カフルイ空港)についてもっと詳しく調べたい方のリンク集
Kahului Airport(米国 カフルイ空港)の公式サイト(英語のみ)
※「情報交通ホットライン」は日本をはじめとする空港を紹介する私設サイトです。
※Kahului Airport(米国 カフルイ空港)の公式サイトではありません。

開設月日 2018.12.02
初調査日 2018.10.17
前調査日 2018.10.17

posted by johokotu at 12:00| 東京 ☀| Comment(0) | ■海外空港 | 更新情報をチェックする

2019年07月05日

(蒙)ウランバートル_日本連合運営へ

■モンゴル新ウランバートル国際空港 日本企業連合が15年間の運営事業に参画を開始へ

三菱商事、成田国際空港、日本空港ビルデング、JALUXの4社は5日、モンゴル国政府との合弁で設立したNew Ulaanbaatar International Airport LLC社を通じて、モンゴル国政府 国家開発庁との間で事業権契約を締結し、新ウランバートル国際空港の15年間の運営事業に参画することとなったと発表しました。

4社が運営事業に参画するのは、モンゴル国の首都ウランバートル近郊に円借款で建設している新ウランバートル国際空港。2020年夏に開港予定の空港です。事業内容は、滑走路・エプロン等の土木施設の維持管理、旅客ターミナルビルの運営、グランドハンドリング等で、2020年上期中の運営開始を予定しているとしています。
日本側4社が51%、モンゴル側が49%を出資して参画するもので、事業期間は15年間となっています。

成田国際空港株式会社がモンゴル国新ウランバートル国際空港の運営に参画(国土交通省公式サイト)
http://www.mlit.go.jp/report/press/kouku09_hh_000133.html
モンゴル国 新ウランバートル国際空港運営事業への参画について(三菱商事公式サイト)
https://www.mitsubishicorp.com/jp/ja/pr/archive/2019/html/0000037880.html
posted by johokotu at 23:00| 東京 ☀| Comment(0) | ■海外空港 | 更新情報をチェックする

2019年04月15日

(帛)パラオ_日本連合が運営開始

■パラオ国際空港 日本企業連合が51%出資しての空港運営を開始

双日と日本空港ビルデング(日本空港ビル)、海外交通・都市開発事業支援機構(JOIN)は15日、中間持株会社を通じて共同出資するパラオ・インターナショナル・エアポート(PIAC)が14日からパラオ国際空港の運営を開始したと発表しました。

PIACが14日に開始したのは、パラオ国際空港の運営。同時に空港ターミナル施設等の改修・拡張工事に着手したとしています。

PIACには、双日、日本空港ビル、JOINが共同出資する中間持株会社Japan Airport Management Partners Co., Ltd.が51%を出資しており、いわゆる日本企業連合による運営になっています。今月5日にJOINの出資が確定し、4月中の運営開始が発表されていました。

双日、日本空港ビルデング、海外交通・都市開発事業支援機構が共同出資「パラオ・インターナショナル・エアポート株式会社」がパラオ国際空港の運営開始へ(双日公式サイト)
https://www.sojitz.com/jp/news/2019/04/20190415.php
パラオ国際空港 日本企業連合が出資する新ターミナル建設開始へ(関連記事 平成31年4月9日配信)
http://johokotu.seesaa.net/article/465058293.html
posted by johokotu at 21:00| 東京 | Comment(0) | ■海外空港 | 更新情報をチェックする