2025年05月03日

◇アップした旅行記一覧

■アップした旅行記一覧

2025年3月 「桃コイでドンブラ濃い来いnew!
 訪問空港:東京国際・熊本・岡山・広島・岩国・福岡・(岡山県庁ヘリポート・広島ヘリポート)
 桃よ流れてこいKOIと桃太郎に会いに行こiko、としただけなのに、故意KOIKOIも見られた濃いKOI旅が出来て、日本にKOIした訪日客が皆行こ行こikoiko&来い来いKOIKOI状態なのに気づけたというお話
 ■旅行後の話題:隠れ共用空港の不思議
 旅行前1日目2日目3日目4日目旅行後

2024年12月 「最先端入りおもてなしまnew!
 訪問空港:東京国際・那覇・与那国・新石垣・熊本
 最西端SAISEiTAN最先端SAISEnTAN西イリ崎に入りおもてなしま西表島有/表無し島=裏の島=浦島→オ・モ・テ・ナ・シ/島龍の年の最後を〆る龍宮城へは銀の龍の背に乗って!旅行をどなんしたというお話
 ■旅行後の話題:一般日本人が行ける日本の四端を訪ねてみよう
 旅行前1日目2日目3日目4日目旅行後

2024年9月・10月 「ホーェバーを追って
 訪問空港:東京国際・熊本・大分・宮崎・鹿児島・(大分県庁ヘリポート・米盛病院ヘリポート)
 フォーエバーFOreVERなREホーバーHOVERを追いかけて、もっと、もーっとぬくぬくひなたで覆いたい豪華増し九州へ行ったらホーェー、バッと驚いたお話
 ■旅行後の話題:再びホーバーreHOVER永遠にFOreVER。新ホーバーの新施設と旧ホーバーの遺構を見に行こう!
 旅行前1日目2日目旅行後

2024年8月・9月 「遠くて近い空港へ
 訪問空港:東京国際・北九州・福岡・山口宇部
 空港は近いと思ったら時間がかかる、遠いと思ったら時間がかからないというお話
 ■旅行後の話題:近さと所要時間と利用者増減は関係なくただのイメージ
 旅行前1日目2日目旅行後

2023年12月 「とっておきの選ぶトクの島
 訪問空港:東京国際・鹿児島・沖永良部・徳之島
 とっておきの選ぶ島旅に行ったらおトクの島旅になったというお話
 ■旅行後の話題:とっておきの選ぶとおトクの乗り継ぎ便
 旅行前1日目2日目3日目4日目旅行後

2023年12月 「舞い上がれ ないGOTO
 訪問空港:東京国際・長崎・福江・上五島
 舞い上がれと航空でGOTOした五島へは簡単に舞い上がれなかったというお話
 ■旅行後の話題:航空便と船便で五島の世界遺産を回れるか
 旅行前1日目2日目3日目旅行後

2023年11月 「ヘリポートへグルグル
 訪問空港:熊本・大分県央・福岡・(熊本県警察ヘリポート・済生会熊本病院ヘリポート・NHK福岡ヘリポート・福岡県済生会福岡総合病院ヘリポート・福岡和白病院ヘリポート・九州大学病院ヘリポート・福岡市立こども病院ヘリポート)
 グルグル回るヘリポートをグルグル回っても人が来る来るとはなってないというお話
 ■旅行後の話題:グルグル降りられないときのダイバート先がグルグル決まらない福岡
 旅行前1日目2日目3日目旅行後

2023年10月 「GASA2にPREMIUMへ
 訪問空港:東京国際・長崎・佐賀・福岡
 がさつGASA2でも長く先naGA SAki行けば普段と差がなきSAGAnakiPREMIUMな訪問できるのは長崎naGASAki佐賀な気SAGAnakiがしたというお話
 ■旅行後の話題:PREMIUMな背景前略は雲の上よりもそうそう早々に上から目線で見えてくる
 旅行前1日目2日目旅行後

2023年09月 「活きづらい天草・熊本
 訪問空港:東京国際・熊本・天草
 行きづらい天草と活かしづらい熊本にギリギリ行ってみたというお話
 ■旅行後の話題:行きづらい天草エアラインのダイヤ
 旅行前1日目2日目旅行後

2023年06月 「始まりはいつも成田
 訪問空港:成田国際
 コロナ禍明けはじめての空港訪問として始まりの地にふさわしいトップナンバー空港へ行ったというお話
 ■旅行後の話題:成田訪問は始まりの地 東成田駅 から
 旅行前1日目2日目3日目旅行後

2021年12月 「めざましな高台でCATch
 訪問空港:(東京シティエア ターミナル・警視庁本部屋上ヘリポート・中央合同庁舎第2号館ヘリポート・アークヒルズヘリポート・芝浦ヘリポート)
 STAY HOME出来ず朝から高い所で航空関連施設を捉えてきた(CATch)というお話
 ■旅行後の話題:国内のCATを見直してみた
 旅行前1日目旅行後

2021年11月 「富士を眺めに東京Hへ
 訪問空港:(東京都東京へリポート・浦安ヘリポート・東京朝日ヘリポート・芝浦ヘリポート)・東京国際
 STAY HOME出来ず富士を眺めに東京ヘリポートを再び訪れたというお話
 ■旅行後の話題:ターミナルと富士山を一緒に眺める
 旅行前1日目旅行後

2021年11月 「富士を眺めに?横浜へ
 訪問空港:-
 STAY HOME出来ず1年ぶりに富士を眺めに?横浜のヘリポートを訪れたというお話
 ■旅行後の話題:船舶で行ける空港
 旅行前1日目旅行後

2021年11月 「ターミナル見学再開!!
 訪問空港:東京国際
 STAY HOME出来ず1年8か月ぶりに空港ターミナルに入りこんだというお話
 ■旅行後の話題:たぶん日本一進んでいる空港の感染対策
 旅行前1日目2日目旅行後

2021年10月 「富士を眺めに調布へ
 訪問空港:調布・東京国際
 STAY HOME出来ず1年ぶりに富士を眺めに空港見学したというお話
 ■旅行後の話題:空港のシェアサイクル
 旅行前1日目旅行後

2021年10月 「1年ぶりの空港見学
 訪問空港:(東京都東京へリポート)・東京国際
 STAY HOME出来ず1年ぶりにチャリで空港見学したというお話
 ■旅行後の話題:ヘリポートの分類
 旅行前1日目旅行後

2020年10月 「半年ぶりの空港見学
 訪問空港:東京国際
 STAY HOME出来ず半年ぶりにトホホな空港見学したというお話
 ■旅行後の話題:実は市中より何十倍も危険な空港の罹患リスクと安全な訪問方法とは
 旅行前1日目旅行後

2020年01月 「富士を眺めに静岡へ
 訪問空港:静岡
 10年越しに富士を見て日本と海外の繋がりを考えたというお話
 ■旅行後の話題:日本にとっての中国便を考える
 旅行前1日目旅行後

2019年09月 「深夜空港でDREAMS見た
 訪問空港:鳥取・但馬・関西国際・徳島・中部国際
 様々な障害を乗り越えてやっと着いた深夜の空港で夢(DREAMS)を見たというお話
 ■旅行後の話題:格安移動のDREAMSを考える
 旅行前0日目1日目2日目3日目旅行後

2019年08月・09月 「日本国を感じる空港見学
 訪問空港:新潟・庄内
 空港見学したら日本国を体感できたというお話
 ■旅行後の話題:訪日外国人の困り事から日本国の問題を考える
 旅行前1日目2日目旅行後

2019年05月 「アルプス越えて陸から北へ
 訪問空港:富山・小松・能登・松本
 アルプスを越えて陸上から北の陸へ行ってみたというお話
 ■旅行後の話題:空港にある陸上施設(スポーツ施設)と行政施設
 旅行前1日目2日目旅行後

2019年04月 「席で左右された快適旅
 訪問空港:東京国際・熊本・福岡・静岡
 指定座席で快適さが左右された旅だったというお話
 ■旅行後の話題:よく分からない空港アクセス交通
 旅行前1日目/2日目(旅行無)/3日目旅行後

2019年02月 「富士を眺めに大島へ
 訪問空港:大島
 空港から日本一の富士山を眺めてきましたというお話
 ■旅行後の話題:富士山が見える空港
 旅行前1日目2日目旅行後

2019年01月 「駅から便利に空港訪問
 訪問空港:百里
 鉄道駅からのバスアクセスでも便利な空港だったというお話
 ■旅行後の話題:意外と多い駅からバスが便利な空港
 旅行前1日目旅行後

2018年09月 「いつもおき楽に邦基知る
 訪問空港:東京国際・出雲・隠岐・美保
 出雲、隠岐、伯耆を旅すれば、いつもおき楽に邦基が分かるブラタモ旅になるというお話
 ■旅行後の話題:なぜそこに空港があるのか、ブラブラしながら解き明かします
 旅行前1日目2日目3日目4日目旅行後

2018年08月 「ダイナミックに繋ぐ旅
 訪問空港:大阪国際・大分・名古屋
 トロトロ鈍行からビュンと航空へダイナミックに繋いだら、子供達と未来にダイナミックに繋がったというお話
 ■旅行後の話題:空港で子供と楽しもう
 旅行前1日目/2日目(旅行無)/3日目旅行後

2017年09月 「飽きずに驚きの秋田へ
 訪問空港:大館能代・青森・秋田・山形
 飽きずに秋田に行ったらびっくりなんとの連続だったというお話
 ■旅行後の話題:山の頂上付近に造成された空港
 旅行前1日目2日目3日目旅行後

2017年05月 「維新を感じに萩・石見へ
 訪問空港:東京国際・山口宇部・石見
 萩・石見で維新150年を感じてきましたというお話
 ■旅行後の話題:次々出てくる空港キャラクター
 旅行前1日目2日目旅行後

2017年03月 「空港に泊まってみよう
 訪問空港:成田国際・広島・岡南・神戸・関西国際
 空港で快適に寝る方法を調べてみましたというお話
 ■旅行後の話題:空港野宿の実態
 旅行前1日目2日目3日目旅行後

2016年04月 「高くて行きづらい島へ
 訪問空港:東京国際・奄美・喜界
 ダイヤ不便で運賃高い。奄美行くのをアマくミ過ぎたというお話
 ■旅行後の話題:利用維持に重要な運航ダイヤ
 旅行前1日目2日目3日目旅行後

2015年08月(2) 「二週連続で南東北へ
 訪問空港:仙台
 震災から4年経って人の動きを感じられたというお話
 ■旅行後の話題:まだまだ整備できる空港へのアクセス鉄道
 旅行前1日目旅行後

2015年08月(1) 「鉄道で今度は南東北へ
 訪問空港:山形
 乗り継ぎ不便だから結局新幹線を使いましたというお話
 ■旅行後の話題:空港でも増えてきた自転車アクセス
 旅行前1日目旅行後

2015年07月 「格安に東海道を横断
 訪問空港:名古屋・中部国際・静岡
 飛行機に乗りたいのに夜行は電車が便利だったというお話
 ■旅行後の話題:飛行機の夜行便
 旅行前1日目2日目旅行後

2015年02月 「潰れる空から九州へ
 訪問空港:東京国際・福岡・宮崎・鹿児島・熊本・佐賀
 航空会社の破たんに振り回された旅行だったというお話
 ■旅行後の話題:SKYの破たんと羽田発着枠
 旅行前1日目2日目旅行後
 ※令和2年7月豪雨の影響により大きな被害を受けている地域の旅行記です。被災されている皆様に心よりお見舞い申し上げます。訪問時と状況が大きく変化している可能性があります。

2014年09月 「格安の波に乗って中四国へ
 訪問空港:成田国際・広島・松山・岡山・美保・出雲
 格安乗るにも成田はやっぱり不便だったというお話
 ■旅行後の話題:格安航空誘致に重要な空港アクセス
 旅行前1日目2日目3日目旅行後

2013年02月 「快適バスで日帰り見学
 訪問空港:百里
 アクセスバスは安くて速くて快適だったというお話
 ■旅行後の話題:一社しか飛んでいない空港
 旅行前1日目旅行後

2012年11月 「最後は火山の空港へ
 訪問空港:三宅島
 最後に訪問したのは驚きの火山の島でしたというお話
 ■旅行後の話題:三宅島便就航の傾向と対策
 旅行前1日目2日目旅行後
 ※2000年雄山噴火の影響により大きな被害を受けている地域の旅行記です。被災されている皆様に心よりお見舞い申し上げます。噴火はいまだ続いており、訪問時と状況が大きく変化している可能性があります。

2012年11月 「そうだ那覇行こう
 訪問空港:成田国際・那覇
 LCCで那覇へ行ったらひどい!ばっかりだったというお話
 ■旅行後の話題:エアアジア・ジャパンも含めたLCC3社を徹底比較
 旅行前1日目2日目旅行後

2012年09月 「佐渡でトンだ事態
 訪問空港:佐渡・新潟
 佐渡に飛行機に乗りにいったらトンだ事態になりましたというお話
 ■旅行後の話題:地方空港と羽田発着枠の関係
 旅行前1日目2日目旅行後

2012年9月 「初LCCにハラハラ
 訪問空港:関西国際・長崎・岩国・福岡・北九州・東京国際
 LCCに乗ったら、脅された!急がされた!恥かいた!というお話
 ■旅行後の話題:フイルムカメラの使用基準
 旅行前1日目2日目3日目4日目旅行後

2011年5月 「北海道へ弾丸旅行
 訪問空港:東京国際・新千歳・帯広・札幌
 北海道を急いで回って霧雨に3連敗してきました!というお話
 ■旅行後の話題:北海道の小さな飛行場
 旅行前1日目2日目旅行後

2010年12月 「南の果てから
 訪問空港:東京国際・那覇・石垣・波照間・新石垣
 南の果てに加え新石垣の見学会も行ってきました!というお話
 ■旅行後の話題:八重山地方のアクセス
 旅行前1日目2日目旅行後

2010年09月 「最後の広島西へ
 訪問空港:東京国際・神戸・鹿児島・広島西・名古屋
 広島便より新幹線よりSKY鹿児島便のほうが安いやん!というお話
 ■旅行後の話題:空港の廃港騒動
 旅行前1日目2日目旅行後

2010年07月 「隠岐がる?旅行へ
 訪問空港:東京国際・出雲・隠岐・美保・鳥取・神戸・徳島・大阪国際
 隠岐楽隠岐がるに行ったつもりが上陸時間短くて何もできませんでしたというお話
 ■旅行後の話題:愛称が付いている空港
 旅行前1日目2日目3日目旅行後

2010年05月 「東の端を視察へ
 訪問空港:東京国際・新千歳・札幌丘珠・釧路・帯広・中標津
 北方領土を根室から視察してきましたという話
 ■旅行後の話題:札幌飛行場の路線撤退騒動
 旅行前1日目2日目旅行後

2010年02月 「琉神と球美島へ
 訪問空港:東京国際・沖縄那覇・久米島・中部国際・成田国際
 久米島で琉神マブヤーに会ってきましたという話
 ■旅行後の話題:国内の離島空港の状況
 旅行前1日目2日目旅行後

2010年01月 「再び南へ
 訪問空港:成田国際・沖縄那覇・沖永良部・鹿児島・大阪国際・神戸・徳島・東京国際
 沖永良部へ遊覧飛行かと思ったら自分が最悪の席だったという話
 ■旅行後の話題:薩南諸島へのアクセス
 旅行前1日目2日目3日目旅行後

2009年12月 「過去と未来へ
 訪問空港:鹿児島・種子島・屋久島・枕崎・宮崎・東京国際
 いよいよ宇宙へ進出します!という話
 ■旅行後の話題:南九州にある空港の過去
 旅行前1日目2日目3日目旅行後

2009年08月 「夏の離島めぐり
 訪問空港:成田国際・福岡・対馬・壱岐・小値賀・上五島・福江・長崎・那覇・南大東・北大東
 離島に行ったら世界が回っちゃいましたという話
 ■旅行後の話題:離島めぐり後に巻き込まれたとんでもない事態
 旅行前1日目2日目3日目4日目5日目6日目7日目8日目旅行後

2009年05月 「日本最北端へ
 訪問空港:稚内・利尻・礼文・オホーツク紋別・女満別・弟子屈・旭川
 日本の最北端でぼったくられ続けましたという話
 ■旅行後の話題:全国にある旧軍飛行場
 旅行前1日目2日目3日目4日目旅行後

2009年03月 「奄美群島へ
 訪問空港:鹿児島・喜界・奄美・徳之島
 地図と地上係員に騙されましたというお話
 ■旅行後の話題:徳之島の地図と実態
 旅行前1日目2日目3日目4日目旅行後

2009年02月 「伊豆諸島周遊!?
 訪問空港:神津島・大島・八丈島
 結構欠航にはまってしまいましたというお話
 ■旅行後の話題:旅行時の天候を振り返る
 旅行前1日目2日目3日目4日目旅行後

2009年01月 「宮古諸島へ
 訪問空港:成田国際・沖縄那覇・伊江島・宮古・多良間・下地島・東京国際
 お椀に乗っては与論に行けませんでしたというお話
 ■旅行後の話題:下地島定期便復活の可能性
 旅行前1日目2日目3日目4日目旅行後

2008年12月 「初離島は最西端
 訪問空港:神戸・石垣・与那国・粟国・沖縄那覇・東京国際
 与那国にマイルで行けなかったというお話
 ■旅行後の話題:予約しにくいマイル
 旅行前1日目2日目3日目旅行後

2008年12月 「遠い南紀へ
 訪問空港:南紀白浜・関西国際・東京国際
 南紀白浜の滑走路を独占しました!というお話
 ■旅行後の話題:世界遺産に行ける便利な空港
 旅行前1日目2日目旅行後
 ※2011年台風12号の影響により大きな被害を受けた地域の旅行記です。被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。訪問時と状況が大きく変化している可能性があります。

2008年10月 「バタバタと北陸へ
 訪問空港:富山・能登・小松・福井
 行き先を直前に決めたら現地でバタバタになっちゃったというお話
 ■旅行後の話題:日本にある軍民共用空港
 旅行前1日目2日目3日目旅行後

2008年09月 「鉄道で南東北へ
 訪問空港:庄内・山形・仙台
 海近くの空港でも海はなかなか見えません!というお話
 ■旅行後の話題:各地方の地域ハブ空港
 旅行前1日目2日目3日目旅行後
 ※2011年東日本大震災の影響により大きな被害を受けた地域の旅行記です。被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。訪問時と状況が大きく変化している可能性があります。

2008年08月 「中日本から北東北へ
 訪問空港:名古屋・秋田・大館能代・花巻・東京国際
 日本第二位の湖の上で道に迷ってしまったというお話
 ■旅行後の話題:平成生まれの新しい空港
 旅行前1日目2日目3日目旅行後

2008年07月 「日本最長の海の下
 訪問空港:東京国際・三沢・青森・函館・奥尻
 日本最長の地底トンネルは真っ暗でうるさかったですというお話
 ■旅行後の話題:北海道離島へのアクセス
 旅行前1日目2日目3日目旅行後

2008年05月 「日本最長の海の上
 訪問空港:東京国際・松山・高松・徳島・高知
 日本最長の海上橋梁はとにかく長かったですというお話
 ■旅行後の話題:地域ならではの空港の珍しい施設
 旅行前1日目2日目3日目旅行後

2007年12月 「意外と広い九州へ
 訪問空港:東京国際・福岡・佐賀・長崎・宮崎・鹿児島・枕崎・天草・熊本
 九州は意外と広くて時間がかかったなあというお話
 ■旅行後の話題:九州で定期便を運航する地域航空会社
 旅行前1日目2日目3日目旅行後

2007年11月 「羽田から中国へ
 訪問空港:東京国際・広島・岡南・岡山・鳥取・美保・出雲・石見・広島西
 話題の羽田発着で中国!?へ行ってきましたというお話
 ■旅行後の話題:国内にある近隣空港
 旅行前1日目2日目3日目旅行後

2007年06月 「初夏の道内グルリ
 訪問空港:東京国際・女満別・紋別・旭川・札幌・帯広・釧路・中標津・新千歳
 なんだか霧霧霧っとしていたなあというお話
 ■旅行後の話題:意外な道東の気候
 旅行前1日目2日目3日目旅行後

2006年03月 「初の空港訪問
 訪問空港:山口宇部・新北九州・東京国際
 スタフラの社長と就航記念品に驚愕してしまいましたというお話
 ■旅行後の話題:新航空会社スターフライヤーの戦略
 旅行前1日目2日目旅行後
ラベル:旅行記
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2025年03月14日

桃コイでドンブラ濃い来い(旅行後)

※本旅行記は2025年3月に訪問したものを2025年4月に公開したものです。


■2025.03 東京国際・熊本・岡山・広島・岩国・福岡の旅行後


今回の旅では、共用空港の岩国を訪問しました。岩国は、米軍基地が併設された、共用空港の中でも珍しい空港です。
そこで、自衛隊や米国軍が共用・隣接する空港を取り上げます。

■熊本でなぜか見た珍しい機体と、自衛隊や米国軍が共用・隣接する空港の関係
で、岩国を取り上げたいところなのですが、実は今回、熊本空港でインド軍機が駐機しているのを見ていました。自衛隊や米国軍が共用・隣接する空港を調べたのは、これに興味を持ったからというのもありました。

202503a01.jpg
1日目に熊本で写した国際線たち。
よく見てみましょう。実は奥に何やら見たことない機体が。


202503e01.JPG
一番東側のスポットに止まっていたのはインド軍機でした。
新たにできたそらよかエリアから撮影。


このインド軍機について調べてみたら、東富士(御殿場など)と朝霞で陸上自衛隊(陸自)と共同訓練するために日本へ来ていたようです。なんと、インドの軍人は熊本からわざわざ移動したとか!!!!???? なんじゃそりゃ。

自衛隊基地でもなく、共用空港でもなく、目的地から千キロも離れた熊本空港になんで来たのでしょうか?

!!!!????

実は熊本空港は、陸自の駐屯地が併設されています。言わば隠れ共用空港なんです。
で、陸自隣接の空港で3000m級なのが熊本しかないから、インド軍機が来ていたようです。
ただ、なぜ駐屯地側の駐機場に入らなかったのかはよく分かりません、、、。


■共用空港以外でも隠れ共用空港がある
実は、熊本のように、共用空港ではないけれど、自衛隊が併設されている空港(軍民ともに拠点の隠れ共用空港)は国内にいくつかあります
一覧にしてみました。

陸上自衛隊
・八尾空港
・熊本空港
・那覇空港
※佐賀空港 建設中

海上自衛隊
・那覇空港

航空自衛隊
・秋田空港
・新潟空港
・名古屋飛行場
・福岡空港
・那覇空港

在日米軍
・福岡空港
・伊江島空港(隣接)=普段から民間機の離着陸制限があります。

(参考)共用空港
・札幌飛行場
・千歳飛行場(民間機の定期便無し)
・三沢飛行場
・百里飛行場
・小松飛行場
・美保飛行場
・岩国飛行場
・徳島飛行場

隠れ共用空港は、もう少しあるのかと思っていましたが、意外と少ないですね。
全国には97空港があり共用空港は8か所。89空港の中で隠れ共用なのは上記の8空港だけですから、熊本は結構珍しい存在であることが分かります。

共用空港で3,000m級の滑走路を持つ空港は千歳、三沢のみで、百里と小松が2,700mです。一方、上記の隠れ共用空港では、熊本と那覇は3,000m級の滑走路です。
つまり、自衛隊が常用している3,000m級の滑走路を持つ空港は、千歳、三沢、熊本、那覇しかありません
インド軍は、百里やせめて小松あたりに行ければ良いんでしょうけど、滑走路長的に使えなかったのでしょうか。
素人目では、「軍隊なんだから、滑走路が極短でも離着陸できるぐらいの技術ないのかよ」と思ってしまいますが、、、。
なんとも謎です。

そもそも自衛隊は、国内に、空港とは別に多くの飛行場を展開しています。まずはそこを使えば良いだけなはずです。それなのに、なぜ熊本なのでしょう。
熊本は、自衛隊の駐屯地併設とは言え、一応共用空港ではないのですから、平時に軍隊(特に他国軍)が使うのは筋違いな気がします。
素人目では、「熊本に降りるなら、羽田とか成田とかに降りたって分類上は一緒じゃん」と思ってしまいますが、、、。朝霞に行くのに、なんで羽田を使わないんでしょう。ビジネスジェット用の発着枠もあるのに。
なんとも謎です。

そんな疑問を感じながら、よくよく調べてみると、共用空港も含めて、自衛隊の飛行場で、長い滑走路を持つ所があまりないんです。このため、一部の民間空港を間借りすることになってしまっています。
専用で長い滑走路を持つ飛行場を各地方に一か所ずつぐらい展開していれば、有事以外で民間空港を使う必要はなくなると思うのですが、なぜそういった飛行場を造らないのかは不思議です。
これが沖縄だと、他国軍がたくさん滑走路を占拠していても、それを当たり前だと言う日本人がたくさんいます。返還みたいな話になると、沖縄人を小バカにしながら大反対する人たちがたくさんいるんですよね。でも、そういう人たちですら、本土に、滑走路の長い自衛隊飛行場を造ろうとしないんですよね。
このため、沖縄で他国軍が占拠するのは許すのに、本土では自国の自衛隊が長い滑走路を持てないという不思議なことになっています
素人目では、「どうせ民間人は利用できないんだから、滑走路の長い飛行場を、民間人が使いやすい街なかじゃなくて、郊外に造れば地方振興にもなる」と思ってしまいますが、、、。
なんとも謎です。

さらに、そういう整備はせずに、近年では、2022年から特定利用空港・港湾とやらが指定され、有事以外でも民間空港を自衛隊が使うことが増えています
熊本はその最たる例で、昨年末にはオーストラリア軍も来ていたようです。熊本は元々軍都で自衛隊が街なかにドデンとあるので、受け入れやすい土壌があるというのも理由と思いますが、軍隊は皆熊本に来い来い状態になっているようですね。
でも、この特定利用空港・港湾に、羽田はなぜか含まれないんですよね。首都防衛に最も使いやすいと思うのですが、、、。せっかくインドから東京近郊に訓練しに来るんだから、3,000m級滑走路のある羽田を利用すれば良いのに。
なんとも謎です。



■共用空港は航空ファン的にも使いづらい
自衛隊や米軍が空港を使うと、セキュリティレベルが上がるため、空港ファンやスポッターが気にかけるべき事項が増えてしまうのは残念なところです。
例えば、今回訪れた岩国飛行場は、展望デッキに、米軍基地側を撮影すんな、と注意書きがあります。

別に、特定利用空港・港湾を指定しなくても、有事の時に空港使うなとは言いませんよ。例えば地震対応の時に自衛隊は普通に空港使ってますし。

しかし、平時は軍民がもう少し上手に棲み分けできると嬉しいですね。

202503e03.jpg
岩国錦帯橋空港と岩国基地北門は同じ場所に入口があります。
この写真の違和感に気が付きますか?空港は全然関係ないですが、、、。
時々話題になる7-11の出店者いじめってやつでしょうか、この近さ初めて見ました。


202503e02.JPG
岩国飛行場の展望デッキ入口に掲げられている注意書き。
う〜ん、隠そうともせず爆音響かせて低空飛んでるから
見たくないのに見えちゃうんですが、、、。なんかモヤモヤ。




今回は、共用空港以外にも自衛隊/米軍併設の空港があることを軽〜く調べてみました。

ここ数年は、飛行技術?整備技術?のレベルが低すぎと感じるぐらい、米軍が機材故障で各地の民間空港に緊急着陸で降り立つ事例が増えています。これ、見方によっては、日本の空港を偵察しているとも見て取れます。だって、そうじゃなかったら、緊急着陸があまりにも高頻度すぎて、とんでもなくレベルの低い技術しか持っていないということを露呈していることになってしまうので、、、。

特定利用空港・港湾指定で、平時から民間空港を軍事利用することが増えるのでしょうか。言わば隠れ共用空港の状態になることが多くなるということです。
隠れ共用空港が増えるとなったら、撮影もしづらくなりますかね〜。ヘリポートや小さな離着陸場のように排他的で身内だけで盛りあがってる所もありますが、空港って、利用者や見学者にもっとフレンドリーな場所でいて欲しいです。それこそ、吉島飛行場の昔の映像のように、子供たちが飛行機のそばまで行って目をキラキラさせている感じの場所になってほしいですね。

桃よ流れてこいKOIとばかりに桃太郎に会いに行こiko、としただけなのに、故意KOIKOIも見られた濃いKOI旅が出来て、己斐KOIにも行こikoとなりました。そして、桃太郎じゃなくて日本にKOIした訪日外国人や他国軍機が皆来い来いKOKOI状態になっていたことに気が付けました。以降iko良い子iko憩いikOI行こikoとなる意向ikoを感じる空港訪問となりました。
ドンブラコドンブラコとゆったりした平和な時の流れを期待していったのに、訪日外国人や他国軍機でセカセカしていた感じでした。それでも、こんなにも多くの訪日外国人や他国軍機が来られているということは、他国との関係が平和だからこそです。
今年は終戦80年。熊本で他国軍機を見たあとに、岡山で鬼退治の意味を考えて、広島で平和になった街を体感し、共用空港の岩国で他国軍が幅を利かせているのを目の当たりにし、広島で欧米系、福岡でアジア系の訪日客がウジャウジャいるのを見たことで、インバウンドが来ることの平和さや平和な空港使用に思いを馳せた空港訪問となりました。


posted by johokotu at 21:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ◆旅行記 | 更新情報をチェックする

2025年03月13日

桃コイでドンブラ濃い来い(4日目)

※本旅行記は2025年3月に訪問したものを2025年4月に公開したものです。


■2025.03.13 (広島)→広島ヘリポート→岩国→福岡→東京国際

■世界が見るHIROSHIMAは早朝からおもてなし
四日目。今日は早朝に広島ヘリポートを見たあと、午前中に岩国飛行場を訪問。その後福岡空港まで移動し、東京へ戻ります。
値段が安けりゃ岩国から飛んでも良かったのですが、福岡から帰る方が安いというなんともモヤモヤする移動となります。

今回は、NHK広島ヘリポート吉島飛行場跡地にも寄るつもりでいました。そこで、一日貸し出しが可能なシェアサイクルで広島の街を駆け抜けることにしていました。
新井口から広島ヘリポートまでは、徒歩でも行けないことはない距離です。しかし、新井口付近にはシェアサイクルのポートがありません。新井口前後の駅で一番近いポートは西広島駅前なのですが、NHK広島ヘリポートは、西広島駅から行くより広島駅から行ったほうが断然近いところにあります。西広島発着とするよりも、広島駅スタートで、NHK広島ヘリポート、吉島飛行場跡地、広島ヘリポートと回って西広島駅に戻る(あるいはその逆まわり)ほうが断然効率的でした。そして、中心部を人の少ない時間帯に通り抜けることを考えて、広島駅からスタートすることにしました。

朝の電車でまずは広島駅へ向かいました。
昨日夜22時にホテルINだったのに加え、今は日の出が6時20分頃なので無理はせず、6時頃に広島駅に着く2便目で向かいました。
広島駅構内のセブンイレブンで1日券を購入し、早速出発です。

※広島駅出口の階段を降りてロータリーわきに出たところで、杖突いた足の悪い老人が立っていました。
工事で先を見通せなかったので、スマホでシェアサイクルポートのマップとにらめっこしながら少しキョロキョロしていたら、この人がすぐに「どこに行くのか」と声をかけてきました。
よくよく見たら、シルバー人材なのか、腕章をしている正規の案内人。シェアサイクルのポートは分からないようでしたが、足の悪い中、案内板まで歩いて、位置を案内してくれました。
世界一知られた日本の都市だけに、観光客が大勢いるんでしょうね。こんなに朝も早よから案内人を用意する都市、HIROSHIMA、スゴイです。こういうおもてなしの精神には頭が下がります。海外だったら、案内料巻き上げるボッタクリの奴らですもんね、、、。
こういうのは、やはり現地に行かないと分かりません。


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明るくなってきた広島駅前。
案内人の老人のおかげでほっこりスタート。


NHK広島ヘリポートまでは自転車で10分ほどで辿り着けました。
平和記念公園が目と鼻の先の、平和大通り沿いに位置していました。通勤者が徐々に増えてきた時間でしたが、通行人を避けずに撮影できました。

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平和記念公園前の平和大橋越しにヘリポートの建物が見えました。



■吉島飛行場跡地はダンサー興奮間違いなし
NHK広島ヘリポートからは鯉城通りを南下、その後南大橋で元安川を渡り、最上流に平和記念公園がある三角州に渡りました。ここから吉島通りを南下していきます。南大橋を渡った辺りは江戸時代の干拓地。その先すぐに明治時代以降の埋立地になっていきます。

※吉島飛行場跡地は全域が大正時代以降に埋め立てられた吉島沖新々開と呼ばれる埋立地に当たります。
広島の三角州は、東側から、宇品、吉島、江波、観音の大きく4つの埋立地(細かく言うと、これに戦後埋め立てられた草津もあり)があります。宇品は一番初めに港として整備された地域。江波は島をベースにしていたので土地の利用が早くに始まり、観音も現在の広島南道路より北側は戦前から街が形成されていました。
ところが、吉島沖新々開は、戦前は鉄道操車場予定地、戦時中は飛行場になったこともあって、戦後直後、広大な土地が余っていました。このため、戦後も飛行場として活用していましたが、昭和30年代に太田川放水路を造成する際の立ち退き代替地として活用され、一気に街に変化しました。現在は、家屋や工場等が密集するエリアになっています。
興奮したのは、吉島通りで北から向かった時に、吉島沖新々開の境目がはっきりしていたこと。建物が密集していても吉島飛行場跡地の領域は分かりやすかったです。


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ちょうど歩道橋の向こう側が吉島飛行場跡地。道路の傾斜で境目がはっきり分かります。
ダンサーが飛び上がって喜ぶ、その土地の記憶です。


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歩道橋のところの左側(東側)。カーブする歩道が境目です。


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同じく歩道橋の右側(西側)。カーブする道路が境目です。


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吉島橋から見た吉島地区。
左にカーブする道が埋立地の境目(北西端)で、飛行場領域は右側に当たります。


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地元スーパーに吉島の地図がありました。


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家が密集していて滑走路跡地は全く分からず。
たぶんこの道の延長が吉島飛行場として民間利用されていた時の滑走路跡だと思うのですが、、、。


※吉島飛行場は、昭和19年に完成し、戦時中は旧日本軍が運用していました。戦後は占領軍による占領を経て、昭和27年から数年間(旧広島空港が出来る昭和36年より前まで)民間飛行場として運用されていたようです。
国土地理院のサイトで公開されている航空写真は、吉島周辺は終戦直後の3年間ぐらいは超高頻度で撮影されているのですが、なぜか、戦後飛行場として運用された期間だけが見事に抜け落ちています。
終戦直後の写真だと、現在の吉島通りよりやや西側に道路が見えますが、全域はほぼ空き地状態で、滑走路のようなものは見えません。で、その後の写真は、昭和37年のものになりますが、飛行場は跡形もなく建物がたくさん出来上がっている状態です。このため、戦後飛行場として運用された期間、どの位置に滑走路があったかなどは正確にはよく分かりません。
ネットサーフィンしてみると、東洋楽器製造の建物が建って滑走路が使いづらくなったこと、当時の滑走路が同建物の西端付近から南に延びていたことなどが情報としてあります。
国土地理院のサイトでは、戦後飛行場として運用された期間では唯一昭和30年の1万分の1地形図が公開されています。この地図だと、光南3丁目10番交差点の東西に伸びる道路より北側は既に碁盤目の道路が描かれており、戦時中の飛行場区域の北半分は街に変化しています。そして南半分は、周囲に建物がほとんどない中で、光南6丁目2辺りにだけ建物が描かれています。これが、東洋楽器製造と思われます。(昭和34年の1万分の1地形図もありますが、この地形図では飛行場は消えて、碁盤目の道路が出来上がっています。)
これらの情報を基準にすると、昭和30年頃には飛行場区域は吉島沖新々開の境目より600メートル強南下して、光南3丁目10番交差点の東西に伸びる道路より南側のみに縮小していたとみられます。その際の滑走路は、吉島幼稚園西側を南北に走る道路の延長が滑走路位置だったのではないか、と推定しました。



■広島ヘリポートの痕跡探しは残り時間少なし
吉島からは江波を通って広島ヘリポートのある南観音新開へと向かいます。広島南道路を通りましたが、この道路の建設が広島西飛行場閉鎖への引き金を引きました。
広島西飛行場の北端部分は、道路領域に取り込まれています。

※広島南道路は、広島市中心部を通る国道二号線のバイパスとして整備されたもので、広島市の海側を東西に結んでいます。朝の時間帯はチャリがとても多かったです。
戦前この海沿いは、埋立とセットで、宇品から吉島、江波、観音を通って草津へ抜ける鉄道整備と港湾、工業地区の築造が進められていました。結局、鉄道は実現せず、道路に化けたことになります。吉島飛行場は、国鉄の操車場予定地だったところで、戦前は工場などの立地がなされませんでした。
広島港の鉄道が実現していたら、広島ヘリポート(=旧広島西飛行場=旧広島空港)へのアクセス抜群で廃港など議論にすらならなかったかもしれません。
鉄道(操車場)が実現しなかったせいで広い土地があった吉島に飛行場ができ、今度は鉄道崩れの道路を造るために広島西飛行場が廃港になるとは、なんとも不思議な巡り合わせです。
今回の訪問は、そんな広島港の今昔も垣間見える興味深いものになりました。


チンタラしていたせいで、広島駅を出てから一時間以上かかって、やっと広島ヘリポートに到着しました。

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すぐ北側に高架道路が出来ては空港はなすすべなし。
看板の下に見える管制塔が低く見えます。


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北端付近から見た滑走路跡地。
滑走路標識がまだ残っています。


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太田川放水路の土手からは眺め良し!
広島ヘリポートは広々見ることが可能です。


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広島南道路より南側の太田川放水路土手側は全て広島西飛行場跡地。
再開発が進み工場などが立ち並んでいます。


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太田川放水路の土手は先端まで行けます。
空港跡地はほぼ開発されましたが、辛うじて先端部だけまだ空き地で残っていました。
まもなく工事に入るっぽい看板もあり、痕跡探しができるのはあと僅かかも?


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太田川放水路土手の一番南端から東側に見えた滑走路跡の風景。
周辺道路の止まれ標示や灯火、滑走路標識等がまだ残っていました。


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観音新町運動広場の駐車場から滑走路跡地が見えました。
標示も灯火も健在でした。
この広場は3月29日にオープンらしいのですが、駐車場にはもう入れました。


ここで自転車の充電残量が3%に。さすがに持たないので、近くの広島西飛行場跡地にあった「ポート128 モルテン ザ・ボックス」で自転車を交換しました。

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広島西飛行場跡地で自転車を交換。
こういう交通不便なところにあると便利です。


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太田川放水路の対岸に昨晩泊まった新井口エリアが見えました。
ホテルのすぐ東側にあったエディオンの看板がありました。


自転車交換後は広島ヘリポートの正面玄関側へまわりました。

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正面玄関エリアの南側に出来た観音新町第三公園から駐機場が見えました。
看板は広島西飛行場時代からの流用?ヘリポートに書き換えていますね。


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他のヘリポートと同じく、入ってくんなオーラ全開。と現地では思って中に入りませんでした。
が、よく読むと無許可「車両」は進入禁止なだけ。歩きならOKだったのかな?残念!



■皆で来い来い鯉の街、世界からの注目度も半端なし
広島ヘリポートから最も近い山陽本線の駅は新井口駅です。これから向かう岩国方面なので、そこに行くのが最も効率が良いですが、シェアサイクルのポートがありません。
そこで広島ヘリポートを出たあとは、西広島駅へ向かいました

西広島を9時までには出たかったのですが、ぎりぎり間に合わず、9時5分頃到着。次に岩国まで行くのは9時24分発だったので、駅の東側だけ少し散策しました。

※西広島駅は元々己斐駅でした。
これ、「こい」と読みます。元々の町名ですが、神功皇后に鯉を献上したことが名前の由来となっています。一帯の海は己斐浦と言われ、広島城も鯉城の別名があり、広島と言ったらCARPになっているわけです。(広島城とは別に己斐城もあります)
西広島は、今は広島の一方端のほうの名前ですが、由緒正しき濃い鯉の街に来いといった感じでした。
今日回ってきた場所は、ほとんどが干拓地、埋立地。己斐の街は、山側が元々陸地だったようで、その点でも由緒正しき土地です。駅は元々海だった所との境目にあたり、西国街道の通過点でした。


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西広島に到着。路面電車は、大屋根で覆われた立派な電停で、
ここで広島市中心部の路面区間から宮島方面の郊外専用区間に変わります。


※己斐は、児童書作家として知られる那須正幹さんの地元らしく、電停前の飲み屋にもゆかりのある場所としてズッコケ三人組のステッカーが貼られていました。駅前の広場はズッコケ三人組にも出てくるゆかりの百貨店跡地だとか。昭和生まれながら平成に小学生だった自分にとって、ズッコケ三人組は図書室でワクワク読んだ児童書でしたから、少し楽しめました。

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西広島駅のホームから見えたズッコケ三人組の看板。
この裏に三人組の銅像があったみたいです(涙)


時間通りに岩国行きが来たので乗り込みました。
が、通勤時間はもう過ぎ去っているはずなのに、車内は超満員で、入り込むのも大変な状況でした。
何かと思ったら車内は外人だらけでした。しかも、各地の観光地でよく見る東アジアの人ではなく、欧米人ばかりでした。

超満員の外人は、全員!(ホントに全員)が宮島口駅で降りていき、そこから先は、日本人が十数人残っただけでした。世界遺産の広島の街と宮島をハシゴしている訪日外国人が多いようです。
通路向かいに座っていた女性二人組が、この光景を見て「スゴイね」と話していたのが印象的でした。普段着の軽装だったので、地元民だと思うのですが、そんな人たちですら驚くほどの激混みでした。

※熊本や福岡は欧米人をほとんど見かけず、外国語を話す人たちは東アジア人ばかりでした。一方、広島は欧米人ばかりでした。世界の人々は世界のHIROSHIMAを目指すとは聞いていたものの、現地に来たら、欧米人の認知度が高いことを実感することになりました。こういうことは、やはり現地に来ないと分かりません。
広島発着の国際線は現在アジアばかりですが、福岡よりも欧米線飛ばす需要がありそうな気がしました。東京や大阪辺りから入って、新幹線などで広島入りする人が多いのでしょうか。何とも残念な限りですね。



■岩国ではアクセスバスなし
宮島口を出たら、岩国まではあっという間でした。
岩国駅からは、空港アクセスバスも、近くまで行く路線バスもダイヤが合わず、駅から空港まで歩きました。2キロほどなので30分といったところでしょうか。同じ電車に乗っていた大きなガラガラを引きずっていた女性も徒歩でアクセスしていたようでした。

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やってきました、白蛇で有名な岩国(今年巳年でしたね)。
空港は閑散としている東口側。


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東口からアクセスバスが出ていますが、
航空便に合わせた最小限の運行なので、気軽に見学には行けない感じです。


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錦帯橋空港になる前からある道路を歩いていきます。
奥に見える特徴的な建物はシンフォニアと県の総合庁舎。


小一時間待てばアクセスバスの時間なのですが、歩いた方が早く着けました。
が、既に館内は搭乗待ちの人でごった返していました。駅チカ空港ですが、車で来る人が多いようでした
有料の展望デッキだけは誰もいなかったので早めに調査を済ませられましたが、結局本格的な調査ができたのは、出発客の波が引けてから。客が引けるまでに時間が余ったので昼食も済ませました。結局、到着客を乗せるアクセスバスには間に合わず、帰りも歩きとなりました。

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岩国飛行場の入口付近から。
車で来る人が多いのか、駐車場が立体化していました。


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さあ、やってきました岩国錦帯橋空港。
開港直後以来です。


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ターミナル入口にあったガチャガチャ。空港グッズなどもあり。
写真には写っていませんが、背面は見事な空港デザインになっていました。


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コロナ禍中に別棟が新設されました。
外観は既存部分より立派に見えます。


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別棟内部。天井高いです。
なぜか、航空便関係なくずっとパソコンと向き合う人たちがいました。どういう需要なんでしょう、、、。


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展望デッキにテーブル・イスが新設されていました。
有料のせいか誰もおらず。


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また来ま〜す。



■小倉乗り継ぎは全く考慮なし
広島からの岩国到着は予定より20分ほど遅かったですが、岩国駅には予定通り12時半には戻れました。

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往路で新連帆橋から西側に見えた古い橋が気になって、復路で寄ってみました。
連帆橋という橋で、元々は私設有料橋だそうです。


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橋脚の形が目を引きました。


ここからは一気に下関へ。下関小倉折尾博多と乗り継ぎ、福岡空港へ向かいました。
小倉では、乗り継ぎ検索では小一時間後の快速に乗れば博多に先着と出たのですが、それより早く区間快速が来たため、それに乗り込みました。が、これがかなりの鈍足で、折尾で快速に追い抜かれることになったので、結局、折尾で後続の快速に乗り換えました。

※岩国〜下関間は日中1時間に1便なので、乗り遅れは厳禁区間でした。ただ、乗ってしまえば長区間乗りっぱなし。平日の昼間で利用者もそこまで多くなく、快適な乗車ができました。さらに、JR西日本からJR九州に乗り換える下関の接続は、いつもならここが最大のネックとなるのに、今日はわずか3分接続と非常にスムーズでした。
ところが、今回は九州に入ってから先があまりよろしくありませんでした。
JR九州同士の小倉で、いきなり、快速にわずか2分差で間に合いませんでした。このため、博多に着いたのは、小倉で2分差で乗れなかった便より小一時間遅れて18時19分になってしまいました。すると、今度は国際線行きの最終バス(博多バスターミナル18時25分発)にタッチの差で間に合いませんでした。今回は事前にダイヤを確認していたので、初めから博多バスターミナルには行かず、国際線に行くのは諦めましたが、なんだか残念な乗り継ぎでした。
鹿児島本線って、東海道、山陽道から繋がる日本の大動脈です。10分間隔で走るとかならまだしも、実質1時間に1便程度しか使えないのだから、接続はしっかり考慮してほしいところ。スイスとかだったら、同じ1時間間隔でもきっちり接続させています。
最近、複数の交通機関を連携させるMaaSが流行りです。しかし、日本の場合、ただ寄せ集めて予約購入できるようにしただけ。いくらスマホで最適なルートを検索できると言っても、現実の接続が悪ければただの宝の持ち腐れです。熊本空港の肥後大津の無料バスもそうですが、ダイヤ連携ができなさ過ぎ。新線整備するする詐欺やマースマースと叫ぶ前に、まずはこういう現場の接続の改善をしてほしいところですね。


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岩国駅の案内表示器。
下関方面は日中1時間に1便です。


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下関駅では同一ホームでの乗り換えでした。
乗継時間はわずか3分でここまではスムーズでした。


福岡空港では、展望デッキから国際線を眺め、新しくなった北側のカーブサイドや北乗降場などを見てから搭乗しました。
帰りの飛行機は通路側だったこともあり爆睡。帰りの電車も寝ぼけ眼をこすりこすりの帰宅となりました。

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日没前に急いで展望デッキへ。20日から運用開始となる新滑走路と
28日に改修が一段落する国際線ターミナルを遠目で見学。


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なんと、ソラガミエールが、ソラガミエーズになっていました。
昨年閉店したようです。


202503d53.jpg
一階へ降りると
バス案内所が中央寄りに移転していました。


202503d54.jpg
暗くなりつつある中、続いてカーブサイドへ。
バス乗り場なども中央寄りに移動していました。


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タクシーなどののりばも仮設移転中。


202503d56.jpg202503d57.jpg
旧駐車場跡地では工事進行中でした。左右の2枚。
ちょうど旅行に来る直前に商業施設とホテルを建てることが発表されました。


202503d58.jpg
最後現地を締めたのは福岡。
飛行機に乗らなくてもって、今回最初に利用した熊本にへの当てつけ?
福岡は保安検査前に、熊本は保安検査後に店舗がたくさんあります。


■今日の教訓!
広島は観光客少し違う←欧米人多く、案内人も日の出から対応。
吉島飛行場跡地範囲は分かりやすい←境目に段差あり。
吉島飛行場跡地中身は分かりにくい←完全に街化しています。
[広島西]まだ痕跡あり←もうすぐ再開発でなくなります。
[岩国]アクセスバス少ない←徒歩だと30分強かかります。
[福岡]vs[熊本]店舗配置に要注意←福岡は飛行機に乗らなくても楽しめます。

■実際の旅程
03/13 THU
広 島市内05:30(徒  歩)→05:40新 井 口駅
新 井 口駅05:53(JR西日本 山陽本線)→06:06広 島 駅
広 島 駅06:20(シェアサイクル)→06:40[NHK広島ヘリポート]
[NHK広島ヘリポート]07:00(シェアサイクル)→07:20吉島飛行場跡地
吉島飛行場跡地07:40(シェアサイクル)→08:00[広島ヘリポート]
[広島ヘリポート]08:45(シェアサイクル)→09:05西 広 島駅
西 広 島駅09:24(JR西日本 山陽本線)→10:05岩 国 駅
岩 国 駅10:05(徒  歩)→10:40[岩国飛行場]
[岩国飛行場]12:00(徒  歩)→12:30岩 国 駅
岩 国 駅12:44(JR西日本 山陽本線)→16:13下 関 駅
下 関 駅16:16(JR九州 山陽本線/鹿児島本線)→16:29小 倉 駅
小 倉 駅16:57(JR九州 鹿児島本線区間快速)→17:28折 尾 駅
折 尾 駅17:33(JR九州 鹿児島本線快速)→18:23博 多 駅
博 多 駅18:27(福岡市地下鉄 空港線)→18:32[福岡空港]
[福岡空港]20:05(SKY026便)→21:40[東京国際空港]
[東京国際空港]22:00(京急線)→22:30横 浜 駅
横 浜 駅22:30(自転車)→23:00自   宅


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2025年03月12日

桃コイでドンブラ濃い来い(3日目)

※本旅行記は2025年3月に訪問したものを2025年4月に公開したものです。


■2025.03.12 →岡山→広島

■夜行バスは時間通り
三日目。朝一に岡山駅に着けるので、岡山空港を見学し、再び岡山駅へ。少し時間に余裕があるので岡山県庁ヘリポートに寄って再び岡山駅に戻り、広島へと向かいます。広島空港をみたあとは、広島市西部の新井口へ移動です。

※切り詰めれば岡南飛行場に寄る時間もあったのですが、岡南飛行場は前回訪問時と大きく変わってはいませんし、日の入り前に広島空港に到達することを優先したため、今回は訪問断念しました。

初めて使った夜行バスは、元々休憩予定だっためかりPAが工事中で王司PAに変更された以外は順調で、岡山到着は10分弱早着でした。
このため、目の前で岡山空港行リムジンバスが出発していきました。
岡山空港に到着後、少し時間があったので、駅に戻ってきたあと素早く動けるよう、県庁までのバス乗り場を確認するなどして過ごしました。

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無事岡山駅に到着。
左のバスを利用でした。到着客はここの駐車スペースで降ろされます。


■岡山は35周年記念翌日
岡山駅からは7時20分発で空港へ向かいました。
韓国人が乗っていたので、国際線が混雑して撮影難しいかもと思っていたら、案の定、人が多くて撮影がひと苦労でした。

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桃太郎空港になった岡山空港に到着。
バスいっぱいなのに、岡山駅との間は便数少ないです。
屋根の上に違和感ありませんか?


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違和感の正体は館内に入って判明。
なんと、国際線周りが工事中でした。
せっかく来たのにこりゃないべ。


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屋根工事していたようです。
足場が高くまで構築されていました。
そう、屋根の上で工事作業していたんです、、、。


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工事で囲いが出てきたせいで、
一番見たかった桃太郎のステンドグラスは隙間からわずかに見えただけ。
犬の後ろの方だけ見えてますね。消火器のおかげ?


202503c06.jpg
ステンドグラスは外からは見えるのですが、
昼間はガラスに反射して見えづらかったです。


202503c07.jpg
出発ロビーは囲いが出張ってきていて、狭っ苦しい空間になっていました。
35周年の横断幕が目立ちます。


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愛称桃太郎に命名後、限定グッズがたくさんできました。
よくある酒類や菓子に加え、文房具も豊富でした。グッジョブ!


202503c09.jpg
桃太郎キャラが増殖した一方、元のキャラは縮小中?
自販機などで活躍していました。


国際線が遅れていて混雑がなかなか引かなかったので、いったん先に日応寺自然の森スポーツ広場へ向かいました。

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近道は、駐車場北東角の階段を登った先から緑地帯を抜けるルート。
なんだか嫌な看板出とるな、、、。こっちも猪突猛進、怖怖進行。


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階段を登ると、由緒正しき、県知事の銘板があります。
ん、岡山って3.11開港だったんですね。
ということは前日に35周年を迎えたばかりでした。イベントやってたみたいです。


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緑地帯を抜けたら、葉っぱの降り積もった車道を進みましょう。
上下動はあるものの、徒歩なら最短経路でスポーツ広場へ向かえます。


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スポーツ広場の玄関からターミナル方面を振り返ったところ。
写真左側の道路は上下動なくターミナルまで繋がっているのですが、
貨物地区で一般人は行き止まりになります。


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スポーツ広場からは滑走路を一望。
管制塔が辛うじて見えました。広場に桃岩あるのね。。。


スポーツ広場で離着陸を各1便眺めたあとターミナルに戻りました。
国際線がやっと人がいなくなったので、撮影を済ませられましたが、結局9時台のバスは間に合わず、空港11時45分発まで待つ羽目になりました。見学や買い物で少しじっくり時間をかけましたが、それでも1時間以上足止めされてしまいました。
ドンブラコとゆっくり時が流れました。

※岡山空港はリムジンバスが航空ダイヤに合わせた運行で便数が少ないです。日中二時間以上運行がない時間帯もあり、時間制約がかなり大きくなります。似たような立地の熊本や田舎過ぎる大分でも一時間以上間が空くことがないので、この点は空港見学者にとって致命的な欠陥になります。
前回来た平成25年には、二階建てバスも運行するなど、便数も多かったのですが、今回は激減していました。これは、中鉄バスの単独運行だったところで平成15年に岡山電気軌道が参入して競争が激化したことに依ります。当時は2社が競争したことで日中30分に1便程度の運行がありましたが、両社の共同運行になったために2階建てバスも退役。令和7年3月現在は、航空便に合わせた運行で便数が激減し、サービス低下が著しかったです。
今回岡山駅には6時50分到着でしたが、直前6時台に3便あったあとは、7時20分まで便がありませんでした。そして、空港に着いてからの帰りは9時台の次は11時45分まで便がありませんでした。通常岡山空港サイズの見学は2時間もあれば回れるのですが、今回は日応寺自然の森スポーツ広場まで歩いて行ったこともあり、空港11時45分発になってしまい、1時間以上無駄時間を過ごしました。
ちなみに、航空便も、コロナ前にあった国際線の夜間駐機がなくなり、寂しい状況でした。



■リムジンバスは便数少ないのに遅れ
少しダラダラ過ごしましたが、11時45分になったのでバス乗り場へ。ところがバスが来ません。接続する航空便が遅延していたため、待ちぼうけを食らいました。
先の予定が詰まっているので、すぐに岡山駅に向かいたいところ。ただでさえも便数が少ないのに、ここでさらに遅れるとはついていません。

結局乗ったバスは航空便の遅れに合わせて20分ほど遅れての出発となりました。
わざわざ待ったのに、バスは窓側が埋まった程度しか客はいませんでした。(うち少なくとも四人は到着便ではない客)

遅れは取り戻せず、岡山駅には20分遅れの12時35分頃に到着となりました。
ここまでの遅れになると、この先の行程とにらめっこが始まります。昼間、岡山から広島まで行ける便は1時間に1便しかありません。元々乗ろうとしていた便は13時50分発。ヘリポートのある岡山県庁までは徒歩で30分ほどで信号の多い区間なので、ちょうどバスが来ないと、少し怪しい所要時間でした。
急ぎ足で駅の反対側へ向かい、県庁方面行きのバス乗り場へ。ロータリーの反対側の乗り場で少し時間はかかりましたが、ちょうど出発直前のバスがあり、最短でアクセスできました。朝確認していたので、乗り場まで迷わず直行できましたが、確認してなかったら間に合いませんでした。

県庁前までは10分強。どうせヘリポートまでは上がれないので、外回りから軽く撮影しただけで、すぐにとんぼ返りとなりました。

※県庁のまわりに唯一ある高い公共建物が岡山城です。県庁前バス停は岡山城へのアクセスバス停なので、すぐそこにあります。今回、時間があれば、岡山城に登って、そこからヘリポートを撮りたかったところでした。しかし、岡山空港のバスの少なさと遅れのせいで全く無理でした。

202503c15.jpg
岡山県庁ヘリポートは県庁舎の上にあります。下からは見えません。
岡山空港からヘリ便飛ばしたらめちゃ便利なんですがね、、、。


県庁前からは最初に来た宇野バスに乗りました。
往路とは大きく経路が違いましたが、岡山駅までは15分ほどで到着できました。
すると、値段がなんと100円。まさかの、往復で値段が違うという不思議経験をできました

往復ですぐにバスを使えたので、岡山駅には13時30分過ぎに到着できました。

202503c16.jpg
岡山駅に向かう途中で追い抜いていった路面電車。
市内で岡山空港の国際線をPRしていました。


202503c17.JPG
岡山駅前から初代桃太郎像は撤去されたのですが、
なんと、今は、岡山桃太郎空港で見られます。
令和3年5月に岡山空港に移設されてきていました。



■岡山からも白市経由が便利
バタバタでしたが、なんとか当初予定通りの岡山駅13時50分発に乗ることができました。

乗った電車は糸崎行き。一回乗り換えただけで、白市までは2時間半ほどでした。
白市駅ではわずか6分間での乗り換え。同じ電車に乗っていた人だけを5人ほど乗せて出発しました。

※白市ルートは、渋滞がない、として広島県などが推している空港アクセスルートです。広島方面行きのホームは跨線橋を渡らなくてはならないため、乗換時間6分だとかなり焦りそうな気がします。しかし、大荷物の人が複数いてエレベータを待って利用した人もいたにもかかわらず、かなり余裕で乗り換えができていました。
似たようなことをアクセス鉄道整備で揺れている熊本空港が肥後大津駅経由でやっていますが、駅の乗り継ぎで10分も20分も待たされる時があります。肥後大津は跨線橋昇り降り無しの乗り換えなので3分もありゃ行けるはず。空港アクセスに時間がかかると嘆く前に、ぜひ見習ってほしい短時間接続です。(空港バス側は昼間完全な30分間隔で分かりやすく頑張っています。手抜きなのはJR九州の方で運行間隔がバラバラなのでうまく接続できていません。)


なんとか日の入り前までに広島空港に辿り着けました。
岡山駅以降はかなりスムーズに移動できましたが、岡山空港のアクセスが最悪だったせいで、1、2時間は無駄にした感じでした。

※岡山方面からの場合、実は白市ルートはかなりの遠回りです。岡山方面からだと、まるで空港を避けるかのようにぐるりと大回りして空港の東から西に進行した先に白市駅があるため、白市ルートだとかなり戻るような経路をとることになります。車道経由の距離を比較すると、白市駅から空港までは約9キロですが、岡山寄りに3駅戻った本郷駅から空港間も約11キロでそれほど変わりません。本郷〜白市間は電車で20分かかるので、本郷駅〜空港間にバスがあれば、20分は早く空港に着けるはずです。本郷駅は駅前発着のバスはなく、最寄りのバス停まで600メートルほど歩かねばならないですが、三原〜空港間のバスが近くを通っています。接続がうまくいけば、岡山方面からはこの方が安く早く着くことができます。

202503c20.jpg
翌日山陽本線の車内で撮った路線図
白市は、広島シティネットワークエリアの東端に当たります。
白市を境にそれより東側は便数が少なく、本郷ルートは積極的には宣伝できない模様。
空港(白市と岩国)は広島都市圏の端の方に追いやられてる感じですね、、、。


202503c21.jpg
白市駅では駅舎を出たら目の前に空港行きのバスが待っています。
ほんとにここ行くの?というような狭路を通って行きます。



■広島はたちまち便利に
広島空港は、昨年末に増築されたものの、保安検査後エリアがメインで、外観と昨夏にオープンしたレンタカー施設を写せれば最低限クリアです。
日の入りまで少し時間があるので、外回りを撮影しようと中央森林公園を通ってピクニック広場まで行こうと歩き出しました。ところが、フォレストヒルズガーデン辺りで閉園の音楽が。結局、ピクニック広場へは行けませんでした

※岡山空港の日応寺自然の森スポーツ広場もそうなのですが、開園時間が短すぎ。駐車場はともかく、公園広場を夜閉める必要あります?まあ、例えば夜クマに襲われたり、暗くて穴に落ちたりしたら管理者責任問われちゃいますし、山の中だけに夜はパッパラパーな奴らや珍走団がタムロって犯罪の温床になるので、閉めたくなるのは分かるのですが、、、。せめて日の出ている時間帯(冬なら例えば6時〜18時)位は開けといてほしいものです、、、。

202503c23.JPG
中央森林公園に向かう途中で、
ターミナル前にあった開港記念モニュメントが移転工事中でした。


202503c24.jpg
フォレストヒルズガーデン側は歩けましたが、
公園センター側は入口が完全に閉められて中に入れず。


202503c25.jpg
空港を一望できる展望台も一応開放時間は17時まで。
たまたま17時過ぎても空いていたので楽しめました。


202503c31a.jpg202503c31b.jpg202503c31c.jpg202503c31d.jpg
ということで空いていたおかげで撮れた眺望を。
パノラマが撮れないのでバラバラですが、端から端まで見られます。
(クリックすると拡大します。)


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増築した旅客ターミナル。
保安検査前エリアはあまり目立たない変化ですが、
一般客も利用できるラウンジのほか、VIP専用入口等も整備されたようです。


202503c27.jpg
昨夏にオープンしたレンタカー施設。
駐車場一つをレンタカー用に改装していました。
鯉の映像が目を引きます。


202503c29.jpg
やってきましたよHIROSHIMA。まずは二階の吹き抜けから。
いつ来ても誰もいないのですが、保安検査後エリアを眺められます。
そして、逆ではないHIROSHIMAの文字はここに来ないと見られません。


202503c34.jpg
二階に人が全然いないと思ったら、三階のたちまち飯が食えるエリアに殺到していました。
写真には写っていませんが、奥のフードコートは激混みでした。
広の文字がオシャレ。


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1階到着ロビーでは、水陸両用機のカウンタがなくなり、
手荷物配送サービス窓口が登場。クロネコも近くにいます。


202503c32.jpg
たちまちコンビニの横には無料休憩スペースも。
中には空港のオンライン販売の紹介や模型などがありました。



■広島市内へは出やすい
広島空港は21時40分発までに出られれば良かったのですが、保安検査前エリアはそれほど大きな変化はなく、夕飯を食っても19時過ぎには見学が終了。19時40分発のバスに乗り込めました。もう少し明るい時間が長く、中央森林公園が遅くまで開いていれば、時間を有効活用出来たのですが、、、。
白市駅ではわずか4分で岩国行きにスムーズに乗り換えできました

今日の宿は、広島駅周辺で確保できず、新井口へ。
飲料確保のために近くのスーパーに寄っても22時には部屋に収まることができました。

※白市〜広島〜岩国間は早朝から深夜まで電車が動いています。この沿線であればホテルはどこも良い感じでした。岩国まで行けば値段も結構下がります。今回は翌朝広島駅からスタートするので、あまり離れすぎないようにしたかったこともあり、新井口のホテルとなりました。

202503c41.jpg
白市から広島方面は便数が多い区間。
編成も長いです。


202503c42.jpg
新井口駅の南側は大規模な再開発エリアで、アルパークという大規模商業施設がありました。
昨年広島空港から直行バスがありましたが、廃止になっています。


■今日の教訓!
[岡山]リムジンバスはダイヤに注意←日中2時間空く時もあります。
[岡山]グッズがたくさん←様々な種類があります。
[広島]白市ルートが便利←バス接続がかなり使えます。
空港周辺公園は営業時間注意←岡山も広島も夕方まで。

■実際の旅程
03/12 WED
小 倉 駅23:35(両備バス ペガサス号)→06:50岡 山 駅
岡 山 駅07:20(中鉄バス)→07:50[岡山空港]
[岡山空港]11:45(中鉄バス)→12:15岡 山 駅
岡 山 駅12:48(岡山電気軌道 バス8系統)→12:57[岡山県庁ヘリポート]
[岡山県庁ヘリポート]13:12(宇野バス バスネオ瀬戸線)→13:23岡 山 駅
岡 山 駅13:50(JR西日本 山陽本線)→15:29糸 崎 駅
糸 崎 駅15:38(JR西日本 山陽本線)→16:12白 市 駅
白 市 駅16:18(芸陽バス)→16:32[広島空港]
[広島空港]19:40(芸陽バス)→19:53白 市 駅
白 市 駅19:57(JR西日本 山陽本線)→21:03新 井 口駅
新 井 口駅21:05(徒  歩)→21:30広島市内
(ホテル広島サンプラザ 泊)


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2025年03月11日

桃コイでドンブラ濃い来い(2日目)

※本旅行記は2025年3月に訪問したものを2025年4月に公開したものです。


■2025.03.11 (熊本)→(北九州)→

■18きっぷを3日分で使い、夜間移動はバスを使う
野暮用を終えて、今日は夕方から移動開始です。
まずは、熊本から小倉へ向かいます
初めてとなる3日間用の青春18きっぷを購入しました。

野暮用が予定より少し早く終わり、熊本駅には少し早く着けたので、予定していた電車より一時間早い便でアクセスできました。

※昨年の改編で、青春18きっぷのルールが激変し、かなり批判を浴びています。一番の変更は「日付指定の連続日程」でしか使えなくなったこと。
18きっぷって、「安い」点と同じくらい「期間中ならいつでも気軽に使える」というのが売りだったので、この変更は一大事です。
自分の場合は、5日連続の鈍行旅は体力的に耐えられず、最近は、「行きに飛行機帰りに鉄道」、あるいは、「初日と三日目の移動に使って中日は現地滞在」みたいな使い方が多かったです。1週間に基本2日(有休付けて三連休、どんなに長くても4連休が限界)しか休みがないので、だいたい2日間活用をしたあと、残りの3日分を、別の2日間旅行に使うか、3日バラバラにちょっと遠出とすることがほとんどでした。期間中の休みは、一番短い冬用でも5回位はあるので、天候を睨みながら行ける日を探ってから行くようにしていました。
ところが、日程が連続日程に変わったことで、自分のメインの使い方が非常に難しくなりました。
また、最近は鉄道で繋がらない区間が多くなったので、今回のように高速バスワープするだけの日を設けて中日1日分の使用を削減することも有効な使い方でした。しかし、連続日程行程だとそれができません。
そして、そもそも購入時に日付指定しなければならないので、事前購入の場合、天候理由での旅程中止も難しいです。
このため、とても扱いづらくなった印象です。
今回は、2連休とその前日の夜に使うという方法で3日分使うことにしました。が、実は初日に移動した熊本→小倉は普通にきっぷを買っても3,300円で、18きっぷ使用するより安上がりの移動もできました。このため、なんだか1日分を無駄にした、無理やり感がありましたね。


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熊本駅に熊本空港アクセス鉄道の宣伝が登場。
クソ大回りのせいで、アクセス鉄道が出来ても、
最速列車比較では新幹線利用で福岡空港行く方が熊本空港行くよりも早いですけど、、、。


大牟田鳥栖の二回乗り継ぎで小倉には22時に到達できました。
時間がまだあるので、関東進出で話題となっている資さんうどんへ。立ちん坊がたくさんいるヤベー街中にしか近い店舗がありませんでしたが、待ちも出るほど混み合っていました。

※資さんうどんは、味はともあれ、埼玉の山田うどんやぎょうざの満洲的な雰囲気なのが面白かったです。そんな雰囲気なのに、深夜でも女性がたくさん。リーマンの締め利用も多く、埼玉とは客層がかなり違いました。ぎょうざの満洲は油ぎっとりが特徴ですが、資さんうどんは、吹出口を掃除していないのか浮浪者臭と、調味料やメニューなどへの汁の飛び跳ね跡が凄かったです。まあ、旗艦店が立ちんぼエリアにあるくらいですから、所詮は山田うどん級なのかもしれませんが、話題になっている理由がいまいち分からなかったです。ひばりさんに買われたから最近露出が多いのですかね。
全国埼玉化計画を企む山田うどんさん、小綺麗にできるなら、うどん王国九州への進出ワンチャンあるでよ〜。


202503b02.jpg
ということで、やってきました小倉。
高速バスのりばはロータリーの反対側でした。


202503b06.jpg
駅前の大型ビジョンで4月から始まる北九州空港朽網駅特急ルートの宣伝が。
最速列車で比較すると小倉からは、新幹線利用で福岡空港行く方が早いですけど、、、。


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駅構内にも朽網駅特急ルートのポスターあり。


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小倉駅が無料配布しているかわら版でも説明書きがありました。


202503b03.jpg
ロータリー中央のバス乗り場には北九州空港行きのバスポールもあります。
窓口は閉まっていますが、この深夜もまだバスが発着していました。


岡山行のバスは少し遅れて到着でした。
のりば前には6人待っていましたが、少しあとの高松行に4人、岡山行は自分含めて2人のみでした。

乗車したら全部で10人ほどで空き空き運行でした。
自分の後ろは二列空いていたので、一つ後ろに座ったら良かったかも。前の人がリクライニング控えめで悪いことをしてしまいました。

202503b08.jpg
バス車内。リクライニング角度が半端なく出来て快適でした。


■今日の教訓!
18きっぷ三日用を活用しよう←午後から使いもありかも
夜間移動はバスを活用しよう←宿が高いので夜行バス最適

■実際の旅程
03/11 TUE
熊 本 駅18:03(JR九州 鹿児島本線)→18:56大 牟 田駅
大 牟 田駅19:02(JR九州 鹿児島本線)→19:49鳥 栖 駅
鳥 栖 駅19:58(JR九州 鹿児島本線区間快速)→22:00小 倉 駅
小 倉 駅23:35(両備バス ペガサス号)→
(車中 泊)


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2025年03月10日

桃コイでドンブラ濃い来い(1日目)

※本旅行記は2025年3月に訪問したものを2025年4月に公開したものです。


■2025.03.10 (自宅)→東京国際→熊本

■国際線の大増殖に大興奮間違いなし
初日の今日は熊本での野暮用事のため、朝便で羽田→熊本と移動です。
いつもの感じで朝早く起きられずバタバタと機上の人になりました。

今日はよく晴れた日で飛行も順調でした。
少し混んでいて通路側を取ったので、爆睡でした。

熊本空港には定刻で到着できました。
ちょうど台湾便が集中する時間帯で、国際線が大増殖している状況を確認できました。

※コロナ禍前は高雄便とソウル便、香港便がわずかに飛んでいるだけだった熊本。コロナ禍が明け、新しい旅客ターミナルがオープンしてから国際線が大幅増便しています。便数は、各地方最大都市の空港(新千歳、仙台、広島、福岡、那覇)を除いた地方空港の中ではナンバーワンで、いまや広島や仙台も超えている状況です。
ソウル線はなんとトリプルトラック、台北線はダブルトラック。そして、韓国はプサン線、台湾は高雄線も飛んでいます。高い世界シェアを誇る台湾の半導体メーカーの工場が出来た関係で、特に台湾との行き来が激増しているようです。


202503a01.jpg
ぱっと見台湾の空港みたい?SJXはなんとエアバス330-900。
地方空港では非常に珍しく大型機が毎日運航中。ダブルトラック路線なのに驚きです。
羽田からのド田舎路線より儲かるんでねぇ?赤組さん、青組さん?


202503a04.jpg
新たに設置されたワンピース壁画と国際線SJXの機体。
新たにできたそらよかエリアから撮影できました。



■暫定ターミナルの残り香に大興奮間違いなし
熊本空港では、昨年12月(→旅行記はクリック)に見学できなかったそらよかエリアをじっくり見て回りました。
ちなみに、ちょうどくまモン誕生祭WEEKだったらしく、イベントスペースに、毎週土曜にしか来ないはずのくまモンが登場していました。(人が殺到しすぎてネット投稿に耐えうる写真は撮影できませんでした。)

202503a02.JPG
ターミナル内も変化あり。
まずは到着出口前のレンタカーカウンタがなくなり、バス案内カウンタに。


202503a03.jpg
そらよかダイニングに飲食店が増えていました。
milkshaは台湾の飲食店で、地元の台湾人にはちょうど良さそうですね。
写真には写っていませんがなぜかダイニングにちょこザップもありました。


202503a05.jpg
そらよかビジターセンターに入ったら、
到着ロビーはほぼ元のまま。レンタカーカウンターはここに移設。
運用当時の様子はクリック


202503a06.jpg
旧到着ロビーから旧搭乗待合室の間がぶち抜かれていました。
当時よりも出発口感あるのでは?
この先左側にアウトドア用品レンタル店とチャリ屋あり。


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レンタカー送迎車乗降場には搭乗口の名残が!
飛行機に乗るようにレンタカー送迎を受けられます。


202503a08.jpg
SDGsパークはチェックインカウンタがそのままでした。
これはマニア君は大興奮なのだけど、残す意味は、、、???SDGs?


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そらよかビジターセンター前面の乗り場は、
カウンタを設けていない周辺レンタカー送迎場所に変化していました。
左側に第2駐車場がオープン済み。右のトラックはオープン直前のレンタルバイク屋。


202503a11.jpg
エプロンの東端で何やら建物を工事中。
国際線貨物ターミナルのようです。



■アクセス交通の状況に大興奮間違いなし
調査が終われば熊本市内へ移動です。いつもなら、無料バスで肥後大津駅に出るのですが、昨年三回にわたって特集(→詳細はクリック)を組んだこともあり、今回熊本空港から市内へ出るのには、意識的にリムジンバスを使ってみました

11時55分発の特快にうまく乗れました。
だいたい県庁前あたりまで25分、通町筋まで35分、桜町まで40分強と、ほぼダイヤ通り〜やや早着気味の運行でした。渋滞無ければ時間どおりですね。

今日はこのまま野暮用へ。明日の夕方まで空港探索旅はいったん中断です。

※リムジンバスは、途中流れの悪い場所はあったので、多少はそれを見越した時刻設定になっているようでした。
ただ、道が悪いのか結構揺れました(多分道が穴ぼこだらけなのかと、、、)。時間がかかるとか以前に、バスは揺れるから嫌いなんですよね、、、。そこでさらに全国交通系ICが使えないとなると、イライラMAXで悪い意味での大興奮なんてことになりかねないのでは、、、。


202503a12.jpg
端末更新費用が高すぎ、昨年秋からクレカタッチに乗り換えた熊本の公共交通。
ガラパゴスICはいらんのかと思ったら、奥で販売中のくまモンのICカードは使える謎。
仕様はIC開発会社が握ってんだから専用端末ぐらい無料で貸し出しゃいいのに、、、。
アプリとかQRコード決済等もそうなんだけど、客が金出して用意しなきゃ使えないって、ちょっと開発レベルが幼稚ですよね。


202503a13.jpg
これでもか、というぐらい注意書きだらけのバス乗り場。
券売機があるのでタッチできないクレカでも購入は可能です。


202503a14.jpg
桜町バスターミナルに到着。
熊本城を見るまでは小一時間でした。


■今日の教訓!
[熊本]暫定ターミナルを楽しもう←そらよかビジターセンターでSDGs体験を。
[熊本]国際線大増殖中←外人多いです。
[熊本]バスは全国交通系IC使えません←クレカか現金所有を。
[熊本]バスは渋滞なければ時間通り←全ては渋滞のせい。

■実際の旅程
03/10 MON
自   宅06:00(自転車)→06:30横 浜 駅
横 浜 駅06:30(京急線)→07:00[東京国際空港]
[東京国際空港]08:20(ANA641便)→10:15[熊本空港]
[熊本空港]11:55(九州産交バス)→12:40桜町バスターミナル
(熊本市内にて野暮用〜宿泊)


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2025年03月09日

桃コイでドンブラ濃い来い(旅行前)

※本旅行記は2025年3月に訪問したものを2025年4月に公開したものです。


■2025.03 東京国際・熊本・岡山・広島・岩国・福岡の旅行前


■九州で三用事し山陽路も九州へ吸収?
今回の旅は熊本で野暮用事を終えたあと平日に2連休を取れたので、西日本の空港を回ることを検討しました。

 1日目東京→熊本に移動して午後野暮用。
 2日目は熊本で1日野暮用後、夕方移動を開始。
 3日目(お休み1日目)は丸々一日空港訪問。
 4日目(お休み2日目)は空港訪問後、現地→東京で帰宅

以上の日程でした。
熊本からなので、九州の空港が良いですが、昨年九州島内の空港は回ったので、10年ほど行けていない空港が点在する中国四国が候補になりました

悩んだあげく、今回は岡山、広島、岩国に行くことにしました。
 岡山︰桃太郎の愛称が付いてから行けていない。
 広島︰昨年増築とレンタカー施設ができたところ。
 岩国︰コロナ禍中に別棟が出来てから行けていない。
さらに、まだ行けていない広島ヘリポートにも足を伸ばすことにしました。

・山陽をベースに進む検討
今回は2日目の移動スタートが、熊本で用事が終わる18時頃。空港訪問に費やせるのは、そこから二泊三日(実質的に3日目と4日目の2日間)です。
春休みの青春18きっぷ期間なので、昨年から新しくなった3日間用のきっぷを活用してみることにしました
18きっぷで実質2日間で行ける範囲を考えれば、山陽筋を抜けていく程度でしょうか。岡山から山陰側に行くか、関西方面か、瀬戸大橋を渡って四国のいずれかが候補になります。

山陰はどの空港も、比較的近年に行っています。
関西方面は、南紀白浜に行くのは厳しく、八尾を除いて近年訪問済み。しかも、神戸、関西国際が新築や増築が完成直前のタイミングで、行くならもう少し経ってからのほうが良さそうです。
四国は徳島以外の3空港は前回訪問から時間が経っています。

そこで、岩国→広島→岡山か、四国三空港を候補としました。

・四国三空港か、岩国広島岡山か
2日目は熊本を出るのが18時頃なので、下関辺りでまず1泊が必要です。そこから移動していくと、四国の場合高松を訪問できる程度です。そうなると、翌日松山と高知ですが、四国山地越えがネックで、いずれかしかいけないことが判明。それだったら四国はレンタカーでまとめて行ったほうが良さそうだったので、今回は岩国、広島、岡山に照準を定めました。

初めは、3日目下関からスタートして、岩国、広島ヘリポート、広島、4日目に岡山とすれば、ワンチャン高松も行けるか、と思っていました。しかし、岩国を抜けるのが早くても11時位になり、広島ヘリポートに寄っていると、広島空港が日の入り後になる可能性があります。そうなると、翌朝岡山からスタートできません。
しかも、航空便を値段を見たらどこも高く、なんと、九州に戻って福岡から乗ったほうが5000円ほど安いという事態に(スカイマーク活用)。中国四国は大手二社の寡占なので、なんとも残念な事態に陥りました。

色々悩んだ結果、2日目夜に福岡→岡山を夜行高速バスでワープし、岡山スタートで福岡に向けて戻る行程を組むことにしました。
下関辺りの宿は、安いホテルでも5000円はします。それなりの宿を確保する値段と、高速バス代が大して変わらなかったので、それなら、夜の間に移動した方が断然おトクと判断しました。
20年ほど前までなら、この役割はムーンライト九州が担っていたはず。18きっぷ使用時の快速の座席指定券を3,000円くらいにすれば、運行代を稼げてかつ夜行バスと争えるように思うのですが、、、。

3日目は朝から岡山、昼に広島、夕方広島ヘリポートに行ければ、翌朝岩国からスタートでき、かなり余裕で国際線も含めて福岡で時間を取れます。

高速バスについては、福岡→広島もありました。それだと、3日目は朝広島ヘリポート、昼広島、夕方岡山で、岩国まで戻れば岡山INと同じ動きにできます。しかも、福岡→岡山の高速バスより安上がりです。
ところが、詳しく調べてみると、岡山のリムジンバスが便数が少ないことなどから、岡山に日の入りに間に合わない可能性があります。早く行けたとしても、まだ行ったことのない日応寺自然の森スポーツ広場の開園時間に間に合いません。

結局、ほぼ自動的に福岡→岡山を高速バスでワープすることが決まりました

ちなみに、ヘリポートにも寄り道するので、徳山にある周南ヘリポートも寄ろうと考えました。国土交通省発表の一覧では街なかにあることになっているのですが、実際には市内北部の山の中、一般道路からも離れた所にあり、何処からも眺めることができなさそうだったので、訪問は断念しました。

※高速バスを使うなら、福岡から、松山または高知に行き、それから四国三空港を回る方法もありました。福岡から松山or高知へは少し高めの一万円弱でした。ただ前述の四国山地越えがネックで、間で特急か高速バスを挟まないと、三空港回るだけでギリギリでした(例えば四国内移動が全て鉄道鈍行だと、朝高知のあとは、高松ですら到着は17時頃)。航空代も含めて考え、結局、今回は断念しました。
また、福岡→高松をバスで移動し、3日目高松、岡山、広島と移動することも考えましたが、各空港ともアクセスが限定されており、広島が日の入り後になりそうだったので断念しました。



アクセスの予約
東京と行き来する航空便は、前述の通り、復路はスカイマークの福岡→羽田便利用となりました。
28日以上前に予定が立てられれば、大手も安い運賃があるので色々アレンジできるのですが、そこを過ぎるとスカイマークを活用するしかないのは、毎度毎度なんとも残念なところです。
往路は野暮用に合わせて羽田→熊本便を利用。空港到着後少しだけ時間があるので、旧暫定ターミナルにできたそらよかエリアを見て回ります。

宿泊の予約
宿泊は、野暮用中に熊本で一回と、岩国辺りで1泊が必要です。
空港訪問中の宿泊は、経路を検討した結果、広島市周辺で確保することにしました。3日目に広島ヘリポートまでの到達は難しそうで、4日目は朝広島ヘリポート、昼までに岩国となりそうだったためです。

広島ではついでにNHK広島ヘリポートも寄ろうと考えていたので、広島駅周辺や広島中心部での宿泊がベストでした。
ところが値段が高い高い。
安いのはカプセルホテルや喫煙、怪しいマンションタイプばかりで、普通のビジホは安いところですら8千円台でした。三原に行けば(なぜか安売り合戦していて)安宿が増えますが、翌朝広島駅に着くのが7時くらいになってしまいます。このため、翌朝6時頃に広島駅に到達が可能な岩国〜広島〜白市間ぐらいで探す必要がありました。広島駅から離れれば少しは安くなるだろうも高を括っていたのですが、白市側は山の中でそもそもホテルが少なく、西条辺りでも値段は高いまま。岩国側は、宮島があるせいか、こちらもこちらであまり値段は下がりませんでした。色々調べた結果、アパホテル公式から、提携ホテルのホテル広島サンプラザ(最寄駅 新井口駅)が7,000円台を出していたので、それで予約しました。

※ちなみに、ホテルについては、日々確認してそこまで混んでいなかったので、後述の夜行バスに乗りながら探しました。ホテル広島サンプラザは通常一万円超えの値段のようでした。今回は、直前予約だったからか、本当にたまたま安値が出ていただけだったようでした。

現地移動の予約
今回、現地の移動は、基本青春18きっぷ使用のJR線鈍行移動です
宿泊代を浮かして深夜にワープするため、福岡→岡山間の高速バスを予約。混んでいる時期ではなかったので空席多数でした。電車の都合上、博多出発には間に合わないので、小倉駅前→岡山駅前で予約しました。

岡山空港は岡山駅からリムジンバス、広島空港は白市駅から路線バスで往復移動としました。いずれも予約不要です。
広島ヘリポートはシェアサイクルを使うことにしました。路線バスで現地入りして周辺散策は徒歩も考えましたが、空港回りの散策距離が長いので、時間短縮するならシェアサイクルが最適でした。こちらは当日コンビニで1日券を購入するので、予約不要でした。
岩国飛行場は徒歩ベースで、バスがあれば使う程度の考えで行くことにしました。バスが極少数しかなく、レンタサイクルもないためです。

熊本駅は自動券売機もみどりの窓口もあって青春18きっぷも当日手配が可能です。このため、現地移動分については、予約が必要なものは一切なく、全て当日現地手配になりました。

18きっぷの鈍行移動でドンブラコとゆったり時を過ごす空港訪問になりそうです。


■ここまでの教訓!
[岡山]アクセスバスの便数少ない←行きたい時に便が無し
[岡山]スポーツ広場は開園時間注意←日の出ている時間より短いです。
宿泊よりも高速バス←宿の値上げでバス代の方がおトク

■今回の予定旅程
03/10 MON
自宅06:00(自転車)06:30横浜駅
横浜駅06:30(京急線)→07:00[東京国際空港]
[東京国際空港]08:20(ANA641便)→10:15[熊本空港]
[熊本空港]11:00(九州産交バス)→12:00熊本市内
(熊本市内にて野暮用〜宿泊)

03/11 TUE
熊本駅19:03(JR九州 鹿児島本線)→19:55大牟田駅
大牟田駅20:18(JR九州 鹿児島本線)→20:54久留米駅
久留米駅21:21(JR九州 鹿児島本線快速)→23:19小倉駅
小倉駅23:35(両備バス ペガサス号)→
(車中 泊)

03/12 WED
小倉駅23:35(両備バス ペガサス号)→06:50岡山駅
岡山駅07:20(中鉄バス)→07:50[岡山空港]
[岡山空港]11:45(中鉄バス)→12:15岡山駅
岡山駅12:15(徒  歩)→13:00[岡山県庁ヘリポート]
[岡山県庁ヘリポート]13:00(徒  歩)→13:45岡山駅
岡山駅13:50(JR西日本 山陽本線)→15:29糸崎駅
糸崎駅15:38(JR西日本 山陽本線)→16:12白市駅
白市駅16:18(芸陽バス)→16:32[広島空港]
[広島空港]21:20(芸陽バス)→21:33白市駅
白市駅21:40(JR西日本 山陽本線)→22:48新井口駅
新井口駅22:50(徒  歩)→23:00広島市内
(ホテル広島サンプラザ 泊)

03/13 THU
広島市内05:30(徒  歩)→05:40新井口駅
新井口駅05:53(JR西日本 山陽本線)→06:06広島駅
広島駅06:20(シェアサイクル)→06:40[NHK広島ヘリポート]
[NHK広島ヘリポート]07:00(シェアサイクル)→07:20吉島飛行場跡地
吉島飛行場跡地07:40(シェアサイクル)→08:00[広島ヘリポート]
[広島ヘリポート]08:30(シェアサイクル)→08:50西広島駅
西広島駅09:02(JR西日本 山陽本線)→09:43岩国駅
岩国駅09:45(徒  歩)→10:15[岩国飛行場]
[岩国飛行場]12:00(徒  歩)→12:30岩国駅
岩国駅12:44(JR西日本 山陽本線)→16:13下関駅
下関駅16:16(JR九州 山陽本線/鹿児島本線)→16:29小倉駅
小倉駅17:13(JR九州 鹿児島本線)→18:23博多駅
博多駅18:30(福岡市地下鉄 空港線)→18:35[福岡空港]
[福岡空港]20:05(SKY026便)→21:40[東京国際空港]
[東京国際空港]22:00(京急線)→22:30横浜駅
横浜駅22:30(自転車)→23:00自宅


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2024年12月20日

最先端入りおもてなしま(旅行後)

※本旅行記は2024年12月に訪問したものを2025年1月に公開したものです。


■2024.12 東京国際・那覇・与那国・新石垣・熊本の旅行後


最西端SAISEiTAN最先端SAISEnTAN西イリ崎に入りおもてなしイリオモテ有!を体感したい。と思ってワクワクしながら行ったのに、天候が悪くて、最西端の夕日は見られず、沖縄の島々を空から眺められず、船にも嫌われ、表無しの裏旅行みたいになってしまいました。
非常に残念ではありますが、今回の旅行では、正真正銘の日本最西端を見に行きました。コロナ禍で日本の魅力が見直されたところですが、まだまだ南北東西の端っこまで旅できていない人も多いと思います。
そこで、今回は航空便を使った日本の端っこへの行き方を取り上げてみます。

■一般日本人が行ける四端へ
で、日本の四端へ行くわけですが、実は、一般日本人が簡単に行ける端っこは、今回訪れた最西端しかありません。
[最北端]=択捉島 ロシアに実効支配されており、一般日本人の訪問は事実上不可能です。
[最東端]=南鳥島 飛行場もある島ですが、海上自衛隊と気象庁の職員以外の一般日本人の訪問は困難です。
[最南端]=沖ノ鳥島 そもそも上陸は困難です。

ということで、ここでは、一般日本人が行ける四端を取り上げます。

■日本最西端

 今回訪れた沖縄県与那国島の西崎です。正真正銘日本の最西端で、一般日本人が唯一簡単に行ける端っこです。
 島には日本最西の空港である与那国空港があり、定期便が飛んでいるため、航空便か船舶便で訪問が可能です。
 航空便は、那覇便が1日1.5往復、新石垣便が1日3.5往復の運航(いずれも琉球エアーコミューターのボンバルディアDHC-8-Q400CC)。船舶便は、石垣便(福山海運のフェリーよなくに)が週2往復運航されています。
 
 最西端までは、空港からわずか5キロ強。与那国生活路線バス(1日数便)で約10分の久部良港停留所で下車し、徒歩約20分(約1.1キロ)でたどり着けます。与那国町の公式サイトでは車15分とされていますが、そこまでかからないかと。船舶の場合はもっと近く、久部良港で船を降りたら徒歩約20分(約1.1キロ)です。

 与那国島へは、東京からの場合は、東京国際(羽田)or成田国際(成田)→新石垣→与那国のルートが主流でしょうか。羽田の場合ANAか日本航空(JAL)の朝便、成田の場合Peach(APJ)の朝便に乗れば、与那国に昼過ぎには到達できます。成田からは昼便でも夜に与那国へたどり着けます。(羽田発JAL昼便の場合はその日中に与那国へは行けません。)
 羽田→新石垣線は激混み路線なので予約が取れなければ、羽田→那覇→新石垣→与那国のルートでも、羽田を朝一便に乗れば同じ時刻に与那国に降り立てます。また、今回自分が向かった経路で、羽田→那覇→与那国のルートも使いやすいです。那覇-与那国線は朝往復とおやつの時間に那覇発があります。羽田-那覇線は便数が多くて好みの便を選べ、羽田を少しゆっくり出ても間に合います。このルートなら、前日最終便で那覇へ飛び、翌朝から与那国入りするのも簡単です。
 大阪からの場合は、関西国際(関空)→新石垣→与那国のルートがあります。関空→新石垣はJTA、ANA、APJの3社選択ですが、石垣発の昼便に間に合うのはAPJの朝便のみです。ANAやJALだと与那国到着が夜になります。APJの関空→新石垣に乗れないなら、大阪国際(伊丹)or関空→那覇と飛び、おやつの時間の那覇→与那国で飛ぶ方が与那国に早く着けます。
 地方空港からだと、昼頃に那覇に到着する便が多いので、各地→那覇→与那国のルートが活用しやすいです。

 復路は、新石垣経由の場合、東京や大阪は、与那国を夜になってから出ても接続する便があります。
 新石垣-本土間の路線は人気が高いです。また、与那国→那覇線は、朝便しかないので、与那国滞在時間を延ばすことを考えれば、与那国→新石垣→那覇→各地のルートが多くなるかもしれません。
 与那国→新石垣線は、与那国発が9時台、13時台、16時台、18時台と4便あります。新石垣→那覇線は1時間に1便程度は飛んでいるので、那覇発の便に合わせた便を選択できるのではないでしょうか。
 かなりバタバタになりますが、新石垣の最終便は18:50発。今の時期なら日の入りは18時くらいなので、西崎で日の入りを見てからの搭乗もギリギリ間に合います。(本当にバッタバタになりますけど)

 本文でも書きましたが、前回与那国を訪問したときは、運航便が少なく、本当にどなん(渡難)な感じでした。しかし、今は航空便の便数が多いので、実は意外と行きやすいです。
 便が増えたことに加えてホテル不足も重なり、石垣島や沖縄本島を拠点にした日帰り渡島をする人も多いようです。航空券代も石垣からなら、安売りでも普通運賃でもそれほど差がありません(東京-九州間みたいに普通運賃五万円・安売り一万円みたいな大幅な差はなく、普通運賃一万円六千円・安売り一万二千円といった感じ)。日帰りなら、その日の天気が良いか悪いか判断してからの渡島も可能で、島流しリスクもグッと少なくなります。
 是非もっと気軽に渡島してみてはいかがでしょうか。

■最寄り空港 与那国空港
■訪問旅行記 初離島は最西端(1日目)


■最南端

 一般日本人が訪れることができる最南端が沖縄県波照間島の高那崎です。
 島に日本最南の空港である波照間空港があり、定期的運航便(定期チャーター便)が飛び始めたため、航空便か船舶便で訪問が可能です。
 航空便は、新石垣便が週3往復の運航(第一航空のバイキング・エア DHC-6-400)。船舶便は、石垣便(安栄観光の高速船ぱいじま2が1日2往復、フェリーはてるま2が週3往復)が運航されています。

 高那崎までは、空港からわずか2キロです。島には公共交通はなく、徒歩約30分でたどり着けます。船舶の場合は、波照間港から徒歩約1時間10分(約4.8キロ)です。
 空港や港までの送迎があるので、レンタサイクルやレンタカー等を借りて訪れるのが現実的でしょうか。

 波照間島へは、与那国のように那覇便はないので、新石垣経由が必須です。ところが、新石垣-波照間線は新石垣9時半発のため、那覇から以外はその日中に波照間便への搭乗が不可能です。那覇からが唯一その日中に搭乗可能ですが、搭乗受付が08:20〜08:50なので、朝一便が定刻で運航しないと間に合いません。
 このため、往路を飛行機にする場合は、石垣島で1泊してからの利用が現実的です。どうしても出発した日に波照間へ行きたければ、新石垣空港から石垣港に移動し、船を利用するしか渡島方法がありません。船は冬場は1日2往復なので、昼から渡島できず、島での宿泊はほぼ確実になります。2日連続で安定運航するのはリスクですから、それであれば、石垣島を拠点にして確実に天候が良いことを確認して船で日帰りした方が安心です。
 離島の離島は、島流しのリスクがあるので、できれば旅行初日に訪問するのが安心できます。例えば三連休しか無いのに、航空便が繋がらないからと、二日目に渡島するのは少しリスキーです。

※波照間の船舶便は2010年代初頭まで波照間海運が就航していて、1日3往復運航していました。ところが、そこに安栄観光がほぼ同時刻の1日3往復で参入してきました。結果、波照間海運は、沖縄県からの路線維持の補助金(単独路線に適用され、自由競争出来ている路線には拠出できない)がなくなり、あっけなく廃業してしまいました。安栄観光は、波照間海運を駆逐したおかげで現在補助金をゲットしているわけですが、波照間海運が60分で運航していたところ、安栄観光は80分かかる運航なうえ、冬になると1日2往復に減便していて、利便性は平成の頃より低下しています。
このため航空便の参入余地は結構大きいと思われます。が、現在は週3往復だけですから、第一航空の搭乗率は芳しくないようです。
新石垣-波照間線は、運航する日も午前の1往復しかありません。飛び立つor着陸する飛行機の撮影をするとなると、日帰りするには往復のいずれかを船にせざるを得ません。
また、石垣市中心部にいる人からすると、波照間に行くのに、空港への移動は少し億劫な面もあります。新石垣-波照間線が生き残るためには、別の航空便から/への乗継需要をいかに取り込むかが意外と重要になってきます。その点を考えれば、1日2往復しないのなら、出発時刻を東京や大阪便から乗り継げる時間帯(昼頃)にした方がお客さんは集めやすくなります。


 復路は、航空便は午前の運航なので、那覇経由などを活用すればその日中に日本各地へ戻れますが、島から出るのが午前出発となり、滞在時間が短いです。
 船の場合、夏場の1日3往復なら昼便がありますが、冬場は朝か晩しかありません。石垣港から新石垣空港への移動は一時間はみた方が良く、波照間を午前の飛行機で早く出るか、夕方の船で出て石垣島でもう一泊加えるかの二択になっています。

 与那国よりも石垣島から近い離島ですが、渡島のハードルはかなり高いと言わざるを得ません。
 平成前半までは飛行機が毎日3往復していたので、航空便だけでの渡島も容易で、日帰りなら朝晩、乗り継ぎなら昼便と使い分けも出来ていました。なんとも羨ましい限りですね。

■最寄り空港 波照間空港
■訪問旅行記 南の果てから(1日目)

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一般日本人が行ける最南端


■最東端

 一般日本人が訪れることができる最東端が北海道根室市の納沙布岬です。
 離島ではないので、波照間や与那国に比べると訪問ハードルは下がりますが、そこは端っこ。実はなかなか行きづらいです。最寄りの空港は日本最東空港である中標津空港(根室中標津空港)で、航空便での訪問が可能ですが、空港から納沙布岬までは73キロ(道路距離約105キロ)も離れています。空港から歩いて行ける波照間や与那国と比べ、現地のアクセスはハードルがかなり高いです。
 空港からは、まずバスで約2時間かけて根室市内(根室駅前等)まで行き、そこからさらに納沙布岬へのバス(1日5往復、44分)に乗り継ぐ必要があります。
 航空便は、羽田便が1日1往復(ANA)、新千歳便が1日3往復(ANA)、札幌便が1日2往復(JAL)運航されています。便数が比較的多く、羽田からの直行便もありますが、空港から時間がかかるので、訪問は一日がかりです。
 東京起点の場合、羽田→中標津を活用することになりますが、昼便なので日帰りは無理です。新千歳起点で新千歳-中標津線を活用した場合は、レンタカーを活用して訪問(片道2時間程)すれば日帰り可能ですが、公共交通では日帰りはできません。根室等で一泊するのが現実的です。
 最東端は、離島でもないのに、札幌市内からも日帰りできないとは、訪問のハードルが高過ぎますね。

※公共交通で納沙布岬へ行く場合、新千歳起点の往路は、新千歳→中標津の朝一便(9時頃着)を使えば根室に着くのが正午前。約2時間接続で納沙布線に乗り継げますが、これでも納沙布岬到着は14時過ぎになります。復路は、中標津→新千歳の最終便(18時前発)に乗るためには、根室を15時前に出るバスに乗る必要がありますが、それに接続する納沙布線は、納沙布岬を昼過ぎ(12時台)に出る便しかありません。公共交通だと接続待ち時間が長いのが最大のネックです。
レンタカーなら、中標津空港-納沙布岬間が片道2時間程なので、現地で2時間程度の滞在が可能です。


■最寄り空港 中標津空港(根室中標津空港)
■訪問旅行記 東の端を視察へ(2日目)

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一般日本人が行ける最東端


■最北端

 一般日本人が訪れることができる最北端が北海道稚内市の宗谷岬です。
 最寄りの空港は稚内空港で、航空便での訪問が可能です。稚内空港は日本最北空港ではありません。
 航空便は、羽田線が1日1往復、新千歳線が1日2往復の運航です(いずれもANA)。夏場は羽田線が2往復に増便されます。
 宗谷岬へは稚内駅より稚内空港の方が近く、18キロ(道路距離で24キロ)しか離れていません。これは、熊本空港-熊本駅間と同等の距離なので、大した移動ではありません。しかし、空港から宗谷岬までは、冬場は直行できる公共交通がありません。夏場のみ、空港発宗谷岬経由稚内着の観光バス的な路線バスが1日1便だけ走っています。
 2キロ強歩けば自動車学校前バス停から路線バス天北宗谷岬線(1日4往復)に乗れますが、冬場等は地吹雪も起きやすい地域であまり使えるルートではありません。無駄が多くなるものの、稚内市内行きの空港バスで一度稚内に行ってから天北宗谷岬線に乗り継ぐ方が現実的です。
 結局、納沙布岬と同様に、夏場なら空港でレンタカーを借りて向かうのがオススメになってしまうでしょうか。最北端も公共交通では行きづらいです。

■最寄り空港 稚内空港
■訪問旅行記 日本最北端へ(3日目)

tour0905a08.jpg
一般日本人が行ける最北端



ということで、日本の端っこへの行き方を見てみました。

こうやって見てみると、本当の最西端である与那国島が、実は最も行きやすい端っこであることが分かります。
そんな遠くに行けないよ、と訪問を諦めているあなた!日本の端っこは、うまく行けばすぐそこです。
是非最先端の端っこを訪れて、端っこ地域の振興に繋げてみてください。きっと思った以上のおもてなしを受けられますよ。


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2024年12月19日

最先端入りおもてなしま(4日目)

※本旅行記は2024年12月に訪問したものを2025年1月に公開したものです。


■2024.12.19 新石垣→那覇→熊本→東京国際

■那覇までは雲だらけ
最終日は、オマケ的に付けた感じだったので、ほぼ移動するだけです。
新石垣→那覇→熊本→羽田と少し変な経路で戻ります。熊本に寄ったのは、旧暫定ターミナル施設がリニューアルして再開していたので、それを見ようと思っていたためです。

朝は少し遅く起きて、まずは新石垣空港へ向かいました。
わずかな時間でも石垣島を堪能しようと白保海岸に寄り道したぐらいで、ほぼまっすぐ空港へ。新石垣には昨年も来てほぼ調査完了済みだったので、第一航空のカウンタを確認した程度で、保安検査後エリアへと入りました。

※白保海岸は、10月に日本テレビで放送された沸騰ワード10の風間俊介ステータス旅で、風間氏が、45分の乗り継ぎで寄った所です。空港から近い白浜の海岸で、空港への時間を読みながら寄り道が可能です。ただ、国道から逸れた区間は白保集落内の細道で、駐車場も2、3台分しかないので、晴れている日は要注意です。

202412-4a.jpg
白保海岸でエメラルドの海〜、と考えていましたが、、、。
相変わらずの曇り空で、海の色もくすんでました。


202412-4b.jpg
2024年1月に飛び始めた第一航空。
JALとPeachの間にカウンタがありました。
なんとか毎日運航か、週3日なら1日2往復してほしいところ。


202412-4c.jpg
便が増えている新石垣。
Peachがいるのも普通の光景です。


202412-4d.jpg
新石垣→那覇はずっと雲の上。
今回の飛行は初日からずっとこんな感じです。


202412-4e.jpg
那覇着陸前、雲の下に出たら、沖縄の街が見えました。
大都会に見えます。


202412-4f.JPG
那覇空港では滑走路横断の際に離陸機でかなり待たされました。
軍用機が4機爆音を立てて飛んでいきました。
軍用機ってなんで爆音?すぐ見つかって音解析されて目をつぶっても自動で地上から撃ち落とされる気がするのですが、、、?軍用機にこそステルス機的な超静音機が必要では?


那覇空港では乗り継ぎ時間が3時間もあったため、いったん保安検査前エリアへ。昼メシを食べて土産を買って過ごしました。

202412-4g.jpg
国際色豊かな那覇空港。
センス良い方の万博機がいました。
遠いのにA'LINEがかなりの大きさ。船舶の大量輸送には敵わない?


202412-4h.jpg
那覇を飛び上がってすぐ、右側に米国の飛び地普天間。
こんなに近いなら、那覇空港で軍用機飛ばす必要ないのでは?


202412-4j.jpg
さらに進むと、すぐ、右側に米国の飛び地嘉手納。
地元に光が当たって欲しい。
例えば東京で言えば、羽田飛行場があるのに、霞が関・皇居・東京駅辺りと、代々木公園・明治神宮・淀橋浄水場辺りの日本の土地をぶっ潰して米軍飛行場があり、六本木にヘリ発着できる基地飛び地があるのと同じような状態なわけです。そんな近さで、他国軍の飛行基地が複数いります?で、皇居も神宮も六本木も他国軍に取られてるから自衛隊は羽田で飛ばざるを得ないような状況なわけです。そんなのあり?



■トカラ以北は眺め良し
那覇→熊本線は、奄美を超えるまでは雲の上でしたが、奄美を超えたところで地上(海上)が見える天気に変わってきました。今回は薩南群島を狙って右窓側席を取っていたため、ちょうど良い状況になりました。
薩南群島の撮影は、2009年3月に座席指定に失敗してから実に15年半ぶりのリベンジでした(→その時の旅行記「奄美群島へ(4日目)」はクリック)。
2009年以降15年間、何度か薩南群島を行き来する航空便に乗っていますが、窓側席が取れなかったり、明るくない時間だったり、雲が多かったりと眺望チャンスはなかなかありませんでした。昨年も、鹿児島→沖永良部利用時は雲が多く、徳之島→鹿児島間利用時は夜でした。明るい時間帯に窓側席で飛べるチャンスがなかなかなかったのです。やっと薩南群島の飛行場を撮影できる機会が訪れました。
残念ながら、与論、沖永良部、徳之島、奄美、喜界は雲のせいで撮影できなかったものの、悪石島から見え始め、飛行場も、諏訪之瀬島場外離着陸場薩摩硫黄島飛行場、(少し遠くなったものの)枕崎ヘリポート鹿児島空港を捉えることはできました。

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202412-4k2.jpg 202412-4k5.jpg
202412-4k3.JPG 202412-4k4.JPG
ということで、見えた離島を全出し。(クリックすると拡大します)
(左上)悪石島(右上)諏訪之瀬島
(左中)中之島(右中)口之島
(左下)口永良部島と屋久島(右下)薩摩硫黄島と竹島
口之島はもう少し窓の上側から写せば全景写せたのですが、窓の中央が広範囲に傷だらけでピントが合わなかったので、すみません、窓枠で見切れてます。他の島も窓の四隅で頑張って撮っているので、最適な角度になってないかも、、、。


202412-4l.jpg
離島を過ぎたら薩摩半島がくっきり。
桜島と開聞岳が飛び出ています。


202412-4m.JPG
遠目で鹿児島空港も見えました。
引いて撮ったもの。霧島、桜島、開聞岳の山が目立ちます。


202412-4m2.JPG
少し見づらいですが鹿児島空港の拡大。
夕日に照らされていました。


■まさかの熊本経由意味無し
熊本では1時間弱の乗り継ぎだったため、いったん外に出て、再開された旧暫定ターミナルを見に行くつもりでした。
ところが熊本到着がなんと20分以上遅延。次便まで30分なくなったため、急いで再検査へ。ゲートにたどり着いたら、すぐに搭乗開始となってしまいました。羽田行きへはバタバタの乗り継ぎで、旧暫定ターミナルを見ることが叶わないどころか、保安検査後エリアの店舗にも寄れませんでした。せっかく経由した熊本空港を全く楽しまずに帰宅の途に着くことになってしまいました。(撮影するのもすっかり忘れるぐらいバタバタでした)
羽田に着いた時にはもうクタクタでした。

※熊本は昨年の改修で保安検査後エリアの店が充実しました。今回のように乗り継ぎする時は、非常に便利で、時間をつぶすのにもってこいです。ところが、今回の私のように乗り継ぐのは熊本では普通はしないおかしな経路です。熊本就航路線は東京2空港、名古屋2空港、大阪2空港、天草、那覇しかなく、熊本で乗り継ぐ需要は、天草-熊本線との間を乗り継ぐ位しかありません。このため、せっかくの保安検査後エリア店舗の充実は、宝の持ち腐れ状態になっています。
那覇や羽田など乗り継ぎ需要が非常に多い空港はいくつかありますが、保安検査後エリアが充実している空港はほとんどなく、唯一、大阪国際くらいでしょうか。是非那覇や羽田は熊本を参考にして欲しいところですね。
一方、熊本は、せっかく保安検査後エリアの店舗が充実したので、路線数を増やすために、乗り継ぎするような路線を誘致をする方法もあるのではないでしょうか。2日目の旅行記でも書きましたが、FDAが福江、奄美、新石垣辺り(那覇でも良いけど、競合路線になるからFDAは手を出せないかな?)を定期便として運航し、そこに日替わりで日本各地からのチャーター便を繋げられると、面白いかもしれませんね。


202412-4n.jpg
八代付近。球磨川河口がデカいです。
八代は海港としてはとても重要な港です。
山より手前側が水で溢れてません?


202412-4o2.jpg
着陸数分前、昨年訪れた済生会熊本病院ヘリポートが見えました。
訪問時の旅行記はこちらをクリック


202412-4o.jpg
済生会熊本病院ヘリポートの拡大。


202412-4p.jpg
熊本の旧空港は左窓側だったので見られませんでしたが、
戦時中旧空港と繋がっていた旧三菱重工業航空機製作所跡地が
四角いのが見えました(現在は陸上自衛隊健軍駐屯地などで活用)。


202412-4q.jpg
熊本到着が遅れてしまい、名物の夕日が見えました。
今は撮影スポットが私有地で立入禁止らしいので、
この角度で見られるのは搭乗中だけ!
それにしても窓のキズがなんで真ん中に入っちゃうのかなあ、、、。
上のいくつかの写真も撮影しづらかったです。



■今日の教訓!
白保海岸は駐車場少←タクシーやバスで行く方が良し。
[那覇]離陸機待ちで到着遅れます←遅延を頭に入れておこう。
[熊本]夕日は飛行機から←撮影スポットは私有地で立入禁止らしいです。

■実際の旅程
12/19 THU
石 垣市内09:00(レンタカー)09:30[新石垣空港]
[新石垣空港]11:05(ANA1768便)→12:05[那 覇空港]
[那 覇空港]15:15(ANA1868便)→16:40[熊 本空港](遅延で17:00過ぎ着)
[熊 本空港]17:35(ANA648便)→19:10[東京国際空港]
[東京国際空港]20:00(京急線)→20:30横 浜 駅
横 浜 駅20:30(自転車)→21:00自   宅


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2024年12月18日

最先端入りおもてなしま(3日目)

※本旅行記は2024年12月に訪問したものを2025年1月に公開したものです。


■2024.12.18 (西表島)→(石垣島)

■雨で残念ないりおもてなし
三日目。今日は空港に行く予定はありませんが、島間移動の参考にはなると思いますので、旅行記を書きます。
今日は、西表島ホテルを出たあと、車で行ける西端白浜港まで行って折り返し。観光地に寄りながら大原港へ向かい、石垣島へと戻ります

天候は風が強く、雨が降ったり止んだりでした。島流しが怖いので朝から船の運航情報を見ましたが、上原便は全欠航だったものの、大原便は全便通常運航と出ていました。それでも、夕方以降は風雨が強まる予報だったので、電話でその旨も伝えて確認したものの、当たり前だろ的に「全便予定通りです」と返答を得られたので安心して観光に向かいました。

202412-3a.jpg
まずはチェックアウト前にホテル裏のトドゥマリの浜へ。
怪しい雲が出ていて、海の色も残念。
雨?


ホテルを出たら、雨が本降りになってしまいました。
この雨では浜辺は楽しめそうになかったのと、移動に意外と時間がかかるので、星砂の浜へ行くのは断念し、県道215号白浜南風見線沿いのみに行くことにしました。

202412-3b.jpg
まずは車で行ける西端の白浜港へ寄り道。
船浮への船を見てから折り返しました。
雨。


■道路沿いだけでいりおもてなし
子午線モニュメントで東経123.456789度を堪能。その後は、浦内川展望台でマングローブの群生、船浦湾干潟の駐車場でピナイサーラの滝を眺め、大見謝ロードパークでマングローブを間近に楽しみました。

202412-3c.jpg
船浦湾干潟の駐車場からは、ピナイサーラの滝が見えました。
マングローブが分かりやすいですね。
雨。


島の東側に出たあとは、由布島西表野生生物保護センターに寄るつもりでいました。
由布島は歩いていくこともできますが、濡れたくないので、水牛車一択。このため、水牛車のダイヤ(30分間隔)に縛られてきます。
大原からは最終二便目の16:30発に乗る予定でおり、それぞれの滞在時間を考えると由布島への渡島はどんなに遅くても13:15発には乗りたいところでした。

202412-3d.jpg
少しハラハラしながら、雨模様の水牛車乗り場へ。
風雨が強めなので渡島できるか確認したところ、
「全然大丈夫です」となんともなさそうな返事でした。
雨。


■欠航に振り回されたいりおもてなし
結局、由布島行きの水牛車は12:45発に乗れたので、少し余裕で、1時間弱かけて由布島を楽しみました。余裕をぶっこきすぎて13:30発の戻り便にはタッチの差で間に合わなかったので、14:00発を待つことになりました。

ところが、待合所で帰りの水牛車を待っている間に風雨が強まってきました。暇を持て余していたのもあって、船大丈夫かいな、と八重山観光フェリーのサイトを確認したら、なんと最終便が「欠航」に変わっていました
そして、それとほぼ同時に0980の番号から電話が着信。これは、と出たら、レンタカー屋で、「船の最終便が欠航決定」とわざわざ連絡してくれたのでした。
元々最終二便目を予約していたものの、朝普通に運航予定だったものを急きょ欠航にせざるを得ないほどということは天候が予想より悪化していると考えられます。地元の人も電話してくるぐらいの状況だと、流石に島流しリスクが高い可能性があります。
元々最終便利用予定はないこと、まだ由布島から出られていないこと、そこから真っ直ぐ向かえば最終から2便前の15:00発に間に合うこと、このため予定より早く返却するかもしれないことなどを伝えて電話を切りました。

14時の水牛車は、これ、ほんとに出て大丈夫なの?という強い風雨の中。ちょうどツアー客が大勢帰るのと同時だったので、島流しにはなりませんでしたが、船頭さんも水牛もビショビショで大変そうでした。

※復路の水牛車はビショビショでしたが、そんな中でも入れ替わりで渡島して来た人達がいたので、まだまだ余裕の風雨だったようです。
今回乗った水牛車は往路は個人客3組ほどと一緒でした。復路は待合所で待ってる間に大勢のツアー客が集まってきていました。大人数過ぎて、水牛車だけにギュ〜ギュ〜だったら嫌だな、と思っていたのですが、ツアー客と個人客は完全に分かれており、復路はほかに誰もいない貸切状態で楽しめました。待合所でツアー客に取り込まれつつあったので、危うく運休されかけましたが、、、。


風雨がとにかく強くなってきたので、元々乗ろうとしていた最終二便目の船が欠航するかもと怖くなってしまい、結局、西表野生生物保護センター訪問は断念。真っ直ぐレンタカー屋へ向かい、そのままおとなしく15:00発の船に収まりました。

202412-3e.jpg
西表島大原港から乗船。
雨。


小浜島・竹富島の島影から抜けた石垣港近くは多少揺れたものの、運航は全く乱れることはなく石垣島に戻れました。
石垣に戻ったら、雨はほぼ降っておらず、由布島での強い風雨が嘘のようでした。

西表島が最後バタバタで昼メシを食っていなかったので、フェリーターミナルで八重山そばを食って腹を満たしました。

結局この日、最終便のみが欠航になりました。
夕方以降風が強まることは、素人目でも朝から分かりきっていたのに、なんで、朝の時点では平常運航予定にしていたのか(もっと言うと、なんで朝電話出た係員も平常運航なの分かりきってるだろ的対応をしてきたのか)が謎でした。せめて天候調査くらいにすべきでないの、、、。

港からは一旦ホテルへ行きチェックイン。少し早めに着いたので、ロビーラウンジで時間をつぶしたあと、夕食は街に繰り出しました。
石垣に来たときには高頻度で行く、狙っていた焼肉屋があったのですが、なんと水曜日はお休み。いろいろ悩んだ挙げ句、沖縄チェーン店(ステーキハウス88)で済ませました。

202412-3g.jpg
無事戻れたユーグレナ石垣港離島ターミナル。
空港より広々しています。
波照間線の競合相手となります。


202412-3f.jpg
八重山観光フェリーの窓口。
大原行き最終便欠航の告知が出ていました。


■今日の教訓!
由布島は歩いても行ける←水牛車に乗るほうが良いです。
最終便の欠航に注意←遅延して日の入りすると危険なので、最終便は欠航になりやすいようです。

■実際の旅程
12/18 WED
西表島上原09:00(レンタカー)→12:00由 布 島
由 布 島14:00(レンタカー)→14:45西表島大原港
西表島大原港15:00(八重山観光フェリー)→15:45石 垣 港
石 垣 港16:30(レンタカー)→石垣市内
(ANAインターコンチネンタル石垣リゾート 泊)


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2024年12月17日

最先端入りおもてなしま(2日目)

※本旅行記は2024年12月に訪問したものを2025年1月に公開したものです。


■2024.12.17 与那国→新石垣→(西表島)

■立入禁止ばかりの与那国
二日目の今日は、昼便で新石垣空港へ。レンタカーで石垣港へ移動後、西表島へと渡ります。
朝、ホテルを出てからは与那国島を観光しました。昨日よりも天気は良かったですが、それでも雲は多く、台湾は見えずじまいでした。

202412-2a.jpg
ホテルの目の前にあったDr.コトー診療所と比川浜。
今日は太陽出てますね。出るなら昨日ですよ、、、。


202412-2b.jpg
まず南牧場で、たくさんの馬が迎えてくれました。
道路は糞だらけ。コトーさん、チャリの運転大変だと思います(苦笑)


202412-2c.jpg
与那国と言ったら、立神岩。
男の象徴を称する景勝は国内にいくつもありますが、
たぶん、ここが一番それっぽいです。漢なら皆行くべし。


202412-2d.jpg
眺めが抜群の東崎。
写真では写っていませんが西表島がうっすら見えました。
バフンを必死に避けながら、写っている四阿まで歩きましたが、破損で立入禁止でした。


※東崎の展望台もそうなのですが、与那国島は、観光スポットでの立入禁止区域が結構広がっていた印象でした。
まず、空港を眺められるため最も行きたかった北牧場が私有地+地面の穴に落ちる人がいたということで立入禁止化されていました。
続いて、与那国一有名な映えスポットであるダンヌ浜の公衆トイレが塩害で危険なため立入禁止に。トイレは使えなくて良いんだけど、ロープが張られてしまい美しい写真が撮れなくなっていました(元々トイレを撮影するのはどーなのよ、ってのはありましたが、、、)。
さらにサンニヌ台も遊歩道が崩壊したため立入禁止になっていました。


202412-2e.jpg
ティンダバナ(ティンダハナタ)から見えた祖納集落。
飛行機の最終アプローチが見えるはずです。


※某航空系書籍によるとティンダバナ(ティンダハナタ)から空港が一望できると紹介されているのですが、観光地の展望スポットからは空港は一切見えません。空港を高いところから眺めるためにティンダバナの展望台へ行くのは意味がないので要注意です。
書籍の紹介は、おそらく観光地となっている部分より上の、ティンダバナの台地上(VOR/DMEサイトの先、ニチフドゥ灯台跡付近)のことを言っているのだと思います。そちらからだと眺めは良さそうですが、公共道路等のない、観光地化していない牧場です。組合所有の北牧場以上の私有地で立ち入りは厳しいかもしれないです、、、。



■空から行けばあっという間
与那国からは13時過ぎの便で新石垣へ飛びました。

202412-2f.JPG
与那国空港からプロペラ機で新石垣へ向かいます。
(写真は前日撮影)


202412-2g.JPG
与那国眺望を優先し右側席。プロペラが邪魔で、太陽の反射が眩しすぎ。
八重山諸島の南側を通ったため、西表島、新城島、黒島が
見えただけでした(写真はこれから向かう西表島大原付近)。


202412-2h.jpg
西表見てからすぐ新石垣に到着。近いです。
FDAいますね。この日は熊本からでした。


※FDAは日本各地から新石垣にチャーター便を飛ばしています。この日は熊本からでしたが、数日前には福島から熊本経由(給油)で来ていたようです。
FDAは新石垣と福江(長崎五島)に結構な頻度でチャーター便を飛ばしているのですが、燃油量が足りなくなる東北発の場合などで熊本を給油拠点として活用しています。FDAの九州就航空港は、福岡、熊本、鹿児島の三つ。福岡は混雑空港でチャーター便の入り込む余地なし、鹿児島も離島便で混雑している(福江便だと遠回り)ので、余裕のある熊本の活用が都合が良いようです。
熊本は、保安検査後エリアの店舗が充実し、乗り継ぎにはもってこいの空港になりました。
毎日出発地が違うので、定期便化はできないようなのですが、熊本のFDAなら名古屋便が毎日3往復もありますし、年末年始や盆は静岡便も飛んでいます。増枠される神戸線でも飛ばせば、さらにFDA定期便からの乗り継ぎも集めやすくなるので、熊本から例えば、新石垣に週3、福江に週4とか直行便を飛ばして、東北・中部・関東の毎日違う空港からチャーター便飛ばして接続させたらいかがでしょうか?


与那国から新石垣までは、立ち上がれる時間がほぼ無い短時間飛行でした。かなり近い印象でした。
一方で、新石垣空港から石垣港への移動は、乗り継ぎが1時間20分ありますが、それでも、結構ギリギリ。街までかなり遠くなった印象で、出来るだけ急ぎな感じでした。

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新石垣ではプロペラ機で地上降機。
空港名が輝く増築部をじっくり眺められました。


202412-2j.jpg
毎回、あ〜新石垣に来たなあと感じる明るい搭乗橋。
尖閣のPR広告が出ていました。(ニュースで少し話題になっていたみたいです)


■時間がかかる港への移動
新石垣空港では、荷物を受け取って到着出口を出たところにレンタカー屋はいません。レンタカーカウンタに寄るのか、送迎車発着場に直接行っていいのか分からず、少しもたつきました。で、もたついたあとに直接送迎車発着場に行ったら、送迎車の出発ギリギリでした。
もたついたと言っても一分程度。発着場までほとんど時間を要していないにもかかわらず、同じ飛行機に乗っていた人たちが既に4組も手続きを済ませていました。
空港でトイレにでも寄っていたら完全に出遅れた状況でした。
みんないそいそし過ぎでない?出来るだけ空港に滞在したい身としては、これはこれでなんとも残念でした。

レンタカーの貸し出し手続きに30分はかからなかったものの、レンタカー屋を出たときには船出発時刻前一時間を切っていました。空港から港までは、街なかの信号が多く、30分ほどかかりました

結局船に乗るまであまり落ち着く暇はなく、港の売店で軽く菓子を確保した位で、すぐに乗船となりました。

202412-2k.jpg
バタバタ船の中に収まったあと石垣港を撮影。


■時間がかかる西表島の道
西表島までの船は、同じ15時30分発で大原行きと上原行きがありました。しかし、今日は上原行きは欠航していました。結果として、今日から大原でレンタカーを借りたのは正解でした。

※当日の風はそこまで強く感じなかったのですが、上原行きは冬場は欠航が多いそうです。これは運航するルート取りに起因しています。
大原行きは石西礁湖の中(竹富島と小浜島周りのサンゴ礁(裾礁)の南側)を通ります。北風時は、竹富島と小浜島の島影になってこの裾礁で波が打ち消されるので、風・波の影響は少なめです。一方の上原行きは、石西礁湖(竹富島と小浜島)の北側を通り、北側は東シナ海の大海原です。このため北風とそれで発生する波の影響をモロに受けてしまいます。


大原でレンタカーを借りて西表島ホテルへ向かいます。
ホテルまでは約38キロでした。田舎道で平均50キロくらいで走れるだろうから、45分くらいと思っていましたが、一時間以上かかりました。

※西表島内道路はほぼ信号がない道路ですが、制限速度が時速40キロ(集落内時速30キロ)に規制されています。これは、イリオモテヤマネコのロードキルを防ぐ対策です。このため、思う以上に移動に時間がかかるので要注意です。

ホテル到着したときは既に日の入り後。天候はその後悪化する一方でした。イリオモテヤマネコツアーはブッシュの中に行くのでハブが怖くて断念。上原へ夕食に出たあと、もしかしたら道路を横断する猫に会えるかもと、二時間ほど車をゆっくり走らせたものの、結局出会えずじまいでした。


■今日の教訓!
与那国観光は立入禁止に要注意←離岸流強く遊泳禁止のところもあり。
与那国観光は足元に要注意←南牧場や東牧場はバフンウニっとなる覚悟を。
[新石垣]港への乗り継ぎは時間かかる←最短一時間標準一時間半はみましょう。
西表島上原航路は欠航注意←冬場は北風で欠航結構多いです。
西表島は制限速度40キロ←所要時間は長めに見積もりを!

■実際の旅程
12/17 TUE
与那国町内09:00(レンタカー)→12:00[与那国空港]
[与那国空港]13:40(RAC744便)→14:10[新石垣空港]
[新石垣空港]14:30(レンタカー)→15:00石 垣 港
石 垣 港15:30(八重山観光フェリー)→16:15西表島大原港
西表島大原16:30(レンタカー)→18:00西表島上原
(西表島ホテル 泊)


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2024年12月16日

最先端入りおもてなしま(1日目)

※本旅行記は2024年12月に訪問したものを2025年1月に公開したものです。


■2024.12.16 (自宅)→東京国際→那覇→与那国

■羽田までにヘトヘトで飛べ飛べ

初日は東京国際(羽田)→那覇→与那国の移動です。
朝は少し余裕を見て、早朝便ではなく、朝便にしました。羽田を9時過ぎに出て2時間ほどの待ち時間で那覇14:35発の与那国行きに接続です。
ところが、9時頃の便は通勤ラッシュと重なることをすっかり忘れていました。空港に行くだけでもうヘトヘト。ラッシュを避けて各駅停車で行ったら羽田到着が搭乗時刻ギリギリになったうえ、搭乗者も多く、那覇までは全く落ち着けませんでした。
朝早い便は起きるのが辛いですが、どうせ機内で爆睡できますし、そっちのほうが快適でした。

※羽田の再国際化で、例えば11時頃に集中している欧州便はほとんど羽田発になりましたが、空港までのアクセスが朝のラッシュにぶち当たるのは考えものです。その時間帯の便は、成田の方がアクセスが断然快適なんだけど、、、。羽田の醍醐味は、成田では実現不可能な深夜早朝便のはずなのに、昼間便ばかりに枠が割り振られてるのはなんとも残念ですね。

意外と混んでいて窓側席を確保できなかったので機内ではいつもの通り爆睡。那覇には12時過ぎに到着できました。

202412-1c.jpg
ということで那覇に到着。
はなからうちな〜に出会えます。


202412-1d.jpg
ジンベイも歓迎してくれました。
空港のバスはオレンジですね〜。


■那覇の乗り継ぎはテクテク

那覇では与那国行きに乗り継ぎです。今回羽田からはANAにしました。このため、那覇ではANA→琉球エアーコミューター(RAC)への乗り継ぎでフィンガー間の移動が必要になりました。
手荷物はスルーで預けることができたので那覇では受け取りませんでしたが、時間があるので、保安検査前エリアに一旦出ました。JALグループのカウンタで、手荷物の引き継ぎをしてもらったあと、昼飯だけ軽く食べてから、再び保安検査後エリアへと入りました。

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ANAとJALでは全く別のフィンガーコンコースです。
乗り継ぐ際には要注意です。


202412-1b.jpg
JAL・JTA・RAC(JALグループ)とANAは別のフィンガーにカウンタを設置(写真はJAL)。
JALグループ⇔ANA・SNA間の乗継は必ずカウンターに寄りますが、このカウンタでOKです。
このため、JAL・JTA・RAC・ANA・SNAのいずれか相互間の乗継の場合は、荷物をスルーで預けておけば、保安検査前エリアに出る必要はありません。


■空の上はクモがモクモク
与那国へはほぼ定刻の運航でした。
雨ではありませんでしたが、沖縄は全域が曇り状態。与那国まではほぼ雲の上で、宮古も石垣も全く見えませんでした。

※2008年に来たとき、与那国空港への標準到着経路は、島の北側海上を西へ進み、島を通り過ぎたあとぐるりと左旋回して西側から下りていくルートでした。このため当時は着陸時に空港をいい感じで眺められました。(前回は便数が少なく窓側席を取れなかったので、写真が撮れていません。)
ところが、この16年の間にこの標準到着経路が変更され、現在は東側からそのまま進入するルートに変わリました。与那国への国内線は東側からしか来ないので、このルートだと、着陸時に空港は全く眺められません。東風(東からの進入のときの追い風)でも弱ければ標準到着経路通りに着陸するでしょうし、着陸時に空港を眺められるチャンスは、唯一東風が強い時しかなくなってしまいました。
しかも、西側から着陸の場合も、東側から与那国空港に向かって近づき、左側に与那国島が見えた頃に右旋回、その後、左旋回、空港を左に見ながら通り過ぎて左旋回するルートを取ります。空港をじっくり眺められるのは、この最後の旋回のときだけです。


OGNskyview00.jpg
与那国着陸直前に西を向いて撮った1枚。
ちょうど東経123度付近です。この角度で撮れるのは珍しいもの。


202412-1f.jpg
日本最西端の与那国到着〜。
日本最西端旅客ターミナルに入ります。雲が厚いです、、、。


202412-1g.jpg
わ〜りどなんちま。わりーけどなんちって。
日本最西端到着手荷物受取場です。



■最西端はサムザム
与那国に着いたのは16時。空港内の米浜レンタカーで手続きし、軽く空港内を見たあと、車で出ました。
まずは空港の目の前のむんぶリゾートの窓口でチェックイン。その後、車で比川へ向かい、大荷物を部屋に入れました。そして、すぐに南牧場を経由して日本最西端の西崎へ向かいました。

しかし、天気の悪さはそのままで、結局日本最西端の日の入りは眺められませんでした。ただ寒々した空間が広がっていました。
それにしても悪い天気。冷たい北風が強く、沖縄の人も口々に「昨日から急に寒くなった」という天気で、オープンテラスで食べる予定だった夕食が急きょ室内に変更されたほどでした。
食事したあとはホテルへと戻りました。

202412-1h.jpg
日の入り時刻頃の西崎。雨こそ降っていないものの、厚い雲。
台湾はおろか、夕日も見られませんでした。


現地の人によると、与那国島の西方沖は雲が出やすく、夕日、特に沈む瞬間を見るのはなかなか難しいそうです。前回は途中まで夕日が見えていたものの、低い雲で沈む瞬間は見えず。今回は曇りで全く見られませんでした。なかなか、難しい確率です。
台湾も年に数日しか見えないそうで、前回も今回も全く見られませんでした。

、、、と思っていました。
ところが、実は、日本最西端から見える日の入りは、水平線に落ちるのではなく、台湾の山に落ちていくことを今回知りました。
前回訪問時の写真を見直していたら、なんとなく、台湾に沈む夕日を見ていたようなのです前回訪問時の写真(リンク先)はこちらをクリック)。
どうも、台湾の高い山のトンガリ部分に沈んでるようにも見えなくもない一枚でした。見ていた当時は、水平線上に日の入りするとばかり思っていたので「あ〜あ、低い雲が出ちゃったぜ、残念。」といった感じだったのですが、、、。

※空港に掲げられていた、与那国から見た台湾の風景と見比べたら、最も高く見える山の形がよく似ているように見えました。
前回訪問時(2008年12月19日)、与那国からは245度方向に夕日が見えていたはずです。ちょうど展望台から最西端の碑方向を伸ばすと245度くらいで、方向的には玉山(日本統治時代の日本最高峰の新高山)か、その少し北の辺りの山が見えていたっぽいですが、どうでしょうか。
誰か分かる方いらっしゃったら教えてください、、、。


■今日の教訓!
[羽田]朝9時頃の便は避けるべし←通勤ラッシュと丸かぶりになります。
[那覇]別会社間乗り継ぎは要注意←フィンガー間の大移動が必要になるかも。
与那国では日の入りチャレンジを!←なかなか見られませんが見えたら台湾も探そう。

■実際の旅程
12/16 MON
自   宅07:00(自転車)→07:30横 浜 駅
横 浜 駅07:30(京急線)→08:45[東京国際空港]
[東京国際空港]09:25(ANA995便)→12:25[那 覇空港]
[那 覇空港]14:35(RAC727便)→16:00[与那国空港]
[与那国空港]16:15(レンタカー)→与那国町内
(むんぶリゾート比川浜 泊)


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2024年12月15日

最先端入りおもてなしま(旅行前)

※本旅行記は2024年12月に訪問したものを2025年1月に公開したものです。


■2024.12 東京国際・那覇・与那国・新石垣・波照間?の旅行前


■最先端の最西端を体験しに行く
九州本土の空港の再訪問がだいたいできたので、続いて目を向けたのが、沖縄離島です。
天草を訪問したことで、九州・沖縄で2008年訪問空港の再訪問が与那国を残して完了しました。(前回与那国に行ったのは16年前の2008年12月)。
また、波照間で今年定期的運航便が再開となり、飛行機での渡島が可能になりました。
そんな中で、12月中旬に4連休が取れたので、今回は日本の南西端の、与那国と波照間を目指しました

離島の離島、の旅行は島流しが怖いので、まずは、4日目を予備日にして、3日間で、与那国、波照間へ行こうと検討を始めました。

今回取れた休みは、年末年始出勤の代わりということで取れた月〜木でした。東京から行く場合、初日に波照間便への乗り継ぎは不可能なので、二日目以降に利用する必要があります。しかし、波照間便は月水土しか運航していないので、火〜木で予備日なしで行くしか方法がありませんでした。

これはどうするべきか、色々悩んでいたのですが、、、。

よ〜く調べてみたら、なんと、波照間便の整備運休期間に当たることが判明。結局、飛行機での波照間渡島は夢のまた夢となってしまいました。

そこで方針を変更。空港見学は与那国と新石垣のみにして、八重山を楽しむ方針とし、まだ八重山で行ったことのない西表島に行くことにしました。西表に入りおもてなしが期待できそうです。


アクセスの予約
航空便の予約に入りましたが、東京国際(羽田)-新石垣線の朝便は、相変わらずの大人気で、ド平日かつ早朝便にもかかわらず、ANAもJALも安いレートは満席でした。

※羽田-新石垣線については、ビジネスユースがあまりないのでそう簡単にはいかないのでしょうが、毎度のことながら、3便ルール関係ない位の増便や他の路線の新設が簡単にできそうに感じてしまいます。

仕方がないので、那覇経由で検討を始めました。那覇経由の場合、石垣到着は12時頃が最早。与那国へ行く場合は、羽田-新石垣線からの乗り継ぎでも、新石垣-与那国線は同じ便で与那国13時頃着ですが、3区間搭乗になるので値が張ります。
そこで、与那国到着が16時と少し遅くなるものの、那覇→与那国線を活用することにしました。
現地滞在時間は3時間短くなるものの、与那国では18時頃に夕日が見られれば最低限OKです。また、波照間へ行かなくなったので二日目は与那国を朝に出る必要がなく、昼便までの時間があるので与那国のサイズなら二日目に充分観光できます。

一日目:羽田→那覇→与那国と航空便二便を乗り継ぎます。
二日目:昼過ぎの二便目で与那国から新石垣へ移動。そのまま船に乗り継いで西表島へ。
三日目:夕方の船便で石垣島へ戻り、夜便で帰宅。

以上のような行程で検討しました。

で、細かい便を悩んでいる間に、西表島から新石垣空港への乗り継ぎがバタバタするのが気になってしまい、帰りにもう少し余裕を持たせようと、石垣での一泊をプラス。余裕があるのでさらに帰りの飛行機も少し遊んでみて、本土の空港を追加してみました。
四日目:午前に新石垣を出て、那覇を経由し、さらに、熊本経由で羽田に戻る。

※与那国発着の定期便は2008年当時に比べると大幅に増えています。当時は2+週4往復(那覇線1往復、石垣線1+週4往復)でした。今は5往復(那覇線1往復+新石垣線3往復に加えて那覇→与那国→新石垣→那覇の三角運航便1便)で、かなり行きやすくなっていました。

宿泊の予約
宿泊は、与那国島一泊、西表島一泊。さらにあとから石垣島一泊を追加しました。
部屋風呂が良かったため、与那国島はアイランドホテル与那国一択かと思っていたら、なんとコロナ禍中に閉館してしまっていました。色々探した所、最近できたらしいむんぶステイ比川浜が一部部屋風呂付き(正確にはシャワーブース付)を提供していたため、そこにしました。
西表島は、少しはリゾート気分を楽しもうと、西表島ホテルを予約。
石垣島は、空港への足も考えて、ANAインターコンチネンタル石垣リゾートとしました。

現地移動の予約
現地の移動は基本レンタカーです。
与那国島は、到着〜出発まで全時間帯利用とし、空港に営業所のある米浜レンタカーで予約しました。

西表島は少し迷いました。
西表島ホテルは、石垣から遠い方にある上原港に近く、そこからなら船便に合わせたバス送迎があります。
西表島の道路は外周に弧の字にあるだけ。大原港はほぼ南東端にあり、そこから北東側、北側、北西側、西側までぐるりと半周しています。上原港や西表島ホテルは、島の北西部にあります。そして、西表島初日は夕方到着になり、観光に出る感じではありません。
そこで、初日はホテル送迎に頼り、二日目にホテルか上原港で車を借りて、観光しながら大原港へ行く片道経路を考えました。
しかし、船便は大原港の方が時間が短く、船酔いしやすい自分には大原港の方が好都合です。さらに、上原航路は欠航しやすいので、欠航した場合にホテルへの足が断たれてしまいます。
最終的に、西表島では、往復ともに大原港発着とし、大原でレンタカーを借りることにしました。島滞在中全時間帯レンタカーを借ります。

さらに困ったのが石垣島でした。
二日目は新石垣空港から石垣港へ移動するだけ。三日目は石垣港からホテルまで移動できれば良いだけ。さらに四日目は朝からホテル→空港を移動するだけです。石垣島で観光する時間はほぼありません。
このため、最初は、二日目は路線バス、三日目はホテル送迎、四日目は路線バスを使うことを考えました。しかし、三日目の夕食と四日目の朝食で出かけることを考えると、レンタカーを借りたくなってきました。
そこで三日目に石垣港で車を借り、四日目に空港で返すことを考えました。ところが、港と空港の二か所に営業所を構えるレンタカー会社は少なく、全然空きがありませんでした。
結局、石垣島は、二日目に空港で借りて、四日目に空港で返すことにしました。石垣港で24時間以上置いておく無駄の多い借用となりました。


久々の与那国訪問。前回訪問が16年も前なので、最先端の変化を体感できそうです。最西イリ端の最先端な西崎に入りおもてなしイリオモテを体感したい。再び夕日を見られるのか、水平線に沈むところまで見られるのか、ワクワクしながら予約しました。

■ここまでの教訓!
[新石垣]レンタカーは空港起点で←港と空港の乗り捨ては不便です。
[新石垣]羽田線の競争率激高←那覇経由も検討しましょう。
[与那国]宿泊宿の競争率高め←唯一の客室多いホテルが休業してピンチ
[波照間]運休期間に要注意←せっかく再開の航空便は定期便でないのでひと月に日数の半分便数までしか運航不可。定期的に整備運休期間があります。
西表島は船運休に要注意←冬場は上原便は運休のことが多いです。

■今回の予定旅程
12/16 MON
自宅07:00(自転車)07:30横浜駅
横浜駅07:30(京急線)→08:00[東京国際空港]
[東京国際空港]09:25(ANA995便)→12:25[那覇空港]
[那覇空港]14:35(RAC727便)→16:00[与那国空港]
[与那国空港]16:15(レンタカー)→与那国町内
(むんぶステイ比川浜 泊)

12/17 TUE
与那国町内09:00(レンタカー)→12:00[与那国空港]
[与那国空港]13:40(RAC744便)→14:10[新石垣空港]
[新石垣空港]14:30(レンタカー)→15:00石垣港
石垣港15:30(八重山観光フェリー)→16:15西表島大原港
西表島大原16:30(レンタカー)→17:00西表島上原
(西表島ホテル 泊)

12/18 WED
西表島上原09:00(レンタカー)→12:00由布島
由布島14:00(レンタカー)→16:00西表島大原港
西表島大原港16:30(八重山観光フェリー)→17:15石垣港
石垣港17:30(レンタカー)→石垣市内
(ANAインターコンチネンタル石垣リゾート 泊)

12/19 THU
石垣市内09:00(レンタカー)09:30[新石垣空港]
[新石垣空港]11:05(ANA1768便)→12:05[那覇空港]
[那覇空港]15:15(ANA1868便)→16:40[熊本空港]
[熊本空港]17:35(ANA648便)→19:10[東京国際空港]
[東京国際空港]20:00(京急線)→20:30横浜駅
横浜駅20:30(自転車)→21:00自宅


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2024年10月02日

ホーェバーを追って(旅行後)

※本旅行記は2024年9月・10月に訪問したものを2024年10月に公開したものです。
旅行前1日目2日目/旅行後


■2024.09・10 東京国際・熊本・大分・宮崎・鹿児島の旅行後


今回の旅では、新旧ホバークラフト(大分では「ホーバー」と呼びます)の発着場を訪ねました。
永遠に記憶に残した乗り物かと思っていたら、メーカーは異なりますがなんと復活。ホーバーはやはりフォーエバーでした。
そこで、空港アクセスのホーバーについて取り上げてみます。


■大分空港ホーバー航路いよいよ復活へ!
大分では、大分空港〜西大分港間を結ぶホーバーの2024年開業を目指して、準備が進められています。
隣県の熊本では熊本市中心部から熊本空港までわずか15キロですが、大分空港は大分市中心部から陸路だと50キロほど(高速道路経由だと60キロオーバー)という離れた場所にあります。
そこで、アクセス改善の切り札となるのが別府湾を一直線に貫くホーバーです。

大分空港〜西大分港間は30分。陸路だと50キロほどある道のりを、一直線に30キロほどに短縮し、わずか30分で結ぶ画期的な航路です。

実は、大分空港では、開港時からホーバーが運航されていました。しかし、バブル崩壊や高速道路開通でのリムジンバス充実等が影響した利用者減少に耐えられず、2009年10月に撤退しています。
(→撤退時に最後乗りに行ったときの記事「大分空港 ホーバーに最後のにぎわい」(2009年10月13日配信)

大分空港は、昭和30〜40年代に郊外移転した空港のひとつです。旧空港はすぐ横に石油化学コンビナートが計画され拡張が難しかったことと、墜落事故が発生したこともあり、大分市内に残るという選択肢はありませんでした。
移転先は、様々な候補地の中で、大分市中心部から最も遠く離れた国東でした。
国東案の大きな課題は、当然ながら、そのアクセスでした。なにしろ、大分市中心部から陸路で50キロほどもあります。アクセスの悪さに反対意見もあったでしょうが、ここで、「時短交通手段を整備するから黙らっしゃいな」、と出てきたのがホーバーでした。

当時のホーバーは大分空港〜大分市西新地(旧空港脇)間を30分以内で結んでいました。これがあるからこそ、国東案はアクセス距離が長くても何とかなると判断され、大分空港の移転検討が決着したわけです。

そういう点で見ると、2009年にホーバーが廃止になったとき、大分市内から同じ程度の時間で空港に到達できるアクセス交通が全く提案されないまま廃止されたのは、大分空港移転の検討経緯を愚弄する行為とも言えるトンデモナイ出来事だったのです。
(だったら、大洲周辺の元基地跡地にいる人は全員出ていき、コンビナートも廃止して空港を再整備せよ!という意見が出てもおかしくないくらいの出来事でした。)

ホーバーが廃止されたのは、大分空港道路の完成など空港への道路整備が進み、バスが便利になったのも遠因です。しかし、ホーバー廃止後、大分市中心部までのアクセスは、そのバスしかなくなってしまい、60分程度確実にかかるようになってしまいました。このため、大分空港は遠いというのが定着してしまいます。大分市中心部から60分もかかるなら、福岡行っちゃうよ、という客がさらに出てくるようになりました。

今回、ホーバーを再開させるに当たって、ダメだった交通機関を再開することを冷ややかな目で見ている人もいるようです。しかし、歴史を紐解けば分かるとおり、大分空港と大分市を30分程度で結ぶことは、実は50年前から引き継がれたとても重要な考え方であり、それを実現するのにホーバーが必要だったことは注目してほしいものです。

※今回ホーバーを復活するに当たって、ジェットフォイルなどの高速船も検討はされたのですが、大分空港のターミナル脇まで乗り入れるためには港の造成が必要になり、多額の費用が必要なことから断念されました。もう少し時代が進んでいれば、空飛ぶクルマで輸送という検討もされたでしょうが、少し時代がついてこなかったようです。(それこそ、大分県庁ヘリポートを活用したり、西大分港に発着場を設ければ済むこと。)

大分県では、ホーバー再導入について、単に復活するのではなく、船舶購入は県が行って運航会社が参入しやすくしました。
そして、単なるアクセス交通ではなく、それ自体が観光名所として、国内唯一であることを活用してPRしています。
空港開港時のホーバー導入は、国内で他にも運航者がいたため、物珍しさで売るのが難しかったですが、今回は違います。
お隣の熊本がたいして時短にならない空港アクセス鉄道を造りますが、大分は、時短もPRもするという、かなり効果的なアクセス改善を行います。


■ホーバー航路を事前にチェック
そんな、新ホーバー乗り場を写真で見ていきます。

大分空港
大分空港は、旧ホーバーの航走路がそのまま残っていたため、それを活用します。ターミナルビルは撤去されていたため、同じ位置に新設されていました。

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新設された新ホーバーのターミナル。
以前と異なり、跨道橋はなく、階段上り下りなくアクセスできます。


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横断歩道を渡ると正面出入口。当然ながら閉鎖中で中には入れず。
バスタ新宿みたいな愛称ですが、こっちの方が断然センス秀逸です。
ただ、ほぼ大分(ホボッタ)じゃなくて完全に大分なのが大イタ。


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ロビーは一層下の階。
右側のスロープを下ってアクセスするようです。


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船体駐機場所は旧ホーバーの施設を活用しています。
ターミナル入口脇から眺められます。


202410g-6.jpg
撮影スポットだった国道213号線の歩道沿い。
なんと、超巨大なガラス壁が建ちました。
掃除代高そうなので、そのうち汚れて見えなくなる???。


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ターミナル内に展示されていた新ホーバーの模型。
事故とかの訓練遅れも織り込み済みと言っていましたが、
シレッと2024年秋開業から2024年内開業に変わっています。


西大分港
大分市側発着地は、西大分港に新設されました。
ただ、西大分港の東の端に整備されていました。西大分港は西端のかんたん側であれば、最寄駅の西大分駅まで250メートルほど、さんふらわあのりばからも650メートルほどで鉄道への乗り継ぎも抜群です。ところが、新ホーバー発着地は、西大分駅から1,800メートル離れています。その分、大分市中心部には少し近付きましたが、セントポルタ・トキハ前まで2,300メートルほどで、いずれも歩くには少ししんどい感じでした。

※昭和時代だったら、港を改造してかんたんに乗り入れようという整備計画が簡単に出てきて感嘆してたと思うのですが、今回整備にかける金は全然なし。大分空港側も港を造る金がないからホーバー再導入になりました。日本の凋落を示すようで、なんだか残念ですね。

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新ホーバー基地は工事中で全く近付けませんでした。
手前にある駐車場は立体もあり、メチャ広いです。


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奥にある建物が格納庫。
重厚感ありますね。


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さんふらわあ乗り場付近からホボッタの海側は見えるのですが、
この辺りは海岸側に歩道や公園はなく、海岸へは近づけません。
ここもさんふらわあの車輌出入口で、撮影場所より先は立入危険です。


202410f-5.jpg
一応見えたぞ、新ホーバー。
さんふらわあ乗り場付近から望遠で、格納庫の中に機体が見えました。
後ろから見ると、赤色が目立ち、旧ホーバーっぽいですね。


202410f-7.jpg
西大分港の西側、西大分駅前にかんたん港園があります。
かなり広い敷地があり、簡単にスロープとか整備できそうですが、、、。


■旧ホーバー航路を探しに行こう
今回の訪問では、大分空港の旧ホーバーに加え、鹿児島空港アクセスで使われた空港ホーバーの痕跡を探しに行きました。
それらもご紹介。

大分空港アクセスの旧ホーバーの痕跡
大分市の旧ホーバー基地
大分空港アクセスの旧ホーバーは、大分市側の発着場が西新地にありました。
旧大分空港跡地の西端、大分川河口右岸(東側)です。大分市中心部から道路距離3.3キロで、この地味な遠さが利用を敬遠する要因になっていたようです。
西大分港の新ホーバー基地が出来るまで、こちらで新ホーバーが訓練していたと聞いていたので期待していきましたが、建設関係の会社に変わっていました。

202410d-2.jpg
正面ロータリー。
ターミナルはなくなりましたが、細長い交通広場は健在。
右側に新しいバスポールが見えます。


202410d-3.jpg
旧ホーバー基地の駐車場だったところ。現在は近隣の工事関係者の駐車場として活用。
ここで旧ホーバー廃止直後から、大分空港行のバスが発着していました。
この駐車場を活用したパークアンドライド拠点となっていたのです。


202410d-4.jpg
で、この大分空港行のバス路線はコロナ禍中にシレッと運休。
そのまま自然消滅してしまい、新しいバスポールは草に埋もれていました。
時刻表も完全にはがされています。


202410d-1.jpg
ホーバー基地時代のバス停は実は左側。
バスポールは朽ち果てていました。


202410d-10.jpg
防音壁の絵画はまだまだ健在でした。
機体のイラストが、旧ホーバー基地だったことを語ってくれます。


202410d-8.jpg
バス停前の南国の森には「時-木陰」(溝口晴美氏)の像が残っています。
これ、地元ライオンズクラブの寄贈なのですが、なぜか下着姿の女性像です。
真後ろにラブホがあるため洒落にならん作品になっており、妙に盗撮感ありますね。


202410d-5.jpg
大分川河口の堤防から。
写真右側が旧ホーバー基地跡地です。
建設系の会社になっていました。


202410d-6.jpg
スロープを下から。
下の方に飛び出ている石は当時もあった記憶があります。近づいてみると、、、。


202410d-7.jpg
左下にうっすら残る「大分ホーバー」の文字。大きな文字は「危険 立入禁止」かな?


鹿児島空港アクセスの空港ホーバーの痕跡
続いては、鹿児島空港アクセスの空港ホーバーの痕跡を見てみます。
ネットサーフィンしてみると、新空港開港から5年間だけ運航していたとの情報がありました。
メインは加治木〜桜島〜指宿間の運航だったようで、オマケ的に加治木〜鹿児島港(桜島桟橋)〜指宿間の便があったようです。
今回は、桜島側や指宿には行かなかったので、鹿児島港加治木港を取り上げます。

鹿児島港本港区(桜島桟橋)
桟橋周辺を少しだけ散策したところ、広場の一角に何やら説明板が立っていました。
よく読み込んでみると、港の歴史の解説板でした。
実は桜島桟橋付近(本港区)は昭和の終わり〜平成初期に大規模に造成し直され、海側に埋め立てられていました。
つまり、昭和40年代〜50年代に稼動していたホーバー乗り場は跡形もなく消え失せていた
のです。この説明板には、港の歴史年表も記載されていたのですが、ホーバーのことは全く書かれておらず、空港ホーバー乗り場がどのようなものだったのかは、結局分からずじまいでした。
家に帰ってから国土地理院の古い航空写真を見てみましたが、スロープらしきものは分かりませんでした。

202410j-7.jpg
旧空港跡地だからとたまたま寄り道した鴨池港ターミナル内に古い港地図がありました。
これがなんと、本港区改造前の港の形を示した大変貴重なものでした。
左端辺りが桜島桟橋で、現在よりも凸凹していないことが分かります。
左上の図が本港区改造の計画図(現在の形)です。


202410l-3.jpg
桜島桟橋敷地にあった案内板には、本港区の変化の解説図がありました。
黒い線が大正時代の岸壁、赤い線が今の岸壁。
ホーバー運航時は大正時代より手前に引っ込んでいたようです。
ホーバー乗り場は、今の桜島桟橋の左側付近にあった模様。(特記無し)


202410l-2.jpg
ターミナル北側の車両待合スペース。
おそらく自転車置き場がある辺りにホーバー乗り場があったようです。
鹿児島駅から500mの立地で、昨日見た西大分のホーバー乗り場より数万倍便利ですね。


現地の案内板は最後に見つけたので、探索中はスロープねぇ〜な〜と、なんだか良く分からないまま、グルグルしていました。時間がなくてよく見直しませんでしたが、残念感を残したまま桟橋をあとにしました。

加治木港
加治木港は、加治木本町から徒歩10分ほどのところにあります。
入口から西半分はセメント工場敷地(のように見える)、東半分が漁港でした。

202410m-2.jpg
町から歩いて行って約10分。まもなく港。
セメント工場がデカいです。


202410m-7.jpg
上の写真に写るバス停は加治木港です。
一日六便のうち、一便が鹿児島空港との間の路線です。
ホーバーの痕跡と言えば痕跡?一日一便なので、免許維持路線的です。


202410m-3.jpg
港の直前、突然現れるのがビロウ。
これ絶対、空港ホーバー就航時に植えたでしょ。
ビロウビローン、桜島ドーンで感動しながら、港に入る感じですね。


202410m-4.jpg
で、感動しながら港に入ろうとしたところ、、、。
!!!!!!!!!!!!!!!!
え、なになに?立入禁止?地元の車は次から次へと入り込んでいたけど。


202410m-5.jpg
ここまで書かれるとさすがにこの先には入れません。
仕方がないので、脇の道から覗き込むことに。


202410m-6.jpg
西側の道はセメント工場で何も見えないので、東側へ。
300mほど東に進んで西向いて撮影したところ。
スロープがあったので、現地ではこれ使ってたのだろうと思っていました。


港関係者以外立入禁止の割に、何人も釣り糸垂れていたり、地元の赤い信書配達のバイクが乗車訓練してたり、そもそも脇道から階段あるのにフェンスや立入禁止看板がなくて入りたい放題だったりと、少し不思議だったのですが、、、。
家に帰ってからネットサーフィンしたところ、驚愕の事実が発覚。

まず、見えたスロープはホーバー用ではなく、ホーバーは、港の西側で発着していたようで、なんと別のスロープが残っていました
上の写真でも分かるように、西側(写真の奥の方)はセメント工場の砂が山盛りにされていて、なんとなく行きづらいようだったのですが、間の道はセメント工場とは別物。その道を通ればスロープの目の前まで行けたようです。
そして、Googleマップでは、普通にGoogleマップカーがその道を通行しており、ホーバーが使っていたスロープも撮影していました。(→当該位置のGoogleマップはクリック
なんだ、誰でも入れたんじゃん。

※ちょうど夕方の仕事終わりの時間帯。立入禁止の港へ次から次へと車が入っていっていたので、現地にいるときはセメント工場の夜勤者の出勤かと思ってました。が、どうも、仕事終わりの人が釣りに来ていただけのようでした。港関係者かもしらんけど、、、。

遠く離れた鹿児島にはるばるやってきたのに、こういう目と鼻の先で逃した獲物は、大きすぎますね、、、。港関係者の皆さんなら、この気持ち分かるでしょ、、、。ホント、つれないね〜〜〜。

ということで、中途半端ですが、ホーバー跡地訪問は終了です。



何はともあれ、大分空港では、いよいよ大分市内から30分のアクセスが復活します。
LCCはおろかソラシドエアすら就航していなかった、前ホーバー廃止当時に比べ、大分空港に乗り入れる航空会社も、ダイヤ設定時間帯(当時は羽田夜発大分早朝発の夜間駐機便もなかった)も、航空を利用する層も変わってきています。

アクセス改善で利用者が増えるのか、楽しみに待ちながら、今回の旅を〆ます。



posted by johokotu at 21:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ◆旅行記 | 更新情報をチェックする

2024年10月01日

ホーェバーを追って(2日目)

※本旅行記は2024年10月初旬に訪問したものを2024年10月中旬に公開したものです。


■2024.10.01 宮崎→(旧鴨池)→鹿児島→東京国際→(自宅)

■M&mでユルさ爆発ひなたぬくぬくな宮崎

二日目の今日は、朝に宮崎空港を見たあと、鹿児島市内へ移動。旧鹿児島空港跡地と、旧空港ホーバー乗り場があった桜島桟橋、加治木港を見学し、鹿児島空港へ。鹿児島から東京に戻ります。

宮崎空港の開館時刻が6時半だったので、道の駅高岡を5時半に出発。宮崎空港には6時頃に着きました。
内外ともにも装飾以外はあまり変化がないように見え、見学は比較的スイスイでした。ただ、中央部の撮影を毎時00分に見られるからくり時計に合わせたのと、展望デッキが7時から、国際線出発口が8時からしか見えないことから、見学は8時過ぎまでかかりました。

202410h-1.jpg
朝日が眩しい中、やってきましたブーゲンビリア空港。
開館までにまずは外回りを確認です。


202410h-2.jpg
海沿いの空港のせいか、ウエルカム広場に救命艇が展示されていました。
なぜに(?_?)
実は販売代理店が宮崎空港ビル関連会社なのです。


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展望デッキの愛称名と展示機を写しに行ったら、
逆光過ぎて、眩しすぎ。


202410h-4.JPG
展望デッキからひなたらくちんブリッジを写した1枚。だったのですが、
なんと、24時間後に左奥で不発弾が爆発。TVで同じ構図の映像を見ることになりました。
爆発場所は海岸沿いの防風林がちょうど切れる位置で、
戦時中は滑走路端より砂浜側。砂に埋まり80年間安定してたのに地震で動いたかな?


202410h-5.jpg
ひなたらくちんブリッジとは?
小型機にも使えるロング搭乗橋です。
館内で宣伝もされていました。で、ひなたって何?


202410h-6.jpg
実は、宮崎が、日向國だからひなたの国として売り出しているのです。
そして、ひなた=ぬくぬく。ということで、温水さん(宮崎出身)と座れます。
空港はお堅い印象も、宮崎空港はこういうユルさが沢山あって楽しいです。


202410h-7.jpg
中央吹抜にはポケモンのキャラクターナッシーが登場。宮崎とコラボ中。
ちなみにエレベータの黄色光は宮崎空港ビルのMマークなんです。オシャレ。
温水ベンチもmマークバーガーのパロディでしょうし、宮崎でM&mはチョコっと大事。


202410h-8.jpg
新しいものではないですが、オシャレと言えば、トイレのサインが代表格。
ゴルフとかサーフィンとか、他の空港では考えられん遊び心満載です。


202410h-9.jpg
からくり時計も他の空港ではなかなかないですね。
航空利用以外でもいろいろ楽しめます。


オシャレで、遊び心満載の宮崎空港。そんな空港で、最大の遊び心と言えるのが愛称でした。
今年はちょうど愛称命名10周年。私もやっと訪問することができました。
そもそも空港をブーゲンビリアで埋め尽くしたのは、南国の雰囲気を出すという知恵から。地震で被害が大きかった日南海岸へ続く観光演出の起点がこの空港です。
新婚でなくてもぜひご訪問を!

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愛称に関する解説は到着ロビー脇にひっそりあります。


ということで、愛称一気見です。
(写真はクリックすると拡大します)

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(左)正面玄関前/(右)展望デッキ
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(左)正面玄関横/(右)1階国際線到着ロビー
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(左)1階国内線パタパタ/(右)1階国内線到着ロビー


■有効活用されて豪華増した鹿児島旧鴨池空港跡地

あまりゆっくりもしていられないので、8時過ぎに宮崎を出ました。
宮崎からは、国道269号線都城へ、都城からは国道10号線で鹿児島市内へと向かいました。

隼人まではほとんど信号待ちもなく順調だったのですが、隼人に入ってから、車が一気に増えて流れが悪くなりました。初めて鹿児島市内に来たときは、逃げ道のなくなる竜ヶ水付近で大渋滞に巻き込まれたので、この先の混雑は覚悟です。
ところが、逃げ道がなくなる重富の最後の信号をたまたま赤になるギリギリで通り抜けました。そのおかげで、前の車はぶっ飛ばしてサッサと視界からいなくなり、後ろは車がついてこなかったため、桜島を横目に見ながら、かなり快適ドライブに。なんとか目立った渋滞もなく鹿児島市内まで走り切れました。

鹿児島市内では、まずは米盛病院ヘリポートへ行きました。

202410i-1.jpg
かつて海の中だった埋立地にある米盛病院ヘリポート。
周辺は商業施設が集中し、たくさんの人が行き来していました。
ヘリが止まっていたのですが、下から見るとあまり分からないですね。


202410i-2.jpg
米盛病院は埋立地にありますが、すぐ北側にある河川の北側が元海岸線です。
坂本龍馬が新婚旅行で上陸した地点らしく、記念像がありました。
上五島に続き神出鬼没。愛称はせごどんじゃなくて龍馬ヘリポートで決まりですね。


続いて鹿児島県庁へ。
県庁は、旧鹿児島空港跡地に建っています。空港跡地を有効活用した代表例です。県庁をはじめ、後述の港湾施設、運動施設、ニュータウン、商業施設等に活用され、街として豪華増した感じです。

まずは資料室で空港関係の資料を物色しました。
今回、現空港開港直後に数年だけ運航された空港ホーバーの痕跡を探しに来ました。しかし、事前に情報がほぼありませんでした。
この資料室は現空港建設の際のアクセス検討の資料などが充実しているので、何かないかと探りに来たのです。しかし、アクセス検討の資料はおろか、何冊かあった空港の年誌等にもホーバーの情報は一切載っていませんでした。

202410j-1.jpg
県庁の最上階には展望ホールがあります。
桜島も目の前。
もう少し引きで撮りたかったのですが、昼休憩時で職員でごった返していたため、狭い写真。


202410j-2.jpg
残念なことに展望ホールは東側のみ。南側はワーケーション施設になり、
窓面はわずかで手前過ぎ。なんとか撮れた空港跡地です。
これから向かうターミナル跡地は手前のマンションで隠れていました。


県庁に続いては、ターミナル地区跡地へ。
前回来たときはタッチの差で格納庫撮影に間に合わず更地になっていました。
で、その更地に、スーパーマーケットニシムタの大きな店舗が出来ていました。

※このニシムタは、元々旧ターミナルを活用していた時代があります。新たに造り直したあと、なんと、店内に旧空港の写真をたくさん掲げました。
ただのスーパーマーケットであって、写真なんて営業には全く不要なものなのに、土地の歴史を取り上げるなんて、こういう心意気には感謝感激。店名からしてskymarketなので嬉しいですね。
が、カメラ小僧が多いのか、店内撮影禁止と大きく掲げています。写真の写真を撮りたかったのに、残念!。


202410j-3.jpg
ターミナル地区を南西側から北向いて撮影。
ターミナル地区はほぼ全面がニシムタになりました。


202410j-4.jpg
2009年12月訪問時と同じ画角の写真。
ニシムタの建物があるだけ、、、。
空港ターミナル地区の跡地とは全く分からないですね。


旧ターミナル跡地のあとは、そのすぐ東側にある鴨池港へ。
この港は、旧空港跡地付近にできた新港です(一部は元海の上のようです)。港繋がりがあると言えば言えますね。

202410j-5.jpg
対岸の垂水との間を結ぶフェリーの発着場。


202410j-6.jpg
鴨池港は、バスターミナル的性格もあり、多くのバスが発着しています。
その一つが、鹿児島空港行き!市内を結ぶバスの南端のバス停です。
ただ、コロナ以降運休中。新旧空港の繋がりを遺してほしいですね。


202410j-8.JPG
鹿児島空港にあった鴨池空港の全景写真。写真中央にターミナル地区が見えます。
その手前に左上に伸びる斜めの道路から写したのが、上で貼った南西側からの写真。
その左の学校区画なども当時のままです。
鴨池港は、右側の弧を描く部分の右下、海の上でしょうか。


■鹿児島ホーバー基地跡地は分からず

チョコマカ寄り道したせいか、もう14時。
先を急ぎます。
鴨池からは、海岸沿いのルートを進みました。

途中で那覇行きのフェリー発着場があったので寄り道しました。
ターミナル自体はそれほど広くなく、自衛隊員が大勢いて撮影しづらかったので、そそくさと退散しました。

202410k.jpg
航空便と競合になる那覇路線。
つまり、このターミナルは空港のライバルなのです。


定期的な航空便が飛んでいる種子島、屋久島、薩摩硫黄島、諏訪之瀬島、奄美、喜界、徳之島、沖永良部へ行ける各路線のフェリーターミナルがそれぞれあるのですが、ターミナルはバラバラ。ひとつ一つ寄っていると時間がないので、南埠頭訪問は断念しました。
訪問を優先した北埠頭も、一番手前の桜島桟橋のみに寄り道しました。

202410l-1.jpg
軽くネットサーフィンしたところ、空港ホーバーの発着地だったのが桜島桟橋。
跡地っぽいものは見つからず。特徴的な建物です。


■加治木港でスロープ発見

ここからは加治木港へ向かいました。

鹿児島駅辺り〜加治木間は、昨日通った西大分駅辺り〜別府間によく似た感じですが、前者は半分片側一車線半分片側二車線、後者は全区間片側三車線なので、車の流れはかなり悪い感じでした。
加治木港周辺には駐車場がなく、街の中から歩いて港に向かいました。

202410m-1.jpg
加治木本町から加治木港へ向かう一本道。
本町辺りの両側は田舎の小さな歓楽街でした。


202410m-8.jpg
ベルトコンベアの下にスロープあったので、
おそらくそれだろうと撮影しておきました。
菱刈鉱山の金鉱石を積み出すコンベアらしいです。


■鹿児島空港はまた国際線に入れず

加治木港へは徒歩で向かったため、小一時間ロス。その後、鹿児島空港へ向かいました。
鹿児島は昨年にも来ているので撮影するものは少なく調査は素早く完了。夕食を食べてから搭乗し、帰京しました。

202410n-1.jpg
さようなら、空港ホテル。
解体が進んでいました。


202410n-2.jpg
国際線は増築済み。出っ張ってますね。


202410n-3.jpg
国際線は利用時のみの開放です。
コロナ減便が続いているため、今回も中には入れませんでした。


202410n-5.jpg
空港前面から南側を眺めた所。
JACが目立つ風景ですね。


202410n-4.jpg
館内にはどこでも設置できる授乳室がありました。
もう少し入るとこ見えなくする立地なかったのかなあ、、、。


202410n-6.jpg
各地の空港で増殖中のワークブースもありました。
写真は撮れませんでしたが、この横にソファが並ぶ一帯が有り、大勢休憩中でした。


■今日の教訓!
[宮崎]ひなたぬくぬくを楽しもう←日向國だもの
[宮崎]ユルさを楽しもう←堅くない展示がパタパタあるよ
[宮崎]毎時00分を楽しもう←からくり時計で日向を満喫
旧鴨池空港体感はニシムタにしたん←写真展示あり!
南国の玄関は加治木で体感←ビロウに桜島ドーンでホーバーを懐かしもう
[鹿児島]国際線は開館日注意←一部曜日・時間帯のみの開放

■実際の旅程
10/01 TUE
道の駅高岡05:00(レンタカー)→06:00[宮崎空港]
[宮崎空港]09:00(レンタカー)→12:00[米盛病院へリポート]
[米盛病院へリポート]12:15(レンタカー)→12:30旧鴨池空港跡地
旧鴨池空港跡地13:00(レンタカー)→14:00鹿児島本港
鹿児島本港14:30(レンタカー)→15:00加治木港
加 治 木港15:30(レンタカー)→16:00[鹿児島空港]
[鹿児島空港]19:15(JAL652便)→20:50[東京国際空港]
[東京国際空港]21:30(京急線)→22:00横浜駅
横 浜 駅22:00(自転車)→22:30自  宅


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