2025年02月01日

◇アップした旅行記一覧

■アップした旅行記一覧

2024年12月 「最先端入りおもてなしまnew!
 訪問空港:東京国際・那覇・与那国・新石垣・熊本
 最西端SAISEiTAN最先端SAISEnTAN西イリ崎に入りおもてなしま西表島有/表無し島=裏の島=浦島→オ・モ・テ・ナ・シ/島龍の年の最後を〆る龍宮城へは銀の龍の背に乗って!旅行をどなんしたというお話
 ■旅行後の話題:一般日本人が行ける日本の四端を訪ねてみよう
 旅行前1日目2日目3日目4日目旅行後

2024年9月・10月 「ホーェバーを追って
 訪問空港:東京国際・熊本・大分・宮崎・鹿児島・(大分県庁ヘリポート・米盛病院ヘリポート)
 フォーエバーFOreVERなREホーバーHOVERを追いかけて、もっと、もーっとぬくぬくひなたで覆いたい豪華増し九州へ行ったらホーェー、バッと驚いたお話
 ■旅行後の話題:再びホーバーreHOVER永遠にFOreVER。新ホーバーの新施設と旧ホーバーの遺構を見に行こう!
 旅行前1日目2日目旅行後

2024年8月・9月 「遠くて近い空港へ
 訪問空港:東京国際・北九州・福岡・山口宇部
 空港は近いと思ったら時間がかかる、遠いと思ったら時間がかからないというお話
 ■旅行後の話題:近さと所要時間と利用者増減は関係なくただのイメージ
 旅行前1日目2日目旅行後

2023年12月 「とっておきの選ぶトクの島
 訪問空港:東京国際・鹿児島・沖永良部・徳之島
 とっておきの選ぶ島旅に行ったらおトクの島旅になったというお話
 ■旅行後の話題:とっておきの選ぶとおトクの乗り継ぎ便
 旅行前1日目2日目3日目4日目旅行後

2023年12月 「舞い上がれ ないGOTO
 訪問空港:東京国際・長崎・福江・上五島
 舞い上がれと航空でGOTOした五島へは簡単に舞い上がれなかったというお話
 ■旅行後の話題:航空便と船便で五島の世界遺産を回れるか
 旅行前1日目2日目3日目旅行後

2023年11月 「ヘリポートへグルグル
 訪問空港:熊本・大分県央・福岡・(熊本県警察ヘリポート・済生会熊本病院ヘリポート・NHK福岡ヘリポート・福岡県済生会福岡総合病院ヘリポート・福岡和白病院ヘリポート・九州大学病院ヘリポート・福岡市立こども病院ヘリポート)
 グルグル回るヘリポートをグルグル回っても人が来る来るとはなってないというお話
 ■旅行後の話題:グルグル降りられないときのダイバート先がグルグル決まらない福岡
 旅行前1日目2日目3日目旅行後

2023年10月 「GASA2にPREMIUMへ
 訪問空港:東京国際・長崎・佐賀・福岡
 がさつGASA2でも長く先naGA SAki行けば普段と差がなきSAGAnakiPREMIUMな訪問できるのは長崎naGASAki佐賀な気SAGAnakiがしたというお話
 ■旅行後の話題:PREMIUMな背景前略は雲の上よりもそうそう早々に上から目線で見えてくる
 旅行前1日目2日目旅行後

2023年09月 「活きづらい天草・熊本
 訪問空港:東京国際・熊本・天草
 行きづらい天草と活かしづらい熊本にギリギリ行ってみたというお話
 ■旅行後の話題:行きづらい天草エアラインのダイヤ
 旅行前1日目2日目旅行後

2023年06月 「始まりはいつも成田
 訪問空港:成田国際
 コロナ禍明けはじめての空港訪問として始まりの地にふさわしいトップナンバー空港へ行ったというお話
 ■旅行後の話題:成田訪問は始まりの地 東成田駅 から
 旅行前1日目2日目3日目旅行後

2021年12月 「めざましな高台でCATch
 訪問空港:(東京シティエア ターミナル・警視庁本部屋上ヘリポート・中央合同庁舎第2号館ヘリポート・アークヒルズヘリポート・芝浦ヘリポート)
 STAY HOME出来ず朝から高い所で航空関連施設を捉えてきた(CATch)というお話
 ■旅行後の話題:国内のCATを見直してみた
 旅行前1日目旅行後

2021年11月 「富士を眺めに東京Hへ
 訪問空港:(東京都東京へリポート・浦安ヘリポート・東京朝日ヘリポート・芝浦ヘリポート)・東京国際
 STAY HOME出来ず富士を眺めに東京ヘリポートを再び訪れたというお話
 ■旅行後の話題:ターミナルと富士山を一緒に眺める
 旅行前1日目旅行後

2021年11月 「富士を眺めに?横浜へ
 訪問空港:-
 STAY HOME出来ず1年ぶりに富士を眺めに?横浜のヘリポートを訪れたというお話
 ■旅行後の話題:船舶で行ける空港
 旅行前1日目旅行後

2021年11月 「ターミナル見学再開!!
 訪問空港:東京国際
 STAY HOME出来ず1年8か月ぶりに空港ターミナルに入りこんだというお話
 ■旅行後の話題:たぶん日本一進んでいる空港の感染対策
 旅行前1日目2日目旅行後

2021年10月 「富士を眺めに調布へ
 訪問空港:調布・東京国際
 STAY HOME出来ず1年ぶりに富士を眺めに空港見学したというお話
 ■旅行後の話題:空港のシェアサイクル
 旅行前1日目旅行後

2021年10月 「1年ぶりの空港見学
 訪問空港:(東京都東京へリポート)・東京国際
 STAY HOME出来ず1年ぶりにチャリで空港見学したというお話
 ■旅行後の話題:ヘリポートの分類
 旅行前1日目旅行後

2020年10月 「半年ぶりの空港見学
 訪問空港:東京国際
 STAY HOME出来ず半年ぶりにトホホな空港見学したというお話
 ■旅行後の話題:実は市中より何十倍も危険な空港の罹患リスクと安全な訪問方法とは
 旅行前1日目旅行後

2020年01月 「富士を眺めに静岡へ
 訪問空港:静岡
 10年越しに富士を見て日本と海外の繋がりを考えたというお話
 ■旅行後の話題:日本にとっての中国便を考える
 旅行前1日目旅行後

2019年09月 「深夜空港でDREAMS見た
 訪問空港:鳥取・但馬・関西国際・徳島・中部国際
 様々な障害を乗り越えてやっと着いた深夜の空港で夢(DREAMS)を見たというお話
 ■旅行後の話題:格安移動のDREAMSを考える
 旅行前0日目1日目2日目3日目旅行後

2019年08月・09月 「日本国を感じる空港見学
 訪問空港:新潟・庄内
 空港見学したら日本国を体感できたというお話
 ■旅行後の話題:訪日外国人の困り事から日本国の問題を考える
 旅行前1日目2日目旅行後

2019年05月 「アルプス越えて陸から北へ
 訪問空港:富山・小松・能登・松本
 アルプスを越えて陸上から北の陸へ行ってみたというお話
 ■旅行後の話題:空港にある陸上施設(スポーツ施設)と行政施設
 旅行前1日目2日目旅行後

2019年04月 「席で左右された快適旅
 訪問空港:東京国際・熊本・福岡・静岡
 指定座席で快適さが左右された旅だったというお話
 ■旅行後の話題:よく分からない空港アクセス交通
 旅行前1日目/2日目(旅行無)/3日目旅行後

2019年02月 「富士を眺めに大島へ
 訪問空港:大島
 空港から日本一の富士山を眺めてきましたというお話
 ■旅行後の話題:富士山が見える空港
 旅行前1日目2日目旅行後

2019年01月 「駅から便利に空港訪問
 訪問空港:百里
 鉄道駅からのバスアクセスでも便利な空港だったというお話
 ■旅行後の話題:意外と多い駅からバスが便利な空港
 旅行前1日目旅行後

2018年09月 「いつもおき楽に邦基知る
 訪問空港:東京国際・出雲・隠岐・美保
 出雲、隠岐、伯耆を旅すれば、いつもおき楽に邦基が分かるブラタモ旅になるというお話
 ■旅行後の話題:なぜそこに空港があるのか、ブラブラしながら解き明かします
 旅行前1日目2日目3日目4日目旅行後

2018年08月 「ダイナミックに繋ぐ旅
 訪問空港:大阪国際・大分・名古屋
 トロトロ鈍行からビュンと航空へダイナミックに繋いだら、子供達と未来にダイナミックに繋がったというお話
 ■旅行後の話題:空港で子供と楽しもう
 旅行前1日目/2日目(旅行無)/3日目旅行後

2017年09月 「飽きずに驚きの秋田へ
 訪問空港:大館能代・青森・秋田・山形
 飽きずに秋田に行ったらびっくりなんとの連続だったというお話
 ■旅行後の話題:山の頂上付近に造成された空港
 旅行前1日目2日目3日目旅行後

2017年05月 「維新を感じに萩・石見へ
 訪問空港:東京国際・山口宇部・石見
 萩・石見で維新150年を感じてきましたというお話
 ■旅行後の話題:次々出てくる空港キャラクター
 旅行前1日目2日目旅行後

2017年03月 「空港に泊まってみよう
 訪問空港:成田国際・広島・岡南・神戸・関西国際
 空港で快適に寝る方法を調べてみましたというお話
 ■旅行後の話題:空港野宿の実態
 旅行前1日目2日目3日目旅行後

2016年04月 「高くて行きづらい島へ
 訪問空港:東京国際・奄美・喜界
 ダイヤ不便で運賃高い。奄美行くのをアマくミ過ぎたというお話
 ■旅行後の話題:利用維持に重要な運航ダイヤ
 旅行前1日目2日目3日目旅行後

2015年08月(2) 「二週連続で南東北へ
 訪問空港:仙台
 震災から4年経って人の動きを感じられたというお話
 ■旅行後の話題:まだまだ整備できる空港へのアクセス鉄道
 旅行前1日目旅行後

2015年08月(1) 「鉄道で今度は南東北へ
 訪問空港:山形
 乗り継ぎ不便だから結局新幹線を使いましたというお話
 ■旅行後の話題:空港でも増えてきた自転車アクセス
 旅行前1日目旅行後

2015年07月 「格安に東海道を横断
 訪問空港:名古屋・中部国際・静岡
 飛行機に乗りたいのに夜行は電車が便利だったというお話
 ■旅行後の話題:飛行機の夜行便
 旅行前1日目2日目旅行後

2015年02月 「潰れる空から九州へ
 訪問空港:東京国際・福岡・宮崎・鹿児島・熊本・佐賀
 航空会社の破たんに振り回された旅行だったというお話
 ■旅行後の話題:SKYの破たんと羽田発着枠
 旅行前1日目2日目旅行後
 ※令和2年7月豪雨の影響により大きな被害を受けている地域の旅行記です。被災されている皆様に心よりお見舞い申し上げます。訪問時と状況が大きく変化している可能性があります。

2014年09月 「格安の波に乗って中四国へ
 訪問空港:成田国際・広島・松山・岡山・美保・出雲
 格安乗るにも成田はやっぱり不便だったというお話
 ■旅行後の話題:格安航空誘致に重要な空港アクセス
 旅行前1日目2日目3日目旅行後

2013年02月 「快適バスで日帰り見学
 訪問空港:百里
 アクセスバスは安くて速くて快適だったというお話
 ■旅行後の話題:一社しか飛んでいない空港
 旅行前1日目旅行後

2012年11月 「最後は火山の空港へ
 訪問空港:三宅島
 最後に訪問したのは驚きの火山の島でしたというお話
 ■旅行後の話題:三宅島便就航の傾向と対策
 旅行前1日目2日目旅行後
 ※2000年雄山噴火の影響により大きな被害を受けている地域の旅行記です。被災されている皆様に心よりお見舞い申し上げます。噴火はいまだ続いており、訪問時と状況が大きく変化している可能性があります。

2012年11月 「そうだ那覇行こう
 訪問空港:成田国際・那覇
 LCCで那覇へ行ったらひどい!ばっかりだったというお話
 ■旅行後の話題:エアアジア・ジャパンも含めたLCC3社を徹底比較
 旅行前1日目2日目旅行後

2012年09月 「佐渡でトンだ事態
 訪問空港:佐渡・新潟
 佐渡に飛行機に乗りにいったらトンだ事態になりましたというお話
 ■旅行後の話題:地方空港と羽田発着枠の関係
 旅行前1日目2日目旅行後

2012年9月 「初LCCにハラハラ
 訪問空港:関西国際・長崎・岩国・福岡・北九州・東京国際
 LCCに乗ったら、脅された!急がされた!恥かいた!というお話
 ■旅行後の話題:フイルムカメラの使用基準
 旅行前1日目2日目3日目4日目旅行後

2011年5月 「北海道へ弾丸旅行
 訪問空港:東京国際・新千歳・帯広・札幌
 北海道を急いで回って霧雨に3連敗してきました!というお話
 ■旅行後の話題:北海道の小さな飛行場
 旅行前1日目2日目旅行後

2010年12月 「南の果てから
 訪問空港:東京国際・那覇・石垣・波照間・新石垣
 南の果てに加え新石垣の見学会も行ってきました!というお話
 ■旅行後の話題:八重山地方のアクセス
 旅行前1日目2日目旅行後

2010年09月 「最後の広島西へ
 訪問空港:東京国際・神戸・鹿児島・広島西・名古屋
 広島便より新幹線よりSKY鹿児島便のほうが安いやん!というお話
 ■旅行後の話題:空港の廃港騒動
 旅行前1日目2日目旅行後

2010年07月 「隠岐がる?旅行へ
 訪問空港:東京国際・出雲・隠岐・美保・鳥取・神戸・徳島・大阪国際
 隠岐楽隠岐がるに行ったつもりが上陸時間短くて何もできませんでしたというお話
 ■旅行後の話題:愛称が付いている空港
 旅行前1日目2日目3日目旅行後

2010年05月 「東の端を視察へ
 訪問空港:東京国際・新千歳・札幌丘珠・釧路・帯広・中標津
 北方領土を根室から視察してきましたという話
 ■旅行後の話題:札幌飛行場の路線撤退騒動
 旅行前1日目2日目旅行後

2010年02月 「琉神と球美島へ
 訪問空港:東京国際・沖縄那覇・久米島・中部国際・成田国際
 久米島で琉神マブヤーに会ってきましたという話
 ■旅行後の話題:国内の離島空港の状況
 旅行前1日目2日目旅行後

2010年01月 「再び南へ
 訪問空港:成田国際・沖縄那覇・沖永良部・鹿児島・大阪国際・神戸・徳島・東京国際
 沖永良部へ遊覧飛行かと思ったら自分が最悪の席だったという話
 ■旅行後の話題:薩南諸島へのアクセス
 旅行前1日目2日目3日目旅行後

2009年12月 「過去と未来へ
 訪問空港:鹿児島・種子島・屋久島・枕崎・宮崎・東京国際
 いよいよ宇宙へ進出します!という話
 ■旅行後の話題:南九州にある空港の過去
 旅行前1日目2日目3日目旅行後

2009年08月 「夏の離島めぐり
 訪問空港:成田国際・福岡・対馬・壱岐・小値賀・上五島・福江・長崎・那覇・南大東・北大東
 離島に行ったら世界が回っちゃいましたという話
 ■旅行後の話題:離島めぐり後に巻き込まれたとんでもない事態
 旅行前1日目2日目3日目4日目5日目6日目7日目8日目旅行後

2009年05月 「日本最北端へ
 訪問空港:稚内・利尻・礼文・オホーツク紋別・女満別・弟子屈・旭川
 日本の最北端でぼったくられ続けましたという話
 ■旅行後の話題:全国にある旧軍飛行場
 旅行前1日目2日目3日目4日目旅行後

2009年03月 「奄美群島へ
 訪問空港:鹿児島・喜界・奄美・徳之島
 地図と地上係員に騙されましたというお話
 ■旅行後の話題:徳之島の地図と実態
 旅行前1日目2日目3日目4日目旅行後

2009年02月 「伊豆諸島周遊!?
 訪問空港:神津島・大島・八丈島
 結構欠航にはまってしまいましたというお話
 ■旅行後の話題:旅行時の天候を振り返る
 旅行前1日目2日目3日目4日目旅行後

2009年01月 「宮古諸島へ
 訪問空港:成田国際・沖縄那覇・伊江島・宮古・多良間・下地島・東京国際
 お椀に乗っては与論に行けませんでしたというお話
 ■旅行後の話題:下地島定期便復活の可能性
 旅行前1日目2日目3日目4日目旅行後

2008年12月 「初離島は最西端
 訪問空港:神戸・石垣・与那国・粟国・沖縄那覇・東京国際
 与那国にマイルで行けなかったというお話
 ■旅行後の話題:予約しにくいマイル
 旅行前1日目2日目3日目旅行後

2008年12月 「遠い南紀へ
 訪問空港:南紀白浜・関西国際・東京国際
 南紀白浜の滑走路を独占しました!というお話
 ■旅行後の話題:世界遺産に行ける便利な空港
 旅行前1日目2日目旅行後
 ※2011年台風12号の影響により大きな被害を受けた地域の旅行記です。被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。訪問時と状況が大きく変化している可能性があります。

2008年10月 「バタバタと北陸へ
 訪問空港:富山・能登・小松・福井
 行き先を直前に決めたら現地でバタバタになっちゃったというお話
 ■旅行後の話題:日本にある軍民共用空港
 旅行前1日目2日目3日目旅行後

2008年09月 「鉄道で南東北へ
 訪問空港:庄内・山形・仙台
 海近くの空港でも海はなかなか見えません!というお話
 ■旅行後の話題:各地方の地域ハブ空港
 旅行前1日目2日目3日目旅行後
 ※2011年東日本大震災の影響により大きな被害を受けた地域の旅行記です。被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。訪問時と状況が大きく変化している可能性があります。

2008年08月 「中日本から北東北へ
 訪問空港:名古屋・秋田・大館能代・花巻・東京国際
 日本第二位の湖の上で道に迷ってしまったというお話
 ■旅行後の話題:平成生まれの新しい空港
 旅行前1日目2日目3日目旅行後

2008年07月 「日本最長の海の下
 訪問空港:東京国際・三沢・青森・函館・奥尻
 日本最長の地底トンネルは真っ暗でうるさかったですというお話
 ■旅行後の話題:北海道離島へのアクセス
 旅行前1日目2日目3日目旅行後

2008年05月 「日本最長の海の上
 訪問空港:東京国際・松山・高松・徳島・高知
 日本最長の海上橋梁はとにかく長かったですというお話
 ■旅行後の話題:地域ならではの空港の珍しい施設
 旅行前1日目2日目3日目旅行後

2007年12月 「意外と広い九州へ
 訪問空港:東京国際・福岡・佐賀・長崎・宮崎・鹿児島・枕崎・天草・熊本
 九州は意外と広くて時間がかかったなあというお話
 ■旅行後の話題:九州で定期便を運航する地域航空会社
 旅行前1日目2日目3日目旅行後

2007年11月 「羽田から中国へ
 訪問空港:東京国際・広島・岡南・岡山・鳥取・美保・出雲・石見・広島西
 話題の羽田発着で中国!?へ行ってきましたというお話
 ■旅行後の話題:国内にある近隣空港
 旅行前1日目2日目3日目旅行後

2007年06月 「初夏の道内グルリ
 訪問空港:東京国際・女満別・紋別・旭川・札幌・帯広・釧路・中標津・新千歳
 なんだか霧霧霧っとしていたなあというお話
 ■旅行後の話題:意外な道東の気候
 旅行前1日目2日目3日目旅行後

2006年03月 「初の空港訪問
 訪問空港:山口宇部・新北九州・東京国際
 スタフラの社長と就航記念品に驚愕してしまいましたというお話
 ■旅行後の話題:新航空会社スターフライヤーの戦略
 旅行前1日目2日目旅行後
ラベル:旅行記
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2024年12月20日

最先端入りおもてなしま(旅行後)

※本旅行記は2024年12月に訪問したものを2025年1月に公開したものです。


■2024.12 東京国際・那覇・与那国・新石垣・熊本の旅行後


最西端SAISEiTAN最先端SAISEnTAN西イリ崎に入りおもてなしイリオモテ有!を体感したい。と思ってワクワクしながら行ったのに、天候が悪くて、最西端の夕日は見られず、沖縄の島々を空から眺められず、船にも嫌われ、表無しの裏旅行みたいになってしまいました。
非常に残念ではありますが、今回の旅行では、正真正銘の日本最西端を見に行きました。コロナ禍で日本の魅力が見直されたところですが、まだまだ南北東西の端っこまで旅できていない人も多いと思います。
そこで、今回は航空便を使った日本の端っこへの行き方を取り上げてみます。

■一般日本人が行ける四端へ
で、日本の四端へ行くわけですが、実は、一般日本人が簡単に行ける端っこは、今回訪れた最西端しかありません。
[最北端]=択捉島 ロシアに実効支配されており、一般日本人の訪問は事実上不可能です。
[最東端]=南鳥島 飛行場もある島ですが、海上自衛隊と気象庁の職員以外の一般日本人の訪問は困難です。
[最南端]=沖ノ鳥島 そもそも上陸は困難です。

ということで、ここでは、一般日本人が行ける四端を取り上げます。

■日本最西端

 今回訪れた沖縄県与那国島の西崎です。正真正銘日本の最西端で、一般日本人が唯一簡単に行ける端っこです。
 島には日本最西の空港である与那国空港があり、定期便が飛んでいるため、航空便か船舶便で訪問が可能です。
 航空便は、那覇便が1日1.5往復、新石垣便が1日3.5往復の運航(いずれも琉球エアーコミューターのボンバルディアDHC-8-Q400CC)。船舶便は、石垣便(福山海運のフェリーよなくに)が週2往復運航されています。
 
 最西端までは、空港からわずか5キロ強。与那国生活路線バス(1日数便)で約10分の久部良港停留所で下車し、徒歩約20分(約1.1キロ)でたどり着けます。与那国町の公式サイトでは車15分とされていますが、そこまでかからないかと。船舶の場合はもっと近く、久部良港で船を降りたら徒歩約20分(約1.1キロ)です。

 与那国島へは、東京からの場合は、東京国際(羽田)or成田国際(成田)→新石垣→与那国のルートが主流でしょうか。羽田の場合ANAか日本航空(JAL)の朝便、成田の場合Peach(APJ)の朝便に乗れば、与那国に昼過ぎには到達できます。成田からは昼便でも夜に与那国へたどり着けます。(羽田発JAL昼便の場合はその日中に与那国へは行けません。)
 羽田→新石垣線は激混み路線なので予約が取れなければ、羽田→那覇→新石垣→与那国のルートでも、羽田を朝一便に乗れば同じ時刻に与那国に降り立てます。また、今回自分が向かった経路で、羽田→那覇→与那国のルートも使いやすいです。那覇-与那国線は朝往復とおやつの時間に那覇発があります。羽田-那覇線は便数が多くて好みの便を選べ、羽田を少しゆっくり出ても間に合います。このルートなら、前日最終便で那覇へ飛び、翌朝から与那国入りするのも簡単です。
 大阪からの場合は、関西国際(関空)→新石垣→与那国のルートがあります。関空→新石垣はJTA、ANA、APJの3社選択ですが、石垣発の昼便に間に合うのはAPJの朝便のみです。ANAやJALだと与那国到着が夜になります。APJの関空→新石垣に乗れないなら、大阪国際(伊丹)or関空→那覇と飛び、おやつの時間の那覇→与那国で飛ぶ方が与那国に早く着けます。
 地方空港からだと、昼頃に那覇に到着する便が多いので、各地→那覇→与那国のルートが活用しやすいです。

 復路は、新石垣経由の場合、東京や大阪は、与那国を夜になってから出ても接続する便があります。
 新石垣-本土間の路線は人気が高いです。また、与那国→那覇線は、朝便しかないので、与那国滞在時間を延ばすことを考えれば、与那国→新石垣→那覇→各地のルートが多くなるかもしれません。
 与那国→新石垣線は、与那国発が9時台、13時台、16時台、18時台と4便あります。新石垣→那覇線は1時間に1便程度は飛んでいるので、那覇発の便に合わせた便を選択できるのではないでしょうか。
 かなりバタバタになりますが、新石垣の最終便は18:50発。今の時期なら日の入りは18時くらいなので、西崎で日の入りを見てからの搭乗もギリギリ間に合います。(本当にバッタバタになりますけど)

 本文でも書きましたが、前回与那国を訪問したときは、運航便が少なく、本当にどなん(渡難)な感じでした。しかし、今は航空便の便数が多いので、実は意外と行きやすいです。
 便が増えたことに加えてホテル不足も重なり、石垣島や沖縄本島を拠点にした日帰り渡島をする人も多いようです。航空券代も石垣からなら、安売りでも普通運賃でもそれほど差がありません(東京-九州間みたいに普通運賃五万円・安売り一万円みたいな大幅な差はなく、普通運賃一万円六千円・安売り一万二千円といった感じ)。日帰りなら、その日の天気が良いか悪いか判断してからの渡島も可能で、島流しリスクもグッと少なくなります。
 是非もっと気軽に渡島してみてはいかがでしょうか。

■最寄り空港 与那国空港
■訪問旅行記 初離島は最西端(1日目)


■最南端

 一般日本人が訪れることができる最南端が沖縄県波照間島の高那崎です。
 島に日本最南の空港である波照間空港があり、定期的運航便(定期チャーター便)が飛び始めたため、航空便か船舶便で訪問が可能です。
 航空便は、新石垣便が週3往復の運航(第一航空のバイキング・エア DHC-6-400)。船舶便は、石垣便(安栄観光の高速船ぱいじま2が1日2往復、フェリーはてるま2が週3往復)が運航されています。

 高那崎までは、空港からわずか2キロです。島には公共交通はなく、徒歩約30分でたどり着けます。船舶の場合は、波照間港から徒歩約1時間10分(約4.8キロ)です。
 空港や港までの送迎があるので、レンタサイクルやレンタカー等を借りて訪れるのが現実的でしょうか。

 波照間島へは、与那国のように那覇便はないので、新石垣経由が必須です。ところが、新石垣-波照間線は新石垣9時半発のため、那覇から以外はその日中に波照間便への搭乗が不可能です。那覇からが唯一その日中に搭乗可能ですが、搭乗受付が08:20〜08:50なので、朝一便が定刻で運航しないと間に合いません。
 このため、往路を飛行機にする場合は、石垣島で1泊してからの利用が現実的です。どうしても出発した日に波照間へ行きたければ、新石垣空港から石垣港に移動し、船を利用するしか渡島方法がありません。船は冬場は1日2往復なので、昼から渡島できず、島での宿泊はほぼ確実になります。2日連続で安定運航するのはリスクですから、それであれば、石垣島を拠点にして確実に天候が良いことを確認して船で日帰りした方が安心です。
 離島の離島は、島流しのリスクがあるので、できれば旅行初日に訪問するのが安心できます。例えば三連休しか無いのに、航空便が繋がらないからと、二日目に渡島するのは少しリスキーです。

※波照間の船舶便は2010年代初頭まで波照間海運が就航していて、1日3往復運航していました。ところが、そこに安栄観光がほぼ同時刻の1日3往復で参入してきました。結果、波照間海運は、沖縄県からの路線維持の補助金(単独路線に適用され、自由競争出来ている路線には拠出できない)がなくなり、あっけなく廃業してしまいました。安栄観光は、波照間海運を駆逐したおかげで現在補助金をゲットしているわけですが、波照間海運が60分で運航していたところ、安栄観光は80分かかる運航なうえ、冬になると1日2往復に減便していて、利便性は平成の頃より低下しています。
このため航空便の参入余地は結構大きいと思われます。が、現在は週3往復だけですから、第一航空の搭乗率は芳しくないようです。
新石垣-波照間線は、運航する日も午前の1往復しかありません。飛び立つor着陸する飛行機の撮影をするとなると、日帰りするには往復のいずれかを船にせざるを得ません。
また、石垣市中心部にいる人からすると、波照間に行くのに、空港への移動は少し億劫な面もあります。新石垣-波照間線が生き残るためには、別の航空便から/への乗継需要をいかに取り込むかが意外と重要になってきます。その点を考えれば、1日2往復しないのなら、出発時刻を東京や大阪便から乗り継げる時間帯(昼頃)にした方がお客さんは集めやすくなります。


 復路は、航空便は午前の運航なので、那覇経由などを活用すればその日中に日本各地へ戻れますが、島から出るのが午前出発となり、滞在時間が短いです。
 船の場合、夏場の1日3往復なら昼便がありますが、冬場は朝か晩しかありません。石垣港から新石垣空港への移動は一時間はみた方が良く、波照間を午前の飛行機で早く出るか、夕方の船で出て石垣島でもう一泊加えるかの二択になっています。

 与那国よりも石垣島から近い離島ですが、渡島のハードルはかなり高いと言わざるを得ません。
 平成前半までは飛行機が毎日3往復していたので、航空便だけでの渡島も容易で、日帰りなら朝晩、乗り継ぎなら昼便と使い分けも出来ていました。なんとも羨ましい限りですね。

■最寄り空港 波照間空港
■訪問旅行記 南の果てから(1日目)

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一般日本人が行ける最南端


■最東端

 一般日本人が訪れることができる最東端が北海道根室市の納沙布岬です。
 離島ではないので、波照間や与那国に比べると訪問ハードルは下がりますが、そこは端っこ。実はなかなか行きづらいです。最寄りの空港は日本最東空港である中標津空港(根室中標津空港)で、航空便での訪問が可能ですが、空港から納沙布岬までは73キロ(道路距離約105キロ)も離れています。空港から歩いて行ける波照間や与那国と比べ、現地のアクセスはハードルがかなり高いです。
 空港からは、まずバスで約2時間かけて根室市内(根室駅前等)まで行き、そこからさらに納沙布岬へのバス(1日5往復、44分)に乗り継ぐ必要があります。
 航空便は、羽田便が1日1往復(ANA)、新千歳便が1日3往復(ANA)、札幌便が1日2往復(JAL)運航されています。便数が比較的多く、羽田からの直行便もありますが、空港から時間がかかるので、訪問は一日がかりです。
 東京起点の場合、羽田→中標津を活用することになりますが、昼便なので日帰りは無理です。新千歳起点で新千歳-中標津線を活用した場合は、レンタカーを活用して訪問(片道2時間程)すれば日帰り可能ですが、公共交通では日帰りはできません。根室等で一泊するのが現実的です。
 最東端は、離島でもないのに、札幌市内からも日帰りできないとは、訪問のハードルが高過ぎますね。

※公共交通で納沙布岬へ行く場合、新千歳起点の往路は、新千歳→中標津の朝一便(9時頃着)を使えば根室に着くのが正午前。約2時間接続で納沙布線に乗り継げますが、これでも納沙布岬到着は14時過ぎになります。復路は、中標津→新千歳の最終便(18時前発)に乗るためには、根室を15時前に出るバスに乗る必要がありますが、それに接続する納沙布線は、納沙布岬を昼過ぎ(12時台)に出る便しかありません。公共交通だと接続待ち時間が長いのが最大のネックです。
レンタカーなら、中標津空港-納沙布岬間が片道2時間程なので、現地で2時間程度の滞在が可能です。


■最寄り空港 中標津空港(根室中標津空港)
■訪問旅行記 東の端を視察へ(2日目)

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一般日本人が行ける最東端


■最北端

 一般日本人が訪れることができる最北端が北海道稚内市の宗谷岬です。
 最寄りの空港は稚内空港で、航空便での訪問が可能です。稚内空港は日本最北空港ではありません。
 航空便は、羽田線が1日1往復、新千歳線が1日2往復の運航です(いずれもANA)。夏場は羽田線が2往復に増便されます。
 宗谷岬へは稚内駅より稚内空港の方が近く、18キロ(道路距離で24キロ)しか離れていません。これは、熊本空港-熊本駅間と同等の距離なので、大した移動ではありません。しかし、空港から宗谷岬までは、冬場は直行できる公共交通がありません。夏場のみ、空港発宗谷岬経由稚内着の観光バス的な路線バスが1日1便だけ走っています。
 2キロ強歩けば自動車学校前バス停から路線バス天北宗谷岬線(1日4往復)に乗れますが、冬場等は地吹雪も起きやすい地域であまり使えるルートではありません。無駄が多くなるものの、稚内市内行きの空港バスで一度稚内に行ってから天北宗谷岬線に乗り継ぐ方が現実的です。
 結局、納沙布岬と同様に、夏場なら空港でレンタカーを借りて向かうのがオススメになってしまうでしょうか。最北端も公共交通では行きづらいです。

■最寄り空港 稚内空港
■訪問旅行記 日本最北端へ(3日目)

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一般日本人が行ける最北端



ということで、日本の端っこへの行き方を見てみました。

こうやって見てみると、本当の最西端である与那国島が、実は最も行きやすい端っこであることが分かります。
そんな遠くに行けないよ、と訪問を諦めているあなた!日本の端っこは、うまく行けばすぐそこです。
是非最先端の端っこを訪れて、端っこ地域の振興に繋げてみてください。きっと思った以上のおもてなしを受けられますよ。


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2024年12月19日

最先端入りおもてなしま(4日目)

※本旅行記は2024年12月に訪問したものを2025年1月に公開したものです。


■2024.12.19 新石垣→那覇→熊本→東京国際

■那覇までは雲だらけ
最終日は、オマケ的に付けた感じだったので、ほぼ移動するだけです。
新石垣→那覇→熊本→羽田と少し変な経路で戻ります。熊本に寄ったのは、旧暫定ターミナル施設がリニューアルして再開していたので、それを見ようと思っていたためです。

朝は少し遅く起きて、まずは新石垣空港へ向かいました。
わずかな時間でも石垣島を堪能しようと白保海岸に寄り道したぐらいで、ほぼまっすぐ空港へ。新石垣には昨年も来てほぼ調査完了済みだったので、第一航空のカウンタを確認した程度で、保安検査後エリアへと入りました。

※白保海岸は、10月に日本テレビで放送された沸騰ワード10の風間俊介ステータス旅で、風間氏が、45分の乗り継ぎで寄った所です。空港から近い白浜の海岸で、空港への時間を読みながら寄り道が可能です。ただ、国道から逸れた区間は白保集落内の細道で、駐車場も2、3台分しかないので、晴れている日は要注意です。

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白保海岸でエメラルドの海〜、と考えていましたが、、、。
相変わらずの曇り空で、海の色もくすんでました。


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2024年1月に飛び始めた第一航空。
JALとPeachの間にカウンタがありました。
なんとか毎日運航か、週3日なら1日2往復してほしいところ。


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便が増えている新石垣。
Peachがいるのも普通の光景です。


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新石垣→那覇はずっと雲の上。
今回の飛行は初日からずっとこんな感じです。


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那覇着陸前、雲の下に出たら、沖縄の街が見えました。
大都会に見えます。


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那覇空港では滑走路横断の際に離陸機でかなり待たされました。
軍用機が4機爆音を立てて飛んでいきました。
軍用機ってなんで爆音?すぐ見つかって音解析されて目をつぶっても自動で地上から撃ち落とされる気がするのですが、、、?軍用機にこそステルス機的な超静音機が必要では?


那覇空港では乗り継ぎ時間が3時間もあったため、いったん保安検査前エリアへ。昼メシを食べて土産を買って過ごしました。

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国際色豊かな那覇空港。
センス良い方の万博機がいました。
遠いのにA'LINEがかなりの大きさ。船舶の大量輸送には敵わない?


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那覇を飛び上がってすぐ、右側に米国の飛び地普天間。
こんなに近いなら、那覇空港で軍用機飛ばす必要ないのでは?


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さらに進むと、すぐ、右側に米国の飛び地嘉手納。
地元に光が当たって欲しい。
例えば東京で言えば、羽田飛行場があるのに、霞が関・皇居・東京駅辺りと、代々木公園・明治神宮・淀橋浄水場辺りの日本の土地をぶっ潰して米軍飛行場があり、六本木にヘリ発着できる基地飛び地があるのと同じような状態なわけです。そんな近さで、他国軍の飛行基地が複数いります?で、皇居も神宮も六本木も他国軍に取られてるから自衛隊は羽田で飛ばざるを得ないような状況なわけです。そんなのあり?



■トカラ以北は眺め良し
那覇→熊本線は、奄美を超えるまでは雲の上でしたが、奄美を超えたところで地上(海上)が見える天気に変わってきました。今回は薩南群島を狙って右窓側席を取っていたため、ちょうど良い状況になりました。
薩南群島の撮影は、2009年3月に座席指定に失敗してから実に15年半ぶりのリベンジでした(→その時の旅行記「奄美群島へ(4日目)」はクリック)。
2009年以降15年間、何度か薩南群島を行き来する航空便に乗っていますが、窓側席が取れなかったり、明るくない時間だったり、雲が多かったりと眺望チャンスはなかなかありませんでした。昨年も、鹿児島→沖永良部利用時は雲が多く、徳之島→鹿児島間利用時は夜でした。明るい時間帯に窓側席で飛べるチャンスがなかなかなかったのです。やっと薩南群島の飛行場を撮影できる機会が訪れました。
残念ながら、与論、沖永良部、徳之島、奄美、喜界は雲のせいで撮影できなかったものの、悪石島から見え始め、飛行場も、諏訪之瀬島場外離着陸場薩摩硫黄島飛行場、(少し遠くなったものの)枕崎ヘリポート鹿児島空港を捉えることはできました。

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ということで、見えた離島を全出し。(クリックすると拡大します)
(左上)悪石島(右上)諏訪之瀬島
(左中)中之島(右中)口之島
(左下)口永良部島と屋久島(右下)薩摩硫黄島と竹島
口之島はもう少し窓の上側から写せば全景写せたのですが、窓の中央が広範囲に傷だらけでピントが合わなかったので、すみません、窓枠で見切れてます。他の島も窓の四隅で頑張って撮っているので、最適な角度になってないかも、、、。


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離島を過ぎたら薩摩半島がくっきり。
桜島と開聞岳が飛び出ています。


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遠目で鹿児島空港も見えました。
引いて撮ったもの。霧島、桜島、開聞岳の山が目立ちます。


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少し見づらいですが鹿児島空港の拡大。
夕日に照らされていました。


■まさかの熊本経由意味無し
熊本では1時間弱の乗り継ぎだったため、いったん外に出て、再開された旧暫定ターミナルを見に行くつもりでした。
ところが熊本到着がなんと20分以上遅延。次便まで30分なくなったため、急いで再検査へ。ゲートにたどり着いたら、すぐに搭乗開始となってしまいました。羽田行きへはバタバタの乗り継ぎで、旧暫定ターミナルを見ることが叶わないどころか、保安検査後エリアの店舗にも寄れませんでした。せっかく経由した熊本空港を全く楽しまずに帰宅の途に着くことになってしまいました。(撮影するのもすっかり忘れるぐらいバタバタでした)
羽田に着いた時にはもうクタクタでした。

※熊本は昨年の改修で保安検査後エリアの店が充実しました。今回のように乗り継ぎする時は、非常に便利で、時間をつぶすのにもってこいです。ところが、今回の私のように乗り継ぐのは熊本では普通はしないおかしな経路です。熊本就航路線は東京2空港、名古屋2空港、大阪2空港、天草、那覇しかなく、熊本で乗り継ぐ需要は、天草-熊本線との間を乗り継ぐ位しかありません。このため、せっかくの保安検査後エリア店舗の充実は、宝の持ち腐れ状態になっています。
那覇や羽田など乗り継ぎ需要が非常に多い空港はいくつかありますが、保安検査後エリアが充実している空港はほとんどなく、唯一、大阪国際くらいでしょうか。是非那覇や羽田は熊本を参考にして欲しいところですね。
一方、熊本は、せっかく保安検査後エリアの店舗が充実したので、路線数を増やすために、乗り継ぎするような路線を誘致をする方法もあるのではないでしょうか。2日目の旅行記でも書きましたが、FDAが福江、奄美、新石垣辺り(那覇でも良いけど、競合路線になるからFDAは手を出せないかな?)を定期便として運航し、そこに日替わりで日本各地からのチャーター便を繋げられると、面白いかもしれませんね。


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八代付近。球磨川河口がデカいです。
八代は海港としてはとても重要な港です。
山より手前側が水で溢れてません?


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着陸数分前、昨年訪れた済生会熊本病院ヘリポートが見えました。
訪問時の旅行記はこちらをクリック


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済生会熊本病院ヘリポートの拡大。


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熊本の旧空港は左窓側だったので見られませんでしたが、
戦時中旧空港と繋がっていた旧三菱重工業航空機製作所跡地が
四角いのが見えました(現在は陸上自衛隊健軍駐屯地などで活用)。


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熊本到着が遅れてしまい、名物の夕日が見えました。
今は撮影スポットが私有地で立入禁止らしいので、
この角度で見られるのは搭乗中だけ!
それにしても窓のキズがなんで真ん中に入っちゃうのかなあ、、、。
上のいくつかの写真も撮影しづらかったです。



■今日の教訓!
白保海岸は駐車場少←タクシーやバスで行く方が良し。
[那覇]離陸機待ちで到着遅れます←遅延を頭に入れておこう。
[熊本]夕日は飛行機から←撮影スポットは私有地で立入禁止らしいです。

■実際の旅程
12/19 THU
石 垣市内09:00(レンタカー)09:30[新石垣空港]
[新石垣空港]11:05(ANA1768便)→12:05[那 覇空港]
[那 覇空港]15:15(ANA1868便)→16:40[熊 本空港](遅延で17:00過ぎ着)
[熊 本空港]17:35(ANA648便)→19:10[東京国際空港]
[東京国際空港]20:00(京急線)→20:30横 浜 駅
横 浜 駅20:30(自転車)→21:00自   宅


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2024年12月18日

最先端入りおもてなしま(3日目)

※本旅行記は2024年12月に訪問したものを2025年1月に公開したものです。


■2024.12.18 (西表島)→(石垣島)

■雨で残念ないりおもてなし
三日目。今日は空港に行く予定はありませんが、島間移動の参考にはなると思いますので、旅行記を書きます。
今日は、西表島ホテルを出たあと、車で行ける西端白浜港まで行って折り返し。観光地に寄りながら大原港へ向かい、石垣島へと戻ります

天候は風が強く、雨が降ったり止んだりでした。島流しが怖いので朝から船の運航情報を見ましたが、上原便は全欠航だったものの、大原便は全便通常運航と出ていました。それでも、夕方以降は風雨が強まる予報だったので、電話でその旨も伝えて確認したものの、当たり前だろ的に「全便予定通りです」と返答を得られたので安心して観光に向かいました。

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まずはチェックアウト前にホテル裏のトドゥマリの浜へ。
怪しい雲が出ていて、海の色も残念。
雨?


ホテルを出たら、雨が本降りになってしまいました。
この雨では浜辺は楽しめそうになかったのと、移動に意外と時間がかかるので、星砂の浜へ行くのは断念し、県道215号白浜南風見線沿いのみに行くことにしました。

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まずは車で行ける西端の白浜港へ寄り道。
船浮への船を見てから折り返しました。
雨。


■道路沿いだけでいりおもてなし
子午線モニュメントで東経123.456789度を堪能。その後は、浦内川展望台でマングローブの群生、船浦湾干潟の駐車場でピナイサーラの滝を眺め、大見謝ロードパークでマングローブを間近に楽しみました。

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船浦湾干潟の駐車場からは、ピナイサーラの滝が見えました。
マングローブが分かりやすいですね。
雨。


島の東側に出たあとは、由布島西表野生生物保護センターに寄るつもりでいました。
由布島は歩いていくこともできますが、濡れたくないので、水牛車一択。このため、水牛車のダイヤ(30分間隔)に縛られてきます。
大原からは最終二便目の16:30発に乗る予定でおり、それぞれの滞在時間を考えると由布島への渡島はどんなに遅くても13:15発には乗りたいところでした。

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少しハラハラしながら、雨模様の水牛車乗り場へ。
風雨が強めなので渡島できるか確認したところ、
「全然大丈夫です」となんともなさそうな返事でした。
雨。


■欠航に振り回されたいりおもてなし
結局、由布島行きの水牛車は12:45発に乗れたので、少し余裕で、1時間弱かけて由布島を楽しみました。余裕をぶっこきすぎて13:30発の戻り便にはタッチの差で間に合わなかったので、14:00発を待つことになりました。

ところが、待合所で帰りの水牛車を待っている間に風雨が強まってきました。暇を持て余していたのもあって、船大丈夫かいな、と八重山観光フェリーのサイトを確認したら、なんと最終便が「欠航」に変わっていました
そして、それとほぼ同時に0980の番号から電話が着信。これは、と出たら、レンタカー屋で、「船の最終便が欠航決定」とわざわざ連絡してくれたのでした。
元々最終二便目を予約していたものの、朝普通に運航予定だったものを急きょ欠航にせざるを得ないほどということは天候が予想より悪化していると考えられます。地元の人も電話してくるぐらいの状況だと、流石に島流しリスクが高い可能性があります。
元々最終便利用予定はないこと、まだ由布島から出られていないこと、そこから真っ直ぐ向かえば最終から2便前の15:00発に間に合うこと、このため予定より早く返却するかもしれないことなどを伝えて電話を切りました。

14時の水牛車は、これ、ほんとに出て大丈夫なの?という強い風雨の中。ちょうどツアー客が大勢帰るのと同時だったので、島流しにはなりませんでしたが、船頭さんも水牛もビショビショで大変そうでした。

※復路の水牛車はビショビショでしたが、そんな中でも入れ替わりで渡島して来た人達がいたので、まだまだ余裕の風雨だったようです。
今回乗った水牛車は往路は個人客3組ほどと一緒でした。復路は待合所で待ってる間に大勢のツアー客が集まってきていました。大人数過ぎて、水牛車だけにギュ〜ギュ〜だったら嫌だな、と思っていたのですが、ツアー客と個人客は完全に分かれており、復路はほかに誰もいない貸切状態で楽しめました。待合所でツアー客に取り込まれつつあったので、危うく運休されかけましたが、、、。


風雨がとにかく強くなってきたので、元々乗ろうとしていた最終二便目の船が欠航するかもと怖くなってしまい、結局、西表野生生物保護センター訪問は断念。真っ直ぐレンタカー屋へ向かい、そのままおとなしく15:00発の船に収まりました。

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西表島大原港から乗船。
雨。


小浜島・竹富島の島影から抜けた石垣港近くは多少揺れたものの、運航は全く乱れることはなく石垣島に戻れました。
石垣に戻ったら、雨はほぼ降っておらず、由布島での強い風雨が嘘のようでした。

西表島が最後バタバタで昼メシを食っていなかったので、フェリーターミナルで八重山そばを食って腹を満たしました。

結局この日、最終便のみが欠航になりました。
夕方以降風が強まることは、素人目でも朝から分かりきっていたのに、なんで、朝の時点では平常運航予定にしていたのか(もっと言うと、なんで朝電話出た係員も平常運航なの分かりきってるだろ的対応をしてきたのか)が謎でした。せめて天候調査くらいにすべきでないの、、、。

港からは一旦ホテルへ行きチェックイン。少し早めに着いたので、ロビーラウンジで時間をつぶしたあと、夕食は街に繰り出しました。
石垣に来たときには高頻度で行く、狙っていた焼肉屋があったのですが、なんと水曜日はお休み。いろいろ悩んだ挙げ句、沖縄チェーン店(ステーキハウス88)で済ませました。

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無事戻れたユーグレナ石垣港離島ターミナル。
空港より広々しています。
波照間線の競合相手となります。


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八重山観光フェリーの窓口。
大原行き最終便欠航の告知が出ていました。


■今日の教訓!
由布島は歩いても行ける←水牛車に乗るほうが良いです。
最終便の欠航に注意←遅延して日の入りすると危険なので、最終便は欠航になりやすいようです。

■実際の旅程
12/18 WED
西表島上原09:00(レンタカー)→12:00由 布 島
由 布 島14:00(レンタカー)→14:45西表島大原港
西表島大原港15:00(八重山観光フェリー)→15:45石 垣 港
石 垣 港16:30(レンタカー)→石垣市内
(ANAインターコンチネンタル石垣リゾート 泊)


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2024年12月17日

最先端入りおもてなしま(2日目)

※本旅行記は2024年12月に訪問したものを2025年1月に公開したものです。


■2024.12.17 与那国→新石垣→(西表島)

■立入禁止ばかりの与那国
二日目の今日は、昼便で新石垣空港へ。レンタカーで石垣港へ移動後、西表島へと渡ります。
朝、ホテルを出てからは与那国島を観光しました。昨日よりも天気は良かったですが、それでも雲は多く、台湾は見えずじまいでした。

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ホテルの目の前にあったDr.コトー診療所と比川浜。
今日は太陽出てますね。出るなら昨日ですよ、、、。


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まず南牧場で、たくさんの馬が迎えてくれました。
道路は糞だらけ。コトーさん、チャリの運転大変だと思います(苦笑)


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与那国と言ったら、立神岩。
男の象徴を称する景勝は国内にいくつもありますが、
たぶん、ここが一番それっぽいです。漢なら皆行くべし。


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眺めが抜群の東崎。
写真では写っていませんが西表島がうっすら見えました。
バフンを必死に避けながら、写っている四阿まで歩きましたが、破損で立入禁止でした。


※東崎の展望台もそうなのですが、与那国島は、観光スポットでの立入禁止区域が結構広がっていた印象でした。
まず、空港を眺められるため最も行きたかった北牧場が私有地+地面の穴に落ちる人がいたということで立入禁止化されていました。
続いて、与那国一有名な映えスポットであるダンヌ浜の公衆トイレが塩害で危険なため立入禁止に。トイレは使えなくて良いんだけど、ロープが張られてしまい美しい写真が撮れなくなっていました(元々トイレを撮影するのはどーなのよ、ってのはありましたが、、、)。
さらにサンニヌ台も遊歩道が崩壊したため立入禁止になっていました。


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ティンダバナ(ティンダハナタ)から見えた祖納集落。
飛行機の最終アプローチが見えるはずです。


※某航空系書籍によるとティンダバナ(ティンダハナタ)から空港が一望できると紹介されているのですが、観光地の展望スポットからは空港は一切見えません。空港を高いところから眺めるためにティンダバナの展望台へ行くのは意味がないので要注意です。
書籍の紹介は、おそらく観光地となっている部分より上の、ティンダバナの台地上(VOR/DMEサイトの先、ニチフドゥ灯台跡付近)のことを言っているのだと思います。そちらからだと眺めは良さそうですが、公共道路等のない、観光地化していない牧場です。組合所有の北牧場以上の私有地で立ち入りは厳しいかもしれないです、、、。



■空から行けばあっという間
与那国からは13時過ぎの便で新石垣へ飛びました。

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与那国空港からプロペラ機で新石垣へ向かいます。
(写真は前日撮影)


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与那国眺望を優先し右側席。プロペラが邪魔で、太陽の反射が眩しすぎ。
八重山諸島の南側を通ったため、西表島、新城島、黒島が
見えただけでした(写真はこれから向かう西表島大原付近)。


202412-2h.jpg
西表見てからすぐ新石垣に到着。近いです。
FDAいますね。この日は熊本からでした。


※FDAは日本各地から新石垣にチャーター便を飛ばしています。この日は熊本からでしたが、数日前には福島から熊本経由(給油)で来ていたようです。
FDAは新石垣と福江(長崎五島)に結構な頻度でチャーター便を飛ばしているのですが、燃油量が足りなくなる東北発の場合などで熊本を給油拠点として活用しています。FDAの九州就航空港は、福岡、熊本、鹿児島の三つ。福岡は混雑空港でチャーター便の入り込む余地なし、鹿児島も離島便で混雑している(福江便だと遠回り)ので、余裕のある熊本の活用が都合が良いようです。
熊本は、保安検査後エリアの店舗が充実し、乗り継ぎにはもってこいの空港になりました。
毎日出発地が違うので、定期便化はできないようなのですが、熊本のFDAなら名古屋便が毎日3往復もありますし、年末年始や盆は静岡便も飛んでいます。増枠される神戸線でも飛ばせば、さらにFDA定期便からの乗り継ぎも集めやすくなるので、熊本から例えば、新石垣に週3、福江に週4とか直行便を飛ばして、東北・中部・関東の毎日違う空港からチャーター便飛ばして接続させたらいかがでしょうか?


与那国から新石垣までは、立ち上がれる時間がほぼ無い短時間飛行でした。かなり近い印象でした。
一方で、新石垣空港から石垣港への移動は、乗り継ぎが1時間20分ありますが、それでも、結構ギリギリ。街までかなり遠くなった印象で、出来るだけ急ぎな感じでした。

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新石垣ではプロペラ機で地上降機。
空港名が輝く増築部をじっくり眺められました。


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毎回、あ〜新石垣に来たなあと感じる明るい搭乗橋。
尖閣のPR広告が出ていました。(ニュースで少し話題になっていたみたいです)


■時間がかかる港への移動
新石垣空港では、荷物を受け取って到着出口を出たところにレンタカー屋はいません。レンタカーカウンタに寄るのか、送迎車発着場に直接行っていいのか分からず、少しもたつきました。で、もたついたあとに直接送迎車発着場に行ったら、送迎車の出発ギリギリでした。
もたついたと言っても一分程度。発着場までほとんど時間を要していないにもかかわらず、同じ飛行機に乗っていた人たちが既に4組も手続きを済ませていました。
空港でトイレにでも寄っていたら完全に出遅れた状況でした。
みんないそいそし過ぎでない?出来るだけ空港に滞在したい身としては、これはこれでなんとも残念でした。

レンタカーの貸し出し手続きに30分はかからなかったものの、レンタカー屋を出たときには船出発時刻前一時間を切っていました。空港から港までは、街なかの信号が多く、30分ほどかかりました

結局船に乗るまであまり落ち着く暇はなく、港の売店で軽く菓子を確保した位で、すぐに乗船となりました。

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バタバタ船の中に収まったあと石垣港を撮影。


■時間がかかる西表島の道
西表島までの船は、同じ15時30分発で大原行きと上原行きがありました。しかし、今日は上原行きは欠航していました。結果として、今日から大原でレンタカーを借りたのは正解でした。

※当日の風はそこまで強く感じなかったのですが、上原行きは冬場は欠航が多いそうです。これは運航するルート取りに起因しています。
大原行きは石西礁湖の中(竹富島と小浜島周りのサンゴ礁(裾礁)の南側)を通ります。北風時は、竹富島と小浜島の島影になってこの裾礁で波が打ち消されるので、風・波の影響は少なめです。一方の上原行きは、石西礁湖(竹富島と小浜島)の北側を通り、北側は東シナ海の大海原です。このため北風とそれで発生する波の影響をモロに受けてしまいます。


大原でレンタカーを借りて西表島ホテルへ向かいます。
ホテルまでは約38キロでした。田舎道で平均50キロくらいで走れるだろうから、45分くらいと思っていましたが、一時間以上かかりました。

※西表島内道路はほぼ信号がない道路ですが、制限速度が時速40キロ(集落内時速30キロ)に規制されています。これは、イリオモテヤマネコのロードキルを防ぐ対策です。このため、思う以上に移動に時間がかかるので要注意です。

ホテル到着したときは既に日の入り後。天候はその後悪化する一方でした。イリオモテヤマネコツアーはブッシュの中に行くのでハブが怖くて断念。上原へ夕食に出たあと、もしかしたら道路を横断する猫に会えるかもと、二時間ほど車をゆっくり走らせたものの、結局出会えずじまいでした。


■今日の教訓!
与那国観光は立入禁止に要注意←離岸流強く遊泳禁止のところもあり。
与那国観光は足元に要注意←南牧場や東牧場はバフンウニっとなる覚悟を。
[新石垣]港への乗り継ぎは時間かかる←最短一時間標準一時間半はみましょう。
西表島上原航路は欠航注意←冬場は北風で欠航結構多いです。
西表島は制限速度40キロ←所要時間は長めに見積もりを!

■実際の旅程
12/17 TUE
与那国町内09:00(レンタカー)→12:00[与那国空港]
[与那国空港]13:40(RAC744便)→14:10[新石垣空港]
[新石垣空港]14:30(レンタカー)→15:00石 垣 港
石 垣 港15:30(八重山観光フェリー)→16:15西表島大原港
西表島大原16:30(レンタカー)→18:00西表島上原
(西表島ホテル 泊)


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2024年12月16日

最先端入りおもてなしま(1日目)

※本旅行記は2024年12月に訪問したものを2025年1月に公開したものです。


■2024.12.16 (自宅)→東京国際→那覇→与那国

■羽田までにヘトヘトで飛べ飛べ

初日は東京国際(羽田)→那覇→与那国の移動です。
朝は少し余裕を見て、早朝便ではなく、朝便にしました。羽田を9時過ぎに出て2時間ほどの待ち時間で那覇14:35発の与那国行きに接続です。
ところが、9時頃の便は通勤ラッシュと重なることをすっかり忘れていました。空港に行くだけでもうヘトヘト。ラッシュを避けて各駅停車で行ったら羽田到着が搭乗時刻ギリギリになったうえ、搭乗者も多く、那覇までは全く落ち着けませんでした。
朝早い便は起きるのが辛いですが、どうせ機内で爆睡できますし、そっちのほうが快適でした。

※羽田の再国際化で、例えば11時頃に集中している欧州便はほとんど羽田発になりましたが、空港までのアクセスが朝のラッシュにぶち当たるのは考えものです。その時間帯の便は、成田の方がアクセスが断然快適なんだけど、、、。羽田の醍醐味は、成田では実現不可能な深夜早朝便のはずなのに、昼間便ばかりに枠が割り振られてるのはなんとも残念ですね。

意外と混んでいて窓側席を確保できなかったので機内ではいつもの通り爆睡。那覇には12時過ぎに到着できました。

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ということで那覇に到着。
はなからうちな〜に出会えます。


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ジンベイも歓迎してくれました。
空港のバスはオレンジですね〜。


■那覇の乗り継ぎはテクテク

那覇では与那国行きに乗り継ぎです。今回羽田からはANAにしました。このため、那覇ではANA→琉球エアーコミューター(RAC)への乗り継ぎでフィンガー間の移動が必要になりました。
手荷物はスルーで預けることができたので那覇では受け取りませんでしたが、時間があるので、保安検査前エリアに一旦出ました。JALグループのカウンタで、手荷物の引き継ぎをしてもらったあと、昼飯だけ軽く食べてから、再び保安検査後エリアへと入りました。

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ANAとJALでは全く別のフィンガーコンコースです。
乗り継ぐ際には要注意です。


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JAL・JTA・RAC(JALグループ)とANAは別のフィンガーにカウンタを設置(写真はJAL)。
JALグループ⇔ANA・SNA間の乗継は必ずカウンターに寄りますが、このカウンタでOKです。
このため、JAL・JTA・RAC・ANA・SNAのいずれか相互間の乗継の場合は、荷物をスルーで預けておけば、保安検査前エリアに出る必要はありません。


■空の上はクモがモクモク
与那国へはほぼ定刻の運航でした。
雨ではありませんでしたが、沖縄は全域が曇り状態。与那国まではほぼ雲の上で、宮古も石垣も全く見えませんでした。

※2008年に来たとき、与那国空港への標準到着経路は、島の北側海上を西へ進み、島を通り過ぎたあとぐるりと左旋回して西側から下りていくルートでした。このため当時は着陸時に空港をいい感じで眺められました。(前回は便数が少なく窓側席を取れなかったので、写真が撮れていません。)
ところが、この16年の間にこの標準到着経路が変更され、現在は東側からそのまま進入するルートに変わリました。与那国への国内線は東側からしか来ないので、このルートだと、着陸時に空港は全く眺められません。東風(東からの進入のときの追い風)でも弱ければ標準到着経路通りに着陸するでしょうし、着陸時に空港を眺められるチャンスは、唯一東風が強い時しかなくなってしまいました。
しかも、西側から着陸の場合も、東側から与那国空港に向かって近づき、左側に与那国島が見えた頃に右旋回、その後、左旋回、空港を左に見ながら通り過ぎて左旋回するルートを取ります。空港をじっくり眺められるのは、この最後の旋回のときだけです。


OGNskyview00.jpg
与那国着陸直前に西を向いて撮った1枚。
ちょうど東経123度付近です。この角度で撮れるのは珍しいもの。


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日本最西端の与那国到着〜。
日本最西端旅客ターミナルに入ります。雲が厚いです、、、。


202412-1g.jpg
わ〜りどなんちま。わりーけどなんちって。
日本最西端到着手荷物受取場です。



■最西端はサムザム
与那国に着いたのは16時。空港内の米浜レンタカーで手続きし、軽く空港内を見たあと、車で出ました。
まずは空港の目の前のむんぶリゾートの窓口でチェックイン。その後、車で比川へ向かい、大荷物を部屋に入れました。そして、すぐに南牧場を経由して日本最西端の西崎へ向かいました。

しかし、天気の悪さはそのままで、結局日本最西端の日の入りは眺められませんでした。ただ寒々した空間が広がっていました。
それにしても悪い天気。冷たい北風が強く、沖縄の人も口々に「昨日から急に寒くなった」という天気で、オープンテラスで食べる予定だった夕食が急きょ室内に変更されたほどでした。
食事したあとはホテルへと戻りました。

202412-1h.jpg
日の入り時刻頃の西崎。雨こそ降っていないものの、厚い雲。
台湾はおろか、夕日も見られませんでした。


現地の人によると、与那国島の西方沖は雲が出やすく、夕日、特に沈む瞬間を見るのはなかなか難しいそうです。前回は途中まで夕日が見えていたものの、低い雲で沈む瞬間は見えず。今回は曇りで全く見られませんでした。なかなか、難しい確率です。
台湾も年に数日しか見えないそうで、前回も今回も全く見られませんでした。

、、、と思っていました。
ところが、実は、日本最西端から見える日の入りは、水平線に落ちるのではなく、台湾の山に落ちていくことを今回知りました。
前回訪問時の写真を見直していたら、なんとなく、台湾に沈む夕日を見ていたようなのです前回訪問時の写真(リンク先)はこちらをクリック)。
どうも、台湾の高い山のトンガリ部分に沈んでるようにも見えなくもない一枚でした。見ていた当時は、水平線上に日の入りするとばかり思っていたので「あ〜あ、低い雲が出ちゃったぜ、残念。」といった感じだったのですが、、、。

※空港に掲げられていた、与那国から見た台湾の風景と見比べたら、最も高く見える山の形がよく似ているように見えました。
前回訪問時(2008年12月19日)、与那国からは245度方向に夕日が見えていたはずです。ちょうど展望台から最西端の碑方向を伸ばすと245度くらいで、方向的には玉山(日本統治時代の日本最高峰の新高山)か、その少し北の辺りの山が見えていたっぽいですが、どうでしょうか。
誰か分かる方いらっしゃったら教えてください、、、。


■今日の教訓!
[羽田]朝9時頃の便は避けるべし←通勤ラッシュと丸かぶりになります。
[那覇]別会社間乗り継ぎは要注意←フィンガー間の大移動が必要になるかも。
与那国では日の入りチャレンジを!←なかなか見られませんが見えたら台湾も探そう。

■実際の旅程
12/16 MON
自   宅07:00(自転車)→07:30横 浜 駅
横 浜 駅07:30(京急線)→08:45[東京国際空港]
[東京国際空港]09:25(ANA995便)→12:25[那 覇空港]
[那 覇空港]14:35(RAC727便)→16:00[与那国空港]
[与那国空港]16:15(レンタカー)→与那国町内
(むんぶリゾート比川浜 泊)


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2024年12月15日

最先端入りおもてなしま(旅行前)

※本旅行記は2024年12月に訪問したものを2025年1月に公開したものです。


■2024.12 東京国際・那覇・与那国・新石垣・波照間?の旅行前


■最先端の最西端を体験しに行く
九州本土の空港の再訪問がだいたいできたので、続いて目を向けたのが、沖縄離島です。
天草を訪問したことで、九州・沖縄で2008年訪問空港の再訪問が与那国を残して完了しました。(前回与那国に行ったのは16年前の2008年12月)。
また、波照間で今年定期的運航便が再開となり、飛行機での渡島が可能になりました。
そんな中で、12月中旬に4連休が取れたので、今回は日本の南西端の、与那国と波照間を目指しました

離島の離島、の旅行は島流しが怖いので、まずは、4日目を予備日にして、3日間で、与那国、波照間へ行こうと検討を始めました。

今回取れた休みは、年末年始出勤の代わりということで取れた月〜木でした。東京から行く場合、初日に波照間便への乗り継ぎは不可能なので、二日目以降に利用する必要があります。しかし、波照間便は月水土しか運航していないので、火〜木で予備日なしで行くしか方法がありませんでした。

これはどうするべきか、色々悩んでいたのですが、、、。

よ〜く調べてみたら、なんと、波照間便の整備運休期間に当たることが判明。結局、飛行機での波照間渡島は夢のまた夢となってしまいました。

そこで方針を変更。空港見学は与那国と新石垣のみにして、八重山を楽しむ方針とし、まだ八重山で行ったことのない西表島に行くことにしました。西表に入りおもてなしが期待できそうです。


アクセスの予約
航空便の予約に入りましたが、東京国際(羽田)-新石垣線の朝便は、相変わらずの大人気で、ド平日かつ早朝便にもかかわらず、ANAもJALも安いレートは満席でした。

※羽田-新石垣線については、ビジネスユースがあまりないのでそう簡単にはいかないのでしょうが、毎度のことながら、3便ルール関係ない位の増便や他の路線の新設が簡単にできそうに感じてしまいます。

仕方がないので、那覇経由で検討を始めました。那覇経由の場合、石垣到着は12時頃が最早。与那国へ行く場合は、羽田-新石垣線からの乗り継ぎでも、新石垣-与那国線は同じ便で与那国13時頃着ですが、3区間搭乗になるので値が張ります。
そこで、与那国到着が16時と少し遅くなるものの、那覇→与那国線を活用することにしました。
現地滞在時間は3時間短くなるものの、与那国では18時頃に夕日が見られれば最低限OKです。また、波照間へ行かなくなったので二日目は与那国を朝に出る必要がなく、昼便までの時間があるので与那国のサイズなら二日目に充分観光できます。

一日目:羽田→那覇→与那国と航空便二便を乗り継ぎます。
二日目:昼過ぎの二便目で与那国から新石垣へ移動。そのまま船に乗り継いで西表島へ。
三日目:夕方の船便で石垣島へ戻り、夜便で帰宅。

以上のような行程で検討しました。

で、細かい便を悩んでいる間に、西表島から新石垣空港への乗り継ぎがバタバタするのが気になってしまい、帰りにもう少し余裕を持たせようと、石垣での一泊をプラス。余裕があるのでさらに帰りの飛行機も少し遊んでみて、本土の空港を追加してみました。
四日目:午前に新石垣を出て、那覇を経由し、さらに、熊本経由で羽田に戻る。

※与那国発着の定期便は2008年当時に比べると大幅に増えています。当時は2+週4往復(那覇線1往復、石垣線1+週4往復)でした。今は5往復(那覇線1往復+新石垣線3往復に加えて那覇→与那国→新石垣→那覇の三角運航便1便)で、かなり行きやすくなっていました。

宿泊の予約
宿泊は、与那国島一泊、西表島一泊。さらにあとから石垣島一泊を追加しました。
部屋風呂が良かったため、与那国島はアイランドホテル与那国一択かと思っていたら、なんとコロナ禍中に閉館してしまっていました。色々探した所、最近できたらしいむんぶステイ比川浜が一部部屋風呂付き(正確にはシャワーブース付)を提供していたため、そこにしました。
西表島は、少しはリゾート気分を楽しもうと、西表島ホテルを予約。
石垣島は、空港への足も考えて、ANAインターコンチネンタル石垣リゾートとしました。

現地移動の予約
現地の移動は基本レンタカーです。
与那国島は、到着〜出発まで全時間帯利用とし、空港に営業所のある米浜レンタカーで予約しました。

西表島は少し迷いました。
西表島ホテルは、石垣から遠い方にある上原港に近く、そこからなら船便に合わせたバス送迎があります。
西表島の道路は外周に弧の字にあるだけ。大原港はほぼ南東端にあり、そこから北東側、北側、北西側、西側までぐるりと半周しています。上原港や西表島ホテルは、島の北西部にあります。そして、西表島初日は夕方到着になり、観光に出る感じではありません。
そこで、初日はホテル送迎に頼り、二日目にホテルか上原港で車を借りて、観光しながら大原港へ行く片道経路を考えました。
しかし、船便は大原港の方が時間が短く、船酔いしやすい自分には大原港の方が好都合です。さらに、上原航路は欠航しやすいので、欠航した場合にホテルへの足が断たれてしまいます。
最終的に、西表島では、往復ともに大原港発着とし、大原でレンタカーを借りることにしました。島滞在中全時間帯レンタカーを借ります。

さらに困ったのが石垣島でした。
二日目は新石垣空港から石垣港へ移動するだけ。三日目は石垣港からホテルまで移動できれば良いだけ。さらに四日目は朝からホテル→空港を移動するだけです。石垣島で観光する時間はほぼありません。
このため、最初は、二日目は路線バス、三日目はホテル送迎、四日目は路線バスを使うことを考えました。しかし、三日目の夕食と四日目の朝食で出かけることを考えると、レンタカーを借りたくなってきました。
そこで三日目に石垣港で車を借り、四日目に空港で返すことを考えました。ところが、港と空港の二か所に営業所を構えるレンタカー会社は少なく、全然空きがありませんでした。
結局、石垣島は、二日目に空港で借りて、四日目に空港で返すことにしました。石垣港で24時間以上置いておく無駄の多い借用となりました。


久々の与那国訪問。前回訪問が16年も前なので、最先端の変化を体感できそうです。最西イリ端の最先端な西崎に入りおもてなしイリオモテを体感したい。再び夕日を見られるのか、水平線に沈むところまで見られるのか、ワクワクしながら予約しました。

■ここまでの教訓!
[新石垣]レンタカーは空港起点で←港と空港の乗り捨ては不便です。
[新石垣]羽田線の競争率激高←那覇経由も検討しましょう。
[与那国]宿泊宿の競争率高め←唯一の客室多いホテルが休業してピンチ
[波照間]運休期間に要注意←せっかく再開の航空便は定期便でないのでひと月に日数の半分便数までしか運航不可。定期的に整備運休期間があります。
西表島は船運休に要注意←冬場は上原便は運休のことが多いです。

■今回の予定旅程
12/16 MON
自宅07:00(自転車)07:30横浜駅
横浜駅07:30(京急線)→08:00[東京国際空港]
[東京国際空港]09:25(ANA995便)→12:25[那覇空港]
[那覇空港]14:35(RAC727便)→16:00[与那国空港]
[与那国空港]16:15(レンタカー)→与那国町内
(むんぶステイ比川浜 泊)

12/17 TUE
与那国町内09:00(レンタカー)→12:00[与那国空港]
[与那国空港]13:40(RAC744便)→14:10[新石垣空港]
[新石垣空港]14:30(レンタカー)→15:00石垣港
石垣港15:30(八重山観光フェリー)→16:15西表島大原港
西表島大原16:30(レンタカー)→17:00西表島上原
(西表島ホテル 泊)

12/18 WED
西表島上原09:00(レンタカー)→12:00由布島
由布島14:00(レンタカー)→16:00西表島大原港
西表島大原港16:30(八重山観光フェリー)→17:15石垣港
石垣港17:30(レンタカー)→石垣市内
(ANAインターコンチネンタル石垣リゾート 泊)

12/19 THU
石垣市内09:00(レンタカー)09:30[新石垣空港]
[新石垣空港]11:05(ANA1768便)→12:05[那覇空港]
[那覇空港]15:15(ANA1868便)→16:40[熊本空港]
[熊本空港]17:35(ANA648便)→19:10[東京国際空港]
[東京国際空港]20:00(京急線)→20:30横浜駅
横浜駅20:30(自転車)→21:00自宅


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2024年10月02日

ホーェバーを追って(旅行後)

※本旅行記は2024年9月・10月に訪問したものを2024年10月に公開したものです。
旅行前1日目2日目/旅行後


■2024.09・10 東京国際・熊本・大分・宮崎・鹿児島の旅行後


今回の旅では、新旧ホバークラフト(大分では「ホーバー」と呼びます)の発着場を訪ねました。
永遠に記憶に残した乗り物かと思っていたら、メーカーは異なりますがなんと復活。ホーバーはやはりフォーエバーでした。
そこで、空港アクセスのホーバーについて取り上げてみます。


■大分空港ホーバー航路いよいよ復活へ!
大分では、大分空港〜西大分港間を結ぶホーバーの2024年開業を目指して、準備が進められています。
隣県の熊本では熊本市中心部から熊本空港までわずか15キロですが、大分空港は大分市中心部から陸路だと50キロほど(高速道路経由だと60キロオーバー)という離れた場所にあります。
そこで、アクセス改善の切り札となるのが別府湾を一直線に貫くホーバーです。

大分空港〜西大分港間は30分。陸路だと50キロほどある道のりを、一直線に30キロほどに短縮し、わずか30分で結ぶ画期的な航路です。

実は、大分空港では、開港時からホーバーが運航されていました。しかし、バブル崩壊や高速道路開通でのリムジンバス充実等が影響した利用者減少に耐えられず、2009年10月に撤退しています。
(→撤退時に最後乗りに行ったときの記事「大分空港 ホーバーに最後のにぎわい」(2009年10月13日配信)

大分空港は、昭和30〜40年代に郊外移転した空港のひとつです。旧空港はすぐ横に石油化学コンビナートが計画され拡張が難しかったことと、墜落事故が発生したこともあり、大分市内に残るという選択肢はありませんでした。
移転先は、様々な候補地の中で、大分市中心部から最も遠く離れた国東でした。
国東案の大きな課題は、当然ながら、そのアクセスでした。なにしろ、大分市中心部から陸路で50キロほどもあります。アクセスの悪さに反対意見もあったでしょうが、ここで、「時短交通手段を整備するから黙らっしゃいな」、と出てきたのがホーバーでした。

当時のホーバーは大分空港〜大分市西新地(旧空港脇)間を30分以内で結んでいました。これがあるからこそ、国東案はアクセス距離が長くても何とかなると判断され、大分空港の移転検討が決着したわけです。

そういう点で見ると、2009年にホーバーが廃止になったとき、大分市内から同じ程度の時間で空港に到達できるアクセス交通が全く提案されないまま廃止されたのは、大分空港移転の検討経緯を愚弄する行為とも言えるトンデモナイ出来事だったのです。
(だったら、大洲周辺の元基地跡地にいる人は全員出ていき、コンビナートも廃止して空港を再整備せよ!という意見が出てもおかしくないくらいの出来事でした。)

ホーバーが廃止されたのは、大分空港道路の完成など空港への道路整備が進み、バスが便利になったのも遠因です。しかし、ホーバー廃止後、大分市中心部までのアクセスは、そのバスしかなくなってしまい、60分程度確実にかかるようになってしまいました。このため、大分空港は遠いというのが定着してしまいます。大分市中心部から60分もかかるなら、福岡行っちゃうよ、という客がさらに出てくるようになりました。

今回、ホーバーを再開させるに当たって、ダメだった交通機関を再開することを冷ややかな目で見ている人もいるようです。しかし、歴史を紐解けば分かるとおり、大分空港と大分市を30分程度で結ぶことは、実は50年前から引き継がれたとても重要な考え方であり、それを実現するのにホーバーが必要だったことは注目してほしいものです。

※今回ホーバーを復活するに当たって、ジェットフォイルなどの高速船も検討はされたのですが、大分空港のターミナル脇まで乗り入れるためには港の造成が必要になり、多額の費用が必要なことから断念されました。もう少し時代が進んでいれば、空飛ぶクルマで輸送という検討もされたでしょうが、少し時代がついてこなかったようです。(それこそ、大分県庁ヘリポートを活用したり、西大分港に発着場を設ければ済むこと。)

大分県では、ホーバー再導入について、単に復活するのではなく、船舶購入は県が行って運航会社が参入しやすくしました。
そして、単なるアクセス交通ではなく、それ自体が観光名所として、国内唯一であることを活用してPRしています。
空港開港時のホーバー導入は、国内で他にも運航者がいたため、物珍しさで売るのが難しかったですが、今回は違います。
お隣の熊本がたいして時短にならない空港アクセス鉄道を造りますが、大分は、時短もPRもするという、かなり効果的なアクセス改善を行います。


■ホーバー航路を事前にチェック
そんな、新ホーバー乗り場を写真で見ていきます。

大分空港
大分空港は、旧ホーバーの航走路がそのまま残っていたため、それを活用します。ターミナルビルは撤去されていたため、同じ位置に新設されていました。

202410g-2.jpg
新設された新ホーバーのターミナル。
以前と異なり、跨道橋はなく、階段上り下りなくアクセスできます。


202410g-3.jpg
横断歩道を渡ると正面出入口。当然ながら閉鎖中で中には入れず。
バスタ新宿みたいな愛称ですが、こっちの方が断然センス秀逸です。
ただ、ほぼ大分(ホボッタ)じゃなくて完全に大分なのが大イタ。


202410g-5.jpg
ロビーは一層下の階。
右側のスロープを下ってアクセスするようです。


202410g-4.jpg
船体駐機場所は旧ホーバーの施設を活用しています。
ターミナル入口脇から眺められます。


202410g-6.jpg
撮影スポットだった国道213号線の歩道沿い。
なんと、超巨大なガラス壁が建ちました。
掃除代高そうなので、そのうち汚れて見えなくなる???。


202410g-7.jpg
ターミナル内に展示されていた新ホーバーの模型。
事故とかの訓練遅れも織り込み済みと言っていましたが、
シレッと2024年秋開業から2024年内開業に変わっています。


西大分港
大分市側発着地は、西大分港に新設されました。
ただ、西大分港の東の端に整備されていました。西大分港は西端のかんたん側であれば、最寄駅の西大分駅まで250メートルほど、さんふらわあのりばからも650メートルほどで鉄道への乗り継ぎも抜群です。ところが、新ホーバー発着地は、西大分駅から1,800メートル離れています。その分、大分市中心部には少し近付きましたが、セントポルタ・トキハ前まで2,300メートルほどで、いずれも歩くには少ししんどい感じでした。

※昭和時代だったら、港を改造してかんたんに乗り入れようという整備計画が簡単に出てきて感嘆してたと思うのですが、今回整備にかける金は全然なし。大分空港側も港を造る金がないからホーバー再導入になりました。日本の凋落を示すようで、なんだか残念ですね。

202410f-2.jpg
新ホーバー基地は工事中で全く近付けませんでした。
手前にある駐車場は立体もあり、メチャ広いです。


202410f-3.jpg
奥にある建物が格納庫。
重厚感ありますね。


202410f-4.jpg
さんふらわあ乗り場付近からホボッタの海側は見えるのですが、
この辺りは海岸側に歩道や公園はなく、海岸へは近づけません。
ここもさんふらわあの車輌出入口で、撮影場所より先は立入危険です。


202410f-5.jpg
一応見えたぞ、新ホーバー。
さんふらわあ乗り場付近から望遠で、格納庫の中に機体が見えました。
後ろから見ると、赤色が目立ち、旧ホーバーっぽいですね。


202410f-7.jpg
西大分港の西側、西大分駅前にかんたん港園があります。
かなり広い敷地があり、簡単にスロープとか整備できそうですが、、、。


■旧ホーバー航路を探しに行こう
今回の訪問では、大分空港の旧ホーバーに加え、鹿児島空港アクセスで使われた空港ホーバーの痕跡を探しに行きました。
それらもご紹介。

大分空港アクセスの旧ホーバーの痕跡
大分市の旧ホーバー基地
大分空港アクセスの旧ホーバーは、大分市側の発着場が西新地にありました。
旧大分空港跡地の西端、大分川河口右岸(東側)です。大分市中心部から道路距離3.3キロで、この地味な遠さが利用を敬遠する要因になっていたようです。
西大分港の新ホーバー基地が出来るまで、こちらで新ホーバーが訓練していたと聞いていたので期待していきましたが、建設関係の会社に変わっていました。

202410d-2.jpg
正面ロータリー。
ターミナルはなくなりましたが、細長い交通広場は健在。
右側に新しいバスポールが見えます。


202410d-3.jpg
旧ホーバー基地の駐車場だったところ。現在は近隣の工事関係者の駐車場として活用。
ここで旧ホーバー廃止直後から、大分空港行のバスが発着していました。
この駐車場を活用したパークアンドライド拠点となっていたのです。


202410d-4.jpg
で、この大分空港行のバス路線はコロナ禍中にシレッと運休。
そのまま自然消滅してしまい、新しいバスポールは草に埋もれていました。
時刻表も完全にはがされています。


202410d-1.jpg
ホーバー基地時代のバス停は実は左側。
バスポールは朽ち果てていました。


202410d-10.jpg
防音壁の絵画はまだまだ健在でした。
機体のイラストが、旧ホーバー基地だったことを語ってくれます。


202410d-8.jpg
バス停前の南国の森には「時-木陰」(溝口晴美氏)の像が残っています。
これ、地元ライオンズクラブの寄贈なのですが、なぜか下着姿の女性像です。
真後ろにラブホがあるため洒落にならん作品になっており、妙に盗撮感ありますね。


202410d-5.jpg
大分川河口の堤防から。
写真右側が旧ホーバー基地跡地です。
建設系の会社になっていました。


202410d-6.jpg
スロープを下から。
下の方に飛び出ている石は当時もあった記憶があります。近づいてみると、、、。


202410d-7.jpg
左下にうっすら残る「大分ホーバー」の文字。大きな文字は「危険 立入禁止」かな?


鹿児島空港アクセスの空港ホーバーの痕跡
続いては、鹿児島空港アクセスの空港ホーバーの痕跡を見てみます。
ネットサーフィンしてみると、新空港開港から5年間だけ運航していたとの情報がありました。
メインは加治木〜桜島〜指宿間の運航だったようで、オマケ的に加治木〜鹿児島港(桜島桟橋)〜指宿間の便があったようです。
今回は、桜島側や指宿には行かなかったので、鹿児島港加治木港を取り上げます。

鹿児島港本港区(桜島桟橋)
桟橋周辺を少しだけ散策したところ、広場の一角に何やら説明板が立っていました。
よく読み込んでみると、港の歴史の解説板でした。
実は桜島桟橋付近(本港区)は昭和の終わり〜平成初期に大規模に造成し直され、海側に埋め立てられていました。
つまり、昭和40年代〜50年代に稼動していたホーバー乗り場は跡形もなく消え失せていた
のです。この説明板には、港の歴史年表も記載されていたのですが、ホーバーのことは全く書かれておらず、空港ホーバー乗り場がどのようなものだったのかは、結局分からずじまいでした。
家に帰ってから国土地理院の古い航空写真を見てみましたが、スロープらしきものは分かりませんでした。

202410j-7.jpg
旧空港跡地だからとたまたま寄り道した鴨池港ターミナル内に古い港地図がありました。
これがなんと、本港区改造前の港の形を示した大変貴重なものでした。
左端辺りが桜島桟橋で、現在よりも凸凹していないことが分かります。
左上の図が本港区改造の計画図(現在の形)です。


202410l-3.jpg
桜島桟橋敷地にあった案内板には、本港区の変化の解説図がありました。
黒い線が大正時代の岸壁、赤い線が今の岸壁。
ホーバー運航時は大正時代より手前に引っ込んでいたようです。
ホーバー乗り場は、今の桜島桟橋の左側付近にあった模様。(特記無し)


202410l-2.jpg
ターミナル北側の車両待合スペース。
おそらく自転車置き場がある辺りにホーバー乗り場があったようです。
鹿児島駅から500mの立地で、昨日見た西大分のホーバー乗り場より数万倍便利ですね。


現地の案内板は最後に見つけたので、探索中はスロープねぇ〜な〜と、なんだか良く分からないまま、グルグルしていました。時間がなくてよく見直しませんでしたが、残念感を残したまま桟橋をあとにしました。

加治木港
加治木港は、加治木本町から徒歩10分ほどのところにあります。
入口から西半分はセメント工場敷地(のように見える)、東半分が漁港でした。

202410m-2.jpg
町から歩いて行って約10分。まもなく港。
セメント工場がデカいです。


202410m-7.jpg
上の写真に写るバス停は加治木港です。
一日六便のうち、一便が鹿児島空港との間の路線です。
ホーバーの痕跡と言えば痕跡?一日一便なので、免許維持路線的です。


202410m-3.jpg
港の直前、突然現れるのがビロウ。
これ絶対、空港ホーバー就航時に植えたでしょ。
ビロウビローン、桜島ドーンで感動しながら、港に入る感じですね。


202410m-4.jpg
で、感動しながら港に入ろうとしたところ、、、。
!!!!!!!!!!!!!!!!
え、なになに?立入禁止?地元の車は次から次へと入り込んでいたけど。


202410m-5.jpg
ここまで書かれるとさすがにこの先には入れません。
仕方がないので、脇の道から覗き込むことに。


202410m-6.jpg
西側の道はセメント工場で何も見えないので、東側へ。
300mほど東に進んで西向いて撮影したところ。
スロープがあったので、現地ではこれ使ってたのだろうと思っていました。


港関係者以外立入禁止の割に、何人も釣り糸垂れていたり、地元の赤い信書配達のバイクが乗車訓練してたり、そもそも脇道から階段あるのにフェンスや立入禁止看板がなくて入りたい放題だったりと、少し不思議だったのですが、、、。
家に帰ってからネットサーフィンしたところ、驚愕の事実が発覚。

まず、見えたスロープはホーバー用ではなく、ホーバーは、港の西側で発着していたようで、なんと別のスロープが残っていました
上の写真でも分かるように、西側(写真の奥の方)はセメント工場の砂が山盛りにされていて、なんとなく行きづらいようだったのですが、間の道はセメント工場とは別物。その道を通ればスロープの目の前まで行けたようです。
そして、Googleマップでは、普通にGoogleマップカーがその道を通行しており、ホーバーが使っていたスロープも撮影していました。(→当該位置のGoogleマップはクリック
なんだ、誰でも入れたんじゃん。

※ちょうど夕方の仕事終わりの時間帯。立入禁止の港へ次から次へと車が入っていっていたので、現地にいるときはセメント工場の夜勤者の出勤かと思ってました。が、どうも、仕事終わりの人が釣りに来ていただけのようでした。港関係者かもしらんけど、、、。

遠く離れた鹿児島にはるばるやってきたのに、こういう目と鼻の先で逃した獲物は、大きすぎますね、、、。港関係者の皆さんなら、この気持ち分かるでしょ、、、。ホント、つれないね〜〜〜。

ということで、中途半端ですが、ホーバー跡地訪問は終了です。



何はともあれ、大分空港では、いよいよ大分市内から30分のアクセスが復活します。
LCCはおろかソラシドエアすら就航していなかった、前ホーバー廃止当時に比べ、大分空港に乗り入れる航空会社も、ダイヤ設定時間帯(当時は羽田夜発大分早朝発の夜間駐機便もなかった)も、航空を利用する層も変わってきています。

アクセス改善で利用者が増えるのか、楽しみに待ちながら、今回の旅を〆ます。



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2024年10月01日

ホーェバーを追って(2日目)

※本旅行記は2024年10月初旬に訪問したものを2024年10月中旬に公開したものです。


■2024.10.01 宮崎→(旧鴨池)→鹿児島→東京国際→(自宅)

■M&mでユルさ爆発ひなたぬくぬくな宮崎

二日目の今日は、朝に宮崎空港を見たあと、鹿児島市内へ移動。旧鹿児島空港跡地と、旧空港ホーバー乗り場があった桜島桟橋、加治木港を見学し、鹿児島空港へ。鹿児島から東京に戻ります。

宮崎空港の開館時刻が6時半だったので、道の駅高岡を5時半に出発。宮崎空港には6時頃に着きました。
内外ともにも装飾以外はあまり変化がないように見え、見学は比較的スイスイでした。ただ、中央部の撮影を毎時00分に見られるからくり時計に合わせたのと、展望デッキが7時から、国際線出発口が8時からしか見えないことから、見学は8時過ぎまでかかりました。

202410h-1.jpg
朝日が眩しい中、やってきましたブーゲンビリア空港。
開館までにまずは外回りを確認です。


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海沿いの空港のせいか、ウエルカム広場に救命艇が展示されていました。
なぜに(?_?)
実は販売代理店が宮崎空港ビル関連会社なのです。


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展望デッキの愛称名と展示機を写しに行ったら、
逆光過ぎて、眩しすぎ。


202410h-4.JPG
展望デッキからひなたらくちんブリッジを写した1枚。だったのですが、
なんと、24時間後に左奥で不発弾が爆発。TVで同じ構図の映像を見ることになりました。
爆発場所は海岸沿いの防風林がちょうど切れる位置で、
戦時中は滑走路端より砂浜側。砂に埋まり80年間安定してたのに地震で動いたかな?


202410h-5.jpg
ひなたらくちんブリッジとは?
小型機にも使えるロング搭乗橋です。
館内で宣伝もされていました。で、ひなたって何?


202410h-6.jpg
実は、宮崎が、日向國だからひなたの国として売り出しているのです。
そして、ひなた=ぬくぬく。ということで、温水さん(宮崎出身)と座れます。
空港はお堅い印象も、宮崎空港はこういうユルさが沢山あって楽しいです。


202410h-7.jpg
中央吹抜にはポケモンのキャラクターナッシーが登場。宮崎とコラボ中。
ちなみにエレベータの黄色光は宮崎空港ビルのMマークなんです。オシャレ。
温水ベンチもmマークバーガーのパロディでしょうし、宮崎でM&mはチョコっと大事。


202410h-8.jpg
新しいものではないですが、オシャレと言えば、トイレのサインが代表格。
ゴルフとかサーフィンとか、他の空港では考えられん遊び心満載です。


202410h-9.jpg
からくり時計も他の空港ではなかなかないですね。
航空利用以外でもいろいろ楽しめます。


オシャレで、遊び心満載の宮崎空港。そんな空港で、最大の遊び心と言えるのが愛称でした。
今年はちょうど愛称命名10周年。私もやっと訪問することができました。
そもそも空港をブーゲンビリアで埋め尽くしたのは、南国の雰囲気を出すという知恵から。地震で被害が大きかった日南海岸へ続く観光演出の起点がこの空港です。
新婚でなくてもぜひご訪問を!

202410h-10.jpg
愛称に関する解説は到着ロビー脇にひっそりあります。


ということで、愛称一気見です。
(写真はクリックすると拡大します)

202410h-12.jpg 202410h-11.jpg
(左)正面玄関前/(右)展望デッキ
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(左)正面玄関横/(右)1階国際線到着ロビー
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(左)1階国内線パタパタ/(右)1階国内線到着ロビー


■有効活用されて豪華増した鹿児島旧鴨池空港跡地

あまりゆっくりもしていられないので、8時過ぎに宮崎を出ました。
宮崎からは、国道269号線都城へ、都城からは国道10号線で鹿児島市内へと向かいました。

隼人まではほとんど信号待ちもなく順調だったのですが、隼人に入ってから、車が一気に増えて流れが悪くなりました。初めて鹿児島市内に来たときは、逃げ道のなくなる竜ヶ水付近で大渋滞に巻き込まれたので、この先の混雑は覚悟です。
ところが、逃げ道がなくなる重富の最後の信号をたまたま赤になるギリギリで通り抜けました。そのおかげで、前の車はぶっ飛ばしてサッサと視界からいなくなり、後ろは車がついてこなかったため、桜島を横目に見ながら、かなり快適ドライブに。なんとか目立った渋滞もなく鹿児島市内まで走り切れました。

鹿児島市内では、まずは米盛病院ヘリポートへ行きました。

202410i-1.jpg
かつて海の中だった埋立地にある米盛病院ヘリポート。
周辺は商業施設が集中し、たくさんの人が行き来していました。
ヘリが止まっていたのですが、下から見るとあまり分からないですね。


202410i-2.jpg
米盛病院は埋立地にありますが、すぐ北側にある河川の北側が元海岸線です。
坂本龍馬が新婚旅行で上陸した地点らしく、記念像がありました。
上五島に続き神出鬼没。愛称はせごどんじゃなくて龍馬ヘリポートで決まりですね。


続いて鹿児島県庁へ。
県庁は、旧鹿児島空港跡地に建っています。空港跡地を有効活用した代表例です。県庁をはじめ、後述の港湾施設、運動施設、ニュータウン、商業施設等に活用され、街として豪華増した感じです。

まずは資料室で空港関係の資料を物色しました。
今回、現空港開港直後に数年だけ運航された空港ホーバーの痕跡を探しに来ました。しかし、事前に情報がほぼありませんでした。
この資料室は現空港建設の際のアクセス検討の資料などが充実しているので、何かないかと探りに来たのです。しかし、アクセス検討の資料はおろか、何冊かあった空港の年誌等にもホーバーの情報は一切載っていませんでした。

202410j-1.jpg
県庁の最上階には展望ホールがあります。
桜島も目の前。
もう少し引きで撮りたかったのですが、昼休憩時で職員でごった返していたため、狭い写真。


202410j-2.jpg
残念なことに展望ホールは東側のみ。南側はワーケーション施設になり、
窓面はわずかで手前過ぎ。なんとか撮れた空港跡地です。
これから向かうターミナル跡地は手前のマンションで隠れていました。


県庁に続いては、ターミナル地区跡地へ。
前回来たときはタッチの差で格納庫撮影に間に合わず更地になっていました。
で、その更地に、スーパーマーケットニシムタの大きな店舗が出来ていました。

※このニシムタは、元々旧ターミナルを活用していた時代があります。新たに造り直したあと、なんと、店内に旧空港の写真をたくさん掲げました。
ただのスーパーマーケットであって、写真なんて営業には全く不要なものなのに、土地の歴史を取り上げるなんて、こういう心意気には感謝感激。店名からしてskymarketなので嬉しいですね。
が、カメラ小僧が多いのか、店内撮影禁止と大きく掲げています。写真の写真を撮りたかったのに、残念!。


202410j-3.jpg
ターミナル地区を南西側から北向いて撮影。
ターミナル地区はほぼ全面がニシムタになりました。


202410j-4.jpg
2009年12月訪問時と同じ画角の写真。
ニシムタの建物があるだけ、、、。
空港ターミナル地区の跡地とは全く分からないですね。


旧ターミナル跡地のあとは、そのすぐ東側にある鴨池港へ。
この港は、旧空港跡地付近にできた新港です(一部は元海の上のようです)。港繋がりがあると言えば言えますね。

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対岸の垂水との間を結ぶフェリーの発着場。


202410j-6.jpg
鴨池港は、バスターミナル的性格もあり、多くのバスが発着しています。
その一つが、鹿児島空港行き!市内を結ぶバスの南端のバス停です。
ただ、コロナ以降運休中。新旧空港の繋がりを遺してほしいですね。


202410j-8.JPG
鹿児島空港にあった鴨池空港の全景写真。写真中央にターミナル地区が見えます。
その手前に左上に伸びる斜めの道路から写したのが、上で貼った南西側からの写真。
その左の学校区画なども当時のままです。
鴨池港は、右側の弧を描く部分の右下、海の上でしょうか。


■鹿児島ホーバー基地跡地は分からず

チョコマカ寄り道したせいか、もう14時。
先を急ぎます。
鴨池からは、海岸沿いのルートを進みました。

途中で那覇行きのフェリー発着場があったので寄り道しました。
ターミナル自体はそれほど広くなく、自衛隊員が大勢いて撮影しづらかったので、そそくさと退散しました。

202410k.jpg
航空便と競合になる那覇路線。
つまり、このターミナルは空港のライバルなのです。


定期的な航空便が飛んでいる種子島、屋久島、薩摩硫黄島、諏訪之瀬島、奄美、喜界、徳之島、沖永良部へ行ける各路線のフェリーターミナルがそれぞれあるのですが、ターミナルはバラバラ。ひとつ一つ寄っていると時間がないので、南埠頭訪問は断念しました。
訪問を優先した北埠頭も、一番手前の桜島桟橋のみに寄り道しました。

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軽くネットサーフィンしたところ、空港ホーバーの発着地だったのが桜島桟橋。
跡地っぽいものは見つからず。特徴的な建物です。


■加治木港でスロープ発見

ここからは加治木港へ向かいました。

鹿児島駅辺り〜加治木間は、昨日通った西大分駅辺り〜別府間によく似た感じですが、前者は半分片側一車線半分片側二車線、後者は全区間片側三車線なので、車の流れはかなり悪い感じでした。
加治木港周辺には駐車場がなく、街の中から歩いて港に向かいました。

202410m-1.jpg
加治木本町から加治木港へ向かう一本道。
本町辺りの両側は田舎の小さな歓楽街でした。


202410m-8.jpg
ベルトコンベアの下にスロープあったので、
おそらくそれだろうと撮影しておきました。
菱刈鉱山の金鉱石を積み出すコンベアらしいです。


■鹿児島空港はまた国際線に入れず

加治木港へは徒歩で向かったため、小一時間ロス。その後、鹿児島空港へ向かいました。
鹿児島は昨年にも来ているので撮影するものは少なく調査は素早く完了。夕食を食べてから搭乗し、帰京しました。

202410n-1.jpg
さようなら、空港ホテル。
解体が進んでいました。


202410n-2.jpg
国際線は増築済み。出っ張ってますね。


202410n-3.jpg
国際線は利用時のみの開放です。
コロナ減便が続いているため、今回も中には入れませんでした。


202410n-5.jpg
空港前面から南側を眺めた所。
JACが目立つ風景ですね。


202410n-4.jpg
館内にはどこでも設置できる授乳室がありました。
もう少し入るとこ見えなくする立地なかったのかなあ、、、。


202410n-6.jpg
各地の空港で増殖中のワークブースもありました。
写真は撮れませんでしたが、この横にソファが並ぶ一帯が有り、大勢休憩中でした。


■今日の教訓!
[宮崎]ひなたぬくぬくを楽しもう←日向國だもの
[宮崎]ユルさを楽しもう←堅くない展示がパタパタあるよ
[宮崎]毎時00分を楽しもう←からくり時計で日向を満喫
旧鴨池空港体感はニシムタにしたん←写真展示あり!
南国の玄関は加治木で体感←ビロウに桜島ドーンでホーバーを懐かしもう
[鹿児島]国際線は開館日注意←一部曜日・時間帯のみの開放

■実際の旅程
10/01 TUE
道の駅高岡05:00(レンタカー)→06:00[宮崎空港]
[宮崎空港]09:00(レンタカー)→12:00[米盛病院へリポート]
[米盛病院へリポート]12:15(レンタカー)→12:30旧鴨池空港跡地
旧鴨池空港跡地13:00(レンタカー)→14:00鹿児島本港
鹿児島本港14:30(レンタカー)→15:00加治木港
加 治 木港15:30(レンタカー)→16:00[鹿児島空港]
[鹿児島空港]19:15(JAL652便)→20:50[東京国際空港]
[東京国際空港]21:30(京急線)→22:00横浜駅
横 浜 駅22:00(自転車)→22:30自  宅


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2024年09月30日

ホーェバーを追って(1日目)

※本旅行記は2024年9月に訪問したものを2024年10月に公開したものです。


■2024.09.30 (自宅)→東京国際→熊本→(旧大分)→大分→(宮崎)

■九州の真ん中からもっともーっと

今日は午前に都内での用事を済ませてからの九州訪問です。旅の準備は済ませた上で用事を済ませに行き、東京国際空港へ直行しましたが、空港に着いたのは9時半前。ここのところ羽田に着くのがギリギリばかりで、またまたバタバタと機内へ乗り込みました。

台風が近付いてきていたものの、大して揺れもせず、熊本までは安定飛行でした。
熊本の新エリアは10月26日にオープン予定。ほぼ工事が済んでいましたが、まだロープなどで規制されて入れなかったので、少し訪問が早過ぎました。

202410a-1.jpg
ということで、KUMAMOTOに到着。
KUMAMONがもっともーっとくまもっとと増えてます。


202410a-10.jpg
到着出口横に新しい案内地図が登場。
熊本からなら九州一円どこへでも行きやすいことを実感できる展示です。
120度程時計回りに回転させて、福岡と比較で羽田・中部・伊丹からの距離も書いてほしい。


202410a-2.jpg
展望デッキへの通路に地元自治体PRと空港の歴史コーナーが出現していました。
熊本市の展示は無し。アクセス鉄道に引き続き無視されています。


202410a-3.jpg
その先にはなんと、室内なのにミニ滑走路が出現!
離陸したら天井に当たるよ〜〜。


202410a-4.jpg
屋上展望デッキは若干東側に延長されます。
そらよかパークから外階段で直接上れるようになるみたいです。
阿蘇がはっきり見えます。向こうからも眺め良さそう。


202410a-5.jpg
固定橋と搭乗橋も増えます。
あれ、まだ九月なのにもう使用開始してますね。


202410a-6.jpg
一階に戻ってきました。
そらよかダイニングと命名された別棟にはポーたまができていました。
ロイヤルホストが10月4日に先行開店予定。


202410a-7.jpg
そらよかダイニング脇の出口を出ると、
左にそらよかパーク、右に団体バスのりば。


202410a-8.jpg
そらよかパークはただの広場です。
まだ立入は出来ませんでした。
巨大な陶板作品もありました。


202410a-9.jpg
海賊王が残っていた暫定ターミナルはそらよかビジターセンターに変化。
ゴムゴムのゴムゴムのように長ーく再利用されます。SDGs?
中の店舗は12月開業のところが多いです。電気が点いて作業中でした。


■阿蘇ならヘリで遊べり

レンタカーを借りたあとは、大分へ向かいます。
熊本に着いたら、阿蘇の山がよく見える快晴。まだ昼過ぎたばかりだったので、余裕ぶっこいて阿蘇の草千里に寄り道しました。

※草千里と言っても、自分が寄り道したのは、草千里北側の尾根にある展望台です。
草千里ヶ浜にも、博物館にも、売店・飲食店にも寄るつもりがなく、尾根の上で済ませようとしたのですが、車の列が車道に飛び出すほど駐車スペースが混んでいました。仕方がないのでいったん草千里側へ下り、メインの有料駐車場へ。そこから少し山登りをせざるをえませんでした。
尾根側の駐車場は無料なのですが、メインの駐車場は500円取られるのでちょっとした出費です。尾根側は車の台数ほど人はいませんでしたし、熊本市側を見ている人は皆無でしたから、残念感が強かったです。(草千里から熊本市側は見えません)
で、草千里はかなり混んでいました。レンタカーから降りてくる人は外国語を話すアジア系ばかりで、博物館前のバス停にも外人で長蛇の列が出来ていました。空港から直行バスをもっと出しても良さそうな印象でした。
そんななか、草千里の有料駐車場は、出口にゲートがなく、精算機で事前精算するタイプでした。システムや、入口の案内看板の意味が分からない外人が知らずに未払いで出ていくことも多そう(いや、ホントにレンタカーから降りてくる人くる人皆外人だったので)ですが、レンタカーだとどうやって請求するんですかね、、、。


202410b-1.jpg
ということで、昨年訪問に失敗した草千里近くの展望台へ。
空港から阿蘇はよく見えましたが、阿蘇から空港は霞んでいました。逆光だし。
視程良ければ有明海、天草、島原、長崎空港近くの多良岳まで見えそうです。


202410b-2.JPG
結論、熊本空港は見えました。
現場では逆光でほぼ見えなかったので写真補正済み。ギリギリ島原まで見えている?
昨年俵山山麓の展望台で見たのと似たような角度です。
右側の白く光っているのが、空港アクセス鉄道検討で寄るか揉めた運動公園です。


202410b-3.jpg
草千里から少し火口側に進んだところにヘリポートがあります。
遊覧飛行が行われていましたが、外人さんに大人気で、
着陸したと思ったら、すぐ次の人を乗せて再離陸していました。


※阿蘇はヘリを使った観光がかなり盛んで、このヘリポート以外にも、仙酔峡やカドリードミニオン(クレヨンしんちゃんでもお馴染み)等を拠点としたヘリツアーがあります。外人利用が多いようですね。
どうせなら、熊本空港-阿蘇間を結ぶヘリ便があっても良いと思いますが、、、。そして、8月配信のコラムでも書きましたが、これだけ観光でヘリを飛ばせるのだから、熊本空港〜熊本市中心部間にヘリ定期輸送便を飛ばせないんですかね。成田〜東京ヘリポート以上に絶対需要あると思うのですが、、、。だって、わずか15キロにバスで44分もかかるからとバカにされ、不便だと言われてしまっているところ、ヘリなら渋滞知らずで10分以下ですよ(一万円以下で行けるっしょ)。


■大痛しないで大分市内へ

阿蘇の寄り道はすぐそこ、と思っていましたが、クネクネ道にちょっとした山登りも加わったためにプラス1時間。少し時間を食いました。
17時を過ぎると大分県庁が閉まってしまう恐れがあります。それだとせっかく訪問するのに大痛手です。大分空港に寄ってから大分市内に入ろうとしていましたが、大分空港は市内より行く可能性が高いのもあって、市内を優先して、順番を変更。まず大分市内へ直行し、大分空港跡地+旧ホーバー基地、大分県庁ヘリポート、新ホーバー基地を回り、その後杵築駅を経由して大分空港に向かうのに変更しました。

阿蘇からは、国道57号線を東進し、竹田から無料高速の中九州自動車道へ。犬飼から中国道10号線、大分米良インターを通過して大分市内へと入っていきました。

旧大分空港跡地大洲総合運動公園には15時頃に到着。隣接する旧ホーバー基地も合わせて回りました。

202410c-1.jpg
大洲総合運動公園に到着。
エプロンエリアだった所に建つ野球場の照明は安定のサビサビ。
奥の石油化学コンビナートの煙突も健在です。


202410c-2.jpg
公園の案内地図。野球場の左側に大分空港跡地の碑と
特攻隊の碑、一番右側に富士航空遭難碑があります。
旧ホーバー基地は、一番左端の「西側出入口」の文字辺り。


202410c-3.jpg
公園の北西端から旧空港区域をみたところ。
左側は石油化学コンビナート用に埋め立てられたところです。


202410c-4.jpg
公園の北側中央にある駐車場を北端の川沿いから見たところ。
反対側の家々が見えていますが、そこまでが滑走路の幅。
なんだか横幅狭っ苦しいですね。今の基準では、滑走路から近すぎ?


202410c-5.jpg
旧空港区域の東端。川沿いの遊歩道は行き止まりで、
そこに富士航空遭難碑があります。
この事故が空港移転のきっかけの一つとなりました。


旧空港区域に旧ホーバー基地と、回るべき場所が多く、意外と時間を食いました。出発したのは16時過ぎ。
そのまま大分県庁舎へ向かいました。
渋滞はなく、15分かからずたどり着けました。

202410e-1.jpg
大分県庁ヘリポートは、県庁新館屋上にあります。
大分空港からヘリ定期便飛ばせば便利そうですが、まるで存在を隠すかのように
建物の案内板にヘリポートの文字はありませんでした。


県庁は17時ギリギリに出ることができました。
このあとは新ホーバー基地へ。
県庁からの距離は旧ホーバー基地より近い場所にありますが、夕方の渋滞に巻き込まれ、15分ほどかかりました。

202410f-1.jpg
新ホーバー基地は西大分港の一番東側にありました。
まだ閉鎖中でした。


結局西大分港を出たのは17時40分頃。陽が落ちるのが一気に早くなったので、夕焼け空になってしまいました。
大分市内はなんとか日が出ている間に回れましたので、痛手にはなりませんでしたが、、、。

■大分空港は宇宙みたいに暗闇

今日で路線バスの国大線が廃止になり、大分空港に対する杵築駅の重要度が明日10月1日から増すので寄ってみました。
別府市内の信号待ちが多く、車も多かったですが、別大区間は渋滞はなく、流れもそれほど悪くはありませんでした。それでも杵築までは1時間ほどかかりました。

202410g-0.jpg
杵築駅に着いた時には、もうほぼ夜。
ブレブレでスミマセン。


もう少し明るいうちに大分空港に着きたかったですが、阿蘇に寄り道したのが最後は効きました。

202410g-1.jpg
ということで、大分空港に着いたときには真っ暗闇。
ちょうど停車中のバスが、翌日から重要度が増す杵築駅行の路線バスです。


202410g-8.jpg
SPACEPORTになった大分。足湯もこの通り。
横にキモいモニュメントが。館内各所にあります。
大阪万博キャラと同じ匂いがするのですが、こういうのが流行なの?


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JALのチェックインカウンタには宇宙港の顔出しパネルあり。
空港だけでなく航空会社も話題に乗っかってPRしています。


202410g-9.jpg
キッズコーナーも宇宙仕様に。
宇宙に行けるプリクラあるで!


202410g-10.jpg
三階にフライトシミュレータが登場していました。


202410g-14.jpg
路線バスは明日から再編されます。
既に案内などは変わっていました。


202410g-12.jpg
国内有数のサイクルステーションがなくなり、
ただの組み立てスペースになってしまいました。


202410g-13.jpg
ターミナル北側に交通広場が。おそらくは団体バスのりばです。
その横ではターミナルの拡張工事中でした。


大分空港は出発便が19時半過ぎには終了のため、訪問したときには閉店ガラガラ直前でした。
ターミナル内は軽く見て回っただけで終了。20時に空港を出発しました。

大分空港からは、今晩中に宮崎へ移動です。
夜の移動なので、無料区間以外一般道を進みました。

まずは来た道を引き返し、大分空港道路から国道213号線、国道10号線へ。犬飼まではほぼ来た道を引き返すルートで、別府、大分を通過しました。夜の時間帯でしたが、別府、大分は車が多く、流れが少し悪い状態でした。
臼杵〜津久見間が災害通行止だったので、大分を抜けたあとは国道10号線で佐伯に抜けてから東九州自動車道の無料区間利用を考えていました。ところが、道の駅三重の表示に釣られて国道326号線に入ってしまいました。
国道10号線は少し回り道な経路なので、こうなると国道326号線を進んだ方が直線的で早そう。結局東九州自動車道の利用は断念しました。
道の駅三重から出ると、他の車はほとんどいない山岳地帯に突入しました。国道10号線と再合流したあとは延岡市内が信号待ちで流れが悪かったものの、道中はかなりスイスイ。宮崎には午前3時前に到着できました。

そのまま、空港から一番近い道の駅高岡で就寝となりました。

■今日の教訓!
[熊本]くまモンがますます大増殖中←隠れくまモンを楽しめます。
[熊本]10月からそらよかエリアオープン←店舗も増えます。
阿蘇草千里 尾根の駐車場は無料←混んでいて止められません。
大分県庁HPは眺望抜群←日中展望ホールが無料開放
大分市内ホーバーのりばは以前と異なる←西大分港に変更
[大分]ホーバーのりばは以前と同じ←ターミナルは新築
[大分]宇宙に夢中←館内各所に宇宙展示あり

■実際の旅程
09/30 MON
浜 松 町駅08:30(東京モノレール)→09:30[東京国際空港]
[東京国際空港]10:00(JAL627便)→11:45[熊本空港]
[熊本空港]12:00(レンタカー)→13:00阿蘇草千里
阿蘇草千里13:30(レンタカー)→15:00旧大分空港跡地・旧ホーバー基地跡地
大分空港跡16:00(レンタカー)→16:30[大分県庁へリポート]
[大分県庁へリポート]17:00(レンタカー)→17:15西大分港 ホーバーターミナル大分(ホボッタ)
西 大 分港17:30(レンタカー)→18:30杵 築 駅
杵 築 駅18:45(レンタカー)→19:00[大分空港]
[大分空港]20:00(レンタカー)→27:00道の駅高岡
(道の駅高岡 車中 泊)


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2024年09月29日

ホーェバーを追って(旅行前)

※本旅行記は2024年9月・10月に訪問したものを2024年10月に公開したものです。
旅行前/1日目2日目旅行後


■2024.09・10 東京国際・熊本・大分・宮崎・鹿児島の旅行前


もっと、もーっとKUMAMOTTOぬくぬくひなた日向=MIYAZAKI覆いたOITA豪華増しKA GO SHI MAた九州へ
9月末に休みが取れたため、空港見学を検討しました。
昨年から一気に回っている九州主要空港のうち、宮崎空港へ愛称装飾後に行けていないことから、訪問を計画しました。
そんな中、10月に熊本空港でそらよかエリアのオープンが決定。さらに、大分空港でホバークラフト(大分では「ホーバー」と呼びます)が復活することから、大分、熊本、宮崎に行くことにしました。

回り方を検討する中で、鹿児島空港にも寄りやすいので追加しました。ただ、熊本、鹿児島は昨年も訪問しているため、軽い寄り道に済ませることにし、代わりに大分のホーバー施設(HOV.OTA(ホボッタ))を追加。鹿児島も空港アクセスでかつてホーバーが活用されていたことから、その跡地も見てくることにしました。
15年前、フォーエバーFOreVERホーバーHOVERとお別れしたはずなのに、まさかの復活でまさにフォーエバーになったホーバーを追いかけます。


アクセスの予約
休み初日の朝にどうしても外せない用事が入ったため、1.5日で訪問することに。レンタカーの乗り捨てで少し費用がかさみますが、熊本IN、鹿児島OUTにして計画しました。
一日目は、午前便で熊本空港へ。レンタカーを借り、そこから大分市内と大分空港に向かいます。その後、夜の間に宮崎へ移動します。
二日目は朝から宮崎空港を訪問。そのあとは鹿児島市内経由で鹿児島空港へ。鹿児島空港から夜の便で帰京する行程としました。
往路、復路ともに割引運賃があったものの、それほど安くは確保できませんでした。

現地移動の予約
現地の移動はレンタカーとしました。
九州島内訪問では初めて乗り捨て(ワンウェイ)利用としました。熊本空港で借り、鹿児島空港で返却します。

宿泊の予約
宿泊は、レンタカー代がかさんだことと、夜通し移動が必要になることから車中泊で済ませることにしました。

■ここまでの教訓!
レンタカーワンウェイ利用は高め←追加料金かかります

■今回の予定旅程
09/30 MON
浜 松 町駅08:30(東京モノレール)→09:00[東京国際空港]
[東京国際空港]10:00(JAL627便)→11:45[熊本空港]
[熊本空港]12:00(レンタカー)→14:30[大分空港]
[大分空港]15:30(レンタカー)→16:30[大分県庁へリポート]
[大分県庁へリポート]17:00(レンタカー)→17:15西大分港(ホーバーターミナル大分=ホボッタ)
西 大 分港17:30(レンタカー)→18:00旧大分空港跡地・旧ホーバー基地跡地
大分空港跡18:30(レンタカー)→24:00宮崎市内
(車中 泊)

10/01 TUE
宮崎市内05:00(レンタカー)→06:00[宮崎空港]
[宮崎空港]09:00(レンタカー)→12:00[米盛病院へリポート]
[米盛病院へリポート]12:15(レンタカー)→12:30旧鴨池空港跡地
鴨池空港跡13:00(レンタカー)→14:00鹿児島本港
鹿児島本港14:30(レンタカー)→15:00加治木港
加 治 木港15:30(レンタカー)→16:00[鹿児島空港]
[鹿児島空港]19:15(JAL652便)→20:50[東京国際空港]
[東京国際空港]21:30(京急線)→22:00横浜駅
横 浜 駅22:00(自転車)→22:30自  宅


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2024年09月02日

遠くて近い空港へ(旅行後)

※本旅行記は2024年8月・9月に訪問したものを2024年10月に公開したものです。
旅行前1日目2日目/旅行後


■2024.08・09 東京国際・北九州・福岡・山口宇部の旅行後


さて、今回は、
バスから鉄道への乗り継ぎが便利な北九州空港」に降り立ち、
最寄駅から徒歩でアクセスできる旧北九州空港跡地」を回り、
駅から目と鼻の先に入口がある山口宇部空港」を訪問。
地下鉄直結博多駅から5分の福岡空港」へ行ったものの、
福岡空港の国際線で、直行バスに嫌われ、外人さんもアクセスに迷っている
という体験をしました。

なんだか、アクセスで色々違った体験をできました。
そこで、空港へのアクセスが、旅客増に繋がるというのが本当かどうかを軽く考えてみます。


■福岡国際線は実はアクセス不便→コロナからの回復は超急速

福岡空港は日本一アクセス抜群と言われ、「だから、利用者が多い」と言われています。しかし、今回、博多駅でJR線を降りてから国際線ターミナルに着くまでは実は40分ほどかかりました。(博多バスターミナル経由時間除く)
足が痛かったので歩けませんでしたが、博多駅からは国際線ターミナルまで2.7キロしかありませんから、歩いても40分ほどです。地下鉄を使っても所要時間が変わらないというのは、なんとも不満が残ります。

福岡空港は「博多から地下鉄5分」を売りにしています。
隣県の熊本市長が「#福岡空港へのアクセスが良すぎる件」などと便利アピールしていたぐらいです。しかし、5分で行けると高を括っていると、国際線は飛行機に乗り遅れます

今回なぜこんなに時間がかかったのか。

まず、博多駅でJRホーム→地下鉄ホームまでが5分強(ルートを知っていて直行した場合)、
意外と時間を食ったのがホームでの待ち時間で5分強
地下鉄での移動は確かにわずか5分
福岡空港駅着いてから無料バスのりばまで3分(ルートを知っていて直行した場合)。
国内線ターミナル南バス停での待ち時間3分
大混雑の無料連絡バスの乗り降りに2分ほど
乗車時間はそれほど長くなく約10分
バス降りてから国際線ターミナル入口まで信号待ち含めて約2分
といった感じです。

全部で40分弱でした。
5分で行けると思っていたら、30分以上も余計な時間がかかるというトラップ満載。これが毎日毎回の当たり前でした。

※なお、実際には、博多駅でコンビニに寄り道5分ほど、初めての博多バスターミナルで少し迷い、終バスが出たあとであることに気付くまで1、2分かかり、それから博多駅に戻るという動きをしたため、1時間以上かかっています。

そりゃ、外人が調べたように、ルート探索かければ、「地元の路線バスに乗れ!」それが一番早い安い巧い!と出る可能性は否定できないですね。

つまり、福岡空港は国際線に限っては、結構アクセスが面倒で、時間がかかります。しかも、工事中で店舗などは壊滅的な状況でした。それなのに、利用者はあっという間にコロナ前を超える勢いです。
何も知らない外人が「空港からアクセス5分!」という文句に踊らされているのかもしれませんが、パッと見は、空港へのアクセスの良さと旅客増はあまり関係ないように思えます


■北九州 アクセス便利旧空港→時間かかる新空港で利用者増加

一方の北九州空港は、「アクセス不便だから利用が増えない」と言われ続けています。
しかし、旧北九州時代は、下曽根駅から徒歩10分にもかかわらず、利用者は少ない空港でした。駅から比較するのはあまり好きではないですが、小倉駅から考えた場合、小倉-下曽根間はわずか15分ですから、利用がもっとあっても良さそうですが、全然でした。
で、移転した先の新空港は、下曽根-朽網間がプラス3分、朽網-空港間のバスが20分追加でかかるようになりました。乗り継ぎが15分ほどかかると、トータル50分弱ほどです。小倉からの直行バスだと40分。旧空港より所要時間が増えましたが、なぜか利用者は旧空港時代より増えています
やはり空港へのアクセスの良さと旅客増はあまり関係ないように思えます

ちなみに、今回私は青春18きっぷを利用したので、小倉-博多間は1時間半ほどかかりましたが、新幹線だとこの区間はわずか15分です。旧北九州空港は福岡空港と良い勝負ですが、新北九州空港はアクセス時間では福岡空港にボロ負けです。

似たような状況に置かれているのが熊本空港と言われます。熊本-博多間は新幹線みずほで36分、さくらで38分、つばめで49分(それぞれ1時間当たり1〜2便)ですから、福岡空港国内線まではザックリ1時間ほどです。熊本駅〜熊本空港まではバスだと60分かかります。ほぼ同じ時間ですが、なぜか福岡の方が便利と認識されているようです。
※熊本は熊本駅発着で比較すべきではないとの話をコラムで書いています。(→「【盆休み特別企画】 熊本空港はアクセスが不便なの?(2024年8月14日配信)」)


■山口宇部 目の前に駅があるのに知られていない

そして、山口宇部は、最寄駅の目と鼻の先に空港の入口がありました。旧北九州空港よりも近いです。
駅からの徒歩アクセスも簡単な空港ですが、あまり知られていないのか、利用している人は多くありません。
この空港は航空便も東京国際線のみです。宇部線自体の便数が1時間に1便程度しかありませんが、鉄道が近くて、本来ならアクセス抜群と言われてもよさそうなのに、空港は全然活用されていません。「アクセスが便利なら利用者が増える」というのは完全に嘘ですね。

ここでも、空港へのアクセスの良さと旅客増はあまり関係ないように思えます


今回訪れていない空港でも、例えば、空港が郊外移転した石垣島では、アクセス時間が倍以上かかるようになったのに、来島ブームが巻き起こったほどです。

本当に利用が伸びないのは、アクセスのせいなんでしょうか。
今回、福岡空港国際線へ行くのに40分もかかったことで、印象だけで「福岡が便利」となっているように思えたのが、なんとも残念でした。



福岡や北九州、山口宇部の現状を見てみると、「空港はアクセスが便利になればお客さんが増える」というのは幻想に過ぎないことがよく分かります。アクセスが便利なのはまず当たり前のことであって、航空便数・路線数が増えなければ意味がありません。そのうえで「使いやすい」と思い込ませることが重要で、施設が充実すればなお良いですね。

福岡空港国際線も北九州空港も熊本空港もアクセス改善のためにアクセス鉄道が構想されています。特に熊本空港は計画がほぼ確定的ですが、果たしてアクセスが良くなるだけで利用者が増えるのかは見物ですね。(熊本の計画は、市中心部からのアクセスはそもそも改善しませんけどね、、、。→「【秋休み特別企画】 今回計画されている熊本空港アクセス鉄道では目的満たせず意味なしか?(2024年9月20日配信)」)


今回はアクセスと利用者増に関して軽〜く考えてみました。
アクセスが少しでも便利になって、それが利用者増に繋がれば良いですが、果たしてそう簡単にいくものなのかモヤモヤしたまま今回の旅を〆たいと思います。


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2024年09月01日

遠くて近い空港へ(2日目)

※本旅行記は2024年9月に訪問したものを2024年10月に公開したものです。


■2024.09.01 (熊本)→山口宇部→福岡→東京国際→(自宅)

■意外と大変な関門突破、山口宇部までは遠く

今日は長い野暮用のあとの帰京の日です。
台風10号がノロノロで、29日と30日が電車は運休。仕方なく30日まで福岡で過ごし、31日に熊本へ移動し、野暮用を済ませました。
台風の動きは不思議ですが、関西〜東海辺りで北上に変わりそうなので、今日は九州、関東は大きな影響はなさそう。
朝熊本から山口宇部空港へ。その後九州に再上陸して福岡空港から戻る予定を確定しました。

宇部は九州から大して離れていないし、1時間に1便以上は走る鹿児島本線〜山陽本線利用なので、事前にダイヤをよく調べずに訪問を決めました。
帰りに名島飛行場跡地にでも寄れたら良いな、という軽い気持ちでした。

そんな感じだったので、余裕をもって朝二便目、6時前熊本発の電車に乗り込みました。

202408-2a.JPG
未明の熊本駅から鈍行で出発。
熊本空港行くのの倍ほどの値段がかかる鈍行で福岡に行ってみますよ〜。
あれ、値段2倍なのに2時間以上かかるらしいけど。


ところが、移動中に乗り換え探索したところ、どうも雲行きがアヤシイ感じです。
熊本〜博多間は新幹線で40分〜50分、博多〜小倉までは新幹線でたった15分の距離。関門から宇部までは、博多〜小倉より距離が短いです。このため、素早く移動ができると思いきや、鈍行移動はそう簡単にいきませんでした。
博多までは2時間強で行けそうですが、そこから門司までは1時間半かかることが判明。関門突破と下関で二度も乗り換えが必要で、この接続が小一時間待ちでした。下関からも1時間以上かかります。
山陽本線の山口県内区間、宇部線の便数が少なく、時間がかかるようです。
10時くらいには着けるかな、と高をくくっていたら大失敗。結局、山口宇部空港に着いたのは12時前でした

帰りを調べると、こちらも便が1時間に1便程度で、接続も長め。安心して福岡へ戻るため、14時前の便で出ることにしました。
空港滞在時間は二時間しかなくなったので、少し急ぎ足での訪問となりました。

202408-2a2.jpg
下関駅での乗り換えで時間があったので、駅前東口のバス乗り場を調査しました。
山口宇部空港行の予約制シャトルバスは青い車両が止まっている所で発着します。
所要時間は約1時間23分。直線距離で32km程ですが、電車もバスも時間かかりますね。



■駅からすぐの山口宇部

202408-2b.jpg
ということで、やっと着いたのが山口宇部空港最寄駅の草江駅。
スーツケースを持った空港利用者も5人ほど降りていました。


202408-2c.jpg
ホームから階段降りた正面に空港までの道順のご案内あり。
分からなければこれを見ましょう。
まずは踏切を渡ってみたら、空港入口が見えてくるはず。


202408-2d.jpg
草江駅から徒歩わずか1分で空港入口に到着。
駅は右歩道側なのに、横断歩道を二回渡って左歩道からしか
アクセスできないのが地味に時間食います。


202408-2e.jpg
空港に入れば、ターミナルは右奥方向にずっと見えています。
正面の曲がり角を道なりに右へ進むと、まもなくターミナルの前に到達できます。


草江駅からターミナルへは、写真で見ると上のような感じですが、実際には、まずはふれあい公園に寄り道しました。

202408-2f.jpg
ふれあい公園遠景。
新しくできた遊具は子供だらけで遠景でしか撮影できず、、、。


202408-2g.jpg
その代わり、初めてのトレーニング場が目の前に。
奥は四阿、手前は小山。黒服にサングラスのおっさん課長、これは離陸難しいぞ!!!!
人がなかなか途切れず撮影が試練でした、、、。(縦にして誤魔化してみた)


さすがは日曜日。ピーカンの天気で暑すぎましたが、お子様たちが大勢遊びに来ていました。このため、合間を縫って撮影するのが大変でした。
なんとか撮影を済ませてからターミナルへ向かいました。

202408-2h.jpg
はい、山口宇部空港にやって参りました。という感じの写真。
SNS映え意識すると、国旗と空港名は同じ側にしていただけると幸せます。


202409z02.jpg
まずは外回りから。ターミナルを通り過ぎ西側へ。
作品が横断歩道もない道路の向こう側にあるのですが、、、。


202408-2i.jpg
見えんから、危険な道路横断して銘板見に行ったら、、、。
!!!!!!!!!!!!!!!
??上部のQR誰が読み込むん??
手前に設置していただけると幸せます。


■装飾だらけの山口宇部

外回りを見た後は、ターミナルビル内へ入りました。
まずは手前にあった国際線ターミナルへ。

202408-2j.jpg
ANAが離陸直前だったので急いで国際線から展望デッキへ!
!!!!!!!!!!!!!!!
なんと行き止まりでした。


202408-2k.jpg
展望デッキに行ったら国際線側は閉鎖されていました。
このため国際線ターミナルから上れなくしていました。


202408-2l.jpg
続いて国内線ターミナル内へ。
山口市が今年行くべき都市ですよ〜。


202408-2m.jpg
館内は各所で山口七夕ちょうちん祭りの
お祭り装飾が継続中でした。


202408-2n.jpg
2階に新しいワーケーション施設が出来ていました。
休日のせいか閉店中でした。


202408-2o.jpg
玉突きで、ラウンジは3階に移動していました。


202408-2p.jpg
その3階の展望デッキへの出口手前に空港の解説があります。
すぐ隣に航空機模型展示スペースがあり、空港ファンも楽しめます。


202408-2t1.jpg
展望デッキからの眺め。記載はありも、大分空港は国東半島に、
北九州空港は右方向の林に隠れて見えません。また、福岡県(豊前方面)は記載無、
大分県は「国東半島」、愛媛県は「松山」(松山市は手前の長島などで見えない)なのはなぜ?


202408-2t2.JPG
そして、なぜか豊前方面に、福岡・大分が間に挟まる「熊本方面」の記載が。
もしや、とその方面を拡大。豊前方面の低山の向こうに何やら平らな山が見えますね。
「熊本方面」と書いてあるということは阿蘇かな?

※写真の方向は、中津市耶馬渓方面(南南西方向)を見たものです。
眺望の基準としては分かりやすいのが、手前側に写る特徴的な三角尾根。この山は耶馬富士とも呼ばれる木ノ子岳と思われます。左の高い方が大岳、右の低い方が小岳です。空港からは約55キロで標高約630mです(大岳)。
阿蘇はちょうどこの山の奥同一方向にあります。空港からは約120キロ地点で、最も高い高岳が標高1,592m。阿蘇はだいたい1,500m弱の山並みです。高さ的には見えてもおかしくありません。
ところが、この間、空港から約80キロの地点に、テーブルマウンテンとして知られる万年山があります。ここは最高峰が標高1,140mで、横長の山並みはだいたい1,100mほどあります。
80キロで1,000mの山があると、120キロ離れると1,500m以上ないと見えません(地球は丸いのでさらに低い山しか見えないはず)。
つまり、山の形状から見ても、写真に写る奥の平らな山は熊本県の阿蘇ではなく、大分県の万年山と思われます。

写真の右側は、空港から50キロほどの地点に英彦山方面に標高1,000mほどの山が連なります。一方で、写真の左側は、空港から50キロほどの地点に、木ノ子岳と同じくらいの標高600mほどの山が連なります。その方向は奥の方に阿蘇と同等の高さの涌蓋山や、より高い久住連山があるため、阿蘇までの眺望はきかないはずです。
これらの間にある耶馬渓方面は、山国川が流れていることもあってか、たまたま高い山が少なく、南南西方向だけは奥の方の山まで見える場所になっています。空港の展望デッキから眺めると、その方向だけ、急に手前の山が低くなるのが分かります。ところが、万年山が横に長く展開するため、その奥の山までは見えないというわけです。

展望デッキの案内図には「熊本方面」という記載はあるものの、結局阿蘇までは見えず、手前の大分が眺望の限界のように感じます。
もしかしたら、ごくわずかに熊本の山々が見えているのかもしれませんが、発見はできませんでした。
ちなみに、山口宇部空港の展望デッキからは、由布岳と鶴見岳はポコッと飛び出ているので分かりやすく見えます。
それにしても、「松山方面」といい、「大分空港」「北九州空港」といい、見えないものを案内しているのはなぜなのでしょう、、、(実は見えているのかな、、、)。


202408-2q.jpg
お笑いグループぺこぱの2人が山口宇部空港エバンジェリストに就任しました。
空港の伝道者だそうで。


202408-2r.jpg
エバンジェリストがさっそくキャンペーンの宣伝中!いつまでかな?
!!!!!!!!!!!!!!!
時を戻そう、どころか、時を進めよう?


山口宇部空港のある宇部市は彫刻のまちとして知られています。「最も長く続いている野外彫刻展」として世界ギネス記録にもなっており、宇部市の玄関でもある空港にもたくさんの作品が展示されています。
ということで、世界ギネス記録の作品一気見せです。
(クリックすると拡大します)

202409z01.jpg 202409z05.jpg
(左)Gravitation(大井秀規氏)/(右)道標 鳩(柳原義達氏)
202409z04.jpg 202409z03.jpg
(左)立方体(河口龍夫氏)/(右)関係-無関係・天と地と種子の響き(河口龍夫氏)
202409z02.jpg 202409z06.jpg
(左)風の譜(岩城信嘉氏)/(右)一つの直方体から(木下宏氏)
202409z07.jpg 202409z10.jpg
(左)風の塔 No.10(大成浩氏)/(右)台地の日月(小室正光氏)
202409z08.jpg 202409z09.jpg
(左)好縁・好円(小川徹也氏)/(右)Locus of Time V(田辺武氏)
202409z11.jpg
円B(堀内正和氏)=唯一ターミナル内


■意外と遠い九州へ

結局ターミナル見学の時間はあまりなく、あす花亭で朝食食ってる暇もなし。
時を戻そうな暇もなく、13時半過ぎにはターミナルを出て、バタバタと草江駅へ戻りました。

※草江駅は改札無し、無人、券売機無しの無い無い尽くしの空港です。
施設は小さな待合所と公衆便所のみです。お手洗は、ザ・公衆便所で、小の方に隠し壁がなく丸見えなので、空港で済ませてくることをオススメします。まだ、車内の方が用を足しやすいかも。


草江からは、宇部、下関、門司で乗り継ぎ。こちら側が便数が少ないので、来たときよりは接続がスムーズでした。

202408-2s1.jpg
下関発は小倉行きでしたが、次に乗る電車は門司港発なので、
小倉まで行かずに門司で乗り換え。
柱が目を引く駅でした。


202408-2s2.jpg
いま通ってきた関門トンネルが見えました。
この先、下関側の光が銀河鉄道999の発想の地です。
(下関側はいきなり高所に飛び出すので、穴から空への気分が楽しめます。)


ちょうど良い快速はなく、門司からは区間快速に乗車。博多までの区間は初日よりも鈍足で、草江から博多まではトータル四時間もかかりました
福岡空港へは、少し早めに戻れましたが、名島に寄るほどの時間は無し。初日に国際線ターミナルが暗い状況でしか撮影できていなかったため、再び訪問することにしました。

202408-3a.jpg
明るい間に外回りの撮影を実施。
まずは国内線ターミナル南に出来た有料乗降場を確認。
意外と利用がありました。


202408-3b.jpg
再び国際線ターミナルに到着!
今日はまだ明るいです。


202408-3c.jpg
国際線エリア入口側(北側)にシェアサイクルのポートが新設されていました。
福岡市内各所にポートがあるので、大荷物なければ使いやすいですね。


202408-3d.jpg
国際線エリア入口側(北側)では
国内線と国際線を結ぶバスの専用路を建設中でした。


202408-3e.jpg
国際線エリア南側で新しい管制塔が立ちました。


202408-3f.jpg
アクセスホールになる工事中の1階中央部。


国際線ターミナルは外回りの撮影が中心で、比較的早めに完了。その後は今日も大混雑の連絡バスで国内線ターミナルへ戻りました。

202408-3g.jpg
2023年11月訪問時に見られた石橋さんちの五輪広告が消滅!
パリまでの契約だったのでしょうか。
普段ろくに見てないけど、巨大広告も結構頻繁に変わってるんですね。


202408-3h.jpg
駐車場と駐輪場の連絡橋にトレーニング場ミニ滑走路が登場。
山口宇部以上に制限表面無視ですね、、、。


202408-3i.jpg
試練の場を超えたら、新しい駐輪場がありました。


色々回って、国内線のチェックインカウンタに着いたのは20時近くでした。とにかくギリギリで、バタバタとチェックインして搭乗待合室に入りましたが、東京国際の雷のせいで遅れ予定でした。台風の影響は逃げ切ったと思っていたのに、最後の最後に影響を受ける羽目になりました。

ただ、足が痛いのと移動のし過ぎで体は限界。機内では飛んでいたのも気付かない位爆睡でした。

遅れに遅れて東京国際に着いたのは、23時過ぎ。最終電車近い移動で、バタバタと帰宅しました。

■今日の教訓!
関門の行き来は意外と大変←鉄道接続悪いです。
[山口宇部]駅からすぐ!←空港入口までは徒歩1分!
[山口宇部]ギネス作品を楽しもう←館内にパンフあり。
[山口宇部]ミニ滑走路でトレーニングしよう←飛べる?
[山口宇部]大分空港も北九州空港も見えず←熊本、松山の案内あるもそれも見えていない模様。
[福岡]シェアサイクルでもアクセス可能←国内・国際ともに新設。

■実際の旅程
09/01 SUN
熊 本 駅05:54(JR鹿児島本線)→06:46大 牟 田駅
大 牟 田駅06:49(JR鹿児島本線)→09:31門 司 駅
門 司 駅09:37(JR山陽本線)→09:43下 関 駅
下 関 駅10:31(JR山陽本線)→11:16宇 部 駅
宇 部 駅11:19(JR宇部線)→11:43草 江 駅
草 江 駅11:45(徒  歩)→11:50[山口宇部空港]
[山口宇部空港]13:45(徒  歩)→13:50草 江 駅
草 江 駅13:59(JR宇部線)→14:23宇 部 駅
宇 部 駅14:27(JR山陽本線)→15:12下 関 駅
下 関 駅15:16(JR山陽本線)→15:22門 司 駅
門 司 駅15:31(JR鹿児島本線)→17:02博 多 駅
博 多 駅17:15(福岡市地下鉄空港線)→17:20[福岡空港]
[福岡空港]20:45(ANA272便)→22:30[東京国際空港]
[東京国際空港]23:30(京急線)→24:00横浜駅
横 浜 駅24:00(自転車)→24:30自  宅


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2024年08月27日

遠くて近い空港へ(1日目)

※本旅行記は2024年8月に訪問したものを2024年10月に公開したものです。


■2024.08.27 (自宅)→東京国際→北九州→(旧北九州)→福岡

■九州で一番近い?来た九州?

今日は丸一日空港見学に費やします。
まずは、東京から最も近い九州=北九州?へ移動です。

比較的余裕がある朝8時の飛行機を予約していたのですが、何と今日に限って朝寝坊をしてしまいました。6時半に家を出て、空港着いたのが7時半とギリギリ。
搭乗口が5Bと最も遠い場所で、羽田を見学する暇は全くなく機上の人となりました。

朝寝坊した割にはとにかく眠く、機内で爆睡していたら、あっという間に北九州空港に到着していました。

まずは北九州空港の見学です。
最初に外回りを確認。この空港はいつも帰りに夜遅い便で利用することが多かったので、なかなか体験してこなかった昼の風景を思う存分楽しめました。
ちょうど便の谷間であったせいか、お客さんは少なく、館内の撮影もすんなりでした。

202408b.jpg
北九州空港島は相変わらず広々。
苅田町側から北九州市側を見ました。
さあ、こっから皆見く、空港来た町(小倉南区空港北町)へ!


202408a.jpg
今日は、空港連絡橋の歩道は工事中でした。
時間によっては歩いて渡るのも検討していましたが、早々に断念。


202408c.jpg
この空港にはスターフライヤーの建物がたくさん。
さすが本拠地です。


202408d.jpg
貨物充実の北九州。8月に日本航空受託・SPRING運航のクロネコヤマト便が開始。
クロネコの貨物地区に専用カーゴが並んでいました。


202408h.jpg
屋上に上がると、訪問した時間帯はUPSが駐機中。
漆黒のスタフラも目立ちます。



外回りを確認したあとは再びターミナル内へ。
変化が特に多かったのが3階でした。

202408i.jpg
メインの飲食店が撤退。
メニュー展示スペースに航空機模型が展示されていました。


202408g.jpg
空港模型は3階に移動していました。
アート作品が増殖していた印象でした。


202408f.jpg
足湯はコロナ禍に一時休止に。
そのまま閉鎖が続いていました。


202408k.jpg
本邦の東京集中の弊害?。九州はアジアに近い近い日本の最先端なんですよ。
成田?羽田?ただ移行しただけの恥ずかしい空港間争いなんて遠く遠くのお話。


202408e.jpg
2階中央の最も目立つ場所に、新しいメーテル像が立っていました。
案内はしてくれません。


202408j.jpg
中央吹抜空間から。銀河鉄道の向こうに、
これから向かう旧北九州空港跡地が見えました。
過去と未来は銀河の中で繋がっています。



■朽網駅はすぐ近く、空港出る関門は簡単に

空港11時49分発のバスで空港を出て最寄駅の朽網駅へ向かいました。
朽網駅へのバスは、数分遅れての出発なうえ信号待ちがそこそこありましたが、朽網駅には時刻通りにたどり着けました。
空港出る関門は簡単な印象でした。

202408l.jpg
連絡バスで着いた朽網駅。小さな駅です。
新空港開港に合わせて駅舎が改修されましたが、
18年経って、トイレなどは老朽化が著しかったです。


202408m.jpg
電車を降りて空港に向かう際は、改札出た後右方向へ。
看板に「→士空港口」と出ています。
ホーム降りてから乗り場までは、4分もあれば充分行けると思います。



■旧北九州空港は近くで遠くになりにけり

乗り換え抜群の朽網駅。10分ほどの待ち時間で乗り換えでき、隣の下曽根駅には12時半にはたどり着けました。
駅前のショッピングモールで昼飯を食ったあと、いよいよ旧北九州空港跡地へ向かいました。

202408o-1.jpg
改札を出た正面。旧空港は左方向へ。
つり下がっている看板をよく見てみると、、、。


202408o-2.jpg
なにやら左上に5文字ほど隠されている表示が。
もしかして、閉港から20年近く経っても残ってる?


202408o-3.jpg
改札正面にあった干潟のPR広告。
新空港と少し隠れていますが旧空港跡地を写真で同時に見られます。
訪問時にはここで最後の予習を!


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下曽根駅前。支柱の古い道路案内は何かが隠されていました。
もしかして、閉港から20年近く経っても残ってる?


下曽根駅からは、寄り道はせずにまずは駅東側の小道から正面入口だった方に向かいました。
当時の痕跡が何か残っていないか期待しましたが、小道沿いには、何もありませんでした。
湯川飛行場線(北九州カニカキロード)という空港名痕跡の付いた道路を超えると、旧空港跡地に突入です。

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旧空港入口交差点から、旧ターミナル地区を向いたところ。
トヨタレンタリースは消滅し、ただの街中になっていました。


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上の写真から少し北に向かうと、旧空港入口付近。曽根北町南公園前に名前が変わりました。
コスモスがある辺り〜その後ろの高層マンション辺りががターミナルのあった部分。
パッと見、空港跡地とは分かりません。空港跡地戸建て羨ましい、、、。


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曽根北町南公園前交差点北西角にある植栽跡。
唯一の空港跡地の面影?
当時の形のままかは分かりません。


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上の写真の高層マンションの北側にあった痕跡。
空港廃港直後、工業団地で立ち入りを制限していた頃の看板が残っていました。


交差点から北上し、旧空港跡地を東西に貫く道路(曽根223号線)を東へ進みました。

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東端へ向かう途中、JSPとサカエ理研の角で左折して
100メートルほど北上したところから西を向いて撮影。
旧空港区域の北側の境界線跡地。右側は古くからの工場地帯です。


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東西道路の東端から跡地全景。
元々滑走路はこの道路よりやや左側(南側)に奥に向かって延びていました。
道の右側(北側)は細かく分割し中小企業に、左側は広く分割し大規模な流通施設等に活用。


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南東端付近から西を向いて撮影。手前の道路は出来たばかりです。
左側は旧空港外の部分です。境目がはっきり分かります。


令和3年に南東端に、曽根東臨海スポーツ公園が完成していました。ここの海沿いからは新空港方面を眺めることが出来ました。

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海上に残っている旧空港の進入灯台群。奥に現北九州空港。
今回見られた遺物の中で、最も旧空港の面影を遺す施設です。


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進入灯台の向こう側に現北九州空港のターミナルや管制塔もはっきり見えました。
現北九州空港からもこちら側が見えていましたね。


公園からは旧空港入口跡地(曽根北町南公園前交差点)まで戻ります。
朽網駅に向かう途中で小雨も降っていたのに、下曽根に着いてからはお日様が全く隠れませんでした。既に旧空港区域に入ったくらいから暑すぎてダウン寸前でした。熱中症だけは警戒と、折りたたみの雨傘で日差しを防ぎ、途中自販機で二度も飲料を購入。再び旧空港入口に戻ったときには、ペットボトル三本を空ける勢いでした。

※今回の歩きでは、せっせと歩いた割に3時間ほどかかりました。最後は足の関節が痛くなったので、少し熱中症の気があったのかもしれません。途中、緊急避難的にコンビニとスーパーで涼みましたが、流通施設だらけで休息できる場所がほとんどありません。皆様も夏場に見学にくるならご注意を!

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曽根北町南公園前交差点から湯川飛行場線(北九州カニカキロード)を
少し西に行った所にあった道路案内板。
支柱の古さと、矢印向きを変えたであろう上張りが目立ちます。
もしかして、閉港から20年近く経っても現役?


2時間ほどかかってやっとこさ、西側に到達できました。
下曽根駅前の通り(下曽根2号線)を進んだ先(九州労災病院前交差点北側)は、平成になる頃までの駐機エリアだったところです。全日本空輸が飛んでいた時代はこちらを使用していました。
日本エアシステム就航に合わせて先ほど訪問したターミナル地区が整備されたため、閉港時は小型機を運用する事業者の建物が並んでいた辺りになります。

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事業者の建物が並んでいた辺りにはスーパーやコンビニ、病院などを新設。
強い日差しの中、ここまでほぼ見なかった歩きの人もチラホラ。店内は結構混雑でした。
写真右側が旧空港と外部との境目です。


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西端付近にある九州労災病院。その屋上にはヘリポートがあります。
非公共用ヘリポートにも分類されない場外離着陸場ですが、
空成分が引き継がれました。使わないで済むに越したことはないですが。


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東西道路(曽根223号線)に再び遭遇しました。
道路西端から東を向いたところ。こちら側は流通施設以外の建物多めです。


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西端付近は空港外縁の形がきれいに残り、道路がグルリと回っています。


西端で再び湯川飛行場線(北九州カニカキロード)に戻ってきました。
九州労災病院前交差点から下曽根2号線を通って下曽根駅へと戻りました。

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下曽根交差点近くにあった地区自治会の地図看板。完璧に空港が遺っていました!
閉港から20年近く経っても現役!


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下曽根交差点のすぐ東側。最初に通った空港入口交差点へ向かう道路。
違和感ありありなのが分かりますか。
もしや、これは、と、左歩道の40km/h標識と電柱の間に近付いてみると、、、。


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そう、何も書かれていない謎の通り名看板が!
ビンゴ!凸凹でうっすら「北九州空港」の文字が読めました!


暑すぎる中歩き回ったのに、痕跡と思われるものはあまりなくヘトヘト。そんな中で最後に濃ゆ〜い痕跡を見られたのは救いでした。



■福岡空港はすぐ近く?ホント?

下曽根駅には16時前に戻れました。
このあとは福岡空港へ移動です。小倉まで行っても西小倉と同じ電車への乗り換えとなるため、18きっぷ利用なのを良いことに、西小倉駅で降りずにいったん小倉駅へ。座席を確保して博多まで向かいました。

快速が少なく区間快速だったので、博多までは1時間半ほどかかりました。
福岡空港には昨年も来ているので、今日は国際線が目的地。そこで、博多駅からは、地下鉄ではなくバスでアクセスしようと、博多バスターミナルへ行きました。ところが、コンビニに寄ったりしていたら、なんと終バスが出た直後。結局、駅にとんぼ返りとなり、地下鉄で国内線ターミナルへ、その後連絡バスに乗り換えて向かうことになってしまいました。

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ということで、予想外の展開でかなり暗くなってから
福岡空港国際線ターミナルに到着。


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国際線ターミナルは大規模に工事中。
現ターミナルの北側に増築延伸されます。


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到着ロビーがアクセスホールとして大きく出っ張ってくる予定です。
ここ最近になって到着側施設の充実がやっと始まった日本。
通過点でない到着後ゆっくり空港滞在の実現を!


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出っ張る到着ロビー両側に団体バスやタクシー乗り場が出来る予定。
工事区域だらけです。


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工事期間は25年11月までになっていますね。
来春完成と言ってましたが、2025年内完成に延びてますかね。


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館内に入ろうとしたら、出入口は2か所限定でした。
日本ってこんなに工事現場見せてましたっけ?養生がほぼない東南アジアみたい。


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館内に入ると、1階と4階が工事区域でした。1階は人だらけで撮影できず。
4階は仮設店舗だらけでした。


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工事が少なめだったのが3階。
自動チェックイン機と自動手荷物預けのセルフエリアが出来ていました。



■国内線経由が遠いのに早い?ホント?

国際線ターミナルは3階を除き工事区域が広く、見学は比較的素早く終了しました。
ただ、空港から博多駅行のバスも終了後でした。そこで、連絡バスで国内線ターミナルへ戻ることにしました。

連絡バスを待っていたら、すぐ横でアジア系のお客さんが何やら係員に聞いています。
どうも、自分のスマホでルート探索したところ、空港前まで歩いていき、そこから博多駅行きの路線バスに乗るような検索結果が出ていたようで、そのバス停への行き方を尋ねていました。係員は、歩いて行くのは不便で、無料バスに乗れば空港駅に行け、博多まで5分で早いのだと何度も説明していました。

※なんだかどっかで似たような光景を見たなあと思ったら、コロナ前の新潟空港で体験したのとソックリだったのでした。(→「日本国を感じる空港見学(旅行後)(2019年9月2日配信)」)
世界の人はGoogleマップなどで、自分でルート探索してくるんです。でも、地元系の路線バスは分かりにくいので、結局誰かに聞く羽目になるという残念な出来事でした。調べやすくなるのも考え物という一例です。
今は、猫も杓子もMaaSだ!と、その時刻で最適な検索結果をたった一つだけ出すのが流行りですが、そうじゃないんですよね、、、。コロナ時の特集(→「お家にいよう(その40) 時刻表でドラマをイメージしよう(2021年05月16日配信)」)でも書きましたが、結局、特定便の乗り継ぎルートだけを表示するのでは情報の提示としては中途半端なんです。
大事なのは、自分で考えて納得したうえで選択していくようなものなのかどうかです。ルートの出した方で言えば、地図と一覧の組み合わせにより全体を俯瞰できる出し方をしないと、実はダメなんですよね(車のナビのルート選択が好例では?)。
そして、今回のような使いにくい選択肢が出てきてしまうのは、そもそもメインの楽な行き方が、時間がかかる上に、限定時間帯でしか運行していないせいでもあります。大々的に宣伝している国際線ターミナルと博多駅間の直行バス路線が、せめて国際線が発着している時間帯は継続していたら、こういったお客さんも、わざわざルート探索で調べなかったかもしれません。
世界の鉄道は日本みたいに時刻に正確ではないので、アクセスはバスが普通の国の人は多いです。北陸新幹線の敦賀開業で北陸に行く関西人が激減した事例を見れば分かるとおり、鉄道に慣れた日本人ですら乗り換えを嫌うのに、直行の効果は日本人が考える以上にデカいのです。


大混雑の連絡バスで国内線ターミナルへ移動。地下鉄に乗り換えて博多へ向かいました。

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昨冬新たに設けられたバスのりば。


■今日の教訓!
[北九州]朽網の乗り換えは実は便利←スムーズです。
旧北九州は街に変身←痕跡はだいぶ減っています。
旧北九州は見学時熱中症警戒←流通施設ばかりで寄り道できる日陰がほとんどありません。
[福岡]博多駅バスは運行時刻注意!←夜の運行はありません。
[福岡]連絡バスは激混み←一回で乗れない場合もあります。

■実際の旅程
08/27 TUE
自   宅05:30(自 転 車)→06:00横浜駅
横 浜 駅06:00(京急線等)→07:00[東京国際空港]
[東京国際空港]08:00(JAL373便)→09:40[北九州空港]
[北九州空港]11:49(路線バス)→12:07朽 網 駅
朽 網 駅12:20(JR日豊本線)→12:46下 曽 根駅
(旧北九州空港跡地 散策)
下 曽 根駅16:05(JR日豊本線)→16:21小 倉 駅
小 倉 駅16:27(JR鹿児島本線)→18:00博 多 駅
博 多 駅18:15(徒  歩)→18:20博多バスターミナル
博多バスタ18:30(徒  歩)→18:40博 多 駅
博 多 駅18:45(福岡市地下鉄空港線)→18:50[福岡空港]
[福岡空港]21:00(福岡市地下鉄空港線)→22:00博 多 駅
(博多 泊)


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2024年08月26日

遠くて近い空港へ(旅行前)

※本旅行記は2024年8月・9月に訪問したものを2024年10月に公開したものです。
旅行前/1日目2日目旅行後


■2024.08・09 東京国際・北九州・福岡・山口宇部の旅行前


■関門突破へ!
8月28日〜31日に福岡と熊本で野暮用があったので、その前後に空港見学をすることにしました。
昨年秋に九州北部の空港はかなり回ったため、今回候補となったのは、その時回れなかった北九州山口宇部です。

野暮用の前日(8月27日)と翌日(9月1日)に丸々自由な時間が取れました。8月27日は北九州から九州入り。福岡、熊本で野暮用後、9月1日に山口宇部へ行く行程としました。
8月27日は、東京→北九州→福岡と移動します。元々、東京→北九州→山口宇部→福岡の行程を考えましたが、山口宇部経由だと、空港見学時間が短いのと、行程がギリギリで遅れたときが不安なので、最終日に向かうことに。代わりにやや時間が余るので、旧北九州跡地を訪れることにしました。その後、夜の福岡空港では昨年見られていない国際線ターミナルを回ることにしました。
8月28日と29日に福岡、30日と31日に熊本で野暮用を済ませます。
9月1日は、熊本→山口宇部→福岡と移動し、福岡から帰京します。


アクセスの予約
行きは東京国際を8時台に出る余裕のある行程としました。
帰りは福岡発最終3便前に帰京する行程としました。

現地移動の予約
夏は青春18きっぷの季節。三日分余ったので、現地の移動はそれを活用することにしました。
JR線以外はローカルバスとローカル地下鉄利用なので、予約は不要でした。

宿泊の予約
野暮用関係で宿泊を手配しました。8月27日と28日に福岡、29日と30日に熊本で宿泊としました。

■ここまでの教訓!
夏は18きっぷをフル活用←北部九州は回りやすいです。

■今回の予定旅程
08/27 TUE
自   宅05:30(自 転 車)→06:00横浜駅
横 浜 駅06:00(京急線等)→07:00[東京国際空港]
[東京国際空港]08:00(JAL373便)→09:40[北九州空港]
[北九州空港]11:49(路線バス)→12:07朽 網 駅
朽 網 駅12:20(JR日豊本線)→12:46下 曽 根駅
(旧北九州空港跡地 散策)
下 曽 根駅16:05(JR日豊本線)→16:21小 倉 駅
小 倉 駅16:27(JR鹿児島本線)→18:00博 多 駅
博 多 駅18:15(徒  歩)→18:20博多バスターミナル
博多バスタ18:30(西鉄バス)→18:50[福岡空港]
[福岡空港]21:00(福岡市地下鉄空港線)→22:00博 多 駅
(博多 泊)

08/28 WED 野暮用(福岡県内)
08/29 THU 野暮用(福岡県内)
08/30 FRI 熊本へ移動〜野暮用(熊本県内)
08/31 SAT 野暮用(熊本県内)


09/01 SUN
熊 本 駅05:54(JR鹿児島本線)→06:46大 牟 田駅
大 牟 田駅06:49(JR鹿児島本線)→09:31門 司 駅
門 司 駅09:37(JR山陽本線)→09:43下 関 駅
下 関 駅10:31(JR山陽本線)→11:16宇 部 駅
宇 部 駅11:19(JR宇部線)→11:43草 江 駅
草 江 駅11:45(徒  歩)→11:50[山口宇部空港]
[山口宇部空港]13:45(徒  歩)→13:50草 江 駅
草 江 駅13:59(JR宇部線)→14:23宇 部 駅
宇 部 駅14:27(JR山陽本線)→15:12下 関 駅
下 関 駅15:16(JR山陽本線)→15:22門 司 駅
門 司 駅15:31(JR鹿児島本線)→17:02博 多 駅
博 多 駅17:15(福岡市地下鉄空港線)→17:20[福岡空港]
[福岡空港]20:45(ANA272便)→22:30[東京国際空港]
[東京国際空港]23:00(京急線)→23:30横浜駅
横 浜 駅23:30(自転車)→24:00自  宅


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