2024年09月30日

ホーェバーを追って(1日目)

※本旅行記は2024年9月に訪問したものを2024年10月に公開したものです。


■2024.09.30 (自宅)→東京国際→熊本→(旧大分)→大分→(宮崎)

■九州の真ん中からもっともーっと

今日は午前に都内での用事を済ませてからの九州訪問です。旅の準備は済ませた上で用事を済ませに行き、東京国際空港へ直行しましたが、空港に着いたのは9時半前。ここのところ羽田に着くのがギリギリばかりで、またまたバタバタと機内へ乗り込みました。

台風が近付いてきていたものの、大して揺れもせず、熊本までは安定飛行でした。
熊本の新エリアは10月26日にオープン予定。ほぼ工事が済んでいましたが、まだロープなどで規制されて入れなかったので、少し訪問が早過ぎました。

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ということで、KUMAMOTOに到着。
KUMAMONがもっともーっとくまもっとと増えてます。


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到着出口横に新しい案内地図が登場。
熊本からなら九州一円どこへでも行きやすいことを実感できる展示です。
120度程時計回りに回転させて、福岡と比較で羽田・中部・伊丹からの距離も書いてほしい。


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展望デッキへの通路に地元自治体PRと空港の歴史コーナーが出現していました。
熊本市の展示は無し。アクセス鉄道に引き続き無視されています。


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その先にはなんと、室内なのにミニ滑走路が出現!
離陸したら天井に当たるよ〜〜。


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屋上展望デッキは若干東側に延長されます。
そらよかパークから外階段で直接上れるようになるみたいです。
阿蘇がはっきり見えます。向こうからも眺め良さそう。


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固定橋と搭乗橋も増えます。
あれ、まだ九月なのにもう使用開始してますね。


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一階に戻ってきました。
そらよかダイニングと命名された別棟にはポーたまができていました。
ロイヤルホストが10月4日に先行開店予定。


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そらよかダイニング脇の出口を出ると、
左にそらよかパーク、右に団体バスのりば。


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そらよかパークはただの広場です。
まだ立入は出来ませんでした。
巨大な陶板作品もありました。


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海賊王が残っていた暫定ターミナルはそらよかビジターセンターに変化。
ゴムゴムのゴムゴムのように長ーく再利用されます。SDGs?
中の店舗は12月開業のところが多いです。電気が点いて作業中でした。


■阿蘇ならヘリで遊べり

レンタカーを借りたあとは、大分へ向かいます。
熊本に着いたら、阿蘇の山がよく見える快晴。まだ昼過ぎたばかりだったので、余裕ぶっこいて阿蘇の草千里に寄り道しました。

※草千里と言っても、自分が寄り道したのは、草千里北側の尾根にある展望台です。
草千里ヶ浜にも、博物館にも、売店・飲食店にも寄るつもりがなく、尾根の上で済ませようとしたのですが、車の列が車道に飛び出すほど駐車スペースが混んでいました。仕方がないのでいったん草千里側へ下り、メインの有料駐車場へ。そこから少し山登りをせざるをえませんでした。
尾根側の駐車場は無料なのですが、メインの駐車場は500円取られるのでちょっとした出費です。尾根側は車の台数ほど人はいませんでしたし、熊本市側を見ている人は皆無でしたから、残念感が強かったです。(草千里から熊本市側は見えません)
で、草千里はかなり混んでいました。レンタカーから降りてくる人は外国語を話すアジア系ばかりで、博物館前のバス停にも外人で長蛇の列が出来ていました。空港から直行バスをもっと出しても良さそうな印象でした。
そんななか、草千里の有料駐車場は、出口にゲートがなく、精算機で事前精算するタイプでした。システムや、入口の案内看板の意味が分からない外人が知らずに未払いで出ていくことも多そう(いや、ホントにレンタカーから降りてくる人くる人皆外人だったので)ですが、レンタカーだとどうやって請求するんですかね、、、。


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ということで、昨年訪問に失敗した草千里近くの展望台へ。
空港から阿蘇はよく見えましたが、阿蘇から空港は霞んでいました。逆光だし。
視程良ければ有明海、天草、島原、長崎空港近くの多良岳まで見えそうです。


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結論、熊本空港は見えました。
現場では逆光でほぼ見えなかったので写真補正済み。ギリギリ島原まで見えている?
昨年俵山山麓の展望台で見たのと似たような角度です。
右側の白く光っているのが、空港アクセス鉄道検討で寄るか揉めた運動公園です。


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草千里から少し火口側に進んだところにヘリポートがあります。
遊覧飛行が行われていましたが、外人さんに大人気で、
着陸したと思ったら、すぐ次の人を乗せて再離陸していました。


※阿蘇はヘリを使った観光がかなり盛んで、このヘリポート以外にも、仙酔峡やカドリードミニオン(クレヨンしんちゃんでもお馴染み)等を拠点としたヘリツアーがあります。外人利用が多いようですね。
どうせなら、熊本空港-阿蘇間を結ぶヘリ便があっても良いと思いますが、、、。そして、8月配信のコラムでも書きましたが、これだけ観光でヘリを飛ばせるのだから、熊本空港〜熊本市中心部間にヘリ定期輸送便を飛ばせないんですかね。成田〜東京ヘリポート以上に絶対需要あると思うのですが、、、。だって、わずか15キロにバスで44分もかかるからとバカにされ、不便だと言われてしまっているところ、ヘリなら渋滞知らずで10分以下ですよ(一万円以下で行けるっしょ)。


■大痛しないで大分市内へ

阿蘇の寄り道はすぐそこ、と思っていましたが、クネクネ道にちょっとした山登りも加わったためにプラス1時間。少し時間を食いました。
17時を過ぎると大分県庁が閉まってしまう恐れがあります。それだとせっかく訪問するのに大痛手です。大分空港に寄ってから大分市内に入ろうとしていましたが、大分空港は市内より行く可能性が高いのもあって、市内を優先して、順番を変更。まず大分市内へ直行し、大分空港跡地+旧ホーバー基地、大分県庁ヘリポート、新ホーバー基地を回り、その後杵築駅を経由して大分空港に向かうのに変更しました。

阿蘇からは、国道57号線を東進し、竹田から無料高速の中九州自動車道へ。犬飼から中国道10号線、大分米良インターを通過して大分市内へと入っていきました。

旧大分空港跡地大洲総合運動公園には15時頃に到着。隣接する旧ホーバー基地も合わせて回りました。

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大洲総合運動公園に到着。
エプロンエリアだった所に建つ野球場の照明は安定のサビサビ。
奥の石油化学コンビナートの煙突も健在です。


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公園の案内地図。野球場の左側に大分空港跡地の碑と
特攻隊の碑、一番右側に富士航空遭難碑があります。
旧ホーバー基地は、一番左端の「西側出入口」の文字辺り。


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公園の北西端から旧空港区域をみたところ。
左側は石油化学コンビナート用に埋め立てられたところです。


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公園の北側中央にある駐車場を北端の川沿いから見たところ。
反対側の家々が見えていますが、そこまでが滑走路の幅。
なんだか横幅狭っ苦しいですね。今の基準では、滑走路から近すぎ?


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旧空港区域の東端。川沿いの遊歩道は行き止まりで、
そこに富士航空遭難碑があります。
この事故が空港移転のきっかけの一つとなりました。


旧空港区域に旧ホーバー基地と、回るべき場所が多く、意外と時間を食いました。出発したのは16時過ぎ。
そのまま大分県庁舎へ向かいました。
渋滞はなく、15分かからずたどり着けました。

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大分県庁ヘリポートは、県庁新館屋上にあります。
大分空港からヘリ定期便飛ばせば便利そうですが、まるで存在を隠すかのように
建物の案内板にヘリポートの文字はありませんでした。


県庁は17時ギリギリに出ることができました。
このあとは新ホーバー基地へ。
県庁からの距離は旧ホーバー基地より近い場所にありますが、夕方の渋滞に巻き込まれ、15分ほどかかりました。

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新ホーバー基地は西大分港の一番東側にありました。
まだ閉鎖中でした。


結局西大分港を出たのは17時40分頃。陽が落ちるのが一気に早くなったので、夕焼け空になってしまいました。
大分市内はなんとか日が出ている間に回れましたので、痛手にはなりませんでしたが、、、。

■大分空港は宇宙みたいに暗闇

今日で路線バスの国大線が廃止になり、大分空港に対する杵築駅の重要度が明日10月1日から増すので寄ってみました。
別府市内の信号待ちが多く、車も多かったですが、別大区間は渋滞はなく、流れもそれほど悪くはありませんでした。それでも杵築までは1時間ほどかかりました。

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杵築駅に着いた時には、もうほぼ夜。
ブレブレでスミマセン。


もう少し明るいうちに大分空港に着きたかったですが、阿蘇に寄り道したのが最後は効きました。

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ということで、大分空港に着いたときには真っ暗闇。
ちょうど停車中のバスが、翌日から重要度が増す杵築駅行の路線バスです。


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SPACEPORTになった大分。足湯もこの通り。
横にキモいモニュメントが。館内各所にあります。
大阪万博キャラと同じ匂いがするのですが、こういうのが流行なの?


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JALのチェックインカウンタには宇宙港の顔出しパネルあり。
空港だけでなく航空会社も話題に乗っかってPRしています。


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キッズコーナーも宇宙仕様に。
宇宙に行けるプリクラあるで!


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三階にフライトシミュレータが登場していました。


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路線バスは明日から再編されます。
既に案内などは変わっていました。


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国内有数のサイクルステーションがなくなり、
ただの組み立てスペースになってしまいました。


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ターミナル北側に交通広場が。おそらくは団体バスのりばです。
その横ではターミナルの拡張工事中でした。


大分空港は出発便が19時半過ぎには終了のため、訪問したときには閉店ガラガラ直前でした。
ターミナル内は軽く見て回っただけで終了。20時に空港を出発しました。

大分空港からは、今晩中に宮崎へ移動です。
夜の移動なので、無料区間以外一般道を進みました。

まずは来た道を引き返し、大分空港道路から国道213号線、国道10号線へ。犬飼まではほぼ来た道を引き返すルートで、別府、大分を通過しました。夜の時間帯でしたが、別府、大分は車が多く、流れが少し悪い状態でした。
臼杵〜津久見間が災害通行止だったので、大分を抜けたあとは国道10号線で佐伯に抜けてから東九州自動車道の無料区間利用を考えていました。ところが、道の駅三重の表示に釣られて国道326号線に入ってしまいました。
国道10号線は少し回り道な経路なので、こうなると国道326号線を進んだ方が直線的で早そう。結局東九州自動車道の利用は断念しました。
道の駅三重から出ると、他の車はほとんどいない山岳地帯に突入しました。国道10号線と再合流したあとは延岡市内が信号待ちで流れが悪かったものの、道中はかなりスイスイ。宮崎には午前3時前に到着できました。

そのまま、空港から一番近い道の駅高岡で就寝となりました。

■今日の教訓!
[熊本]くまモンがますます大増殖中←隠れくまモンを楽しめます。
[熊本]10月からそらよかエリアオープン←店舗も増えます。
阿蘇草千里 尾根の駐車場は無料←混んでいて止められません。
大分県庁HPは眺望抜群←日中展望ホールが無料開放
大分市内ホーバーのりばは以前と異なる←西大分港に変更
[大分]ホーバーのりばは以前と同じ←ターミナルは新築
[大分]宇宙に夢中←館内各所に宇宙展示あり

■実際の旅程
09/30 MON
浜 松 町駅08:30(東京モノレール)→09:30[東京国際空港]
[東京国際空港]10:00(JAL627便)→11:45[熊本空港]
[熊本空港]12:00(レンタカー)→13:00阿蘇草千里
阿蘇草千里13:30(レンタカー)→15:00旧大分空港跡地・旧ホーバー基地跡地
大分空港跡16:00(レンタカー)→16:30[大分県庁へリポート]
[大分県庁へリポート]17:00(レンタカー)→17:15西大分港 ホーバーターミナル大分(ホボッタ)
西 大 分港17:30(レンタカー)→18:30杵 築 駅
杵 築 駅18:45(レンタカー)→19:00[大分空港]
[大分空港]20:00(レンタカー)→27:00道の駅高岡
(道の駅高岡 車中 泊)


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2024年09月29日

ホーェバーを追って(旅行前)

※本旅行記は2024年9月・10月に訪問したものを2024年10月に公開したものです。
旅行前/1日目2日目旅行後


■2024.09・10 東京国際・熊本・大分・宮崎・鹿児島の旅行前


もっと、もーっとKUMAMOTTOぬくぬくひなた日向=MIYAZAKI覆いたOITA豪華増しKA GO SHI MAた九州へ
9月末に休みが取れたため、空港見学を検討しました。
昨年から一気に回っている九州主要空港のうち、宮崎空港へ愛称装飾後に行けていないことから、訪問を計画しました。
そんな中、10月に熊本空港でそらよかエリアのオープンが決定。さらに、大分空港でホバークラフト(大分では「ホーバー」と呼びます)が復活することから、大分、熊本、宮崎に行くことにしました。

回り方を検討する中で、鹿児島空港にも寄りやすいので追加しました。ただ、熊本、鹿児島は昨年も訪問しているため、軽い寄り道に済ませることにし、代わりに大分のホーバー施設(HOV.OTA(ホボッタ))を追加。鹿児島も空港アクセスでかつてホーバーが活用されていたことから、その跡地も見てくることにしました。
15年前、フォーエバーFOreVERホーバーHOVERとお別れしたはずなのに、まさかの復活でまさにフォーエバーになったホーバーを追いかけます。


アクセスの予約
休み初日の朝にどうしても外せない用事が入ったため、1.5日で訪問することに。レンタカーの乗り捨てで少し費用がかさみますが、熊本IN、鹿児島OUTにして計画しました。
一日目は、午前便で熊本空港へ。レンタカーを借り、そこから大分市内と大分空港に向かいます。その後、夜の間に宮崎へ移動します。
二日目は朝から宮崎空港を訪問。そのあとは鹿児島市内経由で鹿児島空港へ。鹿児島空港から夜の便で帰京する行程としました。
往路、復路ともに割引運賃があったものの、それほど安くは確保できませんでした。

現地移動の予約
現地の移動はレンタカーとしました。
九州島内訪問では初めて乗り捨て(ワンウェイ)利用としました。熊本空港で借り、鹿児島空港で返却します。

宿泊の予約
宿泊は、レンタカー代がかさんだことと、夜通し移動が必要になることから車中泊で済ませることにしました。

■ここまでの教訓!
レンタカーワンウェイ利用は高め←追加料金かかります

■今回の予定旅程
09/30 MON
浜 松 町駅08:30(東京モノレール)→09:00[東京国際空港]
[東京国際空港]10:00(JAL627便)→11:45[熊本空港]
[熊本空港]12:00(レンタカー)→14:30[大分空港]
[大分空港]15:30(レンタカー)→16:30[大分県庁へリポート]
[大分県庁へリポート]17:00(レンタカー)→17:15西大分港(ホーバーターミナル大分=ホボッタ)
西 大 分港17:30(レンタカー)→18:00旧大分空港跡地・旧ホーバー基地跡地
大分空港跡18:30(レンタカー)→24:00宮崎市内
(車中 泊)

10/01 TUE
宮崎市内05:00(レンタカー)→06:00[宮崎空港]
[宮崎空港]09:00(レンタカー)→12:00[米盛病院へリポート]
[米盛病院へリポート]12:15(レンタカー)→12:30旧鴨池空港跡地
鴨池空港跡13:00(レンタカー)→14:00鹿児島本港
鹿児島本港14:30(レンタカー)→15:00加治木港
加 治 木港15:30(レンタカー)→16:00[鹿児島空港]
[鹿児島空港]19:15(JAL652便)→20:50[東京国際空港]
[東京国際空港]21:30(京急線)→22:00横浜駅
横 浜 駅22:00(自転車)→22:30自  宅


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2024年09月02日

遠くて近い空港へ(旅行後)

※本旅行記は2024年8月・9月に訪問したものを2024年10月に公開したものです。
旅行前1日目2日目/旅行後


■2024.08・09 東京国際・北九州・福岡・山口宇部の旅行後


さて、今回は、
バスから鉄道への乗り継ぎが便利な北九州空港」に降り立ち、
最寄駅から徒歩でアクセスできる旧北九州空港跡地」を回り、
駅から目と鼻の先に入口がある山口宇部空港」を訪問。
地下鉄直結博多駅から5分の福岡空港」へ行ったものの、
福岡空港の国際線で、直行バスに嫌われ、外人さんもアクセスに迷っている
という体験をしました。

なんだか、アクセスで色々違った体験をできました。
そこで、空港へのアクセスが、旅客増に繋がるというのが本当かどうかを軽く考えてみます。


■福岡国際線は実はアクセス不便→コロナからの回復は超急速

福岡空港は日本一アクセス抜群と言われ、「だから、利用者が多い」と言われています。しかし、今回、博多駅でJR線を降りてから国際線ターミナルに着くまでは実は40分ほどかかりました。(博多バスターミナル経由時間除く)
足が痛かったので歩けませんでしたが、博多駅からは国際線ターミナルまで2.7キロしかありませんから、歩いても40分ほどです。地下鉄を使っても所要時間が変わらないというのは、なんとも不満が残ります。

福岡空港は「博多から地下鉄5分」を売りにしています。
隣県の熊本市長が「#福岡空港へのアクセスが良すぎる件」などと便利アピールしていたぐらいです。しかし、5分で行けると高を括っていると、国際線は飛行機に乗り遅れます

今回なぜこんなに時間がかかったのか。

まず、博多駅でJRホーム→地下鉄ホームまでが5分強(ルートを知っていて直行した場合)、
意外と時間を食ったのがホームでの待ち時間で5分強
地下鉄での移動は確かにわずか5分
福岡空港駅着いてから無料バスのりばまで3分(ルートを知っていて直行した場合)。
国内線ターミナル南バス停での待ち時間3分
大混雑の無料連絡バスの乗り降りに2分ほど
乗車時間はそれほど長くなく約10分
バス降りてから国際線ターミナル入口まで信号待ち含めて約2分
といった感じです。

全部で40分弱でした。
5分で行けると思っていたら、30分以上も余計な時間がかかるというトラップ満載。これが毎日毎回の当たり前でした。

※なお、実際には、博多駅でコンビニに寄り道5分ほど、初めての博多バスターミナルで少し迷い、終バスが出たあとであることに気付くまで1、2分かかり、それから博多駅に戻るという動きをしたため、1時間以上かかっています。

そりゃ、外人が調べたように、ルート探索かければ、「地元の路線バスに乗れ!」それが一番早い安い巧い!と出る可能性は否定できないですね。

つまり、福岡空港は国際線に限っては、結構アクセスが面倒で、時間がかかります。しかも、工事中で店舗などは壊滅的な状況でした。それなのに、利用者はあっという間にコロナ前を超える勢いです。
何も知らない外人が「空港からアクセス5分!」という文句に踊らされているのかもしれませんが、パッと見は、空港へのアクセスの良さと旅客増はあまり関係ないように思えます


■北九州 アクセス便利旧空港→時間かかる新空港で利用者増加

一方の北九州空港は、「アクセス不便だから利用が増えない」と言われ続けています。
しかし、旧北九州時代は、下曽根駅から徒歩10分にもかかわらず、利用者は少ない空港でした。駅から比較するのはあまり好きではないですが、小倉駅から考えた場合、小倉-下曽根間はわずか15分ですから、利用がもっとあっても良さそうですが、全然でした。
で、移転した先の新空港は、下曽根-朽網間がプラス3分、朽網-空港間のバスが20分追加でかかるようになりました。乗り継ぎが15分ほどかかると、トータル50分弱ほどです。小倉からの直行バスだと40分。旧空港より所要時間が増えましたが、なぜか利用者は旧空港時代より増えています
やはり空港へのアクセスの良さと旅客増はあまり関係ないように思えます

ちなみに、今回私は青春18きっぷを利用したので、小倉-博多間は1時間半ほどかかりましたが、新幹線だとこの区間はわずか15分です。旧北九州空港は福岡空港と良い勝負ですが、新北九州空港はアクセス時間では福岡空港にボロ負けです。

似たような状況に置かれているのが熊本空港と言われます。熊本-博多間は新幹線みずほで36分、さくらで38分、つばめで49分(それぞれ1時間当たり1〜2便)ですから、福岡空港国内線まではザックリ1時間ほどです。熊本駅〜熊本空港まではバスだと60分かかります。ほぼ同じ時間ですが、なぜか福岡の方が便利と認識されているようです。
※熊本は熊本駅発着で比較すべきではないとの話をコラムで書いています。(→「【盆休み特別企画】 熊本空港はアクセスが不便なの?(2024年8月14日配信)」)


■山口宇部 目の前に駅があるのに知られていない

そして、山口宇部は、最寄駅の目と鼻の先に空港の入口がありました。旧北九州空港よりも近いです。
駅からの徒歩アクセスも簡単な空港ですが、あまり知られていないのか、利用している人は多くありません。
この空港は航空便も東京国際線のみです。宇部線自体の便数が1時間に1便程度しかありませんが、鉄道が近くて、本来ならアクセス抜群と言われてもよさそうなのに、空港は全然活用されていません。「アクセスが便利なら利用者が増える」というのは完全に嘘ですね。

ここでも、空港へのアクセスの良さと旅客増はあまり関係ないように思えます


今回訪れていない空港でも、例えば、空港が郊外移転した石垣島では、アクセス時間が倍以上かかるようになったのに、来島ブームが巻き起こったほどです。

本当に利用が伸びないのは、アクセスのせいなんでしょうか。
今回、福岡空港国際線へ行くのに40分もかかったことで、印象だけで「福岡が便利」となっているように思えたのが、なんとも残念でした。



福岡や北九州、山口宇部の現状を見てみると、「空港はアクセスが便利になればお客さんが増える」というのは幻想に過ぎないことがよく分かります。アクセスが便利なのはまず当たり前のことであって、航空便数・路線数が増えなければ意味がありません。そのうえで「使いやすい」と思い込ませることが重要で、施設が充実すればなお良いですね。

福岡空港国際線も北九州空港も熊本空港もアクセス改善のためにアクセス鉄道が構想されています。特に熊本空港は計画がほぼ確定的ですが、果たしてアクセスが良くなるだけで利用者が増えるのかは見物ですね。(熊本の計画は、市中心部からのアクセスはそもそも改善しませんけどね、、、。→「【秋休み特別企画】 今回計画されている熊本空港アクセス鉄道では目的満たせず意味なしか?(2024年9月20日配信)」)


今回はアクセスと利用者増に関して軽〜く考えてみました。
アクセスが少しでも便利になって、それが利用者増に繋がれば良いですが、果たしてそう簡単にいくものなのかモヤモヤしたまま今回の旅を〆たいと思います。


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2024年09月01日

遠くて近い空港へ(2日目)

※本旅行記は2024年9月に訪問したものを2024年10月に公開したものです。


■2024.09.01 (熊本)→山口宇部→福岡→東京国際→(自宅)

■意外と大変な関門突破、山口宇部までは遠く

今日は長い野暮用のあとの帰京の日です。
台風10号がノロノロで、29日と30日が電車は運休。仕方なく30日まで福岡で過ごし、31日に熊本へ移動し、野暮用を済ませました。
台風の動きは不思議ですが、関西〜東海辺りで北上に変わりそうなので、今日は九州、関東は大きな影響はなさそう。
朝熊本から山口宇部空港へ。その後九州に再上陸して福岡空港から戻る予定を確定しました。

宇部は九州から大して離れていないし、1時間に1便以上は走る鹿児島本線〜山陽本線利用なので、事前にダイヤをよく調べずに訪問を決めました。
帰りに名島飛行場跡地にでも寄れたら良いな、という軽い気持ちでした。

そんな感じだったので、余裕をもって朝二便目、6時前熊本発の電車に乗り込みました。

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未明の熊本駅から鈍行で出発。
熊本空港行くのの倍ほどの値段がかかる鈍行で福岡に行ってみますよ〜。
あれ、値段2倍なのに2時間以上かかるらしいけど。


ところが、移動中に乗り換え探索したところ、どうも雲行きがアヤシイ感じです。
熊本〜博多間は新幹線で40分〜50分、博多〜小倉までは新幹線でたった15分の距離。関門から宇部までは、博多〜小倉より距離が短いです。このため、素早く移動ができると思いきや、鈍行移動はそう簡単にいきませんでした。
博多までは2時間強で行けそうですが、そこから門司までは1時間半かかることが判明。関門突破と下関で二度も乗り換えが必要で、この接続が小一時間待ちでした。下関からも1時間以上かかります。
山陽本線の山口県内区間、宇部線の便数が少なく、時間がかかるようです。
10時くらいには着けるかな、と高をくくっていたら大失敗。結局、山口宇部空港に着いたのは12時前でした

帰りを調べると、こちらも便が1時間に1便程度で、接続も長め。安心して福岡へ戻るため、14時前の便で出ることにしました。
空港滞在時間は二時間しかなくなったので、少し急ぎ足での訪問となりました。

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下関駅での乗り換えで時間があったので、駅前東口のバス乗り場を調査しました。
山口宇部空港行の予約制シャトルバスは青い車両が止まっている所で発着します。
所要時間は約1時間23分。直線距離で32km程ですが、電車もバスも時間かかりますね。



■駅からすぐの山口宇部

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ということで、やっと着いたのが山口宇部空港最寄駅の草江駅。
スーツケースを持った空港利用者も5人ほど降りていました。


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ホームから階段降りた正面に空港までの道順のご案内あり。
分からなければこれを見ましょう。
まずは踏切を渡ってみたら、空港入口が見えてくるはず。


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草江駅から徒歩わずか1分で空港入口に到着。
駅は右歩道側なのに、横断歩道を二回渡って左歩道からしか
アクセスできないのが地味に時間食います。


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空港に入れば、ターミナルは右奥方向にずっと見えています。
正面の曲がり角を道なりに右へ進むと、まもなくターミナルの前に到達できます。


草江駅からターミナルへは、写真で見ると上のような感じですが、実際には、まずはふれあい公園に寄り道しました。

202408-2f.jpg
ふれあい公園遠景。
新しくできた遊具は子供だらけで遠景でしか撮影できず、、、。


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その代わり、初めてのトレーニング場が目の前に。
奥は四阿、手前は小山。黒服にサングラスのおっさん課長、これは離陸難しいぞ!!!!
人がなかなか途切れず撮影が試練でした、、、。(縦にして誤魔化してみた)


さすがは日曜日。ピーカンの天気で暑すぎましたが、お子様たちが大勢遊びに来ていました。このため、合間を縫って撮影するのが大変でした。
なんとか撮影を済ませてからターミナルへ向かいました。

202408-2h.jpg
はい、山口宇部空港にやって参りました。という感じの写真。
SNS映え意識すると、国旗と空港名は同じ側にしていただけると幸せます。


202409z02.jpg
まずは外回りから。ターミナルを通り過ぎ西側へ。
作品が横断歩道もない道路の向こう側にあるのですが、、、。


202408-2i.jpg
見えんから、危険な道路横断して銘板見に行ったら、、、。
!!!!!!!!!!!!!!!
??上部のQR誰が読み込むん??
手前に設置していただけると幸せます。


■装飾だらけの山口宇部

外回りを見た後は、ターミナルビル内へ入りました。
まずは手前にあった国際線ターミナルへ。

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ANAが離陸直前だったので急いで国際線から展望デッキへ!
!!!!!!!!!!!!!!!
なんと行き止まりでした。


202408-2k.jpg
展望デッキに行ったら国際線側は閉鎖されていました。
このため国際線ターミナルから上れなくしていました。


202408-2l.jpg
続いて国内線ターミナル内へ。
山口市が今年行くべき都市ですよ〜。


202408-2m.jpg
館内は各所で山口七夕ちょうちん祭りの
お祭り装飾が継続中でした。


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2階に新しいワーケーション施設が出来ていました。
休日のせいか閉店中でした。


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玉突きで、ラウンジは3階に移動していました。


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その3階の展望デッキへの出口手前に空港の解説があります。
すぐ隣に航空機模型展示スペースがあり、空港ファンも楽しめます。


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展望デッキからの眺め。記載はありも、大分空港は国東半島に、
北九州空港は右方向の林に隠れて見えません。また、福岡県(豊前方面)は記載無、
大分県は「国東半島」、愛媛県は「松山」(松山市は手前の長島などで見えない)なのはなぜ?


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そして、なぜか豊前方面に、福岡・大分が間に挟まる「熊本方面」の記載が。
もしや、とその方面を拡大。豊前方面の低山の向こうに何やら平らな山が見えますね。
「熊本方面」と書いてあるということは阿蘇かな?

※写真の方向は、中津市耶馬渓方面(南南西方向)を見たものです。
眺望の基準としては分かりやすいのが、手前側に写る特徴的な三角尾根。この山は耶馬富士とも呼ばれる木ノ子岳と思われます。左の高い方が大岳、右の低い方が小岳です。空港からは約55キロで標高約630mです(大岳)。
阿蘇はちょうどこの山の奥同一方向にあります。空港からは約120キロ地点で、最も高い高岳が標高1,592m。阿蘇はだいたい1,500m弱の山並みです。高さ的には見えてもおかしくありません。
ところが、この間、空港から約80キロの地点に、テーブルマウンテンとして知られる万年山があります。ここは最高峰が標高1,140mで、横長の山並みはだいたい1,100mほどあります。
80キロで1,000mの山があると、120キロ離れると1,500m以上ないと見えません(地球は丸いのでさらに低い山しか見えないはず)。
つまり、山の形状から見ても、写真に写る奥の平らな山は熊本県の阿蘇ではなく、大分県の万年山と思われます。

写真の右側は、空港から50キロほどの地点に英彦山方面に標高1,000mほどの山が連なります。一方で、写真の左側は、空港から50キロほどの地点に、木ノ子岳と同じくらいの標高600mほどの山が連なります。その方向は奥の方に阿蘇と同等の高さの涌蓋山や、より高い久住連山があるため、阿蘇までの眺望はきかないはずです。
これらの間にある耶馬渓方面は、山国川が流れていることもあってか、たまたま高い山が少なく、南南西方向だけは奥の方の山まで見える場所になっています。空港の展望デッキから眺めると、その方向だけ、急に手前の山が低くなるのが分かります。ところが、万年山が横に長く展開するため、その奥の山までは見えないというわけです。

展望デッキの案内図には「熊本方面」という記載はあるものの、結局阿蘇までは見えず、手前の大分が眺望の限界のように感じます。
もしかしたら、ごくわずかに熊本の山々が見えているのかもしれませんが、発見はできませんでした。
ちなみに、山口宇部空港の展望デッキからは、由布岳と鶴見岳はポコッと飛び出ているので分かりやすく見えます。
それにしても、「松山方面」といい、「大分空港」「北九州空港」といい、見えないものを案内しているのはなぜなのでしょう、、、(実は見えているのかな、、、)。


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お笑いグループぺこぱの2人が山口宇部空港エバンジェリストに就任しました。
空港の伝道者だそうで。


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エバンジェリストがさっそくキャンペーンの宣伝中!いつまでかな?
!!!!!!!!!!!!!!!
時を戻そう、どころか、時を進めよう?


山口宇部空港のある宇部市は彫刻のまちとして知られています。「最も長く続いている野外彫刻展」として世界ギネス記録にもなっており、宇部市の玄関でもある空港にもたくさんの作品が展示されています。
ということで、世界ギネス記録の作品一気見せです。
(クリックすると拡大します)

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(左)Gravitation(大井秀規氏)/(右)道標 鳩(柳原義達氏)
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(左)立方体(河口龍夫氏)/(右)関係-無関係・天と地と種子の響き(河口龍夫氏)
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(左)風の譜(岩城信嘉氏)/(右)一つの直方体から(木下宏氏)
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(左)風の塔 No.10(大成浩氏)/(右)台地の日月(小室正光氏)
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(左)好縁・好円(小川徹也氏)/(右)Locus of Time V(田辺武氏)
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円B(堀内正和氏)=唯一ターミナル内


■意外と遠い九州へ

結局ターミナル見学の時間はあまりなく、あす花亭で朝食食ってる暇もなし。
時を戻そうな暇もなく、13時半過ぎにはターミナルを出て、バタバタと草江駅へ戻りました。

※草江駅は改札無し、無人、券売機無しの無い無い尽くしの空港です。
施設は小さな待合所と公衆便所のみです。お手洗は、ザ・公衆便所で、小の方に隠し壁がなく丸見えなので、空港で済ませてくることをオススメします。まだ、車内の方が用を足しやすいかも。


草江からは、宇部、下関、門司で乗り継ぎ。こちら側が便数が少ないので、来たときよりは接続がスムーズでした。

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下関発は小倉行きでしたが、次に乗る電車は門司港発なので、
小倉まで行かずに門司で乗り換え。
柱が目を引く駅でした。


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いま通ってきた関門トンネルが見えました。
この先、下関側の光が銀河鉄道999の発想の地です。
(下関側はいきなり高所に飛び出すので、穴から空への気分が楽しめます。)


ちょうど良い快速はなく、門司からは区間快速に乗車。博多までの区間は初日よりも鈍足で、草江から博多まではトータル四時間もかかりました
福岡空港へは、少し早めに戻れましたが、名島に寄るほどの時間は無し。初日に国際線ターミナルが暗い状況でしか撮影できていなかったため、再び訪問することにしました。

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明るい間に外回りの撮影を実施。
まずは国内線ターミナル南に出来た有料乗降場を確認。
意外と利用がありました。


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再び国際線ターミナルに到着!
今日はまだ明るいです。


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国際線エリア入口側(北側)にシェアサイクルのポートが新設されていました。
福岡市内各所にポートがあるので、大荷物なければ使いやすいですね。


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国際線エリア入口側(北側)では
国内線と国際線を結ぶバスの専用路を建設中でした。


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国際線エリア南側で新しい管制塔が立ちました。


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アクセスホールになる工事中の1階中央部。


国際線ターミナルは外回りの撮影が中心で、比較的早めに完了。その後は今日も大混雑の連絡バスで国内線ターミナルへ戻りました。

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2023年11月訪問時に見られた石橋さんちの五輪広告が消滅!
パリまでの契約だったのでしょうか。
普段ろくに見てないけど、巨大広告も結構頻繁に変わってるんですね。


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駐車場と駐輪場の連絡橋にトレーニング場ミニ滑走路が登場。
山口宇部以上に制限表面無視ですね、、、。


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試練の場を超えたら、新しい駐輪場がありました。


色々回って、国内線のチェックインカウンタに着いたのは20時近くでした。とにかくギリギリで、バタバタとチェックインして搭乗待合室に入りましたが、東京国際の雷のせいで遅れ予定でした。台風の影響は逃げ切ったと思っていたのに、最後の最後に影響を受ける羽目になりました。

ただ、足が痛いのと移動のし過ぎで体は限界。機内では飛んでいたのも気付かない位爆睡でした。

遅れに遅れて東京国際に着いたのは、23時過ぎ。最終電車近い移動で、バタバタと帰宅しました。

■今日の教訓!
関門の行き来は意外と大変←鉄道接続悪いです。
[山口宇部]駅からすぐ!←空港入口までは徒歩1分!
[山口宇部]ギネス作品を楽しもう←館内にパンフあり。
[山口宇部]ミニ滑走路でトレーニングしよう←飛べる?
[山口宇部]大分空港も北九州空港も見えず←熊本、松山の案内あるもそれも見えていない模様。
[福岡]シェアサイクルでもアクセス可能←国内・国際ともに新設。

■実際の旅程
09/01 SUN
熊 本 駅05:54(JR鹿児島本線)→06:46大 牟 田駅
大 牟 田駅06:49(JR鹿児島本線)→09:31門 司 駅
門 司 駅09:37(JR山陽本線)→09:43下 関 駅
下 関 駅10:31(JR山陽本線)→11:16宇 部 駅
宇 部 駅11:19(JR宇部線)→11:43草 江 駅
草 江 駅11:45(徒  歩)→11:50[山口宇部空港]
[山口宇部空港]13:45(徒  歩)→13:50草 江 駅
草 江 駅13:59(JR宇部線)→14:23宇 部 駅
宇 部 駅14:27(JR山陽本線)→15:12下 関 駅
下 関 駅15:16(JR山陽本線)→15:22門 司 駅
門 司 駅15:31(JR鹿児島本線)→17:02博 多 駅
博 多 駅17:15(福岡市地下鉄空港線)→17:20[福岡空港]
[福岡空港]20:45(ANA272便)→22:30[東京国際空港]
[東京国際空港]23:30(京急線)→24:00横浜駅
横 浜 駅24:00(自転車)→24:30自  宅


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2024年08月27日

遠くて近い空港へ(1日目)

※本旅行記は2024年8月に訪問したものを2024年10月に公開したものです。


■2024.08.27 (自宅)→東京国際→北九州→(旧北九州)→福岡

■九州で一番近い?来た九州?

今日は丸一日空港見学に費やします。
まずは、東京から最も近い九州=北九州?へ移動です。

比較的余裕がある朝8時の飛行機を予約していたのですが、何と今日に限って朝寝坊をしてしまいました。6時半に家を出て、空港着いたのが7時半とギリギリ。
搭乗口が5Bと最も遠い場所で、羽田を見学する暇は全くなく機上の人となりました。

朝寝坊した割にはとにかく眠く、機内で爆睡していたら、あっという間に北九州空港に到着していました。

まずは北九州空港の見学です。
最初に外回りを確認。この空港はいつも帰りに夜遅い便で利用することが多かったので、なかなか体験してこなかった昼の風景を思う存分楽しめました。
ちょうど便の谷間であったせいか、お客さんは少なく、館内の撮影もすんなりでした。

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北九州空港島は相変わらず広々。
苅田町側から北九州市側を見ました。
さあ、こっから皆見く、空港来た町(小倉南区空港北町)へ!


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今日は、空港連絡橋の歩道は工事中でした。
時間によっては歩いて渡るのも検討していましたが、早々に断念。


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この空港にはスターフライヤーの建物がたくさん。
さすが本拠地です。


202408d.jpg
貨物充実の北九州。8月に日本航空受託・SPRING運航のクロネコヤマト便が開始。
クロネコの貨物地区に専用カーゴが並んでいました。


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屋上に上がると、訪問した時間帯はUPSが駐機中。
漆黒のスタフラも目立ちます。



外回りを確認したあとは再びターミナル内へ。
変化が特に多かったのが3階でした。

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メインの飲食店が撤退。
メニュー展示スペースに航空機模型が展示されていました。


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空港模型は3階に移動していました。
アート作品が増殖していた印象でした。


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足湯はコロナ禍に一時休止に。
そのまま閉鎖が続いていました。


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本邦の東京集中の弊害?。九州はアジアに近い近い日本の最先端なんですよ。
成田?羽田?ただ移行しただけの恥ずかしい空港間争いなんて遠く遠くのお話。


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2階中央の最も目立つ場所に、新しいメーテル像が立っていました。
案内はしてくれません。


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中央吹抜空間から。銀河鉄道の向こうに、
これから向かう旧北九州空港跡地が見えました。
過去と未来は銀河の中で繋がっています。



■朽網駅はすぐ近く、空港出る関門は簡単に

空港11時49分発のバスで空港を出て最寄駅の朽網駅へ向かいました。
朽網駅へのバスは、数分遅れての出発なうえ信号待ちがそこそこありましたが、朽網駅には時刻通りにたどり着けました。
空港出る関門は簡単な印象でした。

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連絡バスで着いた朽網駅。小さな駅です。
新空港開港に合わせて駅舎が改修されましたが、
18年経って、トイレなどは老朽化が著しかったです。


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電車を降りて空港に向かう際は、改札出た後右方向へ。
看板に「→士空港口」と出ています。
ホーム降りてから乗り場までは、4分もあれば充分行けると思います。



■旧北九州空港は近くで遠くになりにけり

乗り換え抜群の朽網駅。10分ほどの待ち時間で乗り換えでき、隣の下曽根駅には12時半にはたどり着けました。
駅前のショッピングモールで昼飯を食ったあと、いよいよ旧北九州空港跡地へ向かいました。

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改札を出た正面。旧空港は左方向へ。
つり下がっている看板をよく見てみると、、、。


202408o-2.jpg
なにやら左上に5文字ほど隠されている表示が。
もしかして、閉港から20年近く経っても残ってる?


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改札正面にあった干潟のPR広告。
新空港と少し隠れていますが旧空港跡地を写真で同時に見られます。
訪問時にはここで最後の予習を!


202408o-4.jpg
下曽根駅前。支柱の古い道路案内は何かが隠されていました。
もしかして、閉港から20年近く経っても残ってる?


下曽根駅からは、寄り道はせずにまずは駅東側の小道から正面入口だった方に向かいました。
当時の痕跡が何か残っていないか期待しましたが、小道沿いには、何もありませんでした。
湯川飛行場線(北九州カニカキロード)という空港名痕跡の付いた道路を超えると、旧空港跡地に突入です。

202408o-5.jpg
旧空港入口交差点から、旧ターミナル地区を向いたところ。
トヨタレンタリースは消滅し、ただの街中になっていました。


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上の写真から少し北に向かうと、旧空港入口付近。曽根北町南公園前に名前が変わりました。
コスモスがある辺り〜その後ろの高層マンション辺りががターミナルのあった部分。
パッと見、空港跡地とは分かりません。空港跡地戸建て羨ましい、、、。


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曽根北町南公園前交差点北西角にある植栽跡。
唯一の空港跡地の面影?
当時の形のままかは分かりません。


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上の写真の高層マンションの北側にあった痕跡。
空港廃港直後、工業団地で立ち入りを制限していた頃の看板が残っていました。


交差点から北上し、旧空港跡地を東西に貫く道路(曽根223号線)を東へ進みました。

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東端へ向かう途中、JSPとサカエ理研の角で左折して
100メートルほど北上したところから西を向いて撮影。
旧空港区域の北側の境界線跡地。右側は古くからの工場地帯です。


202408o-9.jpg
東西道路の東端から跡地全景。
元々滑走路はこの道路よりやや左側(南側)に奥に向かって延びていました。
道の右側(北側)は細かく分割し中小企業に、左側は広く分割し大規模な流通施設等に活用。


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南東端付近から西を向いて撮影。手前の道路は出来たばかりです。
左側は旧空港外の部分です。境目がはっきり分かります。


令和3年に南東端に、曽根東臨海スポーツ公園が完成していました。ここの海沿いからは新空港方面を眺めることが出来ました。

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海上に残っている旧空港の進入灯台群。奥に現北九州空港。
今回見られた遺物の中で、最も旧空港の面影を遺す施設です。


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進入灯台の向こう側に現北九州空港のターミナルや管制塔もはっきり見えました。
現北九州空港からもこちら側が見えていましたね。


公園からは旧空港入口跡地(曽根北町南公園前交差点)まで戻ります。
朽網駅に向かう途中で小雨も降っていたのに、下曽根に着いてからはお日様が全く隠れませんでした。既に旧空港区域に入ったくらいから暑すぎてダウン寸前でした。熱中症だけは警戒と、折りたたみの雨傘で日差しを防ぎ、途中自販機で二度も飲料を購入。再び旧空港入口に戻ったときには、ペットボトル三本を空ける勢いでした。

※今回の歩きでは、せっせと歩いた割に3時間ほどかかりました。最後は足の関節が痛くなったので、少し熱中症の気があったのかもしれません。途中、緊急避難的にコンビニとスーパーで涼みましたが、流通施設だらけで休息できる場所がほとんどありません。皆様も夏場に見学にくるならご注意を!

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曽根北町南公園前交差点から湯川飛行場線(北九州カニカキロード)を
少し西に行った所にあった道路案内板。
支柱の古さと、矢印向きを変えたであろう上張りが目立ちます。
もしかして、閉港から20年近く経っても現役?


2時間ほどかかってやっとこさ、西側に到達できました。
下曽根駅前の通り(下曽根2号線)を進んだ先(九州労災病院前交差点北側)は、平成になる頃までの駐機エリアだったところです。全日本空輸が飛んでいた時代はこちらを使用していました。
日本エアシステム就航に合わせて先ほど訪問したターミナル地区が整備されたため、閉港時は小型機を運用する事業者の建物が並んでいた辺りになります。

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事業者の建物が並んでいた辺りにはスーパーやコンビニ、病院などを新設。
強い日差しの中、ここまでほぼ見なかった歩きの人もチラホラ。店内は結構混雑でした。
写真右側が旧空港と外部との境目です。


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西端付近にある九州労災病院。その屋上にはヘリポートがあります。
非公共用ヘリポートにも分類されない場外離着陸場ですが、
空成分が引き継がれました。使わないで済むに越したことはないですが。


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東西道路(曽根223号線)に再び遭遇しました。
道路西端から東を向いたところ。こちら側は流通施設以外の建物多めです。


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西端付近は空港外縁の形がきれいに残り、道路がグルリと回っています。


西端で再び湯川飛行場線(北九州カニカキロード)に戻ってきました。
九州労災病院前交差点から下曽根2号線を通って下曽根駅へと戻りました。

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下曽根交差点近くにあった地区自治会の地図看板。完璧に空港が遺っていました!
閉港から20年近く経っても現役!


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下曽根交差点のすぐ東側。最初に通った空港入口交差点へ向かう道路。
違和感ありありなのが分かりますか。
もしや、これは、と、左歩道の40km/h標識と電柱の間に近付いてみると、、、。


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そう、何も書かれていない謎の通り名看板が!
ビンゴ!凸凹でうっすら「北九州空港」の文字が読めました!


暑すぎる中歩き回ったのに、痕跡と思われるものはあまりなくヘトヘト。そんな中で最後に濃ゆ〜い痕跡を見られたのは救いでした。



■福岡空港はすぐ近く?ホント?

下曽根駅には16時前に戻れました。
このあとは福岡空港へ移動です。小倉まで行っても西小倉と同じ電車への乗り換えとなるため、18きっぷ利用なのを良いことに、西小倉駅で降りずにいったん小倉駅へ。座席を確保して博多まで向かいました。

快速が少なく区間快速だったので、博多までは1時間半ほどかかりました。
福岡空港には昨年も来ているので、今日は国際線が目的地。そこで、博多駅からは、地下鉄ではなくバスでアクセスしようと、博多バスターミナルへ行きました。ところが、コンビニに寄ったりしていたら、なんと終バスが出た直後。結局、駅にとんぼ返りとなり、地下鉄で国内線ターミナルへ、その後連絡バスに乗り換えて向かうことになってしまいました。

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ということで、予想外の展開でかなり暗くなってから
福岡空港国際線ターミナルに到着。


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国際線ターミナルは大規模に工事中。
現ターミナルの北側に増築延伸されます。


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到着ロビーがアクセスホールとして大きく出っ張ってくる予定です。
ここ最近になって到着側施設の充実がやっと始まった日本。
通過点でない到着後ゆっくり空港滞在の実現を!


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出っ張る到着ロビー両側に団体バスやタクシー乗り場が出来る予定。
工事区域だらけです。


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工事期間は25年11月までになっていますね。
来春完成と言ってましたが、2025年内完成に延びてますかね。


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館内に入ろうとしたら、出入口は2か所限定でした。
日本ってこんなに工事現場見せてましたっけ?養生がほぼない東南アジアみたい。


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館内に入ると、1階と4階が工事区域でした。1階は人だらけで撮影できず。
4階は仮設店舗だらけでした。


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工事が少なめだったのが3階。
自動チェックイン機と自動手荷物預けのセルフエリアが出来ていました。



■国内線経由が遠いのに早い?ホント?

国際線ターミナルは3階を除き工事区域が広く、見学は比較的素早く終了しました。
ただ、空港から博多駅行のバスも終了後でした。そこで、連絡バスで国内線ターミナルへ戻ることにしました。

連絡バスを待っていたら、すぐ横でアジア系のお客さんが何やら係員に聞いています。
どうも、自分のスマホでルート探索したところ、空港前まで歩いていき、そこから博多駅行きの路線バスに乗るような検索結果が出ていたようで、そのバス停への行き方を尋ねていました。係員は、歩いて行くのは不便で、無料バスに乗れば空港駅に行け、博多まで5分で早いのだと何度も説明していました。

※なんだかどっかで似たような光景を見たなあと思ったら、コロナ前の新潟空港で体験したのとソックリだったのでした。(→「日本国を感じる空港見学(旅行後)(2019年9月2日配信)」)
世界の人はGoogleマップなどで、自分でルート探索してくるんです。でも、地元系の路線バスは分かりにくいので、結局誰かに聞く羽目になるという残念な出来事でした。調べやすくなるのも考え物という一例です。
今は、猫も杓子もMaaSだ!と、その時刻で最適な検索結果をたった一つだけ出すのが流行りですが、そうじゃないんですよね、、、。コロナ時の特集(→「お家にいよう(その40) 時刻表でドラマをイメージしよう(2021年05月16日配信)」)でも書きましたが、結局、特定便の乗り継ぎルートだけを表示するのでは情報の提示としては中途半端なんです。
大事なのは、自分で考えて納得したうえで選択していくようなものなのかどうかです。ルートの出した方で言えば、地図と一覧の組み合わせにより全体を俯瞰できる出し方をしないと、実はダメなんですよね(車のナビのルート選択が好例では?)。
そして、今回のような使いにくい選択肢が出てきてしまうのは、そもそもメインの楽な行き方が、時間がかかる上に、限定時間帯でしか運行していないせいでもあります。大々的に宣伝している国際線ターミナルと博多駅間の直行バス路線が、せめて国際線が発着している時間帯は継続していたら、こういったお客さんも、わざわざルート探索で調べなかったかもしれません。
世界の鉄道は日本みたいに時刻に正確ではないので、アクセスはバスが普通の国の人は多いです。北陸新幹線の敦賀開業で北陸に行く関西人が激減した事例を見れば分かるとおり、鉄道に慣れた日本人ですら乗り換えを嫌うのに、直行の効果は日本人が考える以上にデカいのです。


大混雑の連絡バスで国内線ターミナルへ移動。地下鉄に乗り換えて博多へ向かいました。

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昨冬新たに設けられたバスのりば。


■今日の教訓!
[北九州]朽網の乗り換えは実は便利←スムーズです。
旧北九州は街に変身←痕跡はだいぶ減っています。
旧北九州は見学時熱中症警戒←流通施設ばかりで寄り道できる日陰がほとんどありません。
[福岡]博多駅バスは運行時刻注意!←夜の運行はありません。
[福岡]連絡バスは激混み←一回で乗れない場合もあります。

■実際の旅程
08/27 TUE
自   宅05:30(自 転 車)→06:00横浜駅
横 浜 駅06:00(京急線等)→07:00[東京国際空港]
[東京国際空港]08:00(JAL373便)→09:40[北九州空港]
[北九州空港]11:49(路線バス)→12:07朽 網 駅
朽 網 駅12:20(JR日豊本線)→12:46下 曽 根駅
(旧北九州空港跡地 散策)
下 曽 根駅16:05(JR日豊本線)→16:21小 倉 駅
小 倉 駅16:27(JR鹿児島本線)→18:00博 多 駅
博 多 駅18:15(徒  歩)→18:20博多バスターミナル
博多バスタ18:30(徒  歩)→18:40博 多 駅
博 多 駅18:45(福岡市地下鉄空港線)→18:50[福岡空港]
[福岡空港]21:00(福岡市地下鉄空港線)→22:00博 多 駅
(博多 泊)


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2024年08月26日

遠くて近い空港へ(旅行前)

※本旅行記は2024年8月・9月に訪問したものを2024年10月に公開したものです。
旅行前/1日目2日目旅行後


■2024.08・09 東京国際・北九州・福岡・山口宇部の旅行前


■関門突破へ!
8月28日〜31日に福岡と熊本で野暮用があったので、その前後に空港見学をすることにしました。
昨年秋に九州北部の空港はかなり回ったため、今回候補となったのは、その時回れなかった北九州山口宇部です。

野暮用の前日(8月27日)と翌日(9月1日)に丸々自由な時間が取れました。8月27日は北九州から九州入り。福岡、熊本で野暮用後、9月1日に山口宇部へ行く行程としました。
8月27日は、東京→北九州→福岡と移動します。元々、東京→北九州→山口宇部→福岡の行程を考えましたが、山口宇部経由だと、空港見学時間が短いのと、行程がギリギリで遅れたときが不安なので、最終日に向かうことに。代わりにやや時間が余るので、旧北九州跡地を訪れることにしました。その後、夜の福岡空港では昨年見られていない国際線ターミナルを回ることにしました。
8月28日と29日に福岡、30日と31日に熊本で野暮用を済ませます。
9月1日は、熊本→山口宇部→福岡と移動し、福岡から帰京します。


アクセスの予約
行きは東京国際を8時台に出る余裕のある行程としました。
帰りは福岡発最終3便前に帰京する行程としました。

現地移動の予約
夏は青春18きっぷの季節。三日分余ったので、現地の移動はそれを活用することにしました。
JR線以外はローカルバスとローカル地下鉄利用なので、予約は不要でした。

宿泊の予約
野暮用関係で宿泊を手配しました。8月27日と28日に福岡、29日と30日に熊本で宿泊としました。

■ここまでの教訓!
夏は18きっぷをフル活用←北部九州は回りやすいです。

■今回の予定旅程
08/27 TUE
自   宅05:30(自 転 車)→06:00横浜駅
横 浜 駅06:00(京急線等)→07:00[東京国際空港]
[東京国際空港]08:00(JAL373便)→09:40[北九州空港]
[北九州空港]11:49(路線バス)→12:07朽 網 駅
朽 網 駅12:20(JR日豊本線)→12:46下 曽 根駅
(旧北九州空港跡地 散策)
下 曽 根駅16:05(JR日豊本線)→16:21小 倉 駅
小 倉 駅16:27(JR鹿児島本線)→18:00博 多 駅
博 多 駅18:15(徒  歩)→18:20博多バスターミナル
博多バスタ18:30(西鉄バス)→18:50[福岡空港]
[福岡空港]21:00(福岡市地下鉄空港線)→22:00博 多 駅
(博多 泊)

08/28 WED 野暮用(福岡県内)
08/29 THU 野暮用(福岡県内)
08/30 FRI 熊本へ移動〜野暮用(熊本県内)
08/31 SAT 野暮用(熊本県内)


09/01 SUN
熊 本 駅05:54(JR鹿児島本線)→06:46大 牟 田駅
大 牟 田駅06:49(JR鹿児島本線)→09:31門 司 駅
門 司 駅09:37(JR山陽本線)→09:43下 関 駅
下 関 駅10:31(JR山陽本線)→11:16宇 部 駅
宇 部 駅11:19(JR宇部線)→11:43草 江 駅
草 江 駅11:45(徒  歩)→11:50[山口宇部空港]
[山口宇部空港]13:45(徒  歩)→13:50草 江 駅
草 江 駅13:59(JR宇部線)→14:23宇 部 駅
宇 部 駅14:27(JR山陽本線)→15:12下 関 駅
下 関 駅15:16(JR山陽本線)→15:22門 司 駅
門 司 駅15:31(JR鹿児島本線)→17:02博 多 駅
博 多 駅17:15(福岡市地下鉄空港線)→17:20[福岡空港]
[福岡空港]20:45(ANA272便)→22:30[東京国際空港]
[東京国際空港]23:00(京急線)→23:30横浜駅
横 浜 駅23:30(自転車)→24:00自  宅


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2023年12月17日

とっておきの選ぶトクの島(旅行後)

※本旅行記は2023年12月に訪問したものを2024年6月に公開したものです。


■2023.12 東京国際・鹿児島・沖永良部・徳之島の旅行後


今回の旅では、沖永良部→徳之島間でアイランドホッピング便を利用しました。徳之島で降り立つと、多くの人が奄美へ乗り継いでいきました。
そこで、乗り継ぎ便について軽く取り上げてみます。


■離島だけではない乗り継ぎ路線
日本人は直行便思考が強く、乗り継ぎ便はあまり好まれません。乗り継ぎがあると、ツアーなども激減してしまいます。
例えば、鉄道で言えば、北陸新幹線があることから、東京から金沢までのツアーは結構たくさんありますが、福井までとなると激減してしまいます(3月に福井まで新幹線が延伸するので、福井ツアーが徐々に増えています)。
航空の場合、国際線などで乗り継ぎは当たり前(例えば、南米行やアフリカ行、ヨーロッパでスペインとかノルウェー行き、アジアならバリ島行き等)ですから、まだ認知度は高いですが、それでも国内線となると、乗り継ぐことへの抵抗感は大きいのでしょう。

しかし、乗り継ぎを活用すれば、直行便では行けないたくさん目的地へ行けるようになります

今回のアイランドホッピング便のような乗り継ぎ便が設定されている便を見てみると、以下のような路線があります。
・奄美-沖永良部間(徳之島乗り継ぎ)←今回一部利用
・徳之島-那覇間(沖永良部乗り継ぎ)
・奄美←与論間(那覇乗り継ぎ)


また、直行便もあるけど、乗り継ぎ便が設定されている区間として、以下のような路線があります。
・札幌-奥尻間(函館乗り継ぎ)
・那覇-北大東間(南大東乗り継ぎ)
・那覇-与那国間(新石垣乗り継ぎ)


南西諸島に強いJALグループばかりですね。
大手航空会社では、路線数の多さを活用し、上記のような離島路線だけでなく、本土路線でもたくさんの乗り継ぎ路線を提供しています。東京国際(羽田)や大阪国際などにたくさんの路線、便を飛ばしていますから、非常に多くの乗り継ぎパターンがあります。乗り継ぎ便の設定なんて無限大でしょう。
ただ、乗り継ぎ路線一覧のようなものがなく、ひとつひとつ検索をかけて探していくしか、設定状況を知る方法がありません。なかなか一覧にするのは難しいのでしょうが、これでは、乗り継ぎ路線があることに気が付けませんから、乗り継ぎを使おうという発想にすら至らないでしょう。

そんな乗り継ぎ便があることをはっきり明示しているのが、フジドリームエアラインズとスカイマーク(SKY)です。どちらも、時刻表で乗り継ぎ便が設定されていることが書かれています。

特にSKYは、特定路線に格安の乗継運賃を設定し、予約できるようにしています。これが、非常に特徴的です。
大手の場合、乗り継ぎ便に関しては、二区間を一つの料金(乗継割引)で提供しています。一方SKYは、二区間で別々に料金を選ぶようになっており、一区間の運賃+乗継運賃という選び方になります。乗継運賃は、かなり格安に設定されているので、二区間の合計が、直行便が飛んでいたらその直行便一区間ぐらいの運賃になるようになっています。
乗継運賃は、神戸-長崎線、鹿児島-奄美線、那覇-下地島線などに設定されています。例えば、神戸-長崎線には、新千歳、仙台、百里(茨城)、羽田のそれぞれの神戸線から乗り継ぎ設定されており、4つの出発地のどこからでも神戸-長崎線で乗継運賃を使えます。大手のようにすべての区間でひとつひとつ運賃を設定せずに、4つもの出発地から利用者を集めることが出来ています。
こういう示され方をされると、ちょっと乗り継いで、もっと先の目的地に行ってみようか、という気になるのではないでしょうか。

沖永良部から群島の中心地である奄美に行こうとする場合、どこかで乗り継がないと行けません。このため、沖永良部-徳之島線に嫌でも乗ることになります。しかし、新千歳、仙台、茨城から長崎へは、SKYの神戸-長崎線を使わなくても、他にも乗り継ぎパターンがあります。
SKYのやり方は、神戸-長崎線へ誘導する点でかなり優れた設定と言えます。このおかげもあってか、同路線は毎日3往復も維持されています。

SKYの神戸-九州路線への乗り継ぎは、元々経由便として始まっており、設定された直後に利用したことがあります。直行便より時間はかかるものの、神戸空港に寄って神戸のスイーツも確保出来ましたし、悪くなかったですね。
→SKY経由便を使った時の旅行記(最後の広島西へ)
 旅行前 http://johokotu.seesaa.net/article/162426194.html
 1日目 http://johokotu.seesaa.net/article/162677463.html

202312b-j.jpg
沖永良部-徳之島で利用したATR機。
アイランドホッピングが似合います。



■三角運航も乗り継ぎ便の一つの方法
今回利用したアイランドホッピング便は奄美-徳之島-沖永良部-那覇と発着する路線です。この路線は平成30年に新設されたもので、それまで奄美と沖永良部の間は、奄美-沖永良部-与論-奄美と三角運航する便で結ばれていました。

この三角運航も、乗り継ぎ便を設定する際の一つの方法です。
三角運航で最も有名なのは南大東と北大東で、北大東発着便は、那覇→北大東→南大東→那覇か、その逆経路のいずれかが毎日運航されています。前者の場合は北大東から那覇へ行く時に、後者の場合は那覇から北大東へ行く時に、南大東で乗り継ぎになります。
こういう運航にすることで、那覇-北大東間だけでなく、北大東-南大東間の需要も満たすことが出来ます。
自分も南北大東を訪問した際に使いましたが、当時は、乗り継ぎ便の場合でも、直行扱いされていたため、那覇→南大東→北大東と二区間乗っているのに、那覇→北大東と同額で購入できました。那覇→北大東と那覇→南大東は同じ値段なので、南大東→北大東は実質無料のような感じでした。
→南大東乗継した時の旅行記(夏の離島めぐり)
 旅行前 http://johokotu.seesaa.net/article/126285865.html
 6日目 http://johokotu.seesaa.net/article/127399737.html

このような運航のメリットは、
・A-B、B-Cの2便を運航するだけで、三つの目的(A-B、B-C、A-C)の搭乗者
・(三角運航の場合は)A-B、B-C、C-Aの3便の航空便を運航するだけで、五つの目的(A-B、B-C、C-A、A-C、B-A)の搭乗者
を集められることにあります。それぞれの区間利用者が少ないけれど、便数を維持したいという時にはかなり有効です。
一方で、各区間利用の利用者が多くなったり、偏ったりすると、満席になりやすいというデメリットがあります。


例えば南北大東の路線は、那覇-北大東間、那覇-南大東間は、それぞれそれなりの利用者がいますが、間の北大東-南大東間は単純往復するほどの需要はありません。三角運航することで、満席にはなりやすいものの、北大東-南大東間の移動にも対応できるようになっています。

202312b-x.jpg
北大東空港を使ったときに見られた発着案内。
毎日出発一便・到着一便ですが、片方は三角運航の経由便なので、
2段書きでした。



■空港で乗り継ぎ便をPRするところも
航空会社が乗り継ぎを推進する便を設定するだけでなく、本来は乗り継ぎ便ではない航空便同士を活用して利用者を増やそうとしている空港もあります
富山や但馬がその代表例です。
両空港とも、自空港から直行できる路線は少ないものの、富山は東京国際(羽田)まで、但馬は大阪国際(伊丹)まで直行便で飛んでいけば、そこから全国各地へ路線があります。そこで、まずは羽田や伊丹へ飛んで、そこでの乗り継ぎを提案しています。
富山は、実質的に日本各地へ旅行できるとPRしています。北陸新幹線の開業で、ドル箱の羽田線の利用者が激減することへの危機感から始まっており、羽田線の利用喚起・便数維持にも繋げています。
但馬は、羽田直行便が期待薄だったことから、特に羽田へ乗り継ぎで行けるとPRしています。

今回沖永良部で乗った乗り継ぎ便は、那覇→沖永良部→徳之島→奄美と、徐々に北に向かうホッピングでした。普通の乗り継ぎ便は、このような一方向の路線に目が行きがちです。
しかし、富山は、羽田へ南東方向に向かったあと、西や北に戻るような乗り継ぎ便を多数提案しているのが特徴です。例えば、富山から鹿児島へ行く場合、西に向かうので、電車で大阪へ出てそこから飛行機や新幹線、といった発想になりがちです。でも、富山から羽田へ出てしまえば、鹿児島へは多数の便が運航されています。一見遠回りですが、最も早く鹿児島へ行けます。
こういった具合に、空港が提案することによって、これまで気づきもしなかった乗り継ぎ先に気付けるというわけです。

富山のこの取り組みは、その後全国に波及し、全国の空港で乗り継ぎ利用のキャンペーンが行われるようになりました。

国内では、羽田や伊丹に多くの路線が集まります。小さな都市同士を結ぶ直行便を運航するよりも、大規模空港への路線を充実させた方が、メリットが増えます。利用者はまずはこれらの大規模空港へ飛べば様々な行き先へ向かうことが出来ますし、航空会社も利用者を集めやすくなります。

しかし、こういった乗り継ぎ便の提案は、まずはダイヤが結構重要です。
今回乗った沖永良部→徳之島線とその先の徳之島→奄美線は、一日一便のそれしか選択肢がないので、どちらかと言うと仕方なくその便に乗っている感じです。
また、10月に天草に行った旅行記で書きましたが、この乗り継ぎ便があまり機能していないように見えるのが天草エアラインの天草-熊本便。富山-羽田線や但馬-伊丹線のように使いやすいダイヤでないと、乗り継ぎ先とも繋げませんから、需要の喚起は限定的になってしまいます。
このあたりの工夫は、よく考えなければなりません。
→天草のダイヤを考えた旅行記(活きづらい天草・熊本)
 旅行後  https://johokotu.seesaa.net/article/502381885.html

また、運賃が格安になるかどうかも重要です。
運賃にこだわらなければ、羽田や伊丹を経由すれば、乗り継ぎなんて、好きな便から好きな便に乗り継げば良いだけです。特に大手航空会社は多数の路線を飛ばしているので、乗り継ぎの組み合わせは無限でしょう。
しかし、そういう乗り継ぎ便は、単区間の航空便に連続で二区間乗るだけなので、二区間分の運賃を取られます。それでは、気軽に乗り継いでいこう、とはなりません。例えば、新千歳-福岡間は、直行便なら運賃が7万円弱程度ですが、羽田を経由すると、新千歳-羽田間で5万円弱程度、羽田-福岡間で5万円程度かかります(ちなみに同区間は、大手も乗り継ぎ運賃が設定されているようです)。どうしても経由便を使わざるを得ないならいざ知らず、これでは、乗り継いででも行こうという気は失せるでしょう。やはり需要の喚起は限定的になってしまいます。
先に挙げたSKYは、これを直行便一区間分ぐらいに抑えており、直行の路線を運航しなくても利用者確保に繋げています。こういった工夫も必要になってきます。

アイランドホッピングに限らず、直行便が飛んでいたらその一区間分位の値段になる乗り継ぎ便がもっと設定されることを期待したいところですね。


今回は、軽く乗り継ぎ便を考えてみました。
乗り継ぎをとっておきの選ぶと、もっとおトクの旅行が出来ます。
もっと使いやすい乗り継ぎ便がたくさん設定され、移動の幅を拡げられることを願いつつ、今回の旅を〆たいと思います。


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2023年12月16日

とっておきの選ぶトクの島(4日目)

※本旅行記は2023年12月に訪問したものを2024年6月に公開したものです。


■2023.12.16 徳之島→鹿児島→東京国際

■雨で計画解くの島旅行
最終日の今日は、徳之島観光に費やします
しかし、前日夜遅くまでウサギを見に出ていて眠かったのと、天気が悪かったので、9時半過ぎまでホテルで過ごしました。

202312b-w.jpg
ホテルから競合航路の船が見えました。
天気は悪いですが、奄美大島方面の島影がはっきり見えています。
船もAM徳之島→沖永良部、PM沖永良部→徳之島で、航空便と完全競合中。


今日はまずは島内のどこかで朝食を摂り、その後、島を一周しながら観光するつもりでいました。
ところが今日は一日雨で、さらに、昼過ぎから翌日にかけて風がかなり強くなる予報でした(台風並み?の風だったようです)。

鹿児島まで乗ろうとしている最終便は中型のプロペラ機(ATR42)で、風の影響が怖いです。明日からは仕事ですし、今日中に帰っておかねばなりません。一便前はジェット機(E170)で、どちらかと言えばE170の方が強風下でも飛びそうですし、夜になればなるほど風が強まる予報だったので、予約変更出来るならしたいところです。ところが、JALの公式サイトを見ると、風の影響の条件はまだ付いていませんでした。

そこで、島を回る途中で空港に寄り、カウンタで相談することにしました。
元々、まずは北側を反時計回りに回り、南側を時計回りに回ることを考えていました。しかし、それだと、空港に昼前には着いてしまいます。午後イチぐらいで空港に寄りたかったので、まず南側を時計回りに回り、北側は後から反時計回りに回ることにしました。

202312b-o.jpg
宿を出てすぐ北側に
徳之島町救急用ヘリコプター場外離着陸場がありました。
2013年12月完成。



■悪天候で納得の島観光できず
まずは島内観光です。
今回はどこかで奄美群島名物の鶏飯を食べたかったのですが、なかなかありつけませんでした。軽くネット検索かけたら、ホテルからいったん北上しますが、畔海岸プリンスビーチ近くに鶏飯が売りの店があると出たので、そこからスタートしました。

小雨の降る中、畦海岸を見学したあとは、戻る方向になりますが、東海岸を南下しました。名所に寄りながらと思いましたが、雨は降ったり止んだりの繰り返し。亀津までは雨が強く、名所に寄るのも諦めモードでした。
亀津を過ぎた辺りから雨がいったん止んだため、喜念浜に寄り道。空港での手続きのことを考えて少し早めに回りたかったため、闘牛場なくさみ館に寄るのは断念しましたが、喜念浜で散歩中の生闘牛に出会うことが出来ました

202312b-p.jpg
亀津では亀徳新港に寄り道。空港の競争相手です。
新港なのにかなり年季の入った建物でした。


世界最高齢の泉重千代氏の生家へ行こうとしたら、今度は一転、道が見えにくくなるぐらいの豪雨に。なんとか辿り着いたときには傘もいらない小雨になっていましたが、変わりやすい天候です。
さらに、生家の銅像を拝んだあと、西海岸側に出た途端、風がものすごく強くなりました。遮るもののない絶景スポットは風で飛ばされそうですし、飛行機欠航覚悟かと不安になったのもあり、犬田布岬をはじめとした名所に行くのは止め、空港へと急ぐことにしました。なかなか納得の島観光は出来ませんでした。

空港に着いたときには雨は止んでいましたが、駐車場で車から出たら、吹き飛ばされそうな位の強風。カウンタで天候が不安と相談したところ、変更不可のチケットながら、前便への変更を快諾してもらえました。(その後風の条件付運航になっていました)

変更した航空便の出発までは2時間ほど。南端の犬田布岬に戻るほどの時間はありませんでした。
風も強いし、雨もパラつく天気だったので、空港から近いヨナマビーチ前野展望台にだけ寄り道し、空港へ戻りました。

※前回来たときに金見崎ソテツトンネル展望所の売店でJASナイスウイングの掲示を見つけたので、今回も寄りたかったのですが、結局再訪は叶いませんでした。

202312b-q1.jpg
前野展望台からの眺め。
空港がよく見えます。

202312b-q2.jpg
拡大したら、空港がよく見えていました。
海の白波が目立つので、風が強いってことですね。


早めた飛行機は窓側が埋まる程度の混雑でした。
強風による大揺れを覚悟しましたが、離陸も着陸もほぼ一直線で、風向きがほぼ正対していたのが良かったのか、ほとんど揺れず、定刻で鹿児島に戻れました。

一便早めたおかげで乗り継ぎで二時間の余裕ができたので、一度到着出口から外へ。夕食は鹿児島空港で済ませ、最終便で帰路に就きました。

202312b-l.jpg
待ち時間に、昨日利用したアイランドホッピング便も確認。
南国の空港ですね〜。


■今日の教訓!
亀徳新港は建物古め←亀津にある新港ですが年季入ってます
喜念浜に闘牛いるかも←散歩に来ているようで足跡多数でした
前野展望台からは空港見える←晴れていれば海と空とが美しい

■実際の旅程
12/16 SAT
徳之島町宿09:30(レンタカー)→10:00畦海岸プリンスビーチ
畦プリンス11:30(レンタカー)→12:15亀津港
亀 津 港12:30(レンタカー)→13:00喜念浜
喜 念 浜13:30(レンタカー)→14:00泉重千代生家
泉重千代家14:00(レンタカー)→15:00[徳之島空港]
[徳之島空港]15:15(レンタカー)→15:30ヨナマビーチ
ヨナマ海岸15:30(レンタカー)→15:45前野展望台
前野展望台15:45(レンタカー)→16:00[徳之島空港]
[徳之島空港]17:40(JL3796便)→18:35[鹿児島空港]
[鹿児島空港]20:50(JL654便)→22:20[東京国際空港]
[東京国際空港]22:30(京急線)→23:00横浜駅
横 浜 駅23:00(自転車)→23:30自  宅


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2023年12月15日

とっておきの選ぶトクの島(3日目)

※本旅行記は2023年12月に訪問したものを2024年6月に公開したものです。


■2023.12.15 沖永良部→徳之島

■とっておきの選ぶ?お気にの選ぶ?おっきいの選ぶ?島旅行
三日目。今日はおやつの時間まで沖永良部にいて、その後飛行機で徳之島へ移動です。
まずはとっておきの選ぶかお気に入りを選ぶかとにかく話題がおっきいの選ぶ島旅行です。朝一に航空の競合施設になる和泊港を見てから出発しました。

202312b-h.jpg
和泊港には航空便競合の鹿児島-那覇航路が寄港します。
今日の発着は伊延港の看板が出ていました。


沖永良部の滞在時間は充分にあります。前日見て回れなかった部分、島の中央部にある高台や北側の海岸を中心に回りました。

202312b-z.JPG
越山展望所から空港方面の眺め。(空港は見えないようです)
とっておきの島風景、お気にの島風景、おっきい島風景を楽しめました。



■とっておきの選ぶの後はおトクの島へ
島の北東端にある沖永良部空港付近には出発一時間以上前には到着。昨日は、空港周辺が雨で良く見えなかったので、再びフーチャや空港北東側の海岸も回りました。
一時間ほど前にターミナルに入ると、既に保安検査場が開いていました。前回平成22年に来たときは、搭乗待合室がなかったので、乗る飛行機が着陸してから保安検査が始まっていました。平成25年に待合室が出来たので、今回は事前に保安検査後エリアへ入り込めました。

※搭乗待合室は、ムリヤリ造り込んだのか、横に細長く、凸凹した造り。その領域にたくさんのイスを並べたため、通路もほとんどない、超詰め込み空間になっていました。
売店や飲食店は当然なく、待合スペース以外にあるのは、多目的トイレだけ。しかも、場所がなかったせいか、2か所に分散しており、出入口通路スペースも確保できなかったのか、イスが並ぶすぐ横の壁に扉が直配置されているほどでした(ただし、おそらく島で最も新しく綺麗なトイレだと思います)。


202312b-i.jpg
沖永良部空港の搭乗待合室は狭いからイスイスイス〜も、
小さいから搭乗はスイスイスイ〜でした。
これでも拡張後です。


沖永良部から徳之島へは30分程度の飛行。風がやや強かったですが、安定飛行でした。
南風だったせいか、沖永良部からは南へ向かって離陸。徳之島は一度島を通り過ぎ、グルリと回って北側からの着陸でした。

202312b-k.jpg
空から見えた徳之島。意外と山が目立つ島です。
写真左後方の山々は世界自然遺産の登録地域に当たります。


■独特の島間飛行あり
徳之島に到着したのは16時半前。
皆さん路線バスに乗ったり送迎を受けたりするのかと思いきや、奄美へ乗り継いでいく人が多かったようで、到着口前から建物外に出る人はあまりいませんでした
独特の島間飛行といったところでしょうか。

202312b-y.jpg
到着ロビーでは闘牛がお出迎え。
この出口を出る人はあまりおらず、、、。


自分は、レンタカーでホテルへ移動です。
ただ、時刻が時刻だけに、夕飯の食いっぱぐれが気になるところでした。
今回の宿は素泊まり予約。宿の飲食店は閉店しているようでした。このまま宿へ行くと、街に繰り出せるのは18時頃になります。この時間帯は、いわゆる定食屋系は閉まってしまう時間帯です。飲み屋なら空いていますが、島だけにタバコOKの店も多く、入りづらい所ばかりです。
一応、九州生まれのファミレスジョイフルがあるのは把握していたので、沖永良部のように飲み屋以外なし、ということにはなりませんが、出来ることなら、本土でも行けるファミレスではなく、徳之島限定の店に行きたいところです。
そこで、空港のレストランを活用しようと考えたのですが、なんとラストオーダーが16時半。残念ながら利用は出来ませんでした

結局、街の中へ出ての夕食に決定。翌日天気が崩れそうだったので、空港から近いザ・定番観光地として、ウンブキ西郷南洲翁上陸の地犬の門蓋だけは日の入りギリギリに寄ってからホテルへ向かいました。

※今回泊まった宿は、亀津から車で15分ほど離れた場所にありました。宿泊者用のプールもある小規模なリゾートホテルですが、シーズンではなかったせいか、飲食店は閉店していました。素泊まりが基本で夕食付きのプランは無し。周辺にわずかにある食事処も夜は閉店のところばかりでした。そんな事情から、夕食用に亀津までの往復タクシー代を負担してくれるサービスがありました(自分はレンタカーなので使用無し)。

202312b-m.jpg
空港からすぐ行ける観光地、ウンブキ。
ブッシュと洞窟口付近は、ハブのハブなので、
階段から先に降りる勇気はなし。一人じゃ絶対行けないでしょ、、、。


■特濃島観光で飛び跳ねる
亀津の街の中に見つけた店で夕食を食べたあとは、前回までの奄美大島・徳之島訪問で見られなかったアマミノクロウサギを見るため、当部にあるアマミノクロウサギ観察小屋へ行きました。二時間ほど粘った結果、何羽もアマミノクロウサギを眺めることが出来ました。

※アマミノクロウサギは夜行性で、夜にならないとなかなか見られません。しかし、徳之島はハブのいる島(奄美大島とともに沖縄のより獰猛だそう)なので、夜間に外をウロチョロするのは危険です。そんな島の観察小屋なので、夜に小屋に入って安心して観察できる小屋だと思っていました。利用には予約が必要とのことで、前日に町役場に電話をかけて予約しようとしたら、なんと小屋が開いているのは昼間だけとのことでした。この小屋付近で夜に撮られたうさぎの映像を見られるという小屋で、夜行性のアマミノクロウサギを、夜間に観察する小屋ではありませんでした。
仕方なく、小屋の目の前にある駐車場で真っ暗にしてウサギの出現を待っていたのですが、22時くらいまでは、結構車の行き来がありました。で、懐中電灯を持った人が周辺をウロチョロ、草むらの奥の方までズカズカと入り込んでいました。地元の人だと思うのですが、最強の蛇などあまり気にならないのかもしれません。
ウサギは駐車場でエンジン切って静かに待っていればそのうち草を食べに出てきます。真っ暗なので、よく見ていないと見過ごしてしまいますが。
ウサギを見るわけですが、星でも見ながら、亀のようにゆっくり待てば良いと思います。ちなみに、二時間粘って見られたものの、帰りの道中、東又泉の前にある広場で、いとも簡単にウサギを何羽か見ることもできました。


ウサギの観察でホテルに戻ったのは零時過ぎ。なかなか見られない希少生物をツアーも組まずに見られたことに興奮したのもあって、寝たのは三時過ぎでした。
かなり特濃な島時間を満喫できました。

202312b-n.jpg
翌日亀徳新港で見つけたアマミノクロウサギの看板。
是非訪問して真っ暗闇でモノホンを見てください。
(真っ暗な中に現れるので、ブレない撮影はかなり難しいです。)


■今日の教訓!
[沖永良部]搭乗待合室は狭!←イスだらけです
[徳之島]沖永良部から奄美へ乗継多し←アイランドホッピングを楽しめます
[徳之島]レストランはLO16時半←夕食には間に合いません
クロウサギは気長に待とう←そのうち出てきます

■実際の旅程
12/15 FRI
和泊町・宿09:00(レンタカー)→10:00越山展望所
越山展望所10:30(レンタカー)→15:00[沖永良部空港]
[沖永良部空港]15:55(JL3710便)→16:20[徳之島空港]
[徳之島空港]16:30(レンタカー)→17:30犬の門蓋
犬の門蓋 17:45(レンタカー)→18:15徳之島町・宿
徳之島町宿18:30(レンタカー)→19:00亀津
亀  津 20:30(レンタカー)→21:30当部アマミノクロウサギ観察小屋
当部ウサギ24:00(レンタカー)→25:00徳之島町・宿
ホテル 徳之島リゾート&オフィス 泊


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2023年12月14日

とっておきの選ぶトクの島(2日目)

※本旅行記は2023年12月に訪問したものを2024年6月に公開したものです。


■2023.12.14 鹿児島→沖永良部

■朝から食事が光る鹿児島へ
実質初日の二日目は、鹿児島空港からスタートです。
6時半になったら旅客ターミナル開館と同時に入り込みました。

202312b-b.jpg
おやっ、と、さぁーとなった瞬間。
冷える朝に足湯に入ろうと思ったのですが閉鎖中。
西郷どんも冷たい風でブルブル顔は青い?まま。


どこの空港も早朝時間帯は開いている店は多くなく、開いていても朝食メニューなど限定されていることが多いです。鹿児島も例外ではなく、3階のレストラン街は閉店ガラガラ状態でした。しかし、出発ロビー横の総合レストランを開けていて、通常メニューを提供していました。乗員も含め、結構多くの人が食事を摂っていました。(自分はパンを購入)
朝バタバタで起きて空港に急いで来た!という人にとって、こうやって空港でしっかり朝飯が食べられるのは、本当にありがたいです。レストランの選択肢は少ないものの、朝からサービスが光る印象でした。

202312b-a.jpg
朝は館内にいる人が少なく撮影に向いている時間帯。
しかし、照明が光っていないので様になりませんね。



■光り輝く朝焼けから空へ
鹿児島空港からは朝イチ便で沖永良部空港へ移動しました。
ちょうど日の出の時間帯で、光り輝く朝焼けを眺めながら空へ。朝早い便でしたが、けっこうな人数が乗っていました。

沖永良部までは一時間半ほど。
久々の沖永良部は、前回と大きく変化していました。ターミナルが駐機場側に増築されており、到着エリアが向かって右側に移っていました。

202312b-d.jpg
沖永良部空港に到着〜。
のんびりした雰囲気は変わりませんでした。


空港の前でレンタカーを借りたあと、まずは空港を見学。
離着陸がないので、人がいなくなるこのタイミングでサッと撮影を済ませました。

202312b-e.jpg
沖永良部では、自由な感じで迎えてくれます。
さあ、自由な旅のスタートです。



■地中も輝く沖永良部観光
あとは島を観光するだけ。ダイヤの関係で翌日の15時台まで充分に時間があるので、それほど急がずに島を回れます。まずは空港のすぐ北の海岸から回り始めました。

空港を走り出したら雨が降り始めてしまいました。
フーチャ笠石海浜公園に寄った位で晴れ間が出てきたものの、完全晴れ予報だったのに、スタートはスコールのような天気でした。

笠石からは南海岸を見て回りました。
宿は和泊町に取ったので、笠石からは南海岸を進行して島を時計回りして戻るつもりでいました。途中、島内一の観光地昇竜洞に寄りましたが、他に誰もおらず独り占めだったこともあってゆっくり回ってしまい時間切れ。空港から最も遠い田皆岬は訪問できずに終わりました。

202312b-f.jpg
昇竜洞は、今回も地中が飛行石のように光り輝いてました。
来年は昇竜の年。コロナの影響がなくなり、光り輝く年になりますように。
光り輝くモノホンを見に飛んできてください。



■光り輝く星空を満喫
沖永良部では、和泊コチンダホテルに宿泊しました。
宿泊した棟は、沖縄チックな名称だけあって、沖縄チックな平屋のオシャレな建物でしたが、受付は年季の入ったホテル棟(ホテル東)。宿泊した棟と受付棟以外にあったもう一棟は所々崩れ落ちていて立ち入り禁止になっていました。

※コチンダホテルは街の小道を進んだ先にあります。予約したときに、これ絶対迷うわ〜と思い、公式サイトの地図とGoogleマップを何度も見直していきました。それでも、最後の曲がり角が小道過ぎて通り過ぎてしまい、同じ道をグルグルしてしまいました。
広範囲の地図で見ると、メインの県道58号線を港側から進み、南洲記念館付近の信号を直進すれば良いように見えます。しかし、実際には信号の正面に道は無く、建物が壁のようになっています。そこで、この信号を一旦左右に曲がったのち、壁になっている建物を回り込むようにして、1本裏の小道(みじらじゃ通り)へ入る必要があります。このみじらじゃ通りから、さらに小さな道へ曲がって暫く進むとホテル東の裏へ行けます。この最後の曲がり角が、これホントに曲がって良いんかい?というような所で、ナビ設定せずに初めてだとたぶん通り過ぎます。目印や標識は何もないですが、図書館に向かって曲がると考えると良いです(図書館を右に見ながら通り過ぎて上り坂を少し上ると左側にホテル敷地への車の入口(ホテル裏ロータリーへの入口)が見えてきます)。
ホテル東は建物東側の小道に面してフロントロビーがあり、こちらが正面入口のようです。上記の最後の小道から、図書館前でさらに左に曲がると正面入口前へ行けますが、この正面入口へ進むと駐車場へは行けなくなるので要注意です。
ちなみに厳密には駐車場はなく、ホテル裏(こっちが正面?)のロータリー回りに枠線が引いてあるだけなので、そこに停めましょう。ロータリーを回ってコチンダホテル側に向かって少しだけ小道が延びていますが、そっち行ってもただの行き止まりで、後退で戻る羽目になります。
極めつけはこのホテルフロントが良く分からないこと。コチンダホテル側(右)に受付はなく、ホテル東の建物で手続きになります。ロータリーに車を停めたら、コチンダホテル側(右)に行くのではなく、ホテル東の建物(左)へ。この入口も分かりにくいです。閉鎖されている別館との間を結ぶ屋根付き連絡通路にある本館の裏口扉に「フロント↑」の案内が出ているので、それに沿って進みましょう。コチンダホテル側に、駐車場の停め方やフロントへの道のりの案内は出ていません。この辺の情報は、公式サイトで案内出しといてほしい感じですね。


202312b-v.jpg
コチンダホテルのロータリーにある西郷蘇鉄。
今朝見た西郷どんが幽閉された時に眺めていたそうな。


ホテルがある街の中心部は淡い光で照らされていましたが、島は中心部を離れると真っ暗。夕食を食べに街に出たあと、少し散策したら、光り輝く星空を満喫出来ました。

202312b-g.jpg
南洲神社の脇で七色輝くJASやSWALを発見!
Sサイズスモール攻撃的SWALなら薩南はジャスティスとJAS tastes=JUSTICE
ブラストフラワーはえらぶゆりの島こそ似合いますね〜。



■今日の教訓!
[鹿児島]朝からフルメニュー←開店レストランは使えます
[鹿児島]足湯は朝夜閉鎖中←昼間しか使えません
沖永良部は地中も光り輝く←昇竜でまるでラピュタの飛行石
沖永良部でJAS探そう←えらぶゆりとブラストフラワーは相性抜群

■実際の旅程
12/14 THR
[鹿児島空港]07:30(JL3801便)→09:00[沖永良部空港]
[沖永良部空港]09:30(レンタカー)→13:00昇竜洞
昇竜洞15:00(レンタカー)→17:00和泊町・宿
コチンダホテル 泊


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2023年12月13日

とっておきの選ぶトクの島(1日目)

※本旅行記は2023年12月に訪問したものを2024年6月に公開したものです。


■2023.12.13 (自宅)→東京国際→鹿児島

■空港ホテルは今回もハズレ
初日の今日は鹿児島への移動です。
午前で仕事が終わるはずが昼過ぎまでかかってしまい、いったん帰宅して家を出たのは17時過ぎ。羽田には18時過ぎに到着で、バタバタのまま搭乗となりました。
家で仮眠くらいしたかったところですが叶わずじまい。空の上では爆睡でした。

鹿児島に着いたらまっすぐかごしま空港ホテルへ。
空港の目の前に立地するこのホテルに泊まるのは二度目です。空港全景を撮れるチャンスとワクワクしていたのですが、今回も、空港は見えない西側に面した部屋になってしまいました。

空港も見えないし、なんだか初日から疲れ果て、明朝早いのでさっさと就寝となりました。

※かごしま空港ホテルは、空港側(東側)と真反対側(西側)に客室が並んでいます。エレベータは西側に設置されているので、空港側の方が客室数は多いのですが、当選確率が悪すぎで、空港全景を望む貴重体験は結局実現しませんでした。

■今日の教訓!
[鹿児島]空港ホテルは空港見えず?←半数は空港が見えません。

■実際の旅程
12/13 WED
自   宅17:15(自転車)→17:45横浜駅
横 浜 駅17:45(京急線等)→18:15[東京国際空港]
[東京国際空港]19:15(JL655便)→21:15[鹿児島空港]
かごしま空港ホテル 泊


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2023年12月12日

とっておきの選ぶトクの島(旅行前)

※本旅行記は2023年12月に訪問したものを2024年6月に公開したものです。


■2023.12 東京国際・鹿児島・沖永良部・徳之島の旅行前


■お子様たちの休みの前に子宝の空港へ!
お子様たちがお休みになる直前、まだ航空便が混んでいない12月中旬に三連休が取れたので、再び九州の離島へ行くことにしました。今回は、薩南諸島に狙いを定めました。
薩南の離島空港のうち、二度目の訪問が出来ていないのは、種子島、屋久島、徳之島、沖永良部の4つ。このうち、徳之島に子宝の愛称が付いてから行けていません。徳之島-沖永良部間の飛行機も飛び始めたこともあり、今回は徳之島メインで沖永良部へ足を伸ばすことにしました。

奄美か与論を加えて三日で三島という動きもありですが、今回は無理せず、三日で二島訪問にして、観光地をもう一度じっくり回ることにしました。(島間の航空便が一日一便ずつしかなく、三島回れなかったというのが本当のところで、、、。理想は、夜便で次の島へと移動して毎日一島訪問なのです、、、。)


アクセスの予約
前日早く仕事を終わらせられそうだったので、前夜のうちに鹿児島へ移動。朝イチに鹿児島を発ち、徳之島か沖永良部へ。翌日徳之島-沖永良部線でもう一方へ移動し、最終日鹿児島か奄美経由で帰還する行程を組むことにしました。

徳之島の方が大きい島なので、そちらの滞在時間を長くしたいところでした。
ところが、二日目の徳之島-沖永良部線の運航時刻は、徳之島→沖永良部が午前、沖永良部→徳之島がおやつの時刻頃。どちらにしても徳之島滞在には不利な時間帯です。
鹿児島便は、徳之島が朝昼夕夜の4往復に対して、沖永良部は朝昼夕の3往復でした。朝の鹿児島発はほぼ同時刻。帰りの夜便は徳之島の方が2時間遅く出られます
奄美便は本土への航空便が著しく少ない状態。沖永良部からの直行便もなく、全く使い物になりませんでした。
奄美群島全体の滞在時間を考え、ほぼ自動的に鹿児島経由の沖永良部先回りになりました。

(徳之島先回り)
1日目:JL3791 鹿児島07:45→09:05徳之島
2日目:JL3711 徳之島11:55→12:25沖永良部
3日目:JL3808 沖永良部16:55→18:10鹿児島
上陸 徳之島26時間50分、沖永良部28時間30分
(沖永良部先回り)
1日目:JL3801 鹿児島07:30→09:00沖永良部
2日目:JL3710 沖永良部15:55→16:20徳之島
3日目:JL3798 徳之島19:00→20:10鹿児島
上陸 徳之島26時間40分、沖永良部30時間55分

徳之島-沖永良部線の運航時刻が逆のダイヤなら、面積の大きい徳之島の滞在時間を延ばせるのに、少し残念な行程になりました。
島間は船便を選択する手もありましたが、航空便と似たような時間帯で、値段以外で船便を選択するメリットはほぼ無し。島上陸時間が限られている中で昼間の貴重な時間を移動に費やすわけにもいかず、すべて航空便で予約しました。

鹿児島からの離島便は、たいして安い運賃はありません。そこで、鹿児島→沖永良部、徳之島→鹿児島はマイルで予約。島間は距離が短くそれほど高くないので、普通運賃で予約。人気のない路線なので、予約はすんなりでした。

現地移動の予約
現地の移動は、沖永良部島、徳之島ともにレンタカー手配が必要です。
沖永良部は、空港の前に事業所があるのは2社のみ。検索をかけたら島内にいくつかあるようですが、送迎などが曖昧な所が多く、値段も大差なかったので、空港前にあるFKレンタカーで手配しました。
徳之島は、空港周辺に多くの会社が存在しています。前回は乗り捨て利用だったことから、宿泊施設もコミコミで地元の松山石油で借りました。しかし、今回は空港発着で乗り捨ての必要がなく、かつ、ネットでの予約のしやすさから大手のタイムスで予約しました。

宿泊の予約
宿泊は、鹿児島で一泊、沖永良部で一泊、徳之島で一泊です。
鹿児島は、朝早い便に乗っていくので、鹿児島市内へは行かず、空港ホテルを予約しました。
沖永良部は、コチンダホテルが、街の中でコテージタイプを比較的安く提供していたので、それで予約。
徳之島は、食事等は亀津に食べに出るつもりでおり、街から離れますが、格安で出てきたホテル 徳之島リゾート&オフィスで予約しました。

■ここまでの教訓!
奄美群島へは結局鹿児島経由←値段も安くありません。
アイランドホッピングは北行きは夕方←使いづらいです。

■今回の予定旅程
12/13 WED
自   宅16:00(自転車)→16:30横浜駅
横 浜 駅16:30(京急線等)→17:00[東京国際空港]
[東京国際空港]19:15(JL655便)→21:15[鹿児島空港]
かごしま空港ホテル 泊
12/14 THR
[鹿児島空港]07:30(JL3801便)→09:00[沖永良部空港]
[沖永良部空港]09:30(レンタカー)→島内各所
(沖永良部島)
島内各所    (レンタカー)→18:00和泊町・宿
コチンダホテル 泊
12/15 FRI
和泊町・宿09:00(レンタカー)→島内各所
(沖永良部島)
島内各所    (レンタカー)15:00[沖永良部空港]
[沖永良部空港]15:55(JL3710便)→16:20[徳之島空港]
[徳之島空港]16:30(レンタカー)→17:00徳之島町・宿
徳之島町宿17:00(レンタカー)→島内各所(夕食、夜行生物観察)
(徳之島)
島内各所  (レンタカー)→23:00徳之島町・宿
ホテル 徳之島リゾート&オフィス 泊
12/16 SAT
徳之島町宿17:00(レンタカー)→島内各所
(徳之島)
島内各所  (レンタカー)→18:00[徳之島空港]
[徳之島空港]19:00(JL3798便)→20:10[鹿児島空港]
[鹿児島空港]20:50(JL654便)→22:20[東京国際空港]
[東京国際空港]22:30(京急線)→23:00横浜駅
横 浜 駅23:00(自転車)→23:30自  宅


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2023年12月10日

舞い上がれ ないGOTO(旅行後)

※本旅行記は2023年12月に訪問したものを2024年4月に公開したものです。
旅行前1日目2日目3日目/旅行後


■2023.12 東京国際・長崎・福江・上五島の旅行後


五島列島には、小値賀、上五島、福江の三空港がありますが、定期便があるのは、福江の三空港のみです。
世界遺産4か所へ飛行機で行きやすいのか探ってみます。

※掲出のダイヤは2023年12月現在のものです。最新のダイヤは変わっていますので、ご注意ください。


■飛行機だと福江へは早く着けない
2023年12月のダイヤの場合で、五島列島へ行きやすいかどうかを考えてみます。

福江-福岡線
 福江着 09:15着(ANA)・12:50着・17:45着
 福江発 09:45発(ANA)・13:20発・18:15発
福江-長崎線
 福江着 10:25着・12:10着・17:15着
 福江発 10:55発・12:40発・17:45発


今回利用した福江は毎日福岡線3往復、長崎線3往復でした(年末年始や盆期間などは増便されます)。
本土からの渡島者が最も長く島にいられるのは、往復ともに福岡線利用で09:15着→18:15発の場合です。

先に復路を考えます。
復路は、福岡経由も長崎経由もそれぞれの空港から本土各地への便がまだある時間帯です。このため、17時台まで福江を楽しめる人は多いでしょう(福岡経由は成田国際・東京国際(羽田)・静岡・名古屋・中部国際(中部)・関西国際・宮崎・那覇、長崎経由は羽田・中部・大阪国際・対馬に乗り継げます)。

一方で、往路の福岡線は08:30発(ANA便)と比較的早い時間帯です。
ANA便の福岡での乗継必要時間はANA、ADO、IBX、SNA、ORC、SFJとの間は20分、JAL、AMXとの間は30分なので、それを考慮すると、福岡に08:00または08:10までには着陸する便からでないと乗り継げません。しかし、福岡に08:20より早く到着する便は無いので、福江への初便を利用できるのは福岡発の人のみとなってしまいます。他の地域から福岡乗り継ぎで福江へ行く場合は、12:50着が最早となります。

往路を長崎経由にした場合は、長崎→福江線初便へ、羽田(SNA1便のみ)、伊丹(JAL1便のみ=時間に余裕あり)、中部、壱岐からの乗り継ぎが可能です。
このため、本土各地からの旅行の場合、10:25着(長崎線)→18:15発(福岡線)が最も長くいられる時間になります。

往路が昼以降の到着になると、福江港からの午後のツアーに参加するのは難しいので、初日は福江島観光にしか費やせなくなります。

※午後1時頃出発のツアーについては、申し込み画面で、「福江空港12:10着で来られる場合、飛行機が遅延してもツアー出発は遅らせられない」と注意書きが入ります。おそらく、そういう予約をする人が多いのだと思います。本土からの乗り継ぎ利用の飛行機ダイヤは結構大切です。

離島は島流しのリスクがあるので、天気の良いうちに先に先に訪問しておいて、最終日は空港近くを回るというのが鉄則。初日に自由な時間が少ないのは渡島意欲を減らす要素になってしまいます。
航空便のダイヤだけを見ると、五島列島は行くハードルが高い島々と言えそうです。

202311-1r.jpg
オリエンタルエアブリッジはATR機を運航。
長崎を拠点に複数の島を結んでいます。


■飛行機から船へ乗り継ぎは利用しやすいか?
続いて世界遺産の四つの構成遺産へ行ける船便を島別に見てみます。
路線が非常に多いので、かなりの量になります。

●[久賀島] 完全独立アクセスの島
・久賀島(田ノ浦港)←→福江島(福江港、奥浦港)
 木口汽船 シーガル
  福江09:10→09:30久賀 久賀09:35→09:55福江
  福江12:05→12:25久賀 久賀12:30→12:50福江
  福江16:45→17:05久賀 久賀17:10→17:30福江
 木口汽船 フェリー ひさか
  福江13:35→14:09久賀 久賀08:00→08:34福江
 木口汽船 フェリー ひさか
  奥浦07:30→07:49久賀 久賀14:35→14:54奥浦
  奥浦16:50→17:09久賀 久賀17:20→17:39奥浦
  ※船着場バス停発着の接続バス便(福江港まで15〜30分程度)
   福江港→船着場 船着場着07:05平日/06:29、15:26
   船着場→福江港 船着場発15:41、18:06


久賀島だけは、定期便が福江島との間にしかありません。ツアーに参加せずに旧五輪教会堂へ行くためには福江を拠点にする必要があります。
福江島は、田ノ浦港と奥浦港の2か所からアクセスできます。

奥浦07:30→07:49久賀と久賀09:35→09:55福江を組み合わせれば、10:10発中通島青方行/小値賀行(フェリー)などにも乗り継げます。
ただ、この行程だと、久賀島上陸時間が2時間ないので、バタバタ行程で、間に合わなかった時が危険です。

今回自分が利用した航空便(福江10:25着)からは、福江港12:05発のシーガルが接続。久賀14:35→14:54奥浦で福江島に戻っては来られるものの、同日中に福江港からさらに別の島を訪問するのは不可能です。

あれこれ考えるなら、結局、木口汽船が提供している「久賀島「旧五輪教会堂」と奈留島「江上天主堂」コース」を手配した方が手早く回れます。
これらのツアーを組まず、定期便を活用するなら、訪問に半日は覚悟しないといけない印象です。
久賀島は島全体が世界遺産なので、少し時間を取って、教会堂以外もゆっくり回るのがオススメです。


●[奈留島] ひとつの港に様々な航路が就航する島
・奈留島(奈留港)←→福江島(福江港)
 五島旅客船 フェリー OCEAN
  福江08:05→08:50奈留 奈留06:35→07:20福江
  福江13:00→13:45奈留 奈留11:30→12:15福江
  福江17:15→18:00奈留 奈留15:55→16:40福江
 五島旅客船 高速船 ニューたいよう
  福江09:45→10:15奈留 奈留10:50→11:20福江
  福江15:55→16:25奈留 奈留14:20→14:50福江
 九州商船 フェリー 万葉/椿
  福江11:45→12:25奈留 奈留→福江は運航無し
 野母商船 フェリー 太古
  福江→奈留は運航無し 奈留07:35→08:15福江

・奈留島(奈留港)←→若松島(土井ノ浦港・若松港)
 五島旅客船 フェリー OCEAN
  奈留09:00→09:50若松 若松10:30→11:20奈留
  奈留13:50→14:40若松 若松14:55→15:45奈留
 五島旅客船 高速船 ニューたいよう(D:郷の首経由)
  奈留16:30→16:55土井ノ浦17:00→17:35若松D
  若松07:30→08:10土井ノ浦08:15→08:40奈留D
  土井ノ浦13:50→14:15奈留

・奈留島(奈留港)←→中通島(奈良尾港・郷の首港・青方港)
 九州商船 フェリー 万葉/椿
  奈留12:35→13:25奈良尾 奈良尾→奈留は運航無し
 五島旅客船 高速船 ニューたいよう(E:土井ノ浦経由)
  奈留16:30→17:20郷の首E 郷の首07:50→08:40奈留E
 野母商船 フェリー 太古
  奈留→青方は運航無し 青方06:05→07:25奈留

・奈留島(奈留港)←→小値賀島(小値賀港)
 野母商船 フェリー 太古(青方経由)
  奈留→小値賀は運航無し 小値賀04:50→07:25奈留

・奈留島(奈留港)←→五島列島外(長崎港、博多港)
 九州商船 フェリー 万葉/椿(B:奈良尾経由、C:福江経由)
  奈留12:35→16:05長崎B 長崎08:05→12:25奈留C
 野母商船 フェリー 太古(青方・小値賀経由)
  奈留→博多は運航無し 博多23:45→07:25奈留


福江島発着だと毎日6往復。若松島/中通島発着だと4.5往復。
すべて奈留港発着なので、比較的利用はしやすいです。
朝イチ最早なら、フェリーの福江08:05→08:50奈留で渡島し、10:50発の高速船で福江へ戻るか、12:35発のフェリーで奈良尾へ向かう等が考えられます。

今回自分が利用した航空便(福江10:25着)からは、福江11:45→12:25奈留のフェリーが接続。これなら、奈留島観光後、奈留14:20→14:50福江の高速船で福江へ戻るか、奈留13:50→14:40若松で、若松島にも抜けられます。

奈留島の世界遺産領域は江上天主堂とその周辺のみなので、上陸時間は1時間半〜2時間でもそれほど焦らず回れます。
それでも、これらの便を逃すと間が空いてしまうので、半日は費やすと考えておいた方が良いです。
個人渡島ではなかなかダイヤが繋がりませんね。


●[若松島/中通島(頭ヶ島)] 港がバラバラすぎて使いづらい
・若松島(土井ノ浦港・若松港)←→福江島(福江港)
 五島旅客船 フェリー OCEAN(A:奈留経由)
  福江08:05→09:50若松A 若松10:30→12:15福江A
  福江13:00→14:40若松A 若松14:55→16:40福江A
 五島旅客船 高速船 ニューたいよう(A:奈留経由、D:郷の首経由)
  福江15:55→16:55土井ノ浦17:00→17:35若松AD
  若松07:30→08:10土井ノ浦08:15→09:15福江AD
  福江11:50→12:30土井ノ浦 土井ノ浦13:50→14:50福江A

・若松島(土井ノ浦港・若松港)←→奈留島(奈留港)
 五島旅客船 フェリー OCEAN
  奈留09:00→09:50若松 若松10:30→11:20奈留
  奈留13:50→14:40若松 若松14:55→15:45奈留
 五島旅客船 高速船 ニューたいよう(D:郷の首経由)
  奈留16:30→16:55土井ノ浦17:00→17:35若松D
  若松07:30→08:10土井ノ浦08:15→08:40奈留D
  土井ノ浦13:50→14:15奈留

・中通島(奈良尾港・郷の首港・青方港)←→福江島(福江港)
 九州商船 フェリー 万葉/椿(A:奈留経由)
  福江08:00→09:05奈良尾 奈良尾15:15→16:20福江
  福江11:45→13:25奈良尾A
 九州商船 ジェットフォイル
  福江07:30→08:00奈良尾 奈良尾15:20→15:50福江
  福江09:20→09:50奈良尾 奈良尾16:40→17:10福江
 五島旅客船 高速船 ニューたいよう(A:奈留経由、E:土井ノ浦経由)
  福江15:55→17:20郷の首AE 郷の首07:50→09:15福江AE
 野母商船 フェリー 太古(A:奈留経由)
  福江10:10→11:50青方 青方06:05→08:15福江A

・中通島(奈良尾港・郷の首港・青方港)←→奈留島(奈留港)
 九州商船 フェリー 万葉/椿
  奈留12:35→13:25奈良尾 奈良尾→奈留は運航無し
 五島旅客船 高速船ニューたいよう(E:土井ノ浦経由)
  奈留16:30→17:20郷の首E 郷の首07:50→08:40奈留E
 野母商船 フェリー太古
  奈留→青方は運航無し 青方06:05→07:25奈留

・中通島(有川港・青方港)←→小値賀島(小値賀港)
 九州商船 高速船 シークイーン/シーエンジェル(F:宇久平経由)
  有川06:40→07:15小値賀 小値賀14:40→15:50有川F
  有川14:00→14:35小値賀 小値賀17:40→18:15有川
 野母商船 フェリー 太古
  青方12:10→13:00小値賀 小値賀04:50→05:40青方

・中通島(奈良尾港・青方港・有川港・鯛ノ浦港・友住港)←→五島列島外(長崎港、佐世保港、博多港)
 九州商船 フェリー 万葉/椿(A:奈留経由、H:福江経由)
  奈良尾09:15→11:45長崎 長崎08:05→13:25奈良尾AH
  奈良尾13:35→16:05長崎 長崎12:25→15:00奈良尾
  奈良尾15:15→20:00長崎H
 九州商船 ジェットフォイル(H:福江経由)
  奈良尾08:05→09:15長崎 長崎07:40→09:50奈良尾H
  奈良尾09:55→11:05長崎 長崎14:05→15:15奈良尾
  奈良尾15:20→17:30長崎H 長崎15:25→16:35奈良尾
 野母商船 フェリー 太古(小値賀島・宇久平経由)
  青方12:10→17:50博多 博多23:45→05:40青方
 九州商船 高速船 シープリンセス/シーエンジェル
  有川07:50→09:33長崎 長崎07:55→09:38有川
  有川14:20→16:03長崎 長崎10:30→12:13有川
  有川16:20→18:03長崎 長崎16:20→18:03有川
 九州商船 フェリー なみじ/いのり
  有川10:50→13:20佐世保 佐世保08:00→10:35有川
  有川16:35→19:10佐世保 佐世保13:45→16:20有川
 九州商船 高速船 シークイーン/シーエンジェル(F:宇久平、G:小値賀経由)
  有川06:40→09:10佐世保FG 佐世保12:20→13:45有川
  有川10:00→11:25佐世保 佐世保15:45→18:15有川FG
 五島産業汽船 高速船 びっぐあーす/Vアイランド
  鯛ノ浦07:45→09:25長崎 長崎08:20→10:00鯛ノ浦
  鯛ノ浦17:00→18:40長崎 長崎17:00→18:40鯛ノ浦
 崎戸商船 フェリー みしま(平島・江島・崎戸経由)
  友住07:16→10:45佐世保 佐世保13:30→17:00友住


頭ヶ島への定期船就航はないので、中通島経由でのアクセスになります。中通島は若松島と一体なので、両島の港を利用できます。
定期船が就航しているのは、若松島の土井ノ浦港、若松港、中通島の奈良尾港、郷の首港、青方港、有川港、鯛ノ浦港、友住港とたくさんあります。就航路線は多いのですが、港がバラバラすぎ。路線バスを使うなら別ですが、レンタカーを手配すると往復で同じ港を使わないと不便です。
どこか1か所にまとめてもらえると、使いやすくなるのですが、、、。

八港のうち、鯛ノ浦と友住は本土との行き来しか出来ないので、まずは考えません。(頭ヶ島には友住港が一番近いです)

また、レンタカー確保を考えると、実質的に活用できるのは奈良尾と有川、青方のみと思われます。

福江拠点で丸一日渡島する場合は、自分が二日目に活用したように、往復ジェットフォイルで福江07:30→08:00奈良尾、奈良尾16:40→17:10福江を利用するのが、最も滞在時間を延ばせます。
福江07:30→08:00奈良尾で上陸すれば、頭ヶ島天主堂だけを見た場合は、有川/青方には11:00頃、奈良尾には12:00頃には戻れます。
青方12:10→13:00小値賀のフェリー太古あるいは有川14:00→14:35小値賀の高速船で小値賀へ抜けられます。
土井ノ浦港へ戻れるなら、土井ノ浦港13:50→14:15奈留の高速船で奈留島への渡島も可能です。この場合、江上天主堂を見て、奈留15:55→16:40福江で福江島への帰還が可能です。

今回自分が利用した航空便(福江10:25着)からは、福江11:50→12:30土井ノ浦の高速船か、福江11:45→13:25奈良尾のフェリーが接続しています。レンタカー確保が可能な後者でも、頭ヶ島天主堂だけを見るなら、なんとか奈良尾16:40→17:10福江には間に合うでしょうか。

中通島発の船は朝早い時間帯の便も多いので、中通島で一泊するのも手です。オシャレなホテルもだいぶ増えています。
中通島拠点で朝イチ移動する場合、有川06:40→07:15小値賀に乗れば、ギリギリではありますが町営渡船の小値賀07:25→08:00野崎島、野崎島15:10→15:30小値賀に繋がり、さらに小値賀17:40→18:15有川の高速船に繋がるので、野崎島へ日帰りできます。
南へ行くなら、青方06:05→07:25奈留か、若松07:30→07:45郷の首07:50→08:10土井ノ浦08:15→08:40奈留で奈留島へ渡れます。この場合、奈留島観光後、奈留10:50→11:20福江で福江へ抜けることも可能です。

悩ましいのは、昼頃の便が、レンタカー使用が不可能な、若松島ばかりなこと。特に奈良尾発の南行きは夕方にしか便がないので、少し扱いづらいです。

様々な航路があるので、上手いダイヤを見つけたいところです。


●[小値賀島(野崎島)] 四教会の中ではアクセス最難関の島
・小値賀島(小値賀港)←→福江島(福江港)
 野母商船 フェリー 太古(複数島経由)
  福江10:10→13:00小値賀 小値賀04:50→08:15福江

・小値賀島(小値賀港)←→奈留島(奈留港)
 野母商船 フェリー 太古(青方経由)
  奈留→小値賀は運航無し 小値賀04:50→07:25奈留

・小値賀島(小値賀港)←→中通島(有川港・青方港)
 九州商船 高速船 シークイーン/シーエンジェル(F:宇久平経由)
  有川06:40→07:15小値賀 小値賀14:40→15:50有川F
  有川14:00→14:35小値賀 小値賀17:40→18:15有川
 野母商船 フェリー 太古
  青方12:10→13:00小値賀 小値賀04:50→05:40青方

・小値賀島(小値賀港)←→野崎島(野崎港)
 町営渡船 はまゆう(運休曜日あり)
  小値賀07:25→08:00野崎 野崎08:05→08:25小値賀
  小値賀14:30→15:05野崎 野崎15:10→15:30小値賀

・小値賀島(小値賀港)←→五島列島外(佐世保港、博多港)
 九州商船 フェリー なみじ/いのり(F:宇久平経由)
  小値賀07:45→10:20佐世保 佐世保10:40→13:55小値賀F
  小値賀14:05→16:40佐世保 佐世保17:05→19:40小値賀
 九州商船 高速船 シークイーン/シーエンジェル(F:宇久平経由、I:有川経由)
  小値賀07:20→09:10佐世保F 佐世保09:25→10:55小値賀
  小値賀11:00→12:50佐世保F 佐世保12:20→14:35小値賀I
                佐世保15:45→17:35小値賀F
 野母商船 フェリー 太古(宇久平経由)
  小値賀13:10→17:50博多 博多23:45→04:40小値賀


今回訪問はしませんでしたが、実は最難関となるのが旧野首教会堂のある野崎島です。
島に上陸するための定期船は小値賀島発着で毎日2往復のみ。朝早い便なので、前述の中通島有川発と、博多発の船からしか繋がらず、小値賀島宿泊がほぼ必須だからです。
しかも、朝上陸したら、戻るまでは7時間滞在しなければなりません。

時期によっては11時台の増便があるらしいので、それを狙っていくのも手です。

航空利用の場合、小値賀島への上陸も結構大変です。
今回自分が利用した航空便(福江10:25着)からは、直行便のフェリー太古には間に合いません(福岡線初便(福江09:15着)からはギリギリ間に合いますが、福岡からならそもそも福岡港発のフェリー太古で向かいますよね、、、)。
直行便利用が不可能なので、若松島/中通島経由となります。この場合、福江11:50→12:30土井ノ浦の高速船か、福江11:45→13:25奈良尾のフェリーで若松島/中通島に上陸後、島内移動して有川14:00→14:35小値賀の高速船に間に合えばその日中にたどり着けます。奈良尾便は乗り継ぎがギリギリで、バスはちょうどない時間帯。レンタカーを使うにも、貸出・返却する時間を考えると乗り継ぎはほぼ不可能です。土井ノ浦便はレンタカー屋はありません。公共交通がSmart GOTOしかなく、確実な交通手段とはいかないです。
航空から乗り継いで、当日中に上陸するのは困難と言わざるを得ません。
土井ノ浦行きが奈良尾行きなら乗り継ぎできるのに、港を分散する弊害がこういうところで出てきますね。

野崎島はとにかく制約が大きいので、ツアーを活用する方が断然効率は良さそうです。

202311-1h.jpg
福江港に停泊中のジェットフォイル。
水中で展開する翼が海面に出ていました。


■二泊三日で四教会を回るダイヤがあるのか
ここまで五島列島の航空便と各島の船便のダイヤを見てきました。最後に、東京から二泊三日で四教会を回ることができるダイヤを紹介します。

ギリギリ接続のものもあるので、遅延しないことが絶対条件。各島での移動はレンタカーorタクシーを前提とします。また、2023年12月ダイヤで見ていますので、その後繋がらなくなっている可能性もありますので、その場合にはご容赦ください。

●案1
【一日目】
羽 田空港07:15(SNA31便)→09:20長 崎空港(注1)
長 崎空港09:55(ORC73便)→10:25福 江空港
福 江空港10:30(路線バス)→10:41福 江 港(福江島)
福 江 港11:45(九州商船)→13:25奈良尾 港(中通島)
(レンタカーにて[頭ヶ島天主堂]訪問、中通島島内観光)
中通島有川港付近で宿泊
【二日目】
有 川 港06:40(九州商船)→07:15小値賀 港(小値賀島)(注2)
小値賀 港07:25(町営渡船)→08:00野 崎 港(野崎島)
(徒歩にて[旧野首教会堂]訪問、野崎島島内観光)
野 崎 港15:10(町営渡船)→15:30小値賀 港
小値賀 港17:40(九州商船)→18:15有 川 港
中通島青方港付近で宿泊
【三日目】
青 方 港06:05(野母商船)→07:25奈 留 港(奈留島)
(レンタカーにて[江上天主堂]訪問、奈留島島内観光)
奈 留 港10:50(九州商船)→11:20福 江 港(福江島)
福 江 港12:05(木口汽船)→12:25田ノ浦 港(久賀島)
(レンタカーorタクシーにて[旧五輪教会堂]訪問、久賀島島内観光)(注3)
田ノ浦 港14:35(木口汽船)→14:54奥 浦 港(福江島)
船 着 場15:41(五島バス)→16:00福 江 港
福 江 港16:55(五島バス)→17:10福 江空港
福 江空港17:45(ORC78便)→18:15長 崎空港
長 崎空港21:10(SNA38便)→22:45羽 田空港
(注1)羽田で福江までスルーチェックインしておくことをオススメします。
(注2)乗り継ぎ時間わずか10分です。要注意。
(注3)久賀島はレンタカーが港から離れた場所にあり、タクシーを予約することをオススメします。上陸時間が2時間程度なので要注意。
※二日目に小値賀島に宿泊し、翌日小値賀港04:50発で野母商船に繋ぐことも可能
※復路は福江港17:25発のバスから福江空港18:15発福岡経由も利用可能


色々考えた結果、おそらくこの案の動きをしないと四教会訪問が実現できないようです。
この案は、急いで移動したいのに、ジェットフォイルのダイヤが合わず、フェリーでゆっくり移動が多いです。
最後の久賀島も、船が10分早まるか、バス(=飛行機)が10分遅くなれば、久賀島→福江港の最終船で間に合うのですが、なんともダイヤの繋がりが悪いです。


この案1は、小値賀島での乗り継ぎや久賀島の上陸〜飛行機乗り継ぎが恐々なので、一日目に久賀島上陸をしてみる方法もできます。その場合、裏技的に福岡へ戻れば周遊が可能です。

●案2
【一日目】
羽 田空港07:15(SNA31便)→09:20長 崎空港(注1)
長 崎空港09:55(ORC73便)→10:25福 江空港
福 江空港10:30(路線バス)→10:41福 江 港(福江島)
福 江 港12:05(木口汽船)→12:25田ノ浦 港(久賀島)
(レンタカーorタクシーにて[旧五輪教会堂]訪問、久賀島島内観光)(注3)
田ノ浦 港14:35(木口汽船)→14:54奥 浦 港(福江島)
船 着 場15:41(五島バス)→16:00福 江 港
福 江 港16:55(五島バス)→17:10福 江空港
福 江空港18:15(ORC96便)→18:55福 岡空港
福 岡空港19:20頃(地下鉄)→19:30頃博 多 駅
博 多 駅20:00頃(西鉄バス)→20:30頃博多ふ頭
博 多 港23:45(野母商船)→
野母商船フェリー太古船内 泊
【二日目】
博 多 港23:45(野母商船)→04:40小値賀 港(小値賀島)
小値賀 港07:25(町営渡船)→08:00野 崎 港(野崎島)
(徒歩にて[旧野首教会堂]訪問、野崎島島内観光)
野 崎 港15:10(町営渡船)→15:30小値賀 港
小値賀島 泊
【三日目】
小値賀 港04:50(野母商船)→07:25奈 留 港(奈留島)
(レンタカーにて[江上天主堂]訪問、奈留島島内観光)
奈 留 港12:35(九州商船)→13:25奈良尾 港(中通島)
(レンタカーにて[頭ヶ島天主堂]訪問、中通島島内観光)
奈良尾 港16:40(九州商船)→17:10福 江 港(福江島)
福 江 港17:25(五島バス)→17:40福 江空港
福 江空港18:15(ORC96便)→18:55福 岡空港
福 岡空港21:00頃(航空便)→22:30頃羽 田空港


中通島の上陸時間が短く、もう少し上手くいければといった感じです。
中通島から福江島への移動が結構難しいですね。



■長崎や佐世保から船を使うと変化するか?
五島市も新上五島町も小値賀町もアクセスのページでは、福岡空港や長崎空港から福江空港へ飛ぶ経路よりも、福岡空港や長崎空港から陸路で長崎港や佐世保港へ移動する経路を前面に出して宣伝しています。
上五島空港、小値賀空港を再開して欲しい身からすると、なんとも残念なPRなのですが、果たして乗り継ぎが便利かを見てみます。

(往路で本土から船を使う場合)
長崎空港から船へと乗り換えるなら、佐世保港、長崎港ともに使えます。
羽田→長崎の初便SNA31便(09:20着)からは、長崎方面は9:30発長崎駅前10:13着、佐世保方面は9:40発が佐世保駅前11:09着になります。

船舶便の長崎航路は、福江へは長崎11:30→12:55福江(ジェットフォイル)、奈良尾へは長崎12:25→15:00奈良尾(フェリー)、有川へは長崎10:30→12:13有川(高速船)が最早到達便になります。福江港や奈良尾港へは、福江まで飛行機で行く方が圧倒的に早く意味がありません。有川へは、長崎から船の方が早く着けますが、結局その日は中通島しか回れないので、行程は飛行機の場合と大きくは変わりません。
佐世保航路は、有川、小値賀とも佐世保12:20→13:45有川→14:35小値賀(高速船)が最早到達便になります。有川は長崎港経由の方が早く着けるので意味なし。小値賀には早く着けますが、その日中の野崎島への渡島は不可能なので、やはり意味がありません。

一方、福岡からの船を使う場合は、野母商船の夜行便になります。
福岡空港から一時間かからずアクセスできるので、23:45発には、最終便のSKY27便(羽田20:00→福岡21:55)からでも乗り継げます。福岡の門限が怖ければ、もう少し早い便で福岡入りすれば良いでしょう。羽田から福岡へ航空最終便で飛び、野母商船の夜行便に乗り継ぐ方法は、五島出身の女優川口春奈さんが、学生時代によく使っていたと言っていますね。
この場合、東京が20時発なので、仕事終わりに羽田に直行して間に合います。このため、船内宿泊も含めた三泊実質三日の旅程が組めます。この場合、前述の案二を応用した場合、一日目に野崎島、二日目に中通島と奈留島、三日目に久賀島といった行程が取れそうです。ただ、中通島奈良尾港から南へ行く船が昼頃にはないので、行程に余裕を持たせる有効打にはなりません。若松港でレンタカーを返せないのなら、二日目中通島、三日目奈留島と久賀島とせざるを得ず、結構バタバタです。
そこで、一日目は小値賀島で宿泊し、翌日のフェリー太古で早朝出発(小値賀04:50→07:25奈留)して奈留島へ渡る方法を取ると、少し余裕が出てきます。その後は二通り。
奈留11:30→12:15福江で福江へ行けば二日目午後は久賀島を回れ、最終日に中通島を訪問できます。
一方、奈留12:35→13:25奈良尾で中通島へ戻れば、頭ヶ島天主堂だけなら訪問して最終便で福江へ行けるので、最終日に午前中久賀島だけの訪問で余裕を持って行程を消化できます。

(復路で本土から船を使う場合)
福岡の場合は、福江10:10→中通島青方12:10→小値賀13:10→17:50博多の便です。
福江は10:10発なので三日目はどこも訪問できません。小値賀は13:10発で野崎島から戻ってこられていないので意味なしです。唯一中通島のみ、午前中に頭ヶ島天主堂訪問が可能です。
この場合、野崎島が丸一日必要なので、自動的に二日目野崎島となり、一日目に奈留島と久賀島を訪問する必要が出てくるため、四教会訪問が不可能です。
復路福岡便を使うのは全くダメですね。

長崎の場合は、長崎空港の最終便が長崎21:10発→羽田22:45着のSNA38便です。
これに間に合う最終のバスは、長崎駅前18:55→長崎空港19:39、佐世保駅前17:55→長崎空港19:40です。これらに接続する船は、長崎が奈良尾15:20→福江16:05→17:30長崎(ジェットフォイル)、奈留12:35→16:05長崎(フェリー)、有川16:20→18:03長崎(高速船)、鯛ノ浦17:00→18:40長崎(高速船)。佐世保は良い船がなく、有川10:50→13:20佐世保か小値賀14:05→16:40佐世保です。
長崎の場合、案一の回り方でギリギリ間に合う程度。案二は間に合いません。

結局、長崎本土からは船を使ってもあまり意味がないことが分かります。
唯一、往路で福岡から船を使うのが有効そうなので、ふたつ案を加えてみます。

●案3
【0日目】
羽 田空港20:00(SKY27便)→21:55福 岡空港
福 岡空港22:00頃(地下鉄)→22:10頃博 多 駅
博 多 駅22:15頃(西鉄バス)→22:45頃博多ふ頭(注4)
博 多 港23:45(野母商船)→
野母商船フェリー太古船内 泊
【一日目】
博 多 港23:45(野母商船)→04:40小値賀 港(小値賀島)
小値賀 港07:25(町営渡船)→08:00野 崎 港(野崎島)
(徒歩にて[旧野首教会堂]訪問、野崎島島内観光)
野 崎 港15:10(町営渡船)→15:30小値賀 港
小値賀島で宿泊
【二日目】
小値賀 港04:50(野母商船)→07:25奈 留 港(奈留島)
(レンタカーにて[江上天主堂]訪問、奈留島島内観光)
奈 留 港12:35(九州商船)→13:25奈良尾 港(中通島)
(レンタカーにて[頭ヶ島天主堂]訪問、中通島島内観光)
奈良尾 港16:40(九州商船)→17:10福 江 港(福江島)
福江島 泊
【三日目】
福 江 港09:10(木口汽船)→09:30田ノ浦 港(久賀島)
(レンタカーorタクシーにて[旧五輪教会堂]訪問、久賀島島内観光)(注3)
田ノ浦 港12:30(木口汽船)→12:50福 江 港(福江島)
福 江 港16:55(五島バス)→17:10福 江空港
福 江空港17:45(ORC78便)→18:15長 崎空港
長 崎空港21:10(SNA38便)→22:45羽 田空港
(注4)博多駅→博多港のバスは22時台が最終なので、タクシー利用になる可能性あり


●案4
【0日目】
羽 田空港20:00(SKY27便)→21:55福 岡空港
福 岡空港22:00頃(地下鉄)→22:10頃博 多 駅
博 多 駅22:15頃(西鉄バス)→22:45頃博多ふ頭(注6)
博 多 港23:45(野母商船)→
野母商船フェリー太古船内 泊
【一日目】
博 多 港23:45(野母商船)→04:40小値賀 港(小値賀島)
小値賀 港07:25(町営渡船)→08:00野 崎 港(野崎島)
(徒歩にて[旧野首教会堂]訪問、野崎島島内観光)
野 崎 港15:10(町営渡船)→15:30小値賀 港
小値賀島 泊
【二日目】
小値賀 港04:50(野母商船)→07:25奈 留 港(奈留島)
(レンタカーにて[江上天主堂]訪問、奈留島島内観光)
奈 留 港10:50(五島旅客船)→11:20福 江 港(福江島)
福 江 港12:05(木口汽船)→12:25田ノ浦 港(久賀島)
(レンタカーorタクシーにて[旧五輪教会堂]訪問、久賀島島内観光)(注3)
田ノ浦 港17:10(木口汽船)→17:30福 江 港(福江島)
福江島 泊
【三日目】
福 江 港07:30(九州商船)→08:00奈良尾 港(中通島)
(レンタカーにて[頭ヶ島天主堂]訪問、中通島島内観光)
奈良尾 港15:20(九州商船)→15:50福 江 港(福江島)
福 江 港16:55(五島バス)→17:10福 江空港
福 江空港17:45(ORC78便)→18:15長 崎空港
長 崎空港21:10(SNA38便)→22:45羽 田空港


色々考えてみましたが、全部で以上の四案といった感じでしょうか。小値賀に行った日に、小値賀宿泊、中通島青方宿泊のいずれも可能ですので、もう少し多岐にわたる案がありますね。
観光に費やせる長さなどは、案四が最も良いように感じます。
純粋な二泊三日の場合は、案一が限界でしょうか。
こうやって見ていくと、ツアーを組み込むのは有効な手と言えそうです。案一で、三日目午前で奈留島と久賀島を回れれば、飛行機まで余裕を持てます。

三つも空港があるのに、二つは定期便が飛んでいない。
定期便が飛んでいても朝が遅い。乗り継ぎしにくい。
島に降り立っても、たくさんあるのに船便に乗り継げない。
GOTOしたい土地なのに、空に舞い上がれでアクセスするとGOTOしにくい。五島はそんな土地でした。
土地も人も食事も良いところで、久々の遠出旅行ということもあり、現地で舞い上がっちゃいましたけど。

少しダイヤがズレるだけでも一気に回り方が変わります。船のドッグ入りなどでダイヤが変わっている時期もあるので、それぞれの行程に合わせて、色々考えてみてください。


長々書きましたが、五島への旅をじっくり考えてもらえればと思いつつ、今回の旅を〆ます。


posted by johokotu at 21:00| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | ◆旅行記 | 更新情報をチェックする

2023年12月09日

舞い上がれ ないGOTO(3日目)

※本旅行記は2023年12月に訪問したものを2024年4月に公開したものです。


■2023.12.09 福江→長崎→東京国際→(自宅)

■福江をぐるりと観光
三日目は無理せず福江島観光に費やします。最後少し早めに空港へ行って調査してから、帰宅の途につきます。

朝8時の開店と同時に車を借りるため、レンタカー屋へ。いったんホテルへ戻って準備をして8時半頃出発しました。
今日は福江島を一周するつもりです。

まずは混む前にメイン名所を済ませておこうと、堂崎天主堂へ向かいました。
堂崎天主堂は今回の教会めぐりで唯一入場料を取られるほど観光地化していました。バス観光客の合間を縫って見られたものの、見学客がひっきりなしに訪れていました。
現役の教会と思っていたのですが、そうではなく、内部は展示室になっていて、教会感は半減した教会でした。

※今回の世界遺産は、教会の建物ではなく、隠れキリシタンの誕生から現代に至るまでの流れや人々の隠れながらの信仰生活にスポットを当てたので、生活の背景が見えない教会は登録されませんでした。
堂崎天主堂は、世界遺産登録前から、五島観光ナンバーワンと言っても過言ではないド定番スポットですが、そんな有名な教会でも世界遺産には登録されませんでした。個人的には周辺の漁村や自然の雰囲気が非常に美しく感じましたが、隠れキリシタンの生活に結びつけられなかったのかもしれません。


202311-1v.jpg
教会正面の海岸からは、一昨日に訪問した久賀島が目の前に見えました
(浜脇教会はギリギリ見えなかったようです)。


島北東部の堂崎天主堂にまず来たので、このあとは島を反時計回りすることにしました。
ここからは、海岸沿いに県道162号線を西進すれば短絡していますが、レンタカー屋から、道が狭く通行しないよう言われたので断念。いったん福江市街地側へ南下して戻る遠回り経路を取りました。市街地へ戻るので車の流れは悪く、時間を無駄にしたくないのに、残念なルート取りとなりました。

経路上の教会を出来るだけ訪問したかったですが、今日は少し移動距離が長く時間が不安なので厳選。次は、楠原教会に寄りました。
楠原教会は、福江島の中で数少ないレンガ造りで、堂崎天主堂とともに訪問希望一、二位の教会でした。じっくり見たかったのですが、着いたら、駐車場に車がビッシリで、交通整理の人も出ていました。何かあるのか尋ねたら、イベント事とのことで、見学するのは止めました。

続いてルート上にある水ノ浦教会に入りました。
舞い上がれのロケでも使われた教会らしいです。

※水ノ浦教会に着いたら、堂崎天主堂を出るときにすれ違った(=これから堂崎天主堂を見学する人)、大きなバンの人が教会の見学を終えて出てくるところでした。こっちは楠原教会に寄ったとは言え、見学はしていないので早すぎな印象です。おそらく堂崎天主堂から県道162号線を西進する短絡ルートで来たのだと思います。バンのような大きな車で通行でき、こんなに早く来られるのなら、そっちの道を行くべきでした。

水ノ浦教会を出たあとは国道384号線を西進します。白石のともづな石が日本遺産との看板があり気になりましたが、あまり時間がないと判断してパス。トイレ休憩も兼ねて道の駅 遣唐使ふるさと館に立ち寄りました。
ここから先、福江島の田舎側に行くため、飲食店がほぼありません。そこで、ここにあるレストランで昼食を済ませることにしました。
ところが、レストランの入口まで来たら、まだ開店前だったのに加え、「本日団体予約のため一般客は利用不可」の看板が出ていたため、食いっぱぐれてしまいました。この先は食事処がほとんどないと思われたので、非常に悩ましい事態になってしまいました


■西側と南側はくねくねの田舎道
三井楽は遣唐使の名所だったようなのですが、先の時間が読めないため、寄り道を断念。国道384号線で玉之浦方面へ短絡し、先を急ぎました。とにかくまずは最西端の大瀬崎までは到達したいところでした。
三井楽を過ぎたあとは、島の西側。道路は南に向きを変えます。高浜海水浴場を高台から眺めたぐらいで南進しましたが、ここから先は完全な田舎道でした。荒川温泉を抜けると曲がりくねった狭路になって、布浦辺りは福江島の中でも最も田舎と言っても過言ではないぐらい小さな小さな集落でした。
日本の端のようなところでも、はーちゃんとすごい人は出てくると感じます。

右側にずっと玉之浦の湾を見ながらぐるりと時計回りで西へ。
道の駅から小一時間で、井持浦の集落まで辿り着きました。
最西端の大瀬埼は、ここから最後に一山越えねばなりません。井持浦の集落に入ってすぐに西進できれば近いですが、井持浦の海沿いをいったん2キロほど北上したあと、南に向きを変えて2キロほど南下しながら山を登っていく経路で、意外と時間がかかりました。

島最西端の大瀬埼の駐車場は山の上にあるので、灯台までは長い下り坂の山道を歩いて行かねばなりません。
時間もあまりなかったですし、かなりの高低差だったので、流石に灯台までは行きませんでした。

※山の上から灯台を見たいなら、終端の駐車場ではなく、それより650メートルほど手前にあるところの方がよく見えます。
展望台は、終端の駐車場付近にも、手前の駐車場付近にもあるのですが、終端の駐車場からは山道を少し歩くのに対し、手前のところは駐車場の目の前に展望台があるので、行きやすいです。


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終端から650m手前の展望台から。
奄美群島・沖縄を除けば九州最西端です。
中国大陸は遠く離れており、向こうに見えるのは海だけです。


三井楽を過ぎてからは完全な田舎道で飲食店はほぼありませんでしたが、大瀬埼から下ったところに、飲食店があったので昼飯休憩しました。
その後、フランス現地の聖水が祝別されている日本最初のルルドがあることで有名な井持浦教会を訪問しました。

とりあえず、島の西側はこれで終了です。来た道を戻り始めてすぐ、大宝まで戻ったところ、「西高野山」との看板があったので、大寳寺に寄り道しました。
今回五島には教会めぐりで来ました。このため、このお寺は、全くノーマークでしたが、遣唐使から日本に戻った空海上人が最初に寄港し、真言密教を最初に開いたありがたい寺院でした。
正直キリスト教徒ではないので、教会めぐりはどちらかと言うと建築的な見方重視でした。こういう見方だと、訪問先を教会に縛らなくても良いわけです。この寺院も立派な建物がたくさんありました。そして、熱心な仏教徒でもないですが、一応お墓はお寺の人種なので、最後に寺院にも来られたのは、これも何かの縁。教会ばかりの旅でしたが、日本や仏教の歴史も感じることができ、満足な島訪問となりました。

大宝からは、国道384号線を東進して富江を通過するつもりでいましたが、時間がありません。富江までの道がかなりクネクネで時間がかかりそうだったので、県道164号線→県道27号線を通って福江市街地方面へ進行しました。
市街地に戻る前の最後は福江島の特徴である火山見学をしようと思っていましたが、時間がないので箕岳等へ行くのも諦め、鬼岳のみ経由。その後は武家屋敷通り山本二三美術館福江武家屋敷通りふるさと館に立ち寄ってから車を返却しました。

※最後に武家屋敷通りを回りましたが、初日に空港→港の移動で二時間時間があった時に寄れば、今日もう少し時間を稼ぐことが出来ました。
旅行では、出発時刻が決まっている最終日は詰め込まず、先手先手で観光するのが鉄則ですね。


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鬼岳から見た福江空港。
時間がなくて山頂まで行けず、天文台上付近から。
手前の高まりで滑走路全体は見えません。

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ターミナル地区をアップにしたところ。
よく見えます。



■ツアー客が来るのが早い福江
レンタカー屋からは空港へ送迎してもらえました。
福江空港に着くと、まだ16時半なのに、既に高年代のツアー客が到着済みで、1階、2階ともに人でごった返していました。数少ないロビーのイスがほぼ埋まっている状態でした。
このあとの出発便は、自分が乗るORC78便(17:45発)で、まだ一時間以上あります。小さな空港でこんなに早く来なくても、、、。予想外な状況で、これでは人を入れない撮影はかなり難しく、館内では細かい調査はできませんでした。
仕方なく、詳しくは外回りを調べただけで、内部の撮影は軽く済ませた程度。売店で買い物をしたあとは、搭乗待合室で大人しく待ちました。

※飛行機に乗ったら、なんと団体客は長崎便には乗らずじまい。次の福岡便(18:15発)の利用客だったようで、売店と飲食店が1店舗ずつしかない空港で、二時間も待っていたようでした(かなり暇そうにしていました)。
団体ツアー旅行なら、チェックイン手続きもまとめてしてもらえるでしょうし、バスで回る道も普段走り慣れている道で時間を読めるのですから、ギリギリまで観光するなどうまく時間調整してもらいたいものです。(船到着から直接来ていたのかな、、、?)


長崎までは30分の飛行ですが、ちょうど出発のタイミングで、ヘリの出発と福岡便の着陸が被ってしまい、エプロンで待ちぼうけを食らいました。
長崎での乗り継ぎは余裕を持たせていたのでハラハラしませんでしたが、往路のようなギリギリ乗り継ぎだったら、空の上で酔う前に胃に悪い感じでした。
長崎では乗り継ぎに3時間近くあります。バラバラの予約なのと、福江空港のカウンタが団体客で混んでいて有人窓口に並びにくかったこともあり、手荷物預けや乗り継ぎ手続きをしなかったので、長崎空港でいったん外へ。激混みの飲食店で夕食を済ませたあと、帰京の途につきました。

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福江空港正面のモニュメントは、前回訪問時にはなかったもの。
コイスルツバキだそうですが、壊れてる?アートとして壊してる?
ほんの数年で発生した錆びもアートの一環なのでしょうか???

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館内で人がいない写真はこの程度。
風景パネルってなんではみ出てるの多いんですかね。
はみ出ると後ろの壁も映さないとなので、撮影意欲減っちゃいます。


■今日の教訓!
道の駅は団体予約に要注意←食いっぱぐれます
西側、南側はクネクネ道←布浦辺りはかなりの寒村です
[福江]館内見学はお早めに←利用者は意外と早く到着しています
[長崎]夕飯時は激混み←時間に余裕を持って

■実際の旅程
12/09 SAT
福 江市内07:45(徒  歩)→08:00福江市内トヨタレンタカー
トヨタレン08:15(レンタカー)→08:20福江市内ホテル
福 江市内08:30(レンタカー)→09:00堂崎天主堂
堂崎天主堂09:30(レンタカー)→10:00楠原教会
楠 原教会10:00(レンタカー)→10:15水ノ浦教会
水ノ浦教会10:30(レンタカー)→10:45道の駅遣唐使ふるさと館
道の駅遣唐11:00(レンタカー)→11:15高浜海水浴場
高浜海水浴11:15(レンタカー)→11:45大瀬埼展望台
大瀬埼展望12:00(レンタカー)→12:15NEWパンドラ(昼食)
パンドラ昼13:00(レンタカー)→13:15井持浦教会
井持浦教会13:30(レンタカー)→13:45西高野山大寳寺
西高野山 14:00(レンタカー)→14:30鬼岳
鬼   岳15:00(レンタカー)→15:15山本二三美術館/福江武家屋敷通りふるさと館
武家屋敷通15:45(レンタカー)→16:00福江市内トヨタレンタカー
トヨタレン16:00(送  迎)→16:15[福江空港]
[福江空港]17:45(ORC78便)→18:15[長崎空港]
[長崎空港]21:10(SNA38便)→22:45[東京国際空港]
[東京国際空港]23:00(京急線)→23:30横浜駅
横 浜 駅23:30(自転車)→24:00自  宅


posted by johokotu at 21:00| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | ◆旅行記 | 更新情報をチェックする

2023年12月08日

舞い上がれ ないGOTO(2日目)

※本旅行記は2023年12月に訪問したものを2024年4月に公開したものです。


■2023.12.08 (福江)→上五島→(福江)

■意外と混んでるジェットフォイル
二日目の今日は、一日かけて中通島/頭ヶ島訪問です。
まずは朝一のジェットフォイルで中通島奈良尾港に向かいます。7時半発なので、福江港には7時に到着。往復ジェットフォイルか分からないので、とりあえず片道で購入しました。

定期船のジェットフォイル(九州商船07:30発奈良尾経由長崎行)は定刻に出発。朝早い船でしたが、飛行機より早く長崎市内まで行ける第1便のためか結構混んでいました。

中通島の奈良尾港までは30分で到着。着いたら、レンタカー屋へ送迎を受けました。

まずは、9:30に予約した頭ヶ島天主堂へ向かいます。頭ヶ島天主堂までは奈良尾港からは40キロほど。田舎道なので40分もあれば行けるでしょうから、少し時間が余っています。そこで、レンタカーの貸出を受けた後はいったん奈良尾港へ戻り、港の調査を行いました。
帰りの、最終便のジェットフォイルが空いているか確認したところ、満席近いとの返事。帰れなくなったらマズいと、すぐに帰りのきっぷを購入してしまいました。(これだったら福江で往復割引を適用させておくべきだった、、、)

202311-1e.jpg
奈良尾港のターミナル内部。観光案内所が一階にあるほか、二階に売店がありました。



■時間がかかる島内移動
奈良尾港は8時半に出ました。
少し早過ぎる感じもしますが、頭ヶ島に早く着くようなら、上五島空港を見ることにして、先を急ぐことにしました。

ところが、島を北上するにつれて、少しずつ車が増えてきて、青方〜有川間はトロトロ。ほとんどの信号が赤と言えるくらい多くの信号につかまるなど流れが悪い状態が続きました。有川に着いた時には既に9時10分頃。有川から先は、だいぶ改修はされているものの、クネクネ道で速度は出せず、まっすぐ頭ヶ島天主堂に向かったにもかかわらず、奈良尾港から頭ヶ島までは一時間以上かかり、頭ヶ島天主堂到着は9時半を若干過ぎてしまいました
ハマンナ位は寄りたかったのに、とにかく時間がありませんでした。

頭ヶ島天主堂は非常に珍しい石造りの教会堂で、五島の教会群の中では最大の名所と言って良いでしょう。
着いたところでバスで来ていた団体とすれ違いましたが、同じ時間帯に他に予約していた人は無し。天主堂内にいた監視員信者が独り占めしたような状態で詳しく説明してくれたので、教会内でゆっくりすることができました。

※説明してくれた信者の方によると、朝のうちは、朝日に照らされたステンドグラスで教会内に珍しい形が浮かぶ時間帯でした。一日の中で最もオススメの時間帯らしいです。
さらに12月だったため、クリスマスに向けて特別な展示(降誕場面)をしていることなども教えてもらえました。
こういうことは説明してもらわないと分からないので、とてもありがたいものでした。


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午前中は逆光で眩しい光の中にある頭ヶ島天主堂。
石造りの教会は非常に珍しい存在です。



■上五島はやっぱり閉館中
頭ヶ島天主堂を出たあとは、すぐに上五島空港に向かいました。
ターミナルが開いているかもという淡い期待を抱いて訪問しましたが、エプロンで作業員が草刈りをしていたものの、ターミナルはやはり閉館していました
前回同様に展望デッキにだけは上れたので、軽く見学しました。

202311-1f.jpg
上五島空港は閉館中ですが、入口に新しい看板が立っていました。
この位置より手前側が世界遺産地帯。古い生活道が横切りフットパスの一部です。
世界遺産の目の前なのに活用されない残念すぎる空港です。

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上五島空港展望デッキから。
この日は視程が非常に良く、佐世保方面まで見えていたと思います。
作業はしているのに、ターミナルの中には入れないとはなあ、、、。


上五島空港からは、時間調整も兼ねて最寄りの江ノ浜地区にある坂本龍馬ゆかりの地に寄り道しました。
ここが坂本龍馬のゆかりの地になっているのは、この沖の潮合崎付近でワイル・ウエフ号が遭難したためです。この船舶は、亀山社中/薩摩藩がグラバーから購入したもの。購入直後、薩長同盟親善もあって薩摩でお披露目するために、亀山社中の船員らを乗せ、ユニオン号に曳航され長崎から鹿児島に向かいます。ところが、甑島沖で暴風雨に遭って曳航を解かれたところ、強風で航行不能に。そのまま140キロほど流され、潮合崎沖で座礁沈没し、12人が亡くなったそうです。
寺田屋事件後鹿児島で療養していた龍馬が、この地に駆けつけ慰霊したことから、ゆかりの地となったものでした。
それにしても、いま五島列島に行くのも結構大変なのに、昔の人はいとも簡単に日本国内を飛び回っていますね、、、。(龍馬って、今で言ったら、政治家やってるトラック野郎経営者って感じでしょうか。)

その後は、有川の五島うどんの里で開店直後に入店して昼食を取りました。

※新上五島町の飲食店では、ちょうど11月25日〜12月24日に、五島列島で売り出し中の養殖マグロの特別メニューを出すキャンペーン(上五島養殖まぐろフェア)を展開していました。事前にネットで五島うどんの里でも特別メニューが提供されていることを確認していたので、それを頼もうと寄り道したのですが、11時の開店直後に行ったにもかかわらず、なぜか提供されていませんでした。
前日の夕食が急きょ海鮮のお店になり、同店名物のキビナゴか、より食べたいマグロかで迷ったため、マグロは明日食えるわと、食べていませんでした。ネットで大々的に宣伝していただけに、食べられないことになるとは思いもよりませんでした。


202311-1l.jpg
後ろに見える島の上に上五島空港があります。
今ならいとも簡単に空から訪問出来るはずなのに、なぜか 舞い上がれ ない???
逆に飛び道具好きの龍馬の方が全国を簡単に飛び回ってますね〜。
そんな上五島空港は、高知に続く龍馬空港?



■世界遺産以外の教会に寄り道寄り道
昼食後は中通島の名所を回ります。
最北端まで行く余裕はなく最低限の名所のみを見てまわる方針に変更。中通島で最も有名な青砂ヶ浦教会をまず訪れ、その後は矢堅目公園へ。そのあとは奈良尾港に向かいながら雰囲気の良さそうな教会を厳選して訪れることにしました。
矢堅目からは、冷水教会旧鯛ノ浦教会大曽教会中ノ浦教会を回りました。
中ノ浦教会では、12月ならではで、当日夜に行われるクリスマスコンサートの練習中でした。

時間があれば若松島に上陸し、龍観山展望所や土井ノ浦教会位は寄りたかったですが、時間がなくパス。奈良尾港に近付き、なんとか間に合いそうだったので、最後に福見教会桐教会に寄って奈良尾港に着きました。

帰りのジェットフォイルは、長崎から福江に向かう地元高校生の団体が乗っていたために残席が少なかったようでした。
福江に着いたら、昨日同様に歩いて移動。前日に予約したステーキハウスで夕食を済ませました。

※12月の教会は一年で一番特別な時期。教会群を訪問するのにオススメです。
五島列島に多いカトリックの各教会では降誕場面の模型を手作りして飾り付けるほか、イルミネーションを実施する教会も多いです。そして、新上五島町の教会では、信者以外も参加可能なクリスマスコンサートを、毎週末持ち回りで行っていました。


202311-1w.jpg
ステーキハウスに向かう途中で福江教会に寄ったら、
大規模にイルミネーションをしていました。


■今日の教訓!
[上五島]閉館中←行ってもターミナル内にはやっぱり入れません
船は意外と混んでいる←長崎からの利用者を考慮しよう
頭ヶ島天主堂行くなら朝←珍しい模様が見られます
養殖まぐろフェアは要注意←告知されていても提供無しの場合あり!
新上五島は移動に時間かかる←クネクネ道+信号待ち多し
教会は12月がオススメ←特別な展示やイルミを見られます

■実際の旅程
12/08 FRI
福 江市内06:30(徒  歩)→07:00福江港
福 江 港07:30(九州商船)→08:00奈良尾港/トヨタレンタカー
奈良尾 港08:30(レンタカー)→09:30頭ヶ島天主堂
頭ヶ島教会10:00(レンタカー)→10:15[上五島空港]
[上五島空港]10:30(レンタカー)→11:00五島うどんの里(昼食)
うどんの里12:00(レンタカー)→12:15青砂ヶ浦教会
青砂浦教会12:30(レンタカー)→12:45矢堅目公園
矢堅目公園13:00(レンタカー)→13:15冷水教会
冷 水教会13:30(レンタカー)→13:45旧鯛ノ浦教会
鯛ノ浦教会14:00(レンタカー)→14:15大曽教会
大 曽教会14:30(レンタカー)→14:45中ノ浦教会
中ノ浦教会15:00(レンタカー)→15:15福見教会
福 見教会15:30(レンタカー)→15:45桐教会
 桐 教会16:00(レンタカー)→16:15奈良尾港/トヨタレンタカー
奈良尾 港16:30(九州商船)→17:00福江港
福 江 港17:00(徒  歩)→17:30福江市内
SERENDIP HOTEL GOTO 泊

posted by johokotu at 21:00| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | ◆旅行記 | 更新情報をチェックする