※本旅行記は2023年11月に訪問したものを2024年3月に公開したものです。
■2023.11 東京国際・福岡・大分県央の旅行前
■野暮用ついでに九州へ 第三弾は大分県央、福岡
九州訪問第三弾は11月はじめの連休に計画しました。
今回の野暮用は11月4日ほぼ丸一日福岡での予定が入りました。前日と翌日に休みが取れましたが、5日は夜には東京に戻っていなければならなかったため、11月3日〜11月5日の昼過ぎまでで野暮用ついでに空港見学をすることにしました。
今回訪問を狙ったのは、2009年以来14年間行けておらず、9月にも行けなかった大分県央飛行場と、コロナ中に新規オープンした福岡空港(奈多地区)でした。
見学に費やせるのは、11月3日と11月5日の昼過ぎまででした。大分県央を3日に、奈多地区を5日に訪問することで確定しましたが、他にどの空港に行くかが迷いどころです。
大分県央と一番セットにしやすい大分には2019年、天草と熊本には9月に訪問済。北九州や宮崎、鹿児島は少し遠い印象です。
色々考えた結果、奈多地区=回転翼施設に行くので、周辺のヘリポートや場外離着陸場を巡ることにしました。
大分県央に近い阿蘇山周辺に、阿蘇場外離着陸場、産山場外離着陸場、久住滑空場と多くの場外離着陸場があることが判明。熊本市内にも、2つの非公共用ヘリポート(熊本県警察、済生会熊本病院)と白川滑空場があることが分かったので、3日はそれらを訪れることにしました。また、阿蘇山のど真ん中をはじめ、非公共用にも分類されないヘリポート(=つまり場外離着陸場)が多数あるようなので、それらにも出来るだけ寄るつもりでいました。
5日は福岡空港と周辺のヘリポートを巡ることにしました。福岡市内は非公共用ヘリポートの宝庫で、NHK福岡、福岡県済生会福岡総合病院、福岡和白病院、九州大学病院、福岡市立こども病院が候補になりました。
非公共用ヘリポートのうち、病院のヘリポートは私設過ぎるため施設概要のページを作るつもりがありません。そもそも非公共用ヘリポート自体見学必須とは考えていなかったため、大分県央飛行場、福岡空港、福岡空港(奈多地区)に行ければ最低OKです。
少し離れますが、時間が余るようなら、大分県庁ヘリポート、久留米市内の2ヘリポート(久留米大学、聖マリア病院)、佐賀大学医学部附属病院ヘリポートにも足を伸ばす計画としました。
行程は3日午前に熊本入りで確定。
3日は、熊本市内の3か所を巡ったあと、阿蘇周辺の3つの場外離着陸場を通って大分県央へ行きます。時間が余れば大分県庁ヘリポートまで足を伸ばすことにしました。
4日は、午前中に福岡に行き、野暮用に費やします。
5日は、福岡空港と周辺のヘリポートを回り、おやつの時間に出発する計画を立てました。ヘリポートを回ってから最後飛行機に乗る前に福岡空港を訪問する方が効率が良いですが、そうなると人が多くなってしまうので、開館と同時に福岡空港のターミナル見学をすることにしました。
アクセスの予約
秋の行楽シーズンの三連休であるうえ、28日前を過ぎていたこともあり、値段は高く、△便が多めでした。
往路は、11月3日に東京国際(羽田)→熊本で予約しました。
復路は、11月5日のおやつの時間に福岡を出る便で予約しました。
帰りは直前予約でも安めのスカイマークにしたものの、あまり安く手配は出来ませんでした。
現地移動の予約
レンタカーを11月3日に熊本で、11月5日に福岡で借りることにしました。
まず熊本での貸出。3日中に返しても良いのですが、大分方面まで行ってしまうと、レンタカー屋の営業時間中に戻ってくるのが困難です。11月4日は午前中に福岡に着ければ良いので、11月3日10時熊本空港〜11月4日10時熊本駅前の24時間貸出としました。
続いて福岡は、福岡空港で11月5日8時半〜14時半の6時間貸しとしました。
宿泊の予約(なし)
今回は、11月3日、4日の二泊が必要です。
3日夜は夜通し運転になる可能性があることから車中泊を活用。
4日夜のみ福岡での宿泊で予約しました。
■ここまでの教訓!
・[熊本]レンタカー夜閉まるの早し←夜は返却もできず本当に使い物になりません。
■今回の予定旅程
11/03 FRI
自 宅05:30(自転車)→06:00横浜駅
横 浜 駅06:00(京急線等)→06:30[東京国際空港]
[東京国際空港]08:05(JAL625便)→09:55[熊本空港]
[熊本空港]10:00(レンタカー)→10:30[熊本県警察ヘリポート]
[熊本県警察HP]10:30(レンタカー)→11:00[済生会熊本病院ヘリポート]
[済生会熊本病院HP]11:00(レンタカー)→11:30[白川滑空場]
[白川滑空場]11:30(レンタカー)→13:00[阿蘇場外離着陸場]
[阿蘇場外離着陸場]13:00(レンタカー)→13:30[久住滑空場]
[久住滑空場]13:30(レンタカー)→14:00[産山場外離着陸場]
[産山場外離着陸場]14:00(レンタカー)→15:00[大分県央飛行場]
[大分県央飛行場]16:00(レンタカー)→17:00[大分県庁ヘリポート]
[大分県庁ヘリポート]17:00(レンタカー)→20:00道の駅阿蘇
道の駅阿蘇 泊(車中泊)
※阿蘇場外離着陸場に行く前に、旧熊本空港跡地、阿蘇山上ヘリポートなどにも寄れれば寄り道
11/04 SAT
道の駅阿蘇07:00(レンタカー)→08:00熊本駅前
熊 本 駅08:45(JR鹿児島本線 快速)→09:35大牟田駅
大牟田 駅09:55(西鉄大牟田線 特急)→10:55天神福岡駅(野暮用)
アパホテル博多東比恵駅前 泊
11/05 SUN
福岡市内 05:00(徒 歩)→05:30[福岡空港]
[福岡空港]06:30(福岡市地下鉄空港線)→06:45大濠公園駅
大濠公園駅06:45(徒 歩)→06:50[NHK福岡ヘリポート]
[NHK福岡HP]06:50(徒 歩)→07:00大濠公園駅
大濠公園駅07:00(福岡市地下鉄)→07:10天神駅
天 神 駅07:10(徒 歩)→07:15[福岡県済生会福岡総合病院ヘリポート]
[福岡県済生会福岡総合病院HP]07:15(徒 歩)→07:20天神駅
天 神 駅07:20(福岡市地下鉄)→07:30馬出九大病院前駅
馬出九大駅07:30(徒 歩)→07:40[九州大学病院ヘリポート]
[九州大学病院HP]07:40(徒 歩)→07:50馬出九大病院前駅
馬出九大駅07:50(福岡市地下鉄)→08:00中洲川端駅
中洲川端駅08:00(福岡市地下鉄)→08:15[福岡空港]
[福岡空港]08:30(レンタカー)→09:00[福岡市立こども病院ヘリポート]
[福岡市立こども病院HP]09:00(レンタカー)→09:15[福岡空港(奈多地区)]
[福岡空港(奈多地区)]09:45(レンタカー)→10:00[福岡和白病院ヘリポート]
[福岡和白病院HP]10:00(レンタカー)→11:30[福岡空港]
[福岡空港]15:20(SKY016便)→16:55[東京国際空港]
[東京国際空港]17:00(東京モノレール線)→17:30浜松町駅
2023年11月02日
2023年10月22日
GASA2にPREMIUMへ(旅行後)
※本旅行記は2023年10月に訪問したものを2024年3月に公開したものです。
■2023.10 東京国際・福岡・長崎・佐賀の旅行後
今回の旅では、長崎で高所から空港全体を眺める展望台に2か所も行きました。しかも2か所とも気軽に車でアクセスできました。
全国的に見ても、このような場所は珍しいです。
そこで、今回は、車や公共交通機関で気軽に行ける、高所から空港全体を眺められる場所を探ってみます。
■高みの見物出来る場所は意外と少ない
空港は飛行機に乗りに行く場所。飛行機で飛び上がれば簡単に空港を高所から眺められます。しかし、飛行機の中からだと、高速で移動しながら見ることになるため、出来れば一か所からゆっくり眺めたいものです。
じゃあ、空港近くの高台に登れば良いじゃん、となるわけですが、空港は、航空機が離着陸するため、制限表面が設定されています。このため、周囲に高い建物が建てられず、近隣に空港を眺められる高所があるのは実は珍しいです。
それでも、空港展望デッキから山が見える所は多いので、近隣の山の山頂に行けば、空港はきれいに見えるはずです。でも、普通は、山頂に行くには、山道を歩かねばなりません。例えば、利尻空港の場合、利尻富士の山頂からなら、空港全体を眺めることが出来ます。しかし、本格的な登山が必要になります。
こういう山は結構あります。武佐岳から見る中標津空港、甑岳山から見る山形空港、立山連峰から見る富山空港、富士山から見る静岡空港、大辺路富田坂から見る南紀白浜空港、大道山から見る石見空港などです。いずれも登山道などを進まねばならず、気軽にその光景を目にするのは難しいです。
また、空港周囲に高低差100メートル位の場所はよくありますが、そのくらいの高低差では空港全体を見るには少し低いです。今回の長崎空港のように7キロ程度の距離でも、300メートル〜400メートル程度は高低差がほしいところです。
10キロ離れてしまうと500メートル位は欲しくなります。空港から距離があると、より高さが必要になってきますから、高台から高みの見物をするというのは、結構条件が厳しいです。
■島が意外と多い?ロープウェイやケーブルカーで登れる所も
今回は、そんな高台から空港全体を眺められる場所の中でも、車や公共交通機関でなどで気軽に行ける場所を挙げてみます。
長崎と同じくらいの角度で見るためには、
・距離1キロで標高差50m以上(近すぎて全体が見えない?)
・距離5キロで標高差200m以上
・距離10キロで標高差500m以上
・距離20キロで標高差1,000m以上(遠くて見づらい?)
は欲しいところです。
(*の標高はだいたいの高さ、印ないものは公称の高さです。)
■札幌飛行場
藻岩山展望台
・空港から南南西約11キロ
・標高531m(空港と標高差523m)
・アクセス:ロープウェイ
■函館空港
函館山展望台
・空港から西約10キロ
・標高334m(空港と標高差300m)
・アクセス:ロープウェイ、バス、車
※だいぶ斜め気味の風景で、やや高さが足りない印象
■大島空港
三原山割れ目火口C火口列
・空港から南東約4.3キロ
・標高480m*(空港と標高差442m*)
・アクセス:車
→旅行記で過去に取り上げています。
https://johokotu.seesaa.net/article/464173134.html
■新島空港
大峰展望台
・空港から南約1.9キロ
・標高195m*(空港と標高差166m*)
・アクセス:車
■八丈島空港
八丈富士ふれあい牧場展望台
・空港から北西約2.3キロ
・標高490m*(空港と標高差398m*)
・アクセス:車
■佐渡空港
交流センター白雲台
・空港から西北西約7キロ
・標高850m(空港と標高差827m)
・アクセス:車
■松本空港
高ボッチ高原
・空港から東南東約11キロ
・標高1,665m(空港と標高差1,008m)
・アクセス:車
■静岡空港
粟ヶ岳展望台
・空港から南東約12キロ
・標高532m(空港と標高差400m)
・アクセス:車(狭路)
※だいぶ斜め気味の風景で、やや高さが足りない印象
■八尾空港
高尾山創造の森
・空港から東約4.0キロ
・標高200m*(空港と標高差190m*)
・アクセス:車(駐車場は麓側)
■神戸空港
六甲山展覧台
・空港から北約13キロ
・標高737m(空港と標高差733m)
・アクセス:ケーブルカー、車
※六甲山には他にもいくつか展望台あり
■鳥取空港
鳥取城跡
・空港から東南東約7キロ
・標高263m(空港と標高差248m)
・アクセス:車(駐車場は麓側)
※だいぶ斜め気味の風景で、やや高さが足りない印象
■美保飛行場(米子空港)
華蔵寺
・空港から北西約11キロ
・標高456m(空港と標高差450m)
・アクセス:車
■大分県央飛行場
やすらぎ公園展望台
・空港から北西約5.6キロ
・標高820m(空港と標高差585m)
・アクセス:車
■長崎空港←今回訪問!
琴ノ尾公園展望台
・空港から南西約7.5キロ
・標高451m(空港と標高差449m)
・アクセス:車
琴平岳展望所
・空港から東約7.7キロ
・標高330m(空港と標高差328m)
・アクセス:車(ごく一部狭路)
■熊本空港←前回訪問!
西原駐車場
・空港から東約9.1キロ
・標高400m*(空港と標高差204m*)
・アクセス:車
→旅行記で過去に取り上げています。
https://johokotu.seesaa.net/article/502381819.html
■徳之島空港
前野展望台
・空港から東北東約3.5キロ
・標高180m*(空港と標高差178m*)
・アクセス:車 ※草むらはハブ注意
■伊江島空港
タッチュー(城山)山頂
・空港から東約2キロ
・標高172m(空港と標高差99m)
・アクセス:車(駐車場は麓側) ※草むらはハブ注意
■与那国空港
満田原森林公園
・空港から南東約1.1キロ
・標高90m*(空港と標高差75m)
・アクセス:車
※やや近すぎる印象
ざっと挙げてみましたが、離島が多い印象でしょうか。
ロープウェイやケーブルカーで登れる場所もありますね。
■眺めがもう一歩の所も多い
一方で、もう一歩の眺めの所もたくさんあります。
その一例が、空港の一部が見えない展望台です。
金甲山展望所から見る岡南飛行場、岩国城から見る岩国飛行場、米ノ山展望台から見る福岡空港、鬼岳から見る福江空港、外地島展望台から見る慶良間空港、などがあります。
いずれも空港は見えているのですが、手前の土地の高まりなどで、全体は眺められません。
もう一例は、高さが足りなかったり、遠かったりするせいで角度が緩やかすぎて、空港が分かりにくい展望スポットです。見えるといえば見えるはずですが、、、。
・開陽台から見る中標津空港:約8.0キロ/標高差約205m(低い)
・眺海の森展望台から見る庄内空港:約17キロ/標高差約253m(遠い・低い)
・筑波山女体山から見る百里飛行場(茨城空港):約28キロ/標高差約844m(遠い)
・庭田山山頂から見る名古屋飛行場:約33キロ/標高差約436m(遠い・低い)
・御在所岳から見る中部国際空港:約40キロ/標高差約1,208m(遠い)
・上床公園から見る鹿児島空港:約4.0キロ/標高差88m(低い)
・サザンクロスセンターから見る与論空港:約3.3キロ/標高差約92m(低い)
・南の島の展望台から見る新石垣空港:約8.0キロ/標高差約171m(低い)
などがそれに当たるでしょうか。
東京国際空港(羽田空港)も、周辺のビル展望台(東京スカイツリー、東京タワー、フジテレビ展望台、川崎マリエン、千葉マリンタワー等)から見えますが、空港全体を見るという感じではありません。(→フジテレビ展望台からの羽田空港、川崎マリエンからの羽田空港はそれぞれ別の旅行記で公開しています。)
これらの展望台は、撮影地ガイドなどで紹介されているところもあります。
撮影地ガイドは離着陸する飛行機が撮れれば良いので、必ずしも空港がはっきり見えていなくても良いんですね。空港を眺めるのを目的としていると、時々騙されますので要注意です。
最後に見えてると言えば見える、行きやすいと言えば行きやすい場所を。
高山航空公園から見える高松空港は、滑走路がはっきり見えますが、真正面過ぎるのと標高差が少なくて、空港全体を見るという点では微妙です。
関西国際空港が見える梵天山展望台は、かなりの狭路でバイクでなら行けるようです。
富山空港からは称名滝の上の方や弥陀ヶ原を眺められます。と言うことは、向こうからも空港が見えるはずですが、それらを見られる展望スポットがあるのかは良く分かりませんでした。
情報交通ホットライン日本空港情報館ブログでは、一部の空港の空港概要ページで、上空や高台からの眺めた風景を掲出しています。合わせて参考にしてみてください。
※高台は函館、大島、八丈島、長崎、与論、伊江島、新石垣、 東京朝日ヘリポート、芝浦ヘリポートで取り上げています。
→https://johokotu.seesaa.net/article/172119088.html
上に挙げた以外にも、空港全体を眺められる高台はいくつもあります。
コロナ明け、次に行くなら、空港を上から目線でゆっくり眺めるのはいかがでしょうか。ハイキングやドライブついででの訪問もできますよ。
空港の中だけでは感じられない空港の魅力も感じて欲しいと思いつつ、今回の旅を〆ます。
■2023.10 東京国際・福岡・長崎・佐賀の旅行後
今回の旅では、長崎で高所から空港全体を眺める展望台に2か所も行きました。しかも2か所とも気軽に車でアクセスできました。
全国的に見ても、このような場所は珍しいです。
そこで、今回は、車や公共交通機関で気軽に行ける、高所から空港全体を眺められる場所を探ってみます。
■高みの見物出来る場所は意外と少ない
空港は飛行機に乗りに行く場所。飛行機で飛び上がれば簡単に空港を高所から眺められます。しかし、飛行機の中からだと、高速で移動しながら見ることになるため、出来れば一か所からゆっくり眺めたいものです。
じゃあ、空港近くの高台に登れば良いじゃん、となるわけですが、空港は、航空機が離着陸するため、制限表面が設定されています。このため、周囲に高い建物が建てられず、近隣に空港を眺められる高所があるのは実は珍しいです。
それでも、空港展望デッキから山が見える所は多いので、近隣の山の山頂に行けば、空港はきれいに見えるはずです。でも、普通は、山頂に行くには、山道を歩かねばなりません。例えば、利尻空港の場合、利尻富士の山頂からなら、空港全体を眺めることが出来ます。しかし、本格的な登山が必要になります。
こういう山は結構あります。武佐岳から見る中標津空港、甑岳山から見る山形空港、立山連峰から見る富山空港、富士山から見る静岡空港、大辺路富田坂から見る南紀白浜空港、大道山から見る石見空港などです。いずれも登山道などを進まねばならず、気軽にその光景を目にするのは難しいです。
また、空港周囲に高低差100メートル位の場所はよくありますが、そのくらいの高低差では空港全体を見るには少し低いです。今回の長崎空港のように7キロ程度の距離でも、300メートル〜400メートル程度は高低差がほしいところです。
10キロ離れてしまうと500メートル位は欲しくなります。空港から距離があると、より高さが必要になってきますから、高台から高みの見物をするというのは、結構条件が厳しいです。
■島が意外と多い?ロープウェイやケーブルカーで登れる所も
今回は、そんな高台から空港全体を眺められる場所の中でも、車や公共交通機関でなどで気軽に行ける場所を挙げてみます。
長崎と同じくらいの角度で見るためには、
・距離1キロで標高差50m以上(近すぎて全体が見えない?)
・距離5キロで標高差200m以上
・距離10キロで標高差500m以上
・距離20キロで標高差1,000m以上(遠くて見づらい?)
は欲しいところです。
(*の標高はだいたいの高さ、印ないものは公称の高さです。)
■札幌飛行場
藻岩山展望台
・空港から南南西約11キロ
・標高531m(空港と標高差523m)
・アクセス:ロープウェイ
■函館空港
函館山展望台
・空港から西約10キロ
・標高334m(空港と標高差300m)
・アクセス:ロープウェイ、バス、車
※だいぶ斜め気味の風景で、やや高さが足りない印象
■大島空港
三原山割れ目火口C火口列
・空港から南東約4.3キロ
・標高480m*(空港と標高差442m*)
・アクセス:車
→旅行記で過去に取り上げています。
https://johokotu.seesaa.net/article/464173134.html
■新島空港
大峰展望台
・空港から南約1.9キロ
・標高195m*(空港と標高差166m*)
・アクセス:車
■八丈島空港
八丈富士ふれあい牧場展望台
・空港から北西約2.3キロ
・標高490m*(空港と標高差398m*)
・アクセス:車
■佐渡空港
交流センター白雲台
・空港から西北西約7キロ
・標高850m(空港と標高差827m)
・アクセス:車
■松本空港
高ボッチ高原
・空港から東南東約11キロ
・標高1,665m(空港と標高差1,008m)
・アクセス:車
■静岡空港
粟ヶ岳展望台
・空港から南東約12キロ
・標高532m(空港と標高差400m)
・アクセス:車(狭路)
※だいぶ斜め気味の風景で、やや高さが足りない印象
■八尾空港
高尾山創造の森
・空港から東約4.0キロ
・標高200m*(空港と標高差190m*)
・アクセス:車(駐車場は麓側)
■神戸空港
六甲山展覧台
・空港から北約13キロ
・標高737m(空港と標高差733m)
・アクセス:ケーブルカー、車
※六甲山には他にもいくつか展望台あり
■鳥取空港
鳥取城跡
・空港から東南東約7キロ
・標高263m(空港と標高差248m)
・アクセス:車(駐車場は麓側)
※だいぶ斜め気味の風景で、やや高さが足りない印象
■美保飛行場(米子空港)
華蔵寺
・空港から北西約11キロ
・標高456m(空港と標高差450m)
・アクセス:車
■大分県央飛行場
やすらぎ公園展望台
・空港から北西約5.6キロ
・標高820m(空港と標高差585m)
・アクセス:車
■長崎空港←今回訪問!
琴ノ尾公園展望台
・空港から南西約7.5キロ
・標高451m(空港と標高差449m)
・アクセス:車
琴平岳展望所
・空港から東約7.7キロ
・標高330m(空港と標高差328m)
・アクセス:車(ごく一部狭路)
■熊本空港←前回訪問!
西原駐車場
・空港から東約9.1キロ
・標高400m*(空港と標高差204m*)
・アクセス:車
→旅行記で過去に取り上げています。
https://johokotu.seesaa.net/article/502381819.html
■徳之島空港
前野展望台
・空港から東北東約3.5キロ
・標高180m*(空港と標高差178m*)
・アクセス:車 ※草むらはハブ注意
■伊江島空港
タッチュー(城山)山頂
・空港から東約2キロ
・標高172m(空港と標高差99m)
・アクセス:車(駐車場は麓側) ※草むらはハブ注意
■与那国空港
満田原森林公園
・空港から南東約1.1キロ
・標高90m*(空港と標高差75m)
・アクセス:車
※やや近すぎる印象
ざっと挙げてみましたが、離島が多い印象でしょうか。
ロープウェイやケーブルカーで登れる場所もありますね。
■眺めがもう一歩の所も多い
一方で、もう一歩の眺めの所もたくさんあります。
その一例が、空港の一部が見えない展望台です。
金甲山展望所から見る岡南飛行場、岩国城から見る岩国飛行場、米ノ山展望台から見る福岡空港、鬼岳から見る福江空港、外地島展望台から見る慶良間空港、などがあります。
いずれも空港は見えているのですが、手前の土地の高まりなどで、全体は眺められません。
もう一例は、高さが足りなかったり、遠かったりするせいで角度が緩やかすぎて、空港が分かりにくい展望スポットです。見えるといえば見えるはずですが、、、。
・開陽台から見る中標津空港:約8.0キロ/標高差約205m(低い)
・眺海の森展望台から見る庄内空港:約17キロ/標高差約253m(遠い・低い)
・筑波山女体山から見る百里飛行場(茨城空港):約28キロ/標高差約844m(遠い)
・庭田山山頂から見る名古屋飛行場:約33キロ/標高差約436m(遠い・低い)
・御在所岳から見る中部国際空港:約40キロ/標高差約1,208m(遠い)
・上床公園から見る鹿児島空港:約4.0キロ/標高差88m(低い)
・サザンクロスセンターから見る与論空港:約3.3キロ/標高差約92m(低い)
・南の島の展望台から見る新石垣空港:約8.0キロ/標高差約171m(低い)
などがそれに当たるでしょうか。
東京国際空港(羽田空港)も、周辺のビル展望台(東京スカイツリー、東京タワー、フジテレビ展望台、川崎マリエン、千葉マリンタワー等)から見えますが、空港全体を見るという感じではありません。(→フジテレビ展望台からの羽田空港、川崎マリエンからの羽田空港はそれぞれ別の旅行記で公開しています。)
これらの展望台は、撮影地ガイドなどで紹介されているところもあります。
撮影地ガイドは離着陸する飛行機が撮れれば良いので、必ずしも空港がはっきり見えていなくても良いんですね。空港を眺めるのを目的としていると、時々騙されますので要注意です。
最後に見えてると言えば見える、行きやすいと言えば行きやすい場所を。
高山航空公園から見える高松空港は、滑走路がはっきり見えますが、真正面過ぎるのと標高差が少なくて、空港全体を見るという点では微妙です。
関西国際空港が見える梵天山展望台は、かなりの狭路でバイクでなら行けるようです。
富山空港からは称名滝の上の方や弥陀ヶ原を眺められます。と言うことは、向こうからも空港が見えるはずですが、それらを見られる展望スポットがあるのかは良く分かりませんでした。
情報交通ホットライン日本空港情報館ブログでは、一部の空港の空港概要ページで、上空や高台からの眺めた風景を掲出しています。合わせて参考にしてみてください。
※高台は函館、大島、八丈島、長崎、与論、伊江島、新石垣、 東京朝日ヘリポート、芝浦ヘリポートで取り上げています。
→https://johokotu.seesaa.net/article/172119088.html
上に挙げた以外にも、空港全体を眺められる高台はいくつもあります。
コロナ明け、次に行くなら、空港を上から目線でゆっくり眺めるのはいかがでしょうか。ハイキングやドライブついででの訪問もできますよ。
空港の中だけでは感じられない空港の魅力も感じて欲しいと思いつつ、今回の旅を〆ます。
2023年10月21日
GASA2にPREMIUMへ(2日目)
※本旅行記は2023年10月に訪問したものを2024年3月に公開したものです。
■2023.10.21 (東彼杵)→長崎→佐賀→福岡→東京国際→(自宅)
■荒くれものが消えた長崎
今日は朝一から長崎空港を訪問し、昼に佐賀空港、夜に福岡空港に戻る予定です。
開館と同時に空港に入り込むため、道の駅 彼杵の荘を朝5時過ぎに出発しました。
今日は花文字山側に臨時駐車場が設置されますが、イベント時刻の10時にならないと使用が始まらないため、まずは空港駐車場に駐車しました。
6時15分の開館と同時に入り込み、まずは人が来る前に、売店等を先に確認。その後は国際線や到着、展望デッキなどに行きました。出発関係は、夜間駐機の飛行機が飛び立つ頃、出発客がひと段落するタイミングを見計らって確認しました。
最後は船舶ターミナルと箕島大橋など外部を回りました。
以前とそれほど大きな変化はなかったものの、出発保安検査場付近は工事中。いくつか店舗の入れ替わりがあったのと、展望デッキなども細かく変更していました。
見学自体は1時間強で完了。八時前にはほぼ終わりましたが、イベント開始までは一時間以上余ってしまいました。
だいぶ待つことになったものの、朝のうちは飲食店はスタバ程度しか開かず、開店と同時に結構人がなだれ込んだため、時間を潰すところがあまりありませんでした。飲食店がダメなら、竹内課長みたいにホカホカの角煮まんじゅうでも良いですが、せっかくなので地元名産の大村寿しを購入して朝食に。車の中で食べながら花文字山側の駐車場が開くのを待ちました。
※朝はバタバタと空港に来る人が多いので、早朝便になればなるほど朝食需要はあると思うのですが、どこの空港も飲食店が開くのは遅いです。九月に訪問した熊本みたいに保安検査後エリアの飲食店が充実していれば、より朝飯需要があると思うのですが、、、。
昼は街中に出ればどこでも飯が食えるので、街中の店が開いていない時間帯(=朝晩)に利用する空港こそ、朝晩に飲食店を開けてほしいところですね。
■いよいよPREMIUM NAGASAKIを体験!
そもそも花文字山側の駐車場のオープン時刻が告知されておらず良く分からなかったのですが、そこからバス送迎もあることを考えると流石に10時ギリギリということはなさそう。9時過ぎに様子見のつもりで、船舶ターミナル横の入口まで行ったらそのまま進めたので、特別区画に早速入り込みました。
何年か前までは花文字山に登ることも出来たようなのですが、今年は未公開。臨時駐車場として使われているだけでした。
時間も無いので、臨時駐車場を堪能しただけで、送迎バスには乗らずに、ターミナル地区側へと戻りました。
→長崎空港空港概要のページにも写真をアップしています。
※2009年に長崎空港に来たときに、長崎観光のブランドフレーズとして「PREMIUM NAGASAKI 極上の長崎へ」とPRされていたため、今回PREMIUMを連呼しています。
花文字山の訪問は、本当に「PREMIUM NAGASAKI」、極上の長崎空港体験でした。
■長崎空港は雲の上より上から目線で偉そうに眺めるべし!
空港を出たのは10時過ぎ。かなり時間を食ってしまいました。
今日はこのあと、佐賀経由で福岡へ向かいますが、まずは大村飛行場に軽く寄り道しました。
その後は、佐賀へ向かう経路上に新大村駅があったので立ち寄りました。
新大村駅内の観光案内所で、車で行けて、空港を眺められる高台がないか聞いたところ、琴平岳展望所が良いとオススメされたので寄り道しました。
琴平岳展望所からは、空港を、雲の上より上から目線で眺めることが出来ました。
多くの空港は制限表面のおかげでこんな近くから俯瞰で見ることはなかなか出来ませんが、長崎空港は海の周りは山に囲まれているので、高いところから空港全体を眺めることが可能なPREMIUMな立地でした。
※新大村駅は1年前に開業したばかりの新幹線の新駅です。長崎県が、長崎空港、新大村駅、大村インターチェンジを連携させて利用者を増やそうとしているので、寄ってみました。空港から乗合タクシーで約10分。新大村駅に来て乗り換えれば、あら不思議、長崎や武雄温泉まであっという間の15分です。
前略雲の上よりでも、航空と地べた這いつくばる新幹線は犬猿の仲で、日本人の常識では関係ない別の交通機関という印象でしょう。例えば、静岡は、交わる地なのに、馬鹿じゃねーのと言わんばかりに新幹線側が駅を造るのを完全拒否しています。
ところが、長崎では、航空(=船もあり!)、鉄道、道路の交通インフラがタッグを組んで地域の価値を上げようと頑張っています。こういう所は応援したいですよね〜。
ちなみに、新大村駅は、開業と同時に、JRの日本最長きっぷの終着駅になったらしく、鉄な皆さんにも一目置かれる存在になっていました。駅の観光案内所で認定証が発行されています。
■反対側はもっと上から目線が可能
琴平岳展望所で眺めていたら、空港の向こう側、海の先の山がこちらよりも高そうです。Googleマップで見たところ、見えている一番高い山頂付近に琴ノ尾公園展望台があり、長崎空港が見えそうでした。長崎空港の箕島の反対側を眺められそうだったので、せっかくの機会だと、急きょ寄り道することにしました。
福岡は来月にも来るので、今日は福岡見学を断念。最終便に間に合うよう20時までに福岡空港に着ければ良くなったので、佐賀空港は夕方訪問で動くことにしました。
琴ノ尾公園展望台は、これから向かう佐賀とは真逆方向にあります。琴ノ尾から佐賀空港までは100キロほどだったので、最大3時間程かかることを想定し、琴ノ尾出発のタイムリミットを13時に設定しました。
琴平岳は12時前に出発。海の向こうとは言え、目の前に見えていたので、すぐ着くのかと思っていたら、諫早側にグルリと回るルートで、意外と距離がある道のりでした。しかも車の流れが悪く、大村市岩松辺りまではダラダラ状態。諫早に入った喜々津辺りの国道34号線では渋滞にも巻き込まれました。
結局、琴ノ尾公園展望台までは一時間程かかりました。撮影をしている暇はあまりなく、そそくさと撮影を済ませました。
※琴ノ尾公園展望台は、車で山頂そばまで登っていける珍しい場所です。行くまでにずいぶん時間はかかりましたが、空港からは直線距離でわずか約7.5キロの地点で、標高約450メートルでした。一方で、さっきまでいた琴平岳展望所は、空港から直線距離で約7.7キロで標高は330メートルでした。
実は琴ノ尾公園展望台の方がより近く・より高い位置から空港を眺められるのです。
ただ、空港からの道路アクセスは、琴平岳展望所が約10キロに対し、琴ノ尾公園展望台は約40キロもあり、一時間かかります。
一部に道の狭い区間がありますが、離合をそれほど苦にすることなく車でアクセス出来ます。長崎市内も望めるなど眺望抜群の展望台で、登山のハイキングコースとしても親しまれていました。
ちなみに、空港から展望台までの間では、海沿い大草駅辺りでで空港がチラチラ見えている他、山頂駐車場より少し下がったところからの方が空港がよく見えます(駐車スペースがないので、山頂駐車場に停めて歩いて行くのがオススメ)。

琴ノ尾公園展望台からは右方向に有明海が見えます。
諫早の閉め切り堤防方向に、熊本長洲のクレーン群まで見えていました。
奥の山は阿蘇から久住にかけてで、熊本空港の方面です。
ソウル発熊本行きは、長崎空港上空から、写真の空を通っていくルートが多く、長崎と熊本は意外と近いようです。
■コスモスがPREMIUMな時期なのがSAGAな
琴ノ尾公園展望台は13時ギリギリに出発しました。
まず大村インター付近までは来た道を戻ります。往路同様に車は多めでした。渋滞は無かったものの流れは悪く、大村までは一時間弱でした。
少し先行きが心配ながら、佐賀空港付近には高速道路がありません。ここからは、国道444号線を進みました。多良岳山地のど真ん中を突っ切る山越え。鹿島に出たあとはクリーク地帯を横切ります。
大村市内までは車が多かったですが、大村インターの下をくぐり、国道444号線多良岳超え区間に入ったとたん、車が激減しました。鹿島市内に入るまでは信号もない快走路で、一気に有明海側へと出られました。
佐賀空港には15時台には到着できました。
※佐賀空港は佐賀平野の最も海側にあります。このため、アクセスが課題の一つです。
大村やその手前の諫早から佐賀へは、長崎自動車道を使えます。ところが、道が通るのは佐賀市の北側で、佐賀で高速を降りてから空港までは一般道路区間が続く大回りルートになっています。短絡する海側の一般道を進むより、20キロは距離が延びてしまいます。
このため、ナビで調べると、高速を使っても、嬉野か武雄で降りるよう指示されます。これだと、高速を使うのは全行程の半分程度です。一方で、嬉野まで高速を使った場合に高速区間と並行するのが国道444号線多良岳山系超え区間です。ここを通っても30分も到達時刻に差がありません。
そのため、大村から佐賀空港までは一般道経由でアクセスしました。
佐賀空港へのアクセス路を進んでいると、「花園マルシェ」の幟が多数並んでいます。
せっかくの機会なので、先に花園マルシェに寄り道しました。

花園はソバとコスモスの畑が広範囲に広がっていました。
ちょうどコスモスがPREMIUMな時期を迎えていてSNS映えなのか撮影に興じる人が多数いました。
周囲の草が高く、滑走路上の飛行機は撮りづらい印象。離着陸する飛行機と絡められる位でしょうか。
■PREMIUMなデザインになったのが粋なSAGA
佐賀空港は、ターミナル内の内装リニューアルが完了。オシャレに変わっていました。
太陽がかなり傾いてきていたため、太陽方向を撮影することになる外回りは日没直前に写しました。
※佐賀空港は内装リニューアルで、SAGA DESIGNを前面に出したスタイリッシュな内装に変化しました。長崎(naGASAki)に行った後だったので、名が先の長崎より名が無き佐賀(nakiSAGA)が粋な佐賀(kinaSAGA)になり皆来な佐賀(kinaSAGA)へといった感じを受けました。(佐賀空港のプロジェクトはSAGAnaな気がしますしね〜)
ラウンジもPREMIUMに名前を変更。さがのがらという、佐賀をイメージした柄の内装になりました。
佐賀空港は、情報交通ホットラインと同い年。昨年に25周年を迎えており、空活25と称したPR活動をしていました。新デザインの解説などが詳しいので、公式サイトを見てみてみては?→佐賀空港で「空活」25(佐賀県公式サイト=外部サイトに移行します)

搭乗待合室を外から眺めた様子。
写真に写る売店(SAGA AIRPORT PLAZA)が臨時閉店中と大々的に注意喚起されていました。
なんだかやかましいPRだなと感じたのですが、なんと前日に倒産していたのでした。
夕食をさがんれすとらん志乃で済ませ、佐賀空港は18時頃に出発しました。
想定より遅い出発。予約していた福岡最終便に間に合うかも微妙です。佐賀市内や久留米市内を通るのは渋滞が怖いので、国道385号線経由で東胆振インターから高速に乗り、とにかく先を急ぎました。
福岡空港に着けたのは20時ギリギリ。高速を降りてから車の流れが悪いうえに信号待ちも多く、閉店時刻に間に合うかハラハラしながらの到着でした。
なんだかここのところ連続となるものの、今日もバタバタと保安検査を通過し、バタバタと搭乗となりました。
福岡空港には来月も来られるとは言え、ほとんど見学する時間がないまま帰宅となりました。
■今日の教訓!
・[長崎]空の日イベントは花文字山へ←特別公開は年1回
・[長崎]高いところから見下ろそう←時間があれば琴ノ尾、無ければ琴平岳へ
・[佐賀]秋に行くなら花園へ←コスモスが綺麗です
・[佐賀]SAGA DESIGNのサーガを見よう←スタイリッシュになりました
・[福岡]レンタカー店の営業時間は要注意←渋滞考慮しお早めに〜
・皆でkinaSAGA、naGASAkiへ!←ガサツ(GASA two)でも差が無く行きやすい!
■実際の旅程
10/21 SAT
道の駅彼杵05:30(レンタカー)→06:00[長崎空港]
[長崎空港]10:30(レンタカー)→10:45[大村飛行場](外観)
[大村飛行場]10:45(レンタカー)→11:00新大村駅
新大村 駅11:15(レンタカー)→11:30琴平岳展望所
琴平岳展望11:45(レンタカー)→12:45琴ノ尾公園展望台
琴ノ尾公園13:00(レンタカー)→15:30[佐賀空港]
[佐賀空港]18:00(レンタカー)→20:00[福岡空港]
[福岡空港]21:05(JAL322便)→22:45[東京国際空港]
[東京国際空港]23:00(京急線)→23:30横 浜 駅
横 浜 駅23:30(自転車等)→24:00自 宅
■2023.10.21 (東彼杵)→長崎→佐賀→福岡→東京国際→(自宅)
■荒くれものが消えた長崎
今日は朝一から長崎空港を訪問し、昼に佐賀空港、夜に福岡空港に戻る予定です。
開館と同時に空港に入り込むため、道の駅 彼杵の荘を朝5時過ぎに出発しました。
今日は花文字山側に臨時駐車場が設置されますが、イベント時刻の10時にならないと使用が始まらないため、まずは空港駐車場に駐車しました。
6時15分の開館と同時に入り込み、まずは人が来る前に、売店等を先に確認。その後は国際線や到着、展望デッキなどに行きました。出発関係は、夜間駐機の飛行機が飛び立つ頃、出発客がひと段落するタイミングを見計らって確認しました。
最後は船舶ターミナルと箕島大橋など外部を回りました。
以前とそれほど大きな変化はなかったものの、出発保安検査場付近は工事中。いくつか店舗の入れ替わりがあったのと、展望デッキなども細かく変更していました。
見学自体は1時間強で完了。八時前にはほぼ終わりましたが、イベント開始までは一時間以上余ってしまいました。
だいぶ待つことになったものの、朝のうちは飲食店はスタバ程度しか開かず、開店と同時に結構人がなだれ込んだため、時間を潰すところがあまりありませんでした。飲食店がダメなら、竹内課長みたいにホカホカの角煮まんじゅうでも良いですが、せっかくなので地元名産の大村寿しを購入して朝食に。車の中で食べながら花文字山側の駐車場が開くのを待ちました。
※朝はバタバタと空港に来る人が多いので、早朝便になればなるほど朝食需要はあると思うのですが、どこの空港も飲食店が開くのは遅いです。九月に訪問した熊本みたいに保安検査後エリアの飲食店が充実していれば、より朝飯需要があると思うのですが、、、。
昼は街中に出ればどこでも飯が食えるので、街中の店が開いていない時間帯(=朝晩)に利用する空港こそ、朝晩に飲食店を開けてほしいところですね。
■いよいよPREMIUM NAGASAKIを体験!
そもそも花文字山側の駐車場のオープン時刻が告知されておらず良く分からなかったのですが、そこからバス送迎もあることを考えると流石に10時ギリギリということはなさそう。9時過ぎに様子見のつもりで、船舶ターミナル横の入口まで行ったらそのまま進めたので、特別区画に早速入り込みました。
何年か前までは花文字山に登ることも出来たようなのですが、今年は未公開。臨時駐車場として使われているだけでした。
時間も無いので、臨時駐車場を堪能しただけで、送迎バスには乗らずに、ターミナル地区側へと戻りました。
→長崎空港空港概要のページにも写真をアップしています。
※2009年に長崎空港に来たときに、長崎観光のブランドフレーズとして「PREMIUM NAGASAKI 極上の長崎へ」とPRされていたため、今回PREMIUMを連呼しています。
花文字山の訪問は、本当に「PREMIUM NAGASAKI」、極上の長崎空港体験でした。
■長崎空港は雲の上より上から目線で偉そうに眺めるべし!
空港を出たのは10時過ぎ。かなり時間を食ってしまいました。
今日はこのあと、佐賀経由で福岡へ向かいますが、まずは大村飛行場に軽く寄り道しました。
その後は、佐賀へ向かう経路上に新大村駅があったので立ち寄りました。
新大村駅内の観光案内所で、車で行けて、空港を眺められる高台がないか聞いたところ、琴平岳展望所が良いとオススメされたので寄り道しました。
琴平岳展望所からは、空港を、雲の上より上から目線で眺めることが出来ました。
多くの空港は制限表面のおかげでこんな近くから俯瞰で見ることはなかなか出来ませんが、長崎空港は海の周りは山に囲まれているので、高いところから空港全体を眺めることが可能なPREMIUMな立地でした。
※新大村駅は1年前に開業したばかりの新幹線の新駅です。長崎県が、長崎空港、新大村駅、大村インターチェンジを連携させて利用者を増やそうとしているので、寄ってみました。空港から乗合タクシーで約10分。新大村駅に来て乗り換えれば、あら不思議、長崎や武雄温泉まであっという間の15分です。
前略雲の上よりでも、航空と地べた這いつくばる新幹線は犬猿の仲で、日本人の常識では関係ない別の交通機関という印象でしょう。例えば、静岡は、交わる地なのに、馬鹿じゃねーのと言わんばかりに新幹線側が駅を造るのを完全拒否しています。
ところが、長崎では、航空(=船もあり!)、鉄道、道路の交通インフラがタッグを組んで地域の価値を上げようと頑張っています。こういう所は応援したいですよね〜。
ちなみに、新大村駅は、開業と同時に、JRの日本最長きっぷの終着駅になったらしく、鉄な皆さんにも一目置かれる存在になっていました。駅の観光案内所で認定証が発行されています。
■反対側はもっと上から目線が可能
琴平岳展望所で眺めていたら、空港の向こう側、海の先の山がこちらよりも高そうです。Googleマップで見たところ、見えている一番高い山頂付近に琴ノ尾公園展望台があり、長崎空港が見えそうでした。長崎空港の箕島の反対側を眺められそうだったので、せっかくの機会だと、急きょ寄り道することにしました。
福岡は来月にも来るので、今日は福岡見学を断念。最終便に間に合うよう20時までに福岡空港に着ければ良くなったので、佐賀空港は夕方訪問で動くことにしました。
琴ノ尾公園展望台は、これから向かう佐賀とは真逆方向にあります。琴ノ尾から佐賀空港までは100キロほどだったので、最大3時間程かかることを想定し、琴ノ尾出発のタイムリミットを13時に設定しました。
琴平岳は12時前に出発。海の向こうとは言え、目の前に見えていたので、すぐ着くのかと思っていたら、諫早側にグルリと回るルートで、意外と距離がある道のりでした。しかも車の流れが悪く、大村市岩松辺りまではダラダラ状態。諫早に入った喜々津辺りの国道34号線では渋滞にも巻き込まれました。
結局、琴ノ尾公園展望台までは一時間程かかりました。撮影をしている暇はあまりなく、そそくさと撮影を済ませました。
※琴ノ尾公園展望台は、車で山頂そばまで登っていける珍しい場所です。行くまでにずいぶん時間はかかりましたが、空港からは直線距離でわずか約7.5キロの地点で、標高約450メートルでした。一方で、さっきまでいた琴平岳展望所は、空港から直線距離で約7.7キロで標高は330メートルでした。
実は琴ノ尾公園展望台の方がより近く・より高い位置から空港を眺められるのです。
ただ、空港からの道路アクセスは、琴平岳展望所が約10キロに対し、琴ノ尾公園展望台は約40キロもあり、一時間かかります。
一部に道の狭い区間がありますが、離合をそれほど苦にすることなく車でアクセス出来ます。長崎市内も望めるなど眺望抜群の展望台で、登山のハイキングコースとしても親しまれていました。
ちなみに、空港から展望台までの間では、海沿い大草駅辺りでで空港がチラチラ見えている他、山頂駐車場より少し下がったところからの方が空港がよく見えます(駐車スペースがないので、山頂駐車場に停めて歩いて行くのがオススメ)。

琴ノ尾公園展望台からは右方向に有明海が見えます。
諫早の閉め切り堤防方向に、熊本長洲のクレーン群まで見えていました。
奥の山は阿蘇から久住にかけてで、熊本空港の方面です。
ソウル発熊本行きは、長崎空港上空から、写真の空を通っていくルートが多く、長崎と熊本は意外と近いようです。
■コスモスがPREMIUMな時期なのがSAGAな
琴ノ尾公園展望台は13時ギリギリに出発しました。
まず大村インター付近までは来た道を戻ります。往路同様に車は多めでした。渋滞は無かったものの流れは悪く、大村までは一時間弱でした。
少し先行きが心配ながら、佐賀空港付近には高速道路がありません。ここからは、国道444号線を進みました。多良岳山地のど真ん中を突っ切る山越え。鹿島に出たあとはクリーク地帯を横切ります。
大村市内までは車が多かったですが、大村インターの下をくぐり、国道444号線多良岳超え区間に入ったとたん、車が激減しました。鹿島市内に入るまでは信号もない快走路で、一気に有明海側へと出られました。
佐賀空港には15時台には到着できました。
※佐賀空港は佐賀平野の最も海側にあります。このため、アクセスが課題の一つです。
大村やその手前の諫早から佐賀へは、長崎自動車道を使えます。ところが、道が通るのは佐賀市の北側で、佐賀で高速を降りてから空港までは一般道路区間が続く大回りルートになっています。短絡する海側の一般道を進むより、20キロは距離が延びてしまいます。
このため、ナビで調べると、高速を使っても、嬉野か武雄で降りるよう指示されます。これだと、高速を使うのは全行程の半分程度です。一方で、嬉野まで高速を使った場合に高速区間と並行するのが国道444号線多良岳山系超え区間です。ここを通っても30分も到達時刻に差がありません。
そのため、大村から佐賀空港までは一般道経由でアクセスしました。
佐賀空港へのアクセス路を進んでいると、「花園マルシェ」の幟が多数並んでいます。
せっかくの機会なので、先に花園マルシェに寄り道しました。

花園はソバとコスモスの畑が広範囲に広がっていました。
ちょうどコスモスがPREMIUMな時期を迎えていてSNS映えなのか撮影に興じる人が多数いました。
周囲の草が高く、滑走路上の飛行機は撮りづらい印象。離着陸する飛行機と絡められる位でしょうか。
■PREMIUMなデザインになったのが粋なSAGA
佐賀空港は、ターミナル内の内装リニューアルが完了。オシャレに変わっていました。
太陽がかなり傾いてきていたため、太陽方向を撮影することになる外回りは日没直前に写しました。
※佐賀空港は内装リニューアルで、SAGA DESIGNを前面に出したスタイリッシュな内装に変化しました。長崎(naGASAki)に行った後だったので、名が先の長崎より名が無き佐賀(nakiSAGA)が粋な佐賀(kinaSAGA)になり皆来な佐賀(kinaSAGA)へといった感じを受けました。(佐賀空港のプロジェクトはSAGAnaな気がしますしね〜)
ラウンジもPREMIUMに名前を変更。さがのがらという、佐賀をイメージした柄の内装になりました。
佐賀空港は、情報交通ホットラインと同い年。昨年に25周年を迎えており、空活25と称したPR活動をしていました。新デザインの解説などが詳しいので、公式サイトを見てみてみては?→佐賀空港で「空活」25(佐賀県公式サイト=外部サイトに移行します)

搭乗待合室を外から眺めた様子。
写真に写る売店(SAGA AIRPORT PLAZA)が臨時閉店中と大々的に注意喚起されていました。
なんだかやかましいPRだなと感じたのですが、なんと前日に倒産していたのでした。
夕食をさがんれすとらん志乃で済ませ、佐賀空港は18時頃に出発しました。
想定より遅い出発。予約していた福岡最終便に間に合うかも微妙です。佐賀市内や久留米市内を通るのは渋滞が怖いので、国道385号線経由で東胆振インターから高速に乗り、とにかく先を急ぎました。
福岡空港に着けたのは20時ギリギリ。高速を降りてから車の流れが悪いうえに信号待ちも多く、閉店時刻に間に合うかハラハラしながらの到着でした。
なんだかここのところ連続となるものの、今日もバタバタと保安検査を通過し、バタバタと搭乗となりました。
福岡空港には来月も来られるとは言え、ほとんど見学する時間がないまま帰宅となりました。
■今日の教訓!
・[長崎]空の日イベントは花文字山へ←特別公開は年1回
・[長崎]高いところから見下ろそう←時間があれば琴ノ尾、無ければ琴平岳へ
・[佐賀]秋に行くなら花園へ←コスモスが綺麗です
・[佐賀]SAGA DESIGNのサーガを見よう←スタイリッシュになりました
・[福岡]レンタカー店の営業時間は要注意←渋滞考慮しお早めに〜
・皆でkinaSAGA、naGASAkiへ!←ガサツ(GASA two)でも差が無く行きやすい!
■実際の旅程
10/21 SAT
道の駅彼杵05:30(レンタカー)→06:00[長崎空港]
[長崎空港]10:30(レンタカー)→10:45[大村飛行場](外観)
[大村飛行場]10:45(レンタカー)→11:00新大村駅
新大村 駅11:15(レンタカー)→11:30琴平岳展望所
琴平岳展望11:45(レンタカー)→12:45琴ノ尾公園展望台
琴ノ尾公園13:00(レンタカー)→15:30[佐賀空港]
[佐賀空港]18:00(レンタカー)→20:00[福岡空港]
[福岡空港]21:05(JAL322便)→22:45[東京国際空港]
[東京国際空港]23:00(京急線)→23:30横 浜 駅
横 浜 駅23:30(自転車等)→24:00自 宅
2023年10月20日
GASA2にPREMIUMへ(1日目)
※本旅行記は2023年10月に訪問したものを2024年3月に公開したものです。
■2023.10.20 (自宅)→東京国際→福岡→(東彼杵)
■バタバタと福岡へ
初日の今日はまずは福岡への移動です。
午前中はひと仕事があったため、都内でそれを終えてからスーツのまま羽田空港へ向かいました。
11時頃に出て、羽田に着いたのはちょうど正午頃。1時間ない乗り継ぎで飛行機に乗りこみました。流石に羽田を見学する時間はなく、大人しく機上の人になりました。
福岡には15時前に到着。いそいそと地下鉄で天神へ向かい、16時〜19時頃まで野暮用を済ませました。
野暮用を済ませたあとは、空港に戻ってレンタカーを借用しました。閉店の20時ギリギリの貸出でした。
ここからは、明日早朝からの長崎空港訪問のため、長崎空港近くまで移動です。
最悪明日の朝まで着ければ良いので、高速代をケチって下道で向かいました。
出来るだけクネクネ道に行きたくなかったので、少し遠回りになりますが、福岡からはまず国道3号線を南下。鳥栖から国道34号線を進みました。
福岡県内は車も多い状態。それなりにスピードが出たり出なかったりする中で、方向指示器を出さない車ばかりだったので、何度か急ブレーキ、後ろの車を気にしての急発進を繰り返す羽目になりました。で、危機回避のために間を空けて走ると、すぐ前に急ハンドルで入られるという悪循環。非常に走りにくい状態が続きました。佐賀辺りまではそんなダラダラ走行でした。
その後は、佐賀や武雄を経て、大村湾側に出た所にある道の駅 彼杵の荘まで進みました。
120キロ弱の道のりで日付が変わる前に到着することが出来ました。
空港に近い鈴田峠まで行きたかったですが、普段以上に運転に集中していたこともあり疲れ果て、そのまま翌日に備えて車中での仮眠となりました。
※9月の熊本訪問時もそうだったのですが、福岡では、方向指示器を出さずに車線変更する、とか、突然急ブレーキをかけたあとだいぶ経ってから方向指示器を出すという車に多数遭遇しました(体感では二つに一つの交差点でどちらかに遭遇するくらいの頻度)。脇から出てくる車が方向指示器を出してないパターンも結構見ました。
そう言えば、2007年天草訪問の旅行記でも左に曲がる車が方向指示器出さずに急ブレーキかけたのでぶつかりそうになったことを書きました。
今回と前回訪れた県では、長崎は皆、方向指示器を出していましたし、佐賀も方向指示器を出していない車はそこまでいませんでした。こういった荒くれものがいるのは、福岡と熊本特有なようです。皆様も福岡や熊本で運転する際は、常にブレーキにすぐ足をかけられるよう意識しながら、いつも以上に、気の張る運転をすることをオススメします。
■今日の教訓!
・福岡は運転気を付けよう←自分勝手で危険な動きをする車=荒くれものが多いです
■実際の旅程
10/20 FRI
浜松町 駅11:30(東京モノレール)→12:00[東京国際空港]
[東京国際空港]13:00(JAL319便)→14:55[福岡空港]
[福岡空港]15:15(福岡市地下鉄)→15:30天神駅(野暮用)
天 神 駅19:00(福岡市地下鉄)→19:30[福岡空港]
[福岡空港]20:00(レンタカー)→23:30道の駅彼杵の庄
道の駅彼杵の庄 泊(車中泊)
■2023.10.20 (自宅)→東京国際→福岡→(東彼杵)
■バタバタと福岡へ
初日の今日はまずは福岡への移動です。
午前中はひと仕事があったため、都内でそれを終えてからスーツのまま羽田空港へ向かいました。
11時頃に出て、羽田に着いたのはちょうど正午頃。1時間ない乗り継ぎで飛行機に乗りこみました。流石に羽田を見学する時間はなく、大人しく機上の人になりました。
福岡には15時前に到着。いそいそと地下鉄で天神へ向かい、16時〜19時頃まで野暮用を済ませました。
野暮用を済ませたあとは、空港に戻ってレンタカーを借用しました。閉店の20時ギリギリの貸出でした。
ここからは、明日早朝からの長崎空港訪問のため、長崎空港近くまで移動です。
最悪明日の朝まで着ければ良いので、高速代をケチって下道で向かいました。
出来るだけクネクネ道に行きたくなかったので、少し遠回りになりますが、福岡からはまず国道3号線を南下。鳥栖から国道34号線を進みました。
福岡県内は車も多い状態。それなりにスピードが出たり出なかったりする中で、方向指示器を出さない車ばかりだったので、何度か急ブレーキ、後ろの車を気にしての急発進を繰り返す羽目になりました。で、危機回避のために間を空けて走ると、すぐ前に急ハンドルで入られるという悪循環。非常に走りにくい状態が続きました。佐賀辺りまではそんなダラダラ走行でした。
その後は、佐賀や武雄を経て、大村湾側に出た所にある道の駅 彼杵の荘まで進みました。
120キロ弱の道のりで日付が変わる前に到着することが出来ました。
空港に近い鈴田峠まで行きたかったですが、普段以上に運転に集中していたこともあり疲れ果て、そのまま翌日に備えて車中での仮眠となりました。
※9月の熊本訪問時もそうだったのですが、福岡では、方向指示器を出さずに車線変更する、とか、突然急ブレーキをかけたあとだいぶ経ってから方向指示器を出すという車に多数遭遇しました(体感では二つに一つの交差点でどちらかに遭遇するくらいの頻度)。脇から出てくる車が方向指示器を出してないパターンも結構見ました。
そう言えば、2007年天草訪問の旅行記でも左に曲がる車が方向指示器出さずに急ブレーキかけたのでぶつかりそうになったことを書きました。
今回と前回訪れた県では、長崎は皆、方向指示器を出していましたし、佐賀も方向指示器を出していない車はそこまでいませんでした。こういった荒くれものがいるのは、福岡と熊本特有なようです。皆様も福岡や熊本で運転する際は、常にブレーキにすぐ足をかけられるよう意識しながら、いつも以上に、気の張る運転をすることをオススメします。
■今日の教訓!
・福岡は運転気を付けよう←自分勝手で危険な動きをする車=荒くれものが多いです
■実際の旅程
10/20 FRI
浜松町 駅11:30(東京モノレール)→12:00[東京国際空港]
[東京国際空港]13:00(JAL319便)→14:55[福岡空港]
[福岡空港]15:15(福岡市地下鉄)→15:30天神駅(野暮用)
天 神 駅19:00(福岡市地下鉄)→19:30[福岡空港]
[福岡空港]20:00(レンタカー)→23:30道の駅彼杵の庄
道の駅彼杵の庄 泊(車中泊)
2023年10月19日
GASA2にPREMIUMへ(旅行前)
※本旅行記は2023年10月に訪問したものを2024年2月に公開したものです。
■2023.10 東京国際・長崎・佐賀・福岡の旅行前
■野暮用ついでに九州へ 第二弾はPREMIUM naGASAki/SAGAへ
九州訪問第二弾は10月に敢行。
10月20日に福岡で野暮用が出来ました。翌日に休みが取れたので、10月21日に空港訪問を計画。ちょうど10月21日に長崎で空の日イベントが行われるため、それに合わせて訪問することにしました。
普段、空港内で撮影をすることから、人の多い時は空港訪問を出来るだけ避けています。空の日イベントが行われると利用者が増え、イベントブースなどの設置でターミナル内が狭くなるので、絶対的に避けたい訪問日です。
しかし、今回は敢えてそこにぶつけることにしました。
理由は、この日だけ、長崎空港の花文字山側に立ち入ることが出来るからです。
長崎空港は、大村市の沖合にある箕島に造成されていますが、利用者が自由に入れるターミナル地区は大村市側の一角だけです。
その他の地区は、大部分が滑走路などですが、ターミナル地区から滑走路を挟んだ反対側に花文字山など航空とは無関係なエリアがあります。
花文字山側には普段行くことが出来ないのですが、大規模イベントである空の日イベントの時、毎年一日だけ、こちら側に臨時駐車場が設置され、一般人が立ち入ることが出来ます。この日に行けば、いわばPremium Nagasakiを体験できるというわけです。
ちょうど野暮用がその日程と被ったことから、せっかくの機会と、行ってみることに。また、コロナ期間中に佐賀空港が増築して内装をオシャレにし、福岡はターミナル改修が終了したので、長崎、佐賀、福岡をセット訪問することにしました。
佐賀空港は内装リニューアルと同時にラウンジがPremiumになっているとのこと。なんとなく、プレミアムな空港訪問が体験できそうです。
10月20日は昼過ぎの飛行機で福岡入りし、午後〜夜にかけて野暮用を済ませます。
その後、レンタカーで長崎へ移動。
翌日、人が少ない朝のうちに長崎の調査を済ませ、佐賀を経由して福岡まで戻り、福岡から帰る行程を組みました。
1日目の福岡入りは、直前まで東京でひと仕事しなければならずギリギリ。純粋な空港訪問としては、2日目に、朝長崎空港を見て、昼に佐賀空港、夜帰る前に福岡空港を訪問することにしました。
アクセスの予約
10月20日の昼便で東京国際(羽田)→福岡、10月21日の最終便で福岡→羽田を予約しました。
先月の天草訪問時と同じく、28日前を過ぎていたのと、秋の行楽シーズンのせいか、あまり安く手配は出来ませんでした。
現地移動の予約
レンタカーを10月20日夜〜10月21日夜まで福岡空港で借りるだけでした。
帰りは21時の飛行機なので、20時くらいまでの返却が必要です。実際には18時くらいまでに戻ってくるつもりでいましたが、最大延長で20時過ぎる可能性もあるため、21時まで借りることにしました。ところが、福岡空港周辺のレンタカー店はどこも20時までの営業ばかりでした。20時超の店舗は、カーシェア位しかありません。カーシェアは掃除されないパターンもあって宜しくないので、仕方がなく、20時までの貸出としました。
24時間貸しにして費用を抑えるため、20日20時〜21日20時の貸出で予約しました。
宿泊の予約(なし)
宿泊は一泊必要でしたが、福岡→長崎の移動もあるので車中泊としてホテル予約はしませんでした。
■ここまでの教訓!
・[長崎]空の日イベントで花文字山へ←年に1度のPREMIUM NAGASAKI!
・[佐賀]コロナ中に増築リニューアル←PREMIUM ラウンジあり!
・[福岡]コロナ中にリニューアル完了←新しい福岡でPREMIUMな体験!
・[福岡]レンタカー夜閉まるの早し←20時までの店ばかりです
■今回の予定旅程
10/20 FRI
浜松町 駅11:00(東京モノレール)→11:30[東京国際空港]
[東京国際空港]13:00(JAL319便)→14:55[福岡空港]
[福岡空港]15:00(福岡市地下鉄)→15:30天神駅(野暮用)
天 神 駅19:00(福岡市地下鉄)→19:30[福岡空港]
[福岡空港]20:00(レンタカー)→23:00道の駅彼杵の庄or道の駅鈴田峠
道の駅彼杵の庄or道の駅鈴田峠 泊(車中泊)
10/21 SAT
道の駅彼杵05:30(レンタカー)→06:00[長崎空港]
[長崎空港]11:00(レンタカー)→14:00[佐賀空港]
[佐賀空港]16:00(レンタカー)→18:00[福岡空港]
[福岡空港]21:05(JAL322便)→22:45[東京国際空港]
[東京国際空港]23:00(京急線)→23:30横 浜 駅
横 浜 駅23:30(自転車等)→24:00自 宅
■2023.10 東京国際・長崎・佐賀・福岡の旅行前
■野暮用ついでに九州へ 第二弾はPREMIUM naGASAki/SAGAへ
九州訪問第二弾は10月に敢行。
10月20日に福岡で野暮用が出来ました。翌日に休みが取れたので、10月21日に空港訪問を計画。ちょうど10月21日に長崎で空の日イベントが行われるため、それに合わせて訪問することにしました。
普段、空港内で撮影をすることから、人の多い時は空港訪問を出来るだけ避けています。空の日イベントが行われると利用者が増え、イベントブースなどの設置でターミナル内が狭くなるので、絶対的に避けたい訪問日です。
しかし、今回は敢えてそこにぶつけることにしました。
理由は、この日だけ、長崎空港の花文字山側に立ち入ることが出来るからです。
長崎空港は、大村市の沖合にある箕島に造成されていますが、利用者が自由に入れるターミナル地区は大村市側の一角だけです。
その他の地区は、大部分が滑走路などですが、ターミナル地区から滑走路を挟んだ反対側に花文字山など航空とは無関係なエリアがあります。
花文字山側には普段行くことが出来ないのですが、大規模イベントである空の日イベントの時、毎年一日だけ、こちら側に臨時駐車場が設置され、一般人が立ち入ることが出来ます。この日に行けば、いわばPremium Nagasakiを体験できるというわけです。
ちょうど野暮用がその日程と被ったことから、せっかくの機会と、行ってみることに。また、コロナ期間中に佐賀空港が増築して内装をオシャレにし、福岡はターミナル改修が終了したので、長崎、佐賀、福岡をセット訪問することにしました。
佐賀空港は内装リニューアルと同時にラウンジがPremiumになっているとのこと。なんとなく、プレミアムな空港訪問が体験できそうです。
10月20日は昼過ぎの飛行機で福岡入りし、午後〜夜にかけて野暮用を済ませます。
その後、レンタカーで長崎へ移動。
翌日、人が少ない朝のうちに長崎の調査を済ませ、佐賀を経由して福岡まで戻り、福岡から帰る行程を組みました。
1日目の福岡入りは、直前まで東京でひと仕事しなければならずギリギリ。純粋な空港訪問としては、2日目に、朝長崎空港を見て、昼に佐賀空港、夜帰る前に福岡空港を訪問することにしました。
アクセスの予約
10月20日の昼便で東京国際(羽田)→福岡、10月21日の最終便で福岡→羽田を予約しました。
先月の天草訪問時と同じく、28日前を過ぎていたのと、秋の行楽シーズンのせいか、あまり安く手配は出来ませんでした。
現地移動の予約
レンタカーを10月20日夜〜10月21日夜まで福岡空港で借りるだけでした。
帰りは21時の飛行機なので、20時くらいまでの返却が必要です。実際には18時くらいまでに戻ってくるつもりでいましたが、最大延長で20時過ぎる可能性もあるため、21時まで借りることにしました。ところが、福岡空港周辺のレンタカー店はどこも20時までの営業ばかりでした。20時超の店舗は、カーシェア位しかありません。カーシェアは掃除されないパターンもあって宜しくないので、仕方がなく、20時までの貸出としました。
24時間貸しにして費用を抑えるため、20日20時〜21日20時の貸出で予約しました。
宿泊の予約(なし)
宿泊は一泊必要でしたが、福岡→長崎の移動もあるので車中泊としてホテル予約はしませんでした。
■ここまでの教訓!
・[長崎]空の日イベントで花文字山へ←年に1度のPREMIUM NAGASAKI!
・[佐賀]コロナ中に増築リニューアル←PREMIUM ラウンジあり!
・[福岡]コロナ中にリニューアル完了←新しい福岡でPREMIUMな体験!
・[福岡]レンタカー夜閉まるの早し←20時までの店ばかりです
■今回の予定旅程
10/20 FRI
浜松町 駅11:00(東京モノレール)→11:30[東京国際空港]
[東京国際空港]13:00(JAL319便)→14:55[福岡空港]
[福岡空港]15:00(福岡市地下鉄)→15:30天神駅(野暮用)
天 神 駅19:00(福岡市地下鉄)→19:30[福岡空港]
[福岡空港]20:00(レンタカー)→23:00道の駅彼杵の庄or道の駅鈴田峠
道の駅彼杵の庄or道の駅鈴田峠 泊(車中泊)
10/21 SAT
道の駅彼杵05:30(レンタカー)→06:00[長崎空港]
[長崎空港]11:00(レンタカー)→14:00[佐賀空港]
[佐賀空港]16:00(レンタカー)→18:00[福岡空港]
[福岡空港]21:05(JAL322便)→22:45[東京国際空港]
[東京国際空港]23:00(京急線)→23:30横 浜 駅
横 浜 駅23:30(自転車等)→24:00自 宅
2023年09月24日
活きづらい天草・熊本(旅行後)
※本旅行記は本旅行記は2023年9月に訪問したものを2024年2月に公開したものです。
■2023.09 東京国際・天草・熊本の旅行後
今回の旅では、久々に天草へ行きました。
天草は空港造成とともに就航した天草エアラインが飛んでいます。たった一機で頑張っているということで最近はメディア露出も増えてきていて、コア〜なファンが付いていることでも知られています。
今回は、この飛行機を写すために、バタバタ行程になりました。そこで、この振り回された天草エアラインのダイヤを少し考察してみます。
■意外と天草に人を呼びにくいダイヤ
天草エアラインは、天草を拠点に、
朝 天草→福岡→天草
午前 天草→熊本→大阪国際(伊丹)
昼 大阪国際→熊本→天草
夕方 天草→福岡→天草
夜 天草→福岡→天草
と回るダイヤが組まれています。
このダイヤは、天草の人からすると、福岡にも熊本にも伊丹にも出やすい設定です(伊丹、熊本からの帰りは少し早い時間帯)。そして、朝晩の福岡線は、福岡から医者を呼ぶためのダイヤにもなっています。
一方で、10時頃〜15時頃に天草に飛行機が戻ってこないので、本土から天草観光に来るには使いづらいものになっています。天草に人を呼ぶという点ではあまり良いダイヤとは言えません。
特に熊本線は、東京や大阪から乗り継いで行こうとすると、行きは天草に夕方着、帰りは朝発なので、全く使えねえ〜〜ダイヤです。
福岡乗り継ぎなら羽田朝一発・夜着でまだ行きやすいですが、そちらはそちらで朝の乗り継ぎはギリギリです。
朝一の福岡→天草便は、福岡08:50発。乗り継ぎできる便として羽田発3便、小牧発1便、伊丹発2便、宮崎発1便ありますが、接続時間は30分〜15分ほどしかなく、遅延したら即アウトです。しかも羽田は6時台前半、小牧や伊丹は7時頃の出発で、利用は限られてきます。
この乗り継ぎを逃すと、次に天草入りできるのは熊本線で、なんとおやつの時刻です。こんな時刻では天草を半日すら楽しむことができません。
※東京から天草にアイドルが来る際に、福岡での乗り継ぎが間に合わず、福岡から陸路になって、天草到着が大幅に遅れたみたいな番組がちょうどやっていたぐらいです。
全国各地から天草に利用者を集めたいなら、朝一の福岡便をもう一時間程度は遅くするとか、午前中に天草2往復(福岡2でも、福岡1+熊本1でも)してほしいところです。
しかし、朝一の福岡便を遅くすると、機材運用の効率が悪くなりますし、医者利用の多い福岡から天草への到着が遅くなってしまうので、非現実的と言えます。
■熊本線を2往復化するハードルが高すぎる
どこの空港も、双方向の流動を考えると、最低ラインで朝晩に2往復確保、可能なら朝昼晩の三往復するのが理想的です(能登が良い例)。天草-熊本線も2往復はしてほしいところです。
しかし、天草の場合、熊本便の2往復化には大きな壁が立ちはだかります。
多くの離島便(北海道、新潟、東京、島根、福岡、長崎、鹿児島、沖縄)は、県庁所在地との間を行き来する流動があるため、それなりの利用があります。
一方の天草は、九州本土と繋がった島々。本土の熊本市内から天草本渡まではバスで二時間半程度(天草松島とかに行くならより短時間)で行けます。船便ではなく陸路で、かつそのルートもそこまで不便ではありません。
そして、熊本空港から天草飛行場まではたった25分ですが、熊本市内-熊本空港間は小一時間かかります。陸路が便利なのと合わせて、熊本空港と天草を飛行機で行き来する需要は、通常の離島便に比べると著しく少ないと言わざるを得ません。
単独利用をほとんど期待できないので、天草-熊本線は乗り継ぎで利用維持を図る位しか利用を維持する方法がありません(だからこそ、伊丹線は天草からの直行ではなく熊本経由にしています)。もっともっーとくまもっとと乗り継ぎを意識すべきです。
2000年に運航を始めた当初、天草飛行場には福岡線と熊本線しかありませんでした。それで上手くいかず、熊本経由で松山線、神戸線を経て伊丹線が開設されています。伊丹路線はドル箱+知名度獲得に有効な路線なので、そう簡単に止めるわけにもいかないでしょう。悩ましいところです。
仮に伊丹就航にこだわらず、天草→熊本のあと天草に戻るダイヤとし、夕方にも熊本線をもう1往復した場合、
朝 天草0740→0820福岡0850→0925天草
午前 天草0955→1015熊本1045*→1110*天草
昼 天草→福岡→天草+近隣路線あと一往復
夕方 天草1615*→1635*熊本1705*→1730*天草
夜 天草1800→1840福岡1910→1945天草
とできます。
この場合、熊本発は10:45頃発を設定できます。このダイヤなら、朝一の福岡線と異なり、多くの関東人が利用しやすい8時台羽田発から乗り継ぎできますし、一日二〜三便の成田発や小牧発、中部発は朝便、伊丹発からも乗り継ぎで午前中の天草入りが可能になります。入国審査にどのくらい時間がかかるか分かりませんが、韓国仁川からの乗り継ぎもダイヤ上は可能です。
早く着きたきゃ福岡朝一便、ゆっくりだけど午前に着きたい需要は熊本経由で天草へ行けるようになります。
復路も、夕方に天草-熊本往復、夜天草-福岡往復なら、比較的ゆったりなら熊本経由、ギリギリまで天草滞在したいなら福岡経由という選択が可能になります。
2往復にする場合、午前と夕方に運行するのがミソで、朝10時台、夕方17時台の偏りない運航なら、今ダイヤが偏っているせいで利用しづらい天草-那覇間の利用も確保できます。
熊本線の生き残り策は、この乗り継ぎがポイントなのですが、実はよくよく考えてみると、これ、別に熊本線にこだわらなくても、福岡線でも実現が可能です。福岡線なら単区間利用の需要もそれなりにありますし、福岡で乗り継げる路線数が格段に違います。
天草-熊本間の単区間利用は一日一往復分も需要を期待できないので、熊本便を2往復にするぐらいなら、福岡便を4往復にすれば良いだけじゃんという意見も出てきてしまうでしょう。
熊本線2往復化のハードルはかなり高いと言わざるを得ません。
■天草-熊本線こそが乗り継ぎ仕様になった熊本空港を活かすポイント
そこで活きてくるのが、今回見学した熊本空港との連携です。
比率は低いものの、熊本空港の運営を委託された熊本国際空港は天草エアラインに出資しています。何よりAMXは熊本県出資の航空会社。忖度で熊本線を充実させるべきとでも言えるでしょうか。
ただ、単なる忖度ではなく、天草-熊本線の利用を増やすカギが熊本空港にあります。
今回見学した熊本空港の新ターミナルは、保安検査後エリアの店舗を充実させました。これ、地元民には買い物ができないとかなり不評らしく、完全に乗り継ぎ空港仕様の店舗配置です。
しかし、福岡や長崎、鹿児島と異なり、熊本には乗り継ぎを期待できる離島便がほぼありません。熊本で乗り継いで行くとこなんて、天草くらいしかないわけです。熊本から新たに設定できるとすれば、せいぜい大分県央くらいでしょうか。あとは、新千歳-熊本や仙台-熊本と熊本-那覇で乗り継ぎを設定するくらいしか乗り継ぎ拡大は難しいです。
熊本空港の乗り継ぎ利用を増やす策として、天草-熊本線は結構重要な立ち位置になってきます。
AMXは熊本から先の路線(松山、神戸、伊丹)にこだわっていますが、今運航している熊本-伊丹間は、AMX便がなくても、ANAや日本航空(JAL)でも行けます。マイラーは、伊丹-熊本-天草を通しでANAかJAL便名で購入するでしょうから、わざわざ伊丹に自社便を差し出す絶対的な必要性はないでしょう。
AMXの利用維持のため、JALやANAが協力し、AMX便に両者のコードシェアをしています。それができるなら、熊本から先、ANA便やJAL便の羽田、中部、伊丹、那覇へ乗り継ぎしやすいダイヤや運賃を設定するなどで協力する方法を取れないんでしょうか。(この辺は、ANAやJALより、フジドリームエアラインズ(FDA)やスカイマーク(SKY)の方が積極的ですが)
復路便が乗り継げないからという理由もありますが、現状は天草から那覇便へのツアーなどはほぼ設定されていません。乗り継ぎしやすいダイヤ・運賃になれば、そういった利用も喚起しやすくなります。
JALやANAにあまりメリットがないですし、卸価格が高いでしょうから実現は難しいのでしょうが、AMXが独自に安めの通し運賃などを設定する方法などもあり得ます。
似たような会社であるオリエンタルエアブリッジの最近の動きを見ていると、離島だけで収めずに、様々な本土就航先に就航した方が採算はとりやすいのかもしれませんが、、、。熊本-伊丹線を自社便運航にこだわらないといけないのかは疑問なところです。
なお、伊丹便をなくして天草-熊本線を朝夕2往復にした場合、福岡-天草線が3往復のままなら昼間に1時間50分程度時間が余ります。福岡便をもう1往復増やしても良いですし、天草は長崎や鹿児島とも流動があるので、利用がどれだけ確保できるか分かりませんが、長崎線や鹿児島線を就航するのも一つの手かもしれません。(長崎は世界遺産でも天草と繋がりがありますから、周遊みたいな提案もしやすいですね。)
※伊丹就航にこだわるなら、少し天草の運用時間拡大が必要になるものの、昼に天草-伊丹の直行便就航という方法もとれます。その場合、朝福岡往復→午前熊本往復→昼伊丹往復→夕方熊本往復→夜福岡往復といった回りが可能です。でも、これだと福岡線が2往復しかなくなってしまうので、朝福岡往復→午前熊本往復→昼伊丹往復→夕方福岡往復→夜福岡往復が妥当でしょう。
天草- 熊本線の2往復化はやはりハードルが高そうです。
■実はハブアンドスポークの相性抜群で乗り継ぎ設定しやすい熊本
あまり気付かれてはいませんが、実は、熊本は乗り継ぎを非常に設定しやすい空港です。
熊本就航路線は、各社ともにそれなりに需要があると踏んでいるのか、成田線も羽田線も中部線も名古屋線も伊丹線も、2往復なら朝晩、3往復以上なら朝昼晩運航で設定されています。那覇線も1往復ながら11時頃那覇行、17時頃熊本着で、時間帯の偏りがありません。他の空港だと2往復あるけど午後に偏っているみたいな所が多く、こういう朝晩運航がきっちりしている空港は意外と無いです。(静岡線だけ偏りあり)
そんな空港なので、天草-熊本線の朝便が10時頃、夕方便が17時頃に設定できるなら、これらの便へ繋げることが容易になります。熊本空港はハブアンドスポークの相性が抜群の空港と言えます。本土各路線が今のダイヤのままなら、熊本での乗り継ぎ先として、羽田や伊丹だけでなく、成田、名古屋、中部はもちろん、那覇(天草からの需要のみ)も活用できるようになります。
既存路線に加えて、この乗り継ぎを意識したダイヤで、静岡の時間ずらしや、FDAと相性の良い神戸、JJPやPeach Aviationが期待できそうな関空、どれだけ需要があるかは分かりませんが新千歳や仙台あたりの路線開設に繋げられると面白いですね。
ちなみに、この考え方は、スカイマークが鹿児島乗り継ぎの奄美便で実践しています。鹿児島-奄美線を朝晩往復させ、そこに、羽田、中部、神戸からの便を接続させて人を集めています。熊本にはSKYは就航していないので、熊本人にはこの発想は難しいのかもしれませんが、、、。
※熊本は、半導体繋がりでの流動増に期待して、新千歳-熊本線就航を目指していますが、新千歳-九州間は福岡線が便数は充実しています。しかし、新千歳ベースでの運航なので、九州側からの行き来はあまり便利ではありません。(この冬にやっと福岡朝発、福岡夜着が1往復できたばかり)
熊本も、仮に新千歳線が出来てもどうせ新千歳ベースでの一往復でしょうから、昼便設定となって福岡との競争になってしまいます。
熊本が福岡に負けない方法を考えるなら、朝熊本発、夜熊本着とするのがベスト。機材の送り込みが難しいですが、新千歳線が那覇線のような時間帯の運航なら、天草-熊本線が2往復化されていると乗り継ぎ利用しやすくなります。
■熊本線2往復の方が伊丹線より稼げる?
伊丹乗り入れを諦めて天草-熊本線を2往復化するのは、運賃収入で見ても、より稼げる可能性もあります。
熊本-伊丹線は片道20,400円。天草-福岡線は14,500円、天草-熊本線は8,600円です。熊本-伊丹線がなくなっても、福岡1往復と熊本1往復を足せれば、伊丹線より1割少ない搭乗率でも熊本-伊丹線の売上を達成できます。
離着陸が増えるので、人件費や燃料代などが上がり、耐用年数も減り、支出が増えますから、そう単純計算はできるものではないですが、、、。
また、SKYが長崎や奄美、下地島で扱っているような、乗り継ぎ運賃を設定できると、面白いですね。
燃料費などもあり、収支はそう単純に計算はできませんが、例えば熊本線(区間8,600円)が現在搭乗率50%(20人)だとして考えてみます。
乗り継ぎ運賃として5,000円を設定し、利用が25%(10人)増やせれば50,000円売上を増やせます。元々の利用者のうちの半数が乗り継ぎ運賃に切り替えたとしても、減るのは36,000円だけなので、トータルの売上は上がります。
なんとか熊本-天草線を利用しやすいダイヤや運賃設定をすることで、熊本空港をハブにした天草への乗り継ぎ客が増えてほしいものです。
かなり勝手な意見で妄想全開でしたが、、、。
乗り継ぎ仕様の店舗配置になってしまった熊本空港に感化され、撮影のためにAMXのダイヤが不便すぎると感じたことで、なんだか妄想モードに入ってしまいました。行きづらい天草と活かしづらい熊本(だから活きづらいと謎の題名にしてみました)といった感じでしょうか。
せっかくの実質県営エアライン。もっと天草に人を呼べるダイヤや乗り継ぎ運賃を考えてもらいたいと思いながら、今回の旅を〆たいと思います。
あと、乗り継ぎ需要の多い空港は、熊本の店舗展開を見習ってくださいね〜〜〜。
■2023.09 東京国際・天草・熊本の旅行後
今回の旅では、久々に天草へ行きました。
天草は空港造成とともに就航した天草エアラインが飛んでいます。たった一機で頑張っているということで最近はメディア露出も増えてきていて、コア〜なファンが付いていることでも知られています。
今回は、この飛行機を写すために、バタバタ行程になりました。そこで、この振り回された天草エアラインのダイヤを少し考察してみます。
■意外と天草に人を呼びにくいダイヤ
天草エアラインは、天草を拠点に、
朝 天草→福岡→天草
午前 天草→熊本→大阪国際(伊丹)
昼 大阪国際→熊本→天草
夕方 天草→福岡→天草
夜 天草→福岡→天草
と回るダイヤが組まれています。
このダイヤは、天草の人からすると、福岡にも熊本にも伊丹にも出やすい設定です(伊丹、熊本からの帰りは少し早い時間帯)。そして、朝晩の福岡線は、福岡から医者を呼ぶためのダイヤにもなっています。
一方で、10時頃〜15時頃に天草に飛行機が戻ってこないので、本土から天草観光に来るには使いづらいものになっています。天草に人を呼ぶという点ではあまり良いダイヤとは言えません。
特に熊本線は、東京や大阪から乗り継いで行こうとすると、行きは天草に夕方着、帰りは朝発なので、全く使えねえ〜〜ダイヤです。
福岡乗り継ぎなら羽田朝一発・夜着でまだ行きやすいですが、そちらはそちらで朝の乗り継ぎはギリギリです。
朝一の福岡→天草便は、福岡08:50発。乗り継ぎできる便として羽田発3便、小牧発1便、伊丹発2便、宮崎発1便ありますが、接続時間は30分〜15分ほどしかなく、遅延したら即アウトです。しかも羽田は6時台前半、小牧や伊丹は7時頃の出発で、利用は限られてきます。
この乗り継ぎを逃すと、次に天草入りできるのは熊本線で、なんとおやつの時刻です。こんな時刻では天草を半日すら楽しむことができません。
※東京から天草にアイドルが来る際に、福岡での乗り継ぎが間に合わず、福岡から陸路になって、天草到着が大幅に遅れたみたいな番組がちょうどやっていたぐらいです。
全国各地から天草に利用者を集めたいなら、朝一の福岡便をもう一時間程度は遅くするとか、午前中に天草2往復(福岡2でも、福岡1+熊本1でも)してほしいところです。
しかし、朝一の福岡便を遅くすると、機材運用の効率が悪くなりますし、医者利用の多い福岡から天草への到着が遅くなってしまうので、非現実的と言えます。
■熊本線を2往復化するハードルが高すぎる
どこの空港も、双方向の流動を考えると、最低ラインで朝晩に2往復確保、可能なら朝昼晩の三往復するのが理想的です(能登が良い例)。天草-熊本線も2往復はしてほしいところです。
しかし、天草の場合、熊本便の2往復化には大きな壁が立ちはだかります。
多くの離島便(北海道、新潟、東京、島根、福岡、長崎、鹿児島、沖縄)は、県庁所在地との間を行き来する流動があるため、それなりの利用があります。
一方の天草は、九州本土と繋がった島々。本土の熊本市内から天草本渡まではバスで二時間半程度(天草松島とかに行くならより短時間)で行けます。船便ではなく陸路で、かつそのルートもそこまで不便ではありません。
そして、熊本空港から天草飛行場まではたった25分ですが、熊本市内-熊本空港間は小一時間かかります。陸路が便利なのと合わせて、熊本空港と天草を飛行機で行き来する需要は、通常の離島便に比べると著しく少ないと言わざるを得ません。
単独利用をほとんど期待できないので、天草-熊本線は乗り継ぎで利用維持を図る位しか利用を維持する方法がありません(だからこそ、伊丹線は天草からの直行ではなく熊本経由にしています)。もっともっーとくまもっとと乗り継ぎを意識すべきです。
2000年に運航を始めた当初、天草飛行場には福岡線と熊本線しかありませんでした。それで上手くいかず、熊本経由で松山線、神戸線を経て伊丹線が開設されています。伊丹路線はドル箱+知名度獲得に有効な路線なので、そう簡単に止めるわけにもいかないでしょう。悩ましいところです。
仮に伊丹就航にこだわらず、天草→熊本のあと天草に戻るダイヤとし、夕方にも熊本線をもう1往復した場合、
朝 天草0740→0820福岡0850→0925天草
午前 天草0955→1015熊本1045*→1110*天草
昼 天草→福岡→天草+近隣路線あと一往復
夕方 天草1615*→1635*熊本1705*→1730*天草
夜 天草1800→1840福岡1910→1945天草
とできます。
この場合、熊本発は10:45頃発を設定できます。このダイヤなら、朝一の福岡線と異なり、多くの関東人が利用しやすい8時台羽田発から乗り継ぎできますし、一日二〜三便の成田発や小牧発、中部発は朝便、伊丹発からも乗り継ぎで午前中の天草入りが可能になります。入国審査にどのくらい時間がかかるか分かりませんが、韓国仁川からの乗り継ぎもダイヤ上は可能です。
早く着きたきゃ福岡朝一便、ゆっくりだけど午前に着きたい需要は熊本経由で天草へ行けるようになります。
復路も、夕方に天草-熊本往復、夜天草-福岡往復なら、比較的ゆったりなら熊本経由、ギリギリまで天草滞在したいなら福岡経由という選択が可能になります。
2往復にする場合、午前と夕方に運行するのがミソで、朝10時台、夕方17時台の偏りない運航なら、今ダイヤが偏っているせいで利用しづらい天草-那覇間の利用も確保できます。
熊本線の生き残り策は、この乗り継ぎがポイントなのですが、実はよくよく考えてみると、これ、別に熊本線にこだわらなくても、福岡線でも実現が可能です。福岡線なら単区間利用の需要もそれなりにありますし、福岡で乗り継げる路線数が格段に違います。
天草-熊本間の単区間利用は一日一往復分も需要を期待できないので、熊本便を2往復にするぐらいなら、福岡便を4往復にすれば良いだけじゃんという意見も出てきてしまうでしょう。
熊本線2往復化のハードルはかなり高いと言わざるを得ません。
■天草-熊本線こそが乗り継ぎ仕様になった熊本空港を活かすポイント
そこで活きてくるのが、今回見学した熊本空港との連携です。
比率は低いものの、熊本空港の運営を委託された熊本国際空港は天草エアラインに出資しています。何よりAMXは熊本県出資の航空会社。忖度で熊本線を充実させるべきとでも言えるでしょうか。
ただ、単なる忖度ではなく、天草-熊本線の利用を増やすカギが熊本空港にあります。
今回見学した熊本空港の新ターミナルは、保安検査後エリアの店舗を充実させました。これ、地元民には買い物ができないとかなり不評らしく、完全に乗り継ぎ空港仕様の店舗配置です。
しかし、福岡や長崎、鹿児島と異なり、熊本には乗り継ぎを期待できる離島便がほぼありません。熊本で乗り継いで行くとこなんて、天草くらいしかないわけです。熊本から新たに設定できるとすれば、せいぜい大分県央くらいでしょうか。あとは、新千歳-熊本や仙台-熊本と熊本-那覇で乗り継ぎを設定するくらいしか乗り継ぎ拡大は難しいです。
熊本空港の乗り継ぎ利用を増やす策として、天草-熊本線は結構重要な立ち位置になってきます。
AMXは熊本から先の路線(松山、神戸、伊丹)にこだわっていますが、今運航している熊本-伊丹間は、AMX便がなくても、ANAや日本航空(JAL)でも行けます。マイラーは、伊丹-熊本-天草を通しでANAかJAL便名で購入するでしょうから、わざわざ伊丹に自社便を差し出す絶対的な必要性はないでしょう。
AMXの利用維持のため、JALやANAが協力し、AMX便に両者のコードシェアをしています。それができるなら、熊本から先、ANA便やJAL便の羽田、中部、伊丹、那覇へ乗り継ぎしやすいダイヤや運賃を設定するなどで協力する方法を取れないんでしょうか。(この辺は、ANAやJALより、フジドリームエアラインズ(FDA)やスカイマーク(SKY)の方が積極的ですが)
復路便が乗り継げないからという理由もありますが、現状は天草から那覇便へのツアーなどはほぼ設定されていません。乗り継ぎしやすいダイヤ・運賃になれば、そういった利用も喚起しやすくなります。
JALやANAにあまりメリットがないですし、卸価格が高いでしょうから実現は難しいのでしょうが、AMXが独自に安めの通し運賃などを設定する方法などもあり得ます。
似たような会社であるオリエンタルエアブリッジの最近の動きを見ていると、離島だけで収めずに、様々な本土就航先に就航した方が採算はとりやすいのかもしれませんが、、、。熊本-伊丹線を自社便運航にこだわらないといけないのかは疑問なところです。
なお、伊丹便をなくして天草-熊本線を朝夕2往復にした場合、福岡-天草線が3往復のままなら昼間に1時間50分程度時間が余ります。福岡便をもう1往復増やしても良いですし、天草は長崎や鹿児島とも流動があるので、利用がどれだけ確保できるか分かりませんが、長崎線や鹿児島線を就航するのも一つの手かもしれません。(長崎は世界遺産でも天草と繋がりがありますから、周遊みたいな提案もしやすいですね。)
※伊丹就航にこだわるなら、少し天草の運用時間拡大が必要になるものの、昼に天草-伊丹の直行便就航という方法もとれます。その場合、朝福岡往復→午前熊本往復→昼伊丹往復→夕方熊本往復→夜福岡往復といった回りが可能です。でも、これだと福岡線が2往復しかなくなってしまうので、朝福岡往復→午前熊本往復→昼伊丹往復→夕方福岡往復→夜福岡往復が妥当でしょう。
天草- 熊本線の2往復化はやはりハードルが高そうです。
■実はハブアンドスポークの相性抜群で乗り継ぎ設定しやすい熊本
あまり気付かれてはいませんが、実は、熊本は乗り継ぎを非常に設定しやすい空港です。
熊本就航路線は、各社ともにそれなりに需要があると踏んでいるのか、成田線も羽田線も中部線も名古屋線も伊丹線も、2往復なら朝晩、3往復以上なら朝昼晩運航で設定されています。那覇線も1往復ながら11時頃那覇行、17時頃熊本着で、時間帯の偏りがありません。他の空港だと2往復あるけど午後に偏っているみたいな所が多く、こういう朝晩運航がきっちりしている空港は意外と無いです。(静岡線だけ偏りあり)
そんな空港なので、天草-熊本線の朝便が10時頃、夕方便が17時頃に設定できるなら、これらの便へ繋げることが容易になります。熊本空港はハブアンドスポークの相性が抜群の空港と言えます。本土各路線が今のダイヤのままなら、熊本での乗り継ぎ先として、羽田や伊丹だけでなく、成田、名古屋、中部はもちろん、那覇(天草からの需要のみ)も活用できるようになります。
既存路線に加えて、この乗り継ぎを意識したダイヤで、静岡の時間ずらしや、FDAと相性の良い神戸、JJPやPeach Aviationが期待できそうな関空、どれだけ需要があるかは分かりませんが新千歳や仙台あたりの路線開設に繋げられると面白いですね。
ちなみに、この考え方は、スカイマークが鹿児島乗り継ぎの奄美便で実践しています。鹿児島-奄美線を朝晩往復させ、そこに、羽田、中部、神戸からの便を接続させて人を集めています。熊本にはSKYは就航していないので、熊本人にはこの発想は難しいのかもしれませんが、、、。
※熊本は、半導体繋がりでの流動増に期待して、新千歳-熊本線就航を目指していますが、新千歳-九州間は福岡線が便数は充実しています。しかし、新千歳ベースでの運航なので、九州側からの行き来はあまり便利ではありません。(この冬にやっと福岡朝発、福岡夜着が1往復できたばかり)
熊本も、仮に新千歳線が出来てもどうせ新千歳ベースでの一往復でしょうから、昼便設定となって福岡との競争になってしまいます。
熊本が福岡に負けない方法を考えるなら、朝熊本発、夜熊本着とするのがベスト。機材の送り込みが難しいですが、新千歳線が那覇線のような時間帯の運航なら、天草-熊本線が2往復化されていると乗り継ぎ利用しやすくなります。
■熊本線2往復の方が伊丹線より稼げる?
伊丹乗り入れを諦めて天草-熊本線を2往復化するのは、運賃収入で見ても、より稼げる可能性もあります。
熊本-伊丹線は片道20,400円。天草-福岡線は14,500円、天草-熊本線は8,600円です。熊本-伊丹線がなくなっても、福岡1往復と熊本1往復を足せれば、伊丹線より1割少ない搭乗率でも熊本-伊丹線の売上を達成できます。
離着陸が増えるので、人件費や燃料代などが上がり、耐用年数も減り、支出が増えますから、そう単純計算はできるものではないですが、、、。
また、SKYが長崎や奄美、下地島で扱っているような、乗り継ぎ運賃を設定できると、面白いですね。
燃料費などもあり、収支はそう単純に計算はできませんが、例えば熊本線(区間8,600円)が現在搭乗率50%(20人)だとして考えてみます。
乗り継ぎ運賃として5,000円を設定し、利用が25%(10人)増やせれば50,000円売上を増やせます。元々の利用者のうちの半数が乗り継ぎ運賃に切り替えたとしても、減るのは36,000円だけなので、トータルの売上は上がります。
なんとか熊本-天草線を利用しやすいダイヤや運賃設定をすることで、熊本空港をハブにした天草への乗り継ぎ客が増えてほしいものです。
かなり勝手な意見で妄想全開でしたが、、、。
乗り継ぎ仕様の店舗配置になってしまった熊本空港に感化され、撮影のためにAMXのダイヤが不便すぎると感じたことで、なんだか妄想モードに入ってしまいました。行きづらい天草と活かしづらい熊本(だから活きづらいと謎の題名にしてみました)といった感じでしょうか。
せっかくの実質県営エアライン。もっと天草に人を呼べるダイヤや乗り継ぎ運賃を考えてもらいたいと思いながら、今回の旅を〆たいと思います。
あと、乗り継ぎ需要の多い空港は、熊本の店舗展開を見習ってくださいね〜〜〜。
2023年09月23日
活きづらい天草・熊本(2日目)
※本旅行記は本旅行記は2023年9月に訪問したものを2024年2月に公開したものです。
■2023.09.23 (肥後大津)→天草→熊本→東京国際→(自宅)
■阿蘇より外輪山
二日目の今日は、阿蘇山→熊本空港→天草飛行場と回ったあと、16時に熊本市内に寄り、野暮用を済ませたあと最終便で東京へ戻る予定でした。
ところが、未明の時間帯に、道の駅で行程をよくよく考えていたら、天草の見学時間帯に天草駐機の航空便がないことに気が付きました。
天草エアラインは、9:30〜10:00頃天草に駐機後、熊本経由で伊丹へ飛んでいってしまいます。天草に戻ってくるのは15時台。15時台に天草にいると16時までに熊本市内到着は不可能なので、朝一か10時前頃の時間帯の訪問でないと飛行機が写せません。最悪飛行機のいない空港でも仕方がないのですが、なかなか行ける空港でもないですし、今回は機材が変わったから行くのもあったので、なんとか駐機時間帯に合わせたいところです。
朝一に天草に行く手もありますが、今から切り替えると朝一便に間に合うか微妙。さらに、午後になると、阿蘇山からの眺めが薄くなる可能性が高くなります。
結局、少し無駄足が増えますが、朝一阿蘇山から空港を見た後に熊本空港に寄るのは諦めて天草へ直行。その後熊本空港に戻る行程としました。
阿蘇から天草飛行場までは130キロほどなので、田舎道ならだいたい3〜4時間位の距離。しかし、明るくなるのが6時くらいなので、10時頃の飛行機駐機時間帯までに間に合うか少し不安でした。
そんな中で、阿蘇の山の上から空港を見られるか探っていたのですが、空港が見えると思われる阿蘇山の草千里展望所からは、どうも、外輪山に邪魔され、空港側の見える範囲の視界は狭そうなことが判明。ネット検索してみると、熊本市方面が見えるとする投稿がほとんどヒットしませんでした(ということは見えない可能性もあり)。
よく調べると、草千里展望所より20キロほど手前、外輪山の一角に扇坂展望所があり、熊本空港や熊本市方面の展望が開けていることが判明。高さはだいぶ低くなりますが、俯瞰には問題なさそうだったのと、天草へ行くのに30分程度短く出来ることも合わせて、そこに行くことにしました。
扇坂展望所から天草飛行場までは110キロほど。流れが悪かったとしても3時間強であろうと推測し、出発リミットを6時半に設定。明るくなる6時くらいから最長でも30分一本勝負で撮影に挑むことにしました。
ざっくり、6時〜6時半に扇坂展望所、9時半〜10時半頃に天草、13時半頃に熊本空港に戻り、16時までに熊本市内に到達する計画に変更しました。
■展望所は立入禁止、代替は霧だらけ、ナントもならない事態
道の駅大津を出たのは5時過ぎ。扇坂展望所には5時半には到着できました。
ところが、まだ暗い展望所の駐車場に車を止めて眺めてみたところ、少し高まりがあって、空港方面はあまりよく見えないようです。どうも草地を少し歩いて高まりの先に行かないと眺望が開けない様子。
そこで車から降りて草地の道に入ろうとしたものの、ナント、立入禁止の札が立ち、先へ進めませんでした。
アレレ。Googleマップを見ると、超眺望良いぜという写真がたくさんヒットするのですが、、、。どうも、草地への立ち入り禁止を認識していない人たちの投稿のようで、実際には眺望があまりきかない展望所になっていました。(空港方向でない向きは、駐車場からも少しだけ眺められます)
さて、どうするか。
Googleマップを見ると、少し下の県道28号熊本高森線沿いに別の展望所があったので、そちらへと移動することにしました。
結果は正解で、こちらの展望所は熊本空港方面が断崖で完全に開けていました。
ところが、車から下りて眺望をチェックしたところ、ナント、熊本空港付近を中心に低い雲がかかり、よく見えない状態でした。
20分ほど粘りましたが、雲は全く晴れる気配がありません。これではここにいる意味がありません。
長居して天草の駐機時間帯に間に合わないとマズいので、撮影は早々に諦めて、6時頃に明るくなってすぐに展望所を出てしまいました。
せっかく阿蘇の手前まで足を延ばしたのにいきなり残念な空振りです。
ただ、ほんの少しだけ予定より早く出られたので、天草飛行場に向かう道から少し逸れて、熊本空港北側の側道に寄り道しました。ここはターミナル地区を滑走路越しに眺められるので有名なところです。
展望所からわずか20分程の場所ですが、ナント、ここに着いたら、早くも、霧が晴れ始めてきていました。
天草の航空機駐機時刻に間に合わないので、今さら展望所に戻るわけにもいかず、トホホな状況になってしまいました。
あまり時間もないので、空港北側の側道では軽く見た程度で、6時半には再出発しました。
■信号制御最悪のくまもと
熊本空港からはまずは高遊原台地を降りたあと、国道443号線を経由して県道36号第二空港線に出ました。その後は熊本県庁の手前から国道57号線(東バイパス)へ。JR線と交わる手前で左に折れて国道3号線との重複区間を南進したあと、宇土で右に折れて再び国道57号線単独区間になりました。
ここまでは信号が多く、あまりスイスイ進めませんでした。
熊本市内の渋滞が心配だったので、本当はもう少し南側を直線的に進みたかったですが、そういった道はなく、少し北側の市内側に迂回するようなルート取りとなりました。
※朝一にいた展望所は、2016年の熊本地震で動いた断層帯(布田川断層帯)の山側に当たります。この断層帯は、展望所の北側で阿蘇の外輪山が唯一途切れる場所をつくっています。手元に地図があるなら、この辺りから、益城の町中、布田川、木山川の流路に沿って定規を当ててみましょう。ちょうど南側が高く、北側が低くなる境目が、三角半島北縁、大矢野島北縁、天草上島北縁までほぼ一直線に並んでいることが分かります。素人が見ても一目で断層があることが分かります。
この段差はかなり長距離+大規模なので、昔は中央構造線の最西端部とも考えられていて、私も学校ではそう習いましたが、今は違うらしいです。にしても綺麗な一直線です。(反対側に伸ばすと、阿蘇の切れ目を越えて、大分市内から佐賀関北縁に綺麗な直線が引けます。)
断層がつくる崖下は水が湧き出ることが多いので、境目付近は大昔から人が集まりやすい傾向にあります。空港から宇土までの間に、この際の部分に沿って大きな道があれば市内側を避けた最短ルートだったのですが、そう上手くはいきませんでした。さすがは水の国熊本。断層で低くなっている部分は川だらけで、おそらく湿地帯だったのでしょう。古代から大きな道は造れなかったようです。
三角半島からは、右に海を見ながら進みます。
宇土から先はほとんど信号がない快走路でした。今回は先を急ぐので途中の道の駅も無視して、スイスイ進みました。
ところが、三角を過ぎていよいよ離島区間に入ってしばらく大矢野島の上天草市役所付近で今回初めてプチ渋滞にはまりました。ちょうど出勤の時間に重なったのもありますが、赤信号を先頭に車が連なっていました。
※プチ渋滞が起こっていたのは、上天草市の中心部で、ここは前回2007年に来たときも渋滞だった区間です。おそらくは信号制御が悪いせいでした。2007年から16年も経つのに、何も改善されていませんでした。
そう言えば、今回の熊本では、数少ない信号によく捕まりました。特にイラついたのは、制限速度で走ると、結構ギリギリで赤信号になって長時間待たされるパターンが頻発したこと。
制限速度以上で飛ばすクルマが結構右車線から追い抜いていきましたが、制限速度を守るとギリギリ間に合わずに赤になるタイミングなので、そういった速度超過車は青信号連続でスイスイ行くんですね。毎日利用している人たちはそれが分かっているので、ぶっ飛ばして赤信号回避しようとしていたようです。
例えば制限速度50キロの道なのに、20キロくらいで走るか70キロくらいで走ると赤信号に捕まらないって変過ぎます。で、こっちはギリギリ赤信号のせいでガソリンを食う強いブレーキでの停車に。信号待ちで先頭車になってしまい、長時間待ってる間に、ぶっ飛ばしてきたクルマが後に徐々にたまってきてしまいます。燃費を考えて急発進したくないのに、ぶっ飛ばす人たちなので、こっちが燃費良く走り出すと実質煽られる事態に陥るという悪循環。だんだんとイライラがつのる運転となっていました。同じ道を往復しましたが、往復ともにそうだったので、片方向優先信号群でもなかったようですし、ヘタクソな信号制御の典型になっていました。
加えて気になったのは時差式信号。矢印信号機設置費用を抑えるためか知りませんが、時差式だらけでした。反対側の信号が赤になっているのか分からないので進みづらい。何より赤信号でも突っ込んでくる+急ブレーキで止まる土地柄なので、歩行者信号の赤を参考に明らかに反対側が赤になっているであろうタイミングでも進んで良いのか判断するのが大変でした。明らかに矢印信号機の時より右折車処理台数減ってました。(矢印信号機付けると矢印出るの分かってるから、逆に赤でも矢印出るまでは突っ込もうとする車が多くなるから、敢えて矢印信号機付けてないのかも?こっちに右折車がいても、いつも通り赤でも突っ込むのが普通の土地のようだったので。)
すべては信号制御です。渋滞の原因になったり、速度を上げさせる原因になったり、スムーズな進行を妨げたり、事故を誘発したり、あまりにもヘタクソ過ぎますよ〜〜、熊本県警さん。
大矢野島を過ぎた後は、車は多いものの流れは悪くなく、すんなり天草上島へ。下島へ入って天草市中心部でやや混んだものの、天草飛行場には9時過ぎには到着できました。
■天草滞在はわずか1時間
航空機が止まっている間に展望デッキなどを撮影。離陸時は展望公園へ行き、乗客がいなくなったら館内撮影と何度か行ったり来たりしながら、1時間ほどで調査を済ませました。
SKY VIEW用に付近の山の上から空港を見下ろせる場所がないかと探していましたが、該当するような場所は見つからず。売店で朝飯用のパンを確保して、駐車場で頬張ったあとは、10時半前に来た道を寄り道せずに引き返し始めました。

展望所からは、2007年に来たときはターミナルやエプロンがよく見えたのですが、
今回は木が成長して全く見えなくなっていました。
(→天草飛行場空港概要のページに2007年当時の写真を載せていますが、同じ看板が見えています。)
天草からは朝いた熊本空港へとんぼ返り。なんだかバタバタ行程です。
九州には何度か来ているのに天草に長く来られなかった理由はこれで、宇土から天草まで往復するのには意外と時間がかかります。(そこで天草エアラインの出番、なわけですが、なかなか利用が増えてくれませんね、、、)
時間があまりないので、帰りは、三角半島を南側から抜けて半島根元にある松橋インターから益城熊本空港インターまでの短区間、高速道路も活用。熊本市内を通らないルートで渋滞を回避し、熊本空港には13時前には到着できました。
朝一の訪問なら、到着ロビーが空いていますが、残念ながら人だらけ。人を避けながらとなったため、ベストな角度での撮影はできず、なんとかベターな角度での撮影とするのが精一杯でした。
※盗撮に関する法令が強化され、航空業界では特に係員撮影を避けるよう頻繁に呼びかけられるようになりました。このため、当サイトでも、常に同じ位置に係員が立っているカウンタを中心に、撮影が難しくなっています。空港自体は民間が運営しているとは言え公共施設ですので、係員も公共施設の一部なわけです。純粋な民間施設と異なり、公にされることを前提としていますから、撮影にもおおらかです。しかし、建物と異なり、係員には肖像権はありますし、そもそも法令が強化されたきっかけとなったおかしな使い方をする人が多いので、仕方がないですが、、、。非常に残念な流れですね。
人が多いので撮影にいちいち時間がかかりましたが、保安検査前エリアがかなり縮小されたので、熊本空港新ターミナルの見学は一時間強で終了。
その後は熊本市内へとんぼ返り。空港からは、リムジンバスなどが通る県道36号第二空港線を使いました。交通量が多く、2車線ながら流れが悪い状態。中心部にある地下駐車場を使いましたが、そこまで小一時間かかりました。
16時から17時過ぎまで野暮用を済ませ、再び空港へ向かいます。
熊本市中心部から空港までは20キロありませんが、市内の渋滞が意外と酷く、非常に時間がかかりました。空港まではなんと一時間超えで、到着は18時半頃。レンタカーの返却に手間取っていたら、ターミナルに入り込めたのは19時頃になってしまいました。
最後空港で少しゆっくりしようと思っていたのに、結局バタバタ。急いで荷物を預け、保安検査を抜けたものの、超充実の店舗群を楽しむ間もなく、搭乗となりました。
帰りの便も利用者は多め。行き同様に機内では爆睡してしまい、目覚めたら羽田でした。フライトはあまり楽しめないまま、帰路につきました。
■今日の教訓!
・[熊本]霧の発生を考慮しよう←朝は出やすいようです。
・熊本はくまモン大増殖中←その視線に要注意。
・熊本では信号制御に気を付けろ←制限速度で走ると赤信号に捕まります。
・[天草]樹木の成長に要注意←展望公園から見えなくなっています。
・天草までは意外と遠い←車は意外と時間がかかります。ぜひ飛行機利用もご検討を!
・熊本空港までは時間がかかる←渋滞酷いです。市内からは1時間は見ましょう。
■実際の旅程
09/23 SAT
道の駅大津05:00(レンタカー)→05:30扇坂展望所
扇坂展望所06:00(レンタカー)→06:20[熊本空港]
[熊本空港]06:30(レンタカー)→09:15[天草飛行場]
[天草飛行場]10:15(レンタカー)→12:45[熊本空港]
[熊本空港]14:30(レンタカー)→15:30熊本市内(野暮用)
熊本市内17:30(レンタカー)→19:00[熊本空港]
[熊本空港]19:50(JAL638便)→21:30[東京国際空港]
[東京国際空港]22:00(京急線)→22:30横 浜 駅
横 浜 駅22:30(自転車等)→23:00自 宅
■2023.09.23 (肥後大津)→天草→熊本→東京国際→(自宅)
■阿蘇より外輪山
二日目の今日は、阿蘇山→熊本空港→天草飛行場と回ったあと、16時に熊本市内に寄り、野暮用を済ませたあと最終便で東京へ戻る予定でした。
ところが、未明の時間帯に、道の駅で行程をよくよく考えていたら、天草の見学時間帯に天草駐機の航空便がないことに気が付きました。
天草エアラインは、9:30〜10:00頃天草に駐機後、熊本経由で伊丹へ飛んでいってしまいます。天草に戻ってくるのは15時台。15時台に天草にいると16時までに熊本市内到着は不可能なので、朝一か10時前頃の時間帯の訪問でないと飛行機が写せません。最悪飛行機のいない空港でも仕方がないのですが、なかなか行ける空港でもないですし、今回は機材が変わったから行くのもあったので、なんとか駐機時間帯に合わせたいところです。
朝一に天草に行く手もありますが、今から切り替えると朝一便に間に合うか微妙。さらに、午後になると、阿蘇山からの眺めが薄くなる可能性が高くなります。
結局、少し無駄足が増えますが、朝一阿蘇山から空港を見た後に熊本空港に寄るのは諦めて天草へ直行。その後熊本空港に戻る行程としました。
阿蘇から天草飛行場までは130キロほどなので、田舎道ならだいたい3〜4時間位の距離。しかし、明るくなるのが6時くらいなので、10時頃の飛行機駐機時間帯までに間に合うか少し不安でした。
そんな中で、阿蘇の山の上から空港を見られるか探っていたのですが、空港が見えると思われる阿蘇山の草千里展望所からは、どうも、外輪山に邪魔され、空港側の見える範囲の視界は狭そうなことが判明。ネット検索してみると、熊本市方面が見えるとする投稿がほとんどヒットしませんでした(ということは見えない可能性もあり)。
よく調べると、草千里展望所より20キロほど手前、外輪山の一角に扇坂展望所があり、熊本空港や熊本市方面の展望が開けていることが判明。高さはだいぶ低くなりますが、俯瞰には問題なさそうだったのと、天草へ行くのに30分程度短く出来ることも合わせて、そこに行くことにしました。
扇坂展望所から天草飛行場までは110キロほど。流れが悪かったとしても3時間強であろうと推測し、出発リミットを6時半に設定。明るくなる6時くらいから最長でも30分一本勝負で撮影に挑むことにしました。
ざっくり、6時〜6時半に扇坂展望所、9時半〜10時半頃に天草、13時半頃に熊本空港に戻り、16時までに熊本市内に到達する計画に変更しました。
■展望所は立入禁止、代替は霧だらけ、ナントもならない事態
道の駅大津を出たのは5時過ぎ。扇坂展望所には5時半には到着できました。
ところが、まだ暗い展望所の駐車場に車を止めて眺めてみたところ、少し高まりがあって、空港方面はあまりよく見えないようです。どうも草地を少し歩いて高まりの先に行かないと眺望が開けない様子。
そこで車から降りて草地の道に入ろうとしたものの、ナント、立入禁止の札が立ち、先へ進めませんでした。
アレレ。Googleマップを見ると、超眺望良いぜという写真がたくさんヒットするのですが、、、。どうも、草地への立ち入り禁止を認識していない人たちの投稿のようで、実際には眺望があまりきかない展望所になっていました。(空港方向でない向きは、駐車場からも少しだけ眺められます)
さて、どうするか。
Googleマップを見ると、少し下の県道28号熊本高森線沿いに別の展望所があったので、そちらへと移動することにしました。
結果は正解で、こちらの展望所は熊本空港方面が断崖で完全に開けていました。
ところが、車から下りて眺望をチェックしたところ、ナント、熊本空港付近を中心に低い雲がかかり、よく見えない状態でした。
20分ほど粘りましたが、雲は全く晴れる気配がありません。これではここにいる意味がありません。
長居して天草の駐機時間帯に間に合わないとマズいので、撮影は早々に諦めて、6時頃に明るくなってすぐに展望所を出てしまいました。
せっかく阿蘇の手前まで足を延ばしたのにいきなり残念な空振りです。
ただ、ほんの少しだけ予定より早く出られたので、天草飛行場に向かう道から少し逸れて、熊本空港北側の側道に寄り道しました。ここはターミナル地区を滑走路越しに眺められるので有名なところです。
展望所からわずか20分程の場所ですが、ナント、ここに着いたら、早くも、霧が晴れ始めてきていました。
天草の航空機駐機時刻に間に合わないので、今さら展望所に戻るわけにもいかず、トホホな状況になってしまいました。
あまり時間もないので、空港北側の側道では軽く見た程度で、6時半には再出発しました。
■信号制御最悪のくまもと
熊本空港からはまずは高遊原台地を降りたあと、国道443号線を経由して県道36号第二空港線に出ました。その後は熊本県庁の手前から国道57号線(東バイパス)へ。JR線と交わる手前で左に折れて国道3号線との重複区間を南進したあと、宇土で右に折れて再び国道57号線単独区間になりました。
ここまでは信号が多く、あまりスイスイ進めませんでした。
熊本市内の渋滞が心配だったので、本当はもう少し南側を直線的に進みたかったですが、そういった道はなく、少し北側の市内側に迂回するようなルート取りとなりました。
※朝一にいた展望所は、2016年の熊本地震で動いた断層帯(布田川断層帯)の山側に当たります。この断層帯は、展望所の北側で阿蘇の外輪山が唯一途切れる場所をつくっています。手元に地図があるなら、この辺りから、益城の町中、布田川、木山川の流路に沿って定規を当ててみましょう。ちょうど南側が高く、北側が低くなる境目が、三角半島北縁、大矢野島北縁、天草上島北縁までほぼ一直線に並んでいることが分かります。素人が見ても一目で断層があることが分かります。
この段差はかなり長距離+大規模なので、昔は中央構造線の最西端部とも考えられていて、私も学校ではそう習いましたが、今は違うらしいです。にしても綺麗な一直線です。(反対側に伸ばすと、阿蘇の切れ目を越えて、大分市内から佐賀関北縁に綺麗な直線が引けます。)
断層がつくる崖下は水が湧き出ることが多いので、境目付近は大昔から人が集まりやすい傾向にあります。空港から宇土までの間に、この際の部分に沿って大きな道があれば市内側を避けた最短ルートだったのですが、そう上手くはいきませんでした。さすがは水の国熊本。断層で低くなっている部分は川だらけで、おそらく湿地帯だったのでしょう。古代から大きな道は造れなかったようです。
三角半島からは、右に海を見ながら進みます。
宇土から先はほとんど信号がない快走路でした。今回は先を急ぐので途中の道の駅も無視して、スイスイ進みました。
ところが、三角を過ぎていよいよ離島区間に入ってしばらく大矢野島の上天草市役所付近で今回初めてプチ渋滞にはまりました。ちょうど出勤の時間に重なったのもありますが、赤信号を先頭に車が連なっていました。
※プチ渋滞が起こっていたのは、上天草市の中心部で、ここは前回2007年に来たときも渋滞だった区間です。おそらくは信号制御が悪いせいでした。2007年から16年も経つのに、何も改善されていませんでした。
そう言えば、今回の熊本では、数少ない信号によく捕まりました。特にイラついたのは、制限速度で走ると、結構ギリギリで赤信号になって長時間待たされるパターンが頻発したこと。
制限速度以上で飛ばすクルマが結構右車線から追い抜いていきましたが、制限速度を守るとギリギリ間に合わずに赤になるタイミングなので、そういった速度超過車は青信号連続でスイスイ行くんですね。毎日利用している人たちはそれが分かっているので、ぶっ飛ばして赤信号回避しようとしていたようです。
例えば制限速度50キロの道なのに、20キロくらいで走るか70キロくらいで走ると赤信号に捕まらないって変過ぎます。で、こっちはギリギリ赤信号のせいでガソリンを食う強いブレーキでの停車に。信号待ちで先頭車になってしまい、長時間待ってる間に、ぶっ飛ばしてきたクルマが後に徐々にたまってきてしまいます。燃費を考えて急発進したくないのに、ぶっ飛ばす人たちなので、こっちが燃費良く走り出すと実質煽られる事態に陥るという悪循環。だんだんとイライラがつのる運転となっていました。同じ道を往復しましたが、往復ともにそうだったので、片方向優先信号群でもなかったようですし、ヘタクソな信号制御の典型になっていました。
加えて気になったのは時差式信号。矢印信号機設置費用を抑えるためか知りませんが、時差式だらけでした。反対側の信号が赤になっているのか分からないので進みづらい。何より赤信号でも突っ込んでくる+急ブレーキで止まる土地柄なので、歩行者信号の赤を参考に明らかに反対側が赤になっているであろうタイミングでも進んで良いのか判断するのが大変でした。明らかに矢印信号機の時より右折車処理台数減ってました。(矢印信号機付けると矢印出るの分かってるから、逆に赤でも矢印出るまでは突っ込もうとする車が多くなるから、敢えて矢印信号機付けてないのかも?こっちに右折車がいても、いつも通り赤でも突っ込むのが普通の土地のようだったので。)
すべては信号制御です。渋滞の原因になったり、速度を上げさせる原因になったり、スムーズな進行を妨げたり、事故を誘発したり、あまりにもヘタクソ過ぎますよ〜〜、熊本県警さん。
大矢野島を過ぎた後は、車は多いものの流れは悪くなく、すんなり天草上島へ。下島へ入って天草市中心部でやや混んだものの、天草飛行場には9時過ぎには到着できました。
■天草滞在はわずか1時間
航空機が止まっている間に展望デッキなどを撮影。離陸時は展望公園へ行き、乗客がいなくなったら館内撮影と何度か行ったり来たりしながら、1時間ほどで調査を済ませました。
SKY VIEW用に付近の山の上から空港を見下ろせる場所がないかと探していましたが、該当するような場所は見つからず。売店で朝飯用のパンを確保して、駐車場で頬張ったあとは、10時半前に来た道を寄り道せずに引き返し始めました。

展望所からは、2007年に来たときはターミナルやエプロンがよく見えたのですが、
今回は木が成長して全く見えなくなっていました。
(→天草飛行場空港概要のページに2007年当時の写真を載せていますが、同じ看板が見えています。)
天草からは朝いた熊本空港へとんぼ返り。なんだかバタバタ行程です。
九州には何度か来ているのに天草に長く来られなかった理由はこれで、宇土から天草まで往復するのには意外と時間がかかります。(そこで天草エアラインの出番、なわけですが、なかなか利用が増えてくれませんね、、、)
時間があまりないので、帰りは、三角半島を南側から抜けて半島根元にある松橋インターから益城熊本空港インターまでの短区間、高速道路も活用。熊本市内を通らないルートで渋滞を回避し、熊本空港には13時前には到着できました。
朝一の訪問なら、到着ロビーが空いていますが、残念ながら人だらけ。人を避けながらとなったため、ベストな角度での撮影はできず、なんとかベターな角度での撮影とするのが精一杯でした。
※盗撮に関する法令が強化され、航空業界では特に係員撮影を避けるよう頻繁に呼びかけられるようになりました。このため、当サイトでも、常に同じ位置に係員が立っているカウンタを中心に、撮影が難しくなっています。空港自体は民間が運営しているとは言え公共施設ですので、係員も公共施設の一部なわけです。純粋な民間施設と異なり、公にされることを前提としていますから、撮影にもおおらかです。しかし、建物と異なり、係員には肖像権はありますし、そもそも法令が強化されたきっかけとなったおかしな使い方をする人が多いので、仕方がないですが、、、。非常に残念な流れですね。
人が多いので撮影にいちいち時間がかかりましたが、保安検査前エリアがかなり縮小されたので、熊本空港新ターミナルの見学は一時間強で終了。
その後は熊本市内へとんぼ返り。空港からは、リムジンバスなどが通る県道36号第二空港線を使いました。交通量が多く、2車線ながら流れが悪い状態。中心部にある地下駐車場を使いましたが、そこまで小一時間かかりました。
16時から17時過ぎまで野暮用を済ませ、再び空港へ向かいます。
熊本市中心部から空港までは20キロありませんが、市内の渋滞が意外と酷く、非常に時間がかかりました。空港まではなんと一時間超えで、到着は18時半頃。レンタカーの返却に手間取っていたら、ターミナルに入り込めたのは19時頃になってしまいました。
最後空港で少しゆっくりしようと思っていたのに、結局バタバタ。急いで荷物を預け、保安検査を抜けたものの、超充実の店舗群を楽しむ間もなく、搭乗となりました。
帰りの便も利用者は多め。行き同様に機内では爆睡してしまい、目覚めたら羽田でした。フライトはあまり楽しめないまま、帰路につきました。
■今日の教訓!
・[熊本]霧の発生を考慮しよう←朝は出やすいようです。
・熊本はくまモン大増殖中←その視線に要注意。
・熊本では信号制御に気を付けろ←制限速度で走ると赤信号に捕まります。
・[天草]樹木の成長に要注意←展望公園から見えなくなっています。
・天草までは意外と遠い←車は意外と時間がかかります。ぜひ飛行機利用もご検討を!
・熊本空港までは時間がかかる←渋滞酷いです。市内からは1時間は見ましょう。
■実際の旅程
09/23 SAT
道の駅大津05:00(レンタカー)→05:30扇坂展望所
扇坂展望所06:00(レンタカー)→06:20[熊本空港]
[熊本空港]06:30(レンタカー)→09:15[天草飛行場]
[天草飛行場]10:15(レンタカー)→12:45[熊本空港]
[熊本空港]14:30(レンタカー)→15:30熊本市内(野暮用)
熊本市内17:30(レンタカー)→19:00[熊本空港]
[熊本空港]19:50(JAL638便)→21:30[東京国際空港]
[東京国際空港]22:00(京急線)→22:30横 浜 駅
横 浜 駅22:30(自転車等)→23:00自 宅
2023年09月22日
活きづらい天草・熊本(1日目)
※本旅行記は本旅行記は2023年9月に訪問したものを2024年2月に公開したものです。
■2023.09.22 (自宅)→東京国際→熊本
■バタバタで行きづらい?熊本へ
初日とは言っても、今日は東京国際(羽田)から熊本に移動するだけでした。
熊本空港は内陸にあるため、九州の中でも運用時間が短く、21:30までしか運用されていません。街の中にあり騒音問題がより激しい福岡空港よりも早く閉まってしまいます。このため、羽田の最終便は19時と結構早めです。
少し早めに仕事場を出たものの、家に帰ったのは17時少し前。最速で準備をして家を飛び出して羽田へ向かいました。
結局羽田に着いたのは18時過ぎでギリギリ。手荷物も預けずに保安検査場に駆け込み、なんとか間に合った状況でした。
空港見学も全くできずに落ち着かないまま搭乗となってしまいました。
羽田はコロナ禍中もボチボチ見学していたとは言え、見学時間が無くなったのはなんとも残念でした。
金曜の最終便のせいか利用は満席に近く、通路側だったこともあり、とにかく爆睡して過ごしました。
熊本空港の見学は明日ゆっくりできるので、着いた後は、そそくさとレンタカーを借用しました。
今回は初めての無人貸出です。事前にアプリ登録してスムーズに貸出が出来ました。
カーシェアリングサービスの最大のデメリットは、車内清掃がされていないこと。直前に使用した人がいるとそのままなので、あまり宜しくないです。自転車ならその場で一番きれいなものを選べますが、レンタカーはそうはいきません。今回は、レンタカー屋が最終便まで開いていないために仕方なく利用しましたが、なんとか大して汚れていない車にありつけました。
※レンタカー屋が、昼間に貸し出す場合は普通に有人貸出、営業時間外に貸し出す場合は貸出車をきれいに清掃した物を営業時間内に用意して営業所の一角に置いておくみたいなカーシェアリングなら、もっと利用するんですけど、、、。カーシェアリングは人件費削減でとにかく無人に拘るので、そういう店舗はなかなか無いですね。(日産レンタカーが店舗内でやってるセルフライドゴー位?=熊本は完全無人店舗なので違います)
熊本みたいなアクセス不便な場所の空港営業所は、ほぼ飛行機利用者しかレンタカーを利用しません。熊本は運用時間が21時半までなので、閉店時刻の20時〜21時半に貸し出す車なんて最終便(5便位?)利用者の一部だけ。20時閉店するなら20時〜21時半は無人貸出とすれば、従業員は早く帰れて、最終便利用者は綺麗なレンタカー借りられて、皆ハッピーなはず。熊本みたいな空港こそ、すごくマッチすると思うのですが、、、。
ニッポンレンタカーが24時間営業を止めたときに、もっともらしく従業員の働き方改革と叫んでいましたが、働き方改革ならむしろ深夜に働きたい人にいわゆる多様性の働き方を提供するべきと考えていたぐらいなので、レンタカー屋の空港営業所の営業時間が、空港運用時間より少しだけ早めに閉まるのが不思議でなりませんでした。深夜貸出は客に変な奴多くてトラブル多かったみたいですし、バイトは集まりにくいうえ、昼に比べれば客は閑古鳥でしょうから、費用削減という面では深夜営業止めた方が良いとは思いますが、、、。
それでも、「ほぼ航空利用者が相手の空港営業所が航空利用者の客を取りこぼすのはどうなのよ。」とか、「航空便に合わせて1時間半くらい営業時間延長できんのかね。」とは思ってしまいます。
深夜早朝の航空便が設定されても、これでは利用しづらいですね。
そのまま最寄りの道の駅大津で一泊しました。
■今日の教訓!
・熊本の運用時間は短め←最終便は早いです。
■実際の旅程
09/22 FRI
自 宅17:00(自転車等)→17:30横 浜 駅
横 浜 駅17:45(京 急 線)→18:15[東京国際空港]
[東京国際空港]19:00(JAL639便)→20:50[熊本空港]
[熊本空港]21:00(レンタカー)→21:30道の駅大津
道の駅大津 泊(車中泊)
■2023.09.22 (自宅)→東京国際→熊本
■バタバタで行きづらい?熊本へ
初日とは言っても、今日は東京国際(羽田)から熊本に移動するだけでした。
熊本空港は内陸にあるため、九州の中でも運用時間が短く、21:30までしか運用されていません。街の中にあり騒音問題がより激しい福岡空港よりも早く閉まってしまいます。このため、羽田の最終便は19時と結構早めです。
少し早めに仕事場を出たものの、家に帰ったのは17時少し前。最速で準備をして家を飛び出して羽田へ向かいました。
結局羽田に着いたのは18時過ぎでギリギリ。手荷物も預けずに保安検査場に駆け込み、なんとか間に合った状況でした。
空港見学も全くできずに落ち着かないまま搭乗となってしまいました。
羽田はコロナ禍中もボチボチ見学していたとは言え、見学時間が無くなったのはなんとも残念でした。
金曜の最終便のせいか利用は満席に近く、通路側だったこともあり、とにかく爆睡して過ごしました。
熊本空港の見学は明日ゆっくりできるので、着いた後は、そそくさとレンタカーを借用しました。
今回は初めての無人貸出です。事前にアプリ登録してスムーズに貸出が出来ました。
カーシェアリングサービスの最大のデメリットは、車内清掃がされていないこと。直前に使用した人がいるとそのままなので、あまり宜しくないです。自転車ならその場で一番きれいなものを選べますが、レンタカーはそうはいきません。今回は、レンタカー屋が最終便まで開いていないために仕方なく利用しましたが、なんとか大して汚れていない車にありつけました。
※レンタカー屋が、昼間に貸し出す場合は普通に有人貸出、営業時間外に貸し出す場合は貸出車をきれいに清掃した物を営業時間内に用意して営業所の一角に置いておくみたいなカーシェアリングなら、もっと利用するんですけど、、、。カーシェアリングは人件費削減でとにかく無人に拘るので、そういう店舗はなかなか無いですね。(日産レンタカーが店舗内でやってるセルフライドゴー位?=熊本は完全無人店舗なので違います)
熊本みたいなアクセス不便な場所の空港営業所は、ほぼ飛行機利用者しかレンタカーを利用しません。熊本は運用時間が21時半までなので、閉店時刻の20時〜21時半に貸し出す車なんて最終便(5便位?)利用者の一部だけ。20時閉店するなら20時〜21時半は無人貸出とすれば、従業員は早く帰れて、最終便利用者は綺麗なレンタカー借りられて、皆ハッピーなはず。熊本みたいな空港こそ、すごくマッチすると思うのですが、、、。
ニッポンレンタカーが24時間営業を止めたときに、もっともらしく従業員の働き方改革と叫んでいましたが、働き方改革ならむしろ深夜に働きたい人にいわゆる多様性の働き方を提供するべきと考えていたぐらいなので、レンタカー屋の空港営業所の営業時間が、空港運用時間より少しだけ早めに閉まるのが不思議でなりませんでした。深夜貸出は客に変な奴多くてトラブル多かったみたいですし、バイトは集まりにくいうえ、昼に比べれば客は閑古鳥でしょうから、費用削減という面では深夜営業止めた方が良いとは思いますが、、、。
それでも、「ほぼ航空利用者が相手の空港営業所が航空利用者の客を取りこぼすのはどうなのよ。」とか、「航空便に合わせて1時間半くらい営業時間延長できんのかね。」とは思ってしまいます。
深夜早朝の航空便が設定されても、これでは利用しづらいですね。
そのまま最寄りの道の駅大津で一泊しました。
■今日の教訓!
・熊本の運用時間は短め←最終便は早いです。
■実際の旅程
09/22 FRI
自 宅17:00(自転車等)→17:30横 浜 駅
横 浜 駅17:45(京 急 線)→18:15[東京国際空港]
[東京国際空港]19:00(JAL639便)→20:50[熊本空港]
[熊本空港]21:00(レンタカー)→21:30道の駅大津
道の駅大津 泊(車中泊)
2023年09月21日
活きづらい天草・熊本(旅行前)
※本旅行記は本旅行記は2023年9月に訪問したものを2024年2月に公開したものです。
■2023.09 天草、熊本、大分県央の旅行前
■野暮用ついでに九州へ まずは熊本から
9月から12月にかけて九州での野暮用が月一くらいで発生するため、成田国際に続くコロナ明けの空港訪問は、九州から攻め始めることにしました。
はじめに9月23日午後(夕方16時)に熊本市内へ行くことが決定。そのついでに、まずは、ターミナルが新しくなった熊本と、2007年以来最も長い間行けていない天草、大分県央へ行くことを狙いました。
野暮用の前日までは仕事がありますが、少し早く帰れそうなので、前日夜の最終便で熊本入りし、朝一天草→熊本→大分県央、もしくはその逆ルートで計画を進めました。
しかし、ルートを考えていると大分県央に行きづらいことが判明しました。大分県央は朝開くのが遅いので、大分県央スタートは無駄が多く、逆に最後に大分県央訪問の場合、野暮用に間に合わない可能性が高いです。
前回天草に行ったときは、朝熊本市内→天草→熊本→大分県央→福岡(夜20時頃)と計画していたものの、熊本本土と天草の往復にかなり時間がかかったため、結局大分県央へは行けませんでした。今回は16時には熊本市内に着いていなければなりません。
優先度では、熊本(新ターミナル)→天草(航空機変更)→大分県央(何も変化なし)だったので、大分県央に行くのは早々に断念しました。
で、そうなると、天草飛行場と熊本空港を訪問して16時までに熊本市内に着ければ良いだけ。かなり時間に余裕が出来ます。近場なら目的地を一つ増やせそうだったので、SKY VIEW用に熊本空港を高いところから俯瞰出来る場所として阿蘇山を追加しました。
朝一に天草に行った方が効率は良いのですが、空気が澄むうえ順光なのは朝の時間帯。阿蘇から空港方面を眺めると、遠目で雲仙まで見えそうだったので、それ狙いで朝一阿蘇からスタート→熊本空港見学→昼に天草へ行き、13時くらいまでに天草を出られれば良いルートで計画しました。
アクセスの予約
前日夜の最終便で羽田→熊本、野暮用後夜の最終便で熊本→羽田を予約しました。
28日前を過ぎていたのと、秋の行楽シーズンで行きは残席△状態での予約で、あまり安く手配は出来ませんでした。
現地移動の予約
レンタカーを初日夜〜翌日夜まで熊本で借りるだけでした。
すんなり予約と行きたかったのですが、最終便に合わせた営業をしている店舗がなく、今回はこれが一番の課題となりました。
21時半までの運用時間なのに、20時(店舗によっては19時)に閉まる店舗しかないのです。
どうしようもないので、初めて無人貸出を体験することになりました。
宿泊の予約(なし)
宿泊は初日に熊本で一泊が必要ですが、今回は車中泊としてホテル予約はしませんでした。
■ここまでの教訓!
・天草までは意外と遠い←近いようで遠い島です
・大分県央までは意外と遠い←近いようで遠い山中です
・空港レンタカーが最終便だと使えない←せっかく空港にあるのに、、、。
■今回の予定旅程
09/22 FRI
自 宅17:00(自転車等)→17:30横 浜 駅
横 浜 駅17:30(京 急 線)→18:00[東京国際空港]
[東京国際空港]19:00(JAL639便)→20:50[熊本空港]
[熊本空港]21:00(レンタカー)→21:30道の駅大津
道の駅大津 泊(車中泊)
09/23 SAT
道の駅大津04:30(レンタカー)→05:30阿蘇山・草千里展望台
阿蘇草千里06:00(レンタカー)→07:00[熊本空港]
[熊本空港]09:00(レンタカー)→12:00[天草飛行場]
[天草飛行場]13:00(レンタカー)→16:00熊本市内(野暮用)
熊本市内17:00(レンタカー)→18:00[熊本空港]
[熊本空港]19:50(JAL638便)→21:30[東京国際空港]
[東京国際空港]22:00(京急線)→22:30横 浜 駅
横 浜 駅22:30(自転車等)→23:00自 宅
■2023.09 天草、熊本、大分県央の旅行前
■野暮用ついでに九州へ まずは熊本から
9月から12月にかけて九州での野暮用が月一くらいで発生するため、成田国際に続くコロナ明けの空港訪問は、九州から攻め始めることにしました。
はじめに9月23日午後(夕方16時)に熊本市内へ行くことが決定。そのついでに、まずは、ターミナルが新しくなった熊本と、2007年以来最も長い間行けていない天草、大分県央へ行くことを狙いました。
野暮用の前日までは仕事がありますが、少し早く帰れそうなので、前日夜の最終便で熊本入りし、朝一天草→熊本→大分県央、もしくはその逆ルートで計画を進めました。
しかし、ルートを考えていると大分県央に行きづらいことが判明しました。大分県央は朝開くのが遅いので、大分県央スタートは無駄が多く、逆に最後に大分県央訪問の場合、野暮用に間に合わない可能性が高いです。
前回天草に行ったときは、朝熊本市内→天草→熊本→大分県央→福岡(夜20時頃)と計画していたものの、熊本本土と天草の往復にかなり時間がかかったため、結局大分県央へは行けませんでした。今回は16時には熊本市内に着いていなければなりません。
優先度では、熊本(新ターミナル)→天草(航空機変更)→大分県央(何も変化なし)だったので、大分県央に行くのは早々に断念しました。
で、そうなると、天草飛行場と熊本空港を訪問して16時までに熊本市内に着ければ良いだけ。かなり時間に余裕が出来ます。近場なら目的地を一つ増やせそうだったので、SKY VIEW用に熊本空港を高いところから俯瞰出来る場所として阿蘇山を追加しました。
朝一に天草に行った方が効率は良いのですが、空気が澄むうえ順光なのは朝の時間帯。阿蘇から空港方面を眺めると、遠目で雲仙まで見えそうだったので、それ狙いで朝一阿蘇からスタート→熊本空港見学→昼に天草へ行き、13時くらいまでに天草を出られれば良いルートで計画しました。
アクセスの予約
前日夜の最終便で羽田→熊本、野暮用後夜の最終便で熊本→羽田を予約しました。
28日前を過ぎていたのと、秋の行楽シーズンで行きは残席△状態での予約で、あまり安く手配は出来ませんでした。
現地移動の予約
レンタカーを初日夜〜翌日夜まで熊本で借りるだけでした。
すんなり予約と行きたかったのですが、最終便に合わせた営業をしている店舗がなく、今回はこれが一番の課題となりました。
21時半までの運用時間なのに、20時(店舗によっては19時)に閉まる店舗しかないのです。
どうしようもないので、初めて無人貸出を体験することになりました。
宿泊の予約(なし)
宿泊は初日に熊本で一泊が必要ですが、今回は車中泊としてホテル予約はしませんでした。
■ここまでの教訓!
・天草までは意外と遠い←近いようで遠い島です
・大分県央までは意外と遠い←近いようで遠い山中です
・空港レンタカーが最終便だと使えない←せっかく空港にあるのに、、、。
■今回の予定旅程
09/22 FRI
自 宅17:00(自転車等)→17:30横 浜 駅
横 浜 駅17:30(京 急 線)→18:00[東京国際空港]
[東京国際空港]19:00(JAL639便)→20:50[熊本空港]
[熊本空港]21:00(レンタカー)→21:30道の駅大津
道の駅大津 泊(車中泊)
09/23 SAT
道の駅大津04:30(レンタカー)→05:30阿蘇山・草千里展望台
阿蘇草千里06:00(レンタカー)→07:00[熊本空港]
[熊本空港]09:00(レンタカー)→12:00[天草飛行場]
[天草飛行場]13:00(レンタカー)→16:00熊本市内(野暮用)
熊本市内17:00(レンタカー)→18:00[熊本空港]
[熊本空港]19:50(JAL638便)→21:30[東京国際空港]
[東京国際空港]22:00(京急線)→22:30横 浜 駅
横 浜 駅22:30(自転車等)→23:00自 宅
2023年06月05日
始まりはいつも成田(旅行後)
※本旅行記は本旅行記は2023年6月に訪問したものを2023年8月に公開したものです。
■2023.06 成田国際の旅行後
今回の訪問では、東成田駅を活用しました。
旧成田空港駅でもある同駅は、幻の駅などと言われています。そこで、「始まりはいつも成田」ということで、今回は成田空港の始まりの場所、東成田駅を写真で振り返ります。
■出入りは意外としづらい
東成田駅は成田空港ターミナル地区の中心に位置していますが、出入りは意外としづらいです。
出入口は、
・徒歩または車で空港通過道路
・徒歩で第5ゲート
・徒歩で第2ターミナル連絡通路
の3種類しかありません。
徒歩で空港通過道路から来る場合は、歩道と行き来できる専用階段が取り付いています。
芝山方面は、芝山千代田駅前まで出入りできないので、電車を利用しても一緒。
成田方面は、第3ターミナル近くの第2ゲートに向かうことになりますので、第5ゲートから東成田駅バス停へ行き、無料のターミナル連絡バスを利用した方が楽です(第3ターミナル→東成田駅は30分弱かかるため、「直接歩く」か「第2までバス+P2経由で徒歩」の方が早いです)。
■交通広場は空港通過道路専用
駅直上には交通広場があります。
成田空港駅時代には、ターミナルへ向かうバスの発着場となっていた場所ですが、現在は、空港通過道路と行き来できるだけの交通広場になっています。
■構内は一部封鎖しても広々空間
駅入口から建物の中に入ると、すぐに幅広階段があって地下へ誘導されます。
地下には巨大なロビー空間があります。一部は仮設壁で区切られており、成田空港時代はもっと広かったようです。
ロビーには、売店はなく飲料自動販売機があるのみ。ほかにアートとして壁画があるのが目立つ程度です。

壁画「曲水の宴」。原画・監修 森田曠平氏で1980年5月完成。
設置協力した日本交通文化協会の公式サイトでは「非展示」ですが普通に鑑賞可能。
https://jptca.org/publicart017/
改札を出た後の出口は3つあります。
改札を出てすぐ右側にあるのが空港第2ビル駅連絡通路。
その先右側がメイン出口への上り階段。
左奥の通路を進むと第5ゲートがあります。無料のターミナル間連絡バス乗り場は第5ゲートへ。
■改札口内は壁の向こうが気になる
改札口は自動改札です。ホームへは階段が1か所、エスカレータが1か所あります。お手洗は男女有、維持の関係からか、便器の一部は撤去されています。
壁の看板類は古い書体ですし、壁のシミは年季が入っています。
「始まりはいつも」は、やはりトップナンバーRJAAの成田国際が似合います。
コロナ明け最初の空港見学はがっつり成田にしてみました。最後は空成分というよりは鉄分がっつりとなってしまいましたが、、、。
暫く見ていない間に空港を色々と進化しています。ぜひ、空港へ行ってみてはいかがでしょうか。
再び空港見学や航空の旅が盛り上がることを願いつつ、今回の旅も終了します。
■2023.06 成田国際の旅行後
今回の訪問では、東成田駅を活用しました。
旧成田空港駅でもある同駅は、幻の駅などと言われています。そこで、「始まりはいつも成田」ということで、今回は成田空港の始まりの場所、東成田駅を写真で振り返ります。
■出入りは意外としづらい
東成田駅は成田空港ターミナル地区の中心に位置していますが、出入りは意外としづらいです。
出入口は、
・徒歩または車で空港通過道路
・徒歩で第5ゲート
・徒歩で第2ターミナル連絡通路
の3種類しかありません。
徒歩で空港通過道路から来る場合は、歩道と行き来できる専用階段が取り付いています。
芝山方面は、芝山千代田駅前まで出入りできないので、電車を利用しても一緒。
成田方面は、第3ターミナル近くの第2ゲートに向かうことになりますので、第5ゲートから東成田駅バス停へ行き、無料のターミナル連絡バスを利用した方が楽です(第3ターミナル→東成田駅は30分弱かかるため、「直接歩く」か「第2までバス+P2経由で徒歩」の方が早いです)。
■交通広場は空港通過道路専用
駅直上には交通広場があります。
成田空港駅時代には、ターミナルへ向かうバスの発着場となっていた場所ですが、現在は、空港通過道路と行き来できるだけの交通広場になっています。
■構内は一部封鎖しても広々空間
駅入口から建物の中に入ると、すぐに幅広階段があって地下へ誘導されます。
地下には巨大なロビー空間があります。一部は仮設壁で区切られており、成田空港時代はもっと広かったようです。
ロビーには、売店はなく飲料自動販売機があるのみ。ほかにアートとして壁画があるのが目立つ程度です。

壁画「曲水の宴」。原画・監修 森田曠平氏で1980年5月完成。
設置協力した日本交通文化協会の公式サイトでは「非展示」ですが普通に鑑賞可能。
https://jptca.org/publicart017/
改札を出た後の出口は3つあります。
改札を出てすぐ右側にあるのが空港第2ビル駅連絡通路。
その先右側がメイン出口への上り階段。
左奥の通路を進むと第5ゲートがあります。無料のターミナル間連絡バス乗り場は第5ゲートへ。
■改札口内は壁の向こうが気になる
改札口は自動改札です。ホームへは階段が1か所、エスカレータが1か所あります。お手洗は男女有、維持の関係からか、便器の一部は撤去されています。
壁の看板類は古い書体ですし、壁のシミは年季が入っています。
「始まりはいつも」は、やはりトップナンバーRJAAの成田国際が似合います。
コロナ明け最初の空港見学はがっつり成田にしてみました。最後は空成分というよりは鉄分がっつりとなってしまいましたが、、、。
暫く見ていない間に空港を色々と進化しています。ぜひ、空港へ行ってみてはいかがでしょうか。
再び空港見学や航空の旅が盛り上がることを願いつつ、今回の旅も終了します。
2023年06月04日
始まりはいつも成田(3日目)
※本旅行記は本旅行記は2023年6月に訪問したものを2023年8月に公開したものです。
■2023.06.04 成田国際→(自宅)
■野宿客は相変わらず多め
前回2017年以来の空港野宿を敢行。いつも通り人気のない第2ターミナル1階到着ロビーのベンチを陣取りました。
新型コロナウイルス感染症パンデミックの影響で少しは減ったかという期待は見事に裏切られ、1階、2階のベンチは1人3席使用でほぼ埋まるぐらいの結構な混雑度でした。
■第3ターミナルの起床は遅め
第2ターミナルで軽く寝た後、野宿客調査のため3時半に第3ターミナルへ向かいました。
第3は拡張したロビー入口付近に横になれるベンチが多数設置されたため、そこの利用者は多かったですが、全体的に利用者は少なめでした。
名が廃る朝の遅いLCCターミナルは、4時になっても出発口は暗いまま。始発はなんと6:35発で、6時台は国際線の1便だけでした(羽田ですら6時台に何便もあるのに、、、)。
■早朝は第1の方が人がいる
第3ターミナルは4時半には出られたので、そのまま第1へ向かいました。昨晩のうちにほぼ撮影は済んだものの、出発便が少ない状態での撮影で、表示機に出ている感じが空港感が少なかったので、再撮影を狙いました。
連絡バスが動いていないので、再びの歩き。
5時過ぎに入り込んだら、国内線はPeach Aviationの手続きが始まっていて人だらけでした。第3が人がいなかったのとは対照的でした。
展望デッキが6時半に開くので、それまで我慢し、ほぼ人がいない状態のデッキを写したら、調査は完了しました。
結局、人が多かった国内線を除けば、昨晩粘って撮影した場所も、明るい+表示便多数のものをすんなり撮影できました。
■幻ではなかった成田空港駅
帰りも格安に帰ろうと、東成田駅から帰ることにしました。
連絡バスは動いていたものの、ここまで来たら最後まで歩こうと駅までは歩き。結局、東成田→第1→第2→第3→第2→第1→第2→第3→第2→第1→東成田と、各ターミナルでの上下動も含め、かなりの距離を歩き、疲れに疲れて帰路につきました。
上野への直通する快特が6:57分発であったので、それで帰ったのですが、5分前にホームに下がろうとしていると、なぜか電車の動く音がします。
おかしいなあ、と疑問に思いながらホームに降りたら、向かい側の旧成田空港駅のホームから回送電車が出発するところでした。幻のホームなどと言われ、そこへの発着はかなりレアと言われていますが、普通に電車が発着していました。
帰りの電車の中は爆睡でした。
■今日の教訓!
・[成田国際]野宿客は全然減らず
・[成田国際]第3の朝は遅い←LCCの名が廃る
・[成田国際]第1の朝は意外と早い←国内線は5時には混雑しています
・旧成田空港駅は幻ではない←発着する回送電車が存在
■実際の旅程
06/04 SUN
([成田国際空港]見学)
東成田 駅06:57(京成東成田線他)→07:27八千代台駅
八千代台駅07:29(京成本線)→07:50京成西船駅
京成西船駅07:50(徒 歩)→08:00西船橋 駅
西船橋 駅08:01(東京メトロ東西線)→08:29茅場町 駅
茅場町 駅08:33(東京メトロ日比谷線)→08:59中目黒 駅
中目黒 駅09:03(東急東横線)→09:30横 浜 駅
横 浜 駅09:30(徒 歩)→10:00自 宅
■2023.06.04 成田国際→(自宅)
■野宿客は相変わらず多め
前回2017年以来の空港野宿を敢行。いつも通り人気のない第2ターミナル1階到着ロビーのベンチを陣取りました。
新型コロナウイルス感染症パンデミックの影響で少しは減ったかという期待は見事に裏切られ、1階、2階のベンチは1人3席使用でほぼ埋まるぐらいの結構な混雑度でした。
■第3ターミナルの起床は遅め
第2ターミナルで軽く寝た後、野宿客調査のため3時半に第3ターミナルへ向かいました。
第3は拡張したロビー入口付近に横になれるベンチが多数設置されたため、そこの利用者は多かったですが、全体的に利用者は少なめでした。
名が廃る朝の遅いLCCターミナルは、4時になっても出発口は暗いまま。始発はなんと6:35発で、6時台は国際線の1便だけでした(羽田ですら6時台に何便もあるのに、、、)。
■早朝は第1の方が人がいる
第3ターミナルは4時半には出られたので、そのまま第1へ向かいました。昨晩のうちにほぼ撮影は済んだものの、出発便が少ない状態での撮影で、表示機に出ている感じが空港感が少なかったので、再撮影を狙いました。
連絡バスが動いていないので、再びの歩き。
5時過ぎに入り込んだら、国内線はPeach Aviationの手続きが始まっていて人だらけでした。第3が人がいなかったのとは対照的でした。
展望デッキが6時半に開くので、それまで我慢し、ほぼ人がいない状態のデッキを写したら、調査は完了しました。
結局、人が多かった国内線を除けば、昨晩粘って撮影した場所も、明るい+表示便多数のものをすんなり撮影できました。
■幻ではなかった成田空港駅
帰りも格安に帰ろうと、東成田駅から帰ることにしました。
連絡バスは動いていたものの、ここまで来たら最後まで歩こうと駅までは歩き。結局、東成田→第1→第2→第3→第2→第1→第2→第3→第2→第1→東成田と、各ターミナルでの上下動も含め、かなりの距離を歩き、疲れに疲れて帰路につきました。
上野への直通する快特が6:57分発であったので、それで帰ったのですが、5分前にホームに下がろうとしていると、なぜか電車の動く音がします。
おかしいなあ、と疑問に思いながらホームに降りたら、向かい側の旧成田空港駅のホームから回送電車が出発するところでした。幻のホームなどと言われ、そこへの発着はかなりレアと言われていますが、普通に電車が発着していました。
帰りの電車の中は爆睡でした。
■今日の教訓!
・[成田国際]野宿客は全然減らず
・[成田国際]第3の朝は遅い←LCCの名が廃る
・[成田国際]第1の朝は意外と早い←国内線は5時には混雑しています
・旧成田空港駅は幻ではない←発着する回送電車が存在
■実際の旅程
06/04 SUN
([成田国際空港]見学)
東成田 駅06:57(京成東成田線他)→07:27八千代台駅
八千代台駅07:29(京成本線)→07:50京成西船駅
京成西船駅07:50(徒 歩)→08:00西船橋 駅
西船橋 駅08:01(東京メトロ東西線)→08:29茅場町 駅
茅場町 駅08:33(東京メトロ日比谷線)→08:59中目黒 駅
中目黒 駅09:03(東急東横線)→09:30横 浜 駅
横 浜 駅09:30(徒 歩)→10:00自 宅
2023年06月03日
始まりはいつも成田(2日目)
※本旅行記は本旅行記は2023年6月に訪問したものを2023年8月に公開したものです。
■2023.06.03 (自宅)→成田国際→(自宅)?
■接続最悪な東成田
3日、早起きしたものの、外は暴風雨が続いており、まだしばらくは外に出られそうにありませんでした。
雨雲レーダーとにらめっこしながら自宅で我慢。10時頃になってやっと風雨が弱まったので、家を出ました。
交通は千葉方面を中心に乱れてはいるものの、各線とも再開はしているようでした。
東急東横線は気象要因にはかなり弱くなってしまった印象だったので、急遽京急線利用に変更。最も値段が安く出た八幡経由でアクセスすることにしました。
結局京成八幡駅に着いたのは12時。京成線はほぼ時間通りの運行に戻っている状態でした。タッチの差で11:58発の快特には間に合わず、12:08発の快速でのアクセスになりました。
京成成田に着いたのは12:59。ここで芝山千代田行を確認すると、なんと5分前に出たばかりで、次は13:34発と35分後でした。
ちょうど良い昼飯にするしかないか、と思ったものの、改札口内にはパン屋が1軒あるのみで、立ち食いそば屋の類もなし。
朝飯のようにパンを頬張って時間をつぶすことになってしまいました。
※東成田線は40分に1便と便数が少ないうえ、昼間の京成成田の接続は最悪です。
今回の13:34発に接続する京成本線は、快速が12:59着と13:22着、快特が13:18着しかありません。京成八幡では快速と快特が10分毎に運行されており、40分の間に合計4便速達列車が来るのですが、快速の1便は京成佐倉どまりその先接続無しで乗る意味がなく、快速のもう1便は京成佐倉で快特に追い抜かれる(上記では13:22着の便)のでやはり乗る意味がありません。そして、意味ある1便は京成成田で35分待ち。もう1便の快特で快調に京成成田に来ても結局16分も待たされ、かつ京成佐倉で追い抜く快速でも同じ電車に接続になるという最悪接続になっています。
やっと乗った東成田線は40分に1便にもかかわらず、利用者は10人もいない状態でした。
東成田で降りて早速空港調査を開始することもできたのですが、空港内は昼間は人が多いので、芝山千代田駅の調査をしておこうと寄り道。東成田はそのまま素通りし、芝山千代田駅までやってきました。
※芝山鉄道は交通系ICが使えません。PASMOで入って芝山千代田駅で改札を出るときは、芝山鉄道分200円を現金で支払い、「PASMO・Suica処理連絡票」を渡されるので、それを使って芝山鉄道以外の駅で後日精算になります。
■すぐに成田へ引き返し
芝山千代田駅では、折り返しの電車が出発するまでの15分ほどで、駅回りを軽く確認。すぐに電車へと戻りました。
東成田駅には14時過ぎに到着できました。

芝山鉄道からは成田空港がよく見えます。
奥が空港内道路で芝山千代田より南側のゲートから入場した道路です。
手前は空港通過道路で歩道も付いています。空港内ターミナル地区は通過するだけですが、東成田駅へのアクセス路となっています。
■まずは第1へ
今日は明るいうちに展望デッキやバス乗り場などの外回りを撮影したい状態でした。そこで展望デッキのない第3を最後にすることを決定。第1→第2→第3の順に回ることにしました。
東成田駅で軽く調査をした後は、唯一空港に入れる第5ゲートへ。そこから歩いて第1ターミナルへ向かいました。
■航空会社がかなり入れ替わっている第1ターミナル
第1ターミナルへは第5駐車場を経由。2016年に出来た第1ターミナルの延伸部を眺めたのち、第1駐車場を経由して南側から第1ターミナル内に入り込みました。
まず、掲げられていた2023年6月現在の就航会社一覧を眺めたところ、航空会社がかなり入れ替わっている印象でした。
■細かくリニューアルしている第1ターミナル
まずは外回りとも思ったのですが、今は日が長い季節。変更点を確認しながら展望デッキへと向かいました。
出発ロビーなどは人が多く、なかなか撮影できる状況にはなりませんでした。1時間以上粘ってはいたものの、1か所1か所でかなり時間がかかったので、夜回しに変更。急きょ、まずは外回りを中心に第1→第2→第3と行き、細かい内部調査は第3→第2→第1と戻りながら行うことにしました。
■第2ターミナルで謎を解く
館内撮影を残したまま第2ターミナルへ。連絡バスは大回りになるので、北ウイング端から歩道を歩いて第2ターミナルへ向かいました。
第1ターミナルで時間を取り過ぎてしまったので、日の入りまでの時間が意外と無くなってしまい、ひとまず外回り優先で見て回りました。
■駐車場から第3へは行きづらい
外回りの撮影を優先していたので、第2ターミナルの途中で、第2駐車場へ回りました。
2015年に北付属棟(現A)ができ、さらに足りないと2018年に北付属棟Bを新設されたので、それを見に行きました。
しかし、北付属棟Bは上層階が新型コロナウイルス感染症パンデミックの影響で閉鎖中でした。
北付属棟B東側の歩道を北方向へ向かった先に歩道橋があったので第3へ短絡して行けるかと思ったら、その先はバス待機場で行き止まり。そこから第3は目と鼻の先ですが、間の道路が進行を阻みました。
仕方なく南へ戻り、第2ターミナル前面道路の歩道橋を渡って空港会社本社側へ行こうとしたところ、今度は通行止めになっていました。
結局、北付属棟A西側の歩道からぐるりと南へ回り込み、第2駐車場本館の連絡通路で第2ターミナルへ戻らないと第3側へは行けませんでした。
第3ターミナルには駐車場がないので、第2駐車場を使うよう宣伝されています。北付属棟ABに停めると、結局第2駐車場本館経由で一度南に進んでからぐるりと回す歩道をかなりの距離歩かされます。北付属棟ABは本館に比べると空いていますし、パッと見第3に近いので、停めようという人も多いと思うのですが、(特に第3利用時は)絶対に避けた方が良いです。

第2駐車場北増築棟側から第3へ行こうとしたら、行き止まりで進めず。
写真の歩道を奥から手前に進んでもどこにも行けません。
さらに後ろに写るNAA本社方面へ抜ける歩道橋は通行止でした。
この位置から第2ターミナルへは、写真に写る立体駐車場の右側にある歩道を進み(左側に歩道無し)、奥に見える白く四角い塔のような場所(本館)まで行き、左方向へ進むことになるため、かなり遠いです。
■バス乗降場は超拡大
第2駐車場でハマってしまったおかげで、第3ターミナルに着いた時には太陽が沈みかけていました。
まずは、外回りを優先し、1階へ。今年3月に完成した前面部のバス乗り場、3月迄乗り場として使っていたバス乗降場を確認しました。前面はほぼバス乗降場と言った感じで、かなり拡大した印象でした。
一度第2ゲートから外に出て、正面の写真を撮ろうとしましたが、歩道脇に機動隊の車が止まっていて写すことはかないませんでした。
■LCC仕様とは思えないほど充実している第3ターミナル
外回りを確認したところで日没。その後は第3ターミナル館内を確認しました。
■アートも楽しめる第3ターミナル
2022年の拡張に合わせて、アートによる空間演出が始まりました。LCC仕様とは思えないほどの充実ぶりです。
■ここ数年で出発関係施設が充実
第3ターミナルの館内確認は20時前に終了。その後、第2ターミナルへと向かいました。
第2、第1の館内確認すると、終電に間に合いそうにないので、今夜は空港で野宿することにしました。
ここ数年で出発関係施設が充実してきた印象でした。
■待合スペース充実の第1ターミナル
店舗がほぼ開いておらず、写真を撮っても絵にならないため、それほど時間がかからずに第2ターミナルの確認が終了。再び歩いて第1ターミナルへと進みました。
第1ターミナルでは、ミーティングポイントがお洒落に充実していました。
もう夜も遅くなって、人は少なくなりましたが、完全に途切れる状態にはならず、到着口は写すのに30分ほどかかりました。
■大増殖中のデジタルサイネージ
館内では、デジタルサイネージが大増殖中でした。
夜以降は、巨大サイネージで成田国際空港のPR動画が流れていて、個人的にはとても楽しめました。
人がいなくなるまで待った撮影も多く、かなり時間はかかりましたが、23時ころに第2ターミナルへ戻り、1階到着ロビーで横になりました。
■今日の教訓!
・東成田へは行きづらい←京成成田の接続は最悪
・NRTを体感するなら芝山鉄道で
・芝山鉄道は交通系IC不可←現金のご用意を
・[成田国際]出発は自動化進行中
・[成田国際]到着はカウンタが便利に
・[成田国際]自転車での利用も公式OK←ルートは事前確認を
・[成田国際]コナンも出没←鳥取空港に次ぐ登場
・[成田国際]P2利用時は本館へ←増築棟から第3ターミナルへは遠回り
・[成田国際]第3はLCC向け以上←施設もアートも充実
・[成田国際]夕食確保はお早めに←20時台には閉まります
・[成田国際]第1は待合が充実←激減ラウンジくらい快適
■実際の旅程
06/03 SAT
自 宅10:00(徒 歩)→10:30横 浜 駅
横 浜 駅10:30(京急線他遅れ)→09:30東日本橋駅
馬喰横山駅11:27(都営新宿線)→11:53本八幡 駅
京成八幡駅12:08(京成本線)→12:59京成成田駅
京成成田駅13:34(京成東成田線他)→13:44芝山千代田駅
芝山千代田駅14:00(芝山鉄道)→14:04東成田駅
([成田国際空港]調査)
([成田国際空港]野宿)
■2023.06.03 (自宅)→成田国際→(自宅)?
■接続最悪な東成田
3日、早起きしたものの、外は暴風雨が続いており、まだしばらくは外に出られそうにありませんでした。
雨雲レーダーとにらめっこしながら自宅で我慢。10時頃になってやっと風雨が弱まったので、家を出ました。
交通は千葉方面を中心に乱れてはいるものの、各線とも再開はしているようでした。
東急東横線は気象要因にはかなり弱くなってしまった印象だったので、急遽京急線利用に変更。最も値段が安く出た八幡経由でアクセスすることにしました。
結局京成八幡駅に着いたのは12時。京成線はほぼ時間通りの運行に戻っている状態でした。タッチの差で11:58発の快特には間に合わず、12:08発の快速でのアクセスになりました。
京成成田に着いたのは12:59。ここで芝山千代田行を確認すると、なんと5分前に出たばかりで、次は13:34発と35分後でした。
ちょうど良い昼飯にするしかないか、と思ったものの、改札口内にはパン屋が1軒あるのみで、立ち食いそば屋の類もなし。
朝飯のようにパンを頬張って時間をつぶすことになってしまいました。
※東成田線は40分に1便と便数が少ないうえ、昼間の京成成田の接続は最悪です。
今回の13:34発に接続する京成本線は、快速が12:59着と13:22着、快特が13:18着しかありません。京成八幡では快速と快特が10分毎に運行されており、40分の間に合計4便速達列車が来るのですが、快速の1便は京成佐倉どまりその先接続無しで乗る意味がなく、快速のもう1便は京成佐倉で快特に追い抜かれる(上記では13:22着の便)のでやはり乗る意味がありません。そして、意味ある1便は京成成田で35分待ち。もう1便の快特で快調に京成成田に来ても結局16分も待たされ、かつ京成佐倉で追い抜く快速でも同じ電車に接続になるという最悪接続になっています。
やっと乗った東成田線は40分に1便にもかかわらず、利用者は10人もいない状態でした。
東成田で降りて早速空港調査を開始することもできたのですが、空港内は昼間は人が多いので、芝山千代田駅の調査をしておこうと寄り道。東成田はそのまま素通りし、芝山千代田駅までやってきました。
※芝山鉄道は交通系ICが使えません。PASMOで入って芝山千代田駅で改札を出るときは、芝山鉄道分200円を現金で支払い、「PASMO・Suica処理連絡票」を渡されるので、それを使って芝山鉄道以外の駅で後日精算になります。
■すぐに成田へ引き返し
芝山千代田駅では、折り返しの電車が出発するまでの15分ほどで、駅回りを軽く確認。すぐに電車へと戻りました。
東成田駅には14時過ぎに到着できました。

芝山鉄道からは成田空港がよく見えます。
奥が空港内道路で芝山千代田より南側のゲートから入場した道路です。
手前は空港通過道路で歩道も付いています。空港内ターミナル地区は通過するだけですが、東成田駅へのアクセス路となっています。
■まずは第1へ
今日は明るいうちに展望デッキやバス乗り場などの外回りを撮影したい状態でした。そこで展望デッキのない第3を最後にすることを決定。第1→第2→第3の順に回ることにしました。
東成田駅で軽く調査をした後は、唯一空港に入れる第5ゲートへ。そこから歩いて第1ターミナルへ向かいました。
■航空会社がかなり入れ替わっている第1ターミナル
第1ターミナルへは第5駐車場を経由。2016年に出来た第1ターミナルの延伸部を眺めたのち、第1駐車場を経由して南側から第1ターミナル内に入り込みました。
まず、掲げられていた2023年6月現在の就航会社一覧を眺めたところ、航空会社がかなり入れ替わっている印象でした。
■細かくリニューアルしている第1ターミナル
まずは外回りとも思ったのですが、今は日が長い季節。変更点を確認しながら展望デッキへと向かいました。
出発ロビーなどは人が多く、なかなか撮影できる状況にはなりませんでした。1時間以上粘ってはいたものの、1か所1か所でかなり時間がかかったので、夜回しに変更。急きょ、まずは外回りを中心に第1→第2→第3と行き、細かい内部調査は第3→第2→第1と戻りながら行うことにしました。
■第2ターミナルで謎を解く
館内撮影を残したまま第2ターミナルへ。連絡バスは大回りになるので、北ウイング端から歩道を歩いて第2ターミナルへ向かいました。
第1ターミナルで時間を取り過ぎてしまったので、日の入りまでの時間が意外と無くなってしまい、ひとまず外回り優先で見て回りました。
■駐車場から第3へは行きづらい
外回りの撮影を優先していたので、第2ターミナルの途中で、第2駐車場へ回りました。
2015年に北付属棟(現A)ができ、さらに足りないと2018年に北付属棟Bを新設されたので、それを見に行きました。
しかし、北付属棟Bは上層階が新型コロナウイルス感染症パンデミックの影響で閉鎖中でした。
北付属棟B東側の歩道を北方向へ向かった先に歩道橋があったので第3へ短絡して行けるかと思ったら、その先はバス待機場で行き止まり。そこから第3は目と鼻の先ですが、間の道路が進行を阻みました。
仕方なく南へ戻り、第2ターミナル前面道路の歩道橋を渡って空港会社本社側へ行こうとしたところ、今度は通行止めになっていました。
結局、北付属棟A西側の歩道からぐるりと南へ回り込み、第2駐車場本館の連絡通路で第2ターミナルへ戻らないと第3側へは行けませんでした。
第3ターミナルには駐車場がないので、第2駐車場を使うよう宣伝されています。北付属棟ABに停めると、結局第2駐車場本館経由で一度南に進んでからぐるりと回す歩道をかなりの距離歩かされます。北付属棟ABは本館に比べると空いていますし、パッと見第3に近いので、停めようという人も多いと思うのですが、(特に第3利用時は)絶対に避けた方が良いです。

第2駐車場北増築棟側から第3へ行こうとしたら、行き止まりで進めず。
写真の歩道を奥から手前に進んでもどこにも行けません。
さらに後ろに写るNAA本社方面へ抜ける歩道橋は通行止でした。
この位置から第2ターミナルへは、写真に写る立体駐車場の右側にある歩道を進み(左側に歩道無し)、奥に見える白く四角い塔のような場所(本館)まで行き、左方向へ進むことになるため、かなり遠いです。
■バス乗降場は超拡大
第2駐車場でハマってしまったおかげで、第3ターミナルに着いた時には太陽が沈みかけていました。
まずは、外回りを優先し、1階へ。今年3月に完成した前面部のバス乗り場、3月迄乗り場として使っていたバス乗降場を確認しました。前面はほぼバス乗降場と言った感じで、かなり拡大した印象でした。
一度第2ゲートから外に出て、正面の写真を撮ろうとしましたが、歩道脇に機動隊の車が止まっていて写すことはかないませんでした。
■LCC仕様とは思えないほど充実している第3ターミナル
外回りを確認したところで日没。その後は第3ターミナル館内を確認しました。
■アートも楽しめる第3ターミナル
2022年の拡張に合わせて、アートによる空間演出が始まりました。LCC仕様とは思えないほどの充実ぶりです。
■ここ数年で出発関係施設が充実
第3ターミナルの館内確認は20時前に終了。その後、第2ターミナルへと向かいました。
第2、第1の館内確認すると、終電に間に合いそうにないので、今夜は空港で野宿することにしました。
ここ数年で出発関係施設が充実してきた印象でした。
■待合スペース充実の第1ターミナル
店舗がほぼ開いておらず、写真を撮っても絵にならないため、それほど時間がかからずに第2ターミナルの確認が終了。再び歩いて第1ターミナルへと進みました。
第1ターミナルでは、ミーティングポイントがお洒落に充実していました。
もう夜も遅くなって、人は少なくなりましたが、完全に途切れる状態にはならず、到着口は写すのに30分ほどかかりました。
■大増殖中のデジタルサイネージ
館内では、デジタルサイネージが大増殖中でした。
夜以降は、巨大サイネージで成田国際空港のPR動画が流れていて、個人的にはとても楽しめました。
人がいなくなるまで待った撮影も多く、かなり時間はかかりましたが、23時ころに第2ターミナルへ戻り、1階到着ロビーで横になりました。
■今日の教訓!
・東成田へは行きづらい←京成成田の接続は最悪
・NRTを体感するなら芝山鉄道で
・芝山鉄道は交通系IC不可←現金のご用意を
・[成田国際]出発は自動化進行中
・[成田国際]到着はカウンタが便利に
・[成田国際]自転車での利用も公式OK←ルートは事前確認を
・[成田国際]コナンも出没←鳥取空港に次ぐ登場
・[成田国際]P2利用時は本館へ←増築棟から第3ターミナルへは遠回り
・[成田国際]第3はLCC向け以上←施設もアートも充実
・[成田国際]夕食確保はお早めに←20時台には閉まります
・[成田国際]第1は待合が充実←激減ラウンジくらい快適
■実際の旅程
06/03 SAT
自 宅10:00(徒 歩)→10:30横 浜 駅
横 浜 駅10:30(京急線他遅れ)→09:30東日本橋駅
馬喰横山駅11:27(都営新宿線)→11:53本八幡 駅
京成八幡駅12:08(京成本線)→12:59京成成田駅
京成成田駅13:34(京成東成田線他)→13:44芝山千代田駅
芝山千代田駅14:00(芝山鉄道)→14:04東成田駅
([成田国際空港]調査)
([成田国際空港]野宿)
2023年06月02日
始まりはいつも成田(1日目)
※本旅行記は本旅行記は2023年6月に訪問したものを2023年8月に公開したものです。
■2023.06.02 (自宅)→成田国際?
■空港入りできず、、、
土曜日を丸一日使っての成田国際空港見学。前日の6月2日金曜日の夜に成田入りしようとしていました。
ところが、この時期としては非常に珍しく、なんと台風2号が関東地方を直撃。夕方以降風雨が強くなり、鉄道運休が相次いだことから、金曜日中の空港入りは断念しました。
台風の動きを見ていると、明日午前くらいまでは風雨が残りそうです。
ただ、丸一日予定が空いているのは明日しかありません。
そこで予定を変更。空港外回りを訪問するのは断念し、明日風雨が収まってから出発して昼頃に成田入りし、終電までかけてターミナル周辺を調査することにしました。
6月4日日曜日の朝までは何とか時間を確保できるので、万一明日終電までに調査が終わらなければ、4日未明まで調査し、朝の電車で帰ってくる計画としました。
■今日の教訓!
-
■実際の旅程
06/02 FRI
中止
■2023.06.02 (自宅)→成田国際?
■空港入りできず、、、
土曜日を丸一日使っての成田国際空港見学。前日の6月2日金曜日の夜に成田入りしようとしていました。
ところが、この時期としては非常に珍しく、なんと台風2号が関東地方を直撃。夕方以降風雨が強くなり、鉄道運休が相次いだことから、金曜日中の空港入りは断念しました。
台風の動きを見ていると、明日午前くらいまでは風雨が残りそうです。
ただ、丸一日予定が空いているのは明日しかありません。
そこで予定を変更。空港外回りを訪問するのは断念し、明日風雨が収まってから出発して昼頃に成田入りし、終電までかけてターミナル周辺を調査することにしました。
6月4日日曜日の朝までは何とか時間を確保できるので、万一明日終電までに調査が終わらなければ、4日未明まで調査し、朝の電車で帰ってくる計画としました。
■今日の教訓!
-
■実際の旅程
06/02 FRI
中止
ラベル:成田
2023年06月01日
始まりはいつも成田(旅行前)
※本旅行記は2023年6月に訪問したものを2023年8月に公開したものです。
■2023.06 成田国際の旅行前
■コロナ禍明け初回の空港見学はトップナンバーへ
2023年5月8日に新型コロナウイルス感染症(COVID‐19)の感染症法上の分類が5類に変更されました。コロナ禍が明け、空港見学という不要不急の代表例も大手を振ってできるようになったことから、本格的な空港見学を再開することにしました。
6月1週目の土曜日に1日時間が空いたので、まずはトップナンバーRJAAの成田国際を訪問することにしました。
コロナ禍期間中も、公共交通機関を使わない、できるだけ人の少ない時間帯を狙う、などの工夫をして、東京国際、調布、都内のヘリポート、東京シティエア ターミナルなどを訪問しています。しかし、車を所有していないため、家から遠い成田国際までは行けていませんでした。
■6年ぶりの訪問で第3ターミナル等の変化を見る
2022年は結局感染が収まらず、空港見学だけを目的とした空港訪問をできておらず、2年ぶりの本格的な空港見学。しかも、成田国際は、2017年6月以来、実に6年ぶりの訪問になります。
この間に、第3ターミナルがかなり大きく変化しているほか、駐車場やバス発券カウンタなど、細かい所も色々変化しています。これら変化したところを見てみることにしました。
ただ、コロナ禍が明けたと言っても、COVID-19がなくなったわけではありません。海外からのウイルス密輸の最前線である成田国際に行くわけなので、人が多い時間帯などはできるだけ避けたいところです。
そもそも、写真を撮影する際に出来るだけ人が写り込まないようにしたいところ。成田国際は人の多い時間帯がバラバラで、長時間に及びます。そこで、前日の金曜日の夜に空港入りし、ターミナル見学は早朝、深夜を中心とし、昼間は空港周辺の名所を回る計画を立てました。
丸一日かけて、
前日深夜 成田入り
→早朝 航空施設中心
→朝 航空以外の施設(店舗回りなど)中心
→昼 外回り
→夜 航空施設中心
→深夜 最終便までで自宅へ
という経路で回ることにしました。
往復のアクセスは、ローコストバスLCBも含めて検討しました。
自宅から近い大崎発着便はまだ運休中。渋谷便は1,900円で全然安くありません。東京便の場合は1,300円(コロナ渦中に3割も値上げ!!)ですが、東京駅までは500円弱かかるので、トータルでは1,800円ほどかかります。
そもそも深夜時間帯は、空港行きの便は設定がなく、東京駅から空港周辺ホテル行は運休中で利用できるものではありませんでした。
鉄道で検索をかけると、西船橋/京成西船経由、かつ東成田駅利用が最も安く、トータル1,400円以下でヒット。LCBなど相手にもならないほど安いので、それでアクセスしてみることにしました。
※都内から鉄道で成田空港へ行く場合、
・都営浅草線から押上経由→京成本線かスカイアクセス
・上野や日暮里から京成本線かスカイアクセス
・JR総武本線
のいずれかで成田入りするのが一般的です。
JRは便数が少なく、値段も高いので、最近は京成利用の方が多いのではないでしょうか。
値段をさらに低減する方法としてよく用いられるのが、西船橋/京成西船経由と本八幡/京成八幡経由です。前者は東京メトロ、後者は都営地下鉄を活用する経路です。両社とも遠距離利用の値段が思ったほど上がらない設定になっており、スタート地点が東京メトロや都営地下鉄の駅なら安く出ることも多いです。
ただ、上記3経路が一般的なので、経路検索サイトで検索をかけても西船橋/京成西船経由と本八幡/京成八幡経由は普通出てきません。経由地として設定する必要があるので少し面倒かもしれません。
※都内から鉄道で成田空港へ行くときに、値段を低減させる方法としてもう一つある裏ワザが東成田駅の利用です。
こちらは区間によってマチマチですが、空港第2ビル駅を利用する場合より安く出ることがあります(同値段というパターンも比較的多いようです)。例えば、日暮里からの場合、東成田までは972円、空港第2ビルまでは1,042円で70円も安くなります。
時間に余裕があって、乗り換えや空港着いた後の移動を苦にしないというのであれば、東成田駅利用は一つの選択肢にはなり得ます。
(そもそも発駅によっては、成田空港駅までと空港第2ビル駅までの値段が異なる場合もありますので、細かく検索をかけてみてください。)
アクセスの予約(なし)
不要不急の空港見学だけを目的とした空港訪問では、久しぶりに公共交通機関を利用しました。
今回バスは利用せず、鉄道利用としたため、アクセスの予約は不要でした。
現地移動の予約(なし)
空港周りは徒歩予定としていたため、特に予約はありませんでした。
宿泊の予約
日帰りなので宿泊もありませんでした。
■ここまでの教訓!
・東京駅LCBは1,300円に値上げ済←東京駅までのアクセスを考えると鉄道の方が安いパターンが激増したのでは?
・成田国際は人の多い時間帯がバラバラ
・安くアクセスするなら西船か八幡経由で
・安くアクセスするなら東成田利用で
■今回の予定旅程
06/02 FRI
自 宅19:30(徒 歩)→20:00横 浜 駅
横 浜 駅21:30(東急東横線)→20:27中目黒 駅
中目黒 駅20:28(東京メトロ日比谷線)→20:55茅場町 駅
茅場町 駅21:00(東京メトロ東西線)→21:20西船橋 駅
西船橋 駅21:20(徒 歩)→21:30京成西船駅
京成西船駅21:31(京成本線)→22:25京成成田駅
京成成田駅22:34(京成東成田線)→22:40東成田 駅([成田国際空港])
成田国際空港 泊(野宿)
06/03 SAT
(終日[成田国際空港]調査)
東成田 駅21:55(京成東成田線)→22:01京成成田駅
京成成田駅22:02(京成本線)→22:52京成西船駅
京成西船駅22:52(徒 歩)→23:00西船橋 駅
西船橋 駅23:05(東京メトロ東西線)→23:33茅場町 駅
茅場町 駅23:37(東京メトロ日比谷線)→24:03中目黒 駅
中目黒 駅24:06(東急東横線)→24:42横 浜 駅
横 浜 駅24:42(徒 歩)→25:00自 宅
※上記は東成田発西船経由の横浜への終電
■2023.06 成田国際の旅行前
■コロナ禍明け初回の空港見学はトップナンバーへ
2023年5月8日に新型コロナウイルス感染症(COVID‐19)の感染症法上の分類が5類に変更されました。コロナ禍が明け、空港見学という不要不急の代表例も大手を振ってできるようになったことから、本格的な空港見学を再開することにしました。
6月1週目の土曜日に1日時間が空いたので、まずはトップナンバーRJAAの成田国際を訪問することにしました。
コロナ禍期間中も、公共交通機関を使わない、できるだけ人の少ない時間帯を狙う、などの工夫をして、東京国際、調布、都内のヘリポート、東京シティエア ターミナルなどを訪問しています。しかし、車を所有していないため、家から遠い成田国際までは行けていませんでした。
■6年ぶりの訪問で第3ターミナル等の変化を見る
2022年は結局感染が収まらず、空港見学だけを目的とした空港訪問をできておらず、2年ぶりの本格的な空港見学。しかも、成田国際は、2017年6月以来、実に6年ぶりの訪問になります。
この間に、第3ターミナルがかなり大きく変化しているほか、駐車場やバス発券カウンタなど、細かい所も色々変化しています。これら変化したところを見てみることにしました。
ただ、コロナ禍が明けたと言っても、COVID-19がなくなったわけではありません。海外からのウイルス密輸の最前線である成田国際に行くわけなので、人が多い時間帯などはできるだけ避けたいところです。
そもそも、写真を撮影する際に出来るだけ人が写り込まないようにしたいところ。成田国際は人の多い時間帯がバラバラで、長時間に及びます。そこで、前日の金曜日の夜に空港入りし、ターミナル見学は早朝、深夜を中心とし、昼間は空港周辺の名所を回る計画を立てました。
丸一日かけて、
前日深夜 成田入り
→早朝 航空施設中心
→朝 航空以外の施設(店舗回りなど)中心
→昼 外回り
→夜 航空施設中心
→深夜 最終便までで自宅へ
という経路で回ることにしました。
往復のアクセスは、ローコストバスLCBも含めて検討しました。
自宅から近い大崎発着便はまだ運休中。渋谷便は1,900円で全然安くありません。東京便の場合は1,300円(コロナ渦中に3割も値上げ!!)ですが、東京駅までは500円弱かかるので、トータルでは1,800円ほどかかります。
そもそも深夜時間帯は、空港行きの便は設定がなく、東京駅から空港周辺ホテル行は運休中で利用できるものではありませんでした。
鉄道で検索をかけると、西船橋/京成西船経由、かつ東成田駅利用が最も安く、トータル1,400円以下でヒット。LCBなど相手にもならないほど安いので、それでアクセスしてみることにしました。
※都内から鉄道で成田空港へ行く場合、
・都営浅草線から押上経由→京成本線かスカイアクセス
・上野や日暮里から京成本線かスカイアクセス
・JR総武本線
のいずれかで成田入りするのが一般的です。
JRは便数が少なく、値段も高いので、最近は京成利用の方が多いのではないでしょうか。
値段をさらに低減する方法としてよく用いられるのが、西船橋/京成西船経由と本八幡/京成八幡経由です。前者は東京メトロ、後者は都営地下鉄を活用する経路です。両社とも遠距離利用の値段が思ったほど上がらない設定になっており、スタート地点が東京メトロや都営地下鉄の駅なら安く出ることも多いです。
ただ、上記3経路が一般的なので、経路検索サイトで検索をかけても西船橋/京成西船経由と本八幡/京成八幡経由は普通出てきません。経由地として設定する必要があるので少し面倒かもしれません。
※都内から鉄道で成田空港へ行くときに、値段を低減させる方法としてもう一つある裏ワザが東成田駅の利用です。
こちらは区間によってマチマチですが、空港第2ビル駅を利用する場合より安く出ることがあります(同値段というパターンも比較的多いようです)。例えば、日暮里からの場合、東成田までは972円、空港第2ビルまでは1,042円で70円も安くなります。
時間に余裕があって、乗り換えや空港着いた後の移動を苦にしないというのであれば、東成田駅利用は一つの選択肢にはなり得ます。
(そもそも発駅によっては、成田空港駅までと空港第2ビル駅までの値段が異なる場合もありますので、細かく検索をかけてみてください。)
アクセスの予約(なし)
不要不急の空港見学だけを目的とした空港訪問では、久しぶりに公共交通機関を利用しました。
今回バスは利用せず、鉄道利用としたため、アクセスの予約は不要でした。
現地移動の予約(なし)
空港周りは徒歩予定としていたため、特に予約はありませんでした。
宿泊の予約
日帰りなので宿泊もありませんでした。
■ここまでの教訓!
・東京駅LCBは1,300円に値上げ済←東京駅までのアクセスを考えると鉄道の方が安いパターンが激増したのでは?
・成田国際は人の多い時間帯がバラバラ
・安くアクセスするなら西船か八幡経由で
・安くアクセスするなら東成田利用で
■今回の予定旅程
06/02 FRI
自 宅19:30(徒 歩)→20:00横 浜 駅
横 浜 駅21:30(東急東横線)→20:27中目黒 駅
中目黒 駅20:28(東京メトロ日比谷線)→20:55茅場町 駅
茅場町 駅21:00(東京メトロ東西線)→21:20西船橋 駅
西船橋 駅21:20(徒 歩)→21:30京成西船駅
京成西船駅21:31(京成本線)→22:25京成成田駅
京成成田駅22:34(京成東成田線)→22:40東成田 駅([成田国際空港])
成田国際空港 泊(野宿)
06/03 SAT
(終日[成田国際空港]調査)
東成田 駅21:55(京成東成田線)→22:01京成成田駅
京成成田駅22:02(京成本線)→22:52京成西船駅
京成西船駅22:52(徒 歩)→23:00西船橋 駅
西船橋 駅23:05(東京メトロ東西線)→23:33茅場町 駅
茅場町 駅23:37(東京メトロ日比谷線)→24:03中目黒 駅
中目黒 駅24:06(東急東横線)→24:42横 浜 駅
横 浜 駅24:42(徒 歩)→25:00自 宅
※上記は東成田発西船経由の横浜への終電
2021年12月05日
めざましな高台でCATch(旅行後)
※本旅行記は2022年1月に公開したものです。
■2021.12 (東京シティエア ターミナル)の旅行後
今回は久しぶりに東京シティエア ターミナル(T-CAT)を訪れました。
成田空港行のバス乗り場が閉鎖されるなど、利用が激減しているようでした。
シティエアターミナル(CAT)は単なるバス発着施設ではなく、あくまでも空港アクセス施設ですから、コロナ禍でますますその存在感が薄れてしまっています。
そこで今回は全国のCATを見直してみました。
■東京シティエア ターミナル T-CAT
今回訪問したT-CATは東京地区のシティエアターミナルです。
1972年に設置された老舗で、首都高速箱崎ジャンクション(JCT)の真下に設けられた施設は、とにかく空港アクセスに特化して造られた特異な存在です。
昭和の香りが残るターミナルは、商店が入ったただのバスターミナルといった印象です。
しかし、かつては航空便のチェックイン施設などがありました。T-CATで二時間前までに手続きを済ませれば、あとは成田までバスで手ぶらで寝て行くだけ。成田空港では直接出発口に行けるという便利な施設でした。
ところが、手荷物受託した後、航空機に搭載するまでの間に手荷物にいろいろなものを混入出来てしまうことから、2001年の同時多発テロのあと、テロ対策で手続きが中止に。チェックインは出来なくなり、今は、ただ、空港へ行くバスに乗るだけの施設に変わってしまいました。
T-CATは箱崎JCTの真下にあるので、高速道路へのアクセスは抜群ですが、乗り入れる鉄道は半蔵門線だけ。今でこそ埼玉県東部や北千住・錦糸町方面からのアクセスができるようになりましたが、長い間渋谷方面からしかアクセスできなかったため、不便なバスターミナルという印象はなかなか取り除けませんでした。
そして、箱崎自体が渋滞の名所。東京駅をはじめ関東一円からの空港アクセスバスが充実している今、ただのバスターミナルに過ぎないT-CATからわざわざ利用とはなかなかならないのかもしれません。
今回、便が少なくなったT-CATを見て、終焉が近い可能性も感じましたが、実はT-CATは結構目を引く独自路線を続けています。ホテル隣接の立地を活かしてホールを設置しているほか、特徴的な飲食店が多く、なにより、1階には家具屋が入っているほど。毎日が旅行博になっていますし、そこらの商店街とは一線を画したラインナップでニッチな集客で繋ぎとめています。
今回の訪問で、入国者用送迎車乗場が整備されていたのを見ましたが、成田空港から専用バスで入国者輸送する仕組みをさっそく始めたのは流石の一言。空港輸送に特化したバスターミナルの意地みたいなものを感じます。人が多い東京駅などではできない芸当かもしれません。
ちなみに、ターミナルの正式名称はロゴを見る限りでは「東京シティエア ターミナル」の模様(エアとターミナルの間に空白入り)。運営している会社は「東京シティ・エアターミナル」でシティとエアの間に「・」が入るほか、英字略称は「T-CAT」で「-」入りです。
・空港路線 成田国際・東京国際
・ゆるキャラ またたびくん
■横浜シティ・エア・ターミナルYCAT
東京圏にもう一つあるCATが横浜シティエアターミナル(YCAT)です。
T-CATとは異なり、スカイビルという商業ビルの一角に入居している施設です。横浜駅直結の神奈川イチ超絶便利な場所に立地しています。
にもかかわらず、空港アクセス特化にこだわることなく、高速バスターミナルとしてフル活用して利用者を獲得。おそらく、いま日本で最も繁盛しているCATになっています。空港アクセスも、羽田へは高頻度アクセスとして定着しており、京急線と良い勝負を続けています。
気付いている人はあまりいないかもしれませんが、南紀白浜空港行の高速バスも発着しており、成田、羽田、南紀白浜の3空港にアクセスできます。
ここもかつては航空便チェックインが出来ていましたが、いまはなくなり、ただのバスターミナルになっています。
ほとんどの人は、バスターミナルに空港便が頻繁に発着しているという程度の認識なのかもしれません。
現在のYCATは1992年(平成4年)に出来たもので、それまでは、駅から約1キロも離れた場所に立地していました。(11月の横浜見学時に訪れました。)
横浜駅前への移転したことで利用が定着した、アクセスバスの利便性のお手本のような存在です。
ちなみに、ターミナル名称と運営している会社は日本語の場合「横浜シティ・エア・ターミナル」で「・」が2か所入るほか、英字略称は「YCAT」で「-」は入りません。読み方は「ワイシーエーティー」ではなく「ワイキャット」だと公表されています。
・空港路線 成田国際・東京国際・南紀白浜
・ゆるキャラ CATY
■大阪シティ エア ターミナル OCAT
大阪圏にあるのが大阪シティエアターミナル(OCAT)です。関空開港後の1996年に開業しました。
JR難波駅と同じ場所にある施設ですが、鉄道を使ったものではなく、バスを使ったCATです。
このCATは、横浜と同じように、ただ商業ビルの一角にあるだけに過ぎないように見えます。しかし、ビルの名前が「OCATビル」であるなど、CATありきで開発された、ビル自体が交通施設で、施設整備の考え方はT-CATに近いです。
難波という大阪の中心部にあることから、T-CATよりも商業施設は充実しています。さらに、航空券の発券等もできる航空会社の支店が入居するなど、バスターミナル機能だけではない航空系の施設となっています。
国内で最も空港施設っぽいCATと言えるかもしれません。(見た目はどこからどう見ても、ただの大規模複合施設ですけど)
ここもかつては航空便のチェックインが出来ていましたが、既に廃止されています。
また、大阪圏にありますが、神戸空港行のバスは発着していません。
ちなみに、運営している会社は「湊町開発センター」。バスターミナルの名称も正しくは「湊町(OCAT)バスターミナル」と紹介されています。ターミナル名称は、ロゴを見ると「大阪シティ エア ターミナル」で二か所空白が入ります(公式サイトでは空白無しの表記をしています)。
・空港路線 大阪国際・関西国際
・ゆるキャラ なし
上記以外にも、国内には廃止されたCATが数多くありました。代表的なものは以下の通りです。
■京都シティエアターミナル 京都CAT
京都駅に設置されていたCATです。JR線を活用したCATで、輸送は特急はるかが使われていました。現在の地下中央改札口周辺がCAT施設でした。
関空の開港とともに始まりましたが、手荷物輸送もできなくなり、2002年に閉鎖されています。281系車両にはここで受託した手荷物を運ぶための荷物室がいまだに残っています。
2017年3月の旅行記(3日目)で取り上げています。
■なんばシティエアターミナル なんばCAT
南海のなんば駅(正式名称は難波駅)に設置されていたCATです。前述のOCATとは別物の鉄道を活用したCATで、中央口コンコースに設置されていました。こちらは南海の特急ラピートを使って輸送しており、当時は車両にも荷物室が設置されていました。
関空の開港とともに始まりましたが、2001年に廃止されています。
2017年3月の旅行記(2日目)で取り上げています。
■神戸シティエアターミナル KCAT
神戸港に設置されていたCATです。こちらは国内では非常に珍しい船舶便と組み合わせたCATでした。関空の開港とともに始まりましたが、2002年に廃止されています。
国内にあったシティエアターミナルの中では、最も空港ターミナルに近いデザインの建物を使っていました(パッと見は地方空港の旅客ターミナル)。その後、神戸インキュベーションオフィスが居抜きで入り、当時の雰囲気を残したまま運営されてきましたが、今年11月末で営業終了されることが決まっています。
2017年3月の旅行記(3日目)で取り上げています。
こうやって見てみると、大阪はバスに鉄道、船に至るまでCATがあって便利に空港に行けていた時代があったことが分かります。

KCATだった建物は、神戸インキュベーションオフィスとして現在もそのまま活用。
雰囲気は完全に空港旅客ターミナルで、後ろの大型クレーンで港湾とかろうじて気付けます。
残念なことに今年11月に営業終了予定。建物はおそらくそのまま、、、!?
■モノレール浜松町シティエアターミナル MCAT
東京モノレールのモノレール浜松町駅に設けられていたシティエアターミナルです。1998年10月新設。2010年9月に廃止されています。
晩年は自動チェックイン機のみになった期間もあったほどでした。
詳細は施設概要のページへ(https://johokotu.seesaa.net/article/171611922.html)。
このほか、シティエアターミナルの名称を使っていませんが、自動チェックイン機が置かれていただけの、市中のチェックイン場所もありました。オンラインチェックインもできるようになったこともあり、現在は、軒並み廃止になっています。
新千歳空港絡みでJR札幌駅に、東京国際空港絡みで京急電鉄品川駅、東京モノレール浜松町駅に、福岡空港絡みで博多駅などに存在。珍しい所では、成田国際空港に近いホテル日航成田や羽田空港内の羽田エクセルホテル東急などにもありました。
■シティチェックイン 羽田空港第2ターミナル地下1階コンコース
東京モノレール羽田空港第2ビル駅(現・羽田空港第2ターミナル駅)に設置されていました。ANAが設置していたもの。羽田空港内ですが、ターミナルの中ではないので、一応市中チェックインの扱いになっていました。
詳細は施設概要のページへ(https://johokotu.seesaa.net/article/172115082.html)。
海外には、CATがフル活用されている国もあります。
例えば、大韓民国(韓国)では、ソウル駅に直通鉄道を活用するCAT、三成洞と光明駅にバスを活用したCATがあり、手荷物受託や出国審査もできるようになっています。仁川国際空港では専用の出発口の利用が可能です。
中国では、香港国際空港用のCAT施設が、深圳や澳門等のフェリーターミナルにあるのが有名でしょうか。チェックインのみですが完了できます。北京では世界最大のターミナルを持つ北京大興国際空港のチェックインが草橋駅でできます。中国は複数の空港で似たような施設が展開されています。
台湾も、台北駅に台北国際空港のチェックインができる施設があります。
世界を見てみると、空港直通鉄道の駅などに、自動チェックイン機を設ける事例も多いです。
日本は保安上の理由からCATが廃れてしまいましたが、韓国のようにCATがフル活用されている国もありますから、お家にいる今の間に事前に調べておいて、海外旅行に行けるようになったら、その国その国にあったCATでもっと便利に空港を利用したいですね。

カナダ・バンクーバーSKYTRAINのBridgeport駅にあった自動チェックイン機。
空港直通鉄道の駅とはいえ、小規模な駅で、
日本で言えば、東京モノレール天王洲アイル駅の階段途中にあるようなイメージです。
さて、南アフリカで、感染力が強いと推定される新しい変異株が見つかりました。アフリカ南部の国々が猶予も与えられずにいきなり10日間強制隔離となるなど、警戒感が一気に高まってきました。
これから年末年始にかけて日本国内での感染拡大も懸念されますため、空港訪問は控える不要不急外出自粛期間に再び戻ることにします。次に旅行記が書けるのはいつになるでしょうか。早く来てほしいものです。
今回は、昨年10月、11月に引き続き、空港関連施設を見学するためにとにかく屁理屈を並べてみました。STAY HOMEを頑張ったり、仕事で仕方なく空港を利用する人が大勢いる中で、独り善がりの考えでCAT訪問をしてしまいましたので、今回の記事にご不満やズルいぞ、という方も大勢いらっしゃると思います。
一応、他人を感染させるリスクは最大限低減する動きをしたつもりですので、ご容赦いただきたいですが、何だかモヤモヤ訪問でした。
空港アクセスには、シティエアターミナルという選択肢もあります。
感染が落ち着いて、動けるようになったら、不特定多数が乗る鉄道よりも、航空利用者が中心のバスで、快適に安全に空港へアクセスしてみませんか。
そんなことを考えながら、今回の旅も終了します。
■2021.12 (東京シティエア ターミナル)の旅行後
今回は久しぶりに東京シティエア ターミナル(T-CAT)を訪れました。
成田空港行のバス乗り場が閉鎖されるなど、利用が激減しているようでした。
シティエアターミナル(CAT)は単なるバス発着施設ではなく、あくまでも空港アクセス施設ですから、コロナ禍でますますその存在感が薄れてしまっています。
そこで今回は全国のCATを見直してみました。
■東京シティエア ターミナル T-CAT
今回訪問したT-CATは東京地区のシティエアターミナルです。
1972年に設置された老舗で、首都高速箱崎ジャンクション(JCT)の真下に設けられた施設は、とにかく空港アクセスに特化して造られた特異な存在です。
昭和の香りが残るターミナルは、商店が入ったただのバスターミナルといった印象です。
しかし、かつては航空便のチェックイン施設などがありました。T-CATで二時間前までに手続きを済ませれば、あとは成田までバスで手ぶらで寝て行くだけ。成田空港では直接出発口に行けるという便利な施設でした。
ところが、手荷物受託した後、航空機に搭載するまでの間に手荷物にいろいろなものを混入出来てしまうことから、2001年の同時多発テロのあと、テロ対策で手続きが中止に。チェックインは出来なくなり、今は、ただ、空港へ行くバスに乗るだけの施設に変わってしまいました。
T-CATは箱崎JCTの真下にあるので、高速道路へのアクセスは抜群ですが、乗り入れる鉄道は半蔵門線だけ。今でこそ埼玉県東部や北千住・錦糸町方面からのアクセスができるようになりましたが、長い間渋谷方面からしかアクセスできなかったため、不便なバスターミナルという印象はなかなか取り除けませんでした。
そして、箱崎自体が渋滞の名所。東京駅をはじめ関東一円からの空港アクセスバスが充実している今、ただのバスターミナルに過ぎないT-CATからわざわざ利用とはなかなかならないのかもしれません。
今回、便が少なくなったT-CATを見て、終焉が近い可能性も感じましたが、実はT-CATは結構目を引く独自路線を続けています。ホテル隣接の立地を活かしてホールを設置しているほか、特徴的な飲食店が多く、なにより、1階には家具屋が入っているほど。毎日が旅行博になっていますし、そこらの商店街とは一線を画したラインナップでニッチな集客で繋ぎとめています。
今回の訪問で、入国者用送迎車乗場が整備されていたのを見ましたが、成田空港から専用バスで入国者輸送する仕組みをさっそく始めたのは流石の一言。空港輸送に特化したバスターミナルの意地みたいなものを感じます。人が多い東京駅などではできない芸当かもしれません。
ちなみに、ターミナルの正式名称はロゴを見る限りでは「東京シティエア ターミナル」の模様(エアとターミナルの間に空白入り)。運営している会社は「東京シティ・エアターミナル」でシティとエアの間に「・」が入るほか、英字略称は「T-CAT」で「-」入りです。
・空港路線 成田国際・東京国際
・ゆるキャラ またたびくん
■横浜シティ・エア・ターミナルYCAT
東京圏にもう一つあるCATが横浜シティエアターミナル(YCAT)です。
T-CATとは異なり、スカイビルという商業ビルの一角に入居している施設です。横浜駅直結の神奈川イチ超絶便利な場所に立地しています。
にもかかわらず、空港アクセス特化にこだわることなく、高速バスターミナルとしてフル活用して利用者を獲得。おそらく、いま日本で最も繁盛しているCATになっています。空港アクセスも、羽田へは高頻度アクセスとして定着しており、京急線と良い勝負を続けています。
気付いている人はあまりいないかもしれませんが、南紀白浜空港行の高速バスも発着しており、成田、羽田、南紀白浜の3空港にアクセスできます。
ここもかつては航空便チェックインが出来ていましたが、いまはなくなり、ただのバスターミナルになっています。
ほとんどの人は、バスターミナルに空港便が頻繁に発着しているという程度の認識なのかもしれません。
現在のYCATは1992年(平成4年)に出来たもので、それまでは、駅から約1キロも離れた場所に立地していました。(11月の横浜見学時に訪れました。)
横浜駅前への移転したことで利用が定着した、アクセスバスの利便性のお手本のような存在です。
ちなみに、ターミナル名称と運営している会社は日本語の場合「横浜シティ・エア・ターミナル」で「・」が2か所入るほか、英字略称は「YCAT」で「-」は入りません。読み方は「ワイシーエーティー」ではなく「ワイキャット」だと公表されています。
・空港路線 成田国際・東京国際・南紀白浜
・ゆるキャラ CATY
■大阪シティ エア ターミナル OCAT
大阪圏にあるのが大阪シティエアターミナル(OCAT)です。関空開港後の1996年に開業しました。
JR難波駅と同じ場所にある施設ですが、鉄道を使ったものではなく、バスを使ったCATです。
このCATは、横浜と同じように、ただ商業ビルの一角にあるだけに過ぎないように見えます。しかし、ビルの名前が「OCATビル」であるなど、CATありきで開発された、ビル自体が交通施設で、施設整備の考え方はT-CATに近いです。
難波という大阪の中心部にあることから、T-CATよりも商業施設は充実しています。さらに、航空券の発券等もできる航空会社の支店が入居するなど、バスターミナル機能だけではない航空系の施設となっています。
国内で最も空港施設っぽいCATと言えるかもしれません。(見た目はどこからどう見ても、ただの大規模複合施設ですけど)
ここもかつては航空便のチェックインが出来ていましたが、既に廃止されています。
また、大阪圏にありますが、神戸空港行のバスは発着していません。
ちなみに、運営している会社は「湊町開発センター」。バスターミナルの名称も正しくは「湊町(OCAT)バスターミナル」と紹介されています。ターミナル名称は、ロゴを見ると「大阪シティ エア ターミナル」で二か所空白が入ります(公式サイトでは空白無しの表記をしています)。
・空港路線 大阪国際・関西国際
・ゆるキャラ なし
上記以外にも、国内には廃止されたCATが数多くありました。代表的なものは以下の通りです。
■京都シティエアターミナル 京都CAT
京都駅に設置されていたCATです。JR線を活用したCATで、輸送は特急はるかが使われていました。現在の地下中央改札口周辺がCAT施設でした。
関空の開港とともに始まりましたが、手荷物輸送もできなくなり、2002年に閉鎖されています。281系車両にはここで受託した手荷物を運ぶための荷物室がいまだに残っています。
2017年3月の旅行記(3日目)で取り上げています。
■なんばシティエアターミナル なんばCAT
南海のなんば駅(正式名称は難波駅)に設置されていたCATです。前述のOCATとは別物の鉄道を活用したCATで、中央口コンコースに設置されていました。こちらは南海の特急ラピートを使って輸送しており、当時は車両にも荷物室が設置されていました。
関空の開港とともに始まりましたが、2001年に廃止されています。
2017年3月の旅行記(2日目)で取り上げています。
■神戸シティエアターミナル KCAT
神戸港に設置されていたCATです。こちらは国内では非常に珍しい船舶便と組み合わせたCATでした。関空の開港とともに始まりましたが、2002年に廃止されています。
国内にあったシティエアターミナルの中では、最も空港ターミナルに近いデザインの建物を使っていました(パッと見は地方空港の旅客ターミナル)。その後、神戸インキュベーションオフィスが居抜きで入り、当時の雰囲気を残したまま運営されてきましたが、今年11月末で営業終了されることが決まっています。
2017年3月の旅行記(3日目)で取り上げています。
こうやって見てみると、大阪はバスに鉄道、船に至るまでCATがあって便利に空港に行けていた時代があったことが分かります。

KCATだった建物は、神戸インキュベーションオフィスとして現在もそのまま活用。
雰囲気は完全に空港旅客ターミナルで、後ろの大型クレーンで港湾とかろうじて気付けます。
残念なことに今年11月に営業終了予定。建物はおそらくそのまま、、、!?
■モノレール浜松町シティエアターミナル MCAT
東京モノレールのモノレール浜松町駅に設けられていたシティエアターミナルです。1998年10月新設。2010年9月に廃止されています。
晩年は自動チェックイン機のみになった期間もあったほどでした。
詳細は施設概要のページへ(https://johokotu.seesaa.net/article/171611922.html)。
このほか、シティエアターミナルの名称を使っていませんが、自動チェックイン機が置かれていただけの、市中のチェックイン場所もありました。オンラインチェックインもできるようになったこともあり、現在は、軒並み廃止になっています。
新千歳空港絡みでJR札幌駅に、東京国際空港絡みで京急電鉄品川駅、東京モノレール浜松町駅に、福岡空港絡みで博多駅などに存在。珍しい所では、成田国際空港に近いホテル日航成田や羽田空港内の羽田エクセルホテル東急などにもありました。
■シティチェックイン 羽田空港第2ターミナル地下1階コンコース
東京モノレール羽田空港第2ビル駅(現・羽田空港第2ターミナル駅)に設置されていました。ANAが設置していたもの。羽田空港内ですが、ターミナルの中ではないので、一応市中チェックインの扱いになっていました。
詳細は施設概要のページへ(https://johokotu.seesaa.net/article/172115082.html)。
海外には、CATがフル活用されている国もあります。
例えば、大韓民国(韓国)では、ソウル駅に直通鉄道を活用するCAT、三成洞と光明駅にバスを活用したCATがあり、手荷物受託や出国審査もできるようになっています。仁川国際空港では専用の出発口の利用が可能です。
中国では、香港国際空港用のCAT施設が、深圳や澳門等のフェリーターミナルにあるのが有名でしょうか。チェックインのみですが完了できます。北京では世界最大のターミナルを持つ北京大興国際空港のチェックインが草橋駅でできます。中国は複数の空港で似たような施設が展開されています。
台湾も、台北駅に台北国際空港のチェックインができる施設があります。
世界を見てみると、空港直通鉄道の駅などに、自動チェックイン機を設ける事例も多いです。
日本は保安上の理由からCATが廃れてしまいましたが、韓国のようにCATがフル活用されている国もありますから、お家にいる今の間に事前に調べておいて、海外旅行に行けるようになったら、その国その国にあったCATでもっと便利に空港を利用したいですね。

カナダ・バンクーバーSKYTRAINのBridgeport駅にあった自動チェックイン機。
空港直通鉄道の駅とはいえ、小規模な駅で、
日本で言えば、東京モノレール天王洲アイル駅の階段途中にあるようなイメージです。
さて、南アフリカで、感染力が強いと推定される新しい変異株が見つかりました。アフリカ南部の国々が猶予も与えられずにいきなり10日間強制隔離となるなど、警戒感が一気に高まってきました。
これから年末年始にかけて日本国内での感染拡大も懸念されますため、空港訪問は控える不要不急外出自粛期間に再び戻ることにします。次に旅行記が書けるのはいつになるでしょうか。早く来てほしいものです。
今回は、昨年10月、11月に引き続き、空港関連施設を見学するためにとにかく屁理屈を並べてみました。STAY HOMEを頑張ったり、仕事で仕方なく空港を利用する人が大勢いる中で、独り善がりの考えでCAT訪問をしてしまいましたので、今回の記事にご不満やズルいぞ、という方も大勢いらっしゃると思います。
一応、他人を感染させるリスクは最大限低減する動きをしたつもりですので、ご容赦いただきたいですが、何だかモヤモヤ訪問でした。
空港アクセスには、シティエアターミナルという選択肢もあります。
感染が落ち着いて、動けるようになったら、不特定多数が乗る鉄道よりも、航空利用者が中心のバスで、快適に安全に空港へアクセスしてみませんか。
そんなことを考えながら、今回の旅も終了します。
空港検疫ありがとう
ウイルス流入阻止へ水際で頑張る皆様を応援します
#Light It Blue
ウイルス流入阻止へ水際で頑張る皆様を応援します
#Light It Blue