2021年12月05日

めざましな高台でCATch(旅行後)

※本旅行記は2022年1月に公開したものです。



■2021.12 (東京シティエア ターミナル)の旅行後

今回は久しぶりに東京シティエア ターミナル(T-CAT)を訪れました。
成田空港行のバス乗り場が閉鎖されるなど、利用が激減しているようでした。
シティエアターミナル(CAT)は単なるバス発着施設ではなく、あくまでも空港アクセス施設ですから、コロナ禍でますますその存在感が薄れてしまっています。
そこで今回は全国のCATを見直してみました。

■東京シティエア ターミナル T-CAT
今回訪問したT-CATは東京地区のシティエアターミナルです。
1972年に設置された老舗で、首都高速箱崎ジャンクション(JCT)の真下に設けられた施設は、とにかく空港アクセスに特化して造られた特異な存在です。

昭和の香りが残るターミナルは、商店が入ったただのバスターミナルといった印象です。
しかし、かつては航空便のチェックイン施設などがありました。T-CATで二時間前までに手続きを済ませれば、あとは成田までバスで手ぶらで寝て行くだけ。成田空港では直接出発口に行けるという便利な施設でした。
ところが、手荷物受託した後、航空機に搭載するまでの間に手荷物にいろいろなものを混入出来てしまうことから、2001年の同時多発テロのあと、テロ対策で手続きが中止に。チェックインは出来なくなり、今は、ただ、空港へ行くバスに乗るだけの施設に変わってしまいました

T-CATは箱崎JCTの真下にあるので、高速道路へのアクセスは抜群ですが、乗り入れる鉄道は半蔵門線だけ。今でこそ埼玉県東部や北千住・錦糸町方面からのアクセスができるようになりましたが、長い間渋谷方面からしかアクセスできなかったため、不便なバスターミナルという印象はなかなか取り除けませんでした。
そして、箱崎自体が渋滞の名所。東京駅をはじめ関東一円からの空港アクセスバスが充実している今、ただのバスターミナルに過ぎないT-CATからわざわざ利用とはなかなかならないのかもしれません。

今回、便が少なくなったT-CATを見て、終焉が近い可能性も感じましたが、実はT-CATは結構目を引く独自路線を続けています。ホテル隣接の立地を活かしてホールを設置しているほか、特徴的な飲食店が多く、なにより、1階には家具屋が入っているほど。毎日が旅行博になっていますし、そこらの商店街とは一線を画したラインナップでニッチな集客で繋ぎとめています

今回の訪問で、入国者用送迎車乗場が整備されていたのを見ましたが、成田空港から専用バスで入国者輸送する仕組みをさっそく始めたのは流石の一言。空港輸送に特化したバスターミナルの意地みたいなものを感じます。人が多い東京駅などではできない芸当かもしれません。

ちなみに、ターミナルの正式名称はロゴを見る限りでは「東京シティエア ターミナル」の模様(エアとターミナルの間に空白入り)。運営している会社は「東京シティ・エアターミナル」でシティとエアの間に「・」が入るほか、英字略称は「T-CAT」で「-」入りです。

・空港路線 成田国際・東京国際
・ゆるキャラ またたびくん

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高速道路が入り組む下にあるのがT-CAT。独特な雰囲気です。


■横浜シティ・エア・ターミナルYCAT
東京圏にもう一つあるCATが横浜シティエアターミナル(YCAT)です

T-CATとは異なり、スカイビルという商業ビルの一角に入居している施設です。横浜駅直結の神奈川イチ超絶便利な場所に立地しています。
にもかかわらず、空港アクセス特化にこだわることなく、高速バスターミナルとしてフル活用して利用者を獲得。おそらく、いま日本で最も繁盛しているCATになっています。空港アクセスも、羽田へは高頻度アクセスとして定着しており、京急線と良い勝負を続けています。
気付いている人はあまりいないかもしれませんが、南紀白浜空港行の高速バスも発着しており、成田、羽田、南紀白浜の3空港にアクセスできます。

ここもかつては航空便チェックインが出来ていましたが、いまはなくなり、ただのバスターミナルになっています。
ほとんどの人は、バスターミナルに空港便が頻繁に発着しているという程度の認識なのかもしれません。

現在のYCATは1992年(平成4年)に出来たもので、それまでは、駅から約1キロも離れた場所に立地していました。(11月の横浜見学時に訪れました。)
横浜駅前への移転したことで利用が定着した、アクセスバスの利便性のお手本のような存在です。

ちなみに、ターミナル名称と運営している会社は日本語の場合「横浜シティ・エア・ターミナル」で「・」が2か所入るほか、英字略称は「YCAT」で「-」は入りません。読み方は「ワイシーエーティー」ではなく「ワイキャット」だと公表されています。

・空港路線 成田国際・東京国際・南紀白浜
・ゆるキャラ CATY

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旧YCATの建物。1992年に移転後も何十年も放置されていました。
写真は2017年に撮影したもので、この直後に取り壊されました。
YCAT移転後、周辺にはたくさんの高層マンションが建ちました。


■大阪シティ エア ターミナル OCAT
大阪圏にあるのが大阪シティエアターミナル(OCAT)です。関空開港後の1996年に開業しました。

JR難波駅と同じ場所にある施設ですが、鉄道を使ったものではなく、バスを使ったCATです。
このCATは、横浜と同じように、ただ商業ビルの一角にあるだけに過ぎないように見えます。しかし、ビルの名前が「OCATビル」であるなど、CATありきで開発された、ビル自体が交通施設で、施設整備の考え方はT-CATに近いです。
難波という大阪の中心部にあることから、T-CATよりも商業施設は充実しています。さらに、航空券の発券等もできる航空会社の支店が入居するなど、バスターミナル機能だけではない航空系の施設となっています
国内で最も空港施設っぽいCATと言えるかもしれません。(見た目はどこからどう見ても、ただの大規模複合施設ですけど)

ここもかつては航空便のチェックインが出来ていましたが、既に廃止されています。
また、大阪圏にありますが、神戸空港行のバスは発着していません。

ちなみに、運営している会社は「湊町開発センター」。バスターミナルの名称も正しくは「湊町(OCAT)バスターミナル」と紹介されています。ターミナル名称は、ロゴを見ると「大阪シティ エア ターミナル」で二か所空白が入ります(公式サイトでは空白無しの表記をしています)。

・空港路線 大阪国際・関西国際
・ゆるキャラ なし


上記以外にも、国内には廃止されたCATが数多くありました。代表的なものは以下の通りです。

■京都シティエアターミナル 京都CAT
京都駅に設置されていたCATです。JR線を活用したCATで、輸送は特急はるかが使われていました。現在の地下中央改札口周辺がCAT施設でした。
関空の開港とともに始まりましたが、手荷物輸送もできなくなり、2002年に閉鎖されています。281系車両にはここで受託した手荷物を運ぶための荷物室がいまだに残っています。
2017年3月の旅行記(3日目)で取り上げています。
■なんばシティエアターミナル なんばCAT
南海のなんば駅(正式名称は難波駅)に設置されていたCATです。前述のOCATとは別物の鉄道を活用したCATで、中央口コンコースに設置されていました。こちらは南海の特急ラピートを使って輸送しており、当時は車両にも荷物室が設置されていました。
関空の開港とともに始まりましたが、2001年に廃止されています。
2017年3月の旅行記(2日目)で取り上げています。
■神戸シティエアターミナル KCAT
神戸港に設置されていたCATです。こちらは国内では非常に珍しい船舶便と組み合わせたCATでした。関空の開港とともに始まりましたが、2002年に廃止されています。
国内にあったシティエアターミナルの中では、最も空港ターミナルに近いデザインの建物を使っていました(パッと見は地方空港の旅客ターミナル)。その後、神戸インキュベーションオフィスが居抜きで入り、当時の雰囲気を残したまま運営されてきましたが、今年11月末で営業終了されることが決まっています。
2017年3月の旅行記(3日目)で取り上げています。

こうやって見てみると、大阪はバスに鉄道、船に至るまでCATがあって便利に空港に行けていた時代があったことが分かります。

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KCATだった建物は、神戸インキュベーションオフィスとして現在もそのまま活用。
雰囲気は完全に空港旅客ターミナルで、後ろの大型クレーンで港湾とかろうじて気付けます。
残念なことに今年11月に営業終了予定。建物はおそらくそのまま、、、!?


■モノレール浜松町シティエアターミナル MCAT
東京モノレールのモノレール浜松町駅に設けられていたシティエアターミナルです。1998年10月新設。2010年9月に廃止されています。
晩年は自動チェックイン機のみになった期間もあったほどでした。
詳細は施設概要のページへ(https://johokotu.seesaa.net/article/171611922.html)。

このほか、シティエアターミナルの名称を使っていませんが、自動チェックイン機が置かれていただけの、市中のチェックイン場所もありました。オンラインチェックインもできるようになったこともあり、現在は、軒並み廃止になっています。
新千歳空港絡みでJR札幌駅に、東京国際空港絡みで京急電鉄品川駅、東京モノレール浜松町駅に、福岡空港絡みで博多駅などに存在。珍しい所では、成田国際空港に近いホテル日航成田や羽田空港内の羽田エクセルホテル東急などにもありました。

■シティチェックイン 羽田空港第2ターミナル地下1階コンコース
東京モノレール羽田空港第2ビル駅(現・羽田空港第2ターミナル駅)に設置されていました。ANAが設置していたもの。羽田空港内ですが、ターミナルの中ではないので、一応市中チェックインの扱いになっていました。
詳細は施設概要のページへ(https://johokotu.seesaa.net/article/172115082.html)。


海外には、CATがフル活用されている国もあります。

例えば、大韓民国(韓国)では、ソウル駅に直通鉄道を活用するCAT、三成洞と光明駅にバスを活用したCATがあり、手荷物受託や出国審査もできるようになっています。仁川国際空港では専用の出発口の利用が可能です。
中国では、香港国際空港用のCAT施設が、深圳や澳門等のフェリーターミナルにあるのが有名でしょうか。チェックインのみですが完了できます。北京では世界最大のターミナルを持つ北京大興国際空港のチェックインが草橋駅でできます。中国は複数の空港で似たような施設が展開されています。
台湾も、台北駅に台北国際空港のチェックインができる施設があります。

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韓国・ソウル駅にあるCAT施設。
新型コロナウイルス感染症の影響で2020年4月から運用が停止されているそうです。


世界を見てみると、空港直通鉄道の駅などに、自動チェックイン機を設ける事例も多いです。
日本は保安上の理由からCATが廃れてしまいましたが、韓国のようにCATがフル活用されている国もありますから、お家にいる今の間に事前に調べておいて、海外旅行に行けるようになったら、その国その国にあったCATでもっと便利に空港を利用したいですね。

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カナダ・バンクーバーSKYTRAINのBridgeport駅にあった自動チェックイン機。
空港直通鉄道の駅とはいえ、小規模な駅で、
日本で言えば、東京モノレール天王洲アイル駅の階段途中にあるようなイメージです。



さて、南アフリカで、感染力が強いと推定される新しい変異株が見つかりました。アフリカ南部の国々が猶予も与えられずにいきなり10日間強制隔離となるなど、警戒感が一気に高まってきました。
これから年末年始にかけて日本国内での感染拡大も懸念されますため、空港訪問は控える不要不急外出自粛期間に再び戻ることにします。次に旅行記が書けるのはいつになるでしょうか。早く来てほしいものです。


今回は、昨年10月、11月に引き続き、空港関連施設を見学するためにとにかく屁理屈を並べてみました。STAY HOMEを頑張ったり、仕事で仕方なく空港を利用する人が大勢いる中で、独り善がりの考えでCAT訪問をしてしまいましたので、今回の記事にご不満やズルいぞ、という方も大勢いらっしゃると思います。
一応、他人を感染させるリスクは最大限低減する動きをしたつもりですので、ご容赦いただきたいですが、何だかモヤモヤ訪問でした。

空港アクセスには、シティエアターミナルという選択肢もあります。
感染が落ち着いて、動けるようになったら、不特定多数が乗る鉄道よりも、航空利用者が中心のバスで、快適に安全に空港へアクセスしてみませんか。
そんなことを考えながら、今回の旅も終了します。





空港検疫ありがとう
ウイルス流入阻止へ水際で頑張る皆様を応援します
#Light It Blue

posted by johokotu at 21:00| 東京 ☔| Comment(0) | ◆旅行記 | 更新情報をチェックする

2021年12月04日

めざましな高台でCATch(1日目)

※本旅行記は2022年1月に公開したものです。



■2021.12.04 (自宅)→(東京シティエア ターミナル)→(自宅)

■とにかく一気にT-CATへ
電光石火の空港訪問第六弾。
10月から5回目のシェアサイクル利用です。

今回は、未明に起きるのが遅くなり、六郷橋を渡ったところで4時過ぎでした。
前回同様にコンビニ発券を活用し、六郷橋から二番目に近い、六郷BASEの貸し出しポートで自転車を借りましたが、4時半近くなっていました。3台しかありませんでしたが、電池残量90%+新しめの自転車があったので、それでスタートしました。

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国道15号と環状8号線の交差点で羽田空港行のバスに遭遇。
蒲田駅4:30発の早朝バスです。5人ほどしか利用がありませんでした。


出たのが遅かったこともあり、今回は、とにかく東京シティエア ターミナル(T-CAT)に向かって急ぎました。
いつもの経路で、蒲田→(国道15号)→新馬場→(山手通り)→天王洲→(海岸通り)→汐先橋→(新大橋通り)→と進行。茅場橋北詰で小道に入り、箱崎川第二公園のポートで自転車を返却しました。車が少なかったのでスイスイ進め、6時ごろには到着できました。

流石は都心なのと、少し時間が遅かったこともあり、築地を過ぎた辺りから歩行者が出始めていましたが、TCAT周辺は歩く人はほぼおらず閑散としていました。
六郷BASEから箱崎川第二公園までは走行距離約19キロ(全区間パワーモード走行)で、電池残量は90%→70%でした。

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箱崎川第二公園のポート。
至る所に駅がある都心部なのに自転車がウジャウジャで羨ましい。
京急蒲田駅前にいつも5台位しかないのと雲泥の差です(今日途中に見た時は2台だけ)。


■まったりした昭和な時間を過ごせるT-CAT
東京の隣に住んでいながら、T-CATに来るのは、2014年以来です。
プチリニューアルはされたものの、大きな変化はなく、いつも通りな昭和な香りは健在でした(結構落ち着きます)。
そして、早朝ということもあり、館内はより閑散としていました。

今回は、外周の駐車場なども少し念入りに調査しました。

※館内のマクドナルドが6時半にオープンしましたが、開店と同時に地元のジジババが4人以上の会合をスタートしていました。実は、ここ2か月の電光石火で早朝の飲食店を見ることが多いのですが、普段若者が多いお店でも、どこもこんな感じで早朝はジジババの集まりになっているところは多く、見ていて面白いです。深夜の飲み屋じゃなくても人は呼び込めるという好例ではないでしょうか。

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人がほとんどいない暗い時間帯から動き出すTCAT。
早朝開館で密にならずに見学ができるこういう施設は大好き。増えてほしい。

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コロナで大打撃を受けたT-CAT。
成田空港行の便数が激減して1階発着に集約され、3階ロビーは閉鎖されています。
ここから上っていくのがT-CATの醍醐味でしたから、旅行気分が削がれますね。

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1階中央出口正面に、成田到着からのお迎え専用レーンが出来ていました。
早朝なので誰もいませんが、ウイルスを貰う危険が高いので危ない危ない。

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こんな時期だから飲食店はテイクアウトが重要。
一覧も出ていました。またたびより前に、近隣の皆さん、ぜひご利用ください。

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T-CATはかなりの減収になっていると思うのですが、
館内ではクリスマス装飾がなされていました。ホッと一息。


■隅田川の船着場は歴史が深い
T-CATを出たのはめざましな時刻。ここからはフジテレビに10時に着くように行けば良いだけなので、それほど急ぐ必要はありません。
箱崎川第二公園のポートを7時に出ました。

先ほど返却してから15分以上経過したので、さっき借りていた自転車は返却済みのはずでした。ところが、ポートに戻って確認したら、鍵を閉め忘れていて、返却されていませんでした。
まだ電池残量が70%だったので、そのまま同じ自転車で走り出しました。

最初にすぐ近くにある箱崎町防災船着場に寄りました。ここも看板設置工事中でした。

・箱崎町防災船着場:
 行政設置(東京都)、河川区域内
 ・定期船就航無し

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箱崎町防災船着場は、隅田川大橋そばにある防災船着場です。
写真を撮っている場所は、T-CAT(旧箱崎川)と隅田川の間の、要は、箱崎の中州。
T-CAT付近には蠣殻町汽船發着場があったそうで、交通拠点の不思議な縁・歴史を感じます。


箱崎町からは、門前仲町経由で越中島に行くのが早いです。
しかし、前回までの訪問で明るい時間に行けなかった明石町防災船着場のほか、豊洲三丁目船着場に行き忘れており、その後に勝鬨橋簡易船着場、今回出る直前に勝どきマリーナがあることが分かりました。
これらに寄りつつ行ける最短経路が、箱崎町→勝鬨橋→勝どきマリーナ→越中島→豊洲三丁目→お台場、だったため、まずは隅田川を南下することにしました。

※時間がもう少しあれば、先に都心部の3つのへリポート(警視庁本部、合同庁舎第2号館、アークヒルズ)の見学を済ませるという手もあったのですが、少し離れていたのに加え、結局11時に汐留に戻ってくるので後回しにし、月島・豊洲周辺の船着場制覇を優先しました。

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前回真っ暗で何も見えなかった明石町防災船着場も、
明るい日差しの中でゆっくり見ることが出来ました。


明石町防災船着場を出て、すぐ南側につきじ 治作という料亭がありました。
マンションなどが立ち並ぶ近代的な街の中にいきなり古い建物が現れたので、これは相当歴史がある、格式高い所なのだろうなと気にしました。で、よく見てみたら、入口脇に小さな石碑があり、「史跡運上所跡 東京税関発祥之地」と書かれています。
明石町防災船着場は、すぐ脇が東京税関発祥の地という由緒正しき東京の表玄関に当たる船着場なのでした。

※明石町にあったのは、1867年(慶応3年)に幕府が設けた東京運上所です。1872年(明治5年)に税関に変更されています。一帯は東京の海上貿易の表玄関の扱いで外国人居留地でしたが、東京湾の最奥部にあったため、横浜に比べると、外国との取引はあまりなかったようです。11月の横浜訪問で横浜税関を見ていますが、今の東京税関は、1953年(昭和28年)に横浜税関から分離独立したものになっています。つまり、ここの東京税関は、今の東京税関とは直系での繋がりはないようです。いわゆる(旧)東京税関。

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街中に突然現れる料亭。
入口左に小さな石碑が建っています。


ここから勝鬨橋まで500メートル弱で、勝鬨橋簡易船着場にたどり着きました。

※簡易船着場は、40フィート(約12m)未満の小型船舶が「自己の責任において、自由に利用」できるとされています。墨田川には、吾妻橋、言問橋、駒形橋の計4か所があるそうです。
前回までの訪問で全く気が付いていなかった船着場でした。一般ピープルが使えないから気が付いていませんが、川沿いにはこういった施設が結構あるようです。
東京都の公式サイトの紹介
https://www.kensetsu.metro.tokyo.lg.jp/jigyo/river/kanri/sumidagawakanifunatsukiba/index.html


・勝鬨橋簡易船着場:
 行政設置(東京都)、河川区域内
 ・定期船就航無し

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勝鬨橋北詰のすぐわきにある勝鬨橋簡易船着場。
川岸を凹ませて階段があるだけで、浮桟橋等はありません。

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勝鬨橋から明石町防災船着場・運上所跡方面を見た様子。
歴史ある隅田川の船着場が大都会に溶け込んでいます。


■待合スペース充実の越中島
勝鬨橋を月島側へ渡ったあとは、いったん南下して勝どきマリーナへ。

・勝どきマリーナ:
 民間設置(本橋発動機)、河川区域内
 ・定期船就航無し
 https://kachidoki-marina.com/

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勝どきマリーナは船舶免許の取得に通う人が多いようです。
一時期定期船が発着していたこともある船着場です。


その後は北上に進路を変え、越中島船着場に向かいました。越中島には、8時15分ごろにたどり着けました。

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越中島の船着場にはターミナルがありますが、桟橋までは少し歩きます。
写真に写るテーブル椅子で送迎できるほか、屋根のある待合スペースもありました。


越中島は、船着場に駐輪場はありませんが、少し北側の越中島公園入口にdocomoバイクシェアのポートも整備されている駐輪場があります。駅からも徒歩10分ほどで、ターミナルも、屋根のある待合スペースもあるなど、利便性・快適性は高い船着場になっています。
自転車はポートにいったん置いており、見学中に自動返却処理がなされてしまいました。ただ、コロナもあって別の自転車に乗り換えるのも、サドル等の消毒が面倒だったので、再び同じ自転車を借りて走りだしました。

箱崎川第二公園から越中島公園までは走行距離約6キロ(全区間パワーモード走行)で、電池残量は70%→60%でした。

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越中島公園のポートは公園入口の駐輪場隣接。船着場から徒歩2、3分です。
ここでも交換することなく、再度同じ自転車を借りました。


■豊洲は船も自転車も
越中島からは豊洲三丁目船着場(豊洲運河船着場)へ。
豊洲運河沿いは商店がないせいか、親水歩道には全く人がいませんでした。

・豊洲三丁目船着場:
 行政設置(江東区)、河川区域内
 ・定期船就航無し

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豊洲運河は、両岸が防災護岸として指定されています。
豊洲三丁目船着場はその一角にある桟橋です。


豊洲からは、お台場へ直行しました。
豊洲駅周辺は、豊洲運河沿いと打って変わって人だらけ。駅前のdocomoバイクシェアのポートにも溢れんばかりの自転車が止められていました(一昔前の違法駐輪とそっくり)。

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途中で見かけた豊洲駅前のポート。状況を見るといつも100台近くがある所です。
歩道部分に溢れんばかりに駐輪が。少し大田区のポートにも分けてくれませんかね、、、。


■球体展望台から芝浦ヘリポートまでは距離がありすぎ、、、
フジテレビに最も近い台場駅前のポートには9時半には着けました。

越中島公園から台場駅前までは走行距離約7キロ(全区間パワーモード走行)で、電池残量は60%→50%でした。

フジテレビは10時にならないと開館しないので、海浜公園の展望デッキから芝浦ヘリポートを見て少し時間をつぶした後、フジテレビ入口へ向かいました。
フジテレビへの入口は、10時の開館を前に20人ほどが行列していました。10時になると同時に展望台へ急ぎましたが、特別展示などを見に行く人も多く、開館直後は展望台には5人ほどしかいない状態で見学を済ませられました。
展望台からは芝浦ヘリポートを捉える(キャッチ)ことが出来ました。眠たい時間にCATを見た後、8chチャンネルの施設に訪れただけあって、「めざましな高台でCATch」した感じでした。

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めざまし直後で見学者は少人数だったフジテレビ球体展望台。
はちたまなのに八王子も多摩も良く見えない東京港にあるのはこれ如何に。
やはり臨海部に朝から来る人は少なく閑散としていました。

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展望台からキャッチできた芝浦ヘリポート。
距離が遠いせいで、ヘリパッドのHの文字まで確認できる角度には至らず。
すぐ後ろの高層マンションなら真上から覗けますけど、一般利用できる展望台はないしな〜。
写真左のノッポビルは渋谷のセルリアンタワーで、その右下の薄緑は京王渋谷駅。
左端上の煙突は15キロ先の杉並清掃工場、ツインタワーは21キロ離れた三鷹です。
三鷹の後ろの山肌は名栗辺りと思われますが、その向こうに御巣鷹の尾根があるはず。

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ということでめざましな高台風景を。いろんな場所をキャッチできました。
(一段目左)正面は東京港から都心方面の眺めが展開。芝浦ヘリポートは写真左奥。
(一段目右)左方向の富士山方面。手前の海浜公園に水陸車用スロープが見えます。
(二段目左)日の出桟橋〜竹芝〜晴海ふ頭方面。手前にある◇なのが第三台場です。
(二段目右)球体部からではなく南側からの風景。フェリーふ頭全体が見えました。
(三段目左)南側やや右側を撮影。青海方面です。午前中は完全に逆光になります。
(三段目右)羽田方面。左写真の中央奥を撮影し逆光補正済。白光りが第2国際線部。
(写真をクリックすると拡大します)


■平成から令和への変化を体感
フジテレビ球体展望台からの見学は30分もかからず終了しました。
台場駅前のポートに戻ると、先ほど止めた時と自転車の出入りはなく、これまで乗ってきた自転車もまだ残っていたので再び同じ自転車を借りることにしました。

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台場駅前のポートは人工地盤の下の歩道上にありました。
再び同じ自転車で進みます。


お台場からは、有明コロシアム前を通って、環状二号線を進みました。
豊洲大橋からは、渡れなかったレインボーブリッジ晴海客船ターミナルがきれいに見えました。いずれも東京港の平成を代表する建築物ですが、晴海客船ターミナルはもうすぐなくなる予定です。富士山が大型マンションで見えづらくなるなど、平成から令和に時代が移り変わることを実感する風景を楽しめました。

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豊洲大橋から見えたレインボーブリッジと晴海客船ターミナル。
橋を渡れば短絡できましたが、今日は汐留に寄るので断念。

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よーく見ると、富士山(左奥)と共演している晴海客船ターミナル。
高い建物のせいで富士見は難しくなったでしょうか。今冬で見納め?


■カレッタから見えるのは南東側のみ
築地から汐留へは車道ばかりの道が交差していて、交差点に横断歩道もない所が多く、自転車ではなかなか危険な区間が連続していました。
遠回りになる自転車OKの歩道橋も活用しながらの移動で、時間はかかったものの、カレッタ汐留最寄りの汐留シティセンターのポートには、11時少し前に着けました。

台場駅前から汐留シティセンターまでは走行距離約8キロ(全区間パワーモード走行)で、電池残量は50%→40%でした。

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汐留シティセンターのポートは謎の凹みに置くタイプ。
出入りが結構ありました。


展望スポットには開店直後にササっと行けたため、エレベータ内も上り下りとも1人だけ。ほとんど人と接触せずに済みました。

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カレッタ汐留レストラン階46階にある小さな展望スポットから。
築地〜竹芝方面が見えますが午前中は逆光。ガラス反射がどうしても写り込みます。
築地市場跡地がまっさらなのは今だけの風景。


■新橋駅前は混み混み、官庁街は空き空き
再び汐留シティセンターのポートに戻ると、やはりこれまで乗ってきたチャリがまだあったので、再びそれを借りました。
新橋駅北口前を通って日比谷方面へ向かいましたが、昼前の時間帯になり、駅前は人だらけでした。信号で捉まらずに済んだので、うまく通り過ぎることが出来ましたが、歩行者では来たくない感じの密状態でした。

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都心の航空要素で欠かせないのは航空会館でしょう。
内幸町駅徒歩1分の場所にあります。


新橋駅前は人が多かったですが、桜田門〜虎ノ門間の官庁街はほとんど人がいませんでした

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警視庁といったらこの構図。すぐ後ろの建物が合同庁舎第2号館です。
ヘリポートが横並びというのは国内ではここだけの非常に珍しい場所です。


この後は、虎の門を通り過ぎてアークヒルズへ。
東側のガーデン部分には人が全然いませんでしたが、アーク・カラヤン広場ではイベントが開かれていたようで人だらけでした。写真はガーデンで撮っただけで、広場は横目で通り過ぎただけだったので、他人と接触せずに済みました。
やはり、商店などがあり、イベントをしていると人が出てくるようですね。

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六本木通り側は首都高が邪魔そうだったので、
東側のガーデンから建物を狙ってみたものの、近すぎました。


■歩道があるレインボーブリッジへ行く歩道がない
アークヒルズを出た後は、レインボーブリッジまで南下します。
板倉で国道1号線へ出て、そのまま田町まで南下。山手線を超えてレインボーブリッジに最も近いNX-TEC芝浦のポートへと至りました。

汐留シティセンターからNX-TEC芝浦までは走行距離約9キロ(全区間パワーモード走行)で、電池残量は40%→17%でした。

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レインボーブリッジに最も近いNX-TEC芝浦のポート。
一気に駐輪台数が限定的になってきました。


レインボーブリッジは目の前に見えており、ただ道をまっすぐ進むだけだったのですが、北側歩道を進んでいったら、反対側に渡ることが出来ず、引き返すことになってしまいました

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NX-TEC芝浦のポート前から見たレインボーブリッジ方面。
この歩道をまっすぐ行ってはダメで、写真の信号で右側の歩道に渡っておく必要があります。


■レインボーブリッジから芝浦ヘリポートも見えた
レインボーブリッジでは、芝浦側を少し歩いただけで引き返しましたが、芝浦ヘリポートは、ループ橋に隠れることなく見ることが出来ました。高さはヘリパッドと同じくらいなので完全にHマーク等は見えませんが、フジテレビ球体展望台からも距離が遠すぎて、Hマークが見える角度にならず、似たようなものでした。

※レインボーブリッジは、一般道車道南北に歩道が整備され、昼間時間帯に開放されています。芝浦-お台場間を短絡するルートで、20〜30分で歩いて渡ることが出来ます。
ただし、12月1日以降の冬期間は南側のみの使用になっています。また、歩道なので、自転車は乗車禁止で専用台車を挟み込む必要があります。


202112a035.jpg
芝浦側の歩行者入口。
意外と利用者がおり、警備員以外いないこの写真を撮るのに数分費やしました。
奥に10時に行った球体展望台が見えていますね。

202112a036.jpg
実際の歩道の状況。
橋の端側は完全なフェンスなので、恐怖感はあまりないです。
問題は車道側で、結構車が飛ばしているので、そっちの方が怖いです。

202112a037.jpg 202112a038.jpg
ということで芝浦側の飛び出し部分からの写真。
(左)お台場を高い位置から眺められます。
(右)芝浦側はふ頭なので船と車、ゆりかもめが共演。芝浦ヘリポートは右方向。
(クリックすると拡大できます)


■東京だから出来る五輪のレガシーとはふとした時に感じるもの
レインボーブリッジの下に降りたところ、正面に晴海が見えました。
北側歩道が通行できると、都心方面の眺めは抜群だったのかもしれません。

202112a039.jpg
歩道入口の建物を出た所、正面に晴海が見えました。
タイミングよく船が横切ってくれました。


この後は、芝浦ヘリポートの脇を通って帰るのみです。
残量17%では心もとないので、ここで自転車を交換することにしました。

スマホで確認したところ、先ほど自転車を停めたNX-TEC芝浦には5台ほどしかなく、いずれも充電が少量でした。すぐ近くにあるセブン-イレブン 港区芝浦ふ頭店のポートが10台ほどあり、90%残量のものもあったため、そちらで借りなおすことにしました。

ただ、現地で確認したところ、多残量のものは古い車種ばかり。90%残量のものも、乗ってはみたもののペダルが重い感じでした。
やや不満な走りはじめとなりましたが、走り始めてすぐNX-TEC芝浦の前を通りかかったところ、作業員が駐輪している自転車のバッテリー交換をしているのに遭遇しました。

少し待って作業が終わった後に、さっそく見てみると、最も新しいタイプの自転車のバッテリーが交換されて100%残量になっています。
これは借りなおすしかないと、今の借りたばかりの自転車を返却して貸出手続きをしてみましたが、なぜか何度登録しても貸し出しが出来ませんでした。

これまで乗ってきた自転車も残っており、バッテリー交換がされていました。満充電ではなく40%でしたが、走りにくい90%残量のものよりはマシ。結局、またまた同じ自転車に乗り換え、先に進むことにしました。

その先すぐのところにある芝浦ヘリポートを地上から軽く見学したあとは、五色橋を通って南下を続けました。

※芝浦ヘリポートのすぐ南にある橋が五色橋です(ヘリポートのビル名称は五色橋ビル)。
この橋は、幻の1940年東京五輪会場へ渡るために架橋された橋で、さらに1964年東京五輪に備えて架け替えられたという、五輪の申し子のような橋です。橋の名称も五輪にちなんでいます。
レインボーブリッジ(七色橋)の直後に渡るとは、なんとも不思議(SF)な感じ。晴海を見た後に、この橋を見て、そして名前の付いたビルにあるヘリポートを見るという、東京五輪イヤーにふさわしい弾丸訪問となりました。
今年のパラリンピックは多様性で多彩でしたし、開会式はパラエアポートでしたし、その翌日は羽田開港90周年でしたし、空港も橋もヒトモノコトを結ぶものですから、なんだか羽田>東京>日本と関係が深い空港マニアとしては、こういう、東京ならではかつ五輪ならではかつ航空ならではの場所を五輪イヤーになんとか訪れることが出来たのは感慨深いです。
五輪のレガシーとは、普段の生活に溶け込んで、ふとした時に感じるものであることに気付かされました。
※ちなみに、海外では、レインボーは性の多様性の象徴です。オリンピックが五色なら、パラリンピックはレインボー(日本では七色)と言えます。いずれの大会も初めて二回行われた唯一の都市、東京では、港区海岸でなら五色も七色も体感できます。(芝浦ヘリポートからも同時に見下ろせますね。)


202112a041.jpg
東京にある五色橋と五色橋ビル(芝浦ヘリポート)を東京五輪イヤーに。
この橋、世界の架け橋の玄関口羽田空港アクセスの東京モノレールからも良く見えます。
七色橋のあとに五色橋で、多彩な多様性とヒトモノコトの架け橋を考えさせられました。


■なんとか間に合った夕日
五色橋を渡った後は、未明に来た経路を引き返すのみ。
天王洲で天王洲ピアに寄った以外は、六郷まで一気に進みました。

202112a042.jpg
10月には未明の暗い時間に寄っただけの天王洲ピア桟橋。
天王洲ふれあい橋側は人が結構いましたが、桟橋周辺は少なく密にならずに済みました。


六郷では、六郷文化センターで自転車を返却しました。
NX-TEC芝浦から六郷文化センターまでは走行距離約14キロ(全区間パワーモード走行)で、電池残量は40%→20%でした。ということで、今回は、約49キロ走行で90%→17%と合わせると、約63キロ走行で93%消費といった状況でした。

202112a043.jpg
今日は明るいうちに六郷文化センターに到着。
ここは比較的自転車が多いです。


六郷からはいつも徒歩帰り。3時間かけてヘトヘトに帰宅しました。
早く横浜からも都内と相互利用できるようにしてほしい、、、。

202112a044.jpg
明るい時間に六郷に着けたので、
六郷橋からは夕焼けに染まった富士山も見ることが出来ました。
(逆光補正済)


■今日の教訓!
都心の展望台はめざましが遅い←早朝の最高の光の中では見学不可
[T-CAT]テイクアウトが充実中←餃子の自販機も
[T-CAT]入国者送迎者乗場も新設←入国者がいる時があるので油断大敵
明石町は実は東京の表玄関←旧・東京税関発祥の地です
隅田川には簡易船着場あり←小型船が自由に使用できます
フジテレビから眺めは抜群←羽田方面は午前中逆光
カレッタ汐留から見られるのは南東方向←午前中は逆光
やっぱり駅前は密避けられない←人の出が全然違います
レインボーブリッジは冬南側のみ開放←都心方面は見られません
[芝浦ヘリポート]南に五色・東に七色←カラフル多彩な東京で多様性を体感

■実際の旅程
12/04 SAT
自   宅01:00(徒 歩)→04:30六郷BASE
六郷BAS04:30(自転車1)→06:00[東京シティエア ターミナル(T-CAT)]
[TCAT]07:00(自転車1)→07:15箱 崎(船)
箱 崎 船07:15(自転車1)→07:30明石町(船)
明石町 船07:30(自転車1)→07:35史跡運上所跡 東京税関発祥之地
運上所跡 07:35(自転車1)→07:45勝鬨橋(船)
勝鬨橋 船07:45(自転車1)→08:00勝どきマリーナ(船)
勝どきマ船08:00(自転車1)→08:15越中島(船)
越中島 船08:45(自転車1)→09:00豊洲三丁目(船)
豊洲三丁船09:00(自転車1)→09:30お台場海浜公園
お台場海浜09:50(自転車1)→10:00フジテレビ球体展望台
フジテレビ10:30(自転車1)→11:00カレッタ汐留レストランフロア
カレタ汐留11:30(自転車1)→11:45[警視庁本部屋上ヘリポート](地上から見るだけ)
[警視庁本]11:45(自転車1)→12:00[中央合同庁舎第2号館ヘリポート](地上から見るだけ)
[中央合同]12:00(自転車1)→12:30[アークヒルズヘリポート](地上から見るだけ)
[アークH]12:30(自転車1)→13:30レインボーブリッジ芝浦側
レインボー14:00(自転車2)→14:30[芝浦ヘリポート](地上から見るだけ)
[芝浦 H]14:30(自転車2)→14:45天王洲ピア(船)
天王洲ピ船14:45(自転車2)→16:00六郷文化センター
六郷文化セ16:00(徒 歩)→19:00自   宅





空港検疫ありがとう
ウイルス流入阻止へ水際で頑張る皆様を応援します
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2021年12月03日

めざましな高台でCATch(旅行前)

※本旅行記は2022年1月に公開したものです。



■2021.11 (東京シティエア ターミナル)の旅行前


■都区内第三弾は空港、ヘリポートに続く空港要素CAT
電光石火の空港訪問も第六弾になりました。
国内の感染が下火の間に、長らくご無沙汰の調査をするため、10月から、東京へリポート、東京国際(羽田)、調布と調査。前回は、東京周辺の非公共用ヘリポートへも触手を伸ばしました。

都内第一弾は東京へリポートメイン、第二弾は調布メイン、第三弾は急きょの羽田、第四弾は横浜を跨ぎ、第五弾は都区内の非公共ヘリポートメインでした。
今回は、実質都区内第三弾として、空港要素としては、シティエアターミナル(CAT)に狙いを定めました。

ということで、東京シティエア ターミナル(T-CAT)メインでの訪問を計画しました。

■都内のヘリポートは高い所から見るしかない
これまでの電光石火訪問では、ついでに東京港の様々な船着場にも訪れていましたが、訪問後の調査で、次から次へと空港ネタが出てくる事態になっていました。ヘリポートについても同じで、あらかじめしっかり調べておく重要性を実感していました。

まずは第一弾で10月下旬に、事前に対して調べもせずに、東京都唯一の公共用ヘリポートである東京へリポートを訪問しました。
その後調べてみたら、都内には数多くの非公共用へリポートがあることが判明。そこで、第五弾となった11月下旬には浦安ヘリポートをメインに訪問しました。
この時に、東京朝日ヘリポートと芝浦ヘリポートにも訪れました。ところが、これらのヘリポートは建物の屋上のあるヘリポートで、地上からだと何がなんだから分からないんですね。

何とかならないかと悩んだところ、前回の電光石火訪問で、川崎マリエンを訪問したことを思い出し、高い場所から見れば良いことに気が付きました
明るい時間に建物の中に入るということは、密になるリスクがあるわけですが、川崎マリエンは、街から遠い沿岸部にあったこともあり、密にならずに訪問が出来ています。
そこで、今回は、新訪問の警視庁本部屋上、中央合同庁舎第2号館、アークヒルズに加え、東京朝日、芝浦の非公共用ヘリポートを、密にならずに写せる高い場所から狙うことに決定。T-CAT、非公共用ヘリポート、ついでに東京港の船着場を回る行程を組みました。

まず、今回の訪問の制約を。
・T-CAT
 バスターミナルなので、昼間訪問では人が多く密になる可能性があります。
 5時台にはバスが動き始めていて開館しているのがT-CATの良い所。
 できるだけ早朝に見学を済ませることで、他人から逃げ切ることにしました。
・非公共用ヘリポート
 地上からは、周辺道路からの撮影になります。
 周囲の人は次から次へと通過していくだけなので密状態を避けやすいです。
 このため、訪問時刻を考慮する必要はなく、日中でなんとかなりそうです。
 特に警視庁本部屋上、中央合同庁舎第2号館は官庁街。
 土曜日なら通りを行き交う人は少ないはずです。
 都心は土地が平らなので、地面で見るとなかなか高い場所が見当たりません。
 しかし、高層ビルはたくさん建っています。
 ヘリポートを写せる高い場所を検討した結果、周りの建物状況に依りますが、
 ・警視庁/合同庁舎/アークヒルズ⇒東京タワーや六本木ヒルズ、丸ビル
 ・芝浦⇒フジテレビやレインボーブリッジ
 ・東京朝日⇒カレッタ汐留
 以上の場所にそれぞれある展望台から狙えそう
でした。
 ちなみに東京へリポートは葛西臨海公園の大観覧車から丸見えです。
 しかし、今回は少し遠出になってしまうのでパスしました。

 それぞれの開館時間は、以下の通りでした。
 ・東京タワー:コロナ時短で午前10時〜
 ・六本木ヒルズ:午前10時〜
 ・丸ビル:午前11時〜
 ・フジテレビ:午前10時〜
 ・レインボーブリッジ:午前10時〜
 ・カレッタ汐留:午前11時〜
 冬の朝は富士山が非常に綺麗なのに、展望台の朝は遅すぎますね、、、。
 早朝に切り抜けられれば周囲の人が少ないのでしょうが、それは不可能でした。
・船着場
 今回は、T-CAT周辺の船着場のうち、これまで暗い時間帯にしか訪問できていない場所への再訪問を計画しました。
 いずれも周囲に焦点は少なく、人は多くないので、昼間訪問で問題ありません。


■展望台の時間に引っ張られ、大回り
前々回、前回同様、大田区まで徒歩、大田区からシェアサイクル利用としました。

まずはT-CATを7時くらいまでに訪問。その後、船着場に寄りながら都内の展望台を回る計画としました。
非公共用の中でも一般利用が可能な芝浦を最重要視したため、まずはフジテレビの訪問を確定しました。過去の電光石火訪問でお台場は10時台ならまだ空いていることは分かっていたので、10時の開館と同時に訪問し、人が増えて密になる前に去ることにしました。
そのままレインボーブリッジを渡ることもできますが、写せるのは同じ芝浦です。しかも、レインボーブリッジからはちょうど芝浦側の道路ループ部分でヘリポートは隠れてしまう可能性があるので、別の展望台へ行くことを優先しました。
そこでフジテレビからはまっすぐ汐留に向かい、カレッタ汐留を11時きっかりに訪問することにしました。11時にもなると、さすがに開店同時のタイミングを逃すと、人が増えて密になる可能性が高いです。東京タワーや丸ビル、六本木ヒルズといった、その他の展望台に行くのは諦めました。

※東京タワーはトップデッキが人数限定だったので密にならずに行けるかと思っていたのですが、ネット検索すると、なぜかツアーで複数人が団体で行動させられることが分かり、しかもこのコロナ禍に、狭いエレベータに押し込まれることが判明したので止めました。

T-CAT→フジテレビの移動は3時間ほどの余裕があります。
この間に、前回までに明るい時間帯に訪問できていない船着場と、ポツポツ取り逃がしていた船着場を回ることにしました。
また、カレッタ汐留の後は、都心の3つの非公共用ヘリポートを地上から訪問。最後に人が少なければレインボーブリッジ(芝浦側)に寄ることにしました。
カレッタ汐留が9時くらいから空いていれば、先に非公共用ヘリポートやカレッタを回り、お台場→芝浦をレインボーブリッジで短絡できたのに、少し残念な行程となりました。

六郷土手→T-CAT→箱崎(船)→明石町(船)→勝鬨橋(船)→越中島(船)→豊洲三丁目(船)→お台場フジテレビ→カレッタ汐留→警視庁本部屋上→中央合同庁舎第2号館→アークヒルズ→レインボーブリッジ(芝浦側)→六郷土手
という経路で回ることにしました。

アクセスの予約(なし)
今回も、COVID-19対策で不要不急の公共交通機関利用は利用しませんでした。シェアサイクル(大田区シティサイクル)を使用です。

現地移動の予約(なし)
当日購入なので、特に予約はありません。

宿泊の予約
日帰りなので宿泊もありませんでした。
■ここまでの教訓!
東京の展望台は朝が遅い
東京のヘリポートは高台からしか覗けない←高層棟多いのに展望台は意外と少ない

■今回の予定旅程
12/04 SAT
◆はこれまで近くを通りながら逃していた船着場
自   宅00:30(徒 歩)→04:00六郷BASE
六郷BAS04:00(自転車)→06:00[東京シティエア ターミナル(T-CAT)]
[TCAT]07:00(自転車)→07:15箱 崎(船)
箱 崎 船07:15(自転車)→07:30明石町(船)
明石町 船07:30(自転車)→07:45勝鬨橋(船)◆
勝鬨橋 船07:45(自転車)→08:15越中島(船)
越中島 船08:15(自転車)→08:30豊洲三丁目(船)◆
豊洲三丁船08:30(自転車)→10:00お台場フジテレビ球体展望台
フジテレビ10:30(自転車)→11:00カレッタ汐留レストランフロア
カレタ汐留11:15(自転車)→11:30[警視庁本部屋上ヘリポート](地上から見るだけ)
[警視庁本]11:30(自転車)→11:30[中央合同庁舎第2号館ヘリポート](地上から見るだけ)
[中央合同]11:30(自転車)→11:45[アークヒルズヘリポート](地上から見るだけ)
[アークH]11:45(自転車)→12:15レインボーブリッジ芝浦側
レインボー12:30(自転車)→14:00六郷土手
六郷土手 14:00(徒 歩)→17:00自   宅

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2021年11月28日

富士を眺めに東京Hへ(旅行後)

※本旅行記は2021年12月に公開したものです。



■2021.11 (東京へリポート)の旅行後

ここのところ、富士を眺めにシリーズとしていくつかの旅行記を取り上げてきました。
関東地方は、冬は富士山が特にきれいに見える季節です。立て続けの見学の中で、富士山と絡めることを狙ってきました。
そこで今回は、空港やヘリポートを通して富士山を眺められ「そうな」場所を取り上げていきます。

■羽田空港は千葉から狙う
まずは、関東平野にある主な空港などから。
東京国際空港(羽田空港)や東京へリポートでは、その敷地周りから富士山を眺めることが出来ます。

東京へリポート
今回訪れた東京へリポートでは、新木場緑道公園のヘリポート北端付近か南端付近で一緒に撮影が可能です。
そして、旅行記内でも書きましたが、葛西臨海公園の西なぎさ辺りは抜群の距離感で撮影が可能です。今回乗っていませんが、大観覧車も、微妙にずれていますが、ギリギリ東京へリポートと富士山のコラボが可能と思われます(富士山が右奥・東京へリポートはやや左に展開のはず)。

202111C000.jpg
葛西臨海公園から見た、東京へリポートと富士山


東京国際空港
羽田空港の場合、第1ターミナルから眺める富士山は、第3ターミナルを絡められるので、有名です。
では、第1ターミナルや第2ターミナル、管制塔などを絡められないかと思いますが、残念ながら富士山の真反対は東京湾の海の上。そう簡単には写せません。その延長を伸ばしていくと、かなりの望遠レンズが必要になりますが、千葉みなと周辺が羽田空港を通して富士山が見える位置になります。
千葉ポートタワーなら、少し高い位置から撮影ができるので、少しは航空機と絡めやすいかもしれません。

成田国際空港
同じ関東の成田国際空港は、富士山-成田の延長上に高い建物や山などがなく、望遠カメラがあったとしても、撮影は難しいです。

調布飛行場
調布飛行場は、富士山-調布飛行場間に高い建物があるので富士山撮影が難しいことは、以前の旅行記(https://johokotu.seesaa.net/article/484252982.html)でも書きました。ちょうど富士山-調布飛行場ライン上反対側のすぐ東側(国立天文台脇)に高台がありますが、それほど高くもないので、富士山絡めの撮影は難しいです。
延長上の高い建物としては、サンシャイン60や練馬区役所がありますが、少しずれています(サンシャイン60は富士山が左奥・調布飛行場はやや右に展開。/練馬区役所はその逆ですが、そもそも高さが厳しいと思われます)。

サンシャイン60では、毎日の展望をツイートしていますので、ご参考に。
https://sunshinecity.jp/observatory/

ホンダエアポート
ホンダエアポートは荒川対岸からきれいに見えるはずです。
ちなみにこのあたりから見える富士山は、手前の山が低いので、関東平野の中でも下の方まできれいに見えるエリアです。


■東京大島かめりあ空港や静岡富士山空港でも
大島空港
ターミナルから綺麗に富士山が見える空港です。
富士山-空港のライン上だと、割れ目火口(1986年C火口列)が空港から見て富士山の反対側にあり、高い標高から空港を通した富士山を眺められます。(少しズレています)
真反対で見られるのは、都道207号線三原山登山道路からです。
※いずれも以前の旅行記で取り上げています。(https://johokotu.seesaa.net/article/464173164.html

静岡空港
静岡もターミナル地区から富士山を眺められる空港です。そもそもターミナルを富士山方向に向け、愛称も富士山ですから、富士山の眺めが良いのは当たり前です。
ところが、空港を通して富士山を見るのは結構大変です。
富士山-空港ラインの空港の真反対にある勝間田城趾やその周辺から見えるようです。しかし、空港自体が台地の上にあって標高が高いため、見えるのはターミナル地区の建物だけで、滑走路などは隠れてしまいます。



飛行機に乗って空に上がれば富士山はよく見えます。また、首都東京の空港からごくごく普通に富士山が見えるため、空港を絡めた富士山は簡単に撮影できそうに思えます。
しかし、こうやって見ていくと、空港を絡めた富士山を見るのはなかなか難しいことが分かります。

街の中にある空港やヘリポートは建物で隠れてしまいますし、人家が無いエリアは、富士山の真反対に道がなくて行けないということもしばしばです。
富士山と飛行機という写真はよく見かけますが、富士山と飛行機+空港(ターミナル等)という組合せがなかなか無いのは、そもそも見づらいからかもしれません。

そんな風景を気軽に撮れる羽田空港は貴重な存在なのかもしれませんし、葛西臨海公園から眺めた東京ヘリポートとか、都道207号線三原山登山道路から見た大島空港は、非常に珍しいベストオブ富士山エアポート風景なのかもしれません。


今回は、昨年10月、先月に引き続き、ヘリポート見学するためにとにかく屁理屈を並べてみました。STAY HOMEを頑張ったり、仕事で仕方なく空港を利用する人が大勢いる中で、独り善がりの考えでヘリポート訪問をしてしまいましたので、今回の記事にご不満やズルいぞ、という方も大勢いらっしゃると思います。
一応、他人を感染させるリスクは最大限低減する動きをしたつもりですので、ご容赦いただきたいですが、何だかモヤモヤ訪問でした。

観光に来る外国人が急増したあと激減して、富士山の魅力に気付かされたという人も多いと思います。静岡と山梨が富士山を取り合いしていますが、関東平野にいる人にとっても、富士山は特別な存在です。
今は、富士が最も美しく見える季節。空港とのコラボ風景をゆっくり楽しめればなあと思いつつ、今回のも〆といたします。





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2021年11月27日

富士を眺めに東京Hへ(1日目)

※本旅行記は2021年12月に公開したものです。



■2021.11.27 (自宅)→(東京へリポート)→(自宅)

■コンビニ発券でも同じ値段だった、、、
電光石火の空港訪問第五弾。
10月から4回目のシェアサイクル利用です。

今回は、家を少し出るのが遅くなり、六郷橋を渡ったところで3時15分でした。
蒲田まで向かうと出発が4時になってしまいます。
そこで、手数料がかかってもしょうがないと、コンビニ発券を活用。六郷橋から二番目に近い、六郷BASEの貸し出しポートで自転車を借りることにし、すぐそばのファミリーマートで1日券を購入しました。
手数料がかかるのかと思ったら不要で、いつも通りの1,650円でした。

※自動販売機で買うのと同じ値段でしたが、コンビニ発券の場合、自転車のキーはいちいち暗証番号入力が必要になりました。この暗証番号は、購入したチケットに記載されているID番号とパスワードで自転車番号を入力後、サイトに表示される番号(4桁の数字)になります。4桁ですから、1台で済む場合は1回覚えれば良いのであまり問題はないです。しかし、自転車を変更するたびに、暗証番号が変わるのが微妙に面倒でした。なにより、自転車を変更するのは時間が経過してからなので、セキュリティ上の時間切れでいちいち再度ID番号とパスワード入力が必要になってしまいました。これが大文字・小文字含めた桁数の多い入力でかなりの手間でした。

202111C001.jpg
1日券を購入したファミリーマート大田南六郷三丁目店。
真っ暗な中で今日も始まります。


■いきなり2つの船着場が工事中
今回は、六郷BASEで100%充電の自転車にありつけたので、3時半、心地よいスタートを切れました。
今回は、新木場〜浦安間がポートがない、進行場所にたくさんのポートがあるので、無駄遣いを全く気にすることなくパワーモードで進みます。

10分強で最初の目的地、夫婦橋親水公園に到着。ところが、船着場は公園一帯で工事中でした。

・夫婦橋親水公園船着場:
 行政設置(大田区)、河川区域内
 ・定期船就航無し
 ※共同荷揚場跡地という歴史ある場所です。

202111C002.jpg
夫婦橋親水公園は工事中で中に入ることもできませんでした。


仕方がないので先を急ぎます。
第一京浜は未明時間帯で車が少なかったのでスイスイ北上でき、30分ほどで東海橋船着場に到着しました。
ところが、ここも工事中でした。

・東海橋船着場:
 行政設置(品川区)、河川区域内
 ・定期船就航無し

202111C003.jpg
まさかの最初の2か所が連続で工事中とは、、、。
東海橋船着場は目黒川の河川船着場。新馬場駅前にありアクセス抜群です。


■品川、田町の防災船着場は水上タクシーの拠点
東海橋からは、わずか5分ほどで天王洲ヤマツピアへ。
建物から先の遊歩道部分には昼にならないとは入れなかったので、橋の上から軽く撮影をしただけで、先へ進みました。

天王洲から10分ほど北上したところで、品川防災船着場にたどり着きました。

・品川防災船着場:
 行政設置(東京都)
 ・定期船就航無し
 ・TOKYO WATER TAXIが就航

202111C004.jpg
北風が強く、旗がバタバタ揺れていた品川防災船着場。
電灯があって比較的明るいです。


さらに北上し、田町防災船着場までは約10分。六郷土手から約1時間、4時半過ぎに到着できました。
品川と田町の防災船着場は、特別開放されていて、TOKYO WATER TAXIが拠点にしていました。

・田町防災船着場:
 行政設置(東京都)
 ・定期船就航無し
 ・TOKYO WATER TAXIが就航

202111C005.jpg
田町防災船着場は看板も立派で、非常に明るい所にありました。
TOKYO WATER TAXIが拠点にし、パンフレットも置かれていました。


■明石町は真っ暗で何も見えず
田町防災船着場からは一旦東進して、芝浦アイランド船着場(M.Iランチポート)へ。5分とかかりませんでした。
こちらは24時間営業のスーパーが目の前にあり、テラスもあることから、昼間の訪問は人が多そう。未明時間帯になんとしても寄り道しておきたかった場所でした。

芝浦を出た後は、海岸通りを北上。汐先橋から新大橋通りへと入ります。
その後墨田川沿いへ進路を取り、明石町を目指しました。

202111C006.jpg
旧築地市場前の仮囲いでは、
まだミライトワとソメイティが笑顔を振りまいていました。


芝浦から聖路加タワーの根元までは30分弱で着けました。
しかし、川沿いの遊歩道に出たところ、街路灯がほぼなく真っ暗。明石町防災船着場(聖路加ガーデン前のりば)はまったく見えませんでした。こういう時、日の出の遅い冬場はもったいないと感じます。

・明石町防災船着場(聖路加ガーデン前のりば):
 行政設置(東京都)、河川区域内
 ・東京都公園協会 東京水辺ライン お台場方面、浅草方面

202111C007.jpg
照明が一切なく、ただの真っ暗桟橋だった明石町船着場。
後方に見える勝鬨橋はきれいでした。


■新川も工事中、越中島も光無し
真っ暗な明石町は早々に切り上げ、さらに北上を続けます。
新川防災船着場までは10分かかりませんでしたが、なんと、ここも工事中でした。

※3か所の船着場が工事中であることを書きましたが、実は今回訪問した船着場では、それ以外も結構多くの船着場で何らかの工事をしていました。このうち、明石町や越中島では案内看板を設置する工事が行われていました。
数年後に舟運を活性化させるために準備をしている段階だったのかもしれません(時期尚早だった???)。


・新川防災船着場:
 行政設置(東京都)、河川区域内
 ・定期船就航無し

202111C008.jpg
工事中で橋の上からしか狙えなかった新川船着場。
深夜から頑張ってアクセスしたのに、さすがに3か所も工事中だとへこみます。


そのまま中央大橋を渡り、佃地区を経由して越中島防災船着場(越中島発着場)へと渡りました。こちらも桟橋部は暗くあまりよく見えませんでした。
越中島の時点で5時半でした。

・越中島防災船着場(越中島発着場):
 行政設置(東京都)、河川区域内
 ・東京都公園協会 東京水辺ライン お台場方面、浅草方面

202111C009.jpg
越中島防災船着場には待合所の建物がありました。
桟橋までは1分ほど歩きます。


■豊洲以外の立ち寄りを断念し浦安へ急ぐ
6時半には浦安ヘリポートに着きたかったですが、ここからまだ15キロほどあります。
そこで少し先を急ぐことにしました。当初の予定と順番を変更。昼間は人が多そうな豊洲と完全に通行途中の旧東京へリポート跡地だけは先に寄るとして、少し遠回りになる豊洲ぐるり公園、夢の島、夢の島マリーナは後回しにすることにしました。

アーバンドッグららぽーと豊洲には15分ほどで到達。そこから旧東京へリポート跡地である辰巳の森海浜公園までも15分ほどで、6時に立ち寄ることが出来ました。

ここで電池の残量を確認すると、まだ60%残っていたため、このまま進むことに決めました。

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旧東京へリポート跡地も活用してできた辰巳の森海浜公園。
かつて、写真の南西側の入口付近に、三つ目通りに並行して格納庫が並び、
写真正面辺りにちょうど格納庫などがあったそうです。


■浦安からは富士と羽田のコラボ絶景を見られる
ここからは、舞浜まで一気に進みます。
東京辰巳国際水泳場の脇で国道357号線に出たら、そのまま西進を開始しました。自転車はほぼ歩道通行を指示されたため、まずは北側の歩道を東に進みました。
夢の島新木場を通過したら荒川を渡り葛西へ。葛西臨海公園前交差点を歩道橋で通過して南の歩道に転じた後は、旧江戸川を渡ると、あっという間に千葉県浦安市舞浜へ入り込めました。
途中の荒川と旧江戸川の橋は急坂でしたが、アシスト自転車だったので、スイスイ進めました。
浦安ヘリポートには、6時45分ごろたどり着きました。

※国道357号線は大規模に自動車道路として整備しされています。歩道はあるものの、交差する道路は自動車優先で横断歩道がない所も多く、何度も歩道橋に上がったり下がったりで、特に葛西地区の行き来が大変でした。往路は、葛西中央通りを直線的に横断することが出来ず、ロッテ葛西ゴルフ前の信号までの往復700メートルほど余計に走行させられました。

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浦安ヘリポートは海沿いにあり、遊歩道から眺めることが可能です。
すぐ後ろに見えるのは、東京ディズニーシーのR7駐車場です。

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ヘリポート横の遊歩道から見えた海沿いの風景。
東京湾の向こうに東京南部エリアが見通せます。

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ということで、拡大写真を。
(左)中央やや左寄りを望遠で覗いたら羽田空港も。D滑走路を進むANA機材が見えました。
(右)ヘリポートの待合所付近まで少し西側に移動して望遠で撮ったところ。右に東京ディズニーシー、奥には富士山が非常にきれいなお姿を見せてくれました。
(写真をクリックすると拡大できます)


■日本一の観光スポットに立ち寄らず舞浜を去る

浦安ヘリポートを出た後は、すぐに引き返しです。
舞浜に降り立ったのに、東京ディズニーリゾートはほぼ眺めることもできずに葛西臨海公園へ戻りました。
旧江戸川を渡った後、しばらく公園側へ進めなかったため、だいぶ走って中央入口から入り込み、海沿いへと出ました。
葛西臨海公園の乗船場は中央から線対称に2か所あり、東側が葛西臨海公園、西側が葛西海浜公園ということになっています。

・葛西臨海公園防災船着場:
 行政設置(東京都)、河川区域内
 ・東京都公園協会 東京水辺ライン お台場方面、浅草方面(特定日運航)

・葛西海浜公園船着場:
 行政設置(東京都)、河川区域内
 ・定期便就航無し

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東側の桟橋に定期便(特定日運航)が就航しています。
桟橋の目の前にガラス張りの立派なターミナルがありましたが、施錠されていました。

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西側の乗船場はやや朽ち果てた感じ。待合所を併設した建物は歩道を挟んだ陸側にありました。
富士山がきれいに見えました。


今回は、富士山の見える方角を事前調査していました。
東京へリポート越しの富士山が、西なぎさの先から見えそうだったので、期待してきたのですが、西なぎさは夜間閉鎖中で入り込めず、断念せざるを得ませんでした。
しかし、西なぎさに行かなくても、その手前から非常にきれいに富士山が見えており、東京へリポート越しの富士山を眺めることが出来ました(旅行後で詳しく・・・)。


■葛西の道は自転車に優しくない
葛西臨海公園を出た後は、東京へリポートへ向かいます。
荒川河口まで出ると、旧江戸川側と同じように橋の上に行けるのか不明だったので、大観覧車近くの出口から出て、南側歩道を進もうとしました。
ところが、荒川河口橋には南側に歩道はなく、ぐるりと北側に回り込まねばなりませんでした。
葛西臨海公園周辺は、歩道橋にのぼらなくては道路も渡れない場所が多く、とにかく自転車に優しくない印象でした。

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大観覧車を超えると上下動がきつそうだったので、
公園西側の人通りの少ない道を進んだところ、
東京2020オリンピックのカヌースラローム会場を眺めることが出来ました。


■東京へリポートから富士山が見えるのか、、、結果は△
東京へリポートの東側にある新木場緑道公園には8時少し前にたどり着きました。
ここまで来ると、ヘリポートの格納庫とその向こうにある建物のせいで、富士山が隠れがち。期待していた管制塔越しの富士山は見られませんでした。

公園内からヘリポート越しに富士山が見えたのは、
 ・北端付近
 ・中央からは格納庫越しに山頂だけ
 ・南端付近
ぐらいでした。


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機材と富士山が最もよくマッチして写せたのは北端側でした。
ごくわずかですが建物が建っていない場所があったために見ることができました。

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管制塔越しは無理ですが、中央の見学広場の一番南側からも富士山を眺めることができます。
どこにあるか分かりますか?

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正解は、上の写真の左の方、警視庁航空隊の格納庫の上です。
わずかに山頂付近のみを見ることが出来ます。

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南端付近まで来ると、左側によく見えるようになります。
こちらは機材越しに撮るのは難しそうです。


■夢の島は実は空スポットでもある
昼が近くなると、公園に出てくる人が増えそうなので、東京臨海広域防災公園へ急ぎたかったですが、先ほど新木場地区は素通りしてしまったので、夢の島マリーナ夢の島乗船場に寄りました。
夢の島マリーナは都内最大級のマリーナで、立派な建物もありましたが、まだ開店前でした。

ここで電池残量が少なかったので、新しい自転車に交換しました。

未明に六郷BASEで借りてから夢の島マリーナまでは走行距離約52キロ(ほぼパワーモード走行)で、電池残量は100%→19%でした。

※夢の島には都内最大級のマリーナがあるので完全な海スポットと思われがちです。しかし、元々東京市飛行場を建設しようとしていた場所で、空スポットと言える場所です。太平洋戦争直前のちょうど80年前に計画が中止になっています。
この埋立地は、昭和30年代から、ごみを焼却せずに埋め立てはじめたため、昭和40年代にはハエの大量発生などの事件発生。ごみの島として全国に知れ渡っています。ということで、現場を見たことない人は最悪な印象しかないと思うのですが、現在は緑豊かな人工島で市民の憩いの場所になっています。


・東京夢の島マリーナ:
 民間設置(スバル興業)、ターミナルあり(マリンセンター)
 ・定期便就航無し

・夢の島乗船場:
 行政設置(江東区)
 ・定期便就航無し

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夢の島マリーナで自転車を交換。
初めての交換で暗証番号入力にアタフタしている間、
開店間近だったこともあってか、ここまで来る人が何人かいました。

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マリーナ区域のすぐ近くに夢の島乗船場があります。
水上バスが一時期利用していたようです。
後方は砂町運河に架かる夢の島大橋。


■実は空成分満載の有明・東雲
夢の島を見た後は、国道357号線に戻り、西進を再開。東京臨海広域防災公園には9時ころに着きました。
この公園は、災害時発生時に防災拠点となる公園です。北東端に災害時にヘリポートになる区画があるほか、テントを張る区画などは普段広場として開放されています。随所に説明板などがあるので防災公園であることが意識できるほか、北西部には「そなエリア東京」という見学施設もありました。

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「そなエリア東京」屋上から見たヘリポート区画。
駐機エリアも多数準備されています。

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ヘリポートを南側から有明JCT方向に見た様子。
かつて東雲飛行場がギリギリ公園にかからないぐらいのところから
北北東方向にありました。航空施設が引き継がれたような状況です。


「そなエリア東京」が9時半開館で、屋上からヘリポート区画を覗けそうだったので、開館まで待つことにしました。少し時間があるので、その間に、この公園の北側にかつてあった東雲飛行場跡地を見て回りました。
公園の人出も少なく、これなら大丈夫そうだと思っていたのですが、「そなエリア東京」に戻ったら、開館と同時に観光バスが到着し、団体が見学に訪れていました(1階で暫く待機していただけだったので、屋上も展示を見るのも密にならずに済みました)。

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東雲飛行場跡地を南側から見た所。
ちょうど有明JCTが南端付近で、その北北東方向に都橋通り手前まで滑走路が伸びていました。
現在は、完全に区画が変えられ面影はありません。

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「そなエリア東京」は、災害時には、防災拠点本部棟として使われる施設です。
普段は様々な展示を見ることが出来ます。
シンゴジラのロケで使われたことをとてもPRしていました。


■豊洲を再訪問、店舗開店前で密にならず見学
防災公園からは、豊洲ぐるり公園乗船場へ。10時頃着いたら、水陸両用車用のスロープの準備を進めていました。

・豊洲ぐるり公園乗船場/豊洲五丁目スロープ:
 行政設置(江東区)、指定管理(豊洲パークマネジメントJV)
 ・定期便就航無し(スロープを定期的に利用する水陸便あり)

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豊洲に行く手前で見られたオリンピックの残骸。
有明コロシアムもオリンピックの会場でした。

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水陸両用車用のスロープがある豊洲ぐるり公園乗船場。
日の丸自動車興業のスカイダックが運航しています。


だいぶ人が多くなってきましたが、ちょうど通り道沿いにあるので、一か八かで(アーバンドッグららぽーと豊洲)に再チャレンジすることにしました。
目の前にあるららぽーとが9時開店だと人が多い可能性がありましたが、飲食店は11時にならないと開かないほど。船着場周辺の公園区画はまだお店の準備中のところが多かったせいで、船着場周辺にはまだ人はあまりおらず、未明時間帯とは違った風景を楽しめました。

・アーバンドッグららぽーと豊洲:
 民間設置(三井不動産・石川島播磨重工業)
 ・東京都観光汽船 ウォーターズ竹芝方面・浅草方面
 ・観光汽船興業 アーバンランチ ウォーターズ竹芝方面・日の出方面・台場方面

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未明時間帯は閉じていた橋が、船の運航の準備の為か、跳ね上がっていました。
未明と朝で比較してみました。

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旧石川島播磨重工業の造船ドック跡地を活用した特徴的な船着場です。
ららぽーとが目の前にあり、豊洲駅からも近いため、利便性は高いです。


■一気に都心方面へ
今日は、ヘリポートへ行くのが最優先。この後は、しながわ中央公園へ行かねばならなかったため、未明時間帯に光線不足で全く写せなかった越中島、明石町に再び寄り道するのは断念しました。
豊洲からは朝潮運河船着場(朝潮小型船のりば)へと移動しました。

・朝潮運河船着場(朝潮小型船のりば):
 行政設置(中央区)
 ・東京湾クルージング 東京湾ライナー 日本橋方面

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春海橋で晴海へと渡ったら、BRTターミナルが出来ていました。
ちょっとおしゃれになった普通のバス路線にしか見えないのですが、
その手界隈では、結構話題になった新交通システムです。

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朝潮小型船のりばは、黎明橋公園の目の前にありました。


朝潮からは、最短経路で環状二号線経由で築地へと進み、浜離宮恩賜公園を回り込みました。一気に都心へ近づきました。

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築地大橋から築地市場跡地を眺めたところ。
目の前は新橋エリアの高層ビル群です。
正面の黄土色の建物が朝日新聞社東京本社で、屋上に非公共用ヘリポートがあります。


■竹芝も拍子抜けするほど人が少ない
竹芝地区に入り込んだのは10時半過ぎでした。
前回ここを通ったときは、12時前で人だらけでしたが、今日は全然人がいませんでした。
そこでウォーターズ竹芝の桟橋を見学。その後、日の出ふ頭のHi-NODEを見学しました。船着場周辺の飲食店は11時開店だったので、人が来る前になんとか訪問することが出来た感じでした。

Hi-NODEで初めてポートに一時駐輪したのですが、一定時間を過ぎると自動で返却処理されてしまいました。まだ30%は残っていましたが、少し走りづらい自転車だったので、ちょうど良い機会だと、90%残量の新しめのチャリに乗り換えました。
夢の島マリーナからHi-NODEまでは走行距離約16キロ(ほぼパワーモード走行)で、電池残量は80%→30%でした。走りづらかったせいか、電力消費も多かった印象でした。

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人があまりいなかったウォーターズ竹芝。
まだ店舗が開いていないことで、客も来ていないようでした。

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Hi-NODEは11時の飲食店開店と同時に人が来ていました。
前回人だらけで写せなかったロビー部分をうまく撮影することが出来ました。


■人が少ないならどこも再訪問してしまえ〜
ここまで人がいないならと芝浦アイランドの船着場にも再び寄り道。テラス席には人はいましたが、人数は少なく、密になるようなことはありませんでした。
そのあとは、すぐ南側にある芝浦ヘリポートを対岸から眺めました。

・芝浦アイランド船着場(M.Iランチポート):
 民間設置(芝浦アイランド)
 ・観光汽船興業 アーバンランチ お台場方面

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再度訪れた芝浦アイランドの船着場。
やはり明るい方が良い写真が撮れます。

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芝浦ヘリポートは倉庫建物の屋上にあります。
下から見ると、ヘリパッドが飛び出ているのが良く見えました。


東品川二丁目防災桟橋に立ち寄った後、天王洲ヤマツピアも通り道だったので再び寄り道。ここも人はほぼいませんでした。

・東品川二丁目防災桟橋:
 行政設置(品川区)
 ・定期便就航無し

・天王洲ヤマツピア:
 民間設置(天王洲ヤマツピア(ジール))
 ・定期便就航無し
 ※東京国際空港との間で実証実験運航あり

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天王洲ヤマツピアにも再訪問。
下の遊歩道部分にも降りることが出来ました。


■大井町は人だらけも公園は人が分散
ただ、人出が少なかったのは、海沿いだったからのようです。
その後は、大井町駅前を通ってしながわ中央公園へ行きましたが、大井町駅前は人だらけでした。結局人は商店に行くんですね。

しながわ中央公園は駅前にある上あまり広くないので、人出が心配でした。最悪、現場を見て混んでいるようなら寄らない判断もしようと構えていきました。ところが、なぜか皆端の方で遊んでいたので、全く密にならずに切り抜けられました。

しながわ中央公園を見たことで、公共用として東京、非公共用として浦安、東京朝日、芝浦、災害時用として東京臨海広域防災公園、しながわ中央公園の合計6か所のヘリポートの見学を完了できました。

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しながわ中央公園は、災害時にヘリコプターが下りられるように設計されています。
テント張ってる家族連れが何組かいましたが、何とか人が目立たない撮影が出来ました。


■大井競馬場周辺は遊び系船着場の宝庫
このあとは、大井競馬場周辺へ。かつて定期便が発着していた3つの船着場(大井ふ頭中央海浜公園大井競馬場しながわ水族館)が集中していたので、それらと、定期船は就航していないものの防災船着場となっている勝島一丁目防災船着場を見て回りました。
いずれも空成分でもあるモノレールとコラボできる、遊び場の船着場でした。

・大井ふ頭中央海浜公園船着場:
 行政設置(東京都)
 ・定期便就航無し

・大井競馬場船着場:
 民間設置(管理者確認できず)
 ・定期便就航無し

・しながわ水族館船着場:
 行政設置(品川区)
 ・定期便就航無し

・勝島一丁目防災船着場:
 民間設置(管理者確認できず)
 ・定期便就航無し

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大井ふ頭中央海浜公園。
かつて定期便が利用していた浮桟橋です。

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大井競馬場駅の目の前にある船着場。
大井ふ頭中央海浜公園からもすぐのところにあります。

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大井競馬場を巻いて進んだ先にあるのがしながわ水族館の船着場。
こちらもかつて定期便が発着していたものです。


さらに大田区に入った後は、大森ふるさとの浜辺公園に平成29年4月オープンの比較的新しい船着場がありました。こちらも遊び場の船着場です。

・大森ふるさとの浜辺公園船着場:
 行政設置(大田区)
 ・定期便就航無し

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大森ふるさとの浜辺公園は内川の河口にあります。


■東扇島へ珍しい人道トンネルでアクセス
これにて本日の訪問予定場所はすべて終了です。
時計を見ると13時半でしたが、なんだか全然疲れていません。商店のある駅近くでないと人出も多くなく感染リスクも低いので、もう少し足を延ばしてみることにしました。

ついでに行くことにしたのは、川崎の東扇島東公園です。先ほど見学したそなエリア東京の中で、同じ災害時防災拠点として、ここにも拠点があるとPRされており、災害時用のへリポートがあるとのことでした。公園ではありますが、駅から遠く、周囲に住宅地も商店もほとんどない場所なので、それほど人もいないだろうと踏みました。

ふるさとの浜辺公園からは、産業道路に出て南下してだいたい11キロです。
多摩川を渡って神奈川県に入った後は、小島新田の東側から殿町夜光線を南下し、国道132号線へ入りました。この道は千鳥町の工業地帯を抜ける道で、そのまま京浜運河を川崎港海底トンネルで渡ります。
このトンネルは、歩行者と自転車は車道を通ることが出来ません。一見、チャリでは、東扇島に行けないように見えるのですが、同じトンネルに、人道トンネルが設けられていて、そこを通って東扇島に渡ることが出来ました。

・東扇島浮桟橋:
 行政設置(川崎市)
 ・定期便就航無し

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千鳥公園にある換気塔に人道トンネルの入口があります。
川崎港として扱われている東扇島に歩行者や自転車が渡れる唯一のルートです。
トンネル内は撮影禁止なので外観のみです。

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東扇島に抜けた先は東扇島北公園に出ます。
この北側(写真奥)に川崎港で唯一観光船が発着できる東扇島浮桟橋が2016年に出来ました。
目の前に見えますが、写真奥側は本来は関係者以外立入禁止のエリアでした。(普通に立入可)


東扇島東公園は、ビーチバレー場やグラウンドもあるため、スポーツする人たちがいましたが、広い公園だったため、全く密にならずに済みました。
この公園も災害時は防災拠点として活用されるため、防災拠点の建物もありましたが、有明のように一般公開はされていませんでした。

※東扇島は、シビルポートアイランドと呼ばれ、昭和40年代に川崎の沖合で造成が始まった埋立地。平成になってから完成した新しいふ頭です。
川崎の埋立地はその多くが工業地帯ですが、東扇島だけは貨物船などが発着するふ頭として活用されています。工業地帯でも貨物ふ頭でも一般人はほとんど立ち入りできないのはあまり変わらないですが、東扇島だけは、公園も4か所あり、中央に川崎マリエンと言うコミュニティ施設も経っていて、一般人が訪問しやすい場所になっています。
川崎港で大型客船が着岸するときは、ここを使うことになります。


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だだっ広い空間が広がる東扇島東公園。ヘリ発着場所にはHマークも書かれています。
釣り禁止の公園なので、釣り人もおらず静かでした。
写真の左から右へ、東京国際空港(羽田空港)A/C滑走路に着陸する飛行機が見られます。


■今日初めての本格的施設内見学は羽田を高みの見物
せっかく東扇島に来たので、川崎マリエンにも寄ることにしました。
最上階の展望台は、夕日の名所としても知られているようで、砲丸カメラを持った人が数人富士山の夕暮れを狙っていましたが、訪問者はあまり多くなく、昼間の建物内なのに、全く密にならずに済みました。

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港湾施設に唐突に立つ川崎マリエン。港湾振興会館を観光地的に市民に開放しています。
敷地内にはスポーツ施設や公園も整備されています。
イベントがないとあまり人が訪れないのか、よくロケ地になっていますね。

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2階、川崎港と姉妹港になっているベトナム・ダナン港の展示コーナーがありました。
なんと、ベトナム航空のポスターが沢山貼られ、機内誌が置かれている空スポットでした。


川崎マリエンのタワー塔には地上51メートルの無料展望台があります。羽田空港を高い所から見られる最も近い建物(大井町辺りや川崎辺りと良い勝負ですが、無料展望台はそこにはないはず)でもあるので少し堪能しました。

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ということで羽田空港方面を眺めてみました。
意外と空港までは遠い印象でした。手前の工場地帯に隠れるようにターミナルなどが見えます。
都心のビル群は高さが高いので分かりやすいですが、空港は微妙。

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いろいろ拡大してみます。
(左上)管制塔方向。背が高いので見つけやすいです。駐機中の飛行機も若干見えます。
(右上)ターミナルは第1とP4駐車場、第2国際線施設が見えます。奥には夢の島と筑波山。
(左下)新整備場地区の格納庫群。奥に東京ゲートブリッジと葛西臨海公園の大観覧車あり。
(左下)D滑走路。東公園の建物が手前に。杭などがよく見えます。奥の対岸は習志野方面。
(各写真はクリックすると拡大できます。)


■浮島にも寄り道
東扇島では、少し長居をしてしまい、マリエンを出たのは16時過ぎでした。
このまま帰れば良かったのですが、せっかく川崎の沿岸部に来たので、さらについでで浮島町公園へ向かいました。

※浮島町公園は、羽田空港を対岸から眺められます。実はこれが主目的ではありませんでした。浮島町公園の西隣には、かつて川崎と木更津、宮崎を結んでいた旅客船のターミナルと船着場があったので、その状況を見に行きました。が、既に何もなくなっていました。
木更津航路は東京湾アクアラインで完全に立ち位置を失い、宮崎航路もその後長くは持ちませんでした。川崎-宮崎のカーフェリーは今年2021年が開設50周年の記念年だったのですが、2005年に廃止されています(宮崎カーフェリーがキャンペーンやってました)。


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国道409号線に出たあと、殿町IC付近にスカイブリッジの入口が整備中でした。
周りはだいぶ暗くなっており、なんとか明るいように見える写真にできました。

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殿町地区の最東端、浮島へ渡る多摩運河沿いにANAのケータリング施設がありました。
スカイブリッジが出来れば空港へのアクセスが抜群に良くなります。
奥に羽田空港が見えました。もう光が限界。

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浮島町公園に着いた時には真っ暗で肉眼ではほとんど見えませんでした。
カメラの集光機能を使ってかろうじて写せた1枚です。
写真の先に川崎港の旅客ターミナルと桟橋がありましたが、すべて撤去されています。


浮島町公園ではまだ17時だったのですが、流石は日没の早い時期。完全に真っ暗になりました。
フェリーターミナルはもうなくなっていたので、すぐそばの浮島バスターミナルを見学しました。東京湾アクアラインの開通で、船の代わりに重要な位置を占めるようになった道路側のターミナルでしたが、小さい路線バスの終点と言った感じでした。

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浮島バスターミナルは、川崎駅-木更津間のバスの拠点ターミナルです。
が、建物は小さな平屋で、トイレと自販機、休憩用のいすがあるだけです。
予約などは不要ですが、川崎駅で満席の場合は乗れず、何もないここに取り残されます。


■横浜に行きたいのに大田区に逆戻り
このまま川崎、もっと言えば横浜へ行ければ楽なのですが、東京都内のポートで借りたものは東京都内で返さなくてはなりません
仕方なく、六郷土手まで戻りました。
六郷に着いたのは18時ころ。いつもめんどくさい感じで、徒歩で横浜へ戻りました。

最後、Hi-NODEから六郷BASEまでは走行距離約49キロ(ほぼパワーモード走行)で、電池残量は90%→13%でした。

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六郷文化センターではなく、手前の六郷BASEで返却。
歩く距離はほとんど変わらなそうでした。


■今日の教訓!
docomoバイクシェア区部 コンビニも1日券は1650円←開錠操作が若干面倒です
都内の船着場は工事中多し←看板設置工事なども行われています。
一部の船着場は深夜は真っ暗←24時間活用は難しそうです
国道357号線葛西は歩道橋昇り降り覚悟で←歩道が突然途切れます
[浦安ヘリポート]富士がきれいな夢の世界←羽田も見えます
[東京ヘリポート]富士は空に上がってから←地上から見える位置は限定的
臨海部は空の跡地だらけ←東京市飛行場計画地、旧東京HP、旧東雲、、、
災害時のヘリ拠点はポツポツあり←使わないことを願いたいものです
臨海部なら11時までなら密避けられる←店舗開店時間前がポイント
駅前は密避けられない←人の出が全然違います
東扇島へは人道トンネルで←珍しい体験が可能です

■実際の旅程
11/27 SAT
自   宅00:00(徒 歩)→03:30六郷BASE
六郷BAS03:30(自転車1)→03:45夫婦橋親水公園(船)
夫婦橋 船03:45(自転車1)→04:15東海橋船着場(船)
東海橋 船04:15(自転車1)→04:20天王洲ヤマツピア(船)
ヤマツピア04:20(自転車1)→04:30品川防災船着場(船)
品川防災船04:30(自転車1)→04:40田町防災船着場(船)
田町防災船04:40(自転車1)→04:45芝浦アイランド船着場(船)
芝 浦 船04:45(自転車1)→05:15明石町防災船着場(船)
明石防災船05:15(自転車1)→05:20新川防災船着場(船)
新川防災船05:20(自転車1)→05:30越中島防災船着場(船)
越中防災船05:30(自転車1)→05:45アーバンドッグららぽーと豊洲(船)
豊 洲 船05:45(自転車1)→06:00辰巳の森海浜公園(旧東京へリポート跡地)
辰巳の森公06:00(自転車1)→06:45[浦安ヘリポート]
[浦安ヘリポート]07:00(自転車)→07:20葛西臨海公園防災船着場(船)
葛西臨海船07:20(自転車1)→07:30葛西海浜公園船着場(船)
葛西海浜船07:30(自転車1)→07:50[東京へリポート]
[東京へリポート]08:00(自転車1)→08:20夢の島マリーナ(船)
夢の島マ船08:40(自転車2)→08:45夢の島乗船場(船)
夢の島 船08:45(自転車2)→09:00[東京臨海広域防災公園](旧東雲飛行場跡地立ち寄り)
[東京臨海広域防災公園]09:40(自転車2)→10:00豊洲ぐるり公園乗船場(船)
豊洲ぐる船10:00(自転車2)→10:05[2回目]アーバンドッグららぽーと豊洲(船)
豊 洲 船10:05(自転車2)→10:10晴海BRTターミナル(バス)
晴海BRT10:10(自転車2)→10:15朝潮運河船着場(船)
朝潮運河船10:15(自転車2)→10:30築地大橋([東京朝日へリポート]遠目で確認)
築地大橋 10:30(自転車2)→10:35ウォーターズ竹芝(船)
WT竹芝船10:35(自転車2)→10:45日の出ふ頭(船)
日の出ふ頭11:15(自転車3)→11:20[2回目]芝浦アイランド船着場(船)
芝 浦 船11:20(自転車3)→11:30[芝浦ヘリポート]遠目で確認
[芝浦ヘリポート]11:30(自転車3)→11:45東品川二丁目防災桟橋(船)
東品川二船11:45(自転車3)→11:50[2回目]天王洲ヤマツピア(船)
ヤマツピア11:50(自転車3)→12:15[しながわ中央公園]
[しながわ中央公園]12:15(自転車3)→12:30勝島一丁目防災船着場(船)
勝島一 船12:30(自転車3)→12:45大井ふ頭中央海浜公園船着場(船)
大井海浜船12:45(自転車3)→12:50大井競馬場船着場(船)
大井競馬船12:50(自転車3)→13:00しながわ水族館桟橋(船)
しな水族船13:00(自転車3)→13:15大森ふるさとの浜辺公園船着場(船)
大森浜辺船13:15(自転車3)→14:20川崎港海底トンネル(人道トンネル)
川崎港海底14:40(自転車3)→14:50[東扇島東公園]
[東扇島東公園]15:10(自転車3)→15:20川崎マリエン
川崎マリエ16:00(自転車3)→16:05川崎港海底トンネル(人道トンネル)
川崎港海底16:20(自転車3)→17:00浮島町公園
浮島町公園17:00(自転車3)→17:10浮島バスターミナル
浮島バスタ17:20(自転車3)→18:00六郷BASE
六郷BAS18:00(徒 歩)→21:00自   宅





空港検疫ありがとう
ウイルス流入阻止へ水際で頑張る皆様を応援します
#Light It Blue

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2021年11月26日

富士を眺めに東京Hへ(旅行前)

※本旅行記は2021年12月に公開したものです。



■2021.11 (東京ヘリポート)の旅行前


■非公共用ヘリポートが近くにまだあった
電光石火の空港訪問第五弾。
国内の感染が下火の間に、長らくご無沙汰の調査をするため、10月から、東京国際、調布と調査し、東京周辺のヘリポートへ触手を伸ばしました。

10月下旬に東京都唯一の公共用ヘリポートである東京へリポートを訪問しましたが、その後調べてみたら、その少し先に非公共用へリポートの浦安ヘリポートがあったことが判明。さらに、東京臨海広域防災公園に防災用ヘリポートがあったのに気が付かず、かすめて通っていたことが分かりました。
そして、東京港で調査をしたところ、定期便が就航している乗船場が、川を除いて東京港に限定しただけでも、豊洲葛西臨海公園にもあることに気が付いてしました。
東京周辺には非公共用へリポートがほかにもあり、ビル屋上タイプのものが多いです。これらは取り上げなくても良さそうでしたが、浦安は民間がクルー人も行っている普通の地上へリポートだったので、取り上げるのにもってこいでした。

そこで、浦安ヘリポート訪問を第一目的として、行き来する間に東京臨海広域防災公園と東京港の船着場訪問を目指しました。

■船着場は数多く判明
ヘリポートはとりあえず、浦安と東京臨海広域防災公園を訪問できれば良いとして、船着場は、できるだけ落とさずに進みたいので、少し詳しく調べました。
その結果、東京港周辺では以下のような船着場を確認できました。

定期便が運航している船着場(まだ訪問していないもの)
 豊洲、葛西臨海公園、朝潮、芝浦
定期便を運航していたことのある船着場(自宅に15年前の東京都の地図があり、その経路図も参照)
 晴海※、天王洲ヤマツピア、しながわ水族館、大井競馬場、大井ふ頭中央海浜公園
河川沿いの定期便就航船着場
 越中島、明石町
開放されている防災船着場
 品川、田町
 ※晴海は既に撤去済み

芝浦の船着場のそばに芝浦ヘリポートがあり、大井町に防災へリポートのしながわ中央公園があったため、前回同様シェアサイクルで、これら+通り道沿いにある船着場を含めて巡ることにしました。

浦安ヘリポートに日の出の6時半頃に着くとして、家を0時、蒲田を3時半頃に出発する行程を組みました。

ヘリポートが主眼なので、船着場は深夜訪問でも良いとして、
蒲田→夫婦橋(船)→東海橋(船)→天王洲ヤマツピア(船)→品川防災(船)→田町防災(船)→芝浦(船)→明石町(船)→新川(船)→越中島(船)→豊洲三丁目(船)→豊洲(船)→豊洲ぐるり公園(船)→浦安ヘリポート→葛西臨海公園(船)×2か所→東京へリポート→夢の島マリーナ(船)→夢の島(船)→東京臨海広域防災公園→朝潮(船)→芝浦ヘリポート→しながわ中央公園→大井競馬場(船)→大井ふ頭中央海浜公園(船)→しながわ水族館(船)→大森ふるさとの浜辺公園(船)→六郷土手
という経路で回ることにしました。

天王洲ヤマツピア、芝浦、豊洲は商業施設などを併設、葛西臨海公園と東京臨海広域防災公園は公園なので、昼に近づくと人が多くなる可能性が高いです。このため、早い時間のうちに何とか切り抜けたかった場所。葛西と明るい時間の映像が必要な東京臨海広域防災公園以外は未明時間帯の間にに訪れることにしました。

さらに、豊洲〜夢の島間で旧東京へリポート跡地、東京臨海広域防災公園付近で東雲飛行場跡地があることが分かったので、これらも一気に訪問することにしました。

さらにさらに、前回は曇り空だったため、晴なら東京へリポート越しの富士山も狙えるかもと、それも考慮して進むことにしました。

アクセスの予約(なし)
今回も、COVID-19対策で不要不急の公共交通機関利用は利用しませんでした。シェアサイクル(大田区シティサイクル)を使用です。

現地移動の予約(なし)
当日購入なので、特に予約はありません。

宿泊の予約
日帰りなので宿泊もありませんでした。
■ここまでの教訓!
東京港には定期便が就航する船着場はたくさんある
東京湾周辺にはヘリポートや飛行場跡地が複数ある

■今回の予定旅程
11/27 SAT
自   宅00:00(徒 歩)→03:30京急蒲田駅前
京急蒲田駅03:30(自転車)→03:30夫婦橋(船)
夫婦橋 船03:30(自転車)→04:00東海橋(船)
東海橋 船04:00(自転車)→04:10天王洲ヤマツピア(船)
天王洲ヤマ04:10(自転車)→04:20品川防災(船)
品川防災船04:20(自転車)→04:30田町防災(船)
田町防災船04:30(自転車)→04:40芝 浦(船)
芝 浦 船04:40(自転車)→05:10明石町(船)
明石町 船05:10(自転車)→05:20新 川(船)
新 川 船05:20(自転車)→05:30越中島(船)
越中島 船05:30(自転車)→05:40豊洲三丁目(船)
豊洲三丁船05:40(自転車)→05:50豊 洲(船)
豊 洲 船05:50(自転車)→06:00豊洲ぐるり公園(船)
豊洲ぐる船06:00(自転車)→06:30[浦安ヘリポート]
[浦安ヘリポート]06:30(自転車)→07:00葛西臨海公園(船)×2か所
葛西臨海船07:00(自転車)→07:15[東京へリポート]
[東京へリポート]07:15(自転車)→07:30夢の島マリーナ(船)
夢の島マ船07:30(自転車)→07:40夢の島(船)
夢の島 船07:40(自転車)→08:00[東京臨海広域防災公園]
[東京臨海広域防災公園]08:00(自転車)→08:30朝 潮(船)
朝 潮 船08:30(自転車)→09:00[芝浦ヘリポート]
[芝浦ヘリポート]09:00(自転車)→09:30[しながわ中央公園]
[しながわ中央公園]09:30(自転車)→10:00大井競馬場(船)
大井競馬船10:00(自転車)→10:10大井ふ頭中央海浜公園(船)
大井ふ頭船10:10(自転車)→10:20しながわ水族館(船)
しな水族船10:20(自転車)→10:30大森ふるさとの浜辺公園(船)
大森浜辺船10:30(自転車)→11:00六郷土手
六郷土手 11:00(徒 歩)→14:00自   宅

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2021年11月07日

富士を眺めに?横浜へ(旅行後)

※本旅行記は2021年12月に公開したものです。



■2021.11 (横浜)の旅行後

公共交通機関を使わずに、あまり遠出にならない空港の久々の訪問が完了し、横浜に向かった今回の見学旅行。10月に引き続き、船着場を中心に調査をしました。
10月の東京港ではお台場海浜公園、今回の横浜港では横浜ぷかりさん橋で、東京国際空港(羽田空港)からの定期船が就航していました。
そこで今回は、空港から船舶で行ける場所を取り上げます。

■船舶で行ける空港は全国に5か所
海に面する空港はたくさんありますが、空港から定期船に乗れる空港はあまり多くありません。
まずは一覧から。

東京国際空港:お台場、横浜、(貸切)竹芝
中部国際空港:
関西国際空港:神戸空港
神戸空港:関西国際空港
長崎空港:時津、ハウステンボス

定期便があるのはわずかに5空港しかありませんでした。
上記のほか、大分空港が2023年度の復活を目指しています。

船舶便は知名度低いせいか、なかなかアクセスとして維持するのは大変そうな印象です。
羽田空港はほぼクルーズ目的の路線。中部国際空港は、開港当初頃に比べると運航路線がかなり縮小されてしまいましたし、関西国際空港(関空)-神戸空港間も運航主体が一度変わっています。

海沿いにある空港で船舶便が活用できそうな空港は、瀬戸内の空港などいくつかありそうですが、発着地が都市部に近いところはあまり多くなく、そう簡単ではなさそうです。

202111Bu2.jpg
長崎空港は空港島南端に船着場があります(写真左側の船が定期船)。
ターミナルからは連絡橋で繋がっていて、雨にぬれずにアクセスできます。

(2012年9月訪問時に撮影)


■羽田はターミナルから離れた船着場発着
10月に訪れた羽田空港島には、定期便などが使用する船着場が2か所あります。

1つ目は、多摩川にある羽田空港船着場。今回訪れた横浜ぷかりさん橋と、10月に訪れたお台場海浜公園に定期便が運航しています。しかし、運航は土日に1往復のみで、ポツポツ運休日もある不安定運行です。
この船着場は多摩川沿いにポツンと設置されており、最寄りの第3ターミナルから800メートルほど、徒歩10分程度もかかります。そして、お台場、横浜ともに所要時間は90分もかかります。
2つ目は、天空橋駅目の前にある羽田空港天空橋船着場です。こちらには、貸し切りリムジンボートがウォーターズ竹芝から就航していますが、定期便ではなく、ここからターミナルまでは車乗り換えです。このため、アクセスとしてはあまり活用されていない印象です。

202111Bu1.jpg
羽田空港船着場。
ターミナルから遠いのがネックの一つ。


羽田の場合、アクセスの悪さと所要時間もあり、定期便としてアクセスに利用するのではなく、あくまでもクルーズ目的となってしまうのが残念なところです。
実は羽田は、海沿いにあるのに船舶便にはかなり不利な立地になっています。それは、他の交通機関が発達していることに起因しています。北方向(京浜運河沿い〜隅田川方面)だと東京モノレールや京急線でアクセス可能、西方向(多摩川を遡った川崎)や南方向(横浜〜横須賀方面)には京急線でアクセス可能、東方向(木更津方面)は東京湾アクアラインがあり、船より短時間でアクセスが可能です。

羽田から船舶便で競合できるとすれば、東京ディズニーランド方面(鉄道だと乗り換え多くてやや時間かかる)、船橋〜千葉方面(鉄道やバスだと大回り)、武蔵小杉・二子玉川方面(鉄道乗り換え不便で車は渋滞多い)程度ではないでしょうか。
うまく活用してほしい所です。

202111Bo2.jpg
横浜ぷかりさん橋に掲示されていた羽田空港定期便のポスター。
経路上の工場地帯の夜景は注目されているものの、工場以外の変化少なく観光要素は限定的。
コロナ禍で運休が続いています。


■空港との珍しい関係
10月の旅行記でも書きましたが、昨年オープンした東京国際クルーズターミナルの運営には、羽田空港の国内線施設を運営する日本空港ビルデングが参加しています。定期便で結ばれているわけではないのですが、空港で花開いた免税店事業とかのノウハウは客船ターミナルにも活かされているのかもしれません。

そんな感じで、最近流行りだしているのが、空港と客船ターミナルの連携です。

新千歳空港を運営を受託している北海道エアポートは、2020年6月に苫小牧埠頭と北海道ダブルポート連携 基本協定を締結。「日本国内への貨物の移出・日本国外への貨物の輸出の増加に連携して取組む」としています。
→北海道エアポートのリリース https://www.hokkaido-airports.co.jp/pdf/aartnership_agreement.pdf

静岡では、県が音頭を取って、駿河湾フェリーを活用した富士山静岡空港から伊豆地域への観光ルートの創出を進めています。
空港の中でも駿河湾フェリーのPRが行われており、フジドリームエアラインズ、大井川鉄道、駿河湾フェリーに乗るツアーなども行われています。

今後は、船舶だけでなく、海上を突っ切るドローン(空飛ぶクルマ)での輸送も注目されており、2025年の大阪万博では、関空と舞洲間を結ぶ計画も出ています。
こうなると、今回見学した、海沿いにあるヘリポートも重要なピースになってきますね。

航空と船舶は切っても切れない関係にあります。日本は海洋国家ですから、船舶便と航空便がうまく連携して、さらに盛り上げていけると良いですね。


今回は、昨年10月、先月に引き続き、ヘリポート見学するためにとにかく屁理屈を並べてみました。STAY HOMEを頑張ったり、仕事で仕方なく空港を利用する人が大勢いる中で、独り善がりの考えでヘリポート訪問をしてしまいましたので、今回の記事にご不満やズルいぞ、という方も大勢いらっしゃると思います。
一応、他人を感染させるリスクは最大限低減する動きをしたつもりですので、ご容赦いただきたいですが、何だかモヤモヤ訪問でした。

空港は空の港ですが、海沿いにあれば海の港にもなり得る存在でもありました。
ヘリポートの活用も期待しつつ、まいど薄〜い考察で、今回の旅を〆たいと思います。

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2021年11月06日

富士を眺めに?横浜へ(1日目)

※本旅行記は2021年12月に公開したものです。



■2021.11.06 (自宅)→(神奈川県警察へリポート)→(自宅)

202111B0.jpg
朝焼けで赤く染まるYOKOHAMA


■日の出に合わせて出発
今日は朝だけの徒歩散歩。家から最も遠い山下公園に明るくなる頃に着けるよう、4時ころに出発しました。
ちょうど6時に山下ふ頭に到着しました。

山下公園を超えて山下ふ頭まで来たのは、まず横浜航空貨物ターミナルを見るためでした。
入口からは関係者のみしか入れないので、遠目で眺めてから、横浜港見学をスタートしました。

横浜航空貨物ターミナル:
 平成元年に設立された神奈川県唯一の国際航空貨物ターミナル。
 成田国際空港(成田空港)や東京国際空港(羽田空港)の輸出入貨物を取り扱っています。
 公式サイトはhttp://www.yatac.com/

202111Ba.jpg
今回は空成分が少ないので、最初は空な施設のあるところから。
山下ふ頭内は関係者以外入域禁止なので望遠にしたら、横浜ベイらしい風景が取れました。


■山下公園を一気に西進
山下公園ではまず、船着場ではなく、横浜市交通局が2020年7月23日に運行を始めた連接バスベイサイドブルー山下ふ頭停留所に立ち寄りました。
山下ふ頭の山下公園隣接地に設置した新しいバス待合所です。山下公園の南端に出入口があり、見学しようと思ったのですが、開くのは9時からで中は見られませんでした。
横浜市のリリース→https://www.city.yokohama.lg.jp/city-info/koho-kocho/press/kowan/2019/0117_yamashitabus.html

202111Bb.jpg
2020年に新設された山下ふ頭停留所のバス待合所。
動くガンダムがある山下ふ頭の北端の一角にあります。
照明も点いていて、関係者っぽい人が出入りしていたのですが、、、。


そのまますぐ横にある横浜港観光船乗り場(山下公園港内観光船ターミナル)を見学しました。
隣にある氷川丸と合わせ、こちらもまだ開店前でした。

山下公園港内観光船ターミナル:
 民間(ポートサービス)
 ・ポートサービス シーバス 横浜駅東口方面(直行便・経由便)

202111Bc.jpg
山下公園にある船着場。
ポートサービスが運航する観光船の拠点になっています。
コロナ禍で、1985年から運航してきた観光船マリーンシャトルが7月に運航終了しています。


■大さん橋から富士を眺める
山下公園からは大さん橋へ移動しました。
大さん橋には2002年に客船ターミナルが完成しています。大さん橋と言いつつ、桟橋と言うよりは岸壁で、横浜ベイブリッジを潜れる大型客船が発着する拠点です。

大さん橋国際客船ターミナル:https://osanbashi.jp/
 2002年6月完成
 運用時間 屋上広場24時間(館内は時短で09:00-21:30でした)
 指定管理(横浜港振興協会・神奈川新聞社・ハリマビステム共同事業体)
 ・東海汽船 大型客船 大島・利島・新島・式根島・神津島方面(週2往復のみ)

202111Bd.jpg
南側から見た大さん橋。
東海汽船の定期便が週2往復のみですが就航し、航空3路線と競合しています。
左側の特徴的な建物は大さん橋ふ頭ビルで、小型船係留用浮さん橋が接続。

202111Bd3.jpg
少しゆっくり館内を見ようと思ったのに
まさかの時短営業で閉鎖中でした。


大さん橋は船のふ頭なのですが、滑走路(ヘリパッド)をいくつか見ることが出来る空要素も兼ね備えています。
まずは、非公共用ヘリポートである神奈川県警察本部。屋上タイプなので、ヘリパッド自体は見えませんが、発着するヘリを遠目に捉えることは可能です。
続いては、北隣のふ頭にある海上保安庁横浜海上防災基地のヘリパッドです。海保ヘリの拠点で、典型的な場外離着陸場です。
そして、現地に行くまで知りませんでしたが、ふ頭の先端に浮体式のヘリパッドがありました。

202111Bd2.jpg
木製デッキが特徴的な屋上広場。ここだけは24時間立入が可能でした。
右端に写る高い建物がヘリポートのある神奈川県警察本部です。

202111Bd4.jpg
実は警察本部よりも近くにヘリパッドがあり、屋上広場から見えるはずでした。
北隣の海上保安庁横浜海上防災基地にあるのですが、手前の船でギリギリ見えず。
わずかにHマークの○の一部が)な感じに見えてますね。

202111Bd5.jpg
間近のヘリパッドが見えず残念と思っていたら、
大さん橋の先端の先に、珍しい浮体式のヘリパッドがありました。
横浜港浮体式海上防災基地だそうです。


さて、今回の題名は「富士を眺めに」シリーズということにしているのですが、富士山は、大さん橋からきれいに見ることが出来ました。

202111Bd6.jpg
富士山は赤レンガ倉庫の向こうに見えます。
クレーンで工事中と言うことは、この後背の高い建物が建ってしまうのでしょうか、、、。


■赤レンガに行く途中で税関成分も注入

大さん橋から出た後は、その根元付近にある象の鼻へ。
ここにも定期便の船着場があります。

ピア象の鼻:
 2009年6月完成
 民間(京浜フェリーボート)
 ・京浜フェリーボート ピア日本丸・ピア運河パーク方面

202111Be.jpg
象の鼻はみなとみらいの中でも特に特徴的な形の波止場。
横浜港の発祥の地となっています。
旧臨港線が走っていた高架橋(現在は歩道橋)から撮ったもの。


象の鼻の脇にクイーンの名称で知られる建物があります。これは横浜税関の建物です。
羽田空港や成田空港にある東京税関は、1953年にこの横浜税関から分離独立した組織で、こちらが本家です。
羽田・成田の植物検疫や動物検疫は、いまだに横浜が本所となっていて、出入国において横浜の重要度が良く分かります。

202111Bg.jpg
歴史ある横浜税関の建物はひときわ目を引きます。
象の鼻が横浜港発祥の地だからこそ、ここに立地しているわけです。
ちなみに、この向きは、正面玄関から見ると斜め裏側に当たります(海からは斜め正面)。


象の鼻からはまさに目と鼻の先に赤レンガ倉庫群があります。
この一角にピア赤レンガがありました。

ピア赤レンガ:
 2004年3月完成
 民間設置(ポートサービス)
 ・ポートサービス シーバス 横浜駅東口方面、山下公園方面

202111Bf.jpg
大さん橋から眺めたピア赤レンガ。
倉庫群の目の前に位置しています。


■新港のターミナルは立ち入りできず
ピア赤レンガの時点でもう7時45分。人もだいぶ増えてきました。
今日はとにかく空と海の成分が最優先。観光客なら必ず立ち寄る赤レンガ倉庫はパスしました。行く途中で陸の成分の旧横浜港駅プラットホームがあったので、それだけを見て、新港ふ頭客船ターミナルへと急ぎました。

※今回訪れたみなとみらいエリアは、ほぼ全域が貨物線が通っていた領域でした。横浜港駅もうまく活用すれば、いまのみなとみらい地区のアクセスが格段に向上していたはずですが、どうも日本では、空港も含めて「港」付近の貨物線を旅客化するような活用は好まれないようです。
みなとみらいの場合は、前述の旧臨港線跡の遊歩道や後述の運河パークの遊歩道などに活用していますから、まだましな残し方をしていますが、東京港などは活用されることなく跡形もなく消え失せてますしね。(空港で言えば調布、小松、名古屋、福岡などが一例。八尾は地下鉄に再利用されています。)


202111Bh.jpg
横浜港駅は新港ふ頭の最寄駅。
大正〜昭和にかけて海外船舶へ乗り換える日本の玄関口でした。
写真右方面にターミナルが建っていたそうです。


新港ふ頭客船ターミナルは、2019年10月にオープンした真新しいターミナルです。
半年も活用されないうちに新型コロナウイルス感染症パンデミックになってしまいました。
ホテルや商業施設が一体になったターミナルで、期待していったのですが、なんと11時までは中に入れませんでした。

新港ふ頭客船ターミナル(横浜ハンマーヘッド):
 2019年10月完成
 民間設置(新港ふ頭客船ターミナル)
 
202111Bi.jpg
横浜港で最も新しい客船ターミナル。50t起重機(ハンマーヘッドクレーン)が目立ちます。
手前の桟橋は小型船用浮桟橋で、大型船は写真では建物の裏側に停泊します。

202111Bi3.jpg
正面入口の様子。パッと見は商業施設です。
外部に面するお店は、徐々に店を開いていましたが、
肝心のターミナル部分は、まさかの11時開館。遅すぎます。


■桜木町側へ寄り道したら空成分が
このままぷかりさん橋方面へ進みたかったのですが、横浜は桜木町付近にも定期船が止まる桟橋があるので、そちらにも寄り道しました。

202111Bj.jpg
運河パークへ向かう途中にあったJICA横浜 海外移住資料館。
コロナ禍でなかなか海外と繋がれない今だからこそ、
見直したい資料館ですね。


まずはピア運河パークへ。その後は、汽車道の遊歩道を渡って桜木町側へと向かいました。

ピア運河パーク:
 民間(京浜フェリーボート)
 ・京浜フェリーボート ピア赤レンガ方面

202111Bk.jpg
ピア運河パークは汽車道の東端付近にあります。
上空にスカイキャビンが出来ていました。

202111Bl.jpg
スカイキャビンはまだ営業開始前だったのですが、
汽車道を歩いていたら上空で始業前点検をやっていました。まさに空成分。


■水陸両用バス用のスロープも
桜木町駅前からは、日本丸メモリアルパークを回り込みます。
ピア日本丸は浮桟橋がポツーンとあるだけで、その先にある水陸両用バス用のスロープの方が気になる存在でした。

ピア日本丸:
 民間(京浜フェリーボート)
 ・京浜フェリーボート ピア赤レンガ・ピア運河パーク方面

202111Bm.jpg
ピア日本丸は、まさにポツーンとある浮桟橋(ポンツーン)。

202111Bn.jpg
横浜らしい風景に溶け込む水陸両用バス用のスロープ。
タワー塔の間にあります。


■羽田から船で来られる横浜
日本丸メモリアルパークからは運河沿いの遊歩道を海側へ移動しました。この遊歩道はほとんど人がいなかったのですが、海沿いに出た途端、釣り人とマラソンの人だらけになりました。
写真撮影しながらウロチョロしていたせいか、時間が相当経過してしまい、みなとみらいぷかりさん橋に着いた時には、9時になっていました。

※新港ふ頭客船ターミナルのある新港パークとみなとみらいぷかりさん橋のある臨港パーク間には運河があり、その最下流部に2020年12月に女神橋という人道橋ができました。これまでは、140メートルほど上流の国際橋を渡るしかなく、特に新港側は歩行者もそれほど多くありませんでした。橋の開通で、海沿いをずっと歩行できるようになったため、一気に散策やマラソンする人が増加しているようです。

みなとみらいぷかりさん橋:
 1991年11月完成
 指定管理(ぷかり桟橋共同事業体)
 ・ポートサービス シーバス 横浜駅東口方面、山下公園方面
 ・ケーエムシーコーポレーション 羽田空港方面

202111Bo.jpg
みなとみらいぷかりさん橋は日本初の浮体式ターミナルだそうです。
9時開館だったので、ちょうど中を覗けました。
横浜港の中で羽田空港から定期船でアクセスできる桟橋です。


■フーフーしながらヘリポートへ
やっとのことでみなとみらいの船着場地帯は終了。歩き疲れて少しフーフーなりながら臨港パークを北上しました。

202111Bp.jpg
臨港パークにあった衝撃の看板。
対岸に見える風力発電所の紹介なのですが、ふーっ、ふうっするよう促しています。
マスクもせずにマラソンしてゼイゼイされるよりましですが。
コロナを吹き飛ばせ、コロナ禍はすぐ明けるという暗示なら良いですが、
そこまでは考えてないですよね。


臨港パークを北上したら、その北端にみなとみらい臨時ヘリポートがありました。
このヘリポートは場外離着陸場ですが、夜景フライトなどが行われており、横浜観光コンベンション・ビューローの公式サイトでも「空」を担う場所として紹介されています。

202111Bq.jpg
やっとたどり着いたみなとみらい臨時ヘリポート。
奥まった、フェンスでよく見えないところにありました。

202111Bq2.jpg
対岸の山内ふ頭へと渡るみなとみらい橋から
滑走路(ヘリパッド)部分が見えました。

202111Bq3.jpg
全体が良く見えないかと横浜市中央卸売市場の歩道橋から見た様子。
電線だらけでよく見えませんでした。神奈川県警察本部の方が見えている??


■旧YCAT跡地は学校に
みなとみらい臨時ヘリポートからは、みなとみらい橋を渡って横浜市中央卸売市場へ向かい、そこから、旧横浜シティエアターミナル(YCAT)跡地へ向かいました。
途中宝町踏切で東海道貨物支線(高島線)を渡りました。

※実現するかは分かりませんが、羽田空港島を天空橋でかすめて通る東海道貨物支線からここを通る区間を旅客化する構想があります(現在建設が始まろうとしている羽田空港アクセス線も通る東京貨物ターミナルをスタートし、天空橋〜川崎貨物駅〜浜川崎〜弁天橋〜(新設)〜東高島〜ここ宝町踏切〜桜木町間)。
→東海道貨物支線貨客併用化整備検討協議会 https://kakyaku.com/
空港アクセス線に大化けする可能性を秘めているということで、せっかくなので踏切を記録用に撮ろうとしました。しかし、通る人は少ないものの、なかなか途切れず、無人になるのを待っていたら、20分も時間が経過してしまいました。そうこうしているうちに貨物列車が1列車通過していきました(踏切に人が溜まってしまったため、写真公開はありません)。


202111Br.jpg
宝町踏切では20分粘ってやっと無人に。
去ろうとした、この直後に貨物列車が通過していきました。

202111Bs.jpg
1996年9月まで使われた旧YCATの跡地には
2019年4月にHorizon Japan International Schoolが開校していました。


■最後はベイクォーターの船着場
最後は横浜ベイクォーターにある船着場へ寄り道しました。
10時半近くなり、人出もかなり多くなってきたので、待合所を軽く見た後は、逃げるように自宅へと帰りました。

横浜ベイクォーター乗り場:
 1986年1月完成
 民間(ポートサービス/横浜ダイヤビルマネジメント)
 ・ポートサービス シーバス 山下公園方面(直行便・経由便)

202111Bt.jpg
横浜駅東口としてPRされている船着場。駅からは北口が近いです。
派新田間川(帷子川分水路)が帷子川と交わる場所に位置しています。

202111Bt2.jpg
ベイクォーター内にある立派な待合所。
快適に船を待つことが出来ます。

202111Bt3.jpg
待合所の中になにやら「羽田空港から」と称するクルーズの宣伝がたくさん。
大好評で満員御礼ということで、羽田空港船着場の活用が人気なのかと思いきや、
横浜発着のクルーズツアーでした(「横浜から」じゃない?)。


今回写真は、出来るだけ後ろに前後に訪れた施設や横浜らしい風景を入れ込むようにしてみました。
いかがでしたか?


■今日の教訓!
横浜港みなとみらいは小さな桟橋だらけ←定期船が色々運航されています。
大さん橋は実はヘリスポット←たくさんのヘリパッドを見られます。
羽田から行けるのはぷかりさん橋←みなとみらい駅に近い位置です。
みなとみらい臨時へリポートから空へ行けます←夜間クルーズが提供されています。
旧YCATは再開発完了←跡形もなくなくなりました。
[東京国際空港]クルーズは大人気←満員御礼でした。

■実際の旅程
11/06 SAT
自   宅04:00(徒 歩)→06:00山下ふ頭入口
山下ふ頭 06:00(徒 歩)→06:15山下公園港内観光船ターミナル
山下公園 06:15(徒 歩)→06:45大さん橋客船ターミナル([神奈川県警察へリポート]遠目で見学)
大さん橋T07:15(徒 歩)→07:30ピア象の鼻
ピア象の鼻07:30(徒 歩)→07:45ピア赤レンガ
P赤レンガ07:45(徒 歩)→08:00新港ふ頭客船ターミナル
新港ふ頭T08:15(徒 歩)→08:30ピア運河パーク
ピア運河P07:30(徒 歩)→08:45ピア日本丸
ピア日本丸08:45(徒 歩)→09:00横浜ぷかり桟橋
ぷかり桟橋09:15(徒 歩)→09:30[みなとみらいヘリポート]
[みなとみらいヘリポート]09:30(徒 歩)→10:15YCAT跡地
YCAT跡10:15(徒 歩)→10:30横浜駅東口ベイクォーター
横浜ベイQ10:30(徒 歩)→11:30自   宅

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2021年11月05日

富士を眺めに?横浜へ(旅行前)

※本旅行記は2021年12月に公開したものです。



■2021.11 (横浜ヘリポート)の旅行前


■横浜にもヘリポートがある
電光石火の空港訪問第四弾。
国内の感染が下火の間に、長らくご無沙汰の調査をするため、10月から、東京国際、調布と調査し、東京周辺のヘリポートへ触手を伸ばしました。

第四弾となる今回は、横浜へリポート神奈川県警察へリポートに照準を合わせました。
いずれのへリポートも、空港のない神奈川県横浜市にある非公共用ヘリポートです。
不要不急で公共交通機関を使うのが憚られるため、なかなか遠出が出来ません。近場で見学できる航空関連施設として白羽の矢を立てました。

神奈川県警察へリポートは屋上タイプで大して見られないと思われるので、横浜へリポートメインでの訪問を計画。
ここのところ連続で活用しているシェアサイクルが横浜にもあるので、それを活用すれば容易に訪問できそうでした。


■台風で見学が不可能な状態
そんな感じで横浜へリポートメインで行く計画を立てたのですが、調べてみると、ちょっと雲行きが怪しくなりました。

まずはその立地。
横浜へリポートと言うものだから、横浜駅近くにあるのかと思ったら、横浜市の南端近く、横浜駅から15キロも離れた所にあります。しかも、横浜市のシェアサイクル「ベイバイク」は中区や西区周辺にしかなく、最も近いポートからヘリポートまでは片道13キロ程の道のりでした。

そして、いろいろと調べてみると、2019年の台風15号で見学が不可能な状態になっているようでした。
このヘリポートは、入口側の道路側は高台でヘリポートが見えない一方で、隣接する公園から眺めることが出来るようでした。ところが、台風の影響で、周辺の岸壁が崩壊。その公園も含めて復旧工事範囲に入ってしまい、今立ち入りは出来なくなっているようでした。

対岸の八景島や横須賀市側から見えないか調べてみましたが、無理そうでした。

これでは行く意味がありません。
一方で、横浜へリポートを探っていると、みなとみらい地区にみなとみらい臨時ヘリポートなるものがあるようでした。

そこで、計画を変更。
全体を歩きにし、神奈川県警察へリポートとみなとみらい臨時ヘリポートを見る方針に変更。東京港の船着場を見た流れで、横浜港(みなとみらい地区)の船着場も見て回ることにしました。
ちょうど新港ふ頭に新しい客船ターミナルもできたらしいので、空港旅客ターミナルのマニア的に、合わせて見てくることにしました。
そして、旧横浜シティエアターミナル(YCAT)跡地も変化していると思われたため、それも合わせてみてくることにしました。
※本当は、大黒ふ頭客船ターミナルもと思いましたが、歩きでは遠いのと、普段は立入が出来ないようなので断念。みなとみらい地区のみに限定しました。

アクセスの予約(なし)
今回も、COVID-19対策で不要不急の公共交通機関利用は利用しませんでした。シェアサイクルを使う程の移動距離もないので、全行程徒歩としました。当然予約も不要です。

現地移動の予約(なし)
これも歩き前提なので、特に予約はありません。

宿泊の予約
日帰りなので宿泊もありませんでした。
■ここまでの教訓!
[横浜へリポート]周辺の福浦海岸は台風で崩壊し復旧工事中
みなとみらいにもヘリポートがある

■今回の予定旅程
11/06 SAT
自   宅04:00(徒 歩)→06:00山下公園船着場
山下公園船着場06:00(徒 歩)→06:15大さん橋客船ターミナル([神奈川県警察へリポート]遠目で見学)
大さん橋客船ターミナル06:30(徒 歩)→06:30ピア象の鼻
ピア象の鼻06:30(徒 歩)→06:45ピア赤レンガ
ピア赤レンガ06:45(徒 歩)→07:00新港ふ頭客船ターミナル
新港ふ頭客船ターミナル07:15(徒 歩)→07:30ピア運河パーク
ピア運河パーク07:30(徒 歩)→07:45ピア日本丸
ピア日本丸07:45(徒 歩)→08:00横浜ぷかり桟橋
横浜ぷかり桟橋08:00(徒 歩)→08:15[みなとみらい臨時ヘリポート]
[みなとみらい臨時ヘリポート]08:15(徒 歩)→08:30旧YCAT跡地
旧YCAT跡地08:15(徒 歩)→08:30横浜駅東口ベイクォーター
横浜駅東口ベイクォーター08:30(徒 歩)→09:30自   宅

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2021年11月04日

ターミナル見学再開!!(旅行後)

※本旅行記は2021年11月上旬のものを、2021年11月下旬に公開したものです。



■2021.11 東京国際の旅行後

今回は、空港ターミナルに一年ぶりに入り込みました。
せっかくターミナル内に入り込みましたので、実際の空港を見た結果、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大防止対策がしっかりされているのかレポートします。今後出張や旅行で利用される際の参考にしてみてください。

■空港は対策万全
警備員に追い出され気味だったこともあり、ゆっくり見学は出来ていませんが、そんな短い時間でも、感染拡大防止のための対策は色々行われていたのは確認できました。

空港ターミナルについては、業界団体が指針を出し、それに沿って対策を進めています。羽田も例外なくしっかり対策されていた印象でした。
羽田の対策は、公式サイトにもまとまっています。
https://tokyo-haneda.com/covid19_prevention/index.html

これらの対策により、SKYTRAX社の「COVID-19 Airport Safety Rating」で日本初の5スターも受賞しています。
https://tokyo-haneda.com/site_resource/whats_new/pdf/000011242.pdf

たぶん公共交通機関の中では日本のどこよりも対策が進んでいます。

202111A5e.jpg
椅子のソーシャルディスタンス、消毒液、
入場人数案内の3点セットが見られた第3ターミナルの1コマ。
この祈祷室には利用は30分以内でという張り紙もありました。
とにかく対策が徹底している印象でした。


■公共交通機関では最も進んでいる?
手指消毒液は至るところに配置されていました。
掲げられているマップの数よりも多かったのではないでしょうか。ボタンを指で触るエレベータ乗り場には必ずありました。
羽田は元々、トイレの個室内に洗浄液がありましたから、対応しやすかったのかもしれません。

顔を写して測る体温計も随所に設置されていました。

他の施設、例えば百貨店とか駅とかの実態がよく分かりませんが、店舗入口の見えにくい所に置かれているだけの施設が多いと思われ、それに比べれば、対策万全といった感じでしょうか。駅で言えば、ホーム上に2、3両ごとにひとつぐらいの高頻度で消毒液が置かれている印象でした。
たぶん公共交通機関の中では日本のどこよりも対策が進んでいます。

202111A5a.jpg
手指消毒液はいたるところに設置されていました。
指を触れないよう足踏みタイプのものばかりでした。
トイレも一部が閉鎖中。


施設閉鎖では、トイレや喫煙室の一部は閉鎖されていました。
開いているトイレの中も、一部のブースの使用も禁止されていました。隣り合わせだとリスクが上がるんですかね??

さらに、扉を開けっぱなしにして自然換気も実施していました。公共の建物ですから、建築基準法で定められた換気は充分やっているとは思うのですが、より気を付けている印象でした。

ソーシャルディスタンスの表示は、椅子や保安検査場入口など人が並ぶところに沢山されていました。
駅で言えば、ホームのドアに並ぶ所の足下に表示があるようなものでしょうか。
たぶん公共交通機関の中では日本のどこよりも対策が進んでいます。

202111A5f.jpg
第1ターミナルの保安検査場前の様子。
足元にすごい数の足マークが、、、。


対策に関する呼びかけは、デジタル表示等でも頻繁に表示が出ていました。どんな対策をしているかの表示の他、ソーシャルディスタンスの表示はかなり頻繁に出ていました。

羽田の場合、入国者も多いので、入国者向けの表示もたくさん。14日以内の外出禁止や公共交通機関使用禁止などを守るよう案内がなされていました。また、守らなかった場合に検疫法違反になることもしっかり書かれていました。
到着ロビーには、「検査で時間がかかるから、いつもより出てくるの遅いよ」という親切な情報提供もありました(いきなり出迎えて欲しくないけど、、、)。

たぶん公共交通機関の中では日本のどこよりも対策が進んでいます。

202111A5d.jpg
様々な注意書き。
こういった注意書きがたくさんあるのに、
14日以内に外出したり、毎日のように検疫法違反の逃亡者が出たりしています。
うっかりやスマフォに疎いといったことなどではなく、
初めから守るつもりなく入国してる確信犯なんでしょう。


接触機会を減らす工夫として、案内所では、ロボットも活躍していました。
深夜だったので、ロビーの清掃に遭遇しましたが、ルンバのような無人機械でした(コロナ対策というものではないと思います)。
今回見られませんでしたが、国内線の保安検査後エリアでは、WHILLという自動運転の車椅子が稼働しています。
https://tokyo-haneda.com/site_resource/whats_new/pdf/000011062.pdf

非接触という点で言えば、本文でも書いたとおり、自動チェックイン機の導入で係員との接触を減らし、それも非接触のものを導入して、さらに接触回数を減らしていました。

たぶん公共交通機関の中では日本のどこよりも対策が進んでいます。

202111A5b.jpg
深夜なので稼働はしていませんでしたが、
接触を減らすため、リモート案内ロボットが登場していました。
場所が北九州空港だったらメーテルがいるところですが、
羽田のものは、別の場所にいる人間が案内してくれるものだそうです。


極めつけは、対象者はそれぞれ限定されてしまいますが、各ターミナルにPCR検査場があることが最大の安心ポイントでした。
羽田のPCRセンターは、最短数時間で陽性かどうか確認が出来ます。お出かけしたらPCRを受けてから帰る、ということも可能なわけです。

もちろん薬局などに様々な対策グッズが売られていますが、マスクやPCR検査キットの自動販売機もあり、気軽に対策ができるようになっています。

たぶん公共交通機関の中では日本のどこよりも対策が進んでいます。

202111A5c.jpg
館内にあったマスク自動販売機。うっかり忘れても人と接触せずに24時間確保が可能です。



こうやって見ると、かなり対策を進めているのが分かります。たぶん公共交通機関の中では、空港こそが、日本のどこよりも対策が進んでいます。

そもそも、羽田空港は地方からの利用者が混じっています。国内の中で断トツで感染率の高いことが多い東京都内の中で、第1と第2は、都内で最も安全な公共交通機関施設と言えるかもしれません。
(地方から来てる人を感染率下げるのに使ってしまってごめんなさい)

Airport is dangerous?
五輪の頃、そんなセンセーショナルな言葉で随分と叩かれましたが、実際に空港を利用してみたら、何バカなこと言ってるんだという印象でした。

ここのところいくつか見学した船舶ターミナルより、朝ラッシュがある電車や駅の中より、そこらの公園より、近所のスーパーより、街中の飲み屋より、何百倍も安全に見えます。対策なんて片手間な、小さなお店やオフィスの方がよっぽどdangerousです。
それなのに、空港を利用して移動するのは、なぜか叩かれ、批判されてしまいます。

なんとも残念な限りですが、そんな批判の中にあっても、油断することなく、しっかり金かけて対策を続ける姿を確認できて、少しホッと出来ました。


今回は、昨年10月、先月に引き続き、空港見学するためにとにかく屁理屈を並べてみました。STAY HOMEを頑張ったり、仕事で仕方なく空港を利用する人が大勢いる中で、独り善がりの考えで空港訪問をしてしまいましたので、今回の記事にご不満やズルいぞ、という方も大勢いらっしゃると思います。
一応、他人を感染させるリスクは最大限低減する動きをしたつもりですので、ご容赦いただきたいですが、何だかモヤモヤ訪問でした。

緩んできた街中にはない、本当の安全が空港にはあります。
このまま、対策をしっかり続けて、安全な場所でいて欲しいですね。
どうせ利用するなら、危険な近所の公園よりも空港緑地、危険な近くのモールよりも空港ショッピング、危険なそこらの駅やバス停よりも絶対に国内線空港の方が安全ですよ〜〜。と叫びつつ、今回の旅を〆たいと思います。

ラベル:羽田 感染症
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2021年11月03日

ターミナル見学再開!!(2日目)

※本旅行記は2021年11月上旬のものを、2021年11月下旬に公開したものです。



■2021.11.03 東京国際→(自宅)

202111A0b.jpg
国際線の便は「欠航」表示が目立つ羽田空港の電光掲示



■トンネル抜けて第3へ行くと工事が続く
羽田の第1ターミナルから第3ターミナルに向かって歩いている間に11月3日になりました。
考える間もなく二日目に突入です。

昨日の夕方に家を出てから歩きっぱなし。流石に疲れ始めていたので、スピードを上げられません。第2の地下から第3までは4キロほどしかありませんが、一時間かかり、午前0時半頃に着きました。

環状八号線では、道路を規制して工事が行われていました。昼間は交通量が多いから出来ないのでしょう。

202111A4b.jpg
環状八号線では車線を規制して舗装工事中。
こういうのを見られるのは、深夜見学の特権ですね。


■展望デッキは閉鎖中だったものの特別展示は楽しめる
第3ターミナルは、国際線だけが就航している、感染リスクが、現在の東京都内や日本国内の100倍以上高い建物です。
しかし、今日(と言うか昨晩)の到着便は21時過ぎのシンガポール便が最後なので、リスクのある人はもう出払ったあとのはず。リスクはほぼ無いはずです。

それでも、万一到着後の抗原検査が遅くなっていることも考慮し、念のためまずは上の階から見て回りました。
出発階では、昨日の最終便(時刻的には今日の始発便?)のお見送りの若い集団がまだ残っていたので、それを避けつつ、航空便と関係ない4階、5階から見て回りました。
このコロナ禍なのに、一晩明かそうと椅子で寝込む人(大きな荷物を持っていたので翌日便利用者と思われます)が数人いたのには少し驚かされました。

202111A3a.jpg
第3ターミナルに表示が変わった看板類。
真ん中の表示は店舗案内なのですが、開いている店舗がないからか、
空港ビルのマークが表示されていました。
羽田エアポートガーデンへの通路も既に書かれていますね。


まずは夜の煌びやかな滑走路を写そうと展望デッキへ行きましたが、なんと時短で閉鎖中でした。

202111A3b.jpg
感染防止対策で夜間閉鎖中の展望デッキ入口。
いやいや、夜の方が人少なくて安全なんだけど、、、。ガッカリです。


おまつり広場では、東京五輪の残り香が。
8月〜9月にかけて保安検査後エリアで絵馬型のメッセージカードが配られ、選手等の出国者がコメントを残していたようです。その特別仕様の絵馬が今だけ特別に展示されていました。
デッキには出られませんでしたが、特別展示は見られたので良しとしますか、、、。
→詳細記事 https://johokotu.seesaa.net/article/484092984.html

※羽田空港は五輪の公式空港になっており、この絵馬体験は、SNS等でも少し話題になっていました。
東京2020パラ開会式のテーマ「WE HAVE 「翼」」に、世界で最も相応しい空港だけに、羽田でこういう五輪関係展示がされているのは感慨深いです。こういうのこそが「東京だから、できる」おもてなし、まさに「世界で羽田空港にしかできない」おもてなしなのかもしれません。
絵馬も空港も、ヒトやモノやココロを結びつけるもの。翼といい、結び付きといい、世界との繋がりといい、この絵馬、よく考えてみると、深い、深過ぎます。さあ、異なる羽でも羽田で共に飛び立とう。希薄になってしまった世界との結びつきを今なら羽田で体感出来ますよ〜〜。


202111A3c.jpg
絵馬を少しじっくり見させてもらいましたが、
ジョイナー以来の女子最速ランナーとかメダリストのメッセージも。
ネットでは世界最速スイマーのマイケルフェルプスのがあると話題でした。


■店舗は夜間ほぼ全店舗閉店中
第3は上から下まで色々見て回りましたが、入口に張り紙をしている店舗が目立ちました。撤退した店舗もあり、昨年から一年以上一時閉店中の店が多かったです。

202111A3d.jpg
4階の店舗はチラホラ撤退店舗も。看板も隠されていました。
ここは、赤富士とグラタン屋があったところ。


24時間営業の店はコンビニと両替以外皆無で、眠っている江戸の街でした。(夜間だけ鼠小僧でも出没展示したら良いのでは?)

202111A3e.jpg
開店店舗を案内する表示。
店舗数は少なく、開いている店も開店時間が短い所ばかりです。


■出発ロビーは自動化が進む
4階、5階の航空とは無関係のエリアを見たあとは、3階出発エリアへ。
チェックインロビーの最大の変化として、様々な自動化が進んでいました。
新しい自動チェックイン機が導入されたほか、顔認証機、自動手荷物預け機が登場。保安検査場入口には改札口が出来ていました。

202111A3f.jpg
新旧チェックイン機があったDカウンタ。
全部自動で手続きが終わるので、人との接触が減りますね。
陰性証明などの渡航書類確認は結局人力なのかな?


202111A3g.jpg
保安検査場入口には改札口が出来ていました。
ニョキッと飛び出ているのが顔認証のシステムでしょうか。


人がほぼいないチェックインロビー。
なんかデジャブのようだと思ったら、11年前の10月、開業直後〜増便直前の時も、深夜は店舗も開かず、人のあまりいない空港だったことを思い出しました。
でも、当時よりも、人はおらず、店舗も開いていませんでしたから、コロナ憎しといったところでしょうか。
→2010年10月30日更新初めて国際線ターミナルを見学したときの記事
https://johokotu.seesaa.net/article/167728678.html

202111A3h.jpg
人がほぼいないチェックインロビー。
こんな写真はなかなか撮れません。


航空利用者以外の施設として、Nカウンターの先には在留邦人向けのワクチン接種会場が登場していました。
信用ないワクチンしか選択肢がない国からの帰国者が多いのでしょうか。
そうだとすると、よりリスキーな人ばかりが集まるということになるので、昼間は、到着階だけで無く、出発階も北端は危険エリアでしたね。(なんで専用のプレハブ別棟でも建てなかったんでしょう、、、)

202111A3i.jpg
ここで打つ=飛行機にはワクチン無しで乗ってきたということになります。
空港内なので、到着後そのまま来れば14日間外出の例外になるようです。


■手荷物宅配はどんどん奥へ移動
3階を回った後はいよいよ到着階へ下りました。
ギリギリまで到着口に行くのは避けるため、まずは北端で国内線乗り継ぎエリアを確認しました。

202111A3j.jpg
手荷物宅配が奥に移動していました。


コロナ発生直前の12月に北端側がオープンしていますが、国内線乗り継ぎ保安検査場も北側へ移動しています。

202111A3k.jpg
国内線乗り継ぎ保安検査場は閉鎖中でした。
以前よりも奥側に移動しています。


北側に広くなった到着ロビーには検疫送迎バスの待合スペースが設けられていました。

202111A3l.jpg
ロビーのど真ん中にドーンと設置されているので、昼間は危険ですね。
奥に広がるのが、北側に拡張された到着ロビーです。


■到着口周りはデジタル表示が大増殖
時間をじっくりかけてターミナル内を周り、いよいよ到着口前へと進みました。
最も目を引いたのは、到着ロビーの看板類。多くがデジタル表示に変わっていました。

202111A3m.jpg
入国者は鉄道使えませんといった表示に柔軟に変えていましたが、
画面が真っ黒(管理画面)になるなどのバグも見られました。
電気も必要なので環境問題には逆行?


入国者は出きっていて、到着口前には全く人がいませんでした。

202111A3n.jpg
到着口の表示も既に21時台までの到着便は消えていて、全員出切った後のようでした。


■最後にリスキー体験
これならひと安心と思ったのも束の間。連絡通路へ移動したら、中国語をベラベラ話す30人ほどの集団が、通路両側に置かれたベンチにたむろっているのに遭遇してしまいました。

※中国語の集団は、受け入れ者っぽい人が弁当を持って配り、食べ始めていました。マスクを外して食い物を頬張りながら、ベラベラベラベラベラベラベラベラベラベラベラベラ、、、、、、、、、。
そもそも公共エリアで食事するすらNGなはずなのに、マスク外して食事ではなく会食とは。到着したら寄り道せずに滞在先へさっさと移動しないとダメですね。
時刻的にシンガポール経由の入国者だと思うのですが、少し感染が拡大している国ですし、流石にこれはダメでしょう。
このコロナ禍にリスクある人たちを大人数渡航させることを特別に認められてビザが発行されているのですから、こういういい加減な受け入れ企業は罰しないと、14日間の検疫が舐められたままになってしまいます。ちゃんと滞在場所として申請した室内か、せめて、移動のためのバスに乗ってから食べて欲しいところでした。
五輪時にAirport is dangerous等と声高に叫び、特定業界を狙い撃ちして批判していた人たちがいましたが、明らかに今の方が何百倍も危ないです。それなのに、今は声を挙げるメディアが一切ないのですから、マスコミも不思議なものです。専用動線もない一般人にこういう人たちがいる実態こそ、取り上げて欲しいですね。


まさかの事態に出来るだけ近寄らないよう避けようとはしたものの、連絡通路を通らないと先に進めないので、恐々見学することになってしまいました。
国際線到着空港は、こういうことがあるから、困ったものです。

202111A3o.jpg
連絡通路に行く途中、モノレールの駅部分で国際線の残骸に遭遇。
国際線ビル駅の名称がくっきり残っていました。
お馴染みモノレールの「m&n&L」マークも変更したのか、剥がされていますね。


中国語を話す集団がいるので、羽田エアポートガーデンの境目の確認は素早く行い、すぐに引き返して1階へ進みました。

202111A3p.jpg
新たに出来た羽田エアポートガーデンへの入口はシャッター降下中。
強制隔離者用に開けているはずですが、専用入場ルートがあるのかもしれません。


■1階に出たら見学終了
最後は、1階北側に新しく出来た出入口Dの内部を確認しました。
ただのエレベータホールでした。

202111A3q.jpg
出入口Dの内部。
昨年、今年と外から指咥えて眺めるだけでしたが、やっと詳細を確認できました。


朝4時頃まで待って、第1、第2を再訪問しても良かったのですが、深夜に確認できなかった到着階は大きく変わっていません。
リスキーな状態に晒されてた身体を早く洗いたいし、歩き疲れたこともあり、流石にプラス八キロは無理。第1・第2を再訪問するのは断念し、家に帰ることにしてしまいました。

羽田からは延々四時間ほどの歩き。人の行き来が増える前までにとやや急ぎ足で帰り、朝7時半頃自宅に帰り着きました。
ターミナル訪問の最後に、ウイルスをうつされるリスクの高い現場を通ってしまったため、すぐに服は洗濯し、風呂に入って全身をお清めしました。

■今日の教訓!
[東京国際空港] 第3の展望デッキは時短中←深夜は外に出られません。
[東京国際空港] 第3は深夜なら感染リスク激減←深夜到着無ければ入国者も基本おらず安全。
[東京国際空港] でも深夜は店無し←開いている店舗はコンビニと両替位。
[東京国際空港] 昼間の第3到着ロビーは感染リスクだらけ←送迎バス待ちスペースがロビーのど真ん中にドーン。
[東京国際空港] 昼間の第3出発ロビーはややリスク←入国者用ワクチン会場あり。
[東京国際空港] 深夜でも入国者は時々いるので要注意←野宿者や長居者がいます。

■実際の旅程
11/03 WED
(徒  歩)→00:30[東京国際空港]第3ターミナル
[東京国際空港]第3ターミナル03:00(徒 歩)→07:30自  宅


ラベル:羽田
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2021年11月02日

ターミナル見学再開!!(1日目)

※本旅行記は2021年11月上旬のものを、2021年11月下旬に公開したものです。



■2021.11.02 (自宅)→東京国際

202111A0a.jpg
ターミナルに入り込めば、羽田で共に翼に乗せて
その想いと、飛び立てます!!



■ターミナル内訪問は1年8か月ぶり
1年8か月ぶりとなる東京国際空港(羽田空港)旅客ターミナルの内部見学。
非常にワクワクしながら家を出ました。

家から延々歩いて21時過ぎに弁天橋を通過して空港領域に入りました。家を出たときはまだ明るさも残っていたのに、今は漆黒です。
急な訪問のため、準備しておらず、寝不足状態。やや疲れ気味で空港に入り込み、環状八号線をひたすら歩き続けました。
延々歩いて、ちょうど22時頃に第1ターミナルに辿り着きました。

202111A1a.jpg
第1ターミナルの南側からターミナル地区へ


■まずは第1ターミナルでJALの変化を確認
コロナ禍前から大きく変わったのは、JALのチェックインカウンタと、第2ターミナルの国際線施設の開業第3ターミナルの名称変更とチェックインの自動化です。これらは絶対に逃せないので、まずは手前にある第1に入り込み、すぐ出発階へ向かいました。

202111A1b.jpg
第1入館時に一瞬通った到着ロビー。
写真には写っていませんが、地方からの最終便が重なり、結構人がいました。


JALは、コロナ禍にチェックインカウンタを更新。自動手荷物預け機を整備しました。この関係で、自動チェックイン機がロビーに飛び出ていました。

※JALの新しい自動チェックイン機は、非接触式なのでコロナ対策にも有効です。飲食店などは参考になるのでは?

202111A1c.jpg
JALの新しいチェックインエリア。
奥に自動チェックイン機と自動手荷物預け機が見えます。


より早く運航が終わる第2が閉館してしまうとマズいので、ほぼ誰もいないロビーを北側まで急いで見て回りました。

202111A1d.jpg
出発ロビーにはほぼ人がいませんでした。


■京急の駅も壁面などを改装
出発ロビーはJAL以外ほぼ変化はありません。5階でプチ変化があったことは認識していたものの、第2の見学を優先したのと、この時間は展望デッキも開いていないのとで、そのまま第2へ移動しました。
地下へ下がり、京急の連絡通路を抜けていきました。

202111A1e.jpg
京急の第1・第2ターミナル駅。
第1側の壁面などが新デザインに変わっていました。
コロナで使用できる券売機の数を絞っていました。


■第2ターミナルは地下から変化、自動店舗にPCR検査センターまで
第2ターミナルは国際線施設の見学が必須です。地下連絡通路からターミナルに入り込んだら、右側、南側に進んでいきます。

202111A2a.jpg
右に進んでいく前に、コロナ対策で無人になったANAFESTA GOを
使おうと寄り道しましたが、残念ながら営業終了後でした。
「はいる。えらぶ。でる。」らしいのですが、「はらう。」が抜けてませんかね?


すぐに出発ロビーに上がろうとしましたが、国際線施設として、どうも地下、到着階、出発階、アッパーデッキトーキョーと、四階層それぞれをいじっているようでした。
地下中央やや南側には、国際線用の自動手荷物預け地帯(カウンタ)が出来ていました。

202111A2b.jpg
新しい自動手荷物預けカウンタであるTカウンタ。
全自動です。国際線専用なので柵で囲まれ使えません。


地下は、国際線の案内が柱ごとに出ているので迷う所無しでした。

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奥に木下グループPCR検査センターがありました。
この奥のエスカレータを上ると、密にならずに済みます。


■1階は国際線施設無しも拡張
地下からは次に一階南側へ。
1階南側には特に国際線の施設は無いのですが、南端に到着口にも面していない新しい滞在スペースが出来ていました。到着ロビーからも外れており、人がほぼいないのでまったり出来るスペースでした。美術作品も展示されています。

※まったりスペースの唯一の問題点は、喫煙室が近くにあることでした。狭い部屋で、マスクを外した赤の他人と対峙し、灰皿を共用し、その人達の飛沫を含んだ煙と粉を全身に浴びる、非常にリスクの高い行動をする人たちが行き来します。深夜にも関わらず利用している人は多かったので、要注意ですね。
一応、羽田では人数制限表示や短時間利用の呼びかけ掲示はされていましたが、気に留める人は皆無。意外と利用者が多かったので、見学した数分の間に数人が出てきたのを見ましたが、あちこちに設置してある消毒液で手指消毒している人は誰ひとりいませんでした。


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ちょうど南端のタクシー乗り場の前の出入口を入ったところ、
かつてダイソーがあった辺りに、新しいスペースが誕生。


一番奥にはシャワールームが新たに出来ていましたが、コロナで長期閉店中でした。

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長期閉店中のシャワールーム。真っ暗です。


一番奥のシャワールームの前に新しいエレベータができていました。1階〜3階までを行き来出来たので、これで2階へと上がりました。

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一番南端奥のエレベータは
第3ターミナルにあるようなドデカタイプでした。


■2階国際線施設との間には巨大シャッター
2階の出発ロビーは、既に23時で出発便はなく、第1と同じように超閑散としていました。

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誰もいない出発ロビー。
時刻的にどこも閉鎖中。保安検査場Dはコロナで長期閉鎖中で、
昼間でも開いていなかったようでした。


2階は、国内線チェックインロビーのすぐ横に国際線到着ロビーが出来たのですが、その間はシャッターが閉められ、様子を窺うことは出来ませんでした。

※当分国際線施設を再開する気が無いのか、巨大シャッターの手前には、楽器が集まったような大きな芸術作品が展示されていました。文化庁による文化発信プロジェクト 「CULTURE GATE to JAPAN」の作品で、今年2月に展示が始まったものです。関連作品が全国の8空港にあります。
展示されたことをネットで確認していた(https://culture-gate.jp/ja/)のですが、イメージ優先のサイトで、自分に芸術センスが無いせいか、作品の概要すら良く分からずモヤモヤしていました。やっとお目にかかれました。


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時計台六番の奥、国際線区画を向いたところ。
高い天井から下がるドデカシャッターの奥に国際線到着ロビーがあるはず。


南端の区画には、いくつか新施設も。
1階から上ってきたエレベータのすぐ脇には、補助犬トイレが新設されていました。

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P4に続いて設置された補助犬トイレ。
インターホンで開けてもらうタイプのようです。


チェックインカウンタ奥には、ANAが国際線到着旅客用にアライバルラウンジを新設していました。

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ANAアライバルラウンジは閉鎖中。
入口は車椅子の保管場所と化していました。使ってないとすごい数。
赤字企業でもこういうのを無料で提供とは、ありがたやありがたや。


■国際線施設はカーブサイドからほんの少しだけ覗ける
残念ながら国際線施設を見られなかったので、仕方なく出入口7からカーブサイドに出たところ、国際線施設側まで歩道が延長されていました。
すると、南端側には新しい出入口が。扉は開きませんでしたが、国際線の到着ロビーを少しだけ覗くことが出来ました。

202111A2k.jpg
カーブサイドに出来た新しい入口から、
わずかながら到着ロビーの様子を覗くことが出来ました。


出入口7へ戻ると、その中央寄り付近に新しいスペースが出来ていました。

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出入口7脇の広がったスペース。
ラーメンなど変わり種自販機が少しですが置かれていました。


■3階もシャッターで閉鎖
その後は、3階へ移動しました。

UPPER DECK TOKYOと名付けられた区域は、P4駐車場通路出入口付近の飲食店が一部撤退し、広いロビー空間になっていました。
また、国際線寄りの場所に新たにファミリーマートが出店していました。通常は24時間営業店舗のようですが、コロナで時短中。営業時間は朝7時-夜11時よりも短いようでした。

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なぜか飲食店が減ってロビー空間になった部分。
ここを何のために広々空間にしたのかいまいち謎です。


国際線施設との境目はやはりシャッターが降下中でした。

202111A2n.jpg
境目は、右奥のガラス部分から奥を覗けましたが、
こっち側の照明反射に加え、向こうは真っ暗でよく分かりませんでした。
昼間なら様子が分かるかもしれません。


■駐車場からは眺めが抜群
続いては連絡橋を渡ってP4駐車場へ。
つい四日前に、下から撮影した国際線施設の外観を、高い位置から撮影できました。

202111A2o.jpg
見上げるのより、ひと味もふた味も見栄えが違います。
出来れば青空の下で撮りたいですね。それはまた次の機会に。


P4駐車場からは、団体バス乗り場を経由して地上からP3駐車場へ移動しました。
コロナ禍の間に、一般ピープルが地上からは見えない位置に、移動してしまった、VIP用ターミナルの跡地が眺められました。

202111A2p.jpg
VIP用ターミナルは中央やや左の所にありました。もう無くなっていました。
東京タワーとレインボーブリッジが綺麗に見えますね。


■出発階からは23時半で追い出し
P3駐車場を見たあとは、連絡橋を渡って再び第2ターミナルへ戻りました。
誰もいない出発ロビーを写そうと二階へ下がったら警備員に声をかけられてしまい、ここで出発ロビーの確認は終了となりました。
時刻はちょうど23時半でした。

到着ロビーには寄らずに、エレベータで地下へ直行。第1ターミナルのカーブサイドへ戻り、南端からターミナルを離れました。

ここから先は、第3ターミナルへ徒歩移動です。来た道を戻る形で、新整備場地区を経由しつつ、環状八号線の北側歩道を進みました。
歩いている途中で日付が変わりました。

202111A4a.jpg
第3までは徒歩で戻ります。
HNDのNo.1にスターフライヤーが停まっていました。


■今日の教訓!
[東京国際空港] 深夜なら出発ロビーは人いない←接触リスクは超少なくて安全です。
[東京国際空港] 出発ロビーは23時半まで←警備員に追い出されます。
[東京国際空港] 飛行機ならチェックインすら非接触←接触リスクは超少なくて安全です。
[東京国際空港] 第2国際は閉鎖中←訪問できません。
[東京国際空港] 第2国際は閉鎖中P3駐車場北端は隠れ夜景スポット←街の明かりが綺麗です。

■実際の旅程
10/30 SAT
自   宅17:00(徒  歩)→22:00[東京国際空港]第1ターミナル
[東京国際空港]第1ターミナル22:30(徒 歩)→22:45[東京国際空港]第2ターミナル
[東京国際空港]第2ターミナル23:45(徒 歩)→


ラベル:羽田
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2021年11月01日

ターミナル見学再開!!(旅行前)

※本旅行記は2021年11月上旬のものを、2021年11月下旬に公開したものです。



■2021.11 東京国際の旅行前


■さあ、電光石火のターミナル見学へ

電光石火の空港訪問第三段!!!
不要不急の訪問自粛要請解除記念!!!
東京国際空港(羽田空港)の旅客ターミナルに入り込んできました!!!


羽田空港の旅客ターミナルを運営する日本空港ビルデングと東京国際空港ターミナルでは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミック以降、「尚、羽田空港では新型コロナウイルスの感染拡大防止に最大限努めており、引き続き、不要不急の来館はお控えいただきますよう、お願い申し上げます。」と告知し、飛行機撮影や見学などに代表される不要不急の来館自粛を要請してきました。
他の空港でも似たような状況はあったものの、昨年夏頃には要請を解除したところがほとんどで、一年半以上も要請を続けていた空港はありませんでした。

この要請のおかげで、東京周辺のスポッターは、日本最大級の空港が目の前にありながら、撮影でターミナルに入り込めず、ウズウズしている状態が続いていました。
東京五輪もありましたから、人の殺到を避けるために行っていたのかもしれませんが、とにかく長かったです。
五輪の特別塗装機はもちろん、五輪の特別装飾や退役機材などの今しか出来ず、一生来ないであろう撮影が出来ず、残念な思いをした人も多かったのではないでしょうか。

それが、ついに「尚、羽田空港では新型コロナウイルスの感染拡大防止に最大限努めております。ご来館の際には、感染拡大防止対策の徹底にご協力いただきますよう、お願い申し上げます。」という表現に変わり、不要不急の来館自粛の要請が解除されました。

私自身はこの変更を2021年11月2日昼に確認。数日前の10月28日に確認したときは、以前の記載だったため、10月29日の更新で変わったようです。
そして今は感染低下期。となれば、一年以上もガマンしてきた羽田の旅客ターミナルへ乗り込もうと、告知を確認したその日の夜に、電光石火で訪問しました。

ただ、見学目的での来館が不要不急であることには変わりがありません。
そこで、感染拡大防止対策を最大にするため、他人との接触可能性が低い、出来るだけ利用者のいない時間帯に訪問することにしました。

国内線は利用者がだいぶ戻ってきていると聞いています。普通に昼間に訪問しては航空利用者と接触し、自分がうつす、人からうつされるリスクが高くなってしまいます。
訪問をするなら、人が少なくなる時間帯、出発ロビーは出発便が終わった深夜、到着ロビーは到着便の始まる前の早朝がベストです。

一方、国際線は、今の日本の百倍以上の感染リスクのある人たちが到着しています。訪問するか迷いましたが、よくよく調べてみると、到着便は21時台には終わり、翌朝5時頃まではありません。出発便も最終は1時台でそのあと8時台までありませんから、未明時間帯は出発客もいないと思われます。ネットサーフィンをしていると、検査の影響で飛行機が到着してから到着ロビーに出てくるまで三時間程度かかるようです。
となると、国際線用の第3ターミナルは、深夜の1時〜5時がベストタイミングです。

そこで、深夜22時頃から第1と第2の出発ロビーを中心に見学、日付が変わる頃に第3に移動し、早朝再び第1、第2に戻り、到着ロビーを見学することにしました。

公共交通機関は利用しないため、空港までは片道四〜五時間ほどの歩き。18時頃家を出て、翌朝11時くらいに自宅に戻る行程を組みました。


アクセスの予約(なし)
今回も、COVID-19対策で不要不急の鉄道・バス利用が出来ないため、全行程が徒歩。予約は必要なしでした。

現地移動の予約(なし)
これも歩き前提なので、特に予約はありません。

宿泊の予約
日帰りなので宿泊もありませんでした。
■ここまでの教訓!
[東京国際] 不要不急訪問自粛要請ついに解除!

■今回の予定旅程
11/02 TUE
自   宅17:00(徒 歩)→22:00[東京国際空港]
(東京国際空港内で日跨ぎ)

11/03 WED
[東京国際空港]06:00(徒 歩)→11:00自   宅

ラベル:羽田
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2021年10月31日

富士を眺めに調布へ(旅行後)

※本旅行記は2021年11月に公開したものです。



■2021.10 調布・東京国際の旅行後

今回と前回は、シェアサイクルを利用して、空港訪問しました。
そこで、シェアサイクルについて取り上げます。

■これまでのレンタサイクルはアクセスには使えない
空港のレンタサイクルについては、2015年8月の旅行記でも取り上げました。
https://johokotu.seesaa.net/article/427641791.html

その後、各地の空港で自転車ユーザー向けの施設が増加。レンタサイクルを取り扱う空港も複数出てきました。
しかし、シェアサイクルが展開されている空港はまだ多くありません。

シェアサイクルは、2018年6月に閣議決定された「自転車活用推進計画」の影響か、ここ数年で急速に拡大を続けています。
レンタサイクルと異なるのは、一度限りではなく、月間契約などが出来ること。そして、貸出・返却場所が複数あることなどが特徴と言えます。

例えば、今回と前々週に利用したdocomoバイクシェアは、貸出地域内であれば、どの貸出ポートに返却するのも可能で、使い勝手が非常に良いものでした。

空港で展開されている多くのレンタサイクルは、再び空港で返却しなければならないので、空港アクセスには使えず、空港周辺散策程度にしか使えません。言ってみれば、航空便の遊覧飛行みたいなものになっています。
空港アクセスに使えるかどうかという点が、大きな違いです。


■なかなか定着しないシェアサイクル
シェアサイクルについては、実証実験と称して短期間に展開しているところはいくつかありますが、なかなか定着しないようです。
例えば2019年に旭川空港でCOGICOGI SMART!が実施していますが、その年で撤退しています。米子・境港地域で、美保飛行場(米子空港)に返却が出来るレンタサイクルの片道利用が出来ましたが、これも実証実験で一時的なものになっています。

また、シェアサイクルと称したサービスとして2018年に下地島空港でTIDA BIKEが展開されていましたが、ほかにポートがあるわけでもなく、空港に返却が必要なレンタサイクルでした。

空港利用の場合、大きな荷物を持っていますから、自転車利用と言うのは頭に浮かばないようで、展開は全然広がっていません。
空港に行くのは、バスや自家用車が中心ですが、荷物が少なければ、自転車も選択肢になり得ます。航空機自体がそもそも温室効果ガス排出量が多いので、あまり気にしている人はいないのかもしれませんが、温室効果ガス排出抑制の観点からも、今後注目されるかもしれません。

地方空港は周辺人口も少ないので、なかなか展開が難しいかもしれませんが、大都市圏の空港は、空港周辺住民による利用も期待できそうです。また、観光地が空港から近い所であれば、帯広のように、手荷物輸送とセットで、ワンウェイ貸出を行うというのも一つの手。空港アクセスの選択肢としてぜひ活用していきたいですね。

各空港に設置されているシェアサイクル
・女満別空港
 旅客ターミナル前でRide Okhotsk with FUN! レンタサイクルの貸し出しが行われています。シェアサイクルではありませんが、周辺地区に複数の貸し出し拠点があり、ワンウェイ利用が可能です。
 http://hokkaido-okhotsk-cycle.com/cycling-station/

・帯広空港
 空港と帯広駅との間でワンウェイ利用ができるレンタサイクルが行われています。荷物も運んでもらう手ぶらレンタサイクルとなっています。
 https://www.machicen.com/rental-bicycle/2063/

・東京国際空港(羽田空港)
 空港島内の羽田イノベーションシティ内に「大田区コミュニティサイクル(docomoバイクシェア)」の貸出ポートあり。都区内の別のポートで返却可能。
 https://docomo-cycle.jp/ota/

・調布飛行場
 旅客ターミナル横に「ハローサイクル」の貸出ポートあり。他市区で返却可能。
 https://www.hellocycling.jp/

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今回訪問した調布飛行場にあったハローサイクルの貸し出しステーション。
釣り竿だけで飛行機に乗るような人がいる、調布のような
小さな空港にこそ必要な施設なのかもしれません。



今回は、昨年10月、先々週に引き続き、空港見学するためにとにかく屁理屈を並べてみました。STAY HOMEを頑張ったり、仕事で仕方なく空港を利用する人が大勢いる中で、独り善がりの考えで空港訪問をしてしまいましたので、今回の記事にご不満やズルいぞ、という方も大勢いらっしゃると思います。
一応、他人を感染させるリスクは最大限低減する動きをしたつもりですので、ご容赦いただきたいですが、何だかモヤモヤ訪問でした。

東京の二つの空港は、持続可能な開発目標に適切なアクセスもできる珍しい空港でもありました。
早く日常生活が戻り、技術革新が進んだときに、シェアサイクルも一つのアクセス手段として重宝がられるようになっていればよいなあと思いつつ、軽く旅行記を〆たいと思います。

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2021年10月30日

富士を眺めに調布へ(1日目)

※本旅行記は2021年11月に公開したものです。



■2021.10.30 (自宅)→調布→東京国際→(自宅)

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調布飛行場から見える富士山


■いきなり貸出できないチャリに遭遇
先々週に引き続き、未明に自宅を出ました。
前回は途中で雨にも降られましたが、今日はよく晴れそうです。
一昨年は大島、昨年は静岡へ富士山を眺めに行きました。そこで、今日は調布で富士山を臨むことを第一目標にしました。

冷え込む中を延々三時間以上歩いて、先々週と同じように京急蒲田駅前に着けました。
今回は、残りのチャリがなんと5台だけでした。先のことを考えると、100%充電のものを確保したいところですが、1台は0%、1台は電源入らず。残りは、3%、8%、70%でした。
100%ではありませんが、70%あればなんとかなるので、それを使うことにしました。

ところが、、、。
なぜかカードをかざしても圏外表示で鍵が開きません。何度やっても上手くいかないので、よくよく見てみたら、川崎市のシェアサイクルの物でした(=返却処理も出来ていない)。このため、当然貸し出しはできませんでした。。

202110-2a.jpg
未明に再びやってきた京急蒲田駅前。
見た目は同じチャリなのには川崎の物が混じるというまさかの騙しが、、、。


■チャリを探して右往左往
結局8%の物で走り始めざるを得ませんでした。
しかし、これではあっという間に電池切れになってしまいます。このままではマズいので、ルート上の環八通りに出た後、蒲田郵便局先にあった最寄りのポート(ネクストサイト蒲田ビル)にさっそく寄り道です。

ところが、、、。
ここのポートには、なんと一台もチャリがありませんでした。

仕方がないので、ルートから少し外れる大田区役所本庁舎前に寄り道。ここも残りは2台だけでしたが、片方が電池残量60%だったので、自転車を交換しました。
60%では、調布飛行場までは、エコモード走行で、なんとか持つか持たないかの厳しい状況です。
この先、経路からそれほど外れない場所で、下丸子駅付近に3か所、鵜の木に1か所、最後に多摩川台公園に貸出ポートがあるので、それらのチャリを見ながら進むことにしました。

再び環八に戻り、下丸子までは環八を走行。まずはヴォーガコルテ千鳥町に寄りました。
ここには4台が残っていました。このうち1台が残量90%だったため、再び交換しました。
これでひと安心という印象だったのですが、こぎ始めると、なんとなく後輪の空気が抜けている感じ(パンクではない)。パワーモードにしてもペダルが非常に重い感じでした。

すぐ近くにあったファミリーマート大田千鳥三丁目店は、2台しかないうえに、いずれも残量が少なく交換は断念しました。

さらに少し走った下丸子三丁目のポートには4台が残っていました。このうち一台が90%で、車輪も良い感じだったので乗り換えました。

京急蒲田駅前からヴォーガコルテ千鳥町までは走行距離約5キロ(ほぼオートマチックモード走行)で、電池残量は60%→50%でした。

※今回はチャリを探すのに苦労しましたが、アプリをダウンロードすると、リアルタイムの残数+残量表示をスマホで確認できるようになります。問題は、アプリ使用の条件としてクレカかドコモ払いの会員番号登録が絶対に必要になることですね。

202110-2b.jpg
90%充電車が見つかった下丸子三丁目の貸出ポート。
時刻は4時半過ぎですが、後ろのゴルファサイズは5時開店なのでもう準備をしていました。


■90%残量よりも走らないFL%
タイヤも異常はなく、電池残量が90%あればひと安心ですが、フル充電のものにするに超したことはないので、鵜の木松山公園にも寄り道しました。こちらには5台残っており、そのうち一台がFL%でした。しかし、残り走行距離を見ると、なぜか今乗っている残量90%の機材の方が数値が大きく出ていました
FL%のチャリは少し古めだったので、電池容量が少なかったのかもしれません。
結局90%のチャリに乗ったまま先に向かいました。

最後に寄れる貸出ポートは、多摩川台公園です。なんとなく地図の示す位置から、台地上のように見えていたのですが、現地に行ってみると、多摩川駅側からの急な上り坂の上にありました。
電池の消費がかなり気になりましたが、100%充電の物があればそれが最優先。パワーモードにして登り切りました。しかし、現地には残りが2台しかなく、いずれも残量は半分以下で、無駄足になってしまいました。

結局下丸子で90%でゲットしたチャリで、調布に進むことが確定しました。

多摩川台公園は武蔵野台地、国分寺崖線の南端に当たる部分で、その高まりを上下動を伴いながら北から南に超えて、田園調布四丁目交差点で多摩堤通りに出ました。

※下の写真は田園調布四丁目交差点から、二子玉川方面を見たところですが、写真右側奥方面は2019年10月の台風19号で浸水したエリアです。テレビで「田園調布が浸水」と騒がれたエリアで、ちょうど巨人軍旧多摩川グラウンドがあった目の前辺りと言うとイメージが沸く人も多いでしょうか。
実は、このあたりは、田園調布とは言っても、田園調布駅前のような国分寺崖線の高台上ではなく、多摩川の氾濫低地に位置しています(写真を見ての通り通りの左右ともに土地が下がっている)。写真右には丸子川が流れています。
浸水した状況は、大田区が詳しくまとめていますね。
https://www.city.ota.tokyo.jp/seikatsu/chiiki/bousai/suigai/2019t19_denen-chofu_kensyo-kekka.html

丸子川は用水路(六郷用水)を起源としています。今回は、この六郷用水や国分寺崖線と関係が深い場所をよく通るルートで行き来しました。


202110-2c.jpg
未明に六郷橋で渡った多摩川に5時になって再び遭遇。
田園調布四丁目からは多摩川堤防を通る多摩堤通りを進みます。


■川沿いを快適に走行
ここからは、多摩川沿い〜野川沿いを上流に向かって進んでいくので、一貫して上りです。ただ、非常に緩やかな上りで足への負担は大してないので、消費しすぎないようオートマチックモード走行で進みました。

チャリの交換に時間を食ってしまい、二子玉川辺りまで来たら、早くも空が白み始めてきてしまいました。
二子玉川から先は街中に入っていきます。道に迷いたくなかったので、田園調布四丁目から約5.1キロの吉沢橋交差点(旧玉電吉沢駅跡地)で左折し、野川に合流しました。

ここから先は、飛行場付近まで、川沿いの緑道が続きます。川沿いは、迷わない+車が来ないメリットがありますが、道路と交差する前後で少し高低差が出る場合がある上、木の根っこで凸凹しています。さらに、地図を見ると、つつじヶ丘付近で少し北側へ膨らんだ遠回りになっていました。
ちょうど喜多見駅付近で一中通りという一直線道路に出れば、距離が短くて済みそうでした。吉沢橋から約3.4キロほど進んだ世田谷区喜多見でいったん野川から離脱して、滝下橋緑道へ。世田谷通りを経由して二ノ橋交差点を右折して松場通り、一中通りへと進みました。
小田急線の高架をくぐった後は狛江市。野川から離脱してから約3.3キロ走って、国領の手前、野川橋で再び野川と合流しました。

京王線手前で右岸が通れなかった区間があったものの、まだマラソンランナーも少ない側道を快調に進めました。

※六郷用水と関係が深い場所を通ったと先ほど書きましたが、滝下橋緑道や二ノ橋が六郷用水跡地です。前述の丸子川は世田谷区岡本の水神橋付近が最上流部で仙川から分水しているように見えますが、元々六郷用水は、ここよりさらに上流側にも流路がありました。最上流部は多摩川住宅の南付近の多摩川で、ここから分水し、仙川の水神橋付近へと繋がっていました。その途中が滝下橋緑道や二ノ橋で、仙川と交わるまでに、野川や入間川(野川が北側へ膨らんで遠回りする狛江市東野川で野川と交わる川)を横断していました。
実は、今回走った野川は、後述の神代団地付近より下流側は1967年治水工事で完成した人工河川です。元々の野川は、現在の流路より西側を流れていて、治水工事で現在の位置につけ変わっています。入間川が合流する部分から多摩川に注ぎ込む部分までは元々入間川の流路に近いです。しかも、そのうち滝下橋緑道から多摩堤通り/東名高速と交わる付近の区間は、入間川とそこを横断する六郷用水とが一体化していました。
元々の野川はかなりくねくねした狭い川でした。治水工事で直線化したために、現代は、チャリで走るのも快適で、クネクネせずに分かりやすい流路になっていたわけです。
結果として、今回のチャリ紀行は、大田区六郷地区から、田園調布、そして調布に至るまで、六郷用水と関係が深い場所を辿ったことになりました。さらに、今回走ったルートでは、調布飛行場から下丸子駅付近まで、北側(川の左岸側)に付かず離れずずっと崖が見えていました。これは多摩川が削ってできた北側(左岸側)の崖で、国分寺崖線と呼ばれる有名なハケになります(調布飛行場より上流側も国分寺方面に延びています)。多摩川と国分寺崖線ツアーみたいな感じでした。


202110-2d.jpg
唯一野川の右岸側道が通行止めになっていた大町橋付近。
右岸に品川通りと甲州街道を結ぶ車道を造成中でした。帰りに撮影。


■田園調布から小一時間で田園広がる調布へ
野川橋から約3.1キロの御塔坂橋で武蔵境通りを越えれば、飛行場はすぐそこです。
橋の少し先で川岸から離脱し、大沢コミュニティ通りに到達。1キロ走って、6時過ぎに調布飛行場門柱に辿り着きました。
田園調布四丁目から門柱までは約16キロ。オートマチックモードでのんびり走って、1時間10分ほどでした。

202110-2e.jpg
朝日に照らされた調布飛行場門柱。
木々の紅葉が少し始まっていました。


■なかなか見えない富士山
調布飛行場の運用時間は8時半から。まだ二時間半あるので、周辺の撮影を先に済ませます。
門柱からはまずは大沢グラウンド通りを通って、ターミナル地区へ。ほぼ誰もいない外回りを調査しました。

今回は最初に富士山を臨める場所を探しました。
富士山が見えるのは西向きなので、普通に考えると、東側の大沢グラウンド通りからは、真っ平らな空港滑走路を通して、どこでも綺麗な富士山を臨めるはずです。しかし、空港西側に高い建物が連なって、富士山が隠れてしまい、上手く見えない範囲が広く分布していました。
第二駐車場付近の格納庫群とその前のエプロンからはよく見えそうですが、飛行機に乗らない場合、一般道路からは格納庫自体に目線を遮られます。
結局、外周から空港を通して富士山が見えたのは、以下の4か所だけでした。
 ・大沢グラウンド付近から遠目
 ・第二駐車場横の関係者ゲートの北側
 ・ターミナル展望デッキ(建物による隠れ富士)
 ・ターミナル北側の駐輪スペース


※調布飛行場のターミナル地区から富士山頂までは約80キロです。この距離、実は富士山静岡空港と同じです。距離だけで言うと、富士山調布空港と名乗ってもおかしくはないのですが、ご覧の通り、見えるのは山の上のほうだけ。1月中旬と11月中旬の日没時にダイヤモンド富士も見られますが、静岡空港のようにすそ野の方までは見えないので、富士山が見える空港としては、目立たない存在となっています。


202110-2CHOFU001.jpg
富士山が最も綺麗に見えたのは第二駐車場横の関係者ゲートの北側。
柵と建物が途切れている上、奥の建物もギリギリかかりませんでした。


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上記位置で拡大。駐機場に停まる小型機と一緒に撮れます。
手前に丹沢山系があるため、調布から見える富士山は、上の方だけです。


202110-2CHOFU003.jpg
ターミナル北側の駐輪スペースから。
この位置からは、飛行機全体と富士山全体という撮影が微妙に不可能です。
飛行機全体と一緒に撮ると、この写真のように西側の建物で山の一部が隠れます。
一方、自分が少しずれて富士山の全体を撮ろうとすると、
プレハブが手前の絶妙な位置に建っていて飛行機全体が写りません。
トップで飛行機が頭しか写っていない写真を載せましたが、
実は、左側にプレハブが建っていて飛行機全体が見えないんです。


202110-2CHOFU004.jpg
北東方の武蔵野の森公園にあった展望台からは富士山は全く見えず。
展望台なのにそもそもあまり眺望は良くないです。


■空港跡地をぐるり一周して東京五輪の残り香を楽しむ
旅客ターミナル入口に、7時15分開館の案内が出ていたので、それ以降に戻ってくることにして、つづいて武蔵野の森公園をぐるりと反時計回りに回りました。

202110-2CHOFU009.jpg
ターミナル地区北側には、掩体壕が2基保存されています。
写真はそのうちの一つ大沢一号。


公園の北側地区で滑走路を北から眺めた後は、空港の西側へ。
公園の北地区と南地区を結ぶプロムナードが9時まで閉鎖中だったので、スタジアム通りを南下して、甲州街道、天文台通りと大回りしました。
まだ七時なのに、グラウンドには既に大勢のスポーツ少年少女が出てきていました。

202110-2CHOFU005.jpg
ターミナルを正面から見られるプロムナードは、まさかの夜間閉鎖中。

202110-2CHOFU006.jpg
朝だったので、誰もいない東京スタジアム(味の素スタジアム)の撮影に成功。
飛行場跡地で最も目立つ施設です。


202110-2CHOFU007.jpg
東京2020五輪で、空港に最も近い会場だった調布。
結局、東京2020の残り香は何もありませんでしたが、
甲州街道へ出たことで、東京1964の痕跡は楽しめました。


■ターミナルからは残念な欠け富士
少しウロチョロしたこともあり、一周で7キロほどをロス。電池残量も40%になってしまいました
少し急ぎ足で回り、7時半過ぎに旅客ターミナルへ入りました。

ターミナルには既に出発便待ちの人が出ていました。
釣り道具だけ持った団体もいるなど、羽田とは客層が違います。皆がラフな感じで、こうやって気軽に飛行機に乗る感じはワクワクします。
一階の待合室は人が多めだったので、すぐに二階の展望デッキへ直行しました。
富士山の状況を確認したら、今日の目的は完了。人の多い一階は流石にじっくり寄ることは諦め、すぐに空港を発ちました。

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展望デッキから見える富士山は、ちょうどの建物で欠けてしまう感じでした。


■川下りで羽田へ
ここからは大田区へ戻ります。
来た道を引き返し、御塔坂橋の手前で野川に合流。多摩川の河口に向かって川沿いを下りはじめました。
往路と異なり左岸をメインに進みました。左岸は右岸に比べると木の根っこによる路面の凸凹が少ない感じでした。

朝八時を過ぎたこともあり、帰りの側道は歩く人が増えています。
先日の東京港ほどではないものの、マスクを付けていない人もチラホラ。側道は狭いため、恐々すれ違いを繰り返しました。

京王線をくぐって暫く行くと、見た記憶のない団地群に差し掛かりました。
川もジリジリ右へ曲がり始めていたため、これはおかしいと、Googleマップで位置確認をしたところ、一中通り側への右折場所である野川橋を随分通り過ぎて神代団地まで来てしまっていました。
今から一中通りに復帰しても大して近道にならないため、そのまま川沿い進行を続けました。

神代団地地帯で道路が右岸側に切り替わったため、そこからは右岸下りに変更。暫くそのまま進んで小田急線の高架をくぐった先で、世田谷通りに進行を阻まれてしまいました。ガードレールが頑丈に施され、左右どちらかに行くしかありません。
往路は通らなかった所で、これは想定外。いったん川から外れて喜多見駅入口側の信号まで進んで道を渡りました。

さらに1.6キロほど進んだ多摩堤通りとの交点でも橋の前後での行き来がやや困難でした。
往路では全く気が付いていませんでしたが、Googleマップを見ると、ここから下流の多摩堤通りは、川と併走しています。そこで、通りに出てしまい、そのまま多摩川園までは多摩堤通りを進むことにしました。

※野川沿いの道は、道路との交差部を基本的にそのまま横断できていました。しかし、喜多見の世田谷通りと東名高速下の多摩堤通りが交わる所だけは柵で拒まれ渡れなくなっているので要注意です。
このうちのひとつである世田谷通りは、右岸側は喜多見駅入口の交差点まで行かねばならず、約300メートルのロスになります。一方の左岸側は暫く川と通りが並行しているので、下流に向かう場合には、世田谷通りを都心方面に進行した方が、距離のロスを減らせます。


多摩堤通りは、トラックも多い通りでした。で、歩道を走ろうとすると、今度はそっちはそっちで二子玉川辺りでは歩いている人も多く、今日初めてハラハラしながらの進行になりました。

二子玉川公園脇のトンネルを過ぎたところでいったん多摩川の堤防へ出ましたが、第三京浜越えたところですぐに途切れてしまったので、そこから先は、多摩堤通りの北側に現れた側道を進みました。

※第三京浜〜田園調布四丁目までは、多摩堤通りが堤防上を走るようになります。道幅は車道二車線確保がやっとで、歩道も自転車道もありません。しかし、その代わりのように、堤防道路となった多摩堤通りすぐ北側、堤防道路から見下ろす位置にずっと並走する側道が現れます。所々で多摩堤通りと交わるため、その都度道が上下しているものの、走る車はトラックが飛ばす多摩堤通りよりも少ないので、比較的安全に走れます。
この側道は、前述した2019年台風19号で水が溢れた地区との出入りを担う側道。道路の標高は多摩堤通りより低いです。


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第三京浜手前で二子玉川を振り返る。
左端に富士山が見えますが、こちらも見えるのは結構上の方だけ。


■シェアサイクル利用者は意外と多い?
さて、大田区に帰ってきました。
一番手前の貸出ポートは多摩川台公園なのですが、遠回りになる上、最後の上り坂がきついです。ここまでオートマチックモードを続けて電池を節約していたおかげで、まだ10%以上電池が残っていたので、多摩川台公園は素通りし、鵜の木松山公園へ向かいました

調布飛行場から鵜の木松山公園まで20キロ弱を1時間半でした。早朝に下丸子三丁目でチャリを借りてから鵜の木松山公園までは走行距離約46キロ(ほぼオートマチックモード走行)で、電池残量は90%→13%でした。
ここで最も長く残っていた60%のものに交換しました。

鵜の木松山公園には先ほど4時半過ぎに寄りました。今は9時半です。五時間の間に待機チャリは5台→3台に減少、フル充電のものはなくなっていました。土曜日の朝でそれだけ出入りがあるということは、意外と利用者が多いと推定されます。

※鵜の木松山公園のポートは、公園内ではなく、公園南側の崖下にあります。ブラタモリでは多摩川園が国分寺崖線の南端と紹介されていましたが、実は、そこから下流側も下丸子付近まで多摩川に沿って、多摩川が削った北側(左岸側)の崖線が続いています(下丸子からは池上方面へ向かって多摩川から離れて行きます)。これがその崖。公園には、多摩川台公園と同様に横穴墓遺跡があります。多摩川に近いのに、高台で眺めが良く、かつ氾濫を受けないから、大昔から人が住むのに最適だったのでしょう。

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鵜の木松山公園の貸出ポート。
最多残量車を探している時に返却に来た人がいました。出入りは結構あるようです。
左の崖が、今日最後に出会った多摩川左岸の崖線(国分寺崖線)でした。
崖線ツアーも無事に帰りつき、ここで凱旋?といった感じでした。


■川崎側からアプローチしたらヘリポートに船着場も
鵜の木松山公園からは、一路羽田に向かいます。
環八通りをまっすぐ進めば良かったのですが、国道一号線を過ぎたあとに、ふと、多摩川の川崎側を走行することを思いつき。少し引き返して、多摩川大橋を渡りました
その後は川崎側の側道を下流へと進みました。六郷橋までの間は堤防の道が整備されておらず、川が見えない車道走行が続きます。交通量が多い上、トラックやバスなどの大型車も頻繁に行き来する道路で、走りにくい道でした。
川崎市多摩川船着場付近の公園で少し休憩を取りました。

※川崎市多摩川船着場は、周辺人口が多いので、タイ・バンコクのチャオプラヤーエクスプレスボートみたいな定期船を羽田から就航すれば、それなりに客はいそうにも見えます。ただ、羽田もここも駅から遠くて乗り継ぎ利用には不便なので、利用は本当に周辺住民等に限られてしまいますかね。
日本で舟運がなかなか発達しない理由は、街の中心部へ直接乗り入れる鉄道が便利すぎるからかもしれません。と言いますか、舟運が軽視されていく中で、鉄道駅を中心に集中発展しすぎてしまったからかもしれません。


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途中で寄った川崎市の川崎市多摩川船着場。
災害時を念頭に整備されているようで普段は全く使われていません。


六郷橋からは堤防の遊歩道を進みました。
途中大師橋の手前でヘリポートと遭遇。大師河原水防センターと呼ばれる施設で、管理事務所(資材備蓄)に加え、ヘリポート(場外離着陸場)、船着場を設けていました。
普段はただのだだっ広い広場ですが、緊急時には、陸運、水運、空運を活用した防災拠点になります。

※災害の種類にも依るのでしょうが、河口に近い河川沿いだけに氾濫が怖い場所にあります。川崎市の洪水ハザードマップを見る限りでは、ここだけ嵩上げされているようで、周囲は浸水しても、ここだけは浸水しない予測になっています。
防災拠点があるのは心強いのですが、洪水が起こると周辺の地上交通はズタズタになりますから、どう運用するつもりなのかが謎です。ここで救援物資を下ろして、多摩川沿いも浸水した街中も船で行き来する想定なんですかね、、、?
https://www.city.kawasaki.jp/530/page/0000018174.html


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大師河原水防センターは、多摩川で初めて設置されたという防災拠点。
場外離着陸場として扱われるヘリポートが設置されています。


■羽田を対岸から確認
大師橋では、大田区側に渡らず、いったん河口に向けて東進を続けます。
空港を対岸のキングスカイフロント前から眺め、スカイブリッジの建設状況を確認しました。

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大師橋を超えれば、羽田空港がもう目の前です。


キングスカイフロントを少しうろついた後、スカイブリッジの袂まで来たら遊歩道が行き止まりになっていました。仕方なくこの位置で引き返し。大師橋まで戻り、羽田地区へ渡りました。

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スカイブリッジ手前で遊歩道は行き止まりになりました。


少しウロついたせいか、電池残量はあっという間に30%に。六間堀仲羽公園に貸出ポートがあったので、新しい自転車に交換しました。
鵜の木松山公園から六間堀仲羽公園までは走行距離約18キロ(ほぼパワーモード走行)で、電池残量は60%→30%でした。

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六間堀公園には、結構な台数のチャリが残っていました。
残数が駅付近に少なく、こういった住宅街に多いということは、
駅前→自宅の利用が多いのかもしれません。


■弁天橋付近のロータリーは消滅!
新しいチャリは電池残量60%でした。この先貸出ポートは羽田イノベーションシティしかありませんが、これだけ残っていれば、新整備場地区まで行っても電池切れの心配は皆無です。パワーモードでガンガン進みました。

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羽田地区の入口である弁天橋から。
沖合展開前からあった歴史あるロータリーが消えていました。
環状八号線の残骸がどんどん消えていきます。写真は帰りに撮影。


先ほど対岸の川崎市から眺めたスカイブリッジは、一年前はドッキング前でしたが、完全に繋がっていました。まだ開通日は公表されていませんが、あと数か月といったところでしょうか。

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繋がったスカイブリッジ。昨年(→リンク)と比べると一目瞭然。
工事の囲いもだいぶ小さくなっていました。こちらも帰りに撮影。


前回は環八通りは往復とも北側の歩道を使ったので、今日は南側歩道からアクセスしました。

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第3ターミナル出口付近にはお手洗が新設されています。
その先は堤防工事がまだ進行中でした。


堤防工事が進む環八通りをとにかく東進。A滑走路はトンネルでくぐります。

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A滑走路をくぐるトンネルの入口。
ちょうど南側から着陸が行われていました。


■新整備場地区もぐるり一周
新整備場地区は、西地区→南地区→東地区と反時計回りに回りました
関係者以外は来ない地区で、車で移動する場合が多いのか、歩いている人はほぼ皆無でした。

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西新整備場地区でANAの自動運転バスが充電で休憩中でした。
コロナ禍でも注目の新技術は動いています。


西新整備場地区から南端の道路を経由して東新整備場地区へ回り込みました。

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南新整備場バス停。
東京都で最も南にあるとしてその手の方には有名な停留所です。


東新整備場地区からは北上して、旧国際線ターミナル側から第2ターミナルへ行こうとしたのですが、電源局舎の前で歩道が途切れてしまいました。

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元々右奥に写る階段を上ると旧国際線ターミナルがあり、
そのまま第2ターミナルへ抜けられていました。
しかし、階段頂上にフェンスが出来、階段にはチェーンが張られて通行止でした。


■第1ターミナルからいよいよ第2国際線施設へ
旧国際線ターミナル方向へ上がる車道を逆走するわけにもいかず、いったん新整備場地区へ引き返し。階段のみでアクセスできる西側の歩道から第1ターミナルへ進みました。

カーブサイドは自転車を降りて通行しなければなりません。バス待ちの人が結構おり、その横をすり抜けて行きました。
国内線貨物地区に行くのが面倒だったので、中央スカイアーチをくぐって第2ターミナルへと進みました。

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第1ターミナル前の京急線駅舎入口にあった看板。
11年前まで12年間だけ使われた2代前の「羽田空港駅」表示がいまだに健在でした。
まあ、この写真では本当に2021年撮影かは分からないので、
本当はこれをターミナルで行っていたという五輪装飾とともに撮りたかったですね。


第2ターミナル側では、国際線施設をP4駐車場側から撮影しました。中に入れないのは残念な限りです。

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パンデミック後開業のため、わずかに約2週間だけ運営された第2ターミナル国際線施設。
外からですが、やっと拝むことが出来ました。道路標識にも水色の「第3」が見えました。
XXXXXはこの先5年間の×を暗示しているのでしょうか、、、。


■入国者待機施設として暫定稼働を始めたホテルも動き始め?
その後は、再び環状八号線に出て、道を戻ります。

第3ターミナル目の前に建った壁のようなホテルは入国者待機施設として暫定稼働を始めています。パラリンピックの元メダリストが警備員に暴行して東京空港署に逮捕されたとして、このホテルが映像で流れたのには驚きましたが、それだけ動き始めているということなのかもしれません。
→警備員を投げたパラ柔道選手、資格停止へ(日テレ24) https://www.news24.jp/articles/2021/08/16/07924139.html

フェンスなく近づけたことで、駐輪場やバスターミナルがあることが確認できました。

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バスターミナルは環八通りに面しています(まだ閉鎖中)。
昨年3月に様々な長距離バスが就航する予定でしたが、延期が続いています。
脇の自動販売機は稼働中でしょうか???


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連絡通路へはエレベータも設置。通路下に駐輪場がありました(まだ閉鎖中)。
24時間ごとに200円とのこと。
第3ターミナルは無料、天空橋駅とHi-Cityは100円ですから、島内最高額になります。


■道路工事は少しずつ進行中
多摩川スカイブリッジ接続部辺りは、工事が終盤に入っているのか、工事仮囲いはだいぶ小さくなっていました。
環状八号線の北側歩道も全域が開通しており、羽田空港二丁目交差点から環八第3ターミナル入口交差点までの自転車道も完全整備されていました。

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環状八号線の北側歩道。昨年(→リンク)なかった自転車専用標識も加わっています。
工事の囲いもだいぶ小さくなりました。


羽田空港二丁目交差点から西側は、昨年にはすでに切り替わっている道路の解体はまだまだ途中段階でした。
一方で、旧B滑走路をくぐっていたトンネル部分は、北側の埋め戻しがほぼ完了している状況でした。

空港を出たあとは六郷文化センターへ。
その後はいつものヘトヘト歩きで三時間かけて自宅へと戻りました。

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昨年切り替わった道路の残骸。マンホールだけが元のまま残されていました。


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旧B滑走路をくぐっていたトンネルは北側は閉鎖。
環状八号線が切り替わり、トンネル2つもいらなくなったということですね。
既に埋戻しされ、上部が平らになってきていました。


■今日の教訓!
シェアサイクルは意外と残量の少ないものが多い←複数のポートを探し回らなくてはならない場合もあります。
野川サイクリングは世田谷通りに要注意←行く手を阻まれます。
[調布飛行場]気軽に飛行機利用しよう←羽田よりラフな人が多いです。
[調布飛行場]富士山はギリギリ見える←静岡空港と同じ距離なのに欠け富士ばかりです。
[調布飛行場]チャリでも簡単アクセス←シェアサイクルたくさん待ってます。
多摩堤通りは側道に出よう←道幅狭く走りにくいので、うまく側道を活用しましょう。
[東京国際空港]旧環状八号線はどんどん変化中←撮り納めはお早めに。
[東京国際空港]徒歩・自転車で第2へは第1経由で←旧国際線の歩道は途中で通行止。
東京の飛行場を行き来するのはブラタモリ級←多摩川の河岸段丘と崖線、用水と人の営みを体感できます。

■実際の旅程
10/30 SAT
自   宅00:30(徒  歩)→04:00京急蒲田駅前
京急蒲田駅04:00(自転車1)→04:15大田区役所本庁舎前
大田区役所04:15(自転車2)→04:30ヴォーガコルテ千鳥町
VC千鳥町04:30(自転車3)→04:45下丸子三丁目
下丸子三丁04:45(自転車4)→05:00多摩川台公園
多摩川台公05:00(自転車4)→06:00[調布飛行場]
[調布飛行場]08:00(自転車4)→09:30鵜の木松山公園
鵜の木松山09:30(自転車5)→10:00多摩川船着場(川崎市幸町)
多摩川船着10:30(自転車5)→11:00大師河原水防センター
大師河原水11:00(自転車5)→11:30キングスカイフロント
キングSF11:45(自転車5)→12:00六間堀仲羽公園
六間堀公園12:00(自転車6)→12:15[東京国際空港]
[東京国際空港]15:30(自転車6)→16:30六郷文化センター
六郷文化セ16:30(徒  歩)→20:00自   宅


posted by johokotu at 21:00| 東京 ☁| Comment(0) | ◆旅行記 | 更新情報をチェックする