2016年04月04日

高くて行きづらい島へ(3日目)

※2016年6月にアップした2016年4月の旅行記です。

■2016.04.04 (瀬戸内)→奄美→東京国際

■曇天でも海はきれい!
最終日の今日は、夕方の飛行機に間に合うよう、島北端近くにある空港を目指して島を北上する。

今日は暗いうちから雨が降りだしており、空には低い雨雲がかかっていた。
本当は朝早い時間からホテルを出て、島の観光を楽しみたかったのだが、雨で回れないと思い込み、チェックアウト時刻の10時ぎりぎりまで滞在した。
そうやってゆっくりしていたら、ホテルを出る頃には雨はほぼ止んだ状態になった。

それでも空は曇天。奄美の売りのきれいな海が眺められないのではないかと心配したものの、曇天にもかかわらず、近くの海岸はかなりきれいなエメグリ色をしていた
奄美の海は、晴れていれば相当美しい風景が楽しめたようだった。

201604g.jpg
ホテル前のヤドリ浜から見た加計呂麻島。残念なことに曇り空。

さて、昨日西海岸を通れなかったので、今日は西海岸の観光地を巡ろうと考えていたのだが、空港までは昨日と同じく五時間程度しかない。しかも昨日と違い、時程を後ろ倒しにはできない。
今いる南端から空港までは、東海岸側の国道58号線経由ですら80キロある。道東とかなら信号も渋滞もないので一時間半の距離だが、奄美は結構渋滞にはまる。寄り道しなくても、名瀬までは一時間、そこから空港まではさらに一時間は見ておかないと危ない。
西海岸の道路は、パッと見た目でも国道58号経由の場合の二倍位の距離があり、さらにクネクネしているので、下手をすると、名瀬まで三時間はかかる可能性がある。
昨日、予想以上に移動に時間がかかったこともあり、結局、西海岸を経由するのはリスクが高いと判断。国道58号経由でさっさと空港近くまで北上することにした

古仁屋までで早くも20分位かかったこともあり、ビクビクしながら北上したのだが、名瀬には12時前には到着できた。

※平成27年3月に網野子と住用の間に、約7キロ弱の網野子バイパスが開通している。このおかげで、奄美南部と北部の行き来が約10分短縮されたという。それでも名瀬から古仁屋までは約40キロ、小一時間かかるので要注意だ。

ここから、北側の海は昨日も見ているし、このまま国道58号線はダラダラだろう。昼飯の時間を考慮してもまだ三時間あるから、距離が二倍ほどかかるものの、龍郷までは北側海岸線沿いの県道81号線を通って少し遠回りすることにした。

くねくね道で、再び国道58号線に交わるまで一時間ほどかかってしまったが、竜の目で有名なかがんばなトンネル西郷南洲謫居跡を見て回れ、海を見ながら快適ドライブができた。ちょうど西郷南洲謫居跡付近は、有名な崎原ビーチと海を挟んだ反対側にあたるのだが、 曇り空なのにかなりきれいなエメグリ色だった。
奄美は、南国風な中に本土的な要素も混じった独特な景観を楽しめる。沖縄が注目されているせいもあり、奄美の海のきれいさはあまり目立たないが、沖縄とはまた違った雰囲気できれいな海を楽しめた。

■皆考えることは一緒?のお昼ご飯
ドライブも最終コーナー。今日の昼は、赤木名の鶏飯の名店みなとやに寄った。昨年に首相も来たらしい元祖の店で、混雑していることが多いようなのだが、月曜で、かつ、少し遅い時間帯だったので、それほど混んでおらず、ゆっくり食事ができた。
興味深かったのは、明らかにこのあと羽田便に乗るんであろう、関東トークで盛り上がるグループが何組か食事中だったこと。だいたい皆考えることは一緒なのだろう。帰る前に出来るだけ空港に近づいておいて安心した状態で昼飯を確保、といった感じなのかもしれない。

ちなみに、この時間に昼飯を赤木名で食べるとなると、奄美大島内で観光できるのはせいぜい13時位までとなる。名瀬を出るのは12時過ぎといったところだろうか。泊まったホテルをパッパと出たとしても、最終日は観光に割ける時間は実質三時間程度といったところだろう。奄美の有名なホテルはほぼ北側にまとまっているのだが、少しでも移動時間を減らすなら、確かに最適立地の気がした。航空便がもっと夜なら、もっともっと奄美を楽しめるのに、なんとも残念な状況なのがよく分かった

その後はまだ少しだけ時間があったので、昨日寄れなかった土盛海岸で時間を潰し、空港へと向かった。

帰りの飛行機も、月曜の昼便にも関わらず、結構混雑していた。
羽田にはまだ日が落ちる前に到着。羽田で夕食を食べ、少し空港を満喫したが、せっかくの出先での時間が少ない不満が残り、なんだかもったいない感を残したままバタバタ旅行は終了となった。

201604h.jpg
最後に寄った土盛海岸。奄美空港へアプローチする飛行機が見えた。引き続き曇り空、、、。

■今日の教訓!
[奄美]ビーチは曇りでも良い色出てます←とにかく綺麗です
[奄美]羽田へ戻る最終日はなかなか時間がとれません←昼には名瀬を出ないと間に合わない

■実際の旅程
04/04 MON
瀬戸内蘇刈10:00(レンタカー)→11:00道の駅奄美大島住用
道の駅住用11:00(レンタカー)→12:30龍郷町龍郷(西郷南洲謫居跡)
龍郷町龍郷12:30(レンタカー)→13:00みなとや(奄美市笠利町)
奄美市笠利13:30(レンタカー)→14:00土盛海岸
土盛海岸 14:00(レンタカー)→14:30[奄美空港]
[奄美空港]15:25(JAL0658便)→17:20[羽田空港]
[羽田空港]19:00(京急線等)→21:00自  宅

posted by johokotu at 18:00| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ◆旅行記 | 更新情報をチェックする

2016年04月03日

高くて行きづらい島へ(2日目)

※2016年6月にアップした2016年4月の旅行記です。

■2016.04.03 喜界→奄美→(瀬戸内)

■意外と面積が広い喜界
二日目。今日は午前中は喜界で、午後は奄美だ
飛行機に乗るので、航空ファンならまだまだ楽しめる部分が残っているが、空港ファンとしては、空港の見学は既に昨日終わらしているから、あとのメインはゆっくり普通の観光になる。

まずは12時過ぎの飛行機まで、喜界島を観光だ。
9時過ぎにホテルを出て、昨日の夕方では行けなかった島北部を中心にぐるりと、今度は時計回りに島を回った。

201604d.jpg
2012年5月に打ち上げられた東日本大震災の被災漁船がモニュメントとして残っていた。気仙沼から流されたものだそうだ。喜界島の隆起は大地震で起こったとの研究もあり、なんだか妙に地震列島を感じる島訪問となった。

喜界はゴツゴツした海岸が多く、ビーチはあまり多くないが、所々にあるビーチはプライベートビーチのような雰囲気のところが多い。最北端には、ハワイという海岸もある。逆に陸側は、台地の上はまっ平らで広々。きれいな海と広々とした陸という対照的な風景を体験できた。
ただ島の一周はチャリでは無理だ。島中央の隆起地帯にある観光地へはかなりの高低差があるし、島自体も意外と広い。やはりレンタカーは必須のようだった。

空港には、チェックイン時間も考慮して11時半に戻るようにしたが、メイン観光地をぐるりと回ったら、結構時間ギリギリになってしまった。
小さい島ながら湾の街中にはいくつかガソリンスタンドがあるのだが、日曜日なので開いているところがなく、最後は高額な精算をしなければならないという欲しくもないオマケ付きだった。

喜界空港は、日本の空港ではもう残り少なくなってきた、搭乗待合室がない空港だ
チェックインロビーも狭いので、人だらけのロビーには入れずに外で待ちぼうけ。飛行機が到着してから保安検査となった。

離陸は北側へ。北風なら奄美は南からかと思っていたら、そのままコの字に飛行して奄美では北側から着陸となってしまった。
喜界路線はあまり高く上がらないため、空港の空撮にもってこい。離着陸前後の旋回時に狙いやすいのだが、二人掛け側になる右側席をとっていたため、今回は、離陸直後に喜界島、着陸直前に奄美大島がチラッと見えただけで、空港の空撮はかなわなかった。

201604e.jpg
ターミナルの待合所が混雑しているなあ、と思っていたら、奄美行の飛行機はやはり満席に近い状態だった。


■意外と時間がかかる奄美
13時前に奄美に着陸。このあとは、島最南端のホテルへと向かう。空港は最北端近くにあるので、目立った観光地に寄りながら南下していくことにしていた。

いつもなら、回る最後の観光地は日没前後に行き、そこから夜道でアクセスする。しかし、今回のホテルは辺鄙なところにあり、夕食確保が難しいと判断して、夕食付きとしていた。このため、日没より早い18時にはチェックインしなければならない。まだ5時間あるが、観光しながら南下するため、あまり時間がない印象だった。

当初の予定では、今日は、距離が長い西海岸沿いを南下、明日は東海岸の国道58号線を北上するつもりだった。今日は南部メインで、明日はさっさと空港近くまで来て島北部を制覇しようとしていたのだ。

ところが、明日の天気は雨予報だった
雨が降ったら、自然の観光地には行きづらくなるし、海もなかなかきれいな色が出ない。今日は晴れているので、今日できるだけ海を回り、明日は室内観光とした方がいいだろう。しかし、奄美で整備された色のきれいな海岸は北側に集中していた。つまり、予定通りだと、海という奄美一番の売りを楽しめない可能性が高い。

そこで、急きょ今日は北側をメインで回り、時間が許せば西海岸から、無理なら東海岸から南下する方針に変更した。西海岸の経路も、最長では、名瀬から大和宇検瀬戸内篠川などを通るルートを想定しているものの、宇検から東海岸側にショートカットできるので、時間がなくなれば、それも活用していくことにした。

で、すぐに空港から北上し、笠利半島を半時計回りに回りはじめれば良かったのだが、まだ昼飯前だ。
昼飯は龍郷にある鶏飯名所のひさ倉で食べることにしていたため、空港からいったん南下。そこから、時計回りに笠利半島をぐるりと回る無駄が多い経路を行き来することになってしまった。赤尾木から龍郷の間は今日だけで四度も通ることになった。

昼飯を食べ終わったのが、14時過ぎ。そこから笠利半島をぐるりと回るのに一時間以上かかってしまい、龍郷に戻ったときには15時半になってしまった。

201604f.jpg
まず向かった最北端笠利崎。海の色がとにかくきれいだ。

ここからすんなり行けば、まだ西海岸経由でもなんとかなるかと思っていたのだが、龍郷から先は車が多くダラダラ。信号待ちだらけで速度が全く出せない。なんとか名瀬の市街地を通り抜け、大浜海浜公園に着いた時には17時になってしまっていた。

これはさすがにマズい。
ここまで島の半分も来られておらず、クネクネ道が続くであろう西海岸を南下したら、絶対に18時にホテルへは着けない。宇検からのショートカットを活用しても無理だろう。なにより国道58号線を南下しても早く行けるか微妙な状況だ。

結局、西海岸からの南下は断念。まずはホテルに遅れそうなことを電話して、車に乗り込み、国道58号線の南下を始めた。

名瀬の市街地を抜けたらほとんど信号がなく、それまでのダラダラ車列が嘘のように解消したものの、古仁屋までは小一時間かかった。ちょっとの寄り道で済む高知山の展望台だけでも寄りたかったのに、時間もない上、暗くなりかけており、しかも薄いガスがかかっていたので、行くのは諦めてしまった。

そのままホテルへと直行となったが、古仁屋からさらに20分ほど時間がかかり、結局ホテルには19時頃に到着となった。
最南端だけあって、思った以上に時間がかかるドライブになってしまった。

部屋に入ったら、加計呂麻島が見渡せるオーシャンビューで、部屋も広くて快適だったが、すでに日没後ですぐに暗くなってしまい、美しい景色は長くは見られなかった。

※ホテルに着くまで結構時間がかかってしまったが、仮に羽田便や成田便から到着した人がどこも寄らずに直行したとしても、あと一時間早く着けるぐらいだ。夕方近くに着く便しかないから、島の南部へ来るのは、結構大変な印象だった。
南北を結ぶ国道58号線も多くの区間が山の中で高低やカーブも多い。徐々にトンネル等が整備され、行き来しやすくはなっているものの、南端までは時間がかかる。南端までこれほど離れているためか、奄美の観光ホテルは、名瀬以外では島北部に集中している。


今回のホテルは、料金が高めの設定だったので、食事はそれなりにオシャレだったが、海に入らない今の時期は、部屋以外満喫する方法が思い付かなかった。
一番期待していた温泉は、最近オープンしたばかりなのだそうだ。離れにある屋根付露天風呂なのだが、石鹸すらなく、体を洗えない。しかも、お湯は濁り湯。お湯のなかにハブがいたらシャレにならないから、ビクビクしながら入り、全く極楽気分を味わわないまま、部屋に戻ることになってしまった。

明日も奄美大島縦断の大移動が残っているので、そのまま早めに就寝した。

■今日の教訓!
[喜界]ビーチは小さくてもハワイ?級←プライベート的なところが多いです
[喜界]日曜はガソリンが問題←スタンド開いてないのでレンタカー屋で精算です
[奄美]綺麗なビーチは北側に多い←空港周辺だけでも楽しめます
[奄美]唯一の温泉は濁り湯←底が見えません、、、

■実際の旅程
04/03 SUN
  湾  09:00(レンタカー)→10:00ハ ワ イ!
ハ ワ イ10:30(レンタカー)→11:30[喜界空港]
[喜界空港]12:15(JAC3832便)→12:35[奄美空港]
[奄美空港]13:00(レンタカー)→13:30ひさ倉(龍郷町)
ひ さ 倉14:00(レンタカー)→14:30蒲 生 崎
蒲 生 崎14:30(レンタカー)→15:00笠 利 崎
笠 利 崎15:00(レンタカー)→15:30あやまる岬
あやまる岬15:30(レンタカー)→17:00大浜海岸
大浜海岸 17:00(レンタカー)→18:00道の駅奄美大島住用
道の駅住用18:00(レンタカー)→19:00瀬戸内町蘇刈
(THE SCENE泊)

posted by johokotu at 18:00| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ◆旅行記 | 更新情報をチェックする

2016年04月02日

高くて行きづらい島へ(1日目)

※2016年6月にアップした2016年4月の旅行記です。

■2016.04.02 東京国際→奄美→喜界

■不便で焦る昼移動
旅行に行く時の初日は朝早い便に乗るのが定番で、早朝に家を出るのが普通なのだが、今回は残念なことに昼過ぎに羽田を出る飛行機なので、ゆっくり寝てから家を出た。

羽田には11時半頃到着。
まだ出発まで時間が一時間あるから、国際線ターミナルから利用しようと、一個手前の国際線ターミナル駅で降りた

あまり知られていないが、国際線ターミナルには国内線チェックインカウンタがあり、特別な連絡バスで国内線への移動ができる。一応、国際線からの乗り継ぎ客用として開設されているのだが、利用を限定はしていないので、国際線からの乗り継ぎでなくても利用できるのだ。国内線ターミナルより比較的空いている(特に昼間は空いている)ので、使いやすい。
なかなか行くことのないエリアを覗けるので、せっかくの機会と、体験しに来たのだ。

深い地下から2階へと上り、5分ほどかけてカウンタに到着。さっさと預けて中に入ろうとしたら、なんと、JALのカウンタは11時半から昼の休憩に入ってしまっていた

※ANAはほぼ全時間帯にカウンタが空いているのだが、JALは人が少ない時間帯は閉鎖されていて、今回はその時間帯にぶち当たってしまった。

これはマズい。
ここから第一ターミナルへ行くには、無料連絡バスで向かうしかない。しかし、バス乗り場に行く時間や荷物預けの時間などを考えると、あまり時間がなかった。

すぐに一階へ移動して連絡バスへと飛び乗ったが、第二ターミナルに寄りながら大回りしていくので第一ターミナルまでは15分ほどかかってしまった。そこからさらに2階南北のカウンタまで上がるのが遠い遠い。やっとチェックインロビーに着いたときには12時近くなっていた。
ヘトヘトになってロビーに着いてカウンターを見たら、なんと、手荷物預けに長蛇の列が出来ていた。土曜の昼なんて普通は空いているのに、春休みで人が多いようだ。しかも、家族連れが多いので、預ける荷物も多い人ばかりで、列がほとんど動いていない状況だった。

これはマズい。
とりあえず、手荷物預けとは対照的に利用者がほとんどいないチェックイン機で手続きして航空券受け取りを急ぐ。
しかし、乗り継ぎ先の奄美-喜界線がなぜかチェックインできない。焦りに焦って、とりあえず手続きできた羽田発のみ発行、、、と思ったら、ICで行けるので搭乗券は出てこなかった(つまり手続きしなくても良かったということだった)。

手続きはなんとか並ばずに済んだので、そのまま、手荷物はセルフバゲージでペッペと済ませようと思ったら、、、
セルフも長蛇の列になっていた

これはマズい。
ANAなら空いている別のエリアのカウンタに行くことも出来るのだが、JALは中国四国以南行きは南ウイングでしか手続きできない。那覇とか大荷物が多い路線も一緒だから、一人一人も時間がかかりそうだ。
手荷物預けの列に並んでいたら、出発に到底間に合わない。

どうしようか悩んだ挙げ句、結局、乗り継ぎがあるのに手荷物は預けずに、持ち込むことで我慢することにした
機内に持ち込めるギリギリサイズで、なおかつ大きさを潰せる鞄だったのでなんとかなったが、バカでかいスーツケースとかだったら、一発アウトだった。

バタバタしたまま、すぐに保安検査へ。
保安検査はたいした混雑はなくスムーズだったが、抜けたのは12時過ぎで、出発まで30分を切ってしまっていた。
搭乗は7番からで、南の端っこ。歩いていくのに5分ほどかかったものの、ヤレヤレ、なんとか乗り遅れは回避できた

自動チェックイン機で喜界までの搭乗券を確保できなかったので、その後、搭乗口近くの有人窓口で手続きをした。
係員によると、予約が別々だと自動機では乗り継ぎ便の手続きが出来ないらしく、いちいちカウンタに行って係員による手続きが必要なのだそうだ。

加えて、搭乗券が、保安検査場で出てくる、ペラッペラでインクがすぐに薄くなるレシートタイプだったので、今からきちんとした搭乗券に変えることはできないか尋ねたみた。が、一度発行した物は変えられないらしく、結局行きはそのままになってしまった。航空券はICタッチだと出てこないので、カードを機械に入れる必要があったらしい。

結局、すったもんだの挙げ句、窓口で喜界までの手続きをしている間に、もう搭乗のアナウンス。搭乗待合室の中をゆっくり確認しようと思っていたのに、そんなことをできる時間は全くないまま、そそくさ搭乗になってしまった。
国際線の窓口が空いていればこんなことにならなかったのに、、、。


■窮屈で退屈な昼移動
機内は結構混雑していた。
昼過ぎの便だが、一日一便しかないのと、成田発のバニラエアより早く着ける便であるせいかもしれない。頑なに一日一往復を続けているので人気のない路線だと思っていたのに、意外な混雑だった。
3-3席だったし、窓側に空きはなく、奄美までの道中は、通路側で長時間、ひたすら寝て過ごした。

※自分の場合、オーディオ番組は興味がないし、機内誌も酔うので機内では読めないし、飲み物もいらないから、空の上では正直あまりやることがない。唯一の楽しみが空から眺めることだが、席確保で一番優先するのは通路への出入り。2列シートなら、連れがいるときは窓側も取れるものの、最近3列シートが増えてきているので、唯一の楽しみである空からの眺めがなかなか実現できない。LCCみたいに三席買いができるとうれしいところだ。

201604a.jpg
着陸直前に窓から見えた奄美空港。通路側の席だったが、望遠で撮影〜

奄美までは、所要時間が二時間超え。定刻よりもやや遅れての到着となった。

到着口を出てすぐにチェックインカウンタへ。邪魔なのに羽田で預けられなかった大きな手荷物を預け入れたあとは、約1時間時間があるので、ついでの空港見学を始めた。
前回奄美に来たのは2009年だから、実に7年ぶりの訪問だったが、売店・飲食店がそのまま入れ替わり、バニラエアのカウンタが設けられた程度で、外の空港公園以外はあまり大きな変化は見られなかった。屋上展望デッキ出口付近の展示も昔のまま。
このため、見学は予想より全然早く、30分程度で終了してしまった。

羽田でバタバタしたせいで確保できなかった昼飯や、早めの夕飯を食うにしても中途半端な時刻で、かつゆっくり食べるほどの時間がない微妙な状態。やることもないので、そのまま搭乗待合室へと入場し、喜界行きを待った。

※空港見学無しなら羽田便の到着から徳之島便・喜界便の出発までは1時間ほどの時間がある。食事をするのにちょうどよい時間なのかもしれないが、時刻はお菓子の時刻だから、ガッツリ食うには適さないかもしれない。

結構早く待合室に入ったつもりだったが、他の人たちも、結構前から待合室に入り込んでいて、待っている人数はあまり増えないまま搭乗開始となった。
直前の徳之島行きは5人しか搭乗客がいなかったが、喜界行は窓側がすべて埋まる位の利用があった。

喜界は、南北大東ほどではないものの、奄美からはすぐそこだ。
離陸の勢いと傾き、シートベルトサインがまだ残っている間に、いきなりポーンと音が鳴り、あっという間に着陸態勢へ。多少揺れてはいたものの、酔う暇もなく、気が付いたら地面へと戻っていた。
せっかくの雲が薄い日だったが、奄美の離陸は北側。離陸直後の旋回時に若干奄美空港が見えたものの、喜界の着陸は南側からで、空からじっくり喜界島を望むことはできなかった。

201604b.jpg
着陸直前に窓からわずかに見えた喜界島。一段高くなっている場所が見える。

■急ぎで困る昼移動
喜界空港は、今回ものんびり空間だった。
ターミナル前面に立派な屋根がついたのと、トイレがきれいになった程度で、バスターミナルのような雰囲気と狭さは相変わらず。見学はほとんど時間がかからずに終了し、すぐにレンタカー屋に直行できた。

レンタカー屋で手続き中、手続きをしてくれたおじさんは「バニラで来たのか」と聞いてきた。突然の質問に驚いてしまったが、JAL便であることを伝えて話を聞いたら、バニラエア(VNL)就航後、喜界に来る若い旅行者が目に見えて増えた(というより、いままでほとんど旅行者が来なかったのに新たに若い旅行者が来るようになった)という
奄美の新聞などでも、VNL就航後の客増加に関する記事は多い。国内線LCC運航開始に伴う効果が最も出ているのが奄美群島なのかもしれない。

明日は昼の飛行機に乗るが、寝坊すると島を巡る時間がなくなる可能性がある。
そこで、日の入りまでまだ二時間弱ある今日のうちに、少しでも島を回っておこうと、早速島めぐりをスタートさせた。

まずは島一周道路を半時計回りに通って阿伝の石垣を見に向かった。

阿伝が近くなったら、左側に切り立った崖が見えてきた。島の中央部はかなりの高台になっているようだ。
阿伝を見た後、やや道を戻る形で南下して、この崖を急カーブの続く道で登った。この上に、島一番の高さを誇る百之台があった。高さが200mを越える断崖で、眺めは最高だった。

百之台でだいぶ日が落ちてきたので、今日の観光は終了。一番の繁華街であるにあるホテルへと向かった。

奄美路線が昼便であるせいで、せっかくの休日も現地で楽しめたのは、二時間程度。なんだかバタバタしたまま一日目が終わってしまった。

※喜界島は「隆起の島」と盛んに宣伝されている。ずっと、なんのこっちゃいな、と思っていたのだが、外縁から崖を上って高台に行けば、その意味はすぐに分かる。
切り立った崖の上は、まっ平らな台地状。この高台部分は、海底で均されたあと、そのまま隆起した海岸段丘なのだ。前回は、チャリで空港周辺を巡っただけだったから、平坦な島だと思っていたのだが、この段差こそが喜界島の最大の特徴だった。「隆起の島」とは上手く言ったものだ。
この高台はサンゴ礁の岩盤で出来ている。南西諸島の島々は、珊瑚でできているところが多いので、陸側に珊瑚があることはそんなに珍しくはないのだが、海の侵食や沈殿でまっ平らになったところが隆起して出来たんだと、ここほど実感できる場所は日本にはなかなかないだろう。ダンサーがブラタモリしたら興奮しきりかもしれない。


201604c.jpg
隆起の島であることを実感できる喜界島最高地点。211.96m。

■今日の教訓!
[羽田]国際線乗り継ぎカウンタは利用できない時間あり←JALだけ
別々予約は自動機では乗継手続できない←有人カウンタである必要有
奄美-喜界はあっという間←ベルトサインは消えません
[喜界]隆起の島を体験できる←まっ平らな台地があります

■実際の旅程
04/02 SAT
 自 宅 10:00(京急線等)→11:30[羽田空港]
[羽田空港]12:30(JAL0659便)→14:40[奄美空港]
[奄美空港]16:15(JAC3835便)→16:35[喜界空港]
[喜界空港]16:40(レンタカー)→17:00阿伝の石垣
阿伝の石垣17:30(レンタカー)→18:00百 之 台
百 之 台18:00(レンタカー)→18:30湾
(喜界第一ホテル泊)

posted by johokotu at 18:00| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ◆旅行記 | 更新情報をチェックする

2016年04月01日

高くて行きづらい島へ(旅行前)

※2016年6月にアップした2016年4月の旅行記です。
旅行前/1日目2日目3日目旅行後

■2016.04 東京国際・奄美・喜界の旅行前

■近いのに遠くて高い島、奄美へ
4月の初めに3連休が取れたので、ツレと旅行で南の島に行こうということになり、行き先を色々と検討の結果、奄美大島へ行くことになった。
奄美群島はなかなか行けるところではないので、あわせて近隣の島として喜界島へも足を伸ばし、今回は、この旅行のついでにチョロっと、空港見学をすることにした。

奄美と喜界は、2009年に空港見学を目的に訪問している。
前回は鹿児島経由でアクセスしたのだが、今回は普通の旅行でかつ二人分ということもあり、片道か一人分だけでもマイル消化にして安く行きたかったので、日本航空(JAL)グループで奄美へ直接入る方法を検討することになった。

奄美へは、関東からだと、羽田からJAL1往復、成田からバニラエア(VNL)1往復しか飛んでいない。しかも、JAL、VNLとも奄美に夕方着発となっている(VNLは時期によって昼前着発あり)。
夕方着ということは、奄美入りした日はほとんど観光できないということだ。それはつまり、1泊2日で済むところが2泊3日にしなければならないということを意味する。
要は、不便極まりないダイヤになっていた。

奄美は鹿児島便が充実している。自分は直行便に全くこだわりがないので(というより乗り継いだ方が多くの空港が見られてなお良い位なので)、ダイヤと安さを踏まえ、乗り継ぎも検討した。パターンとしては、羽田から鹿児島経由のほか、伊丹経由福岡経由那覇経由が可能だった。
このうち、福岡経由、那覇経由はいずれもダイヤが直行便とあまり変わらないのに運賃は高くなるので、即却下だった。
伊丹経由は、行きだけならダイヤが良さそうだ。
一番良かったのは、鹿児島経由で、こちらは往復ともにダイヤが良い。早朝の羽田発に乗れば午前中に喜界や奄美入りでき、帰りも直行便より遅く喜界・奄美を出て羽田に戻ることができる。
しかし、伊丹経由も鹿児島経由も、奄美に行くだけで4区間分の運賃を払わなければならなくなる。しかも、伊丹や鹿児島までならまだ安い運賃も多少はゴロついているが、伊丹-奄美や鹿児島-喜界・奄美は、結構高値に設定されていて、羽田-奄美と大差がない。ここに喜界往復を付けたら、もう手を出しづらくなるほど高い運賃になってしまう。
どちらか片方を鹿児島経由にして喜界を通り抜けるようにすれば、羽田→鹿児島→喜界→奄美→羽田といった感じで四区間で済ませられるものの、 鹿児島-喜界の値段が思う以上に高かった。

ダイヤだけを見れば、羽田→鹿児島→喜界→奄美→羽田あるいは羽田→鹿児島→喜界→奄美→鹿児島→羽田が理想だ。しかし、今回は、単純な特典航空券ではなく、二人以上の旅行の場合に、より格安購入ができる、おともdeマイル割引を使おうとしており、その場合は同じ路線の往復でしかマイル消化ができない。鹿児島経由にした場合は、少なくとも五区間(つまり自腹区間が三区間以上)となり、四区間での移動は不可能だった。

■マイル消化の条件で結局直行便利用
そんなこんなで、選択肢はほぼない状態。
片道を鹿児島経由・片道を奄美直行にして普通の特典航空券でマイル消化する方法も考えたが、往復とも奄美直行便としておともdeマイル割引で利用した方がトータル出費は、一万円/人程度安い。
結局、おともdeマイル割引の消化で羽田-奄美の往復を確保。そこに片道一万円以下で行ける喜界-奄美の往復を付加する形で予定をたてた
毎度毎度思うことだが、奄美群島は、各島に空港があってインフラは整っているのに、高い運賃と不便なダイヤのせいで、活かし切れていない残念な群島だった。

結局行程は以下のようになった。
まず、初日は羽田を昼に出て、奄美へ直行。約1時間半乗り継ぎの最終便で喜界へと向かい、そのまま喜界に一泊する。乗り継ぎ時間を利用して奄美空港を見学する。

二日目は、午前中に喜界島を観光。昼の二便目で奄美へ戻り、半日奄美観光とした。
喜界からは、朝一便で奄美入りすることもできる。しかし、せっかく喜界に滞在するし、直行便のある奄美と違って、関東からだと絶対的に乗り継ぎが必要な喜界には、なかなか来る機会はない。初日に午前中に喜界に上陸できれば、二日目は朝から奄美へ行く方法も有りだが、初日に喜界を観光する時間がほとんどないから、今回は二日目に少し長く喜界に留まり観光できる時間を確保する行程になった。

最終日は、奄美大島の観光がメインで、夕方の直行便で羽田に帰る行程とした。


アクセスの予約(航空便)
航空券については、羽田-奄美は予約開始初日にマイル消化で予約。喜界には最後まで行くか迷ったのと、後述のツアーを検討したため、予約に時間がかかり、一週間前に奄美-喜界を往復割引で確保した。

現地移動の予約(レンタカー)
現地での移動は、レンタカーを使った。
喜界はなかなか来られるところではなく、せっかくの機会なので、効率よく全島を回っておきたかったし、奄美は車がなければ回れないほどデカイ。
喜界、奄美とも空港到着から出発までレンタカー利用として、いずれも比較的安い値段が出た、中堅のJネットで予約した。

宿泊の予約
一泊目は喜界島、二泊目は奄美大島での宿泊が必要となる。
喜界島は、喜界第一ホテルが安かったのでそれで予約した。
奄美大島は、最南端にあるホテルThe Sceneを予約した。
奄美の宿泊は、古仁屋よりさらに南のヤドリ浜にある島最南端の宿を取った。少し遠いが、二日目に島を南下するだけ、三日目に北上するだけと効率よく島を回れそうなのと、島で唯一の温泉があるというのが魅力だった。

喜界のホテル予約は、航空便の予約とともに、検討に時間がかかった。
奄美-喜界間の航空券は往復割引だと片道7,650円。ホテルは公式サイトでは5,000円ほど。個人でとると一人約二万円だ。楽天トラベルで検索したら、ホテルは4,000円強の安いプランが出ていたが、それでも一人二万円弱と決して安くはない。
喜界島の喜界第一ホテルは、運営会社が、奄美、喜界の両空港でハンドリングをしている奄美航空と同じグループの会社だった。しかも、今回利用を検討したレンタカーのJネットも、奄美と喜界では同じグループが運営していた。

そこで、奄美発着で、航空券+ホテル+レンタカーの安いプランがないかと、同じくグループ会社の奄美航空ツーリストに問い合わせてみた。
調べていたら、奄美航空ツーリストの公式サイトで、奄美発喜界のツアーとして航空券+宿泊付が「14,800円〜」とするフリープラン出ていた。個人でとるより5,000円程度、約25%も安い。「〜」表示になっていたので、それがそのままの値段ということもないと思ったので、とりあえず問い合わせてみたのだ。

旅行するのは4月の新年度スタート直後。一年で一位、二位を争うほど航空利用が少ない時期だし、ハンドリングもホテルもやってるグループだから、ホテルも航空券もツアー向けの安い運賃が用意できるのだろうと、安易に値段を聞いてみたのだが、示された値段は、最安値として示されている金額より5千円以上も高い二万円強だった。しかも、航空券は、ツアー用の格安運賃ではなく、個人でも予約できる往復割引だと言う
自分で往復割引とホテルを予約する手間をかけた方が安いから、結局ツアーは使わずじまいとなってしまった。

今回は、値段の高さに少し戸惑いながら時間をかけて予約を完了した。

■ここまでの教訓!
奄美はとにかく行くのが大変←ダイヤも値段も使えない
安く取るならおともdeマイル←二人以上なら普通に取るより安く予約できます
ツアーが安いとは限らない←航空・ホテル・レンタカー全てを経営してても、別々に個人予約が安いなんて、、、

■今回の予定旅程
04/02 SAT
自宅10:00(京急線など)→11:30[東京国際空港(羽田空港)]12:30(JAL0659便)→14:40[奄美空港]16:15(JAC3835便)→16:35[喜界空港]16:40(レンタカー)→18:00喜界町湾
(喜界第一ホテル泊)
04/03 SUN
喜界町湾09:00(レンタカー/喜界島観光)→11:30[喜界空港]12:15(JAC3832便)→12:35[奄美空港]12:40(レンタカー/奄美大島観光)→18:00瀬戸内町蘇刈
(THE SCENE泊)
04/04 MON
瀬戸内町蘇刈09:00(レンタカー/奄美大島観光)→10:00道の駅奄美大島住用10:30(レンタカー/奄美大島観光)→14:30[奄美空港]15:25(JAL0658便)→17:20[東京国際空港(羽田空港)]17:30(京急線など)→19:00自宅
※途中名所に寄れれば見学予定。

posted by johokotu at 18:00| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ◆旅行記 | 更新情報をチェックする

2015年08月30日

二週連続で南東北へ(旅行後)

※2015年10月にアップした旅行記です。

■2015.08 仙台の旅行後


今回は空港鉄道で空港へアクセスしました。
多くの空港は、公共交通機関がバスしかないところも多いですが、仙台のように鉄道でアクセスできるところもいくつかあります。

空港へのアクセスは、タクシーやレンタカーを使う比率は高いでしょうし、近隣の主要都市へは直結バスがあるのがほとんどですから、鉄道にこだわる必要はありません。しかし、自動車交通は、渋滞遅延の不安と隣り合わせです。例えば、広島空港では、広島市内からの空港バスが中国道での渋滞にはまることが多くて注意喚起しているほど。百里(茨城)では、東京駅発着のバスが、都心の渋滞を見越して、空港行と空港発の所要時間を大きくずらしています。
日本ならではとなりますが、世界一時間に正確と言われる鉄道があれば、安心してアクセスできるメリットがあるわけです。日本だからこそ、鉄道アクセスがより重視されると言えるかもしれません。

今回は、そんな、鉄道をはじめとする、バス以外の地上交通でアクセスできそうな空港を取り上げてみます。

■鉄軌道直結は13空港
まずは、日本で鉄軌道直結の空港を見てみましょう。( )内は主な行き先

千歳 JR千歳空港線(千歳、札幌、小樽)
仙台 仙台空港鉄道線(名取、仙台)
成田 JR成田線(成田、千葉、東京)、京成成田線(成田、津田沼、上野)、京成東成田線・芝山鉄道線(成田、芝山千代田)、成田スカイアクセス線(上野、日本橋、羽田空港)
羽田 東京モノレール線(天王洲アイル、浜松町)、京急空港線(蒲田、品川、横浜)
中部 名鉄常滑線(常滑、名古屋、岐阜)
伊丹 大阪モノレール線(千里中央、万博記念公園、門真市)
八尾 大阪市営地下鉄谷町線(天王寺、東梅田、守口)
関空 JR関西空港線(天王寺、大阪、京都)、南海空港線(岸和田、堺、なんば)
美保 JR境港線(境港、米子)
宇部 JR宇部線(宇部新川、宇部、新山口)
福岡 市営地下鉄空港線(博多、天神、唐津)
宮崎 JR宮崎空港線(宮崎、延岡、大分)
那覇 沖縄モノレール(県庁前、牧志、首里)

八尾(八尾南駅)と山口宇部(草江駅)は、空港区域のすぐそばに駅があるものの、ターミナルからは10分以上歩く位置にあるので、直結とは少し異なるかもしれませんが、それを含め全部で13空港があります。全空港のうち約一割強に鉄軌道が整備されていることが分かります。中四国を除き各地方の主要空港はほぼカバーされているのが分かります。

■鉄軌道が整備できそうな空港はまだある
鉄軌道直結空港の数を多いと見るか少ないと見るかは難しいところですが、これ以外にもまだバス以外の地上公共アクセスができそうな空港があります。
少し細かく見てみました。

女満別空港
空港のすぐそばに北海道旅客鉄道(JR北海道) 石北本線の西女満別駅があります。直線距離では1キロにも満たないのですが、歩くと少し遠回りで坂がきつく20分ほどかかってしまいます。
この駅からのアクセスは、連絡バスがあれば、公共交通利用者には便利に見えます。実際、JR北海道がこの駅と空港との間でデュアル・モード・ビークルの実験をしたことでも知られています。
しかし、西女満別駅は駅前が砂利道の無人駅。一日の運行本数も飛行機の便より少ないため、アクセスバスが走ったとしてもアクセスとして実質使えない状態です。
少なくとも一時間に一本程度は電車が走っていないと、アクセス駅としては無意味であることを気付かせてくれます。

中標津空港
周囲に鉄道はない空港ですが、中標津町内には平成元年までJR標津線が走っていました。空港の東側を通っていて、戦時中には飛行場区域への引込線もあったそうです。
中標津空港は戦後しばらくは未使用となっていましたが、西春別から使用空港を変更する形で使用が再開されています。このとき変更となった理由の一つが標津線と言われています。空港に近い中標津駅が、標津線の分岐駅で、西春別よりも栄えていたことが重視されたようです。
いまは鉄道アクセスできる空港ではありませんが、鉄道とは切っても切れない空港なのかもしれません。

函館空港
最寄のJR駅である函館駅を結ぶバスが多数運行されています。それはそれで不便ではないのですが、市電が空港のすぐそばの湯の川まで来ており、空港まで延ばしやすいように見えます。
函館市は、かつて市民から市電の空港への延伸の要望を受けたことはあるようですが、設備投資がかかることを理由に門前払いしています。函館市は、中心部が分散していて必ずしも函館駅前が便利とは言えず、函館市内の観光地へも行きやすい市電の延伸は、市内各所への利便性向上にはある程度の効果はありそうですが、最寄鉄道駅までのアクセスという点では、バスより遠回りになるため、効果は限定的と言えそうです。
世界では、トラムを空港まで延伸する例も多いので、ぜひ実現を検討してほしいところです。

花巻空港
東日本旅客鉄道(JR東日本) 東北本線の花巻空港という駅がありながら、空港ターミナルの移転によりJR東日本 釜石線の似内駅の方が近くなってしまった、なんとも残念な空港です。
花巻空港駅は日中1時間に1本程度は運行があるため、ある程度便利ですが、似内は一日数本しか便がなく、アクセス駅としては条件はよくありません。
花巻空港駅は、旧ターミナル時代から、空港へ行く場合にタクシーを手配するか歩くしかなく、名ばかり駅として有名でした。現在は、盛岡からのバスが花巻空港駅を経由して運行されています。
盛岡のバスが空港駅を経由するようになったのと同時に花巻駅発着のバスが廃止されており、アクセス駅化が成功しているのか気になるところです。

山形空港
すぐそばをJR東日本 山形線(奥羽本線)が走り、神町駅がベターな位置にありながら、アクセス路線として活用しきれていない空港です。元々、山形線側にあったターミナル地区を反対側に移転したため、徒歩でアクセスすることはほぼ不可能になりました。
昨年からアクセス向上に取り組んでおり、道路を通った場合の最寄駅であるさくらんぼ東根駅との間にも完全予約制のタクシーが運行され、少し利便性が向上しています。
前回の旅行記でも取り上げた通り、さくらんぼ東根駅からはレンタサイクルもあるので、荷物が少なく雨でなければ鉄道アクセスも選択肢に入ってくるかもしれません。

新潟空港
新潟県などが、上越新幹線を空港まで延伸する構想を持っています。航空便と競合するJRの路線ですので、実現はほぼないと思われますが、県が鉄道アクセスを真剣に考えている点は注目です。
現状は既存路線の羽越本線からも離れていて、鉄道アクセスの利便性はよくありません。新潟駅からのバスがかなりの頻度で運行されていますが、一般道走行のため、かなり時間がかかります。

調布飛行場
調布駅行きのバスも運行されていますが、空港北西に西武 多摩川線の多磨駅、南側に京王線の飛田給駅があり、それぞれ徒歩30分ほどでアクセスできます。
利用するにはひと苦労な鉄道アクセスですが、実は、戦時中は西武多摩川線からの引込線が空港区域まで延びていました。いまは跡形もなく消えていますが、存続していればアクセス鉄道として活用できたかもしれず、残念な空港になっています。

静岡空港
鉄道アクセスの場合、東海旅客鉄道(JR東海) 東海道線の各駅まで出る必要があります。島田と藤枝からバスがあるものの、いずれも30分前後の時間がかかり、非常に不便です。
そんな静岡は、東海道新幹線が直下を走る空港で、静岡県が新駅設置を熱望しています。しかし、東海道新幹線は、航空便と競合するJR東海の路線です。そもそも空港周辺の人口がなく、安定した利用が見込めない立地(島田周辺の人が利用するかも???)。また、駅を新設すると、駅を設置するだけでなく、システムを見直す必要もありますし、当然ながら、JR東海は設置を全面否定しています。
大人な事情から、鉄道アクセスには、ひどく不便な空港となっています。

小松飛行場
西日本旅客鉄道(JR西日本) 北陸本線から比較的近い位置にある空港です。最寄駅の小松駅から高頻度のバスが10分強で結んでおり、それほど不便ではありませんが、鉄道直結ができればさらに便利になりそうです。そこまで鉄道に近いので、戦時中は引込線が設けられていました。それを活用することもできたかもしれないだけになんだか残念なことになっています。
現在、この空港の海岸側には、高速道路が整備され、ほぼ空港直結のインターが整備されています。石川、福井の両県から自動車やバスでのアクセスが容易です。近くても、直結しなければメインのアクセス手段にはなり得ないということを実感できる空港かもしれません。

福井空港
すぐそばをJR西日本 北陸本線が通っています。空港の南東側約2キロに春江駅があり、徒歩30分ほどで行けないことはないですが、山形空港と同様にターミナル地区は、路線と反対側にあるため、不便です。山形以上に線路と空港区域の間は狭いため、ターミナル地区が線路側にあれば大化けする可能性を秘めていた空港と言えるかもしれません。
この空港は定期便が就航していないため、大きな問題にはなりませんが、欧州だったらごくごく当たり前に空港駅ができる立地だけに残念でなりません。

名古屋飛行場
空港区域のすぐ東側を名古屋鉄道 小牧線が通っていて、複数の駅が設置されています。とは言っても、東側は自衛隊エリアで、ターミナル地区は西側中央にあるため、鉄道でのアクセスは不便です。空港の最寄りという点では、牛山駅や春日井駅の方が近いですが、アクセスする場合に利用できるのは南東側の味美駅です。味美駅からはバスがある他、南端の公園やエアポートウォークに寄りながら徒歩40分ほどでターミナルにアクセスできます。
この飛行場も小牧線から引込線が敷かれています。すでに運用を休止し、荒れ果てていますが、まだ線路なども残っています。空港東側に行くことしかできないのは残念なところ。また、仮にこの引込線を活用したとしても、小牧線から名古屋市中心部や名古屋駅などへ出るには途中乗り換えが必要で、利便性はあまりよくありません。

北九州空港
新空港への移転にあわせて連絡鉄道の構想が出てきた空港です。福岡空港の代替として、利用が増えることを想定し、多くの利用者を運べる鉄軌道整備の声が出ているようですが、実現はしていません。
小倉のほか、最寄の朽網駅から路線バスが結構な頻度で運行されており、鉄道はないものの、高いアクセス利便性があります。
旧空港時代は、JR日豊本線の下曽根駅から徒歩でも簡単にアクセスできていましたし、同じ県内の福岡空港が鉄道直結なだけに、新空港の不便さがクローズアップされているようです。

大分空港
最寄駅は九州旅客鉄道(JR九州) 日豊本線の杵築駅で、連絡バスだと30分以上かかります。はっきり言うと、鉄道アクセスは日本一といっても過言ではないほど悪すぎる空港です。
なぜここで紹介するのかというと、空港が開設される前、大分空港の場所に鉄道が通っていたからです。
昭和30年代まで、杵築から現在の大分空港区域を通って国東へ至る大分交通国東線という、小さな車両の鉄道がありました。しかも、大海田という駅が、現在のターミナルの位置にあったといいます。
廃止後の同線は大部分が国道213号線として活用されていて、空港発着の一般路線バスが使用するなど、鉄道が空港アクセスに間接的に寄与している珍しい存在と言えます。

ちなみに、国東線は昭和41年4月に全線廃止となっているのですが、その翌月に交通の便に問題があるとされつつも現空港が今の位置に決定、タッチの差で鉄道の活用ができませんでした。そこで、失われた交通の便のため、新たに超高速船(ホーバークラフト)が大分市内とを結びました。しかし、ホーバーも平成21年に廃止されてしまいました。この廃止が決まった際にも、直後にソラシドエアの就航やアクセス強化のためのバス路線新設が決まるなど、大分はチグハグなことになりやすいお国柄のようです。

熊本空港
最寄駅のJR九州 肥後大津駅まで車で15分ほどかかる空港です。鉄道アクセスとして活用するほど近くにありませんが、この駅と空港との間には無料バスが運行されています。
乗り換えの手間と時間がかかりますが、お財布への負担という点では、鉄道直結と言えるでしょうか。
空港からの路線バス的な無料バスは非常に珍しい存在です。かつて宮古で行うとしたものの、タクシー業界の猛反対にあって断念しているほどで、国内では他に与那国にしかありません。
肥後大津から熊本側は一時間に数便が運行されていて、地方にしてはアクセスは良い方。鉄道駅から離れていても、工夫次第では、鉄道アクセスを活用できることが分かる事例となっています。

鹿児島空港
鹿児島は、かつて鹿児島市内の鴨池に空港がありました。昭和40年代に現位置への移転が決定、交通アクセスが大きな議論になりました。そのなかで、空港東部を走る肥薩線を付け替えるといった案や鹿児島市内からモノレールを敷設するといった案が出されたことがあります。
結局、鉄軌道の直結は実現しませんでしたが、空港オープンからしばらくは、空港に近い加治木港からアクセス用のホーバークラフトが就航。海に面していないのに船便でもアクセスできる珍しい空港となっていました。
現在は、空港の目の前まで高速道路が開通し、自動車アクセスが向上。宮崎、熊本方面を結ぶ高速バスから空港にアクセスする人も多くいる交通拠点となっています。

近年の空港アクセスを見ると、高速道路の延伸などで車での比重が高まっているように思います。小松や鹿児島などが良い例で、必ずしも空港アクセスに鉄軌道を活用する必要は内容にも思えます。
ただ、今の空港を見ていくと、軍事的に使用されていたときは、鉄道があった(というか不可欠だった)のに、旅客利用になるとそれが廃止され使えなくなる、という日本特有?の残念な事態になっています。

地方空港ではよっぽどのことがない限り大丈夫でしょうが、前述の通り、バスは予想できない渋滞が怖い存在(実際、羽田や成田は空港発のバスより空港行のバスの方が利用者が少ないのだとか、、、)。安定的な鉄道アクセスがもう少し広がることを期待しつつ、今回の旅行を〆たいと思います。


ラベル:仙台空港
posted by johokotu at 18:00| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | ◆旅行記 | 更新情報をチェックする

2015年08月29日

二週連続で南東北へ(1日目)

※2015年10月にアップした旅行記です。

■2015.08.29 (自宅)→仙台→(自宅)

■二週連続で南東北へ
せっかくの仙台行き。先週はなんとか天気が持ったのだが、今日は早朝から霧雨だった。
宮城の天気予報は雨で、名取からレンタサイクルで行くのは無理そうだ。ひとまず名取まで行き、天気が持ちそうならレンタサイクルにすることにした。

家を出た際には、体がほとんど濡れない程度の霧雨だったので、最寄駅までチャリで行っても良かった。しかし、東京の天気予報が夜まで曇り時々雨だったので、帰りに雨になることを恐れ、少し時間はかかるものの、歩いて向かった。

先週より一便遅い桜木町始発の電車に乗って、北へと歩みを進めた。
この電車は5時8分に上野に着く(上野の発時刻は5時9分)。上野5時10分発の宇都宮行きに乗り継ぎできるのかハラハラだったが、車掌もその辺は心得ていて、乗り継ぎ客が途切れるまで扉を開けていて、比較的余裕をもって乗り継ぎができた。

これで上野から福島までは先週と同じ行程となった。
まわりの人を見学していると、宇都宮から福島まで多くの人が乗り通していて、先週と同じような光景を見ることになった。

郡山までは乗り継ぎ以外、とにかく爆睡。郡山駅構内のロッテリアでの朝食も先週と同じで、福島にはダイヤ通り10時過ぎに到着した。

ここで11時発までしばし休憩だ。
せっかく一時間近い時間があるので、西口にある観光案内所へ行き、福島空港の情報を入手するなどして時間をつぶした。

郡山辺りまでは曇りでなんとか持っていたが、福島に着く直前に雨が降り始め、福島を出るときには本降りになった。

一時間近く待たされた仙台行きは、立ち客がかなりいる結構な混雑だった。座っている人は仙台まで乗り通す人が多いのか、入れ替わりもほとんどない。途中駅でも人が増えてきて、増結か増便してほしい感じだった。
名取では雨が少し弱まっていたものの、空は雨雲が完全に覆っていたため、レンタサイクルの利用は断念。空港鉄道で空港へと向かった。

20150829a.jpg
乗り継ぐ電車は10時15分頃には早くも入線し、小一時間も停車したままだった。この電車には、郡山からの電車からすぐに乗り継いだ人も3人ぐらいいた。


■徐々に人が増えていた仙台
空港に着いたあとは、館内を軽く見て、まずは駐車場まわりを確認。その後北釜地区へと向かった。

東日本大震災から4年半経つのに、空港周辺はあまり変わらない更地が広がっていた。
しかし、今回、細かいところは少しずつ変わってきているように感じた。一番感じたのは人の集まり具合だった。

まず立ち寄った下増田神社では、新しい碑が建立されていた。人が住まなくなっても、多くのひとが集まり、犠牲者を追悼していたことが確認できた。

その後向かった旧・第一臨空公園周辺も、雨にも関わらず、スポッターが多く来て、賑わっていた。
2年前に比べると、公園跡地は見晴台的にこんもりしていたところも含めて更地になってしまい、見所はむしろ減っている。しかし、何もない更地になぜか多くの車が止まっていて、そのほとんどに人がいて飛行機を眺めていたのだ。何もなくなったのに、飛行機を眺めに来る人は減っていない、そんな印象だった。

さらに、貞山運河を横目に歩いていたら、ボート競技の練習をしている人たちに遭遇。
相変わらず側道や橋の照明などは壊れたままで、4年間ほとんど変化がない中で、今回は、初めて貞山堀の水面に人を見た。

さらに、この更地で震災を語り継ぐ活動も始まっていた。
定点写真を撮るため、北釜集落跡地をウロチョロしていたのだが、この時、多くのお客さんを乗せた仙台中央タクシーの大型車が、一度空港方面へと去っていった。バスがほとんどない仙台空港で珍しいと思っていたら、車はお客さんを乗せたまま、しばらくしてから戻ってきた。
空港送迎かと思ったのに、様子が変。不思議に思っていると、車は、北釜交差点近くに一軒だけ残っている被災住宅へと近寄っていた。
あとで調べたら、語り部タクシーを運営する会社で、どうもこの辺りを回っている途中だったようだった。

何となくではあるものの、少しずつ人の往来が出てきているようにも感じられたのは、4年経っての大きな変化なのかもしれない。

旧・第一臨空公園で眺めているうちに霧が濃くなり、さらに雨も強くなった。撮影にはあまり良くない状況だったので、そのまま貞山運河の側道を通って仙台空港へと戻った。

空港では、まもなく撤退するスカイマークとハワイアン航空のカウンタを中心に撮影。一階で新しい作品の陶板レリーフ展示が始まったのを確認した程度で、土産を買って少し滞在しただけ。終電にはまだ早いが、一便早いのに乗れそうだったので、早々に空港を後にした。

20150829b.jpg
仙台空港脇を流れる貞山運河。側道はいまだに崩れたままだが、今回震災後初めてボート練習をしている人たちが見えた。

■復路は先週と違う乗り継ぎ
空港からは来た経路を戻る。
まずは空港鉄道で名取へ。名取からは15分ほど待って福島行へと乗り継いだ。福島行は行き同様に混んでいて、白石まで座ることはできなかった。

福島では30分ほどの乗り継ぎで、黒磯行に乗ることができた。黒磯へと行ける電車としては先週よりも1便早いだけだが、時間にすると約1時間半ほど早い電車だ。
こちらも福島から混雑が激しく、立ち客も結構見られた。例のごとく、座っている人は多くの人が黒磯までの乗り通しだった。

黒磯では先週同様に階段を上り下りしてのホーム間乗り継ぎだったが、この先の宇都宮では同一ホームで乗り継ぎしやすかった。

先週、黒磯発の電車は、一番宇都宮寄りに乗った。おかげで宇都宮の乗り継ぎでエスカレータ混雑により散々な目にあったから、今回は一番黒磯寄りに乗ったのだが、宇都宮では同一ホームでの乗り継ぎで意味がなかった。
宇都宮から先は一番東京寄りの車両が空いているから、今回、黒磯発の電車は一番宇都宮寄りに乗るのが正解。逆に先週乗った東京方面へ乗り継げる最終電車の場合は、一番黒磯寄りに乗るのが正解だった。

※先週と違い、黒磯で乗り継いだ電車のトイレの位置は一番宇都宮寄りの車両だった(先週は一番黒磯寄り)。せめて同一区間では車両の設備位置位はあわせてほしい、、、。

今回宇都宮で乗り継いだ電車は、上野東京ライン経由の東海道線直通だったので、川崎まで乗り通した。しかしこの電車、宇都宮を13分後に出る快速に抜かれるなどトロトロだった。快速は上野行で、上野で乗り換える東海道線(あるいは上野から京浜東北線or上野、東京乗り換えの東海道線)は結局同じ電車となるため、そのまま乗り続けたが、遠くまで行く電車こそ、快速運転をしてほしいと感じてしまった。

帰りは最寄駅からの終バスにも間に合った。先週と違って楽に帰宅できたものの、路面は全く濡れていなかったことから雨は降っていなかったようで、朝チャリでもよかったと、少し残念な思いをしたままの帰宅になってしまった。

※宇都宮発の電車は、途中で快速に抜かれることもあり、激スキ運行だった。さいたま新都心でライブ帰りの大集団が乗ってきたものの、大部分は赤羽で下車。東京と新橋で少し増え、品川からもやや増加した程度だった。


■今日の教訓!
仙台へは始発に乗っても意味なし←福島での乗り継ぎで追いつかれます

■実際の旅程
08/29 SAT
自 宅04:00(徒歩)→04:30川 崎
川 崎04:36(京浜東北線)→05:08上 野
上 野05:10(東北本線(宇都宮線))→06:51宇都宮
宇都宮06:56(東北本線(宇都宮線))→07:47黒 磯
黒 磯07:54(東北本線)→09:01郡 山
郡 山09:28(東北本線)→10:14福 島
福 島11:00(東北本線)→12:04名 取
名 取12:21(仙台空港鉄道)→12:31[仙台空港]
[仙台空港]15:50(仙台空港鉄道)→16:01名 取
名 取16:10(東北本線)→17:16福 島
福 島17:24(東北本線)→19:25黒 磯
黒 磯19:31(東北本線(宇都宮線))→20:22宇都宮
宇都宮20:24(東北本線(宇都宮線)・東海道線)→22:40川 崎
川 崎23:00(バス)→23:30自 宅


ラベル:仙台空港
posted by johokotu at 18:00| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | ◆旅行記 | 更新情報をチェックする

2015年08月28日

二週連続で南東北へ(旅行前)

※2015年10月にアップした旅行記です。

■2015.08 仙台の旅行前

■2年ぶりに仙台へ
二週連続で土曜日に空きができたので、先週の山形に引き続き、今週は2年ぶりに仙台へ行くことにした。
仙台に行くときは、東日本大震災で甚大な被害を受けた周囲の状況確認もしているので、空港だけでなく、空港周辺にも行く訪問だ。

先週同様に宇都宮線の上野始発便で向かえば良いのだが、仙台へ行く場合には、福島での乗り継ぎで一時間近い待ちがあり、始発便にこだわる必要がない。
そこで今回は、先週のような安全策の蒲田始発ではなく、宇都宮線の上野始発ギリギリの時刻に上野に到着する、桜木町始発の電車に最寄駅から乗っていくことにした。万一宇都宮線の始発に間に合わなければ、次の電車に乗ればいいからだ。

福島までは、上野、宇都宮、黒磯、郡山と経由。福島からは快速で一気に名取へ。晴れていれば名取からレンタサイクル、雨なら仙台空港鉄道で向かうことにした。
帰りは、乗り継ぐ駅が変わる可能性はあるものの、行きの逆経路となる行程とした。

アクセスの予約(鉄道)
今回は指定席が必要な電車はなく、事前手配は何もなかった。

現地移動の予約(鉄道・バスなど)
レンタサイクルの場合でも予約不要だったので、事前準備はなかった。

宿泊の予約
日帰りのため、ホテルなども手配はなかった。


■ここまでの教訓!
18きっぷで東京から仙台へは始発でなくてOK←始発だと福島で待ち時間あり

■今回の予定旅程
08/29 SAT
自宅04:15(自転車)→04:30川崎04:36(京浜東北線)→05:08上野05:10(東北本線(宇都宮線))→06:51宇都宮06:56(東北本線(宇都宮線))→07:47黒磯07:54(東北本線)→09:01郡山09:28(東北本線)→10:14福島11:00(東北本線)→12:04名取12:15(レンタサイクル)→12:45[仙台空港]16:30(レンタサイクル)→17:00名取17:14(東北本線)→18:22福島18:50(東北本線)→20:45黒磯20:52(東北本線(宇都宮線))→21:44宇都宮21:48(東北本線(宇都宮線))→23:38上野23:50(京浜東北線)→24:24川崎24:30(自転車)→25:00自宅
※途中名所に寄れれば見学予定。


ラベル:仙台空港
posted by johokotu at 18:00| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | ◆旅行記 | 更新情報をチェックする

2015年08月23日

鉄道で今度は南東北へ(旅行後)

※2015年10月にアップした旅行記です。

■2015.08 山形の旅行後

今回は、さくらんぼ東根駅で自転車を借りて空港へと向かいました。
さくらんぼ東根駅のレンタサイクルは、山形空港で返却ができる珍しいものになっています。
そこで、旅の終わりは、空港の自転車アクセス事情を取り上げてみます。

■話題となった自転車アクセス
今月はじめ、空港への自転車アクセスが少し話題になりました。
日本初の国内線LCCとして知られるPeach Aviationが東京国際(羽田)-台北線を就航した際、CEOが自転車での羽田へのアクセスを提案したのです(→詳細はこちらの記事で)。

例えば、自宅から、駅とか長距離バス乗り場とかに行くときに、自家用車で行くか、タクシーで行くか、バスで行くか、自転車で行くか、歩いていくかは人それぞれ。レンタカー・シェアカーやレンタサイクルを使っている人もいるでしょう。分担比率は異なるものの、空港だって、自転車も立派なアクセス交通なはずというわけです。

しかし、羽田空港には駐輪場がなく、自転車でアクセスしたくても、なかなかできないという現実があります。
羽田だけでなく、日本の空港はそんな空港が結構多くあります。
職員向けに駐輪場がある空港は多いものの、旅客向けに駐輪場を設けているところがあまりないのです。しかも、駐輪場が整備されていても公式サイトで紹介しているところはほとんどありません。さらにレンタサイクルになると、数えるほどしか扱いがありません。

サイクリストでもない限り、飛行機でチャリを運ぶ人などほとんどいないでしょうから、日本の空港では、自転車はアクセス交通手段になっていないのです。
飛行機を使うときは大きな荷物を持ってくるのが当たり前、飛行機は金持ち向け(=チャリみたいな安い乗り物でアクセスしない)、という意識がまだまだ強いのかもしれません。

そんななかで、今回利用した山形は、おそらく日本の空港の中でも高い利便性を誇るレンタサイクルを提供している空港でした。
レンタカーもそうですが、借りたところで返さなければならないことが多く、これでは、片道利用は実質利用不可能になってしまいます。
駅で借りて空港で返せるということは、そのまま飛行機に乗り継げるということですので、アクセス交通として利用するには好都合。山形の場合、空港での貸し出しがない点や、空港ターミナル前に駐輪場がないためにチャリの置き場に困るなどの難点はありますが、利用しやすいレンタサイクルになっています。

20150822d.jpg
さくらんぼ東根駅東口側(空港とは反対側)の様子。事前予約制の乗り合いタクシー乗り場もあるが、晴れていればレンタサイクルも選べる。左側にレンタサイクル用の自転車が並べられていた。

■増えてきたチャリアクセスへの配慮
山形空港のようなレンタサイクルに限らず、最近はチャリを意識した空港が増えてきています。その一部を紹介します。

稚内空港
夏の間だけレンタサイクルが実施されており、最北端の平原を爽快に走れます。
ただ、ここのレンタサイクルは、空港発着のみの取り扱いで、乗り捨てなどはできません。周囲の観光地であるメグマ沼・大沼などは湿地帯で自転車では入れないところが多いという問題も。チャリで周囲を楽しんだあとに市内へ行こうとしても、市内へのアクセスバスの便数は航空便に合わせた便しかなく、活用方法はなかなかの難題です。

新千歳空港
ターミナルに駐輪ラックが設置され、インフォメーションで空気入れの貸し出しが行われています。
これらの設備は、地元民がチャリでアクセスするとか、レンタサイクル向けに設置しているのではなく、自分で自転車を持ち込んだサイクリスト向けのものとなっています。万人が活用できるわけではないですが、広大な北海道でツーリングを楽しみたいと、自転車を持ち込んだ人へ優しい施設と言えるかもしれません。

三沢飛行場
レンタサイクルを実施しています。三沢は市街地に近いところに空港ターミナルがあるので、市内に用事がある場合は有効なアクセス交通のひとつです。
レンタサイクルを実施する空港ビル会社では、周囲の観光地へ行くのに活用できるとPRしています。
三沢駅も近いので、乗り捨てができれば、利便性を高められるかもしれません(三沢駅には連絡バスが経由します)。

静岡空港(富士山静岡空港)
新たにターミナル脇に自転車用ラックが設置されました。
自転車アクセスに合わせたものとなっていますが、空港は山の上にあり、一般利用者が自転車で来るのは不向きです。
空港自体は行き止まり、周囲に何もない場所で、サイクリングの途中に寄るような場所でもなく、利用率が高まるか注目です。

大阪国際空港(伊丹空港)
市街地の中にある空港で、大阪モノレール下に自転車が多数止められています。地元民が空港ターミナルに買い物に来るのに使っている例もあるそうです。
さすが市街地の空港と思いきや、実はここ、正式な駐輪場ではなく、あくまで臨時の駐輪場なのだとか。
大阪モノレールでは、各駅でレンタサイクルが設置されているのですが、数多くの駅の中で、なぜか大阪空港駅だけが唯一未設置。公共交通が発達していて自転車選択度合いは低いですが、ぜひ欲しい施設と言えるかもしれません。

美保飛行場(米子鬼太郎空港)
美保では、今年からレンタサイクルが始まりました。
美保は、目の前を通る境線の駅を空港そばまで移設するなどアクセス向上に積極的。地方空港では珍しく、電車、自動車、自転車と多くのアクセス交通が完備されています。
このレンタサイクルは、米子駅などで返却できる便利なものとなっていて、周囲の観光地を楽しみながら、移動する使い方が可能です。

松山空港
しまなみ海道にサイクリングに来る人が多いことから、ラックや空気入れなどを用意したコーナーがあります。
残念ながらレンタルはできませんが、お遍路さん用に設けた着替えスペースをサイクリスト向けにも開放していて、持ち込み自転車に使いやすい空港になっています。

福岡空港
羽田や伊丹と同じく、空港内に駐輪場はありません。しかし、直結駅の福岡空港駅に駐輪場が整備されていて、実質的に気軽にチャリ利用ができる珍しい空港になっています。
市街地の中にある空港なので、地元民は気兼ねなく、自転車でアクセスできます。

大分空港+熊本空港(阿蘇くまもと空港)
今年度から空港を拠点としたサイクルツーリズムを推進することになりました。風光明媚な両空港間を自転車で回ってもらおうという取り組みです。
空港内には、サイクリスト向けの施設として、自転車ラックはもちろん、専用の更衣室も設け、空気入れや工具などの貸し出しも実施する計画。沿道にもサイクリスト向けの施設を整備し、空港を拠点とした自転車利用を推進する予定です。
レンタサイクルや地元民向けの自転車アクセスが向上するかまでは分かりませんが、全国的にも珍しい取り組みで注目されます。

喜界空港
空港内の喜界空港売店でレンタサイクルの取り扱いがあります。保管場所は空港ではないため、飛び込み利用時は借りるまでに時間がかかりますが、送迎があるので非常に便利です。
島は、自転車でも日中で充分一周できる大きさで、島を一周して日帰りするなら、最適な交通手段です。


上記以外にも、仙台、名古屋、岩国、宮崎など多くの地方空港で、気軽に利用できる駐輪場が整備されています。

空港にレンタサイクルがあると便利なのは、例えばスポッターが空港周辺に遠征に来たときとか、空港近くに訪問先・観光地があるときなどでしょう。
函館や羽田、松山のように市街地が近く周囲が比較的平坦な場合や、熊本などのようにターミナルとは反対側などに撮影スポットがある場合などのように、歩くにはきつく、レンタカーを借りるほどではない、といった状態で有効かもしれません。

また、一日二往復以上がある小さな離島とか、空港周辺に見所がコンパクトに固まっている場合などなら、空港にレンタサイクルがあれば、即観光を始められるメリットがあります。喜界がまさにそれを実践しています。
新島とか壱岐島、与論島、粟国島、南大東島、久米島、多良間島、波照間島、与那国島などはもちろん、体力に自信があれば、少し大きめの離島で、利尻島とか、三宅島、福江島、屋久島、徳之島、沖永良部島、宮古島、石垣島なんかも、空港にレンタサイクルがあったら使いやすいかもしれません。

そして、山形や米子のような、駅などでの返却が可能なレンタサイクルなら、片道利用ができて非常に便利です。

いくつかの空港は山の上にあり、自転車でのアクセスに向かないところもあります。しかし、平らなところが必要な空港は平野や盆地にあるところもまだまだたくさんあります。今後、自転車アクセスという気軽な手段が広がって、空港がもっと身近になることを願いつつ、今回の旅を〆たいと思います。


ラベル:山形空港
posted by johokotu at 18:00| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | ◆旅行記 | 更新情報をチェックする

2015年08月22日

鉄道で今度は南東北へ(1日目)

※2015年10月にアップした旅行記です。

■2015.08.22 (自宅)→山形→(自宅)

■未明からチャリでクタクタ
今夏、18きっぷを使った二回目の日帰り空港訪問。今回は未明に家を出ることにした。
まずは、上野5時10分発の東北本線始発に乗らなければならない。自宅最寄駅から京浜東北線で向かおうとしたのだが、最寄駅からの始発に乗ると、上野5時8分到着とギリギリだった。朝一から接続できないと洒落にならないので、蒲田までチャリで行き、一本早い蒲田始発に乗ることにしたのだ。
蒲田まではチャリで小一時間かかる。2月に九州に行ったときより早く、3時過ぎには家を出た。

蒲田からは京浜東北線で移動だ。花金の翌日ということもあり、乗車率は結構高めだった。
上野で乗り換えた電車は、東京ばな奈などの土産袋を持った18きっぷユーザーと見られる客も何人か見られた。

20150822a.jpg
早朝の上野での常磐線、東北線、上越線の案内板。上野東京ラインが出来ても早朝と深夜はこれまで通り上野発着となっている。

朝からチャリを長時間こいだから疲れ果て、宇都宮までは爆睡。気がついたら宇都宮に到着していた。
宇都宮で乗り換えると、車両数がぐっと減って凝縮される。黒磯行きは明らかに18きっぷユーザーが増えていた。途中駅で下車する人は大半が学生で、座っている人はほとんどが黒磯まで乗り通し、そのまま郡山行きに乗り換えていた。
東北本線と本線系統の面目躍如といったところだろうか。

今日の天気は、関東は晴れだったが、東北は曇り・雨予報だった。黒磯付近まで来ると、低い雲が空を覆い、今にも雨が降りだしそうになった。

黒磯では狭い階段を使っての乗り換えとなる。車両がさらに短い2両に減るため、多くの人が座席をとろうと走り出すのだが、中には全力疾走して人を押し退け押し退け先に行き、座席に荷物だけ置いて、(電車撮影や飲み物確保に)ホームに出てしまう不届き者も多くいた。このあと、郡山や帰りの福島などでも似たような人が多かった。そのほとんどが長距離利用の明らかな18きっぷユーザーで、自分もそんな人たちの一部に混じっていることがなんとも残念だった。

宇都宮から黒磯、さらに郡山までも、乗り換え以外の記憶がほとんどないほど爆睡。郡山で乗り換えに30分ほど費やすので、改札を出たすぐ横にあるロッテリアで朝食を済ませた。
福島までは時間通りで、大きな問題もなくスンナリ来られた。


■意外と空いてる新幹線
ここからは、今日の乗車ハイライトである山形新幹線だ。

新幹線ホームに上ると、山形新幹線側で待っている客は10人弱しかいなかった。夏休みの土曜日だというのになんだか淋しい感じだ。
10人ほどしかいないうちの一人は、宇都宮から同じ電車に乗ってきたおじさん。自分と同じようなことを考えて乗車しているに違いなかった。

盆明けすぐの土日だったが、新幹線の自由席は、通路側がほぼ空いている程度の混雑でしかなく、快適に過ごすことができた。

20150822b.jpg
新幹線ホームはかなり空いていて、駅名板、電光掲示、そして入線してくる新幹線という組み合わせを人が入らず写せそうだった。が、なんと電車が入線してくる瞬間だけ利用者が来てしまい、決定的な瞬間は撮影出来なかった。ということで、下の方はモザイク。

米沢で新幹線を降りて約30分待ち。できればど真ん中な駅弁を食べたいところだったが、昼飯には少し早いし、郡山で朝飯を食べたばかりなので、がまんすることにした。

山形線の各停は1時間に1本以下しかないのだが、米沢での乗り継ぎ待ちの間に、上下ともに別の新幹線の便が到着した。
どうも山形線は山形新幹線ありきの運行になっているようで、新幹線は1時間に1本以上が走っている。各停はその合間をぬっての運行となっているようだ。米沢から山形までは新幹線に追い抜かれることはなかったが、うまく合間をついているようで、山形で乗り換える間に再び新幹線に追い抜かれてしまった。

山形ではホーム上での乗り継ぎで便利だったのだが、30分ほど余裕があったので、一度改札口外に出て東口の空港シャトルの乗り場を確認。
バスは飛行機の運航に合わせたダイヤで、ちょうど20分ほど前に出発したばかりだった。一時間に一本程度の山形線の鈍行とは接続を考慮されていないようだった。

山形からさくらんぼ東根までは、土日限定列車だったが、地元の高校生で結構混雑していた。土曜だったから、午前の授業が終わったところといった感じなのだろうか。
奥羽本線という立派な名前がつき、新幹線も運行しているものの、山形から先は単線区間で、各停はのんびり進んだ感じがした。

さくらんぼ東根では駅のなかでレンタサイクルを借用、そのまま空港へ向かった。
今日は曇り時々雨予報だったが、東根に着いたとたん、日差しが出て暑い。空港までは10分ほどで到着できたが、少しダラダラとペダルを踏むことになってしまった。


■おいしい山形へ
山形には昨年、おいしい愛称(おいしい山形空港)がついた。
館内のPRは広告枠を使ったデザインが中心で、おいしい○○と、○○に入る言葉を変えて宣伝している面白い広告が掲げられていた。広告を見たあとに売店で土産を選ぶというのもありかもしれない。

山形に前回訪問したのは、大震災後の臨時便就航時だ。ANAとAIRDOが就航していた時で、チェックインロビー右側にはANAカウンタがあったが、臨時便が終了した現在はすでになくなっていて、レンタカーカウンタになっていた。

館内を色々見て回ったものの、レストランが名月荘エアーポートキッチン欅になったぐらいで、大きく変化したのはカウンターとレストラン程度。
小さな空港であるので、昼飯を食べても1時間ほどで見学が終了した。
帰りは、南側から空港区域をぐるりと回って北上し、トータル二時間弱でさくらんぼ東根へと戻れた。

20150822c.jpg
建物に掲げられている空港名の文字は、ランド側は山形空港のままで、入口上の横断幕でPR、エプロン側は「おいしい山形空港」に変更していた。

帰りの電車は、行きよりも接続がスムーズだった。米沢と福島での待ち時間が少し長かったものの、山形、黒磯、宇都宮は結構ギリギリの乗り継ぎ時間設定。時間が短すぎ、本当に乗り継げるのか不安になるほとだった。

まず山形では、4分の接続とかなり際どい時刻設定だったが、同一ホーム上での乗り継ぎのため、遅延なく乗ることができた。
米沢と福島はそれぞれで約30分ほどの乗り継ぎ。米沢では行きのときと同様に新幹線に追い抜かれた。

福島からは、黒磯まで一本、約2時間の乗車。郡山での乗り換えがなく、ちょっとだけ楽ができる。
この電車は、東京まで行ける最終電車だ。山形線や仙台方面からの乗り換え客も多く、朝の下りで同じ電車に乗っていた利用者もチラホラ見られた。明らかな18きっぷユーザーで、朝一から夜最後まで使って南東北を訪問する人は多そうだった。
須賀川でちょうど花火大会の花火が見え、夜の車窓も満喫できるおまけ付きだった。

面白かったのは、福島から黒磯、さらに宇都宮まで乗り通した客が多かったことだ。福島で座った人の多くが黒磯までそのままだったので、絶対座りたいという人は、少し早めに座ることをお勧めしたい。
黒磯では、行きと同様に、階段を登り降りする面倒な乗り継ぎだったが、福島から通しで乗っている人は、ほとんどが乗り継いでいた。

宇都宮でも乗り継ぎ時間が短かった。にもかかわらず、階段を登り降りするもので、乗り継ぎ客は我先にと駆け出していた。自分は、黒磯発を一番前の車両に乗ったために、ちょうどエスカレータのところに当たってしまい、その混雑でなかなか跨線橋に上がれずハラハラさせられてしまった。
乗り継ぐ電車は車両数が長いので座れないことはないのだが、列車に乗れないと元も子もない。乗り継ぎ客に配慮してか、発車時刻を遅らしてくれたものの、ギリギリな感じだった。

宇都宮からの電車も、福島からいる利用者が見られたものの、赤羽くらいまでで八割方降りていて、上野まで通して乗っている人はあまり見られなかった。
南東北へ行く18きっぷユーザーは、埼玉や東京西部の人が多いということかもしれない。

上野で京浜東北線に乗り換え。品川からは、東海道線終了後の終電間近ということもあって満員電車で、最後に旅情を削がれたまま帰宅することになってしまった。


■今日の教訓!
上野東京ラインは深夜早朝は使えない←結局上野で乗継が必要です。
東北線はなかなか座れない←全区間乗り通す人が意外と多いです。
山形空港へは自転車が便利←さくらんぼ東根駅で借りて空港で返せます。

■実際の旅程
08/22 SAT
自 宅03:15(自転車)→04:15蒲 田
蒲 田04:24(京浜東北線)→04:52上 野
上 野05:10(東北本線(宇都宮線))→06:51宇都宮
宇都宮06:56(東北本線(宇都宮線))→07:47黒 磯
黒 磯07:54(東北本線)→09:01郡 山
郡 山09:28(東北本線)→10:14福 島
福 島10:33(山形新幹線つばさ129号)→11:04米 沢
米 沢11:36(奥羽本線(山形線))→12:25山 形
山 形12:50(奥羽本線(山形線))→13:19さくらんぼ東根
さくらんぼ東根13:30(レンタサイクル)→14:00[山形空港(おいしい山形空港)]
[山形空港(おいしい山形空港)]15:00(レンタサイクル)→15:30さくらんぼ東根
さくらんぼ東根15:58(奥羽本線(山形線))→16:29山 形
山 形16:31(奥羽本線(山形線))→17:17米 沢
米 沢17:44(奥羽本線(山形線))→18:30福 島
福 島18:50(東北本線)→20:45黒 磯
黒 磯20:52(東北本線(宇都宮線))→21:44宇都宮
宇都宮21:48(東北本線(宇都宮線))→23:38上 野
上 野23:50(東北本線(宇都宮線))→00:20蒲 田
蒲 田00:30(自転車)→01:30自 宅


ラベル:山形空港
posted by johokotu at 18:00| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | ◆旅行記 | 更新情報をチェックする

2015年08月21日

鉄道で今度は南東北へ(旅行前)

※2015年10月にアップした旅行記です。

■2015.08 山形の旅行前

■18きっぷ日帰り最北の地、山形へ
盆を過ぎた土曜に一日余裕ができた。
名古屋に行ったときの18きっぷがまだ残っていたので、日帰りで別の空港を訪問することにした。

18きっぷで東京から日帰りできるのは、先月訪れた名古屋、中部国際、静岡に加え、中央線方面は長野県、上越線方面は新潟県、東北線方面は福島県、宮城県、山形県位までだ
山形までの距離は、六時間滞在が可能な名古屋までとほぼ同じなので、山形を第一候補に検討を始めた。

山形県は、東京から18きっぷで観光地に日帰りできる北端として知られている。奥の細道で出てくる山寺に登ってこられるし、山形市内を訪問可能。米沢なら城址を見て米沢牛を楽しむことができる。山形空港は山形から30分のさくらんぼ東根にあるから、充分楽しめそうだった。

で、ダイヤを調べてみたものの、白河ならぬ、福島の関を越えるのが難儀だった
上野からの始発便に乗った場合、まず郡山で約30分待ちがある。さらに、福島では、仙台方面へは約1時間、米沢方面へは3時間近くも待たされるのだ。その先も、仙台経由の場合は仙台で1時間弱と羽前千歳で30分ほど乗り継ぎ時間が必要で、仙台、米沢どちら経由でも山形空港最寄駅のさくらんぼ東根に着くのは15時位になってしまう。
一方の帰りは、仙台経由だと14時には東根を出ないと東京まで帰ってこられない。米沢経由だと比較的乗り継ぎがスムーズだが、それでも米沢と福島それぞれで30分ほどの乗り継ぎ時間が必要で、さくらんぼ東根を16時前に出発する必要がある。
15時に着いて16時には出発という一時間で空港見学はかなり厳しい

山形駅からタクシーを飛ばす手や、福島でレンタカーを借りる手も考えられるが、安い旅行なのに、それでは意味がない。空港への日帰りはほぼ不可能だった。

それでも山形空港で少し時間に余裕がある日帰りとするために色々と検討した結果、行きに福島→米沢をワープすればなんとかなりそうなことが分かった
ワープとは、その区間だけ新幹線や特急を利用する方法だ

福島-米沢間を新幹線利用しても、乗車券と特急券(自由席)で1,500円強で済む。福島で30分も待たずに接続する新幹線があり、米沢で約30分待てば各停が接続。山形からは約30分待ちでちょうど土日限定列車があり、さくらんぼ東根に13時過ぎに着けることが分かったのだ。
18きっぷとの組み合わせで、実質4000円弱で時間に余裕がある日帰りが可能になるというわけ。

最近話題のLCCなら、色々行けそうな値段だが、東京から東北の間は、LCCはおろか新興社すら不毛の地域。羽田から山形まで飛行機だと桁が一つ変わって片道2万近くの値段はする。
値段との釣り合いを考え、新幹線ワープを活用した山形空港日帰り訪問を決めた。

※東北本線は、本線系統でありながら、接続が悪いことで知られている。
便数の少ない区間でもほぼ1時間ごとのダイヤが組まれており、主要区間は1時間に2〜3本の運転となっている。各列車のダイヤ自体はそれほど悪くないのだ。また、郡山、福島、仙台などでの接続は特定の電車間ではうまくいっていることも多い。しかし、接続が良いのは短距離区間便と長距離区間便という組み合わせが多く、なぜか長区間どうしの接続は待たされることが多い。
例えば、始発便で上野から北上すると、前述の郡山、福島で行く手を阻まれ、結局、上野を遅く出ても同じ電車になってしまう。本文では出していないが、この電車で仙台からさらに北上する場合は、仙台でも長時間待たされるため、花巻に着けるのは15時台となる。
電車に乗っている時間だけで考えると、山形空港に悠々到達できるはずなのに、接続が悪いせいで日帰りできない状態で、なんとも残念なことになってしまっている。



いろいろと検討した結果、行程はいたってシンプルになった。
行きは、上野からの始発に乗車。東北本線で福島まで行ったあと、福島-米沢間のみ山形新幹線を利用。米沢からは奥羽本線(山形線)でさくらんぼ東根へと向かう。

さくらんぼ東根ではレンタサイクルを借りる。間の2時間半ほどで空港を訪問する。

帰りは、さくらんぼ東根から山形線を米沢経由で福島へ。その後、乗り継ぎしながら東北本線を南下し、都心へと戻る計画だ。復路は新幹線は乗らないものの、経路としては往復ともに同じだ。

復路は、宇都宮からは終電車ではないが、宇都宮までの区間では、東京まで戻れる最終電車となる。宇都宮までのどこかで電車が遅れたりすると危ういものの、これしか電車がないので、ハラハラ乗り継ぎを実施することとなった。

アクセスの予約(鉄道)
新幹線区間があるものの、自由席利用のため事前予約は不要。18きっぷだけ準備して旅に備えた。

現地移動の予約(鉄道・バスなど)
現地の移動は、さくらんぼ東根でのレンタサイクルのみ。こちらは、予約も可能だが、台数も豊富で、まず全台出払うことはないから、予約はせずに直接借りることにした。仮にレンタサイクルがお休みなら、タクシー手配と考えた。

宿泊の予約
今回は日帰りのため、宿泊はなかった。


■ここまでの教訓!
山形県へは18きっぷで行きづらい←乗継が時間がかかります

■今回の予定旅程
08/22 SAT
自宅03:15(自転車)→04:15蒲田04:24(京浜東北線)→04:52上野05:10(東北本線(宇都宮線))→06:51宇都宮06:56(東北本線(宇都宮線))→07:47黒磯07:54(東北本線)→09:01郡山09:28(東北本線)→10:14福島10:33(山形新幹線つばさ129号)→11:04米沢11:36(奥羽本線(山形線))→12:25山形12:50(奥羽本線(山形線))→13:19さくらんぼ東根13:30(レンタサイクル)→14:00[山形空港(おいしい山形空港)]15:00(レンタサイクル)→15:30さくらんぼ東根15:58(奥羽本線(山形線))→16:29山形16:31(奥羽本線(山形線))→17:17米沢17:44(奥羽本線(山形線))→18:30福島18:50(東北本線)→20:45黒磯20:52(東北本線(宇都宮線))→21:44宇都宮21:48(東北本線(宇都宮線))→23:38上野23:50(東北本線(宇都宮線))→00:20蒲田00:30(自転車)→01:30自宅
※途中名所に寄れれば見学予定。


ラベル:山形空港
posted by johokotu at 18:00| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | ◆旅行記 | 更新情報をチェックする

2015年08月01日

格安に東海道を横断(旅行後)

※2015年8月にアップした旅行記です。


■2015.07 名古屋・中部国際・静岡の旅行後


今回の旅行では、鉄道の夜行列車を利用して名古屋へ向かいました。
夜行便の場合、仕事終わりでもゆっくり準備できるのが良い点のひとつです。

日本では、航空便も昭和40年代には国内線の深夜便が多数運航されていましたが、いま国内線にはそのような便はなく、国際線のごくごく一部で運航されているだけとなっています。

今回は、そんな航空の夜行便を取り上げてみます。

■夜行便をもっとうまく使った旅行を
近年注目されている夜行便は、東京国際(羽田)を発着する国際線だ。

この夏にも中国便を中心に深夜発便の増便が決まっていて、羽田へ行くと、深夜の時間帯にもかかわらずかなり混雑している。羽田は夜〜深夜の便が非常に多いのだ。
羽田空港の深夜便は、日付が変わる頃の出発となるため、集客に苦労しているとよく聞くが、よくよく考えてみると、仕事が終わってから出発できるうえ、一旦家に帰れる点では非常に便利な存在だ。

成田の便と比較してみる。
成田の場合、運用時間の壁があるため、最遅でも飛行機の出発時刻は22時頃発になる。これだと、チェックインのため21時前には空港に着いていなければならず、東京を20時前には出ないと間に合わないことになる。
仕事終わりに家にいったん帰るとすれば、旅行の準備も含めて19時には自宅に帰宅していたい。となると、よほど職場から自宅まで近くない限り、ほぼ定時で帰路につかなければ、間に合わなくなる。残業が確定した時点でアウトというわけ。
千葉住民ならなんとか成田空港へ行けるかもしれないが、埼玉や神奈川はもちろん、都内在住でも、一旦家に帰るのはリスキーだ。

一方、羽田の深夜便は、同じ22時発として考えてみても、家に一度帰る場合、東京都や神奈川県からも充分利用できるし、埼玉県と千葉県でも利用可能範囲が広い。
しかも羽田の場合は、成田みたいに門限がないから、出発時刻をもっと遅い時刻にできる。
例えば、24時出発にできるなら、チェックインは23時前でOK。東京なら22時前に出れば間に合うから、会社からの帰宅は21時頃でもなんとかなる。南関東はもちろん、北関東でも不安なく利用できる範囲が広そうだ。

この効果が大きく発揮されるであろう路線が、シドニー路線だ。

オーストラリア路線は、成田を夜に出発の便が多い。初日は飛行機に乗ってすぐ終わってしまう。例えば、ツアーで「3泊4日」とあっても、実質3泊3日になり、4日の休日が必要になる。成田発だと、出発日を休日か半休にする必要があり、ほぼ一日を無駄にしてから乗ることになるわけだ。
一方、羽田発なら成田と違い、余裕をもって駆けつけられる地域が広がる。

そんななか、8月1日からカンタス航空のシドニー線が成田発(20時30分発)から羽田発(22時発)に変更される。出発時刻は夜発であまり変わらないが、無駄に有休や半休を取る必要がなくなり、例に出した実質3泊3日なら、休みが3日でもなんとかなる(門限を気にする必要がなくなったせいか1時間半出発が遅くなり、利用可能範囲がさらに広くなった)。
今回設定されたQFAの羽田発着は、早朝着、深夜発なので、昼間羽田に12時間以上駐機せざるを得ない点はあるものの、深夜早朝しか飛ばせない国については、成田より羽田の方が集客はしやすいことがよく分かる。

似たような成田夜着発路線は、中東や太平洋路線に多く見られる。これらの路線は、深夜早朝便が特徴の羽田との相性が良さそうだ。
逆に欧州路線や枠の配分で大モメしているアメリカ路線などは、成田発着も昼〜夕方ぐらいまでの運航なので、深夜早朝便ではなかなか難しい路線なのかもしれない。

深夜発で夜の間の運航になるなら、利用者は、通常の夜の感覚で寝ている間に目的地に到着。ちょうど朝になった段階で目的地に到着できれば、現地でその日一日をフルに活用できる。
ややきつい日程になるが、休日をフル活用したいレジャー客や現地ですぐに仕事しなければならないサラリーマンにはもってこいのダイヤ。もっと深夜便をうまく使った旅行が定着してほしいところだ。

日本の空港は24時間運用のところが少なく、深夜も発着できるのは、羽田のほかには、新千歳(便数制限あり)、中部国際、関西国際、北九州、佐賀、那覇程度しかありません。深夜便を活用と言っても、なかなか難しいのが実状です。

枠がないからと仕方なく深夜便を飛ばすのではなく、もっと積極的に深夜便を展開する航空会社が増えて、昼出発で楽に出発する旅行もあれば、深夜便で時間を有効活用する旅もある、そんな選択肢の多い航空便が運航されることを期待しつつ、今回の旅行を〆たいと思います。


ラベル:旅行記
posted by johokotu at 18:00| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ◆旅行記 | 更新情報をチェックする

2015年07月31日

格安に東海道を横断(2日目)

※2015年8月にアップした旅行記です。


■2015.07.31 (小田原)→名古屋→中部国際→静岡→(自宅)

■名古屋へは直行バスが早くて便利
名古屋までグッスリ行こうと思ったものの、浜松で少し騒がしく目が覚めた。浜松では30分ほど停車するため、揺れがなくなり、人の出入りが多くなることから起きてしまった。
それにしてもこの車両、座席は短距離向きだ。歳を取ってしまったせいなのか、首から胸への負担が大きい。頭の固定もしにくく、非常に安定感が悪い。
朝になる頃には胸が痛くなってしまった。

※平成8年にJR東海373系で設定されたムーンライトながら。その後、JR東日本183系・189系を経て平成25年冬からJR東日本185系が使用されている。なんだか、座席に関しては373系が一番座りやすかったと記憶している。体がじーさんになってしまったのか、今回は座りにくくて大変だった。

首は痛くなったものの、いつものウロチョロ客もおらず、名古屋までは平穏無事に到着できた。

ここから名古屋飛行場まではいくつかの行き方がある。
一番楽なのは、名古屋駅前から出るバスに乗る方法。こちらは、始発が6時発で所要時間は約20分だ。ただし、楽な分700円かかる。
二番目は、中央線で勝川まで行き、バスに乗り換える方法。勝川まで19分、勝川から約20分かかるが、勝川までは18きっぷで行けて、バスは300円で済む。
三つ目は、名古屋から名鉄で西春まで行き、バスに乗り換える方法。急行11分+バス約20分で運賃は名鉄300円、バス340円だ。名古屋の始発は5時47分発だが、西春駅からのバスが始発が6時30分発で名古屋飛行場到着は6時49分になる。

始発バスの到着時刻は、名古屋からの直行も勝川経由もほぼ同じだったので、理想は、格安で済む二経路目だったのだが、中央線の始発は名古屋5時40分発。勝川には59分着で、6時ジャストの始発バスにはギリギリ間に合わない。
今回は、このあとセントレア静岡にも寄らねばならないので、先を急ぐため、運賃は高くなるものの、往路は名古屋駅前からのバスに乗っていくことにした。

20150731a.jpg
名古屋駅前乗り場は、駅前ロータリーを過ぎ、道路を渡った先にあるため、ホームに降りてから10分ほどのところにあった。名鉄名古屋駅からは近く、写真左側に乗り場がある。

名古屋からの直行バスは、朝一便ではあったものの、利用者は意外と多く10人ほどが利用していた。
名古屋駅からの経路は思ったよりスイスイ。出発してすぐに高速に入り、10分ほどで高速を下り、空港まではあっという間だった。

そのままターミナルに行っても良かったのだが、今回の見学のメインである展望デッキ開放は7時から。まだ時間があるので、ひとつ先のエアポートウォーク北まで乗っていき、エアポートウォークを見てから、歩いてターミナルへと向かった。

ターミナルに入ると、狭いロビーは人でごった返していた。
名古屋は7時から運用開始されるのだが、そこから約10〜15分ごとに飛行機が一気に出発していく。このため、その直前に当たる今の時間にお客さんが集中していた。
デッキに登ると、フジドリームエアラインズ(FDA)の機体が6機、ピンクパープルティーグリーングリーンオレンジゴールドと全部で6色カラフルに準備を整えていた。

名古屋飛行場では、大きく変化していたのが、売店と駐車場程度で、予想以上に早く見学が終了。7時過ぎには出られる状態になった。
名古屋駅行のバスは、往路と違い栄経由になるため所要時間が10分ほど延び、通勤時間帯で混雑にはまる可能性がある。西春駅経由ならそこから先は名鉄でセントレアへは行きやすいものの、運賃が高い。ちょうど7時25分発の勝川駅前行があったため、勝川経由で中央線へと向かった。

勝川駅からは名古屋までは行かず、一つ手前の金山で乗り換え。ちょうど準急が来たものの、途中特急とミュースカイに抜かれるなどトロトロでセントレアには9時過ぎてからの到着となった。

20150731b.jpg
空港周辺ではMRJの製造拠点が次々に建設されていた。ターミナルより大きな建物が多数できるようだ。写真は最終組立格納庫。右に写る空港駐車場より大きい。

■接続が悪い東海道線で東へ
セントレアでは思ったほど大きな変化はなく、軽い見学で終了。
11時前には空港を出発し、静岡へと向かった。

ここから静岡へは一度名古屋方面へ北上し、金山で東海道線に乗り換えて、南下する。
中部国際空港駅に着くと、ちょうど準急が出発したところだった。次の出発は別料金が必要なミュースカイで、乗車券分だけで乗れる次の電車(特急)までは20分ほど待たされる羽目になってしまった。
さらに、金山ではタッチの差で新快速に間に合わず、15分待ちして快速で豊橋へと向かった。

金山では15分前の新快速にタッチの差で間に合わなかったのに、豊橋の乗り換えは15分後の新快速でも同じ電車への乗り換えとなるなど接続が最悪だった。
東海道線も名鉄も日中はほぼ完全な30分サイクルなので、これは日中に必ず遭遇する接続の悪さになっているようだ。

さらに、静岡空港へのバスの時刻を調べると、ちょうど運行の谷間のようだ。金山でギリギリ間に合わなかった電車に乗れていれば、一本前のバスに乗れそうだったが、無理な話だった。

静岡空港へのバスは、この夏限定で新金谷からの無料バスが高頻度で運行されている。金谷から乗ろうと電車のなかで調べてみたものの、金谷から新金谷までは結構離れていたので断念。あとは、島田発か新たに運行を開始した藤枝発のバスが使える。島田発のバスは約一時間後の15分00発だ。一方で、藤枝発のバスなら約40分待ちの14時48分発。こちらは、割引券で300円で済むから、物は試しと、一度島田を通り越し、初めて藤枝からアクセスすることにした。

バスまで時間があるので、時間調整も兼ね、浜松で、乗り換えついでに駅ナカの立ち食いで昼食を済ませた。

藤枝に到着したあとは、まず北口にある観光案内所へ。バスの割引券を入手した後、南口へと移動してバスを待つことになった。割引券を渡すと500円の料金が300円になるのだ。
バスは定刻でやってきた。座席が12席しかない小さなバスで、すでに5人ほどが乗っており、藤枝駅からは5人ほどが乗車して座席がほぼ全て埋まった状態で発車となった。

大井川を渡る橋がやや南側にしかないため、藤枝を出たバスはかなり南下したあとに西進する。はばたき橋を渡ったあとは県道34号線を北に向かい、県道230号線に入って月坂辺りを通過して空港北側へと進んだ。
県道230号線は島田駅発のバスも通る、空港アクセスのメイン経路だ。あとは空港北西へと進み、ぐるりとターミナル地区へと進んでいくのだと思っていたら、「空港へ直進」と標識のある空港トンネル北交差点を左折、空港トンネルへと進入していった。この経路だと空港へはやや遠回りなうえ、山を少し登り降りする。
なぜこの経路か疑問に思っていたら、空港南側にあるFDAの施設に停留所が設けられていた。

実は、藤枝駅で乗車したとき、すでに乗車していた全員がFDAの搭乗員だった。島田駅発のバスが苦戦しているのになんで藤枝から似たようなダイヤのバスを設定したのか非常に不思議だったのだが、このバスは、FDA向けの意味もあったわけだ。
ところが、乗っていたFDAの乗務員は誰一人降車はせず、そのまま空港へと向かってしまい、結果としてただ遠回りしただけになってしまった。

※7月から運行を開始した藤枝発のバスはかなり遠回り経路になる。大井川を渡るのも遠回りな上、FDAの施設にも寄るから35分もかかっている。一方、島田発も、ターミナル地区には西側からしか進入できないにもかかわらず、大井川を渡るために一度東へと向かうため大回りで、こちらも25分かかる。
そんな大回りする二路線が、大回りしたために重なって経由する月坂付近には、島田と藤枝の間の六合駅発着のコミュニティバス(湯日線)が運行されている。実は、島田・藤枝側の東海道線の駅は、月坂付近から、北西側に島田駅、北側に六合駅、北東側に藤枝駅があり、月坂付近からは、六合駅が一番近い。一番近いからこそ、コミュニティバスは六合発着なわけで、空港から東海道線に出るなら六合駅に出るのが一番近いのだが、そうはなっていない。
さらに、そもそも、道路でアクセスする場合、もっとも近い東海道線の駅は、島田とか六合とか藤枝とか東側の各駅ではなく、ターミナルからそのまま西進した金谷駅となっている。
静岡空港の地上アクセスはなんとも中途半端と言わざるを得ない状況なのだ。

そんなこんなで東側に偏重している静岡空港のバスは、島田、藤枝の他に静岡駅発着の路線がある。三路線は、全路線が航空便のダイヤにあわせているため、ほぼ同じような時間帯に発着する。違いは所要時間だけといっても過言ではなく、いかに早く駅に到達できるかが利用の鍵を握っている。
静岡行きは高速を通るため、かなり静岡駅までは44分でアクセスが可能。静岡以東の東海道線各駅に行く場合は、このバスから東海道線に乗り換えるのが一番早い(運賃はほぼ一緒)。つまり、島田・藤枝の各バスで東海道線に乗り換える客は西側を行き来する人が中心で、東側はせいぜい二駅先の焼津までしか利用価値がない。

空港からの時間は、島田25分、藤枝35分だから、一番近い金谷なら15分といったところだろうか。同じ時刻に空港を出るなら、東行きは、金谷だろうが、島田だろうが、藤枝だろうが、同じ電車に乗れる可能性が高いが、西行は金谷発着があった場合、一本早い電車に乗れる可能性がある。
島田・藤枝発着が西方面からの利用者メインであると考えれば、金谷発着を設定した方が、利便性は高くなるのは明らかだ。金谷の場合、駅前で立ち寄れるスポットがあるかどうかという問題や金谷駅前が狭くてバスの折り返しが無理という問題もあるけど、なんとも残念なアクセスになってしまっている。


20150731c.jpg
藤枝駅のバス乗り場。写真左奥の南口を出た目の前にある。紫の看板が目印。

■とにかく人人人の静岡空港
ターミナルに入ると、中は中国人でいっぱいだった。
ちょうど、中国東方航空上海線が出発目前、中国南方航空南寧線天津航空天津線と中国便が連続する時間帯で、利用者が国際線チェックインロビーで列を作っていたのだ。

国際線カウンタ前でできていた列は到着ロビー側に延び、そこから何重にも折り返してカウンタへと繋がっていた(おかげで国際線カウンタと到着ロビーの間にあるトイレに行くのがひと苦労だった)。さらに、国内線カウンタ側には別の便の列ができていた。二階に登ると待合ロビーも人人人で、空港は完全にパンク状態に陥っていた

静岡はカウンタやロビー空間があまり広くない(同規模の百里などと比べても狭く感じる)。
一便ごとに搭乗待合室に入場できる時間を設定。それにあわせてカウンタを一便ごとに開いており、さらにそれにあわせて便ごとに列を作るという流れをとっていた。しかし、中国便利用者のほとんどは団体客で特定時刻に空港への到着が集中するので、大行列となっていた。そもそも、ターミナルの処理能力不足から、便が重ならないよう運航時刻を調整しているのだが、それでも開港直後以上の大混雑となっていた。
さらに、チェックインロビーが満杯になったあとは、その次の行列を駐車場の屋根下を使って並ばせていた。外はかなり暑いので、仮設の大型扇風機を何台も稼働させるなど、とにかく利用者を混乱なく、少しでも快適に過ごせるように対応するのは大変そうだった。

同じ時刻にANA新千歳線が重なっていたが、利用者が少ないのもあり、閑散としていた。地方空港でも積極的に就航する国際線の盛況ぶりは、地方空港ではやる気のない国内線とは、ずいぶん対照的だった。

※静岡は、ここ数か月で便が増えすぎた。ここまでの急激な伸びは誰も予想はしていなかっただろう。
開港当初、賛成派は、静岡空港の持つポテンシャルを強調していたが、はからずも、それが証明された形となった。中国からの訪日ブームもあるから、ブームが冷めた時どうなるかは分からないが、少なくとも、日本への就航にあたり、静岡が国際的には、思った以上に高評価を受けていることは、多くの航空会社が就航したことからも分かった。
たらればを言えば、新幹線の駅を開業していればとか、もっと大きなターミナルを整備していればとか、なるのだろうけど、JR東海には先見の明はなかったし、開港当初はアンチから激しく攻められたこともあり、小さく作ったことが裏目に出てしまった。

今の静岡は、とにかく施設が間に合っていない。
コンパクトに安く仕上げたまでは良かったのだが、おかげで自由に便をはれず、旅行に来た訪日客が、日本の空港施設は狭くて小さくて混んでるといった悪い印象のまま帰国してしまうのかと思うと残念な限り。現在、ターミナル増築の話が進んでいるが、完成するのは数年先。ブームがそのまま続いているかは分からず、タイミングを完全に逃した感は否めないだろう。


中国人でごった返すターミナルでは、椅子に座って休むこともできないので、そそくさと退散し、石雲院展望台へと向かった。

展望台まではやや距離があり、道中は、直射日光が当たってとにかく暑い。展望台には、かつてターミナル内にあった呈茶コーナーが移設されていると聞いていたので、とにかく早く行って休憩しようと早足で向かった。
ところが、展望台の入口付近にある、地元の町会が設置したという仮設の売店は閉店中。展望台の呈茶コーナーも土日祝のみの営業で、金曜の今日はオープンしていなかった。しかも、冷房が効いている休憩コーナーは、なにやら明日のイベント準備の荷物置き場と化していて、長居はできなかった。

結局こっちでも炎天下の中、外回りを軽く撮影した程度で、石雲院に寄ったあとはすぐにターミナルに戻ってしまった。

仕方がないので、ターミナル二階の空港模型を眺めながらゆっくりしようと思っていたが、なにやらイベントを開催中で模型は端の出店の裏に追いやられていて、見ることはかなわなかった。

結局、人の多さに圧倒されたまま見学を終了。17時半前後のバスで帰ることにした。
バスは、静岡行が20分発、藤枝行が25分発、島田行が30分発と重なっていた。東海道線に出れば、あとは出費はないので、静岡行は今回対象外。藤枝行と島田行は、駅から先の電車が同じ便に乗れることが分かったので、値段の安さで藤枝行を選択した。

バス利用者は5人ほどとごく少数。遠回りして寄り道するFDA施設では、行きと同様に乗り降りはなく、路線を維持できるのか、早くも心配になるほどだった。

藤枝からはうまく熱海行きに乗れ、一気に関東圏へ。乗換駅の熱海で夕食の駅弁を確保しようとしたものの、閉店間近の20時頃の到着だったため、二種類しかなくほしいものでもなかったので断念。
金曜の夜だから、街んなかなら何かあるかもと、一度駅から出たものの、駅前のメインアーケードは完全に閉店後となってしまっていた。

結局、そのまま東海道線に乗り、自宅最寄駅前で、深夜までやってる松屋に寄って夕食を食べるはめになってしまった。

20150731d.jpg
観光バスから降りた中国人観光客は、炎天下の中、まずこの駐車場に並ぶ。大型扇風機も出ているものの、とにかく暑い。


■今日の教訓!
[名古屋]見学するなら朝一で←カラフルな機体を見られます
[静岡]今なら藤枝から300円←割引あり、今夏は新金谷から無料バスも!

■実際の旅程
07/31 FRI
小田原00:31(東海道線)→05:20名古屋
名古屋06:00(あおい交通)→06:20[名古屋飛行場]
[名古屋飛行場]07:25(あおい交通)→07:50金 山
金 山07:56(中央本線)→08:14名古屋
名古屋08:20(名鉄線)→09:09[中部国際空港]
[中部国際空港]10:47(名鉄線)→11:19金 山
金 山11:36(東海道線)→12:26豊 橋
豊 橋12:42(東海道線)→13:16浜 松
浜 松13:30(東海道線)→14:20藤 枝
藤 枝14:48(空港アクセスバス)→15:19[静岡空港]
[静岡空港]17:25(空港アクセスバス)→18:02藤 枝
藤 枝18:13(東海道線)→19:52熱 海
熱 海20:18(東海道線)→21:33横 浜
横 浜21:40(京急線等)→22:00自 宅
posted by johokotu at 18:00| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ◆旅行記 | 更新情報をチェックする

2015年07月30日

格安に東海道を横断(1日目)

※2015年8月にアップした旅行記です。


■2015.07.30 (自宅)→(小田原)

■夜行で東海道を進行
今回は、久々の青春18きっぷを使ったムーンライトながらでの夜行移動だ。

それにしても、大人になってからも18きっぷ+ながらを活用しなければならないのは、毎回毎回なんとも情けない。三千円ほどで東京から目的地へ行けて、なおかつ便利な深夜移動、という条件を満たすものは、他に深夜バス程度しかないから仕方がないのだが、出来れば、もう少し快適に移動したいとは思ってしまう。

仕事は、やや残業はあったものの、自宅には21時には帰りつけたので、風呂に入って、ゆっくり準備をして22時頃家を出た。
悠々出発したものの、ながらの時刻までは、さらにずいぶんと余裕がある。
最寄りのながら停車駅は横浜なので、そこから乗っても良かったのだが、今回も小田原から乗車とした。先行する電車で小田原へ行き、日付が変わるのを待った。

ながらは小田原に定時到着。
臨時列車化したせいなのか、少し客層に鉄道マニアが増殖しているように感じた(スマホの普及のせいかもしれないのだが、写真を撮る人がこれまでより多い気がした)。
今回は、検札はなく、あっという間に眠りにつけた。

※運行ダイヤをよく見てみると、小田原からながらに乗る場合、直前の各停熱海行に乗れば、大磯で日付が変わる。小田原までのきっぷではなく、大磯まで買えば良いので、より格安でアクセスしたい、つわものはこの電車を利用しているそうだ。もっともこの電車、大磯は0時0着、0時1分発の電車なので、日付変わった瞬間にその日分の印を押してもらい、電車までダッシュする必要もあるし、万一運休になったときながらに乗れなくなるので、リスクは高いけれど、、、。

20150730a.jpg
小田原は改札上の巨大な提灯が特徴。ながらは臨時ではなく快速表示だった。


■今日の教訓!
18きっぷ安くするなら大磯寄ろう←乗車にはギリギリです。

■実際の旅程
07/30 THU
自 宅22:00(京急線等)→22:20横 浜
横 浜22:30(東海道線)→23:24小田原
小田原00:31(東海道線)→
(車中泊)

ラベル:旅行記
posted by johokotu at 18:00| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ◆旅行記 | 更新情報をチェックする

2015年07月29日

格安に東海道を横断(旅行前)

※2015年8月にアップした旅行記です。


■2015.07 名古屋・中部国際・静岡の旅行前

■18きっぷで東海横断
夏休み。JRなら青春18きっぷで安く移動できる時期が今夏もやって来た。

航空に比べれば、一日で移動できる距離は短いものの、空港へのアクセス費用程度でJR線が乗り放題となるから、こんな格安感抜群のものはない。18きっぷの出る春夏冬は空港訪問に時々活用させてもらっている。
国内LCCが就航したとはいえ、航空は長期休暇期間は割高になる(LCCも大手レベルのバカ高い運賃が出る)ので、夏休みみたいなときは、鉄道での移動に限るわけだ。

※空港訪問する際の18きっぷの賢い使い方は大きく三つある。一つ目は空港まで鉄道で行って帰ってくる方法、二つ目は片道を鉄道、片道を飛行機とする方法、三つ目は遠方まで飛行機で飛び、現地を鉄道でぐるぐるする方法だ。東京在住なら、一つ目で日帰りできるのは、南東北、関東、中部地方の各空港だろう。二つ目なら北東北や関西まで距離を延ばせる。三つ目なら、北海道や中四国、九州も圏内だ。
ただ、地方は鉄道路線が少なく、便数も少ないのでJRで多くを回ろうとするのは結構きつい。しかも、空港は駅から離れたところにある場合が意外と多いので、上手に回る必要がある。
欧米だと近くに鉄道が走っていれば、駅を設けるのが当たり前だし、そもそも空港アクセス用に既存鉄道を迂回させたり分岐させたりして乗り入れる例が多い。しかし、日本は、ターミナルが駅の反対側にある場合(山形や名古屋など)や近くを通るのに駅がない場合(静岡や石見など)、近くに駅があっても連絡バスすらない場合(女満別や函館など)等が多く、かなり使いづらい。近年は、新幹線開業などでJR線自体も減っていて、今春からは北陸四空港を回るのが困難になってしまった。


今夏はまず名古屋静岡を訪問することにした。
名古屋は、MRJのモックアップ設置後行けておらず、昨年売店などをリニューアルしている。
一方の静岡は、石雲院展望台設置後に行けていない中で、今春売店が増加。今春以降中国便の大増便で大混雑しているという。7月に藤枝からのバスもでき、是非とも状況を確認しておきたかった。

7月の一、二、三週目は、土日ともに時間に余裕があったものの、18きっぷの対象外。結局、7月末の金曜日に休みがとれたので日帰りで行くことにした。

※夏の18きっぷの期間は夏休みをベースに設定されているものの、終了日が、すでに多くの中高生の夏休みが終わっている9月10日である一方で、開始日は7月20日のため、海の日三連休に使用できない。大学生向けと考えれば、大学生は7月〜9月いっぱいまで休みのところも多いので、前後20日間を削ったと言えば、削った期間ではある。しかし、海の日三連休がギリギリで使用期間外なのは、なんとも残念だ。

当初は、始発で名古屋へ向けて出発。昼頃に名古屋に着いたあと、おやつの頃に名古屋を出て、夜に静岡を経由して終電までに帰ってくる計画だった。
しかし、これでは、見学に時間がかかった場合に日帰りできないリスクがあるうえ、静岡の訪問時刻が日が落ちてからとなってしまう可能性が高い。また、今回、せっかく愛知まで行くなら中部国際(セントレア)にも寄っておきたい。

東京から始発で向かった場合、静岡空港最寄駅の島田には8時過ぎ、名古屋には12時前に到着できる。帰りは、だいたい名古屋を18時頃、島田を20時過ぎに出れば、その日の終電までに東京に着ける。静岡に寄らなければ名古屋で約六時間ほどの滞在が可能だ。
ただ、名古屋駅から名古屋空港へは小一時間、同じくセントレアまで一時間は見ておく必要がある。
しかも、アクシデントを考えて終電より早い電車で戻ることを考えれば、愛知で二空港寄った場合の見学時間は三時間強しかない。
日帰りの場合、静岡、名古屋、セントレアの三空港に寄るのはほぼ不可能だ。

これを一気に解決するのがムーンライトながらだった
ながらなら、名古屋に着くのは朝の5時過ぎ。これなら、各空港で二時間滞在しても12時くらいには名古屋を出られる。そうすれば夕方には静岡に寄ることが可能となり、一気に三空港訪問を達成できるのだ。
すでにチケット発売日を過ぎていて、ながらの指定席券を取るのは困難だったが、7月30日夜発のチケットをなんとかゲットできたので、早速向かうことにした。

名古屋では、名古屋空港とセントレアの訪問順に迷ったものの、朝一で飛行機が多数駐機している様子を撮れることや名古屋空港がメイン訪問先であることを考慮し、先に名古屋空港へと向かうことに決めた。

アクセスの予約(鉄道)
今回は青春18きっぷの使用。ムーンライトながらの指定席券を手に入れたので、行きは30日深夜に東京を出るながらに乗車する。帰りは、東海道線を乗り継いで東京へと戻るので、ながら以外の予約は必要なかった。

現地移動の予約(鉄道・バス)
セントレアは名鉄線、名古屋と静岡は最寄駅からバス利用となる。いずれも予約は不要なので、事前準備はせずに向かった。

宿泊の予約
今回は、前日夜発も、夜行列車利用なので、宿泊はなかった。


■ここまでの教訓!
東海道は夜行を活用しよう←ムーンライトながらは繁忙期のみの運行になっているので要注意

■今回の予定旅程
07/30 THU
自宅22:00(京急線など)→22:40横浜22:49(東海道線)→23:47小田原00:31(東海道線)→(車中泊)

07/31 FRI
小田原00:31(東海道線)→05:20名古屋05:40(中央本線)→05:58勝川06:00(あおい交通)→06:20[名古屋飛行場]08:30(あおい交通)→09:00名古屋09:15(名鉄線)→10:03[中部国際空港]12:17(名鉄線)→12:49金山12:51(東海道線)→13:38豊橋13:42(東海道線)→14:15浜松14:28(東海道線)→15:13島田16:15(バス)→16:40[静岡空港]19:02(バス)→19:37藤枝20:16(東海道線)→22:04熱海22:08(東海道線)→23:21横浜23:30(京急線など)→00:30自宅
※途中名所に寄れれば見学予定。

posted by johokotu at 18:00| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ◆旅行記 | 更新情報をチェックする

2015年02月03日

潰れる空から九州へ(旅行後)

※2015年4月にアップした旅行記です。


■2015.02 東京国際・福岡・宮崎・鹿児島・熊本・佐賀の旅行後

今回の旅は、リンクが就航するまで訪問を遅らせていたのに潰れたことで訪問を決意、さらにスカイマークの経営破綻に巻き込まれ、機材が変更になるという事態に遭遇しました。なんとなく、空港業界の難しさや潰れる空(SKY)のつながり(Link)を感じさせる空港見学となりました。
今回はそんなSKYの破綻を軽く取り上げてみます。


■羽田発着枠の影響がこんなところにも
破綻の経緯や今後の動きについての詳細は、専門家の皆さんにお任せするとして、今回の破綻はSKYの自滅という印象が非常に強かったものだった。LCCが次々に設立されるなか、エアバス330(A330)を大量導入し、さらにA380を購入しようとしたのだから、お金が足りなくなるのも頷ける。A330については、これまで展開していなかったテレビCMなども行っていて、出ていくお金は結構多かったのではないかと思えていた。

A380は論外としても、SKYがなぜA330を導入したのか、理由を記した報道は少ない。今回はそこにスポットを当ててみたい。

いきなりの結論となるが、SKYのA330は、元々羽田発着枠対策で導入していた。こんなところにも羽田の問題が波及しているのだ。
SKYは三年ほど前、多くの羽田発着路線が搭乗率九割ほどを記録し、さらなる輸送力増強が求められていた。
しかし、SKYが持っている羽田発着枠はわずかに36(当時は32)しかない。羽田は、自己都合で勝手に増便はできないので、機材大型化で対応しようとした。そこでA330導入となった。
三、四十年ほど前に、日本航空や全日本空輸がB747を大量導入したように、一便当たりの輸送力を増やす作戦に出たというわけ。A330が適当だったかは不明だが、機材大型化は、会社を成長させていく上では必要不可欠だった。

SKYについては、よく大手ほどの便数がないから使いづらいし、幹線(新千歳、大阪三空港、福岡)だけを大手と同じくらい設定すればいくらでも勝負できるだろうという人もいる。しかし、新千歳、大阪、福岡だけで見ても、JALは51往復、ANAは58往復だから、36枠では到底及ばない。そもそも配分の時点で勝負になっていないのだ。
しかもこの36枠のなかには、地方路線しか開設できない枠もある。さらに、SKY運航便の発着時間帯を見てみると、恐らく配分されていない時間帯もあるようだ。自由自在に発着便を設定はできず、例えば、一時間に一便といったフリークエントサービスをしたくてもできない。
その他の新興航空会社は、ANA傘下で地域限定であるので、少ない枠数でもなんとかなっているが、SKYの場合は全国展開で、路線数は増えるから、必然的にひとつの路線で設定できる便数は限定される。
機材を大型化し、一度に運べる人数を増やすしか方法がなかったというわけだ。

※ちなみに、この36枠という数字、報道などでは、新規航空を優遇し、多く確保しているとの論調が多いけれど、実際には違う。
SKYが参入した平成9年以降、新規航空に割り振られたのは、四社にわずか106枠+到着2枠。それに対し、大手は二社しかないのに102枠+出発4枠+到着2枠が割り振られている。JALから34枠、ANAから18枠が回収されているので、新規を優遇したと言っているのかもしれないが、JAL、ANAは元々多くの枠を持っているのに、配分数にはほとんど差がないのだ。日本航空(JAL)やANAは160枠前後を持っている(座席数ベースならANAは実質200枠以上)のを考えれば、SKYへの配分は「著しく」少ないと言わざるを得ない。


201502l.jpg
つぶれてしまったSKY。この先はどうなってしまうのか、、、。

■残念な結果になった
結果は見ての通り「失敗」。小型化による多頻度化+格安化が進む国内線で需要はついてこなかった

SKYはA330を導入するにあたり、座席の快適性を大幅に向上させる戦略をプラスしていた。今回予約したとき、自分も、広い座席だったから興味を持ち、是非乗りたいと即決した。
単に座席数を増やすだけでなく、導入にあたり色々考えたことはなんとなく理解できるし、考え方自体もそれほどの失敗ではなかっただろう。

なんとも残念な結果となってしまった。

それにしても、LCCが赤字でも大量参入+景気上向き中という導入タイミングは最悪だった。とにかく値段の安さだけを追求する層はLCCに乗るし、会社から金が出る出張サラリーマンやマイルを貯めている客は多少高くても大手に乗る。
A330の導入を進めていた新千歳線や福岡線は、LCC参入で成田発着とはいえ、便数が大幅に増えており、旅客数が分散してしまった。サラリーマン向けであることを考えれば、まずは神戸線に導入するべきだったのかもしれないが、羽田発着枠対策で長崎線との兼ね合いもあってすぐには導入できなかった。
そして、最後は、大手より圧倒的に惹き付ける力があった直前運賃の値上げも実施したことで、自滅した感は否めなかった。

今回の自分のように、マイルにあまりこだわりがなく、かつ機内での飲み物やエンタメにこだわらない客で、値段を細かく確認して、羽田発と成田発を天秤にかけ、運航ダイヤを考えれば、SKYがコストパフォーマンスが結構高いことはよくわかる。しかし、一般旅客でそこまで複雑な調査をする人はあまりいない。安いと思い込んでLCCを買うか、快適座席だと思い込んで大手を買うか、あるいはマイルをためているから大手を、普通の人はそんな感覚だろう

個人的には、A330導入発表時やグリーンシートの話が出たときに、面白いことをすると思ったので、なぜ利用が増えなかったのかはとても不思議なのだが、利用がついてこなかったということは、結局、負けるべくして負けたということなのかもしれない。

201502m.jpg 201502n.jpg
今回搭乗した機材の座席比較。左が機材変更となったSKYのB737 。右は帰りに乗ったANAの最新型B787-8の座席。大手の方が快適かと思ったら、B737との比較ですら、狭さは似たようなものだし、ポケットはSKYの方が利用しやすい。こうやってみると、ANAは下のポケットを削って、なんとなく座席幅を広いように感じさせているのかな?(クリックすると拡大できます)
格安の波に乗って中四国へ(2日目)」に春秋航空日本、「そうだ那覇行こう(旅行後)」にPeach Aviation、ジェットスター・ジャパン、エアアジア・ジャパン(すでに運航終了)のLCCの座席状況写真があるので、それとも比較してみてはいかがだろうか。


大手に乗るほどお金持ちではなく、LCCに乗るためにいちいち成田まで行くことはあまりしたくないような面倒くさがりやの自分には、SKYはとても重宝していました。
SKYが独立系としてこのまま上手く再生しないなら、恐らく航空運賃は跳ね上がるでしょうし、航空の利用回数は激減しそうです。宮古のように航空運賃が急激に上がり、日本の空が潰れる、なんてことにならないよう願いながら、今回の旅を〆たいと思います。
posted by johokotu at 21:00| 東京 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | ◆旅行記 | 更新情報をチェックする