■2014.09.08 成田国際→広島→松山→岡南?→岡山→(米子)■深夜もうるさい暗い空港深夜の
成田にお泊まり体験。
0時から3時半まで消灯されたものの、消灯前後も結構うるさく、若者グループの笑い声が2時くらいまで続いていた。眠気は相当強かったから、一時間に一回位目が覚めながらも、横になってなんとか夢の中に入った。
ところが、突然の話し声で目覚めるはめになった。
自分の右横三席分に0時頃にはいなかった若人が座っていて、後ろの鼾大魔王とゴニョゴニョ話し始めたのだ。
時計を見ると3時半すぎ。ちょうど開館の時刻で、ロビーの電気が明るくされた直後だった。横になったまま、薄目を開けてゴニョゴニョ話に聞き耳を立てていると、どうも新しく現れた若者は、3時半着の深夜バスで到着したらしい。真後ろの鼾大魔王と斜めに話すものだから、話し声も少し大きくなっていた。
カウンターは5時前に開くので、自分は4時半位まで寝ていようと思っていたが、体がだいぶじーさんになってしまったせいか、一度イライラ目覚めるともう眠れない。結局、椅子に腰掛けてボケーとすることになってしまった。明るくなったとはいえ、まだカウンターが開くまで1時間以上あるのに、話始めるのは正直やめてほしい。
動かない頭でロビーを見渡すと、まだ結構な人が夢の中だ。
2時くらいまで騒いでいた若者グループも、明るくなったのに、多くがグッスリ眠りについていた。騒ぐんなら、明るい時間帯にしてほしい、、、。
と、 しばらくボケーとしていたら、さっき話を始めた、隣に来た男が横になって寝始めた。話し声でうるさくしたあと、自分だけは寝るというのも驚きだったのだが、さらに驚きだったのは、横になるのに四席を占拠したこと。身長がデカイからではなく、こっち側に寄って横になったからなのだが、人が起きたのを良いことにこっち側に寄ってくるとは。しかも向けてるのは足。人を起こした上、はみ出しとはなんともひどい話だ。
イライラが収まらず、呆れてますます寝れなくなってしまった。
結局寝れないし、席を侵食されてしまったので、せっかくの機会と、4時過ぎに館内見学を始めた。
泊まり組のいる一階と二階は、ほとんどの座席で就寝中の人が占領中だ。
24時間営業の
セブンイレブンへ行くため、真ん中のエスカレータをのぼったら出発ロビーはかなり真っ暗だった。セブンイレブンとの間にポールを立てて、アクセス通路を作っていたのだが、一階か二階に入居すればいいものの、四階に店があるから、客は長い距離歩かされるし、警備員も余計に必要そうだった。
3階は照明が最小限に絞られて真っ暗。セブンイレブンまではポールで仕切られていた。■意外と高クオリティのSJO一階に戻ってしばらくしたら、4時55分になり、
春秋航空日本(SJO)の手続きが始まった。今回は、出来るだけ人がいない待合室を写したかったので、さっさと自動機へと向かったのだが、こんな早い時間から手続きする人は自分以外皆無だった。
深夜時間帯、北側にも結構人がいたので、皆動き出すのかと思ったのだが、5時45分から手続きが始まるバニラエア(VNL)利用の人が多いようだ。
※SJOも他のLCC同様に自動機操作はシンプルだった。バーコードかざしか番号入力で搭乗券を発券が可能となっている。係員が全くいないWAJや係員がいっぱいいるのに手伝おうともしないAPJの時とは異なり、今回は断っているにも関わらず、自動機の反応が悪いのを見るや、係員が何度も教えてくれようとしてくれ、好感が持てた。
SJOなんてどうせ中国クオリティだろうと思っていたのだが、機械も人も意外と高クオリティだった。こうした小さな積み重ねが評価に繋がっていくのだろう。5時少し過ぎまで、新宿発の無料バスが到着しないか待っていたものの、数分待っても到着しなかったので、仕方なくバスの確認は断念し、人がいない間にと、待合室に一番乗りした。
中は売店以外何もないことは分かっていたから、半分諦めモードで、出発までの1時間強は、半分寝ながらのんびりと過ごした。
搭乗口の改札は6時20分にはじまる予定との放送があったが、5分遅れて25分から始まった。こういうところはLCCらしいが、身障者などの優先搭乗もあり、大手っぽいところも見え隠れしていた。改札はいたってシンプルで、さっき発券した搭乗券のバーコードをかざすタイプだった。
搭乗は当然ながらバス輸送。バスには列の後ろの方で乗り込んだが、立ってる人の肩が触れ合わない程度の混雑で、利用者は少ない感じだ。
バスへの乗車はスムーズだったのだが、なぜかなかなか出発しない。係員が行ったり来たりしていたので、手際が悪いのかと思っていたら、一人全力疾走で搭乗口に向かってくる人がいた。
時刻は6時30分。カウンターから搭乗口までゆっくり歩いても5分程度のはず。6時20分には手続きを締め切っているはずで、今ごろ走って来るということは、乗り遅れ直前の客を救済したということだろうが、この辺りはユルいようだ。乗り遅れでも乗せろと言うわがまま客にとっては高クオリティといったところだろうか。
結局、バスは30分過ぎに出発した。
駐機場は北側、建設中のLCCターミナル脇かと思いきや、なんとターミナルから遥か南の横堀地区エプロン(424番スポット)だった。
SJOの機材はここにしかないのだが、北側から遥か南に運ばれるのはあまり気分のいいものではない。途中、ターミナル前でJJPと思われる客を乗せたバスとすれ違ったのだが、そっちはそっちで、南側からバスに乗せられて北端に行くのだから、なんだかややこしく、不経済な感じがした。
飛行機への搭乗自体はLCC恒例のバス内での待ちもなくすんなりで、バスの出発が遅れたにもかかわらず、定時前には動き始めた。
SJOはLCCでは唯一ボーイングを使用しているが、他のLCCとあまり大差はなかった。大手の詰め込み仕様より一列多く、席は狭いらしいのだが、実感としてあまり変わらない印象だった。
座席の状況。他のLCCと大きくは変わらない。ポケットが利用しやすいところは◎。他のLCCとの比較は「そうだ那覇行こう(旅行後)」も参照〜。機内照明は色々な色に変えられるLED仕様だったが、離陸時に青くなった以外は常時橙色で、コーポレートカラーである緑色になることはなかった。
飲み物などは有料だったが、座席にメニューが置いておらず、何を売っているのかは不明で、買いたければ係員にいちいち声をかけて確認するしか方法がなかった。で、話題の春秋体操とやらを今か今かと待っていたのだが、広島に着くまで行われず、なんとも残念な搭乗となってしまった(報道とかを読むと初便では体操が行われたらしいから、記念便限定のイベントなのかもしれない)。
今日は真ん中より少し前側付近に50人ほどが固まった程度と、かなりの低搭乗率だった。月曜の早朝便なので仕方がないと言えば仕方がないが、非常に少ない。自分は1000円セールで購入しているが、通常でも6000円以下でなので、採算取れているのか他人事ながら心配になるほどだった。
SJOに乗って一番面白かったのはこの便の客層だった。
これまで乗ったLCCは若い女性の利用が目立っていた。Peach Aviation(APJ)は女子率がかなり高かったし、ジェットスター・ジャパン(JJP)やエアアジア・ジャパン(WAJ)は男女比混在といった感じだった。今回も同様かと思ったら全然異なり、SJOは明らかに男性比率が高く、しかも私服の一人男性が異常に多かった。グループは大学生くらいの男子二、三人組が多い感じで、ビジネスマン風の人はごくごく少数。APJで意外と多かった熟年層の利用も数組いた程度だった。穿った見方になってしまうが、流行に敏感な女子とかLCCの格安旅行で待ってましたとばかりに飛行機デビューした人とかは早々APJ派とかJJP派になり、流行に疎く時代に乗り遅れたおじさんがやっと乗ったのがSJO。そんな感じに思えてならなかった。
数年前初めてスカイマークに乗ったときも若い女性が多く、APJ、JJP、WAJともに同じく若い女性が多かったので、これまでは、若い女性は安さに敏感なんだと考えていたのだが、今回は、安定して格安運賃を提供中にもかかわらず、女性が少ない。昨晩成田にお泊まりの女性も思った以上に多かったので、実際SJOに乗っている女性が少ないのはちょっと不思議。中国資本ということもあり、まだあまりイメージが良くないのかもしれないとも感じてしまった。
ちなみに、SJOは中国系というイメージが非常に強いが、パイロットはLCC利用して初めて日本人だった。英語放送メインのJJPや英語の機内誌しかなかったWAJと違い、機内に中国語は一切なく、これまで乗ったLCCの中では一番日本的な印象を受けた。
広島までは安定飛行で、ほぼ定刻に到着。昨日まで雨だったが、今日はカラ晴れ状態で、機外へ出ると暑く感じた。
広島に来たのは三年ぶり。前回は空港はほとんど見学せずに素通りしたので、今回は時間がある帰りにじっくり見て回る予定だ。
手荷物受取場に降り立つと、SJOの荷物はなぜかJAL羽田便よりも下に書かれていた。
前夜から空港に泊まって広島に一番乗り!と思っていたのに、どうもそうではないらしい。
実は東京からの広島行は、JALの羽田便が広島8時15分着、ANAの羽田便が広島8時20分着で、SJOの成田便(8時35分着)よりも早く着く。LCCって不便な空港から不便な早朝に便を設定するものと思っていたのだが、日本はそうなってはいなかったのだ。
SJO広島行始発の成田発は6時55分だ。素人考えだと、羽田より早朝のアクセスが貧弱であるせいで、7時より前に成田発を利用するのは、どうせ前泊組かマイカー族がほとんどなんだから、少しでも飛行機の稼働率を上げるためにも6時00分発にすべき、運用時間の制限がなければ4時とか5時とかにすべきと思ってしまうのだが、、、。
まさか、前泊までしたのに、広島到着が、ただでさえも有利な羽田便よりも遅くなるとは考えもしなかった。海外のLCCなら、アホみたいに早すぎる早朝設定で安くするのがLCCのLCCたる所以、こんなんではLCCの名が廃ってしまうだろう。
機内状況。座席は真ん中より前側に集中配置していた。その辺りは窓側と通路側だけでなく、真ん中席も使用。一方で、真ん中より後ろ側にはほとんど人がいない状況だった。座席指定料は300円なので、空いているときにはうまく指定するのもひとつの手だ。■意外とかかる松山行き今回は
オリックスレンタカー(オリレン)での予約。
到着口前の窓口は、先着の羽田線利用者を案内したのか不在で、手続きまで時間がかかった。オリレンは、民間の
正広駐車場併設で、滑走路がはみ出した巨大な構造物を見ることはできたものの、送迎にも時間がかかり、車で出発した時には、すでに時計は9時を回っていた。
今日はとにかく急ぎな感じで、まず松山へ。とんぼ返りで岡山に向かう。ざっくり、松山まで二時間、見学一時間、岡南まで二時間、岡山まで一時間と考えていた。時間がかかれば、岡南や岡山は諦めることも考慮して、とにかく松山へと急いだ。
まずは
国道2号線に出て東進、尾道から
しまなみ海道を南進、さらに今治から松山までは下道をひた走る。
広島空港から松山空港を見ると、ほぼ南にあるのだが、島の並びから、一度東へ進んだあと、南西方向に進むため、ちょっと不経済な感じだ。(逆に松山から岡山へは斜めに北上るので行きやすい印象)
広島空港から尾道までは地図上ではかなり近いが、車が意外と多く、小一時間。尾道からはしまなみ海道の高速道路だが、こちらも全区間を抜けるのに小一時間かかってしまった。
平日のせいか工事が多く、高速道路なのに所々で工事減速区間が点在。
生口橋では、橋の上で片側交互通行中だった。頑丈な中央分離帯がある橋の上でどうやって反対車線に出るのかと思ったら、橋の両端部付近に、分離帯を一時撤去できるようになっている部分があり、そこを取り外して片側を交互に通していた。
生口橋で結構長く待たされて、やや焦っていたら、
今治南の手前でも片側交互通行の表示が出ている。これ以上待たされるのは困ったもんだし、
今治で降りれば少し高速代が浮くので、四国に入ってすぐ高速を降り、その後は松山まで海沿いの
国道196号線で快走した。
※今治〜松山間は、(1)高速経由で時計回り、(2)国道196号線で反時計回り、(3)国道317号線で一直線に山越え、の三通りの行き方がある。松山へは(1)だと南東側から、(2)だと北西側から、(3)だと北東側から入り込むことになる。
松山までは(3)が一番距離が短く、ナビも積極的にそのルートを表示していたが、今回は西側にある空港へのアクセスでもあったので松山市中心部を通る必要のない(2)で反時計回りに西側からアクセスした。(2)は、北条より南側は片側2車線で赤信号が少ないバイパスが続き、なかなかの快走路だった。(1)は(2)と距離に大差はなく常時高速走行が可能なものの、高速代がかかるし、なにより、片側1車線でトロい車が一台いるとはまる恐れがあるのが欠点だろう。■引き返しにも時間食うしまなみ海道結局、
松山空港には12時過ぎに到着。予想より一時間遅く、間に高速が挟まったにもかかわらず、かなり時間を食ってしまった。こうなると、帰りも時間がかかるということだから、岡山行きが厳しくなってきた印象だ。
松山は約6年ぶりの訪問。ターミナル自体には大きな変化はなかったものの、新たに就航したPeach Aviationとジェットスター・ジャパンのカウンタが加わっていた。
空弁の販売がなかったので、レストランで昼飯を済ませ、一時間強で見学を終了。来た道を引き返し、岡山へと向かった。
この感じだと岡山に着くのは夜になりそうだ。
帰りもナビは317号線を示したが、196号線が意外と快走路だったし、松山市内を通過すると渋滞のリスクが大きいので、尾道までは来た道をひたすら引き返した。
今治までは1時間半、しまなみ海道は小一時間で、尾道で国道2号線に入ったときにはすでに15時半。
福山ではいつもの通り、信号待ちのトロトロで、
笠岡農道離着陸場(笠岡ふれあい空港)に着いたのは16時半だった。この先夕方のラッシュ渋滞が始まるし、この時点で、少し南に行かねばならず、18時半までしか開いていない
岡南飛行場への訪問はほぼ断念した。
さて、久しぶりの笠岡農道。どうせ飛行機は飛んでないだろうとは思っていたものの、さて見学をしようと入口に行ったら、ゲートが固く閉ざされていた。開いてもいないというのはちょっと想定外だ。
実はここに来たのは三度目で、二度目は同じように閉鎖中だった。その時は18時頃に訪問したので仕方ないと思っていたのだが、また、同じ事態になるとは全くついていない。
ここに来るのに、国道2号線から離れて、信号の多い市街地を抜け、少し寄り道した感じだったので、寄り道しなければ岡南へもギリギリ行けたかもしれず、非常に残念なことになってしまった。
笠岡は開いてないからすぐに見学を終了、すぐそばにできた道の駅に寄り道した。
この道の駅と離着陸場を一体化すればいいのに、行政はどうせ縦割りだから、その辺の発想はないらしい。そもそも道の駅は将来のバイパス整備もにらんで予定道路沿いへの設置なので仕方がないと言えば仕方がないのだが、知られていない離着陸場のPRにもなったから、ちょっともったいない感じがした。
国道2号線へと進んだら、やっぱり車が多い。
金光辺りで渋滞が止まるようにもなってしまったので、地図で確認した北側の抜け道に逸れたものの、かなりの小道でスピードは出せないまま。そのまま
総社方面へと北上したら、今度は
高梁川を渡るのに大渋滞だった。
地方ではそんなに渋滞にはまることはないのだが、岡山辺りはいつも混雑している。今回は夕方の帰宅ラッシュもあったが、よくネットでは「
大都会岡山」なんてネタになっているけれど、道路に関しては都会と変わらず渋滞が多い印象だった。
最終的に
岡山空港には19時前に到着できた。
わずかに日の光が残っていたので、まだ訪問したことがない
日応寺自然の森スポーツ広場に先に立ち寄ったのだが、なんと開園時間が18時まで、しかも月曜の今日はお休みで入ることすら叶わなかった。
脇からいくらでも入れそうな公共の公園が、休みがあるのが驚きだったし、こんなに早い時間で閉まることは、、、。笠岡、岡南に続き、営業時間や営業日に阻まれるとは、ホントについていない感じがした。
岡山は、昨年3月にも訪問していて、新たに設置されたAIRDOのカウンタが見られれば見学は終了。レストランで夕食を食べてすぐに出ることにした。
■昼なら寄り道したい出雲街道今日はこのあとできるだけ
美保飛行場(米子空港)に近づいておきたい。
高速代をケチるため、下道で行くことは決めたものの、車中泊だから出来れば途中で風呂に寄りたかった。山陰まで出れば温泉地が点在しているが、山陰に着く頃には閉館時間後だろう。ならば、付近か行く途中にないか検索したら、空港のすぐ脇に
岡山空港温泉なるものがあったので寄ることにした。
風呂から滑走路は見えなかったものの、ゆっくり湯に浸かって一服。しっかり汗を流して、20時過ぎに米子に向けて出発した。
今日は、最終目的地を米子空港に最も近い安来市の
道の駅あらエッサに設定。途中道の駅が二か所あるようなので、運転中に眠気が強くなれば、これらの途中の道の駅で車中泊することとした。
岡山空港からは、
国道429号から
県道30号を経由して
美作落合へ出たあと、
勝山から
国道181号線(出雲街道)へ入り、
米子(安来)へと向かう。
真っ暗なこの時間は寄り道できるのは道の駅かコンビニぐらいだ。
まずは、
道の駅かもがわ円城までひとっ走りした。メインの国道でもなく、車は少な目で、道の駅の駐車場にも他の車はない状態だった。
かもがわ円城の駐車場は、立派な建物に挟まれていたものの、なぜか両方とも真っ暗。この道の駅はトイレすらないのかと思っていたら、駐車スペースに車を止めた瞬間、トイレ棟の電気が自動で点いた。
これはハイテク。
しかし、初めて利用する人は少し焦りそうだ。
円城はトイレだけの寄り道。眠気が全くないので、次の道の駅まで行くことにし、すぐに出発して、美作落合方面へと進んだ。国道とはいっても狭い道で、車は相変わらず少なく、対向車もほとんど見られない状況だった。山のなかの真っ暗な道が続いていたが、県道に入る
美咲町で、小学校のグラウンドで煌々と電気がついていた。ここより全然お街の岡山空港横の運動公園はまだ日が出ている18時には閉まってしまうのに、ここは、山奥で夜遅いのにまだまだ使えるとはうらやましい限りだった。
落合へ出ると、少し車が多くなった。全く車がいない道より、多少車がいる方がホッとする。
そして、
久世ではコンビニに寄り道。日本はどんなに田舎に行っても街があればコンビニがあるから、全く不便を感じない。夜道を走る際のオアシスみたいな存在で、なんとも頼もしい限りだ。
久世から米子までは国道181号線で北上する。
まずは久世から勝山へ西進。勝山の中心部に来たら、なぜかナビが右折しろという。国道はまっすぐなはず。自分の記憶違いかと思い、ナビを信じて曲がってみたら、勝山のど真ん中を通過するルートになった。勝山がどんなところか知らなかったのだが、城下町の雰囲気ある町並みが残っていることで有名だったらしい。通り抜けた通りは雰囲気満点の町並みだった。昼間で時間があれば寄りたいところだが、今は夜。車の中から雰囲気をほんの少しだけ味わいながら通り抜けた。
勝山の繁華街を抜けた先は狭路の山道だった。山を上るにつれて道はどんどん狭くなる。夜遅かったので対向車は一台も来なかったが、もしも来ていたら離合できていなかっただろう。ひと山越えたら、なんと再び181号線に合流してしまった。
181号線は勝山の先で川に沿って少し南へ蛇行している。自分が通ったのは、ちょうどこの区間に存在する最短経路のショートカット県道だった。ナビは最短経路としてヒットさせてしまったが、ショートカットとは言ってもひと山越える狭路なので時間はかかっていそうだった。なにより道が狭すぎで対向車が来たら大変だった。この県道は出雲街道の旧道らしく、はからずも歴史探訪をしたことになった。
※181号線が絡む出雲街道は、姫路から斜めに中国山地を縦断し、米子で山陰側へと出る古い国道だ。中国道と米子道でほぼ並行した区間を利用可能だが、岡山から一般道で米子へ抜けるにはメインのルートになる。
中国山地を抜ける道路は、どこも少し大回りしながら斜めに縦断していることが多い。石見空港から広島西飛行場に向かったときも何度も東西に道が振れていた。181号線も例外ではなく、久世から一度真西に振れつつ、北西へ進路を変え、根雨で一度北東へ振れつつ、江府でまた北西へと向かっている。勝山の先は、
鬼の穴とか
首切峠とか、あまり印象のよくない場所が連続していた。勝山を越えたら交通量が再び減り、暗い道なので少しビクビクしながら通りすぎたものの、次の道の駅は、
メルヘンの里新庄と、なんともワクワクな名前が付けられていた。
新庄は古い宿場らしく、町側の旧道を通ると、宿場町の雰囲気を楽しめたらしい。道の駅を過ぎてすぐのところがまさにその宿場町だったようだ。
この先、道の駅はない。時刻は22時過ぎで、この進み具合なら日付が変わる前に安来に着けそうだ。
あまり眠くもないし、仮眠はとらずに安来まで一気に行くことを決定、先を急いだ。
新庄からは、メイン国道だけあって快走路。スイスイ進んで、24時前には道の駅あらエッサに到着、就寝した。
■今日の教訓!・
[成田]早朝便でも羽田便より現地到着は遅い←安さ以外の売りはなし
・
[広島]渋滞を考慮した時間で動くべし←国道2号はいつも混んでいます
・
[松山]しまなみ海道から松山へは意外とかかる。←車で小一時間、サイクリングは言わずもがな、、、
・
[岡山]運動公園は18時まで←閉門早すぎるので要注意
・
[岡山]出雲街道沿いは歴史のみどころ多数←昼なら寄りたい名所がゴロゴロ
■実際の旅程09/07 SUN[成田国際空港]06:55(SJO0621便)→08:30
[広島空港][広島空港]09:00(レンタカー)→12:00
[松山空港][松山空港]14:00(レンタカー)→17:00
[笠岡ふれあい空港][笠岡ふれあい空港]17:00(レンタカー)→18:30
[岡山空港][岡山空港]19:30(レンタカー)→19:40岡山空港温泉
岡山空港温泉20:30(レンタカー)→21:00道の駅 かもがわ円城
道の駅 かもがわ円城21:00(レンタカー)→22:30道の駅 メルヘンの里新庄
道の駅 メルヘンの里新庄22:30(レンタカー)→24:00道の駅 あらエッサ
(道の駅 あらエッサで車中泊)