◆新年特集 2024年に飛びたい路線はこれだ!
全国に100近くもある空港。そんな空港間を発着する、今年話題になりそうな国内線路線を取り上げます。
日本には多くの路線があります。辰年だからこそ、注目路線で龍のように空高く昇ってみませんか。
1. ORC 長崎-壱岐線 既存路線 九州地方
辰年に注目!
長崎空港は日本一龍な空港である一方、壱岐は龍の島として有名。壱岐島には、出雲の前に神が集まる龍光大神をはじめ、竜神崎、龍蛇浜(来年にかけて注目?)など、龍にまつわる場所がたくさんあります。
長崎-壱岐の辰年路線は、オリエンタルエアブリッジが結んでいます。今年は、西洋のドラゴンではなく、
2. DAK 新石垣-波照間線 新規路線 沖縄地方
ついについについに一般客が乗れる定期的運航が波照間空港に戻ってきます。何度も何度も何度も復活が延期になってきた新石垣-波照間線定期チャーター便の運航開始が1月22日に決定。波照間空港の定期的運航が15年3か月ぶりに復活します。
新ターミナルが出来てからは短期間就航を除くと初となる定期的運航。石垣島側が新石垣空港になってからも、初めて長期的な定期的運航となります。
さあ、小さな飛行機に大きな夢乗せて。今年こそ有人最南端離島の空港で
3. TOK 札幌-新潟線 新規路線 北海道地方 〜 中部地方
延期が続いてきた新規航空会社トキエアの参入。ついに1月末に実現することになりました。
月末までに就航しなければならない呪縛があるのか、日月金土の運航ながら、水曜就航という謎めいた運航開始予定日で、注目を集めています。
新規路線として大きな注目を集めていますが、札幌-新潟線は昭和40年代に日本国内航空や全日本空輸により運航されており、実は半世紀ぶりの復活路線です。札幌飛行場の利用者数が過去最多だったのは昭和49年の70万人台で、その頃の賑わいが帰ってくるのか注目されます。
空を飛ぶなら
4. FDA 仙台-出雲線 運休決定路線 東北地方 〜 中国地方
残りわずか一週間しか搭乗できない運休決定路線です。
仙台は東北の中心空港で、多くの航空会社が、他地域のメイン空港等を結ぶ様々な路線を展開しています。しかし、フジドリームエアラインズ(FDA)はなぜか人口の少ない出雲線だけの展開でした。このため、運休により仙台から撤退となります。
コロナ禍中も含めて順調に路線を拡大してきたFDA。今冬は、他の路線でも運休が拡がっており、いつでも乗れるというわけにはいかなくなってきました。
5. SKY 福岡-下地島線 新規路線 九州地方 〜 沖縄地方
宮古へ行くなら格安に。下地島経由での宮古行きを確立させたスカイマークが、わずか2か月間の夏季限定ながら、福岡直行便の運航を始めました。
直行便のない時期は、格安の那覇乗り継ぎ運賃を設定して利便性を確保するなど、下地島を積極活用しています。単路線・一日一便ばかりになりがちなLCCと異なり、複数路線運航で存在感を示しています。
破たん前には大手航空の露骨な対抗値下げで維持が厳しかった宮古路線。今夏も運航されるなら、まずは乗って残したいのが下地島の各路線です。宮古群島にはSKYを受け入れる下地あり。SKYの上から地上の下地へ行こう。
6. JAL 中標津-札幌線 新規路線 北海道地方
JALが12年ぶりに新たな空港に就航することになった新路線です。路線としては、平成22年にANAが撤退して以来、実に13年ぶりの復活路線です。
中標津は北方領土を除く日本最東端空港という珍しい存在。札幌(札幌丘珠)発着で、北端に引き続き、道内の端の方までネットワークが戻ってきました。
ニッポンの端まで旅をするなら、日本一早いニッコーを見に、丘珠経由で堂々道東はどう?
7. JJP 旭川-成田国際線 新規路線 北海道地方 〜 関東地方
ジェットスター・ジャパン(JJP)が北海道2拠点目として新たな空港に就航することになった新路線です。路線としては、平成26年にスカイマークが撤退して以来、実に9年ぶりの復活路線です。
冬でもよく飛ぶ旭川は、北海道のどまん中。しばれる寒さを体験するなら、今年は
8. ANA 福岡-宮崎線 既存路線 九州地方
2024年に就航70周年を迎える老舗路線です。ANAの前身である極東航空が開設したもので、戦後宮崎空港が民間利用された際の最初の路線です。
そんな伝統的な路線ですが、ANAの運航はここ数年で一気に減少。共同運航の形でオリエンタルエアブリッジに運航をぶん投げて、ANAの運航便はわずかに1往復を残すのみ、しかも、年末年始などの混雑時期は他路線優先で運休になっています。
記念年だからこそ、なかなか乗れなくなってきた路線を体験してみてはいかがでしょうか。
宮崎はやっぱり
9. NCA 調布-大島線 既存路線 関東地方
記念年路線では、ちいさなひこうきのたびを提供する新中央航空の調布-大島線が就航40周年を迎えます。
あおしまな大手航空も匙を投げた、おおしまの空港。今や、本土からの航空アクセスは、調布からのちいさなひこうきが唯一の手段です。
そんな大島空港は、コロナ禍中に、調布からの移転先として個人機用の格納庫を整備したほか、ビジネスジェットの受け入れも始めるなど、Oh!と驚く様々な活用策をBIGに展開しています。
今年はホイホイ気軽に、調布から大島へ。Oh!と驚き、アアと驚く、Oh!縞なのかアア縞なのか、伊豆大島ならバームクーヘンな縞模様も楽しめますよ。
10.あちこち乗ろうよ、すべての路線へ!
日本全国見渡せば、地域を結ぶ路線はどこも特徴的なものばかり。上記9路線以外にも日本にはたくさんの航空路線があります。
コロナが明けて復活してきた今だからこそ、ニッポンの空を楽しんでみませんか。
まだ公式発表されていないものもありますが、就航や撤退が噂されている注目路線もあります。3月末から始まる今夏ダイヤは、1月中旬に発表されるものがほとんどなので、年明けのニュースは要チェックです。
■就航や撤退が噂されている主な路線
・仙台-新潟線(トキエア/TOK)
1月に運航開始が決まったTOKの次なる一手は仙台へ。今夏ダイヤにも就航を目指していることが報じられています。
・女満別-新千歳線・釧路-新千歳線(Peach Aviation/APJ)
新千歳拠点化を華々しく声高に宣言してから、全然新路線が設定されていないのがAPJの新千歳発着北海道路線です。
何年経っても新千歳拠点の路線が開設されないまま。そうこうしているうちに女満別や釧路では本土路線も縮小傾向で残念な事態が続いており、今年も実現は不可能なのか注目です。
今年も日本空港情報館ブログをお楽しみください〜。
