2024年05月24日

三宅島_空港概要

情報交通ホットライン/日本空港情報館/三宅島空港
日本空港情報館
三宅島空港

miyakejimatop.jpg
三宅島空港

大部分の情報はANA就航時(平成24年11月)のものです。

■飛行場の概要
東京都三宅村にある地方管理空港(旧第3種空港)。伊豆諸島南部地域の最も北に位置する三宅島にある離島空港です。
昭和41年、島東部の海岸沿いに開港しました。
平成12年に島中心部の雄山が噴火した影響で全島民が避難したことから一時閉鎖されましたが、平成20年に運航が再開されています。噴火後の帰島が許可された平成17年から空港の北半分が原則立入禁止の坪田高濃度地区に当たっていましたが、平成27年9月に居住規制も含めて解除されています。
平成30年11月にはヘリコプター定期便の運航が再開されました。
令和6年5月現在、国内線のみの運航で、新中央航空により1路線(調布線)、東邦航空によりヘリ2路線が運航されています。


■飛行場種別:地方管理空港(旧第3種空港)
■設置管理者:東京都
■滑走路延長:1200m
■空港コード:MYE/RJTQ
■旅客ビル管理者:東京都


■施設の見どころ:◎==== 小規模/仮設ターミナル。平成27年以降、空港周辺の居住規制はなくなりました。
■見学者への対応:===== 案内所 無/ターミナルパンフ 無/送迎デッキ 無/ファン向け展示 無
■売店の充実度:===== 売店 無/飲食店 無
■アクセスの状況:◎==== 鉄道 無(島内に無)/バス 有


※就航路線は令和6年5月 、そのほかの情報は平成24年11月現在のものです。
miyakejima01.jpg旅客ターミナルの特徴
(写真は平成24年11月撮影)
平成20年の定期便再開より早く、平成18年3月に完成した仮設のターミナルビルです。平成12年の空港閉鎖前に運用していた旅客ターミナルが、当時、坪田高濃度地区に当たっていたため、同地区を避けて南側に新たに設置されました。
地上1階建。駐機方式はフロンタル方式、動線方式は1層方式です。ボーディングブリッジはなく、全便地上搭乗になります。 駐機場は旧ターミナル前にあり、ランプバス輸送による搭乗です。
外見は白壁のシンプルなデザイン。空港事務所も一緒になっているターミナルで、ロビーは狭いです。
館内のサインは出発系は緑、到着系は黄を基調としたものになっています。
miyakejima02.jpgターミナル前面
(写真は平成24年11月撮影)
ターミナル前に小さな交通広場がある前面ですが、一般車は入場禁止です。建物の出入口は1口のみで、屋根が飛び出ています。タクシーのりばはなく、送迎は後述の駐車場で行うことになります。

バスのりばは、空港前の三宅一周道路(都道212号線)上に空港前バス停があります。
■空港前バス停(南行)
 右回り阿古方面行(中央診療所経由有)・高校前行(三宅村営バス)
■空港前バス停(北行)
 左回り阿古方面行(中央診療所経由有)・三池行(三宅村営バス)

※平成30年11月01日:左回り阿古方面行(ふるさとの湯経由)・右回り阿古方面行(ふるさとの湯経由) 運休(10/31最終運行)
※平成30年05月01日:左回り阿古方面行(ふるさとの湯経由)・右回り阿古方面行(ふるさとの湯経由) 新設
※平成27年09月16日:空港前バス停を含む準居住地区規制解除
miyakejima03.jpgチェックインカウンタ
(写真は平成24年11月撮影)
入口を入ってすぐに小さなロビーになっており、右側にチェックインカウンタがあります。
ANAのカウンタで、手前側から1番自動チェックイン機、2番購入・搭乗手続き、3番手荷物となっています。航空貨物も取り扱われており、旅客ターミナルでは珍しくANA CARGOの案内が配られています。
カウンタ後ろの壁面にはめ込み式の発着時刻案内があり、出発、到着とも案内されています。
館内に売店・飲食店はありません。

※平成30年11月01日:東邦航空 新規就航
※平成26年04月02日:新中央航空 新規就航
※平成26年04月01日:ANA 拠点撤退
miyakejima04.jpg搭乗口・搭乗待合室
(写真は平成24年11月撮影)
入口から見て正面に設置されています。入口は1か所です。
搭乗待合室には多目的トイレがあるのみです。
搭乗口付近には搭乗案内掲示はありません。
miyakejima05.jpg出発口・到着口
(写真は平成24年11月撮影)
出発口・到着口の前に駐機場はなく、搭乗者はランプバスによる輸送になります。
miyakejima12.jpg駐機場
(写真は平成24年11月撮影)
仮設ターミナルビルがある一帯の北側に駐機場があります。
miyakejima07.jpg到着口・手荷物受渡場
(写真は平成24年11月撮影)
入口から見て右奥に設置されています。チェックインカウンタ脇に到着口があり、手荷物はそのわきのカウンタで受け取る形になっています。
到着案内はカウンタ内の掲示で代用しています。
miyakejima11.jpg地上アクセス施設(駐車場)
(写真は平成24年11月撮影)
ターミナルビルは三宅一周道路から少し低い位置にあり、三宅一周道路に面した高い位置に53台分の無料駐車場があります。
レンタカー各社は周辺にはありません。島内にあるレンタカー会社に予約を入れておけば、空港駐車場にて受け渡しまたはレンタカー事務所に送迎がある場合があります。
miyakejima10.jpgモニュメント
(写真は平成24年11月撮影)
駐車場わきに「跳ぶ」と題した目立つモニュメントがあります。ウインドサーフィン姿のモニュメントで、昭和62年に設置されたもの。銘板には「このモニュメントは、三宅島の海と人とのふれあいと、風土と自然に根ざし生き生きとした島民の躍動感を、波の上に登りつめ大きく跳躍しようとする、ウインドサーフィンの姿で表現したものです。」との解説があります。
miyakejima13.jpg噴火前のターミナルビル地区
(写真は平成24年11月撮影)
平成12年の雄山噴火前までターミナルビルは、現在の駐機場正面に位置していました。この位置は坪田高濃度地区に当たり、滞在が認められなかったことから、現在の仮設ターミナルビルに移転しました。雄山噴火前まで使用していたターミナルビルは空港再開後撤去され、現在は更地になっています。
※現在の旅客ターミナルは一応仮設扱いですが、雄山噴火前まで使用していたターミナルビルが撤去されてしまったため、実質本設ターミナルとして機能しています。
miyakejima16.jpg空港モニュメント
(写真は平成24年11月撮影)
噴火前のターミナルビル地区への北側入口には「東京都 三宅島空港」と書かれたモニュメントが残っています。
miyakejima17.jpg祝再開
(写真は平成24年11月撮影)
三池・沖ヶ平地区内にある三宅村役場(現在は仮設一時移転中)には、平成20年の定期便再開を祝したパネルが掲示されています。「'08年春 三宅島空港再開!! 祝 羽田〜三宅島間 定期便就航 ご支援・ご協力ありがとうございました」と書かれていますが、平成25年7月まで原則立入禁止のエリアであったこともあり、見る人は少なそうです(伊ケ谷等島内では何箇所かに同じパネルが掲げられています)。
miyakejima19.jpg周辺の見どころ(三宅村場外離着陸場/三宅島ヘリポート)
(写真は平成24年11月撮影)
三宅島への帰島が許可された平成17年、三宅島空港のヘリポートが坪田高濃度地区に当たっていたため、島北部の伊豆地区に暫定ヘリポートとして三宅村場外離着陸場(三宅島ヘリポート)が整備されました。三宅島空港から北へ車で30分程かかる場所にあります。
東邦航空のヘリコプターによる定期便が平成17年に三宅島発着を再開しましたが、三宅島ヘリポートで発着を始めていました。平成30年11月に三宅島空港での発着に戻り、ヘリ定期便の運航は終了しました。
miyakejima18.jpgかつてあった見どころ(火山ガス予報)
(写真は平成24年11月撮影)
平成24年訪問時、旅客ターミナル内に火山ガスに関する予報が掲示されていました。
この掲示によりますと、三宅島空港火山ガス運航判断基準は「1.坪田地区・坪田高濃度地区に火山ガスが観測されていないこと。」「2.飛行経路及び空港に火山ガスが流れる予報がないこと。」と発表されていました。空港は、噴火している雄山の東側にあるため、西寄りの風の時はほぼ欠航になっていました(実際火山ガスが流れてなくても予報されただけでダメなため)。
この基準はANA運航時のものだったようで、新中央航空運航に変わってからは、西風でも運航することが増えました。
この基準は、東京国際空港には掲示されておらず、ANAや三宅村の公式サイトでも非公開。三宅島空港を訪問して初めて知りました。まさか、現地のガス濃度が高くなくても、西風=自動的に欠航になるとは思ってもいませんでした。予報が出ているのに、何も知らずに現地のガス濃度が低いから飛行機が飛ぶことを期待して東京国際空港まで行って結果欠航になるというおバカな事態に何度も遭いました、、、。
miyakejima15.jpgかつてあった見どころ(火山ガスに関する規制地区)
(写真は平成24年11月撮影)
空港の北半分は、帰島が許可された平成17年以降、坪田高濃度地区と呼ばれ、火山ガスの濃度が特に高いことから原則立入禁止(必要最低限の通過は可能)となっていました。海岸沿いでは最後まで残った高濃度地区となっていましたが、平成25年7月に制限が緩和され、準居住地区(三池・沖ヶ平地区)に変更。同年12月には沖ヶ平地区のみの規制に縮小され、平成27年9月に居住規制は解除されました(島内海岸部では最後まで残った居住制限された地区でした)。
規制地区との境界線は仮設ターミナルがある一帯のすぐ北側を通っていて、職員用駐車場の入口道路や空港前バス停などはわずかな距離の位置ながら坪田高濃度地区→三池・沖ヶ平地区→沖ヶ平地区に当たっていました。

※平成27年09月16日:準居住地区(沖ヶ平地区) 規制解除
※平成25年12月19日:準居住地区(三池・沖ヶ平地区)が準居住地区(沖ヶ平地区)に範囲縮小
※平成25年07月19日:坪田高濃度地区 規制解除、準居住地区(三池・沖ヶ平地区) 規制指定
※平成20年04月26日:三宅島空港での旅客定期便運航再開
※平成17年02月01日:避難指示解除、空港北側を含む地区が坪田高濃度地区の規制指定

■就航路線(国内線)
  ANA   AJX   APJ   SFJ   ADO   SNA   ORC  
  JAL   TZP   JTA   JJP   SJO   RAC   AMX  
  IBX   FDA   SKY   TOK   NCA   NJA   DAK   TAL   EXC  
就航先運航会社
( )内は共同運航による運航会社
調布NCA
大島(東京大島かめりあ)TAL*2
御蔵島ヘリポートTAL*2
*1:AKXによる運航便
*2:ヘリコプターによる輸送。

就航路線変遷(平成24年11月24日以降)
※平成30年11月01日:TAL*2大島・TAL*2御蔵島ヘリポート 就航
※平成26年04月02日:NCA調布 就航
※平成26年04月01日:ANA*1東京国際 運休(3/31最終運航予定も欠航のため3/30最終運航)
※平成25年11月21日:ANA*1東京国際 就航
※平成25年11月14日:ANA*1東京国際 運休(期間運休)
※平成25年07月08日:ANA*1東京国際 就航
※平成25年07月05日:ANA*1東京国際 運休(期間運休)
※平成25年06月24日:ANA*1東京国際 就航
※平成25年06月20日:ANA*1東京国際 運休(期間運休)
※平成25年01月27日:ANA*1東京国際 就航
※平成25年01月07日:ANA*1東京国際 運休(期間運休)

■空港所在地
空港所在地はクリック(Googleマップ)
■三宅島空港についてもっと詳しく調べたい方のリンク集
三宅島空港(Wikipedia)◎(フリー百科事典ウィキペディアサイト内)
※「情報交通ホットライン」は日本の空港を紹介する私設サイトです。
※三宅島空港の公式サイトではありません。

開設月日 2012.11.25
初調査日 2012.11.24
前調査日 2012.11.24
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2019年02月01日

三宅島_30年利用大島超え

■三宅島空港 30年利用者数が大島超える

三宅島空港の平成30年利用者数が2万7千人となり、同じ東京都の離島にある大島空港の利用者数を超えました。

国土交通省(国交省)は31日、平成30年1月〜12月の東京航空局管内空港の利用概況集計表を発表しました。1月〜11月は確定値、12月は速報値となりますが、東日本の空港の平成30年利用者数が出揃いました。

この中で、三宅島の平成30年利用者数は27,015人だったと発表されました。同じ東京都の離島にある大島空港が26,017人だったため、平成12年の三宅島雄山噴火以来、初めて大島空港を超える利用者数を記録しました。

三宅島では平成26年4月に、大手航空会社(ANA)が撤退し、代わりにコミューター航空会社(新中央航空=NCA)が就航しています。小規模航空会社に変更されたことで安定運航できるのか不安の声があったほか、航空ファンの関心も薄れたのか、ネット検索でも最新情報がなかなか引っ掛からなくなっています。このため、その後の利用が注目されていました。結果は、25年に5,251人しかいなかった利用者数は、年々増え続け、平成27年に神津島を超過。就航5年で利用者数は5倍まで増加しました。
昨年11月には東邦航空のヘリ定期便の発着も再開され、今後も利用者増加が期待されています。

一方の大島は、平成27年10月にANAが撤退しています。平成27年に4万人を記録した利用者数は急減。ここ3年は2万6千人強で推移しており、ついに三宅島以下の利用者数になってしまいました。

■東京都の離島空港 各空港平成30年利用者数( )内は平成29年
・大 島空港: 26,017人(29年 26,960人)
・新 島空港: 33,686人(29年 33,684人)
・神津島空港: 22,363人(29年 24,234人)
・三宅島空港: 27,015人(29年 25,749人)
・八丈島空港:211,171人(29年204,360人)
※平成30年は1月〜11月は確定値、12月は速報値のため、今後数値が変わる可能性あり。
※平成29年利用者数は暦年・年度別空港管理状況調書の数値を参照。


管内空港の利用概況集計表の公開(国交省公式サイト)
https://www.cab.mlit.go.jp/tcab/img/information/saisin/H31.puresu1.pdf
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2018年10月12日

三宅島_11月からヘリ発着へ

■三宅島空港 11月からヘリ定期便東京愛らんどシャトル発着へ

東邦航空(TAL)は、東京愛らんどシャトルの三宅島での発着場を11月1日から三宅島ヘリポートから三宅島空港に変更します。

発着場が変更されるのは、東邦航空が運航するヘリコプター定期便(東京愛らんどシャトル)の三宅島での発着場。現在、島北部の伊豆地区にある三宅島ヘリポートで発着していますが、11月1日からは三宅島空港に変更されます。
これにより、三宅島空港内でTALと新中央航空(NCA)の乗り継ぎが可能となり、御蔵島へのアクセスも大幅に向上されます。調布からのNCA最終便から御蔵島便へ40分、御蔵島からは調布へのNCA昼便(火木土のみ)に1時間45分で乗り継ぎが可能になります。

(11月の予定ダイヤ)※正式なダイヤは各自ご確認ください。
・調布便(NCA)
 出発便 09:50、12:50*、15:00 *火木土のみ
 到着便 09:30、11:50*、14:40 *火木土のみ
・御蔵島便(TAL)
 出発便 15:20
 到着便 11:05
・大島便(TAL)
 出発便 11:10
 到着便 15:15

東京愛らんどシャトルをご利用の皆様へ(三宅村公式サイト)
https://www.vill.miyake.tokyo.jp/IP/murakara/2018-0918-1820-10.html
東京愛らんどシャトルをご利用の皆様へ(東京都島しょ振興公社公式サイト)
https://www.tokyoislands-net.jp/corporationnews/5181
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2018年05月01日

三宅島_5月バス便時刻変更

■三宅島空港 アクセスバス便時刻変更(2018年5月)

05/01
◎三宅村営バス(三宅村) 左回り 高校前→空港前→中央診療所→ふるさとの湯→錆が浜→空港前→三池( 0→ 1)
◎三宅村営バス(三宅村) 左回り 高校前→空港前→ふるさとの湯→錆が浜→空港前→三池( 0→ 1)
◎三宅村営バス(三宅村) 右回り 高校前←空港前←中央診療所←ふるさとの湯←錆が浜←空港前←三池( 0→ 1)
◎三宅村営バス(三宅村) 右回り 高校前←空港前←ふるさとの湯←錆が浜←空港前←三池( 0→ 1)


05月01日:
1日2往復のみ、二島-阿古間でふるさとの湯を経由します。10月31日までの期間限定。

平成30年5月1日より 村営バスの時刻表を改正します!(三宅村公式サイト)
https://www.vill.miyake.tokyo.jp/kurashi/seikatsu_kankyou/koutsuu/files/30.5.1basjikokuhyousyousai.pdf

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2015年05月14日

三宅島_26年度就航率3倍

■三宅島空港 平成26年度、航空会社変更で運航率・利用者とも三倍

国土交通省(国交省)東京航空局は14日、平成26年度の東京航空局管内空港の利用概況と26年度下半期のコミューター航空旅客輸送実績を発表しました。三宅島空港では、運航率、利用者ともに約三倍となりました。

三宅島空港では、平成26年4月に、大手航空会社(ANA)が撤退。代わりに就航したのは、コミューター航空会社(新中央航空=NCA)であったこともあり、安定運航できるのか不安の声がありました。4月以降は航空ファンの関心も薄れたのか、ネット検索でも最新情報がなかなか引っ掛からなくなってしまっているほど。そんななか、最終結果は大成功でした。

まず、就航率が大幅に改善されました。
今回発表された下半期の就航率は87.1%でした。上半期が92.9%だったことから、通年では、ほぼ九割の就航率を達成しました。
平成25年度のANA東京国際-三宅島線の就航実績は、就航率として数値は発表されていませんが、56人乗りの飛行機で1日1往復運航の中、輸送人員の年度計が15,007人だったことから、268便運航の就航率36.7%程度だったとみられます。就航率が三倍弱の伸びをみせ、利便性が大きく改善したことが明らかになりました。

就航率の向上とともに利用者も急増しました。
三宅島空港の年度の利用者数は、昨年度の約3.7倍(昨年比275.6%増)の20,661人(平成25年は5,501人)となりました。
三宅島空港は、東京航空局管内の定期便が運航する空港ではこれまで最低の利用者数でしたが、平成26年度は奥尻空港の利用者数を超過、神津島空港の利用者数にも肉薄しました。まだ結果は出ていませんが、大阪航空局管内の北大東空港や粟国空港の利用者数を超えたのも確実とみられます。
それでも下半期の利用率は57.2%で、まだまだ伸びしろはあることから、2年目の平成27年度はさらなる利用者増加に期待が高まっています。

全国で利用者維持に悩む離島空港が多い中、ひとつの成功事例として注目です。

管内空港の利用概況集計表について(平成27年3月分、平成26年度)(国交省公式サイト)
http://www.cab.mlit.go.jp/tcab/img/information/saisin/20150514.pdf

東日本におけるコミューター航空旅客輸送実績速報について(平成27年3月分及び平成26年度下半期分)(国交省公式サイト)
http://www.cab.mlit.go.jp/tcab/img/information/saisin/20150514ks02-1.pdf
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2015年02月13日

三宅島_26年利用三倍

■三宅島空港 26年利用者三倍で一万人超え 運航変更は大成功

国土交通省(国交省)は13日、平成26年の東京航空局管内空港の利用概況を発表しました。三宅島空港では、利用者が約三倍となりました。

国土交通省が発表したのは、平成26年の東京航空局管内空港の利用概況。
4月に運航航空会社が、大手のANAからコミューター航空会社の新中央航空に変わり、1日1往復から1日3往復に増便された三宅島空港では、利用者が昨年の約三倍(昨年比212.2%増)の16,392人(平成25年は5,251人)となりました。
三宅島空港は、東京航空局管内で定期便が運航する空港ではこれまで最低の利用者数でしたが、平成26年は利用者の増加で、奥尻空港の利用者数を超えました。

三宅島空港の年間利用者数は、平成20年に定期便が再開されてからは、平成20年の8,862人を最高に、1万人を超えたことはなく、航空会社の変更が成功し、利用が定着したものと見られます。
今年3月までの集計となる年度計は、通年で変更の影響が出るためさらに人数が上乗せできるとみられ、どこまで数値を伸ばすのか期待が高まります。

管内空港の利用概況集計表(平成26年速報値)(国交省公式サイト)
http://www.cab.mlit.go.jp/tcab/img/statistics/pdf/riyou_h26nen.pdf
ラベル:三宅島空港
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2014年08月18日

三宅島_6月梅雨も運航安定

■三宅島空港 NCA梅雨でも運航安定、六月も就航率九割弱

国土交通省(国交省)は13日、6月のコミューター航空旅客輸送実績速報を発表しました。4月から運航を開始した新中央航空(NCA)の調布-三宅島線は就航率が88.9%を記録しています。

NCA調布線は、3月末にANA東京国際(羽田)-三宅島線の運休に合わせて4月に就航した新路線です。三宅島路線は、火山ガスの影響で運航が安定せず、大手も撤退するほど。あまり知られていないNCAへ変更後、就航率や利用率がどう推移するのか注目されています。
6月の搭乗率は88.9%で、わずかに九割を切ったものの、4月と5月に引き続き高い就航率を記録。6月は梅雨の影響でNCAの搭乗率は低下する傾向にありますが、安定飛行が続いています。
昨年6月、ANA羽田線は56人乗り飛行機で提供座席数1,568人でしたので、14日間運航で就航率46.7%と思われ、大幅増加になりました。

就航率の向上に合わせて輸送人員も増加。昨年6月のANA羽田線の輸送人員はたった441人でしたが、今年6月のNCA調布線は1,551人が利用し、昨年比三倍以上の大幅増加となっています。利用率は51.0%でついに五割に到達しました。

大手では不可能だった安定した輸送が確保され、徐々に定着が図られてきている模様です。

東日本におけるコミューター航空旅客輸送実績速報について(国交省公式サイト)
http://www.cab.mlit.go.jp/tcab/img/information/saisin/20140813ks02.pdf
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2014年07月19日

三宅島_5月も就航率九割

■三宅島空港 NCA五月も就航率九割超えで安定飛行

国土交通省(国交省)は18日、5月のコミューター航空旅客輸送実績速報を発表しました。4月から運航を開始した新中央航空(NCA)の調布-三宅島線は就航率が4月に引き続き九割を超え、91.8%を記録しています。

NCA調布線は、3月末にANA東京国際(羽田)-三宅島線の運休に合わせて4月に就航した新路線です。
三宅島路線は、火山ガスの影響で運航が安定せず、NCAへ変更後、就航率や利用率がどう推移するのか注目されていました。
5月は91.8%と4月に引き続き九割超えの就航率を記録。昨年5月、ANA羽田線は56人乗り飛行機で提供座席数1,344人で、12日間運航で就航率38.7%と思われ、大幅増加になりました。

就航率の向上に合わせて輸送人員も増加。昨年5月のANA羽田線の輸送人員はたった506人でしたが、今年5月のNCA調布線は1,584人が利用し、昨年比約三倍もの増加となっています。
残念ながら利用率は46.8%にとどまっていますが、大手では不可能だった安定した輸送が確保され、徐々に定着が図られてきている模様です。

東日本におけるコミューター航空旅客輸送実績速報について(国交省公式サイト)
http://www.cab.mlit.go.jp/tcab/img/information/saisin/20140718ks02.pdf
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2014年06月18日

三宅島_4月NCA輸送三倍

■三宅島空港 NCAで就航率九割超え、輸送人員も三倍に

国土交通省(国交省)は12日、4月のコミューター航空旅客輸送実績速報を発表しました。4月2日から運航を開始した新中央航空(NCA)の調布-三宅島線は就航率93.2%を記録しています。

NCA調布線は、3月末にANA東京国際(羽田)-三宅島線の運休に合わせて4月2日に就航した新路線です。
三宅島路線は、火山ガスの影響で運航が安定せず、NCAへ変更後、就航率や利用率がどう推移するのか注目されていましたが、4月は93.2%とかなり高い就航率を記録しました。昨年4月、ANA羽田線は56人乗り飛行機で提供座席数1,231人で、11日間運航で就航率は36.7%と思われ、就航率は大幅増加になりました。

就航率の向上に合わせて輸送人員も増加。昨年4月のANA羽田線の輸送人員はたった404人でしたが、今年4月のNCA調布線は1,236人が利用し、昨年比約三倍もの増加となっています。
残念ながら利用率は39.7%にとどまっていますが、大手では不可能だった安定した輸送が確保された結果となりました。

東日本におけるコミューター航空旅客輸送実績速報について(国交省公式サイト)
http://www.cab.mlit.go.jp/tcab/img/information/saisin/20140612ks02.pdf
ラベル:三宅島空港 NCA ANA
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2014年05月01日

三宅島_4月全便欠航は1日

■三宅島空港 4月全便欠航はたった一日、NCAで空の足ついに安定

4月2日から、新中央航空(NCA)による調布線1日3往復での運航に変わった三宅島。4月は全便欠航したのがたった1日だけと、空の足が安定化しました。

三宅島空港では、3月31日をもってANAが東京国際線から撤退し、4月2日から新中央航空(NCA)が調布線を就航しています。
火山ガスの影響でANA就航時は欠航が相次いでおり、例えば、3月の運航日数はたった5日だけ。今回、大手航空会社から、名前があまり知られていない小規模航空会社に変わったこともあり、安定的な運航ができるのか不安視する声がありました。

しかし、ふたを開けてみれば、運航は絶好調。西寄りの風での運航も増え、4月は全便欠航したのは4月8日の1日だけと、空の足が大幅に安定化しました。
1日3往復化され、刻々と変わる状況に合わせて運航できることもあり、島と本土との行き来もより信頼性の高いものに。例えば、4月30日は天候不良のため、2便目と3便目は欠航になったものの、1便目は運航し、日ごとに見た運航実績が向上しています。

維持が難しい離島路線活性化に向けたひとつの好事例とも言えそうな今回の事態。
ANA撤退で世間的な認知度は大きく落ちたものの、ANA時代より大幅に信頼性の上がった航空便に期待が高まっています。
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2014年04月09日

三宅島_NCA順調な飛びはじめ

■三宅島空港 まずは順調な飛びはじめ、西風でも運航増加

三宅島空港では、3月31日をもってANAが撤退し、2日に新中央航空(NCA)が就航してから一週間が経ちました。火山ガス欠航が大幅に減り、まずは順調な運航でスタートを切っています。

発着の航空会社が48年ぶりに他社に変わった三宅島空港。NCAが新規就航した2日から8日で一週間ですが、運航はかなり安定しています。

初日の2日は臨時便も含めた4往復といきなりの増便で運航を開始。8日が西風に伴う火山ガスの影響で全便欠航となったものの、2日〜7日の6日間は運航し、順調な飛びはじめとなりました。
このうち、5日〜7日はANA運航時にはほぼ欠航していた西の風にもかかわらず全便運航。4日は、朝から2便は条件付きとなったものの、最終便は通常運航し、低空を飛行する小型機の効果と、多便化の効果がはっきりと出ている状況となっています。

ANA東京国際線は、火山ガスの影響で運航が安定せず、3月に就航したのはたった5日間。運航最終日の31日も火山ガスにより欠航となりましたが、NCA調布線に代わり、安定した運航に期待が高まっています。
ラベル:三宅島空港 NCA
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2014年03月13日

三宅島_NCA調布線公式発表

■三宅島空港 4月2日から調布線3往復就航 NCAが公式発表、予約は20日から

新中央航空(NCA)は13日、4月2日から調布-三宅島線を就航すると発表しました。

NCAが4月2日から就航するのは調布-三宅島線。1日3往復を予定しており、所要時間は50分。大人片道運賃は17,200円と発表されました。
予約開始は20日からの予定です。

三宅島発着便をめぐっては、ANAが対応する機材の退役に合わせて3月31日をもって東京国際線から撤退予定で、航空路を確保するため、NCAが新機材を導入し、調布線の就航が決まりました。
すでに昨年12月に三宅村の広報紙でダイヤが発表されていましたが、NCAからは公式に就航の発表がまだされていませんでした。

04/02
◎NCA 調布  -三宅島 ( 0→ 3)


三宅島線就航のご案内(NCA公式サイト)
http://www.central-air.co.jp/news_03.html
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2014年02月05日

三宅島_NCA計画変更認可

■三宅島空港 NCAの事業計画変更認可

国土交通省(国交省)は4日、新中央航空(NCA)が申請していた三宅島空港基地の追加に係る事業計画変更を認可したと発表しました。

国交省が認可したのはNCAの事業計画変更。三宅島空港基地の追加に関する変更で、「今後、運航管理施設等の検査を受け、合格した後、運航を開始することが可能になる」としています。

NCAでは、4月2日から、調布-三宅島線を1日3往復で運航開始する予定です。

新中央航空(株)に対する事業計画変更認可について(国交省公式サイト)
http://www.cab.mlit.go.jp/tcab/img/information/saisin/20140204_KS001.pdf
ラベル:三宅島空港 NCA
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2014年02月02日

三宅島_夏 ANA撤退へ

■三宅島空港 夏ダイヤ、ANA拠点撤退で羽田線運休

国内航空各社は1月31日までに、今夏のダイヤ(平成26年3月30日〜平成26年10月25日)を発表しました。三宅島空港では、ANAが全便を運休し、拠点撤退します。代わりに新中央航空(NCA)が就航する予定です。

夏ダイヤで一番の注目点は、ANAの拠点撤退とNCAの新規就航。
ANAは4月1日から東京国際(羽田)線の1日1往復を運休し、拠点撤退します。これにより、羽田線は路線廃止となります。
これに代わり、4月2日からNCAが調布線を1日3往復新規就航する予定です(三宅村からは発表済みもNCAからはまだ公式発表なし)。

今回のダイヤ変更により、三宅島発着は、1社1路線1往復から1社1路線3往復と便数が拡大されます。

■3月30日以降の三宅島発着便就航先と便数
調布 NCA3**(+3) NEW!
*羽田ANA1→0(運休、▲1)は4/1〜
**調布NCA0→3は4/2〜
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