| 旅客ターミナルの特徴 (写真は令和元年5月撮影) 昭和59年に完成したターミナルビルです。 平成5年に国際線ビルが完成、平成16年と18年には利用者増加に対応して相次いで増改築が行われ、国内線と国際線が一体化されました。 地上3階建(国内線側は一部地上4階建)。駐機方式はフロンタル方式、動線方式は1・1/2層方式です。1階にチェックインロビー、2階に出発ロビー、出発保安検査場、搭乗待合室、売店と飲食店、3階に国際交流コーナー、4階に展望デッキがあります。 ランド側から見て右側に国際線エリア、左側に国内線エリアが広がります。ターミナルは一体化していますが、通路状のロビーを挟んでおり、エリア分けは比較的わかりやすいです。 白壁が目立つ外観で、国際線側は黒枠のガラス面も目を引きます。すぐわきにある富山県立総合体育センターと合わせた外観になっています。 サインは増築に合わせ平成16年に一新されたもので、既にあったサインを最大限活用。やや薄い濃紺地に白文字、英語、中国語、韓国語併記のサインが主流です。ピクトグラムや一部の文字下に別の色を配色するなどしてアクセントを加えています。 |
| 国内線 ターミナル前面 (写真は令和元年5月撮影) 国内線はランド側から見て左側に配置されています。白く突き出た平らな屋根と細い柱、赤い床面が目を引く前面です。正面出入口は国内線側は3か所です。 |
| 国内線 チェックインロビー 1階ランド側から見て左端がチェックインロビーになっています。 |
| 国内線 チェックインカウンタ (写真は令和元年5月撮影) 国内線はANAのみの運航で、ANAのみのカウンタがあります。
※平成27年03月29日:AIR DO(ADO)全便運休・拠点撤退 ※平成21年11月01日:北海道国際航空(ADO)就航(ANAカウンタで手続き) |
| 国内線 出発ロビー (写真は令和元年5月撮影) 2階ランド側から見て左側に設置されています。ロビー奥に有料待合室が1室あります。 搭乗口脇に富山県コーナーがあり、大型モニタ付のパンフレットラックなどが置かれています。 |
| 国内線 出発口・搭乗待合室 (写真は令和元年5月撮影) 国内線出発口は2階出発ロビーに1口あります。搭乗口上部に大きなモニタが設置されており、非常に見やすいです。
搭乗待合室内は、搭乗改札は2か所です。ANAFESTAが出店しています。
搭乗橋は、固定橋部分が平成16年の増築で2本から3本に増設されています。ターミナルビルとエプロンの間に神通川の河川堤防があり、固定搭乗橋は堤防をまたぐために日本一長いとして有名です。
※令和05年10月01日:東京モノレール券売機 廃止 |
| 国内線 到着口 (写真は令和元年5月撮影) 1階ランド側から見て中央やや左側に設置されています。コンコースからおりる階段は2か所ありますが、ターンテーブルは1か所、到着口も1口です。 案内掲示は、出発口同様に大型のモニタが設置されています。 |
| 国内線 到着ロビー (写真は令和元年5月撮影) 1階ランド側から見て中央やや左側に設置されています。2階までの吹き抜けになっています。 到着口正面に総合案内所とレンタカーカウンタがあるほか、吹き抜け側に飲食店(とやま鮨)があります。 |
| 国際線 ターミナル前面 (写真は令和元年5月撮影) 国際線はランド側から見て右側に配置されています。国内線側から一体化した前面になっています。正面出入口は国際線側は2か所です。 吊サインは、やや薄い濃紺地に白文字のものが吊り下げられています。 |
| 国際線 チェックインロビー (写真は令和元年5月撮影) 1階ランド側から見て中央やや右側に設置されています。国内線側よりも広いロビーですが、チェックインカウンタはパーティションで区切られており、狭く感じます。 |
| 国際線 チェックインカウンタ (写真は令和元年5月撮影) 国際線チェックインカウンタはパーティションで区切られた空間にあり、利用者以外は近づけません。端側から、エアソウル(ASV)、中国南方航空、上海航空(CSH)/中国東方航空(CES)、チャイナエアライン(CAL)のカウンタが並んでいます。 団体カウンタはパーティション外側にあります。
JALは自社便による運航はなく、上海浦東路線でCSHと共同運航を実施しているのみとなっています。 また、CESはCSH運航便にコードシェアしているのみですが、富山空港公式サイトなどではCES運航便(上海航空の機材も使用)として案内されています。
※令和元年09月16日:ASV 全便運休 ※平成28年10月31日:ASV就航(例年夏期のみ就航) ※平成28年10月30日:アシアナ航空 全便運休(撤退) ※平成24年04月16日:CAL就航 |
| 国際線 出発ロビー (写真は令和元年5月撮影) 2階ランド側から見て右側に設置されています。細長いロビーです。 中央寄りにカードラウンジがあります。 |
| 国際線 出発口・搭乗待合室 (写真は令和元年5月撮影) 国際線出発口は2階出発ロビーに2口あります。 2口ある出発口は離れており、その中央に案内掲示のモニタが設置されています。
平成16年に出国審査場と入国審査場を分離しています。 搭乗待合室は、搭乗橋は国内線と共通です。免税売店が設けられています。 |
| 国際線 到着口 (写真は令和元年5月撮影) 1階ランド側から見て右端に設置されています。入国審査場は2階にあり、1階に手荷物受取場、税関審査場があります。 案内掲示は、出発口同様にモニタが設置されています。 |
| 国際線 到着ロビー (写真は令和元年5月撮影) 1階ランド側から見て右端に設置されています。 到着口脇に国際線到着時にのみオープンする案内所と外貨両替所があります。SIMカード自動販売機があります。 |
| 売店 (写真は令和元年5月撮影) 売店は、コロナ禍中に閉店が相次ぎ、現在はそれぞれの場所で総合売店があるのみです。
・2階出発ロビー 国内線側:1店舗(まいどは屋) ・2階国内線搭乗待合室内:1店舗(まいどは屋ゲート店) ・2階国際線搭乗待合室内:免税店1店舗(DUTY FREE SHOP)
※令和03年?*月**日:まいどは屋ゲート店 開店 ※令和03年03月16日:ANAFESTA 閉店 ※令和02年08月01日:廣貫堂 閉店 ※平成22年11月09日:直営店 まいどは屋に名称変更 ※平成**年**月**日:とときち 閉店 |
| 飲食店 (写真は令和元年5月撮影) 飲食店は、1階と2階にあります。富山湾の名物である白海老やホタルイカなどのメニューも見られます。
・2階出発ロビー 国内線側:2店舗(Wing、エアポートキッチン) ・1階到着ロビー 国内線側:1店舗(とやま鮨)
※令和04年01月01日:麺家いろは 閉店 ※平成28年04月15日:麺家いろは 開店 ※平成28年01月31日:とみいち亭 閉店 ※平成26年02月17日:とやま鮨 開店 ※平成25年04月25日:エアポートキッチン 開店 ※平成25年03月31日:エレガ 閉店 ※平成25年03月28日:神通 閉店 |
| フードコート (写真は令和元年5月撮影) 2階中央ランド側のバルコニーがフードコートとして開放されています。館内飲食店で購入した場合に利用できるもので、テーブル・椅子が設置されています。立山連峰を眺めながら食事できます。 |
▲カードラウンジ らいちょう
▲多目的ホール | ラウンジと有料待合室 (写真は令和元年5月撮影) 館内にはラウンジ、有料待合室など複数の有料貸室があります。
1階到着ロビー 国際線側:有料会議室1か所 2階出発ロビー 国内線側:有料待合室2か所 2階中央ロビー:カードラウンジ1か所(らいちょう)、多目的ホール1か所 3階 国際線側:レセプションルーム1か所 |
| 展望デッキ (写真は令和元年5月撮影) 4階屋上に展望デッキが設置されています。入場無料。エプロン側だけでなくランド側も眺められます。 平成30年12月にウッドデッキ・バリアフリー化されています。 屋根はありません。デッキ部からエプロンまでの距離が長いせいか柵は低く、非常に見やすい環境です。
以前は3階部分にも下りられましたが、現在は4階部分のみの開放となっています。
※平成30年12月22日:展望デッキ リニューアル ※平成27年03月01日:展望デッキ 無料化 |
▲展望デッキからのながめ エプロン側
▲展望デッキからのながめ ランド側 | 展望デッキからのながめ (写真は令和元年5月撮影) ターミナルビルは滑走路の東側に位置しており、正面には神通川と富山平野の風景が広がります。午前中順光です。 ターミナルビルは滑走路のちょうど中央付近に設置されており、飛行機が離陸する瞬間はやや斜め気味の撮影になることが多いようです。
ランド側も眺めることができ、空港から一直線に延びた富山県道55号線(富山空港線)の先に、立山連峰の眺望が展開します。 |
| 1階中央ロビー (写真は令和元年5月撮影) 中央部分は平成18年の増築で整備された空間で、国際線エリアと国内線エリアを繋いでいます。 このうち1階は、国際線チェックインロビーの入口部に当たります。フライトシミュレータが設置されています。 出入国在留管理局と中国東方航空の事務所が隣接しています。 |
| 2階中央ロビー (写真は令和元年5月撮影) 2階中央ロビーは全面に渡って緑色のタイルカーペット敷きで、落ち着いた雰囲気になっています。ロビー空間は催事にも使用されています。 多目的ホールやカードラウンジがあるほか、インターネットパソコン・マッサージチェアなどが置かれています。 |
| 国際交流コーナー (写真は令和元年5月撮影) 3階国際線側には、国際線就航先や海外の提携空港を紹介する国際交流・富山県遼寧省友好県省締結周年記念品コーナーとレセプションルームがあります。 友好空港提携先として、大連周水子国際空港、ウラジオストク空港の展示のほか、韓国、中国、ロシアに関する展示物が多数展示されています。。 ほとんど人がいないロビーで、静かに展示物を眺めることができます。 |
| とやまのおいしい水・とやまのおいしいお湯 (写真は令和元年5月撮影) 2階中央ロビーにはとやまのおいしい水・とやまのおいしいお湯が出るウォーターサーバーが設けられています。 |
| モニュメント (写真は令和元年5月撮影) 館内には、国際交流コーナーを中心に多数の展示物があります。 1階には、ガラスオブジェ「無限の遠方」(野田雄一氏製作)、モデルプレーン展示、「風蝕」(能島芳史氏製作)、富山市PRコーナーの大型液晶マルチディスプレイがあります。 2階には、陶板レリーフ「立山」(片岡球子氏製作)があります。 到着手荷物受取場では、ベルトを富山湾鮨オブジェが回ります。
館外に出ると、ターミナル前面に銅像「似合うかしら?」「布と遊ぶ」(松田尚之氏製作)、正面に花壇とモニュメントがあります。最も目立つのは、ターミナル正面の空港スポーツ緑地入口に設置されている「大空を拓く」(写真)。ターミナル前に設置されている現地の案内板によると、「金銀一対の立方体は万物存在の基本を意味し、斜線は宇宙時代の到来と人類の大空への飛躍を象徴化したものである。」だそうで、富山を代表する銅とアルミニウムを使用しています。
ターミナル脇の富山県総合体育センター入口前には、立山連峰などを表現した噴水やモニュメントがあります。
※平成25年11月07日:ガラスオブジェ 無限の遠方 新設 ※平成25年08月12日:富山湾鮨オブジェ 新設 ※平成24年10月03日:陶板レリーフ 立山 新設 |
▲駐車場(有料)
▲駐車場(無料/写真はF) | 地上アクセス施設(駐車場) (写真は令和元年5月撮影) ターミナルの前に126台分の有料駐車場があります。 有料駐車場よりターミナルから離れる場所の駐車場は無料となっていて、A-Hまで1,545台分が用意されています。 有料駐車場脇に送迎用駐車スペースも用意されています。
レンタカー各社は空港入口付近に点在しています。レンタカーカウンタで受け付けたのち送迎車により送迎する形になります。 |
| 地上アクセス施設(バスのりば) (写真は令和元年5月撮影) ターミナル前面にバスのりばがあります。のりばは全部で3か所。 番号が振られているのは、国内線側の1番と国際線側の2番で、その間ののりばは、高岡市(旧福岡町を除く)、魚津市、砺波市の3市エリアに乗合タクシーが運行されています。夏季繁忙期には立山への登山客・観光客向けに予約制の室堂行(平成27年度以降は空港行のみ)も運行されます。(富山駅前まで約25分) ■1番: 富山空港線 直行 富山駅行(富山地方鉄道) 36系統 各停 富山駅行(富山地方鉄道) 36系統 富山県広域消防防災センター行・総合運動公園行・八尾鏡町行(富山地方鉄道) ■2番: -
※令和04年04月01日:36系統 富山県広域消防防災センター行(とやま健康パーク経由=富山地方鉄道) 運休 ※令和03年04月01日:平湯温泉行(上宝支所経由、上宝支所未経由) 運休 ※令和02年04月08日:高山濃飛バスセンター行 運休(新型コロナウイルス感染症パンデミックの影響に伴う一時運休継続) ※令和02年04月01日:高山濃飛バスセンター行(菅沼経由)・平湯温泉行(新穂高ロープウェイ未経由便)・濃飛神岡営業所行(富山地方鉄道・濃飛乗合自動車) 運休、高山濃飛バスセンター行(白川郷経由)・平湯温泉行(上宝支所/新穂高ロープウェイ経由) 新設 ※令和元年12月19日:白馬コルチナ行(ジャムジャムエクスプレス) 新設(到着便は12/22〜、〜4/3) ※令和元年09月01日:高山濃飛バスセンター行(菅沼経由=富山地方鉄道・濃飛乗合自動車) 新設 ※平成31年04月01日:総合運動公園行(とやま健康パーク経由) 運休、富山県広域消防防災センター行(とやま健康パーク経由・中坪田経由) 新設 ※平成30年03月01日:リズム白馬(白馬樅の木ホテル前)行(南小谷駅経由有) 運休 ※平成30年01月04日:富山-白馬スノーライナー リズム白馬(白馬樅の木ホテル前)行(南小谷駅経由有=富山地方鉄道・新富観光サービス) 新設 ※平成28年11月01日:富山ぶりかにバス ひみ番屋街行 運休 ※平成28年04月01日:新穂高ロープウェイ行(富山地方鉄道・濃飛乗合自動車) 運休、平湯温泉行(新穂高ロープウェイ経由便・新穂高ロープウェイ未経由便=富山地方鉄道・濃飛乗合自動車) 新設 ※平成28年02月01日:砺波駅南行(加越能バス) 運休 ※平成26年10月13日:室堂行 運休 ※平成26年10月01日:富山ぶりかにバス ひみ番屋街行(富山地方鉄道) 新設 ※平成26年07月12日:室堂行(富山地方鉄道) 新設 ※平成25年12月01日:福野・砺波方面(福野庁舎前行)・高岡駅前行(加越能バス) 運休、高岡駅前経由砺波駅南行 新設(路線統合) ※平成24年11月01日:北日本放送会館前行(直行・各停)(富山地方鉄道) 運休 |
| 地上アクセス施設(駐輪場) (写真は令和元年5月撮影) ターミナル前中央付近に駐輪場が設けられています。屋根付きです。 |
| 地上アクセス施設(サイクルステーション) (写真は令和元年5月撮影) ターミナル脇の富山県総合体育センター入口前にサイクルステーションがあります。自転車用ラックが設けられています。空気入れ貸出・修理工具貸出も行われています。
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| 周辺見どころ施設(総合体育センター) (写真は令和元年5月撮影) 富山県総合体育センターが、旅客ターミナルと揃えた外観で隣接しています。ターミナルとは屋根付き通路で繋がっています。 本格的なプールやアリーナ、スポーツサウナなど多くの体育施設が整備されています。イベント事で利用されていなければ、利用料金を払えばだれでも利用できます。 令和元年5月現在、当日の航空利用者か空港内のショップ・レストラン利用者は、ビリヤード・光線銃・卓球の利用料金が半額になるサービスが提供されています。
※平成30年03月**日:屋根付き通路 新設 |
| 周辺見どころ施設(空港スポーツ緑地/ターミナル前公園) (写真は令和元年5月撮影) 空港ターミナル周辺には、富山県総合体育センターを中心として、滑走路に沿うように富山県空港スポーツ緑地が広がっています。 このうち、ターミナル正面には公園が整備されています。 |
| 周辺見どころ施設(空港スポーツ緑地/展望広場) (写真は令和元年5月撮影) 空港スポーツ緑地のうち、空港ターミナルから少し離れた北側には、陸上競技場やテニスコートなどのスポーツ施設に加え、遊具広場やせせらぎ広場などもあります。 展望広場も整備されていて、少し高い視点で滑走路を眺められます。 |
| 周辺見どころ施設(河川堤防と搭乗橋) (写真は平成20年10月撮影) 神通川の河川敷に設置されている富山空港。河川堤防沿いは、ターミナルビルのすぐ脇まで近づくことができ、日本一長い搭乗橋を間近に眺められます。 |
| かつてあった見どころ(展望デッキ3階レベル) (写真は平成20年10月撮影) 展望デッキはかつて3階レベルも開放されていました。4階から外階段で降りていくルートでアクセスしていました。 現在開放されている4階レベルより視点は低いですが、よりエプロン近くまで寄ることができました。 航空機のタイヤやシートの展示などがありました。 |