2025年04月13日

万博_空飛ぶアクセスなし

◆2025年大阪・関西万博 神戸空港からのヘリ・無人機・空飛ぶクルマアクセスはなし

2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の開催期間(4月13日〜10月13日)に大阪周辺三空港(関西国際、大阪国際、神戸)からの直行アクセスの予定が出揃いました。このうち、回転翼機(ヘリコプター)便や無人航空機便、空飛ぶクルマ便によるアクセスは、前日の4月12日までに発表されませんでした。

空飛ぶクルマによる輸送は、最新技術を公開する場所なのに、期間までに間に合いませんでした。(10月頃に気合の入ったクルマ会社により突然発表とかワンチャンある?)
また、ヘリコプターや無人航空機による輸送も発表されませんでした。

ヘリコプターについては万博会場を空から眺めるだけの、お遊びの遊覧飛行や取材飛行、また、固定翼機による青い衝撃な展示飛行を設定している会社・団体がいくつかあるようです。しかし、空飛ぶクルマも含め、人間の四大要素「衣食住移」の一つである二地点間輸送(万博会場への移動)を行う会社はついに現れませんでした。

万博会場には、空飛ぶクルマの離着陸場(バーティポート)であるEXPO Vertiportが整備されており、救急車が間に合わない緊急輸送でヘリコプターが利用することも想定されています。
なお、空飛ばないクルマでの、EXPO Vertiport発着便の運行もありません。(飛ばねぇクルマはただの車だ。飛ばねぇのにクルマにもならねぇなんて、プロジェクトX級の舞台化確定でしょう。)

※回転翼機(ヘリコプター)で電動無人化したものと回転翼の無人航空機(いわゆるドローン)と空飛ぶクルマの違いが未だに分からないです。ブタ以下確定の知識しかなくてスミマセン、、、。万博会場には空飛ぶクルマの疑似体験スポットもあるようなので、そこで詳しい解説がなされていますかね、、、。まあ、世界を見られる万博なら、6月ぐらいに実現するという世界初の商用運航を赤い衝撃なパビリオンで生配信体験(リアルタイム疑似体験)できますかね。
新幹線のようにイベント10日前のギリギリでもきっちり間に合わす誇りあるプロジェクトX気概の昭和なおじさんは、最新技術の展示イベントで実物に乗りたいんよ、、、。まだ未劣化だから、コナモン見れっかなんて言わないで。青い衝撃より赤い衝撃受けたら、人よりブタな。万博もクルマ業者も人もネットもホンマ叩いたらあかんよ〜。ブッて出てくるのは誇りだけ。たたくのはバナナとカツオくらいにして、巨大なまあるいブツ前に大阪へ楽しくワンパクにひとっ飛び!

top.jpg
脈々と繋がる万国博覧会。ようこそ、コんナモンの世界へ。


大阪・関西万博会場へ ご来場の方へ(EXPO 2025 交通インフォメーション公式サイト)
https://www.transport.expo2025.or.jp/route/

2025年04月12日

万博_船は神戸から貸切のみ

◆2025年大阪・関西万博 空港からの船舶アクセス便は神戸からの貸切のみ

2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の開催期間(4月13日〜10月13日)に大阪周辺三空港(関西国際、大阪国際、神戸)からの直行アクセスの予定が出揃いました。このうち、船舶便については、神戸空港から貸切のみ可能になることが発表されました。

発表されたのは、船舶便によるアクセスです。
神戸空港からは、こうべ未来都市機構が貸切のみ運行が可能と、11日に発表しました。万博会場まで約35分。
万博会場側の乗降場所は、夢洲浮桟橋になります。

関西国際からの船舶便運行はありません。

なお、夢洲浮桟橋と万博会場(万博会場(西ゲート)夢洲第1交通ターミナル)間の移動には船シャトルバスの乗車が必要になります(予約不要)。
また、万博会場には大型手荷物の持ち込みが禁止されますので、その注意喚起がなされています。空港から直接会場入りする際は特にご注意ください。

万博会場までの所要時間は、神戸空港からはバスだと1時間23分。バス利用の場合、関西国際からも1時間、大阪国際からも50分かかります。神戸空港からの船舶便貸切は、空港から会場までの最速移動手段となります。(空飛ぶクルマ除く)

船(旅客船・フェリー)で万博会場にお越しの方へ(EXPO 2025 交通インフォメーション公式サイト)
https://www.transport.expo2025.or.jp/route/ship/
ベイ・シャトルの大阪・関西万博航路について(こうべ未来都市機構公式サイト)
https://www.kobe-access.jp/pdf/bayshuttle_expo.pdf
貸切船のご案内(こうべ未来都市機構公式サイト)
https://www.kobe-access.jp/topics/kashikirisen

2025年04月02日

万博_大阪港VPが完成

■大阪・関西万博 大阪港バーティポートが完成

大阪市高速電気軌道(Osaka Metro)は3月28日、大阪港バーティポートが完成したと発表しました。

Osaka Metroが整備したのは、空飛ぶクルマの離着陸場(バーティポート)です。大阪市港区(中央突堤)に整備したもので、面積は約12,000平方メートル。離着陸場には、旅客施設、格納庫、充電施設(今後予定)、消火設備、風向指示器、モビリティポート(オンデマンドバス・シェアサイクル)、駐車場を整備としています。Osaka Metro 中央線「大阪港」の駅名と、空飛ぶクルマの離着陸場の呼称を掛け合わせ、大阪港バーティポートと名付けています。

2025 年日本国際博覧会(大阪・関西万博) の『空飛ぶクルマ』会場外ポートとなり、万博会場内のEXPO Vertiportとの間で、SkyDrive社の空飛ぶクルマ「SKYDRIVE(SkyDrive式SD-05型)」による二地点間運航等を予定しているとしています。

2025年大阪・関西万博は、4月13日から開催されます。

Osaka Metro が整備した空飛ぶクルマ専用「大阪港バーティポート」が完成 Osaka Metro と大阪市が竣工セレモニーを開催〜2025年大阪・関西万博にてSkyDriveのデモフライトの離着陸場に〜(Osaka Metro公式サイト)
https://subway.osakametro.co.jp/news/news_release/20250328_osakako_vertiport.php?_gl=1*mbarpn*_ga*NDU4MTQ2MTkyLjE3NDM0NzgwMTA.*_ga_LT5TV95QB9*MTc0MzQ3ODAxMC4xLjAuMTc0MzQ3ODAxMS41OS4wLjA.&_ga=2.225776730.1338478319.1743478011-458146192.1743478010

万博_EXPO Vertiportが竣工

■大阪・関西万博 EXPO Vertiportが竣工

オリックスと2025年日本国際博覧会協会は3月28日、EXPO Vertiportが竣工したと発表しました。

2組織が整備したのは、空飛ぶクルマの離着陸場(バーティポート)です。大阪市此花区夢洲(大阪・関西万博会場内)に整備したもので、面積は約7,944平方メートル。エプロン、着陸帯、駐機場、格納庫、ラウンジ/事務所棟等を整備したとしています。

2025年大阪・関西万博の『空飛ぶクルマ』会場内ポートとなり、万博会場外にある別のバーティポートとの間の二地点間運航等が予定されています。

元々2月に竣工予定とされていましたが、年度末ギリギリでの竣工となりました。
2025年大阪・関西万博は、4月13日から開催されます。

2025 年日本国際博覧会(大阪・関西万博)  「未来社会ショーケース事業」  空飛ぶクルマの会場内ポート「EXPO Vertiport」が竣工(オリックス公式サイト)
https://www.orix.co.jp/grp/company/newsroom/newsrelease/pdf/250328_ORIXJ.pdf

2025年03月18日

万博_空港アクセス予定出揃う

◆2025年大阪・関西万博 大阪周辺三空港からの直行アクセス予定出揃う

2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の開催期間(4月13日〜10月13日)に大阪周辺三空港(関西国際、大阪国際、神戸)からの直行アクセスの予定が出揃いました。

発表されたのは、いずれもバスによるアクセスです。
関西国際からは関西空港交通、阪神バス、近鉄バスが共同運行を決定し、7日に発表しました。1日3往復を運行します。空港から利用できる途中停留所は無し(りんくうタウン駅始発/終着便あり)。万博会場まで約1時間2,500円。
大阪国際からは阪急観光バス、阪神バス、近鉄バスが共同運行を決定し、2月28日に発表しました。1日10往復を運行します。空港から利用できる途中停留所は無し。万博会場まで約50分1,800円。
神戸からは神姫バスが運行を決定し、14日に発表しました。1日1.5往復を運行します。空港から利用できる途中停留所は無し(神戸三宮バスターミナル経由)。万博会場まで約1時間23分1,210円。

万博会場側の乗降場所は、いずれも夢洲第1交通ターミナルになります。
また、いずれもKANSAI MaaSアプリからのみ予約/購入可能の完全予約制になります。
さらに、万博会場には大型手荷物の持ち込みが禁止されますので、その注意喚起がなされています。空港から直接会場入りする際は特にご注意ください。

なお、万博公式サイトでは、神戸空港からは、昨年10月にバス3便運行と発表され、みなと観光バスが運行者として発表されていますが、まだ詳細は公表されていません。また、こうべ未来都市機構により神戸空港から不定期(貸切) の船舶便運行が発表されていますが、まだ詳細は公表されていません。
無人航空機による輸送は、最新技術を公開する場所なのに、期間までに間に合いませんでした。(10月頃に気合の入ったクルマ会社により突然発表とかワンチャンある?)

OCATからのバス運行は発表されていません。

04/13-10/13
[関西国際空港]
◎関西空港交通・阪神バス・近鉄バス 関西空港(第2 10番-第1 10番)-万博会場( 0→ 2)
◎関西空港交通・阪神バス・近鉄バス りんくうタウン駅-関西空港(第2 10番-第1 10番)-万博会場( 0→ 1)

[大阪国際空港(伊丹空港)]
◎阪急観光バス・阪神バス・近鉄バス [P]系統 [ITM]大阪(伊丹)空港5番-[P1]万博会場(空港発0・空港行0→11・9)

[神戸空港]
◎神姫バス EXPO神戸号 神戸空港7番-万博会場(空港発0・空港行0→2・1)


高速バス・空港バスでご来場の方へ(EXPO 2025 交通インフォメーション公式サイト)
https://www.transport.expo2025.or.jp/route/express-bus/#area01
関西空港−万博シャトルバスの運行について(関西空港交通公式サイト)
https://www.kate.co.jp/info/detail/520
大阪(伊丹)空港−万博シャトルバスの運行について(大阪空港交通公式サイト)
https://www.hankyu-kankobus.co.jp/limousine/news/detail/529
兵庫県下各地(神戸・姫路・三田)から万博会場へ! EXPO号運行について(神姫バス公式サイト)
https://www.shinkibus.co.jp/sys/frames/view/2218

2025年01月16日

佐渡_空港概要

情報交通ホットライン/日本空港情報館/佐渡空港
日本空港情報館
佐渡空港

sadotop.jpg
佐渡空港

■飛行場の概要
新潟県佐渡市にある地方管理空港(旧第3種空港)です。
昭和46年に県営空港として開港しました。日本人が気軽に行ける最大の離島である佐渡島の玄関空港ですが、滑走路が短く就航できる機種が限られるため、非常に小さな空港です。
過去複数の航空会社が代わる代わる新潟路線を運航していますが、なかなか定着していません。令和7年1月現在、定期運航路線はありません。


■飛行場種別:地方管理空港(旧第3種空港)
■設置管理者:新潟県
■滑走路延長:890m
■空港コード:SDS/RJSD
■旅客ビル管理者:新潟県


■施設の見どころ:◎==== 小規模/平屋建ての小さなターミナルです。
■見学者への対応:◎==== ターミナルパンフ 無/空港案内所 無/展望デッキ 無/ファン向け展示 若干有
■売店の充実度:===== 売店・飲食店はありません。
■アクセスの状況:◎==== 鉄道 無(島内に無)/バス 無(最寄バス停(秋津)から徒歩10分ほど)/平成23年9月よりレンタカー取扱開始


※就航路線は令和7年1月、そのほかの情報は特記以外平成24年9月現在のものです。
01.jpg旅客ターミナルの特徴
(写真は平成24年9月撮影)
平屋1階建て。駐機方式はフロンタル方式、動線方式は1層方式です。ボーディングブリッジはなく、全便地上搭乗になります。
外見は白壁のシンプルなデザインで、内装も白壁中心です。ぱっと見は、地域の公民館といった感じです。館内のサインはほとんどなく、トイレなどで見られる程度です。
令和6年4月に待合室などを拡張する増築が完了しています。
車で10分ほどのところにある両津港(新潟港との間を結ぶ佐渡汽船が就航)が非常に立派な建物で、新潟との間の行き来はそちらが主流の様子です。
03.jpgターミナル前面
(写真は平成24年9月撮影)
出入口付近に小さな庇が飛び出た前面です。建物の出入口は1口のみ。
歩道はなく、接続する道路にはタクシーのりばとレンタカーのりばが設けられています。

※平成26年04月01日:佐渡空港乗合タクシー 航空便運休に伴い終了
※平成23年07月01日:佐渡空港乗合タクシー 運行開始
※事前予約制の佐渡空港乗合タクシーは、空港発は両津港、新穂小学校前、佐渡市役所の3方向に、空港行は両津港から運行されていました(空港行は航空便ダイヤに合わせた日中便に加え、新潟からの復路を船便にした駐車場利用者用に夜間便も運行)。
02.jpgロビー
(写真は平成24年9月撮影)
館内はほぼ全域がロビーとなっています。すべてがコンパクトにまとまったロビーで、ランド側から見て中央にチェックインカウンタ、左に待合スペースと出発口があります。
06.jpgチェックインカウンタ
(写真は平成24年9月撮影)
1階中央部に新日本航空(NJA)のカウンタとニッポンレンタカーのカウンタが並んでいます。

※平成26年04月01日:NJA 無期限運休
※平成23年07月29日:NJAカウンタ新設
05.jpg出発口
(写真は平成24年9月撮影)
1階中央部に簡易型の出発口があります。搭乗待合室はありません。
搭乗直前に入口で搭乗者のセキュリティチェックが行われます。常設の検査機器はなく、ハンド式チェック器で実施されます。ライフジャケットの着用方法などはここで確認となります。
搭乗口付近には搭乗案内掲示はありません。
04.jpg待合コーナー
(写真は平成24年9月撮影)
1階ランド側から見て左奥に待合コーナーがあります。
拡張整備計画や日本の離島空港に関する展示があります。
07.jpgターミナル外観(滑走路側)
(写真は平成24年9月撮影)
空港のすぐ脇はフェンスが続き、滑走路側の様子も窺えます。
sado03.jpg展望デッキ?
(写真は平成19年8月撮影)
ターミナルの展望デッキはありませんが、空港周辺は何もないので、ご覧の通り空港の様子を一望できます。
08.jpg陸上アクセス施設(駐車場)
(写真は平成24年9月撮影)
ターミナル前には27台分の無料駐車場があります。
館内にニッポンレンタカーカウンタがあります。

※平成23年09月23日:ニッポンレンタカーカウンタ 新設
sado04.jpgモニュメント
(平成19年8月の情報)
モニュメント、はありませんが、平成19年に訪れた際には、空港前には何やらたくさんののぼりが。
近づいてみると、「羽田までなんと55分」「がんばろう新佐渡空路」と書かれています。佐渡市が、滑走路延長or空港新設によるジェット化、新航空路開設を目指しており、佐渡新航空路開設促進協議会が市とともにのぼりを立てていました。

■就航路線(国内線)
  ANA   AJX   APJ   SFJ   ADO   SNA   ORC  
  JAL   TZP   JTA   JJP   SJO   RAC   AMX  
  IBX   FDA   SKY   TOK   NCA   NJA   DAK   TAL   EXC  
就航先運航会社
( )内は共同運航による運航会社
 定期就航路線はありません
*1:不定期乗合便
*2:特定曜日のみの運航


就航路線変遷(平成21年04月01日以降)
※平成26年04月01日:NJA*1*2新潟 運休(機体調整運休のまま無期限運休)
※平成26年01月09日:NJA*1*2新潟 運休(機体調整運休)
※平成25年08月28日:NJA*1*2新潟 就航
※平成25年02月27日:NJA*1新潟 運休(整備運休)
※平成24年04月06日:NJA*1新潟 就航
※平成24年02月09日:NJA*1新潟 運休
※平成23年07月29日:NJA*1新潟 就航

■空港所在地
空港所在地はクリック(Googleマップ)
■佐渡空港についてもっと詳しく調べたい方のリンク集
佐渡空港(Wikipedia)◎(フリー百科事典ウィキペディアサイト内)
新潟県佐渡地域振興局地域整備部の公式サイト◎(佐渡空港紹介ページあり)
佐渡新航空路開設促進協議会の公式サイト△

※「情報交通ホットライン」は日本の空港を紹介する私設サイトです。
※佐渡空港の公式サイトではありません。

開設月日 2009.04.27
初調査日 2007.08.28
前調査日 2012.09.30

2025年01月15日

福井_空港概要

情報交通ホットライン/日本空港情報館/福井空港
日本空港情報館
福井空港

top.jpg
福井空港

■飛行場の概要
福井県坂井市春江町地区にある地方管理空港(旧第3種空港)です。
福井市中心部から10キロ弱北方に位置する街の中の空港です。昭和41年に開港し、東京国際線の定期旅客便が就航しましたが、小松飛行場のジェット化の影響で利用者が激減し、昭和51年には定期旅客便が廃止になっています。県の防災基地として機能しているほか、学生グライダーのメッカとして練習する姿が見られます。
拡張を検討した時期もありましたが、現在は計画を中止。平成18年には大阪航空局出張所が閉所され、管制業務も中部国際空港からの遠隔管制に移行されています。
令和7年1月現在、定期便はありませんが、営業時間中は旅客ビルに自由に入れます。


■飛行場種別:地方管理空港(旧第3種空港)
■設置管理者:福井県
■滑走路延長:1200m
■空港コード:FKJ/RJNF
■旅客ビル管理者:福井県


■施設の見どころ:◎==== 小規模/一昔前の学校の校舎のような外観で、静かなターミナルです。デッキはベランダを利用したものになっています。
■見学者への対応:◎◎=== ターミナルパンフ 有(A2版二つ折り)/空港案内所 無/展望デッキ 無料/ファン向け展示 有(福井空港に関する新聞記事の切り抜きや航空関連雑誌などの閲覧コーナー 有)
■売店の充実度:===== 売店0店・飲食店0店/空港周囲は福井市の郊外消費地域に当たり、スーパーなどが数件見られます。
■アクセスの状況:===== 鉄道 無/バス 無/最寄駅は、えちぜん鉄道三国芦原線西春江ハートピア駅とハピラインふくい春江駅で、いずれも徒歩20分ほどです。


※就航路線は令和7年1月、そのほかの情報は平成20年10月現在のものです。
01.jpg旅客ターミナルの特徴
(写真は平成20年10月撮影)
開港に合わせて完成したターミナルビルです。
地上2階建。駐機方式はフロンタル方式、動線方式は1層方式です。ボーディングブリッジはなく、全便地上搭乗になります。2階に展望デッキがある以外は、旅客設備はすべて1階に集中しています。館内にサインはほとんどありません。
英語表記したときに汚い言葉になるらしく、イギリスの新聞インデペンデント紙が発表した「世界の最もおもろい空港名(World's funniest airport names)」の「最も下品な空港名(The rudest (warning - language may offend): )」で世界ワースト1位を獲得しています。
02.jpgターミナル前面
(写真は平成20年10月撮影)
ターミナルからやや庇が飛び出ただけの前面で、旅客用の正面出入口は1か所です。
バスのりばは正面に1か所ありましたが、平成22年に廃止されています。

※平成22年10月01日:28系統運転者教育センター線福井駅前行(京福バス) 運休
03.jpgロビー
(写真は平成20年10月撮影)
1階はロビーになっていて、搭乗口にあたる部分は、ガラス扉があります。エプロンに向いて椅子が並べられており、離着陸状況などを示す掲示や雑誌ラック、モデルプレーン展示などがあります。雑誌ラックには、航空関係雑誌や福井空港に関する新聞の切り抜きなどが多数置かれ、自由に閲覧できるようになっています。
05.jpg展望デッキ
(写真は平成20年10月撮影)
2階ベランダ部分が展望デッキとして解放されています。入場無料。庇もあります。
柵は低く、見学はしやすいです。
06.jpg展望デッキからのながめ
(写真は平成20年10月撮影)
ターミナルビルは滑走路の西側に位置しており、正面は福井平野、遠景には両白山地の山々の風景が広がります。午後が順光条件です。
学生グライダーのメッカとして知られ、固定翼・回転翼を合わせたのと同程度の離着陸回数があります。見学に行った日も空港周辺では多数のグライダーが悠然と飛んでいました。
ターミナルビルは滑走路のちょうど中央付近に設置されており、飛行機が離陸する瞬間はやや斜め気味の撮影になることが多いようです。
07.jpg陸上アクセス施設(駐車場)
(写真は平成20年10月撮影)
ターミナルの前に無料駐車場があります。
レンタカー各社は周辺にはありません。
08.jpgモニュメント
(写真は平成20年10月撮影)
モニュメントはありませんが、空港入口には「空港です」と言わんばかりの立派に空港名が掲げられています。
奥に見えるプレハブは日本学生航空連盟グライダー訓練所の建物です。

■就航路線(国内線)
  ANA   AJX   APJ   SFJ   ADO   SNA   ORC  
  JAL   TZP   JTA   JJP   SJO   RAC   AMX  
  IBX   FDA   SKY   TOK   NCA   NJA   DAK   TAL   EXC  
就航先運航会社
( )内は共同運航による運航会社
 (定期就航路線なし)

■空港所在地
空港所在地はクリック(Googleマップ)
■福井空港についてもっと詳しく調べたい方のリンク集
福井空港振興協議会の公式サイト◎
福井空港(Wikipedia)◎(フリー百科事典ウィキペディアサイト内)
福井県の公式サイト◎(土木部港湾空港課の項目内に福井空港紹介ページあり)

※「情報交通ホットライン」は日本の空港を紹介する私設サイトです。
※福井空港の公式サイトではありません。

開設月日 2009.03.29
初調査日 2008.10.13
前調査日 2008.10.13

2025年01月14日

八尾_空港概要

情報交通ホットライン/日本空港情報館/八尾空港
日本空港情報館
八尾空港

top.jpg
八尾空港

■飛行場の概要
大阪府八尾市にある拠点空港(旧第2種空港)。大阪平野東部の中河内、生駒山地を望む場所に位置します。住所は八尾市空港です。
定期旅客路線は就航していませんが、滑走路を2本持ち、日本最大の小型飛行機拠点となっています。昭和9年に民間のパイロット養成飛行場として開港。旧陸軍飛行場、米軍基地を経たのち、昭和36年に第2種空港になっています。陸上自衛隊との共用空港です。
令和7年1月現在、定期運航路線は就航していません。


■飛行場種別:国管理空港(旧第2種空港)※
■設置管理者:国土交通大臣
■滑走路延長:(A)1490m/(B)1200m
■空港コード:===/RJOY
■旅客ビル管理者:(旅客ビルなし)
※空港法施行令附則(平成二〇年六月一八日政令第一九七号)第二項に規定される経過措置により、当分の間、空港法第四条第一項第五号に掲げる空港(=国管理空港)とみなしている空港。


■施設の見どころ:===== (旅客ビルなし)中規模/定期便はなく旅客ビルはありません。エプロン前面に各社の建物が並んでおり、不定期便・チャーター便は各運航会社の建物を利用します。
■見学者への対応:===== (旅客ビルなし)旅客ビルはありません。空港内にファン向けの展示などはありません。
■売店の充実度:===== (旅客ビルなし)旅客ビルはありません。
■アクセスの状況:◎◎◎◎= 鉄道 有/バス 有(八尾空港前バス停)/Osaka Metro谷町線八尾南駅から空港入口まで徒歩5分ほどで、アクセスは抜群です。


※就航路線は令和7年1月、そのほかの情報は特記以外平成24年11月現在のものです。
SKYVIEW
Yao000a.jpg Yao000b.jpg
大分→大阪国際(伊丹)便の左窓席から撮影(平成30年8月)。空港東側上空から西に向かって写したもの。写真の右側が北です。二本の滑走路があるのが最大の特徴ですが、空港区域の西半分のみ写っています(B滑走路は写真の下側、写っていない範囲にあります)。
八尾空港は大阪府東部の住宅地が立ち並ぶ地域にある空港です。周囲には鉄道や道路も多数走っており、南側(写真左側)には奈良県から大阪府へ下る大和川が流れます。空港区域西側には跡地が広がっているのも見て取れ、跡地の一部は大阪市高速電気軌道(Osaka Metro)の車庫も整備されています。

01.jpg旅客ターミナルの特徴
(写真は平成21年3月撮影・旅客ターミナルはありません)
写真は管制塔がある国土交通省大阪航空局八尾空港事務所棟です。
駐機方式はフロンタル方式です。エプロンはA滑走路に面した南側とB滑走路に面した北側、B滑走路に面し自衛隊用エプロンがあります。南北各エプロンのランド側に航空会社各社の建物があります。
03.jpg送迎デッキ?
(写真は平成21年3月撮影)
ターミナル地区中央部に芝生広場があり、市民の憩いの場になっています。立入禁止の立札が多数立っていますが、広場には自由に入ることができます。
A滑走路側のエプロンに面していますが、柵は2メートル弱の金網で、大きなカメラでの撮影は不向きです。
04.jpg送迎デッキ?からのながめ
(写真は平成21年3月撮影)
芝生広場から見た滑走路の様子。芝生正面にはA滑走路があり、正面には八尾市南部の住宅地が広がります。芝生広場は滑走路のA滑走路の北側にあり、終日逆光条件です。
B滑走路は、ターミナル地域の一番東奥、滑走路が交差する付近の構内道路の行き止まりで眺めることができます。こちらは正面に陸上自衛隊施設が見え、滑走路の向こうには柏原市方面の住宅地が広がり、その奥に生駒山地がそびえます。
A、B滑走路とも滑走路のちょうど中央付近に設置されており、飛行機が離陸する瞬間はやや斜め気味の撮影になることが多いようです。
八尾空港上空は、伊丹空港へ南側から着陸する飛行機の進入ルートに当たっており、やや低空で飛行する飛行機が次から次へとやってきます。
05.jpg地上アクセス施設(駐車場)
(写真は平成21年3月撮影)
ターミナル地区中央部に無料駐車場があります。区画の半分は未舗装です。
レンタカー各社は空港周辺にありません。

八尾空港前バス停が空港入口付近にあります。
■北行のりば 70番・73番近鉄八尾駅前行、71番南太子堂行(近鉄バス)
■南行のりば 70番・71番藤井寺駅行、73番八尾南駅前行(近鉄バス)

※平成29年04月01日:09番久宝寺駅行(クラフトパーク経由)、08番八尾南駅前行(近鉄バス) 運休(3/25最終運行)
※平成28年06月01日:08番久宝寺駅行、09番八尾南駅前行(近鉄バス) 運休
Yao015.jpg鉄道アクセス施設(八尾南駅)
(写真は平成24年11月撮影)
空港入口から300メートルほど西側にOsaka Metro谷町線の八尾南駅があり、隣接して八尾車庫が設置されています。駅番号はT36です。
この駅は、かつての飛行場区域に整備されています。ちょうど同線南側、駅前広場付近にも見られる水路より駅側(北側)は飛行場区域でした。昭和30年代頃以降、民間機が飛ぶ飛行場としてエプロン等に使われていた際には、飛行場領域は、駅よりも北側、後述の西側跡地付近まで縮小されていました。
ちなみに、Osaka Metroは平成30年まで大阪市の運営でしたが、この駅は大阪市ではなく、八尾市に位置する珍しい存在です(すぐ西側が大阪市域)。

※平成30年04月01日:大阪市交通局から大阪市高速電気軌道に変更
yao10.jpg西側跡地
(写真は平成24年11月撮影)
八尾南駅北側には、西側跡地が広がっています。昭和59年まで旧エプロン地区だったところで、更地のまま残っており、建物跡などが点在しています。(写真の左側が地下鉄線路、右側が更地)
この旧エプロン部分と、現在も引き続き使用している滑走路との間には誘導路がありました。この誘導路跡地に当たる部分が、現在の空港入口の細長い区画になっています(トップ写真の道路周辺)。
02.jpgかつてあった見どころ(総合ビル)
(写真は平成21年3月撮影)
空港事務所棟横に総合ビルがありました。旅客ターミナルではなく事務所棟。昭和59年に完成したビルで、当時大阪国際空港の旅客ターミナルビルを運営していた大阪国際空港ターミナルが管理していました。平成23年末に解体されています。

■就航路線(国内線)
  ANA   AJX   APJ   SFJ   ADO   SNA   ORC  
  JAL   TZP   JTA   JJP   SJO   RAC   AMX  
  IBX   FDA   SKY   TOK   NCA   NJA   DAK   TAL   EXC  
就航先運航会社
( )内は共同運航による運航会社
 (定期就航路線なし)
就航路線変遷(平成21年04月01日以降)
-

■空港所在地
空港所在地はクリック(Googleマップ)
■八尾空港についてもっと詳しく調べたい方のリンク集
八尾空港(Wikipedia)◎(フリー百科事典ウィキペディアサイト内)
※「情報交通ホットライン」は日本の空港を紹介する私設サイトです。
※八尾空港の公式サイトではありません。

開設月日 2009.03.29
初調査日 2009.03.21
前調査日 2012.11.23

2024年11月15日

佐渡_ATR開発中止 就航へ懸念

■佐渡空港 トキエアが導入予定のATR 42-600Sが開発中止 佐渡就航へ影響懸念

フランスの航空機メーカーATRは13日(現地時間)、進めていたATR 42-600S型機の開発を中止すると発表しました。就航が目指されていた佐渡空港の航空路就航にも影響が懸念されます。

ATR 42-600S型機は、ATR 42-600型機の短距離離着陸性能機(STOL)で、滑走路長800メートルほどで離着陸することができます。
日本国内では、トキエア(TOK)が導入を予定しており、滑走路が890メートルしかない佐渡空港で活用を目指していました。

元々開発が遅れていることから、TOKでは佐渡への就航について、ATR 42-600型機の搭乗人数を減らしての運用による暫定就航を検討していましたが、今回の開発中止により、佐渡空港の航空路就航に大きな影響が出ることが懸念されます。
佐渡空港では、トキエアがATR 42-600S型機で就航するのに対応するため、ターミナルの増築などを済ませています。

ATR Reinstates Core Business Focus(ATR公式サイト=英語)
https://www.atr-aircraft.com/presspost/atr-reinstates-core-business-focus/
ラベル:佐渡空港 TOK ATR

2024年04月04日

佐渡_ターミナル増築完了

■佐渡空港 ターミナル増築が完了

新潟県は、佐渡空港の旅客ターミナル増築を完了します。

増築が完了するのは、佐渡空港の旅客ターミナルビル。搭乗待合室(待合ロビー)などを新たに増設しています。
増築完成のリリースは出ていませんが、4日、報道関係者のみに説明会として公開された模様で、その説明会のリリース内で増築が完成したことに言及しました。

佐渡空港へのこれまでの就航機材は、1便当たり多くても10人程度のため、小さな待合室でも大丈夫でした。トキエアが40人以上の機材での就航を構想しており、それに対応できるものになっています。

ターミナルの増築工事は昨年度に着工。今年1月10日〜3月15日の予定でターミナルを閉鎖して工事を進めてきました。
閉鎖期間は4月7日まで延長されており、まもなく供用開始となる予定です。

【佐渡】佐渡空港ターミナルビル一時閉鎖期間延長のお知らせ(新潟県公式サイト)
https://www.pref.niigata.lg.jp/site/sado/2023sadokuukouosirase.html
トキエアの佐渡線就航に向けた佐渡空港の受入環境整備の状況について説明会を開催します(新潟県公式サイト)
https://www.pref.niigata.lg.jp/sec/kuko/20240404tokieasado.html
ラベル:佐渡空港

2024年03月16日

●今日の小ネタ_非日常の福井へ

●今日の小ネタ さあ、非日常の福井へ

今日は福井が注目の的になる日のようですので
さあ、非日常の福井へ!


福井空港では、昨年からプライベートジェットへの取り組みにシフトしています。
なんと、小型ジェット機の出発地と目的地間の回送経費を全額補助、出発地と目的地間の運航経費を半額補助という超絶太っ腹企画も開催!
乗り継ぎも超便利と宣伝されています。

実は福井は空港も公共用ヘリポートもある、超レアな都道府県。
福井空港までプライベートジェットで飛んできて、ヘリコプターで若狭ヘリポートへ向かうことも可能です。
高速交通機関がまたひとつ加わりました。

地べたを這いずる乗り物よりも、全力雲の上より、高みの見物できる一所浮かぶ時勢ですよ〜。

さあ、福井が注目の的になる日。話題の街へ、シン・幹線的に目的地へ一直線なプライベートジェットを使ってひとっ飛びしてみませんか。きっと、ハートピュアにパッピーなら良いんで福良い春へハピラインふくい 春江も開業!行けますよ!

※議員に贈答そ゛うとうされたヘリ騒動そうと゛う相当そうとうそ〜っと掃討そうとうしましたね〜。

北陸新幹線福井延伸開業おめでとうございます
ハピラインふくい開業おめでとうございます


福井空港のプロモーション動画公開中!(福井県公式サイト)
https://www.pref.fukui.lg.jp/doc/kouwan/airport/airport-pv.html
小型ジェット機のビジネス利用を支援します!(福井県公式サイト)
https://www.pref.fukui.lg.jp/doc/kouwan/jet.html
福井県土木部港湾空港課 > 若狭ヘリポート(福井県公式サイト)
https://www.pref.fukui.lg.jp/doc/kouwan/heliport/heliport.html

2022年12月08日

福井_NHKヘリ騒動番組放映へ

■福井空港 NHKがヘリ定期便騒動を振り返るドキュメンタリー番組放映へ

日本放送協会(NHK)は12日午前0時からのドキュメンタリー番組「ドキュメント20min.」で「ヘリコプターが飛ばなくて」を放送すると発表しました。4月に勃発した福井空港のヘリコプター定期便就航騒動を取り上げるようです。

数か月前から福井県議会でも話題になったヘリ定期便就航。
就航するとされた日のほんの数日前に発表されたヘリ定期便就航。
地元自治体広報誌でも官民協働で就航すると広報されたヘリ定期便就航。
福井県知事や地元首長、県議らが出席・体験飛行し発表されたヘリ定期便就航。

航空法の許可のない会社が当日なぜ遊覧飛行できたのかもこれで明らかになるかもしれません。(「他人の需要に応じ、航空機を使用して、有償で航空運送事業や航空機使用事業を行うこと」は航空法の許可が必要。無償だと福井県知事や首長、県議らへの贈賄になりますしね、、、。でも知事や首長、県議ら(=自治体担当者)はお墨付きも与えておらず知らなかったんですもんね、、、。)
これから空飛ぶクルマが本格化すると、こういった話が出てくるかもしれず、今後の適切な対応について示唆する番組なのかもしれません。
何だか良く分からなかった騒動を振り返る番組、注目です。

「ヘリコプターが飛ばなくて」-ドキュメント20min.(NHK公式サイト)
https://www.nhk.jp/p/ts/YN5YRJ9KP6/episode/te/NJ37GP1XV7/

福井空港 ヘリ便運航は協働なのにお墨付きは与えていないことが判明 就航は有耶無耶に?(2022年6月17日配信記事)
https://johokotu.seesaa.net/article/488941329.html
福井空港 5月開始予定のヘリ便 事業許可未申請のまま7月から予約開始へ(2022年5月13日配信記事)
https://johokotu.seesaa.net/article/487974385.html

ラベル:福井空港 ヘリ便

2022年06月17日

福井_ヘリ協働も墨付無 有耶無耶

■福井空港 ヘリ便運航は協働なのにお墨付きは与えていないことが判明 就航は有耶無耶に?

航空運航準備会社とみられるセレスティアル航空が5月1日から始めると発表したらしい福井空港を拠点としたヘリ定期便運航がいまだに始まっていない騒動で、4月末に行われた福井県主催の大会開催時にも、運航のための手続きが進んでいなかったことを福井県が全く把握していなかったことや、協働なのにお墨付きは与えていないことが判明しました。

福井県が15日、5月17日の福井県知事記者会見の内容を文字起こししたものを公式サイトに公表したことで判明しました。
同記者会見では、質疑応答で相当長い時間、福井空港を拠点としたヘリ運航についての話が出ていました。同記者会見の様子は、動画が直後に公表されていたのですが、公表動画には質疑応答を収録していませんでした。一方で、文字起こししたものは約1か月遅れで公表されており、これがアップされたことで、質疑応答の内容が判明。福井空港を拠点としたヘリ運航に関する県の動きが色々と判明しました。
ごく一部は報道もされていましたが、紙面の文字数の関係からか各社とも、結果、内容が薄かったですね。


=============================
運航のための手続きが進んでいなかったことを、福井県が全く把握していない異常事態
まず、大きな点として、4月27日に福井空港で行われた福井空港小型航空機利活用推進大会で、セレスティアル航空が4日後の5月1日からヘリ便を飛ばすと発表したことについて、「運航のための手続きが進んでいなかったことを、福井県が全く把握していない」異常事態であったことが判明しました。

知事は、「5月以降にヘリを飛ばす状況にあるかどうかということは4月の終わりの段階では分かっていなかったということでしょうか。」という記者の問いに対し、はっきりと「飛ばせる状況にあるとは分かっていなかった」と返答しています。


ちなみに、県知事は質疑の中で「セレスティアル航空のこと自体は、4月27日に飛行機を飛ばせる環境であるということは確認をしました。許可を取って、着陸帯のこともしっかりと取っているということは確認していました。」とも述べているのですが、福井空港小型航空機利活用推進大会当日福井空港で飛んだのは、静岡エアコミュータのチャーター機。単純に飛ばせる環境にあったのは静岡エアコミュータのはずですが、県知事の言う通り、この運航の許可をセレスティアル航空が取っているのだとすると、航空事業の許可をとれていない会社が「他人の需要に応じ、航空機を使用して、有償(運航の対価を得てという意味で、寄附、謝礼、燃料代その他名目の如何は問いません)でヘリ運航を行った」ということになり、航空法に違反することになってしまいます
そもそも、4月27日の時点でチャーター機を手配して飛ばせる航空事業許可をとれているのであれば、5月1日から他社に依頼してチャーター機を飛ばす、いわゆる仲介業務などは可能なはず。5月1日以降にチャーター便が飛ばせない理由がますます謎に。記者はこれ以上の質問はしておらず、この点は大きな謎として残ってしまいました。


=============================
協働なのにお墨付きを与えていない異常事態
今回の運航については、勝山市の広報かつやま5月号で、福井空港小型航空機利活用推進大会時に行われた施行運航の様子が大々的に広報されています。
この中で、「福井空港(坂井市)を利活用して県内外への移動の利便性向上、産業・観光の振興および防災・緊急医療の充実を図るため、県、県内17市町および航空事業者(セレスティアル航空(株)(東京都))協働のもと、県内各地を結ぶヘリコプターの運航計画が始まりました。」と触れられています。
また、5月17日の県知事会見では、3月の県議会で土木部長がヘリ便運航について言及したことに関しては「状況的には、セレスティアル航空のことを念頭に置いていた部分はあると思います。」と言及しています。
そして、福井空港小型航空機利活用推進大会で出来た「福井の空を語る会」でセレスティアル航空が顧問をしていることも明らかにされました。
さらに、セレスティアル航空がヘリ便運航を表明した場では、県知事が横で聞いていたことが明らかになりました。
はたから見れば、県や周辺市町とセレスティアル航空が、共同で運航開始の準備をしているように見えます。

ところが、同じ県知事会見の中で、「しかし、県がお墨付きを与えるという状況では現状も含めてないわけでして、そういう意味では、我々としては当然誠実に対応していただく、もしくはこれからのパートナーとしてやっていくために、しっかりと手続きを取ってくださいとこういうことを申し上げているところです。」と完全に協働を否定。「運航を始めてトラブルがあったり事故があったときに、また会社側と連絡が取れなくなってしまうのではないかという懸念を抱いている」という記者に対して「これについては、一義的には国との関係だろうと思います。」と県主導のヘリ便運航の責任を転嫁するような発言まで飛び出しています

ヘリ便の運航を巡って、県の立場や航空会社の状況が異常な状況であったことが分かりました。
福井県も静かにフェードアウトした感じでしょうか。


=============================
利活用を進めていくことは表明
これだけヘリ便運航で騒動となってしまったわけですが、セレスティアル航空に対しては「できればセレスティアル航空さんに出ていただける、しっかりとした形で安全にやっていただけるということもまずは大歓迎です。」としています。
一方で、同航空以外の運航についても、日本海側を航空で結ぶ可能性などに言及し、2月にタスクフォースを立ち上げ「可能性がより高められるような方策を考えていきたい」と福井空港の利活用を進めていくことに変化はないことを表明しています。
福井空港ではここ数年、回転翼を活用した活動や小型ビジネスジェット誘致を進めており、引き続き利活用されることがはっきりしたことは、空港ファンからすると良かった点だったでしょうか。


=============================
結局福井就航については誰も言及しないまま有耶無耶に
ちょうどこの会見が行われた頃、セレスティアル航空は同社のものとみられるサイトで、会員の仮登録を開始しました。
5月の初め頃は、福井就航に関する記載も出ていましたが、会員登録に際して福井就航については全く触れられていない異常事態となっています。「セレスティアル航空では、各地域での運航に向けて試験飛行や運航ルート、着陸帯設置などを進めております。会員にご登録(仮)頂いた方々に、地域での進捗状況や試験フライト情報、無料体験フライトなどのご案内をしていく予定で御座います。」として会員を募集しており、福井便が運航開始されるのかは謎です。それどころか、そういった運航計画に関わる情報が一切ない中で、定期便搭乗時には一般的に不要な、身分証明書コピーが搭乗時に必要であるなど、不審な状況が深まっています。
そもそもが、県知事会見では完全否定したものの、協働しているはずの福井県や周辺市町、また福井空港などからセレスティアル航空の紹介は一切無し。報道機関も同社サイト(連絡先)について言及しているところがないため、大した情報がない同社のものとみられるサイトが、本当に同社の公式のものなのかも謎な状態です。そのような中で、個人情報だけが求められており、不審な状況が深まっています。
結局、福井就航については、誰も言及しないまま有耶無耶になってしまいました。

約半世紀ぶりの福井空港発着定期便の運航開始は限りなく可能性ゼロになったと思われますが、その他の方法や他社による利活用が進むと良いですね。


知事記者会見の概要(令和4年5月17日(火))(福井県公式サイト)
https://www.pref.fukui.lg.jp/doc/kouho/kaiken/kaiken220517.html
広報かつやま令和4年5月号・プラス版(勝山市公式サイト)
https://www.city.katsuyama.fukui.jp/site/kouhou/20844.html
会員の仮ご登録(セレスティアル航空のものとみられるサイト)
https://celestial-airlines.com/%e4%bc%9a%e5%93%a1%e3%81%ae%e4%bb%ae%e3%81%94%e7%99%bb%e9%8c%b2/

福井空港 5月開始予定のヘリ便 事業許可未申請のまま7月から予約開始へ(5/13配信記事)
https://johokotu.seesaa.net/article/487974385.html
ラベル:福井空港 ヘリ便

2022年05月13日

福井_ヘリ便7月予約開始へ

■福井空港 5月開始予定のヘリ便 事業許可未申請のまま7月から予約開始へ

4月27日に福井空港で行われた福井空港小型航空機利活用推進大会で、航空運航の準備会社とみられるセレスティアル航空が5月から福井空港と国内各地を結ぶ回転翼機(ヘリコプター、ヘリ)によるチャーター便運航することを発表したことが大きな波紋を広げています。
11日に同社公式サイトとみられるサイトで、ヘリ便の予約を7月から開始することを発表しました。


セレスティアル航空は、福井空港小型航空機利活用推進大会で、早ければ5月1日から福井空港からの定期的チャーター便の運航を開始すると発表していた模様で、報道各社が報じていました。
一部では、値段や便数も具体的に言及されたことが報じられています。「6月以降はヘリだけでなく、小型機で福井空港と神戸、茨城、北海道、沖縄などを結ぶ路線も就航する計画」(日本経済新聞)、「セレスティアル航空は2020年設立で、プライベートジェットの運航などを手掛けてきた。」(同)などといった報道も行われていました。

福井空港では、ここ数年、福井県が小型ジェット機の運航支援を推進しています。
福井空港小型航空機利活用推進大会には、福井県知事や議員、周辺自治体の市長らが参加していたことから、今回の就航もこれら県主導の福井空港活性化策のひとつとみられていました。

ところが、同社公式サイトとみられるサイトは5月1日になっても暗証番号入力が必要で、その後誰もがアクセスできる段階になった時には、予約に必要な会員登録が締め切りになるなどおかしな動きが連続。公式サイトとみられるサイトの内容も、写真等が同社所有の航空機のものではなく、実体のない事務所の記載があるなど、不審な点が多い状態でした。
さらに、国土交通省(国交省)が広く告知している「東京・大阪航空局管轄の航空運送事業者・航空機使用事業者一覧」に同社が記載されておらず、大型連休もあって後追い報道や公的発表が一切なかったことから、ネット上などで騒ぎになっていました。

セレスティアル航空は11日、公式サイトとみられるサイトで、5月16日頃に登録受け付けを再開し、7月に予約受付を開始することを発表しました。しかし、具体的な運航計画などは発表されておらず、謎が深まっています。
そして、このヘリ便予約方法などが告知された前後に、事業許可すらも未申請であったことが、相次いで報道されており、騒ぎがさらに大きくなっている状況です。

航空機を使用した事業は、航空法に基づく許可を受ける必要があります。
国交省では、昨年8月に、東京航空局と大阪航空局の公式サイトなどで、「自家用機で事業はできません!」として、小型航空機(ヘリコプター等)の利用に注意するよう、広く告知を実施しています。
この許可は、寄附、謝礼、燃料代その他名目の如何を問わず、他人の需要に応じ、航空機を使用した遊覧飛行も対象になるとされています。今回、事業許可を受けないまま、公的な福井空港で行われた公的な福井空港小型航空機利活用推進大会で公的な福井県議員らが参加した遊覧飛行も実施されている模様です。

早ければ5月1日には開始すると数日前に発表された福井空港発着の定期的な運航が、7月以降に本当に行われるのか注目されます。

なお、セレスティアル航空公式サイトとみられるサイトでは、海外に関連会社を複数経営していることを記載。また、一時、中型機などを所有していること、東京国際空港など複数の空港に事務所があること、国際線を含む路線に就航していること(就航実績?)などが公表されていました(現在はこれらの情報が削除されています)。

※実は、日本空港情報館ブログでは、これらの報道については、4月下旬の時点で把握していました。ところが、運航を行うとされたセレスティアル航空の公式サイトとみられるサイトにも行けず、福井県、福井空港、福井空港振興協議会、さらには就航するとされた福井県立恐竜博物館のいずれも公式発表がなく、裏付け確認ができなかったことから、記事として取り上げていませんでした。申し訳ありません。

セレスティアル航空公式サイトとみられるサイト
http://celestial-airlines.co.jp/
セレスティアル航空公式サイトとみられるサイト(福井空港就航などに関する記載有)
http://celestial-airlines.com/

福井空港 半世紀ぶりに本格活用スタート  ヘリコプター・小型ジェットが運航(福井テレビ公式サイト)
https://www.fukui-tv.co.jp/?post_type=fukui_news&p=150316&page=20
5月運航予定の航空会社 国の事業許可を未申請 福井県「準備期間という認識」(福井テレビ公式サイト)
https://www.fukui-tv.co.jp/?post_type=fukui_news&p=150596&page=2
東京ディズニーリゾートとのヘリ直行便 予約を2カ月延期し7月に 国交省「7月運行は難しい」(福井テレビ公式サイト)
https://www.fukui-tv.co.jp/?post_type=fukui_news&p=150661&page=2
福井空港にヘリ便就航 TDLまで84分、46年ぶり定期便へ(日本経済新聞公式サイト)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC278LB0X20C22A4000000/
福井空港発ヘリ便、運航見通したたず(日本経済新聞公式サイト)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC1162E0R10C22A5000000/

小型航空機(ヘリコプター等)の利用に注意!(大阪航空局公式サイト)
https://www.cab.mlit.go.jp/wcab/news/2021/08/post-421.html
小型ジェット機のビジネス利用を支援します。(福井県公式サイト)
https://www.pref.fukui.lg.jp/doc/kouwan/jet.html
ラベル:福井空港 ヘリ便

2021年11月24日

静岡HP_施設概要

情報交通ホットライン/日本空港情報館/特別編 静岡ヘリポート
日本空港情報館 特別編
静岡ヘリポート

SHIZUOKA000.jpg
静岡ヘリポート

■ヘリポートの概要
静岡県静岡市にある公共用ヘリポートです。平成4年8月20日に開場しました。
中部地方唯一の公共用ヘリポートです。静岡市の中心部から6キロほど北北東、麻機湿原地帯に立地しています。
平成18年度から指定管理者制度を導入しており、静岡市まちづくり公社が指定管理者となっています。
令和3年11月24日現在、発着する定期運航便はありません。


■飛行場種別:公共用ヘリポート
■設置管理者:(設置)静岡市(指定管理)静岡市まちづくり公社
■滑走路延長:(A)35×30、(B)35×30
■空港コード:-/-
■旅客ビル管理者:(管理棟設置)静岡市(指定管理)静岡市まちづくり公社


■施設の見どころ:◎◎◎== 中規模/公共用ヘリポート/珍しい高床式
■見学者への対応:◎◎=== ターミナルパンフ 有/案内所 無/展望デッキ 無/航空ファン向け展示 有(ヘリポート解説等)
■売店の充実度:===== 売店0店・飲食店0店
■アクセスの状況:===== 鉄道 無/バス 無/最寄駅は静岡鉄道古庄駅で約4.2キロ(自転車圏内)


※就航路線は令和3年11月24日、そのほかの情報は令和2年1月現在のものです。
SHIZUOKA001.jpg旅客ターミナルの特徴
(写真は令和2年1月撮影)
ターミナルはなく、管理棟のみの整備です。
地上1階建。駐機方式はフロンタル方式、動線方式は1層方式です。ボーディングブリッジはなく、全便地上搭乗になります。

格納庫を所有する各社のヘリコプターを利用する際は、各社の事務所・格納庫で手続きとなります。
SHIZUOKA002.jpg管理棟ロビー
(写真は令和2年1月撮影)
管理棟1階はロビーになっています。ソファとテーブルがあります。
ヘリポートの解説展示、ヘリポート全体模型などが所狭しと置かれています。ヘリポートは気軽に立入できないところが多いですが、ここは解説文にふり仮名までふるほどの配慮ぶりで、気軽に立ち寄れる印象です。
※新型コロナウイルス感染症パンデミック以降、館内立入は制限されています。
SHIZUOKA003.jpg駐機場・滑走路
(写真は令和2年1月撮影)
麻機湿原地帯に位置しており、ヘリポートは全体が非常に珍しい高床式になっています。真下は遊水池です。
管理棟の南側に各社の格納庫が並んでおり、その西側に6基分の駐機場(大型1・中型5)があります。滑走路(ヘリパッド)は北端にあります(05/23と06/24の共用)。
SHIZUOKA004.jpg地上アクセス施設(駐車場)
(写真は令和2年1月撮影)
管理棟の北側に無料駐車場が54台分整備されています。

最寄駅の古庄駅まで4.2キロほどあります。最寄バス停留所の利倉神社前まで約1.1キロで、ほとんどは車でのアクセスになると思われます。(利倉神社前のバス路線は平日昼間2往復/時・土休昼間1往復/時程度)
SHIZUOKA007.jpg地上アクセス施設(駐輪場)
(写真は令和2年1月撮影)
管理棟の北側に無料駐輪場が整備されています。小さいですが屋根付です。

■就航路線(国内線)
  ANA   AJX   APJ   SFJ   ADO   SKY   SNA   ORC  
  JAL   TZP   JTA   JJP   SJO   RAC  
  IBX   FDA   NCA   AMX   NJA   DAK   TAL   EXC  
就航先運航会社
( )内は共同運航による運航会社
 (定期就航路線はありません)
就航路線変遷(令和3年11月以降)
-


■ヘリポート所在地
ヘリポート所在地はクリック(Googleマップ)
■静岡ヘリポートについてもっと詳しく調べたい方のリンク集
静岡ヘリポート施設管理者の公式サイト◎(静岡市公式サイト)
静岡ヘリポート指定管理者の公式サイト△(静岡市まちづくり公社公式サイト)
静岡ヘリポート(Wikipedia)◎(フリー百科事典ウィキペディアサイト内)

※「情報交通ホットライン」は日本の空港を紹介する私設サイトです。
※静岡ヘリポートの公式サイトではありません。

開設月日 2021.11.24
初調査日 2020.01.30
前調査日 2020.01.30