■関西国際空港(関空) 国際線は欠航続き、先週は最多でも1日2便出発のみ新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミックの影響による国際線欠航で、関西国際空港(関空)を出発する国際線旅客便が、先週は1日最多で2便となりました。COVID-19の影響による国際線欠航は、残りの路線がほとんどなくなったこともあり、新規の欠航発生は下げ止まっています。国際線が残っている空港は成田国際(成田)、東京国際(羽田)、関空の3空港のみになっており、このうち関空は先週(20日〜26日)、国際線旅客便の出発便が1日あたり1便〜2便と、非常に閑散とした状態となりました。
関空の運営を受託している関西エアポートは、マスコミに対しては毎週運航便数等を公表していますが、公式サイトのニュースリリースでは非公開。運航情報も前日までの公開で、一般人には実態把握は難しい状態になっています(家から出ない緊急事態宣言中ですから現地行っての確認もできませんしね)。
15日には出発便がゼロになったと各社で大きく報道されましたが、先週はゼロになった日はありませんでした。それでも、最多便数は2便のみで、かなり苦しい状況です。
既に日本の航空会社は全路線全便が運休中。先週国際線旅客便として運航が確認されたのは全て海外の航空会社の便で、韓国チェジュ航空のソウル(仁川)線、中国吉祥航空の上海(浦東)線、台湾のエバー航空とTigerair Taiwanの台北(桃園)線、インドネシアガルーダ・インドネシア航空のデンパサール線、オランダKLMオランダ航空のアムステルダム線となっています。
日によっては、未明の0時30分にKLMが飛んだだけで、翌日昼まで24時間以上運航のない時間帯も生じていました。
関西エアポートは24日、3月の就航状況が、国際線旅客便発着回数2,835回(前年比-76%)、国際線旅客数24万人(前年比-89%)、国際貨物扱量63,013t(前年-9%)であったと発表。3月時点で関空発着国際線の利用者数が9割もの減少となっていることが判明しています。
欧州を中心に強い外出制限などが功を奏してパンデミックが落ち着きつつある国も出てきています。このため、海外の航空会社は5月以降少しずつ復便しつつありますが、感染増加が止まらない日本の航空会社は5月以降にさらなる欠航を計画。成田や羽田が優先されていることもあり、関空はまだ暫く欠航多発の状況が続きそうです。
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関西国際空港・大阪国際空港・神戸空港 2020年3月利用状況 (関西エアポート公式サイト)
http://www.kansai-airports.co.jp/news/2020/2807/J_TrafficReport_March2020.pdf■
関空で旅客乗せた国際線ゼロに 15日、台風21号以来(日本経済新聞公式サイト)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58089690V10C20A4LKA000/
posted by johokotu at 18:00| 東京 ☀|
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