■熊本空港(阿蘇くまモン空港) アクセス鉄道整備について共に取り組むことをJR九州と大筋合意
熊本県と九州旅客鉄道(JR九州)は10月30日、共同記者会見を行い、熊本空港アクセス鉄道(新線区間6.8km)の整備と豊肥本線の輸送力強化について、前向きかつ真剣な協議を重ねて共に取り組むことに大筋合意したと発表しました。
今回は二者が協力して取り組む事項として、主に五点の発表がありました。
・アクセス鉄道の施設は県が中心となって設立する予定の第三セクターが整備、整備後の列車の運行はJR九州が運行主体(上下分離方式)。
・熊本駅から空港までより早く移動できる快速列車を走らせるために、豊肥本線自体の輸送力強化。
・沿線活性化等に向け、熊本県とJR九州が連携して取り組む。
・熊本空港アクセス鉄道開業前までに、利便性が更に向上できる強化策はないか引き続き検討を進める。
・豊肥本線の抜本的な輸送力強化。
熊本空港アクセス鉄道については、10月1日に細かく調査・検討した結果を公表しています。
今回の結果は、PRに既に使われていたものの、肥後大津経由のルートを選定した元々の計画ではオマケ程度だった、、豊肥本線を輸送力増強した快速運転化(熊本空港〜熊本駅間39分)が初めて正式に採用されました。この結果、運行便数は大幅増加、所要時間短縮が前提となり、2035年度に当初4,900人/日だった需要予測が6,500人/日に大幅に増加。元々公表されていなかった運賃もしれっと増加するとして発表されています。
物価人件費の高騰などや豊肥本線輸送力増強費用を入れ込んだことで、事業費が410億円から670億円に大幅増加しましたが、収入側の数字マジックの結果、費用便益分析(B/C)が30年で1.03から1.21に大幅改善するとしていました。
三里木案などの比較対象はB/Cが1以下なので却下されたのですが、こういう数字マジックで大幅改善するなら、その内容で比較をし直さないのは不思議なところ。国から金を引っ張ってくるためにはB/Cが1以上であることが絶対条件なので、うまく競争相手を蹴落としてから、金を引き出すためによく魅せかけているといった具合でしょうか。
なお、豊肥本線の輸送力増強は、まず60億円ですぐにできること(「行違い化(東海学園前駅)」「同時進入化(武蔵塚駅、原水駅)」など)を行うとしており、それが、今回発表の2項目に当たります。これだけで、熊本駅までの所要時間が、当初計画の44分(新駅停車を考慮すると48分)から39分に劇的に短縮できるとしています。
これとは別に5項目目として豊肥本線の抜本的な輸送力強化を掲げています。熊本空港〜熊本駅間は直線距離で17キロしか離れていないにもかかわらず39分もかかるため、抜本的輸送力増強で、さらなる時間短縮ができるのか注目されます。
それにしても、熊本空港アクセス鉄道整備が610億円(時短効果8分(現行バス15分→鉄道快速7分)かかるのに対し、豊肥本線の輸送力増強は10分の1のわずか60億で済むのに9分もの時間短縮ができる驚愕の事実が判明しました。
この豊肥本線の輸送力増強がすぐに実現すれば、現行の阿蘇くまもと空港ライナー(無料)を活用し、肥後大津駅経由で、空港から熊本駅まで47分(空港〜肥後大津駅間無料バスで15分+今回発表の32分/新駅整備前なら43分?)でアクセスできるようになりますが、それに今すぐ取り組もうとしていないところ、熊本空港〜熊本市中心部間の所要時間短縮を真剣には考えていないのかもしれませんね。
※熊本空港アクセス鉄道の第一の整備目的は、熊本空港〜熊本市中心部間のアクセス改善です。熊本空港〜熊本市中心部(比較的手前側の通町筋)間は、現行のバスで乗換無最速39分のところ、今回の鉄道整備で乗換付最速45分程度に改善?します。
■空港アクセス鉄道整備とJR豊肥本線輸送力強化に係る県とJR九州の共同記者会見(熊本県公式サイト)
https://www.pref.kumamoto.jp/soshiki/215/248546.html
■空港アクセス鉄道に係る調査・検討結果について(概算事業費、需要予測、B/C等)(熊本県公式サイト)
https://www.pref.kumamoto.jp/soshiki/215/247871.html
2025年11月01日
2025年10月26日
熊本_空港概要(就航路線)
情報交通ホットライン/日本空港情報館/熊本空港(阿蘇くまモン空港)(就航路線)
■就航路線(国内線)
ANA AJX APJ SFJ ADO SNA ORC
JAL TZP JTA JJP SJO RAC AMX
IBX FDA SKY TOK NCA NJA DAK TAL EXC
令和7年10月25日現在、国内線はJAL(日本航空・ジェイエア)、ANA(全日本空輸・ANAウイングス)、ソラシドエア、フジドリームエアラインズ、天草エアライン、ジェットスター・ジャパンにより6路線が運航しています。
*d0:一部曜日のみの運航
*d1:JAL共同運航便はJAL国際線との乗継時のみ
*d2:定期チャーター便(航空券のみを個人で直接予約可能)
*d3:JARによる運航便あり
*d4:ANKによる運航便あり
*d5:神戸(マリンエア)経由便
*d6:JEXによる運航便あり
*d7:AKXによる運航便あり
※AMX(JAL)大阪国際・AMX(JAL・ANA)天草は、機材整備のため短期間運休することがあります(一週間以内の運休は記載しません)。
就航路線変遷(平成21年04月01日以降)
※令和07年03月30日:ANA*d7中部国際 運休
※令和06年04月27日:FDA(JAL)静岡 就航(期間運航化)
※令和06年01月09日:FDA(JAL)静岡 運休
※令和05年03月23日:JJP(JAL*d1)成田国際・JAL東京国際・SNA(ANA)東京国際・ANA東京国際・FDA(JAL)静岡・FDA(JAL)名古屋・ANA*d7中部国際・ANA*d7大阪国際・AMX(JAL)大阪国際・JAL*d3大阪国際・AMX(JAL・ANA)天草・ANA*d7那覇 暫定旅客ターミナルビル発着から新旅客ターミナルビル発着に変更
※令和04年10月30日:AMX(JAL)天草 ANA共同運航便化(AMX(JAL)→AMX(JAL・ANA))
※令和03年09月23日:FDA静岡 JAL共同運航便化(FDA→FDA(JAL))
※令和03年07月16日:FDA静岡 就航
※令和02年10月25日:JJP(JAL*d1)関西国際 運休(10/24最終運航)
※令和02年04月07日:JJP(JAL*d1)成田国際・JAL東京国際・ANA東京国際・SNA(ANA)東京国際・FDA(JAL)名古屋・ANA*d7中部国際・ANA*d7大阪国際・JAL*d3大阪国際・AMX(JAL)大阪国際・JJP(JAL*d1)関西国際・AMX(JAL)天草・ANA那覇 国内線旅客ターミナルビル発着から暫定旅客ターミナルビル発着に変更
※令和元年12月01日:AMX(JAL)大阪国際 就航、JAL(AMX)*d3大阪国際 AMX共同運航終了
※令和元年08月01日:AMX(JAL)大阪国際 運休(7/31最終運航)、JAL*d3大阪国際 AMX共同運航便化
※平成30年10月27日:JJP(JAL*d1)関西国際 就航
※平成29年07月01日:AMX(JAL)大阪国際・AMX(JAL)天草 再開
※平成29年06月21日:AMX(JAL)大阪国際・AMX(JAL)天草 運休(6/20最終運航、期間運休)
※平成28年04月20日:定期便全路線再開(AMX(JAL)大阪国際・AMX(JAL)天草・ANA那覇 運航再開)
※平成28年04月19日:定期便運航再開(成田国際・東京国際・名古屋・中部国際・大阪国際 運航再開)
※平成28年04月16日:熊本地震被災のため全定期便運休
※平成28年03月27日:JJP(JAL*d1)関西国際 運休(3/26最終運航)
※平成28年02月20日:AMX(JAL)大阪国際・AMX(JAL)天草 就航
※平成27年10月25日:JJP(JAL*d1)中部国際 運休(10/24最終運航)
※平成27年08月24日:AMX(JAL)大阪国際・AMX(JAL)天草 運休(8/23最終運航)
※平成27年04月01日:AMX大阪国際・AMX天草 JAL共同運航便化
※平成26年10月26日:JJP(JAL*d1)成田国際・JJP(JAL*d1)中部国際・JJP(JAL*d1)関西国際 就航
※平成26年10月01日:JEX合併によりJALに変更(JAL*d6→JAL)
※平成26年04月01日:SKY東京国際 運休(3/31最終運航)
※平成25年07月13日:AMX大阪国際・AMX天草 就航
※平成25年07月01日:AMX大阪国際・AMX天草 運休(期間運休)
※平成25年03月31日:SNA(ANA)那覇 運休、ANA那覇 就航
※平成25年02月25日:AMX大阪国際・AMX天草 就航
※平成25年02月12日:AMX大阪国際・AMX天草 運休(期間運休)
※平成24年10月01日:SKY神戸 運休(09/30最終運航)
※平成24年04月01日:ANK合併によりANAに変更
※平成23年08月01日:FDA静岡 運休(07/31最終運航)
※平成23年03月27日:JAL*d3名古屋 運休(03/26最終運航)、FDA(JAL)名古屋 就航
※平成22年12月15日:AMX大阪国際 就航
※平成22年10月31日:SKY*d5東京国際 運休(10/30最終運航)、JAL*d3大阪国際・SKY東京国際 就航
※平成22年10月12日:AMX神戸 運休(10/11最終運航)
※平成22年10月01日:SKY神戸・SKY*d5東京国際 就航
※平成22年02月01日:JAL中部国際 運休(1/31最終運航)
※平成21年11月01日:JAL*d6大阪国際 運休・ANA那覇 運休(10/31最終運航)、SNA(ANA)那覇 就航
※平成21年07月23日:FDA静岡 就航
※平成21年04月01日:JAL*d6大阪国際 就航
(期間運航路線)
・FDA(JAL)静岡(R06年01/08以前は通年運航)
R06年 04/27-05/06・08/09-08/18・12/28-12/31
R07年 01/01-01/05・04/26-05/06・08/08-08/17
・FDA*d2高知
R06年 04/27-05/06・08/09-08/18
※事前購入型または特定便のみしかない乗継割引設定路線は平成25年7月から公開を終了しました。(H22.4.1 ANA新千歳・函館・大館能代・秋田・庄内・仙台・福島・新潟・富山・小松・能登 新設、H23.2.1 JAL新千歳・函館・青森・三沢・秋田・山形・仙台・新潟・小松 新設、H25.3.31 ANA稚内 新設)
(新型コロナウイルス感染症パンデミックに伴う長期欠航・曜日運航)
・JJP(JAL*d1)成田国際 長期欠航:R02年 04/01-06/30、R03年 01/21-03/18
曜日運航:R02年 07/01-07/21・08/18-12/14、R03年 01/14-01/20・04/14-04/26・05/10-06/29・09/08-09/15
・JJP(JAL*d1)関西国際 長期欠航:R02年 04/01-07/22
曜日運航:R02年 07/23-07/31・08/18-10/24
・AMX(JAL)大阪国際 長期欠航:R02年 04/01-06/30
・AMX(JAL)天草 長期欠航:R02年 04/01-06/30
・ANA*d7中部国際 長期欠航:R02年 04/17-05/31
・ANA*d7大阪国際 長期欠航:R02年 04/18-05/06
・ANA東京国際 長期欠航:R02年 04/20-05/31
・ANA那覇 長期欠航:R02年 04/20-08/06・08/18-12/24、R03年 01/06-04/28・05/06-12/23(12/22)、R04年 01/18-03/17・04/02(出発便4/3は運航後欠航、到着便4/1欠航・4/2運航後欠航)-04/27
曜日運航:R03年 04/29-05/05、R04年 01/05-01/17・05/10-06/16
・JAL*d3大阪国際 長期欠航:R02年 05/07-06/14、R03年 02/01-03/11
・FDA(JAL)名古屋 長期欠航:R02年 04/28-06/11
曜日運航:R03年 02/01-02/27
・FDA(JAL)静岡 曜日運航:R04年 02/07-03/10
■就航路線(国際線)
令和7年10月25日現在、国際線はティーウェイ航空、アシアナ航空、大韓航空、イースター航空、スターラックス航空、チャイナエアラインにより4路線が運航しています。
*i1:定期チャーター便
就航路線変遷(平成21年04月01日以降)
※令和07年10月28日:CES上海 運休(10/24最終運航)
※令和07年10月27日:AARソウル 運休(10/25最終運航)
※令和07年07月11日:CES上海浦東 就航
※令和07年07月01日:CRK香港 運休(6/26最終運航)
※令和07年02月03日:CAL高雄 再開
※令和06年12月19日:ESRプサン 就航
※令和06年11月24日:KALソウル仁川 就航
※令和06年11月07日:AARソウル仁川 就航
※令和06年03月31日:HKE香港 運休(3/29最終運航)
※令和05年12月02日:CRK香港 就航
※令和05年11月01日:HKE香港 再開
※令和05年09月18日:CAL台北桃園 就航
※令和05年09月01日:SJX台北桃園 就航
※令和05年03月23日:TWBソウル 国際線旅客ターミナルビル発着から新旅客ターミナルビル発着に変更
※令和05年01月05日:[国際線定期便運航再開]TWBソウル仁川 就航
※令和02年03月11日:[国際線定期便全便欠航]HKE香港 長期欠航
※令和02年02月28日:CAL(JAL)高雄 長期欠航
※令和元年10月27日:ASV(AAR)ソウル 運休(10/24最終運航)
※令和元年08月19日:TWB大邱 運休(8/17最終運航)、TWBソウル 運休(8/18最終運航)
※令和元年07月20日:HKE香港 就航
※平成31年03月31日:HKE香港 運休(3/28最終運航)
※平成30年11月29日:TWB大邱 就航
※平成30年05月20日:HKE*i1香港 定期便化
※平成29年11月16日:HKE*i1香港 就航
※平成29年10月29日:ASV*i1ソウル 定期便化
※平成29年04月28日:TWBソウル仁川 就航
※平成29年04月02日:ASV*i1ソウル仁川 就航
※平成29年02月21日:CAL高雄 JAL共同運航便化
※平成28年06月03日:CAL高雄 再開
※平成28年04月16日:熊本地震被災のため全定期便運休(AAR(ANA)ソウル仁川・CRK香港 欠航継続)
※平成27年12月14日:CRK香港 就航
※平成27年10月25日:MDA*i1高雄 運休(10/23最終運航)、CAL高雄 就航
※平成26年10月26日:MDA*i1高雄 就航
| 日本空港情報館 熊本空港(阿蘇くまモン空港) 就航路線 |
■就航路線(国内線)
ANA AJX APJ SFJ ADO SNA ORC
JAL TZP JTA JJP SJO RAC AMX
IBX FDA SKY TOK NCA NJA DAK TAL EXC
令和7年10月25日現在、国内線はJAL(日本航空・ジェイエア)、ANA(全日本空輸・ANAウイングス)、ソラシドエア、フジドリームエアラインズ、天草エアライン、ジェットスター・ジャパンにより6路線が運航しています。
| 就航先 | 運航会社 ( )内は共同運航による運航会社 |
|---|---|
| 成田国際(成田) | JJP(JAL*d1) |
| 東京国際(羽田) | JAL・SNA(ANA)・ANA |
| 名古屋(小牧) | FDA(JAL) |
| 大阪国際(伊丹) | ANA*d7・AMX(JAL)・JAL*d3 |
| 天草 | AMX(JAL・ANA) |
| 那覇 | ANA*d7 |
*d1:JAL共同運航便はJAL国際線との乗継時のみ
*d2:定期チャーター便(航空券のみを個人で直接予約可能)
*d3:JARによる運航便あり
*d4:ANKによる運航便あり
*d5:神戸(マリンエア)経由便
*d6:JEXによる運航便あり
*d7:AKXによる運航便あり
※AMX(JAL)大阪国際・AMX(JAL・ANA)天草は、機材整備のため短期間運休することがあります(一週間以内の運休は記載しません)。
就航路線変遷(平成21年04月01日以降)
※令和07年03月30日:ANA*d7中部国際 運休
※令和06年04月27日:FDA(JAL)静岡 就航(期間運航化)
※令和06年01月09日:FDA(JAL)静岡 運休
※令和05年03月23日:JJP(JAL*d1)成田国際・JAL東京国際・SNA(ANA)東京国際・ANA東京国際・FDA(JAL)静岡・FDA(JAL)名古屋・ANA*d7中部国際・ANA*d7大阪国際・AMX(JAL)大阪国際・JAL*d3大阪国際・AMX(JAL・ANA)天草・ANA*d7那覇 暫定旅客ターミナルビル発着から新旅客ターミナルビル発着に変更
※令和04年10月30日:AMX(JAL)天草 ANA共同運航便化(AMX(JAL)→AMX(JAL・ANA))
※令和03年09月23日:FDA静岡 JAL共同運航便化(FDA→FDA(JAL))
※令和03年07月16日:FDA静岡 就航
※令和02年10月25日:JJP(JAL*d1)関西国際 運休(10/24最終運航)
※令和02年04月07日:JJP(JAL*d1)成田国際・JAL東京国際・ANA東京国際・SNA(ANA)東京国際・FDA(JAL)名古屋・ANA*d7中部国際・ANA*d7大阪国際・JAL*d3大阪国際・AMX(JAL)大阪国際・JJP(JAL*d1)関西国際・AMX(JAL)天草・ANA那覇 国内線旅客ターミナルビル発着から暫定旅客ターミナルビル発着に変更
※令和元年12月01日:AMX(JAL)大阪国際 就航、JAL(AMX)*d3大阪国際 AMX共同運航終了
※令和元年08月01日:AMX(JAL)大阪国際 運休(7/31最終運航)、JAL*d3大阪国際 AMX共同運航便化
※平成30年10月27日:JJP(JAL*d1)関西国際 就航
※平成29年07月01日:AMX(JAL)大阪国際・AMX(JAL)天草 再開
※平成29年06月21日:AMX(JAL)大阪国際・AMX(JAL)天草 運休(6/20最終運航、期間運休)
※平成28年04月20日:定期便全路線再開(AMX(JAL)大阪国際・AMX(JAL)天草・ANA那覇 運航再開)
※平成28年04月19日:定期便運航再開(成田国際・東京国際・名古屋・中部国際・大阪国際 運航再開)
※平成28年04月16日:熊本地震被災のため全定期便運休
※平成28年03月27日:JJP(JAL*d1)関西国際 運休(3/26最終運航)
※平成28年02月20日:AMX(JAL)大阪国際・AMX(JAL)天草 就航
※平成27年10月25日:JJP(JAL*d1)中部国際 運休(10/24最終運航)
※平成27年08月24日:AMX(JAL)大阪国際・AMX(JAL)天草 運休(8/23最終運航)
※平成27年04月01日:AMX大阪国際・AMX天草 JAL共同運航便化
※平成26年10月26日:JJP(JAL*d1)成田国際・JJP(JAL*d1)中部国際・JJP(JAL*d1)関西国際 就航
※平成26年10月01日:JEX合併によりJALに変更(JAL*d6→JAL)
※平成26年04月01日:SKY東京国際 運休(3/31最終運航)
※平成25年07月13日:AMX大阪国際・AMX天草 就航
※平成25年07月01日:AMX大阪国際・AMX天草 運休(期間運休)
※平成25年03月31日:SNA(ANA)那覇 運休、ANA那覇 就航
※平成25年02月25日:AMX大阪国際・AMX天草 就航
※平成25年02月12日:AMX大阪国際・AMX天草 運休(期間運休)
※平成24年10月01日:SKY神戸 運休(09/30最終運航)
※平成24年04月01日:ANK合併によりANAに変更
※平成23年08月01日:FDA静岡 運休(07/31最終運航)
※平成23年03月27日:JAL*d3名古屋 運休(03/26最終運航)、FDA(JAL)名古屋 就航
※平成22年12月15日:AMX大阪国際 就航
※平成22年10月31日:SKY*d5東京国際 運休(10/30最終運航)、JAL*d3大阪国際・SKY東京国際 就航
※平成22年10月12日:AMX神戸 運休(10/11最終運航)
※平成22年10月01日:SKY神戸・SKY*d5東京国際 就航
※平成22年02月01日:JAL中部国際 運休(1/31最終運航)
※平成21年11月01日:JAL*d6大阪国際 運休・ANA那覇 運休(10/31最終運航)、SNA(ANA)那覇 就航
※平成21年07月23日:FDA静岡 就航
※平成21年04月01日:JAL*d6大阪国際 就航
(期間運航路線)
・FDA(JAL)静岡(R06年01/08以前は通年運航)
R06年 04/27-05/06・08/09-08/18・12/28-12/31
R07年 01/01-01/05・04/26-05/06・08/08-08/17
・FDA*d2高知
R06年 04/27-05/06・08/09-08/18
※事前購入型または特定便のみしかない乗継割引設定路線は平成25年7月から公開を終了しました。(H22.4.1 ANA新千歳・函館・大館能代・秋田・庄内・仙台・福島・新潟・富山・小松・能登 新設、H23.2.1 JAL新千歳・函館・青森・三沢・秋田・山形・仙台・新潟・小松 新設、H25.3.31 ANA稚内 新設)
(新型コロナウイルス感染症パンデミックに伴う長期欠航・曜日運航)
・JJP(JAL*d1)成田国際 長期欠航:R02年 04/01-06/30、R03年 01/21-03/18
曜日運航:R02年 07/01-07/21・08/18-12/14、R03年 01/14-01/20・04/14-04/26・05/10-06/29・09/08-09/15
・JJP(JAL*d1)関西国際 長期欠航:R02年 04/01-07/22
曜日運航:R02年 07/23-07/31・08/18-10/24
・AMX(JAL)大阪国際 長期欠航:R02年 04/01-06/30
・AMX(JAL)天草 長期欠航:R02年 04/01-06/30
・ANA*d7中部国際 長期欠航:R02年 04/17-05/31
・ANA*d7大阪国際 長期欠航:R02年 04/18-05/06
・ANA東京国際 長期欠航:R02年 04/20-05/31
・ANA那覇 長期欠航:R02年 04/20-08/06・08/18-12/24、R03年 01/06-04/28・05/06-12/23(12/22)、R04年 01/18-03/17・04/02(出発便4/3は運航後欠航、到着便4/1欠航・4/2運航後欠航)-04/27
曜日運航:R03年 04/29-05/05、R04年 01/05-01/17・05/10-06/16
・JAL*d3大阪国際 長期欠航:R02年 05/07-06/14、R03年 02/01-03/11
・FDA(JAL)名古屋 長期欠航:R02年 04/28-06/11
曜日運航:R03年 02/01-02/27
・FDA(JAL)静岡 曜日運航:R04年 02/07-03/10
■就航路線(国際線)
令和7年10月25日現在、国際線はティーウェイ航空、アシアナ航空、大韓航空、イースター航空、スターラックス航空、チャイナエアラインにより4路線が運航しています。
| 就航先 | 運航会社 ( )内は共同運航による運航会社 |
|---|---|
| [韓国]ソウル ICN(仁川) | TWB・KAL |
| [韓国]プサン | ESR |
| [台湾]台北 TPE(桃園) | SJX・CAL |
| [台湾]高雄 | CAL |
就航路線変遷(平成21年04月01日以降)
※令和07年10月28日:CES上海 運休(10/24最終運航)
※令和07年10月27日:AARソウル 運休(10/25最終運航)
※令和07年07月11日:CES上海浦東 就航
※令和07年07月01日:CRK香港 運休(6/26最終運航)
※令和07年02月03日:CAL高雄 再開
※令和06年12月19日:ESRプサン 就航
※令和06年11月24日:KALソウル仁川 就航
※令和06年11月07日:AARソウル仁川 就航
※令和06年03月31日:HKE香港 運休(3/29最終運航)
※令和05年12月02日:CRK香港 就航
※令和05年11月01日:HKE香港 再開
※令和05年09月18日:CAL台北桃園 就航
※令和05年09月01日:SJX台北桃園 就航
※令和05年03月23日:TWBソウル 国際線旅客ターミナルビル発着から新旅客ターミナルビル発着に変更
※令和05年01月05日:[国際線定期便運航再開]TWBソウル仁川 就航
※令和02年03月11日:[国際線定期便全便欠航]HKE香港 長期欠航
※令和02年02月28日:CAL(JAL)高雄 長期欠航
※令和元年10月27日:ASV(AAR)ソウル 運休(10/24最終運航)
※令和元年08月19日:TWB大邱 運休(8/17最終運航)、TWBソウル 運休(8/18最終運航)
※令和元年07月20日:HKE香港 就航
※平成31年03月31日:HKE香港 運休(3/28最終運航)
※平成30年11月29日:TWB大邱 就航
※平成30年05月20日:HKE*i1香港 定期便化
※平成29年11月16日:HKE*i1香港 就航
※平成29年10月29日:ASV*i1ソウル 定期便化
※平成29年04月28日:TWBソウル仁川 就航
※平成29年04月02日:ASV*i1ソウル仁川 就航
※平成29年02月21日:CAL高雄 JAL共同運航便化
※平成28年06月03日:CAL高雄 再開
※平成28年04月16日:熊本地震被災のため全定期便運休(AAR(ANA)ソウル仁川・CRK香港 欠航継続)
※平成27年12月14日:CRK香港 就航
※平成27年10月25日:MDA*i1高雄 運休(10/23最終運航)、CAL高雄 就航
※平成26年10月26日:MDA*i1高雄 就航
※「情報交通ホットライン」は日本の空港を紹介する私設サイトです。
※熊本空港(阿蘇くまモン空港)の公式サイトではありません。
※熊本空港(阿蘇くまモン空港)の公式サイトではありません。
開設月日 2024.04.26
初調査日 2007.12.17
前調査日 2025.03.10
初調査日 2007.12.17
前調査日 2025.03.10
2025年10月15日
熊本_空港概要(総合)
情報交通ホットライン/日本空港情報館/熊本空港(阿蘇くまモン空港)(総合)

熊本空港(阿蘇くまモン空港)
■飛行場の概要
熊本県上益城郡益城町・菊池郡菊陽町・菊池郡大津町にまたがる国管理空港(旧・第2種空港)です。(旅客ビルは益城町・菊陽町側)
昭和46年4月、旧熊本飛行場にかわる新空港として開港した、熊本県中部に位置する熊本の空の玄関です。九州有数の観光地「阿蘇」にも近く、平成19年4月から「阿蘇くまもと空港」の愛称が付けられていますが、令和7年10月15日から令和8年3月15日まで期間限定で「阿蘇くまモン空港」に変更されています。
平成28年4月に発生した熊本地震により、旅客ターミナルビルが大きな被害を受けました。平成29年2月26日全面復旧しましたが、被災した旅客ターミナルの建て替えが決定。令和2年4月7日にそれまでの国内線旅客ターミナルが閉館し、国内線はターミナル建て替え中に利用する暫定ターミナルへ移転。令和5年3月23日、国際線も使用する新旅客ターミナルビルがオープンしました。
特定運営事業等の運営移行が始まっており、令和元年7月にビル施設等事業の民間委託を開始。令和2年4月1日、完全民営化がスタートしました。
■飛行場種別:国管理空港(旧・第2種空港)
■設置管理者:(設置管理)国土交通大臣(運営権者)熊本国際空港
■滑走路延長:3000m
■空港コード:KMJ/RJFT
■旅客ビル管理者:熊本国際空港※
※旅客ビルは令和元年6月30日まで熊本空港ビルディングが管理運営していました。
※就航路線は令和7年10月15日、そのほかの情報は特記以外令和7年3月現在のものです。
SKYVIEW
福岡→バンコク便の左窓席から撮影(平成29年6月)。空港北西側上空。

熊本空港は、高遊原と呼ばれる台地の上にあります。阿蘇ユネスコジオパークの構成サイトになっている高遊原台地は、愛称にもある阿蘇の西側外輪山の大峯火山から流れ出た溶岩で出来た台地で、空港はその先端部に位置しています。
台地上は畑が広がる一方、台地周辺は台地から一気に約100メートル程度の下がった低地で、水が豊富な田んぼの多い平野が広がっています。
空から見ると、空港付近はぽっかりと浮かぶ島のように見え、流れ出した溶岩台地にあることが一目で分かります。熊本は火の国や水の国とも呼ばれていますが、それらを実感できる風景が広がっています。
周辺は平成28年4月の熊本地震で大きな被害が出た地域です。
■ターミナル地区
■その他の施設等
■アクセス施設
■周辺見どころ施設
■かつてあった見どころ
■就航路線
→「就航路線」を参照。
■空港所在地
空港所在地はクリック(Googleマップ)
■熊本空港(阿蘇くまモン空港)についてもっと詳しく調べたい方のリンク集
熊本空港(阿蘇くまモン空港)旅客ビルの公式サイト△(熊本国際空港株式会社)
熊本空港(Wikipedia)◎(フリー百科事典ウィキペディアサイト内)
| 日本空港情報館 熊本空港(阿蘇くまモン空港) |
| ・令和2年4月6日まで使用の旧国内線旅客ターミナルビル(旧旧国内線)の情報はクリック ・令和5年3月22日まで使用の旧国際線旅客ターミナルビルの情報はクリック ・令和2年4月6日〜令和5年3月22日使用の旧暫定旅客ターミナルビル(旧国内線)の情報はクリック |
熊本空港(阿蘇くまモン空港)
| 2025年巳年イチオシ空港 「巳年」は熊本空港へ行こう! 阿蘇熊本には龍→蛇にまつわる名所がたくさん! 今年は復興完了した熊本で飛び上がろう! |
■飛行場の概要
熊本県上益城郡益城町・菊池郡菊陽町・菊池郡大津町にまたがる国管理空港(旧・第2種空港)です。(旅客ビルは益城町・菊陽町側)
昭和46年4月、旧熊本飛行場にかわる新空港として開港した、熊本県中部に位置する熊本の空の玄関です。九州有数の観光地「阿蘇」にも近く、平成19年4月から「阿蘇くまもと空港」の愛称が付けられていますが、令和7年10月15日から令和8年3月15日まで期間限定で「阿蘇くまモン空港」に変更されています。
平成28年4月に発生した熊本地震により、旅客ターミナルビルが大きな被害を受けました。平成29年2月26日全面復旧しましたが、被災した旅客ターミナルの建て替えが決定。令和2年4月7日にそれまでの国内線旅客ターミナルが閉館し、国内線はターミナル建て替え中に利用する暫定ターミナルへ移転。令和5年3月23日、国際線も使用する新旅客ターミナルビルがオープンしました。
特定運営事業等の運営移行が始まっており、令和元年7月にビル施設等事業の民間委託を開始。令和2年4月1日、完全民営化がスタートしました。
■飛行場種別:国管理空港(旧・第2種空港)
■設置管理者:(設置管理)国土交通大臣(運営権者)熊本国際空港
■滑走路延長:3000m
■空港コード:KMJ/RJFT
■旅客ビル管理者:熊本国際空港※
※旅客ビルは令和元年6月30日まで熊本空港ビルディングが管理運営していました。
※就航路線は令和7年10月15日、そのほかの情報は特記以外令和7年3月現在のものです。
SKYVIEW
福岡→バンコク便の左窓席から撮影(平成29年6月)。空港北西側上空。
熊本空港は、高遊原と呼ばれる台地の上にあります。阿蘇ユネスコジオパークの構成サイトになっている高遊原台地は、愛称にもある阿蘇の西側外輪山の大峯火山から流れ出た溶岩で出来た台地で、空港はその先端部に位置しています。
台地上は畑が広がる一方、台地周辺は台地から一気に約100メートル程度の下がった低地で、水が豊富な田んぼの多い平野が広がっています。
空から見ると、空港付近はぽっかりと浮かぶ島のように見え、流れ出した溶岩台地にあることが一目で分かります。熊本は火の国や水の国とも呼ばれていますが、それらを実感できる風景が広がっています。
周辺は平成28年4月の熊本地震で大きな被害が出た地域です。
■ターミナル地区
| ターミナル地区 (写真は令和6年9月撮影) 熊本空港は滑走路が東西方向に延びています。空港施設は滑走路より南側のほぼ全面に展開。東側から熊本県総合防災航空センター、崇城大学南ウイング、西日本航空機サービスとエス・ジー・シー佐賀航空、崇城大学、ターミナル地区、陸上自衛隊それぞれのエプロンが並んでいます。ここまでたくさんのエプロンが並んでいるのは珍しいです。 旅客ターミナル地区はその中央にあります。 空港のメインエリアとなっており、旅客ターミナルビル、管制塔、貨物ビル、駐車場等が立ち並んでいます。 旅客が利用する建物は、旅客ターミナルビル、そらよかダイニング、そらよかビジターセンターの3つで、航空関連施設は旅客ターミナルビル1つです。そらよかビジターセンターは旧暫定旅客ターミナルを再活用しています。 →「旅客ターミナルビル」 →「そらよかビジターセンター(旧暫定旅客ターミナルビル)」 |
■その他の施設等
■アクセス施設
■周辺見どころ施設
■かつてあった見どころ
■就航路線
→「就航路線」を参照。
■空港所在地
空港所在地はクリック(Googleマップ)
■熊本空港(阿蘇くまモン空港)についてもっと詳しく調べたい方のリンク集
熊本空港(阿蘇くまモン空港)旅客ビルの公式サイト△(熊本国際空港株式会社)
熊本空港(Wikipedia)◎(フリー百科事典ウィキペディアサイト内)
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※熊本空港(阿蘇くまモン空港)の公式サイトではありません。
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開設月日 2023.03.23
初調査日 2007.12.17
前調査日 2025.03.10
初調査日 2007.12.17
前調査日 2025.03.10
熊本_空港概要(ターミナル)
情報交通ホットライン/日本空港情報館/熊本空港(阿蘇くまモン空港)(旅客ターミナルビル)
■施設の見どころ:◎◎=== 中規模/外観は熊本城をイメージしたデザイン。
■見学者への対応:◎◎◎== 案内所 有/ターミナルパンフ 有/送迎デッキ 有/ファン向け展示 無
■売店の充実度:◎◎◎== 売店18店・飲食店11店・免税店1店・サービス店6店/ほとんどの店舗が国内線搭乗待合室内にある非常に珍しい配置
■アクセスの状況:◎◎◎== 鉄道 無/バス 有/最寄駅(肥後大津駅)から車で約15分、空港ライナー(無料)が運行されています。バスは熊本県各方面に運行しており、熊本市内行のバスは昼間20分に1便程度の多頻度運行です。
※就航路線は令和7年10月15日、そのほかの情報は特記以外令和5年9月現在のものです。
■旅客ターミナル(航空関係施設)
■旅客ターミナル(非航空関係施設)
■非航空関係施設 別棟(そらよかダイニング)
| 日本空港情報館 熊本空港(阿蘇くまモン空港) (旅客ターミナルビル) |
■施設の見どころ:◎◎=== 中規模/外観は熊本城をイメージしたデザイン。
■見学者への対応:◎◎◎== 案内所 有/ターミナルパンフ 有/送迎デッキ 有/ファン向け展示 無
■売店の充実度:◎◎◎== 売店18店・飲食店11店・免税店1店・サービス店6店/ほとんどの店舗が国内線搭乗待合室内にある非常に珍しい配置
■アクセスの状況:◎◎◎== 鉄道 無/バス 有/最寄駅(肥後大津駅)から車で約15分、空港ライナー(無料)が運行されています。バスは熊本県各方面に運行しており、熊本市内行のバスは昼間20分に1便程度の多頻度運行です。
※就航路線は令和7年10月15日、そのほかの情報は特記以外令和5年9月現在のものです。
■旅客ターミナル(航空関係施設)
■旅客ターミナル(非航空関係施設)
■非航空関係施設 別棟(そらよかダイニング)
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熊本_空港概要(ビジターセンター)
情報交通ホットライン/日本空港情報館/熊本空港(阿蘇くまモン空港)(そらよかビジターセンター)
■施設の見どころ:◎◎=== 小規模/暫定ターミナルとして建設されたプレハブ施設。
■見学者への対応:◎◎=== 案内所 無/ターミナルパンフ 有(情報冊子)/送迎デッキ 無/ファン向け展示 無(旧航空施設が多数残存)
■売店の充実度:◎◎=== 売店1店・飲食店0店・サービス店3店/航空利用と直接関係ない店舗が集中
■アクセスの状況:◎◎=== 鉄道 無/バス 有/バス停は旅客ターミナルビル前を利用し徒歩3分程度。レンタカー拠点。
※就航路線は令和7年10月15日、そのほかの情報は特記以外令和7年3月現在のものです。
■かつてあった見どころ
| 日本空港情報館 熊本空港(阿蘇くまモン空港) (そらよかビジターセンター) |
■施設の見どころ:◎◎=== 小規模/暫定ターミナルとして建設されたプレハブ施設。
■見学者への対応:◎◎=== 案内所 無/ターミナルパンフ 有(情報冊子)/送迎デッキ 無/ファン向け展示 無(旧航空施設が多数残存)
■売店の充実度:◎◎=== 売店1店・飲食店0店・サービス店3店/航空利用と直接関係ない店舗が集中
■アクセスの状況:◎◎=== 鉄道 無/バス 有/バス停は旅客ターミナルビル前を利用し徒歩3分程度。レンタカー拠点。
※就航路線は令和7年10月15日、そのほかの情報は特記以外令和7年3月現在のものです。
■かつてあった見どころ
| かつてあった見どころ(旧暫定旅客ターミナルビル) (写真は令和5年3月撮影) そらよかビジターセンターは、令和2年4月6日〜令和5年3月22日に旧暫定旅客ターミナルビル(旧国内線)として使用していた施設です。 前面(南側)にあったプレハブ(事務所棟)と、前面(西側)にあったプレハブ(売店等の入ったサテライトビル)は撤去され、航空系施設が入っていた本体建物のみを再使用しています。 →旧暫定旅客ターミナルビル(旧国内線)として使用していたときの詳細情報はクリック。 |
※「情報交通ホットライン」は日本の空港を紹介する私設サイトです。
※熊本空港(阿蘇くまモン空港)の公式サイトではありません。
※熊本空港(阿蘇くまモン空港)の公式サイトではありません。
開設月日 2025.04.27
初調査日 2007.12.17
前調査日 2025.03.10
初調査日 2007.12.17
前調査日 2025.03.10
2025年10月09日
熊本_期間限定くまモン空港へ
■熊本空港(阿蘇くまもと空港) 期間限定で愛称をくまモン空港に変更へ
熊本県と熊本国際空港は6日、10月15日〜来年3月15日の期間限定で、熊本空港(阿蘇くまもと空港)の愛称を阿蘇くまモン空港に変更すると発表しました。
変わるのは熊本空港(阿蘇くまもと空港)の愛称で、熊本県の公式キャラクター「くまモン」を付けたものに変更されます。
同空港の旅客ターミナルビル内には既に隠れくまモンの装飾がありますが、今回の愛称変更期間中は、限定商品の販売するほか、トリックアートなども展示するとしています。
■熊本空港が“くまモン空港”に⁈ 「かモン!くまモン!阿蘇くまモン空港キャンペーン」開催!(熊本国際空港公式サイト)
https://www.kumamoto-airport.co.jp/info/%e7%86%8a%e6%9c%ac%e7%a9%ba%e6%b8%af%e3%81%8c%e3%81%8f%e3%81%be%e3%83%a2%e3%83%b3%e7%a9%ba%e6%b8%af%e3%81%ab%e2%81%88-%e3%80%8c%e3%81%8b%e3%83%a2%e3%83%b3%ef%bc%81%e3%81%8f%e3%81%be/
熊本県と熊本国際空港は6日、10月15日〜来年3月15日の期間限定で、熊本空港(阿蘇くまもと空港)の愛称を阿蘇くまモン空港に変更すると発表しました。
変わるのは熊本空港(阿蘇くまもと空港)の愛称で、熊本県の公式キャラクター「くまモン」を付けたものに変更されます。
同空港の旅客ターミナルビル内には既に隠れくまモンの装飾がありますが、今回の愛称変更期間中は、限定商品の販売するほか、トリックアートなども展示するとしています。
■熊本空港が“くまモン空港”に⁈ 「かモン!くまモン!阿蘇くまモン空港キャンペーン」開催!(熊本国際空港公式サイト)
https://www.kumamoto-airport.co.jp/info/%e7%86%8a%e6%9c%ac%e7%a9%ba%e6%b8%af%e3%81%8c%e3%81%8f%e3%81%be%e3%83%a2%e3%83%b3%e7%a9%ba%e6%b8%af%e3%81%ab%e2%81%88-%e3%80%8c%e3%81%8b%e3%83%a2%e3%83%b3%ef%bc%81%e3%81%8f%e3%81%be/
2025年10月03日
熊本_AMX脅威の競合バス開始
■熊本空港(阿蘇くまもと空港) AMX熊本-天草線継続に脅威の競合バスが運行開始
九州産交バスは1日、熊本空港(阿蘇くまもと空港)と天草地方を結ぶ路線バスの運行を開始しました。天草エアライン(AMX)の熊本-天草線と完全競合するバス路線で、利用がバスに流れる可能性が出ています。
今回運行開始となったのは、熊本空港(阿蘇くまもと空港)と天草地方(天草産交)を結ぶバス路線です。AMXと完全競合する路線で、AMXよりも多い1日2往復運行されます。
バスは途中、宇城市不知火支所前、三角産交、さんぱーる、二号橋、前島、本渡バスセンターに停車。熊本空港〜天草市中心部(本渡バスセンター)間を2時間30分で結びます。
熊本空港-天草間には、かつて、空港-熊本県中心地(桜町)-天草間で路線バスが多数便(多い時で1日10便超え)運行していましたが、2011年3月11日をもって運行を終了。現在は桜町で乗り換えが必要になっています。かつてのバスは熊本県中心部に寄るため、定時の所要時間が3時間を超え、渋滞にもはまりやすいものでしたが、今回は空港から天草地方へ短絡して向かうため、所要時間が大幅に短縮しています。
■熊本空港の乗り継ぎ需要もバスに流れる?
AMXの熊本-天草線は、運航時間がわずか20分で、天草地方と熊本県中心部を行き来するのに使いやすい路線のように見えます。しかし、天草市中心部(本渡バスセンター)-天草飛行場間はバスで14分、熊本空港-熊本県中心部(通町筋)間はバスで最速39分かかります。このため、搭乗手続きなどの時間も考慮すると、最短で1時間30分程度はみておく必要があります。AMXは1日1往復です。
一方、本渡バスセンター-熊本県中心部(桜町)間は2時間35分程度で、1日8往復あります。
このため、AMX熊本-天草線は、天草〜熊本間のみの単区間利用をなかなか取り込めていません。天草市中心部辺りからはなんとかAMXを使う需要があっても、観光地が点在する上天草地域(前島、二号橋、さんぱーる)辺りは、バスの方が熊本県中心部との間の所要時間が短く、AMXの利用はほぼ無いといっても過言ではありません。
AMX熊本-天草線は、熊本空港から先(大阪、名古屋、東京、那覇)との乗り継ぎ需要を確保することがとても重要になっているわけです。
ところが今回、熊本空港と天草地方を結ぶ直行バスが運行開始となったことで、この、熊本空港での乗り継ぎ需要すらも、AMX熊本-天草線からバスへ流れる可能性が高くなってしまいました。
■東京や大阪からの利用が不便なAMXを横目に便利な時間帯にバス
特に今回のバス路線は、運行時刻が絶妙です。
AMXの熊本路線は、10時頃に天草から熊本に来て大阪へ飛び立ち、15時頃に大阪から熊本に来て天草へ行く運航です。
天草起点の利用なら、出発は朝、到着は夕方に戻れるのである程度便利です。しかし、東京や大阪等を起点とする利用の場合は、天草に着くのが夕方で、朝には天草を出なければなりません。天草に滞在する需要には全く向いていないダイヤになっています。
一方、今回運行開始となったバスは、朝晩の運行(熊本空港発が10時と18時、熊本空港着が8時と16時)です。
東京や大阪等起点で考えると、朝出発の熊本空港行便から天草へ乗り継げ、帰りは昼過ぎに天草を出れば夜の熊本空港発便に乗り継げます。天草滞在時間を、現在のAMX利用時よりもかなり延ばす事が出来ます。
そして、注目すべきは天草起点の場合で、航空便どうしの乗り継ぎが比較的良好なこちらも、AMXより早い8時台の熊本空港発便に乗ることができ、AMXより遅い17時台に熊本空港に到着しても天草へ戻ることが出来ます。東京や大阪等の現地滞在時間をAMX利用時より延ばせるものになっています。
東京や大阪等との行き来に、飛行機乗り継ぎでAMXを利用するより、今回運行開始になったバスを使うほうが現地滞在時間を延ばすという点で明らかに便利になりました。
熊本空港発着の他路線は2往復なら朝晩、3往復以上なら朝昼晩の運航になっています。他の空港だと、ダイヤが午前や午後に偏ることも多いですが、少ない路線数とは言え、熊本は、とても上手に分散されています。実は全国的に見ても、ここまで、朝晩発着の航空便やバス便との乗り継ぎ相性が非常に良い空港はありません。
今回のバス路線は、熊本空港の航空便ととても乗り継ぎしやすいものになっています。乗り継ぎ需要が頼みの綱のAMX熊本-天草線から乗り継ぎ重要を奪ってしまう、非常に脅威のバス路線と言えそうです。
(各地発の場合の一例)
■飛行機乗り継ぎ
成田07:15→JJP→09:20熊本
羽田11:30→JAL→13:20熊本
小牧07:00→FDA→08:25熊本
伊丹12:50→AMX→14:20熊本
那覇(乗り継ぎできず)
熊本14:50→AMX→15:15天草
天草09:55→AMX→10:15熊本
熊本19:30→JJP→ 21:20成田
熊本10:40 →ANA→12:20羽田
熊本14:25→FDA→15:45小牧
熊本10:45→AMX→12:10伊丹
熊本11:10 →ANA→12:45那覇
■飛行機・バス乗り継ぎ(平日ダイヤ、天草は本渡BC)
成田07:15→JJP→09:20熊本
羽田07:15→SNJ→09:05熊本
小牧07:00→FDA→08:25熊本
伊丹07:35→ANA→08:45熊本
那覇(乗り継ぎできず)
熊本10:00→バス→12:10天草
成田07:15→JJP→09:20熊本
羽田14:55→JAL→16:40熊本
小牧12:30→FDA→13:55熊本
伊丹16:40→ANA→17:50熊本
那覇15:15→ANA→16:45熊本
熊本18:00→バス→20:22天草
天草05:30→バス→08:00熊本
熊本09:55 →JJP→ 11:55成田
熊本08:55 →JAL→10:30羽田
熊本09:05 →FDA→10:25小牧
熊本08:50 →ANA→10:05伊丹
熊本11:10 →ANA→12:45那覇
天草13:00→バス→15:30熊本
熊本19:30 →JJP→ 21:20成田
熊本17:25 →ANA→19:05羽田
熊本20:00 →FDA→21:20小牧
熊本17:20 →ANA→18:25伊丹
(乗り継ぎできず)那覇
■AMXでは熊本の足として熊本空港を活用できない?
AMXは熊本県や熊本国際空港も出資する航空会社です。
言わば熊本の県営エアラインのようなものですから、熊本空港発着の便がもっと増えても良さそうですが、現在は天草線と大阪国際(伊丹)線が各1日1往復だけ。東京や大阪等〜天草間の行き来は、便数の多い福岡-天草線(1日3往復)を使って福岡空港経由の方が便利です。(伊丹線は福岡より熊本の方が便数が多いので、伊丹への乗り継ぎは福岡より熊本の方が本当は便利に出来るはず)
単区間利用はあまり望めないうえ、熊本空港の乗り継ぎ利用も福岡空港の二の次。熊本-天草線の利用の確保はとても厳しい状態です。そんななかで、今回のバスが新設されたことは、AMXの熊本-天草線を淘汰する引き金を引く可能性を大いに秘めたものになってしまっています。
福岡-天草線は、天草と九州の経済拠点を結ぶ路線ですから単区間利用も有望で、削るわけにはいかないでしょう。一方で熊本-天草線は存亡の危機とも言うべき状況です。
熊本空港は保安検査後エリアを充実させ、乗り継ぎ需要に最適な店舗展開に変わりました。しかし、唯一とも言える航空便乗り継ぎ便である熊本-天草線が利用しづらいとは、宝の持ち腐れ状態になっています。AMXには熊本国際空港も出資しているにもかかわらず非常に残念な事態。熊本の足として、もう少しAMXの熊本空港発着便を工夫してほしいところですね。
■バス新設で改善された天草へは熊本空港から
今回のバス路線新設は、AMXの熊本-天草線にとってはかなりの逆風ですが、熊本空港を利用しての天草との行き来はかなり便利になりました。
ぜひこの機会に、AMX利用も組み合わせて、熊本空港経由で天草に行ってみてはいかがでしょうか。
■熊本の主要観光地と交通拠点を結ぶ 新たなバス路線 2 路線を運行開始(九州産交バス公式サイト)
https://www.sankobus.jp/busportal/wp-content/uploads/press-newroute-202510.pdf
https://www.sankobus.jp/bus/amakusa-kumamotoap/
九州産交バスは1日、熊本空港(阿蘇くまもと空港)と天草地方を結ぶ路線バスの運行を開始しました。天草エアライン(AMX)の熊本-天草線と完全競合するバス路線で、利用がバスに流れる可能性が出ています。
今回運行開始となったのは、熊本空港(阿蘇くまもと空港)と天草地方(天草産交)を結ぶバス路線です。AMXと完全競合する路線で、AMXよりも多い1日2往復運行されます。
バスは途中、宇城市不知火支所前、三角産交、さんぱーる、二号橋、前島、本渡バスセンターに停車。熊本空港〜天草市中心部(本渡バスセンター)間を2時間30分で結びます。
熊本空港-天草間には、かつて、空港-熊本県中心地(桜町)-天草間で路線バスが多数便(多い時で1日10便超え)運行していましたが、2011年3月11日をもって運行を終了。現在は桜町で乗り換えが必要になっています。かつてのバスは熊本県中心部に寄るため、定時の所要時間が3時間を超え、渋滞にもはまりやすいものでしたが、今回は空港から天草地方へ短絡して向かうため、所要時間が大幅に短縮しています。
■熊本空港の乗り継ぎ需要もバスに流れる?
AMXの熊本-天草線は、運航時間がわずか20分で、天草地方と熊本県中心部を行き来するのに使いやすい路線のように見えます。しかし、天草市中心部(本渡バスセンター)-天草飛行場間はバスで14分、熊本空港-熊本県中心部(通町筋)間はバスで最速39分かかります。このため、搭乗手続きなどの時間も考慮すると、最短で1時間30分程度はみておく必要があります。AMXは1日1往復です。
一方、本渡バスセンター-熊本県中心部(桜町)間は2時間35分程度で、1日8往復あります。
このため、AMX熊本-天草線は、天草〜熊本間のみの単区間利用をなかなか取り込めていません。天草市中心部辺りからはなんとかAMXを使う需要があっても、観光地が点在する上天草地域(前島、二号橋、さんぱーる)辺りは、バスの方が熊本県中心部との間の所要時間が短く、AMXの利用はほぼ無いといっても過言ではありません。
AMX熊本-天草線は、熊本空港から先(大阪、名古屋、東京、那覇)との乗り継ぎ需要を確保することがとても重要になっているわけです。
ところが今回、熊本空港と天草地方を結ぶ直行バスが運行開始となったことで、この、熊本空港での乗り継ぎ需要すらも、AMX熊本-天草線からバスへ流れる可能性が高くなってしまいました。
■東京や大阪からの利用が不便なAMXを横目に便利な時間帯にバス
特に今回のバス路線は、運行時刻が絶妙です。
AMXの熊本路線は、10時頃に天草から熊本に来て大阪へ飛び立ち、15時頃に大阪から熊本に来て天草へ行く運航です。
天草起点の利用なら、出発は朝、到着は夕方に戻れるのである程度便利です。しかし、東京や大阪等を起点とする利用の場合は、天草に着くのが夕方で、朝には天草を出なければなりません。天草に滞在する需要には全く向いていないダイヤになっています。
一方、今回運行開始となったバスは、朝晩の運行(熊本空港発が10時と18時、熊本空港着が8時と16時)です。
東京や大阪等起点で考えると、朝出発の熊本空港行便から天草へ乗り継げ、帰りは昼過ぎに天草を出れば夜の熊本空港発便に乗り継げます。天草滞在時間を、現在のAMX利用時よりもかなり延ばす事が出来ます。
そして、注目すべきは天草起点の場合で、航空便どうしの乗り継ぎが比較的良好なこちらも、AMXより早い8時台の熊本空港発便に乗ることができ、AMXより遅い17時台に熊本空港に到着しても天草へ戻ることが出来ます。東京や大阪等の現地滞在時間をAMX利用時より延ばせるものになっています。
東京や大阪等との行き来に、飛行機乗り継ぎでAMXを利用するより、今回運行開始になったバスを使うほうが現地滞在時間を延ばすという点で明らかに便利になりました。
熊本空港発着の他路線は2往復なら朝晩、3往復以上なら朝昼晩の運航になっています。他の空港だと、ダイヤが午前や午後に偏ることも多いですが、少ない路線数とは言え、熊本は、とても上手に分散されています。実は全国的に見ても、ここまで、朝晩発着の航空便やバス便との乗り継ぎ相性が非常に良い空港はありません。
今回のバス路線は、熊本空港の航空便ととても乗り継ぎしやすいものになっています。乗り継ぎ需要が頼みの綱のAMX熊本-天草線から乗り継ぎ重要を奪ってしまう、非常に脅威のバス路線と言えそうです。
(各地発の場合の一例)
■飛行機乗り継ぎ
成田07:15→JJP→09:20熊本
羽田11:30→JAL→13:20熊本
小牧07:00→FDA→08:25熊本
伊丹12:50→AMX→14:20熊本
那覇(乗り継ぎできず)
熊本14:50→AMX→15:15天草
天草09:55→AMX→10:15熊本
熊本19:30→JJP→ 21:20成田
熊本10:40 →ANA→12:20羽田
熊本14:25→FDA→15:45小牧
熊本10:45→AMX→12:10伊丹
熊本11:10 →ANA→12:45那覇
■飛行機・バス乗り継ぎ(平日ダイヤ、天草は本渡BC)
成田07:15→JJP→09:20熊本
羽田07:15→SNJ→09:05熊本
小牧07:00→FDA→08:25熊本
伊丹07:35→ANA→08:45熊本
那覇(乗り継ぎできず)
熊本10:00→バス→12:10天草
成田07:15→JJP→09:20熊本
羽田14:55→JAL→16:40熊本
小牧12:30→FDA→13:55熊本
伊丹16:40→ANA→17:50熊本
那覇15:15→ANA→16:45熊本
熊本18:00→バス→20:22天草
天草05:30→バス→08:00熊本
熊本09:55 →JJP→ 11:55成田
熊本08:55 →JAL→10:30羽田
熊本09:05 →FDA→10:25小牧
熊本08:50 →ANA→10:05伊丹
熊本11:10 →ANA→12:45那覇
天草13:00→バス→15:30熊本
熊本19:30 →JJP→ 21:20成田
熊本17:25 →ANA→19:05羽田
熊本20:00 →FDA→21:20小牧
熊本17:20 →ANA→18:25伊丹
(乗り継ぎできず)那覇
■AMXでは熊本の足として熊本空港を活用できない?
AMXは熊本県や熊本国際空港も出資する航空会社です。
言わば熊本の県営エアラインのようなものですから、熊本空港発着の便がもっと増えても良さそうですが、現在は天草線と大阪国際(伊丹)線が各1日1往復だけ。東京や大阪等〜天草間の行き来は、便数の多い福岡-天草線(1日3往復)を使って福岡空港経由の方が便利です。(伊丹線は福岡より熊本の方が便数が多いので、伊丹への乗り継ぎは福岡より熊本の方が本当は便利に出来るはず)
単区間利用はあまり望めないうえ、熊本空港の乗り継ぎ利用も福岡空港の二の次。熊本-天草線の利用の確保はとても厳しい状態です。そんななかで、今回のバスが新設されたことは、AMXの熊本-天草線を淘汰する引き金を引く可能性を大いに秘めたものになってしまっています。
福岡-天草線は、天草と九州の経済拠点を結ぶ路線ですから単区間利用も有望で、削るわけにはいかないでしょう。一方で熊本-天草線は存亡の危機とも言うべき状況です。
熊本空港は保安検査後エリアを充実させ、乗り継ぎ需要に最適な店舗展開に変わりました。しかし、唯一とも言える航空便乗り継ぎ便である熊本-天草線が利用しづらいとは、宝の持ち腐れ状態になっています。AMXには熊本国際空港も出資しているにもかかわらず非常に残念な事態。熊本の足として、もう少しAMXの熊本空港発着便を工夫してほしいところですね。
■バス新設で改善された天草へは熊本空港から
今回のバス路線新設は、AMXの熊本-天草線にとってはかなりの逆風ですが、熊本空港を利用しての天草との行き来はかなり便利になりました。
ぜひこの機会に、AMX利用も組み合わせて、熊本空港経由で天草に行ってみてはいかがでしょうか。
■熊本の主要観光地と交通拠点を結ぶ 新たなバス路線 2 路線を運行開始(九州産交バス公式サイト)
https://www.sankobus.jp/busportal/wp-content/uploads/press-newroute-202510.pdf
https://www.sankobus.jp/bus/amakusa-kumamotoap/
2025年10月01日
熊本_10月バス便時刻変更
■熊本空港(阿蘇くまもと空港) アクセスバス便時刻変更(2025年10月)
10/01
◎熊交観光タクシー 益城・西原空港ライナー 木山交通広場-阿蘇くまもと空港6番-西原村総合体育館(木山発0・西原発0→5・4)
◎九州産交バス 阿蘇くまもと空港5番-天草産交( 0→ 2)
◎九州産交バス 熊本駅前-阿蘇くまもと空港(別府方面3番・熊本方面4番)-由布院駅前バスセンター-別府駅前本町( 0→ 1)*空港では別府方面は乗車のみ、熊本方面は乗降可
◎九州産交バス 熊本駅前-阿蘇くまもと空港(別府方面3番・熊本方面4番)-由布院駅前バスセンター( 0→ 2)*空港では別府方面は乗車のみ、熊本方面は乗降可
×九州産交バス 熊本駅前-阿蘇くまもと空港(別府方面3番・熊本方面4番)-小田の池-由布院駅前バスセンター-別府駅前本町( 1→ 0)*空港では別府方面は乗車のみ、熊本方面は乗降可
×九州産交バス 熊本駅前-阿蘇くまもと空港(別府方面3番・熊本方面4番)-小田の池-由布院駅前バスセンター( 2→ 0)*空港では別府方面は乗車のみ、熊本方面は乗降可
10月01日:
益城・西原方面:新設されます。来年9月30日までの期間限定実証運行。全便予約制。途中停留所は、益城町方面が11臨空テクノパーク西、8テクノリサーチパーク南、5テクノリサーチパーク、4JA畜産センター、西原村方面が14東海大学前、17西原台。木山交通広場まで約23分700円、西原村総合体育館まで約7分500円。なお、9時30分〜17時20分はAIオンデマンドバスが運行されます。
天草方面:新設されます。途中停留所は、宇城市不知火支所前、三角産交、さんぱーる、二号橋、前島、本渡バスセンター。本渡バスセンターまで約2時間10分3,000円。
大分県湯布院方面:飯田高原エルランチョ前-由布院駅前バスセンター間の小田の池が未経由になります。
■「益城・西原空港ライナー」実証運行開始について(R7.10.1〜)(西原村公式サイト)
https://www.vill.nishihara.kumamoto.jp/kiji0031739/index.html
■熊本の主要観光地と交通拠点を結ぶ 新たなバス路線 2 路線を運行開始(九州産交バス公式サイト)
https://www.sankobus.jp/busportal/wp-content/uploads/press-newroute-202510.pdf
https://www.sankobus.jp/bus/amakusa-kumamotoap/
■【2025年10月1日】『九州横断バス』『福岡黒川温泉線』ダイヤ改正及び運賃改定について(九州産交バス公式サイト)
https://www.sankobus.jp/news/20251001-oudankurokawa/
10/01
◎熊交観光タクシー 益城・西原空港ライナー 木山交通広場-阿蘇くまもと空港6番-西原村総合体育館(木山発0・西原発0→5・4)
◎九州産交バス 阿蘇くまもと空港5番-天草産交( 0→ 2)
◎九州産交バス 熊本駅前-阿蘇くまもと空港(別府方面3番・熊本方面4番)-由布院駅前バスセンター-別府駅前本町( 0→ 1)*空港では別府方面は乗車のみ、熊本方面は乗降可
◎九州産交バス 熊本駅前-阿蘇くまもと空港(別府方面3番・熊本方面4番)-由布院駅前バスセンター( 0→ 2)*空港では別府方面は乗車のみ、熊本方面は乗降可
×九州産交バス 熊本駅前-阿蘇くまもと空港(別府方面3番・熊本方面4番)-小田の池-由布院駅前バスセンター-別府駅前本町( 1→ 0)*空港では別府方面は乗車のみ、熊本方面は乗降可
×九州産交バス 熊本駅前-阿蘇くまもと空港(別府方面3番・熊本方面4番)-小田の池-由布院駅前バスセンター( 2→ 0)*空港では別府方面は乗車のみ、熊本方面は乗降可
10月01日:
益城・西原方面:新設されます。来年9月30日までの期間限定実証運行。全便予約制。途中停留所は、益城町方面が11臨空テクノパーク西、8テクノリサーチパーク南、5テクノリサーチパーク、4JA畜産センター、西原村方面が14東海大学前、17西原台。木山交通広場まで約23分700円、西原村総合体育館まで約7分500円。なお、9時30分〜17時20分はAIオンデマンドバスが運行されます。
天草方面:新設されます。途中停留所は、宇城市不知火支所前、三角産交、さんぱーる、二号橋、前島、本渡バスセンター。本渡バスセンターまで約2時間10分3,000円。
大分県湯布院方面:飯田高原エルランチョ前-由布院駅前バスセンター間の小田の池が未経由になります。
■「益城・西原空港ライナー」実証運行開始について(R7.10.1〜)(西原村公式サイト)
https://www.vill.nishihara.kumamoto.jp/kiji0031739/index.html
■熊本の主要観光地と交通拠点を結ぶ 新たなバス路線 2 路線を運行開始(九州産交バス公式サイト)
https://www.sankobus.jp/busportal/wp-content/uploads/press-newroute-202510.pdf
https://www.sankobus.jp/bus/amakusa-kumamotoap/
■【2025年10月1日】『九州横断バス』『福岡黒川温泉線』ダイヤ改正及び運賃改定について(九州産交バス公式サイト)
https://www.sankobus.jp/news/20251001-oudankurokawa/
2025年07月31日
熊本_AMX競合バス新設へ
■熊本空港(阿蘇くまもと空港) 天草エアライン競合バス路線新設へ
九州産交バスは30日、10月1日から熊本空港(阿蘇くまもと空港)と天草間の路線バスを運行開始すると発表しました。珍しい同一県内路線である天草エアライン(AMX)の熊本-天草線と競合する路線になります。
運行開始になるのは、熊本空港-天草間の路線バス。熊本空港から直接天草に向かう路線で、宇城市不知火支所前、三角産交、さんぱーる、二号橋、前島、本渡バスセンター、天草産交に停車します。
所要時間は本渡バスセンターまで2時間10分〜2時間30分で、1日2往復するとしています。
熊本空港-天草間は、離島や北海道を除くと非常に珍しい同一県内路線であるAMXの熊本-天草線が1日1往復しています。天草飛行場からの公共交通機関は、本渡バスセンターまでの路線バスのみで、ダイヤは被らないものの、航空路線とバス路線が完全競合することになります。
■熊本の主要観光地と交通拠点を結ぶ 新たなバス路線 2 路線を運行開始 〜2025 年 10 月より順次運行開始 初日は全便無料運行!〜(九州産交バス公式サイト)
https://www.sankobus.jp/busportal/wp-content/uploads/press-newroute-202510.pdf
九州産交バスは30日、10月1日から熊本空港(阿蘇くまもと空港)と天草間の路線バスを運行開始すると発表しました。珍しい同一県内路線である天草エアライン(AMX)の熊本-天草線と競合する路線になります。
運行開始になるのは、熊本空港-天草間の路線バス。熊本空港から直接天草に向かう路線で、宇城市不知火支所前、三角産交、さんぱーる、二号橋、前島、本渡バスセンター、天草産交に停車します。
所要時間は本渡バスセンターまで2時間10分〜2時間30分で、1日2往復するとしています。
熊本空港-天草間は、離島や北海道を除くと非常に珍しい同一県内路線であるAMXの熊本-天草線が1日1往復しています。天草飛行場からの公共交通機関は、本渡バスセンターまでの路線バスのみで、ダイヤは被らないものの、航空路線とバス路線が完全競合することになります。
■熊本の主要観光地と交通拠点を結ぶ 新たなバス路線 2 路線を運行開始 〜2025 年 10 月より順次運行開始 初日は全便無料運行!〜(九州産交バス公式サイト)
https://www.sankobus.jp/busportal/wp-content/uploads/press-newroute-202510.pdf
2025年07月04日
●コラム_熊本空港駅位置で賛否
●コラム 熊本空港アクセス鉄道駅設置位置で賛否両論
ここ半月ほど、昨年アップした熊本空港アクセス鉄道に関する投稿へのアクセスが増えていました。
●コラム_各空港のアクセス実力比較2(2025年01月11日 up)
●コラム_各空港のアクセス実力比較1(2025年01月10日 up)
●コラム_熊本アクセス鉄道意味無?(2024年09月20日 up)
●コラム_熊本はアクセス不便?(2024年08月14日 up)
何事かと思ったら、どうも、同路線の新ルートが公表されたことから、注目度が上がったようです。
→阿蘇くまもと空港アクセス鉄道整備調査における鉄道ルートの絞り込み結果について(熊本県公式サイト)
今回出されたのは「新ルート」ではなく、ただ単に、通る場所を幅500メートルまで絞り込んだだけのもの(鉄道ルートの絞り込み結果)です。
この報道で、空港駅が空港敷地外(最短でターミナルから120メートル離れた位置)の地上に設置と示されたことで、「離れすぎ」といった意見が出て少し騒ぎになっているようです。
これを深堀りしてみます。
■空港駅予定場所はターミナルから120m?
空港駅の位置は、ターミナルから120メートル離れた位置と報道されています。県の会議でも、ターミナル直下にすべきと意見が出ていたようです。
当該記事はこちらです。
→空港アクセス鉄道、絞り込みルート案 南側に駅、トンネルや中間駅も(熊本日日新聞社公式サイト)
→空港アクセス鉄道 駅は熊本空港南側の敷地外に 空中回廊や地下通路での接続を検討(テレビ熊本公式サイト)
実は、今回出された資料では、空港駅の具体的な位置について記載されていません。
資料上、計画ルートが地図上に500メートル幅で描かれているだけで、報道のようにターミナルから120メートル離れた位置となるのは、この500メートル幅の中心付近を通った場合と推定されます。
一応、この幅の一番北側を通った場合は、ターミナルに駅ができる位置にルートの線が塗られていますが、文字で「空港南側(敷地外)の地上に整備する。」と明記されてしまっています。
さらに熊本県の会議では、空港隣接地に設置する旨の発言があったようです。
ターミナルから空港敷地境界までは最短で約120メートルあります。ターミナル地区南側に、空港敷地にビタビタにくっつけて整備すれば、ターミナルから120メートル離れることになります。
このことから、一部の報道がターミナルから120メートルと報じているようです。
ただ、これは最短距離の場合です。駅の位置が示された500メートル幅の一番南側に設置された場合は、ターミナルから450メートルほど離れてしまいます。また、ターミナル正面から東西位置がズレると、さらに遠くなってしまいます。
120メートルとは、ターミナルから空港敷地境界までの最短距離です。最長だと約450メートル以上離れます。
120メートルというのが、一人歩きするのは懸念事項ですね。
■ターミナルから120メートルは遠いのか?
このターミナルから120メートルが実際遠いのかを考えてみます。
なお、検証に入る前に気を付けたいのは、前述の通り、明らかになったのは「空港駅は空港敷地外」ということだけという点です。
ターミナルからの距離は、最短で120メートルなだけで、位置によっては300メートルとか400メートルとかもっと長くなる可能性があることは注意が必要です。何度も書きますが、最長だと450メートル離れ、ターミナル正面から東西方向に位置がずれると、さらに距離が延びてしまいます。
他空港の状況と比較
まず、他の空港駅が空港敷地からどのくらい離れているのかみてみます。
▶空港敷地内(ターミナルと一体)
新 千 歳:0m(ターミナル地下)
成田国際:0m(ターミナル地下)
東京国際:0m(ターミナル地下 or ターミナル横)
福 岡:0m(ターミナル地下)
▶空港敷地内(ターミナルとは別=下記数字はターミナルまでの直線距離)
仙 台: 50m(正面/前面道路挟んだ向かい)
中部国際: 40m(正面/前面道路挟んだ向かい/第2迄は370m)
大阪国際: 50m(正面/前面道路挟んだ向かい)
関西国際: 40m(正面/前面道路挟んだ向かい/第2迄は1,000m)
神 戸: 10m(正面/前面道路の上/第2迄は150m)
宮 崎: 10m(正面/ターミナル横)
那 覇:100m(正面/前面道路挟んだ向かい駐車場を超えた位置)
▶空港敷地外(下記数字はターミナルまでの直線距離)
美 保:240m
今回は直線距離で示しました。実際に歩くとなると、ホーム〜改札口〜ターミナル入口と移動するので、距離は伸びることに注意が必要です。例えば仙台は最も短い直線距離では50メートルですが、実際の徒歩移動距離は、改札口〜ターミナル入口だけでも約100メートル必要です。
空港敷地外の設置は美保(米子鬼太郎)以外見当たりません。
イメージとしては参考にできますでしょうか。ターミナルから120メートルなら美保よりは近く、300メートル位だと美保より遠いです。
また、120メートルだと那覇と同等な感じです。駐車場を越えた先にある、という点も酷似しています。
中部や神戸なんかは第2ターミナルが遠すぎて使う気にならねーと少し話題のようです。また、東成田駅と第2ターミナル駅間の地下道が500メートルなのですが、そこはもうメンドクセー通路で異世界への入り口なんて称されています。
一方、みんな大好き羽田では、端の搭乗口になっちゃったらターミナル内での移動は1キロメートルを超えることが普通にありますが、鉄道が空港直結だから利便性最高みたいに思われています。例えば第2ターミナルで京急線利用の場合、改札口までは、一番近い到着口からは200メートル、ターミナル端から130メートル(+上下動エスカレータ2回)も移動が必要です。それでも鉄道利便性抜群と思われていますから、結局、距離だけではなく、イメージ先行なのが分かります。
要は、駅に降り立ったとき、駅に向かう時に、ターミナル目の前!という見せ方をできるかが勝負な気もします。熊本が敷地外に整備するのなら、そこは絶対的に魅せられないと、鉄道不便烙印を押されかねません。
120メートルなら許容範囲に感じますが、他空港の事例を見ると、最長の450メートル離れてしまうと、遠すぎ!となりそうですね。

鉄道近接で知られる神戸空港。改札口を出たら、すぐそこに
ターミナル入口があり、同じ建物内のように感じます。
ターミナル正面(前面道路上)に整備された例です。

鉄道が目の前と言われている宮崎空港。
ターミナル入口を出たあと、すぐ横の階段を登ると鉄道駅です。
ターミナル横に整備された例です。

多くの空港が採用のターミナル正面配置は仙台空港が好例です。
左側がターミナル、右側が鉄道駅で、この位置関係だと約50mです。
ターミナル正面(前面道路を挟んだ位置)に整備された例です。

美保はターミナルまで約240mですが、遥か遠くの印象。
間の道路を渡るのは歩道橋で、その上下動もあり面倒くさいです。
空港敷地外に整備された例です。
他の参考距離と比較
次に空港駅以外に、参考になりそうな距離(いずれも徒歩距離)を測ってみました。
120メートル〜450メートル地点に整備するのは果たして不便と感じますか?
・大分空港 ターミナル〜船舶ターミナル間=120m
・長崎空港 ターミナル〜船舶ターミナル間=290m
・羽田空港 第3ターミナル〜船舶ターミナル間=700m
・中部空港 第1ターミナル〜船舶ターミナル間=330m
・神戸空港 第1ターミナル〜船舶ターミナル間=350m
・関西空港 第1ターミナル〜船舶ターミナル間=1.2km(直線距離、連絡バスのみ)
・熊本空港 ターミナル〜同第三駐車場間=350m
・岡山空港 ターミナル〜同第四駐車場間=300m(連絡バス運行中)
・広島空港 ターミナル〜レンタカーターミナルのりんちゃい間=130m
・成田空港 第2ターミナル〜第3ターミナル間=300m(連絡バス運行中)
・成田空港 第1ターミナル〜東成田駅間=1km(開港当初連絡バスでの移動)
・平成5年の移転前の羽田空港旧ターミナル〜旧羽田空港駅=1.4km(当時連絡バスあり)
空港関連施設の場合、船舶ターミナルまでの距離が一番参考になりそうでしょうか。
就航路線の利便性もあるので、ターミナルからの距離だけで比較は難しいですが、大分ホーバーや神戸は選択肢としてバスと並列な感じを保てている印象。一方で300メートルほど離れている長崎や中部国際は利用者が少なく維持するのが結構大変な印象です。700メートル離れた羽田はもう知られてもいない感じで、全然活用されていません。
船舶ターミナル以外では、広島空港の施設配置が非常に参考になります。
ちょうど、レンタカーターミナルのりんちゃいが、ターミナル正面130メートル離れた位置にあります。ターミナルから空中回廊で結ばれていて、120メートル離れた場合の熊本空港駅とおそらく同じような感じになると思います。
そして、430メートル程度離れた所に八天堂ビレッジがあります。熊本空港駅が(ターミナル正面位置で)一番離れた時に450メートル程度離れますから、こちらも同じような感じになると思います。
レンタカーターミナルのりんちゃいはそれほど離れていない印象ですが、八天堂ビレッジは歩いていくのとてもしんどいです。正直送迎バスあればなあ、という距離と思います。
送迎バスと言えば、熊本空港の第三駐車場はそうではないようですが、空港では大荷物持っている人も多いので、300メートルくらい離れると、連絡バスを運行するのが普通です。レンタカー送迎車が良い例ですね。
そういった他空港の事例から歩ける距離を考えると、300メートル前後がギリギリ許容範囲内といった印象でしょうか。
続いて空港以外の交通拠点の距離を見てみます。
・熊本市役所(熊本市中心部)〜熊本空港行バス乗り場=350m
・熊本市役所(熊本市中心部)〜博多行新幹線乗り場=2,700m
・熊本駅新幹線改札口〜熊本空港行バス乗り場=250m
熊本を行き来する人は、熊本市中心部と福岡空港間を移動する際の、新幹線利用までの2.7キロメートルもの移動は苦にならないのですから、120メートル移動くらい屁でもないのではないでしょうか。
それは極端な例としても、現在、熊本駅新幹線改札口〜熊本空港行バス乗り場の250メートルは皆が移動できています。
やはり300メートル程度までは許容範囲と言えそうです。
最後に現行の交通機関と比較で見てみます。
・肥後大津駅改札口〜熊本空港行バス乗り場=10m
現在は肥後大津駅での無料バスへの乗り換えは10メートルです。空港のバス乗り場はターミナルの目の前。肥後大津駅〜空港間は15分なので、現行は乗り換え所要時間含めて15.5分といったところです。
一方、今回の鉄道は熊本空港〜肥後大津間は10分と推定されています。熊本空港駅がターミナルから120メートル地点なら徒歩1分30秒なので11.5分。320メートル離れると14分かかります。
400メートル程度離れてしまったら、現行のバスと所要時間にほぼ変化がなく、整備するだけ無駄と言えそうです。
400メートル程度離れてしまうのなら、現行の無料バスをもっと使いやすくする方が効果的です。

参考になるのが広島空港です。
左の灰色建物(のりんちゃい)←立体駐車場奥の白屋根→右のターミナルが約130m。
400mだと八天堂ビレッジまで行く感じと言うと分かりやすいでしょうか。

長崎空港の船舶ターミナルへ行くための通路。
ここは全体の4分の1も写っていませんが、延々歩かされる印象です。

現行の空港〜肥後大津駅間の無料乗り合いタクシーは
肥後大津駅ののりばが改札口の目の前なので乗り換えは実質1分程度。
空港駅の徒歩距離が長いと「バス所要時間=鉄道+徒歩所要時間」になってしまいます。
■地下駅だと費用増加が150億円は高いのか?豊肥本線複線化はその20倍費用増加するけど、、、
次に、地下駅だと追加費用が150億円以上かかり無理、とされていることについてです。
全体の工事費用はまだ出ていませんが、今回の熊本空港アクセス鉄道の、以前出されていた概算は410億円でした。地下駅だと150億円増加するとなると、パッと見、割合的に絶対的に無理です。
そもそも今回の鉄道は費用便益分析が1ギリギリなので、費用が増した途端、1を切ってしまいます。1を切る案件には国からの補助金が出づらくなるので、地下駅にすることはできないようですね。
ただ、今回の場合、最初の比較で別交通機関と比較しており、元々410億円のものが「地下駅だと+150億円(=つまり560億円)になります、ハイ、無理」と言うのはあまりにもおかしな話です。
だったら、そもそもの比較の時に、410億円ではなく、560億円かかるとして比較しなきゃいけないでしょ。
例えば当初計画で410億円だったものが、地上駅だと310億円、地下駅だと460億円位なら、410億歩譲ってまだ納得もいきますが、、、。
それとも地下駅だと410億円、地上駅だと260億円という意味でしょうか?それだったら410億円かかるのは初めから分かりきっていることで、無理と言うはずはありませんし、謎です。
中間駅設置を検討しているようですが、プラス150億円を出せねーと言ってるのに、中間駅は設置できるって、お笑いにも程があります。
※駅1つ造るのって、例えば神奈川県の小田栄駅が6億ぐらいで、その時に通常駅1つ造るのに20億くらいかかると話題になりました。+150億円以上とは、随分な差ですね、、、。例えば、福岡の七隈線延伸では2駅付きで総事業費は600億円弱くらいでした。博多駅はかなり複雑な工法構造だと思うので、+150億円より全然高いと思いますが、そうなると総事業費の6、7割は地下駅分ってことになりますから、地下駅ってかなりお高いんですね。
結局、肥後大津案を採用するために、比較のときはその費用をとにかく矮小化したということなのでしょう。
未だに豊肥本線の複線化費用は加算されていませんし、とにかく肥後大津案の費用を低く低く低く低く低く低く見せようとしているのは、非常に心象悪いです。
そして、最も重要な視点は、肥後大津案の熊本空港〜熊本駅間の所要時間40分切りを実現するためには、豊肥本線の複線化が不可欠という点です。
豊肥本線区間は22.6キロあります。6.4キロの熊本空港アクセス鉄道建設費が地下駅じゃなくても410億円ですから、単純計算で1,400億円位はかかるはず。そうなると、総事業費は本当は1,800億円になります。410億円が560億円になるなら費用が4割近く増すので無理な印象ですが、1,800億円が1,950億円上がるのは1割増なだけ。それでもやっぱり耐えられないですかね。
しかも、豊肥本線区間は、クソ田舎とバカにしている地域を走る熊本空港アクセス鉄道通過地区より街なかで、土地買収費は高天井です。総事業費が1,800億円で収まるとも思えません。
じゃあ、土地買収費を削減するため、買収しないで、一線分は現線路の下に地下鉄で造るとなったら、どうなるでしょう。比較的安く済んだとされている横浜ブルーライン延伸線ですらキロ当たり265億円で、単線なのでかかる費用が「その半分だとしても」3,000億円かかります。=総事業費3,400億円
あれ?確か、昔の比較の時に、熊本市中心部から空港までモノレール建設とした費用は似たような値段が出ていたような記憶があるのですが。当時とはお金の価値が違いますから単純比較はできないんでしょうけど。
なんだか、空港駅について120mとか150億円とかでガーガー文句の言い合いになっているのが、こすたくりんですね。(熊本弁合ってます?)
※以前のコラムで話を出した熊本市中心部直結と考えた場合の費用を考えてみます。
空港〜九州道と国体道路交点付近間 地上8km程度=単価は肥後大津案基準
九州道と国体道路交点付近〜桜町間 地下(道路下や白川小下等)10km程度=単価は横浜ブルーライン延伸線基準(半額には敢えてしません)
とすると3,200億円程度。新路線造っても、かかる費用は大して変わらんのですけど、、、。
今回の空港アクセス鉄道は、空港アクセスを目的としてわざわざ整備するものです。周りの地域が便利になるとかは正直どーでも良いわけで、まずは空港利用の利便性が最優先のはずです。
ところが、空港駅の設置位置からして、そこは二の次になっていることが分かります。検討会議の中で空港敷地外設置なら周辺振興にもなるなどと、軽々しく宣ってしまう辺り、空港アクセスの目的が完全に失われていますね。
ターミナルまで120メートルあってもアクセス利便性が変わらないなら、地下駅で敷地外まで120メートルかかったとしても周辺振興への影響は何も変わらないはずなので、言ってる論理が破綻していますし。
そもそも今回採用されたアクセス鉄道ルート自体、「熊本市中心部へのアクセス向上」という整備目的を完全に逸脱しています。
結局、大津町とか西原村の振興策として整備するのであって、たまたまそこに空港があったから空港アクセス線と称しただけとも言える状況になってしまいました。
空港の振興であれば、日本国の価値向上に繋がりますが、それが二の次なのであれば、意味があるのは日本国ではなく地元なだけ。こんなのに、国は補助金出したらダメですね。県と村で金出して頑張りなさいよ。といった感じでしょうか。
まあ、あとから費用が上がっても、建設が決定さえしてしまえば、建設は止まらないでしょうから、県はとにかく安く見積もって、国から補助するというお墨付きを引き出せれば良いわけで、建設決定まで持っていくのに躍起になっているのかもしれませんね。
■ターミナル地区に駅設置可能な場所はあるのか
最後に、ターミナル目の前への駅設置にこだわるのなら、今の建物の状態で地上駅として設置可能な場所は本当にないのか考えてみましょう。
まずは駅と鉄道に必要な地上領域を考えてみます。
参考になるのは仙台空港駅です。
仙台空港の場合、駅長さが約200メートル(ホームは長い方で6両分=約120メートル足す余長)、そこから地下に入るまでは約520メートルあります(道路を越えたあと約400メートル)。仙台空港駅は高架ですから、高低差は地下に入るまでのアプローチは少し長いです。
また、地上駅から地下に入り込むアプローチの長さは、羽田空港近くの、穴守稲荷駅から地下に入る京急線がとても参考になります。こちらは駅横の踏切を過ぎてから傾斜しており、約110メートルで地下に入れています。
(1)降車レーン辺りが唯一の候補?
以上の条件を元に考えてみると、ターミナル目の前の降車レーン辺りが活用できるかもしれません。唯一の候補ともいえるよう位置です。
ターミナル目の前の降車レーンは長さ約160メートル。そこから道路との境目(第一駐車場と第二駐車場の間の道路)まで約80メートルあります。合計で240メートルは捻出出来ます。
例えば6両分ならホームは120メートル強で済みます。つまり、240メートルあればギリギリトンネル出口から地上駅設置は可能です。(ギリギリすぎるので、第二駐車場を一部切り欠いて道路を少し遠回り化などの工夫は必要)
駐車場の車道やアプローチ歩道の切り回しなどを考えなければなりませんが、単純に考えると、この降車レーン辺りに地上駅での設置は可能なはずです。
降車レーンと第一駐車場の駐車枠を使えば、横幅も最大22メートル位は確保できるので、充分設置が可能です。(参考までに、仙台空港は駅の幅が二線島式で17メートルで済んでいますので、駐車場の駐車枠は諦めざるを得ないにしても車道は確保できますね。)
課題は、第一駐車場〜ターミナル間の徒歩経路と降車レーンの代替です。
駐車場の徒歩経路は、東端と西側は行き来が可能ですし、駅に邪魔される中央部分は連絡歩道橋を設ければ良いだけ。
降車レーンの代替は、東西にあるバスプールのいずれかを活用すれば十分に可能です。(福岡の南乗降場のような感じ)
駅をターミナルと駐車場の間に設けて、駐車場からのみ連絡通路とすれば、連絡通路の長さも短く、かつ土地買収も不要ですから、敷地外に駅を造るより、さらに安く済ませられます。
(2)そらよかパークと東側団体バス乗り場を活用?
また、そらよかパークと東側団体バス乗り場を活用する方法もあります。
東側団体バス乗り場の南東角〜別棟のギリギリまで斜めに駅を設置すれば、なんとか120メートル程度は確保出来ます。そこから地下へのアプローチは、第二駐車場で処理すれば設置は可能です。この場合、ターミナル目の前の道路をいじる必要がありません。(東側団体バス乗り場〜第三駐車場間の道路は閉鎖が必要)
ただし、この場合、ターミナルを拡張しようとした場合に、駅が邪魔になってくるので、将来拡張性に疑問符が付きます。
(3)立体駐車場の北側なども駅設置可能な隙間
このほか、立体駐車場の北側なども駅設置可能な隙間がありますが、それだと空港敷地境界ビタビタの位置に設置の場合とほぼ変わらない位置になります。無理をしてまで設置する場所ではないでしょう。
=======================
以上の通り、地上駅にこだわってターミナル至近で整備するとすれば、「降車レーン付近」か「そらよかパーク付近」の2択になってくると思われます。ただ、両者ともにホーム延伸は難しく、将来拡張性という点ではあまりよろしくない位置。
既存道路の間でチマチマ工事をするくらいなら、敷地外にポンっと駅を設置する方が手っ取り早く、将来性もありと言えます。
そして、いずれにしても、鉄道駅をターミナル至近の地上に整備するとなると、道路の一部付け替えが不可欠になります。
熊本空港アクセス鉄道は、熊本市中心部とのアクセス向上のためにやるのですから、最優先は鉄道、道路交通(特に公共交通でない自家用車)は二の次という割り切りも必要です。
別にバスをターミナルの目の前に付けなければならないという法律はありませんから、最悪、バス発着場や降車レーンを空港敷地外にすれば良いだけではないですか?
とまで書くと少し過激ですが、、、。120メートル程度徒歩移動になるくらいで道路が不便になるとか、言って欲しくないですね。
熊本市内行きバスは全廃に追いやられるぐらい鉄道が便利でなければ、空港アクセス鉄道を整備する意味がありません。そして、バス便がほとんどなくなるのなら、前面道路は容量が小さくても問題ないはずです。
逆の見方をすると、バスが今と変わらないか微減でしかないのなら、熊本市中心部とのアクセス向上が未達成ということになりますから、空港アクセス鉄道に税金を投入する意味がありません。
最優先は鉄道、道路交通(特に公共交通でない自家用車)は二の次と割り切れるかは非常に重要な視点です。

ターミナル至近で設けられる可能性があるのが降車レーン付近。
前面道路と立体駐車場の間です。

ターミナル東側の団体バスのりば付近も隙間あり。ただし長さがギリギリです。
写真奥に写る道路の付け替えがポイントの一つです。
降車レーン付近でも東側の団体バスのりば付近でも、写真奥の塔とそらよかビジターセンターの間で線路と道路を処理できることが条件。
ということで、軽く熊本空港駅の設置位置について考えてみました。
鉄道駅を敷地内(ターミナル目の前)にもってくることに拘っている人が多いですが、敷地外設置でも離れなければ問題なさそうですし、敷地内に地上駅を設置することも可能のように感じます。
賛否両論あるようですが、空港敷地にビタビタにくっつけられるなら、正直どっちでも大して変わらない気がします。
それよりも、ドンドンドンドン当初の構想から逸脱していっている鉄道整備の目的について、当初の目的(空港と熊本市中心部のアクセス向上)に立ち返り、もっと当初の目的を意識した空港アクセス鉄道にしてほしいものですね。
7月下旬には周辺町村で説明会も開かれるようですので、地元の方は足を運んでみてはいかがでしょうか。
→阿蘇くまもと空港アクセス鉄道に関する住民説明会の開催について(熊本県公式サイト)
今回のコラムはこれにて〆ます。長々失礼しました。
ここ半月ほど、昨年アップした熊本空港アクセス鉄道に関する投稿へのアクセスが増えていました。
●コラム_各空港のアクセス実力比較2(2025年01月11日 up)
●コラム_各空港のアクセス実力比較1(2025年01月10日 up)
●コラム_熊本アクセス鉄道意味無?(2024年09月20日 up)
●コラム_熊本はアクセス不便?(2024年08月14日 up)
何事かと思ったら、どうも、同路線の新ルートが公表されたことから、注目度が上がったようです。
→阿蘇くまもと空港アクセス鉄道整備調査における鉄道ルートの絞り込み結果について(熊本県公式サイト)
今回出されたのは「新ルート」ではなく、ただ単に、通る場所を幅500メートルまで絞り込んだだけのもの(鉄道ルートの絞り込み結果)です。
この報道で、空港駅が空港敷地外(最短でターミナルから120メートル離れた位置)の地上に設置と示されたことで、「離れすぎ」といった意見が出て少し騒ぎになっているようです。
これを深堀りしてみます。
■空港駅予定場所はターミナルから120m?
空港駅の位置は、ターミナルから120メートル離れた位置と報道されています。県の会議でも、ターミナル直下にすべきと意見が出ていたようです。
当該記事はこちらです。
→空港アクセス鉄道、絞り込みルート案 南側に駅、トンネルや中間駅も(熊本日日新聞社公式サイト)
→空港アクセス鉄道 駅は熊本空港南側の敷地外に 空中回廊や地下通路での接続を検討(テレビ熊本公式サイト)
実は、今回出された資料では、空港駅の具体的な位置について記載されていません。
資料上、計画ルートが地図上に500メートル幅で描かれているだけで、報道のようにターミナルから120メートル離れた位置となるのは、この500メートル幅の中心付近を通った場合と推定されます。
一応、この幅の一番北側を通った場合は、ターミナルに駅ができる位置にルートの線が塗られていますが、文字で「空港南側(敷地外)の地上に整備する。」と明記されてしまっています。
さらに熊本県の会議では、空港隣接地に設置する旨の発言があったようです。
ターミナルから空港敷地境界までは最短で約120メートルあります。ターミナル地区南側に、空港敷地にビタビタにくっつけて整備すれば、ターミナルから120メートル離れることになります。
このことから、一部の報道がターミナルから120メートルと報じているようです。
ただ、これは最短距離の場合です。駅の位置が示された500メートル幅の一番南側に設置された場合は、ターミナルから450メートルほど離れてしまいます。また、ターミナル正面から東西位置がズレると、さらに遠くなってしまいます。
120メートルとは、ターミナルから空港敷地境界までの最短距離です。最長だと約450メートル以上離れます。
120メートルというのが、一人歩きするのは懸念事項ですね。
| (まとめ) ▶今回示されたのは500m幅のルート案 →図の上では空港駅付近はターミナル含めた500m幅。 ▶空港駅位置だけは空港敷地外を宣言 →文字で「空港南側(敷地外)の地上に整備する。」と明記。 ▶空港敷地境界までの距離は最短約120m →ターミナル正面設置で駅↔ターミナル間距離は120m〜450mと範囲広い。 |
■ターミナルから120メートルは遠いのか?
このターミナルから120メートルが実際遠いのかを考えてみます。
なお、検証に入る前に気を付けたいのは、前述の通り、明らかになったのは「空港駅は空港敷地外」ということだけという点です。
ターミナルからの距離は、最短で120メートルなだけで、位置によっては300メートルとか400メートルとかもっと長くなる可能性があることは注意が必要です。何度も書きますが、最長だと450メートル離れ、ターミナル正面から東西方向に位置がずれると、さらに距離が延びてしまいます。
他空港の状況と比較
まず、他の空港駅が空港敷地からどのくらい離れているのかみてみます。
▶空港敷地内(ターミナルと一体)
新 千 歳:0m(ターミナル地下)
成田国際:0m(ターミナル地下)
東京国際:0m(ターミナル地下 or ターミナル横)
福 岡:0m(ターミナル地下)
▶空港敷地内(ターミナルとは別=下記数字はターミナルまでの直線距離)
仙 台: 50m(正面/前面道路挟んだ向かい)
中部国際: 40m(正面/前面道路挟んだ向かい/第2迄は370m)
大阪国際: 50m(正面/前面道路挟んだ向かい)
関西国際: 40m(正面/前面道路挟んだ向かい/第2迄は1,000m)
神 戸: 10m(正面/前面道路の上/第2迄は150m)
宮 崎: 10m(正面/ターミナル横)
那 覇:100m(正面/前面道路挟んだ向かい駐車場を超えた位置)
▶空港敷地外(下記数字はターミナルまでの直線距離)
美 保:240m
今回は直線距離で示しました。実際に歩くとなると、ホーム〜改札口〜ターミナル入口と移動するので、距離は伸びることに注意が必要です。例えば仙台は最も短い直線距離では50メートルですが、実際の徒歩移動距離は、改札口〜ターミナル入口だけでも約100メートル必要です。
空港敷地外の設置は美保(米子鬼太郎)以外見当たりません。
イメージとしては参考にできますでしょうか。ターミナルから120メートルなら美保よりは近く、300メートル位だと美保より遠いです。
また、120メートルだと那覇と同等な感じです。駐車場を越えた先にある、という点も酷似しています。
中部や神戸なんかは第2ターミナルが遠すぎて使う気にならねーと少し話題のようです。また、東成田駅と第2ターミナル駅間の地下道が500メートルなのですが、そこはもうメンドクセー通路で異世界への入り口なんて称されています。
一方、みんな大好き羽田では、端の搭乗口になっちゃったらターミナル内での移動は1キロメートルを超えることが普通にありますが、鉄道が空港直結だから利便性最高みたいに思われています。例えば第2ターミナルで京急線利用の場合、改札口までは、一番近い到着口からは200メートル、ターミナル端から130メートル(+上下動エスカレータ2回)も移動が必要です。それでも鉄道利便性抜群と思われていますから、結局、距離だけではなく、イメージ先行なのが分かります。
要は、駅に降り立ったとき、駅に向かう時に、ターミナル目の前!という見せ方をできるかが勝負な気もします。熊本が敷地外に整備するのなら、そこは絶対的に魅せられないと、鉄道不便烙印を押されかねません。
120メートルなら許容範囲に感じますが、他空港の事例を見ると、最長の450メートル離れてしまうと、遠すぎ!となりそうですね。
鉄道近接で知られる神戸空港。改札口を出たら、すぐそこに
ターミナル入口があり、同じ建物内のように感じます。
ターミナル正面(前面道路上)に整備された例です。
鉄道が目の前と言われている宮崎空港。
ターミナル入口を出たあと、すぐ横の階段を登ると鉄道駅です。
ターミナル横に整備された例です。
多くの空港が採用のターミナル正面配置は仙台空港が好例です。
左側がターミナル、右側が鉄道駅で、この位置関係だと約50mです。
ターミナル正面(前面道路を挟んだ位置)に整備された例です。
美保はターミナルまで約240mですが、遥か遠くの印象。
間の道路を渡るのは歩道橋で、その上下動もあり面倒くさいです。
空港敷地外に整備された例です。
他の参考距離と比較
次に空港駅以外に、参考になりそうな距離(いずれも徒歩距離)を測ってみました。
120メートル〜450メートル地点に整備するのは果たして不便と感じますか?
・大分空港 ターミナル〜船舶ターミナル間=120m
・長崎空港 ターミナル〜船舶ターミナル間=290m
・羽田空港 第3ターミナル〜船舶ターミナル間=700m
・中部空港 第1ターミナル〜船舶ターミナル間=330m
・神戸空港 第1ターミナル〜船舶ターミナル間=350m
・関西空港 第1ターミナル〜船舶ターミナル間=1.2km(直線距離、連絡バスのみ)
・熊本空港 ターミナル〜同第三駐車場間=350m
・岡山空港 ターミナル〜同第四駐車場間=300m(連絡バス運行中)
・広島空港 ターミナル〜レンタカーターミナルのりんちゃい間=130m
・成田空港 第2ターミナル〜第3ターミナル間=300m(連絡バス運行中)
・成田空港 第1ターミナル〜東成田駅間=1km(開港当初連絡バスでの移動)
・平成5年の移転前の羽田空港旧ターミナル〜旧羽田空港駅=1.4km(当時連絡バスあり)
空港関連施設の場合、船舶ターミナルまでの距離が一番参考になりそうでしょうか。
就航路線の利便性もあるので、ターミナルからの距離だけで比較は難しいですが、大分ホーバーや神戸は選択肢としてバスと並列な感じを保てている印象。一方で300メートルほど離れている長崎や中部国際は利用者が少なく維持するのが結構大変な印象です。700メートル離れた羽田はもう知られてもいない感じで、全然活用されていません。
船舶ターミナル以外では、広島空港の施設配置が非常に参考になります。
ちょうど、レンタカーターミナルのりんちゃいが、ターミナル正面130メートル離れた位置にあります。ターミナルから空中回廊で結ばれていて、120メートル離れた場合の熊本空港駅とおそらく同じような感じになると思います。
そして、430メートル程度離れた所に八天堂ビレッジがあります。熊本空港駅が(ターミナル正面位置で)一番離れた時に450メートル程度離れますから、こちらも同じような感じになると思います。
レンタカーターミナルのりんちゃいはそれほど離れていない印象ですが、八天堂ビレッジは歩いていくのとてもしんどいです。正直送迎バスあればなあ、という距離と思います。
送迎バスと言えば、熊本空港の第三駐車場はそうではないようですが、空港では大荷物持っている人も多いので、300メートルくらい離れると、連絡バスを運行するのが普通です。レンタカー送迎車が良い例ですね。
そういった他空港の事例から歩ける距離を考えると、300メートル前後がギリギリ許容範囲内といった印象でしょうか。
続いて空港以外の交通拠点の距離を見てみます。
・熊本市役所(熊本市中心部)〜熊本空港行バス乗り場=350m
・熊本市役所(熊本市中心部)〜博多行新幹線乗り場=2,700m
・熊本駅新幹線改札口〜熊本空港行バス乗り場=250m
熊本を行き来する人は、熊本市中心部と福岡空港間を移動する際の、新幹線利用までの2.7キロメートルもの移動は苦にならないのですから、120メートル移動くらい屁でもないのではないでしょうか。
それは極端な例としても、現在、熊本駅新幹線改札口〜熊本空港行バス乗り場の250メートルは皆が移動できています。
やはり300メートル程度までは許容範囲と言えそうです。
最後に現行の交通機関と比較で見てみます。
・肥後大津駅改札口〜熊本空港行バス乗り場=10m
現在は肥後大津駅での無料バスへの乗り換えは10メートルです。空港のバス乗り場はターミナルの目の前。肥後大津駅〜空港間は15分なので、現行は乗り換え所要時間含めて15.5分といったところです。
一方、今回の鉄道は熊本空港〜肥後大津間は10分と推定されています。熊本空港駅がターミナルから120メートル地点なら徒歩1分30秒なので11.5分。320メートル離れると14分かかります。
400メートル程度離れてしまったら、現行のバスと所要時間にほぼ変化がなく、整備するだけ無駄と言えそうです。
400メートル程度離れてしまうのなら、現行の無料バスをもっと使いやすくする方が効果的です。
参考になるのが広島空港です。
左の灰色建物(のりんちゃい)←立体駐車場奥の白屋根→右のターミナルが約130m。
400mだと八天堂ビレッジまで行く感じと言うと分かりやすいでしょうか。
長崎空港の船舶ターミナルへ行くための通路。
ここは全体の4分の1も写っていませんが、延々歩かされる印象です。
現行の空港〜肥後大津駅間の無料乗り合いタクシーは
肥後大津駅ののりばが改札口の目の前なので乗り換えは実質1分程度。
空港駅の徒歩距離が長いと「バス所要時間=鉄道+徒歩所要時間」になってしまいます。
| (まとめ) ▶ターミナル〜空港駅間が120mで済むなら →那覇空港駅や広島空港のりんちゃいが同等のイメージ。あまり抵抗ない? ▶ターミナル〜空港駅間が300m程度まで伸びると →空港駅では日本一遠い、連絡バスも必要になるかも。 ▶ターミナル〜空港駅間が400m超えの場合 →現行の無料バスと所要時間がほぼ同じになり鉄道を整備する意味なし。 |
■地下駅だと費用増加が150億円は高いのか?豊肥本線複線化はその20倍費用増加するけど、、、
次に、地下駅だと追加費用が150億円以上かかり無理、とされていることについてです。
全体の工事費用はまだ出ていませんが、今回の熊本空港アクセス鉄道の、以前出されていた概算は410億円でした。地下駅だと150億円増加するとなると、パッと見、割合的に絶対的に無理です。
そもそも今回の鉄道は費用便益分析が1ギリギリなので、費用が増した途端、1を切ってしまいます。1を切る案件には国からの補助金が出づらくなるので、地下駅にすることはできないようですね。
ただ、今回の場合、最初の比較で別交通機関と比較しており、元々410億円のものが「地下駅だと+150億円(=つまり560億円)になります、ハイ、無理」と言うのはあまりにもおかしな話です。
だったら、そもそもの比較の時に、410億円ではなく、560億円かかるとして比較しなきゃいけないでしょ。
例えば当初計画で410億円だったものが、地上駅だと310億円、地下駅だと460億円位なら、410億歩譲ってまだ納得もいきますが、、、。
それとも地下駅だと410億円、地上駅だと260億円という意味でしょうか?それだったら410億円かかるのは初めから分かりきっていることで、無理と言うはずはありませんし、謎です。
中間駅設置を検討しているようですが、プラス150億円を出せねーと言ってるのに、中間駅は設置できるって、お笑いにも程があります。
※駅1つ造るのって、例えば神奈川県の小田栄駅が6億ぐらいで、その時に通常駅1つ造るのに20億くらいかかると話題になりました。+150億円以上とは、随分な差ですね、、、。例えば、福岡の七隈線延伸では2駅付きで総事業費は600億円弱くらいでした。博多駅はかなり複雑な工法構造だと思うので、+150億円より全然高いと思いますが、そうなると総事業費の6、7割は地下駅分ってことになりますから、地下駅ってかなりお高いんですね。
結局、肥後大津案を採用するために、比較のときはその費用をとにかく矮小化したということなのでしょう。
未だに豊肥本線の複線化費用は加算されていませんし、とにかく肥後大津案の費用を低く低く低く低く低く低く見せようとしているのは、非常に心象悪いです。
そして、最も重要な視点は、肥後大津案の熊本空港〜熊本駅間の所要時間40分切りを実現するためには、豊肥本線の複線化が不可欠という点です。
豊肥本線区間は22.6キロあります。6.4キロの熊本空港アクセス鉄道建設費が地下駅じゃなくても410億円ですから、単純計算で1,400億円位はかかるはず。そうなると、総事業費は本当は1,800億円になります。410億円が560億円になるなら費用が4割近く増すので無理な印象ですが、1,800億円が1,950億円上がるのは1割増なだけ。それでもやっぱり耐えられないですかね。
しかも、豊肥本線区間は、クソ田舎とバカにしている地域を走る熊本空港アクセス鉄道通過地区より街なかで、土地買収費は高天井です。総事業費が1,800億円で収まるとも思えません。
じゃあ、土地買収費を削減するため、買収しないで、一線分は現線路の下に地下鉄で造るとなったら、どうなるでしょう。比較的安く済んだとされている横浜ブルーライン延伸線ですらキロ当たり265億円で、単線なのでかかる費用が「その半分だとしても」3,000億円かかります。=総事業費3,400億円
あれ?確か、昔の比較の時に、熊本市中心部から空港までモノレール建設とした費用は似たような値段が出ていたような記憶があるのですが。当時とはお金の価値が違いますから単純比較はできないんでしょうけど。
なんだか、空港駅について120mとか150億円とかでガーガー文句の言い合いになっているのが、こすたくりんですね。(熊本弁合ってます?)
※以前のコラムで話を出した熊本市中心部直結と考えた場合の費用を考えてみます。
空港〜九州道と国体道路交点付近間 地上8km程度=単価は肥後大津案基準
九州道と国体道路交点付近〜桜町間 地下(道路下や白川小下等)10km程度=単価は横浜ブルーライン延伸線基準(半額には敢えてしません)
とすると3,200億円程度。新路線造っても、かかる費用は大して変わらんのですけど、、、。
今回の空港アクセス鉄道は、空港アクセスを目的としてわざわざ整備するものです。周りの地域が便利になるとかは正直どーでも良いわけで、まずは空港利用の利便性が最優先のはずです。
ところが、空港駅の設置位置からして、そこは二の次になっていることが分かります。検討会議の中で空港敷地外設置なら周辺振興にもなるなどと、軽々しく宣ってしまう辺り、空港アクセスの目的が完全に失われていますね。
ターミナルまで120メートルあってもアクセス利便性が変わらないなら、地下駅で敷地外まで120メートルかかったとしても周辺振興への影響は何も変わらないはずなので、言ってる論理が破綻していますし。
そもそも今回採用されたアクセス鉄道ルート自体、「熊本市中心部へのアクセス向上」という整備目的を完全に逸脱しています。
結局、大津町とか西原村の振興策として整備するのであって、たまたまそこに空港があったから空港アクセス線と称しただけとも言える状況になってしまいました。
空港の振興であれば、日本国の価値向上に繋がりますが、それが二の次なのであれば、意味があるのは日本国ではなく地元なだけ。こんなのに、国は補助金出したらダメですね。県と村で金出して頑張りなさいよ。といった感じでしょうか。
まあ、あとから費用が上がっても、建設が決定さえしてしまえば、建設は止まらないでしょうから、県はとにかく安く見積もって、国から補助するというお墨付きを引き出せれば良いわけで、建設決定まで持っていくのに躍起になっているのかもしれませんね。
| (まとめ) ▶地下駅にかかる費用 →概算は410億円から150億円増加で割合的に絶対的に無理。 ▶肥後大津案で熊本駅まで40分切りには豊肥本線の複線化が不可欠 →総事業費は本当は3,400億円?熊本市中心部まで新線整備と変わらない? ▶空港駅を敷地外に設置する理由は地域振興? →空港アクセスの目的がまた二の次になっている。 |
■ターミナル地区に駅設置可能な場所はあるのか
最後に、ターミナル目の前への駅設置にこだわるのなら、今の建物の状態で地上駅として設置可能な場所は本当にないのか考えてみましょう。
まずは駅と鉄道に必要な地上領域を考えてみます。
参考になるのは仙台空港駅です。
仙台空港の場合、駅長さが約200メートル(ホームは長い方で6両分=約120メートル足す余長)、そこから地下に入るまでは約520メートルあります(道路を越えたあと約400メートル)。仙台空港駅は高架ですから、高低差は地下に入るまでのアプローチは少し長いです。
また、地上駅から地下に入り込むアプローチの長さは、羽田空港近くの、穴守稲荷駅から地下に入る京急線がとても参考になります。こちらは駅横の踏切を過ぎてから傾斜しており、約110メートルで地下に入れています。
(1)降車レーン辺りが唯一の候補?
以上の条件を元に考えてみると、ターミナル目の前の降車レーン辺りが活用できるかもしれません。唯一の候補ともいえるよう位置です。
ターミナル目の前の降車レーンは長さ約160メートル。そこから道路との境目(第一駐車場と第二駐車場の間の道路)まで約80メートルあります。合計で240メートルは捻出出来ます。
例えば6両分ならホームは120メートル強で済みます。つまり、240メートルあればギリギリトンネル出口から地上駅設置は可能です。(ギリギリすぎるので、第二駐車場を一部切り欠いて道路を少し遠回り化などの工夫は必要)
駐車場の車道やアプローチ歩道の切り回しなどを考えなければなりませんが、単純に考えると、この降車レーン辺りに地上駅での設置は可能なはずです。
降車レーンと第一駐車場の駐車枠を使えば、横幅も最大22メートル位は確保できるので、充分設置が可能です。(参考までに、仙台空港は駅の幅が二線島式で17メートルで済んでいますので、駐車場の駐車枠は諦めざるを得ないにしても車道は確保できますね。)
課題は、第一駐車場〜ターミナル間の徒歩経路と降車レーンの代替です。
駐車場の徒歩経路は、東端と西側は行き来が可能ですし、駅に邪魔される中央部分は連絡歩道橋を設ければ良いだけ。
降車レーンの代替は、東西にあるバスプールのいずれかを活用すれば十分に可能です。(福岡の南乗降場のような感じ)
駅をターミナルと駐車場の間に設けて、駐車場からのみ連絡通路とすれば、連絡通路の長さも短く、かつ土地買収も不要ですから、敷地外に駅を造るより、さらに安く済ませられます。
(2)そらよかパークと東側団体バス乗り場を活用?
また、そらよかパークと東側団体バス乗り場を活用する方法もあります。
東側団体バス乗り場の南東角〜別棟のギリギリまで斜めに駅を設置すれば、なんとか120メートル程度は確保出来ます。そこから地下へのアプローチは、第二駐車場で処理すれば設置は可能です。この場合、ターミナル目の前の道路をいじる必要がありません。(東側団体バス乗り場〜第三駐車場間の道路は閉鎖が必要)
ただし、この場合、ターミナルを拡張しようとした場合に、駅が邪魔になってくるので、将来拡張性に疑問符が付きます。
(3)立体駐車場の北側なども駅設置可能な隙間
このほか、立体駐車場の北側なども駅設置可能な隙間がありますが、それだと空港敷地境界ビタビタの位置に設置の場合とほぼ変わらない位置になります。無理をしてまで設置する場所ではないでしょう。
=======================
以上の通り、地上駅にこだわってターミナル至近で整備するとすれば、「降車レーン付近」か「そらよかパーク付近」の2択になってくると思われます。ただ、両者ともにホーム延伸は難しく、将来拡張性という点ではあまりよろしくない位置。
既存道路の間でチマチマ工事をするくらいなら、敷地外にポンっと駅を設置する方が手っ取り早く、将来性もありと言えます。
そして、いずれにしても、鉄道駅をターミナル至近の地上に整備するとなると、道路の一部付け替えが不可欠になります。
熊本空港アクセス鉄道は、熊本市中心部とのアクセス向上のためにやるのですから、最優先は鉄道、道路交通(特に公共交通でない自家用車)は二の次という割り切りも必要です。
別にバスをターミナルの目の前に付けなければならないという法律はありませんから、最悪、バス発着場や降車レーンを空港敷地外にすれば良いだけではないですか?
とまで書くと少し過激ですが、、、。120メートル程度徒歩移動になるくらいで道路が不便になるとか、言って欲しくないですね。
熊本市内行きバスは全廃に追いやられるぐらい鉄道が便利でなければ、空港アクセス鉄道を整備する意味がありません。そして、バス便がほとんどなくなるのなら、前面道路は容量が小さくても問題ないはずです。
逆の見方をすると、バスが今と変わらないか微減でしかないのなら、熊本市中心部とのアクセス向上が未達成ということになりますから、空港アクセス鉄道に税金を投入する意味がありません。
最優先は鉄道、道路交通(特に公共交通でない自家用車)は二の次と割り切れるかは非常に重要な視点です。
ターミナル至近で設けられる可能性があるのが降車レーン付近。
前面道路と立体駐車場の間です。
ターミナル東側の団体バスのりば付近も隙間あり。ただし長さがギリギリです。
写真奥に写る道路の付け替えがポイントの一つです。
降車レーン付近でも東側の団体バスのりば付近でも、写真奥の塔とそらよかビジターセンターの間で線路と道路を処理できることが条件。
| (まとめ) ▶既存建物を避けて設置できる場所 →降車レーン付近ならなんとか実現可能かも。 ▶ターミナル至近の地上に鉄道駅を設置するなら →道路付替不可欠。鉄道第一、道路は二の次にする割り切りが必要。 ▶ターミナル至近の地上に鉄道駅を設置するなら →土地買収不要。連絡通路短くなり、より費用の削減が可能。 |
ということで、軽く熊本空港駅の設置位置について考えてみました。
鉄道駅を敷地内(ターミナル目の前)にもってくることに拘っている人が多いですが、敷地外設置でも離れなければ問題なさそうですし、敷地内に地上駅を設置することも可能のように感じます。
賛否両論あるようですが、空港敷地にビタビタにくっつけられるなら、正直どっちでも大して変わらない気がします。
それよりも、ドンドンドンドン当初の構想から逸脱していっている鉄道整備の目的について、当初の目的(空港と熊本市中心部のアクセス向上)に立ち返り、もっと当初の目的を意識した空港アクセス鉄道にしてほしいものですね。
7月下旬には周辺町村で説明会も開かれるようですので、地元の方は足を運んでみてはいかがでしょうか。
→阿蘇くまもと空港アクセス鉄道に関する住民説明会の開催について(熊本県公式サイト)
今回のコラムはこれにて〆ます。長々失礼しました。
2025年03月28日
[特集]地方空港から海外へ23
特集 さあ、地方空港から海外へ!
■■■■■■■祝!日本!■■■■■■■
■■■■ついにコロナ禍脱出へ!■■■■
■■全空港の国際線定期便再開決定!■■
■■■■ついにコロナ禍脱出へ!■■■■
■■全空港の国際線定期便再開決定!■■
23.熊本空港(阿蘇くまもと空港)
コロナ禍後に国際線が大発展しているのが熊本空港(阿蘇くまもと空港)。
令和5年にターミナルが新しくなり、国際線が一気に増えました。地方空港では珍しく、ソウル便は何とトリプルトラック化しています。
国際線が毎日多数発着している熊本から世界へ飛んでみては。
2025年3月28日現在、熊本には7社5路線週43往復の国際線が就航しています。
→熊本空港(阿蘇くまもと空港)カテゴリ
■熊本空港(阿蘇くまもと空港) 公式サイトの国際線関係ページ︰
(公式 一覧時刻表)https://www.kumamoto-airport.co.jp/timetable-int/
(公式 特設ページ)https://oshitabi-kumamoto.com/
■熊本空港(阿蘇くまもと空港) 国際線就航路線︰
[韓国]ソウル ICN(仁川) TWB週7往復
[韓国]ソウル ICN(仁川) AAR週3往復
[韓国]ソウル ICN(仁川) KAL週7往復
[韓国]プサン ESR週7往復
[香港]香港 CRK週4往復
[台湾]台北 TPE(桃園) SJX週7往復
[台湾]台北 TPE(桃園) CAL週5往復
[台湾]高雄 CAL週3往復
■熊本空港(阿蘇くまもと空港) 本邦航空会社国際線︰
・コロナ禍前︰運航無し
・コロナ禍後︰運航無し
■熊本空港(阿蘇くまもと空港) コロナ禍以降の国際線就航変遷︰
※令和07年02月03日:CAL高雄 再開
※令和06年12月19日:ESRプサン 就航
※令和06年11月24日:KALソウル仁川 就航
※令和06年11月07日:AARソウル仁川 就航
※令和06年03月31日:HKE香港 運休(3/29最終運航)
※令和05年12月02日:CRK香港 就航
※令和05年11月01日:HKE香港 再開
※令和05年09月18日:CAL台北桃園 就航
※令和05年09月01日:SJX台北桃園 就航
※令和05年03月23日:TWBソウル 国際線旅客ターミナルビル発着から新旅客ターミナルビル発着に変更
※令和05年01月05日:[国際線定期便運航再開]TWBソウル仁川 就航
※令和02年03月11日:[国際線定期便全便欠航]HKE香港 長期欠航
※令和02年02月28日:CAL(JAL)高雄 長期欠航
2025年03月01日
熊本_3月バス便時刻変更
■熊本空港(阿蘇くまもと空港) アクセスバス便時刻変更(2025年3月)
03/01
◎神園交通 すーぱーばんぺいゆ号 熊本空港5番-神園交通外港車庫-くまモンポート前(空港発0・空港行0→3・4)
◎神園交通 すーぱーばんぺいゆ号 運転免許センター→熊本空港5番→神園交通外港車庫→くまモンポート前(空港発0・空港行0→1・0)
03月01日︰
八代方面︰一部便がくまモンポート前まで延伸します。新たな途中停留所は無し。くまモンポート前まで約1時間23分2,300円。
■【プレスリリース】エアポートライナー「すーぱーばんぺいゆ号」がくまモンポート八代まで延伸(神園交通公式サイト)
https://k-2121.jp/news/609/
03/01
◎神園交通 すーぱーばんぺいゆ号 熊本空港5番-神園交通外港車庫-くまモンポート前(空港発0・空港行0→3・4)
◎神園交通 すーぱーばんぺいゆ号 運転免許センター→熊本空港5番→神園交通外港車庫→くまモンポート前(空港発0・空港行0→1・0)
03月01日︰
八代方面︰一部便がくまモンポート前まで延伸します。新たな途中停留所は無し。くまモンポート前まで約1時間23分2,300円。
■【プレスリリース】エアポートライナー「すーぱーばんぺいゆ号」がくまモンポート八代まで延伸(神園交通公式サイト)
https://k-2121.jp/news/609/
2024年12月20日
熊本_施設利用料値上げへ
■熊本空港(阿蘇くまもと空港) 旅客取扱施設利用料を値上げへ
熊本空港(阿蘇くまもと空港)の運営を受託している熊本国際空港は20日、来年3月30日発券分から旅客取扱施設利用料(PSFC)を変更すると発表しました。
変更後の金額(消費税込)は、
・国際線出発旅客 大人 1,900円/人
・国際線出発旅客 小人 950円/人
・国内線出発旅客・到着旅客 大人 320円/人
・国内線出発旅客・到着旅客 小人 160円/人
にするとしています。
国際線のPSFCは、現行(大人700円・小人350円)から3倍近い大幅値上げとなります。
変更は2025年3月30日発券分からで、2025年3月29日までに発券の航空券は旧料金が適用となります。
現行どおり、航空券代に含ませるオンチケット方式での徴収となるとしています。
同日、国土交通省(国交省)が旅客取扱施設利用料の上限認可申請を認可しています。
※料金額などの正確な情報は、必ず公式サイトでご確認ください。
■旅客取扱施設利用料(PSFC)の改定について(熊本国際空港公式サイト)
https://www.kumamoto-airport.co.jp/info/%e6%97%85%e5%ae%a2%e5%8f%96%e6%89%b1%e6%96%bd%e8%a8%ad%e5%88%a9%e7%94%a8%e6%96%99%ef%bc%88psfc%ef%bc%89%e3%81%ae%e6%94%b9%e5%ae%9a%e3%81%ab%e3%81%a4%e3%81%84%e3%81%a6/
■熊本国際空港(株)の旅客取扱施設利用料の上限認可について(国交省公式サイト)
https://www.mlit.go.jp/report/press/kouku05_hh_000223.html
熊本空港(阿蘇くまもと空港)の運営を受託している熊本国際空港は20日、来年3月30日発券分から旅客取扱施設利用料(PSFC)を変更すると発表しました。
変更後の金額(消費税込)は、
・国際線出発旅客 大人 1,900円/人
・国際線出発旅客 小人 950円/人
・国内線出発旅客・到着旅客 大人 320円/人
・国内線出発旅客・到着旅客 小人 160円/人
にするとしています。
国際線のPSFCは、現行(大人700円・小人350円)から3倍近い大幅値上げとなります。
変更は2025年3月30日発券分からで、2025年3月29日までに発券の航空券は旧料金が適用となります。
現行どおり、航空券代に含ませるオンチケット方式での徴収となるとしています。
同日、国土交通省(国交省)が旅客取扱施設利用料の上限認可申請を認可しています。
※料金額などの正確な情報は、必ず公式サイトでご確認ください。
■旅客取扱施設利用料(PSFC)の改定について(熊本国際空港公式サイト)
https://www.kumamoto-airport.co.jp/info/%e6%97%85%e5%ae%a2%e5%8f%96%e6%89%b1%e6%96%bd%e8%a8%ad%e5%88%a9%e7%94%a8%e6%96%99%ef%bc%88psfc%ef%bc%89%e3%81%ae%e6%94%b9%e5%ae%9a%e3%81%ab%e3%81%a4%e3%81%84%e3%81%a6/
■熊本国際空港(株)の旅客取扱施設利用料の上限認可について(国交省公式サイト)
https://www.mlit.go.jp/report/press/kouku05_hh_000223.html
ラベル:熊本空港
2024年12月04日
熊本_20日に新駐車場開業へ
■熊本空港(阿蘇くまもと空港) 20日に新駐車場を開業へ
熊本国際空港は3日、12月20日午後2時に新駐車場(P2)を開業すると発表しました。
新駐車場は、現在のP1とP3の間に整備する平面駐車場。24時間営業で218台収容発表されました。
新しいP2オープンに先立ち、12月10日に現在のP2をP4に名称変更するとしています。
また、2日、国際線定期便利用者を対象にした駐車場無料化事業を来年1月14日をもって終了することも発表されました。国際線定期便利用の際に駐車場サービス券(上限8,000円)の配布が終了します。
「駐車場の利用客増加に伴う空港内駐車場の混雑緩和と持続可能な公共交通機関との連携促進を目指す」としており、駐車場の混雑対策が進められているようです。
■新駐車場がオープンします(熊本国際空港公式サイト)
https://www.kumamoto-airport.co.jp/info/%e6%96%b0%e9%a7%90%e8%bb%8a%e5%a0%b4%e3%81%8c%e3%82%aa%e3%83%bc%e3%83%97%e3%83%b3%e3%81%97%e3%81%be%e3%81%99/
■阿蘇くまもと空港内駐車場無料化事業の終了について(熊本国際空港公式サイト)
https://www.kumamoto-airport.co.jp/info/%e9%98%bf%e8%98%87%e3%81%8f%e3%81%be%e3%82%82%e3%81%a8%e7%a9%ba%e6%b8%af%e5%86%85%e9%a7%90%e8%bb%8a%e5%a0%b4%e7%84%a1%e6%96%99%e5%8c%96%e4%ba%8b%e6%a5%ad%e3%81%ae%e7%b5%82%e4%ba%86%e3%81%ab%e3%81%a4/
熊本国際空港は3日、12月20日午後2時に新駐車場(P2)を開業すると発表しました。
新駐車場は、現在のP1とP3の間に整備する平面駐車場。24時間営業で218台収容発表されました。
新しいP2オープンに先立ち、12月10日に現在のP2をP4に名称変更するとしています。
また、2日、国際線定期便利用者を対象にした駐車場無料化事業を来年1月14日をもって終了することも発表されました。国際線定期便利用の際に駐車場サービス券(上限8,000円)の配布が終了します。
「駐車場の利用客増加に伴う空港内駐車場の混雑緩和と持続可能な公共交通機関との連携促進を目指す」としており、駐車場の混雑対策が進められているようです。
■新駐車場がオープンします(熊本国際空港公式サイト)
https://www.kumamoto-airport.co.jp/info/%e6%96%b0%e9%a7%90%e8%bb%8a%e5%a0%b4%e3%81%8c%e3%82%aa%e3%83%bc%e3%83%97%e3%83%b3%e3%81%97%e3%81%be%e3%81%99/
■阿蘇くまもと空港内駐車場無料化事業の終了について(熊本国際空港公式サイト)
https://www.kumamoto-airport.co.jp/info/%e9%98%bf%e8%98%87%e3%81%8f%e3%81%be%e3%82%82%e3%81%a8%e7%a9%ba%e6%b8%af%e5%86%85%e9%a7%90%e8%bb%8a%e5%a0%b4%e7%84%a1%e6%96%99%e5%8c%96%e4%ba%8b%e6%a5%ad%e3%81%ae%e7%b5%82%e4%ba%86%e3%81%ab%e3%81%a4/
ラベル:熊本空港
2024年11月22日
熊本_台北桃園と連携協定締結
■熊本空港(阿蘇くまもと空港) 台北の桃園国際空港と連携協定締結
熊本空港の運営を受託している熊本国際空港は15日、同日に台湾の桃園国際空港公司との間で連携協定を締結したと発表しました。
熊本空港が連携協定を締結したのは、台湾の桃園国際空港。両空港間の関係を強化する協定で、「熊本と台湾のさらなる交流を促し、阿蘇くまもと空港と桃園国際空港の国際線ネットワーク強化を図ること」を目的とするとしています。
熊本は、台湾の世界的半導体メーカーTSMCの工場が進出したことで、台湾との往来が急増しています。
熊本-台湾間は、コロナ禍前は、高雄線が週3往復を細々と運航していただけでしたが、高雄線が復便しないうちに昨年9月にスターラックス航空(SJX)とチャイナエアライン(CAL)が相次いで桃園線を就航。11月15日現在、熊本-桃園線が週12往復(CAL週5往復、SJX週7往復)運航されています。SJXは地方空港では珍しく大型機材での運航で、その往来が注目されています。
■桃園国際空港と連携協定を締結しました(熊本国際空港公式サイト)
https://www.kumamoto-airport.co.jp/info/%e6%a1%83%e5%9c%92%e5%9b%bd%e9%9a%9b%e7%a9%ba%e6%b8%af%e3%81%a8%e9%80%a3%e6%90%ba%e5%8d%94%e5%ae%9a%e3%82%92%e7%b7%a0%e7%b5%90%e3%81%97%e3%81%be%e3%81%97%e3%81%9f/
熊本空港の運営を受託している熊本国際空港は15日、同日に台湾の桃園国際空港公司との間で連携協定を締結したと発表しました。
熊本空港が連携協定を締結したのは、台湾の桃園国際空港。両空港間の関係を強化する協定で、「熊本と台湾のさらなる交流を促し、阿蘇くまもと空港と桃園国際空港の国際線ネットワーク強化を図ること」を目的とするとしています。
熊本は、台湾の世界的半導体メーカーTSMCの工場が進出したことで、台湾との往来が急増しています。
熊本-台湾間は、コロナ禍前は、高雄線が週3往復を細々と運航していただけでしたが、高雄線が復便しないうちに昨年9月にスターラックス航空(SJX)とチャイナエアライン(CAL)が相次いで桃園線を就航。11月15日現在、熊本-桃園線が週12往復(CAL週5往復、SJX週7往復)運航されています。SJXは地方空港では珍しく大型機材での運航で、その往来が注目されています。
■桃園国際空港と連携協定を締結しました(熊本国際空港公式サイト)
https://www.kumamoto-airport.co.jp/info/%e6%a1%83%e5%9c%92%e5%9b%bd%e9%9a%9b%e7%a9%ba%e6%b8%af%e3%81%a8%e9%80%a3%e6%90%ba%e5%8d%94%e5%ae%9a%e3%82%92%e7%b7%a0%e7%b5%90%e3%81%97%e3%81%be%e3%81%97%e3%81%9f/
