2024年12月10日

多良間_空港概要

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日本空港情報館
多良間空港(かりゆす多良間空港)

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多良間空港(かりゆす多良間空港)

■飛行場の概要
沖縄県宮古郡多良間村にある地方管理空港(旧第3種空港)。宮古島と石垣島の間の東シナ海に浮かぶ多良間島の空の玄関です。
平成15年、旧空港から移転する形で1500m化した新空港として開港しました。空港建設による濁水流出防止のため、伐採した樹木をチップ材として敷き詰め、赤土濾過材として活用するなど、周辺環境のことも考えた空港になっています。
令和6年12月10日現在、国内線のみの運航で、琉球エアコミューターにより定期便1路線、第一航空により定期チャーター便1路線が運航されています。(第一航空は定期点検に伴う期間運休有り)


■飛行場種別:地方管理空港(旧第3種空港)
■設置管理者:(設置)沖縄県(管理委託先)多良間村
■滑走路延長:1500m
■空港コード:TRA/RORT
■旅客ビル管理者:(設置)沖縄県(管理委託先)多良間村


■施設の見どころ:◎◎=== 小規模/施設はコンパクト。赤瓦屋根や琉球石灰岩を使った沖縄風なターミナルで、館内のエレベータは多良間村初の設備。
■見学者への対応:◎==== ターミナルパンフ 無/空港案内所 無/展望デッキ 無料/ファン向け展示 無
■売店の充実度:◎==== 売店1店・飲食店1店/多良間島全域の土産が手に入るようですが午後は閉店。
■アクセスの状況:◎==== 鉄道 無(島内に無)/バス 有(村中心部との間を結ぶ有償運送バス)/島一周は自転車で3時間ほど


※就航路線は令和6年12月10日、そのほかの情報は特記以外平成21年1月現在のものです。
01.jpg旅客ターミナルの特徴
(写真は平成21年1月撮影)
開港に合わせて完成した新しいターミナルビルです。
地上2階建(一部3階)。駐機方式はフロンタル方式、動線方式は1層方式です。3階(屋上)に送迎デッキがある以外は、ほぼすべての旅客施設が1階にあります。2階は事務スペースです。ボーディングブリッジはなく、全便地上搭乗になります。
沖縄でよく見られる赤瓦屋根、琉球石灰岩の宮古トラバーチンを使うなど、沖縄風な外観のターミナルです。多良間村で最新設備を備えた建物で、館内のエレベータは多良間村初の設備です。
令和3年11月に拡張されています。
サインは少ないですが、紺地に白文字(出発関係は緑文字、到着関係は黄文字)のもので統一されています。
02.jpgターミナル前面
(写真は平成21年1月撮影)
赤瓦の屋根が張り出したターミナル前面です。出入口は1か所です。
吊サインはなく、出発、到着とも壁面に赤文字で表記されています。
ターミナル前からは、航空便に合わせて有償運送バスが村中心部へ運行しています。(航空便に合わせた運行、村中心部内であれば希望の場所まで送迎。トップの写真に写っている赤白のマイクロバスがこのバス。)
03.jpgロビー
(写真は平成21年1月撮影)
ランド側は全面がロビーとなっており、2階までの吹抜になっています。ランド側から見て左から出発口、チェックインカウンタ、到着口が並びます。ランド側から見て右側にある中庭に面して大きな窓があり、明るく開放的な雰囲気になっています。
04.jpgチェックインカウンタ
(写真は平成21年1月撮影)
1階中央に設置されています。RACのカウンタです。
カウンタ後方に発着便の案内板が掲示されています。
05.jpg出発口
(写真は平成21年1月撮影)
1階チェックインカウンタ脇に設置されています。入口は1か所です。
搭乗案内掲示はありません。
06.jpg搭乗待合室
(写真は平成21年1月撮影)
搭乗改札は1か所です。売店などはありません。
待合室には椅子が所狭しと並べられています。
07.jpg手荷物受取所
(写真は平成21年1月撮影、拡張前)
1階エプロン側に手荷物受取所があります。
元々ターンテーブルはなく、台で直接手渡す方法でしたが、令和3年11月に拡張しターンテーブルが設置されています。

※令和03年11月11日:手荷物受取場 拡張(ターンテーブル使用開始)
08.jpg到着口
(写真は平成21年1月撮影)
1階ランド側から見て右側に設置されています。出口は1口です。
到着案内掲示はありません。
到着ロビーは、出発ロビーと完全に一体化しています。
09.jpg売店・飲食店
(写真は平成21年1月撮影)
1階ロビーに売店1店(多良間島特産品直売店)と飲食店1店があります。
多良間島の特産品がまとまっています。ただ、訪れた日は午前(午前便運航時)は開店していましたが、午後(午後便運航時)は閉店しており、利用できませんでした。
(ショッピングバックのデザインは不明)
10.jpg送迎デッキ
(写真は平成21年1月撮影)
3階に屋上があり、送迎デッキになっています。入場無料。屋根はついていません。利用者が鍵の開け閉めする管理になっています。
柵はなく、非常に見やすい環境。エプロン側だけでなく、ランド側も眺めることができます。
11.jpg送迎デッキからのながめ
(写真は平成21年1月撮影)
ターミナルは滑走路の東側に設置されており、エプロン側正面には滑走路の向こうに琉球松の群生地が広がります。午前中順光条件です。
ターミナルビルは滑走路のちょうど中央付近に設置されており、飛行機が離陸する瞬間はやや斜め気味の撮影になることが多いようです。
ランド側では多良間島の様子を眺められます。空港周囲は、琉球松の群生地と牧場が混在しています。
12.jpg陸上アクセス施設(駐車場)
(写真は平成21年1月撮影)
ターミナルの前に無料駐車場があります。
空港内及び空港周辺にレンタカー各社はありません。

13.jpg周辺見所施設(旧空港)
(写真は平成21年1月撮影)
多良間島の西側にある現空港に対し、東側に旧空港があります。現在の空港からは車で5分ほどの距離にあります。
旧空港は、昭和46年緊急着陸用飛行場として開場した800m滑走路の空港で、現在の空港に移るまでの平成15年まで利用されていました。小型機しか就航できず欠航が多かったことから現空港に移り、現在は廃港されていますが、旅客ターミナルや滑走路はそのまま残されています。ターミナルビルは地上1階建、駐機方式はオープンエプロン方式、動線方式は1層方式でした。
旧空港前の道路は、島内でも珍しいデイゴ並木のトンネルになっています。
平成22年8月に沖縄電力の太陽光発電実証研究設備になりました。
TRA015.jpg周辺見所施設(旧空港出発ロビー)
(写真は平成21年1月撮影)
旅客ターミナルは完全に閉館されていますが、外周の窓ガラスから中の様子をうかがうことができ、ロビーのほか、事務室であったところものぞけます。
写真は出発ロビー内の様子。カウンタ裏の黒板には「新空港供用開始まであと__」といった文字、南西航空のマークの入った看板などが見られます。イスなどもそのまま残されており、ちょっと掃除をすればすぐ利用を再開できそうな雰囲気です。
16.jpg周辺見所施設(旧空港事務室の新聞切り抜き)
(写真は平成21年1月撮影)
ガラス越しに外から丸見えだった旧空港ターミナル内の事務室と見られる場所に貼られていた新聞の切り抜きです。
「迷惑”カラ予約” 毎日、空席ゼロ続く」と題されたこの切り抜きを読んでいくと「(前略)琉球エアーコミューター(RAC)の宮古−多良間便で予約しても搭乗しない「カラ予約」が慢性化している。毎日のように空席ゼロが続いており、生活路線だけに予約の取れない住民から苦情も。搭乗率の上がらない航空会社も「マナーの改善を」と呼びかけている。(以下略)」と、搭乗率が上がらず赤字になってしまう離島空港の現実が記事になっています。
当時は9人乗りのアイランダーBN2Bが就航。提供座席数が少ないことに加え、飛行機は取消手数料等がとられないことから、予約をするだけで乗らない利用者が多かったようです。
18.jpg周辺見所施設(旧空港駐車場)
(写真は平成21年1月撮影)
旧空港旅客ターミナル前に駐車場跡地があり、そのままになっています。

■就航路線(国内線)
  ANA   AJX   APJ   SFJ   ADO   SNA   ORC  
  JAL   TZP   JTA   JJP   SJO   RAC   AMX  
  IBX   FDA   SKY   TOK   NCA   NJA   DAK   TAL   EXC  
就航先運航会社
( )内は共同運航による運航会社
宮古RAC
新石垣(南ぬ島石垣)(一時運休中)
*d0:特定曜日のみの運航
*d1:DAKによる定期的乗合便(定期チャーター便)

就航路線変遷(平成21年04月01日以降)
※令和06年09月28日:DAK*d0*d1新石垣 再開(9/28〜10/4は台風のため欠航)
※令和06年08月16日:DAK*d0*d1新石垣 欠航(機体整備)
※令和06年02月22日:DAK*d0*d1新石垣 就航

(定期点検に伴う一時運休)
・DAK*d0*d1新石垣
 R06年 02/27-03/31・05/20-06/02・06/30-08/04・10/15-11/03・12/10-

■空港所在地
空港所在地(Googleマップ)
■多良間空港(かりゆす多良間空港)についてもっと詳しく調べたい方のリンク集
多良間空港(Wikipedia)◎(フリー百科事典ウィキペディアサイト内)
※「情報交通ホットライン」は日本の空港を紹介する私設サイトです。
※多良間空港(かりゆす多良間空港)の公式サイトではありません。

開設月日 2009.03.29
初調査日 2009.01.12
前調査日 2009.01.12
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2024年01月19日

多良間_新石垣線式典開催へ

■多良間空港(かりゆす多良間空港) 新石垣線新規就航でセレモニー開催へ

多良間村は19日、22日に多良間空港で多良間・石垣路線運航開始に伴うセレモニーを実施すると発表しました。

セレモニーは、第一航空の多良間-新石垣線(定期チャーター便)運航開始にあわせて行われるもの。第1便が就航する22日午後2時55分〜午後3時15分に多良間空港で行うとしています。

多良間から新石垣発着の定期的運航便は初めて。
石垣島との定期的運航は、2006年(平成18年)に琉球エアーコミューターが石垣線(当時は旧石垣空港発着)定期便を運休して以来実に17年ぶりとなります。

航空系報道機関ですら全く記事になっていませんが、航空券は、10日午前9時から既に販売開始されています。

長年待った復活まであと3日です!

多良間・石垣路線運航開始に伴うセレモニー(多良間村公式サイト)
https://www.vill.tarama.okinawa.jp/event/4404/

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2013年10月13日

多良間_FFC石垣線検討

■多良間空港 FFCが新石垣線再開検討

第一航空(FFC)は9日、社長らが多良間村長を表敬訪問し、多良間-新石垣線の再開について話が出た模様です。

宮古毎日新聞によれば、「多良間−石垣線を2015年10月をめどに運航させる計画を示した」と報道されており、2年後に航路復活が期待されます。
機材は、FFCが那覇-粟国線などで使用しているアイランダーだけでなく、「9人乗りと19人乗りを併用する予定」(同じく宮古毎日新聞)とのこと。FFCは19人乗りの機材を保有していないことから、3日に行われた沖縄県議会でも、機材購入に1年半かかることが明らかにされており、就航まで2年もかかってしまうようです。

沖縄県とFFCでは多良間-新石垣線に加え、日本最南国内線航路の新石垣-波照間線の再開も検討中。今月下旬には、県や関係市町村、FFCなどで構成する航空路線再開検討協議会を立ち上げ、航路再開に向けた検討を進めていく予定です。

多良間-石垣線(当時は旧石垣空港発着)は平成18年に琉球エアーコミューターが運休しています。多良間島は宮古諸島に含まれるものの、石垣島との行き来も多く、再開への期待が高まっています。

再来年10月めどに運航/多良間−石垣線(宮古毎日新聞公式サイト)
http://www.miyakomainichi.com/2013/10/55356/

多良間─石垣航空路線15年にも再開へ、県議会(宮古新報公式サイト)
http://miyakoshinpo.com/news.cgi?no=8964
posted by johokotu at 08:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 多良間空港(かりゆす多良間空港) | 更新情報をチェックする